JP6519285B2 - 内燃機関およびオイルセパレータ - Google Patents
内燃機関およびオイルセパレータ Download PDFInfo
- Publication number
- JP6519285B2 JP6519285B2 JP2015074943A JP2015074943A JP6519285B2 JP 6519285 B2 JP6519285 B2 JP 6519285B2 JP 2015074943 A JP2015074943 A JP 2015074943A JP 2015074943 A JP2015074943 A JP 2015074943A JP 6519285 B2 JP6519285 B2 JP 6519285B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oil
- internal combustion
- combustion engine
- passage
- main body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Description
また、上記第1の局面による内燃機関において、好ましくは、オイル排出通路の断面積は、全区間に亘ってブローバイガス吸込口の断面積よりも小さい。
また、上記第1の局面による内燃機関において、好ましくは、オイルセパレータは、ブローバイガスに含まれる大粒径の液状オイルを捕集する液状オイル分離部と、液状オイル分離部の下流に設けられ、ブローバイガスに含まれる小粒径のオイルミストを捕集するオイルミスト分離部とをさらに含み、液状オイル分離部には、下流端で通路断面積が最も小さくなる整流部が形成されており、整流部の通路断面積は、下流に向かうにつれて徐々に縮小されている。
また、上記第1の局面による内燃機関において、オイル排出通路のオイル排出口は、ブローバイガス吸込口の最下部近傍に接続されている。
また、上記第1の局面による内燃機関において、オイル排出通路は、オイル流入口から下方に向かって垂直方向に沿って延びる第1通路部分と、第1通路部分に接続され、オイル排出口に向かって斜め下方に延びる第2通路部分とを含む。
また、上記オイルセパレータがオイルミスト分離部を含む内燃機関において、オイルセパレータは、オイルセパレータのブローバイガス排出口とオイルミスト分離部におけるオイル排出通路へのオイル流入口との間に形成された通路断面積拡大部をさらに含む。
図1〜図8を参照して、本発明の一実施形態によるエンジン100について説明する。
エンジン100(内燃機関の一例)は、図1に示すように、車両(図示せず)の前後方向(X軸方向)にクランクシャフト15が揃えられた状態でエンジンルーム(図示せず)内に設置されている。また、エンジン100は、エンジン本体10(内燃機関本体の一例)と、チェーンカバー20と、ヘッドカバー30と、吸気マニホールド40と、オイルセパレータ50と、マウントブラケット90とを備えている。エンジン本体10は、シリンダヘッド1、シリンダブロック2およびクランクケース3を含む。また、吸気マニホールド40およびオイルセパレータ50は、エンジン本体10のY2側の外側面10a(外表面の一例)の各々の高さ位置に取り付けられている。
オイルセパレータ50は、図4に示すように、カバー部50aが本体部50b(オイルセパレータ本体の一例)に振動溶着されることにより一体化されるように構成されている。カバー部50aおよび本体部50bには、耐油性、耐熱性、耐薬品性および十分な強度を有する樹脂材料(ガラス繊維を含むナイロン系の樹脂材料)が用いられる。また、オイルセパレータ50は、最下部(Z2側)に設けられた吸込口51(ブローバイガス吸込口)と、最上部(Z1側)に設けられた排出口52(ブローバイガス排出口)とを有する。なお、吸込口51はカバー部50aに開口しているが、この吸込口51から本体部50bの内壁面61が内側に窪む入口部分(第1区間60aの起点部分)の領域一帯が「ブローバイガス吸込口」に含まれる。また、排出口52は、本体部50bに形成されている。
ここで、本実施形態では、オイルセパレータ50の内部にドレン通路53(オイル排出通路)が設けられている。また、ドレン通路53は、オイルを排出するためのオイル排出口54が吸込口51(第1区間60aの起点における内壁面61)に直接接続されている。
以上の構成により、オイルセパレータ50は、作動時に、以下のように機能する。まず、エンジン100(図1参照)が停止された状態では、オイルセパレータ50にブローバイガス流が生じないので、液状処理部60およびミスト処理部70のいずれからもオイルは分離されず、ドレン通路53内にもオイル(オイルの液柱)は存在しない。そして、エンジン100の始動直後においては、吸気系の負圧を利用してブローバイガスが吸込口51から吸引され始める。
また、図1および図3に示すように、オイルセパレータ50は、シリンダブロック2の外側面2cとクランクケース3の外側面3cとに跨るようにエンジン本体10の外側面10aに取り付けられている。具体的には、締結部材5(図1参照)を本体部50bの4つのねじ挿入孔50f(図4参照)を介してねじ穴2fおよび3fに締め込むことによってオイルセパレータ50が外側面10aに取り付けられる。また、図4に示すように、カバー部50aの外表面には溝部50dが形成されており、溝部50dにはシール部材6(図2参照)が嵌め込まれている。そして、吸込口51を外側面3cに対してY2側から対向させ、カバー部50aがシール部材6を介して周縁部3eに押し当てられる。これにより、クランク室3aと液状処理部60とが、外部に対して気密性を維持しつつ連通される。
