JP6507882B2 - ネットワークシステム、及び、ネットワークシステムの制御方法 - Google Patents
ネットワークシステム、及び、ネットワークシステムの制御方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6507882B2 JP6507882B2 JP2015128468A JP2015128468A JP6507882B2 JP 6507882 B2 JP6507882 B2 JP 6507882B2 JP 2015128468 A JP2015128468 A JP 2015128468A JP 2015128468 A JP2015128468 A JP 2015128468A JP 6507882 B2 JP6507882 B2 JP 6507882B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- data
- information
- pos
- update
- unit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06Q—INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- G06Q20/00—Payment architectures, schemes or protocols
- G06Q20/08—Payment architectures
- G06Q20/20—Point-of-sale [POS] network systems
- G06Q20/202—Interconnection or interaction of plural electronic cash registers [ECR] or to host computer, e.g. network details, transfer of information from host to ECR or from ECR to ECR
-
- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06F—ELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
- G06F16/00—Information retrieval; Database structures therefor; File system structures therefor
- G06F16/20—Information retrieval; Database structures therefor; File system structures therefor of structured data, e.g. relational data
- G06F16/27—Replication, distribution or synchronisation of data between databases or within a distributed database system; Distributed database system architectures therefor
- G06F16/273—Asynchronous replication or reconciliation
-
- G—PHYSICS
- G07—CHECKING-DEVICES
- G07G—REGISTERING THE RECEIPT OF CASH, VALUABLES, OR TOKENS
- G07G1/00—Cash registers
- G07G1/12—Cash registers electronically operated
- G07G1/14—Systems including one or more distant stations co-operating with a central processing unit
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L67/00—Network arrangements or protocols for supporting network services or applications
- H04L67/01—Protocols
- H04L67/10—Protocols in which an application is distributed across nodes in the network
- H04L67/1095—Replication or mirroring of data, e.g. scheduling or transport for data synchronisation between network nodes
Description
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、複数のサーバーを備えるシステムについて、サーバー間でデータの同期に際し、効率的な処理を行えるようにすることを目的とする。
本発明の構成によれば、複数のサーバーを備えるシステムについて、サーバー間でデータの同期に際し、効率的な処理を行えるようにすることを目的とする。
本発明の構成によれば、管理サーバー側データに含まれる1のPOSシステムに関する情報に更新があった場合に、対応する1のPOSサーバーの対応するPOSサーバー側データと、管理サーバー側データとの間で同期をとることができる。
本発明の構成によれば、効率のよい処理により、POS端末に関する情報を有する管理サーバー側データと、POSサーバー側データとの間で同期を取ることができる。
本発明の構成によれば、効率のよい処理により、店舗に関する情報を有する管理サーバー側データと、POSサーバー側データとの間で同期を取ることができる。
本発明の構成によれば、複数のサーバーを備えるシステムについて、サーバー間でデータの同期に際し、効率的な処理を行えるようにすることを目的とする。
本発明の構成によれば、管理サーバー側データに含まれる1のPOSシステムに関する情報に更新があった場合に、対応する1のPOSサーバーの対応するPOSサーバー側データと、管理サーバー側データとの間で同期をとることができる。
図1に示すように、ネットワークシステム1は、複数の店舗管理システム10(図1では、2台の第1店舗管理システム101、及び、第2店舗管理システム102)を備える。
本実施形態では、店舗は、商品を販売する施設であるものとする。ただし、店舗は、商品を販売する施設に限らず、飲食物や、所定のサービスを提供する施設等、会計が行われる施設であればよい。また、本実施形態では、店舗管理システム10を利用する主体は企業であるものとする。ただし、店舗管理システム10を利用する主体は企業に限らない。
店舗システム11が適用される店舗には、顧客が会計を行なうレジカウンターLが設けられる。各レジカウンターLには、会計に応じてレシートを発行可能なPOS端末13(制御装置)、又は、印刷装置14(外部機器)が設けられる。POS端末13、及び、印刷装置14により発行されたレシートは、レジ担当者によって顧客に引き渡される。
POS端末13、及び、印刷装置14の構成、機能、及び、機能に基づく処理については後述する。
POS端末13、及び、印刷装置14は、LANに係る通信規格に従って、ローカルネットワークLNと接続する。POS端末13、及び、印刷装置14がローカルネットワークLNと接続する際に使用する通信規格は何でもよく、また、有線接続でも無線接続でもよい。
ローカルネットワークLNには、通信装置15が接続される。通信装置15は、ローカルネットワークLNと、グローバルネットワークGNとを接続するインターフェース装置である。通信装置15は、モデム(又は、ONU(Optical Network Unit))としての機能、ルーター機能、NAT(Network Address Translation)機能、及び、DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)サーバー機能等を有する。通信装置15は、ローカルネットワークLNに接続された機器と、グローバルネットワークGNに接続された機器との間で行われる通信に際し、機器間で送受信されるデータを転送する。なお、図1では、通信装置15を1つのブロックで表現するが、通信装置15は、機能に応じた複数の装置を有する構成でもよい。
POS端末13は、ローカルネットワークLNの通信装置15を介して、グローバルネットワークGNにアクセスし、グローバルネットワークGNと接続する機器と通信可能である。
印刷装置14は、グローバルネットワークGNにアクセスする機能を備えない。
後述するように、1のPOSユニット16において、当該1のPOSユニット16の1台のPOS端末13は、当該1のPOSユニット16の1又は複数の印刷装置14を制御する。
店舗管理サーバー12の構成、機能、及び、機能に基づく処理については、後述する。
メンテナンスサーバー17の構成、機能、及び、機能に基づく処理については、後述する。
図2に示すように、POS端末13は、制御装置制御部20と、制御装置印刷部21と、制御装置記憶部22と、制御装置通信部23(通信部)と、制御装置デバイス通信部24と、を備える。
処理制御部201は、POS端末13にインストールされたファームウェア、その他付随するプログラムに基づいて処理を実行する機能ブロックである。
クライアント機能部202は、POS端末13にインストールされたウェブブラウザー、その他付随するプログラムに基づいて処理を実行する機能ブロックである。
ログ収集部203、通信管理部204、及び、命令実行部205は、それぞれ、POS端末13にインストールされた対応する所定のソフトウェア、その他付随するプログラムに基づいて処理を実行する機能ブロックである。
制御装置印刷部21は、印刷ヘッド211による1ライン(搬送方向と交わる方向に延びる発熱素子の列)分のドットの形成、及び、搬送機構による1ライン分のロール紙の搬送を交互に繰り返し行って、画像の印刷を実行する。
制御装置印刷部21は、制御装置制御部20の制御で、搬送機構によりロール紙を搬送しつつ、印刷ヘッド211によりロール紙にレシートに係る画像を印刷し、カッター212により所定の位置でロール紙を切断して、レシートを発行する。
制御装置記憶部22は、SSD(solid state drive)を備えており、SSDのフラッシュメモリー(以下、単に「SSD」という。)に各種データを記憶可能である。
制御装置記憶部22は、生成間隔設定ファイル221、送信間隔設定ファイル222、及び、ログファイル223を記憶する。これらデータにいては後述する。
また、制御装置通信部23は、制御装置制御部20の制御で、ローカルネットワークLNの通信装置15を介してグローバルネットワークGNにアクセスし、グローバルネットワークGNに接続された機器と通信する。
カスタマーディスプレーCDは、液晶ディスプレー等の表示装置であり、制御装置制御部20の制御で、画像を表示する。カスタマーディスプレーCDに表示された情報は、レジカウンターLで会計を行う顧客が視認できる。
キャッシュドロアーKSは、現金を収容するトレイや、トレイをロックする機構、トレイを引き出す機構等を備え、制御装置制御部20の制御で、ロックを解除し、トレイを引き出す。
タッチパネルTPは、液晶表示パネルや有機ELパネル等の表示パネルと、当該表示装置に重ねて設けられ、ユーザー(レジ担当者を含む。)のタッチ操作を検出するタッチセンサーと、を有する。タッチパネルTPは、レジカウンターLにおいて、レジ担当者が視認可能であり、タッチ操作可能な位置に設けられる。タッチパネルTPは、制御装置制御部20の制御で、表示パネルに画像を表示する。制御装置制御部20のクライアント機能部202は、所定の手段で取得したHTMLファイルに基づいて、タッチパネルTPにウェブページを表示可能である。また、タッチパネルTPは、ユーザーのタッチ操作を検出した場合、タッチ操作された位置を示す信号を制御装置制御部20に出力する。制御装置制御部20は、タッチパネルTPからの入力に基づいて、ユーザーのタッチ操作に対応する処理を実行する。
図2に示すように、印刷装置14は、印刷装置制御部30と、印刷装置印刷部31と、印刷装置記憶部32と、印刷装置通信部33と、印刷装置デバイス通信部34と、を備える。
印刷装置印刷部31は、印刷装置14の筐体に収容されたロール紙を搬送する図示しない搬送機構のほか、印刷ヘッド、及び、カッターを備える。 印刷装置記憶部32は、EPROM等の不揮発性メモリーを備え、各種データを記憶する。
印刷装置通信部33は、印刷装置制御部30の制御で、ローカルネットワークLNにアクセスし、ローカルネットワークLNに接続された機器(POS端末13、及び、他の印刷装置14を含む。)と通信する。
印刷装置デバイス通信部34は、USBの規格に従ったポートや、USB以外のシリアル通信規格に従ったポート、その他通信規格に従ったポートを有するインターフェースボードを備える。印刷装置デバイス通信部34は、印刷装置制御部30の制御で、ポートに接続されたデバイスと通信する。なお、印刷装置デバイス通信部34が無線通信機能を備え、デバイスと無線通信する構成でもよい。図2の例では、印刷装置14に、デバイスとして、バーコードスキャナーBS、カスタマーディスプレーCD、キャッシュドロアーKS、及び、タッチパネルTPが接続される。
店舗管理サーバー制御部40は、会計関連処理実行部401と、店舗管理サーバー側データ管理部402と、を備える。
会計関連処理実行部401は、店舗管理サーバー12にインストールされたサーバーソフトウェアで動作する所定のウェブアプリケーション、その他付随するプログラムに基づいて処理を実行する機能ブロックである。
店舗管理サーバー側データ管理部402は、店舗管理サーバー12にインストールされた所定のプログラムに基づいて処理を実行する機能ブロックである。
店舗管理サーバー記憶部41は、商品マスター411を記憶する。商品マスター411は、店舗で販売される商品について、商品の商品コードと、商品の単価と、その他の商品に関する情報とを対応付けて記憶する。
店舗管理サーバー記憶部41は、会計情報管理データベース412を記憶する。会計情報管理データベース412については後述する。
店舗管理サーバー記憶部41は、店舗管理サーバー側店舗管理データ413(POSサーバー側データ)を記憶する。店舗管理サーバー側店舗管理データ413については後述する。
ログ受信部501、レスポンス応答部502、ログ情報記憶部503、及び、ログ情報表示部504は、それぞれ、メンテナンスサーバー17にインストールされたサーバーソフトウェアで動作する所定のウェブアプリケーション、その他付随するプログラムに基づいて処理を実行する機能ブロックである。
メンテナンスサーバー側データ管理部505は、メンテナンスサーバー17にインストールされた所定のプログラムに基づいて処理を実行する機能ブロックである。
メンテナンスサーバー記憶部51は、命令格納データベース511、契約管理データベース512、第1ステータス情報データベース513、第2ステータス情報データベース514、第1メンテナンスサーバー側店舗管理データ5151、第2メンテナンスサーバー側店舗管理データ5152、第1更新管理データベース5161、及び、第2更新管理データベース5162を記憶する。これらデータについては後述する。
