JP7011451B2 - 画像形成装置、制御プログラムおよび制御方法 - Google Patents

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Description

この発明は、画像形成装置、制御プログラムおよび制御方法に関し、特にたとえば、消費電力が制限される省電力状態および消費電力が制限されない通常状態を有する、画像形成装置、制御プログラムおよび制御方法に関する。
この種の背景技術の一例が特許文献1に開示される。背景技術の画像処理装置は、動作を実行可能なスタンバイモードと一部の動作が実行不能なスリープモードとが切り替え可能にされており、所定の検出領域内にいる人を検出する人感センサおよび所定の撮影範囲内にいる人の画像を撮影する第1の撮像部を備える。背景技術の画像処理装置では、スリープモードが設定されている場合に、人感センサにより人が検出されると第1の撮像部に電力が供給され、第1の撮像部により撮影された画像に基づいて人が近づいていると判定されると稼動に必要な電力を供給することによりスリープモードからスタンバイモードに切り替えられる。
特開2015-11537号公報
しかしながら、背景技術の画像処理装置では、当該装置を利用しない人が装置の前方または近傍を通るだけの場合にもスリープモードからスタンバイモードに切り替えられてしまう。これでは、画像処理装置が使用されない場合でも頻繁にスタンバイモードに切り替えられてしまい、無駄な電力が消費されてしまうという問題がある。
それゆえに、この発明の主たる目的は、新規な、画像形成装置、制御プログラムおよび制御方法を提供することである。
この発明の他の目的は、省電力化を図るとともに、適切に省電力モードから通常モードに遷移することができる、画像形成装置、制御プログラムおよび制御方法を提供することである。
第1の発明は、登録ユーザの顔画像を記憶するとともに、当該登録ユーザが登録した所定の登録ジョブデータを記憶することが可能な記憶部を備え、消費電力量が所定値以下に制限される省電力状態および消費電力量が制限されない通常状態を有する画像形成装置であって、第1判断手段、第2判断手段、第3判断手段および状態設定手段を備える。第1判断手段は、画像形成装置の周囲に設定された第1範囲にユーザが存在するかどうかを判断する。第2判断手段は、第1判断手段によって第1範囲にユーザが存在することが判断された場合に、当該ユーザが登録ユーザかどうかを判断する。第3判断手段は、第2判断手段によってユーザが登録ユーザであると判断された場合に、当該ユーザが登録した登録ジョブデータが記憶部に記憶されているかどうかを判断する。状態設定手段は、省電力状態において、第3判断手段によってユーザが登録した登録ジョブデータが記憶部に記憶されていると判断された場合に通常状態を設定するとともに、省電力状態において、第3判断手段によってユーザが登録した登録ジョブデータが記憶部に記憶されていると判断されなかった場合に省電力状態を維持する
第2の発明は、第1の発明に従属する画像形成装置であって、第2判断手段は、画像形成装置の周囲に存在するユーザの像を含む撮影画像を撮影する撮影手段、撮影画像からユーザの顔画像を検出する顔検出手段、および顔検出手段で検出されたユーザの顔画像と、登録ユーザの顔画像とを比較して、ユーザが登録ユーザかどうかを判断する顔認証手段を含む。
第3の発明は、第1または第2の発明に従属する画像形成装置であって、省電力状態は、少なくとも第1判断手段に電力が供給される第1省電力状態と、少なくとも第1判断手段および第2判断手段に電力が供給される第2省電力状態と、少なくとも第1判断手段、第2判断手段および第3判断手段に電力が供給される第3省電力状態を含み、状態設定手段は、第1省電力状態において第1判断手段によって第1範囲にユーザが存在することが判断された場合に第2省電力状態を設定し、第2判断手段によってユーザが登録ユーザであると判断された場合に第3省電力状態を設定する。
第4の発明は、第3の発明に従属する画像形成装置であって、状態設定手段は、第2省電力状態または第3省電力状態において、所定の条件を満たした場合に、第1省電力状態を設定する。
第5の発明は、第1ないし第4のいずれかの発明に従属する画像形成装置であって、登録ジョブデータに対応するジョブが、即時実行可能かどうかを判断する第4判断手段、および第4判断手段によってジョブが即時実行可能と判断された場合に、状態設定手段によって通常状態が設定されたときに当該ジョブを実行する実行手段をさらに備える。
第6の発明は、第1ないし第5のいずれかの発明に従属する画像形成装置であって、状態設定手段は、省電力状態において、所定の開始操作があった場合に通常状態を設定する。
第7の発明は、登録ユーザの顔画像を記憶するとともに、当該登録ユーザが登録した所定の登録ジョブデータを記憶することが可能な記憶部を備え、消費電力量が所定値以下に制限される省電力状態および消費電力量が制限されない通常状態を有する画像形成装置の制御プログラムであって、画像形成装置のプロセッサを、画像形成装置の周囲に設定された第1範囲にユーザが存在するかどうかを判断する第1判断手段、第1判断手段によって第1範囲にユーザが存在することが判断された場合に、当該ユーザが登録ユーザかどうかを判断する第2判断手段、第2判断手段によってユーザが登録ユーザであると判断された場合に、当該ユーザが登録した登録ジョブデータが記憶部に記憶されているかどうかを判断する第3判断手段、および省電力状態において、第3判断手段によってユーザが登録した登録ジョブデータが記憶部に記憶されていると判断された場合に通常状態を設定する状態設定手段として機能させ、状態設定手段は、省電力状態において、第3判断手段によってユーザが登録した登録ジョブデータが記憶部に記憶されていると判断されなかった場合に省電力状態を維持する
第8の発明は、登録ユーザの顔画像を記憶するとともに、当該登録ユーザが登録した所定の登録ジョブデータを記憶することが可能な記憶部を備え、消費電力量が所定値以下に制限される省電力状態および消費電力量が制限されない通常状態を有する画像形成装置において、(a)画像形成装置の周囲に設定された第1範囲にユーザが存在するかどうかを判断するステップ、(b)ステップ(a)によって第1範囲にユーザが存在することが判断された場合に、当該ユーザが登録ユーザかどうかを判断するステップ、(c)ステップ(b)によってユーザが登録ユーザであると判断された場合に、当該ユーザが登録した登録ジョブデータが記憶部に記憶されているかどうかを判断するステップ、(d)省電力状態において、ステップ(c)によってユーザが登録した登録ジョブデータが記憶部に記憶されていると判断された場合に通常状態を設定するステップ、および(e)省電力状態において、ステップ(c)によってユーザが登録した登録ジョブデータが記憶部に記憶されていると判断されなかった場合に省電力状態を維持するステップを実行する、制御方法である。
この発明によれば、省電力化を図るとともに、適切に省電力モードから通常モードに遷移することができる。
この発明の上述の目的,その他の目的,特徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳細な説明から一層明らかとなろう。
図1はこの発明の一実施例である画像形成装置の外観を示す斜視図である。 図2は図1に示す画像形成装置の電気的な構成を示すブロック図である。 図3は画像形成装置の周囲に設定される範囲を説明するための平面図である。 図4は範囲に人が存在する場合を示す平面図である。 図5は撮影画像の一例を示す図解図である。 図6は顔検出前の補正画像の一例を示す図解図である。 図7は顔検出後の補正画像の一例を示す図解図である。 図8は図2に示すRAMのメモリマップの一例を示す図解図である。 図9は図2に示すCPUの電源制御処理の一例の一部を示すフロー図である。 図10は電源制御処理の一例の一部であって、図9に後続するフロー図である。 図11は第2実施例の電源制御処理の一例を示すフロー図である。 図12は第3実施例の認証画面の一例を示す図解図である。 図13は第3実施例の認証画面の他の例を示す図解図である。 図14は第3実施例の電源制御処理の一例を示すフロー図である。
[第1実施例]
図1はこの発明の一実施例である画像形成装置10の外観構成を示す正面図である。図1を参照して、第1実施例では、画像形成装置10は、複写機能、プリンタ機能、スキャナ機能およびファクシミリ機能などを有する複合機(MFP:Multifunction Peripheral)である。なお、この発明は複合機だけでなく、複写機(コピー機)、印刷装置(プリンタ)およびファクシミリのような他の画像形成装置に適用可能である。
