JP6524458B1 - アイラッシュカーラー - Google Patents

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Abstract

【課題】屈折部を形成することなく、滑らかにまつ毛を湾曲させることができるアイラッシュカーラーを提供する。【解決手段】まつ毛曲げプレート7と、まつ毛曲げプレートと咬合する受け部材14と、を有するアイラッシュカーラー1であって、まつ毛曲げプレート7の下端部に設けられた湾曲部10と、まつ毛曲げプレート7または受け部材14の少なくとも一方に設けられ、まつ毛曲げプレート7と受け部材14が咬合するときにまつ毛曲げプレート7の下端部を外方にガイドするガイド19と、を有するように構成した。【選択図】図1

Description

本発明は、アイラッシュカーラーに関する。
一般に、まつ毛を挟んで上向きに反らせる化粧具として、アイラッシュカーラーが広く使用されている。
人は、人の顔のうち、まつ毛の先端までを目として認識する習性があると言われている。まつ毛がカールして目の中心から外側に広がっていれば、人の顔を正面から見たときに、目を大きく感じる効果があると言われている。また、側面から見たときに、まつ毛が上向きに湾曲していると、目が美しく見えると言われている。このため、多くの女性が化粧具の一つとして、アイラッシュカーラーを用いている。
アイラッシュカーラーは、金属の板とゴム(シリコン)等の弾性体で上まつ毛の根元をはさみ、まつ毛を上に反らせるようにする構造のものが多い。金属板が弾性体の内部に食い込むことによって、挟まれたまつ毛に反った形状の癖がつくようになっている。
特許文献1には、円弧状に湾曲した帯状の金属板(まつげ挟持プレート)に、滑り防止用の突部を有する滑り抑制部材ゴムを設けることで、瞼を十分に押し上げ、まつ毛をより前方に押し出すことができるアイラッシュカーラーが開示されている。
また、特許文献2には、まつ毛を乗せる弾性体の内部に切れ目のある天井部で覆われている空洞部を設け、プレートでまつ毛を挟んで圧力を加えると、まつ毛がプレートと弾性体の空洞を覆う切れ目のある天井部に挟まれた状態で空洞内部に深く入りこみ、まつ毛が強く曲げられる事を特徴とするアイラッシュカーラーが開示されている。
特開2007−300971号公報 実用新案登録第3190839号
しかしながら、上記特許文献1,2を含めて、従来のアイラッシュカーラーは、まつ毛により癖をつけるため、まつ毛を曲げる金属板が薄い形状からなっている。薄い形状の金属板が、まつ毛を挟んで弾性体の内部に押し込むため、まつ毛に折れたような屈折部が付いていた。横から見たときに、まつ毛が屈折した形に曲げられており、不自然であった。また、まつ毛の一部に力が集中するため、まつ毛に大きな負荷がかかり、切れやすくなる懸念があった。
また、まつ毛により癖をつけるために、弾性体側に、例えば特許文献2のように、溝状の凹部を設けることが考えられる。しかし、まつ毛が溝状の凹部に深く入りこみ過ぎるため、さらにまつ毛に負荷がかかる懸念があった。また、溝状の凹部は、アイメークに使用したアイシャドウやマスカラの粉や残骸が入りこむため、衛生的に問題があった。
本発明は、上記の問題を鑑みてなされたものであり、屈折部を形成することなく、滑らかにまつ毛を湾曲させることができるアイラッシュカーラーを提供することにある。
上述した課題を解決するために、本発明のアイラッシュカーラーは、
まつ毛曲げプレートと、前記まつ毛曲げプレートと咬合する受け部材とを有するアイラッシュカーラーであって、前記まつ毛曲げプレートの下端部に設けられた湾曲部と、前記まつ毛曲げプレートまたは前記受け部材の少なくとも一方に設けられ、前記まつ毛曲げプレートと前記受け部材が咬合するときに前記まつ毛曲げプレートの下端部を外方にガイドするガイドと、を有することを特徴とする。
前記湾曲部は、前記まつ毛曲げプレートの長さ方向と直交する断面の外周が、概略渦巻状に連結された複数の直線を弦として、外方に弧を設けて滑らかに接続した曲線になっていてもよい。