メンテナンスサーバー17は、店舗管理システム10を利用する企業にかかわらず、企業との事前の契約に基づいて、店舗管理システム10の店舗システム11が備えるPOS端末13及び印刷装置14の状態を管理する。本実施形態では、企業K1、及び、企業K2が、メンテナンスサーバー17によるPOS端末13及び印刷装置14の状態の管理に関する契約を事前に締結しており、メンテナンスサーバー17は、第1店舗管理システム101の店舗システム11、及び、第2店舗管理システム102の店舗システム11のそれぞれについて、各店舗システム11が備えるPOS端末13及び印刷装置14の状態を統括的に管理する。
さらに、メンテナンスサーバー17は、店舗システム11のPOS端末13及び印刷装置14の保守を担当する者(以下、「保守担当者」という。)に対して、POS端末13及び印刷装置14の保守のために有益な情報を提供する。
以下、POS端末13及び印刷装置14の状態を管理する際のメンテナンスサーバー17の動作について説明する。
以下、まず、図3を用いて、メンテナンスサーバー17がPOS端末13及び印刷装置14の状態を管理するときの機能ブロック間で送受信されるデータの基本的な流れについて説明する。図3を用いた説明では、機能ブロックの処理の詳細、及び、機能ブロック間で送受信されるデータの内容の詳細については省略する。
リクエストデータD1は、ログデータD11、及び、処理結果通知データD12を含むデータである。
ログ収集部203は、生成したリクエストデータD1を、通信管理部204に出力する(図3の矢印Y1)。
通信管理部204が間隔をあけてメンテナンスサーバー17に送信するリクエストデータD1は、クライアントであるPOS端末13からサーバーであるメンテナンスサーバー17に送信するリクエストに相当する。メンテナンスサーバー17は、リクエストであるリクエストデータD1の受信に応答するレスポンスとして、POS端末13にデータを送信することが可能となる。
レスポンスデータD2は、後述するように、POS端末13に所定の処理を実行させる処理命令制御データD21(制御データ)、及び、所定の監視項目(後述)の状態がエラー警告状態(後述)又はエラー予兆状態(後述)であることを示すエラー警告/予兆通知データD22を含む。
レスポンス応答部502は、生成したレスポンスデータD2をPOS端末13に送信する(図3の矢印Y5)。
また、レスポンス応答部502は、リクエストデータD1を、ログ情報記憶部503に出力する(図3の矢印Y4)。
通信管理部204は、受信したレスポンスデータD2に含まれるエラー警告/予兆通知データD22を、ログ収集部203に出力する(図3の矢印Y6)。
また、通信管理部204は、受信したレスポンスデータD2に含まれる処理命令制御データD21を、命令実行部205に出力する(図3の矢印Y7)。
また、ログ収集部203は、命令実行部205から入力された処理結果データD3に基づいて、処理結果通知データD12を生成する。
図4は、POS端末13、及び、メンテナンスサーバー17の動作を示すフローチャートである。
図4(A)はPOS端末13のログ収集部203の動作を示し、(B)はPOS端末13の通信管理部204の動作を示し、(C)はPOS端末13の命令実行部205の動作を示し、(D)はメンテナンスサーバー17のログ受信部501の動作を示し、(E)はメンテナンスサーバー17のレスポンス応答部502の動作を示し、(F)はメンテナンスサーバー17のログ情報記憶部503の動作を示す。
生成間隔設定ファイル221は、リクエストデータD1を生成する間隔を示す情報が記録されたファイルである。ステップSA1において、ログ収集部203は、生成間隔設定ファイル221を参照し、前回、リクエストデータD1を生成した後、生成間隔設定ファイル221が示す間隔が経過した場合、リクエストデータD1を生成するタイミングが到来したと判別する。
処理結果通知データD12は、情報を階層化して記述可能なテキストデータ(例えば、XML(Extensible Markup Language)形式のデータ)であり、メンテナンスサーバー17にリクエストとして送信可能なデータである。
処理結果通知データD12の生成後、ログ収集部203は、所定の記憶領域から処理結果通知データD12の生成に用いた処理結果データD3を削除する。
後に明らかとなる通り、ログ収集部203は、前回、リクエストデータD1を生成した後、ステップSA1でリクエストデータD1を生成するタイミングが到来したと判別するまでに、命令実行部205から入力された処理結果データD3を所定の記憶領域に記憶する。
図5に示すように、ログ収集部203は、制御装置記憶部22が記憶するログファイル223を参照する(ステップSG1)。
ログファイル223は、複数の監視項目のそれぞれのログが記録されたファイルである。監視項目とは、状態を監視し、ログを取る対象とすることが事前に定められた項目のことである。本実施形態では、監視項目として、監視項目:通信エラー、監視項目:プリンターエラー、監視項目:RAM使用率、監視項目:CPU使用率、監視項目:CPU温度、監視項目:データ転送速度、監視項目:SSD使用実績値、監視項目:印刷ヘッド形成ライン累計数、監視項目:カッター使用累計数、監視項目:動作プロセス、及び、監視項目:接続デバイスが存在する。なお、本実施形態で説明する監視項目は一例であり、例示した監視項目に加えて、又は、例示した監視項目の少なくとも一部に代えて、他の監視項目が存在してもよい。
処理制御部201は、通信エラーが発生したか否か、及び、通信エラーが解消したか否かを監視し(監視項目:通信エラーの状態を監視し)、ログファイル223に監視項目:通信エラーのログを記録する。
処理制御部201は、プリンターエラーが発生したか否か、及び、プリンターエラーが解消したか否かを監視し(監視項目:プリンターエラーの状態を監視し)、ログファイル223に監視項目:プリンターエラーのログを記録する。
処理制御部201は、所定の手段により、所定の間隔でRAM使用率を取得し(監視項目:RAM使用率の状態を監視し)、ログファイル223に監視項目:RAM使用率のログを記録する。
処理制御部201は、所定の間隔でCPU使用率を取得し(監視項目:CPU使用率の状態を監視し)、ログファイル223に監視項目:CPU使用率のログを記録する。
処理制御部201は、所定の手段により所定の間隔でCPU温度を取得し(監視項目:CPU温度の状態を監視し)、ログファイル223に監視項目:CPU温度のログを記録する。
処理制御部201は、所定の間隔で、所定の手段でデータ転送速度を取得し(監視項目データ転送速度の状態を監視し)、ログファイル223に監視項目:データ転送速度のログを記録する。
処理制御部201は、所定の間隔でSSD使用実績値を取得し(監視項目:使用実績値の状態を監視し)、ログファイル223に監視項目:SSD使用実績値のログを記録する。
印刷ヘッド形成ライン累計数とは、印刷ヘッド211により形成したラインの累計数のことである。上述したように、本実施形態に係るPOS端末13の制御装置印刷部21は、印刷ヘッド211による1ライン分のドットの形成、及び、搬送機構による1ライン分のロール紙の搬送を交互に繰り返し行って画像の印刷を実行する。また上述したように、ラインの形成とは、印刷ヘッド211により1ライン分のドットを形成することをいう。
処理制御部201は、所定の間隔で印刷ヘッドライン累計数を取得し(監視項目:印刷ヘッド形成ライン累計数を監視し)、ログファイル223に監視項目:印刷ヘッド形成ライン累計数のログを記録する。
カッター使用累計数とは、カッター212が行ったロール紙の切断の累計数のことである。
処理制御部201は、所定の間隔でカッター使用累計数を取得し(監視項目:カッター使用累計数を監視し)、ログファイル223に監視項目:カッター使用累計数のログを記録する。
処理制御部201は、所定の間隔で動作状態のプロセスを取得し、ログファイル223に監視項目:動作プロセスのログを記録する。
接続状態のデバイスとは、有線接続、又は、無線接続されたデバイスであり、正常に通信可能なデバイスのことをいう。
処理制御部201は、所定の間隔で接続状態のデバイスの種類を取得し、ログファイル223に監視項目:接続デバイスのログを記録する。
ライン形成時記録媒体属性情報は、過去にPOS端末13に収容されたロール紙の紙質、種類、及び、厚さの組み合わせ(以下、「記録媒体属性」という。)を示す情報と、それぞれの記録媒体属性のロール紙に対して形成されたラインの累計数を示す情報とを対応付けた値のことである。
例えば、過去に、紙質kx1、種類sx1、及び、厚さax1の組み合わせに係る記録媒体属性z1のロール紙と、紙質kx2、種類sx2、及び、厚さsx2の組み合わせに係る記録媒体属性z2のロール紙とが、POS端末13に収容されたことがあるとする。さらに、印刷ヘッド形成ライン累計数が「100」であり、記録媒体属性z1のロール紙に形成したラインの累計数が「30」であり、記録媒体属性z2のロール紙に形成したラインの累計数が「70」であるとする。この場合、ライン形成時記録媒体属性情報は、記録媒体属性z1を示す情報と、記録媒体属性z1のロール紙に形成したラインの累計数である「30」を示す情報とを対応付けた情報、及び、記録媒体属性z2を示す情報と、記録媒体属性z2のロール紙に形成したラインの累計数である「70」を示す情報とを対応付けた情報である。
例えば、過去に、記録媒体属性z1のロール紙と、記録媒体属性z2のロール紙とが、POS端末13に収容されたことがあるとする。さらに、カッター使用累計数が「100」であり、記録媒体属性z1のロール紙に対してカッター212により行った切断の累計数が「30」であり、記録媒体属性z2のロール紙に対してカッター212により行った切断の累計数が「70」であるとする。この場合、切断時記録媒体属性情報は、記録媒体属性z1を示す情報と、記録媒体属性z1のロール紙に形成したラインの累計数である「30」を示す情報とを対応付けた情報、及び、記録媒体属性z2を示す情報と、記録媒体属性z2のロール紙に形成したラインの累計数である「70」を示す情報とを対応付けた情報である。
後述するように、ステータス情報データは、ステータス情報データを識別する識別情報であるステータス識別情報を含む。
図6(A)に示すように、通信エラーステータス情報データは、通信エラーステータス情報データを識別するステータス識別情報(以下、「通信エラーステータス識別情報」という。)を備える。
また、通信エラーステータス情報データは、通信エラー状態情報を備える。通信エラー状態情報は、現時点(リクエストデータD1を生成するタイミングに対応する時点)で発生した状態の通信エラーを示す情報と、通信エラーが発生した日時を示す情報とを含む。
ステップSG3において、ログ収集部203は、監視項目:通信エラーのログに基づいて通信エラー状態情報を生成し、通信エラーステータス識別情報と、通信エラー状態情報とを対応付けて通信エラーステータス情報データを生成する。
なお、ログ収集部203は、現時点で、通信エラーが発生した状態ではない場合(過去に発生した通信エラーが解消しており、新たに通信エラーが発生してない状態の場合)、通信エラーステータス情報データを生成しない。
図6(B)に示すように、プリンターエラーステータス情報データは、プリンターエラーステータス情報データを識別するステータス識別情報(以下、「プリンターエラーステータス識別情報」という。)を備える。
また、プリンターエラーステータス情報データは、プリンターエラー状態情報を備える。プリンターエラー状態情報は、現時点(リクエストデータD1を生成するタイミングに対応する時点)で発生した状態のプリンターエラーを示す情報と、プリンターエラーが発生した日時を示す情報とを含む。
ステップSG3において、ログ収集部203は、監視項目:プリンターエラーのログに基づいてプリンターエラー状態情報を生成し、プリンターエラーステータス識別情報と、プリンターエラー状態情報とを対応付けてプリンターエラーステータス情報データを生成する。
なお、ログ収集部203は、現時点で、プリンターエラーが発生した状態ではない場合(過去に発生したプリンターエラーが解消しており、新たにプリンターエラーが発生してない状態の場合)、プリンターエラーステータス情報データを生成しない。
図6(C)に示すように、RAM使用率ステータス情報データは、RAM使用率ステータス情報データを識別するステータス識別情報(以下、「RAM使用率ステータス識別情報」という。)を備える。
また、RAM使用率ステータス情報データは、RAM使用率状態情報を備える。RAM使用率状態情報は、現時点(リクエストデータD1を生成するタイミングに対応する時点)のRAM使用率を示す情報と、RAM使用率を測定した日時を示す情報とを含む。
ステップSG3において、ログ収集部203は、監視項目:RAM使用率のログに基づいてRAM使用率状態情報を生成し、RAM使用率ステータス識別情報と、RAM使用率状態情報とを対応付けてRAM使用率ステータス情報データを生成する。
図6(D)に示すように、CPU使用率ステータス情報データは、CPU使用率ステータス情報データを識別するステータス識別情報(以下、「CPU使用率ステータス識別情報」という。)を備える。
また、CPU使用率ステータス情報データは、CPU使用率状態情報を備える。CPU使用率状態情報は、現時点(リクエストデータD1を生成するタイミングに対応する時点)のCPU使用率を示す情報と、CPU使用率を測定した日時を示す情報とを含む。
ステップSG3において、ログ収集部203は、監視項目:CPU使用率のログに基づいてCPU使用率状態情報を生成し、CPU使用率ステータス識別情報と、CPU使用率状態情報とを対応付けてCPU使用率ステータス情報データを生成する。
図6(E)に示すように、CPU温度ステータス情報データは、CPU温度ステータス情報データを識別するステータス識別情報(以下、「CPU温度ステータス識別情報」という。)を備える。
また、CPU温度ステータス情報データは、CPU温度状態情報を備える。CPU温度状態情報は、現時点(リクエストデータD1を生成するタイミングに対応する時点)のCPU温度を示す情報と、CPU温度を測定した日時を示す情報とを含む。
ステップSG3において、ログ収集部203は、監視項目:CPU温度のログに基づいてCPU温度状態情報を生成し、CPU温度ステータス識別情報と、CPU温度状態情報とを対応付けてCPU温度ステータス情報データを生成する。
図6(F)に示すように、データ転送速度ステータス情報データは、データ転送速度ステータス情報データを識別するステータス識別情報(以下、「データ転送速度ステータス識別情報」という。)を備える。
また、データ転送速度ステータス情報データは、データ転送速度状態情報を備える。データ転送速度状態情報は、現時点(リクエストデータD1を生成するタイミングに対応する時点)のデータ転送速度を示す情報と、データ転送速度を測定した日時を示す情報とを含む。
ステップSG3において、ログ収集部203は、監視項目:データ転送速度のログに基づいてデータ転送速度状態情報を生成し、データ転送速度ステータス識別情報と、データ転送速度状態情報とを対応付けてデータ転送速度ステータス情報データを生成する。
図6(G)に示すように、SSD使用実績値ステータス情報データは、SSD使用実績値ステータス情報データを識別するステータス識別情報(以下、「SSD使用実績値ステータス識別情報」という。)を備える。
また、SSD使用実績値ステータス情報データは、SSD使用実績値状態情報と、SSD寿命情報と、を備える。
