JP6517028B2 - ステアリングホイール - Google Patents

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Description

本発明は、ステアリングホイールに関し、特に、ステアリングホイールへのエアバッグモジュールの取付構造に特徴を有するステアリングホイールに関する。
自動車等の乗物の舵角を操作するステアリングホイールは、一般に、緊急時に膨張展開されるエアバッグと該エアバッグにガスを供給するインフレータと前記エアバッグ及び前記インフレータを支持するリテーナとを備えたエアバッグモジュールと、操作時に乗員が把持する本体部と、を有している(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載されたエアバッグモジュールは、エアバッグ及びインフレータがリテーナにボルト・ナットにより固定されており、リテーナに本体部に接続する固定ピンを有している。また、特許文献1に記載された本体部は、ステアリングホイールの骨格を形成する芯金を有し、該芯金に前記固定ピンを保持する装着部が形成されている。この装着部は、芯金に形成された挿入孔と、該挿入孔に挿入された前記固定ピンを固定するクリップと、を備え、いわゆるスナップイン構造を有している。
特許第4733168号公報
上述した特許文献1に記載されたように、エアバッグモジュールと本体部との間では、既にスナップイン構造による取付方法が採用されており、取付作業の簡略化が図られている。一般に、ステアリングホイールの製造工程において、本体部へのエアバッグモジュールの取付作業は最終工程に含まれる作業であり、エアバッグモジュールと本体部とはそれぞれ個別に工場で製造される。そして、特許文献1に記載されたように、エアバッグモジュールは、通常、エアバッグ及びインフレータがリテーナにボルト・ナットにより固定されている。
近年、ステアリングホイールの高機能化やコストダウン等の観点から、エアバッグモジュールのより一層の小型化やコストダウンが求められている。しかしながら、従来のエアバッグモジュールでは、リテーナにエアバッグ及びインフレータを固定する部分と本体部に接続する部分との両方を有しており、エアバッグモジュールの小型化や組付作業の簡略化に限界があった。
本発明はかかる問題点に鑑み創案されたものであり、エアバッグモジュールの小型化及び組付作業の簡略化を図ることができる、ステアリングホイールを提供することを目的とする。
本発明によれば、緊急時に膨張展開されるエアバッグと該エアバッグにガスを供給するインフレータと前記エアバッグ及び前記インフレータを支持するリテーナとを備えたエアバッグモジュールと、操作時に乗員が把持する本体部と、を有するステアリングホイールにおいて、前記インフレータ、前記リテーナ及び前記本体部が同一のピンで接続されており、前記リテーナは、前記ピンと対応する位置に形成された第一挿通孔と、該第一挿通孔に挿入された前記ピンの径方向に付勢力を負荷するように配置された第一テンションスプリングと、を備え、前記本体部は、前記ピンと対応する位置に形成された第二挿通孔と、該第二挿通孔に挿入された前記ピンの径方向に付勢力を負荷するように配置された第二テンションスプリングと、を備え、前記ピンは、根元側に形成され前記第一テンションスプリングを係止する第一凹部と、先端側に形成され前記第二テンションスプリングを軸方向に移動可能に係止する第二凹部と、該第二凹部の根元側に形成されたテーパ部と、を備えている、ことを特徴とするステアリングホイールが提供される。
前記ピンは、前記インフレータに複数固定されていてもよい。
前記ピンは、前記インフレータを構成するハウジング又はバッグリングに固定されていてもよい。また、前記第二挿通孔は、前記本体部を構成する芯金に形成されていてもよい。
上述した本発明に係るステアリングホイールによれば、インフレータ、リテーナ及び本体部を同一のピンで接続するようにしたことから、リテーナにエアバッグ及びインフレータを固定する部分とリテーナ(エアバッグモジュール)を本体部に接続する部分とを一箇所に集約して共有化することができ、エアバッグモジュールの小型化を図ることができる。

また、インフレータ、リテーナ及び本体部にピンを差し込んで接続するようにしたことから、組付作業の簡略化を図ることもできる。特に、ピンとリテーナ及び本体部との接続にスナップイン構造を採用することにより、組付作業の簡略化を容易に図ることができ、効果的にコストダウンすることができる。
本発明の第一実施形態に係るステアリングホイールの全体構成を示す断面図である。 図1に示したエアバッグモジュールの取付部の拡大図である。 エアバッグ及びインフレータのリテーナへの取付工程を示す外観図である。 図2に示したエアバッグモジュールの本体部への取付工程を示す外観図である。 エアバッグモジュールの裏面を示す図である。 本発明の第二実施形態に係るステアリングホイールの部分拡大図である。 図6に示したエアバッグモジュールの本体部への取付工程を示す外観図である。 図6に示したインフレータを示す拡大図であり、(A)は斜視図、(B)は断面図、である。 図8に示したインフレータの変形例を示す図であり、(A)は第一変形例の斜視図、(B)は第一変形例の断面図、(C)は第二変形例の断面図、である。
以下、本発明の実施形態について図1〜図9(C)を用いて説明する。ここで、図1は、本発明の第一実施形態に係るステアリングホイールの全体構成を示す断面図である。図2は、図1に示したエアバッグモジュールの取付部の拡大図である。図3は、エアバッグ及びインフレータのリテーナへの取付工程を示す外観図である。図4は、図2に示したエアバッグモジュールの本体部への取付工程を示す外観図である。図5は、エアバッグモジュールの裏面を示す図である。
本発明の第一実施形態に係るステアリングホイール1は、図1及び図2に示したように、緊急時に膨張展開されるエアバッグ21とエアバッグ21にガスを供給するインフレータ22とエアバッグ21及びインフレータ22を支持するリテーナ23とを備えたエアバッグモジュール2と、操作時に乗員が把持する本体部3と、を有し、インフレータ22、リテーナ23及び本体部3が同一のピン4で接続されたものである。
エアバッグモジュール2は、図2及び図4に示したように、エアバッグ21を覆うモジュールカバー24を有している。かかるモジュールカバー24は、例えば、側壁部24aに複数の開口部24bを有しており、この開口部24bにはリテーナ23の側面部23aに形成されたフック23bが係止される。なお、モジュールカバー24の頂部24cには、エアバッグ21の膨張展開時に開裂可能な薄肉部(テアライン)が形成されている。
エアバッグ21は、インフレータ22を配置するための開口部を有する袋状を有している。図1〜図3の各図において、説明の便宜上、エアバッグ21を折り畳んだ状態を一つのブロック(塊)として図示し、図1及び図2では、その断面に格子線の網掛を付して図示している。エアバッグ21は、車両衝突時等の緊急時にインフレータ22から内部にガスが供給され、ステアリングホイール1の本体部3を覆うように、略円盤状に膨張展開するように構成されている。
インフレータ22は、例えば、ガス発生剤や点火装置を内蔵する略円筒形状のハウジング22aと、ハウジング22aの外周に嵌合されたバッグリング22bと、を有している。なお、バッグリング22bは、インフレータ22にカシメにより固定されていてもよいし、ボルト・ナットやリベット等により固定されていてもよい。また、ハウジング22aの側面部には、発生したガスを外部に噴き出す複数の噴出口が形成されている。
バッグリング22bは、インフレータ22の外周に張り出されるように構成されたブラケット状の部品である。このバッグリング22bには、例えば、図3に示したように、三本のピン4をそれぞれ保持可能な固定孔22cが形成されている。固定孔22cは、挿入されたピン4をカシメによって固定できるように構成されている。なお、ピン4の固定は、カシメに限定されるものではなく、ピン4を固定孔22cに螺合して固定するようにしてもよい。また、固定孔22cの個数及び配置は、図示した構成に限定されるものではなく、必要なピン4の本数及び配置に応じて設定される。
リテーナ23は、例えば、図3に示したように、上部が開口した略円筒形状の側面部23aにより形成された容器である。底面部23cの中央部には、インフレータ22を挿入するための開口部23dが形成されている。また、底面部23cには、固定孔22cと対応する位置に三個の第一挿通孔23eが形成されている。すなわち、第一挿通孔23eは、固定孔22cに固定されたピン4に対して、同心軸上に配置されるように底面部23cに形成されている。
また、リテーナ23の側面部23aには、モジュールカバー24を挿通するスリットを形成するための複数の突起23fが形成されている。なお、リテーナ23の構成は図示したものに限定されず、例えば、フック23bや突起23fの個数や配置は、ステアリングホイール1の種類等に応じて任意に設定される。また、リテーナ23の外形も円筒形状に限定されるものではなく、エアバッグ21の折り畳み形状や本体部3の形状等に応じて任意に変更することができる。
また、リテーナ23の裏面部23gには、図4及び図5に示したように、第一挿通孔23eに挿入された物体(具体的には、ピン4)に付勢力を負荷するように第一テンションスプリング23hが配置されている。第一テンションスプリング23hは、例えば、第一挿通孔23eに掛け渡されるように配置され、第一挿通孔23eに挿入された物体により押し退けられて付勢する略直線状の係止部23iと、この係止部23iに弾性力を付与する湾曲部23jと、を有している。
図5に示したように、第一テンションスプリング23hは、一本のスチールワイヤの両端を折り曲げて二つの係止部23i及び湾曲部23jを有するように形成してもよいし、一本のスチールワイヤの一端を折り曲げて一つの係止部23i及び湾曲部23jを有するように形成してもよい。また、リテーナ23の裏面部23gには、図5に示したように、第一テンションスプリング23hの位置決めをする複数の凸部23kと、第一テンションスプリング23hの水平方向のスライドを案内する複数のガイド部23lと、が形成されている。
上述した第一挿通孔23e及び第一テンションスプリング23hにより、スナップイン構造が形成される。なお、第一テンションスプリング23h、凸部23k及びガイド部23lの形状や配置は図示した構成に限定されるものではなく、第一挿通孔23eの位置や個数等によって任意に変更することができる。また、第一テンションスプリング23hは、第一クリップと称してもよい。
本体部3は、図1に示したように、ステアリングホイール1の骨格を形成する芯金31と、芯金31を樹脂部材により被覆した樹脂成形部32と、を有している。芯金31は、操作時に乗員が把持する環状のリム部31aと、ステアリングシャフト(図示せず)に接続されるハブコア部31bと、リム部31aとハブコア部31bとを連結するスポーク部31cと、を有している。樹脂成形部32は、リム部31a及びスポーク部31cの一部に形成される。図示したように、エアバッグモジュール2は、ハブコア部31bに接続される。
ハブコア部31bの中央部には、ステアリングシャフト(図示せず)に接続するための開口部31dが形成されている。また、ハブコア部31bには、固定孔22c及び第一挿通孔23eと対応する位置に三個の第二挿通孔31eが形成されている。すなわち、第二挿通孔31eは、固定孔22cに固定されたピン4に対して、同心軸上に配置されるようにハブコア部31bに形成されている。
また、ハブコア部31bの裏面部31fには、図2に示したように、第二挿通孔31eに挿入された物体(具体的には、ピン4)に付勢力を負荷するように第二テンションスプリング31gが配置されている。また、ハブコア部31bの裏面部31fには、第二テンションスプリング31gの位置決めをする複数の凸部31hと、第二テンションスプリング31gの水平方向のスライドを案内する複数のガイド部31iと、が形成されている。
上述した第二挿通孔31e及び第二テンションスプリング31gにより、スナップイン構造が形成される。なお、第二テンションスプリング31g、凸部31h及びガイド部31iの形状や配置は、例えば、図5に示した、第一テンションスプリング23h、凸部23k及びガイド部23lと実質的に同一であることから、ここでは詳細な図と説明を省略する。また、第二テンションスプリング31gは、第二クリップと称してもよい。
なお、上述した第一実施形態に係るステアリングホイール1において、図示しないが、リテーナ23の裏面部23gに可動接点が配置され、ハブコア部31bの表面部に固定接点が配置され、この可動接点及び固定接点によりホーンスイッチが構成される。
ピン4は、例えば、固定孔22c、第一挿通孔23e及び第二挿通孔31eに挿入される軸部と、一端に拡径するように形成された頭部と、を有している。ピン4の軸部は、エアバッグモジュール2を本体部3に接続する部品であることから、所定の強度を有している。また、ピン4は、根元側に形成され第一テンションスプリング23hを係止する第一凹部41と、先端側に形成され第二テンションスプリング31gを係止する第二凹部42と、を備えている。
第一凹部41及び第二凹部42は、例えば、ピン4の周方向の全域に渡って形成することが好ましい。かかる第一凹部41及び第二凹部42を形成することにより、ピン4を第一挿通孔23e及び第二挿通孔31eに挿入した際に、第一テンションスプリング23h及び第二テンションスプリング31gを第一挿通孔23e及び第二挿通孔31eに係止させることができ、ピン4の位置決めを容易に行うことができる。
また、ピン4の先端部43に形成された傾斜と、第二凹部42の根元側に形成されたテーパ部44の傾斜とは、略平行に形成されていてもよい。かかるテーパ部44を形成することにより、ピン4をリテーナ23の第一挿通孔23eに挿入した際に、第一テンションスプリング23hが第二凹部42に嵌まった場合でも、ピン4を押し込むことにより、第一テンションスプリング23hを第二凹部42から容易に離脱させることができる。
図2に示したように、ピン4は、バッグリング22bの固定孔22cに挿通され、頭部をバッグリング22bの表面に接触させた状態で固定孔22cをカシメることにより、バッグリング22bに固定される。次に、ピン4は、エアバッグ21のインフレータ22用の開口部の周囲に形成された孔やスリットに挿入された後、図3に示したように、リテーナ23の第一挿通孔23eに挿入される。
ピン4は、第一テンションスプリング23hが第一凹部41に係止されるまで押し込まれる。第一テンションスプリング23hを第一凹部41に係止させることにより、インフレータ22がリテーナ23に固定される。このとき、エアバッグ21の一部をリテーナ23とバッグリング22bとの間に挟持させることにより、エアバッグ21がリテーナ23に固定される。
その後、リテーナ23にモジュールカバー24を被せて、リテーナ23のフック23bをモジュールカバー24の開口部24bに係止させることにより、エアバッグモジュール2を組み付ける。最後に、図4に示したように、エアバッグモジュール2を本体部3から離反するように付勢するコイルスプリング25をピン4の外周に挿通する。
コイルスプリング25は、図示しないが、上端部をリテーナ23の裏面部23gに係止させておくことが好ましい。コイルスプリング25をリテーナ23に係止させておくことにより、エアバッグモジュール2の運搬時や本体部3への取付作業時にコイルスプリング25が脱落しないように保持することができる。
一方、本体部3は、エアバッグモジュール2とは別工程で製造される。芯金31は、例えば、マグネシウムやアルミニウム等のダイキャスト成型や鉄のプレス成型等により製造される。また、樹脂成形部32は、例えば、モールド成形等により成形される。
そして、エアバッグモジュール2を本体部3に組み付ける際には、図4に示したように、ピン4を本体部3の第二挿通孔31eに挿入する。このとき、第二テンションスプリング31gを第二凹部42に係止させることにより、エアバッグモジュール2が本体部3に接続される。コイルスプリング25は、エアバッグモジュール2と本体部3との間に挟持され、エアバッグモジュール2は、コイルスプリング25により本体部3から離反するように付勢される。かかる構成により、エアバッグモジュール2を本体部3のハブコア部31bに対して略垂直な方向に移動可能に構成することができ、ホーンスイッチとして機能させることができる。
上述した第一実施形態に係るステアリングホイール1は、ピン4がインフレータ22を構成するバッグリング22bに三本固定されており、リテーナ23は、ピン4と対応する位置に形成された三個の第一挿通孔23eと、第一挿通孔23eに挿入された物体に付勢力を負荷するように配置された第一テンションスプリング23hと、を備え、本体部3は、ピン4と対応する位置に形成された三個の第二挿通孔31eと、第二挿通孔31eに挿入された物体に付勢力を負荷するように配置された第二テンションスプリング31gと、を備え、ピン4をそれぞれ第一挿通孔23e及び第二挿通孔31eに挿入し、第一テンションスプリング23h及び第二テンションスプリング31gによりピン4を固定するようにしたものである。
すなわち、上述した第一実施形態に係るステアリングホイール1は、インフレータ22、リテーナ23及び本体部3を同一のピン4で接続するようにしたエアバッグモジュール2の取付方法を具現可能に具体的に構成したものである。
上述した本実施形態に係るステアリングホイール1及びエアバッグモジュール2の取付方法によれば、インフレータ22、リテーナ23及び本体部3を同一のピン4で接続するようにしたことから、リテーナ23にエアバッグ21及びインフレータ22を固定する部分とリテーナ23(エアバッグモジュール2)を本体部3に接続する部分とを一箇所に集約して共有化することができ、エアバッグモジュール2の小型化を図ることができる。
また、インフレータ22、リテーナ23及び本体部3にピン4を差し込んで接続するようにしたことから、組付作業の簡略化を図ることもできる。特に、ピン4とリテーナ23及び本体部3との接続にスナップイン構造を採用することにより、組付作業の簡略化を容易に図ることができ、効果的にコストダウンすることができる。
次に、本発明の第二実施形態に係るステアリングホイール1について、図6〜図9(C)を参照しつつ説明する。ここで、図6は、本発明の第二実施形態に係るステアリングホイールの部分拡大図である。図7は、図6に示したエアバッグモジュールの本体部への取付工程を示す外観図である。図8は、図6に示したインフレータを示す拡大図であり、(A)は斜視図、(B)は断面図、である。図9は、図8に示したインフレータの変形例を示す図であり、(A)は第一変形例の斜視図、(B)は第一変形例の断面図、(C)は第二変形例の断面図、である。なお、上述した第一実施形態に係るステアリングホイール1と同一の構成部品については、同一の符号を付して重複した説明を省略する。
第二実施形態に係るステアリングホイール1は、図6及び図7に示したように、本体部3を構成するホーンプレート33にエアバッグモジュール2を接続するようにしたものである。ホーンプレート33は、本体部3のハブコア部31bにコイルスプリング34を介して接続されており、ハブコア部31bに対して略垂直な方向に移動可能に構成されている。また、ホーンプレート33には、ピン4を挿通する第二挿通孔33aが形成されるとともに、裏面に第二テンションスプリング33bが配置され、スナップイン構造が構成されている。
具体的には、ハブコア部31bに三本のショルダーナット35が立設されており、ショルダーナット35の軸部にコイルスプリング34が挿通されており、ホーンプレート33は、コイルスプリング34によりショルダーナット35の頭部に押し付けられるように付勢されている。なお、図示しないが、ホーンプレート33の裏面部に可動接点が配置され、ハブコア部31bの表面部に固定接点が配置され、この可動接点及び固定接点によりホーンスイッチが構成される。
本実施形態では、ホーンプレート33が安定して上下方向に移動することができるように、三箇所にコイルスプリング34を配置している。また、本実施形態におけるエアバッグモジュール2は、ホーンプレート33に固定することができればよいことから、図示したように、少なくとも二本のピン4を有していればよい。このピン4は、図7に示したように、左右に並列する位置に配置することにより、エアバッグモジュール2のホーンプレート33への接続を安定させることができる。
なお、エアバッグモジュール2をホーンプレート33に接続した際に、インフレータ22及びリテーナ23のスナップイン構造の一部(例えば、凸部23kやガイド部23l等)と干渉する部分については、ホーンプレート33に干渉の程度に応じた開口部や窪みを適宜形成するようにしてもよい。
第二実施形態に係るステアリングホイール1では、ピン4の本数を三本から二本に変更したことにより、第一挿通孔や第二挿通孔の個数や位置も変更することになるが、エアバッグモジュール2の基本的な構成は第一実施形態と実質的に同一である。ただし、第一実施形態に示したコイルスプリング25は不要である。
本実施形態に係るステアリングホイール1においても、図8(A)及び(B)に示したように、インフレータ22は、ハウジング22aとバッグリング22bとを有している。ここで、バッグリング22bは、外周が略矩形形状を有しているが、円形状であってもよい。かかるバッグリング22bでは、角隅部にピン4を保持する固定孔22cを形成可能な空間を形成することができ、例えば、対角線上の角隅部に固定孔22cが形成されピン4が固定される。
ピン4の配置は、バッグリング22bに固定される場合に限定されるものではなく、例えば、図9(A)及び(B)に示したように、ハウジング22aの下面にピン4を固定するようにしてもよい。かかる第一変形例では、ハウジング22aの下面に二個の固定孔22cを形成し、インフレータ22の組立時にピン4を固定孔22cに挿通して固定孔22cをカシメることにより、ピン4をハウジング22aに固定する。このとき、バッグリング22bの角隅部には、エアバッグ21の一部を係止する複数のフック22dを形成しておいてもよい。
このように、インフレータ22を構成するハウジング22aの下面にピン4を固定することにより、バッグリング22bにピン4を固定するための空間を形成する必要がなく、バッグリング22bの小型化を図ることができ、インフレータ22及びエアバッグモジュール2の小型化を図ることができる。
さらに、図9(C)に示した第二変形例のように、バッグリング22bを省略するようにしてもよい。この場合、エアバッグモジュール2の製作時にエアバッグ21の一部をピン4に挿通することにより、インフレータ22のハウジング22aとリテーナ23との間でエアバッグ21を挟持することができる。かかる第二変形例によれば、エアバッグモジュール2の更なる小型化を図ることができる。
本発明は上述した実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更が可能であることは勿論である。
1 ステアリングホイール
2 エアバッグモジュール
3 本体部
4 ピン
21 エアバッグ
22 インフレータ
22a ハウジング
22b バッグリング
22c 固定孔
22d フック
23 リテーナ
23a 側面部
23b フック
23c 底面部
23d 開口部
23e 第一挿通孔
23f 突起
23g 裏面部
23h 第一テンションスプリング
23i 係止部
23j 湾曲部
23k 凸部
23l ガイド部
24 モジュールカバー
24a 側壁部
24b 開口部
24c 頂部
25 コイルスプリング
31 芯金
31a リム部
31b ハブコア部
31c スポーク部
31d 開口部
31e,33a 第二挿通孔
31f 裏面部
31g,33b 第二テンションスプリング
31h 凸部
31i ガイド部
32 樹脂成形部
33 ホーンプレート
34 コイルスプリング
35 ショルダーナット
41 第一凹部
42 第二凹部
43 先端部
44 テーパ部

Claims (4)

  1. 緊急時に膨張展開されるエアバッグと該エアバッグにガスを供給するインフレータと前記エアバッグ及び前記インフレータを支持するリテーナとを備えたエアバッグモジュールと、操作時に乗員が把持する本体部と、を有するステアリングホイールにおいて、
    前記インフレータ、前記リテーナ及び前記本体部が同一のピンで接続されており、
    前記リテーナは、前記ピンと対応する位置に形成された第一挿通孔と、該第一挿通孔に挿入された前記ピンの径方向に付勢力を負荷するように配置された第一テンションスプリングと、を備え、
    前記本体部は、前記ピンと対応する位置に形成された第二挿通孔と、該第二挿通孔に挿入された前記ピンの径方向に付勢力を負荷するように配置された第二テンションスプリングと、を備え、
    前記ピンは、根元側に形成され前記第一テンションスプリングを係止する第一凹部と、先端側に形成され前記第二テンションスプリングを軸方向に移動可能に係止する第二凹部と、該第二凹部の根元側に形成されたテーパ部と、を備えている、
    ことを特徴とするステアリングホイール。
  2. 前記ピンは、前記インフレータに複数固定されている、ことを特徴とする請求項1に記載のステアリングホイール。
  3. 前記ピンは、前記インフレータを構成するハウジング又はバッグリングに固定されている、ことを特徴とする請求項1に記載のステアリングホイール。
  4. 前記第二挿通孔は、前記本体部を構成する芯金に形成されている、ことを特徴とする請求項1に記載のステアリングホイール。
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