前記ガイドは、前記受け部材の内壁の上端部に設けられ、前記まつ毛曲げプレートの下端部と摺接する傾斜面を有していてもよい。
前記ガイドは、前記受け部材の内壁の上端部に設けられた第一部材と、前記まつ毛曲げプレートに設けられ、前記第一部材と摺接して、前記まつ毛曲げプレートの下端部を外方にガイドする第二部材とを有していてもよい。
前記ガイドは、まつ毛を分散整列させるまつ毛ガイドを構成していてもよい。
前記受け部材は、下部外方に湾曲コーナー部を有していてもよい。
前記受け部材は、前記まつ毛曲げプレートの下端部の押圧力の作用線とずれた位置に、線状突起を有していてもよい。
本発明によれば、まつ毛に屈折部を形成することなく、滑らかにまつ毛を湾曲させることができ、衛生的でまつ毛に過度な負担がかからないアイラッシュカーラーを提供することができる。
本発明の一実施形態によるアイラッシュカーラーの斜視図である。 本発明の一実施形態によるアイラッシュカーラーの一部を正面視した斜視図である。 本発明の一実施形態によるアイラッシュカーラーの一部断面図である。 本発明の一実施形態によるアイラッシュカーラーの一部断面図である。 本発明の一実施形態によるまつ毛曲げプレートの下端部の湾曲部の横断面図である。 本発明の一実施形態によるアイラッシュカーラーの一部断面図である。 本発明の一実施形態によるアイラッシュカーラーの一部を拡大して示した斜視図である。 本発明の一実施形態によるアイラッシュカーラーの一部断面図である。 本発明の一実施形態によるアイラッシュカーラーの一部断面図である。 本発明の一実施形態によるアイラッシュカーラーの一部断面図である。
以下に本発明の実施形態を、図面を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施形態によるアイラッシュカーラーの全体を示した斜視図である。
図1に示すように、本実施形態のアイラッシュカーラー1は、連結軸2によって連結された一対のハンドル3,4(支持側ハンドル3,操作側ハンドル4)を有している。ハンドル3,4は、鋏のハンドル部分ように互いに交差し、回動可能になっている。支持側ハンドル3は、使用時には所定位置に保持し、操作側ハンドル4を回動させてまつ毛を挟むようにする。
支持側ハンドル3の連結軸2の上部は二股に別れ、それぞれフレーム支柱5,6になっている。フレーム支柱5,6は、その先端部でまつ毛曲げプレート7の両端部を支持している。まつ毛曲げプレート7は、帯状の金属板からなり、瞼に沿うように、湾曲して曲面に形成されている。なお、本明細書等においては、アイラッシュカーラー1の使用状態で使用者の顔に近い方を「内」と言い、使用者の顔から遠い方を「外」と言うものとする。また、アイラッシュカーラー1の使用状態で低い方を「下」と言い、高い方を「上」と言うものとする。
フレーム支柱5,6は上端部で、係合部8,9によってまつ毛曲げプレート7を支持している。係合部8,9は、まつ毛曲げプレート7の上下動を制限するが、下端部がわずかに外側に移動できるように、わずかな遊びを有している。
まつ毛曲げプレート7の下縁部は、まつ毛を挟んで曲げる作用部分になっている。本実施形態では、まつ毛曲げプレート7の下縁部に湾曲部10が設けられている。湾曲部10は、まつ毛曲げプレート7の長さ方向と直交する断面で見た場合に、下方及び外方に凸な湾曲面部分を有している。
操作側ハンドル4の連結軸2の上部は、回転軸11を介して、押圧子12,13に回動可能に連結している。押圧子12,13は、それぞれ棒状部材からなり、その上端部は受け部材14の下面に接続している。すなわち、操作側ハンドル4の回動によって押圧子12,13が上下動し、受け部材14を押すことができるようになっている。
受け部材14は、平面視でまつ毛曲げプレート7の下縁部と整合する湾曲形状を有している。受け部材14は、内部に弾性体15を保持することができる凹部16を有している。まつ毛曲げプレート7は、受け部材14との咬合時に、下縁部が弾性体15を押圧しながら受け部材14の凹部16の内部に入り込むようになっている。
