JP6372114B2 - 画像処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像処理装置に関する。
電力供給対象の機器に対する省電力供給制御を自動化する手段として、人感センサ制御がある。
特許文献1には、省エネ効率の向上と、使い勝手の向上を図ることを目的として、人物を撮影して、この映像にある顔の情報を元に個人認証をすることが可能なカメラを有する画像処理装置において、人物を検出して、その後の個人を特定する比較動作を行う状態をトリガとして、予熱モードに移行または予熱モードからの復帰を行う制御を司る制御手段を備えた画像処理装置が開示されている。
また、特許文献2には、銀行店舗に設置されたATMが、顧客の笑顔を誘う笑顔誘導手段を有し、自然に誘導された顧客の笑顔を撮影し、撮影された顧客の画像から顔画像を部分を抽出して、その顔画像の「笑顔度」を判別し、当該笑顔度に応じて特典サービスを提示し、選択させることが記載されている。
特開2007−279603号公報 特開2012−185736号公報
本発明は、顔認証中のタッチパネル部の表示部を有効に利用することができる画像処理装置を得ることが目的である。
請求項1に記載の発明は、自装置の操作者を特定する操作者特定手段と、前記操作者特定手段による操作者特定前に、自装置に画像処理をさせるための操作を受け付ける受付手段と、前記受付手段が前記操作を受け付けた後に、前記操作者特定手段に操作者の特定を行わせるための特定画像を表示する表示手段とを有し、前記操作を受け付けるための第1画像と、前記特定画像を表示するために操作者を予め定めた適正な撮影領域内へ案内すると共に前記特定画像がどのような画像であるかを操作者に報知するための第2画像と、を併設して表示すると共に、前記第1画像を前記第2画像よりも優先度が高い状態で表示することを特徴としている。
請求項2に記載の発明は、前記請求項1に記載の発明において、前記第2画像がスルー画像であり、前記特定画像はスルー画に含まれる静止画である。
請求項1又は請求項2に記載の発明によれば、顔認証中のタッチパネル部の表示部を有効に利用することができる。
本実施の形態に係る画像処理装置の概略図である。 本実施の形態に係る画像処理装置の制御系の構成を示すブロック図である。 本実施の形態に係るUIタッチパネルの外観図である。 本実施の形態に係り、使用者がUIタッチパネルに対峙したときの画像処理装置の側面図である。 本実施の形態に係るUIタッチパネルの表示部の正面図である。 (A)は本実施の形態に係るスリープモード立ち上げ監視制御ルーチンを示すフローチャート(前半)、(B)は図6(A)のステップ118で使用者がUIタッチパネルに対峙された時点で実行される認証得中のUI操作情報記憶制御ルーチンを示すフローチャートである。 図6(A)のステップ122に続く、スリープモード立ち上げ監視制御ルーチンを示すフローチャート(後半)である。 本実施の形態に係るスリープモードからの認証による立上げの流れにおいて、認証後にスタートキーを操作したときのタイミングチャートである。 本実施の形態に係るスリープモードからの認証による立上げの流れにおいて、認証中にスタートキーを操作したときのタイミングチャートである。 変形例1に係るUIタッチパネルの表示部の正面図である。 変形例2に係るUIタッチパネルの表示部の正面図である。
[本実施の形態]
(画像処理装置の構成)
図1には、本実施の形態に係る画像処理装置10が示されている。
画像処理装置10は、筐体10Aによって覆われており、適宜個所に開閉可能な扉が設けられている。一例として、図1では、前面の扉10Bを図示するが、例えば、左右の側面にも扉が存在する場合がある。この扉10Bは、例えば、紙詰まり、消耗品の交換、定期点検等、装置内部に作業者が手を差し延べて作業する場合に開放されるものであり、通常処理中は閉止されている。
画像処理装置10は、記録用紙に画像を形成する画像形成部240と、原稿画像を読み取る画像読取部238と、ファクシミリ通信制御回路236を備えている。画像処理装置10は、メインコントローラ200を備えており、画像形成部240、画像読取部238、ファクシミリ通信制御回路236を制御して、画像読取部238で読み取った原稿画像の画像データを一時的に記憶したり、読み取った画像データを画像形成部240又はファクシミリ通信制御回路236へ送出したりする。
メインコントローラ200にはインターネット等のネットワーク通信回線網20が接続され、ファクシミリ通信制御回路236には電話回線網22が接続されている。メインコントローラ200は、例えば、ネットワーク通信回線網20を介してホストコンピュータ(例えば、図2に示すPC21)と接続され、画像データを受信したり、ファクシミリ通信制御回路236を介して電話回線網22を用いてファクシミリ受信及びファクシミリ送信を実行する役目を有している。
画像読取部238は、原稿を位置決めする原稿台と、原稿台に置かれた原稿の画像を走査して光を照射する走査駆動系と、走査駆動系の走査により反射又は透過する光を受光して電気信号に変換するCCD等の光電変換素子と、が設けられている。
画像形成部240は、感光体を備え、感光体の周囲には、感光体を一様に帯電する帯電装置と、画像データに基づいて光ビームを走査する走査露光部と、前記走査露光部によって走査露光されることで形成された静電潜像を現像する画像現像部と、現像化された感光体上の画像を記録用紙へ転写する転写部と、転写後の感光体の表面をクリーニングするクリーニング部と、が設けられている。また、記録用紙の搬送経路上には、転写後の記録用紙上の画像を定着する定着部を備えている。
