JP6515004B2 - ワーク載置台 - Google Patents

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本発明は、例えば産業用ロボットなどのごときワーク供給装置によって、例えばプレスブレーキなどのごとき板材加工機に対して板状のワークを供給する際に、前記ワーク供給装置によってワークを取り出し易く支持するワーク載置台に関する。さらに詳細には、例えばパレット上に積層したワークを載置自在かつワークを1枚毎分離して傾斜した状態に支持可能なワーク載置台に関する。
従来、例えばプレスブレーキ、パンチプレス、レーザ加工機などの板材加工機に対して、例えば産業用ロボットなどのワーク供給装置によって板状のワークを供給する場合、水平に積層したワークを、永久磁石の磁極作用によって一枚毎分離する鉄板分離器によって分離している。そして、ワーク供給装置におけるワークハンドに備えた複数の吸着パッドによって最上部のワークを吸着保持して、板材加工機側へ供給している。
また、板材加工機の1例としてのプレスブレーキにワークを供給する場合、ワークを1枚毎分離して傾斜した状態に載置することが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−1085号公報
前記特許文献1に記載の構成は、ストッカ台車装置における台車本体に側板を備え、この側板に等間隔に、かつ傾斜して備えたワーク支持用切込み溝に予めワークを支持する構成である。したがって、前記台車本体上には、水平に積層したワークを載置することはできないものである。よって、台車本体は、ワークを傾斜して支持する専用となるものであって、汎用性に欠ける問題があった。
本発明は、前述のごとき問題に鑑みてなされたもので、板状のワークを載置支持するワーク載置台であって、ベースフレームに、当該フレームの上部を水平に覆ってワークを積載したパレットを載置自在かつ上記ベースフレームの上面を開放すべく開閉自在な蓋部材を備え、前記ベースフレームの開放された上面に対して起立自在な位置決めプレート支持部材を備えると共に、前記ベースフレームに対して着脱自在な複数のワーク支持部材を備え、傾斜した状態のワークの下端縁を支持する複数の下端縁支持部を階段状に備えた複数の段状支持部を前記各ワーク支持部材に備え、前記各ワーク支持部材における前記段状支持部に支持された複数のワークの一端縁の位置決めを行う位置決めプレートを、前記位置決めプレート支持部材に着脱可能に備えていることを特徴とするものである。
また、前記ワーク載置台において、前記位置決めプレートの上端縁又は下端縁の少なくとも一方に、当該位置決めプレートの位置決め平面に対して交差する方向に突出したフランジを備えていることを特徴とするものである。
また、前記ワーク載置台において、前記位置決めプレートの上端縁及び下端縁の両方に、当該位置決めプレートの位置決め平面に対して交差する方向に突出したフランジを備え、上下の前記フランジは互に逆方向に突出してあることを特徴とするものである。
また、前記ワーク載置台において、前記位置決めプレート支持部材は、前記ベースフレームに装着したときの前記ワーク支持部材の長手方向と平行な方向の軸心回りに回動自在に備えられていることを特徴とするものである。
また、前記ワーク載置台において、前記位置決めプレートは、左右両端にサイドフランジを備え、このサイドフランジは、上端縁の上部フランジと同方向に突出してあることを特徴とするものである。
また、前記ワーク載置台において、前記ベースフレームの上面を開放した前記蓋部材は、磁石によって磁着されていることを特徴とするものである。
また、板状のワークを載置支持するワーク載置台であって、
ベースフレームの上部を覆って、ワークを積載したパレットを載置自在かつ当該ベースフレームの上面を開放自在な蓋部材と、
積層した前記ワークを、永久磁石の磁極作用によって一枚毎分離自在かつ前記ベースフレームの上面を開放したときの前記蓋部材を磁着時自在な磁石手段と、
開放されたベースフレームの上面に対して着脱自在かつ傾斜した状態のワークの下端縁を支持する複数の下端縁支持部を階段状に備えた複数の段状支持部を備えたワーク支持部材と、
前記ベースフレームに着脱可能に備えられ、前記段状支持部に支持されたワークの一端縁を位置決め自在な位置決めプレートと、
を備えていることを特徴とするものである。
本発明によれば、蓋部材を閉じることにより、積層した板状のワークを蓋部材上に載置することができる。また、蓋部材を開いて、ベースフレーム上にワーク支持部材を装着することにより、ワーク支持部材に備えた段状支持部でもって複数のワークを傾斜した状態に支持することができる。
本発明の実施形態に係るワーク載置台の構成を示す斜視図で、蓋部材を垂直状態に開いた状態を示す説明図である。 蓋部材及び位置決めプレート支持部材を垂直状態に保持した斜視説明図である。 図2に示した状態の側面拡大説明図である。 位置決めプレートの斜視説明図である。 ワークを傾斜した状態であって階段状に載置した場合の斜視説明図である。 ベースフレームに対する位置決めプレート、ワーク支持部材の取付け形態を説明するための取付け説明図である。 ベースフレームに対してワーク支持部材を着脱する構成の説明図で、図7(A)は正面図、図7(B)は主要部の底面図である。 ベースフレームに対してワーク支持部材を着脱する構成の説明図である。 ベースフレームに対してワーク支持部材を着脱する構成の説明図である。 ベースフレームに対して位置決めプレート、ワーク支持部材の取付けを終了した状態を示す説明図である。 ワーク供給装置のワーククランプによってワークをクランプするときの説明図である。 ベースフレームと鉄板分離装置等を組合せた場合の斜視説明図である。
図1を参照するに、本発明の実施形態に係るワーク載置台1は、例えばプレスブレーキなどのごとき板材加工機(図示省略)に近接した位置に配置して使用されるものである。このワーク載置台1には前後方向(Y軸方向)に長い複数の桁部材3A,3Bと左右方向(X軸方向)に長い複数のビーム部材5A,5B,5C,5Dとを四角形状に一体的に組合せたベースフレーム7を備えている。このベースフレーム7には、当該ベースフレーム7の上部を水平に覆い自在な板状の蓋部材9が備えられている。
より詳細には、前記蓋部材9は、Y軸方向ヒンジピンを備えたヒンジ部材11を介して前記桁部材3Aに上下に回動自在に備えられている。したがって、前記蓋部材9は、水平状態に回動されたときには、前記ビーム部材5A〜5Dの上部(上面)を覆い自在であり、かつ前記桁部材3B上に備えた支持プレート13と同一水平面のワーク載置面13Fを形成するものである。すなわち、前記蓋部材9は、ベースフレーム7の上面を覆い自在、かつ上面を開放自在なものである。
既に理解されるように、前記蓋部材9を閉じて水平状態とすることにより、前記支持プレート13及び蓋部材9の上面(ワーク載置台1の上面)に、例えばパレット(図示省略)を載置することができるものである。したがって、パレット上にワークを水平に積層し、このパレットをワーク載置台1上に載置することにより、ワーク載置台1上に板状のワークを水平に積載することができるものである。そして、例えば産業用ロボット等のごときワーク供給装置(図示省略)に備えた吸着パッドによって最上部のワークを吸着保持することにより、板材加工機に対してワークの供給を行うことができるものである。
前述のごとく、パレット上に積層されたワークを1枚ごと板材加工機へ供給するときには、前記パレットに近接した位置に、鉄板分離器(図示省略)を配置するものである。すなわち、前記鉄板分離器によって、パレット上に積層されたワークを、永久磁石の磁極作用によって1枚毎分離するものである。なお、鉄板分離器を用いて、積層されているワークを1枚毎分離する構成は周知であるから、前記鉄板分離器の詳細についての説明は省略する。
前記蓋部材9は、前記ワーク載置台1の上部を開放すると、図1に示すように、適宜の固定手段(図示省略)によってほぼ垂直状態に保持されるものである。前記ベースフレーム7におけるビーム部材5A,5Bの間、及びビーム部材5C,5Dの間には、ベースフレーム7の開放された上面に対して垂直状態に起立自在なプレート状の位置決めプレート支持部材15A,15Bが備えられている。したがって、前記蓋部材9をほぼ垂直状態に保持してベースフレーム7の上面を開放すると、前記位置決めプレート支持部材15A,15Bを、垂直状態に起立することができるものである。
すなわち、前記ビーム部材5A,5B及びビーム部材5C,5Dの間において、前記桁部材3Aの上面にはベースブラケット17(図3参照)が備えられている。このベースブラケット17の下面には、調節ボルト(図示省略)によって、支持ブラケット19が図3において左右方向(X軸方向)へ僅かに位置調節可能に取付けられている。そして、前記支持ブラケット19には、Y軸方向の水平なヒンジピン21を介して前記位置決めプレート支持部材15A,15Bが回動可能に支持されている。
