JP6512978B2 - 建具 - Google Patents

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Description

本発明は、ドア本体の表面に化粧材を設けたドアをドア枠に開閉可能に支持した建具に関する。
住宅や店舗の玄関や入口等に設置されるドアでは、例えば框体となる四周の骨材を一対の表面材の間に挟み込んで構成したドア本体の表面に木製や樹脂製等の化粧材が設けられることがある。例えば特許文献1には、ドア本体の表面の全面に亘って化粧材を接着固定したドアが開示されている。
特開2004−278028号公報
上記のようなドアでは、紫外線や外気の影響を受けると化粧材に割れや損傷を生じることがある。この場合、特許文献1の構成では化粧材をドア本体の表面全面に接着固定しているため、化粧材単独での交換が困難であり、化粧材を交換する際にはドア全体での交換で対応する必要がある。しかも、化粧材が熱や雨水等の影響で寸法変化を生じた場合、全面接着のためこのような寸法変化を吸収することができず、化粧材に割れや損傷を発生し易い。
本発明は、上記従来技術の課題を考慮してなされたものであり、ドア表面の化粧材の割れや損傷の発生を抑制し、さらに化粧材単独での交換を容易に行うことができる建具を提供することを目的とする。
本発明に係る建具は、ドア本体の表面に化粧材を設けたドアをドア枠に開閉可能に支持した建具であって、前記化粧材の一側部には、前記ドア本体の表面との間に隙間を形成したカバー部と、該カバー部の内側に配設された係合片部とが設けられ、前記ドア本体の表面には、前記係合片部を係合する保持具が固定され、前記化粧材は、前記係合片部を前記保持具に係合させることで前記一側部が前記ドア本体の表面に保持されると共に、前記一側部と反対側の他側部が前記ドア本体の表面に固定された固定具に対して着脱可能に保持され、前記保持具を前記カバー部で覆った状態で前記ドア本体の表面に取り付けられることを特徴とする。
このような構成によれば、先ず固定具による拘束作用を解除し、続いて化粧材を保持具から係合片部を離脱させるだけでドア本体から化粧材を容易に取り外すことができる。従って、ドア本体を残したまま、化粧材を単独で容易に交換することができる。しかも、化粧材は他側部が固定具を用いてドア本体の表面で保持されるが、一側部は係合片部を保持具に対して係合によって保持しているため、ある程度の寸法変化が許容されている。このため、化粧材が熱や雨水等の影響で寸法変化を生じた場合であってもこの寸法変化が円滑に吸収され、化粧材に割れや損傷を生じること自体が抑制される。また、化粧材はカバー部で保持具を覆った状態でドア本体の表面に取り付けられるため、保持具がドアの外観上に露出することがなく、高い外観品質が得られる。
本発明に係る建具において、前記保持具は、前記係合片部を前記ドア本体の表面に対して押し付けて保持する板ばね部材であり、前記係合片部は前記板ばね部材に対してスライドして係合される構成であってもよい。そうすると、開閉操作が行われるドアの表面での化粧材のがたつきを防止し、化粧材をより安定して保持しておくことができる。
本発明に係る建具において、前記化粧材は、前記ドア本体の表面に複数枚並んで取り付けられるものであり、隣接する化粧材の間では、一方の化粧材の一側部に設けられたカバー部が他方の化粧材の他側部に重ねられることで、前記一方の化粧材の一側部の係合片部を保持する保持具と前記他方の化粧材の他側部を保持する固定具とが前記一方の化粧材のカバー部によって覆われる構成であってもよい。そうすると、大きな表面積を有するドア本体に対しても木製や樹脂製の化粧材を円滑に取り付けることができる。しかも各化粧材の保持具と固定具とはカバー部によって覆われて外面に露出しないため、ドアの外観品質を高めることができる。
本発明に係る建具において、前記一方の化粧材の他側部には、前記他方の化粧材の一側部の係合片部を保持するための保持具を避ける逃げ部が設けられた構成であってもよい。そうすると、隣接する化粧材間の間隔を可及的に詰めることができ、カバー部の延出寸法も最小限に構成でき、例えば木製や樹脂製で形成されたカバー部の強度を確保できる。
本発明に係る建具において、前記固定具は、前記ドア本体の内部に埋設され、該ドア本体の表面に雌ねじが開口した袋形状を有するナットであり、前記化粧材の他側部は前記ナットに対してねじ止めされる構成であってもよい。そうすると、ドア本体に形成される固定具の取付穴を該固定具で確実に閉塞しておくことができる。その結果、仮に当該建具が火災等の熱や火炎を受けた場合であっても固定具の部分が熱や火炎の貫通孔となることを防止できる。
本発明に係る建具において、前記カバー部は、前記ドア本体の表面に対面する前記化粧材の裏面側を板厚方向に薄く形成されており、前記化粧材の他側部には、該化粧材の表面側を板厚方向に薄く形成され、前記カバー部が重なる薄肉部が設けられた構成であってもよい。そうすると、複数枚並んだ化粧材同士の表面高さを一定に構成することができ、ドアの外観品質を高めることができる。
本発明に係る建具において、前記係合片部は、前記化粧材の裏面に固着され、一端側が前記カバー部の内側に向かって突出した板状部材で構成されてもよい。そうすると、薄い、脆い等の問題を生じるため係合片部を形成できないような化粧材についても係合片部を設けることができ、ドア本体に対して確実に固定することができる。
本発明に係る建具において、前記化粧材は、前記一側部が前記ドア本体の吊元側に配置され、前記他側部が前記ドア本体の戸先側に配置され、前記ドア本体の吊元側から戸先側に向かって複数枚並んで取り付けられる構成であってもよい。そうすると、戸先側に設けられるドアハンドルを有効に利用して戸先側の化粧材の位置ずれを防止することができる。
本発明に係る建具において、各化粧材のうち、前記ドア本体の最も戸先側に設けられる化粧材は、その他側部が前記ドア本体の戸先側見込み面に設けられるエッジ部材を用いて保持される構成であってもよい。これにより、戸先側の化粧材の他縁部のねじ止め固定等が難しい構造の場合であっても該他縁部を容易に且つ確実に保持することができる。
本発明に係る建具において、前記化粧材は、前記一側部が前記ドア本体の下側に配置され、前記他側部が前記ドア本体の上側に配置され、前記ドア本体の下側から上側に向かって複数枚並んで取り付けられる構成であってもよい。そうすると、ドア本体の上側に配置された化粧材の他側部がその上に取り付けられた化粧材の一側部によって覆われるため、化粧材の内側への雨水等の浸入を防止できる。
本発明によれば、ドア本体を残したまま、化粧材を単独で容易に交換することができる。しかも、化粧材は他側部が固定具を用いてドア本体の表面で保持されるが、一側部は係合片部を保持具に対して係合によって保持しているためある程度の寸法変化が許容されており、化粧材に割れや損傷を生じること自体を抑制できる。
図1は、本発明の一実施形態に係る建具を備えた建具を室外側から見た正面図である。 図2は、図1中のII−II線に沿う横断面図である。 図3は、図1中のIII−III線に沿う横断面図である。 図4は、1枚の化粧材を室内側から見た背面図である。 図5は、図2に示すドアの要部拡大図であり、図5(A)は、吊元側化粧材付近を拡大した図であり、図5(B)は、中間化粧材付近を拡大した図であり、図5(C)は、戸先側化粧材付近を拡大した図である。 図6は、図3に示すドアの要部拡大図であり、図6(A)は、吊元側化粧材付近を拡大した図であり、図6(B)は、中間化粧材付近を拡大した図である。 図7は、図4に示す化粧材の一部を拡大した図である。
以下、本発明に係る建具について好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るドア10を備えた建具12を室外側から見た正面図である。また、図2は、図1中のII−II線に沿う横断面図であり、図3は、図1中のIII−III線に沿う横断面図である。
図1に示すように、建具12は、建物躯体の開口部に設置されるドア枠14の内側にドア10を開閉可能に取り付けた片開きドアであり、例えば住宅の玄関ドアに使用される。本発明は、玄関ドア以外の各種ドアに適用可能であり、片開きドア以外、例えば親子ドアや両開きドア等にも利用可能である。
図1〜図3に示すように、ドア10は、ドア本体16の室外側及び室内側の両表面にそれぞれ化粧材18,20を設けた構造であり、ドア枠14の一方の縦枠に対してヒンジ22を用いて開閉可能に取り付けられる。
図2及び図3に示すように、ドア本体16は、枠状に形成された骨組体24の室外側及び室内側の表面にそれぞれ表面パネル25を配設して構成されている。骨組体24と各表面パネル25で囲まれたドア本体16の内部空間には錠装置や配線コード等の各種部品が配設されると共に、発泡樹脂等の芯材が充填される。
骨組体24は、上下左右の骨材24aを四周枠組みすることで矩形枠状に構成され、骨組体24はドア10の框体となるものである。各骨材24aは、アルミニウムやスチール等の金属材料の成形材であり、断面略コ字状とされている。骨組体24は、吊元側の骨材24aがドア枠14の縦枠に対してヒンジ22によって回転可能に連結され、これによりドア10がドア枠14に対して開閉可能に支持される。吊元側の骨材24aの見込み面にはエッジ部材26が取付ねじ28を用いて固定され、戸先側の骨材24aの見込み目にはエッジ部材27が取付ねじ28を用いて固定されている。エッジ部材26,27は、アルミニウムやスチール等の金属材料の押出成形材である。戸先側のエッジ部材27の室外側縁部には、面内方向外方へと突出すると共に一旦室外側に向かって屈曲された後、面内方向内方へと折り返されることでコ字状に形成された折曲片27aが設けられている。
骨組体24の両表面にそれぞれ設けられる表面パネル25は薄い鋼板で形成されており、その縁部に直角方向に屈曲した折曲片部25aを有する。各表面パネル25の折曲片部25aは、互いに近接する方向に屈曲形成されることで骨組体24の見込み面に対向するように配設される。
ドア本体16の室内側の表面に設けられる化粧材20は、ドア本体16の上下方向に亘って延びた帯状の薄板であり、例えば木製や樹脂製で構成される。本実施形態の場合、化粧材20をドア本体16の左右方向に沿って複数枚、例えば6枚並設しており、各化粧材20はドア本体16の室内側の表面パネル25の表面に接着固定される。
互いに隣接する化粧材20,20同士は、一方の幅方向一側部と他方の幅方向他側部とが互い違いに形成された段付き形状によって重なるように設けられる(図2及び図3参照)。これにより、各化粧材20が一枚板状に構成されると共に、上下方向の凹状模様が各化粧材20,20間に形成され、高い外観品質が得られる。また、最も戸先側の化粧材20における室内側のドアハンドル29に対応する部分には切欠部20aが形成されており、ドアハンドル29近傍にも化粧材20が配設されている(図2参照)。
ドア本体16の室外側の表面に設けられる化粧材18は、室内側の化粧材20と同様、ドア本体16の上下方向に亘って延びた帯状の薄板であり、例えば木製や樹脂製で構成される。化粧材18についてもドア本体16の左右方向に沿って複数枚、例えば6枚並設している。このようにドア本体16の室外側に設けられる化粧材18は、紫外線や外気等の影響を受け易いため、その交換性を考慮してドア本体16の室外側の表面パネル25の表面に着脱可能な構造で取り付けられる。
図2及び図3に示すように、本実施形態では、その裏面形状やドア本体16に対する取付構造が多少異なる3種類の化粧材18、すなわち最も吊元側に設けられる化粧材18(以下、「吊元側化粧材18a」とも呼ぶ)と、最も戸先側に設けられる化粧材18(以下、「戸先側化粧材18b」とも呼ぶ)と、化粧材18a,18b間に並べられる中間の化粧材18(以下、「中間化粧材18c」とも呼ぶ)とを用いている。
図4は、1枚の化粧材18(中間化粧材18c)を室内側(裏面側)から見た背面図である。図5は、図2に示すドア10の要部拡大図であり、図5(A)は、吊元側化粧材18a付近を拡大した図であり、図5(B)は、中間化粧材18c付近を拡大した図であり、図5(C)は、戸先側化粧材18b付近を拡大した図である。また、図6は、図3に示すドア10の要部拡大図であり、図6(A)は、吊元側化粧材18a付近を拡大した図であり、図6(B)は、中間化粧材18c付近を拡大した図である。図7は、図4に示す化粧材18の一部を拡大した図である。
先ず、中間化粧材18cは、図2及び図5(B)に示すように、幅方向一側部(吊元側側部)に設けられたカバー部30と、カバー部30の内側に配設された係合片部32と、幅方向他側部(戸先側側部)に設けられた薄肉部34とを備える。
カバー部30は、中間化粧材18cの一側端から所定幅だけ該中間化粧材18cの裏面側を板厚方向に薄く形成され、ドア本体16の表面(表面パネル25)との間に隙間を形成している。図4に示すように、カバー部30は中間化粧材18cの長手方向(上下方向)に亘って延在形成されている。カバー部30は、中間化粧材18cを板厚方向に切り取って形成した構造であってもよく、押出成形等によって形成された構造であってもよい。
係合片部32は、中間化粧材18cの裏面に両面テープや接着剤を用いて固着され、その一端側(吊元側端部)がカバー部30の内側に向かって突出した矩形の板状部材であり、例えばスチールやステンレス等の金属薄板である。図5(B)及び図7に示すように、係合片部32は、その先端がカバー部30の内側に完全に隠れる位置となるように配置されている。つまり、係合片部32の先端は、カバー部30の先端よりも十分に戸先側に引っ込んでいる。係合片部32は、中間化粧材18cの長手方向に沿って等間隔で複数枚、例えば7枚設けられている(図4参照)。
本実施形態の場合、係合片部32は、中間化粧材18cのカバー部30の基端となる部分の一部を戸先側に向かって切り欠いた形状の凹状部36の底面に固着されている。これにより、係合片部32が中間化粧材18cの裏面から表面パネル25側に突出することが回避される(図5(B)及び図7参照)。
図4及び図5(B)に示すように、ドア本体16(表面パネル25)の表面における各係合片部32と対応する各位置には、保持具38が固定されている。保持具38は、リベット40を用いて表面パネル25の表面に取付固定され、係合片部32の先端側を向いて開口した板ばね部材である。保持具38は、係合片部32を戸先側から吊元側にスライドさせて係合させることで、係合片部32を表面パネル25の表面に対して押し付けて保持することができる。保持具38(及びリベット40)は、このように係合片部32を保持した状態でカバー部30の内側に収納される。リベット40以外の固定手段、例えばねじや溶接によって保持具38を表面パネル25に取付固定してもよい。
薄肉部34は、中間化粧材18cの他側端から所定幅だけ該中間化粧材18cの表面側を板厚方向に薄く形成される。薄肉部34は、隣接する中間化粧材18c(又は戸先側化粧材18b)のカバー部30が重ねられる部分であり、薄肉部34とカバー部30の板厚の合計が化粧材18の他部の板厚と同一となるように設定されている(図5(B)参照)。図4に示すように、薄肉部34は中間化粧材18cの長手方向(上下方向)に亘って延在形成されている。薄肉部34は、中間化粧材18cを板厚方向に切り取って形成した構造であってもよく、押出成形等によって形成された構造であってもよい。
図4及び図7に示すように、薄肉部34の係合片部32及び保持具38と対応する位置には、該薄肉部34の端部から吊元側に向かって凹状に切り欠いた形状の逃げ部42が形成されている。逃げ部42は、中間化粧材18cの長手方向に沿って等間隔で複数、例えば7個設けられている(図4参照)。逃げ部42は、中間化粧材18cの縁部を切り取って形成した構造であってもよく、押出成形等によって形成された構造であってもよい。
図5(B)及び図7に示すように、逃げ部42は、その戸先側に隣接する中間化粧材18c(又は戸先側化粧材18b)の係合片部32を保持するための保持具38を避けるためのものである。つまり、所定の中間化粧材18cの逃げ部42には、その戸先側に隣接する中間化粧材18c(又は戸先側化粧材18b)の係合片部32を保持するための保持具38が配置され、これらはカバー部30によって覆われる。
図3及び図6(B)に示すように、中間化粧材18cは、薄肉部34の長手方向で逃げ部42とずれた位置、具体的には図4及び図7に示すように各逃げ部42,42間となる位置に均等に設置された固定ねじ44によってドア本体16に位置決め固定される。
ドア本体16の室外側には、表面パネル25の表面に雌ねじ45aが開口するように固定具45が埋設されており、固定ねじ44は固定具45に対して薄肉部34を挟んで締結される。固定具45は、例えばポップナット等の袋形状を有するナットであり、図6(B)に示すように表面パネル25の表面側から雌ねじ45aの開口周縁部に形成されたフランジを残してドア本体16内へと挿入固定される。そこで、薄肉部34の裏面には、固定具45のフランジを避けるための凹部34aが形成されている。
次に、吊元側化粧材18aは、図2、図5(A)及び図5(B)に示すように、幅方向一側部(吊元側側部)に設けられたカバー凹部46と、カバー凹部46の内側に配設された係合片部32と、幅方向他側部(戸先側側部)に設けられた薄肉部34とを備える。係合片部32及び薄肉部34は、上記した中間化粧材18cの係合片部32及び薄肉部34と同様なものである。
カバー凹部46は、吊元側化粧材18aの一側端から多少オフセットした位置で該吊元側化粧材18aの裏面側を凹ませて形成され、ドア本体16の表面(表面パネル25)との間に凹状の隙間を形成している。カバー凹部46は、吊元側化粧材18aの長手方向(上下方向)で係合片部32と対応する位置に適宜設けられている。また、カバー凹部46が設けられた部分も含め、吊元側化粧材18aの一側端部には、その裏面側を板厚方向に僅かに切り欠いた形状であり、エッジ部材26を避ける逃げ段部48が長手方向に亘って形成されている(図2及び図3参照)。
図5(A)に示すように、係合片部32は、その先端がカバー凹部46の内側に完全に隠れる位置となるように配置されている。吊元側化粧材18aの係合片部32についても、中間化粧材18cの係合片部32と同様、吊元側化粧材18aの長手方向に沿って等間隔で複数枚、例えば7枚設けられている。また、吊元側化粧材18aの係合片部32についても、ドア本体16(表面パネル25)の表面に固定された保持具38によって保持されるものであり、保持具38(及びリベット40)は係合片部32を保持した状態でカバー凹部46の内側に収納される。
図2及び図5(B)に示すように、吊元側化粧材18aの薄肉部34は、吊元側化粧材18aの長手方向(上下方向)に亘って延在形成されており、隣接する中間化粧材18cのカバー部30が重ねられる部分である。吊元側化粧材18aの薄肉部34における係合片部32及び保持具38と対応する位置にも、隣接する中間化粧材18cの係合片部32を保持するための保持具38を避ける逃げ部42が形成されている。
図3及び図6(B)に示すように、吊元側化粧材18aについても、薄肉部34の長手方向で逃げ部42,42間となる位置に均等に設置された固定ねじ44により、ドア本体16に設けられた固定具45に対して締結される。
次に、戸先側化粧材18bは、図2、図5(B)及び図5(C)に示すように、幅方向一側部(吊元側側部)に設けられたカバー部30と、カバー部30の内側に配設された係合片部32と、幅方向他側部(戸先側側部)に設けられた支持縁部50とを備える。
カバー部30及び係合片部32は、上記した中間化粧材18cのカバー部30及び係合片部32と同様なものである。すなわち、戸先側化粧材18bのカバー部30についても、隣接する中間化粧材18cの薄肉部34に重ねて配置され、その内側に係合片部32及びこの係合片部32が係合する保持具38(及びリベット40)を収納する。戸先側化粧材18bの係合片部32についても、中間化粧材18cの係合片部32と同様、戸先側化粧材18bの長手方向に沿って等間隔で複数枚、例えば7枚設けられている。
図2及び図5(C)に示すように、支持縁部50は、戸先側化粧材18bの他側端部の裏面側を板厚方向に僅かに切り欠いた形状であり、エッジ部材27を避けつつ面内方向外方へと突出し、該エッジ部材27の折曲片27aの内部に収容保持される部分である。折曲片27aの内部には、板ばね部材を略コ字状に屈曲形成したスナップ金具52が内嵌されており、支持縁部50はこのスナップ金具52に挿入されることで折曲片27aの内部で保持される。
図1、図2及び図5に示すように、戸先側化粧材18bにおける室外側のドアハンドル54に対応する部分には矩形の孔部56が上下一対形成されている。孔部56は、ドアハンドル54のドア本体16に対する上下の取付部54aを避ける逃げ孔である。孔部56は、ドアハンドル54の取付部54aより僅かに大きな外形を有して形成されることで、該取付部54aを利用して戸先側化粧材18bの上下左右の位置ずれを防止する位置ずれ防止部としても機能する。
次に、化粧材18のドア本体16への取付手順及び取外手順の一例を説明する。
先ず、各化粧材18をドア本体16の表面で保持するための保持具38及び固定具45をドア本体16の表面に取り付ける。続いて、これら保持具38及び固定具45を用いて各化粧材18を取り付けるが、この化粧材18のドア本体16への取り付けは、吊元側化粧材18a、各中間化粧材18c、戸先側化粧材18bの順に施工される。
すなわち、係合片部32を保持具38に対向させて吊元側化粧材18aをドア本体16の表面に配置すると共に、該吊元側化粧材18aを吊元側へとスライドさせ、係合片部32を保持具38に係合させる。そうすると、吊元側化粧材18aは一側部が保持具38によって保持された状態となり、同時にカバー凹部46が保持具38を覆い隠した状態となる(図2及び図5(A)参照)。続いて、他側部を固定ねじ44を用いて固定具45に締結することで吊元側化粧材18aの取り付けが完了する(図2及び図3参照)。
この際、本実施形態では係合片部32が吊元側化粧材18aに両面テープ等で固着されており、また保持具38は係合片部32を押さえ付けているだけのため、保持具38による係合片部32の保持作用は強固な拘束強度を有するものではない。しかしながら、固定ねじ44及び固定具45の締結作用により吊元側化粧材18aのドア本体16への強固な機械拘束と上下左右の位置決めとがなされている。
次に、吊元側化粧材18aの隣に取り付ける中間化粧材18cをドア本体16の表面に配置すると共に、その係合片部32を保持具38に対向させて配置する。この際、この中間化粧材18cの係合片部32を保持するための保持具38は、吊元側化粧材18aの薄肉部34に形成された逃げ部42の内側に収容配置されている。そこで、この中間化粧材18cを吊元側へとスライドさせ、係合片部32を保持具38に係合させる。そうすると、中間化粧材18cは一側部が保持具38によって保持された状態となり、同時にカバー部30が保持具38を覆い隠した状態で吊元側化粧材18aの薄肉部34に重なり配置される(図2及び図5(B)参照)。続いて、他側部を固定ねじ44を用いて固定具45に締結することで中間化粧材18cの取り付けが完了する(図2及び図3参照)。
なお、このように取り付けた1枚目の中間化粧材18cの隣に並設される他の中間化粧材18cの取付手順は1枚目の中間化粧材18cと同様の手順の繰り返しでよいため、詳細な説明は省略する。
次に、中間化粧材18cの隣に戸先側化粧材18bを取り付ける。すなわち、戸先側化粧材18bをドア本体16の表面に配置すると共に、その係合片部32を保持具38に対向させて配置する。そして、戸先側化粧材18bを吊元側へとスライドさせ、係合片部32を保持具38に係合させる。そうすると、戸先側化粧材18bは一側部が保持具38によって保持された状態となり、同時にカバー部30が保持具38を覆い隠した状態で吊元側化粧材18aの薄肉部34に重なり配置される(図2及び図5(B)参照)。
続いて、ドア本体16の戸先側の見込み面に対してエッジ部材27を取付ねじ28によって取り付けると同時に、一側部が保持具38によって保持されている戸先側化粧材18bの他側部に設けた支持縁部50に対して折曲片27aを外挿する。この際、折曲片27aの内部にスナップ金具52を配設しておくことにより、戸先側化粧材18bの支持縁部50が折曲片27aの内部でがたつきなく保持され、戸先側化粧材18bの取り付けが完了する(図2及び図3参照)。
続いて室外側のドアハンドル54の取付部54aを戸先側化粧材18bに設けた孔部56を通してドア本体16に取付固定し、これにより化粧材18のドア本体16への取付作業が完了する。なお、戸先側化粧材18bは吊元側化粧材18a及び中間化粧材18cのようにねじ止めによる直接的な機械拘束はないものの、スナップ金具52による保持作用と、ドアハンドル54の取付部54a及び孔部56の位置ずれ防止作用とを有した状態でドア本体16に取り付けられるため、上下左右への位置ずれや脱落を生じることはない。
一方、化粧材18の取外手順は上記した取付手順と逆の手順を行えばよく、先ず、ドアハンドル54及びエッジ部材27を取り外した後、戸先側化粧材18bを戸先側へとスライドさせることで係合片部32を保持具38から離脱させて該戸先側化粧材18bを取り外す。次いで、固定ねじ44を取り外して固定具45による拘束作用を解除し、続いて化粧材18をスライドさせて保持具38から係合片部32を離脱させる手順を中間化粧材18c及び吊元側化粧材18aについて順に行うだけで、各化粧材18をドア本体16から取り外すことができる。
以上のように、本実施形態に係るドア10を備えた建具12では、化粧材18の一側部には、ドア本体16の表面との間に隙間を形成したカバー部30と、カバー部30の内側に配設された係合片部32とが設けられ、ドア本体16の表面には、係合片部32を係合する保持具38が固定されている。そして、化粧材18は、係合片部32を保持具38に係合させることで一側部がドア本体16の表面に保持されると共に、他側部がドア本体16の表面に固定された固定具45に対して固定ねじ44を用いて着脱可能に保持されると共に、保持具38をカバー部30で覆った状態でドア本体16の表面に取り付けられる。
従って、仮に化粧材18に割れや損傷を生じたため或いはリフォーム等のためにこの化粧材18を交換する場合、先ず固定ねじ44を取り外して固定具45による拘束作用を解除し、続いて化粧材18を保持具38から係合片部32を離脱させるだけでドア本体16から容易に取り外すことができる。従って、ドア本体16を残したまま、化粧材18を単独で容易に交換することができる。しかも、化粧材18は他側部が固定具45を用いてドア本体16の表面で保持されるが、一側部は係合片部32を保持具38に対して係合(本実施形態ではスライドさせて係合)保持しているため、ある程度の寸法変化が許容されている。このため、化粧材18が熱や雨水等の影響で寸法変化を生じた場合であってもこの寸法変化が円滑に吸収され、化粧材18に割れや損傷を生じること自体が抑制される。また、化粧材18はカバー部30で保持具38を覆った状態でドア本体16の表面に取り付けられるため、保持具38がドア10の外観上に露出することがなく、高い外観品質が得られる。
この場合、当該建具12では、係合片部32を化粧材18とは別部品で構成し、化粧材18の裏面に固着してカバー部30の内側に向かって突出させた板状部材で構成している。このため、薄板状の係合片部32を一体形成した場合に、薄い、脆い等の問題で十分な強度を担保できない材質や構造の化粧材18であっても十分な強度の係合片部32を設け、ドア本体16に対して確実に固定することができる。勿論、化粧材18自体に十分な強度を有する係合片部32を一体形成可能な場合は、係合片部32を別部品とせず、化粧材18に直接的に形成してもよい。
また、化粧材18の長手方向において、係合片部32及び保持具38の設置位置と、固定ねじ44及び固定具45の設置位置とが互い違いの等間隔で設けられているため(図4参照)、長尺な化粧材をバランスよく保持することができる。
保持具38は、係合片部32を係合する構造であれば、上記したような板ばね部材以外、例えば単に係合片部32を圧入する構造であってもよい。但し、本実施形態では係合片部32をドア本体16の表面に対して押し付けて保持する板ばね部材で構成しているため、開閉操作が行われるドア10であっても化粧材18の一側部のがたつきを防止し、化粧材18をより安定して保持しておくことができる。特に、中間化粧材18cや戸先側化粧材18bの一側部に設けたカバー部30は、隣接する吊元側化粧材18aや中間化粧材18cの薄肉部34に重ねて配置されるため、保持具38を板ばね部材によって構成してそのがたつきを押さえることで異音の発生も確実に防止できる。
当該ドア10では、隣接する化粧材18のうち、一方の化粧材18の他側部には、他方の化粧材18の一側部の係合片部32を保持するための保持具38を避ける逃げ部42が設けられている。これにより、隣接する化粧材18,18間の間隔を可及的に詰めることができ、保持具38を覆って一方の化粧材18の薄肉部34に重なる他方の化粧材18のカバー部30の延出寸法を最小限に構成できる。すなわち、木製や樹脂製で形成される上、さらに薄肉化が図られているカバー部30の延出寸法を最小限に構成できるため、カバー部30の強度を確保できる。
当該ドア10において、固定具45は、ドア本体16の内部に埋設され、該ドア本体16の表面に雌ねじ45aが開口した袋形状を有するナットで構成される。これにより、ドア本体16(表面パネル25)に形成される固定具45の取付穴を固定具45で確実に閉塞しておくことができる。その結果、仮に当該ドア10が火災等の熱や火炎を受けた場合であっても固定具45の部分が熱や火炎の貫通孔となることを防止できる。同様に、保持具38についてもリベット40でドア本体16に固定されるため、この固定部分が貫通孔となることが防止される。
当該ドア10において、化粧材18は、一側部がドア本体16の吊元側に配置され、他側部がドア本体16の戸先側に配置され、ドア本体16の吊元側から戸先側に向かって複数枚並んで取り付けられる。これにより、最も戸先側に配置され、その他側部の支持縁部50がエッジ部材27の折曲片27aの内部でスナップ金具52によって保持されるため、その他側部のねじ止めが難しい戸先側化粧材18bについても十分な保持構造を構築できる。また、戸先側化粧材18bは、ドアハンドル54の取付部54aと孔部56との位置ずれ防止作用により、上下方向の位置ずれも防止され、一層強固な取り付けが可能となる。
換言すれば、仮に化粧材18を戸先側から吊元側へと順に取り付けるように構成した場合には、保持具38が戸先側に配置される。そうすると、最後に取り付けられる吊元側化粧材18aの吊元側端部はねじ止めが難しく且つ上下方向の位置ずれ防止構造の採用も難しいため、強固な取り付けが難しく、外観品質の低下を考慮しつつ該吊元側化粧材18aの表面からねじ止め等を行う必要を生じる懸念がある。勿論、ドア本体の構造等によっては本実施形態の構造と異なり、吊元側でも十分な機械拘束が可能な場合があり、その場合は化粧材18の取り付けは戸先側から行ってもよい。
なお、本発明は、上記した実施形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で自由に変更できることは勿論である。
例えば上記実施形態では、ドア本体16上下方向に延びた帯板状の化粧材18をドア本体16の吊元側から戸先側へと並べるように複数枚配置したが、化粧材18はドア本体16の左右方向に延びた帯板状に構成され、ドア本体16の上下方向に沿って複数枚並べて配置されてもよい。この場合、係合片部32をスライドさせて係合させる保持具38での保持構造を考慮すると、化粧材18は下側から上側に向かって順に並べて配置されることが好ましく、すなわち保持具38で保持する一側部がドア本体16の下側に配置され、固定具45で保持する他側部がドア本体16の上側に配置されると、保持具38で係合片部32を確実に保持しておくことができる。また、ドア本体16の上側に配置された化粧材18の他側部がその上に取り付けられた化粧材18の一側部であるカバー部30によって覆われるため、化粧材18の内側への雨水等の浸入を防止できる。
上記実施形態ではドア本体16の室外側の化粧材18を上記した着脱構造で取り付ける構成を例示したが、この着脱構造は室内側の化粧材20に適用してもよい。
上記実施形態では化粧材18を複数枚設けた構成を例示したが、ドア本体16の表面を1枚の化粧材18で覆う構成としてもよい。この場合には、例えば上記実施形態での各化粧材18を連結し、1枚板の内側に保持具38を適宜設けた構造とすればよい。
10 ドア、12 建具、14 ドア枠、16 ドア本体、18,20 化粧材、18a 吊元側化粧材、18b 戸先側化粧材、18c 中間化粧材、22 ヒンジ、24 骨組体、24a 骨材、25 表面パネル、26,27 エッジ部材、27a 折曲片、28 取付ねじ、29,54 ドアハンドル、30 カバー部、32 係合片部、34 薄肉部、36 凹状部、38 保持具、40 リベット、42 逃げ部、44 固定ねじ、45 固定具、45a 雌ねじ、46 カバー凹部、48 逃げ段部、50 支持縁部、52 スナップ金具、54a 取付部、56 孔部

Claims (9)

  1. ドア本体の表面に化粧材を設けたドアをドア枠に開閉可能に支持した建具であって、
    前記化粧材の一側部には、前記ドア本体の表面との間に隙間を形成したカバー部と、該カバー部の内側に配設された係合片部とが設けられ、
    前記ドア本体の表面には、前記係合片部を係合する保持具が固定され、