画像処理装置10には、入力電源線244の先端にコンセント245が取り付けられており、壁面Wまで配線された商用電源242の配線プレート243に、当該コンセント245を差し込むことで、画像処理装置10は、商用電源242から、電力の供給を受けるようになっている。
(画像処理装置の制御系ハード構成)
図2は、画像処理装置10の制御系のハード構成の概略図である。
ネットワーク通信回線網20は、メインコントローラ200に接続されている。メインコントローラ200には、それぞれ、データバスやコントロールバス等のバス33A〜33Dを介して、ファクシミリ通信制御回路236、画像読取部238、画像形成部240、UIタッチパネル216が接続されている。すなわち、このメインコントローラ200が主体となって、画像処理装置10の各処理部が制御されるようになっている。
また、画像処理装置10は、電源装置202を備えており、メインコントローラ200とはハーネス33Eで接続されている。電源装置202は、商用電源242から電力の供給を受けている。電源装置202では、メインコントローラ200に電力を供給すると共に(図2の点線参照)、その他のデバイスであるファクシミリ通信制御回路236、画像読取部238、画像形成部240、UIタッチパネル216のそれぞれに対して独立して電力を供給する電力供給線35A〜35Dが設けられている。このため、メインコントローラ200では、各処理部(デバイス)に対して個別に電力供給(電力供給モード)、或いは電力供給遮断(スリープモード)し、所謂部分節電制御を可能としている。
また、メインコントローラ200には、複数のセンサ(第1のセンサ28、第2のセンサ29、第3のセンサ30)が接続されており、画像処理装置10の周囲の人の有無を監視している。この第1のセンサ28、第2のセンサ29、第3のセンサ30については後述する。
(画像処理装置の状態遷移のための監視制御)
ここで、本実施の形態のメインコントローラ200は、必要最小限の電力消費となるように、部分的にその機能を停止させる場合がある(部分節電)。或いは、メインコントローラ200の大部分を含め、電力の供給を停止させる場合がある。これらを総称して「スリープモード(節電モード)」という場合がある。
スリープモードは、例えば、画像処理が終了した時点でシステムタイマを起動させることで移行可能である。すなわち、前記システムタイマが起動してから予め定められた一定時間経過することで電力供給を停止させている。なお、予め定められた一定時間が経過するまでに、何らかの操作(ハードキー216Bの操作等)があれば、当然、スリープモードへのタイマカウントは中止され、次の画像処理終了時からシステムタイマが起動される。
一方、上記スリープモード中においても、常に電力の供給を受ける素子として、メインコントローラ200には、監視制御部24が設けられている。この監視制御部24は、メインコントローラ200と別体としてもよく、例えば、ASICと称される、自身で動作プログラムが格納され、当該動作プログラムで処理されるCPU、RAM、ROM等を備えたICチップ等を備えるようにしてもよい。
ところで、前記スリープモード中の監視において、例えば、通信回線検出部からプリント要求などが来たり、FAX回線検出部からFAX受信要求が来ることがある。この場合、監視制御部24では、節電中であったデバイスに対して電力の供給を行なう。
また、メインコントローラ200には、節電制御ボタン26が接続されている。節電中に使用者が、この節電制御ボタン26を操作することで、節電が解除可能となっている。なお、この節電制御ボタン26には、処理部に電力が供給されているときに操作されることで、当該処理部の電力供給を強制的に遮断し、節電状態にする機能を持たせてもよい。
ここで、電力非供給状態であるスリープモードであっても、予め定めた電力以下(例えば、0.5W以下)であり電力供給を行うか否かの判別制御に必要な電力の供給を受ける場合がある。このときの電力供給元は、商用電源242に限定されるものではなく、蓄電池、ソーラー電池や、商用電源242から電力が供給されているときに充電される充電池等であってもよい。商用電源242を用いないことで、スリープモード中の商用消費電力(電力代)を「0」とすることが可能である。
(センサの適用)
ところで、スリープモード中に使用者が画像処理装置10の前に立ち、その後に節電制御ボタン26を操作して、電力供給を再開した場合、画像処理装置10が立ち上がるまでに時間を要する場合があった。
そこで、本実施の形態では、前記監視制御部24に、第1のセンサ28を接続すると共に、スリープモードでは、使用者が節電制御ボタン26を操作(押圧等)する前に第1のセンサ28で検知して早期に電力供給を再開して、使用者が、節電制御ボタン26を操作して使用を開始するよりも早く使えるようにした。
本実施の形態では、第1のセンサ28は、使用者を含む移動体の移動を感知するため、人感センサが適用可能である。以下、第1のセンサ28を、「人感センサ28」という。
人感センサ28は、「人感」としているが、これは、本実施の形態での固有名詞であり、少なくとも人が検知(「検出」と同義である)できればよく、言い換えれば、人以外の移動体の検知も含むものである。従って、以下において、人感センサ28の検出対象を「人」に言及する場合があるが、将来的には、人に代わって要求された命令を実行する動物やロボット等も検知対象範囲である。なお、逆に、人と特定して検知できる特殊センサが存在する場合は、当該特殊センサを適用可能である。以下では、移動体、人、使用者等は、人感センサ28が検出する対象として同義として扱い、必要に応じて区別することとする。
