JP6362966B2 - 内燃機関のエアクリーナ - Google Patents

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本発明は、蒸発燃料を吸着する吸着シートを備えた内燃機関のエアクリーナに関する。
この種のエアクリーナとしては、例えば特許文献1に記載のものがある。特許文献1に記載のエアクリーナは、インレットを有するケースと、アウトレットを有するキャップと、ケースとキャップとの間に設けられてダストを捕捉するフィルタエレメントと、キャップ内に設けられて蒸発燃料を吸着する吸着シートと、を備えている。特許文献1に記載のエアクリーナにおいては、吸着シートがキャップ内の流路断面の全体にわたって形成されている。
内燃機関の運転が停止されると、燃焼室などに存在する蒸発燃料が吸気通路を通じて上流側に移動し、アウトレットを通じてキャップ内に流入することがあるが、特許文献1に記載のエアクリーナによれば、吸着シートによって蒸発燃料が吸着されることで、蒸発燃料が大気へ放出されることを抑制することができる。
また、エアクリーナにおいては、吸気騒音の低減などの目的から、アウトレットをキャップ内に突出させたものがある。
特開2003―42017号公報
ところで、アウトレットをキャップ内に突出させたエアクリーナにおいては、その突出部を通じて蒸発燃料がキャップ内に流入し、自重によって同突出部の下方に位置する吸着フィルタへ移動する。そのため、例えば図6に示すエアクリーナ310のように、キャップ330内の流路断面の全体にわたって吸着シート350を設けた場合、蒸発燃料の大部分は、吸着シート350のうち突出部333の先端の下方に位置する部位355に吸着されることとなる。また、突出部333の周壁334の直下であって同周壁334に対向する部位356に吸着される蒸発燃料はほとんどない。従って、吸着シート350を効果的に活用する上では、なお、改善の余地を残すものとなっている。
本発明の目的は、アウトレットにおけるキャップ内に突出する突出部の周壁に対向して吸着シートが配置されている場合において、同周壁に対向する吸着シートに蒸発燃料を効果的に吸着させることができる内燃機関のエアクリーナを提供することにある。
上記目的を達成するための内燃機関のエアクリーナは、インレットを有するケースと、アウトレットを有するキャップと、前記ケースと前記キャップとの間に設けられてダストを捕捉するフィルタエレメントと、前記キャップ内に設けられて蒸発燃料を吸着する吸着シートと、を備えている。アウトレットは前記キャップ内に突出する突出部を有し、前記吸着シートは前記突出部の周壁に対向して配置され、前記突出部の前記周壁には蒸発燃料を通過させる通気孔が形成されている。
同構成によれば、突出部内の蒸発燃料が通気孔を通じて突出部の周壁を通過し、吸着シートに向けて移動するようになる。このため、突出部の周壁に対向する吸着シートに蒸発燃料が吸着されやすくなる。
本発明によれば、アウトレットにおけるキャップ内に突出する突出部の周壁に対向して吸着シートが配置されている場合において、同周壁に対向する吸着シートに蒸発燃料を効果的に吸着させることができる。
一実施形態に係る内燃機関のエアクリーナの断面図。 図1の2−2線に沿った断面図。 図1の3−3線に沿った部分断面図。 変形例に係る内燃機関のエアクリーナのアウトレットを中心とした断面図。 他の変形例に係る内燃機関のエアクリーナの断面図。 従来の内燃機関のエアクリーナの断面図。
以下、図1〜図3を参照して、内燃機関のエアクリーナの一実施形態について説明する。なお、以降において、エア流れ方向の上流側及び下流側を単に上流側及び下流側と略称する。
図1に示すように、エアクリーナ10は、上部開口を有するケース20と、下部開口を有するキャップ30とを備えている。ケース20及びキャップ30は共に硬質の合成樹脂材料によって形成されている。
ケース20の側壁には、筒状のインレット22が外側に向けて突設されている。ケース20の上部開口の周縁には、フランジ21が全周にわたって設けられている。
図2に示すように、キャップ30は平面視四角形状をなしている。図1及び図2に示すように、キャップ30の側壁には、筒状のアウトレット32が同側壁の外側及び内側に向けて突設されている。アウトレット32は、インレット22が形成されたケース20の側壁とは同じ側に位置するキャップ30の側壁に形成されている。また、図2に示すように、アウトレット32は、キャップ30の周方向においてインレット22と互いに離間している。なお、アウトレット32におけるキャップ30内に突出する部位を突出部33と称する。また、キャップ30の下部開口の周縁には、フランジ31が設けられている。
図1〜図3に示すように、突出部33の周壁34の鉛直方向下部には、複数の通気孔35が形成されている。通気孔35は突出部33の軸線方向及び周方向に沿って並設されている。また、図3に示すように、全ての通気孔35が上下方向に沿って延びている。
図1に示すように、ケース20とキャップ30との間には、ダストを捕捉するフィルタエレメント40が設けられている。フィルタエレメント40は、襞折りされた平面視四角形状の濾材41を有しており、濾材41の外周には、シール部材42が全周にわたって設けられている。
図1及び図2に示すように、キャップ30内には、蒸発燃料を吸着する吸着シート50が設けられている。吸着シート50は、突出部33の周壁34とフィルタエレメント40の濾材41との間に位置しており、吸着シート50の一部は、突出部33の周壁34に対向して配置されている。詳しくは、図2に示すように、キャップ30内の流路断面を、キャップ30の側壁の4辺のうちアウトレット32が設けられた辺全体を含む長方形の領域と、残りの長方形の領域とに分割したとき、吸着シート50は、前者の長方形の領域に設けられている。
図1に示すように、吸着シート50は、活性炭からなる吸着材53をポリプロピレンなどの合成樹脂材料からなるネットによって挟み込むことにより形成された矩形板状をなす吸着部52を有している。吸着部52の外周縁には全周にわたって外枠51が設けられている。キャップ30の側壁に形成された台座38から下方に延びるピン39に、外枠51に形成された図示しない孔を外挿し、各ピン39を熱カシメすることにより、キャップ30に対して吸着シート50が固設されている。
次に、本実施形態の作用について説明する。
エアクリーナ10においては、吸着シート50がキャップ30内の流路断面の一部に設けられており、同流路断面において主にエアが流れる部分には吸着シート50が存在しない。このため、内燃機関の運転時において、吸着シート50に起因してエアクリーナ10内の通気抵抗が増大することが抑制される。なお、図1において、エアの主な流れを実線の矢印にて示している。
一方、内燃機関の運転が停止されると、燃焼室などに存在する蒸発燃料が吸気通路を通じて上流側に移動し、アウトレット32を通じてキャップ30内に流入することがある。このとき、図1に二点鎖線にて示すように、突出部33内の蒸発燃料の一部が通気孔35を通じて突出部33の周壁34を通過し、吸着シート50に向けて移動するようになる。このため、吸着シート50に蒸発燃料が吸着されやすくなる。
以上説明した本実施形態に係る内燃機関のエアクリーナによれば、以下に示す効果が得られるようになる。
(1)アウトレット32はキャップ30内に突出する突出部33を有し、吸着シート50は突出部33の周壁に対向して配置され、突出部33の周壁には蒸発燃料を通過させる複数の通気孔35が形成されている。
こうした構成によれば、突出部33内の蒸発燃料が通気孔35を通じて突出部33の周壁34を通過し、吸着シート50に向けて移動するようになるため、吸着シート50に蒸発燃料が吸着されやすくなる。従って、吸着シート50に蒸発燃料を効果的に吸着させることができる。
(2)吸着シート50はキャップ30の流路断面の一部に設けられている。こうした構成によれば、キャップ30の流路断面において主にエアが流れる部分には吸着シート50が存在しないため、吸着シート50によってエアクリーナ10内の通気抵抗が増大することを抑制することができる。
(3)通気孔35の全てが同一の方向に沿って延びている。こうした構成によれば、通気孔35を成形する型の抜き方向が一方向で済むため、通気孔35を容易に形成することができる。
なお、上記実施形態は、例えば以下のように変更することもできる。
・図4に示す突出部133のように、通気孔135の径をエア流れ方向の下流側ほど大きくすることもできる。この場合、内燃機関の運転停止時において、エア流れ方向の上流側に向けて移動する蒸発燃料がより早い段階において通気孔135を通過しやすくなる。このため、蒸発燃料のうち吸着シート50に吸着されることなく、突出部133の先端開口を通じてフィルタエレメント40に向けて移動するものを低減することができる。一方、エア流れ方向の上流側、すなわち突出部133の先端側ほど通気孔135の径が小さくされているため、内燃機関の運転時において、突出部133に流入した直後のエアの流れが通気孔135によって乱されることを抑制することができる。
・各通気孔を突出部33の軸線方向や周方向に沿って延びる長孔状に形成することもできる。
・突出部33の周壁34に対向する部分のみに吸着シートを設けるようにしてもよい。
・図5に示すエアクリーナ210のように、キャップ230内の流路断面の全体にわたって吸着シート250を設けることもできる。この場合であっても、吸着シート250における突出部233の周壁234に対向する部位256に蒸発燃料を効果的に吸着させることができる。
10,210…エアクリーナ、20…ケース、21…フランジ、22…インレット、30,130,230…キャップ、31,231…フランジ、32,132,232…アウトレット、33,133,233…突出部、34,134,234…周壁、35,135,235…通気孔、38…台座、39,239…ピン、40…フィルタエレメント、41…濾材、42…シール部材、50,250…吸着シート、51,251…外枠、52,252…吸着部、53,253…吸着材。

Claims (3)

  1. インレットを有するケースと、アウトレットを有するキャップと、前記ケースと前記キャップとの間に設けられてダストを捕捉するフィルタエレメントと、前記キャップ内に設けられて蒸発燃料を吸着する吸着シートと、を備えた内燃機関のエアクリーナにおいて、
    前記アウトレットは前記キャップ内に突出する突出部を有し、
    前記吸着シートは前記突出部の周壁に対向して配置され、
    前記突出部の前記周壁には蒸発燃料を通過させる通気孔が形成され、
    前記通気孔はエア流れ方向に沿って複数形成され、
    前記通気孔の径はエア流れ方向の下流側ほど大きくされている、
    内燃機関のエアクリーナ。
  2. 前記吸着シートは前記キャップ内の流路断面の一部に設けられている、
    請求項1に記載の内燃機関のエアクリーナ。
  3. 前記通気孔は複数設けられており、
    全ての前記通気孔が同一の方向に沿って延びている、
    請求項1又は請求項2に記載の内燃機関のエアクリーナ。
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