JP2016064808A - ステアリングホイール - Google Patents

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Abstract

【課題】部品点数の削減並びにエアバッグモジュールの小型化及び取付精度の向上を図ることができる、ステアリングホイールを提供する。【解決手段】ステアリングホイール1の骨格を形成する芯金2と、ステアリングホイール1の中央部に配置されるエアバッグモジュール3と、芯金2の表面に立設された複数の軸部材21にそれぞれ挿通される複数の開口部41を備えたホーンプレート4と、軸部材21と開口部41との間に配置されたダンパ5と、芯金2とホーンプレート4との間に形成されたホーンスイッチ機構6と、を備え、ホーンプレート4は軸部材21に沿って移動可能に構成されており、エアバッグモジュール3はホーンプレート4に固定されている。【選択図】図1

Description

本発明は、自動車等の乗物の舵角を操作するステアリングホイールに関し、特に、制振機構を備えたステアリングホイールに関する。
自動車等の乗物の舵角を操作するステアリングホイールは、一般に、ステアリングホイールの骨格を形成する芯金と、ステアリングホイールの中央部に配置されるエアバッグモジュールと、を有している(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。
特許文献1に記載されたステアリングホイールは、芯金及びエアバッグモジュールに接続された一対のホーンプレートを有し、このホーンプレート間に制振機構であるダイナミックダンパ(以下、単に「ダンパ」と称する。)が配置されている。ダンパは、一方のホーンプレートに弾性体を介して接続されるとともに、他方のホーンプレートを上下方向に移動可能に支持するように構成されている。かかる構成により、質量体であるエアバッグモジュールの振動周波数を調整し、車体側からステアリングホイールに伝達される振動をエアバッグモジュールの共振により打ち消して制振することができる。
特許文献2に記載されたステアリングホイールは、エアバッグモジュールを構成するバックホルダ(リテーナ)にダンパを構成する弾性部材を介して固定ピンを配置し、固定ピンをスナップイン構造により芯金に固定する構造を有している。また、ホーンスイッチは、固定ピンの頭部を覆うようにバックホルダ(リテーナ)に取り付けられたキャップ部材の内部に配置されている。
特許第5153526号公報 特開2013−71626号公報
上述した特許文献1に記載されたステアリングホイールでは、二枚のホーンプレートを有していることから、部品点数が多い、集積公差によってエアバッグモジュールの位置決めが難しい等の問題がある。また、特許文献2に記載されたステアリングホイールでは、ホーンプレートの枚数を削減することができるものの、固定ピン、ダンパ及びホーンスイッチを一体化していることから構造が複雑になってしまい、製造コストが嵩んでしまうという問題がある。また、この一体化されたダンパがバッグホルダ(リテーナ)に配置されていることから、バッグホルダ(リテーナ)が大きくなってしまい、ステアリングホイールの構造設計上の制約となってしまうという問題がある。
本発明はかかる問題点に鑑み創案されたものであり、部品点数の削減並びにエアバッグモジュールの小型化及び取付精度の向上を図ることができる、ステアリングホイールを提供することを目的とする。
本発明によれば、乗物の舵角を操作するステアリングホイールにおいて、前記ステアリングホイールの骨格を形成する芯金と、前記ステアリングホイールの中央部に配置されるエアバッグモジュールと、前記芯金の表面に立設された複数の軸部材にそれぞれ挿通される複数の開口部を備えたホーンプレートと、前記軸部材と前記開口部との間に配置されたダンパと、前記芯金と前記ホーンプレートとの間に形成されたホーンスイッチ機構と、を備え、前記ホーンプレートは前記軸部材に沿って移動可能に構成されており、前記エアバッグモジュールは前記ホーンプレートに固定されている、ことを特徴とするステアリングホイールが提供される。
前記ホーンプレートは、前記軸部材及び前記ダンパを介して前記芯金に取り付けられており、ステアリングアッセンブリの一部品を構成していてもよい。前記ホーンプレートは、前記開口部の縁部並びに該縁部周辺の表面及び裏面を被覆するように形成された樹脂層を有し、前記ダンパは、前記樹脂層と前記軸部材に挿通されたブッシュとの間に配置されていてもよい。また、前記ホーンプレートは、前記芯金との間に配置されたコイルスプリングによって前記芯金から離隔する方向に付勢されており、前記コイルスプリングは、前記樹脂層又は前記ブッシュに係止されていてもよい。
