JP6515585B2 - 切断装置、切断システム、無端ベルトの製造方法 - Google Patents

切断装置、切断システム、無端ベルトの製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、切断装置、切断システム、無端ベルトの製造方法に関する。
特許文献1には、無端ベルトを切断する切断装置が開示されている。特許文献1の切断装置では、円筒状の支持体の外周に無端ベルトを被せる。これにより、無端ベルトの内側で支持体が無端ベルトを支持する。そして、特許文献1の切断装置では、支持体を回転駆動して無端ベルトを回転させ、その回転する無端ベルトに刃を当てて無端ベルトを切断する。
特開2008−036725号公報
ここで、無端ベルトの内側で支持体が無端ベルトを支持する切断装置では、支持体の外径によって、支持体が支持できる無端ベルトの径(内径)が決まるため、切断対象となる無端ベルトの径が異なると、別の切断装置を準備する必要がある。
本発明は、1つの切断装置で、径が異なる無端ベルトを切断できるようにすることを目的とする。
請求項1の発明は、無端ベルトをその内側で支持する円筒状又は円柱状の支持体と、該支持体が着脱可能に設置され、該支持体をその軸周りに回転させる台と、該無端ベルトを切断する切断位置が該軸と交差する方向に変更可能な刃と、該支持体の種類を判別する判別部と、該刃を該軸と交差する方向へ移動させ、該判別部の判別結果に基づき該刃の切断位置を変更する変更機構と、を備える。
請求項2の発明は、前記刃は、前記無端ベルトを切断する切断位置が前記支持体の軸方向に変更可能とされている。
請求項の発明は、前記変更機構は、前記刃を前記軸方向へ移動させ、前記判別部の判別結果に基づき前記刃の切断位置を変更する。
請求項の発明は、前記支持体の基部には、前記支持体の周方向に沿って識別子が配置され、前記判別部は、回転する前記支持体の前記識別子を検出する検出部と、前記検出部で検出された前記識別子の数によって前記支持体の種類を判断する判断部と、を有する。
請求項の発明は、前記支持体の基部及び前記台の一方から延びて他方に接触する3つ以上の接触部の少なくとも1つの長さを変更して前記支持体の前記台に対する傾きを調整可能な調整機構を備える。
請求項の発明は、切断された無端ベルトの軸方向の一部が前記支持体からはみ出す位置に、前記無端ベルトを前記支持体の前記軸方向に沿って前記台とは反対側へ移動させる移動機構を備える。
請求項の発明は、前記移動機構は、前記無端ベルトの軸方向における前記台側の廃棄される廃棄部分を保持して、前記無端ベルトを移動させる。
請求項の発明は、前記移動機構は、前記廃棄部分を前記支持体の前記軸方向に沿って前記台とは反対側へ移動させて廃棄する。
請求項の発明は、請求項1〜のいずれか1項に記載の切断装置と、前記切断装置に対して位置決め可能とされ、前記支持体を搬送する台車と、を有する。
請求項1の発明は、請求項1〜のいずれか1項に記載の切断装置を準備する工程と、前記支持体に前記無端ベルトを支持させる工程と、前記支持体が支持した前記無端ベルトを前記刃で切断する工程と、を有する。
本発明の請求項1の構成によれば、1つの切断装置で、径が異なる無端ベルトを切断できる。
また、本発明の請求項1の構成によれば、刃の切断位置を変更する操作や作業を行うことなく、1つの切断装置で、径が異なる無端ベルトを切断できる。
本発明の請求項2の構成によれば、1つの切断装置で、径が異なる無端ベルトを異なる幅に切断できる。
本発明の請求項の構成によれば、刃の切断位置を変更する操作や作業を行うことなく、1つの切断装置で、径が異なる無端ベルトを異なる幅に切断できる。
本発明の請求項の構成によれば、1つの検出部で識別子を検出して、支持体の種類を判断できる。
本発明の請求項の構成によれば、台の回転軸と支持体の軸線とを合わせることができる。
本発明の請求項の構成によれば、無端ベルトが切断された位置に維持される場合に比べ、切断された無端ベルトを支持体から取り外しやすくできる。
本発明の請求項の構成によれば、無端ベルトの使用される部分を保持する場合に比べ、無端ベルトの使用される部分に保持跡がつくことを抑制できる。
本発明の請求項の構成によれば、作業者が廃棄部分を廃棄する作業が不要となる。
本発明の請求項の構成によれば、切断装置に対する台車の位置が定まらない場合に比べて、支持体を台の予め定められた設置位置に設置する場合に、当該設置位置からずれることが抑制される。
本発明の請求項1の構成によれば、1つの切断装置で、径が異なる無端ベルトを製造できる。
本実施形態に係る切断装置を示す概略図である。 本実施形態に係る支持体を示す斜視図である。 本実施形態に係る支持体の円板部を示す平面図である。 本実施形態に係る調整機構を示す図である。 本実施形態に係る支持体を示す側面図である。 本実施形態に係る保持体を示す斜視図である。 図6に示す保持体から上プレートを省略して示す斜視図である。 保持体の移動動作を示す動作図である。 本実施形態に係る台車を示す概略図である。 図9における10−10線断面図である。
以下に、本発明に係る実施形態の一例を図面に基づき説明する。
(切断システム10)
本実施形態に係る切断システム10の構成を説明する。
切断システム10は、無端ベルト300を切断する切断装置11(図1参照)と、切断装置11の台60に設置される支持体20を搬送可能な台車200(図9参照)と、を備えている。
無端ベルト300は、例えば、電子写真式の画像形成装置に用いられる中間転写ベルトである。なお、無端ベルト300としては、搬送ベルトなど、他の用途に用いられるベルトであってもよい。
以下、切断装置11の構成を説明した後、台車200の構成について説明する。
(切断装置11)
切断装置11は、図1に示されるように、無端ベルト300をその内側で支持する円筒状の支持体20(図2も参照)と、支持体20が着脱可能に設置され支持体20をその軸周りに回転させる台60と、を備えている。また、切断装置11は、支持体20を位置決めする位置決部90を備えている。
さらに、切断装置11は、無端ベルト300を切断する切断位置が変更可能なカッター82を有する切断機構80と、切断機構80で切断された無端ベルト300を支持体20の軸方向に移動させる移動機構100と、を備えている。
また、切断装置11は、支持体20の種類を判別する判別部14と、切断装置11の各部の動作(駆動)を制御する制御部18と、作業者が切断装置11を操作するための操作部19と、を備えている。
(台60)
台60は、図1に示されるように、本体62と、本体62に回転可能に支持された回転板64と、回転板64を回転駆動する駆動部66と、を有している。
回転板64は、上下方向に厚みを有する板状に形成されている。この回転板64は、本体62に設けられた軸部63によって、上下方向を回転軸として回転可能に本体62上で本体62に支持されている。駆動部66は、本体62の内部に配置されており、軸部63を介して、回転板64を回転駆動する。
回転板64上の回転中心には、円柱状又は円筒状の差込部70が上方へ突出している。差込部70は、支持体20の後述の差込孔26に差し込まれる。これにより、支持体20と回転板64とが同軸上に配置されるように、支持体20が回転板64に対して位置決めされる。
回転板64における差込部70の径方向外側には、円柱状又は円筒状の挿入ピン67が上方へ突出している。挿入ピン67は、支持体20の後述の長孔24に挿入される。これにより、支持体20と回転板64とが同軸上に配置された状態において、支持体20は、回転板64に対して周方向に位置決めされる。
さらに、回転板64における差込部70の径方向外側には、ネジ孔65が周方向に沿って複数形成されている。このネジ孔65に支持体20のボルト29がねじ込まれる。これにより、回転板64に対して支持体20が取り付けられる。なお、図2では、ボルト29の図示を省略している。
(支持体20)
支持体20は、図1及び図2に示されるように、円筒状の胴体部30と、胴体部30の下端に設けられ胴体部30よりも大径とされた円板部21(基部の一例)と、を有している。胴体部30と円板部21とは同軸上に配置されている。この胴体部30及び円板部21によって、支持体20は、全体として、径方向外側に張り出した張出部分を有する円筒状に形成されている。
円板部21の中心には、図1に示されるように、厚み方向(上下方向)に貫通する差込孔26が形成されている。この差込孔26には、前述のように、回転板64の差込部70が差し込まれる。
また、円板部21における胴体部30よりも径方向外側に張り出した張出部分には、厚み方向(上下方向)に貫通する識別孔28(識別子の一例)が形成されている。この識別孔28は、図3に示されるように、円板部21の周方向に沿って複数(例えば、4つ)配置されている。なお、識別孔28は、支持体20が回転板64に設置された状態において、回転板64に対する径方向外側の位置に位置する。この識別孔28は、後述するように、判別部14のセンサ68によって検出される。
また、円板部21の下面には、図1及び図4に示されるように、台60の回転板64の回転軸に対する支持体20の軸線の傾きを調整可能な調整ネジ25(接触部の一例)がねじ込まれている。調整ネジ25は、図4に示されるように、円板部21から下方(台60の回転板64側)へ延びる軸部25Aと、軸部25Aの下端に設けられ回転板64の上面に接触する頭部25Bと、を有している。
調整ネジ25は、図3に示されるように、円板部21の周方向に沿って3つが等間隔で配置されている。そして、各調整ネジ25の円板部21へのねじ込み量を調整することで、各調整ネジ25の長さ(突出量)を変更して、円板部21と回転板64との距離が円板部21の周方向の各部で調整される。これにより、回転板64の回転軸に対する支持体20の軸線の傾きが調整される。このように、本実施形態では、3つの調整ネジ25によって、支持体20の台60に対する傾きを調整する調整機構が構成されている。なお、調整機構としては、3つの調整ネジ25のうち、少なくとも1つの調整ネジ25の突出量が調整できればよい。
また、調整ネジ25のねじ込み量は、図4に示されるように、例えば、リング状のシム27(スペーサー)の孔に軸部25Aを挿入して、円板部21の下面と頭部25Bとでシム27を挟むことで、調整状態が維持される。
また、本実施形態では、胴体部30は、具体的には、図5に示されるように、円板部21に固定された半円筒状の本体部32と、円板部21に移動可能に支持された略半円筒状の可動部34と、可動部34及び本体部32の上方で本体部32と一体に設けられた円錐部36と、を有している。
可動部34は、具体的には、胴体部30の径方向であって自らに対する本体部32とは反対側(矢印A方向)へ移動可能に円板部21に支持されている。さらに具体的には、可動部34の下部が、2つのリニアガイド42(図5では1つのみ図示)を介して円板部21に取り付けられている。このリニアガイド42のレール部42Aが矢印A方向に沿って円板部21に固定されている。レール部42Aに沿って移動するテーブル部42Bが、可動部34の下端部に固定されている。
