JP6511724B2 - 制御システム - Google Patents

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Description

本発明は、制御システムに関する。
従来、ローラの回転によりシートを搬送する搬送システムが知られている。例えば、ロータリエンコーダを用いてローラの回転運動を計測し、その計測結果からローラの回転又はシート搬送量を制御するシステムが知られている。
この他、エンコーダスケールの回転位相の原点を検出可能なロータリエンコーダが知られている(特許文献1参照)。具体的には、二相ロータリエンコーダにおいて出力される二つのパルス信号(A相信号及びB相信号)の一方だけに特殊な変化が現れるような構造をエンコーダスケールに設けて、二つのパルス信号の違いから原点を検出する技術が知られている。
原点検出可能なロータリエンコーダを用いれば、エンコーダスケールが固定されたローラの回転位相を特定することができる。ローラの回転によるシート搬送時には、ローラの偏心等によって搬送誤差が生じる。この搬送誤差は、原点検出により特定されるローラの回転位相を考慮してローラの回転を制御することにより抑制可能である。
特開2005−77307号公報
従来技術では、二相ロータリエンコーダから出力される二つのパルス信号の一方だけに特殊な変化が現れるようにして、原点検出を行っていた。このため、エンコーダスケールに対して高精度に、目盛要素を読み取るためのセンサを配置する必要があった。即ち、従来技術では、エンコーダスケールに対するセンサの設置に対して、高い精度が必要であった。
本発明は、こうした点に鑑みなされたものであり、エンコーダの位置カウント値に対して被駆動体の原点を設定可能な技術として、新規な技術を提供することを目的とする。
本発明の制御システムは、モータと、被駆動体と、エンコーダと、計数ユニットと、制御ユニットとを備える。被駆動体は、モータによって駆動される。制御ユニットは、モータを制御する。
エンコーダは、エンコーダスケール、及び、センサを備える。エンコーダスケールは、一列に等間隔に配列された第一目盛要素、及び、隣接する一組の第一目盛要素の間に配置された第二目盛要素を有する。被駆動体の変位に応じてエンコーダスケールとセンサとの間の相対位置は変化する。この際には、第一目盛要素及び第二目盛要素がセンサを通過する事象が発生する。センサは、この事象の発生に応じたパルス信号を出力する。
計数ユニットは、エンコーダからのパルス信号に基づき、パルスエッジの発生毎に、被駆動体の位置を表す位置カウント値を更新する。
そして、制御ユニットは、モータを回転させる一方、位置カウント値の変化に基づき、第二目盛要素がセンサを通過する事象の発生を検知し、この事象の発生を検知したことを条件に、位置カウント値に対して被駆動体の原点を設定する原点設定処理を実行する。
この制御システムによれば、位置カウント値の変化に基づき、第二目盛要素がセンサを通過する事象の発生を検知する。この検知によって、連動する被駆動体の原点を検出し、この原点を位置カウント値に対して設定する。即ち、位置カウント値の座標系に対して被駆動体の原点を設定する。
従って、この制御システムによれば、二相ロータリエンコーダを用いて、二つのパルス信号の一方のみに原点通過に応じた変化を生じさせる従来技術と比較して、要求されるセンサの設置精度を低く抑えることができる。また、要求されるエンコーダスケールの形成精度を低く抑えることができる。
別例として、本発明の制御システムは、エンコーダからのパルス信号に基づき、パルスエッジが発生する時間間隔を計測する計時ユニットを備えた構成にされ得る。そして、制御ユニットは、原点設定処理として、モータを回転させる一方、計時ユニットにより計測された時間間隔の変化に基づき、第二目盛要素がセンサを通過する事象の発生を検知し、この事象の発生を検知したことを条件に、位置カウント値に対して被駆動体の原点を設定する処理を実行する構成にされ得る。この構成によっても、本発明の制御システムは、上述した有利な効果を奏することができる。
また、上述の制御システムは、シートの搬送システムに対して適用することができる。この場合、被駆動体は、シートを搬送する機構に設けられたローラであって、モータによって回転駆動されてシートを回転軸とは直交する方向に搬送するローラであり得る。そして、制御ユニットは、位置カウント値に基づいたモータの制御により変位としてのローラの回転を制御し、これによってローラによって搬送されるシートの搬送量を制御する構成にされ得る。
画像形成システムにおける用紙の搬送機構周辺の概略断面図である。 画像形成システムの電気的構成を表すブロック図である。 ロータリエンコーダが備えるスケール及び光学センサの構成を示す図(A)及びスリット配列を拡大して示した図(B)である。 エッジ検出回路及びコントローラの構成を表すブロック図(A)及びポジション値の更新規則を説明した図(B)である。 A相及びB相エンコーダ信号、ポジション値、並びに、キャプチャ値の変化を示したグラフ群である。 モータ制御部が実行する処理を表すフローチャートである。 演算部が実行する第一実施例の検出設定処理を表すフローチャートである。 A相マスク処理部及びB相マスク処理部が実行するマスク処理を表すフローチャートである。 マスク処理後のA相及びB相エンコーダ信号、並びに、ポジション値の変化を示したグラフ群である。 演算部が実行する第二実施例の検出設定処理を表すフローチャートである。
以下に本発明の実施例を、図面と共に説明する。
[第一実施例]
図1に示す本実施例の画像形成システム1は、用紙Qが通過するプラテン39の上方に、インクジェットヘッド10を備えるインクジェットプリンタである。
インクジェットヘッド10は、キャリッジ21に搭載された状態で、プラテン39の上方に配置される。インクジェットヘッド10は、キャリッジ21と共に、用紙搬送方向とは直交する主走査方向(図1紙面法線方向)に搬送される。そして、この搬送中に、インク液滴を吐出する。これによって、用紙Qに主走査方向の画像を形成する。
即ち、画像形成システム1は、用紙Qを画像形成位置まで搬送した後、インクジェットヘッド10を主走査方向に定速搬送しながら、インクジェットヘッド10にインク液滴を吐出させることによって、主走査方向に画像を形成する。その後、次の画像形成位置まで用紙Qを下流に搬送する。このような動作を繰返し実行することにより、用紙Qの全体に画像を形成する。
用紙Qは、搬送ローラ31及び排紙ローラ35の回転によって搬送ローラ31及び排紙ローラ35からの力の作用を受けて、プラテン39の上流から下流に搬送される。用紙搬送方向は、搬送ローラ31及び排紙ローラ35の回転軸と直交する。搬送ローラ31は、プラテン39の上流で従動ローラ32に対向配置される。排紙ローラ35は、プラテン39の下流で従動ローラ36に対向配置される。
搬送ローラ31は、従動ローラ32との間に用紙Qを挟持した状態で回転することにより、用紙Qを下流に搬送する。搬送ローラ31は、直流モータで構成されるPFモータ61によって回転駆動される。排紙ローラ35は、従動ローラ36との間に用紙Qを挟持した状態で回転することにより、搬送ローラ31側からプラテン39に沿って到来する用紙Qを更に下流に搬送する。
排紙ローラ35は、接続機構38(例えばギヤ機構)を介して搬送ローラ31と接続されており、PFモータ61からの動力を、搬送ローラ31及び接続機構38を介して受けて、搬送ローラ31と同期回転する。これら搬送ローラ31、従動ローラ32、排紙ローラ35、従動ローラ36、接続機構38、及び、プラテン39は、用紙Qの搬送機構30(図2参照)を構成する。
続いて、画像形成システム1の詳細構成を説明する。図2に示すように、画像形成システム1は、メインユニット40と、通信インタフェース49と、給紙部50と、用紙搬送部60と、記録部100とを備える。
メインユニット40は、画像形成システム1を統括制御するものであり、CPU41、ROM43及びRAM45を備える。CPU41は、ROM43に格納されたプログラムに従う処理を実行する。RAM45は、CPU41による処理実行時に作業用メモリとして使用される。
メインユニット40は、通信インタフェース49を介して外部装置5から印刷対象データを受信すると、この印刷対象データに基づく画像が用紙Qに形成されるように、給紙部50、用紙搬送部60及び記録部100に対して指令入力する。通信インタフェース49は、パーソナルコンピュータ等の外部装置5と通信可能な構成にされ、例えば、USBインタフェース又はLANインタフェースとして構成される。
給紙部50は、メインユニット40からの指令に従って、図示しない給紙トレイから搬送ローラ31と従動ローラ32とによる用紙Qのニップ位置まで用紙Qを搬送する。用紙搬送部60は、メインユニット40からの指令に従って、給紙部50から供給された用紙Qを画像形成位置に間欠搬送する。
記録部100は、用紙搬送部60によって間欠搬送される用紙Qの各搬送停止時に、主走査方向の画像を用紙Qに形成する。記録部100は、インクジェットヘッド10、及び、インクジェットヘッド10を搭載するキャリッジ21を主走査方向に搬送(往復動)可能なキャリッジ搬送機構20を備える。
記録部100は、用紙Qの各搬送停止時に、メインユニット40からの指令に従って、キャリッジ21を主走査方向に搬送しつつ、インクジェットヘッド10に印刷対象データに基づくインク液滴の吐出動作を実行させる。これにより、用紙Qに対する主走査方向の画像形成を行う。
メインユニット40は、印刷対象データを受信すると、上記指令入力により、給紙部50に用紙Qを上記ニップ位置まで供給させた後、用紙搬送部60に対して目標搬送量Yrを指定し、用紙搬送部60に、用紙Qを目標搬送量Yrに対応する位置まで搬送させる。その後、記録部100に、キャリッジ21を主走査方向に片道分搬送させて、用紙Qに対する当該片道分の画像形成動作を実行させる。
メインユニット40は、その後、用紙搬送部60に対して目標搬送量Yrを指定し、用紙搬送部60に、用紙Qを目標搬送量Yrに対応する次の画像形成位置まで搬送させる。その後、記録部100に、キャリッジ21を主走査方向に片道分搬送させて、用紙Qに対する片道分の画像形成動作を実行させる。メインユニット40は、用紙搬送部60及び記録部100に上述した処理を交互に実行させることにより、用紙Qに、印刷対象データに基づく画像を形成する。
続いて、用紙搬送部60の詳細構成を説明する。図2に示すように用紙搬送部60は、搬送機構30と、PFモータ61と、モータ駆動回路65と、ロータリエンコーダ70と、エッジ検出回路80と、コントローラ90とを備える。
搬送機構30は、上述したように、搬送ローラ31、従動ローラ32、排紙ローラ35、従動ローラ36、接続機構38、及び、プラテン39(図2において図示省略)を含む用紙Qの搬送機構である。搬送ローラ31及び排紙ローラ35は、接続機構38を介して、互いに同期回転するように連結される。搬送機構30は、搬送ローラ31及び排紙ローラ35がPFモータ61からの動力を受けて回転することにより、主走査方向への用紙Qの搬送動作を実現する。搬送ローラ31は、PFモータ61とギヤを介して接続される。
PFモータ61は、モータ駆動回路65により駆動されて、搬送ローラ31を回転駆動する。モータ駆動回路65は、コントローラ90から入力されるPWM信号に応じた駆動電流をPFモータ61に印加することによって、PFモータ61を駆動する。
ロータリエンコーダ70は、二相ロータリエンコーダであり、搬送ローラ31の回転運動を計測するために設けられる。このロータリエンコーダ70は、周知のロータリエンコーダと同様、円盤状のスケール71と、光学センサ75とを備える。スケール71は、その中心Oeが搬送ローラ31の回転軸上に配置されるようにして、搬送ローラ31に固定される。
図3(A)に示すように、スケール71は、その内側の同心円上にスリット列73を備える。図3(B)には、スリット列73の一部を拡大して示す。図3(B)では、スリット列73を直線的に示したが、これらは実際には円弧に沿うものと理解されたい。
スリット列73は、円弧に沿って一列に等間隔に配列された第一スリット731の一群を有する。更に特徴的なことに、スリット列73は、隣接する一組の第一スリット731の間に、一つの第二スリット732を有した構成にされる。以下では、第一スリット731及び第二スリット732を区別せずに表現するとき、これらを単にスリット731,732と表現する。
図3(B)に示すように、スリット列73は、隣接する第一スリット731間の間隙の幅Dが第一スリット731の横幅Dと同じとなるようにして、第一スリット731が等間隔に配列された構成にされている。ここで言う横幅Dは、第一スリット731の配列方向の幅である。
第二スリット732は、第一スリット731の横幅D及び間隙の幅Dに対し、三分の一の横幅(D/3)を有する。第二スリット732は、その中心が隣接する第一スリット731の間の中心に一致するようにして、スリット731,732の配列に一箇所のみ設けられる。
光学センサ75は、画像形成システム1の筐体内において、スリット731,732が通過する領域に固定配置され、搬送ローラ31の回転に伴ってスケール71が回転し、スリット731,732が光学センサ75上を通過する度に、パルス信号を出力する。この光学センサ75は、スリット731,732の通過毎に、パルス信号として、A相エンコーダ信号及びB相エンコーダ信号を出力する。
光学センサ75は、第一スリット731の配列方向に沿って離れて配置されたA相センサ75A及びB相センサ75Bを備える。光学センサ75は、A相センサ75A及びB相センサ75Bから位相がπ/2異なるA相エンコーダ信号及びB相エンコーダ信号を出力する。
具体的に、A相センサ75A及びB相センサ75Bは、上記横幅Dの二分の一に対応する距離(D/2)だけスリット731,732の配列方向に沿って離れて配置される。即ち、図3(B)に示すように、B相センサ75Bによるスリット731,732の読取位置PBは、A相センサ75Aによるスリット731,732の読取位置PAから、第一スリット731の配列方向に距離(D/2)だけ離れて配置される。
A相センサ75Aは、読取位置PAにスリット731,732が存在するときには、ハイ信号を出力し、スリット731,732が存在しないときには、ロウ信号を出力する。これによって、スリット731,732がA相センサ75Aを通過する事象の発生に応じたパルス信号としてのA相エンコーダ信号を出力する。
同様に、B相センサ75Bは、読取位置PBにスリット731,732が存在するときには、ハイ信号を出力し、スリット731,732が存在しないときには、ロウ信号を出力する。これによって、スリット731,732がB相センサ75Bを通過する事象の発生に応じたパルス信号としてのB相エンコーダ信号を出力する。
このように動作するA相センサ75A及びB相センサ75BからのアナログのA相エンコーダ信号及びB相エンコーダ信号は、エッジ検出回路80に入力される。以下では、A相エンコーダ信号の位相がB相エンコーダ信号の位相に対して先行するスケール71の回転方向及び搬送ローラ31の回転方向を正回転方向と表現する。
エッジ検出回路80は、図4(A)に示すように、A相エッジ検出部80A及びB相エッジ検出部80Bを備える。A相エッジ検出部80Aは、アナログのA相エンコーダ信号のパルスエッジを検出する。この検出結果に基づき、A相エッジ検出部80Aは、当該アナログのA相エンコーダ信号を、ハイ(1)/ロウ(0)のディジタル値で表わされるA相エンコーダ信号(ディジタル値)に変換して、コントローラ90に入力する。また、B相エッジ検出部80Bは、アナログのB相エンコーダ信号のパルスエッジを検出する。この検出結果に基づき、B相エッジ検出部80Bは、当該アナログのB相エンコーダ信号を、ハイ(1)/ロウ(0)のディジタル値で表わされるB相エンコーダ信号(ディジタル値)に変換して、コントローラ90に入力する。
また、コントローラ90は、マスク処理部91と、演算部93と、原点記憶レジスタ95と、モータ制御部99とを備える。
マスク処理部91は、A相マスク処理部91Aと、B相マスク処理部91Bとを備える。A相マスク処理部91Aは、原点位置X0が設定されていない環境では、A相エッジ検出部80AからのA相エンコーダ信号(ディジタル値)を、そのまま演算部93に入力する。一方、A相マスク処理部91Aは、原点位置X0が設定されている環境において、A相エッジ検出部80Aから入力されるA相エンコーダ信号(ディジタル値)から、特定成分を除去したマスク後のA相エンコーダ信号を、演算部93に入力する。
同様に、B相マスク処理部91Bは、原点位置X0が設定されていない環境では、B相エッジ検出部80BからのB相エンコーダ信号(ディジタル値)を、そのまま演算部93に入力する。一方、B相マスク処理部91Bは、原点位置X0が設定されている環境において、B相エッジ検出部80Bから入力されるB相エンコーダ信号(ディジタル値)から、特定成分を除去したマスク後のB相エンコーダ信号を、演算部93に入力する。上述の特定成分は、第二スリット732に起因する成分である。
演算部93は、A相マスク処理部91AからのA相エンコーダ信号及びB相マスク処理部91BからのB相エンコーダ信号に基づいて、搬送ローラ31のポジション値Xを更新する機能F1を有する。具体的に、演算部93は、図4(B)に示す規則に従って、A相エンコーダ信号及びB相エンコーダ信号の状態及び変化に応じたポジション値Xのインクリメント及びデクリメントを行う。ここで言うインクリメントは、ポジション値Xを1加算した値に更新する動作を示し、デクリメントは、ポジション値Xを1減算した値に更新する動作を示す。
具体的に、演算部93は、次の(1)〜(4)のいずれかの事象が発生したときに、ポジション値Xをインクリメントする。
(1)B相エンコーダ信号がロウにある状態でA相エンコーダ信号がロウからハイに切り替わる信号変化が発生したとき。
(2)B相エンコーダ信号がハイにある状態でA相エンコーダ信号がハイからロウに切り替わる信号変化が発生したとき。
(3)A相エンコーダ信号がロウにある状態でB相エンコーダ信号がハイからロウに切り替わる信号変化が発生したとき。
(4)A相エンコーダ信号がハイにある状態でB相エンコーダ信号がロウからハイに切り替わる信号変化が発生したとき。
一方、演算部93は、次の(5)〜(8)のいずれかの事象が発生したときに、ポジション値Xをデクリメントする。
(5)B相エンコーダ信号がロウにある状態でA相エンコーダ信号がハイからロウに切り替わる信号変化が発生したとき。
(6)B相エンコーダ信号がハイにある状態でA相エンコーダ信号がロウからハイに切り替わる信号変化が発生したとき。
(7)A相エンコーダ信号がロウにある状態でB相エンコーダ信号がロウからハイに切り替わる信号変化が発生したとき。
(8)A相エンコーダ信号がハイにある状態でB相エンコーダ信号がハイからロウに切り替わる信号変化が発生したとき。
図5の三段目に示すグラフは、上記規則に従ってポジション値Xが更新されるときのポジション値Xの変化を示したグラフである。このグラフの横軸は、時間を表し、縦軸は、ポジション値Xを表す。図5の一段目に示すグラフは、このポジション値Xの変化が生じる際のA相エンコーダ信号の変化を示したグラフである。図5の二段目に示すグラフは、このポジション値Xの変化が生じる際のB相エンコーダ信号の変化を示したグラフである。付言すると、図5三段目に示す破線は、第二スリット732が仮に存在しない場合のポジション値Xの変化を示すものである。
本実施例によれば、第二スリット732が存在する結果、搬送ローラ31が正回転方向に回転しているときであっても、第二スリット732が光学センサ75を通過する時期には、上記規則に従ってポジション値Xがデクリメントされる。
演算部93は、第二スリット732が光学センサ75を通過する事象として、このデクリメントの発生を検知する。演算部93は、このデクリメントの発生を検知することで搬送ローラ31及びスケール71の回転位相の原点を検出して、ポジション値Xに対し原点位置X0を設定する機能F2を有する(詳細後述)。設定された原点位置X0は、原点記憶レジスタ95において記憶される。
更に、演算部93は、A相マスク処理部91AからのA相エンコーダ信号に基づいて、キャプチャ値Cを更新する機能F3を有する。キャプチャ値Cは、A相エンコーダ信号の立上りエッジの発生時間間隔を表し、搬送ローラ31及びスケール71の回転速度の逆数に対応する。即ち、演算部93は、A相マスク処理部91AからのA相エンコーダ信号に基づいて、A相エンコーダ信号の立上りエッジの発生時間間隔を計測し、キャプチャ値Cを、その計測値に更新する。図5の四段目に示すグラフは、一段目に示したA相エンコーダ信号の変化に対応するキャプチャ値Cの変化を示したグラフである。このグラフの横軸は、時間を表し、縦軸は、キャプチャ値Cを表す。
モータ制御部99は、演算部93から得られるポジション値X、並びに、原点記憶レジスタ95から得られる原点位置X0に基づいて、PFモータ61に対する操作量Uを演算する。モータ制御部99は、この操作量Uに対応する駆動電流をPFモータ61に印加するためのPWM信号をモータ駆動回路65に入力する。
具体的に、モータ制御部99は、メインユニット40から目標搬送量Yrと共に用紙Qの搬送指令が入力されると、メインユニット40から指定された目標搬送量Yrに対応する目標停止位置Xrを設定する。そして、モータ制御部99は、目標停止位置Xrとポジション値Xとの偏差E=Xr−Xに応じた操作量Uをモータ駆動回路65に入力する。これによって、モータ制御部99は、ポジション値Xが目標停止位置Xrに一致する地点で搬送ローラ31の回転が停止するように、PFモータ61を駆動制御する。
即ち、モータ制御部99は、ポジション値Xが目標停止位置Xrまで変化するようにPFモータ61の駆動制御を行う。この制御により、搬送ローラ31を、目標搬送量Yrに対応する量回転させて、用紙Qを目標搬送量Yrだけ搬送する。
この際、モータ制御部99は、原点位置X0の情報に基づいて、搬送開始位置から目標停止位置Xrまでの搬送ローラ31の回転位相を特定し、その位相範囲における用紙Qの搬送誤差ΔYを算出することができる。搬送誤差ΔYは、例えば、搬送ローラ31の偏心により生じ、搬送ローラ31の回転と同期して周期的に発生する。
モータ制御部99は、この搬送誤差ΔYに対応する量、目標停止位置Xrを補正することにより、搬送誤差ΔYを抑えるように目標停止位置Xrを補正し、PFモータ61を駆動制御することができる。このようにしてモータ制御部99は、ポジション値X及び原点位置X0を利用して、PFモータ61を制御し、搬送機構30による用紙搬送量を高精度に制御する。
また、搬送指令に先駆けて、画像形成システム1の電源投入時には、メインユニット40からコントローラ90に対し原点位置設定指令が入力される。この原点位置設定指令を受けると、モータ制御部99は、図6に示す処理を開始する。
図6に示す処理を開始すると、モータ制御部99は、一定のPWM信号をモータ駆動回路65へ入力する動作を開始する(S110)。これによって、一定の駆動電流をPFモータ61に印加し、PFモータ61を定速回転させる。この際、搬送ローラ31及びスケール71が正回転方向に定速回転するように、PFモータ61を駆動する。
その後、モータ制御部99は、PFモータ61が加速状態から定速状態に移行し、搬送ローラ31及びスケール71の回転速度が一定値に安定するまで待機する(S120)。モータ制御部99は、予め定められた時間を待機することにより、回転速度が一定値に安定するまで待機することができる。
モータ制御部99は、回転速度が安定すると(S120でYes)、演算部93に対して原点検出指示を入力する(S130)。その後、演算部93から完了通知が入力されるまで待機し(S140)、完了通知が入力されると(S140でYes)、PWM信号のモータ駆動回路65への入力動作を終了して(S150)、図6に示す処理を終了する。
一方、演算部93は、図7に示す検出設定処理を定期的に繰返し実行することにより、上述の機能F1,F2を実現する。検出設定処理の実行間隔は、A相エンコーダ信号及びB相エンコーダ信号における信号変化の発生間隔よりも十分に短い間隔に定められる。
検出設定処理を開始すると、演算部93は、マスク処理部91から入力されるA相エンコーダ信号及びB相エンコーダ信号のいずれかに変化があったかを判断する(S210)。そして、信号変化がない場合には、何もせずに検出設定処理を終了する。一方、信号変化があった場合には(S210でYes)、図4(B)に示した規則に従ってポジション値Xを更新する(S220)。
演算部93は、原点検出指示が入力されていない場合には(S230でNo)、その後、当該検出設定処理を終了する。原点検出指示が入力されている場合(S230でYes)、演算部93は、S240に移行し、原点検出済フラグがオンに設定されているかを判断する。ここで、原点検出済フラグがオフに設定されている場合には否定判断して(S240でNo)、S250に移行する。原点検出済フラグは、原点検出指示の入力時にオフに設定され、S270でオンに設定される。
S250において、演算部93は、ポジション値Xが減少に転じたかを判断する。具体的には、ポジション値XがS220でデクリメントされたかを判断する。そして、減少に転じていない場合(S250でNo)、当該検出設定処理を終了する。
減少に転じた場合(S250でYes)、演算部93は、原点位置X0を原点記憶レジスタ95に設定する。原点位置X0は、S220で更新されたポジション値Xに1加算した位置X0=X+1である。これにより、演算部93は、ポジション値Xに対してスケール71及び搬送ローラ31の原点を設定する(S260)。換言すれば、スケール71及び搬送ローラ31の原点に対応するポジション値(X+1)を、原点位置X0として原点記憶レジスタ95に記憶させる。
S260において原点位置X0を、ポジション値Xに1加算した値に設定するのは、原点位置X0の設定に先立つS220でポジション値Xが1減算されるためである(必要であれば図5の三段目のグラフを参照されたい)。S260での処理後、演算部93は、原点検出済フラグをオンに設定し(S270)、当該検出設定処理を終了する。
この他、原点検出済フラグがオンに設定されている場合(S240でYes)、演算部93は、S280に移行し、ポジション値Xが増加に転じたかを判断する。具体的には、ポジション値XがS220でインクリメントされたかを判断する。そして、増加に転じていない場合(S280でNo)、当該検出設定処理を終了する。
ポジション値Xが増加に転じた場合(S280でYes)、演算部93は、S220で更新されたポジション値Xを8加算した値に更新する(S290)。図5に示すように、ポジション値Xが増加に転じるまでの期間では、第二スリット732が光学センサ75を通過することに起因してポジション値Xが6減少する。一方で、仮に第二スリット732が存在しない場合には、ポジション値Xは減少前の値から3増加する。
S290においてポジション値Xを加算する前には、S220でポジション値Xが1加算される。このため、S290では、残りの差分8(=6―(―3)−1)を、ポジション値Xに加えることによって、ポジション値Xを、第二スリット732が存在しない場合のポジション値Xと同一値に更新する。
その後、演算部93は、モータ制御部99に対して検出設定処理の完了通知を入力した後(S300)、当該検出設定処理を終了する。完了通知後、新たな原点検出指示が入力されるまでの期間、演算部93は、S230において否定判断する。換言すると、S230において肯定判断するのは、原点検出指示が入力されてから完了通知をモータ制御部99に入力するまでの期間である。
続いて、A相マスク処理部91A及びB相マスク処理部91Bの動作について図8を用いて具体的に説明する。A相マスク処理部91A及びB相マスク処理部91Bの夫々は、図8に示すマスク処理を、定期的に繰返し実行する構成にされる。マスク処理の実行間隔は、A相エンコーダ信号及びB相エンコーダ信号における信号変化の発生間隔よりも十分に短い間隔に定められる。以下では、A相マスク処理部91Aを動作主体として図8に示すマスク処理の説明をするが、B相マスク処理部91Bにおいても、B相エンコーダ信号に対して同様の処理が実行される。
A相マスク処理部91Aは、図8に示すマスク処理を開始すると、A相エッジ検出部80AからのA相エンコーダ信号を参照し、A相エンコーダ信号がハイからロウへ切り替わった直後である場合には(S410でYes)、S420に移行する。一方、A相エンコーダ信号がロウからハイへ切り替わった直後である場合には(S450でYes)、S460に移行する。この他、A相エンコーダ信号に変化がない場合には、当該マスク処理を終了する。尚、A相マスク処理部91Aは、A相エンコーダ信号の切り替わりについて、繰返し実行される2度のマスク処理間において、信号状態が異なったかを監視すればよい。
S420に移行すると、A相マスク処理部91Aは、上記検出設定処理による原点位置X0の設定が完了した状態にあるかを判断する。ここでは、原点検出指示に基づいて原点位置X0が原点記憶レジスタ95に設定されてから完了通知が入力されるまでの期間(S260の実行後、S300が実行されるまでの期間)においては、原点位置X0の設定が完了した状態にはないと判断する。即ち、完了通知がモータ制御部99に入力された後、原点位置X0の設定が完了した状態にあると肯定判断する。
A相マスク処理部91Aは、ここで否定判断すると(S420でNo)、当該マスク処理を終了する。肯定判断すると(S420でYes)、ポジション値Xが第二スリット位置の隣であるかを判断する(S430)。
搬送ローラ31が正回転しているとき、A相マスク処理部91Aは、ポジション値Xが原点位置X0であるかを判断することによって、ポジション値Xが第二スリット位置の隣であるかを判断することができる。搬送ローラ31が負回転(逆回転)しているとき、A相マスク処理部91Aは、ポジション値Xが値(X0+2)であるかを判断することによって、ポジション値Xが第二スリット位置の隣であるかを判断することができる。
ポジション値Xが第二スリット位置の隣ではない場合(S430でNo)、A相マスク処理部91Aは、当該マスク処理を終了する。一方、ポジション値Xが第二スリット位置の隣である場合(S430でYes)、マスク指示フラグをオンに設定して(S440)、当該マスク処理を終了する。
S460に移行すると、A相マスク処理部91Aは、マスク指示フラグがオンに設定されているかを判断する。そして、マスク指示フラグがオンに設定されている場合には(S460でYes)、A相エンコーダ信号をマスクする(S470)。即ち、A相エッジ検出部80AからのA相エンコーダ信号はハイであるが、演算部93に入力するA相エンコーダ信号をロウに修正する(S470)。その後、マスク指示フラグをオフに設定して(S480)、当該マスク処理を終了する。一方、A相マスク処理部91Aは、マスク指示フラグがオフに設定されている場合(S460でNo)、A相エンコーダ信号をロウに修正することなく、当該マスク処理を終了する。
A相マスク処理部91Aは、A相エンコーダ信号を演算部93に伝送する過程において、当該マスク処理を定期的に実行し、マスク処理によって修正されなかったA相エンコーダ信号については、これをそのまま演算部93に伝送し、マスク処理によって修正されたA相エンコーダ信号については、その修正後のA相エンコーダ信号を演算部93に伝送する。
B相マスク処理部91Bも、このA相マスク処理部91Aと同様の処理を実行するが、S430では次のように判断することができる。即ち、B相マスク処理部91Bは、搬送ローラ31が正回転しているとき、ポジション値Xが値(X0+1)であるかを判断することによって、ポジション値Xが第二スリット位置の隣であるかを判断することができる。搬送ローラ31が負回転しているとき、B相マスク処理部91Bは、ポジション値Xが値(X0+3)であるかを判断することによって、ポジション値Xが第二スリット位置の隣であるかを判断することができる。
上述したマスク処理によって、演算部93には、A相エンコーダ信号及びB相エンコーダ信号として、第二スリット732に対応する成分が除去された信号が入力される。図9において、第二スリット732に対応する成分は、破線で示す成分である。従って、上記検出設定処理により原点位置X0の設定が完了した後、ポジション値Xは、第二スリット732が存在しない場合と同様に更新される。
以上、本実施例の画像形成システム1について説明したが、本実施例によれば、ポジション値Xの変化に基づき第二スリット732が光学センサ75を通過する事象の発生が検知される。この検知により、スケール71の原点、換言すれば搬送ローラ31の原点が検出される。そして、この原点に対応するポジション値Xが、原点位置X0として原点記憶レジスタ95に設定される。この原点位置X0に基づいて、搬送ローラ31の回転位相は特定され、搬送ローラ31の偏心等による用紙Qの搬送誤差を抑えるように用紙Qの搬送制御が行われる。
従来装置では、原点検出のために、二相ロータリエンコーダを用いて、二つのエンコーダ信号の一方のみに、スケールの原点通過に応じたエンコーダ信号の変化を生じさせるようにしていた。しかしながら、この従来技術では、スケールに対する光学センサの高い設置精度が求められ、更には、上記変化を生じさせるための構造をスケールに高精度に形成する必要があった。
これに対し、本実施例の画像形成システム1によれば、A相エンコーダ信号及びB相エンコーダ信号の両者に、第二スリット732の影響が表われる環境で原点検出(第二スリットの通過検出)を行うことが可能である。よって、従来のように光学センサ75の設置に際して要求される設置精度を抑えることができる。また、スケール71における原点検出のための構造(第二スリット732)に関して、必要とされる当該構造の形成精度を低く抑えることができる。従って、本実施例によれば、従来よりも有意義な原点検出技術を提供することができる。
付言すると、上記実施例では、第二スリット732が存在しない第一スリット731間の領域が光学センサ75を正方向に通過するときには、ポジション値Xがインクリメントされる。一方、第二スリット732は、第二スリット732が存在する第一スリット731間の領域が光学センサ75を正方向に通過するときには、ポジション値Xがデクリメントされるように形成されている。
具体的には、第二スリット732の横幅が、A相センサ75AとB相センサ75Bとの間隔(1/2)・Dよりも短い第一スリット731の横幅Dの三分の一に設定されている。また、隣接する第一スリット731間の間隙が第一スリット731の横幅と同じとなるように第一スリット731が等間隔に配列されている。そして、第二スリット732が、その中心が隣接する第一スリット731間の中心に一致するように配置されている。
このような配置は、第二スリット732が光学センサ75を通過するときに、ポジション値Xの進行方向が逆転する現象をもたらすことができる。従って、演算部93では、この進行方向の変化に基づき、容易に第二スリット732が光学センサ75を通過する事象の発生を検知することができる。そして、このようなスリット731,732の形成には、さほど難しい加工が求められない。従って、本実施例によれば、画像形成システム1の製造コストを抑えて原点検出を高精度に行うことが可能である。
また、本実施例によれば、第二スリット732がポジション値X及びキャプチャ値Cの更新動作に影響を与える。この影響を無くすために、原点位置X0の設定が完了した後には、マスク処理部91において、A相エンコーダ信号及びB相エンコーダ信号から第二スリット732に対応する成分を除去するようにした。従って、原点位置X0の設定後には、ポジション値X及びキャプチャ値Cに第二スリット732の影響が及ぶのを回避することができる。これにより、モータ制御部99では、第二スリット732が存在する場合でも、ポジション値X及びキャプチャ値Cに基づき、良好な用紙Qの搬送制御を実現することができる。
仮にマスク処理部91がない場合、演算部93は、第二スリット732の影響を受けて更新されるポジション値X及びキャプチャ値Cの補正を行う必要が生じる。しかし、本実施例では、そのような補正を行わずに済む。尚、モータ制御部99は、ポジション値Xが目標停止位置Xrに近づくまでは、キャプチャ値Cを用いた搬送ローラ31(PFモータ61)の速度制御を実行し、その後に搬送ローラ31(PFモータ61)の位置制御を実行する構成にされ得る。
[第二実施例]
続いて、第二実施例の画像形成システム1を説明する。但し、第二実施例の画像形成システム1は、演算部93によって実現される処理が第一実施例と異なる程度であるので、それ以外の画像形成システム1の構成に係る説明を省略する。
第二実施例の演算部93は、第一実施例と同様の機能F1,F3を有する。そして、この演算部93は、第二スリット732が光学センサ75を通過する事象の発生を、キャプチャ値Cの減少を検知することによって検知し、原点位置X0を設定する機能F2を有した構成にされる。具体的に、本実施例の演算部93は、図7に示す検出設定処理に代えて、図10に示す検出設定処理を定期的に繰返し実行することにより、機能F2,F3を実現する構成にされる。
この処理を開始すると、演算部93は、時間カウント値をインクリメントする(S500)。その後、マスク処理部91から入力されるA相エンコーダ信号にロウからハイへの変化があったかを判断し(S510)、変化がない場合には(S510でNo)、検出設定処理を終了する。
これに対し、上記変化があった場合には(S510でYes)、キャプチャ値CをS500でインクリメントした時間カウント値に更新した後、時間カウント値をゼロにリセットする(S520)。ここで時間カウント値がゼロにリセットされ、その後定期的にS500で時間カウント値がインクリメントされることで、S500では、A相エンコーダ信号の立上りエッジの発生時間間隔が計測される。
その後、演算部93は、原点検出指示が入力されているかを判断し(S530)、原点検出指示が入力されていない場合には(S530でNo)、検出設定処理を終了する。原点検出指示が入力されている場合(S530でYes)、演算部93は、原点検出済フラグがオンに設定されているかを判断する(S540)。そして、原点検出済フラグがオフに設定されていると判断した場合には(S540でNo)、S550に移行する。原点検出済フラグは、原点検出指示の入力時にオフに設定され、S570でオンに設定される。
S550において、演算部93は、キャプチャ値Cが標準値C0の2/3倍であるかを判断する。標準値C0は、S110で開始されるPFモータ61の駆動によって実現される搬送ローラ31及びスケール71の定速回転時の当該回転速度に対応する。即ち、標準値C0は、この回転速度でスケール71が回転し第一スリット731が光学センサ75を通過しているときに得られるキャプチャ値Cである。
キャプチャ値Cが値(2/3)・C0を示すのは、図5に示すように、第二スリット732が光学センサ75への通過を開始するときである。S550における上記判断の目的は、第二スリット732が光学センサ75を通過する事象の発生を検知することにある。従って、S550では、搬送ローラ31の微小な速度変動に起因したキャプチャ値Cの変動の影響を排除するために、キャプチャ値Cが標準値C0の2/3倍を中心とした所定範囲にあるかを判断することができる。即ち、S550では、キャプチャ値Cが厳密に標準値C0の2/3倍であることを判断する必要はない。
演算部93は、キャプチャ値Cが標準値C0の2/3倍ではない場合(S550でNo)、当該検出設定処理を終了する。一方、キャプチャ値Cが標準値C0の2/3倍である場合(S550でYes)、原点位置X0を原点記憶レジスタ95に設定する。原点位置X0は、機能F1により更新されたポジション値Xを1加算した位置X0=X+1である。この設定により、演算部93は、ポジション値Xに対してスケール71及び搬送ローラ31の原点を設定する(S560)。S560での処理後、演算部93は、原点検出済フラグをオンに設定し(S570)、当該検出設定処理を終了する。
この他、S540において肯定判断すると、演算部93は、キャプチャ値Cが標準値C0の1/3倍であるかを判断する(S580)。キャプチャ値Cが値(1/3)・C0を示すときは、第二スリット732による光学センサ75の通過プロセスが後期にあるときである。つまりキャプチャ値Cが値(1/3)・C0を示すときは、機能F1によるポジション値Xの減算方向への進行が直後に終わるときである。
従って、キャプチャ値Cが標準値C0の1/3倍である場合(S580でYes)、演算部93は、第一実施例のS290と同様に、ポジション値Xを8加算した値に更新する(S590)。図5に示すように、キャプチャ値Cが値(1/3)・C0に切り替わった直後には、ポジション値Xの減算方向への進行が終わっていないが、進行が終わる前に、ポジション値Xを8加算した値に更新することができる。但し、進行が終わった時点でポジション値Xを8加算した値に更新してもよい。
S590での処理を終えると、演算部93は、モータ制御部99に対して検出設定処理の完了通知を入力した後(S600)、当該検出設定処理を終了する。この他、演算部93は、キャプチャ値Cが標準値C0の1/3倍ではない場合(S580でNo)、S590,S600を実行せずに、当該検出設定処理を終了する。
以上、第二実施例の画像形成システム1について説明したが、本実施例も第一実施例と同様の効果を奏することができる。
[他の実施形態]
本発明は、上記実施例に限定されるものではなく、種々の態様を採ることができる。本発明は、画像形成システムの他に、ADF(オートドキュメントフィーダ)型の画像読取システムに適用されてもよい。この場合には、読取対象の原稿の高精度な搬送を実現することができる。この他、本発明は、様々なシートの搬送システムに適用することができる。更に言えば、本発明は、モータによって被駆動体を駆動する種々のシステムに適用することができる。
また、上記実施例では、搬送ローラ31及びスケール71を正回転方向に回転して、原点位置X0を設定したが、原点位置X0の設定は、搬送ローラ31及びスケール71を負回転方向に回転して実現されてもよい。この場合には、ポジション値Xが増加する事象の発生を検知し、この事象の発生を契機に、上記実施例と同様の思想に基づいて、原点位置X0を設定することができる。第一実施例のS110においてPFモータ61を負回転させた場合には、図5に示すポジション値Xの軌跡が上下反転したような軌跡を示す。従って、S260,S290においては加算処理に代えて減算処理を実行すればよい。
また、上記実施例では、原点位置X0がポジション値Xに1を加算した値に設定されたが、原点位置X0は、ポジション値Xに設定されてもよいし、ポジション値Xに他の固定値を加減算した値に設定されてもよい。
また、上記実施例としては、画像形成システム1の電源投入時に、原点位置X0を設定する例を説明したが、原点位置X0の設定は、その他のタイミングで実行されてもよい。
[対応関係]
最後に、用語間の対応関係について説明する。搬送ローラ31は、被駆動体の一例に対応し、第一スリット731及び第二スリット732は、夫々、第一目盛要素及び第二目盛要素の一例に対応する。また、演算部93が有する機能F1(S210,S220)は、計数ユニットにより実現される機能の一例に対応する。また、モータ制御部99が有する機能及び演算部93が有する機能F2(S230〜S300,S530〜S600)は、制御ユニットによって実現される機能の一例に対応する。
また、エッジ検出回路80及びマスク処理部91は、信号処理ユニットの一例に対応する。また、ポジション値XがインクリメントされるA相エンコーダ信号及びB相エンコーダ信号のハイ/ロウのパターンが、第一条件を満足するパターンの一例に対応し、ポジション値XがデクリメントされるA相エンコーダ信号及びB相エンコーダ信号のハイ/ロウのパターンが、第二条件を満足するパターンの一例に対応する。また、演算部93が有する機能F3(S500〜S520)は、計時ユニットにより実現される機能の一例に対応する。
1…画像形成システム、5…外部装置、10…インクジェットヘッド、20…キャリッジ搬送機構、21…キャリッジ、30…搬送機構、31…搬送ローラ、32,36…従動ローラ、35…排紙ローラ、38…接続機構、39…プラテン、40…メインユニット、41…CPU、43…ROM、45…RAM、49…通信インタフェース、50…給紙部、60…用紙搬送部、61…モータ、65…モータ駆動回路、70…ロータリエンコーダ、71…スケール、73…スリット列、75…光学センサ、75A…A相センサ、75B…B相センサ、80…エッジ検出回路、80A…A相エッジ検出部、80B…B相エッジ検出部、90…コントローラ、91…マスク処理部、91A…A相マスク処理部、91B…B相マスク処理部、93…演算部、95…原点記憶レジスタ、99…モータ制御部、100…記録部、731…第一スリット、732…第二スリット、F1,F2,F3…機能、Q…用紙。

Claims (10)

  1. モータと
    前記モータによって駆動される被駆動体と、
    一列に等間隔に配列された第一目盛要素、及び、隣接する一組の前記第一目盛要素の間に配置された第二目盛要素を有するエンコーダスケール、並びに、センサを備え、前記エンコーダスケールと前記センサとの間の相対位置が前記被駆動体の変位に応じて変化し、前記第一目盛要素及び前記第二目盛要素が前記センサを通過する事象の発生に応じたパルス信号を前記センサが出力するエンコーダと、
    前記エンコーダからの前記パルス信号に基づき、パルスエッジの発生毎に、前記被駆動体の位置を表す位置カウント値を更新する計数ユニットと、
    前記モータを制御する制御ユニットと、
    を備え、
    前記制御ユニットは、前記モータを回転させる一方、前記位置カウント値の変化に基づき、前記第二目盛要素が前記センサを通過する事象の発生を検知し、この事象の発生を検知したことを条件に、前記位置カウント値に対して前記被駆動体の原点を設定する原点設定処理を実行し、
    前記エンコーダは、前記センサとして、前記第一目盛要素の配列方向に離れて配置されたA相センサ及びB相センサを備え、前記A相センサ及び前記B相センサから前記パルス信号として位相が異なるA相信号及びB相信号を出力し、
    前記A相信号及び前記B相信号は、前記第二目盛要素が存在しない前記第一目盛要素間の領域が前記センサを正方向に通過するときには、オン/オフのパターンが第一条件を満足し、同領域が前記センサを負方向に通過するときには、前記パターンが前記第一条件とは異なる第二条件を満足し、前記第二目盛要素が存在する前記第一目盛要素間の領域が前記センサを前記正方向に通過するときには、前記パターンが前記第二条件を満足し、同領域が前記センサを前記負方向に通過するときには、前記パターンが前記第一条件を満足するように、出力され、
    前記計数ユニットは、前記パルス信号として入力される前記A相信号及び前記B相信号のパルスエッジの発生時に、前記パターンが前記第一条件を満足するときには、前記位置カウント値を加算し、前記第二条件を満足するときには、前記位置カウント値を減算するようにして、前記位置カウント値を更新し、
    前記原点設定処理では、前記モータを一方向に回転させて前記エンコーダスケールと前記センサとの間の相対移動を前記正方向及び前記負方向の内の一方に保持した状態で得られる前記位置カウント値に基づき、前記位置カウント値の進行方向が逆転する事象が検知されたことを条件に、前記原点を設定すること
    を特徴とする制御システム。
  2. 前記原点設定処理では、前記進行方向が逆転する事象が検知した時点での前記位置カウント値に基づき、前記原点を、この位置カウント値又は当該位置カウント値に固定値を加減算した値に設定すること
    を特徴とする請求項記載の制御システム。
  3. 前記原点が設定された後には、前記エンコーダから入力される前記パルス信号から前記第二目盛要素に対応する成分を除去した信号を前記計数ユニットに伝送する一方、前記原点が設定される前には、前記エンコーダから入力される前記パルス信号を前記成分を除去せずに前記計数ユニットに伝送する信号処理ユニット