前記ダンパは、前記軸部材と前記開口部との間に配置される略円筒形状の胴部と、前記ホーンプレートの表面に接触可能に形成された突出部と、を有していてもよい。また、前記突出部は、前記胴部に対してフランジ状に形成されていてもよいし、前記胴部から部分的に放射状に張り出すように形成されていてもよい。また、前記胴部は、内面又は外面に前記ダンパの制振周波数を調整するための複数の突起部又は窪み部を有していてもよい。また、前記胴部と前記突出部とは、一体に形成されていてもよいし、別部品として構成されていてもよい。また、前記ダンパは、前記ホーンプレートの裏面に係止可能な係止部を有していてもよい。また、前記樹脂層は、前記突出部を収容する凹部を有していてもよい。
前記樹脂層又は前記ブッシュは、前記ダンパとの接触部に前記ダンパの制振周波数を調整するための複数の突起部を有していてもよい。また、前記エアバッグモジュールは、スナップイン構造によって前記ホーンプレートに固定されていてもよい。また、ダンパは、前記軸部材が挿通される開口部の端部に形成されたテーパ面を有していてもよい。
上述した本発明に係るステアリングホイールによれば、ホーンプレートを芯金にダンパを介して取り付け、ホーンプレートにエアバッグモジュールを固定し、ホーンプレートと芯金との間にホーンスイッチ機構を配置したことにより、以下の優れた効果を発揮することができる。
(1)ホーンプレートは一枚でよいことから、部品点数の削減を図ることができる。
(2)エアバッグモジュール側にダンパを配置する必要がなく、エアバッグモジュールを小型化することができる。
(3)エアバッグモジュールをホーンプレートに固定することができ、エアバッグモジュールの取付精度を向上することができる。
(4)構造的に比較的広い空間を確保しやすいステアリングホイールの芯金(ハブコア部)の表面にダンパを配置することができ、ステアリングホイールの構造設計上の制約を低減することができる。
(5)ダンパの構造を簡素化することができ、コストダウンを図ることができる。
本発明の第一実施形態に係るステアリングホイールを示す全体構成図である。 ホーンプレートの裏面(芯金側の面)を示す平面図である。 ダンパの配置構成を示す部分断面図である。 ダンパの配置構成を示す部品展開図である。 本発明の他の実施形態を示す部分断面図であり、(A)は第二実施形態、(B)は第三実施形態、(C)は第四実施形態、(D)は第五実施形態、を示している。 本発明の第六実施形態を示す部品展開図である。 ダンパの変形例を示す斜視図であり、(A)は第一変形例、(B)は第二変形例、(C)は第三変形例、(D)は第四変形例、(E)は第五変形例、(F)は第六変形例、(G)は第七変形例、(H)は第八変形例、を示している。 ダンパの変形例を示す斜視図であり、(A)は第九変形例、(B)は第十変形例、(C)は第十一変形例、(D)は第十二変形例、(E)は第十三変形例、(F)は第十四変形例、を示している。 ブッシュの変形例を示す斜視図であり、(A)は第一変形例、(B)は第二変形例、(C)は第三変形例、(D)は第四変形例、(E)は第五変形例、(F)は第六変形例、を示している。 ダンパの他の変形例を示す斜視図であり、(A)は第十五変形例、(B)は第十六変形例、(C)は第十七変形例、(D)は第十八変形例、(E)は第十九変形例、(F)は第二十変形例、を示している。
以下、本発明の実施形態について図1〜図10(F)を用いて説明する。ここで、図1は、本発明の第一実施形態に係るステアリングホイールを示す全体構成図である。図2は、ホーンプレートの裏面(芯金側の面)を示す平面図である。図3は、ダンパの配置構成を示す部分断面図である。図4は、ダンパの配置構成を示す部品展開図である。
本発明の第一実施形態に係るステアリングホイール1は、図1〜図4に示したように、乗物の舵角を操作するステアリングホイール1であって、ステアリングホイール1の骨格を形成する芯金2と、ステアリングホイール1の中央部に配置されるエアバッグモジュール3と、芯金2の表面に立設された複数の軸部材21にそれぞれ挿通される複数の開口部41を備えたホーンプレート4と、軸部材21と開口部41との間に配置されたダンパ5と、芯金2とホーンプレート4との間に形成されたホーンスイッチ機構6と、を備え、ホーンプレート4は軸部材21に沿って移動可能に構成されており、エアバッグモジュール3はホーンプレート4に固定されている。
芯金2は、マグネシウムやアルミニウム等のダイキャスト製品又は鉄のプレス製品であり、ステアリングホイール1の骨格を形成する部品である。具体的には、環状のハンドル部11の軸心を形成するリム部と、ステアリングシャフトに接続されるハブコア部2aと、リム部とハブコア部2aとを連結するスポーク部と、を有している。かかる芯金2の外周は、必要に応じて樹脂によりモールド成形され、図1に示したような、ステアリングホイール1が形成される。ステアリングホイール1は、ハンドル部11及びスポーク部12を有し、略中央部に形成された空間にエアバッグモジュール3が装着される。
エアバッグモジュール3は、例えば、緊急時に膨張展開されるエアバッグと、エアバッグにガスを供給するインフレータと、エアバッグ及びインフレータを支持するリテーナ31と、エアバッグ、インフレータ及びリテーナ31を覆うモジュールカバー32と、を有している。エアバッグ、インフレータ及びモジュールカバー32については、従来から使用されている公知の構成を任意に適用することができ、図示した形状に限定されるものではない。
かかるエアバッグモジュール3は、例えば、スナップイン構造によりホーンプレート4に固定される。したがって、リテーナ31の底部には、ホーンプレート4に形成された開口部42に挿入される爪部33が形成されている。爪部33は、軸部と返し部とを備え、返し部をホーンプレート4の開口部43に挿入すると、ホーンプレート4に配置された屈曲バネ45が返し部とリテーナ31の底面との間に係止される。
ホーンプレート4は、例えば、図2に示したように、中央に開口部42を有する環状の金属板により構成されている。また、ホーンプレート4の平面部には、三角形の頂点を形成する位置に三つの開口部41が形成され、左右の位置に二つの挿通孔43が形成されている。開口部41にはダンパ5が配置され、挿通孔43にはエアバッグモジュール3の爪部33が挿入される。
なお、図1において、ダンパ用の開口部41は、一つの開口部41が乗員に近い位置に配置され、残りの二つの開口部41が乗員から離れた位置の左右に配置されているが、かかる配置に限定されるものではない。また、開口部41及び挿通孔43の個数は図示した個数に限定されるものではなく、例えば、二つの開口部41と三つの挿通孔43との組み合わせであってもよい。
また、ホーンプレート4は、開口部41の縁部並びに縁部周辺の表面及び裏面を被覆するように形成された樹脂層44を有している。図2において、説明の便宜上、樹脂層44は灰色に塗り潰して表示している。樹脂層44は、挿通孔43の縁部並びに縁部周辺の表面及び裏面を被覆するように形成されていてもよい。樹脂層44は、例えば、金型に挿入したホーンプレート4を形成する金属板に樹脂を注入して金属板と樹脂を一体化するインサート成形により形成される。
かかる樹脂層44は、ホーンプレート4を構成する金属板の寸法精度を保持したり、スナップイン構造を構成する屈曲バネ45を保持したり、リテーナ31の底部に接触する位置決め用の突起部(ホーンプレート4の裏面に形成される)を形成したり、後述するコイルスプリング46を係止したり、開口部41の縁部に接触するダンパ5を金属材から保護したりする機能を有する。
また、挿通孔43には、開口部を横切るように屈曲バネ45が配置されており、ホーンプレート4の平面に沿って、図2の矢印方向にスライド可能に樹脂層44に保持されている。屈曲バネ45は、例えば、略M字形状に形成された金属棒により構成されており、樹脂層44に形成された突起部44a及びフック部44bに係止される。
挿通孔43及び屈曲バネ45によりスナップイン構造が形成される。エアバッグモジュール3の爪部33が挿通孔43に挿入されると、屈曲バネ45が矢印方向に押し退かれてスライドし、爪部33の返し部を超えると屈曲バネ45が復元し、爪部33がホーンプレート4に固定される。なお、図示したスナップイン構造は、単なる一例であり、他の構成であってもよい。
また、ホーンプレート4は、図3に示したように、芯金2との間に配置されたコイルスプリング46によって芯金2から離隔する方向に付勢されており、コイルスプリング46は、樹脂層44に係止されている。樹脂層44の裏面(芯金2側の面)には、コイルスプリング46を係止するフック部44cが形成されている。
ここで、図3及び図4を参照しつつダンパ5の配置構成について説明する。芯金2には、軸部材21を固定する箇所に凸部22が形成されており、凸部22にボルト穴23が形成されている。凸部22は、ボルト穴23の長さを確保するために形成されるものであり、芯金2が十分な厚さを有する場合には凸部22を形成する必要はない。
軸部材21には、例えば、フランジ状の頭部を有するボルトが使用される。軸部材21の先端部がボルト穴23に螺合されることによって、軸部材21は芯金2に立設される。軸部材21は、ホーンプレート4の開口部41を挿通するように配置されており、コイルスプリング46は、芯金2の凸部22とホーンプレート4との間に配置される。
なお、軸部材21は、図示した構成に限定されるものではなく、例えば、芯金2に裏面から挿通されるボルト又は芯金2の表面に形成されたボルト部と、これに螺合されるショルダーナットにより構成されていてもよい。
また、ホーンスイッチ機構6は、図3に示したように、ホーンプレート4に配置された可動接点61と芯金2に配置された固定接点62とにより構成されている。固定接点62は、例えば、芯金2に形成された凸部24の頂部に固定されており、ホーンプレート4の上下移動によって可動接点61と接触可能な高さに配置されている。ただし、可動接点61及び固定接点62の配置は図示した構成に限定されるものではなく、例えば、固定接点62を芯金2の表面に固定し、可動接点61をホーンプレート4の裏面から下方に延伸した位置に配置するようにしてもよい。
