JP6516437B2 - 波形表示装置 - Google Patents

波形表示装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6516437B2
JP6516437B2 JP2014218454A JP2014218454A JP6516437B2 JP 6516437 B2 JP6516437 B2 JP 6516437B2 JP 2014218454 A JP2014218454 A JP 2014218454A JP 2014218454 A JP2014218454 A JP 2014218454A JP 6516437 B2 JP6516437 B2 JP 6516437B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
waveform
display
change
touch operation
amount
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014218454A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016085139A (ja
Inventor
康二 林
康二 林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yokogawa Electric Corp
Original Assignee
Yokogawa Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yokogawa Electric Corp filed Critical Yokogawa Electric Corp
Priority to JP2014218454A priority Critical patent/JP6516437B2/ja
Publication of JP2016085139A publication Critical patent/JP2016085139A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6516437B2 publication Critical patent/JP6516437B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)
  • User Interface Of Digital Computer (AREA)

Description

本発明は、測定データ等に基づいた波形を表示する波形表示装置に関する。
OTDR(光パルス試験器)、ペーパレスレコーダ、オシロスコープ等の電子機器は、測定データ等に基づいた波形を画面に表示する波形表示装置としての機能を兼ね備えている。波形表示装置を用いることで、ユーザは測定データ等の時間的変化や位置的変化等を視覚的に把握することができる。
図7は、波形表示装置の一例であるOTDR(光パルス試験器)の表示画面300と操作受付部分310を示している。本図に示すように、表示画面300には、測定データに基づく波形や測定に関する情報、操作メニュー等が表示される。また、操作受付部分310には、ユーザからの操作を受け付けるための複数個の操作キーが備えられている。操作キーには、操作メニューを選択するためのファンクションキー311、スケールキー312、上下左右の十字キーを備えたカーソルキー313が含まれている。
一般に、波形表示装置では、波形の表示範囲を変更するために、波形移動(シフト)機能を備え、波形の細部や概形を確認するために波形拡大・縮小機能を備えている。
図8は、波形移動を行なう場合の従来の手順を説明するフローチャートである。ユーザは、波形表示中に波形移動を行なう場合には、波形表示装置をシフトモードに移行させる(S501)。シフトモードへは、例えば、スケールキー312を押し、「縦軸・横軸シフト」に対応したファンクションキー311を押すことで移行することができる。
ユーザは、シフトモードで、カーソルキー313の左キーあるいは右キーを押すことで(S502:Yes)、波形を水平方向に移動させることができる(S503)。具体的には、左キーを押すことで、波形を左方向に移動させ、右キーを押すことで、波形を右方向に移動させることができる。
また、上キーあるいは下キーを押すことで(S504:Yes)、波形を垂直方向に移動させることができる(S505)。具体的には、上キーを押すことで、波形を上方向に移動させ、下キーを押すことで、波形を下方向に移動させることができる。
図9は、波形拡大・縮小を行なう場合の従来の手順を説明するフローチャートである。ユーザは、波形表示中に波形拡大・縮小を行なう場合には、波形表示装置を拡大・縮小モードに移行させる(S511)。拡大・縮小モードへは、例えば、スケールキー312を押し、「拡大・縮小」に対応したファンクションキー311を押すことで移行することができる。
