JP6507770B2 - カソード仕上機 - Google Patents

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Description

本発明は、カソード仕上機に関する。さらに詳しくは、非鉄金属などの電解製錬工程に使用されるカソードの種板に溝を形成するカソード仕上機に関する。
高純度の金属を製造する方法として、電解製錬がある。この電解製錬では、電解液を満たした電解槽中にアノード(純度の低い目的金属からなる電極、または、電解液に溶出しない電極)とカソードを交互に浸漬して通電することにより、カソードの種板表面上に高純度の金属を電着させて製品を製造している。
かかる通電工程では大量の電力を消費することから、電解製錬の生産効率を向上するために、消費電力を低減することが求められている。アノードとカソードは、両者間の間隔が電着に適した距離となるように配設されている。しかし、アノードとカソードの距離が適切な距離から変化すれば、消費電力はその距離の変化の影響を受ける。例えば、アノードとカソードの距離が大きくなりすぎた場合には、電解液の電気抵抗が大きくなり、電着に大きな電力が必要になる。一方、アノードとカソードの距離が小さくなりすぎた場合には、電力の消費は小さくできるものの、カソードの種板に電着が進むと、電着した金属の一部がアノードと接触してしまう場合がある。かかる接触が生じれば、電流がアノードからカソードに直接流れてしまうので、電力が空費される。したがって、アノードとカソードの距離を適切に調整する必要がある。
ところで、カソードの種板(以下単に種板という)は平板状に形成されているが、上下方向(つまり、電解槽に配置したときの上下方向)においてそりや曲げが生じている場合がある。かかるそりや曲げなどの変形が生じた場合には、アノードとカソードの間の距離は、上下方向において一定ではなくなり、位置によって両者間の距離が変化することになる。したがって、カソードは、通常、上下方向の変形を小さくするための加工が施されたのち、通電工程で使用される。
種板における上下方向の変形を小さくするためには、種板に溝状の変形を与える加工が行われる(特許文献1、2)。
種板に溝状の変形を与える工程では、成形装置によって種板に溝を形成する。この成形装置は、上下一対の溝付けローラを複数有しており、上下一対の溝付けローラは鍔部が形成された軸を有している。具体的には、上側のローラー(または下側のローラー)には、その外周に突起を有する山鍔部が設けられており、下側のローラー(または上側のローラー)には、その外周に溝が形成された谷鍔部を有している。このため、上下のローラーの軸方向と種板の上下方向が直交するように上下のローラー間に種板を供給すれば、山鍔部と谷鍔部の間に種板が挟まれて、種板にはその上下方向に沿って溝が形成される。そして、溝が形成されればその部分は溝の軸方向には変形しづらくなるので、種板における上下方向の変形を抑えることができる。
特開2001−192879号公報 特開2004−360050号公報
しかるに、上記のように種板に溝を形成することによって、種板の上下方向の変形をある程度抑えることはできる。しかし、溝を形成する力は、カソードの種板を幅方向から折り曲げる変形を生じさせる力にもなる。すると、種板には溝が形成されると同時に、幅方向に沿って凹凸が形成される。この凹凸が大きくなれば、アノードとカソードの距離が均一ではなくなり、種板の幅方向の位置によって電着速度の差が大きくなる。電着速度の差が大きくなれば、種板の幅方向の凹凸はますます大きくなり、カソードがアノードと接触してしまう場合がある。かかる接触が生じた後は、電流がアノードからカソードに直接流れてしまうので、電力が空費されてしまうという問題が生じる。
特許文献1、2では、溝付けローラによって溝を形成する順序などを調整して種板の凹凸を抑制しているが、均一な電着を生じさせるためには、種板の凹凸をより一層小さくすることが求められている。
本発明は上記事情に鑑み、カソードの種板のそりや曲がりを抑制しかつ幅方向から見た凹凸を小さくすることができるカソード仕上機を提供することを目的とする。
(カソード仕上機)
第1発明のカソード仕上機は、複数本の溝が形成された種板を有するカソードを形成するカソード仕上機であって、該カソード仕上機は、前記種板を挟んで溝を形成する鍔部を備えた一対の溝付けローラを有する溝付けローラ対を備えた溝付け部を備えており、該溝付け部の溝付けローラ対における一対の溝付けローラは、前記種板に複数本の溝を同時に形成する複数の鍔部を備えており、前記鍔部は、前記種板に形成される隣接する一対の溝間の部分が該種板において吊り手が取り付けられる部分となり、かつ、吊り手を挟む一対の溝が同時に形成されるように、前記一対の溝付けローラに設けられており、前記鍔部は、前記隣接する一対の溝を同時かつ両者が互いに逆方向に凹むように形成するものである
ことを特徴とする。
第2発明のカソード仕上機は、第1発明において、前記溝付け部が、溝付けローラ対を複数備えており、各溝付けローラ対における一対の溝付けローラは、前記種板において、他の溝付けローラ対によって形成された溝と異なる位置に溝を形成するように鍔部が設けられていることを特徴とする。
第3発明のカソード仕上機は、第2発明において、前記複数の溝付けローラ対は、前記種板に形成される溝が、該種板の中央から側端縁に向かって順次形成されるように設けられていることを特徴とする。
