JP6514915B2 - 単結晶基板の製造方法およびレーザ素子の製造方法 - Google Patents

単結晶基板の製造方法およびレーザ素子の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、ScAlMgO4の単結晶基板、GaNの単結晶基板およびScAlMgO4の単結晶基板を用いた窒化物半導体からなるレーザ素子を作製する単結晶基板の製造方法およびレーザ素子の製造方法に関する。
GaNをはじめとした窒化物半導体は、III族元素の混合比を変えることで、0.7〜6.2eVという広範な範囲のエネルギーギャップを有する材料を得ることができる。このバンドギャップ範囲は、いわゆる可視光の領域を完全に含んでおり、こうした特徴を生かし、発光ダイオード(LED)や半導体レーザなどの、青色を初めとする発光素子の材料として用いられている。また、窒化物半導体のエネルギーギャップ範囲は、太陽光のスペクトル(波長)をほぼ網羅しており、発電効率の高い太陽電池を実現しうる材料として注目されている。さらに、窒化物半導体はその広エネルギーギャップ性を生かして、高周波・高出力トランジスタ用材料としても期待されている。
H. Tang et al. , "Study on growth and characterization of ScAlMgO4 substrate crystal",J. Alloys and Compounds, vol.471 ,L43-L46 ,2009. E. S. Hellman et al. , "ScAlMgO4: an Oxide Substrate for GaN Epitaxy",MRS Internet Journal of Nitride Semiconductor Research,vol.1, Article 1, 1996. T. Katase et al. , "Large domain growth of GaN epitaxial films on lattice-matched buffer layer ScAlMgO4", Materials Science and Engineering B,vol.161,pp.66-70, 2009. E. S. Hellman et al. , "ScAlMgO4: An Oxide Substrate For GaN Epitaxy",Mat. Res. Soc. Symp. Proc. ,vol.395, p.51, 1996.
しかしながら、窒化物半導体による素子の発光効率や素子寿命は、GaAsやInP系材料による発光素子に比較して、劣っているという問題がある。これは、GaAsやInPと異なり、窒化物半導体に格子整合し、また、エピタキシャル成長の環境に耐えられる基板が、現実的には存在しないことによる。
現在一般には、窒化物半導体素子は、サファイアを初めとする基板上に形成されている。しかしながら、サファイア(単結晶Al23)は、GaNに対する格子不整13.8%であり、この基板と窒化物半導体層との間の格子不整によって、窒化物半導体中に108-9/cm3の高密度の結晶欠陥(貫通転位)が入り、素子の発光効率や素子寿命などを低下させている。また、窒化物半導体に格子整合する材料として、LiGaO2,ZnOなどがあるが、これらは、窒化物半導体のエピタキシャル成長における還元雰囲気に対する耐性がない。このため、しばしば窒化物半導体膜の剥離が生じる。
このように、従来では、結晶欠陥の少ない高品質な窒化物半導体を成長させるための、実用的な成長基板が無いため、高い発光効率や長い素子寿命などの特性を備えた状態で、窒化物半導体を用いた素子を、低コストで容易に製造することができないという問題があった。
本発明は、以上のような問題点を解消するためになされたものであり、窒化物半導体を用いた特性のよい素子を、低コストで容易に製造できるようにすることを目的とする。
本発明に係る単結晶基板の製造方法は、ScAlMgO4の単結晶体を形成する単結晶体形成工程と、ScAlMgO4の単結晶体を(0001)面で劈開することで、(0001)面からなる互いに平行な2面を有する板状とした、ScAlMgO4の単結晶基板を形成する基板形成工程とを備える。また、本発明に係る単結晶基板の製造方法は、ScAlMgO4の単結晶体を形成する単結晶体形成工程と、ScAlMgO4の単結晶体を裂開容易面で裂開することで、裂開容易面からなる互いに平行な2面を有する板状とした、ScAlMgO4の単結晶基板を形成する基板形成工程とを備える。なお、単結晶体形成工程では、チョクラルスキー法により酸化スカンジウム,酸化アルミニウムおよび酸化マグネシウムを原料としてScAlMgO4の単結晶体を形成すればよい。
また、本発明に係る単結晶基板の製造方法は、ScAlMgO4の単結晶体を形成する単結晶体形成工程と、ScAlMgO4の単結晶体を(0001)面で劈開することで、(0001)面からなる互いに平行な2面を有する板状とした、ScAlMgO4の単結晶からなる成長基板を形成する成長基板形成工程と、成長基板の上にGaNを結晶成長して単結晶のGaNからなるGaN層を形成するGaN成長工程と、GaN層が形成されている状態で成長基板を除去してGaN層からなる単結晶基板を形成する基板形成工程とを備える。
また、本発明に係る単結晶基板の製造方法は、ScAlMgO4の単結晶体を形成する単結晶体形成工程と、ScAlMgO4の単結晶体を裂開容易面で裂開することで、裂開容易面からなる互いに平行な2面を有する板状とした、ScAlMgO4の単結晶からなる成長基板を形成する成長基板形成工程と、成長基板の上にGaNを結晶成長して単結晶のGaNからなるGaN層を形成するGaN成長工程と、GaN層が形成されている状態で成長基板を除去してGaN層からなる単結晶基板を形成する基板形成工程とを備える。
なお、レーザ素子の製造方法は、(0001)面に垂直な面を主表面としたScAlMgO4の単結晶からなる基板の主表面に窒化物半導体の層を積層し、基板の(0001)面に垂直な方向を導波方向とする導波路型のレーザ構造を形成するレーザ構造作製工程と、レーザ構造が作製された基板を(0001)面で劈開してレーザ構造の端面を形成してレーザ構造の共振器を形成する共振器形成工程とを備える。
発明に係るレーザ素子の製造方法は、ScAlMgO 4 の単結晶体を形成する単結晶体形成工程と、ScAlMgO 4 の単結晶体を(0001)面で劈開することで、(0001)面からなる互いに平行な2面を有する板状とした、ScAlMgO 4 の単結晶の基板を形成する基板形成工程と、基板の主表面に窒化物半導体の層を積層し、基板の裂開容易面に垂直な方向を導波方向とする導波路型のレーザ構造を形成するレーザ構造作製工程と、レーザ構造が作製された基板を裂開容易面で裂開してレーザ構造の端面を形成してレーザ構造の共振器を形成する共振器形成工程とを備える。
なお、裂開容易面は、(1−10−1)面である。
以上説明したように、本発明によれば、単結晶ScAlMgO4の基板を用い、この劈開性および裂開性を利用するようにしたので、窒化物半導体を用いた特性のよい素子を、低コストで容易に製造できるという優れた効果が得られる。
図1は、本発明の実施の形態1における単結晶基板の製造方法を説明するフローチャートである。 図2は、本発明の実施の形態1における単結晶基板の製造方法で形成された単結晶基板の状態を示す写真である。 図3は、ScAlMgO4単結晶の構造を示す斜視図である。 図4は、本発明の実施の形態2における単結晶基板の製造方法を説明するフローチャートである。 図5は、本発明の実施の形態2において形成したGaN層の表面の光学顕微鏡写真である。 図6は、本発明の実施の形態2において形成したGaN層の表面の光学顕微鏡写真である。 図7は、実施の形態2におけるGaN層のX線回折(XRD)測定結果を示す特性図である。 図8は、実施の形態2における成長基板上へ形成したGaN層の室温で測定したフォトルミネッセンス特性を示す特性図である。 図9は、サファイア基板を除去した後のGaN基板の状態を説明する説明図である。 図10は、サファイア基板を用いて形成したGaN基板における結晶の方位(c軸)のばらつきの状態を説明する説明図である。 図11は、本発明の実施の形態3におけるレーザ素子の製造方法で製造されるレーザ素子の構成を示す断面図である。 図12は、本発明の実施の形態3におけるレーザ素子の製造方法で製造されるレーザ素子の構成を示す斜視図である。 図13は、実施の形態3におけるレーザ構造302の導波路層と下部キャリア閉じ込め層を除いて作製したLED構造のInGaN層におけるPL特性を示す特性図である。 図14は、サファイア基板を用いてLED構造を形成した場合のInGaN層におけるPL特性を示す特性図である。 図15は、実施の形態3において導波路層と下部キャリア閉じ込め層を除いて実際に作製したLED素子の整流特性を示す特性図である。 図16は、実施の形態3において導波路層と下部キャリア閉じ込め層を除いて実際に作製したLED素子の光出力−電流特性を示す特性図である。
以下、本発明の実施の形態について図を参照して説明する。
[実施の形態1]
はじめに、本発明の実施の形態1について図1を用いて説明する。図1は、本発明の実施の形態1における単結晶基板の製造方法を説明するフローチャートである。
まず、第1工程S101で、ScAlMgO4の単結晶体を形成する(単結晶体形成工程)。次に、第2工程S102で、ScAlMgO4の単結晶体を(0001)面で劈開することで、(0001)面からなる互いに平行な2面を有する板状とした、ScAlMgO4の単結晶基板を形成する(基板形成工程)。
例えば、高周波誘導加熱型チョクラルスキー炉を用い、ScAlMgO4を育成することで、ScAlMgO4の単結晶体を形成すればよい。例えば、直径100mmのイリジウム製の坩堝に、出発原料として4N(99.99%)のSc23、Al23およびMgOを、規定mol%に配合した原料3400gを投入する。次に、原料を投入した坩堝を、高周波誘導加熱型チョクラルスキー炉の育成炉に投入し、この炉内を真空にした後に窒素を導入し、炉内が大気圧となった時点で坩堝の加熱を開始し、ScAlMgO4の融点に達するまで12時間かけて徐々に加熱して材料を溶融させる。
次に、(0001)方位に切り出したScAlMgO4単結晶を種結晶として用い、この種結晶を坩堝内の融液近くまで降下させる。種結晶を一定の回転速度で回転させながら徐々に降下させ、種結晶の先端を融液に接触させて温度を徐々に降下させながら、引き上げ速度0.5mm/hの速度で種結晶を上昇させ(0001軸方向に引き上げ)、結晶成長を行う。
上述したチョクラルスキー法による育成の結果、図2に示すように、直径50mm、直胴部の長さ50mmの単結晶体(boule;ブール)が得られた。この単結晶体を観察したところ、チョクラルスキー法で成長した結晶中にしばしば含まれる微小な気泡は観測されなかった。なお、図2の紙面奥には、劈開により作製したScAlMgO4の単結晶基板が示されている。さらに、単結晶体より形成したScAlMgO4の単結晶基板の内部を、偏光により観察したところ、サブグレインの発生も認められなかった。
ここで、ScAlMgO4単結晶について説明する。ScAlMgO4単結晶は、図3に示すように、岩塩型構造(111)面的なScO2層と、六方晶(0001)面的なAlMgO2層とが交互に積層した構造となっている。六方晶(0001)面的な2層は、ウルツ鉱型構造に比較して平面的になっており、層の面内に比較して上下層間の結合は、0.03nmほど長く、結合の力が弱い。このため、ScAlMgO4単結晶は、(0001)面で劈開することができる。この劈開面は、グラファイトや六方晶BNと同様となる。h−BN(0001)、GaN(100)、GaAs(110)などの劈開面と同様に、ScAlMgO4単結晶(0001)面は、カチオンとアニオンを上下層とも同数含むため、静電引力が働くことなく、容易に劈開できる。
実施の形態1によれば、劈開によりScAlMgO4の単結晶基板を形成しているので、従来からある単結晶基板作製においてコストのかかる工程であるワイヤソーなどを用いて単結晶体を切断し、この切断面を研磨するなどの工程を必要としない。このように、実施の形態1によれば、コストの上昇を招くことなく、非常に容易にScAlMgO4の単結晶基板を得ることができる。
また、ScAlMgO4は、GaNとの格子定数のミスマッチ{(GaNの格子定数−ScAlMgO4の格子定数)/GaNの格子定数}が−1.9%と小さい。また、ScAlMgO4は、GaNとの熱膨張係数のミスマッチ{(GaNの熱膨張係数−ScAlMgO4の熱膨張係数)/GaNの熱膨張係数}が、−10.9%程度である。従って、ScAlMgO4の単結晶基板を用いて窒化物半導体を結晶成長することで、窒化物半導体中に対する結晶欠陥の生成が抑制されるようになり、形成される素子の発光効率や素子寿命などの低下が抑制できるようになる。
一般に窒化物半導体用基板として用いられてきたZnOやLiGaO2等の酸化物は、窒化物半導体成長雰囲気であるアンモニアや水素等の還元雰囲気に弱い。これに対して発明者らは、ScAlMgO4が、窒化物半導体の成長雰囲気である還元雰囲気に対しても、十分に耐性があることを確認した。従って、ScAlMgO4の単結晶基板を用いることで、結晶欠陥などのない窒化物半導体の素子を、容易に形成することができる。このように、実施の形態1によれば、窒化物半導体を用いた特性のよい素子を、低コストで容易に製造できるようになる。
なお、上述では、劈開により基板を形成するようにしたが、これに限るものではなく、ScAlMgO4の単結晶体を裂開容易面で裂開することで、裂開容易面からなる互いに平行な2面を有する板状とした、ScAlMgO4の単結晶基板を形成するようにしてもよい。裂開容易面は、(1−10−1)面である。このように、ScAlMgO4の裂開容易面(1−10−1)面を表面とする基板を作製する場合にも、切断・研磨工程が容易となる。
[実施の形態2]
次に、本発明の実施の形態2について、図4を用いて説明する。図4は、本発明の実施の形態2における単結晶基板の製造方法を説明するフローチャートである。
まず、第1工程S201で、ScAlMgO4の単結晶体を形成する(単結晶体形成工程)。次に、第2工程S202で、ScAlMgO4の単結晶体を(0001)面で劈開することで、(0001)面からなる互いに平行な2面を有する板状とした、ScAlMgO4の単結晶からなる成長基板を形成する(成長基板形成工程)。成長基板の形成は、前述した実施の形態1におけるScAlMgO4の単結晶基板の形成と同様である。従って、ScAlMgO4の単結晶体を裂開容易面で裂開することで、裂開容易面からなる互いに平行な2面を有する板状とした、ScAlMgO4の単結晶基板を成長基板としてもよい。
次に、第3工程S203で、上述したように形成した成長基板の上に、GaNを結晶成長して単結晶のGaNからなるGaN層を形成する(GaN成長工程)。次に、第4工程S204で、GaN層が形成されている状態で成長基板を除去し、GaN層からなる単結晶基板を形成する(基板形成工程)。
ここで、成長基板の上へのGaN層の形成(成長)について説明する。まず、成長基板の表面を水素クリーニングする。例えば、水素雰囲気で、1175℃で8分間、成長基板を加熱すればよい。
次に、水素クリーニングした成長基板の上に、よく知られた有機金属気相成長法により、GaNからなるバッファ層を形成する。このとき、成長温度は600℃程度とし、また、バッファ層の層厚は20nm程度とする。ここで、バッファ層は、アモルファスもしくは多結晶の状態で形成することが重要である。このバッファ層を1050℃程度でアニールした後、単結晶GaNを厚さ1.5μm成長する。
上述した成長基板上へのGaN層の形成では、まず、図5に示すように、水素クリーニングの温度により、形成されるGaN層の表面状態が変化することが判明した。図5は、形成したGaN層の表面の光学顕微鏡写真である。図5の(a)は、水素クリーニング温度を600℃として形成したGaN層の表面状態を示し、図5の(b)は、水素クリーニング温度を1175℃として形成したGaN層の表面の状態を示す。なお、いずれにおいても、バッファ層の成長温度は600℃であり、GaN層の成長温度は1205℃である。図5の(a)と図5の(b)との比較から明らかなように、水素クリーニング温度が高い方が、より平坦にGaN層が形成されている。なお、図5の(a)示す状態では、表面がN極性となっており、図5の(b)示す状態では、表面がGa極性となっていることが判明している。
次に、上述した厚さ1.5μmの単結晶GaNの上に、GaCl3ガスとアンモニアガスをソースガスとしたハイドライド気相成長法により、GaN層を成長する。このときの成長速度は160μm/hであり、成長した層厚は16mmである。
次に、成長基板の除去についてより詳細に説明する。例えば、緩衝弗酸などを用いて成長基板を選択的にエッチング除去すればよい。また、前述したように、成長基板は、基板平面に平行な面で容易に劈開できるので、劈開により多くの部分の成長基板を除去し、この後、残っている部分を、上述したエッチングや、よく知られた研磨法などにより除去するようにしてもよい。基板表面に裂開容易面を使用している場合にも同様に、裂開して基板を取り除くことができる。なお、除去した部分は、溶解して再度ScAlMgO4の単結晶体の形成に用いればよい。
また、バッファ層の上に、チタン層を形成しておき、この上にハイドライド気相成長法により、GaN層を成長させることで、ハイドライド気相成長法で成長したGaN層を、GaN基板として容易に分離することができるようになる。この方法では、極薄く形成する条件でチタンを堆積することで、上記チタン層を複数の島部分から構成することが重要である。この状態でハイドライド気相成長法によりGaN層を成長すると、窒素を含むソースガスの存在によりチタンが窒化して窒化チタンとなり、この領域では、バッファ層とGaN層とが接触していない状態となる。この結果、GaN層を形成した後、バッファ層との間でGaN層(成長基板)を容易に分離することが可能となる。
ここで、上述した成長基板上へのGaN層の形成では、図6に示すように、GaN層の成長温度によっても、表面状態が変化することが判明した。図6は、形成したGaN層の表面の光学顕微鏡写真である。図6の(a)は、GaN層の成長温度を1205℃として形成したGaN層の表面状態を示し、図6の(b)は、GaN層の成長温度を1215℃として形成したGaN層の表面状態を示し、図6の(c)は、GaN層の成長温度を1225℃として形成したGaN層の表面状態を示している。いずれにおいても、水素クリーニング温度は、1175℃であり、バッファ層の成長温度は600℃である。これらの比較から分かるように、GaN層の成長温度には、最適な条件が存在する。本例では、GaNの成長温度は、1215℃が最適値である。この最適な条件においては、原子間力顕微鏡による観察の結果、GaN層表面の粗さRaは、0.463nmであった。
次に、上述の成長基板上へ形成したGaN層のX線回折(XRD)測定結果について説明する。図7の(a)に示すように、ScAlMgO4の単結晶からなる成長基板の(00009)面と、GaN(0002)面が検出された。この結果、上述したGaN層は、c軸配向していることが分かる。まず、図7の(b)に、GaNのc軸の軸揺らぎを示すX線ロッキングカーブ(XRC)を示す。図7の(b)に示すように、単峰性のスペクトルを示しており、半値全幅は488秒である。このことから、GaNのc軸が綺麗に配向していることがわかる。
次に、図7の(c)に、GaNの(10−11)面のX線ロッキングカーブ(XRC)を示す。半値全幅は410秒である。図7の(b)および(c)に示す結果より、螺旋転位密度が、サファイア基板を成長基板としたGaN基板に比較し、同等またはそれ以上であることが分かる。上述した結果は、初期的な実験段階でのデータであり、成長条件を最適化することで、以前からあるヘテロ成長GaNの特性を遙かに凌ぐ可能性を示している。
次に、上述の成長基板上へ形成したGaN層の、室温で測定したフォトルミネッセンス特性を図8に示す。励起光源は、波長325nmのHe−Cdレーザである。図8中の570nm近傍の鋭いピークは、測定光学系のノイズである。図8に示すように、波長362nm近傍に強い発光が観測され、これは、GaNのバンド端発光である。さらに、波長362nmより長波長側に小さなピークと幾つかの肩を観測できる。これらは、バンド端発光のフォノンレプリカである。以上のことから、高品質のGaNが成長されていることが分かる。
従来では、サファイア基板を成長基板としてGaN層を形成し(ヘテロ成長)、サファイア基板を除去してGaN基板を形成していた。このGaN基板の製造方法では、次に示す問題が確認されている。
第1に、サファイア基板とGaNとの格子不整合のため、サファイア基板を除去した後のGaN基板は、図9に示すように反った状態となる。このように反るため、より厚いGaN基板を形成しようとすると、割れることもある。従って、サファイア基板を用いた場合、形成可能なGaN基板の板厚は、10mm程度が限界である。また、サファイア基板を用いて形成したGaN基板においては、図10の模式的な断面図に点線で示すように、結晶の方位(c軸)がばらついた状態となる。
上述したサファイア基板を用いたヘテロ成長によるGaN基板の形成に比較し、実施の形態2によれば、格子不整合が非常に小さく、ScAlMgO4の単結晶からなる成長基板を除去することで、GaN基板が反ることなどが発生しない。また、実施の形態2によれば、形成されるGaN基板(GaN層)においては、結晶の方向がばらつくことがない。このように、実施の形態2によれば、高品質なGaN基板が得られるため、このGaN基板を用い窒化物半導体を結晶成長することで、窒化物半導体中に対する結晶欠陥の生成が抑制されるようになり、形成される素子の発光効率や素子寿命などの低下が抑制できるようになる。
[実施の形態3]
次に、本発明の実施の形態3について、図11,図12を用いて説明する。図11は、本発明の実施の形態3におけるレーザ素子の製造方法で製造されるレーザ素子の構成を示す共振器の長手方向に垂直な断面図である。また、図12は、本発明の実施の形態3におけるレーザ素子の製造方法で製造されるレーザ素子の構成を示す斜視図である。
このレーザ素子は、単結晶のScAlMgO4からなる基板301、基板301の上に形成された導波路型のレーザ構造302を備える。レーザ構造302は、n型のGaNからなる第1電極接続層303と、第1電極接続層303の上に形成されたn型のGaAlNからなる下部導波路層304と、下部導波路層304の上に形成されたn型のGaNからなる下部キャリア閉じ込め層305とを備える。
また、レーザ構造302は、下部キャリア閉じ込め層305の上に形成された多重量子井戸構造の活性層306と、活性層306の上に形成されたp型のGaAlNからなる上部キャリア閉じ込め層307と、上部キャリア閉じ込め層307の上に形成されたp型のGaNからなる上部導波路層308と、上部導波路層308の上に形成されたp型のGaNからなる第2電極接続層309を備える。活性層306は、例えば、層厚3.2nmのInGaNの層と、層厚4.5nmのGaNの層とが交互に5組積層されている。なお、上部導波路層308および第2電極接続層309は、一層のp型GaN層として成長されており、この一部がエッチングされて、第2電極接続層309を形成している。この結果、本素子構造は、リッジ導波路型構造となっている。
また、第1電極接続層303に接続する第1電極311、および第2電極接続層309に接続する第2電極312を備える。第1電極311は、Au/Pt/Tiから構成されて第1電極接続層303にオーミック接続し、第2電極312は、Au/Pt/Pdから構成されて第2電極接続層309にオーミック接続している。
また、第1電極接続層303の一部,下部導波路層304,下部キャリア閉じ込め層305,活性層306,上部キャリア閉じ込め層307,上部導波路層308は、導波方向に延在する所定の幅のストライプ状に加工されている。図11においては、紙面の奥から手前の方向が、導波方向である。また、レーザ構造302には、図12の斜視図に示すように、端面321,端面322が形成され、これらにより共振器構造が構成されている。
例えば、よく知られた有機金属気相成長法により、各窒化物半導体の層をエピタキシャル成長させ、公知のリソグラフィー技術およびエッチング技術によりパターニングすることで、レーザ構造302が形成できる。この場合においても、基板301の表面を水素クリーニングし、アモルファスもしくは多結晶の状態のバッファ層を形成した後、上述した各層を成長するとよい。また、よく知られたリフトオフ法により、各電極を形成すればよい。
実施の形態3においては、端面321,端面322を、劈開または裂開により形成するところに大きな特徴がある。例えば、レーザ構造302を形成した後、基板301を研磨などにより板厚60〜80μm程度にまで薄層化した後、所望の箇所で劈開もしくは裂開することで、鏡面とした端面321,端面322が、コストをかけることなく容易に形成できる。
例えば、基板301を、ScAlMgO4の単結晶から構成し、(0001)面に垂直な面を主表面とすれば、基板301の表面方向において、レーザ構造302の導波方向は(0001)面に垂直な方向とすればよい。この構成とすることで、レーザ構造302が作製された基板301を(0001)面で劈開することで、レーザ構造302の端面321,322を形成して、これらによりレーザ構造302の共振器を構成することができる。
例えば、単結晶ScAlMgO4の(−12−1 0)面を、基板301の主表面とすれば、(0001)面により劈開が可能となる。また、この面の上に窒化物半導体をエピタキシャル成長すると、窒化物半導体はa軸方向に成長し、形成される窒化物半導体層の表面はa面[(−12−10)面]となる。また、この面においては、GaNとの格子不整合を面内c軸方向3.2%、面内m軸方向−1.8%と非常に小さくすることができる。
また、単結晶ScAlMgO4の(01−10)面を、基板301の主表面としても、(0001)面により劈開が可能となる。また、この面の上に窒化物半導体をエピタキシャル成長すると、窒化物半導体はm軸方向に成長し、形成される窒化物半導体層の表面はm面[(01−10)面]となる。また、この面においては、GaNとの格子不整合を、面内c軸方向3.2%、面内a軸方向−1.8%と非常に小さくすることができる。
また、基板301を、ScAlMgO4の単結晶から構成し、(0001)面を主表面とすれば、基板301の表面方向において、レーザ構造302の導波方向は、基板301の裂開面に垂直な方向とすればよい。この構成とすることで、レーザ構造302が作製された基板301を、裂開容易面で裂開することでレーザ構造302の端面321,322が形成できる。このようにして形成した端面321,322により、レーザ構造302の共振器を構成することができる。例えば、単結晶ScAlMgO4の(1−10−1)面が、裂開容易面となる。この面は、ダングリングボンドの面密度が小さく、向かい合う面に同数のカチオンとアニオンが現れるため、裂開しやすい面(裂開容易面)と考えることができる。なお、単結晶ScAlMgO4の(0001)面を、基板301の主表面とした場合、形成される窒化物半導体の表面は、c面となる。
次に、レーザ構造302における導波路層と下部キャリア閉じ込め層を除いて実際に作製したLED構造における活性層306のInGaN層における、室温(25℃程度)でのフォトルミネッセンス(PL)の測定結果について図13,図14を用いて説明する。図13は、実施の形態3におけるレーザ構造302の導波路層と下部キャリア閉じ込め層を除いて作製したLED構造のInGaN層におけるPL特性を示し、図14は、サファイア基板を用いて同様のLED構造を形成した場合のInGaN層におけるPL特性を示している。なお、励起光の波長は、InGaN層の吸収波長に適合するように、405nmとしている。
図13に示すように、単結晶のScAlMgO4からなる基板301を用いた実施の形態13では、ピークが単峰となっている。これは、InGaN層と基板301との間の格子定数が近く、組成引き込み効果が働き、InGaNの組成が均一になっていると考えられる。これに対し、図14に示す結果では、ピークが分離しているが、これは膜厚による干渉フリンジである。
なお、導波路層と下部キャリア閉じ込め層を除いて実際に作製したLED素子においても、図15に示すように、整流特性が存在することが確認されている。また、実際に作製した上記のLED素子では、図16に示すような、光出力−電流特性が得られている。
上述したように、実施の形態3によれば、単結晶のScAlMgO4からなる基板を用いて窒化物半導体によるレーザを形成したので、共振器構造などが、コストをかけることなく容易に形成できるようになる。
一般に、窒化物半導体の成長基板としてサファイア基板が用いられている。この場合、レーザを構成するための共振器とする鏡面(端面)の形成では、サファイアには劈開性などが無いため、ドライエッチングなどの加工技術により形成されている。このため、上述した劈開により形成される端面には、平坦度の点で劣るものとなる。
また、基板の上に形成した複数のレーザ素子を、各々に切り出すときも、サファイアには劈開性などが無いため、ダイヤモンドディスクを装備したダイサーなどを用いたダイシングにより切断することになる。また、サファイアは硬いため、サファイア基板を板厚100μm以下に薄くしてから上述したような切断を実施することになる。このサファイアの薄板化においても、材料が硬いために、大きなコストがかかる。このため、サファイア基板を用いた場合、共振器の形成に大きなコストがかかるようになる。
これに対し、実施の形態3によれば、劈開や裂開により各チップに分割することができるため、コストをかけることなく、分割が実施できるようになる。
また、形成される各窒化物半導体の層においては、基板との格子定数の差が小さいので、結晶品質のよい結晶層が形成できるようになり、発光効率や素子寿命などの劣化を招くことがない。このように、実施の形態3においても、窒化物半導体を用いた特性のよい素子を、低コストで容易に製造できる。
なお、本発明は以上に説明した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想内で、当分野において通常の知識を有する者により、多くの変形および組み合わせが実施可能であることは明白である。例えば、上述では、活性層を多重量子井戸構造としたが、これに限るものではなく、バルクの活性層としてもよい。また、上述では、素子を構成する材料として、主にGaN,InGaNを用いるようにしたが、これに限るものではなく、他の窒化物半導体を用いるようにしてもよいことは、言うまでもない。
301…基板、302…レーザ構造、303…第1電極接続層、304…下部導波路層、305…下部キャリア閉じ込め層、306…活性層、307…上部キャリア閉じ込め層、308…上部導波路層、309…第2電極接続層、311…第1電極、312…第2電極。

Claims (9)

  1. ScAlMgO4の単結晶体を形成する単結晶体形成工程と、
    ScAlMgO4の単結晶体を(0001)面で劈開することで、(0001)面からなる互いに平行な2面を有する板状とした、ScAlMgO4の単結晶基板を形成する基板形成工程と
    を備えることを特徴とする単結晶基板の製造方法。
  2. ScAlMgO4の単結晶体を形成する単結晶体形成工程と、
    ScAlMgO4の単結晶体を裂開容易面で裂開することで、裂開容易面からなる互いに平行な2面を有する板状とした、ScAlMgO4の単結晶基板を形成する基板形成工程と
    を備えることを特徴とする単結晶基板の製造方法。
  3. 請求項2記載の単結晶基板の製造方法において、
    前記裂開容易面は、(1−10−1)面のいずれかであることを特徴とする単結晶基板の製造方法。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の単結晶基板の製造方法において、
    前記単結晶体形成工程では、チョクラルスキー法により酸化スカンジウム,酸化アルミニウム,および酸化マグネシウムを原料としてScAlMgO4の単結晶体を形成することを特徴とする単結晶基板の製造方法。
  5. ScAlMgO4の単結晶体を形成する単結晶体形成工程と、
    ScAlMgO4の単結晶体を(0001)面で劈開することで、(0001)面からなる互いに平行な2面を有する板状とした、ScAlMgO4の単結晶からなる成長基板を形成する成長基板形成工程と、
    前記成長基板の上にGaNを結晶成長して単結晶のGaNからなるGaN層を形成するGaN成長工程と、
    前記GaN層が形成されている状態で前記成長基板を除去して前記GaN層からなる単結晶基板を形成する基板形成工程と
    を備えることを特徴とする単結晶基板の製造方法。
  6. ScAlMgO4の単結晶体を形成する単結晶体形成工程と、
    ScAlMgO4の単結晶体を裂開容易面で裂開することで、裂開容易面からなる互いに平行な2面を有する板状とした、ScAlMgO4の単結晶からなる成長基板を形成する成長基板形成工程と、
    前記成長基板の上にGaNを結晶成長して単結晶のGaNからなるGaN層を形成するGaN成長工程と、
    前記GaN層が形成されている状態で前記成長基板を除去して前記GaN層からなる単結晶基板を形成する基板形成工程と
    を備えることを特徴とする単結晶基板の製造方法。
  7. 請求項6記載の単結晶基板の製造方法において、
    前記裂開容易面は、(1−10−1)面のいずれかであることを特徴とする単結晶基板の製造方法。
  8. ScAlMgO 4 の単結晶体を形成する単結晶体形成工程と、
    ScAlMgO 4 の単結晶体を(0001)面で劈開することで、(0001)面からなる互いに平行な2面を有する板状とした、ScAlMgO 4 の単結晶の基板を形成する基板形成工程と、
    前記基板の主表面に窒化物半導体の層を積層し、前記基板の裂開容易面に垂直な方向を導波方向とする導波路型のレーザ構造を形成するレーザ構造作製工程と、
    前記レーザ構造が作製された前記基板を裂開容易面で裂開して前記レーザ構造の端面を形成して前記レーザ構造の共振器を形成する共振器形成工程と
    を備えることを特徴とするレーザ素子の製造方法。
  9. 請求項記載のレーザ素子の製造方法において、
    前記裂開容易面は、(1−10−1)面のいずれかであることを特徴とするレーザ素子の製造方法。
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