また、可動部34の上部も2つのリニアガイド44(図5では1つのみ図示)を介して円錐部36に取り付けられている。このリニアガイド44のレール部44Aが矢印A方向に沿って円錐部36に固定されている。レール部44Aに沿って移動するテーブル部44Bが、可動部34の上端部に固定されている。
そして、胴体部30の内部には、ロッド46Aが可動部34に取り付けられたシリンダ46が配置されている。このシリンダ46を駆動することで、可動部34が矢印A方向に沿って移動する。これにより、支持体20の外周に配置された無端ベルト300に張力を付与した状態で、無端ベルト300を支持体20の胴体部30が支持する。なお、胴体部30は、例えば、無端ベルト300に張力を付与した状態において、断面が略真円形状となる。
さらに、胴体部30(可動部34及び本体部32)の外周面には、図1及び図2に示されるように、カッター82の刃81が入り込む溝23が、胴体部30の周方向に沿って胴体部30の全周にわたって形成されている。この溝23は、胴体部30の軸方向に沿って複数配置されている。この複数の溝23は、例えば、胴体部30の下部に配置された最下の溝23Aと、最下の溝23Aから第1間隔にて等間隔で配置された3つの溝23Bと、最下の溝23Aから第1間隔よりも広い第2間隔にて等間隔で配置された2つの溝23Cと、で構成されている。
溝23A及び3つの溝23Bにおいて、カッター82の刃81で無端ベルト300を切断することで、無端ベルト300が第1間隔にて3つに切断される。また、溝23A及び2つの溝23Cにおいて、カッター82の刃81で無端ベルト300を切断することで、第1間隔よりも広い第2間隔にて無端ベルト300が2つに切断される。
また、円錐部36の天板38には、図1及び図2に示されるように、厚み方向(上下方向)に貫通する差込孔52が形成されている。この差込孔52には、後述の差込部96が差し込まれる。これにより、支持体20と回転板64とが同軸上に配置されるように、支持体20が回転板64に対して位置決めされる。
さらに、円錐部36の天板38の上面には、図2に示されるように、差込孔52を挟んだ両側に凹部54が形成されている。各凹部54内には、天板38に取り付けられたアイボルト56が配置されている。アイボルト56は、後述のように、台車200(図9参照)のフック249に引っ掛けられて、支持体20が吊り下げられる。
なお、支持体20は、複数の種類の無端ベルト300の内径に応じて、胴体部30の外径が異なる複数の種類が準備される。また、無端ベルト300の種類ごとに支持体20の溝23の間隔も異なるようになっている。
(切断機構80)
切断機構80は、図1に示されるように、刃81を有する複数のカッター82と、各カッター82を上下方向(支持体20の軸方向)に沿って移動可能に支持する支持部84と、各カッター82を上下方向に沿って移動させる移動部86と、を有している。
移動部86は、例えば、カッター82の基端部に形成されたラックに噛み合うピニオンと、ピニオンを回転させる駆動部とで構成される。この構成では、駆動部によってピニオンを正転させることでカッター82を上昇させ、ピニオンを逆転させることで、カッター82を下降させる。
このように、移動部86で各カッター82を上下方向に移動させて、カッター82の刃81が無端ベルト300を切断する切断位置が、上下方向(支持体20の軸方向)に変更可能とされている。
さらに、切断機構80は、台60の回転板64に設置された状態の支持体20に対してカッター82が接近及び離間する接離方向(水平方向)に支持部84を移動可能に支持する支持部87と、支持部84を当該接離方向に移動させる移動部88と、を有している。移動部88としては、例えば、単軸ロボが用いられる。
このように、移動部88で接離方向に支持部84を移動させることで、カッター82の刃81が無端ベルト300を切断する切断位置が、支持体20の径方向(支持体20の軸と交差する方向)に変更可能とされている。
そして、切断機構80では、例えば、各カッター82の刃81が溝23A及び3つの溝23Bのそれぞれに対向する位置に各移動部86で各カッター82を上下方向に移動させた後、移動部88で支持部84を接近方向へ移動させることで、カッター82の刃81を切断位置に移動させる。切断位置に位置するカッター82の刃81によって、無端ベルト300が切断される。
このように、切断機構80では、カッター82の刃81を支持体20の軸方向及び径方向に移動して切断位置を変更する変更機構が、移動部86及び移動部88によって構成されている。
(位置決部90)
位置決部90は、側面視にてL字状に形成されたアーム92と、アーム92の先端部に上下方向に移動可能に支持された移動体94と、移動体94の先端部に形成され支持体20の差込孔52に差し込まれる差込部96と、を有している。差込部96は、移動体94の先端部から下方へ突出する円柱状に形成されており、台60の差込部70と同軸上に配置されている。
移動体94は、手動又は、図示しない駆動部(例えば、空気圧等で駆動されるシリンダ)によって上下方向に移動する。移動体94は、台60の回転板64に設置された状態の支持体20の差込孔52に差込部96が差し込まれる差込位置と、差込部96が差込孔52から抜け出る退避位置と、の間を移動する。差込部96が差込孔52に差し込まれることで、支持体20が回転板64の回転軸と同軸上に位置決めされる。
(移動機構100)
移動機構100は、図6に示されるように、切断された無端ベルト300を保持する保持体101を有している。保持体101は、下プレート102と、下プレート102の上方で下プレート102に対向配置された上プレート103と、を有している。
下プレート102及び上プレート103は、上下方向に厚みを有する板状に形成されている。下プレート102及び上プレート103のそれぞれには、厚み方向に貫通する厚み方向視にて八角形状の貫通孔104、105が形成されている。この貫通孔104、105によって、下プレート102及び上プレート103のそれぞれは、台60の回転板64に設置された状態の支持体20を支持体20の周方向に囲む枠状に形成されている。
下プレート102と上プレート103との間には、図6及び図7に示されるように、下プレート102と上プレート103とに連結された複数の側板110が配置されている。
さらに、移動機構100は、図7に示されるように、切断された無端ベルト300を吸着する吸着パッド132を有する吸着部130を4つ有している。吸着パッド132が、内側(貫通孔104側)に向くように、吸着部130が下プレート102上に配置されている。
具体的には、吸着部130は、吸着パッド132が内側(貫通孔104側)に突出する位置で、下プレート102上に配置された移動体140に固定されている。移動体140は、吸着パッド132の突出方向(矢印B方向)及びその反対方向(矢印−B方向)へ移動可能に下プレート102に支持されている。
移動体140の側部にはラック142が形成されている。このラック142と噛み合うピニオン144が下プレート102に回転可能に支持されている。駆動部145によって、ピニオン144を正転させることで、吸着部130が突出方向(矢印B方向)へ移動する。また、駆動部145によって、ピニオン144を逆転させることで、吸着部130が反対方向(矢印−B方向)へ移動する。これにより、吸着パッド132の吸着位置が、無端ベルト300の外径に対応して変更可能となる。
なお、吸着パッド132には、チューブ(図示省略)の一端部が接続され、チューブ(図示省略)の他端部には、真空ポンプ(図示省略)が接続されている。移動機構100では、真空ポンプ(図示省略)を駆動することで、切断された無端ベルト300の外周面が吸着パッド132で吸着される。これにより、切断された無端ベルト300が保持体101によって保持される。
また、下プレート102及び上プレート103には、図6及び図7に示されるように、外側(貫通孔104、105とは反対側)に張り出した張出部106、107が形成されている。この張出部106、107は、図8に示されるように、支柱120に上下方向に移動可能にかつ支柱120周りに回転可能に支持された移動体122に固定されている。
移動体122には、移動体122を支柱120周りに回転させる駆動部123が設けられている。具体的には、駆動部123は、下プレート102の貫通孔104及び上プレート103の貫通孔105が支持体20の軸線上に位置する位置(図8(A)(B)(C)に示す位置)と、当該貫通孔104及び当該貫通孔105が支持体20の軸線上から外れた位置(図8(D)に示す位置)と、に移動体122を回転させる。
さらに、支柱120には、保持体101を上下方向に移動させる駆動部124が設けられている。駆動部124は、例えば、支柱120に上部及び下部でプーリなどに巻き掛けられ移動体122に固定されたベルトを周回させることで、移動体122を上下方向に移動させる。なお、下プレート102及び上プレート103を上下方向に移動させる機構は、上記した機構に限られるものではなく、他の機械要素を用いて移動させてもよい。
(判別部14)
判別部14は、図1に示されるように、支持体20の識別孔28を検出する1つのセンサ68(検出部の一例)と、支持体20の種類を判断する判断部15と、を有している。センサ68は、台60の本体62上における回転板64に対する径方向外側に配置されている。
センサ68は、例えば、回転板64が回転駆動されて1回転する期間の支持体20の識別孔28を検出する。このセンサ68には、判断部15が接続されており、判断部15には、センサ68が検出した識別孔28の数(支持体20の1回転あたりの数)の情報が送られる。これにより、判断部15は、識別孔28の数の情報を取得する。
また、判断部15には、識別孔28の数に対応した支持体20の種類が記憶されている。判断部15では、取得した識別孔28の数の情報から当該数に対応した支持体20の種類を判断する。このように、センサ68及び判断部15を有する判別部14では、識別孔28の数によって支持体20の種類を判別する。
なお、本実施形態では、支持体20は、種類ごとに、外径と、複数の溝23における上下方向(支持体20の軸方向)の間隔と、が異なる。従って、支持体20は、種類ごとに、無端ベルト300の切断位置が、支持体20の軸方向及び径方向において異なる。
(操作部19及び制御部18)
操作部19は、作業者によって各種の入力操作が可能となっている。操作部19は、例えば、操作パネルや操作ボタン等で構成されている。
制御部18は、作業者による操作部19への入力操作により、各部の駆動及び駆動の停止を制御する。
さらに、制御部18は、判別部14の判別結果に基づき、切断機構80の移動部86及び移動部88の駆動を制御する。具体的には、判別部14が判別した支持体20の種類によって、予め定められる上下方向(支持体20の軸方向)の切断位置に、各カッター82の刃81が停止するように、移動部86の駆動を制御する。
また、判別部14が判別した支持体20の種類によって、予め定められる支持体20の径方向の切断位置に、各カッター82の刃81が停止するように、移動部86の駆動を制御する。ここでの予め定められる切断位置は、カッター82の刃81が溝23に入り込むと共に、刃81が支持体20に衝突しない位置である。
このように、制御部18が移動部86及び移動部88を制御することで、カッター82の刃81の切断位置が上下方向及び支持体20の径方向に変更される。
また、制御部18は、判別部14の判別結果に基づき、移動機構100の駆動部145の駆動を制御する。具体的には、判別部14が判別した支持体20の種類によって、予め定められる吸着パッド132の吸着位置に、吸着パッド132が停止するように、駆動部145の駆動を制御する。このように、制御部18が駆動部145を制御することで、吸着パッド132の吸着位置が支持体20の径方向に変更される。
なお、制御部18によって駆動が制御される各部の具体的な動作については、後述の無端ベルト300の製造方法において説明する。
(台車200)
台車200は、図9及び図10に示されるように、上下方向に延びる一対の支柱202と、各支柱202の下端部から水平方向(図9における右側)に沿って延びる脚部210と、各脚部210の先端部に回転可能に取り付けられた車輪212と、を有している。
また、台車200は、図10に示されるように、一対の支柱202を連結する連結部材204を有している。この連結部材204は、一対の支柱202における一方の下部から他方の下部へ(図10における上下方向)延びている。
さらに、台車200は、図9及び図10に示されるように、支柱202に対する車輪212側とは反対側へ連結部材204から水平方向に沿って(床面400に沿って)延びる取付プレート220と、取付プレート220に回転可能に取り付けられた車輪222と、を有している。
取付プレート220には、取付プレート220を補強する三角形状の補強プレート223が設けられている。補強プレート223の一辺が取付プレート220の上面に固定され、補強プレート223の他の一辺が連結部材204の側面に固定されている。
また、台車200は、図9に示されるように、各支柱202から水平方向(図9における右側)に沿って延びるアーム242と、各アーム242の基端部を各支柱202に沿って移動可能に支持するレール部(支持部)244と、を有している。各アーム242の先端側には、チェーン247を介して取り付けられたフック249が設けられている。各フック249は、支持体20の各アイボルト56に引っ掛けられて、支持体20を吊り下げる。
一対のアーム242の基端側には、固定部253を介してワイヤ252の一端部が固定されている。ワイヤ252の中間部は、支柱202の上端部に架け渡された軸部257に回転可能に取り付けられたプーリ255に巻き掛けられている。ワイヤ252の他端部は、円盤状の巻取部257の外周に巻き掛けられている。
巻取部257は、支柱202の背面に固定されたケース259内で軸部254によって回転可能に支持されている。軸部254には、巻取部257を回転操作するためのハンドル256が固定されている。ハンドル256を正転させることで、巻取部257が正転して巻取部257にワイヤ252が巻き取られる。これにより、一対のアーム242が上昇する。
一方、ハンドル256を逆転させることで、巻取部257が逆転して巻取部257からワイヤ252が巻き出される。これにより、一対のアーム242が下降する。
また、台車200は、一対の脚部210の上方に配置された位置決めプレート230と、各脚部210に設けられ位置決めプレート230を支持する支持部232と、を有している。各支持部232は、各脚部210から上方へ延びており、一対の支持部232の上端部で位置決めプレート230が固定されている。
この位置決めプレート230は、上下方向を厚み方向とする板状に形成されている。位置決めプレート230は、支持体20の外周に沿った円弧として形成された凹状面230Aを有している。凹状面230Aが、フック249によって吊り下げられた支持体20の外周面に接触することで、台車200に対して支持体20を位置決めする。この状態で、台車200を作業者が押す又は引っ張ることで、支持体20が搬送される。
さらに、台車200は、各脚部210の側部に固定されたガイド260を有している。各ガイド260は、各脚部210の長さ方向中間部から脚部210の先端を越えて延び出ている。各ガイド260には、複数(例えば、3つ)のガイドロール262が上下方向を回転軸として回転可能に支持されている。
台60の本体62には、台60の回転板64上へ支持体20を搬送する際に、各脚部210及び各ガイド260が差し込まれる差込空間76が形成されている。差込空間76内には、各ガイド260の各ガイドロール262に接触して回転させ、各ガイド260を案内する案内部材78が設けられている。各案内部材78に各ガイドロール262が接触することで、台車200は、台60に対して、図9における紙面の前後方向に位置決めされる。
さらに、各脚部210及び各ガイド260が差込空間76に差し込まれた状態で、台車200が図9における右方向へ移動されると、一対の支持部232が台60の側面60Aに当たる。これにより、台車200のフック249に吊り下げられた支持体20の差込孔26が、台60の差込部70の上方に位置する位置で、台車200が、台60に対して、図9における左右方向に位置決めされる。このように、台車200は、切断装置11(台60)に対して位置決め可能とされている。
なお、台車200は、切断装置11(台60)に対して位置決めされた状態において、一対のアーム242の間に、支持体20の上側の位置決部90のアーム92が入り、アーム242と位置決部90とは干渉しない。
(台60の回転板64への支持体20の設置作業)
次に、台60の回転板64への支持体20の設置作業を説明する。
設置作業(設置方法)では、まず、回転板64へ設置する支持体20と、台車200と、を準備する。
次に、台車200の各フック249を支持体20の各アイボルト56に引っ掛ける。次に、ハンドル256を正転させて、巻取部257にワイヤ252を巻き取ることで、一対のアーム242を上昇させる。これにより、支持体20を台車200に吊り下げる。このとき、支持体20の下端(円板部21の底面)が、台60の差込部70よりも上方に位置する位置で、支持体20が吊り下げられる。
各フック249で吊り下げられた支持体20の外周面に、位置決めプレート230の凹状面230Aが接触することで、台車200に対して支持体20が位置決めされる。
この状態で、台車200を作業者が押す又は引っ張ることで、支持体20を回転板64上へ搬送する。
このとき、台車200の各ガイド260が各案内部材78で案内されるように、各脚部210及び各ガイド260を台60の差込空間76に差し込む。これにより、台車200は、台60に対して、図9における紙面の前後方向に位置決めされる。
さらに、台車200が図9における右方向へ移動されて、一対の支持部232を台60の側面60Aに当てる。これにより、台車200のフック249に吊り下げられた支持体20の差込孔26が、台60の差込部70の上方に位置する位置で、台車200が、台60に対して、図9における左右方向に位置決めされる。
次に、ハンドル256を逆転させて、巻取部257からワイヤ252を巻き出すことで、一対のアーム242を下降させる。これにより、支持体20の差込孔26に台60の差込部70を差し込む。
支持体20を回転板64に設置する際に、各調整ネジ25の円板部21へのねじ込み量を調整することで、回転板64の回転軸に対する支持体20の軸線の傾きが調整される。本実施形態では、例えば、支持体20の天板38に形成された差込孔52と差込部96との位置が一致するように、支持体20の傾きが調整される。
そして、位置決部90の移動体94を差込位置に移動させ、差込部96が差込孔52に差し込まれる。これにより、支持体20が回転板64の回転軸と同軸上に位置決めされた状態で、回転板64に設置される。
なお、回転板64からの支持体20の取外作業は、前述の設置作業の手順を逆に行うことで実行される。
(無端ベルトの製造方法)
次に、無端ベルトの製造方法について説明する。
無端ベルトの製造方法は、準備工程と、支持工程と、切断工程と、取外工程と、を有している。
(準備工程)
準備工程では、前述の切断装置11を準備する。ここで、準備される切断装置11では、前述の設置作業によって、回転板64に支持体20が設置されている。
(支持工程)
支持工程では、まず、支持体20の上方から支持体20の外周に無端ベルト300を被せる。次に、作業者による操作部19への入力操作によって、制御部18が支持体20内部のシリンダ46を駆動する。これにより、可動部34が矢印A方向に沿って移動する。可動部34の矢印A方向への移動によって、支持体20の外周に配置された無端ベルト300に張力を付与した状態で、無端ベルト300が支持体20の胴体部30に支持される。
(切断工程)
切断工程では、まず、作業者による操作部19への入力操作によって、制御部18が駆動部66を駆動し、回転板64が回転する。回転板64が回転すると、センサ68が支持体20の識別孔28を検出し、センサ68が検出した識別孔28の数(支持体20の一回転あたりの数)の情報が判断部15に送られる。判断部15は、識別孔28の数によって支持体20の種類を判断する。このように、センサ68及び判断部15を有する判別部14にて、支持体20の種類が判別される。
判別部14が判別した支持体20の種類によって予め定められる上下方向(支持体20の軸方向)の切断位置に刃81が停止するように、制御部18が移動部86の駆動を制御する。
作業者による操作部19への入力操作によって、無端ベルト300の切断が開始される。無端ベルト300の切断が開始されると、制御部18が移動部88の駆動を制御し、判別部14が判別した支持体20の種類によって予め定められる支持体20の径方向の切断位置に刃81が停止するように、各カッター82が支持体20の径方向に移動する。これにより、無端ベルト300が切断される。無端ベルト300が切断されると、無端ベルト300は、図8(A)に示されるように、製品となる製品部分310、312(使用される部分)と、廃棄される廃棄部分331、333とに切断される。廃棄部分331、333は、無端ベルト300の上下の端部に発生する。図8(A)に示す例では、製品となる部分として、製品部分310、312の2つが形成されている。
(取外工程)
取外工程では、作業者による操作部19への入力操作によって、制御部18が支持体20内部のシリンダ46を駆動する。これにより、可動部34が矢印A方向と反対方向に沿って移動する。可動部34の当該反対方向への移動によって、支持体20の外周に配置された無端ベルト300に張力が付与された状態が解除される。
次に、制御部18が、移動機構100の駆動部145の駆動を制御し、判別部14が判別した支持体20の種類によって予め定められる吸着位置に吸着パッド132を停止させる。
そして、図8(A)に示されるように、移動機構100の保持体101が、無端ベルト300の下端部に形成された廃棄部分333を保持する。具体的には、制御部18が吸着部130を駆動することで、吸着パッド132が廃棄部分333の外周面を吸着し、廃棄部分333が保持される。
制御部18が駆動部124を駆動することで、図8(B)に示されるように、製品部分310の上部(軸方向の一部)が支持体20からはみ出す位置に、廃棄部分333を保持した保持体101が上昇する。なお、製品部分310は、製品部分312を介して、廃棄部分333で押し上げられることで移動する。上部が支持体20からはみ出した製品部分310を、作業者が支持体20から抜き取ることで、製品部分310が支持体20から取り外される。
なお、このとき、廃棄部分331も、製品部分310と共に押し上げられる。作業者が押し上げられた廃棄部分331を廃棄する。
さらに、制御部18が駆動部124を駆動することで、図8(C)に示されるように、製品部分312の上部(軸方向の一部)が支持体20からはみ出す位置に、廃棄部分333が上昇する。上部が支持体20からはみ出した製品部分312を、作業者が支持体20から抜き取ることで、製品部分310が支持体20から取り外される。
さらに、制御部18が駆動部123及び駆動部124を駆動することで、保持体101が移動して廃棄部分333が支持体20から抜き取られる。そして、図8(D)に示されるように、移動体122が支持体20の上方へ上昇した後、保持体101の貫通孔104及び貫通孔105(図6参照)が支持体20の軸線上から外れた位置に回転する。その後、動体122が下降してから、吸着部130の駆動を停止し、容器40に廃棄部分333を廃棄する。
以上のように、無端ベルト300が、製品部分310、312と廃棄部分331、333とに切断され、製品部分310、312が支持体20から取り外されることで、無端ベルトが製造される。
(作用)
本実施形態では、切断装置11は、支持体20が着脱可能とされている。これにより、回転板64に設置されていた支持体20が回転板64から取り外され、当該支持体20と異なる外径の支持体20(以下、異径支持体20という)が回転板64に設置されることで、支持体20が異径支持体20に交換される。異径支持体20によって、支持体20で支持した無端ベルト300と異なる径(内径)の無端ベルト300(以下、異径無端ベルト300という)が支持される。
さらに、切断装置11は、カッター82の刃81の切断位置が支持体20の径方向に変更可能とされている。したがって、切断装置11では、支持体20で支持した無端ベルト300を切断した後、支持体20から交換された異径支持体20に応じた切断位置に刃81の切断位置を異径支持体20の径方向に変更して異径無端ベルト300を切断することで、径が異なる複数の無端ベルト300が切断される。このように、外径が異なる複数の支持体20を用いて無端ベルト300を切断することで、1つの切断装置で、径が異なる複数の無端ベルト300が切断される。このように、1つの切断装置で、径が異なる複数の無端ベルト300を切断することで、径が異なる複数の無端ベルト300が製造される。
さらに、切断装置11は、カッター82の刃81の切断位置が支持体20の軸方向に変更可能とされている。このため、刃81の切断位置を支持体20の軸方向に変更して無端ベルト300を切断することで、1つの切断装置で、無端ベルト300が異なる幅に切断される。また、刃81の切断位置を異径支持体20の軸方向に変更して異径無端ベルト300を切断することで、1つの切断装置で、異径無端ベルト300が異なる幅に切断される。
このように、外径が異なる複数の支持体20を用いるとともに、刃81の切断位置を支持体20の径方向及び軸方向に変更して無端ベルト300を切断することで、1つの切断装置で、径が異なる複数の無端ベルト300が異なる幅に切断される。
また、本実施形態では、判別部14が判別した支持体20の種類によって予め定められる上下方向(支持体20の軸方向)の切断位置に刃81が停止するように、制御部18が移動部86の駆動を制御する。さらに、判別部14が判別した支持体20の種類によって予め定められる支持体20の径方向の切断位置に刃81が停止するように、制御部18が移動部88の駆動を制御する。
すなわち、本実施形態では、判別部14の判別結果に基づいて刃81の切断位置を支持体20の軸方向及び径方向に変更して、無端ベルト300を切断する。このため、刃81の切断位置を変更する操作や作業を行うことなく、1つの切断装置で、径が異なる複数の無端ベルト300が異なる幅に切断される。
また、本実施形態では、回転する支持体20の周方向に配置された識別孔28をセンサ68が検出し、センサ68が検出した識別孔28の数によって、判断部15は支持体20の種類を判断する。このように、支持体20の周方向に配置された複数の識別孔28を、支持体20を回転させながらセンサ68が検出することで、1つのセンサ68で識別子を検出して、支持体の種類が判断される。
また、本実施形態では、支持体20を回転板64に設置する際に、各調整ネジ25の円板部21へのねじ込み量を調整することで、回転板64の回転軸に対する支持体20の軸線の傾きが調整される。これにより、台60の回転板64の回転軸と、支持体20の軸線とが合わせられる。
また、本実施形態では、支持体20を回転板64に設置する際に、台車200が台60に対して、図9における紙面の前後方向及び左右方向に位置決めされる。このため、支持体20の差込孔26に台60の差込部70を差し込みながら、支持体20を回転板64に設置する際に、台60に対する台車200の位置が定まらない場合に比べて、差込孔26と差込部70とが位置ずれしにくい。
また、本実施形態では、前述の取外工程において、保持体101が切断された無端ベルト300の廃棄部分333を保持して、無端ベルト300を支持体20の軸方向へ移動させる。このため、保持体101が無端ベルト300の製品部分310、312(使用される部分)を保持する場合に比べ、無端ベルト300の製品部分310、312に保持跡がつくことが抑制される。
また、本実施形態では、前述の取外工程において、製品部分310、312の上部(軸方向の一部)が支持体20からはみ出す位置に、保持体101が上昇する。このため、無端ベルト300が切断された位置に維持される場合に比べ、切断された無端ベルト300を支持体20から取り外しやすい。
また、本実施形態では、前述の取外工程において、保持体101が移動して容器40に廃棄部分333を廃棄する。このため、作業者が廃棄部分333を容器40へ廃棄する作業が不要となる。
(変形例)
本実施形態では、調整機構の接触部の一例としての各調整ネジ25は、支持体20の円板部21に設けられていたが、これに限られない。例えば、調整機構の接触部としては、回転板64から延びて円板部21に接触する接触部であってもよい。
また、本実施形態では、支持体20は、円筒状とされていたが、円柱状であってもよい。
また、本実施形態では、支持体20は、種類ごとに、外径と、複数の溝23における上下方向(支持体20の軸方向)の間隔と、が異なっていたが、これに限られない。例えば、支持体20の種類としては、外径が異なるが、複数の溝23における上下方向(支持体20の軸方向)の間隔が同じであってもよい。すなわち、支持体20は、種類ごとに、無端ベルト300の切断位置が、支持体20の軸方向において同じで、支持体20の径方向において異なる構成であってもよい。
また、本実施形態では、判別部14の判別結果に基づき制御部18によって刃81の切断位置が変更される構成であったがこれに限られない。例えば、作業者の操作によって、刃81の切断位置を変更してもよい。
また、本実施形態では、切断機構80は、複数のカッター82を有していたが、単一のカッター82で構成されていてもよい。
本発明は、上記の実施形態に限るものではなく、その主旨を逸脱しない範囲内において種々の変形、変更、改良が可能である。例えば、上記に示した変形例は、適宜、複数を組み合わせて構成してもよい。
10 切断システム
11 切断装置
14 判別部
15 判断部
20 支持体
25 調整ネジ(接触部の一例)
28 識別孔(識別子の一例)
60 台
68 センサ(検出部の一例)
81 刃
86 移動部(変更機構の一例)
88 移動部(変更機構の一例)
100 移動機構
200 台車
300 無端ベルト

Claims (10)

  1. 無端ベルトをその内側で支持する円筒状又は円柱状の支持体と、
    該支持体が着脱可能に設置され、該支持体をその軸周りに回転させる台と、
    該無端ベルトを切断する切断位置が該軸と交差する方向に変更可能な刃と、
    該支持体の種類を判別する判別部と、
    該刃を該軸と交差する方向へ移動させ、該判別部の判別結果に基づき該刃の切断位置を変更する変更機構と、
    を備える切断装置。
  2. 前記刃は、前記無端ベルトを切断する切断位置が前記支持体の軸方向に変更可能とされている請求項1に記載の切断装置。
  3. 前記変更機構は、前記刃を前記軸方向へ移動させ、前記判別部の判別結果に基づき前記刃の切断位置を変更する、請求項2記載の切断装置。
  4. 前記支持体の基部には、前記支持体の周方向に沿って識別子が配置され、
    前記判別部は、
    回転する前記支持体の前記識別子を検出する検出部と、
    前記検出部で検出された前記識別子の数によって前記支持体の種類を判断する判断部と、
    を有する
    請求項又はに記載の切断装置。
  5. 前記支持体の基部及び前記台の一方から延びて他方に接触する3つ以上の接触部の少なくとも1つの長さを変更して前記支持体の前記台に対する傾きを調整可能な調整機構を備える
    請求項1〜のいずれか1項に記載の切断装置。
  6. 切断された無端ベルトの軸方向の一部が前記支持体からはみ出す位置に、前記無端ベルトを前記支持体の前記軸方向に沿って前記台とは反対側へ移動させる移動機構を備える
    請求項1〜のいずれか1項に記載の切断装置。
  7. 前記移動機構は、
    前記無端ベルトの軸方向における前記台側の廃棄される廃棄部分を保持して、前記無端ベルトを移動させる
    請求項に記載の切断装置。
  8. 前記移動機構は、
    前記廃棄部分を前記支持体の前記軸方向に沿って前記台とは反対側へ移動させて廃棄する
    請求項に記載の切断装置。
  9. 請求項1〜のいずれか1項に記載の切断装置と、
    前記切断装置に対して位置決め可能とされ、前記支持体を搬送する台車と、
    を有する切断システム。
  10. 請求項1〜のいずれか1項に記載の切断装置を準備する工程と、
    前記支持体に前記無端ベルトを支持させる工程と、
    前記支持体が支持した前記無端ベルトを前記刃で切断する工程と、
    を有する無端ベルトの製造方法。
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