JP6518428B2 - メガネフレームのフロント部 - Google Patents

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Description

本発明は薄い板材を打抜き又は切り抜いて構成するメガネフレームのフロント部に関するものである。
メガネフレームはフロント部と2本のツルで構成し、フロント部にはリムを設けてレンズを嵌めることが出来る。そして、該フロント部の両側には継手を介して折畳み出来るようにツルが取付けられている。
図4は従来の一般的な金属製メガネフレームを示している。フロント部(イ)はレンズが嵌る両リム(ロ)、(ロ)を有し、リム(ロ)、(ロ)は連結部材(ハ)を介して繋がれている。
ところで、上記フロント部(イ)を構成するリム(ロ)は細い線材をリング状に曲げ成形し、連結部材(ハ)は冷間成形(鍛造)にて製作され、両リム(ロ)、(ロ)は連結部材(ハ)の両端にロウ付けされている。また、フロント部(イ)の両側にロウ付けされているヨロイ(ニ)、(ニ)はL形を成し、冷間成形にて製作される。そして、該ヨロイ(ニ)、(ニ)の先端には継手(ホ)、(ホ)を介してツル(ヘ)、(ヘ)が折畳み出来るように連結している。
このような図4に示すメガネフレームを製作する場合には、その工程数は多くなり、その為に製作コストは高くなる。
そこで、近年では薄い金属板を材料として用い、これをプレス打ち抜きしたり、又はワイヤーカットなどにて切り抜き加工したフロント部が知られており、個々の部品を冷間成形や曲げ加工し、ロウ付けして組み付けることで製作する場合に比べて工数は大きく低下し、コストは比較的安くなる。
勿論、打ち抜き加工する場合であれば、打ち抜き加工用の金型を必要とするが、大量製作する場合であれば1枚当たりの金型費は安くなり、しかもワイヤーカットであれば少量生産であってもコスト的に十分適応可能と成る。そして、これら打ち抜き加工やワイヤーカットで製作されたフロント部に寸法誤差は殆どなく、均一なフロント部の製作が可能である。
そして、一方においてはフロント部の外観もスリム化し、良好なデザインのメガネフレームを構成することが出来る。
実用新案登録第3058604号に係る「薄型フロント枠を備えた眼鏡」は、フロント枠が薄くてスマートな外観を有し、かつ、レンズ保持の安定性にも優れている。そこで、金属薄板の打抜き又は切抜き成形により作製されたメタルフロント枠の左右一対のリムがレンズの周溝に嵌合されて各レンズが把持され、このフロント枠の左右両端部にテンプルが折畳み自在に各々ヒンジ連結されている。
ところで、薄い金属板を用いて製作したフロント部は曲げ強度が低く、メガネを着用する際に、また取外す際に両ツルを開くならば、ツルに作用する開き力はフロント部に作用し、該フロント部が湾曲する。特に、フロント部の中央に最も大きな曲げモーメントが発生する。その結果、フロント部に形成したリムに嵌っているレンズに無理な応力が働き、レンズが欠けたり割れるといった事態が起きる。
実用新案登録第3058604号に係る「薄型フロント枠を備えた眼鏡」
このように、薄い金属板を用いて製作したフロント部には上記のごとき問題がある。本発明が解決しようとする課題はこの問題点であり、曲げ強度の高いメガネフレームのフロント部を提供する。
本発明に係るメガネフレームのフロント部は薄い板材を材料として用いたもので、この板材をプレス打ち抜き又はワイヤーカットにて所定形状のフロント部に加工する。ここで、フロント部の具体的な形状は問わないが、レンズが嵌るリム部を有し、両リム部を繋ぐ連結部を設けている。そして、両側にはツルを連結する為のヨロイ部を形成し、これらリム部、連結部、及びヨロイ部は連続して形成されている。
そして、上記連結部は平面でなく立体化して形成され、表側連結片と裏側連結片から成っている。すなわち、連結部には間にスリットを設けて上下に分離し、表側連結片は正面側へ突出し、逆に裏側連結片は背面側へ突出した形状としている。この連結部はフロント部の外形が加工された後で、プレス成形して表側連結片及び裏側連結片を形成することが出来る。
ここで、上記リムはレンズが嵌るように全周を拘束するリング状とする場合に限らず、レンズの上側半分を拘束することが出来るハーフリムとし、下側は水糸などによってレンズを保持することも出来る。
本発明のフロント部は薄板を用いて加工したもので、従来の薄型フロント部と同じように、プレス打ち抜き又はワイヤーカットなどで簡単に製作することが出来る。そして、板材を加工した薄いフロント部はスリム化されて意匠上好ましいメガネフレームを構成することが出来る。
一方、本発明のフロント部中央連結部は、表側連結片と裏側連結片を有し、この部分の曲げ剛性は高くなり、従ってメガネの着脱に際してツルを外方向へ押し開くことで発生する曲げモーメントにてフロント部の中央連結部が曲げ変形することが抑制される。よって、リムに嵌っているレンズが外れることはなく、またレンズの欠けや割れが防止される。
本発明に係るメガネフレームの連結部を示す実施例。 本発明のフロント部を備えたメガネフレームの正面図。 本発明のフロント部を備えたメガネフレームの平面図。 従来の一般的な金属製メガネフレーム。
図1は本発明に係るメガネフレームのフロント部1を示す実施例であり、(a)は平面図、(b)は板材から切り抜いた状態の正面図をそれぞれ表している。
該フロント部1は両リム部2,2と連結部3、及びヨロイ部4,4を有し、そしてフロント部1の中央であって連結部3の下方には対を成して鼻当てパット5,5を設けている。該鼻当てパット5,5はリム部2,2から湾曲して延びる脚6,6の先端に形成されている。
このように、本発明は平坦な板材を材料として用い、金型によってプレス打抜き加工することで同図に示すフロント部1の原形が出来上がる。勿論、プレス打抜きに限るものではなく、ワイヤーカットすることも可能であり、小ロッド生産にはむしろ高価な金型が不要となる為にワイヤーカットの方が適している。
ところで、図1(b)は板材(金属板に限らない)から切り抜いた場合であって、リム部2,2、連結部3、ヨロイ部4,4、及び鼻当てパット5,5は互いに連続して同一平面に収まっている。このフロント部1をプレスして湾曲した形状に曲げ成形するならば、図1(a)に示す実際のフロント部1として構成される。
ここで、上記鼻当てパット5,5を先端に形成している脚6,6は背面側へ曲げられ、また鼻当てパット5,5は鼻に馴染むように凸状面に成形される。
また、鼻当てパット5,5でなく、樹脂製のパットを取付ける基部とすることも可能である。そして、上記リム部2,2の外側にはスリット7,7が設けられ、該スリット7,7を開くことでリム部2,2の周長が拡大するようになっている。
そこで、このスリット7,7を挟んでリムロックが固定され、リムロックのネジを弛めることでリム部2,2の周長を拡大してレンズを嵌めることが出来るように成っている。このリムロックの構造に関しては従来から周知であり、改めて説明することは省略する。
勿論、レンズがリム部2に嵌ったところでレンズが外れないように、リムロックのネジは締付けられる。
図1(a)において、点線で示している8は表リム片、9は裏リム片を表し、これら表リム片8及び裏リム片9はリング状を成しており、リム部2の表面と裏面に貼着される。リング状の表リム片8及び裏リム片9の幅寸法はリム部2より大きく成っていて、リム部1の表面及び裏面に貼着することでリム部2は表リム片8と裏リム片9に挟まれて表面化することはない。
勿論、リム部2に表リム片8及び裏リム片9を貼着しないでフロント部1を構成することもある。
そして、10は上記スリットの位置に固定されたリムロックを示している。また11はヨロイ部4の先端にロウ付けした蝶番を示し、この蝶番11にツルが折り畳み出来るように取付けられる。
本発明のフロント部1では、その連結部3にスリット12が設けられ、該連結部3を上下に分離した形状としている。
ところで、図1(b)の平坦なフロント部1を図1(a)のような曲げ成形するに際して上記連結部3も曲げ成形されて表側連結片13と裏側連結片14に形成される。すなわち、上記スリット12を境として表側連結片13は正面側へ突出成形され、裏側連結片14は背面側へ突出成形される。従って、連結部3は所定の厚み寸法を有す立体化した形状と成り、曲げ剛性は大きく向上する。
図2、図3は本発明のフロント部1を備えたメガネフレームを示す具体例であり、図2は正面図、図3は平面図をそれぞれ表している。リム部2,2から外方向へ延びているヨロイ部4,4の先端には蝶番11,11がロウ付けされ、この蝶番11,11を介してツル15,15が取付けられ、該ツル15,15は折畳むことが出来る。
ところで、メガネを顔に着用する際、ツル15,15は開かれるが、外方向へ押し開くならばモーメントが生じ、フロント部1の中央連結部3に最も大きな曲げモーメントが発生する。
本発明では、上記連結部3は正面側へ突出した表面側連結片13と背面側へ突出した裏面側連結片14を有し、その為に連結部3の曲げ剛性は高く、メガネの着脱に際してツル15,15を押し開いてもフロント部1が湾曲することは殆どない。
一方、ツル15,15を連結するヨロイ部4,4には長穴16,16が設けられ、その為に該ヨロイ部4,4の曲げ剛性は低く成っている。従って、ツル15,15を開く際のモーメントはこのヨロイ部4,4で吸収され、該ヨロイ部4,4が曲げ変形することが出来る。
したがって、リム部2,2に嵌ったレンズが外れることはなく、またレンズが欠けたり割れるといったことも防止される。
1 フロント部
2 リム部
3 連結部
4 ヨロイ部
5 鼻当てパット
6 脚
7 スリット
8 表リム片
9 裏リム片
10 リムロック
11 蝶番
12 スリット
13 表側連結片
14 裏側連結片
15 ツル
16 長穴















Claims (2)

  1. 板材を打抜き又は切り抜き、曲げ成形して製作されるメガネフレームのフロント部において、該フロント部の中央に形成される連結部は正面側へ突出する表側連結片と背面側へ突出する裏側連結片を設けたことを特徴とするメガネフレームのフロント部。
  2. フロント部の両側端には、ツルを取付ける為のヨロイ部を連続して設け、このヨロイ部には曲げ剛性を小さくする為に穴を形成した請求項1記載のメガネフレームのフロント部。
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