JP6521760B2 - グレーチングとその設置方法 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、浴室やプールサイド等に設けられている排水用の溝の上部開口を覆うグレーチングとその設置方法に関する。
従来、この種のグレーチングとしては例えば、図33,図34に示すように、溝110の上部開口面を覆うものがある。このグレーチング112は、複数の並設されたバー部材113と、これら複数のバー部材113を連結する複数の連結部材114とを有している。尚、バー部材113はその長手方向Aが溝110の幅方向Bと同じになるように並べられている。
バー部材113は両端に端部開口部115を有している。また、連結部材114は、端部開口部115に嵌着するキャップ部116と、隣接する連結部材114のキャップ部116と連結するための連結用突片117とを有している。
これによると、連結部材114のキャップ部116をバー部材113の端部開口部115に嵌着し、連結用突片117を隣接する連結部材114のキャップ部116に差し込むことにより、複数本のバー部材113が複数個の連結部材114を介して連結される。
尚、上記のようなグレーチング112は例えば下記特許文献1に記載されている。
実用新案登録第3029230号
しかしながら上記の従来形式では、バー部材113毎に連結部材114を設けているため、多数のバー部材113を連結するには、バー部材113の本数に応じて多数の連結部材114が必要となり、グレーチング112の組立作業に多大な手間を要するという問題がある。
また、図33に示すように、バー部材113の長さLが長くなると、バー部材113の長手方向Aにおける中央部分に、上方から荷重が作用した場合、隣り合うバー部材113間の間隔118が変化し易いといった問題がある。
本発明は、組み立てが容易であり、また、バー部材間の間隔の変化を防止することができるグレーチングとその設置方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本第1発明は、溝の上部開口面を覆うグレーチングであって、
複数の並設されたバー部材と、これら複数のバー部材を連結する連結部材とを有し、
バー部材は両端部に端部開口部を有し、
連結部材は、取付部と、取付部上に取り付けられた複数の挿入部と、取付部の端部に設けられた接合部とを有し、
これら挿入部は、バー部材の配列方向において並べられ、バー部材の端部開口部に挿入可能であり、
連結部材の接合部とこの連結部材に隣接する連結部材の接合部とが接合することにより、連結部材同士の端部接合部分にも挿入部が形成されるものである。
これによると、連結部材は取付部上に複数の挿入部を有しているため、各挿入部を各バー部材の端部開口部に挿入することにより、複数のバー部材を一括してまとめて連結部材で連結することができる。これにより、連結部材の個数を減らすことができ、グレーチングを容易に組み立てることができる。
本第2発明におけるグレーチングは、挿入部は、先端ほど縮小するテーパー部を有し、テーパー部から端部開口部に挿入可能であるものである。
これによると、連結部材の挿入部をテーパー部からバー部材の端部開口部に挿入することにより、挿入部が端部開口部内に圧入され、挿入部とバー部材の端部とがテーパー部の楔作用によって強固に接合される。
本第3発明におけるグレーチングは、バー部材は、下端が開放されたバー溝を、全長にわたり有し、
端部開口部はバー溝の両端部に開口するものである。
本第4発明におけるグレーチングは、連結部材はその長手方向において伸縮自在であるとともに、バー部材の長手方向において円弧形状に湾曲可能であるものである。
これによると、連結部材を長手方向において伸縮させることにより、バー部材間の間隔およびグレーチングの長さを調節することができる。また、溝がカーブ(湾曲)している場合、連結部材を溝のカーブに沿って湾曲させることができ、これにより、溝のカーブ部分にグレーチングを容易に設置することができる。
本第5発明におけるグレーチングは、取付部は、連結部材の長手方向において分割された複数の分割取付片と、これら分割取付片間に設けられた可変結合部材とを有し、
挿入部は分割取付片上に取り付けられ、
可変結合部材は、分割取付片同士を結合する変形自在な部材であるものである。
本第6発明におけるグレーチングは、隣り同士のバー部材間に所定の間隙が形成され、