ユーザは、拡大・縮小モードで、カーソルキー313の左キーあるいは右キーを押すことで(S512:Yes)、波形を水平方向に縮小/拡大させることができる(S513)。具体的には、左キーを押すことで、波形を水平方向に縮小させ、右キーを押すことで、波形を水平方向に拡大させることができる。
また、上キーあるいは下キーを押すことで(S514:Yes)、波形を垂直方向に拡大/縮小させることができる(S515)。具体的には、上キーを押すことで、波形を垂直方向に拡大させ、下キーを押すことで、波形を垂直方向に縮小させることができる。
特開2014−85312号公報
近年、PC、スマートフォン、タブレット型コンピュータ、ゲーム機等の電子機器では、ユーザからの操作を受け付ける入力装置としてタッチパネルが広く用いられるようになっている。タッチパネルは、画面表示を行なう表示装置と、タッチ操作を検出するタッチセンサとを組み合わせた装置であり、簡易で直感的な操作が行なえるようになっている。
タッチパネルを利用した操作として、スワイプ操作、ピンチイン操作、ピンチアウト操作が汎用的に採用されている。スワイプ操作は、画面にタッチした1本の指を滑らすように動かし、表示対象を移動させる操作である。また、ピンチイン操作は、画面にタッチした2本の指を閉じるように動かし、表示対象を縮小させる操作であり、ピンチアウト操作は、画面にタッチした2本の指を拡げるように動かし、表示対象を拡大させる操作である。
一般に、スワイプ操作は縦横斜めの任意の方向に表示対象を移動させ、ピンチイン操作・ピンチアウト操作は縦横比を保ったまま表示対象を拡大縮小させる。
これらのスワイプ操作、ピンチイン操作、ピンチアウト操作を、波形表示装置に適用し、スワイプ操作で波形の移動を行なえ、ピンチアウト操作・ピンチイン操作で波形の拡大・縮小を行なえるようにすると、表示波形に対して簡易で直感的な操作が可能となるため、波形表示装置の操作性を高めることができる。
しかしながら、波形表示装置では、通常、横軸が時間や距離等を表わし、縦軸が大きさやゲイン等を表わしており、水平方向、垂直方向に独立した意味を有している。このため、一般的なスワイプ操作による表示対象の自由な方向への移動、ピンチアウト操作・ピンチイン操作による表示対象の縦横比を保持したままの拡大・縮小をそのまま波形表示装置に適用しただけでは、必ずしも波形表示装置の利用実態に適したものとはいえない。
具体的には、波形表示装置では、縦軸の値あるいは横軸の値のいずれか一方を基準として他方の軸の値を評価することが多いため、一方の軸をぶれさせたくない状況が多々ある。このため、斜め方向の波形移動よりも、縦軸方向を固定したままの横軸方向への波形移動、横軸方向を固定したままの縦軸方向への波形移動が頻繁に行なわれる。また、縦横比を保ったままの波形の拡大縮小よりも、縦軸方向を固定したままの横軸方向の波形拡大縮小、横軸方向を固定したままの縦軸方向への波形拡大縮小が頻繁に行なわれる。
そこで、本発明は、タッチパネルを備えた波形表示装置において、波形表示装置に適したタッチ操作を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の第1の態様である波形表示装置は、タッチパネルを備えた波形表示装置であって、1点タッチ操作を認識すると、水平方向、垂直方向毎にタッチ位置の変化量を取得し、いずれかの方向における変化量が基準値以上になると、前記1点タッチ操作が終了するまで、その方向にのみ、表示波形を移動させる表示画面生成部を備えたことを特徴とする。
ここで、前記表示画面生成部は、いずれかの方向における変化量が基準値以上になると、その方向を示す表示を行なうようにしてもよい。
上記課題を解決するため、本発明の第2の態様である波形表示装置は、タッチパネルを備えた波形表示装置であって、2点タッチ操作を認識すると、水平方向、垂直方向毎に2点タッチ間の変化量を取得し、いずれかの方向における変化量が基準値以上になると、前記2点タッチ操作が終了するまで、その方向にのみ、表示波形を拡大・縮小させる表示画面生成部を備えたことを特徴とする。
ここで、前記表示画面生成部は、前記2点タッチ操作を受け付けている間は、新たなデータを読み込むことなく前記波形の拡大・縮小表示を行ない、前記2点タッチ操作の終了後に、拡大・縮小後の表示領域に対応したデータを読み込んで、波形の再描画を行なうことができる。
また、前記表示画面生成部は、いずれかの方向における2点タッチ間の変化量が基準値以上になると、その方向を示す表示を行なうようにしてもよい。
本発明によれば、タッチパネルを備えた波形表示装置において、波形表示装置に適したタッチ操作が提供される。
本実施形態に係る波形表示装置の要部構成を示すブロック図である。 波形表示装置の波形移動動作を説明するフローチャートである。 波形表示装置の波形拡大縮小動作を説明するフローチャートである。 水平移動モードを説明する図である。 水平方向の波形縮小を説明する図である。 垂直方向の波形拡大を説明する図である。 波形表示装置の一例であるOTDR(光パルス試験器)の表示画面と操作受付部分を示す図である。 波形シフトを行なう場合の従来の手順を説明するフローチャートである。 波形拡大・縮小を行なう場合の従来の手順を説明するフローチャートである。
本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は、本実施形態に係る波形表示装置10の要部構成を示すブロック図である。波形表示装置10は、測定データ等に基づいた波形を画面に表示する装置であり、OTDR(光パルス試験器)、ペーパレスレコーダ、オシロスコープ等の電子機器に適用することができる。
本図に示すように、波形表示装置10は、タッチパネル100、データ格納部130、表示画面生成部140を備えている。本ブロック図は波形表示機能に着目したものであり、測定部、データ収集部、通信部等は省略している。
タッチパネル100は、画面表示を行なう表示装置120と、タッチ操作を受け付けるタッチセンサ110とを組み合わせた装置である。データ格納部130は、波形表示装置10が測定あるいは収集したデータを格納する記憶領域である。データは時系列で格納される。波形表示装置10の種類によっては複数チャンネルのデータを格納することができる。
表示画面生成部140は、表示装置120に表示する画面の生成を行なうブロックであり、タッチ操作検出部141と波形描画部142とを備えている。
タッチ操作検出部141は、タッチセンサ110が受け付けたタッチ操作の内容を検出する。具体的には、1点タッチ操作と、2点タッチ操作とを識別し、各タッチの座標を微小時間間隔で連続的に検出する。これにより、1点タッチ操作の場合の移動方向や移動距離を検出し、2点タッチ操作の場合のそれぞれの点の移動方向や2点間距離の変化を検出することができる。
波形描画部142は、データ格納部130からデータを読み出して、表示装置120に波形表示を行なう。この際に、タッチ操作検出部141が1点タッチ操作、2点タッチ操作を検出すると、検出内容に応じて表示波形を移動させたり、表示波形を拡大縮小させたりする。
本実施形態の表示画面生成部140は、タッチ操作検出部141と波形描画部142とが協働することにより、以下のような特徴的な処理を行なう。すなわち、1点タッチ操作を認識すると、水平方向、垂直方向毎にタッチ位置の変化量を取得し、いずれかの方向における変化量が基準値以上になると、1点タッチ操作が終了するまで、その方向にのみ、表示波形を移動させる処理を行なう。また、2点タッチ操作を認識すると、水平方向、垂直方向毎に2点タッチ間の変化量を取得し、いずれかの方向における変化量が基準値以上になると、2点タッチ操作が終了するまで、その方向にのみ、表示波形を拡大・縮小させる。
次に、本実施形態の波形表示装置10の特徴的な動作について、図2、図3のフローチャートを参照して説明する。図2は、主として波形移動の動作を示し、図3は、波形拡大縮小の動作を示している。
これらの動作は、タッチ操作検出部141が、タッチセンサ110が受け付けたユーザのタッチ操作を検出することで開始する(S101)。タッチ操作検出部141は、タッチ操作を検出すると、タッチ操作が、1点タッチ操作であるか、2点タッチ操作であるかの判定を行なう(S102)。
1点タッチ操作の場合は、タッチ開始点の座標(x0,y0)を取得し、その座標を一時的に記録する(S103)。そして、所定の微小時間間隔で現在のタッチ位置の座標(xp,yp)を取得する(S104)。現在のタッチ位置の座標(xp,yp)と、タッチ開始点の座標(x0,y0)とから、水平方向、垂直方向毎に開始点からの変化量|Δx|、|Δy|を算出する(S105)。ここで、変化量|Δx|は、スワイプ操作の水平方向の移動距離に対応し、変化量|Δy|は、スワイプ操作の垂直方向の移動距離に対応する。
そして、変化量|Δx|、変化量|Δy|が所定の基準値以上になったかどうかを判定する(S106、S107)。変化量|Δx|の基準値と変化量|Δy|の基準値とは同じ値とするが、異なる値を用いてもよい。
変化量|Δx|、変化量|Δy|のいずれも基準値以上になっていない場合(S106:No、S107:No)は、タッチ操作が終了してなければ(S108:No)、次の微小時間間隔で最新のタッチ位置の座標(xp,yp)を取得し(S104)、以降の処理を繰り返す。タッチ操作が終了した場合(S108:Yes)には、本動作を終了し、次のタッチ操作を待つ。
変化量|Δx|が所定の基準値以上となった場合(S106:Yes)、すなわち、水平方向の移動距離がある程度大きくなると、水平移動モードとなる(S109)。水平移動モードでは、スワイプ操作の垂直方向の移動分は無視し、水平方向の移動分のみに反応して、波形の水平移動を行なう。
水平移動モードでは、微小時間間隔で最新のタッチ位置の座標(xp,−)を取得する(S110)。y座標については、取得しなくてもよいし、取得後に無視してもよい。最新のタッチ位置の座標(xp,−)を取得すると、開始点からの水平方向の変化値Δxを算出する(S111)。変化値Δxの大きさが波形の移動量に相当する。ここでは、変化値Δxが正であれば、右方向に波形を移動させ、変化値Δxが負であれば、左方向に波形を移動させるものとする。