受け部材14の長さ方向の両端部は、フレーム支柱5,6とスライド可能なスライド部17,18になっている。スライド部17,18は、本実施形態では、フレーム支柱5,6に遊嵌するリングになっているが、スライド可能であれば、任意の公知の構造とすることができる。スライド部17,18を有することにより、操作側ハンドル4を閉じることにより、操作側ハンドル4と回転軸11と押圧子12,13を介して、受け部材14を押し上げることができる。ハンドル3,4を強く握ることにより、まつ毛曲げプレート7の下縁部が受け部材14に収容保持された弾性体15を強く圧迫することができる。
本実施形態のアイラッシュカーラー1は、受け部材14の内壁の上端部に、複数のガイド19を有している。ガイド19について、図2の説明でさらに明らかになる。
図2は、アイラッシュカーラー1のまつ毛曲げプレート7と受け部材14を内側から見た正面図を示している。
図2に示すように、本実施形態のアイラッシュカーラー1の上部分は、左右一対のフレーム支柱5,6によって支持されたまつ毛曲げプレート7と、スライド部17,18によって上下にスライド可能に取り付けられた受け部材14とを有している。
まつ毛曲げプレート7と受け部材14は、瞼に沿うよう湾曲している。
受け部材14は、内壁20と外壁21と底壁(不図示)を有し、内部に凹部16を有している。凹部16の内部に弾性体15が収容されている。まつ毛曲げプレート7は、好ましくは断面U字形の金具を枠として、その内側に弾性体15を収容するようにする。弾性体15としては、たとえば、10〜30度の硬度を有するエラストマー、シリコン、ゴム等が適合する。
なお、ここで硬度とは、測定機が簡便であることから一般に広く普及している「デュロメーター硬さ」のことである。「デュロメーター硬さ」は、測定する対象の表面に鋭利ではない針(押針、インデンタ)を押し込んで、その変形量を測定し数値化する方法であり、針を押し込む力としてスプリングを用いている。中硬さ用にはタイプA、低硬さ用にタイプEが規格化されている。
アイラッシュカーラー1を使用する際には、まず、まつ毛曲げプレート7を瞼に当て、まつ毛曲げプレート7と受け部材14の間にある隙間(咬合部)に上まつ毛を位置させる。この状態でハンドル3,4を閉じることにより、押圧子12,13が上方向に移動する。それに伴って、受け部材14が上方向にスライドし、まつ毛曲げプレート7の下縁部と受け部材14に収容保持された弾性体15の間でまつ毛を挟む。さらにハンドル3,4を強く握ることにより、まつ毛曲げプレート7の下縁部がまつ毛とともに受け部材14の凹部16に入り込み、まつ毛を強く圧迫する。
受け部材14の内壁の上端部には、複数のガイド19が設けられている。これらのガイド19は、まつ毛を咬合部に挿入する際に、まつ毛を扇状に分散させ、向きを整列させ、かつ、各ガイド19の間に一定の本数のまつ毛が入るように、まつ毛をガイドするまつ毛ガイドになっている。ガイド19のまつ毛ガイド機能により、まつ毛を挿入しやすくなり、まつ毛の向きが揃い、まつ毛の重なりを防止する効果を有する。
なお、各ガイド19は、内側(まつ毛を入れる側)または上端を幅狭く形成し、まつ毛を分けやすくするようになっていても良い。
図3は、アイラッシュカーラー1の一部の断面を示している。
図3において、符号7は、まつ毛曲げプレートを示し、矢印Fは受け部材14に対してまつ毛曲げプレート7が相対的に動く方向(咬合状態に向かう時の方向)を示している。まつ毛曲げプレート7の下部先端には、湾曲部10が設けられている。
受け部材14は、内壁20と外壁21と底壁22を有し、上部は開放し、内部に凹部16を形成している。凹部16の内部は弾性体15を収容する空間になっている。外壁21は内壁20に比して高くなっているのが好ましい。また、弾性体15の上面は、外側が相対的に高くなるように全体としてなだらかに傾斜し、中央部分は凹になっているのが好ましい。これは、まつ毛が自然に上方にカーブしていることと、外壁21からの圧力でまつ毛を湾曲させるときに、湾曲部を長くするためである。
ガイド19は、内壁20の上端部に固定され、外方に傾斜している傾斜面23を有している。ガイド19の内側と頂部は、まつ毛24を分散させ易いように、まつ毛の進入部分が幅広く形成されているのが好ましい。
ガイド19は、まつ毛曲げプレート7がF方向に相対的に下りてきたときに、まつ毛曲げプレート7の下端部が傾斜面23と当接して摺動する位置に設けられている。
使用に際しては、まつ毛24をガイド19の間に挿入し、曲げようとする部分がまつ毛曲げプレート7の下に位置するまで進入させる。通常は、まつ毛24を根元の部分まで挿入する。ガイド19のまつ毛ガイドとしての作用により、まつ毛24は扇状に広がり、各ガイド19の間の隙間に所定の本数ずつのまつ毛24が挿入される。しかる後に、図示しないハンドル3,4を操作し、まつ毛曲げプレート7をF方向に移動させ、まつ毛24を挟むようにする。
図4は、まつ毛24が曲げられるときの状態を説明的に示している。
まつ毛曲げプレート7をF方向に移動させると、まつ毛曲げプレート7の下端部が、ガイド19の傾斜面23に当接し、傾斜面23に沿って下方(F方向)及び外方の合成された方向(S方向)に摺動する。まつ毛曲げプレート7の移動を続けると、まつ毛曲げプレート7の下端部は、受け部材14の凹部16に一部入り込んで咬合状態になり、まつ毛曲げプレート7の下端部と弾性体15でまつ毛24を挟んで、下方と外方(F’方向)にまつ毛24を押す。このとき、図示しない係合部8,9はまつ毛曲げプレート7の下端部の外方への移動を許容する。
弾性体15は、まつ毛曲げプレート7の下端部に圧迫され、体積の一部が湾曲部10に沿って膨出し、外壁21の反作用としてまつ毛24を湾曲部10の曲面に強く押しつける。本発明によれば、図4に示すように、まつ毛24は折れ曲がることなく、従来のアイラッシュカーラーに比して長い距離の湾曲部分長さALに渡ってまつ毛24に圧力をかけられ、長い距離の湾曲部分を形成することができる。長い湾曲部分長さALに渡って圧力をかけられるのは、底壁22と外壁21の双方が弾性体15を介してまつ毛24に圧力をかけるからであると考えられる。なお、湾曲部分長さとは、アイラッシュカーラーによって曲げられる湾曲部分の弧長をいうものとする。従来のアイラッシュカーラーでは、まつ毛曲げプレートの下縁部のコーナーの円弧部のみであったのに対して、本発明によれば湾曲部10の外周に渡って長い湾曲をつけることができ、まつ毛24へのダメージを軽減し、自然な湾曲を得ることができる。
また、弾性体15が底壁22と外壁21の双方から反作用として押されるため、まつ毛24の湾曲される部分の中心角θも、従来のアイラッシュカーラーに比して大きくすることができる。なお、湾曲部分の中心角θとは、湾曲部を円弧とした場合の中心角をいうものとする。従来のアイラッシュカーラーでは、まつ毛曲げプレートの下縁部のコーナーでまつ毛を曲げるため概略90度であったのに対して、本発明によれば90度〜250度程度の湾曲部中心角を得ることができる。
ガイド19は、内壁20の上端部に固定されている。ガイド19の傾斜面23は、直線的な傾斜面に限られず、下方に行くほど外方への移動が大きくなるようにしても良い。このようにすることにより、根元部分でしっかりまつ毛24を挟んでから外方に押して湾曲をつけることができる。
図5は、まつ毛曲げプレート7の下端部の湾曲部10の横断面形状の例を示している。
図5(a),(b),(c)に共通して示すように、湾曲部10の曲面は、通常のまつ毛曲げプレートの下部の曲面に比して長い湾曲部分長さと大きい湾曲部中心角θを有している。また、本発明の湾曲部10は、膨出した部分を有し、該膨出部分はアイラッシュカーラー1の下方及び外方に偏心している。
本発明の湾曲部の曲面は、例えば図5(a)に示すように、概略渦巻状に連結された直線L1,L2,L3,L4,L5を弦として、それらの外方に弧を設けて、滑らかに接続した曲線で規定される曲面を形成している。
図5(a)の湾曲部10は、まつ毛の根元に当たる直線L2,L3に比較的大きな曲率の弧を設け、まつ毛の中央部に当たる直線L4に比較的小さな曲率の弧を設け、まつ毛の先端部に当たる直線L5に再び大きな曲率の弧を設けている。
これにより、まつ毛の根元で大きく湾曲し、まつ毛の中央部では長さを稼ぐことができ、まつ毛の先端部で再び大きく湾曲する形状を得られる。
図5(b)の湾曲部10は、まつ毛の根元に当たる部分では比較的緩やかな湾曲を有し、先端に行くほど大きな曲率の曲面になっている。この湾曲部10によれば、まつ毛の根元部分では自然な湾曲を得られ、まつ毛の先端側に行くほど湾曲が大きい形状を得られる。
図5(c)の湾曲部10は、まつ毛の根元に当たる部分でさらに大きな湾曲を得るために、最初に内向きに傾斜する直線L2を追加し、直線L2,L3,L4に大きな曲率の曲面を設け、まつ毛の中央部では直線L5に緩やかな曲面を設け、まつ毛の先端部で直線L6,L7に再び大きな曲面を設けている。
また、図5(a),(c)の例では、湾曲面の先端部でまつ毛曲げプレート7の厚み内部に切り込む凹部29を設けている。凹部29は、少ない空間内で大きな曲率と長い湾曲部分長さを得るために有効である。
なお、凹部29は、まつ毛曲げプレート7の厚み内部に切り込むようにするのに限られず、まつ毛曲げプレート7の下端部を内側に傾斜させ、この傾斜面の下側と湾曲部10の間に凹部29を形成しても良い。
図6は、本発明の他の実施形態のアイラッシュカーラー1aの一部を示している。
このアイラッシュカーラー1aは、アイラッシュカーラー1と概略同様の構造を有しているが、ガイド19aが、協働する第一部材25と第二部材26とを有している。
第一部材25は、受け部材14aの内壁20aの上端部に設けられ、傾斜面を有していない。この第一部材25は、好ましくはまつ毛24を分散整列させるまつ毛ガイドとしての機能を有している。一方、第二部材26は、まつ毛曲げプレート7aに設けられ、第一部材25と摺接する傾斜面27を有している。傾斜面27は、第一部材25と摺接し、まつ毛曲げプレート7aの下端部を外方にガイドすることができる。
まつ毛曲げプレート7aの下端部は、受け部材14aの凹部16aに一部入り込んで咬合状態になり、まつ毛曲げプレート7aの下端部と弾性体15aでまつ毛24を挟んで、下方と外方(F’方向)にまつ毛24を押す。また、弾性体15aが底壁22aと外壁21aの双方から反作用として押される。
この実施形態のアイラッシュカーラー1aによれば、まつ毛曲げプレート7aの下端が、よりまつ毛の根元に近い部分でまつ毛を挟むことができ、まつ毛の根元から湾曲させる場合に有効である。
この実施形態のアイラッシュカーラー1aによっても、まつ毛24が折れず、長い湾曲部分長さAL(湾曲部10aの外周)を形成することができ、また、大きな湾曲部分の中心角θを形成できる。
図7は、本発明の他の実施形態によるアイラッシュカーラー1bの一部を拡大して示している。
本実施形態のアイラッシュカーラー1bは、アイラッシュカーラー1と概略同様の構造を有している。受け部材14bは、内壁20bと外壁21bと底壁22bを有し、内部に凹部16bを有し、その内部に弾性体15bを収容している。しかし、アイラッシュカーラー1bの場合、受け部材14bの下部外方に湾曲コーナー部28を有している。すなわち、本実施形態では、受け部材14bは、内壁20bと外壁21bと底壁22bとを有し、外壁21bと底壁22bが接続する部分が、湾曲コーナー部28になっている。湾曲コーナー部28の内面は、まつ毛曲げプレート7bのその外周面とほぼ平行な曲面になっている。このため、弾性体15bは内壁20bと外壁21bと底壁22bに関してほぼ同じ厚さになっている。
本実施形態によれば、四角形状のコーナー部に比べて、湾曲コーナー部28に当接する弾性体15bの厚さが薄いため、弾性体15bが逃げることなく、壁体から強い反作用の力を得られる。壁体からの反発力により、湾曲部10bに対して強い圧力を及ぼすことができる。湾曲コーナー部28に対応する部分に、湾曲部10bの曲率を大きくすることにより、湾曲をつけ易いアイラッシュカーラー1bを得ることができる。
ガイド19bによって、まつ毛を挿入しやすくなり、まつ毛の向きが揃い、まつ毛の重なりを防止する効果を有することは既述の通りである。
