JP6518433B2 - 携帯端末、監視システム及び携帯端末用プログラム - Google Patents

携帯端末、監視システム及び携帯端末用プログラム Download PDF

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Description

本発明は、監視対象者が所持し、監視センタに当該監視対象者の位置を安全確認等のために通報する携帯端末等に係り、特に監視対象者が置かれた状況に即した適切と考えられる頻度で当該監視対象者の現在位置情報を監視センタに通報することにより、携帯端末のバッテリを温存しつつ当該監視対象者の位置を適切に追跡することができる携帯端末等に関するものである。
例えば機器メンテナンス、監視対象エリアにおける異常対処、さらに物品輸送等の作業を行う作業員は、作業中の安全確認のため、その動向を監視センタなどで把握できるようにしておくことが好ましい。そこで、このような業務上の要望乃至必要性に対応すべく、不審者による不当な干渉、事故や怪我、急病など、監視対象者に起こりうる非常事態を遠隔の監視センタから監視できるようにするため、携帯式の非常通報装置を用いた監視システムが広く知られている。
こうした監視システムの中には、特許文献1に示すように、非常通報スイッチを操作できない場合でも非常事態を通報可能とするために、所定時間、監視対象者の確認操作がない場合に非常通報するものが提案されている。すなわち、特許文献1に開示された発明は、移動者に発生した異常を遠隔の監視センタに通報する携帯端末に関するものであり、監視要請を開始するための操作手段と、監視要請を終了するための操作手段と、GPS信号を受信して現在位置を算出する測位手段と、測位手段により測位した位置情報を記憶する記憶手段と、遠隔の監視センタに設置されたセンタ装置に無線で通報する通報手段と、上記各手段を制御する制御手段を備えている。そして制御手段は、計時手段を有しており、監視要請の開始操作により計時手段を起動し、所定時間以内に監視要請の終了操作がない場合に通報手段により記憶手段に記憶された位置情報を通報するように構成されている。このため、非常通報スイッチを操作できないときでも異常信号や位置情報を送信できるが、非常事態発生時以外には位置情報を送信することがない。
また、特許文献1の発明と同様、非常通報スイッチを操作できない場合でも非常事態を通報可能とするため、特許文献2に示すように、現在位置情報が予め設定されていた経路から離れたときに警報を発するものも提案されている。すなわち、特許文献2に開示された発明は、歩行者などの安全確認の対象者に所持させる携帯端末と、携帯端末から送信されてくる電波を受信し、その受信信号で現される情報に基づいて当該対象者の安否を確認する移動者安全確認装置とによって構成される。携帯端末には、GPS端末などによる現在位置を検知する機能と、エスコート要請を入力するためのボタンと、現在位置およびエスコート要請を電波で送信する通信機能を設ける。移動者安全確認装置は、表示部に安全確認対象領域の地図を表示し、携帯端末からエスコート要請を受けると、対象者の予定移動経路を地図に重ねて表示し、現在位置を受信し、その現在位置を順次に地図に表示し、対象者の実際の移動経路を地図に重ねて表示する。そして、予定移動経路と現在位置との距離が所定値を越えたときには、経路逸脱と見なして、非常通報信号の受信を待つことなく、警報を発する。このため、歩行者などが、非常通報スイッチを操作できない程に急な非常事態に遭遇したとしても、移動者安全確認装置が警報を発することができる。
特開2005−45743号公報 特開2001−76289号公報
特許文献1、2に記載された従来の発明では、非常事態と判断された場合、遠隔の監視センタに設置されたセンタ装置に現在位置情報を携帯端末から送信することにより、センタ装置で監視対象者の状況を確認したり、あるいはセンタ装置から音声や画像を端末に送信して警告表示をさせることにより、現場に急行する警備員にとって監視対象者の状況が確認しやすくなるようにしている。
こうした非常事態下においては、少なくとも監視対象者の保護や救急といった対処が完了するまでは、その携帯端末を通信可能な状態に維持しておく必要がある。したがって、携帯端末のバッテリの残量を考慮すると、センタ装置との通信の頻度はできるだけ少ないほうが好ましく、携帯端末を所持している監視対象者の状況に応じた適切な程度に制限されるべきであると本願発明者等は考える。
すなわち、監視対象者の所在が予測可能であれば細密な時間間隔で現在位置を追跡する必要性は低いが、逆に以後の所在について予測が困難であれば細密な時間間隔で現在位置を追跡する必要がある。先に説明した特許文献1、2に記載の発明では、携帯端末を所持している監視対象者が非常事態下にあると判断した後に、できるだけ長い時間、携帯端末を通信可能な状態に維持するという課題についての認識がない。
本発明は、監視対象者が安全確認等のために所持し、当該監視対象者の位置を監視センタのセンタ装置に通報する携帯端末や、携帯端末とセンタ装置を有する監視システム等の技術分野において、従来は認識されていなかった新規な課題を提示するとともに、その解決策を提案するためになされたものであり、監視対象者の現状に対応した適切な時間間隔で当該監視対象者の現在位置情報をセンタ装置に通報することにより、携帯端末のバッテリを温存しつつ当該監視対象者の位置を適切に追跡できるようにすることを目的としている。
前述の課題を解決するため、本発明は、所定時間以内に携帯端末(例えばスマートフォン)の操作がないときには、監視対象者の位置情報を比較的長い追跡送信間隔でセンタ装置に送信させて位置の追跡を行わせ、また監視対象者が予定ルートを逸脱したときには、監視対象者の位置情報を比較的短い追跡送信間隔でセンタ装置に送信させて位置情報の追跡を行わせるようにした。
すなわち、前述した課題を解決するための手段を本願の特許請求の範囲の各請求項の記載に応じて説明すれば、下記の通りである。
請求項1に記載された携帯端末は、監視対象者が所持し監視対象者の位置をセンタ装置に通報する携帯端末であって、
監視対象者の行動範囲である登録ルートを記憶する記憶部と、
監視対象者が操作する操作部と、
現在位置情報を取得する位置取得部と、
前記位置取得部により取得された前記現在位置情報が示す現在位置が前記登録ルート上にあるかを判定するルート判定部と、
前記現在位置情報を前記センタ装置に通報する通信部と、
所定時間を計時する計時部と、
前記操作部が前記所定時間以上操作されない場合に、第1の時間間隔で前記現在位置情報を前記センタ装置に通報するように前記通信部に指示する異常処理部とを備え、
前記異常処理部は、前記第1通報処理の実行中に取得した前記現在位置が前記登録ルート上にないと前記ルート判定部が判定した場合には、前記第1通報処理を終了し前記第1の時間間隔より短い第2の時間間隔で前記現在位置情報を前記センタ装置に通報する第2通報処理を実行するように前記通信部に指示することを特徴としている。
請求項2に記載された携帯端末は、請求項1に記載の携帯端末において、
前記通信部は、前記センタ装置から安全確認通知を受信し、
前記異常処理部は、前記安全確認通知を受信してから前記操作部が前記所定時間以上操作されない場合に前記第1の時間間隔で前記現在位置情報を前記センタ装置に通報するように前記通信部に指示することを特徴としている。
請求項3に記載された携帯端末は、請求項1または2に記載の携帯端末において、
前記異常処理部は、前記第1の時間間隔で前記現在位置情報を前記通信部に通報させたときに、予め設定された特定の操作入力が前記操作部から入力されると、前記通信部による前記第1の時間間隔での前記現在位置情報の通報を終了させることを特徴としている。
請求項4に記載された携帯端末は、請求項1から3の何れか一つに記載の携帯端末において、
前記異常処理部は、前記通信部によって前記第2の時間間隔で前記現在位置情報を前記センタ装置に通報させている場合は、前記通信部によって前記第1の時間間隔で前記現在位置情報を前記センタ装置に通報させる処理を禁止することを特徴としている。
請求項5に記載された監視システムは、
監視対象者が所持する携帯端末と、前記携帯端末と通信するセンタ装置を備え、監視対象者の位置を前記センタ装置にて確認する監視システムであって、
前記携帯端末は、
前記監視対象者が操作する操作部と、
現在位置情報を取得する位置取得部と、
前記現在位置情報を前記センタ装置に通報する通信部と、
所定時間を計時する計時部と、
前記操作部が前記所定時間以上操作されない場合に無応答異常と判定し、前記無応答異常と前記現在位置情報を前記センタ装置に通報するように前記通信部に指示する異常処理部とを備え、
前記センタ装置は、
前記監視対象者の行動範囲である登録ルートを記憶する記憶部と、
前記携帯端末により取得された前記現在位置情報が示す現在位置が前記登録ルート上にあるかを判定するルート判定部と、
前記携帯端末に前記現在位置情報の送信を要求する位置要求部と、
前記無応答異常の通報を受信すると前記携帯端末に対して第1の時間間隔で前記現在位置情報を要求するように前記位置要求部に指示し、前記携帯端末により取得された前記現在位置情報が示す現在位置が前記登録ルート上にないと前記ルート判定部が判定した場合には前記携帯端末に対して前記第1の時間間隔より短い第2の時間間隔で前記現在位置情報を要求するように前記位置要求部に指示する追跡処理部とを備えることを特徴としている。
請求項6に記載された携帯端末用プログラムは、
監視対象者の行動範囲である登録ルートを記憶する記憶部と、監視対象者が操作する操作部と、現在位置情報を取得する位置取得部と、前記現在位置情報をセンタ装置に通報する通信部とを有し、監視対象者が所持して監視対象者の位置を前記センタ装置に通報する携帯端末に読み込まれる携帯端末用プログラムであって、
前記携帯端末の少なくとも一部を構成するコンピュータを、
前記位置取得部により取得された前記現在位置情報が示す現在位置が前記登録ルート上にあるかを判定するルート判定部と、
所定時間を計時する計時部と、
前記操作部が前記所定時間以上操作されない場合に、第1の時間間隔で前記現在位置情報を前記センタ装置に通報する第1通報処理を実行するように前記通信部に指示し、前記第1通報処理の実行中に取得した前記現在位置が前記登録ルート上にないと前記ルート判定部が判定した場合には、前記第1通報処理を終了し前記第1の時間間隔より短い第2の時間間隔で前記現在位置情報を前記センタ装置に通報する第2通報処理を実行するように前記通信部に指示する異常処理部として機能させることを特徴としている。
請求項1に記載された携帯端末及び請求項6に記載された携帯端末用プログラムによれば、携帯端末の操作部が所定時間以上操作されない場合には、これをトリガーとして携帯端末の異常処理部が通信部に指示し、携帯端末の位置取得部が取得した現在位置情報を第1の時間間隔でセンタ装置に通報させる。また、携帯端末の現在位置が、記憶部に予め登録しておいた登録ルート上にないと携帯端末のルート判定部が判定した場合には、異常処理部が通信部に指示し、携帯端末の位置取得部が取得した現在位置情報を第1の時間間隔より短い第2の時間間隔でセンタ装置に通報させる。
従って、例えば携帯端末を所持する監視対象者が何らかの非常事態に陥り、所定時間にわたり携帯端末操作ができなくなった場合には、携帯端末は比較的長い送信間隔でセンタ装置に現在位置情報を送信して携帯端末(従って監視対象者)の現在位置を追跡させる。また、携帯端末を所持する監視対象者が予定ルートを逸脱したときには、比較的短い送信間隔でセンタ装置に現在位置情報を送信して携帯端末(従って監視対象者)の現在位置を追跡させる。
携帯端末が無操作であっても、記憶部に予め登録された監視対象者の行動範囲である登録ルート上に携帯端末の現在位置があれば、細密な時間間隔で携帯端末の位置を追跡する必要性は低いが、逆に携帯端末の現在位置が登録ルートを外れた場合には、携帯端末の以後の所在が予測不能であるため、細密な時間間隔で携帯端末の位置を追跡する必要がある。このように、監視対象者の現状に対応した適切な時間間隔で当該監視対象者の現在位置情報をセンタ装置に通報することにより、監視対象者が非常事態に陥った場合に携帯端末のバッテリの残蓄電量を温存しつつ、監視対象者の所在を確実に追跡することが可能となる。
請求項2に記載された携帯端末によれば、通信部がセンタ装置から安全確認通知を受信した場合には、これをトリガーとして計時部が所定時間の計時を開始し、操作部が所定時間以上操作されない場合には異常処理部が通信部に指示し、第1の時間間隔で現在位置情報をセンタ装置に通報させる。
