JP6519076B2 - ショックアブソーバ - Google Patents

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本発明は、ショックアブソーバの製造工程を簡素化させる技術に関する。
従来、有底円筒状のシリンダの内部に、粘性流体とともにピストン及びオリフィスを収納し、ピストンがシリンダ内を軸方向に移動する際に、オリフィスを通過する粘性流体の流動抵抗によって制動力を発生させるショックアブソーバが知られている。例えば、特許文献1に記載の如くである。
特開2001−132790号公報
従来技術の如く構成されたショックアブソーバにおいては、オリフィスが一体的に組み込まれたピストンの外周にピストンリングを移動可能に介装する必要があるため、ショックアブソーバの製造工程が増え、製造コストが増大するという問題があった。
本発明は以上の如き状況に鑑みてなされたものである。
すなわち、本発明が解決しようとする課題は、製造工程を簡素化することにより製造コストを抑制できるショックアブソーバを提供することである。
以下では、上記課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1においては、一端側に開口部を有し、他端側に底部を有した有底円筒状に形成され、粘性流体が封入されるシリンダと、前記開口部を閉塞し、中心部分に挿通孔が開口されたキャップと、前記キャップの挿通孔に挿通され、一端側が前記シリンダの外部に延出されるとともに、他端側が前記シリンダの内部に挿入されるピストンロッドと、内部に粘性流体を流通させるオリフィス流路が形成されるオリフィスと、内周面に前記粘性流体の流路が形成されるとともに、前記シリンダの内周面で摺動することにより前記シリンダの内部空間を軸方向に二分割するピストンと、前記流路の軸方向長さよりも長く形成されて前記シリンダの前記底部の側から前記ピストンの流路に挿通されるとともに一端が前記オリフィスに当接する挿通部と、前記挿通部の他端に形成されるフランジ部と、を備えるバルブ部材と、前記シリンダの前記底部と前記バルブ部材の前記フランジ部との間に介挿され、前記バルブ部材を介して前記オリフィスを前記開口部の側に付勢する圧縮バネと、を備え、前記オリフィスは、前記ピストンロッドの他端側に固定されるとともに前記ピストンに連結されるものであり、前記ピストンロッドとともに前記ピストンが前記シリンダ内を軸方向に移動する際に、前記オリフィスを通過する粘性流体の流動抵抗によって制動力を発生させるショックアブソーバであって、前記ピストンロッドからの押圧力により前記オリフィスが前記ピストンに当接している際は、前記ピストンの流路と前記オリフィス流路以外の流路とが遮断されることにより流動抵抗が大きくなるとともに、前記バルブ部材を介した前記圧縮バネの付勢力により前記オリフィスが前記ピストンから離間している際は、前記ピストンの流路と前記オリフィス流路以外の流路とが連通されることにより粘性流体の流動抵抗が小さくなるものである。
請求項2においては、前記シリンダには、前記キャップよりも内部側に隣接してシール部材が配設され、前記シール部材よりも内側に隣接して体積吸収体が配設され、体積吸収体に隣接して前記ピストンロッドの前記シリンダの外部への延出を規制する規制部材が配設されるものである。
請求項3においては、前記オリフィスは、底部に流路孔が開口された筒状部材に柱状部材を嵌入して形成され、前記筒状部材と前記柱状部材との間には、複数個の流路穴が開口された複数枚の板状部材が介挿され、前記オリフィス流路は、前記筒状部材の前記流路孔、前記板状部材の流路穴、及び、前記筒状部材の内周面と前記柱状部材の外周面との間隙によって形成されるものである。
請求項4においては、前記ピストン及び前記オリフィスは、一方に係合突起部が形成されるとともに、他方に軸方向の所定幅を有する係合溝部が形成され、前記係合突起部が前記係合溝部と係合することにより、所定間隔よりも小さい範囲内で互いに近接離間可能に構成されるものである。
本発明は、ショックアブソーバの製造工程を簡素化することにより製造コストが抑制できるという効果を奏する。