波形描画部142は、必要に応じて移動後の波形の描画に必要なデータをデータ格納部130から読み込んで(S112)、移動後の波形を再描画する(S113)。タッチ操作が継続している場合(S114:No)は、次の微小時間間隔で最新のタッチ位置の座標(xp,−)を取得し(S110)、以降の処理を繰り返す。タッチ操作が終了すると(S114:Yes)、水平移動モードが終了し、波形の移動が確定する。
例えば、図4(a)に示すように、タッチ開始点A1からA2にスワイプ操作を行なったとき、水平方向の変化量|Δx|が基準値以上になったとする。この段階で、水平移動モードとなり、その後、図4(b)に示すように、スワイプ操作が斜め方向のA3に達したとしても、垂直方向の移動分は無視する。この結果、水平方向の移動分のみが有効になって、図4(c)に示すように、波形は垂直方向には移動せずに、水平方向にのみ移動する。
図2のフローチャートの説明に戻って、変化量|Δy|が所定の基準値以上となった場合(S107:Yes)、すなわち、垂直方向の移動距離がある程度大きくなると、垂直移動モードとなる(S115)。垂直移動モードでは、スワイプ操作の水平方向の移動分は無視し、垂直方向の移動分のみに反応して、波形の垂直移動を行なう。
垂直移動モードでは、微小時間間隔で最新のタッチ位置の座標(−,yp)を取得する(S116)。x座標については、取得しなくてもよいし、取得後に無視してもよい。最新のタッチ位置の座標(−,yp)を取得すると、開始点からの垂直方向の変化値Δyを算出する(S117)。変化値Δyの大きさが波形の移動量に相当する。ここでは、変化値Δyが正であれば、上方向に波形を移動させ、変化値Δyが負であれば、下方向に波形を移動させるものとする。
波形描画部142は、移動後の波形を再描画する(S118)。タッチ操作が継続している場合(S119:No)は、次の微小時間間隔で最新のタッチ位置の座標(−,yp)を取得し(S116)、以降の処理を繰り返す。タッチ操作が終了すると(S119:Yes)、垂直移動モードが終了し、波形の移動が確定する。
なお、水平移動モードあるいは垂直移動モードになった際に、水平移動モードあるいは垂直移動モードになったことをユーザに通知してもよい。ユーザへの通知は、例えば、水平移動モードあるいは垂直移動モードを示す情報を表示装置120に表示することにより行なうことができる。表示する情報は、移動モードを示す文字、移動モードを示す記号、移動モードを示すアイコン、移動方向を示す矢印等とすることができる。
処理(S102)で、タッチ操作が、1点タッチ操作であるか、2点タッチ操作であるかの判定を行なった結果、2点タッチ操作であると判定した場合には、タッチ開始時の2点の座標(x1,y1)(x2,y2)を取得し、その座標を一時的に記録する(図3:S120)。
そして、所定の微小時間間隔で現在の2点のタッチ位置の座標(xp,yp)(xq,yq)を取得する(S121)。現在のタッチ位置の座標(xp,yp)(xq,yq)とタッチ開始点の座標(x1,y1)(x2,y2)とから、水平方向、垂直方向毎に開始点からの2点間の変化量|Δx|、|Δy|を算出する(S122)。なお、2点間の変化量|Δx|は、ピンチイン操作あるいはピンチアウト操作の水平方向の2点間の閉じ量あるいは開き量に対応し、2点間の変化量|Δy|は、ピンチイン操作あるいはピンチアウト操作の垂直方向の2点間の閉じ量あるいは開き量に対応する。
そして、2点間の変化量|Δx|、2点間の変化量|Δy|が所定の基準値以上になったかどうかを判定する(S123、S124)。2点間の変化量|Δx|の基準値と2点間の変化量|Δy|の基準値とは同じとするが、異なる値を用いてもよい。
2点間の変化量|Δx|、2点間の変化量|Δy|のいずれも基準値以上になっていない場合(S123:No、S124:No)は、タッチ操作が終了してなければ(S125:No)、次の微小時間間隔で最新の2点のタッチ位置の座標(xp,yp)(xq,yq)を取得し(S121)、以降の処理を繰り返す。タッチ操作が終了した場合(S125:Yes)には、本動作を終了し、次のタッチ操作を待つ。
2点間の変化量|Δx|が所定の基準値以上となった場合(S123:Yes)、すなわち、水平方向の2点間の閉じ量あるいは開き量がある程度大きくなると、水平拡大縮小モードとなる(S126)。水平拡大縮小モードでは、ピンチイン操作あるいはピンチアウト操作の垂直方向の変化分は無視し、水平方向の変化分のみに反応して、波形の水平方向の拡大縮小を行なう。水平拡大縮小モードになったことをユーザに通知してもよい。
水平拡大縮小モードでは、微小時間間隔で最新の2点タッチ位置の座標(xp,−)(xq,−)を取得する(S127)。y座標については、取得しなくてもよいし、取得後に無視してもよい。最新のタッチ位置の座標(xp,−)(x1,−)を取得すると、開始時からの2点間の水平方向の変化値Δxを算出する(S128)。変化値Δxの大きさが波形の拡大縮小量に相当する。ここでは、2点間が広がり、変化値Δxが正の場合は、波形を水平方向に拡大させ、2点間が狭まり、変化値Δxが負の場合は、波形を水平方向に縮小させるものとする。
そして、波形描画部142は、拡大縮小後の波形を再描画する(S129)。なお、拡大縮小の際の中心点は、例えば、開始時の2点の水平方向の中間点(xc,−)とすることができる。タッチ操作が継続している場合(S130:No)は、次の微小時間間隔で最新の2点のタッチ位置の座標(xp,−)(xq,−)を取得し(S127)、以降の処理を繰り返す。タッチ操作が終了すると(S130:Yes)、水平拡大縮小モードが終了する。
一方、2点間の変化量|Δy|が所定の基準値以上となった場合(S124:Yes)、すなわち、垂直方向の2点間の閉じ量あるいは開き量がある程度大きくなると、垂直拡大縮小モードとなる(S131)。垂直拡大縮小モードでは、ピンチイン操作あるいはピンチアウト操作の水平方向の変化分は無視し、垂直方向の変化分のみに反応して、波形の垂直方向の拡大縮小を行なう。垂直拡大縮小モードになったことをユーザに通知してもよい。
垂直拡大縮小モードでは、微小時間間隔で最新の2点タッチ位置の座標(−,yp)(−,yq)を取得する(S132)。x座標については、取得しなくてもよいし、取得後に無視してもよい。最新のタッチ位置の座標(−,yp)(−,yq)を取得すると、開始時からの2点間の垂直方向の変化値Δyを算出する(S133)。変化値Δyの大きさが波形の拡大縮小量に相当する。ここでは、2点間が広がり、変化値Δyが正の場合は、波形を垂直方向に拡大させ、2点間が狭まり、変化値Δyが負の場合は、波形を垂直方向に縮小させるものとする。
そして、波形描画部142は、拡大縮小後の波形を再描画する(S134)。なお、拡大縮小の際の中心点は、例えば、開始時の2点の垂直方向の中間点(−,yc)とすることができる。タッチ操作が継続している場合(S135:No)は、次の微小時間間隔で最新の2点のタッチ位置の座標(−,yp)(−,yq)を取得し(S132)、以降の処理を繰り返す。タッチ操作が終了すると(S135:Yes)、垂直拡大縮小モードが終了する。
本実施形態では、ピンチアウト操作、ピンチイン操作による波形の拡大縮小においては、タッチ操作の途中においては、データ格納部130からの新たなデータの読み込みを行なわないようにしている。これは、拡大縮小により表示領域や解像度が変わる過程において、必要なデータをその都度読み込んで再描画を行なうと処理負荷が過剰になるためである。
このため、タッチ操作が終了し、水平拡大縮小モードあるいは垂直拡大縮小モードが終了した段階で、拡大縮小後の波形の描画に必要なデータをデータ格納部130から読み込んで(S136)、拡大縮小後の波形を再描画する(S137)。
例えば、図5(a)に示すように、開始時の2点A1、B1からA2、B2に水平方向の2点間変化量の大きいピンチイン操作を行なうと、A1、B1の水平方向の中間点Cを中心に波形を水平方向にのみ縮小させる。操作途中においては、新たなデータの読み込みは行なわないため、図5(b)に示すように、外側の領域の描画は行なわない。これにより、描画される波形の大きさが縮小の度合いを間接的に示すことになる。
なお、本図の例では、水平拡大縮小モードであることを示すために、水平方向拡大縮小インジケータを水平方向に伸びた棒状で表示している。水平方向拡大縮小インジケータでは、縮小前の波形の領域をハイライト表示することで、縮小の度合いを示している。
そして、タッチ操作が終了すると、表示領域が確定するため、図5(c)に示すように、縮小後の表示領域に対応したデータをデータ格納部130から読み込んで、表示領域内の波形の再描画が行なわれる。
また、図6(a)に示すように、開始時の2点A1、B1からA2、B2に垂直方向の2点間変化量の大きいピンチアウト操作を行なうと、A1、B1の垂直方向の中間点Cを中心に波形を垂直方向にのみ拡大させる。操作途中においては、新たなデータの読み込みは行なわないため、図6(b)に示すように、高解像度の描画は行なわずに、単なる補間による表示を行なう。
なお、本図の例では、垂直拡大縮小モードであることを示すために、垂直方向拡大縮小インジケータを垂直方向に伸びた棒状で表示している。垂直方向拡大縮小インジケータでは、対応する拡大前の波形の領域をハイライト表示することで、拡大の度合いを示している。
そして、タッチ操作が終了すると、図6(c)に示すように、拡大後の表示領域に対応したデータをデータ格納部130から読み込んで、高解像度の波形の再描画が行なわれる。
以上説明したように、本実施形態の波形表示装置10では、1点タッチ操作の初動方向に応じて、水平方向あるいは垂直方向に限定して波形の移動を行なえるため、波形移動の際に基準としたい軸がぶれてしまうことを防ぐことができる。また、2点タッチ操作の初動方向に応じて、水平方向あるいは垂直方向に限定して波形の拡大縮小を行なえるため、波形拡大縮小の際に基準としたい軸がぶれてしまうことを防ぐことができる。これにより、波形表示装置に適したタッチ操作が実現できる。
10…波形表示装置、100…タッチパネル、110…タッチセンサ、120…表示装置、130…データ格納部、140…表示画面生成部、141…タッチ操作検出部、142…波形描画部、150…表示画面生成部

Claims (3)

  1. タッチパネルを備えた波形表示装置であって、
    2点タッチ操作を認識すると、水平方向、垂直方向毎に2点タッチ間の変化量を取得し、
    いずれかの方向における変化量が基準値以上になると、前記2点タッチ操作が終了するまで、その方向にのみ、表示波形を拡大・縮小させる表示画面生成部を備えたことを特徴とする波形表示装置。
  2. 前記表示画面生成部は、前記2点タッチ操作を受け付けている間は、新たなデータを読み込むことなく前記波形の拡大・縮小表示を行ない、前記2点タッチ操作の終了後に、拡大・縮小後の表示領域に対応したデータを読み込んで、波形の再描画を行なうことを特徴とする請求項1に記載の波形表示装置。
  3. 前記表示画面生成部は、いずれかの方向における2点タッチ間の変化量が基準値以上になると、その方向を示す表示を行なうことを特徴とする請求項1または2に記載の波形表示装置。
JP2014218454A 2014-10-27 2014-10-27 波形表示装置 Active JP6516437B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014218454A JP6516437B2 (ja) 2014-10-27 2014-10-27 波形表示装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014218454A JP6516437B2 (ja) 2014-10-27 2014-10-27 波形表示装置

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018201734A Division JP6621513B2 (ja) 2018-10-26 2018-10-26 波形表示装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016085139A JP2016085139A (ja) 2016-05-19
JP6516437B2 true JP6516437B2 (ja) 2019-05-22

