JP5951813B1 - フェッシャープレート - Google Patents
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Abstract
【課題】据え付け作業の時間を短縮できるフェッシャープレートおよびその据え付け方法を提供することを課題とする。【解決手段】フェッシャープレート10を構成する上側のフェッシャープレート部材12は、横方向に延びる上部材嵌合部16を備え、下側のフェッシャープレート部材14は、横方向に延び上部材嵌合部16に嵌合する下部材嵌合部18を備える。上部材嵌合部16の上辺部および下辺部では、一方に深い絞り加工部が形成され他方に浅い絞り加工部が形成されている。下部材嵌合部18の上辺部および下辺部では、上部材嵌合部16に合わせて、一方に深い絞り加工部が形成され他方に浅い絞り加工部が形成されている。そして、下部材嵌合部18を上部材嵌合部16に嵌合させる際に、深い絞り加工部同士を当接させ、浅い絞り加工部同士を互いに近接する向きに押圧することで嵌合可能となっている。【選択図】図1
Description
本発明の実施形態は、エレベータのフェッシャープレートおよびその据え付け方法に関する。
エレベータでは、安全対策の一つとして、運転中に異常が発生して乗りかごが階間に停止した際に、乗客が誤ってかごドアを開けても乗りかごと昇降路壁との隙間から乗客が落下しないように、乗りかごの敷居と昇降路壁との距離が一定以上である場合にフェッシャープレートを昇降路内に設けることが義務付けられている(例えば特許文献1参照)。
ところで、このようなフェッシャープレートでは、建物毎に異なる各階間距離やエレベータ出入口の幅に応じて長さや幅を異ならせる必要がある。このため、フェッシャープレートを製造する際、建物に合わせてプレート材の長さを指定して製造している。従って、建物毎に長さの異なるフェッシャープレートをその都度製造しており、大量生産やストックしておくことが難しい。
また、複数枚のフェッシャープレートを連結する際、どのフェッシャープレートが建物のどの部位に配置されるかが据え付け現場で作業員に判り難く、据え付けに時間がかかる。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、据え付け作業の時間を短縮できるフェッシャープレートおよびその据え付け方法を提供することを課題とする。
本発明の実施形態に係るフェッシャープレートは、エレベータのフェッシャープレート部材で構成されるフェッシャープレートであって、フェッシャープレート部材として上側のフェッシャープレート部材と下側のフェッシャープレート部材とを備える。上側のフェッシャープレート部材は、横方向に延びる上部材嵌合部を備え、下側のフェッシャープレート部材は、横方向に延び上部材嵌合部に嵌合する下部材嵌合部を備える。上部材嵌合部の上辺部および下辺部では、一方に深い絞り加工部が形成されているとともに他方に浅い絞り加工部が形成されている。下部材嵌合部の上辺部および下辺部では、上部材嵌合部に合わせて、一方に深い絞り加工部が形成されているとともに他方に浅い絞り加工部が形成されている。そして、下部材嵌合部を上部材嵌合部に嵌合させる際に、深い絞り加工部同士を当接させ、浅い絞り加工部同士を互いに近接する向きに押圧することで嵌合可能となっている。
以下に、添付図面を参照して、実施形態に係るフェッシャープレートを説明する。なお、第2実施形態以降では、既に説明した構成要素と同一、類似のものには同一の符号を付し、適宜に説明を省略している。
[第1実施形態]
まず、第1実施形態を説明する。図1は、本実施形態のフェッシャープレートで、(a)は組み立て後の状態を示す斜視図、(b)は組み立てることを説明する斜視図である。
まず、第1実施形態を説明する。図1は、本実施形態のフェッシャープレートで、(a)は組み立て後の状態を示す斜視図、(b)は組み立てることを説明する斜視図である。
本実施形態のフェッシャープレート10は、エレベータの乗場敷居と乗場ヘッダー(ヘッダーケース。乗場ドアの上側を覆っている部材)との間に配置され、上下方向に互いに連結(嵌合)される2枚のフェッシャープレート部材、すなわち、上側のフェッシャープレート部材12と下側のフェッシャープレート部材14とで構成される。
上側のフェッシャープレート部材12は、横方向に延びる上部材嵌合部16を備え、下側のフェッシャープレート部材14は、横方向に延びこの上部材嵌合部16に嵌合する下部材嵌合部18を備える。上部材嵌合部16および下部材嵌合部18は、何れも、1枚のプレート部材に絞り加工を施すことで形成されている。本実施形態では、上部材嵌合部16および下部材嵌合部18は正面側(乗りかご側)に凸状に膨らんだ部位である。従って、上側のフェッシャープレート部材12の裏側(昇降路壁側)から見ると開口部17が形成されており、下側のフェッシャープレート部材でも同様である。
そして、上部材嵌合部16の上辺部および下辺部では、一方に深い絞り加工部(開口部17への突出長さが大きい加工部)が形成されているとともに他方に浅い絞り加工部(開口部17への突出長さが小さい加工部)が形成されており、下部材嵌合部18の上辺部および下辺部では、上部材嵌合部に合わせて、一方に深い絞り加工部が形成されているとともに他方に浅い絞り加工部が形成されている。
この一例として、以下、本実施形態では、上部材嵌合部16の上辺部に深い絞り加工部16dが形成され、下部材嵌合部18の上辺部に、深い絞り加工部16dに合わせて深い絞り加工部18dが形成されていて、上部材嵌合部16の下辺部に浅い絞り加工部16sが形成され、下部材嵌合部18の下辺部に、浅い絞り加工部16sに合わせて浅い絞り加工部18sが形成されている例で説明する。
この構成により、下部材嵌合部18を上部材嵌合部16に嵌合させる際に、上部材嵌合部16の深い絞り加工部16dの外側に下部材嵌合部18の深い絞り加工部18dを被せるようにして深い絞り加工部同士を当接させ、下部材嵌合部18の浅い絞り加工部18sが上部材嵌合部16の浅い絞り加工部16sを乗り越えるように下側のフェッシャープレート部材14に押圧力を加える(すなわち、浅い絞り形状同士を互いに近接する向きに押圧する)と、浅い絞り加工部18sが浅い絞り加工部16sを乗り越えて下側のフェッシャープレート部材14が上側のフェッシャープレート部材12に嵌合するようになっている。このような嵌合がなされ得るように、上部材嵌合部16と下上部材嵌合部16との相対的な寸法が予め決められている。
従って、従来よりも上下方向長さが短い上側のフェッシャープレート部材12を乗場敷居に固定し、従来よりも上下方向長さが短い下側のフェッシャープレート部材14の下部材嵌合部18を上部材嵌合部16に嵌合させ、下側のフェッシャープレート部材14を上記乗場敷居の下の階の乗場ヘッダー(ヘッダーケース)に固定することで、フェッシャープレート10を簡単に短時間で据え付けることができる。
なお、予め上部材嵌合部16と下部材嵌合部18とを予め嵌合させたものを、乗場敷居および乗場ヘッダーに固定してもよい。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態を説明する。図2は、本実施形態でフェッシャープレートを組み立てることを説明する斜視図である。
次に、第2実施形態を説明する。図2は、本実施形態でフェッシャープレートを組み立てることを説明する斜視図である。
本実施形態のフェッシャープレート20は、上側のフェッシャープレート部材22と下側のフェッシャープレート部材24とで構成される。上側のフェッシャープレート部材22は、第1実施形態で説明した上部材嵌合部16に代えて上部材嵌合部26を備える。下側のフェッシャープレート部材24は、第1実施形態で説明した下部材嵌合部18に代えて下部材嵌合部28を備える。
本実施形態では、上部材嵌合部26の上辺部には、第1実施形態と同様、深い絞り加工部26d1が形成され、下部材嵌合部28の上辺部にも、第1実施形態と同様、深い絞り加工部26d1に合わせて深い絞り加工部28d1が形成されている。
そして本実施形態では、上部材嵌合部26の下辺部にも深い絞り加工部26d2が形成され、下部材嵌合部28の下辺部にも深い絞り加工部28d2が形成されている。
この構成により、下部材嵌合部28を上部材嵌合部26に嵌合させる際に、横方向から差し込むように、上側のフェッシャープレート部材22と下側のフェッシャープレート部材24とを横方向に相対移動させることで、上側のフェッシャープレート部材22と下側のフェッシャープレート部材24とが嵌合するようになっている。