請求項3に記載された携帯端末によれば、異常処理部が通信部に指示して第1の時間間隔で現在位置情報をセンタ装置に通報しているときに、予め設定しておいた特定の操作入力が操作部から入力されると、通信部による第1の時間間隔での現在位置情報の通報を終了させることができる。すなわち、携帯端末において第1の時間間隔で現在位置情報の通報が開始された後においては、秘密情報である特定の操作入力(例えば通報動作解除コード)を操作部から入力しない限り、現在位置情報の通報を終了させることはできないので、例えば非常事態下にある監視対象者の手から離れた携帯端末が何者かによって操作され、監視対象者の意に反して現在位置情報の通報を停止されてしまう恐れは小さい。
請求項4に記載された携帯端末によれば、異常処理部は、通信部によって第2の時間間隔で現在位置情報をセンタ装置に通報させている場合には、第2の時間間隔より長い第1の時間間隔で現在位置情報をセンタ装置に通報する必要が少ないため、第1の時間間隔で現在位置情報をセンタ装置に通報する処理を禁止する。
請求項5に記載された監視システムによれば、監視システムの一部を構成する携帯端末において、操作部が所定時間以上操作されない場合には、異常処理部が無応答異常と判定して通信部に指示し、無応答異常及び位置取得部が取得した現在位置情報をセンタ装置に通報させる。監視システムの一部を構成するセンタ装置では、無応答異常及び現在位置情報の通報を携帯端末から受信すると、追跡処理部は、携帯端末に対して第1の時間間隔で現在位置情報を要求するように位置要求部に指示する。また、受信した現在位置情報が示す現在位置が登録ルート上にないとルート判定部が判定した場合には、追跡処理部は、携帯端末に対して第1の時間間隔より短い第2の時間間隔で現在位置情報を要求するように位置要求部に指示する。
従って、例えば携帯端末を所持する監視対象者が何らかの非常事態に陥り、所定時間にわたり携帯端末操作ができなくなった場合には、携帯端末は無応答異常及び現在位置情報をセンタ装置に通報する。これを受けたセンタ装置では、携帯端末を所持する監視対象者が予定ルートを逸脱したときには、比較的短い送信間隔でセンタ装置に現在位置情報を送信するように携帯端末に要求し、携帯端末(従って監視対象者)の現在位置を相対的に短い時間間隔で追跡する。また、携帯端末を所持する監視対象者が予定ルート上にあり、かつ無応答異常である場合には、比較的長い送信間隔で現在位置情報を送るように携帯端末に要求し、携帯端末(従って監視対象者)の現在位置を相対的に長い時間間隔で追跡する。
携帯端末が無操作であっても、センタ装置の記憶部に予め登録された監視対象者の登録ルート上に携帯端末の現在位置があれば、細密な時間間隔で携帯端末の位置を追跡する必要性は低いが、逆に携帯端末の現在位置が登録ルートを外れた場合には、携帯端末の以後の所在が予測不能であるため、細密な時間間隔で携帯端末の位置を追跡する必要がある。このように、監視対象者の現状に対応した適切な時間間隔で当該監視対象者の現在位置情報をセンタ装置が携帯端末に要求し、要求された現在位置情報を携帯端末がセンタ装置に送信することにより、監視対象者が非常事態に陥った場合に携帯端末のバッテリの残蓄電量を温存しつつ、監視対象者の所在を確実に追跡することが可能となる。
第1実施形態の監視システムの構成を示す機能ブロック図である。 第1実施形態の監視システムの携帯端末における制御手順を示す動作フロー図である。 第2実施形態の監視システムの構成を示す機能ブロック図である。 第2実施形態の監視システムのセンタ装置における制御手順を示す動作フロー図である。
1.第1実施形態(図1及び図2)
図1及び図2を参照して第1実施形態の監視システム1と、当該監視システム1の一部である携帯端末2を作動させる携帯端末用プログラムについて説明する。
図1に示すように、本監視システム1は、少なくとも、監視対象者が所持する携帯端末2と、当該携帯端末2と通信するセンタ装置3によって構成されており、監視対象者の位置を監視センタに設置されたセンタ装置3によって確認し、追跡すること、すなわち現在位置を定期的に確認することで最新の所在を把握することを目的としている。監視対象者としては、例えば機器メンテナンス、監視対象エリアにおける警備及び異常対処、さらには物品輸送等のように、予め設定された一定の行動範囲内を移動しながら作業を行なう作業員等を挙げることができ、また監視の目的としては、作業中に作業員に起こりうる非常事態、例えば不審者による不当な干渉、事故や怪我、急病などを遠隔の監視センタから監視する業務を挙げることができる。
次に、本監視システム1の詳細について、本監視システム1の機能ブロック図である図1を参照して説明する。
まず、携帯端末2を説明する。図1に示すように、監視システム1の携帯端末2は、監視対象者の行動範囲である登録ルートが予め記憶された記憶部4を備えている。この記憶部4は、登録ルートの他に、後述する制御部9による制御に必要な各種データやプログラム等を記憶する。その記憶内容は、後述する制御部9の機能により必要に応じて書き込まれ、必要に応じて読み出される。なお、この記憶部4は後述する制御部9の一部分として制御部9に含まれるものとしてもよい。
ここで、登録ルートとは、複数箇所の作業ポイントを所定の順序で結んだ監視対象者となる作業員の移動路となる線状の経路を意味する他、作業員が作業に伴って移動しうる面状の活動領域をも意味している。後者の活動領域としては、当該作業者が担当している地番又は街区や、ある建物の全体又は建物内の特定階若しくは特定区画等を意味している。
図1に示すように、監視システム1の携帯端末2は、監視対象者が操作する操作部5を備えている。この操作部5は、後述する制御手段によって制御され、監視対象者となる作業員が作業時等に必要な情報等を入力するために使用される。
図1に示すように、監視システム1の携帯端末2は、当該携帯端末2の現在位置を示す現在位置情報を取得するため、後述する制御手段によって制御される位置取得部6を備えている。位置取得部6の原理は問わない。位置取得部6は、例えばGPS、Wi−Fi、携帯電話基地局からの電波を利用して、携帯端末2の現在位置に関する現在位置情報を取得することができる。