図8は、本発明の他の実施形態によるアイラッシュカーラー1cの一部を拡大して示している。
本実施形態のアイラッシュカーラー1cは、概略図7のアイラッシュカーラー1bと同様の構造であり、ガイド19cが、内壁20cの上端部に固定され、外方に傾斜している傾斜面23cを有している。しかし、図8に示すように、外壁21cと底壁22cのコーナー部が湾曲コーナー部28cになっている他、底壁22cと内壁20cのコーナー部が湾曲コーナー部30cになっている。
本実施形態によれば、まつ毛曲げプレート7cの下端部がまつ毛24を挟んで受け部材14cの凹部16cに押し込んだ時に、湾曲部10cの表面が弾性体15cからほぼ均等な力を受け、効率よくまつ毛24の全体を湾曲させることができる。
なお、外壁21cは、図8においてはほぼ垂直に形成されているが、わずかに内側に傾斜させることができる。外壁21cがわずかに内側に傾斜することにより、凹部16cは開口部が狭くなったU字形の断面形状になる。この凹部16cにアイラッシュカーラー1cの下端部が押し込まれた時は、弾性体15cの膨出部分の逃げ場が少ないため、より長い湾曲部分長さに渡ってまつ毛24を押すことができる。
図9は本発明の他の実施形態のアイラッシュカーラー1aの一部を示している。
本実施形態のアイラッシュカーラー1dの受け部材14dは、内壁20dと外壁21dと底壁22dとを有し、内部に凹部16dが形成されている。
本実施形態では、底壁22dに、線状突起31,32が受け部材14dの長さ方向に略平行に設けられている。線状突起31,32の内外方向の位置は、まつ毛曲げプレート7dの下端部(湾曲部10d)の押圧力の作用線F’とずれた位置に設けられている。
より詳細には以下の通りである。まつ毛曲げプレート7dが、受け部材14dに対して相対的に降りると、ガイド19dの下端部がガイド19dの傾斜面23dに当接し、図9に示すように方向F’にまつ毛24を押す。弾性体15dは、柔らかい性質を有しているので、線状突起31,32がない場合、弾性体15dは方向F’の両側に逃げ、方向F’の作用線の両側では圧力が上がらない。これに対して、本実施形態では線状突起31,32が設けられていることにより、線状突起31,32と湾曲部10dの間で弾性体15dの密度が上がり、湾曲部10dの押圧力が効果的にまつ毛24に作用するようになる。
なお、線状突起31,32は、必ずしも押圧力の作用線F’の両側に設ける必要はなく、片側でもよい。また、線状突起31,32は、底壁22dのみならず、他の壁体に設けるようにしても良い。図10は、アイラッシュカーラー1dの変形例を示している。
図10において、アイラッシュカーラー1eは、図9のアイラッシュカーラー1dと同様の構成を有し、受け部材14eと、内壁20eと、外壁21eと、底壁22eと、ガイド19eと、まつ毛曲げプレート7eと、湾曲部10eと、弾性体15eと、凹部16eとを有している。ガイド19eは、内壁20eの上端部に固定され、外方に傾斜している傾斜面23eを有している。ただし、本実施形態では、線状突起33が外壁21e上に設けられている。
この実施形態においても、線状突起33は、まつ毛曲げプレート7eの下端部(湾曲部10e)の押圧力の作用線F’とずれた位置に設けられている。本実施形態では、線状突起33はまつ毛24の先端部に近い位置にあり、弾性体15eが薄いために、圧縮力を受けると密度が高くなり、圧力が上昇する。このため、まつ毛24に湾曲をつけ易くなる。また、湾曲部分長さや湾曲部中心角が大きくなる。
上記の記載に基づいて、当業者であれば、本発明の追加の効果や種々の変形を想到できるかもしれないが、本発明の態様は、上述した実施形態に限定されるものではない。特許請求の範囲に規定された内容及びその均等物から導き出される本発明の概念的な思想と趣旨を逸脱しない範囲で種々の追加、変更及び部分的削除が可能である。
1、1a、1b、1c、1d、1e:アイラッシュカーラー
2:連結軸
3:支持側ハンドル
4:操作側ハンドル
5、6:フレーム支柱
7、7a、7b、7c、7d、7e:まつ毛曲げプレート
8、9:係合部
10、10a、10b、10c、10d、10e:湾曲部
11:回転軸
12、13:押圧子
14、14a、14b、14c、14d、14e:受け部材
15、15a、15b、15c、15d、15e:弾性体
16、16a、16b、16c、16d、16e、29:凹部
17、18:スライド部
19、19a、19b、19c、19d、19e:ガイド
20、20b、20c、20d、20e:内壁
21、21a、21b、21c、21d、21e:外壁
22、22a、22b、22c、22d、22e:底壁
23、23c、23d、23e、27:傾斜面
24:まつ毛
25:第一部材
26:第二部材
28、28c、30c:湾曲コーナー部
33、31、32:線状突起

Claims (7)

  1. 帯状で瞼に沿う湾曲面を有するまつ毛曲げプレートと、
    前記まつ毛曲げプレートと整合する湾曲形状を有し、前記まつ毛曲げプレートに対して相対的に移動して前記まつ毛曲げプレートの端部が入り込んで咬合状態になる凹部を有する受け部材と、を有するアイラッシュカーラーであって、
    まつ毛を挟んで前記受け部材と咬合するように前記まつ毛曲げプレートの前記端部に設けられた湾曲部と、
    前記受け部材に設けられ、前記まつ毛曲げプレートが前記受け部材に対して相対的に移動してまつ毛を挟んだ状態で前記まつ毛曲げプレートの前記端部を前記まつ毛曲げプレ ートの湾曲面の凸側に移動させる傾斜面を有するガイドと、を有することを特徴とするアイラッシュカーラー。
  2. 請求項1に記載のアイラッシュカーラーであって、
    前記まつ毛曲げプレートの前記端部に、前記まつ毛曲げプレートの厚み内部に切り込む凹部、または、前記まつ毛曲げプレートの前記端部を前記まつ毛曲げプレートの湾曲面の凹側に傾斜させ、前記湾曲部との間に形成した凹部を設けていることを特徴とするアイラッシュカーラー。
  3. 請求項1または2に記載のアイラッシュカーラーであって、
    前記受け部材の凹部は、前記まつ毛曲げプレートと咬合する側は開放し、前記受け部材の湾曲形状の凸側に設けられた外壁と、前記湾曲形状の凹側に設けられた内壁と、前記外壁と内壁とを接続する底壁とを有し、
    前記ガイドは、前記受け部材の前記内壁に設けられていることを特徴とするアイラッシュカーラー。
  4. 請求項1または2に記載のアイラッシュカーラーであって、
    前記受け部材の凹部は、前記まつ毛曲げプレートと咬合する側は開放し、前記受け部材の湾曲形状の凸側に設けられた外壁と、前記湾曲形状の凹側に設けられた内壁と、前記外壁と内壁とを接続する底壁とを有し、
    前記ガイドは、前記受け部材の前記内壁に設けられた第一部材と、前記まつ毛曲げプレートに設けられた第二部材とを有し、
    前記第一部材と前記第二部材の少なくとも一方に、前記まつ毛曲げプレートが前記受け部材に対して相対的に移動したときに、前記第一部材または前記第二部材と摺接して、前記まつ毛曲げプレートの前記端部を、前記まつ毛曲げプレートの湾曲面の凸側に移動させる傾斜面を設けたことを特徴とするアイラッシュカーラー。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載のアイラッシュカーラーであって、
    前記ガイドは、まつ毛を分散整列させるまつ毛ガイドを構成していることを特徴とするアイラッシュカーラー。
  6. 請求項3〜5のいずれか一項に記載のアイラッシュカーラーであって、
    前記受け部材は、
    前記外壁と前記底壁の接続部に湾曲コーナー部を有していることを特徴とするアイラッシュカーラー。
  7. 請求項3〜6のいずれか一項に記載のアイラッシュカーラーであって、
    前記受け部材は、前記凹部内の前記外壁と前記内壁の少なくとも一方に、前記受け部材の長さ方向にほぼ平行で、まつ毛曲げプレートの前記端部の押圧力の作用線とずれた位置 に設けられ、まつ毛を湾曲させる押圧力を高める線状突起を有していることを特徴とするアイラッシュカーラー。
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