JP4287114B2 - 医療装置の管状要素間の動きを軸方向に抑止する保持装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は一般に、医療器具の2つの部分間の動きを抑止する保持装置に関する。より詳細には、本発明はシース組立体の一部をなす、拡張器とシースの間の動きを軸方向に抑止する保持クリップに関する。
【0002】
【従来の技術】
所望の部位(例えば、頚動脈)にアクセスして医療処置を行うために患者の血管に侵入することが必要な医療処置のいくつかのタイプには、案内シースを使用するものがある。患者の血管内の定位置に達すると、様々な種類の医療器具(例えば、バルーン・カテーテル)をシースの内腔を通して送り込み、かつ所望の部位に位置決めすることができる。
【0003】
まず患者の体内の特定部位にアクセスするために、針を使用して患者の皮膚を刺し、所望の血管に侵入する。次いで、案内ワイヤをその針の内腔に挿入して血管内に送り込む。その案内ワイヤを定位置に残したまま、針を引き抜く。次に、シースを含むシース組立体の先端部に案内ワイヤを通して配置し、血管の内側の位置まで進入させる。次いで案内ワイヤを血管内部の所望の部位まで進入させ、続いてシース組立体を所望の箇所に進入させる。シース組立体を所望の部位に位置決めすると、シースを使用して、血管内部の所望の位置へ医療器具を導入かつ案内することができる。
【0004】
しかし、このシースは通常、医療器具を血管内へ案内するための装置として使用されるものなので、シースは相対的に大きな直径を有する。このような相対的に大きな直径のシースを何も特別な備えをせずに患者の体内に挿入すれば、患者に外傷、損傷または他の問題を引き起こす恐れがある。このような問題を回避するために、シース組立体には通常、管状のシース内部に一般に同軸配置した管状の拡張器が具備されている。この拡張器の遠位端は、相対的に小さな直径に先細りし、同様に僅かに先細りになるように成形することができる管状シースの遠位端を越えて延長する。したがって拡張器の先細の遠位端とシースの先細の遠位端の間で滑らかな移行を呈する。拡張器の先細の遠位端によって、患者に外傷、損傷または他の問題を引き起こす恐れがなく、血管が最終的に大型のシースを受け入れできるように、血管内に至る開口のサイズを次第に拡張するように、拡張器/シース組立体を患者の血管内へ導入することができる。
【0005】
血管内に至る開口のサイズを望むように拡張するためには、拡張器/シース組立体を使用する際、拡張器の先細の遠位端とシースの遠位端の間で滑らかな移行が維持されねばならない。そのためには、拡張器/シース組立体を使用しているときに、拡張器とシースの間の軸方向の動きを抑止する必要がある。拡張器がシース内部へ軸方向に引き込むと、相対的に大きくかつ多少丸みの付いたシース端が露出することになり、上述の望ましくない外傷または損傷を患者に引き起こす恐れがある。
【0006】
医療器具と併用するようになされた、相対的な軸方向の動きを阻止するための2つの細長い部材を互いに対して固定する装置に関して、様々な提案がなされてきた。例えば、米国特許第5,064,414号には、拡張器とシースの間に装着する固定クリップが開示されている。このようなクリップは、相対的な軸方向の動きを阻止するように拡張器およびシースを互いに対して固定することができるが、この固定クリップの構造が多少複雑で、そのクリップと併用するシースには、その固定クリップが係合するためのタブが必要である。さらに、拡張器/シース組立体を血管の内部に適切に配置した後に拡張器をシースから取り外すことができるように、この開示されている固定クリップを簡単に取り外すには不向きである。
【0007】
米国特許第4,233,974号には、オブトラトール・スタイレットがカニューレに対して軸方向に移動するのを防止するために、特にスパイラル・ニードル組立体の中で使用するようになされたブリッジ部材が開示されている。このブリッジ部材は、スパイラル・ニードル組立体の場合には恐らく有用であろうが、拡張器/シース組立体などの他の状況で使用するにはそれほどうまく適合するわけではない。例えば、開示のスパイラル・ニードル組立体の場合、上述の特許では、スタイレットに対するオブトラトールの回転運動を阻止するために、オブトラトールおよびカニューレを互いに固定しなければならないことが説明されている。拡張器/シース組立体の場合では、拡張器とシースの間の回転運動を防止することに関して同様な配慮をする必要はない。実際に、少なくともいくつかの応用例では、案内シースが、回転可能なキャップによって操作可能な止血バルブを内蔵するハウジングに連結されている。このような構造では、装置の使用中、止血バルブの操作を行うためにキャップが依然として回転可能なように、シースおよび拡張器を互いに対して軸方向に抑止する何らかのタイプの装置を設計しなければならない。さらに、上に説明した態様で使用する拡張器/シース組立体の場合では、シースと拡張器の間の相対的な動きを軸方向に抑止する装置を、拡張器の内腔にアクセス可能なように設計しなければならない。上述の米国特許第4,233,974号に開示されているスパイラル・ニードル組立体の固定クリップはまた、簡単に定位置へ位置決めし、次に引き続いて取り外すにはそれほどうまく適合していない。
【0008】
【特許文献1】
米国特許第5,064,414号
【特許文献2】
米国特許第4,233,974号。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
したがって、例えば、止血バルブの操作を行うためにキャップを回転させる必要があるシース/拡張器と併用することができる保持装置に対する要求が存在する。
【0010】
相対的に構造が複雑ではなく、しかも容易に定位置に取付けることができ、次いでそれほどの困難もなく取外すことができる、拡張器/シース組立体を保持する装置に対する要求も存在する。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明の一態様によれば、シース組立体は、管状の拡張器、管状のシース、および保持装置を具備する。拡張器は、先細の遠位端を有し、内腔があり、かつハブに連結されている。シースは、遠位端を有し、内腔があり、かつ止血バルブと回転可能なキャップとを備えるハウジングに連結され、そのキャップが回転するとバルブが動作するようにキャップが、止血バルブに作用的に連動する。拡張器は、止血バルブとシースの内腔とを貫通し、拡張器の先細の遠位端が、シースの遠位端を越えて延長している。保持装置は、ハブとキャップの間の軸方向の動きを抑止するために、ハブおよびキャップの周方向の部分と、ハブおよびキャップの対面しない側の端面の部分とを取り囲むクリップを具備する。クリップはまた、キャップの回転によって止血バルブが動作できるように形成された内面を有する。
【0012】
本発明の別の態様は、回転可能なキャップを備えるハウジングに連結された管状シースと、ハブに連結され、かつハウジングの内腔およびシースの内腔を貫通する管状拡張器との間の動きを軸方向に抑止する保持装置を包含する。保持装置は、空き開口部を画定する離間した周方向端部を有する概ねC字形のクリップを具備し、その空き開口部が、クリップを、拡張器のハブとハウジングのキャップとを、部分的に、周方向に取り囲む関係で取り付けることができるように、クリップの内側に開口する。クリップの内側は、クリップを拡張器のハブとハウジングのキャップとに取り付けるとき、回転可能なキャップが回転できるように、湾曲した内周面を有する。クリップの内側は、軸方向に離間した、内向きの第1および第2リッジを有し、それらのリッジが、クリップを拡張器のハブとハウジングのキャップとに取り付けるとき、キャップおよびハブの対面しない側の端面と重なるように、湾曲した内周面の軸方向の反対側の部分に位置する。クリップはまた、クリップをハブおよびキャップから取り外すのを容易にするために、クリップの周方向に離間した端部のうちの一方に隣接して位置し、少なくとも1つの横方向へ外向きに延長する指当てタブを具備する。クリップはまた、クリップをハブおよびキャップから取り外すときに、クリップが撓むように、クリップの内面をクリップの外面に連通させる、少なくとも1つの周方向に延長する貫通スロットを備える。
