JP6515890B2 - 車両のシート - Google Patents

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Description

この発明は、車両におけるシートに関するものである。
この種のシートの一例が特許文献1に記載されている。そのシートはいわゆるネットシートと称されるものであって、シートバックフレームにネットが取り付けられている。そのネットは、シートバックフレームの上下方向での中央部に近い位置でかつ左右方向での中央部に配置された連結部と、その連結部から放射状に張った糸部とを有している。その連結部はリング状の部材であって、かつ、複数の孔が形成されている。また、糸部の端部にフックが取り付けられており、上述した孔にそのフックを引っ掛けることによって連結部に糸部が連結されている。その糸部は、長さ方向には剛性が高く、曲げ方向の剛性が低いように構成されている。そのため、連結部を中心とした回動方向にはその糸部が容易に変形するので、ネットに寄りかかっている搭乗者は、操舵する際や横加速度を受けた場合などに、上記の連結部に対向する箇所付近を中心にして上半身を捻る(回動させる)ことが容易になる、とされている。
特開2015−160457号公報
特許文献1に記載されたシートでは、搭乗者がネットに寄り掛かってネットが撓むことによりホールド性やクッション性が生じ、また、ネットの撓みに応じた荷重すなわち反力としての張力が糸部とフックとの結合部分に作用する。その荷重は、ネットの撓みが大きくなることに伴って増大する。そのため、特許文献1に記載された構成では、ネットが大きく撓むと、糸部とフックとを結合している結合力より上述した荷重が大きくなってしまい、糸部とフックとの結合が解かれる可能性がある。結合力を大きくしようとすると、糸部とフックとを結合する構成が大型化したり複雑になったりしてしまう可能性があり、これらの点で改良の余地があった。
また、特許文献1に記載されたシートは、操舵時や旋回時などに、連結部に対向する箇所付近、すなわち、搭乗者の肩甲骨の間の部分を中心にして上半身を回動させるように構成されている。ネットにおける連結部付近は上述したように回動の中心であるから変形しにくく、それ以外の箇所は搭乗者の上半身の動きに合わせて変形しやすいことが好ましい。しかしながら、ネットにおける部位毎に剛性や強度などの特性を変更する構成については特許文献1に記載されておらず、ネットの全体としての特性を変更し、あるいは調整しやすくするなどの点で改良の余地があった。
この発明は上記の事情を背景としてなされたものであって、耐久性を向上でき、しかも、ネットの剛性や強度などの特性を容易に変更できる車両のシートを提供することを目的とするものである。
上記の目的を達成するために、この発明は、着座した搭乗者の背面を支えるシートバックフレームと前記シートバックフレームの少なくとも幅方向での中央部に配置された連結具との間に、前記連結具を中心として放射状に配置された複数本の線条材が所定の張力をもって張り渡された車両のシートにおいて、前記複数本の線条材のうち、前記連結具を中心とした円周方向で互いに隣り合う少なくともいずれか二本の線条材は、無端の環状線条材を含み、前記連結具は、前記環状線条材が掛けられる取付部を有し、かつ、前記シートバックフレームの上下方向での中央部よりも上側に配置されており、前記環状線条材の一部分が前記取付部に掛けられかつ前記環状線条材の他の部分が前記シートバックフレームに固定されることにより、前記環状線条材を含む前記少なくとも二本の線条材が前記連結具と前記シートバックフレームとの間に張り渡されていることを特徴とするものである
この発明では、前記連結具は、前記搭乗者の左右の肩甲骨の間の背骨に対応する位置に配置されていてよい。
この発明では、前記シートバックフレームは、少なくとも、前記車両の幅方向で前記シートバックフレームにおける左右両側にそれぞれ設けられていて前記車両の上下方向に延びるサイド部と、前記サイド部にそれぞれ設けられていて前記車両の前後方向で後方側に延びる凸部とを備え、前記凸部と前記連結具とを連結しかつ前記車両の幅方向に前記連結具を移動させる荷重に対抗する荷重を生じる他の線条材とを備えていてよい。
この発明では、前記シートバックフレームは、少なくとも、前記車両の幅方向で前記シートバックフレームにおける左右両側にそれぞれ設けられていて前記車両の上下方向に延びるサイド部と、前記サイド部にそれぞれ設けられていて前記車両の前後方向で後方側に延びる凸部とを備え、前記連結具と前記シートバックフレームとの間に張り渡されている前記環状線条材のうち、前記車両の幅方向に延びている前記環状線条材によって、前記凸部と前記連結具とを連結しかつ前記車両の幅方向に前記連結具を移動させる荷重に対抗する荷重を生じるように構成されていてよい。
