JP6507922B2 - 内燃機関のエアクリーナ - Google Patents
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Description
また、特許文献2に記載の内燃機関の場合、迂回通路の途中に設けられたタンクの内部に吸着材を設ける必要がある。そのため、吸気システム全体の体格が増大するといった問題や、タンクを複数の部品からなる分割構造としなければならず、部品点数の増大や組み付け性の悪化といった問題が生じる。
以下、図1〜図2、図4を参照して、第1実施形態について説明する。
図1に示すように、内燃機関の吸気システムは、吸気上流側から順に、エアクリーナ11、接続ダクト12、スロットルバルブ14を有するスロットルボディ13、及び吸気ダクト15を備えており、これらによって燃焼室に吸気を供給するための吸気通路10の一部が構成される。
上壁34における第2壁部332よりも第1壁部331に近い部位には、第2ハウジング30の内外を連通する筒状の連通部36が外側に向けて突設されている。
吸着シート50は周知の構成であり、例えば活性炭などの粒状の吸着材51がほぼ均一な分布でシート基材52に保持された保持シート53と、保持シート53を上下から被覆する一対の被覆シート54とから構成されている。保持シート53のシート基材52及び一対の被覆シート54は、例えば不織布により形成されている。そして、吸着シート50の外周縁には、一対の被覆シート54の外周縁部を接着することによりフランジ部55が形成されている。このフランジ部55には、複数の上記ピン38にそれぞれ対応した複数の取付孔56が形成されている。
第1ハウジング20と第2ハウジング30との間には、吸気に含まれるダストを捕捉するフィルタエレメント40が設けられている。フィルタエレメント40は、襞折りされた平面視四角形状の濾材41を有しており、同濾材41の外周には、シール材42が全周にわたって設けられている。このシール材42が第1ハウジング20のフランジ22と第2ハウジング30のフランジ32とによって挟持されることによって第1ハウジング20と第2ハウジング30との間がシールされる。
図2に矢印にて示すように、機関運転が停止されると、燃焼室などに残留している燃料の一部は気化して燃料蒸気となり、吸気通路10内を吸気上流側に向けて移動する。このとき、内燃機関を制御する制御装置からの指令に基づいてスロットルバルブ14が閉弁状態とされる。このため、燃料蒸気は、スロットルバルブ14を通じて吸気上流側に移動することができず、同図に矢印にて示すように、分岐部151から迂回通路17を経て、エアクリーナ11の第2ハウジング30の上壁34に設けられた連通部36を通じて第2ハウジング30の内部に流入する。ここで、吸着シート50が連通部36から離間して設けられているため、燃料蒸気は拡散しつつ吸着シート50に吸着される。
(1)第2ハウジング30に、第2ハウジング30の内外を連通するとともに第2ハウジング30と吸気通路10のスロットルバルブ14の下流側とを連通する迂回通路17の一端を構成する連通部36を形成するようにした。また、第2ハウジング30の内部に、連通部36に対向するとともにアウトレット35に連なる空間S1と連通部36に連なる空間S2とを仕切るシートであって内燃機関の燃料蒸気を吸着可能な吸着シート50を設けるようにした。
また上記構成によれば、エアクリーナ11を構成する第2ハウジング30の内部に吸着シート50が設けられることから、迂回通路17の途中に吸着シートを収容するタンクなどを別途設ける構成とは異なり、吸気システム全体の体格の増大や部品点数の増加を回避することができる。
(2)連通部36を、上壁34における第2壁部332よりも第1壁部331に近い部位に形成するようにした。
(3)吸着シート50を連通部36から離間して設けたことから、連通部36から第2ハウジング30の内部に流入した燃料蒸気を拡散させつつ吸着シート50に吸着させることができる。このため、吸着シート50のうち燃料蒸気が吸着される面積を大きくすることができる。したがって、より多くの燃料蒸気を吸着することができる。
以下、図3を参照して、第2実施形態について、第1実施形態との相違点を中心に説明する。
図3に矢印にて示すように、連通部36から第2ハウジング30の内部に流入した燃料蒸気は拡散することとなるが、燃料蒸気は空気よりも重いために自重により吸着シート50の傾斜に沿って第1壁部331に向けて移動する。このため、吸着シート50のうち連通部36に近い部位に多くの燃料が吸着されることとなる。そして、内燃機関が始動されると、連通部36に向けて流れる吸気によって、吸着シート50の多くの燃料が吸着されている部位から燃料が持ち去られる。
(4)吸着シート50を、同吸着シート50における連通部36に近い部位が同連通部36から遠い部位よりも鉛直方向下方に位置するように傾斜させて配置した。このため、上記作用を奏することによって、吸着シート50に吸着されている燃料を効率よく除去することができる。
なお、上記実施形態は、例えば以下のように変更することもできる。
・上記各実施形態のように第2ハウジング30の側壁33と吸着シート50との間に全周にわたって隙間を設けないようにすることが、燃料蒸気の大気への放出を抑制する上で好ましい。しかしながら、本発明における吸着シートの配置態様はこれに限定されるものではなく、第2ハウジング30の側壁33と吸着シートとの間に部分的に隙間を形成することもできる。
・例えば第1壁部331におけるアウトレット35よりも上側に連通部を形成するようにしてもよい。この場合であっても、アウトレット35に連なる空間と連通部に連なる空間とを仕切るように吸着シートを設ければよい。
Claims (4)
- インレットを有する第1ハウジング、アウトレットを有する第2ハウジング、及び前記第1ハウジングと前記第2ハウジングとの間に設けられたフィルタエレメントを備えた内燃機関のエアクリーナにおいて、
前記第2ハウジングには、同第2ハウジングの内外を連通するとともに前記第2ハウジングと吸気通路のスロットルバルブの下流側とを連通する迂回通路の少なくとも一端を構成する連通部が形成され、
前記第2ハウジングは、前記アウトレットが形成された第1壁部及び同第1壁部に対向する第2壁部を含む側壁と、同第2ハウジングの下部開口に対向する上壁とを備え、
前記連通部は、前記上壁における前記第2壁部よりも前記第1壁部に近い部位に形成され、
前記第2ハウジングの内部には、前記連通部に対向するとともに前記アウトレットに連なる空間と前記連通部とを仕切るシートであって内燃機関の燃料蒸気を吸着可能な吸着シートが設けられている、
内燃機関のエアクリーナ。 - インレットを有する第1ハウジング、アウトレットを有する第2ハウジング、及び前記第1ハウジングと前記第2ハウジングとの間に設けられたフィルタエレメントを備えた内燃機関のエアクリーナにおいて、
前記第2ハウジングには、同第2ハウジングの内外を連通するとともに前記第2ハウジングと吸気通路のスロットルバルブの下流側とを連通する迂回通路の少なくとも一端を構成する連通部が形成され、
前記第2ハウジングは、前記アウトレットが形成された第1壁部及び同第1壁部に対向する第2壁部を含む側壁と、同第2ハウジングの下部開口に対向する上壁とを備え、
前記連通部は、前記第1壁部に形成され、
前記第2ハウジングの内部には、前記連通部に対向するとともに前記アウトレットに連なる空間と前記連通部とを仕切るシートであって内燃機関の燃料蒸気を吸着可能な吸着シートが設けられている、
内燃機関のエアクリーナ。 - 前記吸着シートは前記連通部から離間して設けられている、
請求項1又は請求項2に記載の内燃機関のエアクリーナ。 - 前記吸着シートは、同吸着シートにおける前記連通部に近い部位が同連通部から遠い部位よりも鉛直方向下方に位置するように傾斜する部位を有している、
請求項3に記載の内燃機関のエアクリーナ。
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