本実施の形態に係る人感センサ28の仕様は、画像処理装置10の周囲において、移動体の動きを検出するものである。この場合、焦電素子の焦電効果を用いた赤外線センサ等が代表的である(焦電型センサ)。本実施の形態では、人感センサ28として焦電型センサを適用している。
この人感センサ28に適用された焦電素子の焦電効果を用いたセンサの最大の特徴は、例えば、投光部と受光部とを備えた反射型センサ等に比べて、消費電力が小さく、かつ検出領域が広いことである。また、移動体の動きを検知するため、検出領域内であって、人が静止していると、人の存在を検出しない。例えば、人の移動時にハイレベル信号が出力されている場合、検出領域内の人が静止すると、当該信号がローレベル信号になるものである。
なお、本実施の形態における「静止」とは、スチルカメラ等で撮影した静止画のように完全静止も当然含まれるが、例えば、人が画像処理装置10の前に操作を目的として立ち止まることを含むものとする。従って、予め定めた範囲の微動(呼吸に伴う動き等)や、手足、首等を動かすといった場合を静止の範疇とする。
但し、人が画像処理装置10の前で、例えば画像形成や画像読取等の処理を待つ間、その場でストレッチ運動等を行うと、人感センサ28では、人の存在を検出する場合もある。
従って、当該「静止」を定義して人感センサ28の感度を調整するのではなく、感度は、比較的おおまか、かつ標準的に調整し、当該人感センサ28の感度特性に依存するようにしてもよい。すなわち、人感センサ28が二値信号の内の1つ(例えば、ハイレベル信号)を出力しているときは人が動いていることを示し、人感センサ28の検出領域内に人が存在し、かつ二値信号の内の他の1つ(例えば、ローレベル信号)が出力された場合を静止とすればよい。
本実施の形態では、人感センサ28で、前記移動体が検出された場合、第2のセンサ29へ電力の供給を開始するようになっている。第2のセンサ29は、監視制御部24に接続されており、スリープモード中は、電力供給遮断状態となっているが、前記人感センサ28での移動体検出によって、電力が供給されるようになっている。
本実施の形態では、第2のセンサ29として、移動体(使用者)の移動情報(遠近情報、移動方向情報を含む)を検出するためのカメラ機能を備えたセンサが適用される。以下、第2のセンサ29を「アクセスカメラ29」という。
アクセスカメラ29では、少なくとも移動体の位置座標の遷移を認識する画像を撮影する。なお、移動体の位置捕捉の場合、移動体側から発信信号があれば、レーダーも適用可能であるが、本実施の形態では、移動体側からの発信信号がないものとして説明する。
本実施の形態では、アクセスカメラ29で移動体の画像処理装置10への接近、特にUIタッチパネル216への接近が確認された場合、例えば、スリープモードから特定のモード(メインコントローラ200、UIタッチパネル216、第3のセンサ30の電力供給)へ移行する契機としている。
また、前記UIタッチパネル216への接近の「確認」は、接近の「予測」を含むものであり、使用者がUターン等することで結果的にUIタッチパネル216に対峙しない場合も含む。
本実施の形態では、アクセスカメラ29で、前記移動体が接近し、かつUIタッチパネル216に対峙したことが検出された場合、第3のセンサ30へ電力の供給を開始するようになっている。第3のセンサ30は、メインコントローラ200のI/O210に接続されている。
本実施の形態では、第3のセンサ30として、使用者の個体認識情報を検出するためのカメラ機能を備えたセンサが適用される。以下、第3のセンサ30を「認識カメラ30」という。
認識カメラ30では、使用者の個体認識情報を検出するべく、例えば、当該使用者の顔の個体固有の特徴情報を撮影する。メインコントローラ200では、撮影された顔の特徴の画像情報に基づき、ROM又はハードディスクに予め記憶された顔の特徴の画像データベースとの照合解析により、使用者の例えば個体認証が実行されたり、個体固有の情報とリンクさせ操作パネルに個別ユーザ画面などを自動的に表示させる。これにより、認証作業や個体情報の検索作業が削減され、使用者はボタン操作による煩雑な作業から解放され、快適な操作レスサービスを提供することが可能となる。
なお、本実施の形態では、アクセスカメラ29の機能を移動体の接近の検知を目的とし、認識カメラ30の機能を個体の認証を目的としているが、アクセスカメラ29の機能を移動体の接近検知から個体認証までとし、認識カメラ30の機能を個別ユーザに適したUI画面の選択等、操作レスサービスの一環とする機能としてもよい。
個体認識情報は、画像処理装置10のアクセス権の付与の有無、使用するデバイスの種類等、画像処理装置10の動作制御に利用される。
例えば、予め、自席のPC21において、識別情報と共にジョブ種を登録しておくことで、顔等の撮影後に、顔画像情報に基づいて認証処理を実行し、顔画像情報から取得した識別情報と、ジョブ登録された識別情報との照合により要求されたジョブ種を特定することが可能である。
(人感センサ28、アクセスカメラ29、認識カメラ30の配置構成)
図1に示される如く、人感センサ28及びアクセスカメラ29は、画像処理装置10の筐体10Aにおける、縦長矩形状のピラー部50に取り付けられている。また、認識カメラ30は、UIタッチパネル216の近傍に取り付けられている。
ピラー部50は、主として前記画像読取部238を覆う上筐体と、主として画像形成部240を覆う下筐体とを連結する部分に柱状に設けられており、その内部は記録用紙搬送系等(図示省略)が組み付けられている。

図3に示される如く、画像処理装置10におけるUIタッチパネル216の左端部に隣接する位置に、認識カメラユニット40が取り付けられている。
