JP6514947B2 - 防水構造の施工方法、及び、それに用いられるボード連結具 - Google Patents
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Description
コンクリートスラブ等の建物側の防水下地の上に断熱ボードが並設され、当該断熱ボード
の上に防水シートが敷設されているとともに、防水下地と断熱ボードの各々とが接着剤で
接着されている防水構造の施工方法、及び、それに用いられるボード連結具に関する。
接着剤で接着する断熱ボードに硬質のものを採用する場合でも、断熱ボードに剥離や浮き
等の不具合が生じるのを抑制することのできる防水構造の施工方法、及び、それに用いられるボード連結具を提供する点にある。
前記断熱ボードの複数枚を一体連結するボード連結手段が備えられていると好適である。
〔1〕本発明の第1特徴構成は、
防水下地の上に断熱ボードが並設され、当該断熱ボードの上に防水シートが敷設されているとともに、前記防水下地と前記断熱ボードの各々とが接着剤で接着され、
前記断熱ボードの複数枚を一体連結するボード連結手段が備えられ、
前記ボード連結手段が、隣接する前記断熱ボードの端縁側の各々を併せて取付自在なボード用取付部と、前記防水下地に定着させる定着部材を取付自在な定着部材用取付部とを一体的に備えた複数個のボード連結具から構成されている防水構造の施工方法であって、
複数枚の前記断熱ボードを前記ボード連結具の前記ボード用取付部を用いて一体連結するとともに、前記防水下地との間に接着剤を介在させながら前記防水下地の上に前記断熱ボードを並設状態に敷き詰め、
前記接着剤が所期の接着力を発揮する前段階で、複数個の前記ボード連結具のうち、特定の一部の箇所又はその近傍に配置されている前記ボード連結具を、前記定着部材用取付部と前記定着部材とを用いて前記防水下地に固定連結し、
その後、前記防水シートを、前記断熱ボードとの間に接着剤を介在させながら断熱ボードの上に敷設する点にある。
〔2〕本発明の第2特徴構成は、
第1特徴構成に記載の防水構造の施工方法に用いられるボード連結具であって、
前記ボード用取付部としての外周側開口の凹部を対向面間に形成する上下一対の円盤状の板状部と、当該上下一対の板状部の中央部位どうしを繋ぐ状態で備えられて上方側から前記定着部材を挿入配置可能に構成された前記定着部材用取付部としての筒状部と、から構成されている点にある。
〔3〕本発明の第3特徴構成は、
上方側の前記板状部を有する上側部材と、下方側の前記板状部を有する下側部材とに分割され、それら上側部材と下側部材とが上下方向に伸縮自在な接続手段にて接続されることで、前記ボード用取付部としての前記外周側開口の凹部の上下幅が変更自在に構成されている点にある。
〔4〕本発明の第4特徴構成は、上面部が導電性材料で構成され、その上面部に前記防水シートを接着接合するための熱溶性の接着層が付設されることで、前記防水シートと前記断熱ボードとを固定するシート固定具に兼用構成されている点にある。
図1、図2は、本発明に係る防水構造を採用した建物の屋根部分を示している。本実施形態では建物の屋根部分として陸屋根を例に挙げて説明するが、傾斜屋根等であってもよい。また、本防水構造は、建物の屋根部分に限らず、建物のバルコニー部分や構造物の外面部分等の各種の部位の防水措置に適用することができ、また、新たに構築する場合に限らず、既設のものを改修する場合等にも好適に適用することができる。
まず、複数枚の断熱ボード2をボード連結具Tで一体連結するとともに、防水下地1との間に接着剤4を介在させながら防水下地1の上に断熱ボード2を並設状態に敷き詰める。
そして、接着剤4が所期の接着力を発揮する前段階で、施工後に想定される剥離負荷の大きい箇所や、施工中に断熱ボード2の姿勢が変化し易い特定の一部の箇所を吟味し、当該箇所又はその近傍に配置されたボード連結具Tを定着部材8で防水下地1に固定連結する。
その後、断熱ボード2との間に接着剤5を介在させながら、断熱ボード2の上に防水シート3を敷設する。
図5、図6は、本発明に係る防水構造の第2実施形態を示し、この第2実施形態では、前記ボード連結手段6を構成するボード連結具Tが、金属製のレール状の長尺な型材から構成され、隣接する断熱ボード2の端縁側の広い範囲どうしを一体連結するように構成されている。
(1)前述の各実施形態では、ボード連結手段6がボード連結具Tから構成されている場合を例に示したが、断熱ボード2の端面どうしを連結自在な接着剤や粘着テープや紐等の各種のものから構成されていてもよい。
2 断熱ボード
3 防水シート
4 接着剤
5 接着剤
6 ボード連結手段
7 固定連結手段
8 定着部材
11 ボード用取付部
12 定着部材用取付部
T ボード連結具
Claims (4)
- 防水下地の上に断熱ボードが並設され、当該断熱ボードの上に防水シートが敷設されているとともに、前記防水下地と前記断熱ボードの各々とが接着剤で接着され、
前記断熱ボードの複数枚を一体連結するボード連結手段が備えられ、
前記ボード連結手段が、隣接する前記断熱ボードの端縁側の各々を併せて取付自在なボード用取付部と、前記防水下地に定着させる定着部材を取付自在な定着部材用取付部とを一体的に備えた複数個のボード連結具から構成されている防水構造の施工方法であって、
複数枚の前記断熱ボードを前記ボード連結具の前記ボード用取付部を用いて一体連結するとともに、前記防水下地との間に接着剤を介在させながら前記防水下地の上に前記断熱ボードを並設状態に敷き詰め、
前記接着剤が所期の接着力を発揮する前段階で、複数個の前記ボード連結具のうちで特定の一部の箇所又はその近傍に配置された前記ボード連結具を、前記定着部材用取付部と前記定着部材とを用いて前記防水下地に固定連結し、
その後、前記防水シートを、前記断熱ボードとの間に接着剤を介在させながら断熱ボードの上に敷設する防水構造の施工方法。 - 請求項1記載の防水構造の施工方法に用いられるボード連結具であって、
前記ボード用取付部としての外周側開口の凹部を対向面間に形成する上下一対の円盤状の板状部と、当該上下一対の板状部の中央部位どうしを繋ぐ状態で備えられて上方側から前記定着部材を挿入配置可能に構成された前記定着部材用取付部としての筒状部と、から構成されているボード連結具。 - 上方側の前記板状部を有する上側部材と、下方側の前記板状部を有する下側部材とに分割され、それら上側部材と下側部材とが上下方向に伸縮自在な接続手段にて接続されることで、前記ボード用取付部としての前記外周側開口の凹部の上下幅が変更自在に構成されている請求項2記載のボード連結具。
- 上面部が導電性材料で構成され、その上面部に前記防水シートを接着接合するための熱溶性の接着層が付設されることで、前記防水シートと前記断熱ボードとを固定するシート固定具に兼用構成されている請求項2又は3記載のボード連結具。
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