JP6520648B2 - 複合機 - Google Patents

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Description

本発明は、ドキュメントを表示するディスプレイを備えた複合機に関する。
従来より、MFP(Multi-functional Peripheral :多機能機)のように複数の用途に利用される複合機には、ユーザによる操作入力のためのデバイスとしてタッチパネルディスプレイが備えられている。タッチパネルディスプレイは、フラット型のディスプレイとタッチパネルとによって構成される。ディスプレイは、種々の画像を表示する。タッチパネルは、ディスプレイの表示面におけるユーザがタッチした位置を検出する。
ディスプレイを複数のユーザが同時に使用するための先行技術として、特許文献1に記載の技術がある。
特許文献1には、大型のディスプレイを最上部に水平に配置した情報処理装置が開示されている。この情報処理装置は印刷機能を有する。ディスプレイは、印刷設定の入力装置およびコンピュータの表示装置として使用される。ユーザは、ディスプレイの周囲の前後左右の各位置で表示を閲覧することができる。複数のユーザが同時に使用する場合には、表示面が複数の領域に区分される。複数のユーザは、それぞれ1つの領域を自己の専用のデスクトップ画面として使用することができる。
特開2013−125551号公報
ディスプレイを周囲の複数の位置から見ることが可能に配置した場合には、複数のユーザがディスプレイを囲むように立っている状況が生じる。このような状況において、他のユーザが何らかの作業をするために複合機に近づきたくても近づきづらいという問題があった。また、周囲に立ってディスプレイを見ているユーザが、近づいてきた他のユーザに気付いて立ち位置を変えると、閲覧している画面が見づらくなってしまうという問題もあった。
例えば、上に述べた状況として、複数のユーザがディスプレイに資料を表示させて閲覧しながら打合せをしており、他のユーザが複合機によって印刷された印刷物を取り出したり印刷の用紙を補給したりするために複合機に近づくという状況がある。この状況では、他のユーザが作業をする間、印刷物の取出し口または用紙の補給口の前に立っているユーザが立ち位置を変える必要がある。しかし、立ち位置を変えることによって打合せの進行が妨げられる。資料が見づらくなることもある。
本発明は、上述の問題に鑑みてなされたもので、既にディスプレイの近くに居るユーザおよびディスプレイの近くに行きたいユーザの双方にとっての使い勝手を良くすることを目的とする。
本発明の実施形態に係る複合機は、ディスプレイを備え、前記ディスプレイにドキュメントを表示するジョブおよび他のジョブの実行が可能な複合機であって、第1ユーザのために前記ドキュメントを表示する第1ジョブの実行中に、前記第1ユーザではない第2ユーザによる第2ジョブを検知する第2ジョブ検知手段と、前記第2ジョブが検知された場合に、前記第1ユーザの居る位置が前記第2ジョブについて定められた作業位置であるか否かを判別するユーザ位置判別手段と、前記第1ユーザの居る位置が前記作業位置であると判別された場合に、前記第1ユーザに対して移動を促すように、前記ディスプレイによる表示の内容を変更する表示変更処理を行う表示制御手段と、を有する。
好ましくは、前記表示制御手段は、前記表示面に前記ドキュメント画面を複数配置しており、かつ前記特定領域に配置している前記ドキュメント画面の移動先になり得る空き領域が有る場合において、前記特定領域に配置している前記ドキュメント画面を前記特定領域から外れるように移動させる処理を、前記表示変更処理として行う。
本発明によると、既にディスプレイの近くに居るユーザおよび近くに行きたいユーザの双方にとっての使い勝手を良くすることができる。
本発明の一実施形態に係る複合機の概略の構成を示す図である。 複合機およびその制御部のハードウェア構成を示す図である。 複数のユーザによる複合機の使用の例を示す図である。 ユーザに移動を促すための表示変更の例を示す図である。 ユーザに移動を促すための表示変更の例を示す図である。 ユーザに移動を促すための表示変更の例を示す図である。 ユーザに移動を促すための表示変更の例を示す図である。 ユーザに移動を促すための表示変更の例を示す図である。 ユーザに移動を促すための表示変更の例を示す図である。 ユーザに移動を促すための表示変更の例を示す図である。 ユーザに移動を促すための表示変更の例を示す図である。 ユーザに移動を促すための表示変更の例を示す図である。 ユーザに移動を促すための表示変更の例を示す図である。 ユーザに移動を促すための表示変更の例を示す図である。 ユーザに移動を促すための表示変更の例を示す図である。 複合機の機能的構成の例を示す図である。 複合機1における表示制御処理の流れの例を示すフローチャートである。 表示変更処理の流れの例を示すフローチャートである。 特定領域の設定の流れの例を示すフローチャートである。
図1には本発明の一実施形態に係る複合機1の概略の構成が、図2には複合機1およびその制御部100のハードウェア構成が、それぞれ示されている。図1は、複合機1をその斜め右前方の斜め上方からみた斜視図であり、前面、左側面および上面の外観を示している。
複合機1は、コピー機、プリンタ、およびファクシミリ機などの機能を集約したMFPである。複合機1は、複数のユーザが周囲の異なる位置からドキュメントを閲覧することができるように、複数のドキュメント画面を同時に表示する機能をも有している。
複合機1は、タッチパネルディスプレイ10、スキャナ20、プリンタ部30、給紙部40、通信部50、撮影部60、制御部100、および補助記憶装置120を備える。
タッチパネルディスプレイ10は、図1に示す通り、表示面11が水平となる向きに配置されている。表示面11は複合機1の上面になる。タッチパネルディスプレイ10の外形サイズは、複合機1の平面視サイズとほぼ等しい。
タッチパネルディスプレイ10は、ユーザによる入力操作のための画面、ユーザが各種のドキュメントを閲覧するための画面などの様々な画面を、制御部100からの指令に従って表示する。また、タッチパネルディスプレイ10は、表示面11におけるユーザによってタッチされた位置を検出して制御部61に伝える。
タッチパネルディスプレイ10は、スキャナ20のプラテンガラス21(図10参照)を覆うカバーとして、右側面に沿う軸を中心に回転する開閉が可能に構成されている。スキャナ20を使用するスキャンジョブにおいて、ユーザはタッチパネルディスプレイ10をその左側を持ち上げて開く。
スキャナ20は、フラットヘッド型であり、ユーザによってプラテンガラス21の上に置かれた原稿シートから、それに記録されている画像を光学的に読み取る。スキャナ20は、読み取った画像の各画素の階調値を表わす画像データを制御部100へ送る。
スキャナ20のハウジングの外面には、複合機1の前後左右に居るユーザを撮影するための複数のカメラ61,62,63,64が配置されている。これらカメラ61〜64によって得られる撮影画像は、ユーザの位置の検知およびユーザを判別する顔認識などに用いられる。なお、各カメラ61〜64の近傍にマイクロフォンが配置されている。
プリンタ部30は、電子写真法によって用紙に画像を印刷し、用紙を排紙トレイ35に排出する。図1に示す通り、排紙トレイ35は、スキャナ20の下方のいわゆる胴内排紙空間に配置されている。胴内排紙空間は、複合機1の前方および左方に開放されている。つまり、ユーザは、排紙トレイ35から印刷済みの用紙を取り出すとき、複合機1の前方または左方の位置で取出し作業を行う。
プリンタ部30のハウジングの前面は、保守のための扉38となっている。扉38を開けることによって、トナーの補給および感光体ユニットの交換などを行うことができる。
給紙部40は、用紙を収納しておくための複数の給紙カセットを備え、選択された給紙カセットからピックアップローラによって用紙を繰り出してプリンタ部30に供給する。
通信部50は、パーソナルコンピュータ、スマートフォン、および複合機1に着脱可能なUSBメモリなどの機器と通信回線を介して通信するためのインターフェースである。通信部50は、ユーザの保持する携帯端末などと通信するための近距離無線通信部55を有する。
撮影部60は、スキャナ20に配置されたカメラ61,62,63,64によって構成される。撮影部60は、複数のマイクロフォンからなる音声入力部65を有する。
制御部100は、複合機1の全体的な制御を受け持つメインコントローラである。図2に示すように制御部100は、CPU(Central Processing Unit )101、RAM(Random Access Memory)102、ROM(Read Only Memory)103、および画像処理部104を備える。
ROM103には、複合機1をプリンタ、コピー機、ファクシミリ機、およびドキュメント表示装置などとして動作させるために、タッチパネルディスプレイ10、スキャナ20およびプリンタ部30などを制御するプログラムが記憶されている。さらに、タッチパネルディスプレイ10による表示を閲覧しているユーザに移動を促すように表示の内容を変更する表示変更処理プログラムが記憶されている。これらプログラム(コンピュータプログラム)は、必要に応じてRAM102にロードされ、CPU101によって実行される。
画像処理部104は、スキャナ20から受け取った画像データにシェーディング補正や色収差補正といった読取り光学系の特性に関わる処理を施す。さらに、印刷用のラスタデータの生成、保存用の圧縮データの生成といったデータ出力処理の一部または全部を受け持つ。画像処理部104は、受け持った処理をソフトウェアのみで行う場合よりも高速に行うためのハードウェアを含んで構成される。
補助記憶装置120は、制御部100から送られてくる画像データを記憶する。補助記憶装置120として、ハードディスクドライブまたはSSD(Solid State Drive )などが用いられる。
さて、複合機1は、必要に応じて、タッチパネルディスプレイ10によって表示される何らかの画面を閲覧しているユーザに移動を促す。移動を促すために、表示面11における表示の内容を変更する。以下、移動を促すために表示の内容を変更する動作を「表示変更」という。
表示変更は、画面を閲覧しているユーザ(つまり既に複合機1の近くに居るユーザ)が複合機1に近づこうとしている他のユーザの妨げになる場合などに行われる。以下、表示変更を中心に、複合機1の構成および使用の例を説明する。
図3には複数のユーザ3a,3b,3c,3dによる複合機1の使用の例が示されている。
複合機1は、ドキュメント表示ジョブを実行する。ドキュメント表示ジョブは、書類、図面、地図、写真、イラスト、動画などの各種のドキュメントを表示するジョブである。ドキュメントは音声情報を含んでいてもよい。
図3において、4人のユーザ3a〜dが複合機1の周りに集まって、表示面11に表示されたドキュメントを閲覧しながら打合せをしている。この場合のドキュメントは、打合せのための資料である。
複合機1は、前後左右に立っているユーザ3a〜dのそれぞれに1つずつドキュメント画面4a,4b,4c,4dを表示する。ドキュメント画面4a〜dは、ドキュメントを表示するための画面(ウインドウ)である。
複合機1は、ドキュメント画面4a〜dを表示する際に、表示面11におけるユーザ3a〜dのそれぞれの前方の位置に、ユーザ3a〜dが閲覧しやすい向きにして配置する。閲覧しやすい向きとは、ユーザ3a〜dが複合機1に真直ぐに向いて見たときのユーザからみた上向き(奥側が画面の上で手前側が下)である。
打合せに際して、例えばユーザ3aがタッチパネルディスプレイ10を操作してドキュメントの表示を指示する。その前に顔認識によるユーザ認証を受けるようにしてもよい。ユーザ認証は、パスワード等の入力、IDカードの読取り、指紋認証などの他の方法によって行ってもよい。いずれにしても、ユーザ認証を行う場合、予めユーザがドキュメントを登録しておき、複合機1がユーザを認証したときに自動的にドキュメントを表示するようにしてもよい。
なお、ユーザ3a〜dは、打合せに際して、表示させたいドキュメントが地図や設計図面などの大サイズの画像である場合などにおいて、表示面11の全面をドキュメント画面とするモードを、ドキュメント表示ジョブのモードとして指定することができる。
以下、ドキュメント表示ジョブを「第1ジョブ」といい、他のジョブを「第2ジョブ」ということがある。また、ユーザ3a〜dのうちの任意の一人または複数を「第1ユーザ」といい、ユーザ3a〜d以外のユーザを「第2ユーザ」ということがある。
第2ジョブのうちの特に表示変更に関わるジョブとして、印刷ジョブおよびスキャンジョブがある。印刷ジョブでは、第2ユーザが排紙トレイ35から印刷物を取り出すために複合機1に近づく。このため、排紙トレイ35の近傍に居る第1ユーザに移動を促す。
また、スキャンジョブでは、第2ユーザが原稿をセットする際にタッチパネルディスプレイ10を開く。タッチパネルディスプレイ10が開状態のとき、表示面11が傾斜するので、特に傾斜の上側の位置に居る第1ユーザは画面を閲覧しづらい。このため、第2ユーザがスキャンジョブを指定したときには、第1ユーザに移動を促す。
図4〜図15にはユーザに移動を促すための表示変更の例がそれぞれ示されている。
図4において、3人の第1ユーザ3a,3b,3cが複合機1の前方、左方および右方の各位置に立ってドキュメント画面4a,4b,4cを閲覧している。この状態で例えば外部のコンピュータからのアクセスによって印刷ジョブが与えられると、複合機1は、印刷をする旨のメッセージ6を2人の第1ユーザ3a,3bに対して表示する。2人の第1ユーザ3a,3bは、印刷ジョブの作業位置81に居るユーザである。作業位置81は、印刷物の取り出しに必要な空間の位置として予め印刷ジョブについて定めされている。
印刷ジョブを実行しても誰かが印刷物を取りにくるまでは、必ずしも第1ユーザ3a,3bが移動する必要はない。メッセージ6の表示は、移動する必要が生じることの予告となる。
図5において、以前に印刷ジョブを複合機1に与えた第2ユーザ3eが複合機1に近づいて周辺ユーザの1人となる。第2ユーザ3eを検知すると、複合機1は、表示面11における特定領域810から外れるように、ドキュメント画像4bを表示面11内の空き領域15へ移動させる。
移動に際して、図6(A)に示すように、ドキュメント画面4bの移動の様子を見せるアニメーションを表示する。アニメーションを表示することによって、第1ユーザ3bを左方から後方へ移動するように誘導する。
第1ユーザ3bが移動すると複合機1の左側面の近辺が空くので、第2ユーザ3eは、支障なく印刷物を取り出すことができる。
なお、図6(B)に示すように、ドキュメント画面4bとその退避に必要な空き領域16との間に他のドキュメント画面4a,4dを配置している場合には、例えばドキュメント画面4dを空き領域16へ移動させ、それと並行してドキュメント画面4bをドキュメント画面4dの移動前の位置へ退避させる。
図7において、4人の第1ユーザ3a〜dが複合機1の前方、左方、右方、および後方の各位置に立ってドキュメント画面4a〜dを閲覧している。この状態で印刷ジョブが与えられると、複合機1は、3つのドキュメント画面4a,4b,4dを他のドキュメント画面4dに重ねるように移動させて特定領域810から退避させる。そして、重なった4つのドキュメント画面4a〜dを1つのドキュメント画面4eに統合(マージ)する。
このように統合を行うのは、特定領域811が図5の特定領域811よりも大きいことから3つのドキュメント画面4a,4b,4dを退避させる必要があり、かつ退避に必要な空き領域が表示面11内にないからである。
移動および統合に際して、図8に示すように、移動および統合の様子を見せるアニメーションを表示する。図8の例では、統合の後に拡大が行われる。アニメーションを表示することによって、第1ユーザ3a,3b,3dを複合機1の右方側へ移動するように誘導する。
第1ユーザ3a〜dは、第2ユーザ3eが印刷物を取り出しに来ることを気にかけずに、打ち合わせを続けることができる。
図9において、第1ジョブが実行中であり、図7の例と同様に4人の第1ユーザ3a〜dがドキュメント画面4a〜dを閲覧している。複合機1は、第1ジョブ以外の第2ジョブを実行していない。
複合機1に接近してくる第2ユーザである接近ユーザ3fを検知すると、複合機1は、接近ユーザ3fの居る接近側位置93に第1ユーザ3a〜dのいずれかが居る場合に、表示変更を行う。この場合の表示変更は、表示面11における接近側位置93に近い接近側領域930からドキュメント画面4a〜dを退避させる処理である。
表示変更においては、図7の例と同様に空き領域がないので、ドキュメント画面4a,4b,4dをドキュメント画面4cに重ねるように移動させて1つのドキュメント画面4e に統合する。その後、表示面11における先の統合によって空いた接近側領域930に、接近ユーザ3fが複合機1に所望の指示または情報を入力するための操作パネル画面5を表示する。
表示変更により促されて、第1ユーザ3bおよび第1ユーザ3a,3dが複合機1の右方側へ移動する。接近ユーザ3fは、例えば第1ユーザ3bが移動する前に居た付近に近づいて、操作パネル画面5を用いて所望の操作をすることができる。第1ユーザ3a〜dは、引き続き打ち合わせすることができる。
図10において、3人の第1ユーザ3a,3c,3dがドキュメント画面4a,4c,4dを閲覧している。また、複合機1の左方で第2ユーザ3kが操作パネル画面5を用いて操作をしている。
第2ユーザ3kがスキャンジョブを指定すると、複合機1は、スキャンジョブの作業位置82に近い特定領域820からドキュメント画面4a,4c,4dを退避させる表示変更を行う。図10の例では、2つのドキュメント画面4a,4dをドキュメント画面4cに重ねるように移動させて、3つのドキュメント画面4a,4c,4dを1つのドキュメント画面4e に統合する。
第1ユーザ3a,3c,3dは、表示変更により促されて移動する。複合機1の右側に集まることにより、第2ユーザ3kが原稿をセットするためにタッチパネルディスプレイ10を開いた状態でのドキュメントの閲覧がしやすくなる。
図11において、3人の第1ユーザ3a,3b,3cがドキュメント画面4a,4b,4cを閲覧している。このとき、複合機1は、トナーエンプティまたは感光体ユニットの交換時期の到来などといった特定の保守作業の必要な特定状態を検知すると、保守作業位置92に第1ユーザ3a,3b,3cのいずれかが居る場合に、表示変更を行う。保守作業位置92は、扉30を開けるのに必要な空間として予め定められた位置である。
この場合の表示変更は、表示面11における保守作業位置92に近い保守用特定領域920からドキュメント画面4a,4c,4dを退避させる処理である。
図11の例では空き領域15が有るので、ドキュメント画面4a,4bを移動させる。保守用特定領域920に配置しているドキュメント画面4aのみを移動させてもよいが、そのようにすると、第1ユーザ3a に複合機1の前方側から後方側まで半周するような移動を促すことなりかねない。そこで、ドキュメント画面4a,4bを移動させて、2人の第1ユーザ3a,3bにそれぞれ4分の1周の移動を促す。第1ユーザ3aが移動した後に、保守作業を受け持つ第2ユーザ3tは、扉38を開いて保守作業を行う。
図12において、4人の第1ユーザ3a〜dがドキュメント画面4a〜dを閲覧している。複合機1は、第1ジョブ以外の第2ジョブを実行していない。
接近ユーザ3fを検知すると、複合機1は、接近側位置94に第1ユーザ3a〜dのいずれかが居る場合に、表示変更を行う。表示変更は、接近側領域940からドキュメント画面4a〜dを退避させる処理である。具体的には、接近側領域940に配置している2つのドキュメント画面4b,4dを縮小してドキュメント画面4bs,4dsとする。縮小によって画面の中心が元の位置からずれる。縮小後にまたは縮小と並行して画面全体を移動させてもよい。
図7および図9の例と違って統合をしないのは、ドキュメント画面4a〜dの間でそれぞれの表示の内容が異なっているからである。内容が異なる場合の例として、第1ユーザ3a〜dが1つの書類の異なるページを閲覧している場合がある。複合機1は、空き領域の有無および統合の可否を判別し、判別の結果に応じた表示変更を行う。
図13において、図12の例と同様に、4人の第1ユーザ3a〜dがドキュメント画面4a〜dを閲覧している。このとき、図5の例と同様に、以前に印刷ジョブを複合機1に与えた第2ユーザ3eが複合機1に近づいて周辺ユーザの1人となっている。
しかし、空き領域がないので、空き領域への移動はできない。また、ドキュメント画面4a〜dの間でそれぞれの表示の内容が異なっているので、統合もできない。さらに読みづらくなるなどの理由で縮小もできない。つまり、ドキュメント画面4a〜dを退避させることができない。そこで、複合機1は、第1ユーザ3a,3bに対して、移動を促すメッセージ6bを表示する。図13では、第1ユーザ3bが移動して第2ユーザ3eに場所を譲っている。
図14において、図12の例と同様に、4人の第1ユーザ3a〜dがドキュメント画面4a〜dを閲覧している。このとき、周辺ユーザ3gが表示面11にタッチすると、タッチ位置を囲む所定サイズのタッチユーザ用領域950からドキュメント画面4a〜dを退避させる。そして、タッチユーザ用領域950に、タッチユーザである周辺ユーザ3gによる操作のための操作パネル画面5を表示する。
図15において、第2ユーザである3人の周辺ユーザ3h,3i,3jがそれぞれに対して表示された操作パネル画面5h,5i,5jを用いてそれぞれ所望の操作をしている。この状態で印刷ジョブが与えられると、複合機1は、図4の例と同様に、印刷をする旨のメッセージ6を2人の周辺ユーザ3h,3iに対して表示する。
図16には複合機1の機能的構成の例が示されている。
複合機1には、第2ジョブ検知部201、ユーザ位置判別部202、表示制御部203、ユーザ判別部204、状態検知部205、および接近ユーザ検知部206などが設けられる。これらの機能は、上に述べた制御部100のハードウェア構成により、および上に述べた表示変更処理プログラムがCPU101によって実行されることにより実現される。
第2ジョブ検知部201は、第1ユーザ3a〜dのためにドキュメントを表示する第1ジョブの実行中に、第1ユーザ3a〜dではない第2ユーザ3e,3kによる第2ジョブを検知する。印刷ジョブおよびスキャンジョブは、第2ジョブの例である。