SSD使用実績値状態情報は、現時点(リクエストデータD1を生成するタイミングに対応する時点)におけるSSD使用実績値(SSDに対する累計の書き込み回数等)を示す情報と、SSD使用実績値を取得した日時を示す情報とを含む。
ステップSG3において、ログ収集部203は、監視項目:SSD使用実績値のログに基づいてSSD使用実績値状態情報を生成する。
SSD寿命情報は、SSDの寿命を示す情報である。
ステップSG3において、ログ収集部203は、SSD使用実績値に基づいて、所定の方法によりSSDの寿命を算出し、SSD寿命情報を生成する。
ステップSG3において、ログ収集部203は、SSD使用実績値ステータス識別情報と、SSD使用実績値状態情報、及び、SSD寿命情報とを対応付けてSSD使用実績値ステータス情報データを生成する。
図6(H)に示すように、印刷ヘッド形成ライン累計数ステータス情報データは、印刷ヘッド形成ライン累計数ステータス情報データを識別するステータス識別情報(以下、「印刷ヘッド形成ライン累計数ステータス識別情報」という。)を備える。
また、印刷ヘッド形成ライン累計数ステータス情報データは、印刷ヘッド形成ライン累計数状態情報と、印刷ヘッド残使用日数情報とを備える。
印刷ヘッド形成ライン累計数状態情報は、現時点(リクエストデータD1を生成するタイミングに対応する時点)における印刷ヘッド形成ライン累計数を示す情報と、印刷ヘッド形成ライン累計数を取得した日時を示す情報とを含む。
ステップSG3において、ログ収集部203は、監視項目:印刷ヘッド形成ライン累計数のログに基づいて印刷ヘッド形成ライン累計数状態情報を生成する。
ステップSG3において、ログ収集部203は、以下の式(1)で印刷ヘッド残使用日数を算出する。
また、式(1)において、右辺の「[(IUse(N)−IUse(0))÷N]」の部位は、POS端末13店舗に設置された後、印刷ヘッド211が1日に形成するラインの数の平均値を表す。
そして、印刷ヘッド211により形成可能な残りのラインの数を、POS端末13が1日に形成するラインの数の平均値で除算することにより、POS端末13が継続して使用された場合における印刷ヘッド残使用日数を算出することができる。
すなわち、ログ収集部203は、予め定められたIUseLimitの初期値に対して、過去にPOS端末13に収容されたロール紙の記録媒体属性のそれぞれに設定された係数を乗算することによって、IUseLimitを算出する。なお、IUseLimitの算出にあたり、ログ収集部203は、各記録媒体属性の係数を、記録媒体属性のロール紙に形成されたラインの累計数に応じた重みを反映させた値とする。
ここで、記録媒体属性は、ロール紙の紙質、種類、及び、厚さの組み合わせを示す情報である。そして、ロール紙の紙質、種類、及び、厚さの組み合わせに応じて、印刷ヘッド211によりラインを形成したときの劣化の進行度は異なる。これを踏まえ、1の記録媒体属性に設定される係数は、当該1の記録媒体属性のロール紙にラインを形成したときの印刷ヘッド211の劣化の進行度が大きいほど値が大きくなり、一方、印刷ヘッド211の劣化の進行度が小さいほど値が小さくなるように、事前のテストやシミュレーションの結果に基づいて設定される。
なお、本実施形態では、過去に収容したロール紙(記録媒体)の紙質、種類、及び、厚さを反映して、印刷ヘッド残使用日数を算出するか、紙質、種類、及び、厚さのうち少なくともいずれか1つを反映して算出すれば、上述した効果を奏することができる。後述するカッター残使用日数についても同様である。
ステップSG3において、ログ収集部203は、印刷ヘッド形成ライン累計数ステータス識別情報と、印刷ヘッド形成ライン累計数状態情報、及び、印刷ヘッド残使用日数情報とを対応付けて印刷ヘッド形成ライン累計数ステータス情報データを生成する。
図6(I)に示すように、カッター使用累計数ステータス情報データは、カッター使用累計数ステータス情報データを識別するステータス識別情報(以下、「カッター使用累計数ステータス識別情報」という。)を備える。
また、カッター使用累計数ステータス情報データは、カッター使用累計数状態情報と、カッター残使用日数情報とを備える。
カッター使用累計数状態情報は、現時点(リクエストデータD1を生成するタイミングに対応する時点)におけるカッター使用累計数を示す情報と、カッター使用累計数を取得した日時を示す情報とを含む。
ステップSG3において、ログ収集部203は、監視項目:カッター使用累計数のログに基づいてカッター使用累計数状態情報を生成する。
ステップSG3において、ログ収集部203は、以下の式(2)でカッター残使用日数を算出する。
また、式(2)において、右辺の「[(KUse(N)−KUse(0))÷N]」の部位は、POS端末13が店舗に設置された後、カッター212の1日の使用回数の平均値を表す。
そして、カッター212を使用可能な残りの回数を、カッター212の1日の使用回数の平均値で除算することにより、店舗でPOS端末13が継続して使用された場合におけるカッター残使用日数を算出することができる。
すなわち、ログ収集部203は、予め定められたKUseLimitの初期値に対して、過去にPOS端末13に収容されたロール紙の記録媒体属性のそれぞれに設定された係数を乗算することによって、KUseLimitを算出する。なお、KUseLimitの算出にあたり、ログ収集部203は、各記録媒体属性の係数を、記録媒体属性のロール紙を切断した回数に応じた重みを反映させた値とする。
ここで、記録媒体属性は、ロール紙の紙質、種類、及び、厚さの組み合わせを示す情報である。そして、ロール紙の紙質、種類、及び、厚さの組み合わせに応じて、カッター212によりロール紙を切断したときの劣化の進行度は異なる。これを踏まえ、1の記録媒体属性に設定される係数は、当該1の記録媒体属性のロール紙を切断したときのカッター212の劣化の進行度が大きいほど値が大きくなり、一方、カッター212の劣化の進行度が小さいほど値が小さくなるように、事前のテストやシミュレーションの結果に基づいて設定される。
ステップSG3において、ログ収集部203は、カッター使用累計数ステータス識別情報と、カッター使用累計数状態情報、及び、カッター残使用日数情報とを対応付けてカッター使用累計数ステータス情報データを生成する。
図6(J)に示すように、動作プロセスステータス情報データは、動作プロセスステータス情報データを識別するステータス識別情報(以下、「動作プロセスステータス識別情報」という。)を備える。
また、動作プロセスステータス情報データは、動作プロセス状態情報を備える。動作プロセス状態情報は、現時点(リクエストデータD1を生成するタイミングに対応する時点)で動作状態の(=CPUの割り当てが行われた状態の)プロセスを示す情報(プロセスを表す文字列)と、動作プロセス状態情報を取得した日時を示す情報とを示す情報を含む。
ステップSG3において、ログ収集部203は、監視項目:動作プロセスのログに基づいて動作プロセス状態情報を生成し、動作プロセスステータス識別情報と、動作プロセス状態情報とを対応付けて動作プロセスステータス情報データを生成する。
図6(K)に示すように、接続デバイスステータス情報データは、接続デバイスステータス情報データを識別するステータス識別情報(以下、「接続デバイスステータス識別情報」という。)を備える。
また、接続デバイスステータス情報データは、接続デバイス状態情報を備える。接続デバイス状態情報は、現時点(リクエストデータD1を生成するタイミングに対応する時点)で接続されたデバイスの種類を示す情報(デバイスの種類を表す文字列)を示す情報と、接続デバイス状態情報を取得した日時を示す情報とを含む。
ステップSG3において、ログ収集部203は、監視項目:接続デバイスのログに基づいて接続デバイス状態情報を生成し、接続デバイスステータス識別情報と、接続デバイス状態情報とを対応付けて接続デバイスステータス情報データを生成する。
POS端末識別情報とは、POS端末13を識別する識別情報であり、例えば、POS端末13の製造段階でPOS端末13に一意に割り当てられるシリアル番号である。
ログデータD11は、情報を階層化して記述可能なテキストデータ(例えば、XML形式のデータ)であり、各情報が、階層化されたキーと値との組み合わせによって記述される。
印刷装置識別情報とは、印刷装置14を識別する識別情報であり、例えば、印刷装置14の製造段階で印刷装置14に一意に割り当てられるシリアル番号である。
ステップSG5において、ログ収集部203は、同じPOSユニット16に属する印刷装置14のそれぞれと通信して、印刷装置14のそれぞれから、印刷装置14の各監視項目のログ、その他のサブログデータD11sを生成するために必要な情報を取得する。印刷装置14のIPアドレスや、印刷装置14との通信で使用するプロトコル、印刷装置14と送受信するデータのフォーマット等の、印刷装置14と通信するために必要な情報は、事前に登録される。
次いで、ログ収集部203は、各印刷装置14について、各監視項目のログに基づいて各監視項目のステータス情報データを生成し、生成したステータス情報データに基づいてサブログデータD11sを生成する。
リクエストデータD1は、POS端末13が設置された店舗を識別する店舗識別情報、POS端末13のPOS端末識別情報、処理結果通知データD12、メインログデータD11m、及び、サブログデータD11s(POS端末13と同一のPOSユニット16に属する印刷装置14が複数ある場合は、複数のサブログデータD11s)を含み、各情報が階層化されて記述されたテキストデータである。
図7で例示するリクエストデータD1において、領域A1には、店舗識別情報、及び、POS端末識別情報が記述される。
また、領域A2には、処理結果通知データD12が記述される。
また、領域A3には、メインログデータD11mが記述される。領域A3の領域A31には、POS端末識別情報が記述される。領域A3の領域A32には、ステータス情報データが記述される。領域A32の領域A321には、ステータス識別情報が記述される。
また、領域A4には、サブログデータD11sが記述される。領域A4の領域A41には、印刷装置識別情報が記述される。領域A4の領域A42には、ステータス情報データが記述される。領域A42の領域A421には、ステータス識別情報が記述される。
次いで、通信管理部204は、取得したリクエストデータD1を、所定の記憶領域に記憶する(ステップSB2)。所定の記憶領域には、メンテナンスサーバー17に未送信のリクエストデータD1、及び、メンテナンスサーバー17に送信された後に後述する理由によりメンテナンスサーバー17において破棄されたリクエストデータD1が累積的に記憶される。
送信間隔設定ファイル222は、リクエストデータD1を送信するタイミングを示す情報が記録されたファイルである。
本実施形態では、リクエストデータD1を送信するタイミングとして、以下の2つのタイミングがある。
1つ目のタイミングは、ログ収集部203によりリクエストデータD1が生成されたタイミングである。この場合、リクエストデータD1の生成するタイミングと、リクエストデータD1を送信するタイミングとで同期がとられ、リクエストデータD1の生成に応じて、生成されたリクエストデータD1がメンテナンスサーバー17に送信される。以下、1つ目のタイミングを「通常送信タイミング」という。
後述するように、POS端末13を備える店舗システム11を利用する企業との契約が切れた状態にある場合に、送信間隔設定ファイル222に契約期間外送信タイミングを示す情報が記録される。
また、ステップSB3において、通信管理部204は、送信間隔設定ファイル222が示す情報が契約期間外送信タイミングである場合、前回、リクエストデータD1を送信した後、契約期間外送信間隔が経過したときに、リクエストデータD1を送信するタイミングが到来したと判別する。
次いで、ログ受信部501は、取得したリクエストデータD1を、レスポンス応答部502に出力する(ステップSD2)。
次いで、レスポンス応答部502は、契約管理データベース512(契約期間情報)を参照し、現時点が、対応する企業の契約期間内であるか否かを判別する(ステップSE2)。
契約管理データベース512は、メンテナンスサーバー17の管理の対象となり得る店舗ごとに、店舗識別情報と、店舗の店舗システム11を利用する企業の契約期間を示す情報とを対応付けたレコードを記憶するデータベースである。企業の契約期間とは、企業が、メンテナンスサーバー17を利用して店舗システム11の管理を行うことが可能な期間である。店舗の契約期間は、メンテナンスサーバー17を運営する会社と企業との間で事前の契約で取り決められる。メンテナンスサーバー17を運営する会社は、契約期間中にメンテナンスサーバー17により契約した企業の店舗システム11のPOS端末13及び印刷装置14の状態を管理し、その対価として収入を得る。
契約管理データベース512の内容は、企業ごとの契約の状況に応じて、適宜、所定の手段により書き換えられ、実際の契約の状況に対応した内容とされる。
詳述すると、レスポンス応答部502は、契約期間内でないことを示す情報を含む契約情報レスポンスデータを生成し、レスポンスとして送信する。
レスポンスデータ生成処理は、レスポンスデータD2を生成する処理である。以下、レスポンスデータ生成処理について詳述する。
図8(A)に示すように、レスポンスデータ生成処理において、レスポンス応答部502は、処理命令制御データ生成処理を実行し(ステップSH1)、処理命令制御データD21を生成する。
図8(B)に示すように、処理命令制御データ生成処理において、レスポンス応答部502は、命令格納データベース511を参照する(ステップSI1)。
命令格納データベース511は、POS端末13のPOS端末識別情報と、POS端末13に実行させる処理に関する情報(以後、「実行処理情報」という。)と、を対応付けたレコードを記憶するデータベースである。
実行処理情報は、POS端末13に実行させる処理を識別する情報や、処理を実行するために必要なデータ、その他の処理命令制御データD21の生成に必要な情報等を含む。
詳述すると、特定のPOS端末13に所定の処理を実行させることを望む企業の担当者等は、ウェブブラウザーがインストールされた端末のウェブブラウザーを立ち上げ、ウェブブラウザーに、メンテナンスサーバー17の所定のURLにアクセスさせる。レスポンス応答部502は、当該所定のURLへのアクセスがあった場合、必要な認証を行った後、POS端末識別情報、及び、実行処理情報を生成するために必要な情報の入力が可能なユーザーインターフェース(ウェブページ)を、当該端末に表示させる。企業の担当者等は、当該ユーザーインターフェースに、当該特定のPOS端末13のPOS端末識別情報、及び、当該特定のPOS端末13に実行させる処理に係る処理実行関連情報を生成するために必要な情報を入力する。レスポンス応答部502は、当該ユーザーインターフェースに入力された処理実行関連情報を生成するために必要な情報を取得し、取得した情報に基づいて実行処理情報を生成する。レスポンス応答部502は、命令格納データベース511にアクセスし、当該データベースに、当該ユーザーインターフェースに入力されたPOS端末識別情報と、生成した実行処理情報とを対応付けたレコードを記憶する。
次いで、レスポンス応答部502は、ステップSI2で取得したPOS端末識別情報を有するレコードが命令格納データベース511に存在するか否かを判別する(ステップSI3)。
ステップSI2で取得したPOS端末識別情報を有するレコードが命令格納データベース511に1つも存在しない場合(ステップSI3:NO)、レスポンス応答部502は、処理手順をステップSI5へ移行する。
詳述すると、レスポンス応答部502は、取得した実行処理情報に基づいて、実行処理情報に対応する処理をPOS端末13に実行させる制御データ(以下、「第1制御データ」という。)を生成する。取得した実行処理情報が、複数、存在する場合、レスポンス応答部502は、複数の実行処理情報に対応する処理のそれぞれを実行させる制御データを生成する。なお、レスポンス応答部502は、1又は複数の実行処理情報に基づいて、対応する1又は複数の処理を実行させる処理命令制御データD21を生成する機能を有する。
さらに、レスポンス応答部502は、処理結果通知データD12に基づいて、命令実行部205が実行した処理の処理結果に応じて、POS端末13に実行させるべき処理が存在する場合は、当該処理を実行させる制御データ(以下、「第2制御データ」という。)を生成する。
次いで、レスポンス応答部502は、第1制御データ、及び、第2制御データを含む処理命令制御データD21を生成する。処理命令制御データD21は、JSON(JavaScript(登録商標) Object Notation)形式、XML形式等のレスポンスとしてPOS端末13に送信可能なデータである。
なお、「命令格納データベース511に対応するレコードがない」、かつ、「リクエストデータD1に処理結果通知データD12がない、又は、リクエストデータD1に含まれる処理結果通知データD12に応じてPOS端末13に実行させる処理がない」場合は、処理命令制御データD21は生成されない。しかし、以下では、説明の便宜のため、処理命令制御データD21が生成されたものとして、レスポンス応答部502、その他の主体の処理を説明する。
図8(C)に示すように、エラー警告/予兆通知データ生成処理において、レスポンス応答部502は、リクエストデータD1に含まれるログデータD11(メインログデータD11m、及び、サブログデータD11s)を取得する(ステップSJ1)。
ここで、エラー警告状態又はエラー予兆状態であるか否かを判別する対象となる監視項目は、監視項目:RAM使用率、監視項目:CPU使用率、監視項目:CPU温度、及び、監視項目:データ転送速度である。
レスポンス応答部502は、POS端末13監視項目:RAM使用率について、以下の方法でエラー警告状態又はエラー予兆状態であるか否かを判別する。すなわち、監視項目:RAM使用率について、エラー状態(RAMに障害が発生した状態)、エラー警告状態(RAMに障害は発生していないものの、対応する処置を行わないと障害が発生する蓋然性が高い状態)、及び、エラー予兆状態(RAMに障害は発生していないものの継続的な使用によって障害が発生する可能性がある状態)のそれぞれの状態と判別するための条件が予め定められる。条件は、RAM使用率(数値)と、所定の閾値とが所定の関係となった場合に成立する条件とされる。エラー状態と判別する条件は、例えば、RAM使用率が所定の閾値を上回ることである。エラー警告状態と判別する条件は、例えば、RAM使用率が、エラー状態の判別に係る閾値よりも値が小さい所定の閾値を上回ることである。エラー予兆状態と判別する条件は、例えば、RAM使用率の増加又は低下のペースが所定の閾値を上回ることである。ここで閾値を上回るとは、例えば、RAM使用率が瞬間的に閾値を上回ることに加え、RAM使用率が閾値を超えた状態が所定期間継続する状態にある場合も含む。
監視項目:RAM使用率がエラー警告状態又はエラー予兆状態であるか否かを判別するにあたって、レスポンス応答部502は、リクエストデータD1のメインログデータD11mに含まれるRAM使用率ステータス情報データのRAM使用率状態情報を取得する。上述したように、RAM使用率状態情報は、所定の期間におけるRAM使用率の推移を時系列で示す情報を含む。次いで、レスポンス応答部502は、取得したRAM使用率状態情報に基づいて、エラー警告状態又はエラー予兆状態に係る条件が成立するか否かを判別することにより、監視項目:RAM使用率について、エラー警告状態又はエラー予兆状態であるか否かを判別する。
また、レスポンス応答部502は、同様の方法で、印刷装置14の所定の監視項目について、サブログデータD11sに基づいて、エラー警告状態又はエラー予兆状態であるか否かを判別する。
すなわち、レスポンス応答部502は、POS端末13の所定の監視項目がエラー警告状態又はエラー予兆状態である場合、又は、印刷装置14の所定の監視項目がエラー警告状態又はエラー予兆状態である場合に、エラー警告状態又はエラー予兆状態である監視項目のそれぞれについて、監視項目を示す情報、及び、エラー警告状態又はエラー予兆状態のいずれかを示す情報を含むエラー警告/予兆通知データD22を生成する。
また、レスポンス応答部502は、エラー警告状態又はエラー予兆状態の監視項目が1つもない場合、エラー警告状態又はエラー予兆状態の監視項目が1つもないことを示す情報を含むエラー警告/予兆通知データD22を生成する。
エラー警告/予兆通知データD22は、情報を階層化して記述可能なテキストデータ(例えば、XML形式のデータ)であり、POS端末13にレスポンスとして送信可能なデータである。
レスポンスデータD2は、現時点が企業の契約期間内であることを示す情報、処理命令制御データD21、及び、エラー警告/予兆通知データD22を含むデータである。
レスポンスデータD2の送信後、レスポンス応答部502は、処理を終了する。
詳述すると、通信管理部204は、契約情報レスポンスデータ、又は、レスポンスデータD2に基づいて、現時点が契約期間内であるか否かを判別する。現時点が規約期間内である場合、通信管理部204は、送信間隔設定ファイル222に、通常送信タイミングを示す情報を記録する。一方、現時点が契約期間内ではない場合、通信管理部204は、送信間隔設定ファイル222に、契約期間外送信タイミングを示す情報を書き込む。契約期間外タイミングは、前回、リクエストデータD1を送信した後、契約期間外間隔が経過したタイミングである。契約期間外間隔は、基準生成間隔(リクエストデータD1を生成する最長の間隔)よりも長い間隔である。例えば、基準生成間隔が「5分」の場合に、契約期間外間隔は、「1時間」である。
すなわち、POS端末13がリクエストデータD1を送信した場合、その分、通信帯域を消費することになり、また、リクエストデータD1を受信したメンテナンスサーバー17は、必要な記憶領域を使用して必要なデータを記憶し、必要な演算処理を実行することになる。つまり、POS端末13によるリクエストデータD1の送信は、通信に関する資源、メンテナンスサーバー17におけるソフトウェア、及び、ハードウェアに関する資源の消費を伴う。そして、契約期間内ではない企業に係るPOS端末13がリクエストデータD1を送信する間隔を、契約期間内の企業に係るPOS端末13がリクエストデータD1を送信する間隔よりも長くすることにより、契約期間内ではない企業に係るPOS端末13によるリクエストデータD1の送信に起因する資源の消費を抑制することができ、また、契約を行った企業とそうでない企業とに対する対応を差別化でき、公平さを担保できる。
ここで、契約期間内ではない企業については、当該企業に係るPOS端末13からのリクエストデータD1の送信を完全に停止することも可能である。しかしながら、企業が、契約する意思を持っているのにもかかわらず手続きのミス等により、現時点が契約期間内ではない事態が生じ得ると想定される。そして、本実施形態のように、契約期間内ではない企業について、当該企業に係るPOS端末13からのリクエストデータD1の送信を完全に停止するのではなく、契約期間内ではない間だけ一時的にリクエストデータD1の送信間隔を長くすることにより、契約する意思を持つ企業にメンテナンスサーバー17の機能が全く使えないことに伴う不測の不利益が生じることを抑制できる。また、メンテナンスサーバー17は、リクエストデータD1を受信する度に、契約期間内であるか否かを判別するため、POS端末13によるリクエストデータD1の送信が継続的に行われることにより、メンテナンスサーバー17によるリクエストデータD1の受信に伴う契約期間内か否かの判別が継続して行われる。このため、新たに契約が行われた場合に、リクエストデータD1を送信するタイミングを通常送信タイミングとすることが可能となる。
なお、後述するように、契約期間内ではない間に生成されたリクエストデータD1は、消失せず、契約期間内となったときにメンテナンスサーバー17に送信され当該サーバーにより適切に処理される。
契約期間内ではない場合(ステップSB7:NO)、通信管理部204は、処理を終了する。この場合、所定の記憶領域に記憶したリクエストデータD1の削除は行われず、記憶された状態が維持される。所定の記憶領域に記憶されたリクエストデータD1は、次にリクエストデータD1を送信するタイミングが到来したときに、送信する対象のデータ(複数のリクエストデータD1が所定の記憶領域に記憶された状態の場合は、送信する対象のデータの1つ)とされる。
図9に示すように、ログ収集部203は、ログデータD11(メインログデータD11m、及び、サブログデータD11s)を取得する(ステップSK1)。
次いで、ログ収集部203は、ステップSK1で取得したログデータD11に基づいて、POS端末13の所定の監視項目がエラー警告状態又はエラー予兆状態であるか否か、及び、印刷装置14の所定の監視項目がエラー警告状態又はエラー予兆状態であるか否かを判別する(ステップSK2)。
ステップSK2の処理で、エラー警告状態又はエラー予兆状態であるか否かの判別に使用される条件は、所定の担当者により、所定の手段によって、事前に登録される。
例えば、POS端末側条件は、POS端末13が設置された環境等のPOS端末13の実際の使用態様等を把握できる者が、POS端末13の実際の使用態様を反映した条件とする等、サーバー側条件とは異なる観点で、条件の内容を設定可能である。
エラー警告状態又はエラー予兆状態の監視項目が1つでもある場合(ステップSK5:YES)、ログ収集部203は、生成間隔設定ファイル221を更新して、生成間隔設定ファイル221に、短縮生成間隔を示す情報を記録する(ステップSK6)。その後、ログ収集部203は、処理手順をステップSK7に移行する。短縮生成間隔の値は、ステップSK2でエラー警告状態又はエラー予兆状態と判別した監視項目の状態、及び、エラー警告/予兆通知データD22においてエラー警告状態又はエラー予兆状態であると示された監視項目の状態に応じた値とされる。
ステップSK2、及び、ステップSK5のいずれの処理においても、エラー警告状態又はエラー予兆状態の監視項目が1つもないと判別した場合(ステップSK7:YES)、ログ収集部203は、生成間隔設定ファイル221を更新して、生成間隔設定ファイル221に、基準生成間隔を示す情報を記録する(ステップSK8)。その後、ログ収集部203は、生成間隔設定処理を終了する。
ステップSK2、及び、ステップSK5のいずれかの処理で、エラー警告状態又はエラー警告状態と判別した監視項目がある場合(ステップSK7:NO)、ログ収集部203は、生成間隔設定処理を終了する。
すなわち、1の監視項目がエラー警告状態又はエラー予兆状態となった場合、当該1の監視項目は、エラー状態(障害が発生した状態)となる可能性が高い状態である。この場合、保守担当者は、当該1の監視項目の状態をできるだけ短い間隔で監視し、必要に応じて対応する処理を行う必要がある。そして、後述するように、メンテナンスサーバー17のログ情報記憶部503は、リクエストデータD1の受信に応じて、第2ステータス情報データベース514にリクエストデータD1に基づくレコードを記憶する。さらに、メンテナンスサーバー17のログ情報表示部504は、保守担当者の要求に応じて、第2ステータス情報データベース514に基づいて、POS端末13及び印刷装置14の状態を報知する。このため、監視項目がエラー警告状態又はエラー予兆状態となった場合にリクエストデータD1を生成、送信する間隔を短くすることにより、このような状態の場合に、保守担当者が、監視項目の状態をできるだけ短い間隔で監視し、必要に応じて対応する処理を行うことが可能となる。
なお、リクエストデータD1を生成、送信する間隔を常に短縮生成間隔とすることも可能である。しかしながら、上述したように、リクエストデータD1の送信は、各種資源の消費を伴う。従って、監視項目がエラー警告状態又はエラー予兆状態の間、リクエストデータD1の生成、送信の間隔を短くすることにより、不必要な資源の消費を抑制した上で、必要な場合に効率的な方法で保守担当者に監視項目の状態を報知することができる。
次いで、通信管理部204は、ステップSB4で送信したリクエストデータD1を所定の記憶領域から削除する(ステップSB10)。ステップSB11の処理により、メンテナンスサーバー17に送信され、メンテナンスサーバー17で処理された(リクエストデータD1に基づく情報が記憶された)リクエストデータD1が、重複して送信されることが防止される。
次いで、通信管理部204は、所定の記憶領域に、リクエストデータD1が記憶された状態か否かを判別する(ステップSB11)。ステップSB12の時点で、所定の記憶領域に記憶された状態のリクエストデータD1は、メンテナンスサーバー17によって処理された状態にない(リクエストデータD1に基づく情報が記憶された状態にない)データである。
所定の記憶領域にリクエストデータD1が記憶された状態の場合(ステップSB11:YES)、通信管理部204は、処理手順をステップSB4へ移行する。
所定の記憶領域にリクエストデータD1が記憶された状態ではない場合(ステップSB11:NO)、通信管理部204は、処理を終了する。
次いで、命令実行部205は、取得した処理命令制御データD21に基づいて、対応する処理を実行する(ステップSC2)。上述したように、処理命令制御データD21には、命令実行部205が実行すべき処理ごとに、当該処理の実行を指示する制御データが含まれる。命令実行部205は、必要に応じて制御データのコマンド体系の変更等行って、処理を実行する。例えば、処理命令制御データD21に、ファームウェアのアップデートを指示する制御データが含まれた状態の場合、命令実行部205は、当該制御データに基づいてファームウェアのアップデートを実行する。
次いで、命令実行部205は、生成した処理結果データD3を、ログ収集部203に出力する(ステップSC4)。
次いで、ログ情報記憶部503は、データベース登録処理を実行する(ステップSF2)。
図10に示すように、ログ情報記憶部503は、リクエストデータD1に含まれるログデータD11(メインログデータD11m、及び、サブログデータD11s)を取得する(ステップSL1)。
第1データベース登録処理は、ログデータD11に含まれるステータス情報データに基づくレコードを生成し、第1ステータス情報データベース513に記憶する処理である。
1の監視項目のステータス情報データベースに基づくレコードを生成する場合、ログ情報記憶部503は、以下の処理を実行する。すなわち、ログ情報記憶部503は、対応する店舗の店舗識別情報と、当該1の監視項目に対応する装置(POS端末13又は印刷装置14)の識別情報(POS端末識別情報又は印刷装置識別情報)と、当該1の監視項目のステータス情報データとを対応付けたレコードを生成する。なお、ログ情報記憶部503は、レコードに含まれるステータス情報データについて、第1ステータス情報データベース513のレコードのデータ構造に対応するように形式的な変更を施す。
例えば、POS端末13の監視項目:RAM使用率に基づくレコードを生成する場合、ログ情報記憶部503は、以下の処理を実行する。すなわち、ログ情報記憶部503は、リクエストデータD1に記述された店舗識別情報と、POS端末13のPOS端末識別情報と、第1ステータス情報データベース513のデータ構造への対応を目的とした形式的な変更が行われたRAM使用率ステータス情報データと、を対応付けたレコードを生成する。この結果、監視項目:RAM使用率に基づくレコードとして、図11(A)に示すレコードが生成され、第1ステータス情報データベース513に記憶される。
第2データベース登録処理は、ログデータD11に含まれるステータス情報データに基づくレコードを生成し、第2ステータス情報データベース514に記憶する処理である。特に、第2データベース登録処理では、ログ情報記憶部503は、所定の場合に、後述する状態分類情報が含まれたレコードを生成する。
図12に示すように、ログ情報記憶部503は、ログデータD11から、ステータス情報データを取得する(ステップSM1)。
次いで、ログ情報記憶部503は、取得したステータス情報データに、ステータス識別情報が含まれた状態か否かを判別する(ステップSM2)。
詳述すると、本実施形態では、ステータス情報データのうち、監視項目:通信エラーの通信エラーステータス情報データ(ステータス情報データ)、及び、監視項目:プリンターエラーのプリンターエラーステータス情報データ(ステータス情報データ)が、「監視項目がエラー状態であることを示すデータ」である。上述したように、これらステータス情報データは、監視項目の状態がエラー状態となった場合に生成されるデータだからである。これらステータス情報データに対応する監視項目は、状態がエラー状態であることが確定しており、後述するログ情報記憶部503による状態の分類を行う必要がない。
分類情報とは、監視項目の状態の分類を示す情報である。本実施形態では、監視項目の状態は、エラー状態(障害が発生した状態)、エラー警告状態(障害は発生していないものの、対応する処置を行わないと障害が発生する蓋然性が高い状態)、エラー予兆状態(障害は発生していないものの継続的な使用によって障害が発生する可能性がある状態)、及び、通常状態の4つの状態に分類される。分類情報とは、上述した4つの状態の何れかを示す情報である。
例えば、POS端末13の監視項目:通信エラーに基づくレコードを生成する場合、ログ情報記憶部503は、以下の処理を実行する。すなわち、ログ情報記憶部503は、リクエストデータD1に記述された店舗識別情報と、POS端末13のPOS端末識別情報と、第2ステータス情報データベース514のデータ構造への対応を目的とした形式的な変更が行われた通信エラーステータス情報データと、エラー状態であることを示す分類情報と、を対応付けたレコードを生成する。この結果、監視項目:通信エラーに基づくレコードとして、図11(B)に示すレコードが生成され、第2ステータス情報データベース514に記憶される。
本実施形態では、監視項目:RAM使用率、監視項目:CPU使用率、監視項目:CPU温度、監視項目:データ転送速度、監視項目:SSD使用実績値、監視項目:印刷ヘッド形成ライン累計数、及び、監視項目:カッター使用累計数のステータス情報データが、監視項目の状態を数値によって表すデータである。
特に、監視項目:SSD使用実績値のステータス情報データについては、SSD寿命情報が示すSSDの寿命が、数値によって表される監視項目の状態に相当する。また、監視項目:印刷ヘッド形成ライン累計数のステータス情報データについては、印刷ヘッド残使用日数情報が示す印刷ヘッド残使用日数が、数値によって表される監視項目の状態に相当する。また、監視項目:カッター使用累計数のステータス情報データについては、カッター残使用日数情報が示すカッター残使用日数が、数値によって表される監視項目の状態に相当する。
また、本実施形態では、監視項目:動作プロセス、及び、監視項目:接続デバイスのステータス情報データが、監視項目の状態を文字列によって表すデータである。
また、ステップSM5において、ログ情報記憶部503は、ステータス情報の値に基づいて監視項目を識別し、監視項目が、監視項目:動作プロセス、又は、監視項目:接続デバイスの場合、ステータス情報データが、監視項目の状態を文字列によって表すデータであると判別する。
詳述すると、監視項目ごとに、エラー状態、エラー警告状態、エラー予兆状態、及び、通常状態のそれぞれについて、各状態に分類すると判別する条件が予め定められる。条件は、監視項目の状態を示す数値と、所定の閾値とが所定の関係となった場合に成立する条件とされる。
なお、所定の監視項目について、条件は、上述したエラー警告/予兆通知データ生成処理で使用する条件と同一でもよい。
例えば、POS端末13の監視項目:RAM使用率に基づくレコードを生成する場合、ログ情報記憶部503は、以下の処理を実行する。すなわち、ログ情報記憶部503は、リクエストデータD1に記述された店舗識別情報と、POS端末13のPOS端末識別情報と、第2ステータス情報データベース514のデータ構造への対応を目的とした形式的な変更が行われたRAM使用率ステータス情報データと、ステップSM6で判別した分類を示す分類情報と、を対応付けたレコードを生成する。この結果、監視項目:RAM使用率に基づくレコードとして、図11(C)に示すレコードが生成され、第2ステータス情報データベース514に記憶される。
図11(A)に示すレコードと、図11(C)に示すレコードとの比較によって明らかなとおり、第1ステータス情報データベース513に記憶されるレコードには分類情報が付加されないが、第2ステータス情報データベース514に記憶されるレコードには分類情報が付加される。
ステーター情報データの監視項目が監視項目:動作プロセスの場合におけるステップSM8の処理について詳述すると、POS端末13ごとに、動作状態である必要があるプロセス(以下、「必要プロセス」という。)と、動作状態であってはならないプロセス(以下、「不必要プロセス」という。)が事前に定められ、POS端末13のPOS端末識別情報又は印刷装置14の印刷装置識別情報と対応付けて登録される。ステップSM8において、ログ情報記憶部503は、文字列によって表された監視項目の状態について、文字列検索等の技術を利用して、必要プロセス、及び、不必要プロセスのそれぞれについて動作状態か否かを判別する。そして、ログ情報記憶部503は、必要プロセスが動作状態であり、不必要プロセスが動作状態ではない場合、監視項目の状態が、通常状態であると判別する。一方、ログ情報記憶部503は、必要プロセスに動作状態でないものがあり、又は、不必要プロセスに動作状態であるものがある場合、監視項目の状態が、エラー状態であると判別する。
必要プロセス、及び、不必要プロセスは、保守担当者、及び、企業の担当者等により、所定の手段によって変更可能である。
必要デバイス、及び、不必要デバイスは、保守担当者、及び、企業の担当者等により、所定の手段によって変更可能である。
例えば、POS端末13の監視項目:動作プロセスに基づくレコードを生成する場合、ログ情報記憶部503は、以下の処理を実行する。すなわち、ログ情報記憶部503は、リクエストデータD1に記述された店舗識別情報と、POS端末13のPOS端末識別情報と、第2ステータス情報データベース514のデータ構造への対応を目的とした形式的な加工が行われた動作プロセスステータス情報データと、ステップSM8で判別した分類を示す分類情報と、を対応付けたレコードを生成する。この結果、監視項目:動作プロセスに基づくレコードとして、図11(D)に示すレコードが生成され、第2ステータス情報データベース514に記憶される。
このような処理が行われることにより、以下の効果を奏する。
すなわち、第1ステータス情報データベース513の各レコードには、生成元となったステータス情報データの内容と同一の内容のデータが含まれる。従って、第1ステータス情報データベース513の各レコードに基づいて、第2ステータス情報データベース514のレコードの生成に使用した条件と異なる条件を使用した監視項目の状態の分類や、その他の監視項目の状態の分析が可能となる。
また、第2ステータス情報データベース514の所定のレコードには、所定の方法で判別された分類を示す分類情報が付加される。従って、第2ステータス情報データベース514の所定のレコードに基づいて、対応する監視項目の状態の分類に応じた処理の実行や、監視項目の状態の分類の報知等を即時に実行可能となる。
そして、これら機能ブロックは、各機能ブロックに対応するプログラム(各機能ブロックの機能を実現するプログラム)に、プラグインを追加することにより、機能を追加可能に構成される。このような構成のため、ログ収集部203、通信管理部204、及び、命令実行部205のそれぞれについて、柔軟に簡易な手段で、必要に応じて機能を追加することができる。
ログ情報表示部504は、保守担当者(権限を有する他の者でもよい。)に対して、第2ステータス情報データベース514に基づいて、指定された装置(POS端末13又は印刷装置14)の監視項目の状態に関する情報を報知する。
特定のPOS端末13又は特定の印刷装置14に関する監視項目の状態に関する情報を取得することを望む保守担当者は、ウェブブラウザーがインストールされた端末のウェブブラウザーを立ち上げ、ウェブブラウザーに、メンテナンスサーバー17の所定のURLにアクセスさせる。例えば、保守担当者は、店舗の担当者から、電話やメール等で、特定のPOS端末13又は特定の印刷装置14の状態が通常の状態ではない旨の連絡を受けた場合に、上記の作業を行う。
ログ情報表示部504は、当該所定のURLへのアクセスがあった場合、必要な認証を行った後、所定のHTTPファイルを端末に送信して、POS端末識別情報又は印刷装置識別情報の入力が可能なユーザーインターフェース(ウェブページ)を、当該端末に表示させる。保守担当者は、当該ユーザーインターフェースに、当該特定のPOS端末13のPOS端末識別情報、又は、当該特定の印刷装置14の印刷装置識別情報を入力する。ログ情報表示部504は、当該ユーザーインターフェースに入力されたPOS端末識別情報又は印刷装置識別情報を取得する。
次いで、ログ情報表示部504は、所定のHTTPファイルを端末に送信して、監視項目に関する以下の情報が表示されたユーザーインターフェース(ウェブページ、画面)を端末に表示させる。ログ情報表示部504は、監視項目:通信エラー、及び、監視項目:プリンターエラーについて、ユーザーインターフェースに、通信エラー又はプリンターエラーが発生している状態の場合に、その旨を示す情報が表示される。保守担当者は、ユーザーインターフェースを参照することにより、通信エラー又はプリンターエラーが発生した状態の場合に、そのことを認識できる。
また、ログ情報表示部504は、監視項目:RAM使用率、監視項目:CPU使用率、監視項目:CPU温度、監視項目:データ転送速度、監視項目:SSD使用実績値、監視項目:印刷ヘッド形成ライン累計数、及び、監視項目:カッター使用累計数について、ユーザーインターフェースに、各監視項目の状態の分類(エラー状態、エラー警告状態、エラー予兆状態、又は、通常状態)を示す情報を表示する。また、ログ情報表示部504は、監視項目:動作プロセス、及び、監視項目:接続デバイスについては、ユーザーインターフェースに、各監視項目の状態の分類(エラー状態、又は、通常状態)を示す情報を表示する。
ログ情報表示部504は、対応するレコードの分類情報に基づいて、これら監視項目の状態の分類を示す情報を表示する。
保守担当者は、ユーザーインターフェースを参照することにより、これら監視項目の状態の分類を認識でき、当該認識に基づいて、対応する処理を実行できる。
なお、以下の説明において、第1メンテナンスサーバー側店舗管理データ5151、及び、第2メンテナンスサーバー側店舗管理データ5152を区別しない場合、これらデータを総称して「メンテナンスサーバー側店舗管理データ515」と表現する。
メンテナンスサーバー側店舗管理データ515は、企業ごとに存在し、メンテナンスサーバー記憶部51に記憶される。本実施形態では、メンテナンスサーバー17の機能(メンテナンスサーバー17が提供するサービス)を利用する企業が、企業K1と企業K2との2つある。そして、メンテナンスサーバー記憶部51には、企業K1に係る第1メンテナンスサーバー側店舗管理データ5151、及び、企業K2に係る第2メンテナンスサーバー側店舗管理データ5152の2つのメンテナンスサーバー側店舗管理データ515が記憶される。
図13(A)は、店舗情報を示す図である。
店舗情報は、店舗に関する情報である。店舗情報は、図13(A)に示すように、店舗識別情報と、店舗の名称を示す店舗名称情報と、店舗の住所を示す店舗住所情報と、店舗の電話番号を示す店舗電話番号情報と、店舗に設けられた店舗システム11が有するPOS端末13の台数を示すPOS端末台数情報とを有する。なお、図13(A)で示す店舗情報は一例であり、例示した情報以外の情報を含んでもよい。
図13(B)は、POS端末情報を示す図である。
POS端末情報は、POS端末13に関する情報である。POS端末情報は、図13(B)に示すように、POS端末識別情報と、POS端末13が設けられた店舗の店舗識別情報と、POS端末関連情報とを有する。POS端末関連情報は、POS端末13の設定に関する情報(ネットワークに係る設定に関する情報や、印刷に係る設定に関する設定情報等)や、POS端末13に接続されたデバイスに関する情報等の、POS端末13に関する所定の情報である。なお、図13(B)で示すPOS端末情報は一例であり、例示した情報以外の情報を含んでもよい。
詳述すると、特定の店舗に関する情報、又は、特定のPOS端末13に関する情報を取得することを望む保守担当者等は、ウェブブラウザーがインストールされた端末のウェブブラウザーを立ち上げ、ウェブブラウザーに、メンテナンスサーバー17の所定のURLにアクセスさせる。
メンテナンスサーバー側データ管理部505は、当該所定のURLへのアクセスがあった場合、必要な認証を行った後、以下のユーザーインターフェース(ウェブページ)を、当該端末に表示させる。ユーザーインターフェースは、保守担当者等が取得することを望む情報が、店舗に関する情報であるか、POS端末13に関する情報であるかを選択させる欄と、店舗識別情報を入力する欄と、POS端末識別情報を入力する欄とを備える。保守担当者等は、特定の店舗に関する情報を取得することを望む場合、取得することを望む情報が店舗に関する情報であることを選択し、当該特定の店舗の店舗識別情報を入力する。また、保守担当者等は、特定のPOS端末13に関する情報を取得することを望む場合、取得することを望む情報がPOS端末13に関する情報であることを選択し、当該特定のPOS端末13のPOS端末識別情報を入力する。
すなわち、メンテナンスサーバー側データ管理部505は、取得することを望む情報が店舗に関する情報であることが選択され、店舗の店舗識別情報が入力された場合、メンテナンスサーバー側店舗管理データ515から、入力された店舗識別情報を含む店舗情報を取得し、店舗情報が含む情報が表示されたユーザーインターフェースを当該端末に表示させる。保守担当者は、ユーザーインターフェースを参照することにより、店舗の名称や、住所、電話番号、店舗に設けられた店舗システム11が有するPOS端末13の台数等を認識できる。
また、メンテナンスサーバー側データ管理部505は、取得することを望む情報がPOS端末13に関する情報であることが選択され、POS端末13のPOS端末識別情報が入力された場合、メンテナンスサーバー側店舗管理データ515から、入力されたPOS端末識別情報を含むPOS端末情報を取得し、POS端末情報が含む情報が表示されたユーザーインターフェースを当該端末に表示させる。保守担当者は、ユーザーインターフェースを参照することにより、POS端末13の設定に関する情報(ネットワークに係る設定に関する情報や、印刷に係る設定に関する設定情報等)や、POS端末13に接続されたデバイスに関する情報等を認識できる。
特に、メンテナンスサーバー17には、メンテナンスサーバー17の機能(メンテナンスサーバー17が提供するサービス)を利用する企業のそれぞれに係るメンテナンスサーバー側店舗管理データ515が記憶される。従って、保守担当者等は、統括的に、全ての企業の店舗に関する情報、及び、全ての企業のPOS端末13に関する情報を取得できる。
特に、1の企業に係る店舗管理サーバー12が記憶する店舗管理サーバー側店舗管理データ413と、メンテナンスサーバー17が記憶する当該1の企業に係るメンテナンスサーバー側店舗管理データ515とは、後述する手段により、同期が取られる。なお、店舗管理サーバー側店舗管理データ413と、メンテナンスサーバー側店舗管理データ515との同期が取られるとは、これらデータが有する対応する各情報の値が同一である状態をいう。
本実施形態では、企業K1に係る店舗管理サーバー12が記憶する店舗管理サーバー側店舗管理データ413と、メンテナンスサーバー17が記憶する第1メンテナンスサーバー側店舗管理データ5151とは、同期が取られる。また、企業K2に係る店舗管理サーバー12が記憶する店舗管理サーバー側店舗管理データ413と、メンテナンスサーバー17が記憶する第2メンテナンスサーバー側店舗管理データ5152とは、同期が取られる。
詳述すると、特定の店舗に関する情報、又は、特定のPOS端末13に関する情報を取得することを望む企業の担当者等は、ウェブブラウザーがインストールされた端末のウェブブラウザーを立ち上げ、ウェブブラウザーに、店舗管理サーバー12の所定のURLにアクセスさせる。
店舗管理サーバー側データ管理部402は、当該所定のURLへのアクセスがあった場合、必要な認証を行った後、以下のユーザーインターフェース(ウェブページ)を、当該端末に表示させる。ユーザーインターフェースは、企業の担当者等が取得することを望む情報が、店舗に関する情報であるか、POS端末13に関する情報であるかを選択させる欄と、店舗識別情報を入力する欄と、POS端末識別情報を入力する欄とを備える。企業の担当者等は、特定の店舗に関する情報を取得することを望む場合、取得することを望む情報が店舗に関する情報であることを選択し、当該特定の店舗の店舗識別情報を入力する。また、企業の担当者等は、特定のPOS端末13に関する情報を取得することを望む場合、取得することを望む情報がPOS端末13に関する情報であることを選択し、当該特定のPOS端末13のPOS端末識別情報を入力する。
すなわち、店舗管理サーバー側データ管理部402は、取得することを望む情報が店舗に関する情報であることが選択され、店舗の店舗識別情報が入力された場合、店舗管理サーバー側店舗管理データ413から、入力された店舗識別情報を含む店舗情報を取得し、店舗情報が含む情報が表示されたユーザーインターフェースを当該端末に表示させる。企業の担当者等は、ユーザーインターフェースを参照することにより、店舗の名称や、住所、電話番号、店舗に設けられた店舗システム11が有するPOS端末13の台数等を認識できる。
また、店舗管理サーバー側データ管理部402は、取得することを望む情報がPOS端末13に関する情報であることが選択され、POS端末13のPOS端末識別情報が入力された場合、店舗管理サーバー側店舗管理データ413から、入力されたPOS端末識別情報を含むPOS端末情報を取得し、POS端末情報が含む情報が表示されたユーザーインターフェースを当該端末に表示させる。企業の担当者等は、ユーザーインターフェースを参照することにより、POS端末13の設定に関する情報(ネットワークに係る設定に関する情報や、印刷に係る設定に関する設定情報等)や、POS端末13に接続されたデバイスに関する情報等を認識できる。
また、店舗システム11の保守に際し、POS端末13の設定に関する情報が変更される場合がある。この場合も、メンテナンスサーバー側店舗管理データ515、及び、店舗管理サーバー側店舗管理データ413に対応する更新を行う必要がある。
また、店舗システム11の保守に際し、店舗の名称や、住所、電話番号等が変更される場合がある。この場合も、メンテナンスサーバー側店舗管理データ515、及び、店舗管理サーバー側店舗管理データ413に対応する更新を行う必要がある。
図14(A)に示すように、メンテナンスサーバー17のメンテナンスサーバー側データ管理部505は、いずれかのメンテナンスサーバー側店舗管理データ515に対する更新の指示が行われたか否かを監視する(ステップSN1)。
ここで、保守担当者、その他権限を有する者は、所定の手段により、任意のメンテナンスサーバー側店舗管理データ515を更新できる。例えば、保守担当者等は、メンテナンスサーバー17が提供するユーザーインターフェースに必要な情報を入力することにより、任意のメンテナンスサーバー側店舗管理データ515を更新できる。
次いで、メンテナンスサーバー側データ管理部505は、ステップSN2で行った更新に応じて、対応する更新管理データベース516を更新する(更新管理データベース516に対応するレコードを追加する。)(ステップSN3)。
更新管理データベース516は、対応するメンテナンスサーバー側店舗管理データ515に対して行われた更新のそれぞれについて、更新の更新日時と、更新前のメンテナンスサーバー側店舗管理データ515と更新後のメンテナンスサーバー側店舗管理データ515との差分データとを対応付けて記憶するデータベースである。
ステップSN3において、メンテナンスサーバー側データ管理部505は、更新が行われたメンテナンスサーバー側店舗管理データ515に対応する更新管理データベース516にアクセスし、当該データベースに、ステップSN2で行った更新の更新日時と、更新前と更新後との差分データとを対応付けたレコードを生成し、記憶する。
次いで、店舗管理サーバー側データ管理部402は、事前に記憶した、前回行われたメンテナンスサーバー側店舗管理データ515に対する更新の更新日時を示す情報(以下、「前回更新日時情報」という。)を取得する(ステップSO2)。
ここで、後に説明するステップSO6で明らかとなるとおり、店舗管理サーバー側データ管理部402は、メンテナンスサーバー側店舗管理データ515に更新が行われた場合、更新が行われた更新日時を示す情報をメンテナンスサーバー17から受信し、受信した情報を所定の記憶領域に記憶する。ステップSO2では、店舗管理サーバー側データ管理部402は、直近で記憶した更新日時を示す情報を、所定の記憶領域から読み出し、取得する。
次いで、メンテナンスサーバー側データ管理部505は、ステップSN6で受信したデータに基づいて、更新情報を生成する(ステップSN8)。
次いで、メンテナンスサーバー側データ管理部505は、取得した差分データを含む更新情報を生成する。
次いで、店舗管理サーバー側データ管理部402は、ステップSO4で受信したデータに含まれる更新情報に基づいて、店舗管理サーバー側店舗管理データ413を更新する(ステップSO5)。ステップSO5において、店舗管理サーバー側データ管理部402は、更新情報に含まれる1又は複数の差分データに基づいて、店舗管理サーバー側店舗管理データ413に対して、各差分データに対応する更新を実行する。これにより、メンテナンスサーバー側店舗管理データ515に対してステップSO2で取得した前回更新日時情報が示す更新日時から現時点までに行われた更新に対応する更新が、店舗管理サーバー側店舗管理データ413に対して行われ、これらデータ間で同期が取られる(データの内容が同一となる。)。
すなわち、店舗管理サーバー側店舗管理データ413から、メンテナンスサーバー17に対して、定期的に(例えば、1分ごとに)、メンテナンスサーバー側店舗管理データ515に更新が行われたか否かを問い合わせ、問い合わせに対応する応答に応じて、更新が行われた場合は、対応する更新を店舗管理サーバー側店舗管理データ413に行う構成とすることも可能である。しかしながら、この場合、店舗管理サーバー12は、定期的に、対応するデータを生成し送信する処理が必要になり、また、メンテナンスサーバー17は、定期的にデータを受信し、対応する処理を実行する必要があり、これらサーバーにおける処理負荷の増大につながる。また、定期的に問い合わせのためのデータ、及び、問い合わせに対する応答のためのデータの送受信が行われるため、通信負荷の増大につながる。一方で、本実施形態では、上述した処理により、メンテナンスサーバー17、及び、店舗管理サーバー12における対応するデータの同期が取られるため、サーバー間でのデータの同期を効率のよい処理で行うことができ、これにより、各サーバーに処理負荷の増大を抑制し、また、通信負荷の増大を抑制できる。
図15は、電源がオンされた場合のPOS端末13、及び、店舗管理サーバー12の動作を示すフローチャートである。図15(A)はPOS端末13の動作を示し、(B)は店舗管理サーバー12の動作を示す。
次いで、クライアント機能部202は、取得した所定のHTMLファイルを実行して、会計用ユーザーインターフェース60(図16)をタッチパネルTPに表示する(ステップSR3)。
図16の会計用ユーザーインターフェース60において、左上部には、顧客が購入した商品の商品名、商品の単価、及び、商品の数量が一覧表示される一覧表示エリア61が設けられる。一覧表示エリア61の右方には、顧客が購入した商品の合計金額、会計に際して顧客から預かった貨幣の金額、及び、顧客に渡す釣銭の金額が表示される金額表示エリア62が設けられる。
一覧表示エリア61の下方には、バーコードスキャナーBSによって読み取られたバーコードの情報(以下、「バーコード情報」という。)が表示されるバーコード情報表示エリア63が設けられる。バーコード情報は、基本的には、商品に割り当てられた商品コードである。
バーコード情報表示エリア63の右方には、ソフトウェアテンキー64が設けられる。ソフトウェアテンキー64は、会計を確定する確定キー641、及び、小計(顧客が購入した商品の合計金額の計算)を指示する小計キー642を有する。
このように、POS端末13の電源のオンに応じて、POS端末13のタッチパネルTPにレジカウンターLで行われる会計(業務)で使用する会計用ユーザーインターフェース60が自動で表示される。このため、レジ担当者は、POS端末13の電源のオン時に、店舗管理サーバー12のURLへの入力等の作業を行う必要がなく、レジ担当者の作業効率が良く、利便性が高い。
図17に示すように、会計処理において、POS端末13の制御装置制御部20のクライアント機能部202は、商品情報取得処理を実行する(ステップST1)。
商品情報取得処理において、クライアント機能部202は、顧客が購入した商品ごとに、店舗管理サーバー12と通信して、商品の商品名、及び、商品の単価(以下、「商品関連情報」という。)を取得し、取得した商品関連情報に基づく処理を実行する。以下、商品情報取得処理について詳述する。
読取結果データは、商品の商品コードを示す情報を含むデータである。
次いで、クライアント機能部202は、読取結果データに基づいて、商品コードを取得する(ステップSU2)。
次いで、クライアント機能部202は、会計用ユーザーインターフェース60のバーコード情報表示エリア63にステップSU2で取得した商品コードを表示する(ステップSU3)。
次いで、クライアント機能部202は、制御装置通信部23を制御して、ステップSU2で取得した商品コードの商品の商品名、及び、商品の単価を問い合わせるデータ(以下、「商品情報要求データ」という。)を、店舗管理サーバー12に送信する(ステップSU4)。
次いで、会計関連処理実行部401は、受信した商品情報要求データに基づいて、商品コードを取得し、店舗管理サーバー記憶部41が記憶する商品マスター411を参照し、取得した商品コードの商品の商品名、及び、商品の単価を取得する(ステップSV2)。
ステップSV2の処理は、店舗管理サーバー12(サーバー)によるリクエストに対応する処理に相当する。
商品情報応答データはレスポンスに対応し、ステップSV3の処理は、リクエストに対応する処理の処理結果を示すレスポンスを送信する処理に相当する。
次いで、クライアント機能部202は、受信した商品情報応答データに基づいて、商品の商品名、及び、商品の単価を取得し、会計用ユーザーインターフェース60の一覧表示エリア61の対応する領域に、商品の商品名、商品の単価、及び、商品の数量の組み合わせを表示する(ステップSU6)。
全ての商品のバーコードの読み取り、及び、読み取りに応じた各装置の処理が完了すると、図17のステップST1の商品情報取得処理が完了する。
全ての商品のバーコードの読み取り、及び、読み取りに応じた各装置の処理が完了すると、一覧表示エリア61に、顧客が購入する商品の商品名、単価、及び、数量の組み合わせが一覧表示された状態となる。
図19(A)に示すように、小計キー642が操作されたことを検出すると、POS端末13の制御装置制御部20のクライアント機能部202は、小計の計算を要求する小計計算要求データを生成し、制御装置通信部23を制御して、店舗管理サーバー12に送信する(ステップSW1)。小計計算要求データの送信に応じて、クライアント機能部202は、経過時間の計測を開始する。
次いで、会計関連処理実行部401は、受信した小計計算要求データに基づいて、小計を計算する(ステップSX2)。なお、会計関連処理実行部401は、POS端末13から受信した商品情報応答要求データ、その他付随するデータに基づいて、顧客が購入した商品の商品コードを管理する。ステップSX2において、会計関連処理実行部401は、管理する商品コードに基づいて、適宜、商品マスター411を参照し、小計(顧客が購入した商品の合計金額)を計算する。小計を計算する方法は、上述した方法に限らず、どのような方法でもよい。
次いで、クライアント機能部202は、受信した小計応答データに基づいて、金額表示エリア62の対応する領域に、小計(顧客が購入した商品の合計金額)を表示する(ステップSW3)。
さらに、確定キー641が操作されたことを検出すると、クライアント機能部202は、釣銭の額の計算を要求する釣銭計算要求データを店舗管理サーバー12に送信する(ステップSW4)。釣銭計算要求データの送信に応じて、クライアント機能部202は、経過時間の計測を開始する。
次いで、会計関連処理実行部401は、釣銭の額を計算する(ステップSX5)。
次いで、会計関連処理実行部401は、計算した釣銭の額を示す釣銭応答データをPOS端末13に送信する(ステップSX6)。
次いで、クライアント機能部202は、受信した釣銭応答データに基づいて、金額表示エリア62の対応する領域に、釣銭の額を表示する(ステップSW6)。
レジ担当者は、金額表示エリア62に表示された釣銭の額に基づいて、顧客に対して釣銭を引き渡す。
会計情報は、会計ごとに一意に付与される識別情報(以下、「会計識別情報」という。)と、顧客が購入した商品のそれぞれの商品コード、商品名、単価、数量の組み合わせを示す情報(以下、「購入商品情報」という。)と、合計購入金額(小計)、顧客から受け取った貨幣の金額、及び、顧客に引き渡した釣銭の金額を示す情報(以下、「会計金額情報」という。)と、会計が行われた時刻を示す情報(以下、「会計時刻情報」という。)と、会計が行われた店舗の識別情報である店舗識別情報と、を含む情報である。
なお、会計中、クライアント機能部202は、購入商品情報に含まれる情報、及び、会計金額情報に含まれる情報を、所定の記憶領域に記憶する。ステップSY1において、クライアント機能部202は、当該所定の記憶領域に記憶した情報に基づいて、購入商品情報、及び、会計金額情報を取得する。
また、会計時刻情報が示す会計が行われた時刻は、確定キー641が操作された時刻である。会計時刻情報が示す会計が行われた時刻は、確定キー641が操作された時刻に限らず、会計に際して1つ目の商品のバーコードが読み取られた時刻等、会計に由来する時刻であればよい。
また、クライアント機能部202は、会計に応じて、会計識別情報を生成する機能を有し、当該機能に基づいて、会計識別情報を生成する。会計識別情報の値は、各店舗で行われる会計のそれぞれについて、一意な値とされる。
次いで、会計関連処理実行部401は、受信した会計情報データが示す会計情報に基づいて、所定のレイアウトのレシートの発行を指示する記録データを生成する(ステップSZ2)。
記録データは、所定のレイアウトに従って、いわゆるトップロゴや、ボトムロゴ、会計識別情報、会計が行われた時刻、顧客が購入した商品の商品名、単価、数量、合計購入金額、顧客から受け取った貨幣の金額、顧客に引き渡した釣銭の金額等が記録されたレシートの発行を指示する制御データである。記録データは、XMLのフォーマットに従って情報が記述されたXMLドキュメントである。
会計情報管理データベース412の1件のレコードは、会計識別情報と、購入商品情報と、会計金額情報と、会計時刻情報と、店舗識別情報と、を関連付けて記憶する。
次いで、ステップSZ1で受信した会計情報データに基づいて、会計情報管理データベース412に、会計識別情報と、購入商品情報と、会計金額情報と、会計時刻情報と、店舗識別情報とを関連付けた1件のレコードを生成する(ステップSZ5)。
このように、店舗管理サーバー12は、会計に応じた会計情報を累積的に記憶する。これにより、店舗ごとの売上や、店舗における商品ごとの売り上げを管理できる。
次いで、クライアント機能部202は、XMLドキュメントの記録データに基づいて、処理制御部201が対応するコマンド体系の記録コマンドを生成する(ステップSY4)。クライアント機能部202は、生成した記録コマンドを処理制御部201に出力する。
次いで、処理制御部201は、生成した記録コマンドに基づいて、制御装置印刷部21を制御して、レシートを発行する(ステップSY5)。
ステップSY5で発行されたレシートは、レジ担当者により、顧客に引き渡される。
この構成によれば、サーバー間でのデータの同期を効率のよい処理で行うことができ、これにより、各サーバーに処理負荷の増大を抑制し、また、通信負荷の増大を抑制できる。
この構成によれば、メンテナンスサーバー側店舗管理データ515に含まれる1の店舗システム11に関する情報に更新があった場合に、対応する店舗管理サーバー12の対応する店舗管理サーバー側店舗管理データ413と、メンテナンスサーバー側店舗管理データ515との間で同期をとることができる。
この構成によれば、効率のよい処理により、POS端末13に関する情報を含むメンテナンスサーバー側店舗管理データ515と、店舗管理サーバー側店舗管理データ413との間で同期を取ることができる。
この構成によれば、効率のよい処理により、店舗に関する情報を含むメンテナンスサーバー側店舗管理データ515と、店舗管理サーバー側店舗管理データ413との間で同期を取ることができる。
また例えば、上述した実施形態では、店舗システム11が、店舗に適用される場合を例示して発明を説明したが、店舗システム11が適用される施設は、店舗に限らない。
また例えば、ネットワークシステム1を構成する各装置の通信方法はどのような方法でもよい。
また、上述した実施形態では、POS端末13の記録方式は、サーマル式としたが、記録方式は何でもよい。
また例えば、図を用いて説明した各機能ブロックはハードウェアとソフトウェアにより任意に実現可能であり、特定のハードウェア構成を示唆するものではない。
また、機能ブロック図に示した機能ブロックは、各装置の機能的構成を示すもので、具体的な実装形態を制限しない。つまり、図中の機能ブロックに対応するハードウェアが実装される必要はなく、一つのプロセッサーがプログラムを実行することで複数の機能部の機能を実現する構成とすることも勿論可能である。また、上記実施形態においてソフトウェアで実現される機能の一部をハードウェアで実現してもよく、あるいは、ハードウェアで実現される機能の一部をソフトウェアで実現してもよい。
Claims (6)
- POSシステムと、前記POSシステムとネットワークを介して接続可能であり、前記POSシステムを制御するPOSサーバーと、前記POSシステムと前記ネットワークを介して接続可能であり、前記POSシステムを管理する管理サーバーとを備え、
前記管理サーバーは、前記POSシステムに関する情報を含む管理サーバー側データを記憶し、
前記POSサーバーは、前記POSシステムに関する情報を含むPOSサーバー側データを記憶し、
前記管理サーバーは、
前記POSシステムから、前記POSシステムの状態の変化に応じた、前記管理サーバー側データに対する更新の指示を受け取り、
受け取った前記更新の指示に基づいて、前記管理サーバー側データの更新を実行し、更新を実行した日時を今回の更新日時として記憶し、更新のあった旨を前記POSサーバーに通知し、
前記POSサーバーは、
前記管理サーバーによる前記更新のあった旨に応じて、前記管理サーバー側データに対する前回の更新日時を前記管理サーバーに送信し、
前記管理サーバーは、
前記前回の更新日時から前記今回の更新日時までに前記管理サーバー側データに実行した更新に関する更新情報、及び、前記今回の更新日時を前記POSサーバーに送信し、
前記POSサーバーは、
受信した前記更新情報に基づいて、前記POSサーバー側データを更新し、受信した前記今回の更新日時を、前記前回の更新日時として記憶する
ことを特徴とするネットワークシステム。 - 前記ネットワークには、複数の前記POSシステムと、制御する前記POSシステムが異なる複数の前記POSサーバーとが接続しており、
前記管理サーバーは、
前記管理サーバー側データに含まれる1のPOSシステムに関する更新を実行した場合、前記1の前記POSシステムを制御する1のPOSサーバーに、前記更新のあった旨を通知する
ことを特徴とする請求項1に記載のネットワークシステム。 - 前記POSシステムは、会計に関する処理を実行するPOS端末を有し、
前記管理サーバー側データ、及び、前記POSサーバー側データは、前記POS端末に関する情報を含むことを特徴とする請求項1又は2に記載のネットワークシステム。 - 前記POSシステムは、会計を行う店舗に設けられ、
前記管理サーバー側データ、及び、前記POSサーバー側データは、前記店舗に関する情報を含むことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のネットワークシステム。 - POSシステムと、前記POSシステムとネットワークを介して接続可能であり、前記POSシステムに関する情報を含むPOSサーバー側データを記憶し、前記POSシステムを制御するPOSサーバーと、前記POSシステムと前記ネットワークを介して接続可能であり、前記POSシステムに関する情報を含む管理サーバー側データを記憶し、前記POSシステムを管理する管理サーバーと、を備えるネットワークシステムの制御方法であって、
前記管理サーバーは、
前記POSシステムから、前記POSシステムの状態の変化に応じた、前記管理サーバー側データに対する更新の指示を受け取り、
受け取った前記更新の指示に基づいて、前記管理サーバー側データの更新を実行し、更新を実行した日時を今回の更新日時として記憶し、更新のあった旨を前記POSサーバーに通知し、
前記POSサーバーは、
前記管理サーバーによる前記更新のあった旨に応じて、前記管理サーバー側データに対する前回の更新日時を前記管理サーバーに送信し、
前記管理サーバーは、
前記前回の更新日時から前記今回の更新日時までに前記管理サーバー側データに実行した更新に関する更新情報、及び、前記今回の更新日時を前記POSサーバーに送信し、
前記POSサーバーは、
受信した前記更新情報に基づいて、前記POSサーバー側データを更新し、受信した前記今回の更新日時を、前記前回の更新日時として記憶する
ことを特徴とするネットワークシステムの制御方法。 - 前記ネットワークには、複数の前記POSシステムと、制御する前記POSシステムが異なる複数の前記POSサーバーとが接続しており、
前記管理サーバーは、
前記管理サーバー側データに含まれる1のPOSシステム関する更新を実行した場合、前記1のPOSシステムを制御する1のPOSサーバーに、前記更新のあった旨を通知する
ことを特徴とする請求項5に記載のネットワークシステムの制御方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015128468A JP6507882B2 (ja) | 2015-06-26 | 2015-06-26 | ネットワークシステム、及び、ネットワークシステムの制御方法 |
US15/184,769 US10229403B2 (en) | 2015-06-26 | 2016-06-16 | Network system, control method of a network system, and management server |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015128468A JP6507882B2 (ja) | 2015-06-26 | 2015-06-26 | ネットワークシステム、及び、ネットワークシステムの制御方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017010492A JP2017010492A (ja) | 2017-01-12 |
JP6507882B2 true JP6507882B2 (ja) | 2019-05-08 |
Family
ID=57602544
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015128468A Active JP6507882B2 (ja) | 2015-06-26 | 2015-06-26 | ネットワークシステム、及び、ネットワークシステムの制御方法 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US10229403B2 (ja) |
JP (1) | JP6507882B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6528528B2 (ja) | 2015-04-30 | 2019-06-12 | セイコーエプソン株式会社 | ネットワークシステム、ネットワークシステムの制御方法、及び、プリンター |
JP2016212491A (ja) * | 2015-04-30 | 2016-12-15 | セイコーエプソン株式会社 | ネットワークシステム、ネットワークシステムの制御方法、及び、制御装置 |
US10360009B2 (en) * | 2017-03-17 | 2019-07-23 | Verizon Patent And Licensing Inc. | Persistent data storage for a microservices application |
CN111399754B (zh) * | 2019-09-03 | 2023-11-03 | 杭州海康威视系统技术有限公司 | 存储空间的释放方法、装置及分布式系统 |
JP2021189688A (ja) * | 2020-05-28 | 2021-12-13 | 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社 | 情報処理装置、ネットワーク装置及びプログラム |
Family Cites Families (46)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3292347B2 (ja) * | 1994-06-03 | 2002-06-17 | 日本電信電話株式会社 | 端末ファイル管理方式 |
JP3955679B2 (ja) * | 1998-05-11 | 2007-08-08 | 東芝テック株式会社 | 商品販売データ処理システムおよび商品販売データ処理プログラムを記憶したコンピュータで読取り可能な記憶媒体 |
US6604086B1 (en) * | 1998-07-20 | 2003-08-05 | Usa Technologies, Inc. | Electronic commerce terminal connected to a vending machine operable as a telephone |
JP3852538B2 (ja) * | 1999-05-14 | 2006-11-29 | 富士通株式会社 | コンピュータシステム、コンピュータネットワークシステム、コンピュータ及び記録媒体 |
JP2001290687A (ja) | 2000-04-04 | 2001-10-19 | Nec Eng Ltd | データ同期化制御方式 |
US6636780B1 (en) * | 2000-11-07 | 2003-10-21 | Mdg Medical Inc. | Medication dispensing system including medicine cabinet and tray therefor |
US7120677B1 (en) * | 2000-11-16 | 2006-10-10 | Bellsouth Intellectual Property Corp. | System and method for integrated processing of information from a plurality of data systems |
US7117169B2 (en) * | 2001-05-10 | 2006-10-03 | Hewlett-Packard Development Company, Lp. | Method for coupling an ordering system to a management system in a data center environment |
US7865432B2 (en) * | 2002-02-15 | 2011-01-04 | Coinstar, Inc. | Methods and systems for exchanging and/or transferring various forms of value |
JP2004038349A (ja) | 2002-07-01 | 2004-02-05 | Nec Engineering Ltd | ネットワーク上のデータベース更新システム |
US7636840B2 (en) * | 2002-07-10 | 2009-12-22 | Dresser, Inc. | Secure communications and control in a fueling environment |
JP3788447B2 (ja) * | 2003-06-30 | 2006-06-21 | 株式会社日立製作所 | セッション制御サーバ、プレゼンスサーバ、セッション制御装置、当該セッション制御装置に適用されるソフトウェア、セッション制御方法、およびネットワークシステム |
US7444306B2 (en) * | 2003-10-24 | 2008-10-28 | Thomas Bryan Varble | Method and apparatus for the rental or sale, and secure distribution of digital content |
JP2005228200A (ja) | 2004-02-16 | 2005-08-25 | Ricoh Co Ltd | 電子装置 |
JP2006072917A (ja) * | 2004-09-06 | 2006-03-16 | Toshiba Tec Corp | 情報処理システム |
JP4635615B2 (ja) | 2005-01-17 | 2011-02-23 | 富士ゼロックス株式会社 | 情報処理装置、システム、データ同期方法及びプログラム |
US7509273B2 (en) * | 2005-02-22 | 2009-03-24 | Sap Ag | Sales support method and system facilitating document modification |
EP1708095A1 (de) * | 2005-03-31 | 2006-10-04 | Ubs Ag | Rechnernetzwerksystem zum Aufbauen, Synchronisieren und/oder Betreiben einer zweiten Datenbank aus/mit einer ersten Datenbank sowie Vorgehensweisen hierfür |
EP1708096A1 (de) * | 2005-03-31 | 2006-10-04 | Ubs Ag | Rechnernetzwerksystem zum Synchronisieren einer zweiten Datenbank mit einer ersten Datenbank sowie Vorgehensweisen hierfür |
US8533097B2 (en) * | 2005-05-16 | 2013-09-10 | Jorge Arturo Maass | Transaction arbiter system and method |
US7720950B2 (en) * | 2005-06-01 | 2010-05-18 | Microsoft Corporation | Discovery, maintenance, and representation of entities in a managed system environment |
US8429630B2 (en) * | 2005-09-15 | 2013-04-23 | Ca, Inc. | Globally distributed utility computing cloud |
US7558271B2 (en) * | 2005-10-21 | 2009-07-07 | International Business Machines Corporation | Method and apparatus for adaptive bandwidth control with defined priorities for different networks |
US7783532B2 (en) * | 2006-10-18 | 2010-08-24 | Aol Inc. | E-couponing |
US7747740B2 (en) * | 2007-10-30 | 2010-06-29 | Cisco Technology, Inc. | Troubleshooting of Wireless Client Connectivity Problems in Wireless Networks |
US8090616B2 (en) * | 2008-09-08 | 2012-01-03 | Proctor Jr James Arthur | Visual identification information used as confirmation in a wireless communication |
US9992227B2 (en) * | 2009-01-07 | 2018-06-05 | Ncr Corporation | Secure remote maintenance and support system, method, network entity and computer program product |
JP5403680B2 (ja) | 2009-12-15 | 2014-01-29 | Necビッグローブ株式会社 | 情報転送システム、情報呈示装置、情報転送方法、およびプログラム |
US8719103B2 (en) * | 2010-07-14 | 2014-05-06 | iLoveVelvet, Inc. | System, method, and apparatus to facilitate commerce and sales |
JP2013025524A (ja) * | 2011-07-20 | 2013-02-04 | Gourmet Navigator Inc | 販促支援システム |
JP5915454B2 (ja) * | 2011-09-01 | 2016-05-11 | 富士通株式会社 | ネットワークシステム |
JP5479598B2 (ja) * | 2012-01-31 | 2014-04-23 | 株式会社アイ・ピー・エス | 携帯端末管理サーバ、および携帯端末管理プログラム |
WO2013114440A1 (ja) * | 2012-01-31 | 2013-08-08 | 株式会社アイ・ピー・エス | 携帯端末管理サーバ、および携帯端末管理プログラム |
US9122966B2 (en) * | 2012-09-07 | 2015-09-01 | Lawrence F. Glaser | Communication device |
US9015813B2 (en) * | 2012-11-21 | 2015-04-21 | Jack Bicer | Systems and methods for authentication, verification, and payments |
JP5865277B2 (ja) * | 2013-02-04 | 2016-02-17 | アラクサラネットワークス株式会社 | 認証スイッチまたはネットワークシステム |
EP2901665A4 (en) * | 2013-05-13 | 2015-10-21 | Yandex Europe Ag | METHOD AND SYSTEM FOR PROVIDING A CLIENT DEVICE WITH AUTOMATICALLY UPDATING AN IP ADDRESS RELATED TO A DOMAIN NAME |
US9049173B2 (en) * | 2013-06-05 | 2015-06-02 | Fortinet, Inc. | Cloud based logging service |
US8646060B1 (en) * | 2013-07-30 | 2014-02-04 | Mourad Ben Ayed | Method for adaptive authentication using a mobile device |
US9785528B2 (en) * | 2013-09-18 | 2017-10-10 | Lidong Qu | System and method for using data tags to track and manage tasks to provide object-to-object services |
JP5575973B1 (ja) * | 2013-11-11 | 2014-08-20 | 株式会社アイ・ピー・エス | 帳票データ管理サーバ、帳票データ管理プログラムおよび帳票データ管理装置 |
US9916579B1 (en) * | 2014-02-25 | 2018-03-13 | Groupon, Inc. | Promotion redemption and payment gateway |
US9727859B1 (en) * | 2014-05-20 | 2017-08-08 | Carolina Coupon Clearing, Inc. | Methods, systems, and computer program products for using shopper credentials to initiate payment for a purchase by matching the credentials with an open approval from a financial institution |
US9135615B1 (en) * | 2014-08-18 | 2015-09-15 | Aurus, Inc. | Systems and methods for processing payment transactions at fuel dispensing stations |
JP6515663B2 (ja) * | 2015-04-30 | 2019-05-22 | セイコーエプソン株式会社 | ネットワークシステム、ネットワークシステムの制御方法、及び、制御装置 |
US9436938B1 (en) * | 2015-05-13 | 2016-09-06 | Square, Inc. | Transaction payment processing by multiple data centers |
-
2015
- 2015-06-26 JP JP2015128468A patent/JP6507882B2/ja active Active
-
2016
- 2016-06-16 US US15/184,769 patent/US10229403B2/en active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2017010492A (ja) | 2017-01-12 |
US20160379196A1 (en) | 2016-12-29 |
US10229403B2 (en) | 2019-03-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN106301884B (zh) | 控制装置、网络系统、以及服务器 | |
EP3109815A1 (en) | Network system, control method of a network system and control device | |
JP6507882B2 (ja) | ネットワークシステム、及び、ネットワークシステムの制御方法 | |
EP3154237B1 (en) | Network system and communication control method | |
US10048912B2 (en) | Control device, control method of a control device, server, and network system | |
JP6485250B2 (ja) | ネットワークシステム、及び、ネットワークシステムの制御方法 | |
JP6536219B2 (ja) | ネットワークシステム、サーバー、及び、ネットワークシステムの制御方法 | |
JP6561622B2 (ja) | ネットワークシステム、ネットワークシステムの制御方法、及び、制御装置 | |
JP2017016177A (ja) | ネットワークシステム、サーバー、及び、ネットワークシステムの制御方法 | |
JP6493017B2 (ja) | ネットワークシステム、サーバー、及び、ネットワークシステムの制御方法 | |
JP6596973B2 (ja) | ネットワークシステム、及び、ネットワークシステムの制御方法 | |
JP2017073068A (ja) | ネットワークシステム、及び、サーバー | |
JP2017077660A (ja) | 印刷装置、ファンモーター交換期間算出方法、及び、ネットワークシステム | |
JP2017010488A (ja) | サーバー、ネットワークシステム、及び、サーバーの制御方法 | |
JP2017016180A (ja) | サーバー、及び、サーバーの制御方法 | |
JP2017016179A (ja) | 制御装置、ネットワークシステム、及び、制御装置の制御方法 | |
JP2017007302A (ja) | 印刷装置、及び、印刷装置の制御方法 | |
JP2016162201A (ja) | 情報処理装置およびプログラム | |
JP6550900B2 (ja) | ネットワークシステム、ネットワークシステムの制御方法、及び、制御装置 | |
JP2017010493A (ja) | ネットワークシステム、及び、ネットワークシステムの制御方法 | |
JP2016212491A (ja) | ネットワークシステム、ネットワークシステムの制御方法、及び、制御装置 | |
JP6623661B2 (ja) | ネットワークシステム、及び、通信制御方法 | |
JP2017011660A (ja) | ネットワークシステム、及び、ネットワークシステムの制御方法 | |
JP6531606B2 (ja) | ネットワークシステム | |
JP6634832B2 (ja) | ネットワークシステム、情報処理装置、及び、情報処理装置の制御方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20180327 |
|
RD05 | Notification of revocation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7425 Effective date: 20180906 |
|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20181116 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20181128 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20181225 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20190221 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20190305 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20190318 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6507882 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |