JP6516894B1 - 医療器具用イントロデューサ - Google Patents

医療器具用イントロデューサ Download PDF

Info

Publication number
JP6516894B1
JP6516894B1 JP2018055944A JP2018055944A JP6516894B1 JP 6516894 B1 JP6516894 B1 JP 6516894B1 JP 2018055944 A JP2018055944 A JP 2018055944A JP 2018055944 A JP2018055944 A JP 2018055944A JP 6516894 B1 JP6516894 B1 JP 6516894B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
base
introducer
cap
main body
hollow
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018055944A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019166018A (ja
Inventor
和哉 池田
和哉 池田
Original Assignee
株式会社メディコスヒラタ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社メディコスヒラタ filed Critical 株式会社メディコスヒラタ
Priority to JP2018055944A priority Critical patent/JP6516894B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6516894B1 publication Critical patent/JP6516894B1/ja
Publication of JP2019166018A publication Critical patent/JP2019166018A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Media Introduction/Drainage Providing Device (AREA)

Abstract

【課題】少ない回転数でキャップを迅速に締め付けることが可能であり、それでいてキャップに緩みを生じさせずガイドワイヤ等を確実にシール及び固定できるイントロデューサを提供する。【解決手段】本発明によれば、管状の基部を有するイントロデューサ本体であって、前記基部の外周部には雄ネジ部が形成されており、前記基部の内部には中空部が形成されている前記イントロデューサ本体と、前記中空部の中に配設される筒状の弁体と、そして底部を有する円筒形のキャップ本体と、前記キャップ本体の内部において前記底部から外部へ向けて延びた管状の挿入部とを有するキャップであって、前記キャップ本体の内周部には前記基部の雄ネジ部と螺合する雌ネジ部が形成されており、前記挿入部の底部側には外径が前記中空部の内径よりも大きなロック部が形成されている前記キャップとを備えているイントロデューサが提供される。【選択図】 図2