認識カメラユニット40は、ベース部42に対して、認識カメラ30のレンズ面が露出されている。認識カメラ30のレンズ面はベース部42の裏面側に配置された撮像素子本体(図示省略)に対して光学的に結像するように配置されている。
認識カメラ30は、基準位置として出荷前に、画像処理装置10のUIタッチパネル216に対峙する使用者60の顔を撮影するように光軸(図3の矢印L参照)が調整されている。
また、認識カメラ30は、前記人感センサ28及びアクセスカメラ29と連携して、撮影時期が制御されている。すなわち、認識カメラ30は、少なくともスリープモード中は電力供給が遮断されている。当該スリープモード中に、人感センサ28で移動体を検出し、かつアクセスカメラ29で使用者60がUIタッチパネル216に対峙することが予測された場合に、認識カメラ30は電力が供給され、撮影が開始されるようになっている。
なお、認識カメラ30では、電力が供給されて撮影が開始されると、所謂スルー画(動画)を撮影し、当該撮影中の動画がUIタッチパネル216の表示部216Aに表示されるようになっている。表示部216Aは、表示と入力とが兼用されたタッチパネルとして機能する。
使用者(被撮影者)は、この表示部216Aに表示されるスルー画を確認しながら、顔の位置を調整することになる。
この認識カメラ30によって撮影されたスルー画を解析することで、使用者がUIタッチパネル216に対峙したか否かを判定し、顔の位置が予め定めた適正な位置になると、所謂静止画として撮影する(特徴画像の撮影)。
この特徴画像に基づいて使用者の個体認証解析が実行される。メインコントローラ200では、UIタッチパネル216に対峙した使用者60の個体認識が実行され、個人が特定された場合は、画像処理装置10の各デバイスの電力供給制御が実行される。本実施の形態の個体認証は、顔認証である。
図4は、人感センサ28の検出領域F、アクセスカメラ29の検出領域R、認識カメラ30の検出領域Laの比較の一例を示している。
検出領域Fは、人感センサ28の検出領域であり、人感センサ28の取り付け位置から幅方向に扇状に広角され(100°〜120°程度)、画像処理装置10の床面に向けられている。
一方、点線Rは、アクセスカメラ29の検出領域Rであり、人感センサ28の検出領域Fで対応しきれない検出領域Rまで拡散している。
また、光軸Lを中心とする点線矢印Laの範囲は、認識カメラ30の検出領域La(撮影範囲)であり、UIタッチパネル216に対峙している使用者60の顔を撮影するようになっている。
ところで、認識カメラ30による撮影(スルー画及び静止画)は、使用者60の顔認証を確実に実行するため、使用者を予め定めた適正な撮影領域内へ案内することが重要であり、また、顔認証する画像がどのような画像であるかを使用者に報知することが重要である。
従って、UIタッチパネル216の表示部216A(図3参照)に、スルー画を表示して使用者60を誘導し、かつ、顔認証に適用する静止画を表示するようにしている。
しかし、使用者60は、画像処理装置10に接近し、UIタッチパネル216に対峙すると、即時に、UIタッチパネル216の入力機能(図3に示す、表示部216Aの領域に対して共用されるタッチ操作パネル、並びに表示部216Aの周辺に位置するハードキー216B)を用いて入力操作する場合がある。なお、ハードキー216Bには、スタートキー216Sが含まれる。
このとき、認証カメラ30に基づく顔認証処理において、特徴画像が未確定中はスルー画、特徴画像が確定した後は静止画が、表示部216Aに表示されるため、使用者60は顔認証の終了を待たなければならない。顔認証により認証されない場合は使用者60の使用は許可されないので、基本的には不都合はないが、既に、UI216に到達し、認証されることに間違いないと認識している使用者60にとっては、顔認証時間は無用な待ち時間となる。
そこで、本実施の形態では、UIタッチパネル216の表示部216Aを、タッチ操作パネルの案内画像として機能する第1の領域216C1〜216C6(以下、総称する場合は、「第1の領域216」という場合がある)と、スルー画及び静止画を表示する第2の領域216Dとを併設するようにした。
図5は、UIタッチパネル216の表示部216Aに対して、第1の領域216Cと第2の領域216Dとを併設した一例である。
図5に示される如く、第1の領域216Cは、画像処理装置10の案内画像の一例としてのメニュー画面であり、当該第1の領域216Cには、処理される機能毎に複数の矩形の枠216C1〜216C6で区画され、当該枠216C1〜216C6内をタッチすることで、それぞれの枠216C1〜216C6内に表示されている機能(例えば、コピー、らくらくコピー、スキャナー(PC保存)、スキャナー(ボックス保存)、ボックス操作、ジョブメモリー)を選択することが可能である。
ここで、本実施の形態では、枠216C1〜216C6と同等の大きさで第2の領域216Dを設け、前記枠216C1〜216C6に並ぶように表示した。なお、第2の領域216Dに付随して、認証ガイド表示枠217が表示されている。
これにより、第2の領域216Dは、第1の領域216Cの一部に表示されることになり、表示面積は第1の領域216Cに対して1/10程度となっている(以下、「面積比1/10」という)。
UIタッチパネル216の表示部216Aの中に、タッチパネルとして機能する第1の領域216Cと、スルー画及び静止画を表示する第2の領域216Dとを併設することにより、使用者60は、第2の領域216Dに表示されているスルー画を確認しながら、顔を予め定めた位置に調整しながら、第1の領域216Cでタッチ操作が可能となる。
また、UIタッチパネル216の表示部216Aの中に、タッチパネルとして機能する第1の領域216Cと、スルー画及び静止画を表示する第2の領域216Dとを併設することにより、使用者60は、第2の領域216Dに表示されている静止画に基づいて顔認証が実行されている間であっても、第1の領域216Cでタッチ操作が可能となる。
さらに、UIタッチパネル216の表示部216Aの中に、タッチパネルとして機能する第1の領域216Cと、スルー画及び静止画を表示する第2の領域216Dとを併設することにより、必然的にスルー画及び静止画の大きさが表示部216A全体の大きさよりも小さくなる(本実施の形態では、「面積比1/10」/図5参照)。このため、自分の画像を表示されたくない使用者60にとって、顔認証に必要な撮影に際し、使用者60に不快感を与えることなく、撮影領域確認のための撮影画像を表示することが可能となる。
以下、本実施の形態の作用を説明する。
画像処理装置10は、処理がなされていないと動作状態は、スリープモードとなり、本実施の形態では、監視制御部24にのみ電力が供給されている。
ここで、立ち上げ契機(アクセスカメラ29による使用者60の接近予測、節電解除操作、或いはUIタッチパネル216等の操作入力(キー入力))があると、メインコントローラ200、UIタッチパネル216、並びに認識カメラ30を起動する。例えば、顔認識によって機器への認証が許可された使用者の場合、UIタッチパネル216等の操作入力(キー入力))があると、当該ジョブ種に応じてウォームアップモードへ遷移する。
ウォームアップモードによる暖機運転が終了すると、画像処理装置10はスタンバイモードまたはランニングモードに遷移するようになっている。
スタンバイモードは、文字通り「事に備えて準備が完了している」モードであり、画像処理装置10においては、画像処理の動作が即実行できる状態となっている。
このため、キー入力としてジョブ実行操作があると、画像処理装置10の動作状態は、ランニングモードに遷移し、指示されたジョブに基づく画像処理が実行されるようになっている。
画像処理が終了すると(連続した複数のジョブが待機している場合は、その連続したジョブの全てが終了したとき)、待機トリガによって画像処理装置10の動作状態はスタンバイモードへ遷移する。
このスタンバイモード中にジョブ実行指示があれば、再度ランニングモードへ遷移する。一方、例えば、アクセスカメラ29により使用者が画像処理装置10から離れたことを検出(予測を含む)した場合、或いは予め定めた時間が経過したとき、スリープモードへ遷移する。
本実施の形態では、人感センサ28、アクセスカメラ29、認識カメラ30とを相互に連携し電力供給制御を実行している。具体的には、人感センサ28は常時電力を供給しているが、アクセスカメラ29及び認識カメラ30は、人感センサ28の検出情報に基づいて、順次電力を供給する制御を行っており、デバイスに対する電力供給制御に加え、さらなる省エネ性向上を確立している。
以下、図6(A)のフローチャートに従い、本実施の形態に係る人感センサ28、アクセスカメラ29、認識カメラ30の連携による電力供給制御ルーチンを説明する。
図6(A)の起動は、スリープモードに遷移したときであり、当該スリープモード中は、メインコントローラ200、UIタッチパネル216、各種デバイス、アクセスカメラ29、認識カメラ30は非通電(電力供給遮断状態)である。一方、メインコントローラ200における監視制御部24及び人感センサ28は通電(電力供給状態)されており、その電力は、例えば、0.5W程度である。
ステップ100では、人感センサ28で移動体を検出したか否かが判断され、肯定判定されると、ステップ102へ移行して、アクセスカメラ29及び認識カメラ30起動する。
次のステップ104では、アクセスカメラ29での撮影画像に基づいて、移動体の移動方向を判別する。この移動体の移動方向は、少なくとも人型を認識し、当該人型の体の向きや顔の向きにより、これから移動する方向を判別する(画像解析)。
次のステップ106では、アクセスカメラ29の撮影に基づく前記画像解析で、移動体(使用者60)が画像処理装置10に接近していることを予測したか否かが判断される。「予測」としたのは、使用者の将来の移動が直線であることを前提としているためである。例えば、移動体が、画像解析した移動方向に対して方向転換(右左折、或いはUターン等)を実行する可能性もあるため、「予測」とした。
このステップ106で否定判定された場合、すなわち、移動体は画像処理装置10に向けて移動しないと予測された場合は、ステップ108へ移行してアクセスカメラ29及び認識カメラ30を非通電とし、ステップ100へ戻る。
ステップ106の否定判定は、人感センサ28で検出した移動体が、例えば、単純に素通りする移動体であり、既に、画像処理装置10から離れている場合は、ステップ100の繰り返しとなる。一方、当該移動体が、人感センサ28の検出領域(図4に示す検出領域F)に停滞した場合は、再度アクセスカメラ29及び認識カメラ30が起動することになる。
なお、ステップ108でのアクセスカメラ29及び認識カメラ30の非通電遷移に遅延時間を持たせ、ステップ100に移行した後も、当該遅延時間分、移動体の移動方向の画像解析を継続するようにしてもよい。これにより、人感センサ28による死角を補填することが可能となる。
前記ステップ106において、肯定判定、すなわち、移動体が画像処理装置10に向けて移動していると予測(接近予測)された場合は、ステップ110へ移行して、メインコントローラ200、UIタッチパネル216を通電する。
次のステップ112では、認識カメラ30での撮影を開始し、ステップ114へ移行する。
ステップ114では、移動体(使用者60)の画像処理装置10への接近が継続しているか否かが判断される。すなわち、一旦は画像処理装置10に向けて移動を継続するも、途中で方向転換する場合があるからである。このステップ114において否定判定されると、ステップ116へ移行して、UIタッチパネル216を非通電とし、ステップ104へ戻る。
また、ステップ114において、肯定判定されると、ステップ118へ移行して、使用者60がUIタッチパネル216に対峙したか否かを判別する。すなわち、認識カメラ30で撮影した画像の解析により、使用者60(特に、顔画像)の撮影が実行されることで、UIタッチパネル216への使用者60の対峙と判別可能である。
ステップ118で否定判定、すなわち、使用者60を撮影できない場合は、ステップ120へ移行して、予め定めた時間が経過したか否かが判断される。このステップ120で否定判定された場合は、ステップ114へ戻り、上記工程(ステップ114→ステップ118→ステップ120)を繰り返す。
また、ステップ120で肯定判定された場合は、使用者60が画像処理装置10に接近状態ではあるが、UIタッチパネル216に対峙しない状態が、予め定めた時間継続したと判断し、ステップ116へ移行して、UIタッチパネル216を非通電とし、ステップ104へ戻る。
このステップ120の肯定判定は、例えば、使用者60が、画像処理装置10の正面からずれた位置(排出トレイの位置)で、自席のPC21等からプリントを指示し、その出力を待っている状態、或いは、トナーや記録用紙等の消耗品の交換のために、画像処理装置10の近傍で準備作業を行っている状態、等が考えられる。
一方、前記ステップ118で肯定判定、すなわち、使用者60の例えば、顔画像の撮影に成功し、使用者60がUIタッチパネル216に対峙したと判別した場合は、ステップ122へ移行して、個体認識処理を実行する。
個体認識処理は、撮影した顔画像を解析し、予めメインコントローラ200のROM又はHDD(図示省略)に登録した顔データベースと照合し、当該画像処理装置10の使用許可を受けている使用者60か否かを認証する。
ここで、ステップ118で使用者60がUIタッチパネル216に対峙したと判別されることにより、使用者60は、UIタッチパネル216による操作が可能となり、本実施の形態では、図6(B)に示す、認証中のUI操作情報記憶制御ルーチンが起動する。
この図6(B)のフローチャートでは、これから実行される認証処理(スルー画の撮影、静止画の撮影及び顔認証解析処理)中に使用者60がUIタッチパネル216を操作した情報(UI操作情報)を操作順に記憶するものである。
ステップ150では、UIタッチパネル216のタッチ操作パネル或いはハードキー216Bの操作があったか否かが判断される。このステップ150で肯定判定されると、ステップ152へ移行して、表示部216Aに、操作に基づく表示を行い、次いでステップ154へ移行してUIタッチパネル216の操作順に記憶して、ステップ150へ戻る。この図6(B)のルーチンは、顔認証処理が終了するまで繰り返される(図7のステップ128の「認証中のUI操作情報記憶制御の終了指示」参照)。
図6(A)に示される如く、ステップ122Aで個体認証処理が実行され、当該個体認証処理が終了すると、図7のステップ124へ移行する。
図7に示される如くステップ124では、個体認証処理において認証ができたか否かが判断される。
このステップ124で否定判定された場合は、ステップ126へ移行して非認証処理が実行される。非認証処理では、例えば、認証処理を数回繰り返す、カードリーダがある場合にIDカードをかざして認証する、ハードキー216Bに設けられたテンキーによる手動で暗唱番号を入力して認証する、認証を却下する、といった処理を組み合わせればよい。なお、非認証の場合は、図6(B)のフローチャートの処理で記憶したUI操作情報は消去することが好ましい。
一方、前記ステップ124で肯定判定された場合は、認証ができたと判断し、ステップ128へ移行して、認証中のUI操作情報記憶制御(図6(B)のフローチャート)の終了を指示し、ステップ130へ移行する。
ステップ130では、認証完了を報知し(例えば、UIタッチパネル216の表示部216Aに表示し)、ステップ132へ移行する。
ステップ132では、認証中のUI操作情報、すなわち、使用者60がUIタッチパネル216に対峙した後、認証処理中にUIタッチパネル216の表示部216Aに設定された第1の領域216Cでのタッチ操作、或いはスタートキー216Sを含むハードキー216Bの操作を操作順に記憶した操作情報を読み出し、ステップ134へ移行する。
ステップ134では、UI操作情報があるか否かが判断される。このステップ134で肯定判定されると、使用者60は認証処理中に、UIタッチパネル216の第2の領域215C(タッチ操作パネル)やハードキー216Bを操作したと判断し、ステップ136へ移行してUI操作情報に基づき、デバイスを立ち上げる。例えば、使用者60が、コピーを選択し、原稿を画像読取部238の原稿台に置いた場合は、画像読取部238と画像形成部240が通電される。
次のステップ138では、使用者60が、認証処理中の最終操作としてスタートキー216Sを操作したか否かが判断され、このステップ138で肯定判定された場合は、ステップ140へ移行して、個体認証中のUI操作に基づく処理の実行(例えば、コピーが選択されている場合は、コピー処理の実行)を指示し、このルーチンは終了する。
また、ステップ138で否定判定された場合は、スタートキー216Sの操作を待ってから、個体認証中のUI操作に基づく処理の実行(例えば、コピーが選択されている場合は、コピー処理の実行)を指示し、このルーチンは終了する。