ダンパ5は、例えば、軸部材21と開口部41との間に配置される略円筒形状の胴部51と、ホーンプレート4の表面(樹脂層44)に接触可能に形成された突出部52と、を有し、胴部51と突出部52とは一体に形成されている。ダンパ5は、例えば、ゴム(具体的には、エチレン・プロピレン・ジエンゴム(EPDM)等の合成ゴム)やシリコン等により形成される弾性体である。また、ダンパ5は、樹脂層44と軸部材21に挿通されたブッシュ53との間に配置される。突出部52は、例えば、胴部51に対して全周が拡径したフランジ状に形成されている。
ブッシュ53は、例えば、樹脂製であり、ダンパ5の胴部51に挿入される軸部53aと、ダンパ5の突出部52の上面に配置されるフランジ部53bと、を有している。ブッシュ53は、ダンパ5と軸部材21との接触を防止してダンパ5の摩耗を抑制する部品である。軸部53aは、図4に示したように、複数の柱状部によって構成してもよいし、円筒形状に形成してもよい。フランジ部53bは、上面に他部品との張り付きを抑制する突起部53cが形成されていてもよい。ここでは、突起部53cを格子状に形成しているが、かかる形状に限定されるものではない。
ブッシュ53のフランジ部53bと軸部材21の頭部との間には、薄板円環形状の弾性体54を挿入するようにしてもよい。かかる弾性体54を配置することにより、ホーンプレート4を上下移動させた際に、軸部材21とブッシュ53とが接触して生じる異音の発生を抑制することができる。なお、弾性体54は、図示した形状に限定されるものではなく、必要に応じて省略することもできる。
ダンパ5は、ホーンプレート4と軸部材21との間に配置されるが、ホーンプレート4との間には樹脂層44が配置され、軸部材21との間にはブッシュ53が配置されることから、金属部品の角部や摺動部との接触を回避することができ、ダンパ5の摩耗や劣化を抑制することができる。特に、ダンパ5の配置構成の一部にホーンプレート4に形成された樹脂層44を利用することにより、ダンパ5をホーンプレート4との接触から保護する部品を別途配置する必要がなく、ホーンプレート4を付勢するコイルスプリング46を保持する機構をダンパ5側に形成する必要がなく、ダンパ5の構造を簡素化することができる。
上述したダンパ5を有するステアリングホイール1によれば、エアバッグモジュール3を押下することにより、ホーンプレート4が軸部材21に沿って芯金2の方向(下方向)に移動し、可動接点61が固定接点62に接触することによりホーンスイッチ機構6が作動する。このとき、開口部41に配置されたダンパ5、ブッシュ53及び弾性体54もホーンプレート4と一緒に軸部材21に沿って移動する。そして、エアバッグモジュール3を押下する力が解除されると、コイルスプリング46の作用によって、ホーンプレート4、ダンパ5、ブッシュ53及び弾性体54は、図3に示した位置に復帰することとなる。
また、ダンパ5は、ホーンプレート4に固定された質量体であるエアバッグモジュール3の振動周波数を調整し、車体側からステアリングホイール1に伝達される振動をエアバッグモジュール3の共振により打ち消して制振するダイナミックダンパとして機能する。
上述した本実施形態に係るステアリングホイール1によれば、ダンパ5をいわゆるダイナミックダンパとして使用することができるだけでなく、以下の効果を発揮することができる。
(1)ホーンプレート4は一枚でよいことから、部品点数の削減を図ることができる。
(2)エアバッグモジュール3側にダンパ5を配置する必要がなく、エアバッグモジュール3を小型化することができる。
(3)エアバッグモジュール3をホーンプレート4に固定することができ、エアバッグモジュール3の取付精度を向上することができる。
(4)構造的に比較的広い空間を確保しやすいステアリングホイール1の芯金2(ハブコア部2a)の表面にダンパ5を配置することができ、ステアリングホイール1の構造設計上の制約を低減することができる。
(5)ダンパ5の構造を簡素化することができ、コストダウンを図ることができる。
(6)ホーンプレート4は、軸部材21及びダンパ5を介して芯金2に取り付けられていることから、ステアリングアッセンブリの一部品を構成し、ステアリングホイール1の製造上の取り扱いを容易にすることができ、このステアリングアッセンブリにエアバッグモジュール3を組み付けるだけでステアリングホイール1を完成させることができ、製造コストを低減することができる。
次に、本発明の他の実施形態に係るステアリングホイール1について、図5(A)〜図6を参照しつつ説明する。ここで、図5は、本発明の他の実施形態を示す部分断面図であり、(A)は第二実施形態、(B)は第三実施形態、(C)は第四実施形態、(D)は第五実施形態、を示している。図6は、本発明の第六実施形態を示す部品展開図である。なお、図1〜図4に示した第一実施形態と同じ部品については、同じ符号を付して重複した説明を省略する。また、図5(A),(B),(D)において、説明の便宜上、軸部材21の図を省略してある。
図5(A)に示した第二実施形態は、ダンパ5がホーンプレート4の裏面の樹脂層44に係止可能な係止部55を有するものである。かかる係止部55を形成することにより、突出部52と係止部55との間にホーンプレート4(樹脂層44を含む)を挿入可能な溝をダンパ5に形成することができ、ダンパ5を開口部41に固定することができる。したがって、ホーンプレート4を上下移動させたときに生じるダンパ5の上下移動を抑制することができ、ダンパ5の欠落や摩耗を抑制することができる。なお、このとき、樹脂層44に形成されたコイルスプリング46を係止するフック部44cは、開口部41から外側に移動した位置に形成し、ダンパ5の係止部55を配置可能な段差部を形成しておく。
図5(B)に示した第三実施形態は、コイルスプリング46をブッシュ53に係止させたものである。ブッシュ53は、ダンパ5の下端を保持するフランジ状の底部53dを有し、この底部53dにコイルスプリング46を係止するフック部53eが形成されている。このとき、ホーンプレート4の移動によってダンパ5も軸部材21に沿って移動させるために、上述した第二実施形態に示したように、ダンパ5に係止部55を形成するようにしてもよい。
図5(C)に示した第四実施形態は、ホーンプレート4の表面に形成された樹脂層44に、ダンパ5を収容する凹部44dを形成したものである。凹部44dは、樹脂層44の高さを部分的に高くすることによって形成される。凹部44d内には、ダンパ5のみが収容され、ブッシュ53は凹部44dに蓋をするように樹脂層44の上面に配置される。かかる構成により、ブッシュ53のフランジ部53bにより負荷されるダンパ5への圧力を低減することができ、ダンパ5の長寿命化を図ることができる。
図5(D)に示した第五実施形態は、樹脂層44にダンパ5の制振周波数を調整するための複数の突起部44eを形成したものである。突起部44eは、ダンパ5との接触部に形成され、例えば、ダンパ5の胴部51の表面に接触する部分、ダンパ5の突出部52の裏面に接触する部分又はこれらの両方の部分に形成される。突起部44eは、点状に形成してもよいし、線状に形成してもよい。樹脂層44は、インサート成形される樹脂によって形成されることから、かかる突起部44eを容易に形成することができる。また、突起部44eを形成することにより、車種や車体毎に最適な制振周波数や振幅を設定することができる。
図6に示した第六実施形態は、ホーンプレート4の開口部41に従来のダンパ5の配置構成を使用したものである。なお、図6において、説明の便宜上、ホーンプレート4の図を省略してある。図示したダンパ5の配置構成は、上述した第一実施形態と同様に、ダンパ5とブッシュ53と弾性体54とを有し、ダンパ5の外周に配置されるプロテクタリング56を有していてもよい。なお、従来のダンパ5の配置構成としては、例えば、特許第5005019号に記載されたものを使用することができる。
ブッシュ53は、例えば、ダンパ5の上部から挿通される第一ブッシュ531と、ダンパ5の下部から挿通される第二ブッシュ532と、により構成されており、第一ブッシュ531のフック部531aを第二ブッシュ532に係止させることによって一体化可能に構成されている。第二ブッシュ532の裏面にはコイルスプリング46を係止するフック部が形成されていてもよい。
プロテクタリング56は、ダンパ5と金属部品との接触を回避するための部品である。したがって、ホーンプレート4の開口部41に樹脂層44が形成されている場合には、プロテクタリング56を省略するようにしてもよい。また、ホーンプレート4の開口部41に樹脂層44を形成することができない場合には、かかるプロテクタリング56を配置することによりダンパ5を保護することができる。プロテクタリング56は、ホーンプレート4の開口部41に嵌合可能な形状を有しており、ダンパ5及び第一ブッシュ531の軸部材21周りの回転を抑制する突起部56aを有していてもよい。
次に、ダンパ5の変形例について、図7(A)〜図8(F)を参照しつつ説明する。ここで、図7は、ダンパの変形例を示す斜視図であり、(A)は第一変形例、(B)は第二変形例、(C)は第三変形例、(D)は第四変形例、(E)は第五変形例、(F)は第六変形例、(G)は第七変形例、(H)は第八変形例、を示している。図8は、ダンパの変形例を示す斜視図であり、(A)は第九変形例、(B)は第十変形例、(C)は第十一変形例、(D)は第十二変形例、(E)は第十三変形例、(F)は第十四変形例、を示している。なお、図1〜図4に示した第一実施形態と同じ部品については、同じ符号を付して重複した説明を省略する。
図7(A)に記載されたダンパ5の第一変形例は、突出部52が略六角形状のフランジ状に形成されたものである。図7(B)に記載されたダンパ5の第二変形例は、突出部52が角丸の略三角形状のフランジ状に形成されたものである。図7(C)に記載されたダンパ5の第三変形例は、突出部52が略四角形状のフランジ状に形成されたものである。このように、ダンパ5の突出部52は、円形状に限定されるものではなく、任意の形状に形成することができる。
図7(D)に記載されたダンパ5の第四変形例は、突出部52が胴部51から部分的に放射状に張り出すように形成されたものである。かかる第四変形例では、三本の矩形の突出部52を形成している。図7(E)に記載されたダンパ5の第五変形例は、四本の矩形の突出部52を形成したものである。図7(F)に記載されたダンパ5の第六変形例は、五本の矩形の突出部52を形成したものである。図7(G)に記載されたダンパ5の第七変形例は、略台形状の四本の突出部52を形成したものである。図7(H)に記載されたダンパ5の第八変形例は、先端を滑らかに形成した略三角形状の四本の突出部52を形成したものである。
このように、突出部52は、必ずしも胴部51の全周に渡って形成する必要が無く、部分的に形成するようにしても実質的に同様の効果を得ることができる。また、突出部52の本数や形状を変更することにより、車種や車体毎に最適な制振周波数や振幅を設定することができる。
図8(A)に記載されたダンパ5の第九変形例は、胴部51の内面にダンパ5の制振周波数を調整するための複数の突起部51aを形成したものである。突起部51aは、例えば、軸方向に沿って形成された溝によって構成されるが、かかる構成に限定されるものではない。例えば、突起部51aは、胴部51の内面に形成された複数の点状突起であってもよいし、軸方向に対して傾斜した線状突起であってもよい。
突起部51aを溝によって形成した場合には、胴部51の内面に窪みを形成したものと言い換えることもできる。なお、ここでは四本の突出部52を有する構成を図示しているが、突出部52の構成はかかる形状に限定されるものではなく、第一実施形態や第一変形例〜第八変形例に図示したものから任意に選択することができる。
図8(B)に記載されたダンパ5の第十変形例は、胴部51の外面にダンパ5の制振周波数を調整するための複数の突起部51aを形成したものである。突起部51aは、例えば、軸方向に沿って形成された溝によって構成されるが、かかる構成に限定されるものではない。例えば、突起部51aは、胴部51の内面に形成された複数の点状突起であってもよいし、軸方向に対して傾斜した線状突起であってもよい。突起部51aを溝によって形成した場合には、胴部51の外面に窪みを形成したものと言い換えることもできる。
図8(C)に記載されたダンパ5の第十一変形例は、第九変形例に示した突起部51a(又は窪み)の間隔を広く形成したものである。図8(D)に記載されたダンパ5の第十二変形例は、第十変形例に示した突起部51a(又は窪み)の間隔を広く形成したものである。このように、図8(A)〜(D)に記載されたダンパ5の変形例では、胴部51と軸部材21又は樹脂層44との接触面積を調整することができ、車種や車体毎に最適な制振周波数や振幅を設定することができる。
図8(E)に記載されたダンパ5の第十三変形例は、胴部51の内面にダンパ5の制振周波数を調整するための複数の窪み51bを形成したものである。窪み51bは、例えば、胴部51の中心部を略三角柱状の空洞を形成することによって、胴部51の内面の三箇所に形成される。なお、この窪み51bは、一つであってもよいし、二つであってもよいし、四つ以上であってもよい。また、窪み51bは、軸方向の一部にのみ形成されていてもよい。かかる変形例によっても、胴部51と軸部材21との接触面積を調整することができ、車種や車体毎に最適な制振周波数や振幅を設定することができる。
図8(F)に記載されたダンパ5の第十四変形例は、胴部51と突出部52とを別部品として構成したものである。このとき、胴部51を構成する素材(樹脂又は金属)と、突出部52を構成する素材(樹脂又は金属)とは、用途に応じて異なる素材を使用するようにしてもよい。例えば、ホーンプレート4の上下移動時に負荷のかかる突出部52には硬い素材を使用し、負荷の低い胴部51には柔らかい素材を使用するようにしてもよい。また、ダンパ5の制振周波数を調整するために胴部51及び突出部52の素材を異材によって構成するようにしてもよい。
次に、ブッシュ53の変形例について、図9(A)〜(E)を参照しつつ説明する。ここで、図9は、ブッシュの変形例を示す斜視図であり、(A)は第一変形例、(B)は第二変形例、(C)は第三変形例、(D)は第四変形例、(E)は第五変形例、(F)は第六変形例、を示している。なお、図1〜図4に示した第一実施形態と同じ部品については、同じ符号を付して重複した説明を省略する。
図9(A)に示したブッシュ53の第一変形例は、ブッシュ53のフランジ部53bにダンパ5との接触部にダンパ5の制振周波数を調整するための複数の突起部53fを形成したものである。かかる第一変形例では、フランジ部53bの円環部から放射線状に三本の延伸部を形成し、この延伸部のそれぞれに点状の突起部53fを形成している。なお、フランジ部53fの形状は、図示したものに限定されず、第一実施形態に示したように全体が円環状を有していてもよい。かかる突起部53fをブッシュ53に形成することにより、ダンパ5とブッシュ53との接触面積を調整することができ、車種や車体毎に最適な制振周波数や振幅を設定することができる。
図9(B)に示したブッシュ53の第二変形例は、フランジ部53bの円環部から放射線状に六本の延伸部を形成し、この延伸部のそれぞれに点状の突起部53fを形成したものである。図9(C)に示したブッシュ53の第三変形例は、フランジ部53bの円環部から放射線状に三本の延伸部を形成し、この延伸部のそれぞれに線状の突起部53fを形成したものである。図9(D)に示したブッシュ53の第四変形例は、第三変形例に示した線状の突起部53fの線幅を狭くしたものである。このように、ブッシュ53のフランジ部53に形成される延伸部は任意に形成することができ、突起部53fの形状や大きさも任意に設定することができる。
図9(E)に示したブッシュ53の第五変形例は、ブッシュ53の軸部53aの外面にダンパ5の制振周波数を調整するための複数の突起部53fを形成したものである。図示したように、軸部53aが複数の柱状部によって構成される場合には、各柱状部に点状の突起部53fを形成するようにしてもよい。なお、軸部53aは円筒形状であってもよい。かかる突起部53fをブッシュ53に形成することにより、ダンパ5とブッシュ53との接触面積を調整することができ、車種や車体毎に最適な制振周波数や振幅を設定することができる。また、突起部53fの形状や個数は任意に設定することができる。
図9(F)に示したブッシュ53の第六変形例は、ブッシュ53の軸部53a及びフランジ部53bの両方にダンパ5の制振周波数を調整するための複数の突起部53fを形成したものである。ここでは、図9(A)に示した第一変形例と図9(E)に示した第五変形例とを組み合わせたものを図示したが、かかる組み合わせに限定されるものではなく、上述したブッシュ53の変形例を任意に組み合わせることができ、上述した第一実施形態におけるブッシュ53にも適用することができる。かかる突起部53fをブッシュ53に形成することにより、ダンパ5とブッシュ53との接触面積を調整することができ、車種や車体毎に最適な制振周波数や振幅を設定することができる。また、突起部53fの形状や個数は任意に設定することができる。
次に、ダンパ5の更に他の変形例について、図10(A)〜(F)を参照しつつ説明する。ここで、図10は、ダンパの他の変形例を示す斜視図であり、(A)は第十五変形例、(B)は第十六変形例、(C)は第十七変形例、(D)は第十八変形例、(E)は第十九変形例、(F)は第二十変形例、を示している。なお、上述した第一実施形態と同じ部品については、同じ符号を付して重複した説明を省略する。
ダンパ5は、上述したように、車体側からステアリングホイール1に伝達する振動を低減する機能を有し、その制振対象となる周波数(制振周波数)は、ダンパ5を構成する合成ゴムの硬度で調整することができる。例えば、制振周波数が低い場合には、ダンパ5を構成する合成ゴムの硬度を低くし、制振周波数が高い場合には、ダンパ5を構成する合成ゴムの硬度を高くすればよい。しかしながら、合成ゴムの硬度の高低には限界があり、特殊な合成ゴムを開発するとコストアップの要因となってしまうことが考えられる。
そこで、図10(A)〜(F)に示したダンパ5の変形例では、ダンパ5と軸部材21との接触面積を調整したものである。具体的には、ダンパ5は、軸部材21が挿通される開口部5aの端部に軸部材21との接触面積を低減するように形成されたテーパ面5bを有している。このようにダンパ5と軸部材21との接触部の端部にテーパ面5bを形成することにより、軸部材21が左右方向に揺動した場合に、ダンパ5と軸部材21との間に生じる負荷を低減することができ、軸部材21をテーパ面5bに倣って傾斜させることができる。このダンパ5に対する軸部材21の相対的な傾斜量によって、ダンパ5の制振周波数を調整することができる。
図10(A)に示したダンパ5の第十五変形例は、開口部5aにおけるエアバッグモジュール3側の端部にテーパ面5bを形成したものである。図10(B)に示したダンパ5の第十六変形例は、第十五変形例に示したテーパ面5bを大きく形成したものである。このように、テーパ面5bを形成する領域は、ステアリングホイールの種類、エアバッグモジュールの種類、車種、制振周波数等の条件に応じて任意に変更することができる。
図10(C)に示したダンパ5の第十七変形例は、開口部5aにおける芯金2側の端部にテーパ面5bを形成したものである。図10(D)に示したダンパ5の第十八変形例は、第十七変形例に示したテーパ面5bを大きく形成したものである。このように、テーパ面5bを形成する場所は、ステアリングホイールの種類、エアバッグモジュールの種類、車種、制振周波数等の条件に応じて、エアバッグモジュール3側の端部にのみ形成してもよいし、芯金2側の端部にのみ形成してもよい。