Description

本発明は、ダイレータやカテーテルなどを生体内へ挿入するために使用される医療器具用イントロデューサに関し、特にイントロデューサ本体の基部の外周部に螺合する筒状のキャップを締め付けた(螺進させた)時、該キャップの緩みを防止するロック機構(ロック部)を備えた医療器具用イントロデューサに関する。
ダイレータやカテーテルなどのような医療に用いられる長尺器具は、血管等の生体内へ挿入する際、例えば特開2007−20784号公報(特許文献1)及び特開2008−125912号公報(特許文献2)に記載されているようなイントロデューサと呼ばれる医療器具導入補助装置が使用される。イントロデューサは、長尺機器や長尺機器を介して導入されるワイヤや流体を生体内へ誘導し支持するために、一般にシースと呼ばれる細長い管へ接続される管状の基部と、シースの中に挿通されるワイヤ等を液密に固定するために、基部内部の中空部の中に配設される筒状の弁体と、そして基部の外周部と螺進退可能に取り付けられる底部を有する筒状のキャップを備えている。
また、実際にダイレータやカテーテルなどの長尺器具を生体内へ導入する手順としては、イントロデューサの基部へ接続されたシースを血管等の生体内へ挿入し、次いで又は同時にガイドワイヤ等の長尺部材をキャップ、基部の中空部および中空部の中に設置された弁体を通して血管等により保持されたシースの中へ誘導することにより生体内へ導入する。そして、基部の後端部側で螺合しているキャップを締め込むように螺進させると、弁体がキャップ内部の管状の突起物により押圧されて弁体の挿通孔の内径を縮径するように弾性変形するので、前記挿通孔の中に挿入されているガイドワイヤ等の長尺部材は弁体によって締め付けられ、シールされて固定される。
このように、ダイレータ等で用いるガイドワイヤ等の長尺部材のシールおよび固定は、イントロデューサの基部の後端部側で螺合しているキャップを締め込むように螺進させることにより行われるが、短時間であっても、ガイドワイヤ等の長尺部材と弁体との間に隙間が生じると血液や薬液等が逆流して漏れ出すので、ガイドワイヤ等の長尺部材を速やかにシールおよび固定する必要がある。
ところが、例えば特許文献1,2に記載のイントロデューサの場合、キャップを締め付けることによって弾性変形した弁体から受ける反力により緩みが生じないようにするために、イントロデューサの基部及びキャップのねじ山のリード量を小さくし、そのピッチも細かく設定している。すなわち、特許文献1,2に記載のイントロデューサの場合、イントロデューサの基部とキャップのねじ山のリード量及びピッチを小さくすることで、弾性変形した弁体から受ける反力の内、キャップを緩める方向に働く水平成分の力を減少させている。
このため、特許文献1,2に記載のイントロデューサは、キャップを多数回回転しなければイントロデューサの基部へ締め付けることができず、ダイレータ等に用いられるガイドワイヤ等の長尺部材を短時間の間に迅速にシールおよび固定することができないという問題があった。
一方、少ない回転数でキャップをイントロデューサの基部へ迅速に締め付けられるようにするために、イントロデューサの基部及びキャップのねじ山のリード量を大きくし、そのピッチを粗く設定することも考えられる。しかしながら、ねじ山のリード量を大きくし、そのピッチを粗くすると、弾性変形した弁体から受ける反力の内、キャップを緩める方向に働く水平成分の力が増大するので、キャップに緩みが生じ、ダイレータ等に用いられるガイドワイヤ等の長尺部材を安全且つ確実にシールおよび固定することができなくなるという問題があった。
特開2007−20784号公報 特開2008−125912号公報
そこで、本発明は、ダイレータ等に用いられるガイドワイヤ等を挿通するための管状の基部と、基部の中空部の中に設置される筒状の弁体と、そして基部の外側に螺進退可能に取り付けられる底部を有する円筒形のキャップを備えた医療用イントロデューサにおいて、少ない回転数でキャップをイントロデューサの基部へ迅速に締め付けることが可能であり、それでいてキャップに緩みを生じさせず、ガイドワイヤ等の長尺部材を安全且つ確実にシールおよび固定することができる医療用イントロデューサを提供することを目的とする。
本発明者等は、医療用イントロデューサのうち、特にイントロデューサの基部に対してキャップを締め付けることにより弁体を押圧し弾性変形させて、ダイレータ等に用いられるガイドワイヤ等の長尺部材をシールおよび固定するタイプの医療用イントロデューサについて、そのキャップの締め付け構造について鋭意検討を重ねた。その結果、キャップを締め付ける時、キャップの内部に設けられた挿入部やキャップ本体をイントロデューサ本体の基部の後端部と強力に接触させることによりキャップの緩みを防止することが最も効果的であることを見出し、本発明を完成させるに至った。
より具体的には、本発明によれば、ガイドワイヤを挿通するための管状の基部を有するイントロデューサ本体であって、
前記基部の外周部には、雄ネジ部が形成されており、
前記基部の内部には、中空部が先端部から後端部まで貫通して形成されている、前記イントロデューサ本体と、
ガイドワイヤを液密に固定するために、前記イントロデューサ本体の中空部の中に配設される筒状の弁体と、そして
底部を有する円筒形のキャップ本体と、前記キャップ本体の内部において前記底部から外部へ向けて延びた管状の挿入部とを有するキャップであって、
前記キャップ本体の内周部には、前記イントロデューサ本体の基部の雄ネジ部と螺合する雌ネジ部が形成されており、
前記挿入部の底部側には、外径が前記イントロデューサ本体の基部の中空部の内径よりも大きなロック部が形成されている、前記キャップと
を備えている医療器具用イントロデューサが提供される。
本発明の医療器具用イントロデューサにおいて、管状の基部は主としてダイレータ等に用いられるガイドワイヤ等を挿通、案内するために使用される。また、本発明の医療器具用イントロデューサは、基部の中空部と連通し且つ基部に対して後端部側に傾斜して設けられた管状の分岐部を備えていてもよく、該分岐部は、例えば通電ワイヤや流体を導入するために使用することができる。さらに、本発明の医療器具用イントロデューサは、基部の中空部と連通し且つ基部に対して略直交するように設けられた管状の第2の分岐部を備えていてもよく、該第2の分岐部は、例えばダイレータ等に用いられる薬液等の流体を導入するために使用することができる。
なお、本発明の医療器具用イントロデューサは、ダイレータ、カテーテルなどと結合してその構成部品として用いられることが予定されており、イントロデューサ本体の基本的な構成としては中空部を有する管状の基部を備えていれば足りる。また、その他の構成としては、上述したように管状の基部と基部に対して後端部側に傾斜して設けられた管状の分岐部のみを備えたいわゆるY型コネクタの形状を有しているイントロデューサ本体、管状の基部と基部に対して略直交するように設けられた管状の第2の分岐部のみを備えたいわゆるT型コネクタの形状を有しているイントロデューサ本体、または基部と基部に対して傾斜した分岐部と略直交する第2の分岐部との2つの分岐部を備えたいわゆるY型T型複合タイプのコネクタ形状を有しているイントロデューサ本体であってもよい。
基部の外周部には、後述するキャップの雌ネジと螺合する雄ネジ部が形成されており、基部の内部には、ガイドワイヤを挿通するために先端部から後端部まで貫通した中空部が形成されている。また、中空部は、基部の先端部側に形成された縮径部と、段差部を介して縮径部と連結して基部の後端部側に形成された拡径部とを備えていることが好ましい。
中空部が縮径部と拡径部を有していると、縮径部と拡径部との間に形成された段差部に後述する弁体の一の端部を当接させることにより、弁体を拡径部の中の所定の位置へ正確且つ簡単に収容及び固定することができる。そして、キャップを締め込む(螺進させる)ことにより、弁体の他の端部はキャップ内部の挿入部の先端部により押圧されるが、中空部の中の段差部が、押圧された弁体をその反対側の一の端部から強固に支持し、押圧方向へ移動するのを阻止するので、挿入部による弁体の弾性変形が促進され、弁体により、ガイドワイヤ等の長尺部材が安全且つ確実にシールおよび固定される。
イントロデューサ本体の基部の外周部に螺進退可能に取り付けられるキャップは、底部を有する円筒形のキャップ本体と、キャップ本体の内部において、キャップ本体と同心円状に底部から外部へ向けて延びた管状の挿入部とからなる二重管構造を有している。キャップ本体の円筒形の内周部には、イントロデューサ本体の基部の雄ネジ部と螺合する雌ネジ部が形成されており、そして挿入部には、ダイレータ等に用いられるガイドワイヤ等の長尺部材を挿通するための、先端部から底部の後端部まで貫通した貫通孔が形成されている。
キャップ本体の内部において底部から外部へ向けて延びた管状の挿入部の底部側には、外径がイントロデューサ本体の基部の中空部の内径よりも大きなロック部が形成されている。また、前記ロック部とは別に、キャップの本体の底部側には、内径がイントロデューサ本体の基部の外周部の外径よりも小さな第2のロック部が形成されていてもよい。
例えば、キャップの挿入部に設けられるロック部の場合、外径がイントロデューサ本体の基部の中空部の内径と同じであるか、それよりも小さな挿入部から、連続的に拡径する外周面を有するテーパー部を介して、基部の中空部の内径よりも大きな外径を有するロック部へ接続される。このため、挿入部のロック部の外径が基部の中空部の内径よりも大きくても、キャップをイントロデューサ本体の基部に対して締め込む(螺進させる)ことにより、ロック部の外周面を僅かに弾性変形させながら中空部の内周面に乗り上げるように進ませて強力に中空部の内周面に接触させることができる。
例えば、キャップ本体に設けられる第2のロック部の場合、内径がイントロデューサ本体の基部の外周部の外径と同じであるか、それよりも大きなキャップ本体の円筒部の内周面から、連続的に縮径する内周面を有するテーパー部を介して、基部の外周部の外径よりも小さな内径を有する第2のロック部へ接続される。このため、キャップ本体の第2のロック部の内径が基部の外周部の外径よりも小さくても、キャップをイントロデューサ本体の基部に対して締め込む(螺進させる)ことにより、第2のロック部の内周面を僅かに弾性変形させながら基部の外周面に乗り上げるように進ませて強力に基部の外周面に接触させることができる。
このように、本発明の医療器具用イントロデューサは、キャップの挿入部および/またはキャップ本体へ独自のロック機構(ロック部、第2のロック部)を設けているので、キャップをイントロデューサ本体の基部に対して締め付けた(螺進させた)時、キャップの挿入部のロック部および/またはキャップ本体の第2のロック部が、イントロデューサ本体の基部の中空部の内周面および/または基部の外周面と強力に接触ないし係合し、キャップの緩みを確実に防止することができる。
特に本発明のキャップのロック機構(ロック部、第2のロック部)は、イントロデューサ本体の基部の中空部および/または基部の外周部の後端部のみにおいて強力に接触ないし係合するので、キャップを締め付けている(螺進させている)途中でキャップの回転を妨げるような抵抗力を生じさせることなく、キャップの緩みを確実に防止すると共にキャップの円滑な締め付け(螺進)も可能にする。
キャップをイントロデューサ本体の基部へ少ない回転数で迅速に締め付けることができるようにするために、イントロデューサ本体の基部及びキャップのねじ山のリード量を大きくし、そのピッチを粗くすることも出来るが、この場合、弾性変形した弁体から受ける反力の内、キャップを緩める方向に働く水平成分の力が増大するので、ネジ部の摩擦力のみではキャップの緩みを防止することができなくなる。
ところが、本発明のキャップのロック機構(ロック部、第2のロック部)は、イントロデューサ本体およびキャップに設けられたネジ部とは別個に設けられており、そしてイントロデューサ本体の基部の中空部および/または基部の外周部の後端部のみにおいて強力に接触ないし係合するので、ねじ山のリード量やピッチに影響されることなく、締め付け完了時、キャップをイントロデューサ本体へ堅固に固定し、そして弁体の弾性変形によって弁体自体の挿通孔を液密に閉じたり、或いはダイレータ等に用いられるガイドワイヤ等の長尺部材を安全且つ確実にシール及び固定することができる。
本発明の医療器具用イントロデューサは、イントロデューサ本体の基部の外周部に、周方向に且つ雄ネジ部の終端側に隣接して形成された基部側係合部を有しており、そしてキャップ本体の内周部には、雌ネジ部の始端側に隣接して形成された、基部側係合部と係合するキャップ側係合部を有していることが好ましい。
また、本発明の医療器具用イントロデューサが上述の基部側係合部およびキャップ側係合部を有している場合、キャップ本体の雌ネジ部は、キャップ側係合部が基部側係合部と係合する位置よりも基部の先端部側において、基部の雄ネジ部と螺合するように配置されていることが好ましい。
上述のように、イントロデューサ本体の基部に基部側係合部を設け、キャップ本体にキャップ側係合部を設け、そしてイントロデューサ本体の基部に対してキャップを締め込むように前進させた時、基部側係合部とキャップ側係合部の係合(位置)が、イントロデューサ本体の基部とキャップ本体の螺合(位置)よりも先にくる(前になる)ように配置すると、キャップの螺合がイントロデューサ本体の基部から外れた時でも、該基部の後端部へ向けたキャップの移動(キャップが該基部から抜け落ちる方向への移動)が規制される。このため、本発明では、キャップを緩めた後でもキャップがイントロデューサ本体の基部から抜け落ちるのが確実に防止される。
イントロデューサ本体の基部に設けられる基部側係合部は、例えば基部の外周部において、周方向に且つ雄ネジ部の終端側に隣接して形成された、径方向外方へ向けて膨らんだ凸部または径方向内方へ窪んだ凹部とすることができ、一方、これに対してキャップ本体に設けられるキャップ側係合部は、キャップ本体の内周部おいて、雌ネジ部の始端側に隣接して形成された、イントロデューサ本体の基部の凸部または凹部と係合し且つ径方向中心へ向けて突出した突出部とすることができる。径方向外方へ向けて膨らんだ凸部または径方向内方へ窪んだ凹部、および凸部または凹部と係合し且つ径方向中心へ向けて突出した突出部は、構造が簡単で係合、嵌合の信頼性も高いので、キャップの抜け止め防止に適している。
このように、本発明の医療器具用イントロデューサは、ダイレータ、カテーテルなどの長尺医療器具や、それらの長尺医療器具に用いられるガイドワイヤなどの長尺部材の導入補助に適しており、キャップをイントロデューサ本体の基部に対して締め付けた(螺進させた)時、キャップの挿入部のロック部および/またはキャップ本体の第2のロック部が、イントロデューサ本体の基部の中空部の内周面および/または基部の外周面と強力に接触ないし係合するので、キャップの緩みを確実に防止することができる。
特に、本発明のキャップのロック機構(ロック部、第2のロック部)は、イントロデューサ本体の基部の中空部および/または基部の外周部の後端部のみにおいて強力に接触ないし係合するので、キャップを締め付けている(螺進させている)途中でキャップの回転の妨げるような抵抗力を生じることがなく、キャップの緩みを確実に防止すると共にキャップの円滑な締め付け(螺進)も可能にする。
この結果、本発明の医療器具用イントロデューサは、少ない回転数でキャップをイントロデューサ本体の基部へ迅速に締め付けられるようにねじ山のリード量やピッチを設定しても、キャップをイントロデューサ本体の基部へ締め付けた時、キャップをイントロデューサ本体へ堅固に固定し、そして弁体の弾性変形によって弁体自体の挿通孔を液密に閉じたり、或いはダイレータ等に用いられるガイドワイヤ等の長尺部材を安全且つ確実にシール及び固定することができるという優れた効果を奏する。
また、本発明の医療器具用イントロデューサは、イントロデューサ本体の基部に基部側係合部を設け、キャップ本体にキャップ側係合部を設け、そしてイントロデューサ本体の基部に対してキャップを締め込むように螺進させた時、基部側係合部とキャップ側係合部の係合(位置)が、イントロデューサ本体の基部とキャップ本体の螺合(位置)よりも先にくる(前になる)ように配置しているので、キャップの螺合がイントロデューサ本体の基部から外れた時でも、該基部の後端部へ向けたキャップの移動が規制される。このため、本発明では、キャップがイントロデューサ本体の基部から抜け落ちるのを確実に防止することができるという優れた効果を奏する。
ダイレータを組み込んだ本実施形態に係る医療器具用イントロデューサの概要図である。 図1に示された本実施形態に係る医療器具用イントロデューサの縦断面図である。 本実施形態に係る医療器具用イントロデューサのイントロデューサ本体の縦断面図である。 本実施形態に係る医療器具用イントロデューサのキャップの縦断面図である。 本実施形態に係る医療器具用イントロデューサの弁体の縦断面図である。
以下、本発明の一実施形態に係る医療器具用イントロデューサについて、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、本発明は、以下に示される実施例に限定されるものではなく、本発明の技術的思想を逸脱しない範囲内で各種の変更が可能である。
図1には、ダイレータ5を組み込んだ本実施形態に係る医療器具用イントロデューサ1の概要が示されている。本実施形態のイントロデューサ1は、例えばダイレータ5の他、カテーテルなどのような長尺医療器具や、これらのガイドワイヤ等の長尺部材を使用する医療機器に接続して用いることができる。
本実施形態のイントロデューサ1をダイレータ5と結合させて使用する場合、より具体的には、イントロデューサ本体2の基部20の先端部にダイレータ5のシース50を取り付け、そしてダイレータ5のガイドワイヤ51をイントロデューサ本体2の基部20へ挿通し、ダイレータ5の通電ワイヤ52をイントロデューサ本体2の分岐部21へ挿通することにより、ダイレータ5の先端部を患者の処置部へ適切且つ容易に誘導することができる。また、本実施形態のイントロデューサ1は、イントロデューサ本体2の基部20に対して略直交する方向に向けて第2の分岐部22を有しており、主に造影剤(液体)を供給するために使用される。
なお、ガイドワイヤ51、通電ワイヤ52は、例えばステンレス鋼等のような金属材料から構成することができる。また、本願明細書において、イントロデューサ1、イントロデューサ本体2およびイントロデューサの基体20の「先端部」、「先端側」とは、例えばダイレータ5のシース50を接続する側の端部(図1では向かって左側)を意味し、一方、これに対し「後端部」、「後端部側」とは前記先端部とは反対側の端部であって、例えばガイドワイヤ51等をイントロデューサ本体2の基体20へ挿入する側の端部(図1では向かって右側)を意味する。
図2には、図1に示された本実施形態に係る医療器具用イントロデューサ1およびダイレータ5の縦断面が示されており、図3には、本実施形態に係るイントロデューサ本体2の縦断面が示されており、図4には、本実施形態に係る医療器具用イントロデューサ1のキャップ3の縦断面が示されており、そして図5には、イントロデューサ本体2の中空部24(拡径部242)の中に組み込まれる弁体4の縦断面が示されている。
図2,3を参照して理解されるように、本実施形態のイントロデューサ本体2は、ガイドワイヤ51を挿通するために、内部に中空部24を有する管状の基部20と、通電ワイヤ52を挿通するために、基部20の中空部24と連通し且つ基部20に対して後端部側に傾斜して設けられた管状の分岐部21と、そして造影剤等を供給するために、基部20の中空部24と連通し且つ基部20に対して略直交するように設けられた管状の第2の分岐部22とを備えている。また、イントロデューサ本体2は、その基部20の外側に螺進退可能に取り付けられる、底部31を有する円筒形のキャップ3と、そしてガイドワイヤ51を液密に固定するために、イントロデューサ本体2の中空部24の中に設置される筒状の弁体4(図2)を備えている。
イントロデューサ本体2の基部20の途中から分岐した分岐部21および第2の分岐部22はいずれも管状の形状を有しており、基部20の中空部24と連通している(図3)。分岐部21は、主としてダイレータ5の通電ワイヤ52などを挿通するために使用されるが、薬液等の流体を供給するために使用することもできる。また、第2の分岐部22は、専ら造影剤等のような流体を供給するために使用される。
特に分岐部21は、基部20に対して後端部側に傾斜するように設けられているので、分岐部21から基部20の中空部24を介して、イントロデューサ本体2の先端方向へ、ダイレータ5の通電ワイヤ52などを円滑に案内することができ、また薬液等の流体を供給する場合も該流体が円滑に流れるので、ダイレータやカテーテルなどへ確実に供給することができる。
イントロデューサ本体2の基部20の外周部200には、雄ネジ部23が形成されており、基部20の内側には、基部20の長手方向に先端部から後端部まで貫通する中空部24が設けられている。また、中空部24には、その内径が急峻に変化した段差部241が形成されており、段差部241を境界として、先端部側の縮径部240と後端部側の拡径部242とが連結されている。
図2に示されているように、拡径部242の中には、弁体4がその一方の端面を段差部241に当接させた状態で収容される。このように中空部24の中に段差部241を設けると、弁体4を段差部241に当接させることにより、拡径部242の中の所定の位置へ正確且つ簡単に収容及び固定することができる。また、中空部24の中の段差部241は、キャップ3を締め込むことにより、キャップ3内側の挿入部33によって押圧された弁体4をその反対側から強力に支持し、弁体4の押圧方向への移動を阻止するので、挿入部33による弁体4の弾性変形が促進され、弁体4により、ダイレータ5のガイドワイヤ51等の長尺部材が安全且つ確実にシール及び固定される。
図2,4を参照して理解されるように、キャップ3は底部31有する円筒形のキャップ本体30を備えており、キャップ本体30の内周部300には、イントロデューサ本体2の基部20の雄ネジ部23と螺合する雌ネジ部32が形成されている。キャップ本体30とイントロデューサ本体2の基部20のネジ部同士が螺合することにより、キャップ3を回転させることにより、イントロデューサ本体2に対してその長手方向に沿って螺進退させることができる。
キャップ3の底部31には、外部へ向けて延びた管状の挿入部33が設けられており、そして挿入部33の中心部には、ダイレータ5のガイドワイヤなどを挿通するために先端部から後端部まで貫通した導入孔34が形成されている。挿入部33は、イントロデューサ本体2の基部20の中空部24(拡径部242)の中に挿入され(図2)、キャップ3を基部20の周方向に回転させると、挿入部33が先端側から弁体4へ接近し、最終的には弁体4を押圧し、そして弁体4を弾性変形させる。
キャップ3の底部31から先端部へ向けて延びた管状の挿入部33の底部31側には、外径がイントロデューサ本体2の基部20の中空部24(拡径部242)の内径よりも大きなロック部35が形成されている。また、図示しないが、前記ロック部35とは別に、キャップ本体30の底部31側には、キャップ本体30の内径がイントロデューサ本体2の基部20の外周部200の外径よりも小さな第2のロック部が形成されていてもよい。
キャップ3の挿入部33に設けられるロック部35は、外径がイントロデューサ本体2の基部20の中空部24の内径と同じであるか、それよりも小さな挿入部33から、連続的に拡径する外周面を有するテーパー部を介して、基部33の中空部24の内径よりも大きな外径を有するロック部35へ接続される。このため、挿入部33のロック部35の外径が基部2の中空部24の内径よりも大きくても、キャップ3をイントロデューサ本体2の基部20に対して締め込む(螺進させる)ことにより、ロック部35の外周面を僅かに弾性変形させながら中空部24の内周面に乗り上げるように又は食い込ませるように進ませて強力に中空部24の内周面に接触させることができる。
このように、本実施形態のイントロデューサ1は、キャップ3の挿入部33へ独自のロック機構(ロック部35)を設けているので、キャップ3をイントロデューサ本体2の基部20に対して締め付けた(螺進させた)時、キャップ2の挿入部33のロック部35がイントロデューサ本体2の基部20の中空部24の内周面と強力に接触ないし係合し、キャップ3の緩みを確実に防止することができる。
特に本実施形態のキャップ3のロック部35は、イントロデューサ本体2の基部20の後端部のみにおいて接触ないし係合するので、キャップ3を締め付けている(螺進させている)途中でキャップ3の回転を妨げるような力を生じさせることなく、キャップ3の緩みを確実に防止すると共にキャップ3の円滑な締め付け(螺進)も可能にする。
キャップ3をイントロデューサ本体2の基部20へ少ない回転数で迅速に締め付けることができるようにするために、イントロデューサ本体2の基部20及びキャップ3のねじ山のリード量を大きくし、そのピッチを粗くすることも出来るが、この場合、弾性変形した弁体4から受ける反力の内、キャップ3を緩める方向に働く水平成分の力が増大するので、ネジ部23,32の摩擦力のみではキャップ3の緩みを防止することができなくなる。
ところが、本実施形態のキャップ3のロック機構(ロック部35)は、イントロデューサ本体2およびキャップ3に設けられたネジ部23,32とは別個に設けられており、そしてイントロデューサ本体2の基部20の中空部24の後端部のみにおいて強力に接触ないし係合するので、ねじ山のリード量やピッチに影響されることなく、締め付け完了時、キャップ3をイントロデューサ本体2へ堅固に固定し、そして弁体4の弾性変形によって弁体4自体の挿通孔40を液密に閉じたり、或いはダイレータ5等に用いられるガイドワイヤ51等の長尺部材を安全且つ確実にシール及び固定することができる。
なお、イントロデューサ本体2、キャップ3の材料としては、特に限定されないが、例えば、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン、環状ポリオレフィン、ポリスチレン、ポリカーボネート、アクリル樹脂、アクリルニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート等のポリエステル、ブタジエン−スチレン共重合体、ポリアミドのような各種樹脂を使用することができる。
本実施形態のイントロデューサ1は、イントロデューサ本体2の基部20の外周部200に、周方向に且つ雄ネジ部23の終端側に隣接して形成された基部側係合部25(図3)を有しており、そしてキャップ本体30の内周部300には、雌ネジ部32の始端側に隣接して形成された、基部側係合部25と係合するキャップ側係合部36(図4)を有している。
より詳しく説明すると、イントロデューサ本体2の基部20に設けられる基部側係合部25は、基部20の外周部200において、周方向に且つ雄ネジ部23の終端側に隣接して形成された、径方向外方へ向けて膨らんだ凸部25からなり、一方、これに対してキャップ本体30に設けられるキャップ側係合部36は、キャップ本体30の内周部300において、雌ネジ部32の始端側に隣接して形成された、イントロデューサ本体2の基部20の凸部25と係合し且つ径方向中心へ向けて突出した突出部36から構成されている。径方向外方へ向けて膨らんだ凸部25および前記凸部25と係合し且つ径方向中心へ向けて突出した突出部36は構造が簡単で係合、嵌合の信頼性も高いので、キャップ3の抜け止め防止に適している。
なお、本願明細書において、イントロデューサ本体2の基部20の外周部200に形成された「雄ネジ部23の終端側」とは、キャップ本体30の雌ネジ部32との螺進が終了する側(図3では向かって左側)を意味し、一方、これに対しキャップ本体30の内周部300に形成された「雌ネジ部32の始端側」とは、イントロデューサ本体2の雄ネジ部23との螺進を開始する側(図4では向かって左側)を意味する。
また、本実施形態のイントロデューサ1では、上述の基部側係合部(凸部)25およびキャップ側係合部(突出部)36を有している場合、キャップ本体30の雌ネジ部32は、キャップ側係合部(突出部)36が基部側係合部(凸部)25と係合する位置よりも基部20の先端部側において基部20の雄ネジ部23と螺合するように配置されている。
このように、本実施形態のイントロデューサ1では、イントロデューサ本体2の基部20に対してキャップ3を締め込むように前進させた時、基部側係合部(凸部)25とキャップ側係合部(突出部)36の係合(位置)が、イントロデューサ本体2の基部20とキャップ本体30の螺合(位置)よりも先にくる(前になる)ように配置されているので、キャップ3の螺合がイントロデューサ本体2の基部20から外れた時でも、該基部20の後端部へ向けたキャップ3の移動(キャップ3が該基部20から抜け落ちる方向への移動)が規制される。このため、本実施形態では、キャップ3を緩めた後でもキャップ3が不用意にイントロデューサ本体2の基部20から抜け落ちることがない。
図2,4に示されるように、本実施形態で使用される弁体4は、その全体形状(外形形状)が円柱状を有しており、シリコーンゴムや軟質な樹脂材料で構成されている。また、弁体4は、その中心部に挿通孔40を有しており、挿通孔40は、先端面41から後端面42まで貫通して設けられた細孔である。
挿通孔40は平面視において円形の形状を有しており、無負荷の状態(キャップ3の挿入部33により押圧されていない状態)において、ダイレータ5のガイドワイヤ51の外径とほぼ同等または若干大きめの内径を有している。このため、弁体4の挿通孔40には、ガイドワイヤ51などの長尺部材を円滑且つ容易に挿通することができる。
また、弁体4は、無負荷の状態において、イントロデューサ本体2の基部20の中空部24(拡径部242)の内径とほぼ同等またはそれより若干小さめの外径を有している(図2参照)。このため、弁体4をイントロデューサ本体2の中空部24(拡径部242)の中に設置した時、弁体4が不用意に弾性変形するのを防止することができる。
上述したように、キャップ3を回転させて締め込むように螺進させると、キャップ3の挿入部33が弁体4を後端面42側から押圧する。この押圧作用により、弁体4はその外径を拡径するように弾性変形するが、弁体4の外周面43は中空部24(拡径部242)の内周面により規制されているので、拡径することができない。このため、弁体4は、逆にその挿通孔40の内径を縮径するように変形するので、弁体4自体の挿通孔40を液密に閉じたり、或いは挿通孔40の中に挿通されているガイドワイヤ51などの長尺部材を挿通孔40の内周面が押圧(圧縮)し、ガイドワイヤ51などの長尺部材を確実に締め付けることができる。
また、上述のようにガイドワイヤ51などの長尺部材が挿通孔40の内周面によって締め付けられた状態では、挿通孔40の内周面とガイドワイヤ51などの長尺部材の表面(外周面)との間で隙間が消滅するので、イントロデューサ本体2の中の流体が弁体4の挿通孔40を介して漏れ出すのが確実に防止される。
また、ガイドワイヤ51などの長尺部材が挿通孔40の内周面によって締め付けられた状態において、ガイドワイヤ51など長尺部材をその長手方向に沿って移動させる場合があるが、その際、挿通孔40の内周面は、ガイドワイヤ51などの長尺部材の表面(外周面)に対して摺動する摺動部材としても機能する。これにより、ガイドワイヤ51などの長尺部材を弁体4に対して移動させても、挿通孔40の内周面とガイドワイヤ51などの長尺部材の表面(外周面)との液密性が維持され、よって、イントロデューサ本体2の中の流体が弁体4の挿通孔40を介して漏れ出すのが確実に防止される。
一方、キャップ3を締め付け方向とは反対方向に回転させると、弁体4に対するキャップの挿入部33の押圧が解除されるので、挿通孔40の内径が無負荷の状態(キャップ3の挿入部33により押圧されていない状態)の大きさに戻り、ガイドワイヤ51などの長尺部材の締め付けが解除される。このように弁体4の挿通孔40の内径を外部応力により弾性変形可能とすることにより、弁体4のガイドワイヤ51などの長尺部材に対する締め付け力を適当に設定することができる。
1・・・・・医療器具用イントロデューサ
2・・・・・イントロデューサ本体
20・・・・基部
200・・・外周部
21・・・・分岐部
22・・・・第2の分岐部
23・・・・雄ネジ部
24・・・・中空部
240・・・縮径部
241・・・段差部
242・・・拡径部
25・・・・凸部(基部側係合部)
3・・・・・キャップ
30・・・・キャップ本体
300・・・内周部
31・・・・底部
32・・・・雌ネジ部
33・・・・挿入部
34・・・・導入孔
35・・・・ロック部
36・・・・突出部(キャップ側係合部)
4・・・・・弁体
40・・・・挿通孔
41・・・・先端面
42・・・・後端面
43・・・・外周面
5・・・・・ダイレータ
50・・・・シース
51・・・・ガイドワイヤ
52・・・・通電ワイヤ

Claims (9)

  1. ガイドワイヤを挿通するための管状の基部を有するイントロデューサ本体であって、
    前記基部の外周部には雄ネジ部、および周方向に且つ前記雄ネジ部の終端側に隣接して基部側係合部が形成されており、
    前記基部の内部には、中空部が先端部から後端部まで貫通して形成されている、前記イントロデューサ本体と、
    ガイドワイヤを液密に固定するために、前記イントロデューサ本体の中空部の中に配設される筒状の弁体と、そして
    底部を有する円筒形のキャップ本体と、前記キャップ本体の内部において前記底部から先端部側へ向けて延びた管状の挿入部とを有するキャップであって、
    前記キャップ本体の内周部には、前記イントロデューサ本体の基部の雄ネジ部と螺合する雌ネジ部、および前記雌ネジ部の始端側に隣接して、前記基部側係合部と係合するキャップ側係合部が形成されており、
    前記挿入部の底部側には、外径が前記イントロデューサ本体の基部の中空部の内径よりも大きなロック部が形成されている、前記キャップと
    を備えている医療器具用イントロデューサ。
  2. 前記イントロデューサ本体の基部の雄ネジ部および前記基部側係合部と、前記キャップ本体の雌ネジ部および前記キャップ側係合部はそれぞれに、前記イントロデューサ本体の基部に対してキャップを締め込むように前進させた時、前記基部側係合部と前記キャップ側係合部との係合が、前記基部の雄ネジ部と前記キャップ本体の雌ネジ部との螺合よりも先に開始されるように配置されている請求項1に記載の医療器具用イントロデューサ。
  3. 前記基部側係合部は、前記基部の外周部において、周方向に且つ前記雄ネジ部の終端側に隣接して形成された、径方向外方へ向けて膨らんだ凸部または径方向内方へ窪んだ凹部であり、そして
    前記キャップ側係合部は、前記キャップ本体の内周部において、前記雌ネジ部の始端側に隣接して形成された、前記凸部または前記凹部と係合し且つ径方向中心へ向けて突出した突出部である請求項又はに記載の医療器具用イントロデューサ。
  4. 前記キャップの本体の底部側には、内径が前記イントロデューサ本体の基部の外周部の外径よりも小さな第2のロック部が形成されている請求項1ないしのいずれか1項に記載の医療器具用イントロデューサ。
  5. 前記イントロデューサ本体は、通電ワイヤを挿通又は流体を導入するために、前記基部の中空部と連通し且つ前記基部に対して後端部側に傾斜して設けられた管状の分岐部をさらに備えている請求項1ないしのいずれか1項に記載の医療器具用イントロデューサ。
  6. 前記イントロデューサ本体は、流体を導入するために、前記基部の中空部と連通し且つ前記基部に対して略直交するように設けられた管状の第2の分岐部をさらに備えている請求項1ないしのいずれか1項に記載の医療器具用イントロデューサ。
  7. 前記イントロデューサ本体の基部の中空部は、前記基部の先端部側に形成された縮径部と、段差部を介して前記縮径部と連結して前記基部の後端部側に形成された拡径部とを備えている、請求項1ないしのいずれか1項に記載の医療器具用イントロデューサ。
  8. 前記弁体は、その一の端部を前記イントロデューサ本体の中空部の段差部に当接させて前記拡径部の中に収容されており、前記キャップの挿入部の先端部は、前記キャップを螺進させる時、前記弁体の他の端部と当接して該他の端部を押圧する請求項に記載の医療器具用イントロデューサ。
  9. 請求項1ないしのいずれか1項に記載の医療器具用イントロデューサを備えたダイレータ、カテーテル。
JP2018055944A 2018-03-23 2018-03-23 医療器具用イントロデューサ Active JP6516894B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018055944A JP6516894B1 (ja) 2018-03-23 2018-03-23 医療器具用イントロデューサ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018055944A JP6516894B1 (ja) 2018-03-23 2018-03-23 医療器具用イントロデューサ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6516894B1 true JP6516894B1 (ja) 2019-05-22
JP2019166018A JP2019166018A (ja) 2019-10-03

Family

ID=66625612

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018055944A Active JP6516894B1 (ja) 2018-03-23 2018-03-23 医療器具用イントロデューサ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6516894B1 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4942462B2 (ja) * 2006-11-22 2012-05-30 テルモ株式会社 弁体および医療器具
JP2009268630A (ja) * 2008-05-02 2009-11-19 Jms Co Ltd 血管拡張具、イントロデューサー、ガイドワイヤー及び医療器具導入装置
WO2014188509A1 (ja) * 2013-05-21 2014-11-27 テルモ株式会社 カテーテル

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019166018A (ja) 2019-10-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4235232A (en) Hub device for preventing liquid leakage
JP4287114B2 (ja) 医療装置の管状要素間の動きを軸方向に抑止する保持装置
JP4971728B2 (ja) コネクターの接続構造
JP4622876B2 (ja) 留置針装置
JP3435573B2 (ja) 注射器
JP5903046B2 (ja) コネクタ
US20040260243A1 (en) Connection assembly for use with splittable sheath
WO2001020218A1 (fr) Connecteur
JP2008005974A (ja) ルアー固定フィッティング接続構造
JP5041920B2 (ja) ロック型コネクター
JP6516894B1 (ja) 医療器具用イントロデューサ
JP7174945B2 (ja) 留置針装置
CN109793975B (zh) 锁紧装置及封堵系统
JP3137386U (ja) 液体回路用の接続部材、および医療器具
TW202122041A (zh) 採血管保持器及採血套件
CN216777726U (zh) 一种固定锁紧结构
JP6771406B2 (ja) カテーテル組立体
JP3114468U (ja) 医療用針
JP3134238U (ja) メスコネクター
JP4775038B2 (ja) 医療用接続保持部材、医療用固定補助部品、及び医療用接続部材セット
CA1296961C (en) Reverse taper spike connector
JP2002017871A (ja) 2重ルアーロック式接続装置
JP2017148477A (ja) 医療用コネクタ
JPWO2019188741A1 (ja) カテーテル組立体
JP7566327B2 (ja) Y型コネクタ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180326

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190212

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190228

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190402

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190416

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6516894

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250