図1に示すように、監視システム1の携帯端末2は通信部7を備えている。通信部7は、後述する制御手段によって制御されることにより、位置取得部6が取得した現在位置情報をセンタ装置3に通報する。また、通信部7は、センタ装置3から安全確認通知を受信する。なお詳細は後述するが、センタ装置3は携帯端末2に対し安全確認通知を定期的に送信してくる。
図1に示すように、監視システム1の携帯端末2は表示部8を備えている。表示部8は、後述する制御手段によって制御されることにより、監視対象者が携帯端末2を操作する際に必要な情報等を表示し、またセンタ装置3から送られる警告等の各種情報を表示することができる。
図1に示すように、監視システム1の携帯端末2は、マイクロコンピュータ等によって構成される制御部9を備えている。すなわち、本実施形態で説明するような機能を備えた携帯装置用プログラムをマイクロコンピュータ等に読み込むことにより、本監視システム1の携帯端末2の制御部9を構成することができる。本実施形態のような機能を有する携帯端末2は、ハード及びソフト共に専用に開発した装置であってもよいが、例えば必要な機能を備えたスマートフォンのような携帯端末に、必要な機能を備えた携帯装置用アプリケーション(携帯装置用プログラム)を搭載したものでもよい。
図1に示すように、携帯端末2の制御部9は、所定時間を計時する計時部10を備えている。ここで、所定時間とは、携帯端末2を所持する監視対象者が携帯端末2を操作することができない異常な状況下にあるか否かを定期的に確認するための時間間隔を示している。計時部10が所定時間を計時する度に、これがトリガーとなり、直前に経過した当該所定時間内に操作部5が操作されていない場合は、監視対象者に異常事態が発生したものとして、以下に説明するように携帯端末2から現在位置情報を発信する。そして、これを受けた後述するセンタ装置3が携帯端末2の追跡を行なう。実施形態では、所定時間は例えば5分としている。
図1に示すように、携帯端末2の制御部9は、位置取得部6により取得された現在位置情報によって示される現在位置が、記憶部4に記憶された登録ルート上にあるか否かを判定するルート判定部11を備えている。このルート判定部11は、登録ルートを記憶部4から読み出し、位置取得部6にて取得された現在位置情報と、読み出した登録ルートとを比較し、携帯端末2の現在位置が登録ルート内に含まれるか否かを判定する。
図1に示すように、携帯端末2の制御部9は異常処理部12を備えている。異常処理部12は、操作部5が所定時間以上操作されない場合に、第1の時間間隔で現在位置情報をセンタ装置3に通報するように通信部7に指示する。
例えば携帯端末2を所持する監視対象者が何らかの非常事態に陥り、所定時間にわたり携帯端末2の操作ができなくなった場合には、携帯端末2は後述する第2の時間間隔よりも長い第1の時間間隔でセンタ装置3に現在位置情報を送信し、携帯端末2(従って監視対象者)の現在位置を追跡させる。すなわち、携帯端末2が無操作であっても、記憶部4に予め登録された監視対象者の行動範囲である登録ルート上に携帯端末2の現在位置が存在するのであれば、携帯端末2の以後の所在が予測可能であるため、細密な時間間隔で携帯端末2の位置を追跡して電源を消耗させる必要性が低いからである。
また異常処理部12は、現在位置が登録ルート上にないとルート判定部11が判定した場合には、第1の時間間隔より短い第2の時間間隔で現在位置情報をセンタ装置3に通報するように前記通信部7に指示する。
このように携帯端末2を所持する監視対象者が予定ルートを逸脱した場合には、比較的短い送信間隔でセンタ装置3に現在位置情報を送信して携帯端末2(従って監視対象者)の現在位置を追跡させる。これは、携帯端末2の現在位置が登録ルートを外れた場合には、携帯端末2の以後の所在が予測不能であるため、細密な時間間隔で携帯端末2の位置を追跡する必要があるからである。
このように、監視対象者の現状に対応した適切な時間間隔を選択して当該監視対象者の現在位置情報をセンタ装置3に通報することにより、監視対象者が非常事態に陥った場合であっても、携帯端末2のバッテリの残蓄電量を温存しつつ、監視対象者の所在を確実に追跡することが可能となる。
また、先の説明では、制御部9の計時部10が所定時間を計時する度に、当該所定時間内に操作部5が操作されていない場合には、監視対象者に異常事態が発生したものとして、携帯端末2からセンタ装置3に現在位置情報を発信するものとした。しかしながら、センタ装置3から定期的に送信されてくる安全確認通知を携帯端末2が受信してから、所定時間以上操作部5が操作されない場合に、監視対象者に異常事態が発生したものとして、第1の時間間隔で現在位置情報をセンタ装置3に通報するように異常処理部12が通信部7に指示するものとしてもよい。
また、異常処理部12は、第1の時間間隔で現在位置情報を通信部7から通報させているときに、予め設定された特定の操作入力が操作部5から入力されると、現在位置情報の通報を終了させる。ここで、特定の操作入力とは、例えば通報動作解除コードであり、秘密に管理される情報である。すなわち、携帯端末2において第1の時間間隔で現在位置情報の通報が開始された後では、このような特定の操作入力を操作部5から入力しない限り、現在位置情報の通報を終了させることはできない。従って、例えば監視対象者が非常事態下にあり、携帯端末2が何者かに奪われて操作され、監視対象者の意に反して現在位置情報の通報を停止されてしまう恐れは小さい。
また、異常処理部12は、通信部7によって第2の時間間隔で現在位置情報をセンタ装置3に送信している場合には、第2の時間間隔より長い第1の時間間隔で現在位置情報をセンタ装置3に通報する必要がないため、第1の時間間隔で現在位置情報をセンタ装置3に通報する処理を禁止するものとしている。
次に、携帯端末2を所持する監視対象者から離れた位置、すなわち遠隔地に設けられた監視センタ内に設置されているセンタ装置3について説明する。図1に示すように、監視システム1のセンタ装置3は記憶部15を備えている。この記憶部15は、後述する制御部19による制御に必要な各種データやプログラム等を記憶する。その記憶内容は、後述する制御部19の機能により必要に応じて書き込まれ、必要に応じて読み出される。なお、この記憶部15は後述する制御部19の一部分として制御部19に含まれるものとしてもよい。
図1に示すように、監視システム1のセンタ装置3は、センタ装置3のオペレータ等が操作する操作部16を備えている。この操作部16は、後述する制御19によって制御され、オペレータが監視対象者の監視作業時等に必要な情報等を入力するために使用される。
図1に示すように、監視システム1のセンタ装置3は表示部17を備えている。表示部17は、後述する制御19によって制御されることにより、オペレータがセンタ装置3を操作する際に必要な情報等を表示し、また携帯端末2から送られる情報等を表示することができる。オペレータは、表示部17の表示を確認して非常事態を判断すると、対処員への現場急行指示や警察への通報などを行なう。
図1に示すように、監視システム1のセンタ装置3は通信部18を備えている。センタ装置3の通信部18は、後述する制御19によって制御されることにより、携帯端末2から送信されてくる現在位置情報を受信することができる。また、センタ装置3の通信部18は、先述したように、携帯端末2に対し、安全確認通知を定期的に送信することができる。ここで定期的に送信するとは、予め定めた所定時間間隔(例えば30分ごと)で送信することであってもよいし、携帯端末2の位置取得部6によって取得され、センタ装置3に送信された現在位置が変動したり、又は所定時間にわたり現在位置が変動しない等、何らかのイベントが発生したことをトリガーとして送信することであってもよい。
図1に示すように、監視システム1のセンタ装置3は、マイクロコンピュータ等によって構成される制御部19を備えている。制御部19は、前述した記憶部15と、操作部16と、表示部17と、通信部18を統括的に制御し、携帯端末2と通信を行なうことにより、携帯端末2の位置情報を取得して監視対象者の位置を適切に追跡することができる。
次に、本監視システム1の携帯端末2の制御動作例を図2を参照して説明する。
図2に示す例では、携帯端末2における制御動作は、センタ装置3から定期的に送信されてくる安全確認通知を受信することにより開始される(S1)。すなわち、携帯端末2の制御部9では、安全確認通知の受信をきっかけとして、計時部10が所定時間(5分)の計時を開始し(S2)、所定時間の間に操作部5から操作入力がなければ(S3、NO)、所定時間の計時がタイムアップするまで継続される(S4、NO)。操作部5からの操作入力がないまま(S3、NO)、所定時間の計時が完了した場合には(S4、YES)、所定時間内に携帯端末2から何等の応答がなく、監視対象者に非常事態が起きた可能性があるものとして、携帯端末2の表示部8に警告を表示し(S5)、現在位置情報を取得して、携帯端末2の操作が無い状態であることを示す応答なし信号と現在位置情報を通信部7からセンタ装置3に送信する(S6)。なお、表示部8における警告表示に替えて、振動素子によるバイブレーションで警告を表示してもよい。
なお、図2に示す例では、携帯端末2における制御動作は、センタ装置3から定期的に送信されてくる安全確認通知を受信することにより開始されるものとしたが(S1)、センタ装置3からの安全確認通知を省略し、携帯端末2において制御部9の計時部10が所定時間(5分)の計時を繰り返し実行し(S2)、その都度、所定時間内に操作入力が有るか否かを判断するようにしてもよい。
携帯端末2の制御部9では、記憶部4の登録ルートと取得した現在位置情報をルート判定部11が比較して携帯端末2が登録ルート上にあるか否かを判断する(S7)。携帯端末2が登録ルート上にあると判断した場合には(S7、YES)、携帯端末2の制御部9では計時部10が第1の時間間隔である3分間の計時を開始する(S8)。通報動作解除コード等、特定の操作入力が操作部5に入力されたか否かの判断(S9)が3分間の計時が完了するまで繰り返され(S10、NO)、特定の操作入力があれば(S9、YES)、現在位置情報を取得して安全確認応答信号と現在位置情報を通信部7からセンタ装置3に送信し(S11)、携帯端末2の追跡は終了する(S12)。特定の操作入力がないまま(S9、NO)、3分間の計時が完了すると(S10、YES)、ステップS5に戻って携帯端末2の表示部8に警告を表示し、現在位置情報を取得して、携帯端末2の操作が無い状態であることを示す応答なし信号と現在位置情報を通信部7からセンタ装置3に送信し(S6)、記憶部4の登録ルートと取得した現在位置情報をルート判定部11が比較して携帯端末2が登録ルート上にあるか否かの判断に戻る(S7)。
このように、操作入力が所定時間の間ない場合には、第1の時間間隔である3分間隔で現在位置情報が送信され、センタ装置3により現在位置の追跡が行なわれる。
携帯端末2が登録ルート上にないと判断した場合には(S7、NO)、ルート逸脱信号と取得した現在位置情報を通信部7からセンタ装置3に送信し(S13)、携帯端末2の制御部9では、第2の時間間隔である1分間の計時を計時部10が開始する(S14)。現在位置情報を取得して行なう携帯端末2の現在位置が登録ルート上にあるか否かの判断(S15)が、1分間の計時が完了するまで繰り返され(S16、NO)、携帯端末2の現在位置が登録ルート上にあると判断された場合には(S15、YES)、計時部10が第1の時間間隔である3分間の計時を開始する(S8)。
ルート逸脱に伴い1分間の計時が開始された後(S14)、携帯端末2の現在位置が依然として登録ルート上に存在しない状態、すなわち携帯端末2の位置が登録ルートを逸脱している状態が継続している状態(S15、NO)で1分間の計時が完了した場合(S16、YES)には、ルート逸脱信号と最新に取得した現在位置情報を通信部7からセンタ装置3に再び送信し(S13)、制御部9の計時部10が第2の時間間隔である1分間の計時を再び開始する(S14)。
このように、現在位置が登録ルート外である場合には、第2の時間間隔である1分間隔で現在位置が送信され、センタ装置3により現在位置の追跡が行なわれる。
安全確認通知の受信(S1)をきっかけとして、計時部10が所定時間(5分)の計時を開始し(S2)、所定時間の間に操作部5から操作入力があった場合(S3、YES)、現在位置情報を取得して安全確認応答信号と現在位置情報を通信部7からセンタ装置3に送信し(S17)、記憶部4の登録ルートと取得した現在位置情報を制御部9のルート判定部11が比較し、携帯端末2が登録ルート上にあるか否かを判断する(S18)。携帯端末2が登録ルート上にあると判断した場合(S18、YES)には、携帯端末2の追跡を行なわず処理を終了する(S12)。携帯端末2が登録ルート上にないと判断した場合(S18、NO)には、ルート逸脱信号と取得した現在位置情報を通信部7からセンタ装置3に送信し(S19)、携帯端末2の制御部9では計時部10が第2の時間間隔である1分間の計時を開始する(S20)。現在位置情報を取得して携帯端末2の現在位置が登録ルート上にあるか否かの判断(S21)が1分間の計時が完了するまで繰り返され(S22、NO)、登録ルートを逸脱した状態が継続したままで1分間の計時が完了した場合(S22、YES)には、ルート逸脱信号と最新に取得した現在位置情報を通信部7からセンタ装置3に送信し(S19)、1分間の計時を再び開始する(S20)。携帯端末2の現在位置が登録ルート上にあると判断された場合には(S21、YES)、携帯端末2の追跡は終了する(S12)。
以上説明したように、第1実施形態の監視システム1及び携帯端末用プログラムによれば、携帯端末2の操作部5が所定時間以上操作されない場合には、監視対象者に異常が生じたものと捉え、これをトリガーとして携帯端末2の現在位置情報を第1の時間間隔(3分)でセンタ装置3に通報するので、センタ装置3は携帯端末2(従って監視対象者)の現在位置を比較的長い時間間隔で追跡することができる。また、携帯端末2の現在位置が登録ルートから逸脱したと携帯端末2のルート判定部11が判定した場合には、現在位置情報をより短い第2の時間間隔でセンタ装置3に通報するので、センタ装置3は携帯端末2(従って監視対象者)の現在位置を比較的短い時間間隔で追跡することができる。このように、監視対象者の状態に対応した適切な時間間隔で当該監視対象者の現在位置情報をセンタ装置3に通報して追跡を行なうので、監視対象者が非常事態に陥った場合に携帯端末2のバッテリの残蓄電量を温存しつつ、監視対象者の所在を確実に追跡することが可能となる。
2.第2実施形態(図3及び図4)
図3及び図4を参照して第2実施形態の監視システム21について説明する。
図3に示すように、本監視システム21は、第1実施形態と同様、少なくとも、監視対象者が所持する携帯端末22と、当該携帯端末22と通信するセンタ装置23によって構成されており、監視対象者の位置を監視センタに設置されたセンタ装置23によって確認し、追跡することを目的としている。監視対象者及び監視の目的も第1実施形態と同様である。
次に、本監視システム21の詳細について、本監視システム21の機能ブロック図である図3を参照して説明する。
まず、携帯端末22を説明する。図3に示すように、監視システム21の携帯端末22は、後述する制御部29による制御に必要な各種データやプログラム等を記憶する記憶部24を備えている。その記憶内容は、後述する制御部29の機能により必要に応じて書き込まれ、必要に応じて読み出される。なお、この記憶部24は後述する制御部29の一部分として制御部29に含まれるものとしてもよい。
図3に示すように、監視システム21の携帯端末22は、監視対象者が操作する操作部25を備えている。この操作部25は、後述する制御手段によって制御され、監視対象者となる作業員が作業時等に必要な情報等を入力するために使用される。
図1に示すように、監視システム21の携帯端末22は、当該携帯端末22の現在位置を示す現在位置情報を取得するため、後述する制御手段によって制御される位置取得部26を備えている。位置取得部26の原理は問わない。位置取得部26は、例えばGPS、Wi−Fi、携帯電話基地局からの電波を利用して、携帯端末22の現在位置に関する現在位置情報を取得することができる。
図3に示すように、監視システム21の携帯端末22は通信部27を備えている。通信部27は、後述する制御手段によって制御されることにより、位置取得部26が取得した現在位置情報をセンタ装置23に通報する。
図3に示すように、監視システム21の携帯端末22は表示部28を備えている。表示部28は、後述する制御手段によって制御されることにより、監視対象者が携帯端末22を操作する際に必要な情報等を表示し、またセンタ装置23から送られてくる警告等を表示することができる。
図3に示すように、監視システム21の携帯端末22は、マイクロコンピュータ等によって構成される制御部29を備えている。本実施形態のような機能を有する携帯端末22は、ハード及びソフト共に専用に開発した装置であってもよいが、例えば必要な機能を備えたスマートフォンのような携帯端末に、必要な機能を備えた携帯装置用アプリケーション(携帯装置用プログラム)を搭載したものでもよい。
図3に示すように、携帯端末22の制御部29は、所定時間を計時する計時部30を備えている。ここで、所定時間とは、携帯端末22を所持する監視対象者が携帯端末22を操作することができない異常な状況下にあるか否かを定期的に確認するための時間間隔を示している。計時部30が所定時間を計時する度に、これがトリガーとなり、直前に経過した当該所定時間内に操作部25が操作されていない場合は、監視対象者に異常事態が発生したものとして、以下に説明するように携帯端末22から現在位置情報を発信する。そして、これを受けた後述するセンタ装置23が携帯端末22の追跡を行なう。実施形態では、所定時間は例えば5分としている。
図3に示すように、携帯端末22の制御部29は異常処理部32を備えている。例えば携帯端末22を所持する監視対象者が何らかの非常事態に陥り、所定時間にわたり携帯端末22の操作ができなくなった場合には、異常処理部32は、操作部25が所定時間以上操作されない無応答異常と判定し、無応答異常信号と現在位置情報をセンタ装置23に通報するように通信部27に指示する。
次に、携帯端末22を所持する監視対象者から離れた位置、すなわち遠隔地に設けられた監視センタ内に設置されているセンタ装置23について説明する。図3に示すように、監視システム21のセンタ装置23は、監視対象者の行動範囲である登録ルートが予め記憶された記憶部35を備えている。この記憶部35は、登録ルートの他に、後述する制御部39による制御に必要な各種データやプログラム等を記憶する。その記憶内容は、後述する制御部39の機能により必要に応じて書き込まれ、必要に応じて読み出される。なお、この記憶部35は後述する制御部39の一部分として制御部39に含まれるものとしてもよい。
ここで、登録ルートとは、第1実施形態の携帯端末2の記憶部4に格納された登録ルートと同一である。この記憶部35は、後述する制御部39による制御に必要な各種データやプログラム等を記憶し、その記憶内容は、後述する制御部39の機能により必要に応じて書き込まれ、必要に応じて読み出される。
図3に示すように、監視システム21のセンタ装置23は、センタ装置23のオペレータ等が操作する操作部36を備えている。この操作部36は、後述する制御手段によって制御され、オペレータが監視対象者の監視作業時等に必要な情報等を入力するために使用される。
図3に示すように、監視システム21のセンタ装置23は表示部37を備えている。表示部37は、後述する制御手段によって制御されることにより、オペレータがセンタ装置23を操作する際に必要な情報等を表示し、また携帯端末22から送られる情報等を表示することができる。オペレータは、表示部37の表示を確認して非常事態を判断すると、対処員への現場急行指示や警察への通報などを行なう。
図3に示すように、監視システム21のセンタ装置23は通信部38を備えている。センタ装置23の通信部38は、後述する制御手段によって制御されることにより、携帯端末22から送信されてくる現在位置情報を受信することができる。また、センタ装置23の通信部38は、後述する制御部39の位置要求部の要求に答え、必要な現在位置情報の送信を求める現在位置情報要求信号を携帯端末22に送信することができる。
図3に示すように、監視システム21のセンタ装置23は、マイクロコンピュータ等によって構成される制御部39を備えている。制御部39は、ルート判定部31と、位置要求部40と、追跡処理部41を備えており、前述した記憶部35と、操作部36と、表示部37と、通信部38を統括的に制御し、以下に説明する機能を発揮することにより、携帯端末22との間で通信を行い、携帯端末22から必要な現在位置情報を取得し、監視対象者の位置を適切に追跡することができる。
ルート判定部31は、携帯端末22により取得された現在位置情報により示される現在位置が登録ルート上にあるか否かを判定する機能を備えている。位置要求部40は、通信部38を介して携帯端末22に現在位置情報の送信を要求する機能を備えている。追跡処理部41は、携帯端末22から無応答異常の通報を受信した場合に、携帯端末22に対して第1の時間間隔で現在位置情報を要求するように位置要求部40に指示する機能を備えている。また、追跡処理部41は、携帯端末22により取得された現在位置情報により示される現在位置が登録ルート上に存在しないとルート判定部31が判定した場合には、携帯端末22に対して第1の時間間隔より短い第2の時間間隔で現在位置情報を要求するように位置要求部40に指示する機能を備えている。
次に、本監視システム21のセンタ装置23の制御動作例を図4を参照して説明する。
図4に示す例では、センタ装置23における制御動作は、携帯端末22から送信された現在位置情報をセンタ装置23が受信することにより開始される(S21)。現在位置情報が携帯端末22からセンタ装置23に送信されてくるのは、第1には、携帯端末22において制御部29の異常処理部32が無応答異常との判定を行い、無応答異常信号をセンタ装置23に通報してきた場合であり、第2には、センタ装置23において制御部39の位置要求部40が通信部38を介して携帯端末22に現在位置情報の送信を求め、携帯端末22がこれに答えた場合である。
携帯端末22から送信されてきた現在位置情報をセンタ装置23の通信部38が受信すると(S21)、センタ装置23の制御部39は通信部38が受信した現在位置情報を記憶部35に記録する(S22)。またこのとき必要に応じて監視対象者の現在位置を表示部37に表示して、オペレータによって現状が確認される。そして、センタ装置23の制御部39では、携帯端末22の現在位置が登録ルート上にあるか否かをルート判定部31により判定する(S23)。携帯端末22の現在位置が登録ルート上にあるとルート判定部31が判定した場合には(S23、YES)、携帯端末22が無応答異常であるか否かについて追跡処理部41が判断する(S24)。この判断は、携帯端末22からセンタ装置23に無応答異常信号が送られたか否かに基づいて判断される。
なお、制御部39には、携帯端末22からセンタ装置23に送られた無応答異常信号に基づいてON/OFFの状態が設定される無応答フラグが設けられている。ここで、無応答フラグのON状態とは、無応答異常信号を受信した状態、すなわち携帯端末22が所定時間にわたり操作部が操作されない無応答の状態であることを示しており、OFF状態とは携帯端末22が無応答の状態ではないことを示している。無応答異常信号を受信するまでの間、無応答フラグは初期状態としてOFF状態に維持され、無応答異常信号の受信によりON状態に設定される。そして、予め定められた何らかの解除信号が携帯端末22からセンタ装置23に送信された場合に、無応答フラグはON状態からOFF状態となるが、解除信号が送信されなければON状態にある無応答フラグはそのまま状態に維持される。
携帯端末22が無応答異常ではないと追跡処理部41が判断した場合(S24、NO)、さらに無応答フラグが現在ON状態であるか否かが判定され(S25)、無応答フラグがOFFである場合(S25、NO)には、現在位置情報の取得による携帯端末22の追跡は終了する(S26)。
無応答異常信号の受信により携帯端末22が無応答異常であると追跡処理部41が判断した場合(S24、YES)、無応答フラグはON状態に設定され(S27)、センタ装置23の制御部39が備える図示しない計時部が第1の時間間隔である3分間の計時を開始する(S28)。この3分間の時間がタイムアップするまで計時を継続し(S29、NO)、3分間の計時が完了したところで(S29、YES)、追跡処理部41が位置要求部40に指示し、これを受けた位置要求部40が携帯端末22に現在位置情報を送信するように要求し(S30)、現在位置情報の取得による携帯端末22の追跡が終了する(S26)。
センタ装置23において、通信部38が受信した現在位置情報が記憶部35に記録され(S22)、携帯端末22の現在位置が登録ルート上にないとルート判定部31が判定した場合には(S23、NO)、センタ装置23の制御部39が備える図示しない計時部が第2の時間間隔である1分間の計時を開始する(S31)。この1分間の時間がタイムアップするまで計時を継続し(S29、NO)、1分間の計時が完了したところで(S29、YES)、追跡処理部41が位置要求部40に指示し、これを受けた位置要求部40が携帯端末22に現在位置情報を送信するように要求し(S30)、現在位置情報の取得による携帯端末22の追跡が終了する(S26)。