    を備え、
    前記計数ユニットは、前記信号処理ユニットからの伝送信号に基づき、前記位置カウント値を更新し、
    前記制御ユニットは、前記原点設定処理の実行後、前記位置カウント値に基づいた前記モータの制御により、前記被駆動体の変位を制御する駆動制御処理を実行すること
    を特徴とする請求項又は請求項記載の制御システム。
  4. モータと
    前記モータによって駆動される被駆動体と、
    一列に等間隔に配列された第一目盛要素、及び、隣接する一組の前記第一目盛要素の間に配置された第二目盛要素を有するエンコーダスケール、並びに、センサを備え、前記エンコーダスケールと前記センサとの間の相対位置が前記被駆動体の変位に応じて変化し、前記第一目盛要素及び前記第二目盛要素が前記センサを通過する事象の発生に応じたパルス信号を前記センサが出力するエンコーダと、
    前記エンコーダからの前記パルス信号に基づき、パルスエッジの発生毎に、前記被駆動体の位置を表す位置カウント値を更新する計数ユニットと、
    前記エンコーダからの前記パルス信号に基づき、パルスエッジが発生する時間間隔を計測する計時ユニットと、
    前記モータを制御する制御ユニットと、
    を備え、
    前記制御ユニットは、前記モータを回転させる一方、前記計時ユニットにより計測された前記時間間隔の変化に基づき、前記第二目盛要素が前記センサを通過する事象の発生を検知し、この事象の発生を検知したことを条件に、前記位置カウント値に対して前記被駆動体の原点を設定する原点設定処理を実行し、
    前記原点設定処理では、前記エンコーダスケールと前記センサとの間の相対位置が一定速度で変化するように、前記モータを一定方向に定速回転させる制御を実行し、前記時間間隔が減少する事象の発生を検知することにより、前記第二目盛要素が前記センサを通過する事象の発生を検知すること
    を特徴とする制御システム。
  5. 前記原点設定処理では、前記時間間隔が減少する事象の発生を検知した時点での前記位置カウント値に基づき、前記原点を、この位置カウント値又は当該位置カウント値に固定値を加減算した値に設定すること
    を特徴とする請求項記載の制御システム。
  6. 前記エンコーダから入力される前記パルス信号から前記第二目盛要素に対応する成分を除去した信号を前記計数ユニットに伝送する信号処理ユニット
    を備え、
    前記計数ユニットは、前記信号処理ユニットからの伝送信号に基づき、前記位置カウント値を更新し、
    前記制御ユニットは、前記原点設定処理の実行後、前記位置カウント値に基づいた前記モータの制御により、前記被駆動体の変位を制御する駆動制御処理を実行すること
    を特徴とする請求項又は請求項記載の制御システム。
  7. 前記エンコーダスケールは、隣接する前記第一目盛要素間の間隙が前記第一目盛要素の横幅と同じとなるように前記第一目盛要素が等間隔に配列される一方、前記第二目盛要素が、前記第一目盛要素及び前記間隙の三分の一の横幅を有し且つその中心が互いに隣接する前記第一目盛要素間の中心に一致するように配置された構成にされていること
    を特徴とする請求項1〜請求項のいずれか一項記載の制御システム。
  8. モータと
    前記モータによって駆動される被駆動体と、
    一列に等間隔に配列された第一目盛要素、及び、隣接する一組の前記第一目盛要素の間に配置された第二目盛要素を有するエンコーダスケール、並びに、センサを備え、前記エンコーダスケールと前記センサとの間の相対位置が前記被駆動体の変位に応じて変化し、前記第一目盛要素及び前記第二目盛要素が前記センサを通過する事象の発生に応じたパルス信号を前記センサが出力するエンコーダと、
    前記エンコーダからの前記パルス信号に基づき、パルスエッジの発生毎に、前記被駆動体の位置を表す位置カウント値を更新する計数ユニットと、
    前記モータを制御する制御ユニットと、
    を備え、
    前記制御ユニットは、前記モータを回転させる一方、前記位置カウント値の変化に基づき、前記第二目盛要素が前記センサを通過する事象の発生を検知し、この事象の発生を検知したことを条件に、前記位置カウント値に対して前記被駆動体の原点を設定する原点設定処理を実行し、
    前記エンコーダスケールは、隣接する前記第一目盛要素間の間隙が前記第一目盛要素の横幅と同じとなるように前記第一目盛要素が等間隔に配列される一方、前記第二目盛要素が、前記第一目盛要素及び前記間隙の三分の一の横幅を有し且つその中心が互いに隣接する前記第一目盛要素間の中心に一致するように配置された構成にされていること
    を特徴とする制御システム。
  9. モータと
    前記モータによって駆動される被駆動体と、
    一列に等間隔に配列された第一目盛要素、及び、隣接する一組の前記第一目盛要素の間に配置された第二目盛要素を有するエンコーダスケール、並びに、センサを備え、前記エンコーダスケールと前記センサとの間の相対位置が前記被駆動体の変位に応じて変化し、前記第一目盛要素及び前記第二目盛要素が前記センサを通過する事象の発生に応じたパルス信号を前記センサが出力するエンコーダと、
    前記エンコーダからの前記パルス信号に基づき、パルスエッジの発生毎に、前記被駆動体の位置を表す位置カウント値を更新する計数ユニットと、
    前記エンコーダからの前記パルス信号に基づき、パルスエッジが発生する時間間隔を計測する計時ユニットと、
    前記モータを制御する制御ユニットと、
    を備え、
    前記制御ユニットは、前記モータを回転させる一方、前記計時ユニットにより計測された前記時間間隔の変化に基づき、前記第二目盛要素が前記センサを通過する事象の発生を検知し、この事象の発生を検知したことを条件に、前記位置カウント値に対して前記被駆動体の原点を設定する原点設定処理を実行し、
    前記エンコーダスケールは、隣接する前記第一目盛要素間の間隙が前記第一目盛要素の横幅と同じとなるように前記第一目盛要素が等間隔に配列される一方、前記第二目盛要素が、前記第一目盛要素及び前記間隙の三分の一の横幅を有し且つその中心が互いに隣接する前記第一目盛要素間の中心に一致するように配置された構成にされていること
    を特徴とする制御システム。
  10. 前記被駆動体は、シートを搬送する機構に設けられたローラであって、前記モータによって回転駆動されて前記シートを回転軸とは直交する方向に搬送するローラであり、
    前記制御ユニットは、前記位置カウント値に基づいた前記モータの制御により前記変位としての前記ローラの回転を制御し、これによって前記ローラによって搬送される前記シートの搬送量を制御すること
    を特徴とする請求項1〜請求項のいずれか一項記載の制御システム。
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