一方、前記ステップ134で否定判定された場合は、使用者60が認証処理中にUIタッチパネル216の第1の領域216C(タッチ操作パネル)やハードキー216Bを操作していないと判断し、ステップ142へ移行して、通常動作が実行される。
通常動作とは、例えば、認証結果に応じて、認証者に適したメニューを表示したり、認証者に対して予め登録されているジョブに必要なデバイスを通電(例えば、プリント指示の場合は、画像形成部240を通電)することである。なお、単純にUIタッチパネル216の表示部216Aに標準的なメニュー画面を表示し、操作入力待ちとしてもよい。
図8及び図9は、上記図6及び図7のフローチャートに基づき、スリープモードから顔認証によって画像処理装置10を立上げ、処理を実行する工程を示すタイミングチャートである。このタイミングチャートは、図6及び図7のフローチャートに準じているため、詳細な説明は省略する。
図8は、顔認証中に、スタートキー216Sが操作されずに認証後(認証OK)にスタートキー216Sが操作された場合のタイミングチャートである。すなわち、図7のステップ138において、認証後は暫時否定判定されて待機しており、その後、スタートキー216Sが操作されると、処理が実行される。
図9は、顔認証中にスタートキー216Sが操作されている場合のタイミングチャートである。すなわち、図7のステップ138で即時に肯定判定され、顔認証直後に処理が実行される。
なお、本実施の形態では、UIタッチパネル216の表示部216Aを、タッチ操作パネルとして機能する第1の領域216Cと、スルー画及び静止画を表示する第2の領域216Dとを併設する形態として、図5に示される如く、第1の領域216Cの1つの機能を示す枠216C1〜216C6と同等の大きさとすることで、第2の領域216Dの大きさ(面積)が、第1の領域216Cの大きさ(面積)の1/10程度(面積比1/10)となるようにしたが、併設の形態はこれに限定されるものではなく、以下の変形例が適用可能である。
(変形例1)
図10に示される如く、第2の領域216Dは、前記第1の領域の枠216C1〜216C6の背景としている。このため、第2の領域216Dの大きさとしては表示部216A全体の大きさに相当するが、枠216C1〜216C6、並びに認証ガイド表示枠217の表示が優先表示(前面表示)されており、認識カメラ30で撮影されているスルー画又は静止画は、その一部が枠216C1〜216C6の隙間から見えるようになっている。
しかしながら、この隙間から見える一部の画像であっても、スルー画による顔の位置の調整や、静止画であることの確認は可能である。
このため、変形例1では、顔認証中であっても、UIタッチパネル216による操作が可能であり、かつ、自分の画像を表示されたくない使用者60にとって有利という効果(顔認証中の時間を有効に利用することができ、かつ顔認証の撮影に際し、使用者60に不快感を与えることなく、撮影領域確認のための撮影画像を表示する。)を維持することができる。
(変形例2)
図11に示される如く、変形例2では、UIタッチパネル216の表示部216Aが左右に2分割され、一方が第1の領域216C、他方が第2の領域216Dとされている。なお、分割は上下方向でもよいし、矩形である必要はなく、第1の領域216Cと第2の領域216Dとが区分されればよい。
図11に示される如く、第1の領域216Cは、画像処理装置10のメニュー画面であり、枠216C1〜216C6内に表示されている機能(例えば、コピー、らくらくコピー、スキャナー(PC保存)、スキャナー(ボックス保存)、ボックス操作、ジョブメモリー)を選択することが可能である。
一方、第2の領域216Dは、スルー画及び静止画が表示される。この場合、第2の領域216Dに表示されるスルー画及び静止画は、使用者60の顔に代えて、予め設定したキャラクタ画像60Aが表示されるようになっている。なお、認証処理で適用される画像は、使用者60本人の画像である。
キャラクタ画像60Aとは、使用者60のお気に入りの顔、動物の顔、漫画に登場する顔、作図した顔を含み、認証カメラ30で現在撮影している画像ではない画像をいう。
第2の領域216Dにキャラクタ画像60Aが表示されることで、認識カメラ30で撮影されているスルー画であっても静止画であっても、使用者60の少なくとも輪郭(大きさ)、向きが判別可能である。
変形例2では、使用者60は、キャラクタ画像60Aを見ながら位置を調整し、また、顔認証中はキャラクタ画像60Aが静止画となる。このため、UIタッチパネル216による操作が可能であり、かつ、自分の画像を表示されたくない使用者60にとって有利という効果(顔認証中の時間を有効に利用することができ、かつ顔認証の撮影に際し、使用者60に不快感を与えることなく、撮影領域確認のための撮影画像を表示する。)を維持することができる。
ここで、本実施の形態では、画像処理装置10に、人感センサ28、アクセスカメラ29、認証カメラ30を設置し、スリープモード状態を可能なかぎり維持することで省エネ性を向上すると共に、確実に使用者60がUIタッチパネル16に対峙したことを認識した時点で認証処理を行うことで、IDカードをカードリーダにかざしたり、暗唱番号を入力するといった作業が不要となって利便性を向上することに加え、認証処理中にUIタッチパネル216の操作が可能であるため、待ち時間(認証開始から終了までの時間)を有効利用することが可能である。