本実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
今回開示された実施形態は、全ての点で例示であり制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内での全ての変更(変形例)が含まれる。
50 オイルセパレータ
50b 本体部(オイルセパレータ本体)
51 吸込口(ブローバイガス吸込口)
52 排出口(ブローバイガス排出口)
53 ドレン通路(オイル排出通路)
54 オイル排出口
55 オイル流入口
56 仕切壁
60 液状処理部(液状オイル分離部)
70 ミスト処理部(オイルミスト分離部)
75 ミスト捕集部
100 エンジン(内燃機関)
Claims (7)
- 内燃機関本体と、
前記内燃機関本体の外表面に前記内燃機関本体とは別体で取り付けられ、前記内燃機関本体からのブローバイガスに含まれるオイルを分離するためのオイルセパレータと、を備え、
前記オイルセパレータは、前記内燃機関本体の内部と連通してブローバイガスが流入するブローバイガス吸込口と、前記オイルセパレータ内で分離されたオイルを排出するように設けられ、前記ブローバイガス吸込口に直接接続されるオイル排出口を有するオイル排出通路と、を含み、
前記オイル排出通路の断面積は、前記ブローバイガス吸込口の断面積よりも小さい、内燃機関。 - 前記オイル排出通路の断面積は、全区間に亘って前記ブローバイガス吸込口の断面積よりも小さい、請求項1に記載の内燃機関。
- 前記オイルセパレータは、ブローバイガスに含まれる大粒径の液状オイルを捕集する液状オイル分離部と、前記液状オイル分離部の下流に設けられ、ブローバイガスに含まれる小粒径のオイルミストを捕集するオイルミスト分離部とをさらに含み、
前記液状オイル分離部には、下流端で通路断面積が最も小さくなる整流部が形成されており、
前記整流部の通路断面積は、下流に向かうにつれて徐々に縮小されている、請求項1または2に記載の内燃機関。 - 前記オイル排出口には、前記ブローバイガス吸込口に位置するオイルが充填されるように構成されている、請求項1〜3のいずれか1項に記載の内燃機関。
- 前記オイルセパレータは、ブローバイガスに含まれる大粒径の液状オイルを捕集する液状オイル分離部と、前記液状オイル分離部の下流に設けられ、ブローバイガスに含まれる小粒径のオイルミストを捕集するオイルミスト分離部とをさらに含み、
前記オイル排出通路は、前記オイルミスト分離部により捕集したオイルミストを、前記ブローバイガス吸込口に直接接続される前記オイル排出口を介して排出するように構成されている、請求項1〜4のいずれか1項に記載の内燃機関。 - 前記オイルセパレータは、前記オイルセパレータのブローバイガス排出口と前記オイルミスト分離部における前記オイル排出通路へのオイル流入口との間を仕切るように設けられ、前記内燃機関本体の吸気負圧に起因して前記オイル排出通路内のオイルが吸引されるのを抑制する仕切壁を有する、請求項5に記載の内燃機関。
- 内燃機関本体の外表面に前記内燃機関本体とは別体で取り付けられ、前記内燃機関本体からのブローバイガスに含まれるオイルを分離するオイルセパレータ本体を備え、
前記オイルセパレータ本体は、前記内燃機関本体の内部と連通してブローバイガスが流入するブローバイガス吸込口と、前記オイルセパレータ本体内で分離されたオイルを排出するように設けられ、前記ブローバイガス吸込口に直接接続されるオイル排出口を有するオイル排出通路と、を含み、
前記オイル排出通路の断面積は、前記ブローバイガス吸込口の断面積よりも小さい、オイルセパレータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015074943A JP6519285B2 (ja) | 2015-04-01 | 2015-04-01 | 内燃機関およびオイルセパレータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015074943A JP6519285B2 (ja) | 2015-04-01 | 2015-04-01 | 内燃機関およびオイルセパレータ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016194276A JP2016194276A (ja) | 2016-11-17 |
JP6519285B2 true JP6519285B2 (ja) | 2019-05-29 |
Family
ID=57323402
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015074943A Active JP6519285B2 (ja) | 2015-04-01 | 2015-04-01 | 内燃機関およびオイルセパレータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6519285B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6721639B2 (ja) * | 2018-08-10 | 2020-07-15 | 本田技研工業株式会社 | エンジンのブリーザ構造 |