バー部材の上面に複数の滑り止め用の凸部又は凹部が形成され、
凸部又は凹部はバー部材の長手方向において所定ピッチおきに位置しているものである。
これによると、滑り止め用の凸部又は凹部を形成したことにより、バー部材の上面を通る人や物が滑るのを防止することができる。また、凸部又は凹部は、バー部材の長手方向において所定ピッチおきに位置しているため、バー部材の大まかな長さを把握するための目盛の役目を果たす。これにより、溝の実際の幅寸法が正規の寸法(設計寸法)と若干違っていても、凸部又は凹部を目安にしてバー部材の端部を切断し、バー部材の長さを溝の実際の幅寸法に合うように微調整することが容易に行える。
本第7発明は、上記第1発明から第6発明のいずれか1項に記載のグレーチングの設置方法であって、
挿入部を端部開口部に挿入して、複数のバー部材を連結部材で連結し、
溝の上部両側に形成された一対の段付部に連結部材を設置するものである。
これによると、グレーチングを組み立てて容易に溝に取り付けることができる。この場合、バー部材は連結部材を介して溝の段付部上に支持されるため、溝の段付部からバー部材の上面までは連結部材を含んだ高さになる。
本第8発明は、複数の並設されたバー部材と、これら複数のバー部材を連結する連結部材とを有し、
バー部材は両端部に端部開口部を有し、
連結部材は、取付部と、取付部上に取り付けられた複数の挿入部とを有し、
これら挿入部は、バー部材の配列方向において並べられ、バー部材の端部開口部に挿入可能であるグレーチングの設置方法であって、
挿入部をバー部材の端部開口部に挿入して、複数のバー部材を連結部材で連結し、
連結部材を溝の上部両側に形成された一対の段付部よりもさらに内側へ移動させ、
バー部材の端部を溝の段付部に設置して、溝の上部開口面を覆うものである。
これによると、グレーチングを組み立てて容易に溝に取り付けることができる。この場合、バー部材は、連結部材を介さずに、直接に溝の段付部上に支持される。これにより、溝の段付部からバー部材の上面までは連結部材を含まない高さになるため、溝の段付部からバー部材の上面までの高さを低く抑えることができ、床面から溝の段付部までの深さが浅い場合でも対応できる。
以上のように本発明によると、グレーチングを容易に組み立てることができ、また、バー部材間の間隔の変化を防止することができる。
本発明の第1の実施の形態における溝の直線部分に設置されたグレーチングの平面図である。 同、溝のカーブ部分に設置されたグレーチングの平面図である。 図1におけるX−X矢視図である。 同、グレーチングのバー部材の斜視図である。 同、グレーチングのバー部材の端部の図である。 同、グレーチングのバー部材の平面図である。 同、グレーチングの一対の第1の連結部材の斜視図である。 図7におけるX−X矢視図である。 図7におけるY−Y矢視図である。 図7におけるZ−Z矢視図である。 同、グレーチングの連結部材の端部同士の接合部の構造を示す一部拡大平面図である。 同、グレーチングの一対の第2の連結部材の斜視図である。 図12におけるX−X矢視図である。 図12におけるY−Y矢視図である。 図12におけるZ−Z矢視図である。 同、グレーチングの第2の連結部材の一部拡大側面図である。 本発明の第2の実施の形態におけるグレーチングを取り付けた溝の縦断面図である。 本発明の第3の実施の形態におけるスペーサを取り付けたグレーチングの平面図である。 図18におけるX−X矢視図である。 図18におけるY−Y矢視図である。 同、グレーチングの裏面(底面)の図である。 同、グレーチングに取り付けられるスペーサの斜視図である。 図22におけるX−X矢視図である。 図22におけるY−Y矢視図である。 本発明の第4の実施の形態におけるスペーサを取り付けたグレーチングの平面図である。 図25におけるX−X矢視図である。 図25におけるY−Y矢視図である。 同、グレーチングに取り付けられるスペーサの分割スペーサ片の斜視図である。 図28におけるX−X矢視図である。 図28におけるY−Y矢視図である。 同、グレーチングに取り付けられるスペーサの端部スペーサ片の斜視図である。 同、グレーチングのバー部材の斜視図である。 従来のグレーチングの平面図である。 同、グレーチングのバー部材と連結部材との分解斜視図である。
以下、本発明における実施の形態を、図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
第1の実施の形態では、図1〜図3に示すように、1は、例えば、浴室やプールサイド等の床面4に設けられている排水用の溝2の上部開口面を覆うグレーチングである。溝2内の上部両側には一対の段付部3が形成され、グレーチング1は両段付部3間に設置されている。尚、溝2の幅は段付部3から下方部分が上方部分よりも狭く形成されている。
グレーチング1は、複数の並設されたバー部材7と、これら複数のバー部材7を連結する連結部材8とを有している。バー部材7はその長手方向Aが溝2の幅方向Bと同じになるように並べられている。また、連結部材8は複数のバー部材7の長手方向Aにおける両端部に一対設けられている。
図4〜図6に示すように、バー部材7は、その幅方向Cにおいて相対向する一対の側壁部7aと、両側壁部7aの上端部間に連設された上壁部7bと、下端が開放されたバー溝11とを有している。尚、バー溝11は、一対の側壁部7a間に、バー部材7の全長にわたって形成されている。バー溝11の幅は下端部が上部よりも狭くなっており、これにより、バー溝11内の下部に一対のバー段付部13が形成されている。また、バー部材7の両端部にはそれぞれ端部開口部12が形成され、端部開口部12はバー溝11の両端部に開口する。
隣り同士のバー部材7間には所定の間隙14が形成されている。バー部材7の上面には滑り止め用の第1および第2凸部15,16が複数本ずつ形成されている。このうち第1凸部15はバー部材7の長手方向Aにおいて所定ピッチP(例えば5mm)おきに位置している。また、第1凸部15はバー部材7の上面を幅方向Cに横断するように長く延びた一直線状に形成されており、第2凸部16はバー部材7の上面を幅方向Cに横断するように長く延びた湾曲線状に形成されている。
尚、バー部材7は、上面が軟質材18(例えば軟質のポリ塩化ビニル樹脂等)で成形され、上面よりも下方の大部分が軟質材18よりも硬い硬質材19(例えば硬質のポリ塩化ビニル樹脂等)で成形されている。
連結部材8は、弾力性のあるエラストマーを材質としており、第1の連結部材8aと第2の連結部材8bとの2種類がある。このうち、図7〜図10に示すように、第1の連結部材8aは、直線部用の連結部材であって、帯板状の取付部22と、取付部22上に取り付けられた複数の挿入部23および複数の突起部24と、取付部22の一端部に設けられた一方の接合部25と、取付部22の他端部に設けられた他方の接合部26とを有している。
これら挿入部23は、バー部材7の配列方向Dにおいて一列に並べられ、バー部材7の長手方向Aから端部開口部12に挿脱可能である。また、挿入部23は、四角形状の挿入部本体27と、挿入部本体27の挿入方向側に設けられて先端ほど幅および高さが縮小するテーパー部28とを有し、テーパー部28から端部開口部12に挿入可能である。各挿入部23には、挿入部23の内向き先端部に開口する孔部29が形成されている。
突起部24は、挿入部23を端部開口部12に挿入したバー部材7の端部間の間隔を維持するための部材であり、隣り合う挿入部23間に設けられている。
一方の接合部25は、挿入部23のテーパー部28と、逆T形状の接合凸部31とを有している。また、他方の接合部26は、挿入部23の挿入部本体27と、逆T形状の接合凹部32とを有している。図11に示すように、接合凸部31は接合凹部32に挿脱自在であり、接合凸部31を接合凹部32に挿入することにより、互いに隣接する連結部材8の端部同士が接合される。この際、一方の接合部25のテーパー部28と他方の接合部26の挿入部本体27とが接合することにより、連結部材8同士の端部接合部分にも、挿入部本体27とテーパー部28とを有する挿入部23が形成される。
次に、第2の連結部材8bの構成を説明するが、上記第1の連結部材8aと同じ構成を有する部材については、同一の符号を付して、詳細な説明を省略する。
図12〜図15に示すように、第2の連結部材8bは、曲線部用の連結部材であって、連結部材8bの長手方向Eに伸縮自在であるとともに、バー部材7の長手方向A(すなわち第2の連結部材8bの幅方向)において円弧形状に湾曲可能であって(図13の仮想線参照)、帯板状の取付部37と、取付部37上に取り付けられた複数の挿入部23と、取付部37の一端部に設けられた一方の接合部25と、取付部37の他端部に設けられた他方の接合部26とを有している。
取付部37は、連結部材8bの長手方向Eにおいて分割された複数の分割取付片38と、これら分割取付片38間に設けられた可変結合部材39とを有している。各挿入部23はそれぞれ各分割取付片38上に取り付けられている。
図16に示すように、可変結合部材39は、分割取付片38同士を結合する柔軟性のある変形自在な部材であり、分割取付片38の厚さよりも薄い逆V形状の結合片39a,39bを有している。可変結合部材39が長手方向Eに伸縮することにより、連結部材8bが長手方向Eに伸縮自在となり、さらに、可変結合部材39の変形により、連結部材8bがバー部材7の長手方向Aにおいて円弧形状に湾曲可能となる(図13の仮想線参照)。
以下、上記構成における作用を説明する。
溝2の直線部分2aにグレーチング1を設置する場合、第1の連結部材8aの挿入部23をバー部材7の端部開口部12に挿入して、複数のバー部材7を一対の連結部材8aで連結することにより、グレーチング1を組み立てる。その後、図1,図3に示すように、両連結部材8aを溝2の段付部3に設置することにより、グレーチング1を溝2に取り付けることができる。
この際、図7に示すように、一本の連結部材8aは取付部22上に複数の挿入部23を有しているため、各挿入部23を各バー部材7の端部開口部12に挿入することにより、複数のバー部材7を一括してまとめて連結部材8aで連結することができる。これにより、連結部材8aの本数を減らすことができ、グレーチング1を容易に組み立てることができる。
また、挿入部23をテーパー部28から端部開口部12に挿入することにより、端部開口部12が挿入部23で閉塞されて、挿入部23が端部開口部12内に圧入され、挿入部23とバー部材28の端部とがテーパー部28の楔作用によって強固に接合される。これにより、挿入部23とバー部材28とを接着する接着剤を不要にすることも可能である。
尚、挿入部23は孔部29を形成したことにより弾性変形し易くなり、このため、挿入部23を端部開口部12内に容易に挿入することができる。
また、溝2のカーブ部分2b(曲線部分)にグレーチング1を設置する場合、第2の連結部材8bの挿入部23をバー部材7の端部開口部12に挿入して、複数のバー部材7を一対の連結部材8bで連結することにより、グレーチング1を組み立てる。その後、図2,図3に示すように、両連結部材8bを溝2の段付部3に設置する。この際、図13の仮想線で示すように、バー部材7の長手方向Aにおいて相対向する一対の連結部材8bを溝2のカーブに沿って湾曲させることができ、これにより、溝2のカーブ部分2bにグレーチング1を容易に設置することができる。
また、図4,図6に示すように、バー部材7に第1および第2凸部15,16を形成したことにより、バー部材7の上面を通る人や物が滑るのを防止することができる。また、第1凸部15は、バー部材7の長手方向Aにおいて所定ピッチPおきに位置しているため、バー部材7の大まかな長さを把握するための目盛の役目を果たす。これにより、溝2の実際の幅寸法Wが正規の寸法(設計寸法)と若干違っていても、第1凸部15を目安にしてバー部材7の端部を切断し、バー部材7の長さを溝2の実際の幅寸法W(図3参照)に合うように微調整することが容易に行える。
尚、上記のようにしてグレーチング1を溝2に取り付けた場合、図3に示すように、バー部材7は連結部材8a,8bを介して溝2の段付部3上に支持されるため、段付部3からバー部材7の上面までは連結部材8a,8bを含んだ高さH1になる。
また、図11に示すように、長手方向Eにおいて互いに隣接する第1の連結部材8aのうち、一方の連結部材8aの一方の接合部25の接合凸部31を他方の連結部材8aの他方の接合部26の接合凹部32に挿入することにより、隣接する一方の連結部材8aの端部と他方の連結部材8aの端部とを接合することができる。また、上記と同様にして、長手方向Eにおいて互いに隣接する第1の連結部材8aと第2の連結部材8bとを接合することができ、或いは、長手方向Eにおいて互いに隣接する第2の連結部材8b同士を接合することができる。
(第2の実施の形態)
第2の実施の形態では、図17に示すように、第1又は第2の連結部材8a,8bの挿入部23をバー部材7の端部開口部12に挿入して、複数のバー部材7を第1又は第2の連結部材8a,8bで連結することにより、グレーチング1を組み立てる。
この際、挿入部23をバー部材7の端部開口部12からバー溝11に沿って内側にスライドさせ、連結部材8a,8bを溝2の段付部3よりもさらに内側へ移動させ、バー部材7の両端部を溝2の両段付部3に設置する。
これによると、バー部材7は、連結部材8a,8bを介さずに、直接に溝2の段付部3上に支持される。これにより、段付部3からバー部材7の上面までは連結部材8a,8bを含まない高さになるため、段付部3からバー部材7の上面までの高さH2を先述した第1の実施の形態における高さH1(図3参照)よりも低く抑えることができ、床面4から溝2の段付部3までの深さが浅い場合でも対応できる。従って、第1の実施の形態における高さH1(図3参照)と本第2の実施の形態における高さH2(図17参照)とを使い分けることにより、床面4から溝2の段付部3までの大小2種類の深さに対応可能となる。
(第3の実施の形態)
上記第1および第2の実施の形態では、図2に示すように、一対の第2の連結部材8bを円弧形状に湾曲させて溝2のカーブ部分2bに設置したが、第3の実施の形態では、図18に示すように、一対の第2の連結部材8bを溝2の直線部分2aの端部等に設置してもよい。この際、図19に示すように、連結部材8bを長手方向Eにおいて伸縮させることにより、バー部材7間の間隔41およびグレーチング1の長さを調節することができる。
また、図20,図21に示すように、50はグレーチング1に設けられるスペーサである。図20〜図25に示すように、スペーサ50は、弾力性のあるエラストマーを材質としており、隣り合うバー部材7の下端に当て付けられる本体部51と、隣り合うバー部材7間に挿入されてバー部材7間の間隔41を維持する間隔維持片52(間隔維持部の一例)と、端部開口部12からバー溝11内に挿入可能な一対の挿入片53,54(挿入体の一例)と、バー部材7の浮き上がりを防止する一対の浮上り防止爪55,56(浮上り防止手段の一例)と、接合用突部57(接合手段の一例)と、接合用溝部58(接合手段の一例)とを有している。
一対の挿入片53,54は本体部51の両端部に立設され、間隔維持片52は両挿入片53,54間において本体部51に立設されている。また、浮上り防止爪55,56は挿入片53,54に設けられている。
接合用突部57は、台形状に形成され、スペーサ50の一端に上下方向にわたり設けられている。接合用溝部58は、蟻溝状に形成され、スペーサ50の他端に上下方向にわたり設けられている。スペーサ50の接合用突部57を別のスペーサ50の接合用溝部58に挿入することにより、図20,図21に示すように、複数のスペーサ50を一直線状に接合してスペーサユニット59を形成することができる。
以下、上記構成における作用を説明する。
例えば、図18,図19に示すように、第2の連結部材8bを溝2の直線部分2aの端部に設置し、連結部材8bを長手方向Eにおいて短縮することにより、バー部材7間の間隔41が縮小され、グレーチング1の長さを短くすることができる。このように長さを短くしたグレーチング1を溝2に取り付けた場合、連結部材8bは強制的に圧縮されている状態から伸長しようとする反発力によって上向きに逃げようとし、これにより、図19の仮想線で示すように、バー部材7が浮き上がろうとする。
これに対して、図20に示すように、複数のスペーサ50を接合してスペーサユニット59を形成し、バー部材7の端部から、間隔維持片52を隣り合うバー部材7間に挿入するとともに、一対の挿入片53,54を端部開口部12からバー溝11内に挿入する。
これにより、図20,図21に示すように、スペーサユニット59がグレーチング1の裏側に取り付けられ、一方の浮上り防止爪55が隣り合う一方のバー部材7のバー段付部13に上方から係合し、他方の浮上り防止爪56が隣り合う他方のバー部材7のバー段付部13に上方から係合するため、バー部材7の浮き上がりを防止することができる。
また、間隔維持片52がバー部材7間に挟まれることにより、バー部材7間の間隔41を所定の間隔に維持することができるため、バー部材7に、上方から荷重が作用した場合でも、隣り合うバー部材7間の間隔41が変化するのを防止することができる。
上記第3の実施の形態では、図18に示すように、スペーサユニット59を、バー部材7の長手方向Aにおける一箇所に設けたが、バー部材7の長さに応じて複数箇所に設けてもよい。また、第2の連結部材8bとスペーサユニット59とを溝2の直線部分2aの端部に設置しているが、直線部分2aの端部に限定されるものではなく、溝2の直線部分2aの途中に設けてもよい。
(第4の実施の形態)
上記第1および第2の実施の形態では、図1〜図3に示すように、グレーチング1はバー部材7の長手方向Aが溝2の幅方向Bと同じであるが、第4の実施の形態では、図25,図26に示すように、グレーチング65はバー部材7の長手方向Aが溝2の長手方向Fと同じである。尚、このような方向に並べられた複数のバー部材7を有するグレーチング65を、逆目のグレーチング65と言う。
逆目のグレーチング65は、複数の並設されたバー部材7と、これら複数のバー部材7の両端部を連結する一対の第2の連結部材8bとを有しており、溝2の段付部3間に設置されて溝2の上部開口面を覆う。
また、図25,図27に示すように、66はグレーチング65に設けられるスペーサである。スペーサ66は、複数のバー部材7の下端に当て付けられる帯板状の本体部67と、隣り合うバー部材7間に挿入されてバー部材7間の間隔41を維持する間隔維持片68(間隔維持部の一例)と、端部開口部12からバー溝11内に挿入可能な複数の挿入片69,70(挿入体の一例)と、バー部材7の浮き上がりを防止する複数の浮上り防止爪71(浮上り防止手段の一例)と、バー部材7間の間隔が圧縮される方向Jに複数のバー部材7と間隔維持片68とを締め付けて結合する締結手段72とを有する。
図25〜図27に示すように、グレーチング65は、第2の連結部材8bの長手方向Eにおける両端部とスペーサ66の長手方向Gにおける両端部とがそれぞれ溝2の両段付部3上に設置された状態で、溝2に取り付けられる。
スペーサ66は、その長手方向Gにおいて、複数の分割スペーサ片74と、両端部に設けられた端部スペーサ片75とに分割されている。図28〜図30に示すように、各分割スペーサ片74は、弾力性のあるエラストマーを材質としており、本体部67を分割した本体分割片76を有し、一対の挿入片69,70が本体分割片76の両端部に立設され、間隔維持片68が一対の挿入片69,70間において本体分割片76に立設されている。
また、図31に示すように、端部スペーサ片75は、L形状の部材であり、分割スペーサ片74の挿入片69,70のうちのいずれか片方と同形状の挿入片81を有している。尚、浮上り防止爪71は分割スペーサ片74および端部スペーサ片75の各挿入片69,70,81に設けられている。
間隔維持片68と挿入片69,70,81とには、スペーサ66の長手方向Gにおいて貫通する貫通孔77が形成されている。また、図32に示すように、バー部材7の両側壁部7aには、各側壁部7aを貫通してスペーサ66の貫通孔77に連通する連通孔9が形成されている。
図27に示すように、締結手段72は、貫通孔77と連通孔9とに挿通される金属製の丸棒状の芯材78と、芯材78の両端部に螺合する一対のねじ79とを有している。尚、芯材78の両端部には雌ねじが形成されている。
以下、上記構成における作用を説明する。
バー部材7の端部から、分割スペーサ片74の間隔維持片68を隣り合うバー部材7間に挿入するとともに、挿入片69,70を端部開口部12からバー溝11内に挿入し、さらに、端部スペーサ片75の挿入片81を端部開口部12からバー溝11内に挿入する。
次に、貫通孔77の位置と連通孔9の位置とが一直線上になるように合わせ、貫通孔77と連通孔9とに芯材78を挿通し、ねじ79を芯材78の両端部の雌ねじに螺合して締め込む。これにより、図25,図27に示すように、スペーサ66が組み立てられてグレーチング65の裏側に取り付けられ、間隔維持片68がバー部材7間に挟まれることによって、バー部材7間の間隔41を所定の間隔に維持することができるため、バー部材7に、上方から荷重が作用した場合でも、隣り合うバー部材7間の間隔が変化するのを防止することができる。
また、スペーサ66の両端部は溝2の両段付部3上に設置されるため、上方からバー部材7に作用した荷重はスペーサ66を介して両段付部3で受けられる。これにより、バー部材7が下方に撓むのを防止することができる。
また、ねじ79を芯材78の両端部の雌ねじに締め込むことにより、バー部材7間の間隔41が圧縮される方向Jに複数のバー部材7と間隔維持片68とが締め付けられるため、間隔維持片68とバー部材7の側壁部7aとが圧接され、バー部材7間の間隔41を確実に所定の間隔(すなわち間隔維持片68の厚さに相当する間隔)に維持することができる。
上記第4の実施の形態では、図25に示すように、スペーサ66を、バー部材7の長手方向Aにおける一箇所に設けたが、バー部材7の長さに応じて複数箇所に設けてもよい。
上記各実施の形態では、図4に示すように、バー部材7の上面に滑り止め用の第1および第2凸部15,16を形成したが、凸部の代りに第1および第2凹部を形成してもよい。
1 グレーチング
2 溝
3 段付部
7 バー部材
8,8a,8b 連結部材
11 バー溝
12 端部開口部
14 間隙
15 第1凸部
22 取付部
23 挿入部
28 テーパー部
41 バー部材間の間隔
50 スペーサ
51 本体部
52 間隔維持片(間隔維持部)
55,56 浮上り防止爪(浮上り防止手段)
65 グレーチング
66 スペーサ
67 本体部
68 間隔維持片(間隔維持部)
72 締結手段
A バー部材の長手方向
D バー部材の配列方向
E 連結部材の長手方向
J バー部材間の間隔が圧縮される方向
P 所定ピッチ

Claims (8)

  1. 溝の上部開口面を覆うグレーチングであって、
    複数の並設されたバー部材と、これら複数のバー部材を連結する連結部材とを有し、
    バー部材は両端部に端部開口部を有し、
    連結部材は、取付部と、取付部上に取り付けられた複数の挿入部と、取付部の端部に設けられた接合部とを有し、
    これら挿入部は、バー部材の配列方向において並べられ、バー部材の端部開口部に挿入可能であり、
    連結部材の接合部とこの連結部材に隣接する連結部材の接合部とが接合することにより、連結部材同士の端部接合部分にも挿入部が形成されることを特徴とするグレーチング。
  2. 挿入部は、先端ほど縮小するテーパー部を有し、テーパー部から端部開口部に挿入可能であることを特徴とする請求項1記載のグレーチング。
  3. バー部材は、下端が開放されたバー溝を、全長にわたり有し、
    端部開口部はバー溝の両端部に開口することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のグレーチング。
  4. 連結部材はその長手方向において伸縮自在であるとともに、バー部材の長手方向において円弧形状に湾曲可能であることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のグレーチング。
  5. 取付部は、連結部材の長手方向において分割された複数の分割取付片と、これら分割取付片間に設けられた可変結合部材とを有し、
    挿入部は分割取付片上に取り付けられ、
    可変結合部材は、分割取付片同士を結合する変形自在な部材であることを特徴とする請求項4に記載のグレーチング。
  6. 隣り同士のバー部材間に所定の間隙が形成され、
    バー部材の上面に複数の滑り止め用の凸部又は凹部が形成され、
    凸部又は凹部はバー部材の長手方向において所定ピッチおきに位置していることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のグレーチング。
  7. 上記請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のグレーチングの設置方法であって、
    挿入部を端部開口部に挿入して、複数のバー部材を連結部材で連結し、
    溝の上部両側に形成された一対の段付部に連結部材を設置することを特徴とするグレーチングの設置方法。
  8. 複数の並設されたバー部材と、これら複数のバー部材を連結する連結部材とを有し、
    バー部材は両端部に端部開口部を有し、
    連結部材は、取付部と、取付部上に取り付けられた複数の挿入部とを有し、
    これら挿入部は、バー部材の配列方向において並べられ、バー部材の端部開口部に挿入可能であるグレーチングの設置方法であって、
    挿入部をバー部材の端部開口部に挿入して、複数のバー部材を連結部材で連結し、
    連結部材を溝の上部両側に形成された一対の段付部よりもさらに内側へ移動させ、
    バー部材の端部を溝の段付部に設置して、溝の上部開口面を覆うことを特徴とするグレーチングの設置方法。
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