従って、従来よりも上下方向長さが短い上側のフェッシャープレート部材22を乗場敷居に固定し、従来よりも上下方向長さが短い下側のフェッシャープレート部材24の下部材嵌合部28を上部材嵌合部26に嵌合させ、下側のフェッシャープレート部材24を上記乗場敷居の下の階の乗場ヘッダーに固定することで、フェッシャープレート20を簡単に短時間で据え付けることができる。
[第3実施形態]
次に、第3実施形態を説明する。図3は、本実施形態のフェッシャープレートを示す斜視図である。
次に、第3実施形態を説明する。図3は、本実施形態のフェッシャープレートを示す斜視図である。
本実施形態のフェッシャープレート30は、第1実施形態で説明した上側のフェッシャープレート部材12を備える。また、第1実施形態で説明した下側のフェッシャープレート部材14に代えて下側のフェッシャープレート部材34を備える。この下側のフェッシャープレート部材34は、第1実施形態と同様の下部材嵌合部18を上部位置に備えており、この下部材嵌合部18が上側のフェッシャープレート部材12の上部材嵌合部16に嵌合している。
そして、下側のフェッシャープレート部材34は、横方向に延びる上部材第2嵌合部38を下部位置に備えている。従って、下側のフェッシャープレート部材34には、横方向に延びる嵌合部が高さ位置を異ならせて2列に形成されている。
そして、フェッシャープレート30は、上部材第2嵌合部38に嵌合する第3のフェッシャープレート部材44を備える。すなわちこの第3のフェッシャープレート部材44は、横方向に延びて上部材第2嵌合部38に嵌合する下部材第2嵌合部40を備え、この下部材第2嵌合部40が上部材第2嵌合部38に嵌合している。
本実施形態では、第2実施形態と同様、何れの嵌合部であっても上辺部および下辺部に深い絞り加工部が形成されている。
第3のフェッシャープレート部材44では、横方向に延びる嵌合部が下部材第2嵌合部40のみであって第3のフェッシャープレート部材44の下端部が乗場ヘッダー(ヘッダーケース)に固定されていてもよいし、下側のフェッシャープレート部材34と同様に、横方向に延びる嵌合部が下部材第2嵌合部40よりも下方の下部位置に形成されていて、この嵌合部に更に第4のフェッシャープレート部材の嵌合部が嵌合されていてもよい。
本実施形態により、3つ以上のフェッシャープレート部材を上下方向に連結したフェッシャープレート30を、短時間で簡単に据え付けることができる。
また、以上の説明では、第1実施形態において下側のフェッシャープレート部材14が上部材第2嵌合部40を有するように変更してフェッシャープレート30を据え付ける例で説明したが、第2実施形態において、下側のフェッシャープレート部材24が上部材第2嵌合部40を有するように変更してもよい。
なお、3つ以上のフェッシャープレート部材を上下方向に連結させフェッシャープレートを据え付ける際には、以下の方法で据え付けると、更に簡単に短時間で据え付けることが可能になる。
まず、上部位置で横方向に延びる上部材嵌合部と、下部位置で横方向に延びこの上部材嵌合部に嵌合可能な寸法の下部材嵌合部とを備える複数のフェッシャープレート部材(例えば、下側のフェッシャープレート部材34のような形状のもの)を予め用意しておく。
ここで、下部材嵌合部は上部材嵌合部に嵌合可能であるので、フェッシャープレート部材を上下方向に連結する際、上側のフェッシャープレート部材の上部材嵌合部に、下側のフェッシャープレート部材の下部材嵌合部が嵌合され得る。そして、下側のフェッシャープレート部材の上部材嵌合部にも、その下側に連結されるフェッシャープレート部材の下部材嵌合部が嵌合され得る。
従って、1つ、または、複数のフェッシャープレート部材を階間距離(乗場敷居と乗場ヘッダーとの距離)に応じて選定し、選定したフェッシャープレート部材を用いてフェッシャープレートを昇降路内に据え付けることができる。
よって、階間距離に応じた長さのフェッシャープレート部材を個別に製造しなくても、その階間距離に応じて上下方向に連結させるフェッシャープレート部材の個数を据え付け現場で調整することでフェッシャープレートを据え付けることができるので、建物毎に長さの異なるフェッシャープレートをその都度製造しなくても済む。従って、短い工事期間で据え付けることができるとともに、フェッシャープレート部材の製造時間を大幅に短縮することができる。