【0013】
本発明の別の態様によれば、張出し部を有するハウジングに連結された管状シースと、ハブに連結され、かつハウジングの内腔およびシースの内腔を貫通する管状拡張器との間の軸方向の動きを抑止する保持装置がクリップを有するが、そのクリップが、その内周面によって限られる内側を有し、かつハブとハウジングの張出し部とにクリップを取り付けることができるように、クリップの内側に開口する空き開口部をその間に画定する離間した周方向端部を有し、さらにそのクリップがまた、その軸方向端部にそれぞれ開口を有し、クリップの内側が、互いに軸方向に隣接して位置する第1および第2部分を画定する。その第1の内側部分が、ハブの一部分を受け入れかつ周方向に取り囲み、その第2の内側部分が、ハウジングの張出し部の一部分を受け入れかつ周方向に取り囲み、その第1および第2の内側部分が異なる大きさである。
【0014】
本発明のさらに別の態様によれば、張出し部を有するハウジングに連結された管状シースと、ハブに連結され、かつハウジングの内腔およびシースの内腔を貫通する管状拡張器との間の軸方向の動きを抑止する保持装置がクリップを有するが、そのクリップが、その内周面によって限られる内側を有し、かつクリップの内側がハブとハウジングの張出し部とを受け入れることができるように、クリップの内側に開口する空き開口部を画定する離間した周方向端部を有し、さらに、そのクリップが、クリップをハブおよびハウジングの張出し部から取り外すのを容易にするために使用者の指が係合する、クリップの周方向端部のうちの一方の隣接部から横方向へ外向きに延長する少なくとも1つの横方向外向き延長指当てタブを有する。
【0015】
本発明の上記および追加的な特徴および特性は、同じ要素を同じ参照符号が指す添付図面の図を参照して検討する以下の詳細な説明からさらに明らかになろう。
【0016】
【発明の実施の形態】
本発明は、1つの観点では、シースと拡張器の間の軸方向の動きを抑止するために使用できる保持装置を提供する。この保持装置は、シースと回転可能なバルブも具備する拡張器との軸方向(シースを拡張器に挿入する方向)の動きを抑止する際に特に有用である。図1〜3に、本発明の保持装置を具備するシース組立体を例示する。
【0017】
このシース組立体10は、拡張器装置12、シース装置14および保持装置16から構成されている。拡張器装置12は、細長い管状拡張器18およびハブ20から構成されている。拡張器18およびハブ20は、拡張器18がハブ20に対して軸方向運動および回転運動するのを防止するように互いに固着されている。拡張器18およびハブ20は中央に延長する内腔を備え、拡張器18内の内腔がハブ20内の内腔と連通する。ハブ20の内腔が、そのハブ20の近位端22で開口すると共に、拡張器18の内腔が、その拡張器18の遠位端24に開口する。したがって、内腔は、完全に拡張器装置12を貫通し、拡張器装置12の対向端で外部に開口する。さらに、図1から明らかなように、拡張器18の遠位端部26は、拡張器18の外径が拡張器18の遠位端24に向かって次第に細くなるようにテーパが付けてある。
【0018】
拡張器18の近位端に連結されているハブ20は、図1に示すように円筒形の上部27から外向きに延長する下方張出し部29を備える。ハブ20の張出し部29は、半経方向に外向きのレッジ28と、ハブ20の近位端22から離れる方向へレッジ28から軸方向に延長するいくつかの突出部30とによって画定されている。
【0019】
シース装置14は、細長い管状シース32、ハウジング34およびキャップ36を具備する。シース32は、そのシース32の近位端に備えた取付け具33によってハウジング34に着脱自在に取り付けることができる。取付け具33とハウジング34の間の連結は、知られているルアー・ロック連結を使用して実行できる。
【0020】
ハウジング34の近位端部は、キャップ36の雌ねじと螺合する雄ねじ部40を備える。したがって、キャップ36はハウジング34に対して回転可能であるが、キャップ36がハウジング34から完全に分離するのを阻止するように設計されていることが好ましい。すなわち、キャップがハウジング34から外れるのを阻止するために、留め具をキャップ36内に組込んである。ハウジング34はまた、管44に連結する一体形成の分岐口42を備える。処置中に液体を患者の体内へ注入し、または体内から抜き出すことができるように、管44には三方止め栓を連結することができる。例えば、管および止め栓を使用して、血液のサンプル抽出または造影剤ないし造影物質の注入が可能である。
【0021】
細長いシース32およびハウジング34は、互いに連通する内腔をそれぞれ備える。管44も同様に、ハウジング34の内腔と連通する。ハウジング34の内腔が、そのハウジング34の近位端に開口すると共に、シース32の内腔が、そのシース32の遠位端46に開口する。
【0022】
当技術分野で知られているように、ハウジング34は、図3に概略的に例示する当技術分野で知られている止血バルブ50を備える。一般的に言えば、止血バルブ50は、概ね中央に位置する貫通孔を有する円筒形のプラスチック要素の形態にある。この止血バルブ50がハウジング34の空洞内に配置され、かつ回転可能なキャップ36が止血バルブ50に作用的に連動している。すなわち、キャップが、細長いシース32に向かう方向へハウジング34に対して軸方向に移動するように、キャップ36を回転させることによって、キャップの内側部が、止血バルブ50を形成する円筒形要素に係合し、したがってその円筒形要素を締め付けることによって、円筒形部材内の貫通孔を図4に示すように閉ざす。このように、ハウジング34上のキャップを適切に回転させることによって、図3に示す開いた位置と図4に示す閉じた位置の間で、止血バルブ50を変位させることができる。この止血バルブ50を使用して、拡張器18の外表面の周りに緊密な封止を設けることによって、シース組立体の使用を伴う処置中の失血を防止することができる。止血バルブ50はまた、その中を様々なサイズおよび形状の拡張器を通すことができる。
【0023】
図2から明らかなように、ハウジング34の内腔35内に細長い拡張器18を挿入するようになされており、次いでその細長い拡張器18が、ハウジング34の内腔35および細長いシース32の内腔を貫通するように、その拡張器を進入させる。図5に示す組立て状態では、ハブ20のレッジ28から延長する突出部30の端部が、キャップ36の入込み端面37に接触する。さらに、拡張器18の先細の遠位端部26とシース32の遠位端部48の間が滑らかに移行するように、拡張器18の先細の遠位端部26が、細長いシース32の遠位端46を越えて延長する。これに関して、拡張器18の先細の遠位端部26とシース32の遠位端部48との間の滑らかな移行をさらに助長するために、シースの遠位端48を成形チップ(例えば、わずかなテーパが付いた端部を有する)として構成することができる。
【0024】
特に図6および7を参照すると明らかなように、案内シース組立体10の一部を形成する保持装置16が、概ねC字形の保持クリップ60の形態にある。保持クリップ60は、その保持クリップ60の内側66に開口する空き開口部64を画定するために、周方向(図中のαで示す方向)へ互いに離間する2つの周方向端部62、62を画定するように形成されている。この空き開口部64によって、クリップの内側に拡張器・ハブ20の部分とシース装置のハウジング・キャップ36の部分を受け入れることができる。保持クリップ60はまた、対向して位置する端壁68、70を備え、それぞれの壁は、保持クリップ60の内側に開口する貫通孔または開口72、74をそれぞれ備える。図7から容易に分かるように、保持クリップ60の軸方向の上方端壁の貫通孔または開口72は、保持クリップ60の軸方向の下方端壁の貫通孔または開口74よりもサイズ(例えば、直径)が小さい。
【0025】
図6に例示するように、保持クリップ60の外側面は、その周方向の広がり全体に沿って滑らかに湾曲している。このような形状によって、シース装置および拡張器装置に対して、保持クリップの取付けおよび取外しが容易になり、したがって使い勝手のよい保持装置となる。
【0026】
保持装置60は、プラスチック材から作製されていることが好ましい。プラスチック材を使用することによって、ある程度の可撓性が保持クリップに付与されるので、保持装置の取付けおよび取外しが容易になる。使用可能なプラスチック材の1つの種類はLDPE(低密度ポリエチレン)であるが、他の材料を使用することもできる。
【0027】
さらに、図6で明らかなように、保持クリップ60は、複数の周方向に延長する貫通スロット76、76'、76"を備える。貫通スロット76、76'、76"は、保持クリップを完全に貫通しており、したがって保持クリップ60の外周面および保持クリップ60の内周面に開口する。これらの貫通スロット76、76'、76"によって保持装置に可撓性がさらに付加され、拡張器装置12の拡張器ハブ20およびシース装置14のハウジング・キャップ36に対して、保持装置60の取付けおよび取外しが容易になる。例示の実施形態では、クリップ60は、上部貫通スロット76、中間貫通スロット76'および下部貫通スロット76"を画定する3つの軸方向に離間する貫通スロット76、76'、76"を備える。当然のことであるが、可撓性の所望の程度およびクリップの製造材料、クリップの壁厚などの他の要因に応じて、使用する貫通スロットの数が異なり得る。
【0028】
さらに、図2および図6から容易に分かるように、軸方向に隣接する貫通スロット76、76'、76"は、互いに対して部分的に周方向に食い違いまたはずれがある。すなわち、中間に位置する貫通スロット76'の一方の端部が、上部および下部貫通スロット76、76"の隣接端部を越えて周方向に延在している。同様に、上部および下部貫通スロット76、76"の対向端部が、中間に位置する貫通スロット76'の隣接端部を越えて延在している。このように貫通スロットが部分的に周方向に食い違いまたはずれていることによって、保持クリップ60の必要な強度が所望以上に大きくならず、かつ可撓性の程度が過剰にならずに、所望の程度の可撓性を保持クリップに付与することができる。
【0029】
保持クリップ60はまた、一対の指当てタブ80、80'を備える。これらの指当てタブ80、80'は、保持クリップ60の周方向端部62、62のそれぞれに隣接する位置から横方向へ外向きに延長する。これらの指当てタブ80、80'は、保持クリップ60の隣接する外周面に対して、約90°の角度で横方向へ外向きに延長し、保持クリップを取り外すときに、使用者が力を加えることができる面となり、それによって保持クリップ60の取外しが容易になる。
【0030】
図7から明らかなように、保持クリップ60の内側66には、軸方向に互いに隣接する、第1内側84(上部内側部分)および第2内側86(下部内側部分)が含まれる。第1内側84は、第2内側86よりも小さいサイズ(例えば、半径)を有する。小さな第1内側が、保持クリップ60の軸方向の上端壁68内の貫通開口72に隣接して位置し、大きい第2内側86が、保持クリップ60の軸方向の下端壁70内の貫通開口74に隣接して位置する。さらに、この小さい第1内側84が、図7に例示した態様で、この大きな第2内側86に合一する。
【0031】
保持クリップ60の内側はまた、軸方向に離間する2つのリッジ88、90を画定するように構成されている。リッジ88の一方が、保持クリップ60の軸方向の上端壁68内の開口72に隣接する、保持クリップの内側66の上端に位置し、他方のリッジ90が、保持クリップ60の軸方向の下端壁内の開口74に隣接する、内側66の対向する軸方向端部または下端に位置する。リッジ88は、ハブ20のレッジ28の上向きの上端面の一部を被いかつ取り囲み、他方のリッジ90は、キャップ36の下向きに面する下面を被いかつ取り囲むようになされている。
【0032】
この案内シース組立体10を組み立てるために、図2に示したようにハウジングの開放端内に細長い拡張器18を挿入する。次いで、細長い拡張器18がハウジング34の内腔35および細長いシース32の内腔を貫通するように、細長い拡張器18を進入させる。図5に示した組立てた状態では、拡張器18の先細の遠位端部26とシース32の先細の遠位端部48の間が滑らかに移行するように、拡張器18の先細の遠位端部26が、細長いシース32の先細の遠位端46を越えて延長する。
【0033】
次いで、図8に例示するように、拡張器装置12のハブ20とシース・ハウジング34のキャップ36とに、保持クリップ60を取り付ける。このような保持クリップ60の取付けは、ハブ20の張出し部29およびキャップ36が、保持クリップ60の周方向の空き開口部64の領域内で、保持クリップ60の第1および第2内側84、86とそれぞれ概ね位置合わせできるように、保持クリップ60を位置決めすることによって達成する。次に、ハブ20の張出し部29およびキャップ36に向かって、保持クリップ60を押し付けて、図5および8に示したように保持クリップ60を定位置に嵌める。保持クリップ60が定位置に嵌ると、貫通スロット76、76'、76"の間に位置する保持クリップの部分が僅かに撓むかまたは変形して、保持クリップ60をより簡単に定位置に取り付けることができる。
【0034】
図8から明らかなように、クリップ60をハブ20の張出し部とキャップ36とに嵌めると、保持クリップ60の小さい方の第1内側84が、ハブ20の張出し部29の一部を受け入れかつ周方向に取り囲み、リッジ88が、レッジ28の上向きの端面の一部を被いかつ取り囲む。さらに、保持クリップ60の大きい方の第2内側86が、キャップ36の一部を受け入れかつ周方向に取り囲み、第2のリッジ90が、キャップ36の下向きまたは下方面の一部を取り囲みかつ被う。
【0035】
図8から同様に明らかなように、保持クリップ60を定位置に取り付けると、ハブ20の上端27が保持クリップ60の軸方向の上端壁68内の開口72を貫通して延び出ると共に、ハウジング34の下部が、保持クリップ60の軸方向の下端壁70内の開口部74を貫通して延び出る。したがって、保持クリップ60が、図8に示す取付けた位置にあるとき、細長い拡張器18内の内腔と連通する、ハブ20内の内腔にアクセスすることができる。
【0036】
図5および8に示した態様で、保持クリップ60をハブ20とキャップ36とに取り付けると、細長い拡張器18(同じく一体に連結されたハブ20も)および細長いシース32(同じくハウジング34およびキャップ36も)は、互いに対して軸方向の動きが抑止される。細長い拡張器18および細長いシース32をこのような態様で軸方向に拘束することによって、拡張器18の先細の遠位端部26およびシース32の先細の遠位端部48が図5に示した位置に維持され、使用時に、この組立体の遠位端部を血管内に挿入する間、拡張器18の先細の遠位端部26とシース32の先細の遠位端部48との間で滑らかな移行が保証される。
【0037】
さらに、上で述べたように、保持クリップ60の周方向の内側面は、図8に示した態様で、保持クリップ60がキャップ36およびハブ20に係合すると、キャップ36が、ハウジング34上で回転できるように構成されている(例えば、湾曲している)。このようにして、保持クリップ60を取り付けた状態にあるときに、キャップ36が回転可能となる。したがって、保持クリップ60を取り付けた状態にあるときに、自由に使用でき、止血バルブ50を所望通りに操作することができる。このような方法では、漏出を防止するために、このバルブを拡張器周りに締めつけることができると共に、拡張器を取り外す前に拡張器に対してバルブを弛めることも可能になる。
【0038】
この保持クリップ60は、任意の周方向位置で、ハブ20の張出し部29とキャップ36とに取付け可能であることに注目するべきである。すなわち、ハブ20およびキャップ36に対して、保持クリップ60を特定の位置に回転させて配向する必要が全くないことである。また、保持クリップ60を取り付けた位置にあるとき、保持クリップが、ハブ20の張出し部29およびキャップ36の周方向の少なくとも180°の範囲を取り囲む。例示した本発明の実施形態では、保持クリップ60が、ハブ20の張出し部29およびキャップ36の周方向の225°の範囲を取り囲む(すなわち、図6に示した指当てタブ80、80'間の回転方向の角度αが225°である)ように構成されている。
【0039】
図5に示したように組立てられたシース組立体を使用するためには、最初に針を用いて患者の皮膚を刺して、患者の血管にアクセスする。針によって血管にアクセスすることができたら、案内ワイヤをその針の中に挿入し、血管内に位置決めする。次いでその針を抜き取ることができる。次に、シース組立体10(図5に示したように、保持クリップ16は、拡張器12とシース装置14の間の軸方向の動きを抑止するように取り付けられている)に案内ワイヤを通して位置決めし、案内ワイヤが拡張器18の内腔およびハブ20の内腔を貫通する。このような方法で、シース組立体を血管内に導入することができる。次いで、案内ワイヤを血管内の所望の部位に(または所望の部位の近くに)送り込む。次いで、所望の箇所に向かって案内ワイヤを伝って、シース組立体10が進入する。
【0040】
シース組立体を血管内に導入するとき、拡張器18の露出した先細の遠位端部26によって、血管が、シース32の大きな直径寸法に最終的に対応できるように、血管内の開口のサイズを次第に拡張することができる。さらに、細長い拡張器18の先細の遠位端部26とシース32の成形した遠位端部48との間の滑らかな移行によって、シース組立体10の遠位端部の滑らかな導入が容易になる。細長いシース32の遠位端を血管内の所望の箇所に配置すると(例えば、細長いシース32の遠位端内に埋め込んだラジオパク・マーカの位置を識別することによって)、保持クリップ60を取り外し、細長い拡張器18およびハブ20から構成されている拡張器装置12をシース組立体14から軸方向に抜き出す。こうして、細長いシース32および案内ワイヤが血管内の定位置に残される。次いで、例えば、所望の部位に様々な医療器具(バルーン・カテーテルなど)を案内または導入する案内シースまたは導入器として細長いシース32を使用することができる。
【0041】
保持クリップ60とハブ20の間に、または保持クリップ60とハウジング34の間に、係留具を設けることも可能である。したがって、それは、拡張器組立体をシース組立体から一時的に分離することが必要な、または望ましい場合に(例えば、シースおよび/または拡張器のフラッシュ洗浄)、保持クリップをその組立体の別の部分に連結する機構を提供する。
【0042】
本発明の原理、好ましい実施形態および動作様態を上記明細書に説明してきた。しかしながら、意図した本発明の保護は、開示した特定の実施の形態に限定するものと解釈されるべきではない。ここに説明した実施の形態は、限定ではなく例示と見なされるべきである。本発明の趣旨から逸脱することなく、他の者によって変形および変更がなされ、かつ均等物が使用され得る。したがって、特許請求の範囲において定義した本発明の趣旨および範囲内に含まれる、そのような変形、変更および均等物が、それによって包括されることを明確に意図する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシース組立体を構成する様々な部分の斜視図である。
【図2】保持装置を取り付ける前に、拡張器をシース装置のハウジング内に挿入する方法を例示する後方斜視図である。
【図3】止血バルブが開いた位置にある、図1に示したシース組立体で使用する止血バルブの上面図である。
【図4】閉じた位置にある、図3に示した止血バルブの上面図である。
【図5】組立てた状態にある、シース組立体の下方斜視図である。
【図6】本発明のシース組立体で使用する保持装置の後方斜視図である。
【図7】図6に例示した保持装置の正面図である。
【図8】図2に例示したシース組立体の部分正面図である。
Claims (10)
- 先細の遠位端を有し、かつ内腔があり、ハブに連結された拡張器と、
遠位端を有し、かつ内腔があり、止血バルブおよび回転可能なキャップを備えるハウジングに連結されたシースであって、前記キャップを回転させると前記止血バルブが動作するように前記キャップが前記止血バルブと作用的に連動し、前記拡張器が前記止血バルブと細長い前記シースの内腔とを貫通し、前記拡張器の先細の遠位端が前記シースの遠位端を越えて延長しているシースと、
前記ハブと前記キャップの間の軸方向の動きを抑止するために、前記ハブと前記キャップの周方向の部分と、前記ハブと前記キャップの対面しない側の端面の部分とを取り囲む保持クリップを備え、該保持クリップが前記キャップの回転を許容して前記止血バルブを動作させる形状になっている内面を有する保持装置と、
を備えることを特徴とするシース組立体。 - 前記保持クリップが実質的にC字形であることを特徴とする請求項1に記載のシース組立体。
- 前記保持クリップが、複数の周方向に延長する細長い貫通スロットを備えたことを特徴とする請求項1に記載のシース組立体。
- 前記貫通スロットのうちの隣接するスロットの部分が、互いに対して周方向にずれていることを特徴とする請求項3に記載のシース組立体。
- 前記保持クリップが、実質的にC字形をなして、前記保持クリップの離間した周方向端部を画定し、かつ一対のタブを有し、それぞれのタブが、前記ハブおよび前記キャップから前記保持クリップを取り外すのを容易にする指当て部分を備えるために、前記保持クリップの周方向端部のうちの一方に隣接して位置し、かつC字形保持クリップから外向きに延長することを特徴とする請求項1に記載のシース組立体。
- 回転可能なキャップを備えたハウジングに連結された管状シースと、ハブに連結されかつ前記ハウジングの内腔および前記管状シースの内腔を貫通する管状拡張器との間の軸方向の動きを抑止する保持装置であって、
概ねC字形のクリップを備え、
前記クリップが、前記拡張器のハブと前記ハウジングのキャップとを、部分的に、周方向に取り囲む関係で、前記クリップを取り付けることができるように、前記クリップの内側に開口する空き開口部を画定する、離間した周方向端部を有し、
前記クリップの内側が、前記クリップを前記拡張器のハブと前記ハウジングのキャップとに取り付けるとき、前記回転可能なキャップが回転できるように、湾曲した内周面を有し、
前記クリップの内側が、前記クリップを前記ハブおよび前記キャップに取り付けるときに、前記キャップと前記ハブの対面しない側の端面の部分と重なるように、前記湾曲した内周面の軸方向の反対側の部分に位置し、軸方向に離間した内向きの第1および第2リッジを有し、
前記クリップが、前記ハブおよび前記キャップから前記クリップを取り外すのを容易にするために、前記クリップの周方向に離間した端部のうちの一方に隣接して位置し、少なくとも1つの横方向へ外向きに延長する指当てタブを含み、
前記クリップが、前記ハブおよび前記キャップからクリップを取り外すときに、前記クリップが撓むように、前記クリップの内面をクリップの外面に連通させる少なくとも1つの周方向に延長する貫通スロットを含む、
ことを特徴とする保持装置。 - 少なくとも1つの前記指当てタブが、2つの横方向へ外向きに延長する指当てタブを含み、それぞれが前記クリップの周方向端部のうちの一方に隣接して位置することを特徴とする請求項6に記載の保持装置。
- 少なくとも1つの周方向に延長する前記貫通スロットが、前記クリップの内面をクリップの外面に連通させる複数の軸方向に離間した貫通スロットを含むことを特徴とする請求項6に記載の保持装置。
- 前記貫通スロットのうちの隣接するスロットの部分が、互いに対して少なくとも部分的に周方向へずれていることを特徴とする請求項8に記載の保持装置。
- 前記クリップが、開口をそれぞれ備えた対向して位置する軸方向の端壁を含み、それらの端壁のうちの一方の開口が、他方の端壁の開口よりも大きいことを特徴とする請求項6に記載の保持装置。
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