図10(E)に示したダンパ5の第十九変形例は、開口部5aにおけるエアバッグモジュール3側及び芯金2側の両方の端部にテーパ面5bを形成したものである。図10(F)に示したダンパ5の第二十変形例は、第十九変形例に示した両方のテーパ面5bを大きく形成したものである。このように、テーパ面5bは、ステアリングホイールの種類、エアバッグモジュールの種類、車種、制振周波数等の条件に応じて、エアバッグモジュール3側及び芯金2側の両方の端部に形成してもよい。なお、図10(A)〜(F)に示したダンパ5の変形例のうち、図10(F)に示した第二十変形例に係るダンパ5が、制振周波数を最も低く設定することができる。
本発明は上述した実施形態に限定されず、例えば、ダンパ5の胴部51の内面及び外面の両方に突起部51aを形成してもよい等、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更が可能であることは勿論である。
1 ステアリングホイール
2 芯金
2a ハブコア部
3 エアバッグモジュール
4 ホーンプレート
5 ダンパ
5a 開口部
5b テーパ面
6 ホーンスイッチ機構
11 ハンドル部
12 スポーク部
21 軸部材
22,24 凸部
23 ボルト穴
31 リテーナ
32 モジュールカバー
33 爪部
41,42 開口部
43 挿通孔
44 樹脂層
44a 突起部
44b,44c フック部
44d 凹部
44e 突起部
45 屈曲バネ
46 コイルスプリング
51 胴部
51a 突起部
51b 窪み部
52 突出部
53 ブッシュ
53a 軸部
53b フランジ部
53c 突起部
53d 底部
53e フック部
53f 突起部
54 弾性体
55 係止部
56 プロテクタリング
56a 突起部
61 可動接点
62 固定接点
531 第一ブッシュ
531a フック部
532 第二ブッシュ

Claims (13)

  1. 乗物の舵角を操作するステアリングホイールにおいて、
    前記ステアリングホイールの骨格を形成する芯金と、
    前記ステアリングホイールの中央部に配置されるエアバッグモジュールと、
    前記芯金の表面に立設された複数の軸部材にそれぞれ挿通される複数の開口部を備えたホーンプレートと、
    前記軸部材と前記開口部との間に配置されたダンパと、
    前記芯金と前記ホーンプレートとの間に形成されたホーンスイッチ機構と、を備え、
    前記ホーンプレートは前記軸部材に沿って移動可能に構成されており、前記エアバッグモジュールは前記ホーンプレートに固定されている、
    ことを特徴とするステアリングホイール。
  2. 前記ホーンプレートは、前記軸部材及び前記ダンパを介して前記芯金に取り付けられており、ステアリングアッセンブリの一部品を構成している、ことを特徴とする請求項1に記載のステアリングホイール。
  3. 前記ホーンプレートは、前記開口部の縁部並びに該縁部周辺の表面及び裏面を被覆するように形成された樹脂層を有し、前記ダンパは、前記樹脂層と前記軸部材に挿通されたブッシュとの間に配置される、ことを特徴とする請求項1に記載のステアリングホイール。
  4. 前記ホーンプレートは、前記芯金との間に配置されたコイルスプリングによって前記芯金から離隔する方向に付勢されており、前記コイルスプリングは、前記樹脂層又は前記ブッシュに係止されている、ことを特徴とする請求項3に記載のステアリングホイール。
  5. 前記ダンパは、前記軸部材と前記開口部との間に配置される略円筒形状の胴部と、前記ホーンプレートの表面に接触可能に形成された突出部と、を有することを特徴とする請求項1に記載のステアリングホイール。
  6. 前記突出部は、前記胴部に対してフランジ状に形成されている又は前記胴部から部分的に放射状に張り出すように形成されている、ことを特徴とする請求項5に記載のステアリングホイール。
  7. 前記胴部は、内面又は外面に前記ダンパの制振周波数を調整するための複数の突起部又は窪み部を有している、ことを特徴とする請求項5に記載のステアリングホイール。
  8. 前記胴部と前記突出部とは、一体に形成されている又は別部品として構成されている、ことを特徴とする請求項5に記載のステアリングホイール。
  9. 前記ダンパは、前記ホーンプレートの裏面に係止可能な係止部を有する、ことを特徴とする請求項5に記載のステアリングホイール。
  10. 前記樹脂層は、前記突出部を収容する凹部を有している、ことを特徴とする請求項5に記載のステアリングホイール。
  11. 前記樹脂層又は前記ブッシュは、前記ダンパとの接触部に前記ダンパの制振周波数を調整するための複数の突起部を有している、ことを特徴とする請求項3に記載のステアリングホイール。
  12. 前記エアバッグモジュールは、スナップイン構造によって前記ホーンプレートに固定されている、ことを特徴とする請求項1に記載のステアリングホイール。
  13. 前記ダンパは、前記軸部材が挿通される開口部の端部に形成されたテーパ面を有する、ことを特徴とする請求項1に記載のステアリングホイール。

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