本発明の一実施形態に係るショックアブソーバの通常状態を示す断面図。 ショックアブソーバの内部構造を示す斜視図。 ショックアブソーバにおける規制部材を示す斜視図。 ピストンロッドの押し込み開始時におけるショックアブソーバを示す断面図。 ピストンロッドの押し込み終了時におけるショックアブソーバを示す断面図。 ピストンロッドの戻り開始時におけるショックアブソーバを示す断面図。 ピストンロッドの押し込み途中における粘性流体の流路を示す拡大断面図。 ピストンロッドの戻り途中における粘性流体の流路を示す拡大断面図。
図1から図8を用いて、本発明の一実施形態に係るショックアブソーバ10について説明する。以下においては、各図における上側をショックアブソーバ10の上方として説明する。
ショックアブソーバ10は図1に示す如く、シリンダ11と、キャップ12と、オイルシール13と、体積吸収体14と、規制部材19と、オイル封止ビス15と、Oリング16と、ピストンロッド17と、ロッドカバー18と、ピストン21と、圧縮バネ22と、バルブ部材23と、オリフィス20(筒状部材24、板状部材25・25・・、柱状部材26)と、を備える。以下、各部材について具体的に説明する。
シリンダ11は、一端側(図1における上側)に開口部11aを有し、他端側に底部11bを有した有底円筒状に形成されている。底部11bには底部11bを貫通する封止孔11cが開口されている。シリンダ11の内部に粘性流体であるオイルが充填された状態で、封止孔11cにオイル封止ビス15が挿入され、シリンダ11の下側面とオイル封止ビス15との間にOリング16が介挿される。これにより、シリンダ11内部にオイルが封入される。
キャップ12はシリンダ11の開口部11aを閉塞する円柱状の部材である。キャップ12の中心部分にはキャップ12の両平面を貫通する挿通孔12aが開口されている。挿通孔12aには、図1に示す如くピストンロッド17が挿通される。
オイルシール13は、キャップ12の下方に隣接してシリンダ11に嵌入される円柱状の部材である。オイルシール13はシリンダ11の開口部11aをシールすることにより、シリンダ11の内部に封入されたオイルの漏出を防止している。なお、キャップ12にシール機能を持たせる構成とすることも可能である。
オイルシール13の下方に隣接して、体積吸収体14がシリンダ11に嵌入される。体積吸収体14は独立気泡性のゴム及びスポンジが組み合わせて構成された円柱状の部材である。そして、後述する如くピストンロッド17がシリンダの内部に押し込まれた際に気泡が圧縮されることにより、挿入されたピストンロッド17の体積分の体積増加量を吸収する構成としている。
体積吸収体14の下方に隣接して、規制部材19がシリンダ11に嵌入される。規制部材19は剛性の高い樹脂製の部材であり、側面に複数の切欠きが形成された円筒状に形成される。具体的には図3に示す如く、規制部材19は体積吸収体14の下面に近接する円板部19aと、円板部19aの外周部分から立設される四枚の側片部19b・19b・・と、で形成される。円板部19aの中心部分にはピストンロッド17と挿通させるための挿通孔19hが開口されている。規制部材19は、側片部19b・19b・・・の内側に体積吸収体14を収容した状態で、体積吸収体14の下方に配設される。
本実施形態に係るショックアブソーバ10によれば、上記の如く構成することにより、ピストンロッド17のシリンダ11の外部への延出量を安定化させることができる。具体的には図1に示す如く、ピストンロッド17がシリンダ11の外側(上方)に移動した際に、規制部材19がオリフィス20の柱状部材26と当接する。この際、体積吸収体14がオイルによって圧縮された状態でも、規制部材19は剛性が高いために変形していない。即ち、規制部材19はオイルの状態に関わらず常に同じ形状を保っているため、ピストンロッド17のシリンダ11の外部への延出を同じ位置で規制することができるのである。
ピストンロッド17は前記の如く、キャップ12に開口された挿通孔12aに挿通される棒状部材である。ピストンロッド17の一端側(図1における上側)はシリンダ11の外部に延出され、他端側はシリンダ11の内部に挿入される。即ち、ピストンロッド17はキャップ12、オイルシール13、体積吸収体14、及び、規制部材19を貫通して、上下方向に摺動可能に配設されている。ピストンロッド17の上端部にはロッドカバー18が配設されている。
ピストン21はシリンダ11に収容された略筒状部材であり、その外周部分には樹脂製のピストンリング21cが外側に突出するように配設される。ピストンリング21cの外周面がシリンダ11の内周面で摺動することにより、シリンダ11の内部空間を軸方向に二分割する。ピストン21の中心部分には連通孔21aが軸方向に開口されており、オイルが連通孔21aを介してピストン21の内側を上下に流通できるように構成されている。換言すれば、ピストン21の内周面にはオイルの流路である連通孔21aが形成されている。ピストン21の上部には二個の被係合部21dが突出して配設され、それぞれの被係合部21dには軸方向(上下方向)の所定幅D(図7及び図8を参照)を有する係合溝部21eが周方向に形成されている(図2を参照)。
ピストン21の連通孔21aには、シリンダ11の底部の側である下方からバルブ部材23が挿通される。バルブ部材23は図2に示す如く、挿通部23aとフランジ23bとを備える。挿通部23aは、ピストン21における連通孔21aの軸方向長さよりも長く形成された円筒状部であり、ピストン21の下方から上方に向けて連通孔21aを通過して、その上端部がオリフィス20に当接する。挿通部23aの上端部には、半径方向にオイルが流通可能に複数の切欠き部23cが形成されている。挿通部23aの下端部には、半径方向に突出する円板状のフランジ部23bが形成される。フランジ部23bはピストン21の下面に当接することで、上方への移動が規制される。
シリンダ11の底部上面と、バルブ部材23におけるフランジ部23bの下面との間には、バルブ部材23を開口部11aの側(上側)に付勢する圧縮バネ22が介挿されている。
ピストンロッド17の他端側(図1における下側)には、その内部に粘性流体を流通させるオリフィス流路が形成されるオリフィス20が固定される。具体的には、ピストンロッド17の下端部を、オリフィス20の柱状部材26の上面に形成された固定孔26a(図2を参照)に挿入することにより、ピストンロッド17にオリフィス20が固定される。
オリフィス20は、筒状部材24、板状部材25・25・・、及び、柱状部材26で構成される。オリフィス20は、三枚の板状部材25・25・・を筒状部材24に収容した状態で、柱状部材26を筒状部材24に嵌入して形成される。即ち、オリフィス20において、筒状部材24と柱状部材26との間には、板状部材25・25・・が介挿されている。なお、本実施形態において板状部材25は三枚配設されているが、その枚数は限定されるものではない。また、板状部材25を配設しない構成とすることも可能である。
筒状部材24は底部に流路孔24aが開口された円筒状に形成される。筒状部材24の底部における外周面には、外側に突出する係合突起部24bが形成されている。板状部材25・25・・・にはその厚さ方向に、複数個の流路穴25a(図7及び図8を参照)が開口されている。筒状部材24の内周面と柱状部材26の外周面との間には、オイルが流通できる程度に、間隙が形成されている。そして、オリフィス20において、筒状部材24の流路孔24a、板状部材25・25・・・の流路穴25a、及び、筒状部材24の内周面と柱状部材26の外周面との間隙が、オリフィス流路として形成される。
オリフィス20の下部はピストン21に連結される。具体的に、筒状部材24の係合突起部24bが、図1に示す如く、ピストン21の係合溝部21eと係合する。詳細には図2に示す如く、オリフィス20をピストン21に上方から近接させることにより、ピストン21に被係合部21dが弾性変形して、係合突起部24bが係合溝部21eに係合するのである。これにより、オリフィス20とピストン21とは、所定間隔(係合溝部21eの所定幅D)よりも小さい範囲内で互いに近接離間可能に構成される。なお、本実施形態においては、オリフィス20に係合突起部24bが形成され、ピストン21に係合溝部21eが形成される構成としているが、オリフィス20に係合溝部を形成し、ピストン21に係合突起部を形成する構成とすることも可能である。
本実施形態に係るショックアブソーバ10は上記の如く構成することにより、ピストンロッド17とともにピストン21及びバルブ部材23がシリンダ11の内部を軸方向に移動する際に、オリフィス20を通過するオイルの流動抵抗によって制動力を発生させる構成としている。
具体的には図4に示す如く、ピストンロッド17の押し込み開始時は、ピストン21はピストンリング21cの外周面における摩擦抵抗によって変位せず、オリフィス20とバルブ部材23とが圧縮バネ22の弾性力に反して降下する。この際、連通孔21aは筒状部材24の流路孔24aのみと連通する状態となる。即ち、オリフィス20がピストン21に当接している際は、連通孔21aとオリフィス20がオリフィス流路以外の流路とが遮断されるため、オイルの流動抵抗は大きくなる。
詳細には図7中の矢印a、矢印b、及び、矢印cに示す如く、オイルは連通孔21aの内部に位置する挿通部23aからオリフィス流路(流路孔24a、流路穴25a、及び、筒状部材24の内周面と柱状部材26の外周面との間隙)のみを流通する。このため、オリフィス20を通過するオイルの流動抵抗が大きくなって大きな制動力が発生するのである。図5に示す如くバルブ部材23がシリンダ11の底部11bにおけるオイル封止ビス15の周囲に当接すると、圧縮バネ22の圧縮が終了し、ピストンロッド17の押し込みが完了する。
次に、ピストンロッド17の戻り開始時は図6に示す如く、ピストン21はピストンリング21cの外周面における摩擦抵抗によって変位せず、オリフィス20とバルブ部材23とが圧縮バネ22の弾性力によって上昇する。この際、連通孔21aは筒状部材24の流路孔24a以外の部分である、筒状部材24の外周部分と連通する状態となる。即ち、オリフィス20がピストン21から離間している際は、連通孔21aとオリフィス流路以外の流路とが連通されるため、オイルの流動抵抗は小さくなる。詳細には図8中の矢印d、矢印e、矢印fに示す如く、オイルはオリフィス流路だけでなく、オリフィス流路以外の、筒状部材24の外周部分から連通孔21a及び挿通部23aの内側へと流入する。このため、オリフィス20を通過するオイルの流動抵抗を小さくしてピストンロッド17が戻りやすくなるのである。図1に示す如く圧縮バネ22の伸長が終了すると、ピストンロッド17の戻りが完了する。
本実施形態に係るショックアブソーバ10によれば、上記の如く構成することにより、製造工程を簡素化している。具体的には図2に示す如く、オリフィス20、ピストン21、及び、バルブ部材23を組付ける際に、オリフィス20とピストン21とを上下から近接させるとともに、バルブ部材23の挿通部23aをピストン21の連通孔21aに挿通させるだけで良いため、ピストンの外周にピストンリングを移動可能に介挿する必要が無い。つまり、従来技術と比較して簡易な工程でショックアブソーバ10の内部部品を組付けることが可能となるため、製造コストを抑制することが可能となるのである。
また、本実施形態に係るショックアブソーバ10によれば、オリフィス20に係合突起部24bを形成し、ピストン21に係合溝部21eを形成し、係合突起部24bが係合溝部21eと係合することにより、オリフィス20とピストン21とが所定幅Dよりも小さい範囲内で互いに近接離間可能に構成している。これにより、ピストンロッド17の押し込み開始時におけるオリフィス20とピストン21の上面との間隔を、簡易な構成で一定にすることが可能となる。即ち、押し込み開始時においてオリフィス20がピストン21に当接するまでの距離を一定に保つことにより、連通孔21aとオリフィス20がオリフィス流路以外の流路とが遮断されてオイルの流動抵抗は大きくなるまでのピストンロッド17の押し込み量を一定にすることができる。つまり、部品点数を増加させることなく、簡易な構成で、ショックアブソーバ10においてピストンロッド17の押し込み開始時の制動力の立ち上がり精度を向上させることが可能となるのである。
また、本実施形態に係るショックアブソーバ10において、オリフィス20は、底部に流路孔24aが開口された筒状部材24に柱状部材26を嵌入して形成され、筒状部材24と柱状部材26との間には、複数個の流路穴25a・25a・・・が開口された複数枚の板状部材25が介挿される。また、オリフィス流路は、筒状部材24の流路孔24a、板状部材25の流路穴25a・25a・・・、及び、筒状部材24の内周面と柱状部材26の外周面との間隙によって形成される。これにより、それぞれの部材におけるショックアブソーバ10の制動力への影響を低減させている。つまり、各部品における減衰力のばらつきを互いに補うことにより、一定的な制動力を得られる構成としている。
10 ショックアブソーバ
20 オリフィス(筒状部材24・柱状部材26)
21 ピストン
23 バルブ部材

Claims (4)

  1. 一端側に開口部を有し、他端側に底部を有した有底円筒状に形成され、粘性流体が封入されるシリンダと、
    前記開口部を閉塞し、中心部分に挿通孔が開口されたキャップと、
    前記キャップの挿通孔に挿通され、一端側が前記シリンダの外部に延出されるとともに、他端側が前記シリンダの内部に挿入されるピストンロッドと、
    内部に粘性流体を流通させるオリフィス流路が形成されるオリフィスと、
    内周面に前記粘性流体の流路が形成されるとともに、前記シリンダの内周面で摺動することにより前記シリンダの内部空間を軸方向に二分割するピストンと、
    前記流路の軸方向長さよりも長く形成されて前記シリンダの前記底部の側から前記ピストンの流路に挿通されるとともに一端が前記オリフィスに当接する挿通部と、前記挿通部の他端に形成されるフランジ部と、を備えるバルブ部材と、
    前記シリンダの前記底部と前記バルブ部材の前記フランジ部との間に介挿され、前記バルブ部材を介して前記オリフィスを前記開口部の側に付勢する圧縮バネと、を備え、
    前記オリフィスは、前記ピストンロッドの他端側に固定されるとともに前記ピストンに連結されるものであり、
    前記ピストンロッドとともに前記ピストンが前記シリンダ内を軸方向に移動する際に、前記オリフィスを通過する粘性流体の流動抵抗によって制動力を発生させるショックアブソーバであって、
    前記ピストンロッドからの押圧力により前記オリフィスが前記ピストンに当接している際は、前記ピストンの流路と前記オリフィス流路以外の流路とが遮断されることにより流動抵抗が大きくなるとともに、前記バルブ部材を介した前記圧縮バネの付勢力により前記オリフィスが前記ピストンから離間している際は、前記ピストンの流路と前記オリフィス流路以外の流路とが連通されることにより粘性流体の流動抵抗が小さくなる、
    ことを特徴とする、ショックアブソーバ。
  2. 前記シリンダには、前記キャップよりも内部側に隣接してシール部材が配設され、前記シール部材よりも内側に隣接して体積吸収体が配設され、体積吸収体に隣接して前記ピストンロッドの前記シリンダの外部への延出を規制する規制部材が配設される、
    ことを特徴とする、請求項1に記載のショックアブソーバ。
  3. 前記オリフィスは、底部に流路孔が開口された筒状部材に柱状部材を嵌入して形成され、
    前記筒状部材と前記柱状部材との間には、複数個の流路穴が開口された複数枚の板状部材が介挿され、
    前記オリフィス流路は、前記筒状部材の前記流路孔、前記板状部材の流路穴、及び、前記筒状部材の内周面と前記柱状部材の外周面との間隙によって形成される、
    ことを特徴とする、請求項1又は請求項2に記載のショックアブソーバ。
  4. 前記ピストン及び前記オリフィスは、一方に係合突起部が形成されるとともに、他方に軸方向の所定幅を有する係合溝部が形成され、前記係合突起部が前記係合溝部と係合することにより、所定間隔よりも小さい範囲内で互いに近接離間可能に構成される、
    ことを特徴とする、請求項1から請求項3の何れか1項に記載のショックアブソーバ。
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