Family

ID=55973329

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014218454A Active JP6516437B2 (ja) 2014-10-27 2014-10-27 波形表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6516437B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7242289B2 (ja) * 2018-12-25 2023-03-20 横河電機株式会社 光パルス試験器
KR102709844B1 (ko) * 2022-07-01 2024-09-24 김철우 멀티 기능을 가진 측정 기록 및 지시계

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3577607B2 (ja) * 1994-09-21 2004-10-13 本田技研工業株式会社 地図表示装置
JPH11213002A (ja) * 1998-01-30 1999-08-06 Hitachi Ltd 地図図面表示切換え方法
JP3770121B2 (ja) * 2001-08-30 2006-04-26 株式会社デンソー 画像処理装置
JP5247200B2 (ja) * 2008-03-27 2013-07-24 株式会社デンソーアイティーラボラトリ 地図表示システム、地図表示方法およびプログラム
US9134899B2 (en) * 2011-03-14 2015-09-15 Microsoft Technology Licensing, Llc Touch gesture indicating a scroll on a touch-sensitive display in a single direction
JP5553812B2 (ja) * 2011-10-26 2014-07-16 株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメント スクロール制御装置、端末装置およびスクロール制御方法
JP5906984B2 (ja) * 2012-07-30 2016-04-20 カシオ計算機株式会社 表示端末装置及びプログラム
JP2014032093A (ja) * 2012-08-03 2014-02-20 Hitachi High-Technologies Corp 分析装置
JP5668992B2 (ja) * 2012-10-15 2015-02-12 横河電機株式会社 抵抗膜式タッチパネルを備えた電子機器
JP5946022B2 (ja) * 2012-10-26 2016-07-05 横河電機株式会社 波形表示装置
US8949735B2 (en) * 2012-11-02 2015-02-03 Google Inc. Determining scroll direction intent
US8928615B2 (en) * 2012-11-08 2015-01-06 Good Will Instrument Co., Ltd. Oscilloscope with touch control and touch control operating method of displaying waveform thereof
US9727228B2 (en) * 2013-02-22 2017-08-08 Keysight Technologies, Inc. Method for selecting waveforms on electronic test equipment
JP6116409B2 (ja) * 2013-07-04 2017-04-19 日置電機株式会社 波形表示装置、波形表示方法および波形表示用プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016085139A (ja) 2016-05-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8553000B2 (en) Input apparatus that accurately determines input operation, control method for input apparatus, and storage medium
JP4609557B2 (ja) 情報処理装置及び情報処理方法
US8970518B2 (en) Click position control apparatus, click position control method, and touch sensor system
US10877659B2 (en) Method for controlling the magnification level on a display
JP6171643B2 (ja) ジェスチャ入力装置
JP2010186254A (ja) 表示制御装置
JP2011134273A (ja) 情報処理装置、情報処理方法およびプログラム
JP6370118B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法、及びコンピュータプログラム
JP6516437B2 (ja) 波形表示装置
US20130162562A1 (en) Information processing device and non-transitory recording medium storing program
JP4879933B2 (ja) 画面表示装置、画面表示方法およびプログラム
JP6411067B2 (ja) 情報処理装置及び入力方法
JP2014067201A (ja) ユーザインタフェース装置及び項目選択方法
US20160291842A1 (en) Information processing device and information processing method
EP2876540B1 (en) Information processing device
JP5668992B2 (ja) 抵抗膜式タッチパネルを備えた電子機器
JP5785891B2 (ja) 表示装置
JP6621513B2 (ja) 波形表示装置
JP6682951B2 (ja) プログラムおよび情報処理装置
JP2017084216A (ja) 入力処理装置、及びそれを備えた画像形成装置
JP2012185703A (ja) 入力装置、入力方法およびプログラム
US20150116281A1 (en) Portable electronic device and control method
WO2013190857A1 (ja) 処理装置、感度調整方法およびプログラム
JP2016009436A (ja) 情報処理装置及び表示制御方法
JP2018170048A (ja) 情報処理装置、入力方法及びプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170410

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180125

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180206

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180329

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180904

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181025

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190409

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190416

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6516437

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350