以上説明したように、本発明の各実施形態によれば、携帯端末が無操作の場合であっても、監視対象者の行動範囲である登録ルート上に携帯端末の現在位置があれば、細密な時間間隔で携帯端末の位置を追跡する必要性は低いので、携帯端末には比較的長い時間間隔で現在位置情報を要求すれば良い。ところが、逆に携帯端末の現在位置が登録ルートを外れた場合には、携帯端末の以後の所在が予測不能であるため、携帯端末には比較的短い時間間隔で現在位置情報を要求し、細密な時間間隔で携帯端末の位置を追跡する必要がある。このように、監視対象者の現状に対応した適切な時間間隔で当該監視対象者の現在位置情報を携帯端末に要求してセンタ装置に送信させることにより、監視対象者が非常事態に陥った場合に携帯端末のバッテリの残蓄電量を温存しつつ、監視対象者の所在を確実に追跡することが可能となる。
1,21…監視システム
2,22…携帯端末
3,23…センタ装置
4,15,24,35…記憶部
5,16,25,36…操作部
6,26…位置取得部
7,18,27,38…通信部
8,28…表示部
9,19,29,39…制御部
11,31…ルート判定部
12,32…異常処理部
17,37…表示部
40…位置要求部
41…追跡処理部

Claims (6)

  1. 監視対象者が所持し監視対象者の位置をセンタ装置に通報する携帯端末であって、
    監視対象者の行動範囲である登録ルートを記憶する記憶部と、
    監視対象者が操作する操作部と、
    現在位置情報を取得する位置取得部と、
    前記位置取得部により取得された前記現在位置情報が示す現在位置が前記登録ルート上にあるかを判定するルート判定部と、
    前記現在位置情報を前記センタ装置に通報する通信部と、
    所定時間を計時する計時部と、
    前記操作部が前記所定時間以上操作されない場合に、第1の時間間隔で前記現在位置情報を前記センタ装置に通報する第1通報処理を実行するように前記通信部に指示する異常処理部とを備え、
    前記異常処理部は、前記第1通報処理の実行中に取得した前記現在位置が前記登録ルート上にないと前記ルート判定部が判定した場合には、前記第1通報処理を終了し前記第1の時間間隔より短い第2の時間間隔で前記現在位置情報を前記センタ装置に通報する第2通報処理を実行するように前記通信部に指示することを特徴とする携帯端末。
  2. 前記通信部は、前記センタ装置から安全確認通知を受信し、
    前記異常処理部は、前記安全確認通知を受信してから前記操作部が前記所定時間以上操作されない場合に前記第1の時間間隔で前記現在位置情報を前記センタ装置に通報するように前記通信部に指示する請求項1に記載の携帯端末。
  3. 前記異常処理部は、前記第1の時間間隔で前記現在位置情報を前記通信部に通報させたときに、予め設定された特定の操作入力が前記操作部から入力されると、前記通信部による前記第1の時間間隔での前記現在位置情報の通報を終了させる請求項1または2に記載の携帯端末。
  4. 前記異常処理部は、前記通信部によって前記第2の時間間隔で前記現在位置情報を前記センタ装置に通報させている場合は、前記通信部によって前記第1の時間間隔で前記現在位置情報を前記センタ装置に通報させる処理を禁止する請求項1から3の何れか一つに記載の携帯端末。
  5. 監視対象者が所持する携帯端末と、前記携帯端末と通信するセンタ装置を備え、監視対象者の位置を前記センタ装置にて確認する監視システムであって、
    前記携帯端末は、
    前記監視対象者が操作する操作部と、
    現在位置情報を取得する位置取得部と、
    前記現在位置情報を前記センタ装置に通報する通信部と、
    所定時間を計時する計時部と、
    前記操作部が前記所定時間以上操作されない場合に無応答異常と判定し、前記無応答異常と前記現在位置情報を前記センタ装置に通報するように前記通信部に指示する異常処理部とを備え、
    前記センタ装置は、
    前記監視対象者の行動範囲である登録ルートを記憶する記憶部と、
    前記携帯端末により取得された前記現在位置情報が示す現在位置が前記登録ルート上にあるかを判定するルート判定部と、
    前記携帯端末に前記現在位置情報の送信を要求する位置要求部と、
    前記無応答異常の通報を受信すると前記携帯端末に対して第1の時間間隔で前記現在位置情報を要求するように前記位置要求部に指示し、前記携帯端末により取得された前記現在位置情報が示す現在位置が前記登録ルート上にないと前記ルート判定部が判定した場合には前記携帯端末に対して前記第1の時間間隔より短い第2の時間間隔で前記現在位置情報を要求するように前記位置要求部に指示する追跡処理部とを備えることを特徴とする監視システム。
  6. 監視対象者の行動範囲である登録ルートを記憶する記憶部と、監視対象者が操作する操作部と、現在位置情報を取得する位置取得部と、前記現在位置情報をセンタ装置に通報する通信部とを有し、監視対象者が所持して監視対象者の位置を前記センタ装置に通報する携帯端末に読み込まれる携帯端末用プログラムであって、
    前記携帯端末の少なくとも一部を構成するコンピュータを、
    前記位置取得部により取得された前記現在位置情報が示す現在位置が前記登録ルート上にあるかを判定するルート判定部と、
    所定時間を計時する計時部と、
    前記操作部が前記所定時間以上操作されない場合に、第1の時間間隔で前記現在位置情報を前記センタ装置に通報する第1通報処理を実行するように前記通信部に指示し、前記第1通報処理の実行中に取得した前記現在位置が前記登録ルート上にないと前記ルート判定部が判定した場合には、前記第1通報処理を終了し前記第1の時間間隔より短い第2の時間間隔で前記現在位置情報を前記センタ装置に通報する第2通報処理を実行するように前記通信部に指示する異常処理部として機能させることを特徴とする携帯端末用プログラム。
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