JP6849512B2 - 断熱パネル及び建具 - Google Patents

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Description

本発明は、一対の表面材の間に配置された骨材を備えた断熱パネルと、断熱パネルを備えた建具に関する。
ドア等の建具では、熱の伝達を抑制するため、互いに対向する一対の表面材を備えた断熱パネルが使用されている。一対の表面材の間には骨材が配置され、一対の表面材の突片が骨材の見込み部と対向して配置される。表面材の突片と骨材の見込み部の間には断熱スペーサが設けられて、表面材の突片と骨材の見込み部との接触が防止される。また、従来、一対の断熱部品を骨材に取り付けて、各表面材の屈曲片部と骨材の見込み面の間に断熱部品を配置する断熱ドアが知られている(特許文献1参照)。
ところが、特許文献1に記載された従来の断熱ドアでは、骨材を一対の表面材で覆うときに、断熱部品と骨材の見込み面の間に表面材の屈曲片部が差し込まれることが懸念される。この場合には、表面材の屈曲片部の配置をやり直す必要がある。また、表面材の屈曲片部を配置した後に、屈曲片部の差し込みがないか確認する必要もあり、作業効率が低下する虞がある。従って、断熱部品による断熱構造の確実な実施に加えて、作業効率を向上させるためにも、屈曲片部の差し込みを防止することが求められる。
特開2016−223145号公報
本発明は、前記従来の問題に鑑みなされたもので、その目的は、一対の表面材の突片が断熱スペーサと骨材の見込み部の間に差し込まれるのを防止して、骨材の見込み部と突片の間に断熱スペーサを確実に配置することである。
本発明は、見込み部を有する骨材と、前記骨材に取り付けられ、前記見込み部に配置される断熱スペーサと、前記断熱スペーサを挟んで前記見込み部と対向する突片を有し、互いの間に前記骨材を配置した状態で対向する一対の表面材と、を備えた断熱パネルである。前記断熱スペーサは、前記見込み部と前記一対の表面材の突片の間に配置される本体部と、前記見込み部の両側の縁部において前記見込み部と前記本体部の間の部分を覆う一対の覆い部を有する。断熱パネルは、前記見込み部に配置される断熱ライナー又は加熱発泡材を備える。前記断熱スペーサは、前記本体部に、前記断熱ライナーの端部又は前記加熱発泡材の端部を収容して位置決めする凹部を有する。
本発明は、見込み部を有する骨材と、前記骨材に取り付けられ、前記見込み部に配置される断熱スペーサと、前記断熱スペーサを挟んで前記見込み部と対向する突片を有し、互いの間に前記骨材を配置した状態で対向する一対の表面材と、を備えた断熱パネルである。前記断熱スペーサは、前記見込み部と前記一対の表面材の突片の間に配置される本体部と、前記見込み部の両側の縁部において前記見込み部と前記本体部の間の部分を覆う一対の覆い部を有する。断熱パネルは、前記見込み部における前記本体部の反対側に配置されて、丁番と連結される裏板を備える。前記骨材は、前記見込み部の両側の縁部に位置し、前記一対の覆い部が配置される一対の孔部を有する。前記一対の覆い部は、前記一対の孔部で前記裏板の両側に配置されて、前記裏板を係止する。
また、本発明は、本発明の断熱パネルを備えた建具である。
本発明によれば、一対の表面材の突片が断熱スペーサと骨材の見込み部の間に差し込まれるのを防止して、骨材の見込み部と突片の間に断熱スペーサを確実に配置することができる。
第1実施形態の断熱パネルを備えた建具の正面図である。 第1実施形態の断熱パネルの縦断面図である。 第1実施形態の断熱パネルの横断面図である。 第1実施形態の断熱パネルを分解して示す斜視図である。 第2実施形態の断熱パネルの横断面図である。 第2実施形態の断熱パネルを分解して示す斜視図である。 第3実施形態の断熱パネルの横断面図である。