また、本実施の形態では、認証処理に必要な画像を認識カメラ30で撮影し、UIタッチパネル216の表示部216Aにスルー画を表示して、使用者60自身がこのスルー画を確認しながら顔画像の位置を調整し、かつ調整後の認証画像を静止画として表示する場合に、スルー画や静止画を表示部216Aの表示領域に対して極めて小さく(1/10程度)した。認証期間中にUIタッチパネル216の表示部216Aに表示されるスルー画や静止画を目立たなくすることが可能である。また、スルー画や静止画を背景画像としたり、キャラクタ画像に変更したりすることで、認証期間中にUIタッチパネル216の表示部216Aに表示されるスルー画や静止画を目立たなくすることが可能である。
なお、本実施の形態(全ての変形例を含む)では、以下の実施態様を含む。
(態様1)
タッチパネル部に対峙することで撮影される使用者の顔画像に基づいて、処理の実行を許可するか否かを判定するための顔認証処理を実行する顔認証手段と、
前記タッチパネル部に、前記顔認証手段による顔認証処理中に前記撮影した顔画像を表示すると共に、前記顔認証手段による顔認証処理の終了前に入力操作を案内する案内画像を前記顔画像よりも優先度が高い状態で表示する表示制御手段と、
を有する顔認証装置。
(態様2)
前記顔認証手段による顔認証の判定結果を報知する報知手段をさらに有する態様1記載の顔認証装置。
(態様3)
前記優先度の対象が、表示される画像領域の大きさであり、
前記案内画像を表示する画像領域が、前記顔画像を表示する画像領域よりも広い態様1又は態様2記載の顔認証装置。
(態様4)
前記優先度の対象が、表示階層であり、
前記タッチパネル部には、前記案内画像が前層、前記顔画像が後層となるように表示され、前記顔画像が、前記案内画像の隙間から背景画像として表示される態様1又は態様2記載の顔認証装置。
(態様5)
前記優先度の対象が、認識度合いであり、
前記顔画像に代えて、前記顔画像の少なくとも輪郭、位置が判別可能な別画像を表示する態様1又は態様2記載の顔認証装置。
(態様6)
前記タッチパネル部が、前記顔認証の許可を待たずに、前記表示された案内画像に基づく処理の実行を指示するための先行入力操作を許容する態様1〜態様5の何れかに記載の顔認証装置。
(態様7)
前記先行入力操作において、処理の実行開始を指示する開始操作がなされている場合には、前記顔認証の許可に続いて、処理の実行を開始する態様6記載の顔認証装置。
(態様8)
前記タッチパネル部及び前記顔認証手段の電力供給が遮断されたスリープモードにおいて、使用者の接近を検出する第1の検出手段と、
第2の検出手段により使用者が前記タッチパネル部へ対峙したことを検出する第2の検出手段と、をさらに有し、
前記第1の検出手段により使用者の接近を検出した時点で前記タッチパネル部及び前記顔認証手段に対して電力供給を開始し、
前記第2の検出手段により使用者が前記タッチパネル部に対峙したことを検出した時点で前記顔認証手段による顔認証の実行を開始する態様1〜態様7の何れかに記載の顔認証装置。
(態様9)
態様1〜態様8の何れかに記載の顔認証装置を備えた画像処理装置。
(態様10)
態様1〜態様8の何れかに記載の顔認証装置と、
スリープモード中における入力操作に応じて、画像処理の実行のために必要なデバイスを個別に電力の供給又は供給遮断する電力供給制御手段と、
前記顔認証装置による顔認証中は、前記電力供給制御手段によるデバイスへの電力供給を禁止する禁止手段と、
を有する画像処理装置。
態様1によれば、顔認証中のタッチパネル部の表示部を有効に利用することができる。
態様2によれば、認証の可否を確実に認識することができる。
態様3、態様4、態様5によれば、認証中においても案内画面を優先表示し、顔画像を目立たなくすることができる。
態様6によれば、認証中のタッチパネル部を有効利用することができる。
態様7によれば、タッチパネル部の操作の利便性を向上することができる。
態様8によれば、省エネ性と利便性の向上を両立することができる。
態様9に記載の発明によれば、顔認証中のタッチパネル部の表示部を有効に利用することができる。
態様10によれば、認証できなかったときの無駄な電力消費を抑制することができる。
W 壁面
10 画像処理装置
10A 筐体
10B 扉
20 ネットワーク通信回線網
21 PC
24 監視制御部
26 節電制御ボタン
28 第1のセンサ(人感センサ)
29 第2のセンサ(アクセスカメラ)
30 第3のセンサ(認識カメラ)
33A〜33D バス
33E ハーネス
35A〜35D 電力供給線
40 認識カメラユニット
42 ベース部
60 使用者
200 メインコントローラ
202 電源装置
216 UIタッチパネル
236 ファクシミリ通信制御回路
238 画像読取部
240 画像形成部
242 商用電源
243 配線プレート
244 入力電源線
245 コンセント

Claims (2)

  1. 自装置の操作者を特定する操作者特定手段と、
    前記操作者特定手段による操作者特定前に、自装置に画像処理をさせるための操作を受け付ける受付手段と、
    前記受付手段が前記操作を受け付けた後に、前記操作者特定手段に操作者の特定を行わせるための特定画像を表示する表示手段とを有し、
    前記操作を受け付けるための第1画像と、前記特定画像を表示するために操作者を予め定めた適正な撮影領域内へ案内すると共に前記特定画像がどのような画像であるかを操作者に報知するための第2画像と、を併設して表示すると共に、前記第1画像を前記第2画像よりも優先度が高い状態で表示する、画像処理装置。
  2. 前記第2画像がスルー画像であり、前記特定画像はスルー画に含まれる静止画である請求項1記載の画像処理装置。
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