JP6517944B2 - 糸巻き−操作コンテナの使用、糸巻き機械、糸巻き機械−構造群および糸巻きの操作方法 - Google Patents

糸巻き−操作コンテナの使用、糸巻き機械、糸巻き機械−構造群および糸巻きの操作方法 Download PDF

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Description

本発明は、工業糸用の糸巻きのための糸巻き−操作コンテナの使用に関する。
糸巻き−操作コンテナが指定する、本発明に該当するそのような「工業糸」は、糸状または帯状の巻き取り材料であり、これは、
− 柔軟に形成され、
− 単独線条または(例えば12000単独線条より多く300000単独線条までの)多線条として形成され、
− 100km以上(とりわけ200km以上、300km以上で600kmの長さまで)の糸巻き上に巻き取られる長さを有し、
− 10000〜20000den[g/9000m](例えば12000〜16000den)の範囲の重量/長さ(いわゆる「デニール」)を有し、
− 正面の支持無しの交差巻としてドラム板に巻き取られ、および/または
− 少なくとも10m/min(好ましくは30m/min以上または50m/min以上)の巻き取り速度で巻き取りおよび/または繰り出され、その場合に好ましくは繰り出しのときの巻き取り速度が前述の巻き取り速度より大幅に、とりわけ少なくとも10の因数だけ小さい。
さらに本発明は、糸巻き機械、糸巻き機械−構造群並びに糸巻きの操作方法に関する。
冒頭に記述された方式の工業糸は、糸巻き機械によって糸巻きへと巻き取られる。その際糸巻き機械は、その上で平行に糸巻きが巻き取られることができる唯一つの糸巻きステーションまたは複数の糸巻きステーションを有することができる。1つの糸巻きステーションの領域に、糸巻き機械は回転駆動装置により駆動されるスピンドルを有する。糸巻きに巻き取るために、まず初めにサック(Huelse)がスピンドルに取り付けられる。それから糸が糸巻きステーションに供給される。糸を捕獲後サック上で巻が作成される。サックおよび巻により形成される糸巻きの完成後に糸巻きがスピンドルから軸方向に遠ざけられることによって糸巻きが糸巻き機械から取り外される。その後糸巻きは搬送され、とりわけ例えば糸が繰り出される別の加工装置へ、または糸巻きを貯蔵するための貯蔵装置へ供給される。基本的に、出来る限り多くの糸が巻き取られる糸巻きへの要求が生じるが、糸巻きの受入れ容量の増大には、それによって巻の質量も増大するために限界が設けられる。
特許文献1は、スプール用支持枠を開示し、これにより繰り出しのときに糸の絡まりが回避されると言われる。支持枠は板状の側内壁を有する。側内壁の間に、一方では糸を含むスプール用の複数の支持棒が、他方ではクロシェット糸玉用の支持棒が延びる。支持枠は、糸の繰り出し中にもスプールを固定支持するために使用される。
特許文献2は、編み糸またはクロシェット糸のためのスプール用支持枠を開示する。支持枠は2つのX字形に関節連結で互いに固定された棒により形成され、棒の1つは上方の末端領域に入れ子式回転軸用の半シェル形収容部を形成し、その上に糸の巻が置かれる。ここでも支持枠は、糸の繰り出し中にもスプールを固定支持するために使用される。
特許文献3は、回転装置に回転可能に駆動するスピンドルが軸支された糸巻き機械を開示する。スピンドルは、回転可能なチャックを有し、それを用いてそれぞれのスピンドル上で複数の順に並べられたサックを張架することができる。チャックは末端領域で機械フレームに軸支される。チャックの追加の軸支は、チャックの対向側で、回転装置の糸巻き位置でチャックと嵌合される追加の支持装置によって行われる。この目的のために支持装置はキャリッジを有し、これは、支持装置をスピンドルの長手軸に対して垂直に向けられた平面内に存在する2つの互いに直交する方向の軸に沿って移動させることができる。
特許文献4は、スプールの糸巻き機械のスピンドル上での巻き取り、巻き終えたスプールの糸巻き機械のスピンドルからの取り出し、スプールの搬送装置による倉庫への搬送、スプールの旋回可能なホルダによる搬送装置からの取り出し、およびスプールの、水平スピンドルを有する支持枠を用いた貯蔵を記載する。(場合によっては数ヶ月にも及ぶ)貯蔵の後にスプールは再び支持枠から取り出され、再び搬送装置によって支持枠へと搬送され、そこからその後巻き取り材料が更なる加工のために取り出される。その際巻き取り材料は、巻き取り材料を引くことによってスプールから繰り出されるべきである。1つの支持枠にスプールの複数の列および段が配置できる。ここでは、公知のように複数のスプール用の支持枠が搬送車両として形成され、そのことからスプールの交換が加速されることが記載される。支持枠の支持装置は、その際すでに巻き取り材料のためのガイド装置を有する。特許文献4は、スプール用搬送車両を提案し、その互いに固定結合されたフレーム支柱が立方体の辺に沿って延び、立方体の1つの垂直辺並びにそれに隣接する2つの上方の水平辺が辺支柱を具備していない。辺支柱に固定された追加の垂直支柱には回転可能なスピンドルが軸支され、その上にスプールが支持される。フレーム支柱は、車輪を介して走行可能に床に対して支持される。スピンドルは垂直支柱から自由に突き出ている。スピンドルは垂直支柱から空いている末端領域を含むスプールとは反対側へも延びる。この空いている末端領域に歯車が固定される。スピンドル上にスプールが支持されるとフレームが一方ではローラにより移動され、他方ではフォークリフトのフォークがフレームの下側の下方に嵌合することによってスプールの搬送が行われることもまた可能である。スプールの貯蔵のためにフレームが、旋回機構および糸ガイド装置を有するスプール支持枠内に配置されることができる。その際複数のスプールが格子状にスプール支持枠に配置される。スプール支持枠の旋回機構は歯車を備えて形成され、この歯車がスピンドルの歯車に嵌合する。制動装置によって制動力が歯車に付与されることができる。スプールの糸巻き機械上での巻き付け後にスプールが糸巻き機械から取り出され、搬送車両のスピンドルへ移動される。それから搬送車両上でスプールがスプール支持枠に供給される。引張力を巻き取り材料へ及ぼすことで制動装置が解除され、そのことからスプールの繰り出しができるようになる。引張力の低下は、制動装置の駆動とそれによるスプールの回転数の減少を招く。代替的に、巻き取り材料の繰り出し中に搬送車両のスピンドルの駆動を電動機によって行うことが提案される。代替的態様では搬送車両が床フレームとそこから自由に突出する垂直棒のみを備えて形成され、その後垂直棒にはスピンドルが回転可能に支持される。
特許文献5は、同様にスプール用の搬送支持枠を開示する。これは、正面側の六角形のフレーム要素を有し、フレーム要素にそれぞれ1つの垂直支柱が支持され、垂直支柱にスプールが回転可能に軸支されることができる。搬送支持枠はローラを有し、ローラによってこれがスプールと共に異なる投入位置の間で移動できる。正面側のフレーム要素は受入装置を有し、この受入装置によって、末端側が突出する回転軸が通って延びその外側の面が床に置かれたスプールを搬送フレームの回転運動によって受け入れることができる。スプールのそのような受入れ後に、スプールが搬送支持枠に回転可能に軸支される。
糸巻き機械の機能方法に関する一般的な従来技術は特許文献6から読み取ることができる。
米国特許第1,405,554号 米国特許第4,921,185号 独国特許出願公開第100 36 861(A1)号 国際公開第2007/083162号 米国特許出願公開第2012/0286083(A1)号 独国特許出願公開第10 2011 052 699(A1)号
本発明は、糸巻きの操作、とりわけ比較的大きい質量の巻を有する糸巻きの操作に対して改善される
− 糸用操作装置の使用、
− 糸巻き機械、
− 糸巻き機械−構造群、および/または
− 糸巻きの操作方法、
を提供するという課題に基づく。
本発明の課題は、本発明により独立請求項の特徴によって解決される。本発明のその他の有利な態様が従属請求項から明らかになる。
本発明は、まず初めに従来の糸巻きでは巻の質量が制限される理由の分析に依拠する。
− 従来の糸巻き機械内でサックをスピンドルへ押し付けることができ、巻き取り工程終了後に糸巻きがサックと共にスピンドルから取り出すことができるように、糸巻き機械の可能な一実施態様ではスピンドルがスピンドルの「移動性軸受」によって糸巻き機械のフレームから自由に突出している。糸巻きの質量の増大に伴いスピンドルの軸受の応力が上昇することになり、軸受は場合によってはさらに糸巻きのフレーム側の正面から一段あけて配置され、そのことから、軸受のいずれにしても高い応力が移動性軸受のためさらに上昇する。したがって糸巻きの質量の増大が軸受のより大きな寸法を必要とし、このことが設置スペースの問題を招くことになる。
− さらに糸巻きの質量の増大は自由に突出したスピンドルの曲げ応力の増大を招く。曲げ応力が増大した結果スピンドルが撓むことになり、このことは糸巻きプロセス精度の低下と、生じる糸巻き像の設定された糸巻き像からのずれとを招く。増大した曲げ応力は、場合によってはスピンドルの拡大した面慣性モーメント、則ちとりわけスピンドルの拡大した直径によって顧慮されなければならず、このことが設置スペースの問題をさらに厳しくする。
− 糸巻きの質量の増大により取り出し力が上昇するために糸巻きのスピンドルからの取り出しが困難になる。糸巻きの取り出しのとき巻への作用が糸巻き像を乱し最悪の場合には糸の損傷を招くおそれがあるので、巻への作用は回避されなければならない。したがって必要な取り出し力を付与するために巻き取りが中止になる。
糸巻きのサックを通って巻の完成後にスピンドルが延び、そのことから内側からも糸巻きへ取り出し力が付与できない。
そのことから、通常搬送装置の心棒へ押し付けることにより行われる糸巻きのスピンドルからの取り出しは、通常自由に突出するサック端部への単独の作用によって行われるが、これは糸巻きの大きな質量には十分ではない。
− それに対応する問題が糸巻き機械で生じ、そこでは糸巻きのサックが糸巻き工程中軸受ジャーナルの両末端領域に支持され、取り出しはここではまず初めに1つの軸受ジャーナルの除去を必要とし、そのことからサックの内側にこちら側から到達できるようになる。しかしながら1つの除去された軸受ジャーナルによって、巻き取り終えた糸巻きの全重量が残った1つの軸受ジャーナル上にのみ支持され、その軸受がしたがってそれに対応する寸法となる。
− 搬送中および貯蔵中または糸巻きの軸受にも巻の大きな質量が問題をもたらす。糸巻きの大きな質量は糸巻き軸が水平方向のときにすでに重力のため巻の「撓み」を招くおそれがあり、このことが巻の望まれない歪さと、糸内の応力および望まれない膨張とを招くおそれがある。
搬送中に糸巻きが旋回すると、巻の大きな質量によって動的力が生じ、これが最悪の場合には糸巻きパターンを損なう。
搬送または貯蔵中糸巻きの外側面が置かれると、糸巻きの重量の増加によって巻の載置領域の面圧が増大し、このことが糸の損傷を招くおそれがある。
本発明の基礎となる課題を解決するために、工業糸用の糸巻きのための糸巻き−操作コンテナの使用が提案される。本発明の範囲で糸巻き−操作コンテナを用いて行うことができる「操作」は、糸巻きの巻き取りにある。「操作」は、
− 糸巻きの繰り出し、
− 糸巻きのスピンドルまたは糸巻き機械からの取り出し、
− 糸巻きの搬送、
− 糸巻きの制動またはロック、および/または
− 糸巻きの貯蔵、
中の糸巻きの受入れ、軸支および/または支持をも含むことができる。
本発明による糸巻きのための糸巻き−操作コンテナはフレームまたはハウジングを有する。フレームまたはハウジングに対向して、スピンドルが(少なくとも)1つの軸受に回転可能に軸支される。好ましくは前述の軸受は周方向に閉じた軸受であり、その中にスピンドルが持続的に受け入れられ、そのことから軸受がスピンドルをフレームまたはハウジングに対してスピンドル軸の全半径方向に支持する。軸受は滑り軸受として形成できる一方で、好ましくはころ軸受が使用される。本発明によると、したがってスピンドルは糸巻き機械ではなく糸巻き−操作コンテナに軸支される。ここではフレームまたはハウジングが軸受と、糸巻きの質量が大きいときにはスピンドルに作用する応力とに合目的に適合されることができる。場合によっては、本発明の態様に関して軸受が、糸巻き機械にスピンドルが軸支される場合よりも、糸巻きの正面により密着して配置されることができる。そのことから本発明によって軸受応力が低減され、場合によってはスピンドルの低減された曲げ応力が保証される。同様に、スピンドルが糸巻きの両側でフレームまたはハウジングに軸支されることさえ可能であり、そのことから機械応力に関して不利な「移動性軸受」が除去されることができる。しかしながら本発明による態様は、取り出しによる、搬送中および貯蔵中の糸巻きの操作に関しても有利である。則ち、取り出し力、支持力および搬送力は、取り出し力、支持力および搬送力が糸巻きおよび場合によってはサックに付与される必要なく、直接糸巻き−操作コンテナに付与されることができる。搬送中または貯蔵中に糸巻き−操作コンテナがフレームまたはハウジング上に置かれることができる。貯蔵中糸巻き−操作コンテナが貯蔵棚に配置されるかまたは複数の糸巻き−操作コンテナを順に列に配置すること、および/または複数の糸巻き−操作コンテナを上下に積み重ねて配置することもできる。1つの糸巻き−操作コンテナが複数回使用され、この上にまず初めに1つの糸巻きが巻き取られ、これがその後場合によっては別の場所で繰り出されることもできる。このことに続いて糸巻き−操作コンテナが同じスピンドルで再び使用され、その上に新しい糸巻きを巻き取ることなどができる。
糸の巻き取りおよび/または繰り出しのための駆動運動の生成に関しては多様な可能性がある。本発明の特別な提案ではスピンドルがスピンドル−結合要素を有する。スピンドル−結合要素は、好ましくはフレームまたはハウジングから突出したスピンドルの末端領域に配置される。スピンドル−結合要素を介してスピンドルが糸巻き機械の回転駆動装置の糸巻き機械−結合要素と、回転駆動装置の駆動トルクがスピンドルへ伝達されるように解除可能に接続されることができる。そのようなスピンドル−結合要素が糸の巻き取りまたは繰り出し中のみならず使用されることも全く可能である。むしろスピンドル−結合要素は糸巻きの別の操作のためにも用いることができる。例えば、スピンドル−結合要素によって搬送力も糸巻き−操作コンテナへ付与されることが可能である。同様に、糸巻き−操作コンテナ内の糸巻きを貯蔵中回転させて巻の周囲領域に作用する重力を一時的に周方向へ移すためにスピンドル−結合要素を使用することができる。
スピンドル−結合要素と糸巻き機械−結合要素との間の耐回転接続形成の方式に関しては多様な、当業者によく知られている可能性がある。そのことから、結合要素が摩擦結合的または形状結合的に駆動トルクを伝達できる。
例えば糸巻き機械−結合要素がスプライン軸または回転駆動装置の駆動ジャーナルの調整バネを備えて形成できるのに対して、スピンドル−結合要素はスプライン軸−内溝または調整バネ溝を備えて形成される。当然、スピンドル−結合要素および糸巻き機械−結合要素の任意のその他の形状結合的伝達断面も可能である。
場合によって起こり得る摩擦結合は、
− スピンドル−結合要素と糸巻き機械−結合要素との間に軸方向の押上げ力を生成させることによって、
− 場合によっては2つの接触円錐を互いに押し付けることによっても、または
− 例えばスピンドル−結合要素の中空円筒形内面に押し付けられる、半径方向に外側へ広げられた回転駆動装置の広げ心棒を用いて、半径方向の摩擦接触を形成させることによって、
形成されることができる。
その場合スピンドル−結合要素と糸巻き機械−結合要素との間の結合は任意の方法で行うことができる。好ましくはこの結合がねじ込み接続などの工具を使用せずに行われる。例えば形状結合的または摩擦結合的な結合が、糸巻き−操作コンテナおよびそれによるスピンドル−結合要素の、糸巻き機械およびそれによる糸巻き機械−結合要素への近接により運動制御で行われることができる。この近接中に糸巻き機械−結合要素がスピンドル−結合要素の正面側凹部に入ることができる(またはその逆である)。
基本的にフレームまたはハウジングは任意に形成されることができる。本発明の別の態様では、フレームまたはハウジングが支持領域または保持領域を有することが提案され、それらは糸巻き−操作コンテナを糸巻き機械に支持または保持するために用いられる。例えばここではそれはフレームまたはハウジングにより形成される立ち上がり領域であり、糸巻き機械の立ち上がり面上にある。しかしながら、糸巻き−操作コンテナの糸巻き機械への保持が側面、上方および/または正面側の保持領域で行われることもできる。
代替的または累積的に、フレームまたはハウジングが糸巻き−操作コンテナの操作のための操作領域を有することができる。その場合、それは例えばそれを介して取付力、取り外し力または搬送力が糸巻き−操作コンテナへ付与されることができる操作領域である。例えば操作領域が搬送手段のための鉤金具、留め環、目板として形成されることができる。限定されない1つの例を単に挙げるとすると、糸巻き−操作コンテナはフォークリフトのほぞの受入れはめ輪の形の操作領域を有することもできる。
代替的または累積的に、糸巻き−操作コンテナのフレームまたはハウジングが結合領域を有することができ、その領域で糸巻き−操作コンテナと別の糸巻き−操作コンテナとの結合ができる。その場合、この結合は形状結合、摩擦結合または結合もしくは固定手段の投入によって行われることができる。限定されない1つの例を単に挙げるとすると、結合領域は突出部または凹みを備えて形成されることができ、隣接する糸巻き−操作コンテナの凹みまたは突出部が、突出部と、または凹み内で形状結合的に嵌合する。その場合、結合領域は好ましくは上下に存在する糸巻き−操作コンテナおよび/または隣り合って存在する糸巻き−操作コンテナの結合に適するように形成される。
代替的または累積的に、フレームまたはハウジングがガイドユニットを有することができる。このガイドユニットは糸巻き機械と相互作用して、糸巻き−操作コンテナが糸巻き機械に接近するときにスピンドル−結合要素と糸巻き機械−結合要素との間の規定の結合および/またはスピンドルの糸巻き機械の回転駆動装置による同軸の方向付けを保証することができる。糸巻き機械がガイドレーンを備えて形成されることもでき、ガイドレーンと糸巻き−操作コンテナのガイドユニットとが糸巻き−操作コンテナの糸巻き機械への近接を導くために相互作用する。
糸巻き−操作コンテナは、任意の一部品または多部品から成る構造ユニットとして、場合によっては互いにねじ締め、溶接または他の方法で互いに結合された構造要素として形成できる。本発明の特別な提案では糸巻き−操作コンテナが複数の着脱可能に互いに結合された構造要素を備えて形成される。構造要素を交換することによって、糸巻き−操作コンテナを異なる要求に適合させることができる。一例を単に挙げるとすると、糸巻き−操作コンテナが糸巻き−操作コンテナの長さとそれによる糸巻きの可能な縦方向の延長とに適合するために、異なる長さの側部品または側支柱を備えて形成されることができる。それに対応して糸巻き−操作コンテナの正面部品も異なる大きさで準備され、異なる直径の糸巻きのために糸巻き−操作コンテナを改造できるようになる。糸巻き−操作コンテナ内でそれぞれ巻き付けられる糸巻きに応じて異なる長さおよび/または直径のスピンドルを使用することもできる。側部品または側支柱、正面部品およびスピンドルに関する個々の適合措置は、それぞれ糸、糸巻き機械、糸巻き工程、糸巻き像、投入された交換装置、糸巻きの駆動装置などに応じて行われることができる。
本発明による別の糸巻き−操作コンテナでは、ハウジングまたはフレームが周方向に閉鎖されずに形成される。むしろハウジングまたはフレームは開口部を有する。この開口部は、一方で、これを通って糸の巻き取り中に糸が糸巻き−操作コンテナの内側へ入り、および/またはこれを通って繰り出し中に糸が糸巻き−操作コンテナの内側から出るように使用することができる。開口部領域に、糸巻き−操作コンテナの使用のときに糸巻き機械によって交換装置が広がることもでき、これはスプールへ移す場合に糸の交換ガイドのために使用される。ここでは開口部が糸巻き−操作コンテナの側部領域に糸の移動幅に応じた最小の軸方向の広がりで配置され、その場合に補足的に開口部も少なくとも一部糸巻き−操作コンテナの糸巻き機械側正面領域に広がることができる。開口部が糸巻き−操作コンテナの正面の凹部から側部領域を介して糸巻き−操作コンテナの別の正面の凹部まで広がることもできる。さらに、開口部が一時的にのみ、とりわけ巻き取り中および繰り出し中は開いている一方で、これがとりわけ搬送中および/または貯蔵中は、例えば汚れの侵入を防ぐために閉鎖できることが可能である。ここでは、閉鎖を閉鎖板または閉鎖蓋によって、またはシートもしくは箔などの覆いによって行うことができる。
操作中故意でない糸の繰り出しが行われないことが配慮されるべき場合には、本発明は、糸巻き−操作コンテナ内に制動装置を設けることを提案する。この場合「制動装置」は、本発明の意味で摩擦結合的制動装置も、固定またはロック装置としても形成できる形状結合的制動装置も含む。制動装置は、フレームまたはハウジングとスピンドルまたはスピンドル上に場合によっては配置されるサックとの間で作用する。
好ましくは制動装置が糸巻き−操作コンテナの搬送中に作動される。しかしながら、制動装置が糸巻き工程終了時に糸巻きを制動するために使用されることもできる。
前述の制動装置の駆動は任意に行うことができる。限定されない幾つかの例を単に挙げるとすると、制動装置の駆動は操作者によって手動で行うことができる。同様に制動装置の駆動が、例えば糸巻き機械の制御装置および/または糸巻き−操作コンテナの制御装置によって制御されることができるアクチュエータによって行うことができる。スピンドルに糸巻き機械から、場合によっては操作中に作用する、糸の故意でない繰り出しの原因となるモーメントより大きい設定された閾値モーメントを超える駆動トルクがもたらされる場合に制動装置が動力制御で解除されることもできる。しかしながら本発明による特別な提案では制動装置が運動制御で駆動でき、その場合に「駆動」は制動装置の作動および/または制動装置の解除と理解される。制動装置のそのような運動制御に関して限定されない1つの例を単に挙げるとすると、糸巻き機械と結合しない糸巻き−操作コンテナでは例えばバネによって制動装置が作動できる。糸巻き−操作コンテナが糸巻き機械に近接することで(場合によっては同時にスピンドル−結合要素が糸巻き機械−結合要素と結合することでも)、運動制御でこの近接によって自動的に制動装置が解除され、それにより巻き取り工程が可能となる。それに対応することが、繰り出し保証のための糸巻き−操作コンテナの糸巻き機械への近接に適用される。この態様は、糸巻き−操作コンテナの糸巻き機械または繰り出し装置からの取り外しによって自動的に制動装置が駆動され、その後糸巻き−操作コンテナの搬送中および貯蔵中も有効であるという長所を有する。同様に、糸巻き−操作コンテナの基盤上への設置によって制動装置の運動制御での駆動が行われ、例えば設置面領域内で設置によって操作カムが駆動され、これがその後制動装置を作動または停止させることができる。
フレームまたはハウジングに対向してスピンドルが任意に軸支されることができる。したがって、スピンドルが(糸巻きの一面上に軸受の任意の数および配置を有する)フレームまたはハウジングにおいて糸巻きのこの面上にのみ軸支されることが全く可能である。もっとも本発明による糸巻き−操作コンテナの別の態様では、上に糸巻きが配置されることができるかまたは配置されているスピンドルが、フレームまたはハウジングにおいてスピンドルの軸部分の第二面上に軸支される。限定されない1つの例を単に挙げるとすると、スピンドルの両側の軸支が、フレームまたはハウジングの正面部品におけるスピンドルの両末端領域で行うことができる。1つの糸巻き−操作コンテナ内でスピンドル上に複数の糸巻きが軸支される場合には、スピンドルの軸支も糸巻きのための隣り合う軸部分の間で行うことができる。
基本的に本発明による糸巻き−操作コンテナは任意の質量の糸巻きに使用できる。しかしながら好ましくは本発明による糸巻き−操作コンテナは、300kg以上、とりわけ500kg以上、800kg以上、または1000kg以上の巻の質量を有する糸巻きの操作を意図することができるように設定される。
本発明の基礎に置かれる課題の別の解決法は、スピンドル無しの糸巻きステーションが形成される糸巻き機械によって与えられる。そのような糸巻き機械は、とりわけ先に説明された糸巻き−操作コンテナでの使用に適する。したがって糸巻き機械が糸巻き−操作コンテナのスピンドルを使用する。糸巻き機械の駆動運動の糸巻き−操作コンテナのスピンドルへの伝達は、そのことからスピンドル−結合要素および糸巻き機械−結合要素の使用のもとで行うことができる。この場合同じ糸巻き機械にある複数の糸巻きの巻き取りが、それぞれこれに割り当てられるスピンドルを備えた複数の糸巻き−操作コンテナの投入によって行われる。それに対して、この複数の糸巻き工程に対して糸巻き機械の同じ交換装置(並びに場合によっては捕獲装置、制御装置、取り出し装置、駆動ユニットなどの同様な別の装置)が使用されることができる。
好ましくはそのような糸巻き機械は回転駆動装置を有する。この場合に回転駆動装置は、例えば駆動ジャーナルの正面領域に糸巻き機械−結合要素を有する。糸巻き機械−結合要素は、すでに先に記述されたように駆動トルクを伝達するために好ましくは糸巻き−操作コンテナのスピンドルのスピンドル−結合要素と接続でき、その場合この接続は解除可能であり、このことが例えば工具無しで行われるかまたは(前述のように)運動制御で行われることができる。
本発明による別の糸巻き機械によると、これは糸巻き−操作コンテナを糸巻き機械に支持または保持するための支持領域または保持領域および/または糸巻き−操作コンテナを糸巻き機械に向けて案内するガイドユニットを有する。ここでは支持領域または保持領域あるいはガイドユニットに、基本的に糸巻き−操作コンテナの支持領域または保持領域あるいはガイドユニットに関して述べたことが適用される。例えば、糸巻き機械のガイドユニットがある方式で案内するキャリッジを備えて形成されることもでき、このキャリッジ上に糸巻き−操作コンテナが、対応する突出部、心立てピンまたはその他の心立て装置によるとりわけ正確な位置設定のもとで設置され、そのことからキャリッジにより糸巻き−操作コンテナが糸巻き機械および糸巻き機械の回転駆動装置の駆動ジャーナルに近接されることができる。
本発明の範囲で糸巻き機械が側部で交換装置の隣に空いている収容室を有することができ、その領域に糸巻き工程のためにそれぞれ1つの糸巻き−操作コンテナが配置されることができる。
糸巻き機械によって制動装置を有する糸巻き−操作コンテナも使用される限りでは、本発明は、糸巻き機械が糸巻き−操作コンテナの制動装置を駆動可能な制動駆動装置を具備することを提案する。糸巻き−操作コンテナの制動装置が例えば運動制御で駆動されると、制動駆動装置は駆動ピンとして形成されることができ、この駆動ピンが糸巻き−操作コンテナの糸巻き機械への近接によって解除力または駆動力を制動装置に及ぼす。
糸巻き機械が、中で同時に複数の糸巻きが巻き取られることができる糸巻き−操作コンテナに使用される場合には、本発明は、糸巻き機械において糸巻き−操作コンテナのために空けられた収容室内に複数の交換装置が配置されることを提案し、この交換装置のそれぞれ1つが1つの糸巻きを巻き取ることになる。
好ましくは糸巻き機械が、300kg以上、とりわけ500kg以上または800kg以上の巻の質量を有する糸巻きの操作のために設定および指定される。この場合糸巻きが駆動装置並びに制御装置を有し、制御装置が巻の直径に因らない糸の一定の繰り出しおよび巻き取り速度を保証し、その場合に糸の繰り出しおよび巻き取り速度は好ましくは40m/minより大きい。
本発明の基礎に置かれる課題の別の解決法は、前述の方式の糸巻き機械が前述の方式の少なくとも1つの糸巻き−操作コンテナと共に使用される糸巻き機械−構造群によって与えられる。
本発明による別の解決法は、糸巻きの操作方法に関する。好ましくはこの場合それは300kg以上、とりわけ500kg以上または800kg以上の巻の質量を有する糸巻きである。
− この方法では、第1プロセスステップで糸巻き機械領域に糸巻き−操作コンテナが準備される。
− 別のプロセスステップで耐駆動接続を生成するために糸巻き−操作コンテナのスピンドル−結合要素と糸巻き機械−結合要素との結合が行われ、これは、先に記述されたように例えば運動制御で行われることができる。
− 次のプロセスステップで糸巻きの糸巻き−操作コンテナのスピンドルへの巻き取りが行われる。
− 糸巻きが巻き取り終えられると、糸巻き−操作コンテナのスピンドル−結合要素と糸巻き機械−結合要素との結合が解除される。
− 最後に糸巻き−操作コンテナがその中で糸巻き機械により巻き取られた糸巻きと共に、例えば更なる加工、搬送または貯蔵のために搬出される。
前述のプロセスステップが順序を変えるかまたは同時に実施されることも全く可能である。したがって、例えば糸巻き−操作コンテナのスピンドル−結合要素と糸巻き機械−結合要素との結合の作成が運動制御で行われると同時に糸巻き機械領域に糸巻き−操作コンテナが準備されることができる。それに対応して前述の結合の解除が、中に糸巻き機械により巻き取られた糸巻きを含めた糸巻き−操作コンテナの搬出中に行われることができる。
前述のプロセスステップ中、場合によっては支持領域または保持領域、操作領域、結合領域または糸巻き−操作コンテナのフレームまたはハウジングのガイドユニットおよび/または糸巻き機械のガイドユニットが使用されることができる。糸巻き−操作コンテナと糸巻き機械との近接中に糸が糸巻き−操作コンテナのハウジングまたはフレームの開口部を通り抜ける、および/または交換装置が糸巻き−操作コンテナのフレームまたはハウジングのそのような開口部内へ入ることができる。
本発明の方法の別の態様では、糸巻き−操作コンテナの制動装置の駆動が、とりわけ
− 糸巻き機械の領域に糸巻き−操作コンテナを運動制御で準備することによって、
− スピンドル−結合要素と糸巻き機械−結合要素との間の結合を作成することによって、
− 糸巻きの巻き取り工程の開始および/または終了のとき、
− 結合の解除、および/または
− 糸巻き−操作コンテナの搬出のとき、
行われることができる。
本発明の方法の別の態様では、糸巻き−操作コンテナ内で複数の糸巻きが順に巻き取られる。糸巻き−操作コンテナはその後貯蔵装置に貯蔵され、これは例えば糸巻き−操作コンテナの上下の積み重ねおよび/または糸巻き−操作コンテナの並行配置によって行うことができ、その場合、糸巻き−操作コンテナがその後適当な結合領域および/または結合要素を介して互いに結合することもできる。
本発明の特別な提案では、別のプロセスステップで糸巻き−操作コンテナ内に配置された糸巻きが再び貯蔵装置内で貯蔵され、回転される。そのような回転は、手動で行われることができる。これは断続的または連続で生じさせることができる。糸巻きの回転運動の付与は、スピンドル−結合要素を介しても、または回転運動の別の付与によっても行うことができる。貯蔵中の糸巻きのそのような回転運動は、重力が長時間周囲領域で巻に作用せずにこれが糸巻きの回転によって周方向に移動する目的で行われる。
別の提案では、この方法では糸が別の使用のために糸巻き−操作コンテナから取り出されるのではなく、むしろ糸巻き−操作コンテナ内で糸巻きから繰り出される。
同様に、糸巻き−操作コンテナ内の糸巻きが陸上車両、船舶または航空機によっても搬送されることができる。
糸巻き−操作コンテナを糸巻きの貯蔵装置のために使用することが可能であり、その場合それは、とりわけ300kg以上、とりわけ500kg以上または800kg以上の巻の質量を有する糸巻きである。そのような貯蔵装置は、例えば
− 製造場所、
− 加工場所、
− 貯蔵場所、
− 車両、
− 船舶、
− 列車、または
− 航空機、
に配置されることができる。貯蔵装置内で糸巻きはそれぞれ糸巻き−操作コンテナ内に配置される。貯蔵装置は、糸巻き−操作コンテナの列による配置および/または糸巻き−操作コンテナの上下の積み重ねによって形成される。
貯蔵装置が回転装置を有することもできる。回転装置によって糸巻きは糸巻き−操作コンテナ内で回転できる。この場合糸巻きの回転が連続して順に、例えば回転駆動装置が糸巻き−操作コンテナのそれぞれのスピンドル−結合要素内へ連続して嵌合し、それぞれ設定された回転角の回転運動を生じさせることによって行われることができる。しかしながら、糸巻き−操作コンテナ内でスピンドル−結合要素、スピンドルまたは糸巻きが互いに、これらが共に回転できるように結合することもできる。例えば回転装置がチェーンまたはラックを備えて形成されることができ、それらは、スピンドルの外面、スピンドルの駆動要素またはスピンドル−結合要素と、チェーンまたはラックの運動が全糸巻きの共通の回転を生じさせるように相互作用する。
本発明の有利な発展形態は、特許請求の範囲、明細書、および図面から明らかになる。明細書中に挙げられた特徴、および複数の特徴の組み合わせの利点は単に例示的なものであり、代替的または累積的に効果を表してもよく、その際、これらの利点が本発明による実施態様によって必ずしも達成される必要はない。これによって、添付の請求項の主題が変更されることなく、出願時の出願書類および特許の開示内容に関しては次のとおりである。さらなる特徴は、図面、特に複数の構造要素の図示された形状および相対寸法、並びにそれらの相対配置および作用結合から読み取れる。本発明の異なる実施態様の特徴、または異なる請求項の特徴の組み合わせが同様に、請求項の選択された引用との逸脱も可能であり、当該組み合わせによって示唆される。このことは、別個の図面に示されているか、またはこれらの図面の説明に挙げられた特徴にも関する。これらの特徴は、異なる請求項の特徴と組み合わせることもできる。同様に、特許請求の範囲に記載された本発明の他の実施態様に係る特徴が省略されてもよい。
請求項および明細書に挙げられた特徴は、その数に関して、まさにその数または挙げられた数よりも大きい数が存在することと解されるべきである。その際に、「少なくとも」という副詞の明示的な使用は必要でない。すなわち、例えば軸受のことが問題である場合、これは、正確に1つの軸受、2つの軸受、またはそれ以上の軸受が存在し得ると解されるべきである。これらの特徴に別の特徴が補足されてもよいし、それぞれの成果物をなす特徴だけであってもよい。
請求項に含まれる参照符号は、請求項により保護される対象の範囲を限定するものではない。これらの参照符号は、請求項を容易に理解する目的で用いられるにすぎない。
以下、図に示された好ましい実施例をもとにして本発明を詳しく説明および記述する。
糸巻きを備えた糸巻き−操作コンテナを立体図で示す。 糸巻き機械と糸巻き−操作コンテナとを備えた糸巻き機械−構造群を立体図で示す。 糸巻きを備えた別の糸巻き−操作コンテナを立体図で示す。 図3による糸巻きを備えた糸巻き−操作コンテナを縦断面図で示す。 図3および図4による糸巻き−操作コンテナ並びに糸巻き機械を備えた糸巻き機械−構造群を立体図で示す。 図5による糸巻き機械−構造群を糸巻き−操作コンテナと糸巻き機械との近接および結合前の部分縦断面図で示す。 図5および図6による糸巻き機械構成群を糸巻き−操作コンテナと糸巻き機械との近接および結合後の部分縦断面図で示す。 摩擦結合的制動装置(詳細図VIIIa)および摩擦結合的結合(詳細図VIIIb)を有する図7による糸巻き機械−構造群の詳細図を示す。 形状結合的制動装置(詳細図IXa)および形状結合的結合(詳細図IXb)を有する糸巻き機械−構造群の変更された詳細図を示す。 複数の列の積み重ねられた糸巻き−操作コンテナを有する貯蔵装置を立体図で示す。 回転装置を備えた別の貯蔵装置を立体図で示す。 図11による回転装置を備えた貯蔵装置を側面図で示す。
図1は糸巻き2を備えた糸巻き−操作コンテナ1を示す。糸巻き−操作コンテナ1は2つの正面部品3、4並びに側部品5を備えて形成される。正面部品3、4および側部品5はハウジングまたはフレーム6を形成する。第1の大まかな近似ではハウジングまたはフレーム6が直方体形に形成され、示された実施態様例ではフレームまたはハウジングが大きい平らな開口部を有する「骨組み状に」形成され、このことがとりわけ重量低減に役立つ。示された実施態様例では側部品5が側支柱7a、7b、7cを備えて形成され、それらはここでは棒状に、完全外形もしくは中空外形または円外形として形成される。側支柱7は直方体形のハウジングまたはフレーム6の縦辺領域に配置される。直方体形のハウジングまたはフレーム6の横辺領域には側支柱7が配置されないことが全く可能である(図1を参照)。側支柱7は正面側で正面部品3、4とそれぞれねじ留めされ、そのことからハウジングまたはフレーム6が不動に形成される。示された実施態様例では正面部品3、4が、水平下方支柱8、水平上方支柱9および「X」を形成する接続支柱10、11を備えて形成され、接続支柱10、11は支柱8、9の対向する末端領域を互いに接続する。接続支柱10、11の交差領域には軸受領域12が形成され、これは強化または延長できる。正面部品3、4の軸受領域12にはそれぞれ軸受13、14を介して糸巻き2を通って延びるスピンドル15が軸支される。巻16は直接スピンドル15に巻き取られるかまたはサックなどの糸巻き本体の中間構造のもとで巻き取られることができる。1つまたは2つの末端領域によってスピンドル15が少なくとも1つの正面部品3、4の軸受領域12を通って延びる。正面部品4から外側へ突出するスピンドル15の末端領域がスピンドル−結合要素17を形成し、これは図1には略図でのみ示される。ハウジングまたはフレーム6は糸巻き2の横側にスピンドル15の長手および回転軸53の高さに開口部18を形成し、これを通して糸巻き2と巻16無しのスピンドル15とに自由に到達できる。床側に正面部品3、4(および場合によっては側部品5も)の下側が支持領域19を形成する。支持領域19に突出部37または凹みを設けることもできる。上側には、示された実施態様例では正面部品3、4(および場合によっては側部品5も)が凹部20を形成する。複数の糸巻き−操作コンテナ1が上下に積み重ねられると、突出部37が第1の糸巻き−操作コンテナ1上に配置された第2の糸巻き−操作コンテナ1の支持領域19内で、その下に配置された第1の糸巻き−操作コンテナ1の凹部20内へ形状結合的に嵌合できる。
図2は糸巻き機械−構造群21を示す。糸巻き機械−構造群21は、図1による糸巻き−操作コンテナ1と、ここでは図の簡略化のため糸巻きステーションのみを備えて形成される糸巻き機械22とを備えて形成される。図2には糸巻き機械22が略図でのみ示される。しかしながらここでは、糸巻き機械22が交換装置28並びに複数のローラおよびダンサー23、24、25を有する糸供給装置を備えて形成されることが分かる。糸巻き機械22は支持領域26を有する。糸巻き−操作コンテナ1が支持領域19により糸巻き機械22の支持領域26上に設置されることができる。この場合、支持領域19、26内での突出部37と凹みの相互作用によって糸巻き−操作コンテナ1の位置の糸巻き機械22に対する中心化および/または形状結合的固定も行うことができる。
以下でさらに詳しく説明されるように、スピンドル−結合要素17は糸巻き機械−結合要素27と耐回転結合し、そのことから糸巻き機械22の駆動がスピンドル15および糸巻き−操作コンテナ1の糸巻き2の回転を生じさせることができる。したがって糸巻き機械−構造群21に関して糸巻き機械22の動作、則ち糸巻き機械−結合要素27の駆動およびローラおよびダンサー23〜25を介する糸の供給並びに載置並びに交換装置28によって糸巻き2の巻16が作成されることができる。巻16の完成後にハウジングまたはフレーム6およびスピンドル15並びに糸巻き2を備えた糸巻き−操作コンテナ1が糸巻き機械22から取り出される。
図3は、糸巻き−操作コンテナ1の代替的態様を示し、その場合第1の近似で直方体形のハウジングまたはフレーム6の全側辺が側支柱7a、7b、7c、7dを備えて形成される。ここでは正面部品3、4が頑丈な板29、30を備えて形成され、この板は基本的に長方形または正方形であり、それらの角領域で側支柱7と接続する。この実施態様例では、図3で背面に配置された開口部18が直方体形のハウジングまたはフレーム6の側領域に延びるだけでない。むしろ板29、30がここではU字形の切り抜き31を有し、これが軸受領域12からスピンドル15の回転軸の高さで外側へ延びる。図3では、板29、30が、場合によっては側支柱7の凹部内または中空内部空間内へつながる凹部32、33を有することができることが分かる。これらの凹部32、33によって、糸巻き−操作コンテナ1の操作を可能にする操作領域34、35が形成される。例えば操作領域34、35内に支持ジャーナルが導入されることができ、それにより糸巻き−操作コンテナ1の持ち上げが可能になる。図3では同様に、追加の補強支柱36を設けることができることが分かる。これはとりわけ軸受13、14のための軸受領域12を強固に支持する働きをする。
図4では、支持領域19内に突出部37、ここではジャーナルが存在することが分かる。突出部37は、糸巻き−操作コンテナ1を糸巻き機械22の支持領域26内またはキャリッジ63上に形状結合的に位置精確に配置させるように働くことができ、そのために突出部37が糸巻き機械22の支持領域26またはキャリッジ63の対応する断面を有する凹部内へ入る。貯蔵のためまたは搬送中に複数の糸巻き−操作コンテナ1が上下に積み重ねられる場合に、糸巻き−操作コンテナ1の突出部37がその下側に配置される糸巻き−操作コンテナ1の上側の凹部20内へ入ることができる。
図4による縦断面図では、軸受13、14のための軸受領域12が軸受リング38、39を備えて形成されることが分かり、軸受リングは正面部品3、5、板29、30、接続支柱10、11および/または補強支柱36と溶接され、統合的にこれらにより形成されるかまたは別の方法でこれに固定接続される。軸受リング38、39の中空円筒形内面では、半径方向の外側にある軸受13、14が支持される。半径方向の内側では軸受13、14にスピンドル15がその末端領域で支持される。示された実施態様例では、スピンドル−結合要素17がスピンドル15の中空円筒形内面40を備えて形成される。示された実施態様例では、スピンドル15が中空軸として形成される。以下に更に詳しく説明されるように、駆動トルクのスピンドル15への摩擦結合的伝達がスピンドル−結合要素17を介して行われ、その場合に糸巻き機械22の駆動ジャーナル52または駆動ジャーナル52の摩擦要素58が半径方向に外側へスピンドル15の円筒形内面40に対して押圧される。
選択的な別の構成要素として図4は糸巻き−操作コンテナ1の制動装置41を示す。図4に示された実施態様例では制動装置41が可撓性摩擦体42を備えて形成され、この摩擦体がスピンドル15と共に回転し、フレームまたはハウジング6に対する制動作用を生成するために、ここでは軸受リングの中空円筒形内面43が軸受14の隣で軸方向に、張架できる。この場合、中空軸として形成されたスピンドル15の半径方向の内側で駆動要素44が、ここでは中空軸45も、軸方向に移動可能に導入される。示された実施態様例では中空軸45の導入が、スピンドル15の内側で間隔をあけてスピンドル15に固定されたガイドリング46、47を介して行われる。ガイドリング46から外側へ突出する末端領域に、中空軸45がここでは同じく環状体として形成される可撓性摩擦体42を担持する。この場合可撓性摩擦体42は外側にある面上で、中空軸45により担持される支持リング48に支持される。対向する末端領域では中空軸45が接触および支持板49を担持する。ガイドリング47と接触および支持板49との間に、半径方向の外側で中空軸45を囲む制動バネ50が固定される。制動バネ50は、可撓性摩擦体42の支持リング48を介してガイドリング46に対して押圧され、可撓性摩擦体42が半径方向に外側へ膨張するように可撓変形されるように制動バネ50が中空軸45に当たるように張架し、そのことからこれが軸受リング49の中空円筒形内面43に対する制動作用を生成するために押圧される。糸巻き−操作コンテナ1が糸巻き機械22の駆動ジャーナル52に近接することで駆動ジャーナル52がスピンドル15の内側に入ると、駆動ジャーナルが接触および支持板49と、それにより中空軸45、支持リング48および可撓性摩擦体42を制動バネ50による衝撃に対抗して図4では左へ押し付ける。このことから生じる運動によって可撓性摩擦体42が緩和し、そのことから可撓性摩擦体42と軸受リング39の内面43との間の摩擦力が低減および除去され、制動装置41が解除される。制動装置41の解除のために駆動ジャーナル52が入ることは、同時に、スピンドル−結合要素17と糸巻き機械−結合要素27との結合を介して駆動ジャーナル52とスピンドル15との間の耐駆動接続を生じさせることに利用できる。
図5は、糸巻き機械22および糸巻き−操作コンテナ1を備えた糸巻き機械−構造群21を立体図で示し、図6および図7は糸巻き機械−構造群21を部分縦断面図で示し、則ち図6は制動装置41の解除前およびスピンドル−結合要素17と糸巻き機械−結合要素27との結合前を、図7は制動装置41の解除後およびスピンドル−結合要素17と糸巻き機械−結合要素27との結合後を示す。
糸巻き−操作コンテナ1の糸巻き機械22への近接中にガイド装置51による糸巻き−操作コンテナ1の案内が行われる。ガイド装置51を用いて糸巻き−操作コンテナが、糸巻き機械22への近接が糸巻き機械22の駆動ジャーナル52をスピンドル15の長手および回転軸53と同軸に方向付けることによって行われるように案内される。ガイド装置51は、ここではガイドレーン55として形成される2つのガイドユニット54を有することができる。ガイドレーン55は駆動ジャーナル52の回転軸に平行に向けられる。糸巻き−操作コンテナ1はその支持領域19に4つのガイドユニット56を有することができる。それぞれ2つのガイドユニット56が1つのガイドレーン55に割り当てられる。ガイドユニット56はガイドレーン55を形状結合的に把持し、そのことから糸巻き−操作コンテナ1の糸巻き機械22に対する運動が案内される。しかしながらここに示された実施態様例では糸巻き機械22はキャリッジ63を有し、その下側にガイドユニット56が配置され、ガイドレーン55と相互作用する。糸巻き−操作コンテナ1は、支持領域19でキャリッジ63上に支持され、その場合に中心化または形状結合的な位置固定は、糸巻き−操作コンテナ1の突出部37がキャリッジ63の対応する凹部内へ入ることによって行うことができる。
糸巻き−操作コンテナ1の糸巻き機械22への近接により駆動ジャーナル52が糸巻き−操作コンテナ1内、ここではスピンドル15の内側に入る(図6から図7への移行を参照)。糸巻き−操作コンテナ1のこの運動は外部の操作装置によって引き起こされる。しかしながら、糸巻き−操作コンテナ1がガイド装置51と作用接続されるだけである一方で、その後近接運動の少なくとも一部がガイド装置51またはキャリッジ63の(ここには示されない)駆動装置によって引き起こされることもできる。駆動ジャーナル52が入ることで(先に述べたように)、そのことから制動駆動装置57を形成する駆動ジャーナル52が制動装置41を駆動し、それによって制動装置41の解除を行う。制動装置41の解除前、解除中または解除後に、ここでは駆動ジャーナル52により形成される糸巻き機械−結合要素27がスピンドル−結合要素17と結合する。ここでは糸巻き機械−結合要素27が摩擦要素58として形成され、これが半径方向に外側へスピンドル15の中空円筒形内面40に対して当接される。摩擦要素58が可撓性摩擦体として形成されることもでき、これがアクチュエータによる軸方向の当接によって軸方向に圧縮され、それと同時に半径方向の膨張が起こる。図7で生じた状態で制動装置41が解除され、摩擦要素58のスピンドル15との接触によって駆動ジャーナル52とスピンドル15との耐駆動結合が生じる。駆動ジャーナル52と中空軸45との間の耐回転結合が、駆動ジャーナル52の正面と接触および支持板49との間の摩擦接触および/または中空軸45の必要な軸方向の運動を可能にする中空軸45の断面とガイドリング46、47との形状結合によって保証されることができる。
図8は、軸受リング39とスピンドル15の末端領域との間に軸受14を備えた制動装置41(詳細図VIIIa)並びに軸受リング38と、摩擦結合的に結合されたスピンドル−結合要素17および糸巻き機械−結合要素27を備えるスピンドル15の別の末端領域との間に軸受13を備えた制動駆動装置57(詳細図VIIIb)を詳細図で示す。
図8に対応して表された図9は、摩擦結合的制動装置41ではなくむしろロック装置とも呼ばれる形状結合的制動装置41が使用される、変更を加えた実施態様を示す(詳細図IXa参照)。この場合中空軸45は、ガイドリング46から突出する末端領域で支持リング48および可撓性摩擦体42の代わりにその作用面が丸くなく形成されたロック体59を担持する。例えばロック体59は溝、突起部を備えてかまたはブロック蟻つぎとして形成されることができる。軸受リング39はその半径方向の内側にある面上で同じくロック体60を形成するかまたはこれを担持する。制動駆動装置57の駆動により中空軸45と共にロック体59が、ロック体59、60が決して軸方向で覆われないほど遠くへ軸受リング39から移動し、そのことからロックあるいは制動が行われずスピンドル15が自由に回転できる。制動駆動装置57の駆動無しでは、則ち糸巻き−操作コンテナ1から離れた駆動ジャーナル52に関しては、中空軸45が制動バネ50の結果としてロック体60をロック体59内へ挿入し、そのことから形状結合的ロックあるいは制動が行われる。場合によってはロック体59、60が挿入傾斜を有することもでき、これはロック体59、60の角度の方向が決められていなくてもロックできるようにする。
詳細図IXbにしたがって、スピンドル−結合要素17と糸巻き機械−結合要素27との結合が同じく形状結合的に行われる。ここでは駆動ジャーナル52に割り当てられた糸巻き機械−結合要素27が突出部、リブまたはキー蟻つぎ61を備えて形成される。それに対応して割り当てられた末端領域でも、スピンドル15が凹部領域または凹部、溝もしくはキー蟻つぎ62を含む内面領域に形成される。駆動ジャーナル52の挿入によって突出部、凹み、リブ、溝またはキー蟻つぎ61、62が形状結合的に耐駆動接続を形成するために相互作用する。ここでも挿入傾斜を設けることができる。
図8および図9から逸脱して、制動装置41が摩擦結合に基づく一方でスピンドル−結合要素17と糸巻き機械−結合要素27との結合が形状結合に基づくこと(またはその逆)も可能である。
図10は、複数の糸巻き−操作コンテナ1の貯蔵装置64内での貯蔵を示す。ここでは複数の糸巻き−操作コンテナ1がスタック65内に上下に積み重ねられ、複数のそのようなスタック65が直接並列に配置され、そのことから糸巻き−操作コンテナ1は複数の上下に配置された列66内に配置されてもいる。ここでは隣り合う糸巻き−操作コンテナ1が互いに接続されることができ、そのために例えば糸巻き−操作コンテナ1の下側にある突出部37が、その下に配置された糸巻き−操作コンテナ1の上側にある凹部20内へ嵌合できる。
図11および図12に示された実施態様例では、貯蔵装置64の領域に操作装置または回転装置67が設けられる。回転装置67は駆動ジャーナル68を有する。駆動ジャーナル68は、好ましくは糸巻き機械−結合要素27に対応して形成された回転装置−結合要素69を具備する。適当なアクチュエータを介して回転装置67が貯蔵装置64のそれぞれの糸巻き−操作コンテナ1の領域に配置されることができる。駆動ジャーナル68は糸巻き−操作コンテナのスピンドル15の長手および回転軸53に対して同軸に方向付けられることができる。駆動ジャーナル68はその後、回転装置−結合要素69がスピンドル−結合要素17と(摩擦結合的または形状結合的に)耐駆動結合されるように糸巻き−操作コンテナ1内に挿入される。この糸巻き−操作コンテナ1の制動装置51がそれと同時に解除されることで、その後駆動ジャーナル68の設定された回転角で回転装置67が駆動することによって糸巻き−操作コンテナ1内で糸巻き2が回転して、長時間作用する重力による巻の損傷を回避できる。このようにして糸巻き−操作コンテナ1内で全糸巻き2の回転が引き続いて行われる。貯蔵装置64内に異なる型の糸巻き−操作コンテナ1が配置される場合には、回転装置67が異なる駆動ジャーナル68および/または回転装置−結合要素69を具備することもでき、それらがその後選択的に投入される。
好ましくは本発明による糸巻き−操作コンテナ1、糸巻き機械−構造群21および方法の投入は、炭素繊維の製造に関連付けて行われ、そのためにビスコースも投入できる。これに関しては、まず初めに繊維状の炭素含有出発物質が製造され、それはとりわけポリアクリロニトリル(PAN)またはいわゆる「プレカーサー」である。この繊維状の炭素含有出発物質が糸巻きに巻き取られ、糸巻きとして貯蔵され、その後別の加工のために再び繰り出される。これに関して別の加工は熱分解(酸化および炭化)にあり、その間に繊維状の炭素含有出発物質がグラファイト状に配列した炭素に変換される。好ましくは糸は、12000以上の単線条から合成されることができる多線条である(それ故12Kとも呼ばれる)。糸の横断面に12000〜30000の単線条が存在することができる。例えば12Kの単線条を含む繊維帯PANを有する500kgのスプールが使用されると、305000mの糸の長さが生じる一方で、この長さは質量1000kgの糸巻きでは610000mとなる。このことから生じる重量/長さは(1640g)/(1000m)または14760den[g/9000m]である。好ましくは糸が可撓性に形成される。糸巻き2は好ましくは交差巻を具備する。糸の供給速度は好ましくは50m/min以上である。例えばサックの直径またはスピンドル15の外径は少なくとも150mmとなることができる。そのことから糸巻き工程開始時にはおよそ106min−1の回転数が生じる。巻16の最大直径は1200mmまたはそれ以上であってもよい。このことから糸巻き工程終了時にはおよそ13.3min−1の回転数が生じる。挙げられた数値に対する±20%、±10%または±5%の偏差が同じく可能である。
巻き取りまたは繰り出し中糸巻き−操作コンテナ1が停止している、交換装置28を備えた糸巻き機械22の形態を有する示された実施態様から逸脱して、糸巻き−操作コンテナ1が動作される一方で、交換装置28の投入無しに糸の供給が固定で行われることもできる。
示された実施態様例では、スピンドル15が軸受13、14内の両末端領域で正面部品3、4に軸支される。軸支が正面部品から自由に突出して行われることが全く可能である。ここでは、正面部品3、4へのそのような片側軸支の「移動性負荷」を回避するために、正面部品3、4がジャーナルを固定担持し、ジャーナルが中空軸として形成されたスピンドル15の内側へ延びることができる。そのことから、スピンドル15とこのジャーナルの末端領域との間で少なくとも1つの軸受が作用できる。ここでは、少なくとも1つの軸受がそのとき糸巻き2の重点の軸領域に存在する場合が有利である。好ましくはここでは前述のジャーナルが駆動装置が除去された正面部品3に配置される一方で、スピンドル15はスピンドル−結合要素17によって別の正面部品4から延びる。
同様に、基本的にスピンドル15または割り当てられたサックがその自重を案内される外面にかけ、そのことから基本的に自重による回転が排除され、したがって制動装置が形成されることができる。糸巻き−操作コンテナ1の糸巻き機械22への結合によって、その後案内される外面領域で空気軸受から圧力が供給され、そのことからスピンドル15または割り当てられたサックの回転自由度が解放される。
操作コンテナ1の操作のための操作装置も、場合によっては従来技術から逸脱して形成される。則ち、従来の糸巻き2では操作装置がスピンドルまたは糸巻き2が糸巻き機械のスピンドルにより押し上げられる固定ジャーナルを有さなければならないのに対して、本発明による操作コンテナ1の操作のために操作装置はスピンドルを具備していない。むしろそのような操作装置は操作コンテナ1のハウジングまたはフレーム6、制動装置41、場合によっては存在する保持領域、支持領域19、突出部37または凹部および/または操作領域34、35とだけ作用接続する。同様に、そのような操作装置が結合要素を有することができ、結合要素は操作コンテナのスピンドル−結合要素17と作用接続できる。
スピンドル15の軸支が正面部品3、4でのみ行われる限りにおいては、別の正面部品4も省略でき、そのことから糸巻き2の操作コンテナ1からの取り出しも可能になる。操作コンテナ1自身がスピンドル15のための駆動装置または交換装置を有することもでき、交換装置はその後糸巻き機械22との結合でこれにより適切に制御されることができる。
開口部18は、交換装置28の交換糸ガイドが出来る限り糸巻き2に密接して案内されることができるように使用されることもでき、そのことから交換装置28の交換糸ガイドから糸巻き2上の置き場への出来る限り短い糸の牽引路が生じ、このことが糸巻き品質にプラスの影響を及ぼす。この態様が押圧ローラの交換装置28での使用を可能にすることもでき、押圧ローラは置かれた糸を糸巻き2に固定し、糸巻き2の硬化に寄与する。糸巻き工程終了後に交換装置28は再び開口部18から半径方向に取り除かれ、操作コンテナ1の糸巻き機械22からの取り外しが可能になる。
糸巻き2の繰り出しは、繰り出しに用いられとりわけ交換装置無しに形成された糸巻き機械22での巻き取りに類似して行われることができ、これに関して、糸巻き2が繰り出しのときに駆動されるかまたは制動されることも考えられる。ここでは駆動または制動トルクの伝達が糸巻き−操作コンテナ1のスピンドル−結合要素17を介して行われることもできる。好ましくは糸巻き2はドラム無しに、とりわけ巻16の正面を限定するドラム板を備えたドラム無しに形成される。
本発明は、工業糸の自動化された巻き取りおよび/または繰り出しで使用できる。この場合、とりわけ制御された駆動装置が使用される。特別な措置が操作コンテナ1および/または糸巻き機械22で巻き取り工程開始時の糸の捕獲のために行われることができる。したがって、例えば操作コンテナ1は、供給される糸を捕獲し固定することができる捕獲フック、挟持装置などを具備することができ、そのようにして前述の固定巻を作成することなどができる。ここでは糸の自動供給が行われることができる。同様に、糸が巻き取り工程開始時に手動で供給されることができる。
糸巻き−操作コンテナ1内に、ここには示されない任意の別の構成要素が存在できる。1つの例を単に挙げるとすると、糸巻き−操作コンテナ1が、例えば糸、糸の加工および製造プロセス、製造日、搬送経路、関税法情報または糸の使用方法などに関する文書化材料のための収容体を具備できる。同様に、それに対応する情報を、ケーブル接続または無線で書込みおよび/または読出しができる糸巻き−操作コンテナのデータ記憶媒体に記憶することができる。糸巻き−操作コンテナが、自主的に動作するかまたは糸巻き−操作コンテナ1と糸巻き機械22との接続によって糸巻き機械22の電子制御ユニットにより架橋される電子制御ユニットを具備することもできる。例えば制動装置41のためのアクチュエータの制御は、糸巻き−操作コンテナ1のそのような電子制御ユニットを介して行うことができる。場合によっては糸巻き−操作コンテナ1は電池または蓄電池をも有する。任意のその他の構成要素が同様に糸巻き−操作コンテナ1の内部またはその位置に、とりわけハウジングまたはフレーム6の領域に設けられることができる。
1 糸巻き−操作コンテナ
2 糸巻き
3 正面部品(駆動装置とは反対側)
4 正面部品(駆動装置側)
5 側部品
6 ハウジング、フレーム
7 側支柱
8 水平支柱(下方)
9 水平支柱(上方)
10 接続支柱
11 接続支柱
12 軸受領域
13 軸受(駆動装置側)
14 軸受(駆動装置とは反対側)
15 スピンドル
16 巻
17 スピンドル−結合要素
18 開口部
19 支持領域
20 凹部
21 糸巻き機械−構造群
22 糸巻き機械
23 ローラ、ダンサー
24 ローラ、ダンサー
25 ローラ、ダンサー
26 支持領域
27 糸巻き機械−結合要素
28 交換装置
29 板
30 板
31 切り抜き
32 凹部
33 凹部
34 操作領域
35 操作領域
36 補強支柱
37 突出部
38 軸受リング
39 軸受リング
40 内面
41 制動装置
42 可撓性摩擦体
43 中空円筒形内面
44 駆動要素
45 中空軸
46 ガイドリング
47 ガイドリング
48 支持リング
49 接触および支持板
50 制動バネ
51 ガイド装置
52 駆動ジャーナル
53 スピンドルの長手および回転軸
54 糸巻き機械のガイドユニット
55 ガイドレーン
56 糸巻き−操作コンテナのガイドユニット
57 制動駆動装置
58 摩擦要素
59 ロック体
60 ロック体
61 キー蟻つぎ
62 キー蟻つぎ
63 キャリッジ
64 貯蔵装置
65 スタック
66 列
67 操作装置、回転装置
68 駆動ジャーナル
69 回転装置−結合要素

Claims (22)

  1. a)スピンドル(15)が回転可能に軸支されるフレームまたはハウジング(6)を備える、工業糸の糸巻き(2)用の糸巻き−操作コンテナ(1)の、
    b)糸巻き機械によって前記工業糸を巻き取るための、
    使用であって、前記スピンドル(15)が、前記スピンドル(15)を糸巻き機械(22)の回転駆動装置の糸巻き機械−結合要素(27)と接続可能にするスピンドル−結合要素(17)を有し、前記糸巻き機械−結合要素(27)及び前記スピンドル−結合要素(17)を介して前記糸巻き機械(22)の駆動がスピンドル(15)及び糸巻き(2)の回転を生じさせることを特徴とする、糸巻き−操作コンテナ(1)の使用。
  2. 前記フレームまたはハウジング(6)が、
    a)前記糸巻き−操作コンテナ(1)を糸巻き機械(22)に支持または保持するための支持領域(19)または保持領域、
    b)前記糸巻き−操作コンテナ(1)を操作するための操作領域、
    c)別の糸巻き−操作コンテナ(1)と結合するための結合領域、および/または
    d)ガイドユニット(56)、
    を有することを特徴とする、請求項1に記載の糸巻き−操作コンテナ(1)の使用。
  3. 前記糸巻き−操作コンテナ(1)が複数の着脱可能に互いに結合された構造要素を備えて形成され、構造要素の交換によって前記糸巻き−操作コンテナ(1)を異なる要求に適合できることを特徴とする、請求項1または2に記載の糸巻き−操作コンテナ(1)の使用。
  4. 前記ハウジングまたはフレーム(6)が開口部(18)を有し、
    a)工業糸の巻き取りおよび/または繰り出しのときに前記工業糸が前記開口部(18)を通ることができ、および/または
    b)前記糸巻き−操作コンテナ(1)を使用するときに前記開口部(18)の領域に糸巻き機械(22)によって交換装置(28)が広がる
    ことを特徴とする、請求項1〜の何れか一項に記載の糸巻き−操作コンテナ(1)の使用。
  5. フレームまたはハウジング(6)とスピンドル(15)または前記スピンドル(15)上に配置されるサックとの間で作用する制動装置(41)が設けられることを特徴とする、請求項1〜の何れか一項に記載の糸巻き−操作コンテナ(1)の使用。
  6. 前記制動装置(41)が運動制御で駆動できることを特徴とする、請求項に記載の糸巻き−操作コンテナ(1)の使用。
  7. 上に糸巻き(2)が配置されることができるかまたは配置されている前記スピンドル(15)が、前記フレームまたはハウジング(6)において前記スピンドル(15)の軸部分の二面上に軸支されることを特徴とする、請求項1〜の何れか一項に記載の糸巻き−操作コンテナ(1)の使用。
  8. 前記糸巻き−操作コンテナ(1)が、300kg以上、とりわけ500kg以上または800kg以上の巻(16)の質量を有する糸巻き(2)の操作のために設定および指定されることを特徴とする、請求項1〜の何れか一項に記載の糸巻き−操作コンテナ(1)の使用。
  9. 工業糸の巻き取りのためのスピンドル無しに形成された糸巻きステーションを備え、交換装置(28)の横側に糸巻き−操作コンテナ(1)のための空いている収容室が設けられる糸巻き機械(22)。
  10. 駆動トルクを伝達するためにスピンドル(15)のスピンドル−結合要素(17)と接続可能な糸巻き機械−結合要素(27)を有する回転駆動装置が設けられることを特徴とする、請求項に記載の糸巻き機械(22)。
  11. a)糸巻き−操作コンテナ(1)を前記糸巻き機械(22)に支持または保持するための支持領域(26)もしくは保持領域、および/または
    b)糸巻き−操作コンテナ(1)を前記糸巻き機械(22)へ案内するガイドユニット(54)、
    が設けられることを特徴とする、請求項または10に記載の糸巻き機械(22)。
  12. 糸巻き−操作コンテナ(1)の制動装置(41)を駆動可能な制動駆動装置(57)が設けられることを特徴とする、請求項11の何れか一項に記載の糸巻き機械(22)。
  13. 糸巻き−操作コンテナ(1)のための空いている収容室に複数の交換装置(28)が割り当てられることを特徴とする、請求項12の何れか一項に記載の糸巻き機械(22)。
  14. 前記糸巻き機械(22)が、300kg以上、とりわけ500kg以上または800kg以上の巻(16)の質量を有する糸巻き(2)の操作のために設定および指定されることを特徴とする、請求項13の何れか一項に記載の糸巻き機械(22)。
  15. 請求項14の何れか一項に記載の糸巻き機械(22)と請求項1〜の何れか一項に記載の糸巻き−操作コンテナ(1)とを備える糸巻き機械−構造群(21)。
  16. 糸巻き(2)、とりわけ300kg以上の前記巻の質量を有する糸巻き(2)を、請求項14の何れか一項に記載の糸巻き機械(22)と請求項1〜の何れか一項に記載の糸巻き−操作コンテナ(1)とにより操作する方法において、
    a)前記糸巻き機械(22)領域に糸巻き−操作コンテナ(1)が準備されるステップと、
    b)前記糸巻き−操作コンテナ(1)の前記スピンドル−結合要素(17)を前記糸巻き機械(22)の回転駆動装置の糸巻き機械−結合要素(27)と結合させるステップと、
    c)前記糸巻き(2)を前記糸巻き−操作コンテナ(1)の前記スピンドル(15)に巻き取るステップと、
    d)前記糸巻き−操作コンテナ(1)の前記スピンドル−結合要素(17)の前記糸巻き機械−結合要素(27)との結合が解除されるステップと、
    e)前記糸巻き−操作コンテナ(1)がその中で巻き取られた前記糸巻き機械(22)の前記糸巻き(2)と共に搬出されるステップと、
    を有する方法。
  17. 前記糸巻き−操作コンテナ(1)の前記スピンドル−結合要素(17)の前記糸巻き機械−結合要素(27)との結合および/またはこの結合の解除が、前記糸巻き−操作コンテナ(1)の前記糸巻き機械(22)への近接または前記糸巻き−操作コンテナ(1)の前記糸巻き機械(22)からの除去によって運動制御で引き起こされることを特徴とする、請求項16に記載の方法。
  18. 前記糸巻き−操作コンテナ(1)の制動装置(41)が、前記糸巻き−操作コンテナ(1)の前記糸巻き機械(22)への近接または前記糸巻き−操作コンテナ(1)の前記糸巻き機械(22)からの除去によって運動制御で駆動されることを特徴とする、請求項16または17に記載の方法。
  19. 順に複数の糸巻き(2)が糸巻き−操作コンテナ(1)内で巻き取られ、それらが続いて貯蔵装置(64)に貯蔵されることを特徴とする、請求項1618の何れか一項に記載の方法。
  20. 前記貯蔵装置(64)内で糸巻き−操作コンテナ(1)内の前記糸巻き(2)が回転されることを特徴とする、請求項19に記載の方法。
  21. 前記工業糸が、前記糸巻き−操作コンテナ(1)内での更なる使用のために前記糸巻き(2)から繰り出されることを特徴とする、請求項1620の何れか一項に記載の方法。
  22. 前記糸巻き−操作コンテナ(1)内の前記糸巻き(2)が搬送されることを特徴とする、請求項1621の何れか一項に記載の方法。
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