本発明の断熱パネルと建具の一実施形態について、図面を参照して説明する。
本実施形態の断熱パネルは、断熱構造を備えたパネル体であり、本実施形態の建具に設けられる。以下では、玄関等に設置されるドア(断熱ドア)を例にとり、断熱パネルの複数の実施形態について説明する。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態の断熱パネル1を備えた建具10の正面図である。図1において、左右方向が水平方向であり、上下方向が垂直方向である。
図示のように、建具10は、枠体20と、枠体20の開口部21に配置される断熱パネル1と、断熱パネル1を枠体20に開閉可能に連結する丁番11と、断熱パネル1を施錠する施錠機構12と、断熱パネル1の開閉に用いられるハンドル13を備えている。建具10が建物の開口部に設置されて、断熱パネル1の開閉により、枠体20の開口部21が開閉される。
枠体20は、建物の開口部に設置される方形状のドア枠であり、方形状の断熱パネル1を囲む。また、枠体20は、枠組みされた4つの枠22〜25(上枠22、下枠23、一対の縦枠24、25)を有し、枠22〜25により、方形状の開口部21を形成する。枠22〜25は、枠体20を構成する長尺な枠材であり、端部同士を接続した状態で、方形状に組み合わされる。上枠22と下枠23は、左右方向に延び、一対の縦枠24、25は、上下方向に延びる。
断熱パネル1は、回動可能な開閉体であり、回動により、枠体20の開口部21を閉鎖する全閉位置と、枠体20の開口部21を開放する全開位置とに移動する。丁番11は、枠体20と断熱パネル1に固定されて、断熱パネル1を回動可能に支持する。2つの丁番11が、縦枠25及び断熱パネル1の縦縁部の長手方向に離して配置されて、縦枠25と断熱パネル1の縦縁部に固定される。
図2、図3は、第1実施形態の断熱パネル1の断面図であり、断熱パネル1の概略構成を示している。図2は、断熱パネル1を上下方向に切断した縦断面図であり、図3は、断熱パネル1を左右方向に切断した横断面図である。
図示のように、断熱パネル1は、カバー部材30と、骨組体4と、一対の表面材40と、断熱ライナー31と、断熱部品32と、帯状部材33と、断熱スペーサ50を備えている。カバー部材30は、断熱パネル1の先端部(丁番11の反対側に位置する断熱パネル1の縦縁部)に取り付けられて、断熱パネル1の先端部を覆う。
骨組体4は、方形状のフレームであり、枠組みされた4つの骨材5〜8(上骨材5、下骨材6、一対の縦骨材7、8)を有する。一方の縦骨材7は、断熱パネル1の先端部側に位置する先端部側骨材であり、他方の縦骨材8は、丁番11側に位置して丁番11により支持される丁番側骨材(支持骨材)である。骨材5〜8は、断熱パネル1の長尺な構造材であり、端部同士を接続した状態で、方形状に組み合わされる。骨材5〜8は、それぞれ見込み部5A〜8Aと一対の壁部5B〜8Bを有し、骨材5〜8の長手方向に直交する断面形状は、凹形状に形成されている。骨材5〜8は、例えば、金属(鋼、アルミニウム合金等)製の溝形材から形成される。
見込み部5A〜8Aは、骨組体4の外周に位置する骨材5〜8の板状の外周部であり、各骨材5〜8の見込み方向に沿って形成される。一対の壁部5B〜8Bは、骨材5〜8の板状の見付け部であり、各骨材5〜8の見付け方向に沿って形成される。一対の壁部5B〜8Bは、見込み部5A〜8Aの両側の縁部5C〜8Cから断熱パネル1の内方側に向かって突出し、各骨材5〜8の見込み方向において互いに対向する。
ここでは、建具10と断熱パネル1の方向に関し、骨材5〜8の見込み方向は、断熱パネル1の厚さ方向であり、骨材5〜8の見付け方向は、各骨材5〜8の長手方向と見込み方向に直交する方向である。建具10と断熱パネル1を正面からみたときに、上下方向に長尺な縦骨材7、8では、左右方向が見付け方向であり、左右方向に長尺な上骨材5と下骨材6では、上下方向が見付け方向である。また、縁部5C〜8Cは、骨材5〜8の見込み方向における見込み部5A〜8Aの端部(骨材5〜8の長手方向に沿う見込み部5A〜8Aの縁部)である。
一対の表面材40は、断熱パネル1の表面に位置する方形状の薄板であり、互いの間に骨材5〜8を配置した状態で、互いに対向する。表面材40は、例えば、金属(鋼、アルミニウム合金等)製の薄板から形成される。一対の表面材40は、それぞれ対向部41と突片42を有し、対向部41と突片42により、骨組体4及び骨材5〜8を覆う。骨材5〜8が一対の表面材40の間に配置されて、骨材5〜8の見込み部5A〜8Aが一対の表面材40の突片42と対向する。一対の表面材40の対向部41は、骨材5〜8の見込み方向の両側に配置されて、互いに対向する。骨材5〜8が両側の対向部41の間に配置されて、対向部41が骨材5〜8の壁部5B〜8Bに沿って配置される。一対の壁部5B〜8Bは、一対の表面材40の対向部41と対向する。
表面材40の突片42は、骨材5〜8の長手方向に延びる対向部41の4つの縁部から突出する。4つの突片42が、対向部41の4つの縁部に連続して形成されて、断熱パネル1の外周に配置される。突片42は、表面材40の縁部側の部分を屈曲させた屈曲片(屈曲縁部)であり、対向部41に対して、骨材5〜8の見込み方向の内側に屈曲する。骨材5〜8のそれぞれの位置で、一対の表面材40の突片42は、互いに近接する方向に屈曲して、骨材5〜8の見込み部5A〜8Aに沿って配置される。また、一対の表面材40の突片42は、先端同士を対向させた状態で、互いに対向する。
断熱ライナー31、断熱部品32の断熱板34、帯状部材33、及び、断熱スペーサ50は、骨材5〜8と一対の表面材40の間に配置されて、一対の表面材40を骨材5〜8から離間した位置に配置する。これにより、一対の表面材40は、骨材5〜8と接触せず、骨材5〜8に対して間隔を開けて配置される。断熱ライナー31、断熱部品32、及び、断熱スペーサ50は、断熱材であり、例えば、合成樹脂(スチレン樹脂、ABS樹脂、AES樹脂等)で形成される。
断熱ライナー31は、合成樹脂製の帯状の樹脂ライナーであり、骨材5〜8の一対の壁部5B〜8Bに取り付けられて、骨材5〜8の長手方向に沿って配置される。断熱ライナー31は、例えば、壁部5B〜8Bに貼り付けられて、骨材5〜8の長手方向の全長にわたって、壁部5B〜8Bに配置される。断熱ライナー31は、一対の壁部5B〜8Bと一対の表面材40の対向部41の間に配置される。断熱部品32は、合成樹脂製の樹脂部品であり、3つの骨材5〜7(上骨材5、下骨材6、縦骨材7)の見込み部5A〜7Aに取り付けられる。骨材5〜7の長手方向の複数箇所で、一対の断熱部品32が並置される。
断熱部品32は、断熱板34と、断熱板34から突出する脚部35を有する。脚部35は、骨材5〜7の見込み部5A〜7Aに形成された係止孔に挿入されて、見込み部5A〜7Aに係止される。これにより、断熱部品32が見込み部5A〜7Aに取り付けられて、断熱板34が見込み部5A〜7Aに配置される。また、表面材40の突片42が断熱板34に被せるように配置されて、断熱板34が見込み部5A〜7Aと突片42の間に配置される。取付部材36(ここでは、リベット)が、突片42、断熱板34、及び、見込み部5A〜7Aの取付孔に挿入されて、突片42を骨材5〜7の見込み部5A〜7Aに取り付ける。一対の表面材40は、複数の取付部材36により、骨材5〜7及び骨組体4に取り付けられる。
帯状部材33は、帯状の機能部材であり、3つの骨材5、6、8(上骨材5、下骨材6、縦骨材8)の見込み部5A、6A、8Aに配置される。帯状部材33は、断熱ライナー31と同様の断熱ライナー、又は、加熱発泡材であり、例えば、見込み部5A、6A、8Aに貼り付けられる。加熱発泡材は、熱膨張耐火材(例えば、膨張黒鉛)であり、火災等の熱により加熱されたときに発泡して膨張する。
帯状部材33は、骨材5、6、8の見込み部5A、6A、8Aに取り付けられて、骨材5、6、8の長手方向に沿って配置される。また、帯状部材33は、見込み部5A、6A、8Aと一対の表面材40の突片42の間に配置される。上骨材5と下骨材6(図2参照)では、帯状部材33は、一対の断熱部品32の断熱板34の間に設けられ、骨材5、6の長手方向の全長にわたって、見込み部5A、6Aに配置される。縦骨材8(図3参照)では、帯状部材33と断熱スペーサ50が、見込み部8Aと一対の表面材40の突片42の間に配置される。
図4は、第1実施形態の断熱パネル1を分解して示す斜視図であり、断熱スペーサ50を含む断熱パネル1の一部を示している。
図3、図4に示すように、断熱スペーサ50は、縦骨材8に取り付けられて、縦骨材8の少なくとも見込み部8Aに配置される。また、断熱スペーサ50は、縦骨材8の長手方向の一部に設けられて、見込み部8Aで、2つの帯状部材33の間に配置される。断熱スペーサ50は、縦骨材8の長手方向の複数箇所に設けられる。ここでは、断熱スペーサ50は、2つの丁番11の位置に設けられて、見込み部8Aに装着される。
断熱スペーサ50は、縦骨材8の見込み部8Aに配置される本体部51と、本体部51に一体に形成された突起52と、本体部51に形成された凹部53と、本体部51に対して見込み部8A側に屈曲する一対の覆い部54を有する。断熱スペーサ50の本体部51は、板状のスペーサ本体であり、突起52により、縦骨材8の見込み部8Aに取り付けられる。見込み部8Aの両側の縁部8Cの間で、本体部51は、見込み部8Aに沿って配置されるとともに、見込み部8Aと一対の表面材40の突片42の間に配置される。
一対の表面材40の突片42は、断熱スペーサ50(本体部51)を挟んで、縦骨材8の見込み部8Aと対向する。断熱スペーサ50は、本体部51により、突片42を見込み部8Aから離間した位置に配置する。これにより、見込み部8Aと突片42は、互いに接触せず、間隔を開けた状態で対向する。一対の表面材40の突片42は、断熱スペーサ50の本体部51に接触する。
断熱スペーサ50の突起52は、本体部51の中央部に形成された柱状の取付部であり、本体部51から縦骨材8の見込み部8Aに向かって突出する。縦骨材8は、見込み部8Aに形成された取付孔8D(例えば、ネジ孔)を有する。断熱スペーサ50の本体部51を見込み部8Aに配置するときに、突起52は、見込み部8Aの取付孔8Dに挿入されて、取付孔8D内に配置される。また、突起52は、取付孔8Dに押し込まれて、取付孔8Dに嵌め込まれる。これにより、突起52は、見込み部8Aの取付孔8D内に取り付けられる。突起52により、断熱スペーサ50は、縦骨材8の見込み部8Aに取り付けられる。
断熱スペーサ50の凹部53は、帯状部材33の端部33Aを位置決めする位置決め部であり、本体部51に凹状に形成されて、帯状部材33の端部33Aを収容する。凹部53により、帯状部材33の端部33Aは、縦骨材8の見込み部8Aにおいて位置決めされて、見込み部8Aの所定位置に配置される。帯状部材33は、断熱スペーサ50の本体部51に対して、縦骨材8の長手方向の両側に設けられ、縦骨材8の長手方向に沿って配置される。両側の2つの帯状部材33に対応して、断熱スペーサ50は、本体部51に2つの凹部53を有する。2つの凹部53は、縦骨材8の長手方向における本体部51の両端部に形成される。帯状部材33の長手方向の端部33Aが凹部53内に配置されて、帯状部材33の端部33Aが縦骨材8の見込み方向において位置決めされる。
断熱スペーサ50の一対の覆い部54は、本体部51から突出する突出部であり、本体部51の両側の縁部に連続して形成されている。縦骨材8の見込み部8Aは、一対の覆い部54の間に配置されて、断熱スペーサ50の本体部51と対向する。見込み部8Aの両側の縁部8Cにおいて、一対の覆い部54は、見込み部8Aと本体部51の間の部分(図3のR部)を覆う。
見込み部8Aと本体部51は、接触し、又は、隙間を形成した状態で対向する。そのため、見込み部8Aと本体部51の間の部分は、見込み部8Aと本体部51の接触部、又は、見込み部8Aと本体部51の間の隙間部であり、一対の覆い部54により遮蔽される。縦骨材8と一対の表面材40の間で、一対の覆い部54は、少なくとも見込み部8Aと本体部51の間の部分を覆う。
ここでは、一対の覆い部54は、本体部51から見込み部8A側に突出し、縦骨材8の見込み方向において、見込み部8Aの両側に配置される。そのため、一対の覆い部54は、見込み部8Aと本体部51の間の部分と見込み部8Aの両側の縁部8Cを覆う。また、一対の覆い部54は、本体部51から縦骨材8の一対の壁部8Bまで突出して、一対の壁部8Bの見込み部8A側の部分を覆う。一対の覆い部54は、一対の壁部8Bの両側に配置されて、それぞれ壁部8Bに沿って突出する。一対の覆い部54は、互いの間に見込み部8Aを挟むとともに、それぞれ壁部8Bに接触する。
縦骨材8の見込み部8Aは、丁番11が固定される固定部8Eを有する。断熱スペーサ50及び本体部51は、見込み部8Aの固定部8Eに配置されて、固定部8Eに取り付けられる。また、断熱パネル1は、丁番11と連結される裏板60を備える。裏板60は、矩形状の板部材(連結板)であり、見込み部8Aにおける本体部51の反対側に配置される。取付部材(ここでは、リベット)(図示せず)が、裏板60の取付孔61と見込み部8Aの取付孔8Fに挿入されて、裏板60を見込み部8A(固定部8E)に取り付ける。
断熱スペーサ50の突起52は、見込み部8Aの取付孔8Dと裏板60の取付孔62(例えば、ネジ孔)に挿入されて、2つの取付孔8D、62に嵌め込まれ、見込み部8Aの取付孔8D内と裏板60の取付孔62内に取り付けられる。突起52により、断熱スペーサ50が縦骨材8及び裏板60に取り付けられるとともに、裏板60が縦骨材8に取り付けられる。裏板60は、縦骨材8の内側に収容されて、一対の壁部8Bの間に配置される。
丁番11は、連結部材(例えば、ネジ)(図示せず)により裏板60に連結されて、見込み部8Aの固定部8Eに固定される。連結部材は、突片42の貫通孔(図示せず)、断熱スペーサ50の貫通孔55、及び、見込み部8Aの貫通孔8Gを貫通した状態で、裏板60の固定孔63(例えば、ネジ孔)に固定される。断熱スペーサ50の本体部51と一対の表面材40の突片42は、縦骨材8の見込み部8Aと丁番11の間に挟まれる。丁番11と裏板60は、突片42、本体部51、及び、見込み部8Aを互いの間に挟み込んで、見込み部8A(固定部8E)に固定される。
以上説明した断熱パネル1では、断熱スペーサ50が取り付けられた縦骨材8の見込み部8Aに、一対の表面材40の突片42を対向させて配置するときに、一対の覆い部54により、一対の表面材40の突片42が断熱スペーサ50と見込み部8Aの間に差し込まれるのを防止することができる。そのため、見込み部8Aと突片42の間に断熱スペーサ50を確実に配置でき、断熱パネル1の断熱性能を確保することができる。また、突片42の配置をやり直す必要がなく、突片42の差し込みがないか確認する必要もない。従って、断熱パネル1の組み立ての作業効率を向上させることができる。
一対の覆い部54を見込み部8Aの両側に配置することで、突片42が断熱スペーサ50と見込み部8Aの間に差し込まれるのを、より確実に防止することができる。また、一対の覆い部54により、断熱スペーサ50の回転等を防止して、断熱スペーサ50を見込み部8Aに正確に配置することができる。突起52により、断熱スペーサ50を縦骨材8に容易に取り付けることができる。断熱スペーサ50の凹部53により、帯状部材33の位置決めを容易に行え、より正確に帯状部材33を見込み部8Aに配置することができる。
なお、見込み部8Aの取付孔8D内のみに突起52を取り付けてもよく、裏板60の取付孔62内のみに突起52を取り付けてもよい。断熱スペーサ50の凹部53を本体部51の一端部のみに設けてもよく、凹部53を本体部51に設けなくてもよい。縦骨材8の見込み部8Aにおいて、丁番11の固定部8E以外の位置に断熱スペーサ50を配置してもよい。1つの断熱スペーサ50を縦骨材8に取り付けてもよく、複数の断熱スペーサ50を縦骨材8に取り付けてもよい。
次に、他の実施形態の断熱パネルについて、第1実施形態の断熱パネル1と相違する事項を説明する。他の実施形態の断熱パネルに関し、第1実施形態の断熱パネル1の構成に相当する構成には、断熱パネル1の構成と同じ名称と符号を用い、第1実施形態の断熱パネル1と同じ事項の説明は省略する。
(第2実施形態)
図5は、第2実施形態の断熱パネル2の断面図であり、図3と同様に、断熱パネル2の横断面図を示している。図6は、第2実施形態の断熱パネル2を分解して示す斜視図であり、図4と同様に、断熱スペーサ50を含む断熱パネル2の一部を示している。
図示のように、断熱パネル2の縦骨材8は、見込み部8Aの両側の縁部8Cに位置する一対の孔部8Hを有する。縦骨材8の孔部8Hは、細長い孔(長孔)であり、見込み部8Aの縁部8Cから壁部8Bまで形成される。
孔部8Hは、見込み部8Aの縁部8Cに沿って形成されて、縦骨材8の長手方向に延びる。孔部8Hの幅は、裏板60の厚さよりも広く、孔部8Hの長さは、裏板60の長さよりも長い。そのため、裏板60が孔部8Hを通過可能になっている。裏板60は、縦骨材8の外側から孔部8Hを通過して、見込み部8Aにおける本体部51の反対側(縦骨材8の内側)に配置される。その状態で、断熱スペーサ50の突起52は、見込み部8Aの取付孔8Dと裏板60の取付孔62に嵌め込まれて、2つの取付孔8D、62内に取り付けられる。
断熱スペーサ50の一対の覆い部54は、裏板60を係止する一対の係止部であり、裏板60に引っ掛かるフック部56を有する。フック部56は、係止突起であり、覆い部54の先端部に形成されて、裏板60側に向かって突出する。一対の覆い部54が縦骨材8の一対の孔部8Hに配置されて、裏板60が一対の覆い部54の間に挟まれる。一対の覆い部54は、見込み部8Aと本体部51の間の部分、見込み部8Aの両側の縁部8C、及び、裏板60の両側の縁部を覆う。
一対の孔部8Hで、一対の覆い部54は、裏板60の両側に配置され、互いの間に裏板60を挟んで、裏板60を係止する。裏板60は、一対の覆い部54のフック部56に引っ掛けられて、一対の覆い部54により、縦骨材8の見込み部8Aに係止される。断熱スペーサ50の突起52と一対の覆い部54により、裏板60が縦骨材8に取り付けられる。このように、断熱パネル2では、断熱スペーサ50により、裏板60を縦骨材8に容易に取り付けることができる。
(第3実施形態)
図7は、第3実施形態の断熱パネル3の断面図であり、図5と同様に、断熱パネル3の横断面図を示している。
図示のように、断熱パネル3では、第2実施形態の断熱パネル2に対して、断熱スペーサ50の一対の覆い部54のみが相違する。一対の覆い部54は、フック部56を有さず、縦骨材8の一対の孔部8Hに配置される。