この発明では、前記連結具に前記他の線条材の一部分が連結されており、前記車両の前後方向で前記凸部における後方側の端部に前記他の線条材の他の部分が連結されていてよい
また、この発明は、着座した搭乗者の背面を支えるシートバックフレームと前記シートバックフレームの少なくとも幅方向での中央部に配置された連結具との間に、前記連結具を中心として放射状に配置された複数本の線条材が所定の張力をもって張り渡された車両のシートにおいて、前記複数本の線条材のうち、前記連結具を中心とした円周方向で互いに隣り合う少なくともいずれか二本の線条材は、無端の環状線条材を含み、前記連結具は、前記環状線条材が掛けられる取付部を有し、前記環状線条材の一部分が前記取付部に掛けられかつ前記環状線条材の他の部分が前記シートバックフレームに固定されることにより、前記環状線条材を含む前記少なくとも二本の線条材が前記連結具と前記シートバックフレームとの間に張り渡されており、前記シートバックフレームは、少なくとも、前記シートバックフレームの上下方向での中央部よりも下側に設けられていて前記車両の幅方向に延びるロア部を備えており、前記ロア部に、前記環状線条材の他の部分が固定されていることを特徴とするものである。
この発明では、前記シートバックフレームは、前記シートバックフレームの上下方向での前記中央部よりも上側に設けられていて前記車両の幅方向に延びるアッパー部を更に備えており、前記アッパー部に、前記環状線条材の他の部分が固定されていてよい。
この発明では、前記シートバックフレームは、少なくとも、前記車両の幅方向で前記シートバックフレームにおける左右両側にそれぞれ設けられていて前記車両の上下方向に延びるサイド部と、前記サイド部にそれぞれ設けられていて前記車両の前後方向で後方側に延びる凸部とを備え、前記凸部と前記連結具とを連結しかつ前記車両の幅方向に前記連結具を移動させる荷重に対抗する荷重を生じる他の線条材とを備えていてよい。
この発明では、前記シートバックフレームは、少なくとも、前記車両の幅方向で前記シートバックフレームにおける左右両側にそれぞれ設けられていて前記車両の上下方向に延びるサイド部と、前記サイド部にそれぞれ設けられていて前記車両の前後方向で後方側に延びる凸部とを備え、前記連結具と前記シートバックフレームとの間に張り渡されている前記環状線条材のうち、前記車両の幅方向に延びている前記環状線条材によって、前記凸部と前記連結具とを連結しかつ前記車両の幅方向に前記連結具を移動させる荷重に対抗する荷重を生じるように構成されていてよい。
この発明では、前記連結具に前記他の線条材の一部分が連結されており、前記車両の前後方向で前記凸部における後方側の端部に前記他の線条材の他の部分が連結されていてよい。
この発明によれば、連結具とシートバックフレームとの間に放射状に複数本の線条材が掛け渡されている。連結具の円周方向で互いに隣接している線条材は無端の環状線条材を含んでいる。連結具に取付部が形成されており、その取付部に無端の環状線条材の一部分が掛けられる。一方、無端の環状線条材の他の部分がシートバックフレームに固定される。このような構成であれば、連結具に対して環状線条材を掛けるだけであるから、連結具と環状線条材とを結合する結合力がない。つまり、搭乗者がネットにもたれ掛かった場合には、搭乗者がもたれ掛かる荷重に応じた張力が環状線条材に生じるだけであるから、連結具と環状線条材との連結状態を維持できる。その取付部は環状線条材を掛けるように構成されていればよいため、簡易な構成とすることができ、また、それらを連結するための作業性を向上できる。さらに、環状線条材同士は互いに独立している。そのため、剛性や強度などの特性の異なる環状線条材を予め用意し、取付部ごとに剛性や強度などの特性の異なる環状線条材を掛けるとすれば、ネットの全体としての剛性や強度などの特性を容易に変更または調整できる。
この発明の第1実施形態に係る車両のシートの一例を示す斜視図である。 図1に示す車両のシートの一部を示す側面図である。 この発明の第1実施形態における連結具、および、フレームに第1線条材を連結する構造を示す図である。 この発明の第1実施形態における連結具の断面図である。 この発明の第1実施形態における連結具に作用する荷重を模式的に示す図である。 この発明の第2実施形態における連結具の構造を示す図である。
図1は、この発明の第1実施形態に係る車両のシートの一例を示す斜視図であり、図1では、矢印FR方向が車両の前後方向のうちの前方向を、矢印UP方向が車両の上下方向のうちの上方向を、矢印LH方向が車幅方向のうちの左方向をそれぞれ示している。図2は、図1に示す車両のシートの一部を示す側面図である。ここに示すシート1は、ネットシートと称されるものであって、例えば車両におけるドライバーシートやパッセンジャーシートとして用いることができる一人掛けのシートである。シート1は、従来の車両用のシートと同様に、搭乗者の臀部を載せて体重を支えるシートクッション部2と、搭乗者の上半身をもたれ掛けさせて背面から支えるシートバック部3とを備えている。シート1はレール4の上に載せられていて、車両(図示せず)の前後方向での位置を調整できるように構成されている。また、シートバック部3の角度を調整できるリクライニング機能(図示せず)を備えることができる。さらに、シートバック部3の上部中央部には、ヘッドレスト部5が取り付けられる。
図1に示すシート1は、搭乗者の上半身を拘束するホールド性、および、操舵時や横加速度による荷重を受けた場合などにおける上半身の自由度が向上するように構成されている。搭乗者の上半身を背中側から支えるシートバック部3は、シートクッション部2の後ろ側の部分から後ろ斜め上方に立ち上がっているシートバックフレーム(以下、単にフレームと記す。)6と、そのフレーム6に張って設けられているネット構造体7とを備えている。
フレーム6は矩形もしくは方形に形成されており、そのフレーム6における左右両側の部分であって、かつ、車両の上下方向に延びる部分がサイド部8となっている。各サイド部8の下端部同士は車両の左右方向に延びるロア部によって互いに連結されている。各サイド部8の上端部同士は前記左右方向に延びるアッパー部によって互いに連結されており、そのアッパー部に上述したヘッドレスト部5が設けられている。車両の前後方向で各サイド部8の後方側に、この発明の実施形態における凸部に相当するブラケット9がそれぞれ取り付けられている。そのブラケット9は、例えば、板状の部材であって、車両の前後方向に延びている。車両の前後方向で前側に位置するブラケット9の前端部9Aがサイド部8に図示しないボルトによって固定されている。ブラケット9の後端部9Bは車両の前後方向で後方に延びている。各ブラケット9の後端部9Bとネット構造体7の連結具10とが、この発明の実施形態における他の線条材に相当する張り綱11を介して連結されている。その張り綱11は可撓性や弾性を有する部材例えばワイヤやロープなどであってよく、この張り綱11によって車両の前後方向で後方側にネット構造体7が引っ張られている。
図1および図2に示す例では、連結具10に形成された後述する貫通孔18に、張り綱11の長さ方向での中央部分が通されており、あるいは、引っ掛けられている。ブラケット9の後端部9Bに張り綱11の両端部がブラケット9の幅方向に並んで固定されている。つまり、連結具10で折り返すように、連結具10とブラケット9との間に張り綱11が張り渡されている。上述した連結具10に連結される張り綱11の中央部分がこの発明の実施形態における他の線条材の一部分に相当し、ブラケット9の後端部9Bに固定される張り綱11の両端部がこの発明の実施形態における他の線条材の他の部分に相当している。ブラケット9に張り綱11を固定するための手段は適宜、選択することができ、所定の係止部材によって固定することができる。ブラケット9における張り綱11の各端部の固定箇所を図1および図2に符号12で記載してある。上述したように、張り綱11によってネット構造体7を車両の前後方向で後方側に引っ張ることにより、図2に示すように、ネット構造体7を搭乗者の背面の湾曲形状に倣った形状に湾曲させている。また、ネット構造体7の連結具10が左右方向に移動した場合に、連結具10を移動させる荷重に対抗する荷重を生じさせてフレーム6の左右方向での中央部に位置決めするようになっている。
ネット構造体7は搭乗者の腰部から肩甲骨の部分ないし肩の部分に到る背面を支える部分になっている。そのネット構造体7は搭乗者の左右の肩甲骨の部分の動きを滑らかにし、かつ左右の肩甲骨の間の部分の動きを拘束するように構成されている。すなわち、連結具10は、シートバック部3にもたれ掛かった搭乗者の左右の肩甲骨の間の背骨に対応する位置に配置され、左右の肩甲骨の間の部分の動きを拘束するように機能する。図1に示す例では、フレーム6の上下方向での中央部より上側であって、かつ、左右方向での中央部に、連結具10が位置している。その連結具10は円板状に形成されている。その連結具10とフレーム6との間に複数本の線条材13Aが放射状に張り渡されている。
連結具10を中心とした円周方向で互いに隣接している線条材13Aのうち、少なくともいずれかの2本の線条材13Aは無端の環状線条材(以下の説明では、第1線条材と記す。)13によって構成されている。ここに示す例では、連結具10に8本の第1線条材13の一部分13Bが引っ掛けられている。また、フレーム6に第1線条材13における他の部分13Cが連結もしくは固定されている。こうすることにより、連結具10とフレーム6の間に無端環状の第1線条材13が張り渡されている。第1線条材13は可撓性や弾性を有する部材例えば、ワイヤやロープなどであってよい。なお、第1線条材13がこの発明の実施形態における無端の環状線条材に相当している。また、連結具10に引っ掛けられている第1線条材13の一部分13Bがこの発明の実施形態における環状線条材の一部分に相当し、フレーム6に連結されている第1線条材13の他の部分13Cがこの発明の実施形態における環状線条材線の他の部分に相当している。それら第1線条材13の一部分13Bと第1線条材13の他の部分13Cとの間の第1線条材における直線状の部分13Aがこの発明の実施形態における線条材に相当している。
図3は、この発明の第1実施形態における連結具10、および、フレーム6に第1線条材13を連結する構造を示す図であり、矢印UP方向が車両の上下方向のうちの上方向を、矢印RH方向がシート1に着座する搭乗者から見て車幅方向のうちの右方向をそれぞれ示している。図4は、この発明の第1実施形態における連結具10の断面図であり、矢印FR方向が車両の前後方向のうちの前方向を、矢印UP方向が車両の上下方向のうちの上方向をそれぞれ示している。図3および図4に示すように、連結具10は円板状のベース部14と、そのベース部14の円周方向に一定の間隔で設けられた複数のピン15と、ベース部14とほぼ同じ外径の蓋部16とを備えている。ベース部14と蓋部16とは、それらの外径を一致させた状態で互いに対向して配置され、かつ、例えば、車両の前後方向で前方側に蓋部16が配置され、後方側にベース部14が配置されている。ベース部14と蓋部16との間に各ピン15が挟み込まれている。ピン15は円柱状もしくは円筒状に形成されている。ベース部14にピン15の一方の端部が固定され、蓋部16にピン15の他方の端部が固定されている。つまり、搭乗者の背面に、ピン15が接触しないように蓋部16によって覆われている。ピン15ごとに、第1線条材13の一部分13Bをそれぞれ引っ掛けることにより、連結具10に複数の第1線条材13が連結されている。第1線条材13はピン15の外周面に接触しているだけであり、ピン15に固定されていない。なお、各ピン15において、第1線条材13が折り返され、ピン15を挟んで線条材13A同士が互いに隣接している、と言うことができる。また、上述したピン15が、この発明の実施形態における取付部に相当している。
第1線条材13におけるピン15に接触している一部分13Bと異なる他の部分13Cは、連結具10からフレーム6に向かって延びている。第1線条材13の他の部分13Cは、一例として、車両の前後方向でフレーム6の前方側から後方側に回り込んでフレーム6に巻き付けられている。その車両の前後方向でフレーム6の後方側には、図3に示すように、突出部17が設けられている。この突出部17に第1線条材13の他の部分13Cが引っ掛けられている。なお、突出部17に替えて、車両の前後方向でフレーム6の前面に、第1線条材13の他の部分13Cを嵌め込むことができる「U」字形状もしくは「V」字形状の溝部を形成し、その溝部に第1線条材13の他の部分13Cを嵌め込むと共に、溝部の開口部を閉じてフレーム6に第1線条材13を連結してもよい。
また、上述したベース部14に、板厚方向に貫通する貫通孔18が複数形成されている。図3に示す例では、ベース部14の円周方向に一定の間隔をあけた2箇所に、一対の貫通孔18がそれぞれ設けられている。ベース部14の中心を挟んで両側の各一対の貫通孔18は車両の高さ方向で同じ高さに形成されている。各ペアにおける各貫通孔18は、図3に示すように、車両の高さ方向に並んで形成され、ベース部14に合計、4つの貫通孔18が形成されている。なお、貫通孔18はベース部14の円周方向に一定の間隔で4つ形成されていてもよい。図3での左側つまり車幅方向で右側に形成された各貫通孔18Rに、車幅方向で右側に設けられた張り綱11Rが通されている。また、図3での右側つまり車幅方向で左側に形成された各貫通孔18Lに、車幅方向で左側に設けられた張り綱11Lが通されている。こうすることにより、1つの貫通孔18に張り綱11を通してブラケット9側に張り綱11の両端部を折り返す構成に比較して、貫通孔18R,18Lに通されて折り曲げられた張り綱11R,11Lによって形成される角度を大きくする。つまり、張り綱11に大きいせん断力やせん断応力が作用することを抑制して張り綱11R,11Lがせん断されにくいようになっている。各張り綱11R,11Lの中央部分は、ベース部14と蓋部16との間の空間に露出している。また、各張り綱11R,11Lの各端部は、上述したように、ブラケット9の後端部9Bにそれぞれ固定されている。こうして、連結具10の右側に配置された張り綱11Rによって、後ろ斜め右側に連結具10が引っ張られると共に、連結具10の左側に配置された張り綱11Lによって後ろ斜め左側に、連結具10が引っ張られている。
つぎに上述した構成のシート1の作用・効果について説明する。上述した構成のシート1では、連結具10のピン15に第1線条材13の一部分13Bを引っ掛けることにより、連結具10に第1線条材13が連結されている。そのため、搭乗者が着座して第1線条材13を引き伸ばす荷重やそれに応じた張力が第1線条材13に作用する場合に、それらの荷重や張力は連結具10と第1線条材13との連結状態には特には影響しない。すなわち、上述した構成では、連結具10のピン15の外周面に第1線条材13の一部分13Bが接触しているだけであり、それらを結合する結合力はない。そのため、ネット構造体7を撓ませる大きい荷重が作用し、また、その大きい荷重がネット構造体7に繰り返し作用するとしても、それによって連結具10と第1線条材13との連結状態が解かれることを防止もしくは抑制でき、シート1の全体としての耐久性を向上できる。また、連結具10のピン15に第1線条材13の一部分13Bを引っ掛けることにより、それらを連結できるので、取り付けの作業性を向上できる。さらに、第1線条材13ごとに、その剛性や強度などの特性を変更するとすれば、ネット構造体7の全体としての特性を変更できる。例えば、引張り剛性の高い第1線条材13を取り付けて撓みにくい堅いシート1としたり、引張り剛性の低い第1線条材13を取り付けて撓みやすい柔らかいシート1としたりすることができる。また、シート1における搭乗者の肩部に対応する部分に、他の箇所より引張り剛性の低い第1線条材13を取り付けて肩部の動きの自由度を向上させることもできる。そして、搭乗者の腰部に対応する部分に他の箇所より引張り剛性の高い第1線条材13を取り付ければ、腰部に対するホールド性を向上させたシート1とすることができる。なお、引張り剛性とは、第1線条材13を引っ張った場合における変形のしにくさのことであり、引張り剛性が高いとは、第1線条材13を引っ張った場合における変形が小さいことであり、引張り剛性が低いとは、第1線条材13を引っ張った場合における変形が大きいことである。
図5は、連結具10に作用する荷重を模式的に示す図である。なお、矢印RH方向が車幅方向のうちの右方向を、矢印FR方向が車両の前後方向のうちの前方向をそれぞれ示している。ここに示すように、車幅方向で右側つまり図5において、連結具10の右側に配置された張り綱11Rによって、連結具10は、後ろ斜め右側に引っ張られている。また、車幅方向で右側つまり図5において、連結具10の左側に配置された張り綱11Lによって、連結具10は、後ろ斜め左側に引っ張られている。各張り綱11R,11Lによって連結具10を引っ張る荷重は、第1線条材13を引き伸ばすように作用し、連結具10は車両の前後方向で後方側に移動する。その結果、ネット構造体7はフレーム6に緩みなく張った状態となる。なお、張り綱11R,11Lによって引っ張られていない状態のネット構造体7を、図5に二点鎖線で記載してあり、張り綱11R,11Lによって引っ張っている状態のネット構造体7を図5に実線で記載してある。図5に示すように、車幅方向で連結具10の両側に、ネット構造体7と張り綱11とがV字形状に張られた状態となっている。
シート1に搭乗者Pが着座してシートバック部3にもたれ掛かると、搭乗者Pがもたれ掛かる荷重がネット構造体7に作用する。その荷重は、各第1線条材13を引き伸ばすように作用する。その荷重に応じた分、各第1線条材13が引き伸ばされ、車両の前後方向で後方側にネット構造体7が撓む。なお、第1線条材13を引き伸ばす荷重に応じた張力が前記第1線条材13を引き伸ばす荷重に対する抵抗力として第1線条材13に作用する。その張力は前記第1線条材13を引き伸ばす荷重の増大に伴って増大し、そのような張力がシート1のホールド性やクッション性になる。
搭乗者Pがシートバック部3にもたれ掛かっている状態で、例えば車両が旋回することにより搭乗者Pに横荷重が作用すると、それに伴って連結具10を横移動させる荷重が連結具10に作用する。車幅方向での左側に連結具10を横移動させる荷重を図5に矢印Aで示してある。連結具10に横荷重Aが作用すると、その横荷重Aは連結具10を挟んで右側に位置する張り綱11Rおよび第1線条材13Rを引き伸ばすように作用し、張り綱11Rおよび第1線条材13Rの張力が横荷重Aに対する抵抗力として作用する。つまり、横荷重Aに対抗する荷重(以下、単に対抗荷重と記す。)Bが生じる。その対抗荷重Bによって横荷重Aが相殺され、もしくは、減じられるため、連結具10の横移動すなわち搭乗者Pの上半身の横移動を防止もしくは抑制できる。一方、連結具10を挟んで左側に位置する張り綱11Lおよび第1線条材13Lは緩むことになるので、連結具10の移動を抑制する荷重は張り綱11Lおよび第1線条材13Lに生じない。またこうすることにより、車幅方向での連結具10の位置が決められるので、搭乗者Pの左右の肩甲骨の間の部分から連結具10がずれにくくなり、搭乗者Pの肩部は、連結具10によってその動きが阻害されず、滑らかに動かすことができる。なお、車幅方向での右側に連結具10が横移動する場合には、これとは反対に、張り綱11Lおよび第1線条材13Lに対抗荷重が生じる。張り綱11Rおよび第1線条材13Rには連結具10の移動を抑制する荷重は生じない。
図6は、この発明の第2実施形態における連結具10の構造を示す図であり、矢印UP方向が車両の上下方向のうちの上方向を、矢印RH方向が車幅方向のうちの右方向をそれぞれ示している。ここに示す例は、ピン15に替えて、ベース部14に第1線条材13の一部分13Bを引っ掛け、もしくは、嵌め込むことができる溝部19を形成し、その溝部19に第1線条材13を引っ掛け、もしくは、嵌め込むことにより連結具10に無端環状の第1線条材13を連結した例である。すなわち、溝部19は一例として「U」字形状を成しており、その溝部19の曲部19Aがベース部14における半径方向で内側に形成され、溝部19の各端部19Bがベース部14の外周縁に開口して形成されている。また、溝部19は蓋部16側に開口して形成されている。この溝部19に第1線条材13の一部分13Bが引っ掛けられ、もしくは、嵌め込まれる。そして、その状態で、蓋部16側に開口している溝部19の開口部が蓋部16によって閉じられる。第1線条材13における溝部19に接触している一部分13Bと異なる他の部分13Cは、連結具10からフレーム6側に延びている。それらの第1線条材13の一部分13Bと第1線条材13の他の部分13Cとの間の部分13Aが直線状になっている。そして、第1線条材13の他の部分13Cは、詳細は図示しないが、図3に示す例と同様に、フレーム6に巻き付けられかつ突出部17に引っ掛けられている。連結具10の溝部19に嵌め合わされている第1線条材13の一部分13Bが、この発明の実施形態における環状線条材の一部分に相当し、フレーム6に引っ掛けられている第1線条材13の他の部分13Cが、この発明の実施形態における環状線条材線の他の部分に相当し、それら13B,13Cの間の直線状の部分13Aが、この発明の実施形態における線条材に相当している。なお、他の構成は図3に示す構成と同様であるため、図3に示す構成と同様の部分には図3と同様の符号を付してその説明を省略する。
図6に示す構成のシート1の作用・効果について説明する。図6に示す構成では、溝部19に第1線条材13の一部分13Bを引っ掛け、もしくは、嵌合させることにより、連結具10に第1線条材13が連結されている。すなわち、溝部19の壁面のうち、主として連結具10の半径方向で外側の壁面に第1線条材13の一部分13Bが接触しているだけであり、それらを結合する結合力はない。そのため、搭乗者がもたれ掛かることにより、ネット構造体7を撓ませる大きい荷重が作用し、また、その大きい荷重がネット構造体7に繰り返し作用するとしても、それによって連結具10と第1線条材13との連結状態が解かれることを防止もしくは抑制でき、シート1の全体としての耐久性を向上できる。また、溝部19に第1線条材13の一部分13Bを引っ掛け、もしくは、嵌合させることにより、それらを連結できるので、取り付けの作業性を向上できる。さらに、第1線条材13ごとに、その剛性や強度などの特性を変更するとすれば、上述した図3に示す構成と同様に、ネット構造体7の全体としての特性を変更できる。
次に、搭乗者Pがシートバック部3にもたれ掛かっている状態で、車両が旋回した場合について説明する。例えば、車幅方向での左側に連結具10を横移動させる横荷重が連結具10に作用すると、その横荷重は連結具10を挟んで車幅方向での右側に位置する張り綱11Rおよび第1線条材13Rを引き伸ばすように作用する。そして、張り綱11Rおよび第1線条材13Rの張力が上述した横荷重に対する抵抗力として作用し、また、横荷重に対抗する荷重(以下、単に対抗荷重と記す。)が生じる。その対抗荷重によって横荷重が相殺され、もしくは、減じられるため、連結具10の横移動すなわち搭乗者Pの上半身の横移動を防止もしくは抑制できる。一方、連結具10を挟んで車幅方向での左側に位置する張り綱11Lおよび第1線条材13Lは緩むことになるので、連結具10の移動を抑制する荷重は張り綱11Lおよび第1線条材13Lに生じない。またこうすることにより、車幅方向での連結具10の位置が決められるので、搭乗者Pの左右の肩甲骨の間の部分から連結具10がずれにくくなり、搭乗者Pの肩部は、連結具10によってその動きが阻害されず、滑らかに動かすことができる。なお、車幅方向での右側に連結具10が横移動する場合には、これとは反対に、張り綱11Lおよび第1線条材13Lに対抗荷重が生じる。張り綱11Rおよび第1線条材13Rには連結具10の移動を抑制する荷重は生じない。つまり、図6に示す構成であっても、図1ないし図5に示す構成と同様の作用・効果を得ることができる。
上述した各実施形態では、連結具10とブラケット9とを、第1線条材13とは別に用意した張り綱11によって連結して連結具10を車両の前後方向で後方側に引っ張る例を挙げたが、複数の第1線条材13のうち、車両の幅方向での両側に配置された第1線条材13によって連結具10とブラケット9とを連結してもよい。すなわち、ベース部14に貫通孔18を形成せず、車両の幅方向での両側に設けられたピン15もしくは溝部19とブラケット9とを、ネット構造体7を構成する複数の第1線条材13のうち、車幅方向に沿うように掛け渡した少なくとも2つの第1線条材13によって連結してもよい。要は、連結具10を横移動させる荷重が生じた場合に、その連結具10を横移動させる荷重に対抗する荷重が生じるように、ネット構造体7に所定の張力を付与した状態でフレーム6にネット構造体7が張られていればよい。また、サイド部8にブラケット9を取り付ける例を挙げたが、サイド部8に一体的に車両の前後方向で後方側に出っ張った凸部を設け、その凸部に張り綱11を連結してもよい。さらに、この発明の実施形態におけるネット構造体は、糸状の部材を編んで構成してもよく、あるいは合成樹脂を射出成形するなどの方法によって一体に形成したものであってもよい。
1…シート、 3…シートバック部、 6…シートバックフレーム、 10…連結具、 13…第1線条材(環状線条材)、 13A…第1線条材における直線状の部分(線条材)、 13B…第1線条材における一部分(環状線条材の一部分)、 13C…第1線条材における他の部分(環状線条材13の他の部分)、 15…ピン(取付部)、 19…溝部(取付部)、 P…搭乗者。

Claims (10)

  1. 着座した搭乗者の背面を支えるシートバックフレームと前記シートバックフレームの少なくとも幅方向での中央部に配置された連結具との間に、前記連結具を中心として放射状に配置された複数本の線条材が所定の張力をもって張り渡された車両のシートにおいて、
    前記複数本の線条材のうち、前記連結具を中心とした円周方向で互いに隣り合う少なくともいずれか二本の線条材は、無端の環状線条材を含み、
    前記連結具は、前記環状線条材が掛けられる取付部を有し、かつ、前記シートバックフレームの上下方向での中央部よりも上側に配置されており、
    前記環状線条材の一部分が前記取付部に掛けられかつ前記環状線条材の他の部分が前記シートバックフレームに固定されることにより、前記環状線条材を含む前記少なくとも二本の線条材が前記連結具と前記シートバックフレームとの間に張り渡されている
    ことを特徴とする車両のシート。
  2. 請求項1に記載の車両のシートにおいて、
    記連結具は、前記搭乗者の左右の肩甲骨の間の背骨に対応する位置に配置されている
    ことを特徴とする車両のシート。
  3. 請求項1または2に記載の車両のシートにおいて、
    前記シートバックフレームは、少なくとも、前記車両の幅方向で前記シートバックフレームにおける左右両側にそれぞれ設けられていて前記車両の上下方向に延びるサイド部と、前記サイド部にそれぞれ設けられていて前記車両の前後方向で後方側に延びる凸部とを備え
    記凸部と前記連結具とを連結しかつ前記車両の幅方向に前記連結具を移動させる荷重に対抗する荷重を生じる他の線条材とを備えている
    ことを特徴とする車両のシート。
  4. 請求項1または2に記載の車両のシートにおいて、
    記シートバックフレームは、少なくとも、前記車両の幅方向で前記シートバックフレームにおける左右両側にそれぞれ設けられていて前記車両の上下方向に延びるサイド部と、前記サイド部にそれぞれ設けられていて前記車両の前後方向で後方側に延びる凸部とを備え、
    前記連結具と前記シートバックフレームとの間に張り渡されている前記環状線条材のうち、前記車両の幅方向に延びている前記環状線条材によって、前記凸部と前記連結具とを連結しかつ前記車両の幅方向に前記連結具を移動させる荷重に対抗する荷重を生じるように構成されている
    ことを特徴とする車両のシート。
  5. 請求項3に記載の車両のシートにおいて、
    前記連結具に前記他の線条材の一部分が連結されており、前記車両の前後方向で前記凸部における後方側の端部に前記他の線条材の他の部分が連結されている
    ことを特徴とする車両のシート。
  6. 着座した搭乗者の背面を支えるシートバックフレームと前記シートバックフレームの少なくとも幅方向での中央部に配置された連結具との間に、前記連結具を中心として放射状に配置された複数本の線条材が所定の張力をもって張り渡された車両のシートにおいて、
    前記複数本の線条材のうち、前記連結具を中心とした円周方向で互いに隣り合う少なくともいずれか二本の線条材は、無端の環状線条材を含み、
    前記連結具は、前記環状線条材が掛けられる取付部を有し、
    前記環状線条材の一部分が前記取付部に掛けられかつ前記環状線条材の他の部分が前記シートバックフレームに固定されることにより、前記環状線条材を含む前記少なくとも二本の線条材が前記連結具と前記シートバックフレームとの間に張り渡されており、
    前記シートバックフレームは、少なくとも、前記シートバックフレームの上下方向での中央部よりも下側に設けられていて前記車両の幅方向に延びるロア部を備えており、
    前記ロア部に、前記環状線条材の他の部分が固定されている
    ことを特徴とする車両のシート。
  7. 請求項6に記載の車両のシートにおいて、
    前記シートバックフレームは、前記シートバックフレームの上下方向での前記中央部よりも上側に設けられていて前記車両の幅方向に延びるアッパー部を更に備えており、
    前記アッパー部に、前記環状線条材の他の部分が固定されている
    ことを特徴とする車両のシート。
  8. 請求項6または7に記載の車両のシートにおいて、
    前記シートバックフレームは、少なくとも、前記車両の幅方向で前記シートバックフレームにおける左右両側にそれぞれ設けられていて前記車両の上下方向に延びるサイド部と、前記サイド部にそれぞれ設けられていて前記車両の前後方向で後方側に延びる凸部とを備え、
    前記凸部と前記連結具とを連結しかつ前記車両の幅方向に前記連結具を移動させる荷重に対抗する荷重を生じる他の線条材とを備えている
    ことを特徴とする車両のシート。
  9. 請求項6または7に記載の車両のシートにおいて、
    前記シートバックフレームは、少なくとも、前記車両の幅方向で前記シートバックフレームにおける左右両側にそれぞれ設けられていて前記車両の上下方向に延びるサイド部と、前記サイド部にそれぞれ設けられていて前記車両の前後方向で後方側に延びる凸部とを備え、
    前記連結具と前記シートバックフレームとの間に張り渡されている前記環状線条材のうち、前記車両の幅方向に延びている前記環状線条材によって、前記凸部と前記連結具とを連結しかつ前記車両の幅方向に前記連結具を移動させる荷重に対抗する荷重を生じるように構成されている
    ことを特徴とする車両のシート。
  10. 請求項8に記載の車両のシートにおいて、
    前記連結具に前記他の線条材の一部分が連結されており、前記車両の前後方向で前記凸部における後方側の端部に前記他の線条材の他の部分が連結されている
    ことを特徴とする車両のシート。
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