第2ジョブ検知部201は、例えば外部のコンピュータからネットワークを介して与えられる印刷ジョブを通信部50が受信したとき、その印刷ジョブを第2ジョブとして検知する。
ユーザ位置判別部202は、第2ジョブが検知された場合に、第1ユーザ3a〜dの居る位置が第2ジョブについて定められた作業位置81,82であるか否かを判別する。ユーザ位置判別部202は、例えば撮影部60による撮影像を解析することによって第1ユーザ3a〜dの居る位置を検知する。第2ジョブが印刷ジョブである場合には、作業位置81は、排紙トレイ35から印刷物を取り出す作業に適した位置である。
表示制御部203は、第1ユーザ3a〜dの居る位置が作業位置81,82であると判別された場合に、第1ユーザ3a〜dのうちの少なくとも1人に対して移動を促すように、タッチパネルディスプレイ10による表示の内容を変更する表示変更処理を行う。
例えば、表示変更処理として、タッチパネルディスプレイ10の表示面11のうちのドキュメントを表示するドキュメント画面4bを、表示面11における作業位置81,82に近い側の一部分である予め第2ジョブについて定められた特定領域810,820から退避させる処理を行う。
詳しくは、図5に示すように、ドキュメント画面4bをその全体が特定領域810から外れるように表示面11における後方側の空き領域15の位置へ移動させる処理を行うことによって退避させる。つまり、表示面11に複数のドキュメント画面4a,4b、4cを配置しており、かつ特定領域810に配置しているドキュメント画面4bの移動先になり得る空き領域15が有る場合において、特定領域810に配置しているドキュメント画面4bを特定領域810から外れるように移動させる処理を、表示変更処理として行う。
ドキュメント画面4bを移動させるときに、作業位置81以外の位置であって移動先に対応した後方の位置からの閲覧がしやすい向きになるように、ドキュメント画面4bの向きを変更する。加えて、図6に示すように、ドキュメント画面4bの移動の様子を見せるアニメーションをタッチパネルディスプレイ10に表示させる。
アニメーションを表示することにより、第1ユーザ3bを左方から後方へ移動するように誘導することができる。移動を開始する前に、メッセージを表示したりアイコンを点滅させたりするなどして移動を開始する旨を第1ユーザ3bに知らせてもよい。
また、例えば図9に示すように、表示面11に複数のドキュメント画面4a〜dを配置しており、かつ接近側領域930に配置しているドキュメント画面4a,4b,4dの移動先になり得る空き領域が無い場合において、接近側領域930に配置しているドキュメント画面4a,4b,4dを接近側領域930から外れた位置に配置しているドキュメント画面4cに重ねるように移動させる処理を、表示変更処理として行う。
また、スキャンジョブにおいて、例えば図10に示すように、3つのドキュメント画面4a,4c,4dのうちのスキャンジョブの作業領域82に対応する特定領域820に配置している2つのドキュメント画面4a,4dを、特定領域820から外れた位置に配置しているドキュメント画面4cに重ねるように移動させる。スキャンジョブの特定領域820は、表示面11のうちのタッチパネルディスプレイ10を開状態としたときに上方側となる一部分である
そして、重ねるように移動させる場合には、移動によって重なる複数のドキュメント画面4a〜dを1つの画面4eに統合(マージ)する。
また、表示制御部203は、図12および図14に示すように、表示面11に複数のドキュメント画面4a〜dを配置しておりかつドキュメント画面4b,4dの移動先になり得る空き領域がない場合において、少なくとも1つのドキュメント画面4b,4dを縮小する処理を、表示変更処理として行う。
また、表示制御部203は、図4の例のように、作業位置81に居る第1ユーザ3a,3bうちの少なくとも1人の第1ユーザ3a,3bに対して移動を促すメッセージ6をタッチパネルディスプレイ10に表示させる処理を、表示変更処理として行う。メッセージ6の内容としては、例えば「印刷を行います。印刷物を取りに来る人のために、取出し口付近を空けるように移動してください。」というものでよい。
ユーザ判別部204は、カメラ61〜64による撮影画像に基づく顔認識、またはユーザの保持する携帯通信装置との無線通信によって、複合機1の周辺に居るユーザである周辺ユーザが第2ユーザ3e,3hであるか否かを判別する。このとき、第2ジョブに含まれるユーザ識別情報によって第2ユーザ3e,3kを特定し、予め登録されている複数のユーザのユーザ識別情報と照合することにより、第2ユーザ3e,3kを判別する。
上に述べたユーザ位置判別部202は、第2ジョブ検知部201によって第2ジョブが検知された後にユーザ判別部204によって周辺ユーザが第2ユーザ3e,3kであると判別された場合に、第1ユーザ3a〜dの居る位置が作業位置81,82であるか否かを判別する。これによれば、例えば複合機1が第2ユーザ3e,3kによる印刷ジョブを実行した後、第2ユーザ3eが実際に印刷物を取り出しに来たときに、第1ユーザ3a〜dに対して移動を促すことになる。第1ユーザ3a〜dは、まさに移動が必要になった時点で移動を行えばよい。ただし、印刷ジョブを検知した時点で、移動のこころ積もりをしてもらうために、移動の必要を予告するメッセージを表示してもよい。
図4に戻って、状態検知部205は、複合機について作業者による特定の保守作業を行う必要がある特定状態を検知する。特定状態の例として、上に述べた扉38を開ける必要のある状態がある。つまり、トナーの補給や感光体ユニットの交換の必要な状態は特定状態の例である。
図11を参照して、ユーザ位置判別部202は、状態検知部205によって特定状態が検知された場合に、第1ユーザ3a,3b,3cの居る位置が保守作業について定められた保守作業位置92であるか否かを判別する。
表示制御部203は、ユーザ位置判別部202によって、第1ユーザ3a,3b,3cの居る位置が保守作業位置92であると判別された場合に、表示面11におけるドキュメント画面4a,4b,4cを、表示面11における保守作業位置92に近い側の一部分である予め保守作業について定められた保守用特定領域920から退避させる処理を行う。
図14を参照して、ユーザ位置判別部202は、表示面11にタッチしたユーザであるタッチユーザ3gが第1ユーザ3a〜d以外のユーザであるか否かを判別する。
表示制御部203は、ユーザ位置判別部202によってタッチユーザ3gが第1ユーザ3a〜d以外のユーザであると判別された場合に、表示面11におけるドキュメントを表示するドキュメント画面4b,4dを、表示面11におけるタッチユーザ3gによるタッチ位置を囲む一部分であるタッチユーザ用領域950から退避させる処理、およびタッチユーザ用領域950にタッチユーザによる操作のための操作パネル画面5を表示させる処理を行う。
図12を参照して、接近ユーザ検知部206は、第1ジョブの実行中に、当該複合機1に接近する接近ユーザ3fを検知する。例えば、時系列の複数の撮影画像の解析、またはユーザの保持する無線通信機器からの位置情報の示す位置の変化などによって検知する。
ユーザ位置判別部202は、接近ユーザ検知部206によって接近ユーザ3fが検知された場合に、第1ユーザ3bの居る位置が接近ユーザ3fの居る側の位置である接近側位置94であるか否かを判別する。
表示制御部203は、接近ユーザ検知部206によって第1ユーザ3bの居る位置が接近側位置94であると判別された場合に、表示面11のうちのドキュメント画面4b,4dを、接近側位置94に近い側の一部分である接近側領域940から退避させる処理、および接近側領域940に接近ユーザ3fによる操作のための操作パネル画面5を表示させる処理を行う。
図13を参照して、表示制御部203は、ドキュメント画面4a〜dを退避することが許されない場合に、第1ユーザ3a,3bに接近ユーザ3fが接近することを知らせるメッセージ6bをタッチパネルディスプレイ10に表示させる。。メッセージ6bの内容としては、例えば「他のユーザが印刷物を取りに来ました。取出し口付近を空けるように移動してください。」というものでよい。
図15を参照して、ユーザ位置判別部202は、第1ジョブが実行中でない場合に、周辺ユーザ3h,3i,3jの居る位置が作業位置81であるか否かを判別するものでもよい。
表示制御部203は、第1ジョブが実行中でなく、かつユーザ位置判別部202によって周辺ユーザ3h,3iの居る位置が作業位置81であると判別された場合に、周辺ユーザ3h,3iに移動を促すメッセージ6をタッチパネルディスプレイ10に表示させる。
図17のフローチャートには複合機1における表示制御処理の流れの例が、図18のフローチャートには表示変更処理の流れの例が、図19のフローチャートには特定領域81,82の設定の流れの例が、それぞれ示されている。
図17において、ジョブの入力の有無を含む複合機1の状態を検知する(#301)。第1ジョブが実行中でない場合(#302でNO) 、メッセージ表示処理(#306)を実行する。このメッセージ表示処理では、作業位置81,82または保守作業位置92に周辺ユーザ3h,3iの居る場合において、第2ジョブまたは特定状態を検知したときに、周辺ユーザ3h,3iに移動を促すメッセージ6bをタッチパネルディスプレイ10に表示させる。
第1ジョブが実行中である場合(#302でYES) 、第2ジョブを検知するかまたは保守作業の必要な特定状態を検知したときに(#303または#307でYES)、表示変更処理を実行する(#304)。その後、操作入力に従って画面を切り換えたりユーザの指示をそれに対応した処理手段に通知したりする通常処理を行う(#305)。
第2ジョブおよび特定状態のいずれをも検知しなかった場合には(#303および#307で共にNO)、表示変更処理を行わずに通常処理を行う。
図18において、複合機1の周辺に居るユーザに移動を促す必要があるか否かをチェックする(#401)。つまり、第1ユーザ3a,3b,3c,3dの居る位置が、作業位置81,82または保守作業位置92であるか否かを判断する。必要がなければ(#401でNO) 、図17のフローに戻る。
移動を促す必要があれば(#401でYES) 、つまり第1ユーザ3a〜dのいずれかが作業位置81,82または保守作業位置92に居る場合には、ドキュメント画面4a〜dの退避が必要か否かをチェックする(#402)。つまり、特定領域810,820または保守用特定領域920にドキュメント画面4a〜dを配置している状態か否かを判断する。このとき、予め定め記憶している設定用データに従って、図19に示すようにジョブに応じて特定領域810,820を設定する(#421〜#424)。第2ジョブが印刷ジョブおよびスキャンジョブのいずれでもない場合には、そのジョブについて定められている特定領域を設定する(#425)。
ドキュメント画面4a〜dの退避が必要でない場合には(#402でNO) 、移動を促すメッセージ6bを表示する(#407)。
ドキュメント画面4a〜dの退避が必要である場合には(#402でYES) 、移動先となり得る空き領域15,16があれば(#403でYES) 、ドキュメント画面4a〜dのうちの退避すべき1つまたは複数を空き領域15,16へ滑らかに移動する(#404)。「滑らかに移動」とは、ユーザを誘導するように適切な速度で連続的に動くアニメーションを表示することを意味する。
その後、空になった特定領域810,820に、必要に応じて第2ユーザ3e,3kのための操作パネル画面5などの他の画面を表示する(#405、#406)。
一方、移動先となり得る空き領域15,16がなければ(#403でNO) 、ドキュメント画面4a〜dを統合したり縮小したりする編集が許されるかどうかをチェックする(#408)。編集を禁止するモードが設定されるなどして編集が許されていない場合には(#408でNO) 、移動を促すメッセージ6bを表示する(#411)。
編集が許されてはいる場合には(#408でYES) 、続けて、編集が可能か否かをチェックする(#409)。編集が可能であれば(#409でYES) 、ドキュメント画面4a〜dのうちの1つまたは複数を編集して特定領域810,820または保守用特定領域920から退避させる。
ドキュメント画面4a〜dの内容が異なっているときには統合は不可とする。縮小することで情報が読みづらくなる場合は縮小は不可である。統合も縮小も不可の場合は編集が不可と判断する。その場合には、移動を促すメッセージ6bを表示する(#411)。
以上の実施形態によると、既にディスプレイ(タッチパネルディスプレイ10)の近くに居るユーザおよび近くに行きたいユーザの双方にとっての使い勝手を良くすることができる。複合機1を用いて複数のユーザが打合せを行っているとき、打合せが移動してくれるので、他のユーザは印刷物を取り出したり、保守作業をしたりしやすい。
他のユーザがスキャンジョブを実行させる場合、打合せをしているユーザの閲覧しやすい位置(開状態での下側)にドキュメント画面4a〜dが表示されるので、タッチパネルディスプレイ10が開状態である間も、打合せを続けやすい。他のユーザにとっては、タッチパネルディスプレイ10の開閉が打合せの大きな妨げにならないので、気兼ねなく複合機1をスキャンジョブに使用することができる。
複合機1は、MFP(多機能機)に限らず、用紙と取出しまたが原稿のセットなどのように複合機1にユーザが近づく作業を伴うジョブとドキュメントを表示ジョブとを並行して実行可能な機器であればよく、コピー機、ファクシミリ機、イメージリーダなどであってもよい。自動原稿送り装置を備えるものでもよい。
その他、複合機1の全体または各部の構成、処理の内容、順序、またはタイミング、第1ユーザの数、ドキュメント表示モードの用途、作業領域81,82および保守作業領域92のそれぞれの範囲、特定領域810,820および保守用特定領域920のそれぞれの範囲などは、本発明の趣旨に沿って適宜変更することができる。
1 複合機
3a,3b,3c、3d 第1ユーザ
3e,3k,3t 第2ユーザ
3f 接近ユーザ
3g タッチユーザ
3h,3i,3j 周辺ユーザ
4a,4b,4c、4d ドキュメント画面
5 操作パネル画面
6,6b メッセージ
10 タッチパネルディスプレイ(ディスプレイ)
15,16 空き領域
20 スキャナ
21 プラテンガラス(原稿台ガラス)
30 プリンタ部
35 排紙トレイ
61,62,63,64 カメラ
81,82 作業位置
201 第2ジョブ検知部(第2ジョブ検知手段)
202 ユーザ位置判別部(ユーザ位置判別手段)
203 表示制御部(表示制御手段)
204 ユーザ判別部(ユーザ判別手段)
205 状態検知部(状態検知手段)
206 接近ユーザ検知部(接近ユーザ検知手段)
810,820 特定領域
92 保守作業位置
94 接近側位置
920 保守用特定領域
950 タッチユーザ用領域
940 接近側領域

Claims (19)

  1. 複合機の最上部に表示面が水平となるように配置されたディスプレイを備え、前記ディスプレイにドキュメントを表示するジョブおよび他のジョブの実行が可能な複合機であって、
    第1ユーザのために前記ドキュメントを表示する第1ジョブの実行中に、前記第1ユーザではない第2ユーザによる第2ジョブを検知する第2ジョブ検知部と、
    前記第2ジョブが検知された場合に、前記第1ユーザの居る位置が前記第2ジョブについて定められた作業位置であるか否かを判別するユーザ位置判別手段と、
    前記第1ユーザの居る位置が前記作業位置であると判別された場合に、前記第1ユーザに対して移動を促すように、前記ディスプレイによる表示の内容を変更する表示変更処理を行う表示制御手段と、を有する、
    ことを特徴とする複合機。
  2. 前記表示制御手段は、前記ディスプレイの表示面のうちの前記ドキュメントを表示するドキュメント画面を、前記表示面における前記作業位置に近い側の一部分である予め前記第2ジョブについて定められた特定領域から退避させる処理を、前記表示変更処理として行う、
    請求項1記載の複合機。
  3. 前記表示制御手段は、前記ドキュメント画面をその全体が前記特定領域から外れるように移動させる処理を、前記表示変更処理として行う、
    請求項2記載の複合機。
  4. 前記表示制御手段は、前記表示面に前記ドキュメント画面を複数配置しており、かつ前記特定領域に配置している前記ドキュメント画面の移動先になり得る空き領域が有る場合において、前記特定領域に配置している前記ドキュメント画面を前記特定領域から外れるように移動させる処理を、前記表示変更処理として行う、
    請求項3記載の複合機。
  5. 前記表示制御手段は、前記表示面に前記ドキュメント画面を複数配置しておりかつ前記ドキュメント画面の移動先になり得る空き領域がない場合において、前記特定領域に配置している前記ドキュメント画面を、前記特定領域から外れた位置に配置している前記ドキュメント画面に重ねるように移動させる処理を、前記表示変更処理として行う、
    請求項4記載の複合機。
  6. 前記表示制御手段は、移動によって重なる複数の前記ドキュメント画面を1つの画面に統合する、
    請求項5記載の複合機。
  7. 前記表示制御手段は、前記表示面に前記ドキュメント画面を複数配置しておりかつ前記ドキュメント画面の移動先になり得る空き領域がない場合において、少なくとも1つの前記ドキュメント画面を縮小する処理を、前記表示変更処理として行う、
    請求項4記載の複合機。
  8. 前記表示制御手段は、前記ドキュメント画面を移動させるときに、前記作業位置以外の位置からの閲覧がしやすい向きになるように、前記ドキュメント画面の向きを変更する、 請求項3ないし6のいずれかに記載の複合機。
  9. 前記表示制御手段は、前記ドキュメント画面を移動させるときに、移動の様子を前記第1ユーザに見せるアニメーションを前記ディスプレイに表示させる、
    請求項8記載の複合機。
  10. 前記表示制御手段は、前記第1ユーザに対して移動を促すメッセージを前記ディスプレイに表示させる処理を、前記表示変更処理として行う、
    請求項1記載の複合機。
  11. 当該複合機の周辺に居るユーザである周辺ユーザが前記第2ユーザであるか否かを判別するユーザ判別手段を有し、
    前記ユーザ位置判別手段は、前記第2ジョブが検知された後に前記周辺ユーザが前記第2ユーザであると判別された場合に、前記第1ユーザの居る位置が前記作業位置であるか否かを判別する、
    請求項1ないし10のいずれかに記載の複合機。
  12. 前記ユーザ判別手段は、カメラによる撮影画像に基づく顔認識、またはユーザの保持する携帯通信装置との無線通信によって、ユーザを判別する、
    請求項11記載の複合機。
  13. 用紙に画像を印刷して排紙トレイに排出するプリンタ部を備え、
    前記第2ジョブは、前記プリンタ部を用いる印刷ジョブであり、
    前記作業位置は、前記排紙トレイから前記用紙を取り出す作業のために定められた位置である、
    請求項1ないし12のいずれかに記載の複合機。
  14. フラットヘッド型のスキャナを備え、
    前記ディスプレイは、前記スキャナの原稿台ガラスを覆うカバーとして、原稿台ガラスの1つの端縁に沿う軸を中心に回転する開閉が可能に配置されており、
    前記第2ジョブは、前記スキャナを使用するスキャンジョブであり、
    前記特定領域は、前記表示面のうちの前記ディスプレイを開状態としたときに上方側となる一部分である、
    請求項2ないし9のいずれかに記載の複合機。
  15. 当該複合機について作業者による特定の保守作業を行う必要がある特定状態を検知する状態検知手段を有し、
    前記ユーザ位置判別手段は、前記特定状態が検知された場合に、前記第1ユーザの居る位置が前記保守作業について定められた保守作業位置であるか否かを判別し、
    前記表示制御手段は、前記第1ユーザの居る位置が前記保守作業位置であると判別された場合に、前記ディスプレイの表示面における前記ドキュメントを表示するドキュメント画面を、前記表示面における前記保守作業位置に近い側の一部分である予め前記保守作業について定められた保守用特定領域から退避させる処理を行う、
    請求項1ないし13のいずれかに記載の複合機。
  16. 前記ディスプレイはタッチパネルディスプレイであり、
    前記ユーザ位置判別手段は、前記ディスプレイの表示面にタッチしたユーザであるタッチユーザが前記第1ユーザ以外のユーザであるか否かを判別し、
    前記表示制御手段は、前記タッチユーザが前記第1ユーザ以外のユーザであると判別された場合に、前記表示面における前記ドキュメントを表示するドキュメント画面を、前記表示面における前記タッチユーザによるタッチ位置を囲む一部分であるタッチユーザ用領域から退避させる処理、および前記タッチユーザ用領域に前記タッチユーザによる操作のための操作パネル画面を表示させる処理を行う、
    請求項1ないし15のいずれかに記載の複合機。
  17. 前記第1ジョブの実行中に、当該複合機に接近する接近ユーザを検知する接近ユーザ検知手段を有し、
    前記ユーザ位置判別手段は、前記接近ユーザが検知された場合に、前記第1ユーザの居る位置が前記接近ユーザの居る側の位置である接近側位置であるか否かを判別し、
    前記表示制御手段は、前記第1ユーザの居る位置が前記接近側位置であると判別された場合に、前記ディスプレイの表示面のうちの前記ドキュメントを表示するドキュメント画面を、前記接近側位置に近い側の一部分である接近側領域から退避させる処理、および前記接近側領域に前記接近ユーザによる操作のための操作パネル画面を表示させる処理を行う、
    請求項1ないし16のいずれかに記載の複合機。
  18. 前記表示制御手段は、ドキュメント画面を退避することが許されない場合に、前記第1ユーザに前記接近ユーザが接近することを知らせるメッセージを前記ディスプレイに表示させる、
    請求項17記載の複合機。
  19. ユーザ位置判別手段は、前記第1ジョブが実行中でない場合に、前記周辺ユーザの居る位置が前記作業位置であるか否かを判別し、
    前記表示制御手段は、前記第1ジョブが実行中でなく、かつ前記周辺ユーザの居る位置が前記作業位置であると判別された場合に、前記周辺ユーザに移動を促すメッセージを前記ディスプレイに表示させる、
    請求項11または12記載の複合機。
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