また、エレベータ出入口の各種の幅に応じて、フェッシャープレート10を複数列に並べて配置することが可能である。この場合、複数種の幅のフェッシャープレート部材を製造しておくことで、エレベータ出入口の幅に応じたフェッシャープレート部材を据え付け現場に運んで据え付けてもよい。
また、乗場敷居と乗場ヘッダーとの間隔が比較的短い建物では、フェッシャープレート10を1枚のフェッシャープレート部材で構成させることも可能である。
[第4実施形態]
次に、第4実施形態を説明する。図4は、本実施形態のフェッシャープレートを示す斜視図である。本実施形態のフェッシャープレート50は、昇降路壁側フェッシャープレート部材52と乗りかご側フェッシャープレート部材54とを備える。
次に、第4実施形態を説明する。図4は、本実施形態のフェッシャープレートを示す斜視図である。本実施形態のフェッシャープレート50は、昇降路壁側フェッシャープレート部材52と乗りかご側フェッシャープレート部材54とを備える。
昇降路壁側フェッシャープレート部材52は、横方向に延び高さ位置が相互に異なっている昇降路壁側部材嵌合部56p、56qを備え、中央部Cに、開口部52mを備える。昇降路壁側部材嵌合部56pは開口部52mよりも上の位置に配置され、昇降路壁側部材嵌合部56qは開口部52mよりも下の位置に配置されている。
乗りかご側フェッシャープレート部材54は、左右方向に開閉可能となるように右側部材54aと左側部材54bとで構成されている。右側部材54aは、横方向に延び昇降路壁側部材嵌合部56p、56qにそれぞれスライド移動可能に嵌合する乗りかご側部材嵌合部58ap、58aqを有する。左側部材54bも同様に、横方向に延び昇降路壁側部材嵌合部56p、56qにそれぞれスライド移動可能に嵌合する乗りかご側部材嵌合部58bp、58bqを有する。
この構成により、乗りかご側フェッシャープレート部材54を開く(すなわち、右側部材54aを右側へ、左側部材54bを左側へスライド移動させる)ことで、昇降路壁Wに配置された機器Mが乗りかご側に露出し、閉じることで露出しないようになっている。
昇降路壁側部材嵌合部56pと乗りかご側部材嵌合部58ap、58bpとの嵌合形態、および、昇降路壁側部材嵌合部56qと乗りかご側部材嵌合部58aq、58bqとの嵌合形態は、第2実施形態のように深い絞りで嵌合する形態であるが、第1実施形態のように浅い絞りで嵌合する形態にすることも可能である。
このように、本実施形態のフェッシャープレート50は、互に嵌合する乗りかご側フェッシャープレート部材54と昇降路壁側フェッシャープレート部材52とで構成される。従って、従来に比べて短時間でフェッシャープレート50を据え付けることができる。
また、本実施形態では、乗りかご側フェッシャープレート部材54を開くことで、昇降路壁Wに配置された機器Mが乗りかご側に露出する。従って、機器Mを点検する際にフェッシャープレート50を取り外す必要がなく、点検作業が著しく容易でしかも短時間で点検することができる。
なお、本実施形態では、昇降路壁Mに機器Mを配置する例で説明したが、機器Mを配置可能とする凹部54jを昇降路壁側フェッシャープレート部材52が備えていてもよい。これにより、機器Mの固定具を予め昇降路壁側フェッシャープレート部材52に設けておくことが可能であり、機器Mの取り付け作業が大幅に簡単になる。
また、図4では、昇降路壁側フェッシャープレート部材52が昇降路壁Mに固定されている形態で描いているが、昇降路壁側フェッシャープレート部材52が乗場敷居とその下の階の乗場ヘッダー(ヘッダーケース)とに固定される形態であってもよい。
また、昇降路壁側フェッシャープレート部材52を、昇降路壁側部材嵌合部56pを有する上側部材と昇降路壁側部材嵌合部56qを有する下側部材との2つで構成させ、開口部52mによって形成される開口領域Sがフェッシャープレート50の左右両側の外空間に繋がっている構成にすることも可能である。本実施形態で説明した開口部52mとは、このように左右両側に開口縁が形成されずに開口部の開口領域Sと左右側の外空間とが直接に繋がっているものも含む概念である。
また、本実施形態では、高さ位置が相互に異なっている昇降路壁側部材嵌合部56p、56qを昇降路壁側フェッシャープレート部材52が備える例で説明したが、昇降路壁側部材嵌合部として上側の昇降路壁側部材嵌合部56pのみを備えた構成にすることも可能である。これにより、部品点数を減らしてより簡素な構成とすることができる。
[第5実施形態]
次に、第5実施形態を説明する。図5は、本実施形態のフェッシャープレートを示す斜視図である。本実施形態のフェッシャープレート60は、上側のフェッシャープレート部材62と下側のフェッシャープレート部材64とを備える。
次に、第5実施形態を説明する。図5は、本実施形態のフェッシャープレートを示す斜視図である。本実施形態のフェッシャープレート60は、上側のフェッシャープレート部材62と下側のフェッシャープレート部材64とを備える。
上側のフェッシャープレート部材62は、上下方向に延びる上部材嵌合部66を備え、下側のフェッシャープレート部材64は、上下方向に延び上部材嵌合部66に嵌合する下部材嵌合部68を備える。
そして、下側のフェッシャープレート部材64と上側のフェッシャープレート部材62とを、上下方向の相対位置を所定位置にして嵌合させることで、フェッシャープレート60を組み立てることができる。
上側のフェッシャープレート部材62と下側のフェッシャープレート部材64とを嵌合させるには、例えば図5に示すように、上部材嵌合部66の外側に下部材嵌合部68が位置するように、下方から、あるいは上方から相対的に差し込むことで嵌合させる。
本実施形態により、フェッシャープレート60を簡単に短時間で据え付けることができる。
また、階間距離に応じた長さのフェッシャープレート部材を個別に製造しなくても、その階間距離に応じて上側のフェッシャープレート部材62と下側のフェッシャープレート部材64との上下方向の相対位置を据え付け現場で調整することで、フェッシャープレート60を据え付けることができるので、建物毎に長さの異なるフェッシャープレートをその都度製造しなくても済む。従って、短い工事期間で据え付けることができるとともに、フェッシャープレート部材の製造時間を大幅に短縮することができる。
また、下側のフェッシャープレート部材64に、この下側に位置する第3のフェッシャープレート部材を更に嵌合させてもよい。これにより、フェッシャープレート部材62、64によって組み立てられるフェッシャープレート60の上限長さよりも更に上下方向に長いフェッシャープレートを据え付けることができる。
また、エレベータ出入口の各種の幅に応じて、フェッシャープレート10を複数列に並べて配置することが可能である。この場合、複数種の幅のフェッシャープレート部材を製造しておくことで、エレベータ出入口の幅に応じたフェッシャープレート部材を据え付け現場に運んで据え付けてもよい。
また、乗場敷居と乗場ヘッダーとの間隔が比較的短い建物では、フェッシャープレート60を1枚のフェッシャープレート部材で構成させることも可能である。
以上、実施形態を上げて説明したが、これらの実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
例えば、図1〜図5では、互いに嵌合する嵌合部(上部材嵌合部、下部材嵌合部、昇降路壁側部材嵌合部、乗りかご側部材嵌合部)が乗りかご側に膨らんだ部位で描いているが、乗りかご側とは反対側(昇降路壁側)に膨らんだ形状であっても同様の効果を奏することができる。
また、図6に示すように、第1実施形態では、上部材嵌合部16にネジ孔70を形成しておき、下部材嵌合部18には、ネジ孔70に相当する位置に貫通孔72を形成しておき、
外周側に雄ネジが形成されたボルトBをネジ孔70にネジ係合させて固定してもよい。そして、第2実施形態〜第5実施形態でも、このように締結具で締結してもよい。
外周側に雄ネジが形成されたボルトBをネジ孔70にネジ係合させて固定してもよい。そして、第2実施形態〜第5実施形態でも、このように締結具で締結してもよい。
このように締結具を更に用いることにより、嵌合部の延びる方向(図6では左右方向)へのプレート同士の相対移動を規制でき、プレート同士の固定をより強固にすることができる。この構成としては、上部材嵌合部16と下部材嵌合部18とを締結する構成、あるいは乗りかご側部材嵌合部58(58ap、58aq、58bp、58bq)と昇降路壁側部材嵌合部56(56p、56q))とを締結する構成にすると、締結作業を行い易い。また、第5実施形態では、上側のフェッシャープレート部材62と下側のフェッシャープレート部材64との嵌合寸法を多少緩くすることが可能になるという大きな効果が奏される。
10…フェッシャープレート、12…上側のフェッシャープレート部材、14…下側のフェッシャープレート部材、16…上部材嵌合部、16d…深い絞り加工部、16s…浅い絞り加工部、18…下部材嵌合部、18d…深い絞り加工部、18s…浅い絞り加工部、20…フェッシャープレート、22…上側のフェッシャープレート部材、24…下側のフェッシャープレート部材、26…上部材嵌合部、28…下部材嵌合部、26d1…深い絞り加工部、26d2…深い絞り加工部、28d1…深い絞り加工部、28d2…深い絞り加工部、30…フェッシャープレート、34…下側のフェッシャープレート部材、38…上部材第2嵌合部、40…下部材第2嵌合部、44…第3のフェッシャープレート部材、50…フェッシャープレート、52…昇降路壁側フェッシャープレート部材、52m…開口部、54…乗りかご側フェッシャープレート部材、54j…凹部、56p…昇降路壁側部材嵌合部、56q…昇降路壁側部材嵌合部、58ap…乗りかご側部材嵌合部、58aq…乗りかご側部材嵌合部、58bp…乗りかご側部材嵌合部、58bq…乗りかご側部材嵌合部、60…フェッシャープレート、62…上側のフェッシャープレート部材、64…下側のフェッシャープレート部材、66…上部材嵌合部、68…下部材嵌合部、C…中央部、M…機器、W…昇降路壁
Claims (4)
- エレベータのフェッシャープレート部材で構成されるフェッシャープレートであって、
前記フェッシャープレート部材として上側のフェッシャープレート部材と下側のフェッシャープレート部材とを備え、
前記上側のフェッシャープレート部材は、横方向に延びる上部材嵌合部を備え、
前記下側のフェッシャープレート部材は、横方向に延び前記上部材嵌合部に嵌合する下部材嵌合部を備え、
前記上部材嵌合部の上辺部および下辺部は、一方に深い絞り加工部を有するとともに他方に浅い絞り加工部を有しており、
前記下部材嵌合部の上辺部および下辺部は、前記上部材嵌合部に合わせて、一方に深い絞り加工部を有するとともに、他方に、前記上部材嵌合部の前記浅い絞り加工部を押圧力を受けることで乗り越え可能な浅い絞り加工部を有することを特徴とするフェッシャープレート。 - 前記下側のフェッシャープレート部材は、上部位置に前記下部材嵌合部を有するとともに下部位置に横方向に延びる上部材第2嵌合部を備え、
横方向に延びて前記上部材第2嵌合部に嵌合する下部材第2嵌合部を有する第3のフェッシャープレート部材を更に備えることを特徴とする請求項1に記載のフェッシャープレート。 - エレベータのフェッシャープレート部材で構成されるフェッシャープレートであって、
前記フェッシャープレート部材として昇降路壁側フェッシャープレート部材と乗りかご側フェッシャープレート部材とを備え、
前記昇降路壁側フェッシャープレート部材は、横方向に延びる昇降路壁側部材嵌合部を備えるとともに、中央部に、開口部、または、機器配置を可能とする凹部を備え、
前記乗りかご側フェッシャープレート部材は、横方向に延び前記昇降路壁側部材嵌合部にスライド移動可能に嵌合する乗りかご側部材嵌合部を備えた2つの部材からなることで、左右方向に開閉可能にされており、
前記乗りかご側フェッシャープレート部材を開くことで、昇降路壁または前記凹部に配置された前記機器が乗りかご側に露出する構成にされていることを特徴とするフェッシャープレート。 - エレベータのフェッシャープレート部材で構成されるフェッシャープレートであって、
前記フェッシャープレート部材として上側のフェッシャープレート部材と下側のフェッシャープレート部材とを備え、
前記上側のフェッシャープレート部材は、上下方向に延びる上部材嵌合部を備え、
前記下側のフェッシャープレート部材は、上下方向に延び前記上部材嵌合部に嵌合する下部材嵌合部を備えることを特徴とするフェッシャープレート。
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