    前記化粧材は、前記係合片部を前記保持具に係合させることで前記一側部が前記ドア本体の表面に保持されると共に、前記一側部と反対側の他側部が前記ドア本体の表面に固定された固定具に対して着脱可能に保持され、前記保持具を前記カバー部で覆った状態で前記ドア本体の表面に取り付けられ
    前記保持具は、前記係合片部を前記ドア本体の表面に対して押し付けて保持する板ばね部材であり、
    前記係合片部は前記板ばね部材に対してスライドして係合されることを特徴とする建具。
  2. ドア本体の表面に化粧材を設けたドアをドア枠に開閉可能に支持した建具であって、
    前記化粧材の一側部には、前記ドア本体の表面との間に隙間を形成したカバー部と、該カバー部の内側に配設された係合片部とが設けられ、
    前記ドア本体の表面には、前記係合片部を係合する保持具が固定され、
    前記化粧材は、前記係合片部を前記保持具に係合させることで前記一側部が前記ドア本体の表面に保持されると共に、前記一側部と反対側の他側部が前記ドア本体の表面に固定された固定具に対して着脱可能に保持され、前記保持具を前記カバー部で覆った状態で前記ドア本体の表面に取り付けられ、
    前記化粧材は、前記ドア本体の表面に複数枚並んで取り付けられるものであり、
    隣接する化粧材の間では、一方の化粧材の一側部に設けられたカバー部が他方の化粧材の他側部に重ねられることで、前記一方の化粧材の一側部の係合片部を保持する保持具と前記他方の化粧材の他側部を保持する固定具とが前記一方の化粧材のカバー部によって覆われることを特徴とする建具。
  3. 請求項記載の建具において、
    前記一方の化粧材の他側部には、前記他方の化粧材の一側部の係合片部を保持するための保持具を避ける逃げ部が設けられていることを特徴とする建具。
  4. 請求項記載の建具において、
    前記固定具は、前記ドア本体の内部に埋設され、該ドア本体の表面に雌ねじが開口した袋形状を有するナットであり、
    前記化粧材の他側部は前記ナットに対してねじ止めされることを特徴とする建具。
  5. ドア本体の表面に化粧材を設けたドアをドア枠に開閉可能に支持した建具であって、
    前記化粧材の一側部には、前記ドア本体の表面との間に隙間を形成したカバー部と、該カバー部の内側に配設された係合片部とが設けられ、
    前記ドア本体の表面には、前記係合片部を係合する保持具が固定され、
    前記化粧材は、前記係合片部を前記保持具に係合させることで前記一側部が前記ドア本体の表面に保持されると共に、前記一側部と反対側の他側部が前記ドア本体の表面に固定された固定具に対して着脱可能に保持され、前記保持具を前記カバー部で覆った状態で前記ドア本体の表面に取り付けられ、
    前記カバー部は、前記ドア本体の表面に対面する前記化粧材の裏面側を板厚方向に薄く形成されており、
    前記化粧材の他側部には、該化粧材の表面側を板厚方向に薄く形成され、前記カバー部が重なる薄肉部が設けられることを特徴とする建具。
  6. ドア本体の表面に化粧材を設けたドアをドア枠に開閉可能に支持した建具であって、
    前記化粧材の一側部には、前記ドア本体の表面との間に隙間を形成したカバー部と、該カバー部の内側に配設された係合片部とが設けられ、
    前記ドア本体の表面には、前記係合片部を係合する保持具が固定され、
    前記化粧材は、前記係合片部を前記保持具に係合させることで前記一側部が前記ドア本体の表面に保持されると共に、前記一側部と反対側の他側部が前記ドア本体の表面に固定された固定具に対して着脱可能に保持され、前記保持具を前記カバー部で覆った状態で前記ドア本体の表面に取り付けられ、
    前記係合片部は、前記化粧材の裏面に固着され、一端側が前記カバー部の内側に向かって突出した板状部材であることを特徴とする建具。
  7. 請求項のいずれか1項に記載の建具において、
    前記化粧材は、前記一側部が前記ドア本体の吊元側に配置され、前記他側部が前記ドア本体の戸先側に配置され、前記ドア本体の吊元側から戸先側に向かって複数枚並んで取り付けられることを特徴とする建具。
  8. 請求項記載の建具において、
    各化粧材のうち、前記ドア本体の最も戸先側に設けられる化粧材は、その他側部が前記ドア本体の戸先側見込み面に設けられるエッジ部材を用いて保持されることを特徴とする建具。
  9. 請求項のいずれか1項に記載の建具において、
    前記化粧材は、前記一側部が前記ドア本体の下側に配置され、前記他側部が前記ドア本体の上側に配置され、前記ドア本体の下側から上側に向かって複数枚並んで取り付けられることを特徴とする建具。
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