CN110748396B (zh) | 2018-07-23 | 2021-09-07 | 本田技研工业株式会社 | 发动机的通风器结构 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59190916U (ja) * | 1983-06-06 | 1984-12-18 | 株式会社クボタ | エンジンのクランク室のブレザ装置 |
JPS6023205U (ja) * | 1983-07-25 | 1985-02-18 | アイシン精機株式会社 | オイルセパレ−タ |
US6234154B1 (en) * | 2000-06-12 | 2001-05-22 | General Motors Corporation | Integral PCV system |
JP4032878B2 (ja) * | 2002-08-23 | 2008-01-16 | 三菱ふそうトラック・バス株式会社 | 内燃機関のブリーザ装置 |
JP2006070766A (ja) * | 2004-09-01 | 2006-03-16 | Toyota Motor Corp | ブローバイガス還元装置 |
-
2015
- 2015-04-01 JP JP2015074943A patent/JP6519285B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2016194276A (ja) | 2016-11-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US10151226B2 (en) | Oil separator | |
JP2009121281A (ja) | 内燃機関のオイルセパレータ | |
US8256404B2 (en) | Oil separator for blow-by gas | |
US20160177791A1 (en) | Oil mist separator | |
JP6519285B2 (ja) | 内燃機関およびオイルセパレータ | |
JP6702037B2 (ja) | オイルセパレータ | |
EP2868878B1 (en) | Oil separator | |
JP6010011B2 (ja) | 内燃機関のブリーザシステム | |
JPH11141325A (ja) | ブローバイガスのオイル還流装置 | |
JP2007309157A (ja) | ブローバイガス用オイルセパレータ | |
JP2010144696A (ja) | フィルタ式気液分離装置 | |
US9816411B2 (en) | Breather device for engine | |
JP6284904B2 (ja) | オイル分離装置 | |
JP2016194277A (ja) | 内燃機関およびオイルセパレータ | |
CN110945217B (zh) | 发动机的油分离器结构 | |
JP6241266B2 (ja) | ブローバイガス収集システム | |
JP2006070766A (ja) | ブローバイガス還元装置 | |
JP6136530B2 (ja) | ブローバイガス収集システム | |
US10378399B2 (en) | Oil mist separation mechanism of internal combustion engine | |
JP2009150350A (ja) | オイル分離装置 | |
JP6211870B2 (ja) | オイルセパレータ | |
JP2016113998A (ja) | 内燃機関および内燃機関用セパレータ | |
JP2016113997A (ja) | 内燃機関および内燃機関用セパレータ | |
JP2018076830A (ja) | オイルセパレータ | |
JP2018076831A (ja) | オイルセパレータ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20180309 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20181227 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20190108 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20190227 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20190326 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20190408 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 6519285 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |