JPH0541644U - ワ−ク取付装置 - Google Patents

ワ−ク取付装置

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JPH0541644U
JPH0541644U JP10228291U JP10228291U JPH0541644U JP H0541644 U JPH0541644 U JP H0541644U JP 10228291 U JP10228291 U JP 10228291U JP 10228291 U JP10228291 U JP 10228291U JP H0541644 U JPH0541644 U JP H0541644U
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wedge
clamp
hole
pin
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JP10228291U
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雅 武内
静夫 加茂
良三 大見
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Aisan Industry Co Ltd
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Aisan Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 クランプ具がワ−クの加工面に突出せず、加
工後のワ−クの平面精度も高いワ−ク取付装置を提供す
る。 【構成】 ワ−ク30の穴31に嵌脱されるピン20を
上部に突設したクランプ具12の下部を、基台1の上板
2に固着したガイド11内に収容して、側方へ移動自在
に保持する。ガイド11の内壁面とクランプ具12との
間に形成したくさび状空間16に嵌合させたくさび17
を、エアシリンダ18により押込駆動してクランプ具1
2を矢印F方向に駆動し、ワ−クの穴31に嵌合したピ
ン20を該穴の一方の内壁面に圧接して、ワ−ク30を
水平方向に引張状態でクランプする。ワ−ク30の上下
の位置ぎめはストツパ5と23により、クランプ解除時
のクランプ具12の復帰は戻しばね19により、それぞ
れおこなう。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案はフライス盤や研削盤のような切削あるいは研削をおこなう工作機械 において、加工対象であるワ−クを該工作機械のテ−ブルに取付ける取付装置に 関する。
【0002】
【従来の技術】
一般にこの種の工作機械におけるワ−クのテ−ブルへの取付は、ワ−クの縁部 等をテ−ブルに向つて圧接するクランプをボルト締めあるいは空圧駆動しておこ なつていたので、たとえば総厚の薄いワ−クの上面を平面加工しようとしても、 クランプ等が刃物や砥石に干渉するので加工ができず、また全面を加工しない場 合でクランプ位置が確保できる場合でも、薄肉のワ−クはクランプにより曲げを 受けて反りが発生しやすく、加工後の平面精度が劣る原因となつていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
この考案は上記従来の問題点を解決するもので、クランプ具がワ−クの加工面 に突出しないのでワ−クの加工の支障とならず、加工後のワ−クの平面精度も高 いワ−ク取付装置を提供しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
この考案のワ−ク取付装置は、ワ−クの穴に嵌脱されるピンを上部に突設した クランプ具と、このクランプ具を側方へ所定量移動自在に保持するガイドと、こ のガイドの内壁面と前記クランプ具との間に形成されたくさび状空間に嵌合する くさびと、このくさびを往復駆動するくさび駆動装置と、前記クランプ具を前記 くさびに向つて付勢する戻しばねとから成る複数個の保持具を、前記ピンをワ− クの穴位置に一致させ、かつ前記くさび押込時の前記クランプ具の移動方向をワ −クの外周方向に向けて、基台に取付けるとともに、ワ−クの下面を支承するス トツパを前記基台に取付けたことを特徴とする。
【0005】
【作用】
この考案のワ−ク取付装置は、基台を工作機械のテ−ブルに取付けて用いる。 ワ−クの各穴を各保持具のピンに嵌合させて、ストツパ上にワ−クを置けば、ス トツパの頂面がワ−クの下面を支承して上下位置決めがおこなわれる。この状態 でくさび駆動装置によりくさびをくさび状空間に押込む方向へ駆動すれば、クラ ンプ具が側方へ駆動され、ピンがワ−クの穴の一方の内壁面に圧接され、ワ−ク は引張力を受けた状態でクランプされる。くさび駆動装置によりくさびを反対方 向へ駆動すれば、戻しばねがクランプ具をもとの位置に戻す。
【0006】
【実施例】
以下図1乃至図4によりこの考案の一実施例を説明する。図中、1は基台で、 厚鋼板製の略箱状体から成り、2はその上板、3は下板、4はこの下板に設けた ボルト穴で、工作機械のテ−ブル(図示しない)に基台1を取付けるためのもの である。上板2には、8個の保持具10が取付けてあり、このうち6個の保持具 10にはキヤツプ状のカバ−22(後述)が取付けてあるが、残りの2個の保持 具10の上部には、このカバ−22の代りにカバ−を兼ねたワ−ク30の上下位 置決め用のストツパ23(後述)が、上板2に固着してある。
【0007】 5はワ−ク30を他の一点で支承するストツパで、取付板5aに短円柱体5b を突設して成り、取付板5a部を上板2に固着してある。また6および7は、ワ −ク30の突出部との干渉を避けるための穴、8は保持具10のクランプ具12 (後述)が貫通する穴、9はこの穴に至る圧縮空気の流路である。
【0008】 保持具10の詳細構造は図2乃至図4に示す通りで、断面コ字状の本体11a に蓋11bを被着した角筒状のガイド11の上端部を基台1の上板2にねじ止め し、このガイド11内に、クランプ具12のブロツク状の基体12aを少量のす きまをもつて側方(水平方向)に摺動自在に嵌込んである。基体12aには傾斜 面13を有する切欠14が設けてあり、この傾斜面13とガイド11の内壁面1 5との間に形成されたくさび状空間16に、くさび17が嵌込まれ、このくさび 17は、ガイド11の下端に取付けたくさび駆動装置であるエアシリンダ18の ピストンロツドにボルト締めされている。
【0009】 19はガイド11の蓋11bと基体12aとの間に介装された戻しばねで、ク ランプ具12をくさび17に向う方向に付勢する圧縮ばねである。クランプ具1 2の基体12aの上部に連設した軸状部12bは、上板2に穿設した穴8をすき まをもつて貫通し、その頂部にはピン20がねじ止めしてある。ピン20はワ− ク30の穴31(この実施例ではダイキヤスト製ワ−クの鋳抜き穴)に嵌脱され るもので、図3に示すように、穴31に挿入される部分の外周に滑り止め用の環 状の突起21を設けてある。この突起21は、上面が水平で下面が先端に向つて 斜め上方に向うように傾斜した三角形状の断面を有する。22は切粉が下方へ侵 入するのを防止するキヤツプ状のカバ−で、軸状部12bにねじ止めしてある。
【0010】 また23は、その上面が支承面23aとしてワ−ク30の下面を支承して、ワ −ク30の上下の位置ぎめをおこなうストツパで、前記カバ−22と同様な切粉 侵入防止作用を併せ持つものであり、軸状部12bの頂部を包囲する形で上板2 にボルト締めされている。ストツパ23の頂部には長穴24が穿設され、この長 穴を貫通して、ピン20が上方に突出している。なおこの長穴24から切粉が下 方へ侵入するのを防止するために、穴8内に流路9を経て圧縮空気を供給して上 方へ吹上げるようにしてある。
【0011】 そして8個の各保持具10は、図1に示すように、各ピン20の位置がワ−ク 30の各穴31の位置に一致するように、かつくさび17押込時のくさび17の 移動方向(図4矢印Fで示す)、すなわちピン20からワ−ク30に作用する力 の方向が、ワ−ク30の外周方向に向くように、その位置および向きを設定して 上板2に取付けてある。なおこの実施例では、上記各移動方向がひとつの点Pを 中心として放射状に向くようにしてあるが、該移動方向は必ずしもこのように一 点を中心にして設定しなくてもよい。
【0012】 上記構成のワ−ク取付装置25は、取付穴7aを利用するなどして図示しない フライス盤のベツドに締付固定して用いる。ワ−ク30を、その各穴31に各保 持具10のピン20を嵌込み、被加工面を上側にしてストツパ5,23,23上 に乗せて上下の位置決め後、各保持具10のエアシリンダ18によりくさび17 を上昇駆動してくさび状空間16に押込めば、クランプ具12は矢印F方向に駆 動され、各ピン20が穴31の一方の内壁面に圧接され、ワ−ク30は水平方向 に引張力を受けた状態で上板2にクランプされる。
【0013】 このときピン20の突起21は、下面が先端に向つて斜め上方に向うように傾 斜した断面形状を有するので、上記のピン20の圧接により突起21が穴31の 内壁面に喰込んでワ−ク30を斜め下向きに加圧し、ワ−ク30は浮上ることな く確実に各ストツパ上に押付保持される。
【0014】 ピン20の先端はワ−ク30の上面より下方にあり、該上面を支障なくフライ ス加工できる。加工後はくさび17をエアシリンダ18により引抜方向に駆動す れば、クランプ具12は戻しばね19によりもとの位置に戻され、ワ−ク30は クランプを解除され直ちに取外すことができる。
【0015】 この考案は上記実施例に限定されるものではなく、たとえばクランプ具12は ワ−ク30の大きさや形状等に応じて2個(好ましくは3個)以上用いればよく 、またワ−クを支承するすべてのストツパを、保持具10とは別の位置に配設し てもよいし、保持具10と同位置に配設してもよい。またくさび17を嵌込むく さび状空間16の傾斜面13は、ガイド11の内壁面15側に設けてもよく、さ らにくさび状空間16を上方あるいは左右方向に向つて拡開するようにして、く さび状空間16やエアシリンダ18の向きを変えてもよい。またピン20の外周 に設ける突起21を上記実施例以外の形状のものとしたり、この突起のかわりに ピン20の外周面をナ−リングその他の方法により粗面に加工したものとしても よい。
【0016】
【考案の効果】
以上説明したようにこの考案によれば、ワ−クの穴を利用し該穴に嵌合するピ ンを側方へ駆動してワ−クに引張力を与えた状態でクランプするようにしたので 、ピンの先端を加工面より引込んだ位置にすることができ、ワ−ク取付装置が加 工の支障となることがない。またワ−クには引張力が主としてかかり、大きな曲 げ応力が発生しないので、クランプ時のワ−クの反りは小さく、加工後の平面精 度が高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例を示すワ−ク取付装置の平
面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】図2のピン20の上部拡大正面図である。
【図4】図2のB−B線断面図である。
【符号の説明】
1…基台、2…上板、5…ストツパ、10…保持具、1
1…ガイド、12…クランプ具、13…傾斜面、15…
内壁面、16…くさび状空間、17…くさび、18…エ
アシリンダ(くさび駆動装置)、19…戻しばね、20
…ピン、23…ストツパ、25…ワ−ク取付装置、30
…ワ−ク、31…穴。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 大見 良三 愛知県安城市弁天町1番19号 有限会社三 洲精機内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワ−クの穴に嵌脱されるピンを上部に突
    設したクランプ具と、このクランプ具を側方へ所定量移
    動自在に保持するガイドと、このガイドの内壁面と前記
    クランプ具との間に形成されたくさび状空間に嵌合する
    くさびと、このくさびを往復駆動するくさび駆動装置
    と、前記クランプ具を前記くさびに向つて付勢する戻し
    ばねとから成る複数個の保持具を、前記ピンをワ−クの
    穴位置に一致させ、かつ前記くさび押込時の前記クラン
    プ具の移動方向をワ−クの外周方向に向けて、基台に取
    付けるとともに、ワ−クの下面を支承するストツパを前
    記基台に取付けたことを特徴とするワ−ク取付装置。
JP1991102282U 1991-11-16 1991-11-16 ワ−ク取付装置 Expired - Lifetime JP2562871Y2 (ja)

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