以上、本発明を縦骨材8に適用した例について説明したが、本発明は、縦骨材8以外の骨材(例えば、骨材5〜7)に適用してもよい。また、建具は、ドアに限定されず、断熱パネルを備えた他の建具であってもよい。本発明は、建具の断熱パネル(例えば、戸、障子、開閉体)に限定されず、種々の断熱パネルに適用することもできる。断熱パネルは、移動可能な断熱パネルであってもよく、固定された断熱パネルであってもよい。
1・・・断熱パネル、2・・・断熱パネル、3・・・断熱パネル、4・・・骨組体、5・・・上骨材、6・・・下骨材、7・・・縦骨材、8・・・縦骨材、10・・・建具、11・・・丁番、12・・・施錠機構、13・・・ハンドル、20・・・枠体、21・・・開口部、22・・・上枠、23・・・下枠、24・・・縦枠、25・・・縦枠、30・・・カバー部材、31・・・断熱ライナー、32・・・断熱部品、33・・・帯状部材、34・・・断熱板、35・・・脚部、36・・・取付部材、40・・・表面材、41・・・対向部、42・・・突片、50・・・断熱スペーサ、51・・・本体部、52・・・突起、53・・・凹部、54・・・覆い部、55・・・貫通孔、56・・・フック部、60・・・裏板、61・・・取付孔、62・・・取付孔、63・・・固定孔。

Claims (5)

  1. 見込み部を有する骨材と、
    前記骨材に取り付けられ、前記見込み部に配置される断熱スペーサと、
    前記断熱スペーサを挟んで前記見込み部と対向する突片を有し、互いの間に前記骨材を配置した状態で対向する一対の表面材と、
    を備えた断熱パネルであって、
    前記断熱スペーサは、前記見込み部と前記一対の表面材の突片の間に配置される本体部と、前記見込み部の両側の縁部において前記見込み部と前記本体部の間の部分を覆う一対の覆い部を有し、
    前記見込み部に配置される断熱ライナー又は加熱発泡材を備え、
    前記断熱スペーサは、前記本体部に、前記断熱ライナーの端部又は前記加熱発泡材の端部を収容して位置決めする凹部を有する断熱パネル。
  2. 見込み部を有する骨材と、
    前記骨材に取り付けられ、前記見込み部に配置される断熱スペーサと、
    前記断熱スペーサを挟んで前記見込み部と対向する突片を有し、互いの間に前記骨材を配置した状態で対向する一対の表面材と、
    を備えた断熱パネルであって、
    前記断熱スペーサは、前記見込み部と前記一対の表面材の突片の間に配置される本体部と、前記見込み部の両側の縁部において前記見込み部と前記本体部の間の部分を覆う一対の覆い部を有し、
    前記見込み部における前記本体部の反対側に配置されて、丁番と連結される裏板を備え、
    前記骨材は、前記見込み部の両側の縁部に位置し、前記一対の覆い部が配置される一対の孔部を有し、
    前記一対の覆い部は、前記一対の孔部で前記裏板の両側に配置されて、前記裏板を係止する断熱パネル。
  3. 請求項1又は2に記載された断熱パネルにおいて、
    前記一対の覆い部は、前記本体部から前記見込み部側に突出して、前記見込み部の両側に配置される断熱パネル。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載された断熱パネルにおいて、
    前記骨材は、前記見込み部に形成された取付孔を有し、
    前記断熱スペーサは、前記本体部から突出して前記見込み部の取付孔内に取り付けられる突起を有する断熱パネル。
  5. 請求項1ないしのいずれかに記載された断熱パネルを備えた建具。
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