JP6524270B2 - エレベーターの乗りかごとその組み立て方法 - Google Patents

エレベーターの乗りかごとその組み立て方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6524270B2
JP6524270B2 JP2017565347A JP2017565347A JP6524270B2 JP 6524270 B2 JP6524270 B2 JP 6524270B2 JP 2017565347 A JP2017565347 A JP 2017565347A JP 2017565347 A JP2017565347 A JP 2017565347A JP 6524270 B2 JP6524270 B2 JP 6524270B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
side plate
plate
elevator
side plates
plates
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017565347A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2017134792A1 (ja
Inventor
章 永尾
章 永尾
健二 櫻井
健二 櫻井
実 小野寺
実 小野寺
真琴 五味渕
真琴 五味渕
功 大原
功 大原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Hitachi Building Systems Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Building Systems Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd, Hitachi Building Systems Co Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Publication of JPWO2017134792A1 publication Critical patent/JPWO2017134792A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6524270B2 publication Critical patent/JP6524270B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66BELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
    • B66B11/00Main component parts of lifts in, or associated with, buildings or other structures
    • B66B11/02Cages, i.e. cars

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Civil Engineering (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Cage And Drive Apparatuses For Elevators (AREA)

Description

本発明は、複数枚の側板を備えて構成したエレベーターの乗りかごとその組み立て方法に関する。
本技術分野の背景技術として、特開平8−26630号公報(特許文献1)および特開2013−136433号公報(特許文献2)がある。
特許文献1には、背面側板の外側端部に横断面がL字形の連結板の片側をボルトで固定し、連結板他側は、側板の後端面にボルトで固定し、このボルトの締付作業は、側板の後端面と背面板の間に形成された隙間に工具の先端を挿入して行い、側板相互間や、これらの側板と袖側板及び柱などの連結は、あらかじめかご床で行い、背面側板相互間の連結も、あらかじめかご床で行うエレベーターの乗りかごが記載されている。
また特許文献2には、かご室の内壁を形成する主面、この主面の両側端をそれぞれかご室の外側に向けてコ字状折り曲げて形成した端面および前記主面に平行な折返し面を有し、前記端面が相互に接するように配列された複数枚の側板と、これらの側板のうち、隣接配置される第1および第2の側板のうちの第1の側板の端面および折返し面に跨って形成された開口部と、前記第2の側板の折返し面に固定される固定部および前記第2の側板の端面に対して所定の間隙を持ってL字状に折り曲げられるとともに、前記第2の側板の端面との間に所定の間隙を持って垂直方向に延長形成された連結フック部とを有し、この連結フック部が前記開口部に挿入される板状の連結部材と、この連結部材に隣接して前記第2の側板の折返し面に固定される固定部および前記第2の側板の端面に対して所定の間隙を持ってL字状に折り曲げ形成された押圧片とを有し、この押圧片が前記開口部に挿入される板状の押圧部材と、を備え、前記連結部材は、前記連結フック部と前記第2の側板の端面との間に前記第1の側板端面部を挟持するように形成されており、前記押圧部材は、前記第1の側板端面部の裏面に当接してこの端面部を前記他方の側板の端面部に押圧するように形成されていることを特徴とするエレベーターの乗りかごが記載されている。
特開平8−26630号公報 特開2013−136433号公報
しかしながら、特許文献1に記載されたエレベーターの乗りかごのように、かご床を利用して側板の組み立てを行う場合、作業性の向上と共に、側板間の連結部における強度上の問題を有していた。
特許文献2に記載されたエレベーターの乗りかごでは、隣り合う側板の裏面側折り返し部を加工して、一方の側板に連結部材や押圧部材や連結フックを取り付けたり、他方の側板に開口部を形成したりしているが、構造が複雑な連結部材や押圧部材や連結フックが必要となり、しかも、開口部によって強度上の問題が生じてしまう。
そこで、本発明は、隣り合う側板間の連結部における強度を高めることができるエレベーターの乗りかごとその組み立て方法を提供する。
上記課題を解決するために、本発明においては、エレベーター床面上の奥側左右に配置された連結部側板の間に中間部側板を取り付けたエレベーターの乗りかごであって、その端部が表部から側部を介して折り返し部に至る断面コ字状の板材で形成された左右の連結部側板並びに中間部側板と、左右の連結部側板の折り返し部に固定されて中間部側板側に延伸する高さ方向のプレートと、中間部側板の折り返し部とプレートにおける中間部側板側に延伸する延伸部分について、その一方に備えられた突起部と、その他方に備えられた係止部を備え、係止部に突起部を係止することで、左右の連結部側板の間に中間部側板を取り付けたことを特徴とする。
また本発明においては、エレベーター床面上の奥側左右に配置された連結部側板の間に中間部側板を取り付けたエレベーターの乗りかごの組み立て方法であって、左右の連結部側板並びに中間部側板は、その端部が表部から側部を介して折り返し部に至る断面コ字状の板材で形成されており、左右の連結部側板には、その折り返し部に固定されて中間部側板側に延伸する高さ方向のプレートを備え、中間部側板の折り返し部とプレートにおける中間部側板側に延伸する延伸部分とは、その一方に突起部をその他方に係止部を備えており、係止部に突起部を係止することで、左右の連結部側板の間に中間部側板を取り付けることを特徴とする。
本発明のエレベーター装置によれば、かご床側から組み立て作業を行うことができると共に、隣り合う側板間の連結部における強度を高めることができる。なお、上述した以外の課題、構成および効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
図1は、本発明の一実施例によるエレベーターの乗りかごの組み立て完了状態を示す平面図。 図1に示したエレベーターの乗りかごにおける一方のL字型自立側板ユニットの組み立て途中状態を示す平面図。 図1に示したエレベーターの乗りかごにおける他方のL字型自立側板ユニットの組み立て途中状態を示す平面図。 図1に示したエレベーターの乗りかごにおける中間部側板の組み立て前状態を示す平面図。 図4に示した中間部側板近傍における連結前の状態を示す裏面図。 図5に示した中間部側板近傍における連結後の状態を示す裏面図。 図6に示した中間部側板近傍の連結状態を示す断面図。 連結部側板2Fと中間部側板2Eの連結完了状態を示す連結部の平面図。 連結部側板2Fと中間部側板2Eの連結完了状態を示す連結部の要部拡大図。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施例によるエレベーターの乗りかごの組み立て完了状態を示す平面図である。
乗りかごは、その出入口1から見て左右側および奥側にそれぞれ複数枚の側板2が周方向に配置され、互いに結合されて構成されている。各側板2の配置ならびに連結は、かご床3上で行えるようにしている。つまり、一部の側板2はかご床3上での作業によってしっかりと結合してユニット化し、ユニット間は、かご床3側からの作業性と強度を考慮して連結できる構成としている。
図2は、乗りかごにおける一方のL字型自立側板ユニットの組み立て途中状態を示す平面図である。
乗りかごのかご床3上で、乗りかごの左方側を構成するL字型自立側板ユニット4を組み立てている。このL字型自立側板ユニット4は、出入口1から見て左方側に位置することになる複数枚の側板2A、2B、2Cと、奥側に位置することになる一枚の連結部側板2Dを含め、隅部5を有してL字状に組み立てたものである。詳細を後述するが、隅部5側に位置した連結部側板2Dの端部には、裏面側に折り返した断面コ字状の折り返し部が形成されている。
L字型自立側板ユニット4内で使用している各側板間は、かご床3を利用しながら作業を行うことができので、作業者がその裏面側に回り込んでしっかり連結できる連結構造が採用されている。各側板間に様々な連結構造を採用し、容易に組み立て作業を行うことができる。図示のように組み上げたL字型自立側板ユニット4を矢印方向に回転しながら、隅部5が乗りかご自体の隅部に対応するように配置して固定している。
図3は、乗りかごにおける他方のL字型自立側板ユニットの組み立て途中状態を示す平面図である。
上述したL字型自立側板ユニット4の場合と同様に、かご床3上で、乗りかごの右方側を構成するL字型自立側板ユニット6を組み立てている。このL字型自立側板ユニット6は、出入口1から見て奥側に位置することになる一枚の連結部側板2Fと、右方側に位置することになる三枚の側板2G、2H、2Iを含め、隅部7を有してL字状に組み立てたものである。隅部7側に位置した連結部側板2Fの端部には、詳細を後述するが裏面側に折り返した断面コ字状の折り返し部を有している。
このL字型自立側板ユニット6の組み立てもかご床3上で行うため、各側板の内面側からだけでなく、作業者が各側板の外面側に回り込んで作業を行うことができ、各側板間に様々な連結構造を採用し、容易に組み立て作業を行うことができる。図示のように組み上げたL字型自立側板ユニット6を矢印方向に回転しながら、隅部7が乗りかご自体の隅部に対応するように配置して固定している。
図4は、エレベーター用乗りかごにおける奥側中間部側板の組み立て前の状態を示す平面図である。
上述したL字型自立側板ユニット4とL字型自立側板ユニット6の組み立て状態では、L字型自立側板ユニット4の連結部側板2Dと、L字型自立側板ユニット6の連結部側板2Fとの間には、側板一枚分のスペースが形成されている。このスペースに一枚の中間部側板2Eを配置し、かつ連結する作業もかご床3側から行う。
本発明は、この状態において中間部側板2Eを連結部側板2Dと連結部側板2Fとの間に、かご床3側から強固に固定するための手法を提案するものである。次に、中間部側板2Eの詳細な連結部構造と、組み立てについて説明する。
図5および図6は、連結部側板2Fと中間部側板2Eと連結部側板2Dの連結前の状態および連結後の状態を示す拡大裏面図である。
図5および図6は、拡大裏面図なので左から順に連結部側板2F、中間部側板2E、連結部側板2Dが配列されている。ここでは、連結部側板2Fと連結部側板2Dは、左右対称に構成されている。なお図5、図6の拡大裏面図には、連結部側板2F、中間部側板2E、連結部側板2Dの表部2F1、2E1、2D1と折り返し部2F3、2E3F、2E3D、2D3が見えている。
連結部側板2F、中間部側板2E、連結部側板2Dは、いずれも端部断面形状がコ字状の板材で構成されている。図7は、これら側板2の断面構成を表しており、入り口1に面する側を表部、裏になる側を折り返し部、表部と折り返し部をつなぐ部分を側部とするなら、表部は2F1、2E1、2D1、折り返し部は2F3、2E3F、2E3D、2D3、側部は2F2、2E2F、2E3D、2D3ということになる。
図7において、連結部側板2Fと連結部側板2Dの折り返し部2F3、2D3には、高さ方向に一枚の平板状のプレート9FE、9DEが例えばリベットを用いて固定されている。連結部側板2Fと連結部側板2Dに固定されたプレート9FE、9DEは、中間部側板2Eの側に延伸しており、中間部側板2Eの折り返し部2E3F、2E3Dに対向する位置に突起部11FE、11DEを備える。他方、中間部側板2Eの折り返し部2E3F、2E3Dには、プレート9FE、9DEの突起部11FE、11DEに対向する位置に係止孔13FE、13DEを備えている。
図7の断面構造から明らかなように、連結部側板2Fと連結部側板2Dの間にかご床3側から中間部側板2Eを嵌め込むときに、連結部側板2Fと連結部側板2Dの折り返し部2F3、2D3に固定されたプレート9FE、9DEにより、表面の面合わせ位置以上に押し込むことはなく、かつ連結部側板2Fと連結部側板2Dの折り返し部2F3、2D3に固定された高さ方向のプレート9FE、9DEに形成された突起部11FE、11DEを、中間部側板2Eの折り返し部2E3F、2E3Dに形成された係止孔13FE、13DEに係止することで、固定することができる。
図5には、図7の固定、係止関係を実現するための構成が示されている。まず連結部側板2Fと連結部側板2Dの折り返し部2F3、2D3には、高さ方向にプレート9FE、9DEが、中間部側板2Eに延伸するように固定されている。このプレート9FE、9DEの固定に関して以下のようになされている。
具体的には例えば、図5に示すように中間部側板2Eの隣に位置した連結部側板2D、2Fの折り返し部2F3、2D3には、上下方向に定められた所定の間隔で複数のリベット用孔が予め形成されている。またプレート9FE、9DEにも連結部側板2D、2Fの折り返し部2F3、2D3の上記複数のリベット用孔に対応する高さ位置に、上下方向に定められた所定の間隔で複数のリベット用孔10FE、10DEが予め形成されている。連結部側板2D、2Fの折り返し部2F3、2D3にプレート9FE、9DEを固定するとき、プレート9FE、9DEに形成したリベット用孔10FE、10DEと、連結部側板2D、2Fの折り返し部2F3、2D3に形成したリベット用孔とを合致させた状態にし、両リベット孔に挿入したリベットによって両者を固定する。プレートの固定作業のためにリベットを用いているが、例えば、この結合作業を図2、図3に示した状態で事前に行うので、比較的容易に行うことができる。
また図5において、プレート9FE、9DEの図示の中間部側板2E側半分には、上下方向に他の所定間隔で予め複数本の頭部付ピン11FE、11DEが固定されている。頭部付ピン11FE、11DEが図7の突起部11FE、11DEに対応する部材である。図5は裏面図であるため、各頭部付ピン11FE、11DEの状態が不明確であるが、乗りかご内からこのプレート9FE、9DEを見ると、図7に示したように各頭部付ピン11FE、11DEはその頭部を乗りかごの内側に向かって少し延びて配置された状態となっている。
プレート9FE、9DEは、その高さ方向で分割されておらず一体的な板状構成である。しかも、高さ方向寸法は、連結部側板2F、2Dと中間部側板2Eの同方向寸法とほぼ同じであり、乗りかご内から見たとき、かご床3や天井によって隠される部分を除いてその高さ方向全体にわたって位置する寸法となっている。
一方、中間部側板2Eの幅方向両側にも同様に折り返し部2E3F、2E3Dがそれぞれ形成されており、この各折り返し部2E3F、2E3Dの上下方向には所定の間隔で複数のだるま孔などの長孔13FE、13DEが形成されている。各長孔13FE、13DEは、各頭部付ピン11FE、11DEと対応した位置および間隔で形成されている。長孔13FE、13DEが図7の係止孔13FE、13DEに対応する部材である。
そこで、中間部側板2Eを少し持ち上げながら図4に示したようにかご床3側から連結部側板2Fと連結部側板2Dの間に押し込むと、折り返し部2E3F、2E3Dに形成されている各長孔13FE、13DEがプレート9FE、9DEに取り付けられている各頭部付ピン11FE、11DE内に挿入される。このとき、各長孔13FE、13DEの下方部における径大部に各頭部付ピン11FE、11DEが挿入される。この挿入後、中間部側板2Eを少し下げると、各長孔13FE、13DEも位置が少し下がって各長孔13FE、13DEの上方部における径小部に各頭部付ピン11FE、11DEが移動して、図6に示すように各頭部付ピン11FE、11DEの頭部によって抜け止めされて連結状態となる。このとき、図6で中間部側板2Eの折り返し部2E3F、2E3dは、プレート9FE、9DEの裏面側に位置し、各長孔13FE、13DEが隠れる。
上述したようにプレート9FE、9DEは、その高さ方向で分割されておらず一体的な板状構成で、乗りかご内から見たとき、その高さ方向全体にわたって位置する寸法となっている。このため、中間部側板2Eを最後に嵌め込むように組み立てる構成であっても、中間部側板2Eと連結部側板2D、2Fとを結合すると、同連結部は高さ方向の全体にわたって裏面側がプレート9FE、9DEによってそれぞれ塞がれることになり、遮光部材として機能することになる。こうして、昇降路内における各種光が同連結部から乗りかご内に入り込むことが防止される。
また、上述したプレート9FE、9DEを使用すると、その高さ方向に複数の頭部付ピン11FE、11DEを所定間隔で取り付け、複数の位置で連結部側板2Fと中間部側板2Eとをしっかりと連結することができるので、連結部における強度を高めることもできる。
図8および図9は、連結部側板2Fと中間部側板2Eの連結完了状態を示す連結部の平面図および要部拡大図である。
連結部側板2Fの折り返し部2F3の裏面側にはプレート9FEが配置され、リベット14によって両者間が固定されている。このとき、連結部側板2Fおよびプレート9FEは、既に位置決めされて固定されている。詳細な図示は省略しているが、図4に示した連結部側板2D側においても、同様に他のプレート9DEが固定されている。従って、作業者が図4に示すように乗りかごの内側から中間部側板2Eを連結部側板2Dと連結部側板2Fとの間のスペースに挿入し、上述したように各長孔13FE、13DEと連結部側板2Dと連結部側板2F側の各頭部付ピン11FE、11DEとを連結することができる。このとき、折り返し部13FE、13DEが連結部側板2F、2D側のプレート9FE、9DEの前面側に接触して、中間部側板2Eが正しく位置決めされる。
上述したように中間部側板2Eの折り返し部2E3F、2E3Dには長孔13FE、13DEが形成されており、また長孔13FE、13DEに対応した位置のプレート9における前面側には頭部付ピン11FE、11DEが固定されている。この頭部付ピン11FE、11DEは例えば、樹脂製である。上述した図5および図6では詳細な説明を省略したが、頭部付ピン11FE、11DEは、図8に示すように頭部付ピン11FE、11DEにおける反頭部側の端をリベット16によってプレート9FE、9DEへ固定し、頭部付ピン11FE、11DEにおける頭部側端とリベット16間に金属ワッシャ15を介在させている。こうして頭部付ピン11FE、11DEの前面側に金属ワッシャ15が配置されている。
ここでは、一本の頭部付ピン11FE、11DEについて図示しているが、高さ方向に所定の間隔で配置した全ての頭部付ピン11FE、11DEが同一構成となっている。このようなプレート9FE、9DEは、予め頭部付ピン11FE、11DE付き構造として組み立てに先立って構成しておく。
中間部側板2Eを少し上方に持ち上げて、折り返し部2E3F、2E3Dに形成された長孔13FE、13DEの径大部に頭部付ピン11FE、11DEを挿入すると、頭部付ピン11FE、11DEの頭部とプレート9FE、9DE間に折り返し部2E3F、2E3Dが挟み込まれる。その後、中間部側板2Eを乗りかごの床側に少し下げると、頭部付ピン11FE、11DEが長孔13FE、13DEの径小部に移動して、図示のようにしっかりと連結される。
この連結部の説明から分かるように、頭部付ピン11FE、11DEを樹脂製とすると、長孔13FE、13DE内に頭部付ピン11FE、11DEを挿入したり、長孔13FE、13DEの径大部から径小部へと頭部付ピン11FE、11DEを移動したりするのが容易である。しかし、経年によって樹脂製の頭部付ピン11FE、11DEが劣化することも考えられるので、頭部付ピン11FE、11DEをプレート9FE、9DEと金属ワッシャ15との間に挟み込んでおくと、頭部付ピン11FE、11DEが破損したとしても金属ワッシャ15によって折り返し部2E3F、2E3Dが脱落するのを防止することができる。
尚、上述した実施例では、連結部側板2D、2F側に頭部付ピン11FE、11DEを設け、中間部側板2E側に長孔13FE、13DEを形成したが、頭部付ピン11FE、11DEと長孔13FE、13DEとを逆にしても良い。ただし、プレート9FE、9DE側では頭部付ピン11FE、11DEや金属ワッシャ15などを予め固定しておくことができるので、中間部側板2E側には単純な長孔13FE、13DEを形成するのが望ましい。
以上説明したように本発明は、エレベーター床面上の奥側左右に配置された連結部側板の間に中間部側板を取り付けたエレベーターの乗りかごであって、その端部が表部から側部を介して折り返し部に至る断面コ字状の板材で形成された左右の連結部側板並びに中間部側板と、左右の連結部側板の折り返し部に固定されて中間部側板側に延伸する高さ方向のプレートと、中間部側板の折り返し部とプレートにおける中間部側板側に延伸する延伸部分について、その一方に備えられた突起部と、その他方に備えられた係止部を備え、係止部に突起部を係止することで、左右の連結部側板の間に中間部側板を取り付けたことを特徴とするものである。
特許文献1によれば断面コ字状の板材の側部を利用して係止構造を形成していたため強度に問題があったが、本発明の構成によれば、折り返し部を利用しているので隣り合う側板間の連結部における強度を高めることができる。
また本発明の実施例によれば、床面からの作業が可能である。その際に、左右の連結部側板の折り返し部に固定されて中間部側板側に延伸する高さ方向のプレートが、中間部側板をはめ込むときのストッパとして機能するので、安全確実に実行することができる。
尚、本発明は、上述した実施例に限定するものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上述した実施例は本発明を分かり易く説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定するものではない。
2D、2F:連結部側板,2E:中間部側板,4、6:L字型自立側板ユニット,5、7:隅部,2F3、2E3F、2E3D、2D3:折り返し部,9FE、9DE:プレート,11FE、11DE:頭部付ピン,13FE、13DE:長孔,15:金属ワッシャ

Claims (4)

  1. エレベーター床面上の奥側左右に配置された連結部側板の間に中間部側板を取り付けたエレベーターの乗りかごであって、
    その端部が表部から側部を介して折り返し部に至る断面コ字状の板材で形成された前記左右の連結部側板並びに前記中間部側板と、前記左右の連結部側板の前記折り返し部に固定されて前記中間部側板側に延伸する高さ方向のプレートと、前記中間部側板の前記折り返し部と前記プレートにおける前記中間部側板側に延伸する延伸部分について、その一方に備えられた突起部と、その他方に備えられた係止部を備え、前記係止部に前記突起部を係止することで、前記左右の連結部側板の間に前記中間部側板を取り付けられており、前記突起部は、樹脂製の頭部付ピンと、金属ワッシャと、リベットと、を有し、前記頭部付ピンの頭部側端と前記リベットの一端との間に前記金属ワッシャが設けられ、前記リベットの他端側で前記プレートまたは前記延伸部分のいずれか一方に固定されることを特徴とするエレベーターの乗りかご。
  2. エレベーター床面上の奥側左右に配置された連結部側板の間に中間部側板を取り付けたエレベーターの乗りかごの組み立て方法であって、
    前記左右の連結部側板並びに前記中間部側板は、その端部が表部から側部を介して折り返し部に至る断面コ字状の板材で形成されており、前記左右の連結部側板には、その前記折り返し部に固定されて前記中間部側板側に延伸する高さ方向のプレートを備え、前記中間部側板の前記折り返し部と前記プレートにおける前記中間部側板側に延伸する延伸部分とは、その一方に突起部をその他方に係止部を備えており、係止部に突起部を係止することで、前記左右の連結部側板の間に前記中間部側板を取り付けられており、前記突起部は、樹脂製の頭部付ピンと、金属ワッシャと、リベットと、を有し、前記頭部付ピンの頭部側端と前記リベットの一端との間に前記金属ワッシャが設けられ、前記リベットの他端側で前記プレートまたは前記延伸部分のいずれか一方に固定されることを特徴とするエレベーターの乗りかごの組み立て方法。
  3. 請求項2に記載のエレベーターの乗りかごの組み立て方法であって、
    前記エレベーター床面上の左右にL字型自立側板ユニットを順次一対配置して、該左右のL字型自立側板ユニットの前記エレベーター奥側を前記連結部側板とし、エレベーター床面上の奥側左右に配置された前記連結部側板の間に前記中間部側板を取り付けることを特徴とするエレベーターの乗りかごの組み立て方法。
  4. 請求項3に記載のエレベーターの乗りかごの組み立て方法であって、
    前記左右の連結部側板における高さ方向のプレートは、前記L字型自立側板ユニットを前記エレベーター床面上の左右に配置する前に前記連結部側板に固定しておくことを特徴とするエレベーターの乗りかごの組み立て方法。
JP2017565347A 2016-02-04 2016-02-04 エレベーターの乗りかごとその組み立て方法 Active JP6524270B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2016/053342 WO2017134792A1 (ja) 2016-02-04 2016-02-04 エレベーターの乗りかごとその組み立て方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2017134792A1 JPWO2017134792A1 (ja) 2018-08-09
JP6524270B2 true JP6524270B2 (ja) 2019-06-05

Family

ID=59499541

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017565347A Active JP6524270B2 (ja) 2016-02-04 2016-02-04 エレベーターの乗りかごとその組み立て方法

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP6524270B2 (ja)
CN (1) CN108602648B (ja)
WO (1) WO2017134792A1 (ja)

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63200576U (ja) * 1987-06-12 1988-12-23
JPH0165280U (ja) * 1987-10-16 1989-04-26
JPH0432483A (ja) * 1990-05-29 1992-02-04 Toshiba Corp エレベーターのかご
JPH05330766A (ja) * 1992-05-26 1993-12-14 Toshiba Corp エレベータのかご室および目地
JP2991267B2 (ja) * 1992-12-11 1999-12-20 株式会社日立ビルシステム エレベーター乗かご用側板の組立方法
JPH06271251A (ja) * 1993-03-24 1994-09-27 Mitsubishi Denki Bill Techno Service Kk エレベータかご
JPH107346A (ja) * 1996-06-19 1998-01-13 Hitachi Ltd エレベータかご内側板
JP3990217B2 (ja) * 2002-07-12 2007-10-10 株式会社日立ビルシステム エレベーター用乗りかご
JP2004331361A (ja) * 2003-05-12 2004-11-25 Hitachi Ltd エレベーターの乗りかご
JP2011037589A (ja) * 2009-08-11 2011-02-24 Toshiba Elevator Co Ltd エレベータの乗りかご

Also Published As

Publication number Publication date
CN108602648A (zh) 2018-09-28
WO2017134792A1 (ja) 2017-08-10
CN108602648B (zh) 2019-12-06
JPWO2017134792A1 (ja) 2018-08-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
USRE49859E1 (en) Vehicle framework structure
WO2013125524A1 (ja) 車両用ドアのサッシュ組付構造及び車両用ドアのサッシュ組付方法
JP2016069135A (ja) エレベーター装置の三方枠、それを用いたエレベーター装置及びエレベーター装置の三方枠の組立方法
JP6524270B2 (ja) エレベーターの乗りかごとその組み立て方法
WO2014021098A1 (ja) 固定具
JP2008280118A (ja) エレベータのかご室
JP2013249178A (ja) エレベータのかご室
JP2011001151A (ja) エレベーターの乗りかご
KR20180085962A (ko) 케이블 트레이에서 레일 구조를 이용한 3단 체결구조
JP5743349B2 (ja) エレベータ用パネル
US9624952B2 (en) Insertion frame structure and housing using same
JP5432733B2 (ja) 鉄道車両構体
WO2015008511A1 (ja) 車両のフェンダーパネル支持構造
JP2011225014A (ja) 車両用サイドドア構造
WO2016006062A1 (ja) エレベータかご室のパネル連結具
JP4782568B2 (ja) エレベータ乗かごの側板構造
JP6072664B2 (ja) エレベータかご内手摺およびその取付方法
JP5911552B1 (ja) フェッシャープレート及びその据え付け方法
JP2016069097A (ja) エレベーター乗りかご及びそれを用いたエレベーター装置
JP5951813B1 (ja) フェッシャープレート
JP7301878B2 (ja) エレベーター
KR20180067778A (ko) 엘리베이터 케이지의 벽 패널 조립구조
JP6951031B2 (ja) エレベータの三方枠固定具及び三方枠据付構造
KR102187562B1 (ko) 카울 탑 패널구조
KR100475963B1 (ko) 도어 샤시 내측 선단의 웨더스트립 센터씰 취부 구조

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180406

A529 Written submission of copy of amendment under section 34 (pct)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A5211

Effective date: 20180406

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190423

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190426

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6524270

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150