なお、この明細書では、ユーザの立ち位置に対向する面、つまり後述する操作パネル26が設けられる側の面を前面(正面)として画像形成装置10およびその構成部材の前後方向(奥行方向)を規定し、画像形成装置10およびその構成部材の左右方向(横方向)は、ユーザから画像形成装置10を見た状態を基準として規定する。
画像形成装置10は、画像読取部30、画像形成部32、手差し給紙部34、給紙装置38および排紙トレイ40を含む装置本体36を備える。
画像読取部30は、透明材によって形成される原稿載置台を備え、装置本体36に内蔵される。原稿載置台の上方には、ヒンジ等を介して原稿押えカバー30aが開閉自在に取り付けられる。この原稿押えカバー30aには、手差し給紙部34が設けられる。また、原稿押えカバー30aには、手差し給紙部34に載置された原稿を自動的に給紙するADF(自動原稿送り装置)が設けられる。
また、画像読取部30は、光源、複数のミラー、結像レンズおよびラインセンサ等を備える。この画像読取部30は、原稿表面を光源によって露光し、原稿表面から反射した反射光を複数のミラーによって結像レンズに導く。そして、結像レンズによって反射光をラインセンサの受光素子に結像させる。ラインセンサでは、受光素子に結像した反射光の輝度または色度が検出され、原稿表面の画像に基づく読取画像データが生成される。ラインセンサとしては、CCD(Charge Coupled Device)またはCIS(Contact Image Sensor)等が用いられる。
画像形成部32は、装置本体36に内蔵され、画像読取部30の下方に設けられる。この画像形成部32は、感光体ドラム、帯電装置、露光装置、現像装置、転写装置および定着装置などを備える。画像形成部32は、給紙装置38等から搬送される記録媒体(用紙)上に電子写真方式によって画像を形成し、画像形成済みの用紙を排紙トレイ40に排出する。ただし、用紙上に画像を形成するための印刷画像データとしては、画像読取部30で読み取った画像データ、または外部コンピュータから送信された画像データ等が利用される。また、記録媒体としては、紙からなる用紙に限定されず、OHPフィルムなどの紙以外のシートも用いられる。
排紙トレイ40は、画像読取部30および画像形成部32の間に設けられる。排紙トレイ40の底面は、画像形成部32によって区画される。また、排紙トレイ40の天面は、画像読取部30によって区画される。さらに、排紙トレイ40の左側面(正面から見た左側面)は、連結筐体42の右側面で規定される。つまり、排紙トレイ40の前面側、背面側および左側面側は、開口する。排紙トレイ40の底面は、連結筐体42側に向かって下り勾配となる傾斜面を有する。
また、画像読取部30の前面側には、操作パネル26が設けられる。操作パネル26は、タッチパネル20付きのディスプレイ22および複数の操作ボタン26aを含む。
タッチパネル20付きのディスプレイ22には、各種設定または印刷指示などをユーザから受け付けるためのソフトウェアキーおよびメッセージ等が表示される。一例として、ディスプレイ22には、画像形成装置10が実行可能な各種のジョブから所望のジョブを選択するための画面であるホーム画面等の種々の操作画面が表示される。ただし、この第1実施例では、ジョブは、コピー(原稿のスキャンを含む)、印刷およびファックスの送信などを意味する。
操作ボタン26aは、ハードウェアキーであって、たとえば、ホームキー、省電力キーおよび主電源キーなどが含まれる。ホームキーは、ホーム画面をディスプレイ22に表示させるためのキーである。省電力キーは、消費電力が制限される省電力状態(省電力モード)と、消費電力が制限されない通常状態(通常モード)とを切り替えるためのキーである。ただし、操作ボタン26aは、ソフトウェアキーであっても良い。この場合、操作ボタン26aは、タッチパネル20付きのディスプレイ22に表示される。
なお、ソフトウェアキーとは、たとえばタッチパネル20付きのディスプレイ22の表示面上にソフトウェア的に再現されたキー(アイコン)のことを言う。これに対して、ハードウェアキーとは、物理的な装置として設けられたキー(ボタン)のことを言う。また、操作パネル26における操作入力とは、ソフトウェアキーにおける操作入力(たとえばタッチパネル20へのタッチ入力)およびハードウェアキーにおける操作入力(操作ボタン26aのボタン操作)などの操作パネル26の各部への操作入力を意味する。
また、操作パネル26の前面中央には、装置本体36の前方または近傍に存在する人を検出するための人検出センサ50および装置本体36の前方または近傍に存在する人の顔画像を撮影する撮影手段としてのカメラ52が設けられる。
図2は図1に示す画像形成装置10の電気的な構成を示すブロック図である。図2を参照して、画像形成装置10はCPU12を含む。CPU12には、バス60を介してRAM14、タッチパネル制御回路16、表示制御回路18、操作ボタン検出回路24、HDD28、画像読取部30、画像形成部32、人検出センサ50、カメラ52、電源制御回路54、顔認識回路56、顔認証回路58および通信回路62が接続される。また、タッチパネル制御回路16にはタッチパネル20が接続され、表示制御回路18にはディスプレイ22が接続され、操作ボタン検出回路24には操作ボタン26aが接続される。
CPU12は、画像形成装置10の全体的な制御を司る。RAM14は、CPU12のワーク領域およびバッファ領域として用いられる。
HDD28は、画像形成装置10の主記憶装置であって、CPU12が画像形成装置10の各部位の動作を制御するための制御プログラムおよびデータ等を適宜記憶する。また、HDD28は、登録されたユーザ(登録ユーザ)の認証情報を記憶する。登録ユーザの認証情報には、識別情報および比較画像が含まれる。識別情報は、たとえばユーザID、氏名等の登録ユーザを特定(識別)するための情報である。比較画像は、顔認証に用いられる登録ユーザの顔画像(登録用の顔画像)である。さらに、HDD28は、登録ユーザが登録したジョブデータ(登録ジョブデータ)を記憶する。なお、ジョブデータとは、たとえばプリントジョブであれば、外部のPC等から送信された画像データなどを含むデータである。また、登録ジョブデータには、その登録ジョブデータをHDD28に記憶させた登録ユーザを識別するための識別情報(ユーザID等)が紐づけられる。
ただし、HDD28に代えて、またはHDD28とともに、SSD、フラッシュメモリ、EEPROMなどの他の不揮発性メモリが用いられてもよい。
タッチパネル制御回路16は、タッチパネル20に必要な電圧などを付与するとともに、タッチパネル20のタッチ有効範囲内でのタッチ操作(タッチ入力)を検出して、そのタッチ入力の位置を示すタッチ座標データをCPU12に出力する。
タッチパネル20は、汎用のタッチパネルであり、静電容量方式、電磁誘導方式、抵抗膜方式、赤外線方式など、任意の方式のものを用いることができる。この第1実施例では、タッチパネル20としては、静電容量方式のタッチパネルが用いられ、ディスプレイ22の表示面上にタッチパネル20が設けられる。ただし、タッチパネル20とディスプレイ22とが一体的に形成されたタッチパネルディスプレイが用いられてもよい。
表示制御回路18は、GPUおよびVRAMなどを含んでおり、CPU12の指示の下、GPUは、RAM14に記憶された画像生成データ74b(図8参照)を用いてディスプレイ22に種々の画面を表示するための表示画像データをVRAMに生成し、生成した表示画像データをディスプレイ22に出力する。ディスプレイ22としては、たとえばLCDまたはEL(Electro-Luminescence)ディスプレイなどを用いることができる。
操作ボタン検出回路24は、上述した操作ボタン26aの操作に応じた操作信号ないし操作データをCPU12に出力する。
人検出センサ50は、画像形成装置10の周囲に設定される範囲(第1範囲に相当)A(図3参照)に人(ユーザ)が存在するかどうかを検出するためのセンサであり、たとえば距離センサである。たとえば、距離センサとしては、赤外線センサ、超音波センサおよびレーザ距離センサ等が用いられる。この距離センサは、距離データをCPU12に出力する。CPU12は、人検出センサ50から出力された距離データが示す距離が範囲Aを規定する所定距離以内であるかどうかに応じて、画像形成装置10の前(前方)に人(ユーザ)が存在するかどうかを判断する。したがって、範囲Aは、画像形成装置10の前に人が存在するかどうかを判断するために設定された範囲ということができる。
なお、人検出センサ50としては、距離センサに代えて、焦電センサ、床センサ(圧力センサ)またはデジタルカメラ(イメージセンサ)などを用いることもできる。焦電センサを用いる場合には、焦電センサが範囲Aにおける温度変化を検出し、CPU12は、焦電センサの出力に応じて、範囲Aに人が存在するかどうかを判断する。また、床センサを用いる場合には、画像形成装置10の範囲Aに対応する床面の範囲に床センサが設けられ、CPU12は、床センサの出力に応じて、範囲Aに人が存在するかどうかを判断する。イメージセンサを用いる場合には、所定の検出範囲内の物体の動きを画像の変化(動き)で検出することができる。
図3は、画像形成装置10の周囲に設定される範囲Aを説明するための平面図である。図4は範囲Aに人が存在する場合を示す平面図である。
図3に示すように、範囲Aは、画像形成装置10を使用(操作)する可能性がある人が存在すると考えられる範囲であり、一例として、半径が第1距離L1の半円で定義される。ただし、第1距離L1は、画像形成装置10の装置本体36の前面の中央からの水平方向における距離であり、この第1実施例では、装置本体36の前面の中央から左右方向の両端部までの長さ以上に設定される。すなわち、第1実施例では、範囲Aは、画像形成装置10(装置本体36)の前面側(前方)であり、当該画像形成装置10を操作可能な位置(たとえば、操作パネル26に手が届く位置)に存在する人を検出可能な範囲に設定される。
ただし、範囲Aの大きさおよび形状は、上記のように、画像形成装置10の前面側であり、当該画像形成装置10を操作可能な位置に存在する人を検出可能な範囲であれば、適宜変更可能である。また、詳細な説明は省略するが、人検出センサ50の個数は1つに限定される必要はなく、設定した範囲Aに存在する人を検出できれば2つ以上でもよい。
なお、人検出センサ50の検出可能範囲は、範囲Aを含んでいればよく、範囲Aと一致する必要はない。また、範囲Aに固定的な障害物が存在する場合は、当該障害物を検出結果から予め除外するようにしてもよい。
図4に示すように、範囲Aに人が存在する場合には、人検出センサ50は、第1距離L1よりも短い距離に対応する距離データをCPU12に出力する。CPU12は、第1距離L1よりも短い距離の距離データを受信(取得)すると、範囲Aに人が存在すると判断する。また、範囲Aに人が存在しない場合には、人検出センサ50は、第1距離L1よりも長い距離に対応する距離データをCPU12に出力する。CPU12は、第1距離L1よりも長い距離の距離データを受信すると、範囲Aに人が存在しないと判断する。
なお、詳細な説明は省略するが、第1実施例では、第1距離L1と等しい距離の距離データを受信した場合には、CPU12は、範囲Aに人が存在すると判断するようにしてある。ただし、この場合、CPU12は、範囲Aに人が存在しないと判断するようにしてもよい。
カメラ52は、画像形成装置10(装置本体36)の前方を撮像する。ただし、カメラ52の撮影範囲は、少なくとも範囲Aを含む。このため、カメラ52は、少なくとも範囲Aを撮像する。このカメラ52は、撮像素子(イメージセンサ)、レンズおよび駆動回路を有し、撮像素子から取り込んだ可視光としての撮像光を、電気信号へと変換することにより撮像を行う。この撮像素子の例としては、CCDイメージセンサ、またはCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサ等の固体撮像素子が挙げられる。また、レンズは、イメージセンサの受光部に入射光を結像するための光学素子である。駆動回路は、CPU12の指示の下、イメージセンサを駆動する。
図5は撮影画像90の一例を示す図解図である。図6は顔検出前の補正画像100の一例を示す図解図である。第1実施例では、レンズとしては、魚眼レンズが用いられる。このため、図5に示すように、カメラ52で撮影された撮影画像90は歪みを有する。このため、図6に示すような撮影画像90の歪みを補正した補正画像100が生成される。なお、魚眼レンズが用いられるのは、カメラ52の視野角を広げるためである。
電源制御回路54は、CPU12の指示に従って、画像形成装置10の各コンポーネントに電源(電力)を供給するための制御回路である。電源制御回路54は、商用電源を降圧および整流し、各コンポーネントに応じた所定の直流電圧を供給および停止する。
CPU12は、少なくとも画像形成装置10の動作状態を制御する。第1実施例では、画像形成装置10は、消費電力量が制限される省電力状態(省電力モード)および消費電力量が制限されない通常状態(通常モード)の動作状態を有する。CPU12は、動作状態に応じて、電源制御回路54を制御して、画像形成装置10の各コンポーネントに電力を供給および停止する。
たとえば、通常モードでは、CPU12は、電源制御回路54を制御して、画像形成装置10の全コンポーネントに電力を供給する。ただし、通常モードでは、カメラ52等の一部のコンポーネントには電力は供給されない。
一方、省電力モードでは、CPU12は、電源制御回路54を制御して、画像形成装置10の一部のコンポーネントに電力を供給する。
ただし、第1実施例の画像形成装置10は、消費電力量が異なる4種類の省電力モードを有する。具体的には、画像形成装置10は、最も消費電力量が少ない第1省電力モード(第1省電力状態)と、第1省電力モードよりも消費電力量が大きい第2省電力モード(第2省電力状態)と、第2省電力モードよりも消費電力量が大きい第3省電力モード(第3省電力状態)と、第3省電力モードよりも消費電力量が大きい第4省電力モード(第4省電力状態)とを有する。ただし、第4省電力モードは、通常モードよりも消費電力量が少ない。
より具体的には、第1省電力モードでは、当該CPU12、操作パネル26に含まれる節電ボタン、後述する操作ボタン検出回路24および人検出センサ50に電力が供給される。ただし、第1省電力モードでは、画像形成装置10の消費電力が予め設定される第1所定値(たとえば、最大消費電力量の数パーセント)以下になるように制御される。したがって、第1省電力モードにおいて電力が供給されるコンポーネントの種類および数は、第1所定値の大きさおよび各コンポーネントの消費電力の大きさを考慮して決定される。また、画像形成装置10がネットワークに接続される場合には、第1省電力モードにおいて当該ネットワークに接続するための通信回路62にも電力が供給される。
第2省電力モードでは、第1省電力モードにおいては電力が供給されない一部のコンポーネントにも電力が供給される。たとえば、第2省電力モードでは、第1省電力モードにおいて電力が供給されるコンポーネントに加え、カメラ52および後述する顔認識回路56にも電力が供給される。なお、カメラ52に電力が供給されると、イメージセンサが駆動され、撮影が開始される。
第3省電力モードでは、第2省電力モードにおいては電力が供給されない一部のコンポーネントにも電力が供給される。たとえば、第3省電力モードでは、第2省電力モードにおいて電力が供給されるコンポーネントに加え、後述する顔認証回路58にも電力が供給される。
第4省電力モードでは、第3省電力モードにおいては電力が供給されない一部のコンポーネントにも電力が供給される。たとえば、第4省電力モードでは、第3省電力モードにおいて電力が供給されるコンポーネントに加え、HDD28にも電力が供給される。
顔認識回路56は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)で構成され、顔検出処理を実行させるための指示を受け付けると、入力される補正画像100からユーザの顔画像(第1画像に相当)を検出(認識)し、その顔画像についての顔画像情報を出力する回路である。
図7は顔検出後の補正画像100の一例を示す図解図である。顔認識回路56には、カメラ52で撮影された撮影画像を補正した補正画像100が入力され、補正画像100に含まれる顔画像102が検出される。図7に示すように、顔画像102は、補正画像100に含まれる矩形状の顔領域に含まれる画像である。顔認識回路56は、顔画像102を検出すると、補正画像100における顔画像102の位置および範囲を示す顔画像情報をCPU12に入力する。
なお、顔画像の検出方法としては、たとえば、所定サイズの領域単位で画像の特徴量を抽出し、Haar-Like特徴量を利用した顔画像の識別器に基づいて顔領域を検出(識別)する方法がある。顔領域は矩形で検出され、検出結果としては矩形の左上端の画像中の座標および矩形の立て幅と横幅(または矩形の右下端の画像中の座標)が出力される。この顔領域に含まれる画像が顔画像となる。また、顔画像の他の検出方法としては、Viola-Jones法など、様々な方法が提案されているが、本発明では特定の方法に限定することなく使用することができる。
また、カメラ52の撮影範囲に、顔画像を誤検出するような物(たとえば人物の顔を含むポスター等)が存在する場合には、そのポスター等の画像を顔画像の検出結果から予め除外するようにしてもよい。たとえば、異なる時刻に撮影された複数の撮影画像において、同じ位置に顔画像が検出される場合に、自動的にその顔画像を検出結果から除外するようにしても良いし、顔画像の検出結果から除外する領域(範囲)をユーザが手動で設定するようにしても良い。
顔認証回路58は、ASICで構成され、顔認証処理を実行させるための指示を受け付けると、CPU12から入力される顔画像情報に応じて補正画像100から顔画像102を抽出し、抽出した顔画像102を用いた顔認証(顔画像に対応するユーザについての顔認証)を実行する回路である。
なお、顔画像を用いた顔認証処理の具体的な方法としては、本出願人による特開2004-265267号公報に記載されているので、参照されたい。簡単に説明すると、まず、顔画像102から特徴点(目、鼻、口等の顔の中の特定の部位の座標)を抽出し、各特徴点における特徴量を計算する。次に、顔画像102の特徴量と、予めHDD28に記憶されている複数の比較画像(登録用の顔画像)の特徴量とを比較して、顔画像102に対する複数の比較画像の各々の一致度を算出(設定)する。上述したように、比較画像とは、登録ユーザ(ユーザ認証が許可されるユーザ)の顔画像である。
そして、複数の比較画像の中に、顔画像102に対する一致度が所定の閾値以上である比較画像が存在するか否かに応じて、登録ユーザか否かが判断される。ここでは、或る比較画像の一致度が閾値以上である場合に、顔画像102に対応するユーザと、その比較画像に対応する登録ユーザが同一人物であると判断される。すなわち、顔画像102に対応するユーザが、登録ユーザであると判断される。
顔認証回路58は、顔画像102に対応するユーザが登録ユーザであると判断した場合、認証成功である旨を示す顔認証処理の結果をCPU12に入力する。また、顔認証回路58は、顔画像102に対応するユーザが登録ユーザでないと判断した場合、認証失敗である旨を示す顔認証処理の結果をCPU12に入力する。CPU12は、顔認証回路58の出力に応じて顔認証が成功したかどうかを判断する。
通信回路62は、インターネットなどのネットワークに接続するための通信回路である。この通信回路62は、有線通信回路または無線通信回路であり、CPU12からの指示に従って、ネットワークを介して、サーバ等の外部コンピュータと通信する。
なお、図2に示す画像形成装置10の電気的な構成は単なる一例であり、これに限定される必要はない。
以下、第1実施例の画像形成装置10の動作例を説明する。まず、第1実施例の画像形成装置10では、通常モードが設定されている状態で、画像形成装置10が所定時間以上継続して操作されない場合または通常モードにおいて節電ボタンが押された場合に、第1省電力モードが設定される。
この画像形成装置10では、第1省電力モードが設定されている状態で、人が範囲A外から範囲A内に入ったとき、つまり、範囲Aに人が存在すると判断されたときに、第2省電力モードが設定される。上述したように、第2省電力モードが設定されると、カメラ52および後述する顔認識回路56にも電力が供給される。
第2省電力モードが設定され、カメラ52に電力が供給されると、撮影が開始される。撮影が開始されると、カメラ52は、画像形成装置10の周囲に設定された撮影範囲を撮影した撮影画像90を出力する。CPU12は、撮影画像90の歪みを補正した補正画像100を生成し、補正画像100および顔検出処理を実行させるための指示を顔認識回路56に入力する。
顔認識回路56は、入力された補正画像100からユーザの顔画像102を検出し、その顔画像102に対応する顔画像情報を生成して、顔画像情報をCPU12に出力する。ただし、補正画像100からユーザの顔画像が検出されなかった場合(顔画像が認識されなかった場合)には、顔画像情報は生成ないし出力されない。CPU12は、顔認識回路56から顔画像情報が出力された場合には、補正画像100からユーザの顔画像が検出されたと判断する。一方、CPU12は、カメラ52に電力が供給されてから(または補正画像100を顔認識回路56に入力してから)所定時間(たとえば30~60秒)以上継続して顔認識回路56から顔画像情報が出力されない場合には、補正画像100からユーザの顔画像が検出されなかったと判断する。
画像形成装置10では、第2省電力モードが設定されている状態で、補正画像100からユーザの顔画像が検出されたときに、第3省電力モードが設定される。上述したように、第3省電力モードが設定されると、顔認証回路58にも電力が供給される。
ただし、画像形成装置10では、第2省電力モードが設定されている状態で、補正画像100からユーザの顔画像が検出されなかった場合であって、カメラ52に電力が供給されてから(第2省電力モードが設定されてから)所定時間以上継続して範囲Aに人が存在しないと判断された場合には、第1省電力モードが設定される。
第3省電力モードが設定され、顔認証回路58に電力が供給されると、顔認証回路58には、顔認識回路56で生成された顔画像102が入力される。顔認証回路58は、入力された顔画像102を用いた顔認証を実行する。以上のように、カメラ52、顔認識回路56、顔認証回路58およびCPU12のそれぞれは、画像形成装置10の周囲に存在するユーザが登録ユーザであるかどうかを判断する判断手段(第2判断手段に相当)の一部として機能する。
画像形成装置10では、第3省電力モードが設定されている状態で、顔認証が成功したとき、つまり、顔画像102に対応するユーザが登録ユーザであると判断されたときに、第4省電力モードが設定される。上述したように、第4省電力モードが設定されると、HDD28にも電力が供給される。HDD28に電力が供給されると、CPU12がHDD28にアクセス可能な状態となる。そして、CPU12によって、顔認証された登録ユーザが登録した登録ジョブデータがHDD28に記憶されているかどうかが判断される。ここでは、顔認証された登録ユーザの識別情報に紐づけられた登録ジョブデータがHDD28に記憶されているかどうかが判断される。
画像形成装置10では、第4省電力モードが設定されている状態で、登録ジョブデータがHDD28に記憶されていると判断されたときに、通常モードが設定される。上述したように、通常モードが設定されると、画像形成装置10のほぼ全てのコンポーネントに電力が供給され、画像形成装置10が使用可能な状態となる。
ただし、第3省電力モードが設定されている状態で、顔認証が失敗した場合であっても、所定の開始操作があった場合には、通常モードが設定される。また、第4省電力モードが設定されている状態で、登録ジョブデータがHDD28に記憶されていないと判断された場合であっても、開始操作があった場合には、通常モードが設定される。なお、開始操作とは、操作パネル26への操作入力、原稿押えカバー30aの開閉操、手差し給紙部34に原稿を載置する操作および給紙装置38に用紙を補給する操作等のユーザ操作のことである。
一方、顔認証が失敗した場合および登録ジョブデータがHDD28に記憶されていないと判断された場合であって、第2省電力モードが設定されてから(または第3省電力モードが設定されてから)所定時間以上継続して開始操作が無い場合には、第1省電力モードが設定される。
また、カメラ52の撮影範囲に存在するユーザが入れ替わった場合、およびカメラ52の撮影範囲に存在するユーザが増えた場合には、新たに撮影範囲に入ったユーザについての顔認識ないし顔認証が実行され、新たに撮影範囲に入ったユーザが登録ユーザであった場合には、当該ユーザの識別情報に紐づけられた登録ジョブデータがHDD28に記憶されているかどうかが判断される。
画像形成装置10の上記のような動作は、CPU12がRAM14に記憶された制御プログラムを実行することによって実現される。具体的な処理については、後でフロー図を用いて説明する。
図8は図2に示すRAM14のメモリマップ70の一例を示す図解図である。図8に示すように、RAM14は、プログラム記憶領域72およびデータ記憶領域74を含む。RAM14のプログラム記憶領域72には、上述したように、制御プログラムが記憶される。制御プログラムは、表示プログラム72a、操作検出プログラム72b、存在判断プログラム72c、撮影プログラム72d、歪み補正プログラム72e、顔検出プログラム72f、認証プログラム72g、データ判断プログラム72h、電源制御プログラム72iおよび通信プログラム72jを含む。
表示プログラム72aは、後述する画像生成データ74bを用いて、ホーム画面などの各種の画面をディスプレイ22に表示するためのプログラムである。
操作検出プログラム72bは、画像形成装置10の各部への操作を検出するためのプログラムである。たとえば、操作検出プログラム72bは、タッチパネル20から出力されたタッチ座標データを取得して、ディスプレイ22に表示される各種の画面に含まれるソフトウェアキーが操作されたことを検出するためのプログラムである。また、操作検出プログラム72bは、操作ボタン26aからの操作入力を検出するためのプログラムでもある。
存在判断プログラム72cは、人検出センサ50によって出力される距離データを取得して、当該距離データが示す距離が所定距離(第1実施例では、第1距離L1)以内であるかどうかに応じて、範囲Aに人が存在するかどうかを判断するためのプログラムである。
撮影プログラム72dは、カメラ52を制御して、撮影画像90を撮影(取得)するためのプログラムである。ただし、CPU12は、第1省電力モードが設定された場合にカメラ52のイメージセンサを停止させ、第2省電力モードが設定された場合にカメラ52のイメージセンサを駆動させる。
歪み補正プログラム72eは、カメラ52から出力された撮影画像90の歪みを補正して、補正画像100を生成するためのプログラムである。
顔検出プログラム72fは、補正画像100および顔検出処理を実行させるための指示を顔認識回路56に入力し、顔認識回路56から出力された顔画像情報に応じて顔画像情報データ74eを生成するためのプログラムである。
認証プログラム72gは、顔画像情報データ74eに対応する顔画像情報および顔認証処理を実行させるための指示を顔認証回路58に入力し、顔認証回路58から出力された顔認証処理の結果データを取得するためのプログラムである。また、認証プログラム72gは、顔認証回路58から出力された顔認証処理の結果データに応じて、顔認証が成功したかどうかを判断するためのプログラムでもある。
データ判断プログラム72hは、顔認証が成功したと判断された場合に、後述する登録ジョブリスト74gを参照して、顔認証された登録ユーザが登録した登録ジョブデータがHDD28に記憶されているかどうかを判断するためのプログラムである。
電源制御プログラム72iは、存在判断プログラム72cを実行して得られる範囲Aに人が存在するかどうかの検出結果に応じて、第1省電力モードと第2省電力モードとを切り替えるためのプログラムである。また、電源制御プログラム72iは、第2省電力モードが設定されている場合に、顔認識回路56から顔画像情報が出力されたかどうかに応じて、第3省電力モードまたは第1省電力モードに切り替えるためのプログラムでもある。さらに、電源制御プログラム72iは、第3省電力モードが設定されている場合に、顔認証が成功したかどうかに応じて、第4省電力モードに切り替えるためのプログラムでもある。さらにまた、電源制御プログラム72iは、第4省電力モードが設定されている場合に、登録ジョブデータがHDD28に記憶されているかどうかに応じて、通常モードに切り替えるためのプログラムでもある。また、電源制御プログラム72iは、第3省電力モードまたは第4省電力モードが設定されている場合に、開始操作があったかどうかに応じて、通常モードまたは第1省電力モードに切り替えるためのプログラムでもある。さらに、電源制御プログラム72iは、通常モードが設定されている場合に、画像形成装置10が所定時間以上継続して操作されない場合または通常モードにおいて節電ボタンが押された場合に、第1省電力モードに切り替えるためのプログラムでもある。
通信プログラム72jは、外部のコンピュータなどと、ネットワークを介して通信するためのプログラムである。
なお、図示は省略するが、プログラム記憶領域72には、画像読取プログラムおよび画像形成プログラムなども記憶される。画像読取プログラムは、画像読取部30を制御して、原稿の画像を読み取り、読み取った画像に対応する画像信号(画像データ)を出力するためのプログラムである。画像形成プログラムは、画像形成部32を制御して、多色または単色の画像を用紙に印刷するためのプログラムである。また、プログラム記憶領域72には、画像形成装置10が備える各種の機能を選択および実行するためのプログラムなども記憶される。
RAM14のデータ記憶領域74には、操作入力データ74a、画像生成データ74b、撮影画像データ74c、補正画像データ74d、顔画像情報データ74e、認証情報データ74fおよび登録ジョブリスト74gなどが記憶される。
操作入力データ74aは、たとえば操作検出プログラム72bに従って検出(取得)されたタッチ座標データまたは/および操作データである。検出されたタッチ座標データまたは/および操作データは、時系列に従って記憶される。
画像生成データ74bは、ディスプレイ22に表示される、ホーム画面などの各種の画面に対応する表示画像データを生成するためのポリゴンデータまたはテクスチャデータ等のデータである。また、画像生成データ74bには、たとえばソフトウェアキーの画像データ等も含まれる。
撮影画像データ74cは、撮影プログラム72dに従ってカメラ52で撮影された撮影画像90についての画像データである。
補正画像データ74dは、歪み補正プログラム72eに従って撮影画像90に歪み補正処理を施して生成した補正画像100についての画像データである。
顔画像情報データ74eは、顔検出プログラム72fに従って生成した顔画像についての顔画像情報のデータである。たとえば、顔画像情報データ74eは、補正画像100における顔画像102の領域(位置)を示す座標データの集合である。ただし、顔画像102が矩形状の場合には、顔画像102の領域を規定する枠線を示す座標データの集合であっても良いし、顔画像102の領域を規定する2点の座標データでも良い。
認証情報データ74fは、複数の登録ユーザの各々の認証情報についてのデータであり、登録ユーザを識別するための識別情報についての識別情報データ、比較画像についての比較画像データおよび比較画像の特徴量についての特徴量データ等を含む。ただし、比較画像データおよび特徴量データは、識別情報データに紐づけられている。
登録ジョブリスト74gは、HDD28に記憶された登録ジョブデータのリストである。また、登録ジョブリスト74gには、その登録ジョブデータをHDD28に記憶させた登録ユーザの識別情報データが紐づけられる。この登録ジョブリスト74gは、必要に応じてHDD28から読み出され、RAM14に記憶される。
なお、図示は省略するが、データ記憶領域74には、制御プログラムの実行に必要な他のデータが記憶されたり、制御プログラムの実行に必要なタイマ(カウンタ)およびレジスタが設けられたりする。
図9は図2に示すCPU12の電源制御処理の一例の一部を示すフロー図である。図10は電源制御処理の一例の一部であって、図9に後続するフロー図である。この電源制御処理は、画像形成装置10が第1省電力モードである場合に実行される。
図9に示すように、CPU12は、電源制御処理を開始すると、ステップS1で、範囲Aに人が存在するかどうかを判断する。ここでは、CPU12は、人検出センサ50で検出された距離データを取得し、上述したように、所定時間(たとえば、数秒)以上継続して第1距離L1よりも短い距離に対応する距離データを検出(取得)した場合に、範囲Aに人が存在することを判断する。一方、CPU12は、第1距離L1よりも長い距離に対応する距離データを検出した場合、第1距離L1よりも短い距離に対応する距離データを検出したが所定時間以上継続していない場合には、範囲Aに人が存在しないことを判断する。
ステップS1で“NO”であれば、つまり、範囲Aに人が存在しないと判断した場合は、そのまま同じステップS1に戻る。一方、ステップS1で“YES”であれば、つまり、範囲Aに人が存在すると判断した場合は、ステップS3で、第2省電力モードを設定して、ステップS5で、カメラ52および顔認識回路56に電力を供給し、ステップS7で、タイマをスタートし、ステップS9で、カメラ52で撮影を開始する。ただし、タイマは、第2省電力モードが設定された時からの継続時間をカウントするためのタイマであり、図示は省略するが、画像形成装置10の内部(CPU12またはRAM14)に設けられる。
続いて、ステップS11で、カメラ52で撮影された撮影画像90から補正画像100を生成して、ステップS13で、補正画像100を顔認識回路56に入力して、ステップS15で、顔認識回路56の出力に応じて、補正画像100から顔画像102が検出されたかどうかを判断する。
ステップS15で“NO”であれば、つまり、補正画像100からユーザの顔画像が検出されなかったと判断した場合は、ステップS17で、範囲Aに人が存在するかどうかを判断する。ステップS17で“YES”であれば、つまり、範囲Aに人が存在すると判断した場合は、ステップS11に戻る。一方、ステップS17で“NO”であれば、つまり、範囲Aに人が存在しないと判断した場合は、ステップS19で、第2省電力モードが設定されてから所定時間が経過したかどうかを判断する。ここでは、タイマのカウント値が所定値を超えたかどうかを判断する。
ステップS19で“NO”であれば、つまり、第2省電力モードが設定されてから所定時間が経過していないと判断した場合は、ステップS11に戻る。一方、ステップS19で“YES”であれば、つまり、第2省電力モードが設定されてから所定時間が経過した場合は、ステップS21で、第1省電力モードを設定して、ステップS23で、カメラ52および顔認識回路56への電力の供給を停止して、ステップS1に戻る。
また、ステップS15で“YES”であれば、つまり、補正画像100からユーザの顔画像が検出されたと判断した場合は、ステップS25で、顔認識回路56から出力される顔画像情報を取得して、ステップS27で、第3省電力モードを設定して、ステップS29で、顔認証回路58に電力を供給して、図10に示すステップS31に進む。
続いて、ステップS31で、顔画像情報を顔認証回路58に入力して、ステップS33で、顔認証回路58の出力に応じて顔認証が成功したかどうかを判断する。
ステップS33で“NO”であれば、つまり、顔認証が失敗したと判断した場合は、後述するステップS41に進む。一方、ステップS33で“YES”であれば、つまり、顔認証が成功したと判断した場合は、ステップ35で、第4省電力モードを設定して、ステップS37で、HDD28に電力を供給して、ステップS39で、登録ジョブリスト74gを参照して、顔認証された登録ユーザが登録した登録ジョブデータがHDD28に記憶されているかどうかを判断する。
ステップS39で“YES”であれば、つまり、登録ジョブデータがHDD28に記憶されていると判断した場合は、後述するステップS49に進む。一方、ステップS39で“NO”であれば、つまり、登録ジョブデータがHDD28に記憶されていないと判断した場合は、ステップS41で、開始操作があるかどうかを判断する。
ステップS41で“NO”であれば、つまり、開始操作が無いと判断した場合は、ステップS43で、第2省電力モードが設定されてから所定時間が経過したかどうかを判断する。ステップS43で“NO”であれば、ステップS31に戻る。一方、ステップS43で“YES”であれば、ステップS45で、第1省電力モードを設定して、ステップS47で、カメラ52、顔認識回路56および顔認証回路58への電力の供給を停止して、ステップS1に戻る。
ステップS41で“YES”であれば、つまり、開始操作があると判断した場合は、ステップS49に進む。ステップS49では、通常モードを設定して、電源制御処理を終了する。なお、詳細な説明は省略するが、ステップS49で通常モードが設定された後、画像形成装置10が所定時間以上継続して操作されない場合または通常モードにおいて節電ボタンが押された場合には、第1省電力モードが設定され、電源制御処理が開始される。
この第1実施例によれば、画像形成装置10に近づいてくる人が、登録ユーザであり、かつ、その登録ユーザが登録した登録ジョブデータが存在する場合に、省電力モードから通常モードに切り替えるようにしたので、画像形成装置10が使用されない場合に頻繁に通常モードに切り替えられることを防止することができる。このため、省電力化を図るとともに、適切に省電力モードから通常モードに遷移することができる。
また、第1実施例によれば、開始操作があった場合に、通常モードに切り替えるようにしたので、ユーザが画像形成装置10を操作した場合に、速やかに画像形成装置10を利用することができる。
さらに、第1実施例によれば、顔認識回路56および顔認証回路58がASICで構成されるので、顔認識処理および顔認証処理が実行される際の消費電力量を低減させることができる。
さらにまた、第1実施例によれば、消費電力量が異なる4種類の省電力モードを有し、人検出センサ50、カメラ52、顔認識回路56および顔認証回路58の出力に応じて、4種類の省電力モードを切り替える(人検出センサ50、カメラ52、顔認識回路56、顔認証回路58およびHDD28への電力の供給および停止を切り替える)ので、適切に省電力化を図ることができる。
なお、第1実施例では、人検出センサ50として距離センサを用いるようにしたが、これに限定される必要は無い。たとえば、人検出センサ50として、カメラ52を用いても良い。この場合には、カメラ52で撮影された撮影画像から人の有無を検出することができる。ただし、この場合には、カメラ52のイメージセンサは、画像形成装置10の主電源がオンされた状態では常に駆動される。
また、第1実施例では、カメラ52のレンズが魚眼レンズである場合を例に挙げて説明したが、これに限定される必要は無い。たとえば、カメラ52のレンズとしては、広角レンズまたは標準レンズなどを用いることができる。なお、カメラ52のレンズが標準レンズである場合は、歪みを補正する処理を省略することができる。
さらに、第1実施例では、カメラ52が1つである場合を例に挙げて説明したが、これに限定される必要は無い。たとえば、カメラが2つ以上設けられていても良いし、可動式のカメラを用いて異なる撮影範囲を撮影しても良い。これらの場合、複数の撮影画像が合成および補正されて補正画像100が生成される。
さらにまた、第1実施例では、顔認識回路56および顔認証回路58がASICで構成されるようにしたが、それらはCPU12を用いてソフトウェアによって実現されるものであってもよい。
また、第1実施例では、登録ジョブデータがHDD28に記憶されるようにしたが、これに限定される必要は無い。たとえば、CPU12がアクセス可能なデータベース等の外部の記憶装置に記憶されるようにしてもよい。この場合、登録ジョブリスト74gは、HDD28に記憶されても良いし、登録ジョブデータが記憶される外部の記憶装置に記憶されても良い。ただし、登録ジョブデータまたは登録ジョブリスト74gが外部の記憶装置に記憶される場合には、第4省電力モードが設定されたときに、通信回路62に電力が供給され、CPU12が外部の記憶装置にアクセス可能にされる。
[第2実施例]
第2実施例の画像形成装置10は、登録ジョブデータに対応するジョブが即時実行可能な場合に、当該ジョブを自動的に実行するようにした以外は第1実施例と同じであるため、第1実施例と異なる内容について説明し、重複した説明については省略することにする。
第2実施例では、登録ジョブデータは、その登録ジョブデータに含まれるジョブを、即時実施が可能かどうかについての実施可否情報が含まれる。
第2実施例の画像形成装置10では、登録ユーザが登録した登録ジョブデータがHDD28に記憶されていると判断されたときに、通常モードが設定されるとともに、登録ジョブデータに対応するジョブが即時実行可能かどうかが判断される。ここでは、登録ジョブデータに含まれる実施可否情報に応じて、即時実行可能かどうかが判断される。
ここで、登録ジョブデータに対応するジョブが即時実行可能である場合には、通常モードが設定されたときに、当該ジョブが自動的に実行される。たとえば、登録ジョブデータに対応するジョブがプリント(印刷)ジョブである場合には、登録ジョブデータに含まれる画像データを用いてプリントジョブが実行される。
一方、登録ジョブデータに対応するジョブが即時実行可能でないと判断された場合には、当該ジョブは自動的に実行されることは無く、通常モードが設定された後に、当該ジョブを実行させるユーザ操作を受け付けたときに、当該ジョブが実行される。この場合には、通常モードが設定されたときに、通常の操作画面(ホーム画面など)ではなく、当該ジョブを実行するかどうかをユーザに選択させる専用の操作画面をディスプレイ22に表示させるようにしても良い。たとえば、専用の操作画面には、登録ジョブデータに対応するジョブを実行する機能が割り当てられた実行アイコンが表示され、その実行アイコンが選択されたときに、ジョブが実行されるようにしても良い。このようにすれば、実行アイコンを選択するだけで良いので、簡単な操作で登録ジョブデータに対応するジョブを実行させることができる。また、ジョブを実行させるための操作時間を短縮できるので、ユーザの待ち時間を短縮することができる。
図示は省略するが、RAM14に記憶された制御プログラムは、実施可否情報に応じて、登録ジョブデータに対応するジョブが即時実行可能かどうかを判断するための実行可否判断プログラムを含む。画像形成装置10の上記のような動作は、CPU12が実行可否判断プログラムを含む制御プログラムを実行することによって実現される。
以下、フロー図を用いて、第2実施例における電源制御処理について説明するが、第1実施例で説明した電源制御処理と同じ処理については同じ参照符号を付し、重複した内容については、説明を省略するまたは簡単に説明することにする。
図11は第2実施例の電源制御処理の一例を示すフロー図である。図11に示すように、CPU12は、電源制御処理を開始すると、ステップS49で、通常モードを設定して、ステップS71で、登録ジョブデータに対応するジョブが即時実行可能かどうかを判断する。ステップS71で“YES”であれば、つまり、登録ジョブデータに対応するジョブが即時実行可能であると判断した場合には、ステップS73で、登録ジョブデータに対応するジョブを自動的に実行して、電源制御処理を終了する。一方、ステップS71で“NO”であれば、つまり、登録ジョブデータに対応するジョブが即時実行可能でないと判断した場合には、ステップS73を経ずに、電源制御処理を終了する。
なお、ステップS49までの処理の内容については、第1実施例と同じであるので説明を省略する。また、ステップS49で通常モードが設定されたときに、登録ジョブデータがHDD28に記憶されていない場合には、上述したステップS71およびステップS73の処理は省略される。
この第2実施例によれば、登録ジョブデータに対応するジョブが即時実行可能な場合に、当該ジョブを実行するようにしたので、ユーザの待ち時間を短縮することができる。
[第3実施例]
第3実施例の画像形成装置10では、登録ユーザの候補が複数存在する場合には、登録ユーザを選択するための認証画面120がディスプレイ22に表示されるようにした以外は第1実施例と同じであるため、第1実施例と異なる内容について説明し、重複した説明については省略することにする。
図12は第3実施例の認証画面120の一例を示す図解図である。図13は第3実施例の認証画面120の他の例を示す図解図である。
第3実施例では、登録ユーザの候補(認証候補)が複数存在することがある。認証候補が複数存在する場合には、顔認証において複数の登録ユーザが認証された場合および顔画像に対応する登録ユーザの候補が複数存在する場合がある。
認証候補が複数存在する場合、第3実施例の画像形成装置10では、第5省電力モードが設定される。ただし、第5省電力モードは、第4省電力モードよりも消費電力量が大きく、通常モードよりも消費電力量が少ないモードである。具体的には、第5省電力モードでは、第4省電力モードにおいて電力が供給されるコンポーネントに加え、操作パネル26にも電力が供給される。つまり、タッチパネル20、ディスプレイ22および複数の操作ボタン26aにも電力が供給される。したがって、第5省電力モードが設定されると、ディスプレイ22に操作画面を表示させることができる。
まず、顔認証において複数の登録ユーザが認証された場合について説明する。たとえば、カメラ52の撮影範囲に3人(ユーザA~C)のユーザが含まれる場合、撮影画像90および補正画像100には、ユーザA~Cの像が含まれる。ただし、ユーザA~Cのそれぞれは、登録ユーザであるものとする。したがって、ユーザA~Cの各々の顔画像が検出され、ユーザA~Cの各々について顔認証処理が実行されると、ユーザA~Cについての顔認証が成功する。このとき、画像形成装置10では、ユーザA~Cについての顔認証が成功しているので、第4省電力モードが設定される。しかしながら、ユーザA~Cのうちのいずれのユーザが画像形成装置10を使用するユーザ(使用ユーザ)か特定できないので、通常モードを設定するかどうかの判断ができない。
そこで、図12に示すように、ユーザA~Cの像を含む認証画面120がディスプレイ22に表示される。たとえば、認証画面120には、ユーザAの顔画像に対応する枠画像122A、ユーザBの顔画像に対応する枠画像122BおよびユーザCの顔画像に対応する枠画像122Cが表示される。
これらの枠画像122A~122Cのそれぞれは、ソフトウェアキーとして機能する。ただし、枠画像122A~122Cのそれぞれの枠の内側が、タッチ有効範囲に設定される。つまり、認証画面120において画像形成装置10を使用するユーザが自分の顔画像(枠画像122)を選択することができる。
そして、枠画像122A~122Cのいずれかがタッチ(選択)されると、選択された枠画像122に対応する登録ユーザが、画像形成装置10を使用する登録ユーザ(使用ユーザ)として特定される。使用ユーザが特定されると、第1実施例と同様に、その使用ユーザが登録した登録ジョブデータがHDD28に記憶されているかどうかを判断して、その結果に応じて、通常モードが設定される。
次に、顔画像に対応する登録ユーザの候補(候補ユーザ)が複数存在する場合について説明する。たとえば、顔認証処理において、顔画像に対する一致度が所定の閾値以上である比較画像が複数存在することがある。この場合、顔画像に対応する登録ユーザが特定できないので、通常モードを設定するかどうかの判断ができない。
そこで、図13に示すように、複数の候補ユーザの各々に対応する複数の識別情報の各々に対応する複数の画像(識別情報アイコン)124を含む認証画面120がディスプレイ22に表示される。
たとえば、認証画面120には、ユーザの顔画像に対応する枠画像122および識別情報アイコン124A~124Gが含まれる。たとえば、識別情報アイコン124A~124Gには、対応する候補ユーザの比較画像が含まれる。これらの識別情報アイコン124A~124Gは、左右方向に並ぶように配置される。たとえば、識別情報アイコン124A~124Gのうち、優先度が最も高い識別情報アイコン124Dが左右方向の中央に配置される。ただし、認証画面120における複数の識別情報アイコン124の配置態様は、特に限定される必要は無く、適宜変更可能である。
そして、識別情報アイコン124A~124Gのいずれかがタッチされると、選択された識別情報アイコン124に対応する登録ユーザが、ユーザの顔画像に対応する登録ユーザ(使用ユーザ)として特定される。使用ユーザが特定されると、第1実施例と同様に、その使用ユーザが登録した登録ジョブデータがHDD28に記憶されているかどうかを判断して、その結果に応じて、通常モードが設定される。
なお、候補ユーザが複数存在する場合には、顔認証処理において、顔画像に対する一致度が所定の閾値以上である比較画像が存在しない場合も含まれる。この場合には、顔画像に対する一致度が所定の閾値以下であるものの、一致度が高い比較画像に対応する登録ユーザが候補ユーザとして抽出される。
図示は省略するが、RAM14に記憶された制御プログラムは、上述したような方法で、顔認証において複数の登録ユーザが認証された場合に複数の登録ユーザの中から使用ユーザを特定したり、候補ユーザが複数存在する場合に複数の候補ユーザの中から登録ユーザを特定したりするための特定プログラムを含む。画像形成装置10の上記のような動作は、CPU12が特定プログラムを含む制御プログラムを実行することによって実現される。
以下、フロー図を用いて、第3実施例における電源制御処理について説明するが、第1実施例で説明した電源制御処理と同じ処理については同じ参照符号を付し、重複した内容については、説明を省略するまたは簡単に説明することにする。
図14は第3実施例の電源制御処理の一例を示すフロー図である。図14に示すように、CPU12は、電源制御処理を開始すると、ステップS31で、顔画像情報を顔認証回路58に入力して、ステップS91で、認証候補が複数存在するかどうかを判断する。ステップS91で“NO”であれば、つまり、認証候補が複数存在しない場合は、ステップS33に進む。一方、ステップS91で“YES”であれば、つまり、認証候補が複数存在する場合には、ステップS93で、第5省電力モードを設定して、ステップS95で、操作パネル26に電力を供給して、ステップS97で、認証画面120をディスプレイ22に表示する。
続いて、ステップS99で、複数の認証候補の中から使用ユーザを特定したかどうかを判断する。ステップS99で“NO”であれば、つまり、使用ユーザを特定しないと判断した場合は、同じステップS99に戻る。一方、ステップS99で“YES”であれば、つまり、使用ユーザを特定したと判断した場合は、ステップS35に進む。この場合、ステップS39では、使用ユーザが登録した登録ジョブデータがHDD28に記憶されているかどうかを判断する。
なお、ステップS37までの処理およびステップS41以降の処理の内容については、第1実施例と同じであるので説明を省略する。
この第3実施例によれば、登録ユーザの候補が複数存在する場合には、画像形成装置10を使用する使用ユーザを特定して、適切に省電力化を図ることができる。
なお、上述の実施例で挙げた具体的な構成等は一例であり、実際の製品に応じて適宜変更することが可能である。また、上述の実施例で示したフロー図の各ステップは、同じ結果が得られるのであれば、処理される順番は適宜変更することが可能である。
また、上述の実施例では、第2省電力モード、第3省電力モードまたは第4省電力モードが設定されている状態で、第2省電力モードが設定されてから所定時間以上継続して範囲Aに人が存在しないと判断された場合に第1省電力モードが設定されるようにしたが、これに限定される必要は無い。たとえば、人検出センサ50の出力に応じて、画像形成装置10と、画像形成装置10の近くに存在する人との距離が検出可能な場合には、第2省電力モード、第3省電力モードまたは第4省電力モードが設定されている状態で、その人が所定距離以上離れた場合に、第1省電力モードが設定されるようにしても良い。この場合、人検出センサ50としては、カメラ、超音波センサおよびレーザ距離センサ等が用いられる。
さらに、第4省電力モードが設定されている状態で、登録ジョブデータがHDD28に記憶されていないと判断されたときに、第1省電力モードが設定されるようにしても良い。
さらにまた、第1省電力モードが設定されている状態で、人が範囲A外から範囲A内に入った場合であっても、HDD28に登録ジョブデータが記憶されていない場合には、第1省電力モードを維持するようにしても良い。この場合、第1省電力モードにおいてHDD28に電力が供給される。
また、上述の実施例では、ユーザの顔認証によって画像形成装置10の周囲に存在するユーザが登録ユーザであるかどうかを判断するようにしたが、これに限定される必要は無い。たとえば、画像形成装置10とユーザが所持する認証用の媒体とが無線通信を行うことによって、ユーザ認証を行っても良い。たとえば、ブルートゥース(Bluetooth(登録商標))通信を用いてユーザ認証を行う方法がある。この場合、ユーザは、ブルートゥース通信可能な携帯端末を携行する。ただし、携帯端末は、たとえばスマートフォン、フューチャーフォンまたはタブレットPCなどの持ち運びが可能な携帯端末である。また、画像形成装置10の通信回路62は、ブルートゥース通信可能に構成される。そして、認証情報と携帯端末のMACアドレスとが紐づけられて記憶される。このようにすれば、画像形成装置10がブルートゥース通信デバイスを検出したときに、そのデバイスのMACアドレスを抽出して、接近するユーザが登録ユーザであるかどうかを判断することができる。また、無線タグを用いてユーザ認証を行う方法がある。この場合、ユーザは、認証情報を含む無線タグ(たとえば、RFIDを含むRFタグ)を携行する。また、画像形成装置10は、無線タグから認証情報を読取る無線リーダ(たとえば、RFリーダ)を備える。無線リーダは、バス60を介してCPU12に接続される。このようにすれば、CPU12は、無線リーダで読取られた認証情報とHDD28に記憶された認証情報とを照合して、接近するユーザが登録ユーザであるかどうかを判断することができる。たとえば、無線タグは、社員証などのカードおよびリストバンドなどに含まれても良いし、ユーザが携行する携帯端末に内蔵されても良い。
10 …画像形成装置
12 …CPU
14 …RAM
28 …記憶部
30 …画像読取部
32 …画像形成部
50 …人検出センサ
52 …カメラ
54 …電源制御回路
56 …顔認識回路
58 …顔認証回路

Claims (8)

  1. 登録ユーザの顔画像を記憶するとともに、当該登録ユーザが登録した所定の登録ジョブデータを記憶することが可能な記憶部を備え、消費電力量が所定値以下に制限される省電力状態および消費電力量が制限されない通常状態を有する画像形成装置であって、
    前記画像形成装置の周囲に設定された第1範囲にユーザが存在するかどうかを判断する第1判断手段、
    前記第1判断手段によって前記第1範囲にユーザが存在することが判断された場合に、当該ユーザが前記登録ユーザかどうかを判断する第2判断手段、
    前記第2判断手段によって前記ユーザが前記登録ユーザであると判断された場合に、当該ユーザが登録した前記登録ジョブデータが前記記憶部に記憶されているかどうかを判断する第3判断手段、および
    前記省電力状態において、前記第3判断手段によって前記ユーザが登録した前記登録ジョブデータが前記記憶部に記憶されていると判断された場合に前記通常状態を設定する状態設定手段を備え
    前記状態設定手段は、前記省電力状態において、前記第3判断手段によって前記ユーザが登録した前記登録ジョブデータが前記記憶部に記憶されていると判断されなかった場合に前記省電力状態を維持する、画像形成装置。
  2. 前記第2判断手段は、
    前記画像形成装置の周囲に存在するユーザの像を含む撮影画像を撮影する撮影手段、
    前記撮影画像から前記ユーザの顔画像を検出する顔検出手段、および
    前記顔検出手段で検出された前記ユーザの顔画像と、前記登録ユーザの顔画像とを比較して、前記ユーザが前記登録ユーザかどうかを判断する顔認証手段を含む、請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記省電力状態は、少なくとも前記第1判断手段に電力が供給される第1省電力状態と、少なくとも前記第1判断手段および前記第2判断手段に電力が供給される第2省電力状態と、少なくとも前記第1判断手段、前記第2判断手段および前記第3判断手段に電力が供給される第3省電力状態を含み、
    前記状態設定手段は、前記第1省電力状態において前記第1判断手段によって前記第1範囲にユーザが存在することが判断された場合に前記第2省電力状態を設定し、前記第2判断手段によって前記ユーザが前記登録ユーザであると判断された場合に前記第3省電力状態を設定する、請求項1または2記載の画像形成装置。
  4. 前記状態設定手段は、前記第2省電力状態または前記第3省電力状態において、所定の条件を満たした場合に、前記第1省電力状態を設定する、請求項3記載の画像形成装置。
  5. 前記登録ジョブデータに対応するジョブが、即時実行可能かどうかを判断する第4判断手段、および
    前記第4判断手段によって前記ジョブが即時実行可能と判断された場合に、前記状態設定手段によって前記通常状態が設定されたときに当該ジョブを実行する実行手段をさらに備える、請求項1ないし4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記状態設定手段は、前記省電力状態において、所定の開始操作があった場合に前記通常状態を設定する、請求項1ないし5のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 登録ユーザの顔画像を記憶するとともに、当該登録ユーザが登録した所定の登録ジョブデータを記憶することが可能な記憶部を備え、消費電力量が所定値以下に制限される省電力状態および消費電力量が制限されない通常状態を有する画像形成装置の制御プログラムであって、
    前記画像形成装置のプロセッサを、
    前記画像形成装置の周囲に設定された第1範囲にユーザが存在するかどうかを判断する第1判断手段、
    前記第1判断手段によって前記第1範囲にユーザが存在することが判断された場合に、当該ユーザが前記登録ユーザかどうかを判断する第2判断手段、
    前記第2判断手段によって前記ユーザが前記登録ユーザであると判断された場合に、当該ユーザが登録した前記登録ジョブデータが前記記憶部に記憶されているかどうかを判断する第3判断手段、および
    前記省電力状態において、前記第3判断手段によって前記ユーザが登録した前記登録ジョブデータが前記記憶部に記憶されていると判断された場合に前記通常状態を設定する状態設定手段として機能させ
    前記状態設定手段は、前記省電力状態において、前記第3判断手段によって前記ユーザが登録した前記登録ジョブデータが前記記憶部に記憶されていると判断されなかった場合に前記省電力状態を維持する、画像形成装置の制御プログラム。
  8. 登録ユーザの顔画像を記憶するとともに、当該登録ユーザが登録した所定の登録ジョブデータを記憶することが可能な記憶部を備え、消費電力量が所定値以下に制限される省電力状態および消費電力量が制限されない通常状態を有する画像形成装置において、
    (a)前記画像形成装置の周囲に設定された第1範囲にユーザが存在するかどうかを判断するステップ、
    (b)前記ステップ(a)によって前記第1範囲にユーザが存在することが判断された場合に、当該ユーザが前記登録ユーザかどうかを判断するステップ、
    (c)前記ステップ(b)によって前記ユーザが前記登録ユーザであると判断された場合に、当該ユーザが登録した前記登録ジョブデータが前記記憶部に記憶されているかどうかを判断するステップ
    (d)前記省電力状態において、前記ステップ(c)によって前記ユーザが登録した前記登録ジョブデータが前記記憶部に記憶されていると判断された場合に前記通常状態を設定するステップ、および
    (e)前記省電力状態において、前記ステップ(c)によって前記ユーザが登録した前記登録ジョブデータが前記記憶部に記憶されていると判断されなかった場合に前記省電力状態を維持するステップを実行する、制御方法。
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