したがって、前記位置決めプレート支持部材15A,15Bは、前記ヒンジピン21を中心として上下方向に回動自在である。そして、上方向に回動されたときには、前記ベースブラケット17の当接面17Fに当接して垂直な姿勢に保持される構成である。前記ベースブラケット17の当接面17Fに位置決めプレート支持部材15A,15Bを当接した際に、位置決めプレート支持部材15A,15Bが垂直状態でない場合には、次のように調節するものである。
すなわち、前記支持ブラケット19をベースブラケット17に取付けた調節ボルトを緩めて、前記ベースブラケット17に対して、支持ブラケット19を、図3において左右方向に位置調節する。そして、ベースブラケット17の当接面17Fに当接した状態にある位置決めプレート支持部材15A,15Bが垂直状態になったときに、前記調節ボルトを締め付けて、ベースブラケット17と支持ブラケット19を一体化するものである。
垂直状態の前記位置決めプレート支持部材15A,15Bを前記ベースブラケット17に一体的に固定するために、前記位置決めプレート支持部材15A,15Bには固定ネジ23が回転自在に備えられている。そして、この固定ネジ23の先端部に備えた小径ネジ部(図示省略)と螺合自在な螺子孔(図示省略)が前記ベースブラケット17の当接面17Fに備えられている。したがって、前記当接面17Fに位置決めプレート支持部材15A,15Bが当接した状態にあるときに、前記螺子孔に対して前記小径ネジ部を螺入して、固定ネジ23を締付けることにより、前記位置決めプレート支持部材15A,15Bは、前記ベースブラケット17に垂直に固定されるものである。
前記位置決めプレート支持部材15A,15Bは、位置決めプレート25(図4参照)を垂直に支持する機能を有するものである。前記位置決めプレート支持部材15A,15Bには、前記位置決めプレート25の位置決め平面27に形成した固定用穴29を貫通して支持自在な固定ネジ31が備えられている。また、前記位置決めプレート支持部材15A,15Bを起立した状態時の上面にはネジ穴33が備えられている。
前記位置決めプレート25は、図4に示すように、垂直な前記位置決め平面27を備えたプレートから構成してある。そして、この位置決めプレート25における上端縁には、前記位置決めプレート支持部材15A,15Bの上面に支持される上部フランジ35Uが備えられている。この上部フランジ35Uには、前記ネジ穴33へ螺合する止めネジ37が貫通自在な穴39が備えられている。また、前記位置決めプレート25の下端縁には、上部フランジ35Uと逆方向へ突出した下部フランジ35Lが備えられている。さらに、前記位置決めプレート25の両側部には、前記上部フランジ35Uと同方向へ突出したサイドフランジ35Sが備えられている。
上述のように、位置決めプレート25は、位置決め平面27の上下両端縁に、互に逆方向へ張り出したフランジ35U,35Lを備え、さらに両側部にはサイドフランジ35Sが備えられている。したがって、軽量化を図るために、位置決めプレート25をより薄板にした場合であっても、剛性を大きくすることができる。よって、位置決め平面27の平面度を高精度に保持することができるものである。
前記位置決めプレート支持部材15A,15Bに対する前記位置決めプレート25の着脱は、次のように行うものである。すなわち、図3に示すように、位置決めプレート支持部材15A,15Bを垂直な状態に起立し固定する。そして、前記位置決めプレート支持部材15A,15Bに備えた固定ネジ31が、位置決めプレート25に形成した固定用穴29を挿通するように、位置決めプレート支持部材15A,15Bに対して位置決めプレート25を位置決めする。その後、位置決めプレート支持部材15A,15Bに対して位置決めプレート25を僅かに下降し、位置決めプレート25における上部フランジ35Uを位置決めプレート支持部材15A,15Bの上面に載置支持する。
そして、前記固定用穴29の上部側に備えた凹部29Aを固定ネジ31のネジ部に係止した状態において固定ネジ31を締付ける。また、止めネジ37によって、位置決めプレート25における上部フランジ35Uを、位置決めプレート支持部材15A,15Bに固定する。すなわち、位置決めプレート25における位置決め面27を、垂直状態の位置決めプレート支持部材15A,15Bに垂直に固定する。
前記位置決めプレート支持部材15A,15Bから位置決めプレート25を取り外すには、前記止めネジ37を緩めると共に固定ネジ31を緩めて、位置決めプレート25を位置決めプレート支持部材15A,15Bから取り外すものである。このように、位置決めプレート支持部材15A,15Bから位置決めプレート25を取り外した後、固定ネジ23による固定を解除すると、位置決めプレート支持部材15A,15Bは図1に示すように、ベースフレーム7内に倒して収納することができる。そして、蓋部材9を元の位置に倒すことにより、ベースフレーム7の上面は平面になるものである。
したがって、板状のワークを水平に積載したパレットを、前記ベースフレーム7上に載置することができるものである。すなわち、ベースフレーム7は、ワークを水平に支持するワーク載置台として使用することができるものである。
次に、図5に示すように、前記ベースフレーム7上に複数のワークWを傾斜した状態に、及び階段状に支持する構成について説明する。
前述したように、直立状態の位置決めプレート支持部材15A,15Bに対して、前述のように位置決めプレート25をそれぞれ取付けた後、前記ベースフレーム7に、Y軸方向に長い複数のワーク支持部材41A,41B,41C,41D(図6参照)を取付ける。各ワーク支持部材41A〜41Dは、ビーム部材5A,5B,5C,5Dに対して、図10に示すように、X軸方向に離隔して一対取付けるものである。なお、図6は、各ワーク支持部材41A〜41Dを、ビーム部材5A〜5Dに対して取付ける途中の状態、及び位置決めプレート支持部材15Aに対して位置決めプレート25を取付ける途中の状態を示すものである。
前記各ワーク支持部材41A〜41Dには、Y軸方向に長い支持ビーム43が備えられている。上記支持ビーム43のX軸方向の側面には、ワークWを階段状に支持する複数の段状支持部45をY軸方向に適宜間隔に備えた段状支持部材47が一体的に備えられている。
前記各ワーク支持部材41A〜41Dにおける各支持ビーム43は、前記ベースフレーム7における前記ビーム部材5A,5B:5C,5DをY軸方向に跨ぐ長さに形成してある。そして、前記各支持ビーム43の一端側(前記ビーム部材5A,5B:5C,5Dに亘って載置したときのY軸方向の内端側)には、前記各支持ビーム43においての、Y軸方向の内側に位置するビーム部材5B,5CのY軸方向の側縁に係止自在な係止部(図示省略)が備えられている。
前記各支持ビーム43の他端側(前記ビーム部材5A,5B:5C,5Dに亘って載置したときの、Y軸方向の外端側)には、図7に示すように、下方向に突出した下方突出部49が備えられている。この下方突出部49には、前記ビーム部材5A,5DのY軸方向の側縁に係止自在なロック部材51がY軸方向に移動可能に備えられている。
より詳細には、前記下方突出部49には、Y軸方向に長いスライドロッド53がY軸方向に移動自在に備えられており、このスライドロッド53の一端部(Y軸方向の内端側)に前記ロック部材51が相対的に回転可能に備えられている。前記スライドロッド53の他端側には、前記スライドロッド53より大径のネジ部53Sが備えられており、このネジ部53Sには、ノブ53Nが一体的に取付けてある。前記ネジ部53Sは、前記下方突出部49に形成したネジ孔55に螺合自在である。このネジ孔55は、前記スライドロッド53よりも大径の穴に形成してある。
前記ロック部材51を前記ビーム部材5A方向へ押圧移動するために、ロック部材51と前記下方突出部49との間にはスプリングなどのごとき弾性部材57が介在されている。なお、上記弾性部材57は、前記ロック部材51をビーム部材5A方向へ押圧するものの、前記ロック部材51を前記ビーム部材5Aに当接しないように、前記スライドロッド53の長さは、短く形成してある。前記ロック部材51には、当該ロック部材51の回転を防止するための回転防止ロッド59がY軸方向に長く備えられている。この回転防止ロッド59は、前記下方突出部49を摺動自在に貫通してある。
前記構成により、前記ロック部材51は、常態においては弾性部材57によってビーム部材5A方向へ押圧され、スライドロッド53に備えたネジ部53Sの先端部は、前記下方突出部49に形成したネジ孔55の端部に当接した状態にある。すなわち、ネジ部53Sは、ネジ孔55に螺合することなく、ネジ孔55の入口に当接した状態にあるものである。そして、この状態のときは、前記ロック部材51は、図8に示すように、ビーム部材5Aから離れた状態にある。
したがって、前記段状支持部材47をビーム部材5A,5Bに載置するとき、ビーム部材5Aとロック部材51との干渉を生じることなく載置できるものである。上述のように、ビーム部材5A,5Bに亘って段状支持部材47を載置した後、ノブ53Nを回転してネジ部53Sをネジ孔55に螺入すると、図9に示すように、ロック部材51がビーム部材5Aに当接するので、前記段状支持部材47を、ビーム部材5A,5Bに一体的に固定することができるものである。
上述のように、段状支持部材47をビーム部材5A,5Bに固定した状態にあるとき、前記ノブ53Nを逆方向に回転して、ネジ孔55からネジ部53Sを離脱し、弾性部材57の付勢力に抗して、前記ノブ53Nを図9において右方向に引っ張ると、前記ロック部材51は、図7に示すように、前記ビーム部材5Aから離れる。その後、前記ノブ53Nを放すと、弾性部材57の作用によって、ロック部材51は、戻されるものの、図8に示すように、ビーム部材5Aから離れた状態に保持される。したがって、ビーム部材5A,5Bから段状支持部材47を容易に取り外すことができるものである。なお、前記ロック部材51を前記ビーム部材5Aへ押圧して、段状支持部材47をビーム部材5A,5Bに固定するときには、ロック部材51は戻されてビーム部材5Aに対して近接した状態に保持されているので、固定操作を迅速に行い得るものである。
前記段状支持部45は、図5に示すように、傾斜した状態のワークWの下端縁を支持するスリット状の複数の下端縁支持部61(図6,7参照)を階段状に備えた構成である。そして、段状支持部材47は、図6に示すように、複数の段状支持部45をY軸方向に等間隔に備えた構成である。
前述したように、ベースフレーム7に対して位置決めプレート25及び複数のワーク支持部材41A〜41Dを取り付けた後(図10に示す状態)、各ワーク支持部材41A〜41Dにおける各段状支持部45の下端縁支持部61に、ワークWの下端縁を係合し支持すると、複数のワークWは、図5に示すように傾斜した状態に支持される。
この際、各ワークWの一側端縁は、位置決めプレート25の位置決め平面27に当接して位置決めされる。そして、各ワークWの上端縁は、図5に示すように階段状に整列されるものである。したがって、各ワークWの上端縁にフランジ部(図示省略)が備えられている場合であっても、隣接したワークと干渉するようなことはないものである。
前述したように、段状支持部材47における複数の段状支持部45に複数のワークWを階段状にかつ傾斜した状態に支持した後、例えば産業用ロボットなどのごときワーク供給装置63(図11参照)によって、例えばプレスブレーキなどの板材加工機(図示省略)へワークWを供給する場合には、図11に示すように、上端部が最も高く突出した状態のワークWの上端縁を、前記ワーク供給装置63におけるワーククランプ65によってワークWを上方向からクランプする。そして、ワークWを上方向に持上げて段状支持部45からワークWを取り出し、板材加工機へ供給するものである。この際、ワークWの上端縁にフランジ部が形成されている場合には、フランジ部を回避してクランプするものである。
ところで、前記ワーク載置台1は、前述したように、ワークを積載したパレットを、水平な状態の蓋部材9上に載置して使用することができると共に、傾斜した状態のワークを階段状に載置して使用することができるものである。換言すれば、ワーク載置台1は、ワーク供給装置63が複数の吸着パッドを備えた構成の場合と、前述したように、ワークWの上端縁をクランプするワーククランプ65を備えた構成の場合とに対応できるものである。
パレット上に積載(積層)した状態のワークを、吸着パッドによって吸着して持上げるとき、ワークは密着した状態にあって、複数枚(例えば2枚)同時に持上げられることがある。したがって、上記の場合、周知の鉄板分離器を用いて、重ねられたワークを、永久磁石の磁極作用により一枚づつ分離するものである。よって、前記ワーク載置台1においても、前記鉄板分離器を用いた構成とすることが望ましいものである。すなわち、鉄板分離器を用いると、前記蓋部材9を垂直状態に開いたとき、前記鉄板分離器67(図12参照)によって磁着保持することができ、蓋部材9を垂直状態に保持することが容易なものである。
ところで、前述したように、ワークを積載したパレットを、水平状態の前記蓋部材9上に載置するワーク載置台として使用する場合には、前記鉄板分離器67の配列方向(Y軸方向)に長い、ワークの側縁の分離を行うものである。上述のように、ワークのY軸方向の側縁の分離を行う際、Y軸方向に対して直交するX軸方向に長いワークの端縁の位置決めを行うワーク端突当て部材69を備えることが望ましいものである。また、ワークが2枚取りされたか否かを検出するための、2枚取り検出装置71を備えることが望ましいものである。
なお、前記鉄板分離器67、ワーク端突当て部材69及び2枚取り検出装置71の構成は、既によく知られた構成であるから、より詳細な説明は省略する。
以上のごとき説明から理解されるように、本実施形態に係るワーク載置台1は、水平状態の蓋部材9上に、ワークを積載したパレットを載置するワーク載置台として使用することができる。また、前記蓋部材9を垂直状態に開いた状態においては、ワーク載置台1のベースフレーム7に備えた位置決めプレート支持部材15A,15Bを垂直状態に起こして位置決めプレート25を取付ける。そして、前記ベースフレーム7上に複数のワーク支持部材41A〜41Dを取付けることにより、複数のワークWを傾斜した状態及び階段状に支持することができるものである。
すなわち、ワーク載置台1は、ワーク供給装置63が、吸着パッドによってワークを吸着して持上げる場合や、ワーククランプ65によってワークの上端縁をクランプして持上げる場合の両方に対応できるものである。そして、位置決めプレート25の構成は、上端縁と下端縁にフランジ35U,35Lを備えた構成であるから、位置決めプレート25の軽量化及び剛性の向上を図ることができ、かつ位置決めプレート支持部材15A,15Bに対する位置決めプレート25の着脱を容易に行い得るものである。また、位置決めプレート25における位置決め平面27の平面度向上を図ることが容易なものである。
1 ワーク載置台
5A,5B,5C,5D ビーム部材
7 ベースフレーム
9 蓋部材
15A,15B 位置決めプレート支持部材
19 支持ブラケット
21 ヒンジピン
25 位置決めプレート
29 固定用穴
35U 上部フランジ
35L 下部フランジ
35S サイドフランジ
43 支持ビーム
45 段状支持部
47 段状支持部材
49 下方突出部
61 下端縁支持部
63 ワーク供給装置
65 ワーククランプ
67 鉄板分離器
69 ワーク端突当て部材

Claims (7)

  1. 板状のワークを載置支持するワーク載置台であって、ベースフレームに、当該フレームの上部を水平に覆ってワークを積載したパレットを載置自在かつ上記ベースフレームの上面を開放すべく開閉自在な蓋部材を備え、前記ベースフレームの開放された上面に対して起立自在な位置決めプレート支持部材を備えると共に、前記ベースフレームに対して着脱自在な複数のワーク支持部材を備え、傾斜した状態のワークの下端縁を支持する複数の下端縁支持部を階段状に備えた複数の段状支持部を前記各ワーク支持部材に備え、前記各ワーク支持部材における前記段状支持部に支持された複数のワークの一端縁の位置決めを行う位置決めプレートを、前記位置決めプレート支持部材に着脱可能に備えていることを特徴とするワーク載置台。
  2. 請求項1に記載のワーク載置台において、前記位置決めプレートの上端縁又は下端縁の少なくとも一方に、当該位置決めプレートの位置決め平面に対して交差する方向に突出したフランジを備えていることを特徴とするワーク載置台。
  3. 請求項1に記載のワーク載置台において、前記位置決めプレートの上端縁及び下端縁の両方に、当該位置決めプレートの位置決め平面に対して交差する方向に突出したフランジを備え、上下の前記フランジは互に逆方向に突出してあることを特徴とするワーク載置台。
  4. 請求項1,2又は3に記載のワーク載置台において、前記ベースフレームの上面を開放した前記蓋部材は、磁石によって磁着されていることを特徴とするワーク載置台。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載のワーク載置台において、前記位置決めプレート支持部材は、前記ベースフレームに装着したときの前記ワーク支持部材の長手方向と平行な方向の軸心回りに回動自在に備えられていることを特徴とするワーク載置台。
  6. 請求項3に記載のワーク載置台において、前記位置決めプレートは、左右両端にサイドフランジを備え、このサイドフランジは、上端縁の上部フランジと同方向に突出してあることを特徴とするワーク載置台。
  7. 板状のワークを載置支持するワーク載置台であって、
    ベースフレームの上部を覆って、ワークを積載したパレットを載置自在かつ当該ベースフレームの上面を開放自在な蓋部材と、
    積層した前記ワークを、永久磁石の磁極作用によって一枚毎分離自在かつ前記ベースフレームの上面を開放したときの前記蓋部材を磁着時自在な磁石手段と、
    開放されたベースフレームの上面に対して着脱自在かつ傾斜した状態のワークの下端縁を支持する複数の下端縁支持部を階段状に備えた複数の段状支持部を備えたワーク支持部材と、
    前記ベースフレームに着脱可能に備えられ、前記段状支持部に支持されたワークの一端縁を位置決め自在な位置決めプレートと、
    を備えていることを特徴とするワーク載置台。
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