第4発明のカソード仕上機は、複数本の溝が形成された種板を有するカソードを形成するカソード仕上機であって、該カソード仕上機は、前記種板を挟んで溝を形成する鍔部を備えた一対の溝付けローラを有する溝付けローラ対を備えた複数の溝付け部を備えており、該溝付け部の溝付けローラ対における一対の溝付けローラは、前記種板に複数本の溝を同時に形成する鍔部を備えており、該一対の溝付けローラに設けられた鍔部は、隣接する溝を同時かつ両者が互いに逆方向に凹むように形成するように設けられており、各溝付けローラ対における一対の溝付けローラは、前記種板において、他の溝付けローラ対によって形成された溝と異なる位置に溝を形成するように鍔部が設けられていることを特徴とする。
第5発明のカソード仕上機は、第4発明において、前記複数の溝付け部は、前記種板に形成される溝が、該種板の中央から側端縁に向かって順次形成されるように設けられていることを特徴とする。
なお、本明細書において「隣接する溝」とは、種板の幅方向の長さに比べて両溝間の距離が十分に小さい溝を意味している。具体的には、両溝間の距離が種板の幅の半分の長さよりも短い場合が、本明細書における「隣接する溝」に該当する。
(カソード仕上機)
第1発明によれば、吊り手の両側に位置する一対の溝を同一の溝付けローラ対で形成するので、カソード歪をより小さくすることができる。カソードビームと種板を連結する吊り手を両側から挟む溝を同時かつ逆方向に凹ませるので、カソード歪をより小さくすることができる。
第2発明によれば、各溝には一回しか力が加わらないので、同時に形成された溝の曲げ量等を同じ状態にできる。
第3発明によれば、種板への溝の形成を種板の中央部から順次両端縁に向かって形成できるので、種板に溝を付けた際に発生する応力が中央部に残留することを防ぐことができる。すると、残留応力に起因する成形後の種板の変形を抑制できる。
第4発明によれば、隣接する一対の溝を同時かつ逆方向に凹むように形成できるので、溝を形成する際の変形を相殺することができる。カソードの種板のそりや曲がりを抑制しかつ幅方向の凹凸を小さくすることができるので、カソード歪を抑制することができる。しかも、各溝には一回しか力が加わらないので、同時に形成された溝の曲げ量等を同じ状態にできる。
第5発明によれば、種板への溝の形成を種板の中央部から順次両端縁に向かって形成できるので、種板に溝を付けた際に発生する応力が中央部に残留することを防ぐことができる。すると、残留応力に起因する成形後の種板の変形を抑制できる。
(A)は本実施形態のカソード仕上機1の溝つけ部10に採用される溝つけローラ対11〜13の一例を示した図であり、(B)は本実施形態のカソード仕上機1によって溝gが形成された種板Sの概略平面図であり、(C)が本実施形態のカソード仕上機1によって溝gが形成された種板Sの概略端面図である。 本実施形態のカソード仕上機1の溝つけ部10に採用される溝つけローラ対11〜13による溝g加工の説明図である。 本実施形態のカソード仕上機1によって溝gが形成された種板Sを使用したカソードCの概略説明図である。 (A)は本実施形態のカソード仕上機1の要部を示した図であり、(B)は溝つけローラ対11〜13の鍔部15〜17の概略説明図である。 カソード歪Xの概略説明図である。 (A)は比較例の溝つけローラ対の概略平面図であり、(B)は比較例の溝つけローラ対によって溝gが形成された種板Sの概略端面図である。
本発明のカソード仕上機は、カソードの種板の変形、具体的には、幅方向の凹凸を小さくする溝付けローラを有するものであり、溝付けローラの構成に特徴を有している。
本発明のカソード仕上機は、電解製錬による電気銅の製造に使用されるカソードの種板の変形防止に適しているが、かかる種板の溝付けローラに限られない。例えば、電気ニッケル電解製錬による電気ニッケルの製造に使用される種板の変形防止のために使用することができる。
(カソード仕上機1)
以下、本実施形態のカソード仕上機1を説明する。
まず、本実施形態のカソード仕上機1によって製造されるカソードSの概略を説明する。
図3に示すように、カソードCは、種板Sを吊り手shでカソードビームBから吊り下げたものである。種板Sは、例えば、縦幅が約1000〜1150mm、横幅が約1000〜1150mm、厚みが約0.6〜1.0mmの金属板である。電気銅の製造に使用される場合には、種板Sには、純度が99.99%の電気銅が使用される。本実施形態のカソード仕上機1では、図示しない種板電解工程から得られた種板Sを収容した種板パレットをカソード仕上機1の装入口に移送すれば、カソードビームBが取り付けられた状態のカソードSが製造されるのである。
そして、このカソードCの種板Sには、その上下方向(カソードCを吊り下げたときに鉛直方向となる方向、図3では上下方向)に沿って延びる溝gが複数本形成されている。この複数本の溝gは、以下に説明する本実施形態のカソード仕上機1によって形成されるので、幅方向(上下方向と交差する方向、図3では左右方向)の凹凸が小さくなり、カソード歪を抑制することができる。したがって、かかるカソードCを使用すれば、通電工程における電力量の消費を抑えることができるので、電解製錬の生産効率を向上することができる。
なお、カソード歪とは、種板Sを上下方向の端縁からみたときにおける、種板Sの厚さを意味している(図5のX参照)。
つぎに、本実施形態のカソード仕上機1を説明するが、本実施形態のカソード仕上機1の特徴である溝付け部10を説明する前に、カソード仕上機1の一般的な構造を簡単に説明する。
カソード仕上機1は、内部応力除去部2、溝付け部10、吊り手形成部、カソードビーム取り付け部、を備えている(図4(A)参照)。
なお、カソード仕上機1は、上記以外にも、種板の裁断、表面付着物の除去、カソード歪の測定などを行う機能を有していてもよい。
カソード仕上機には、高純度の金属板を所定の寸法(例えば、縦約1m×横約1m)に加工した種板Sと、金属板を所定の寸法(例えば、縦約0.1m×横約0.3m)に加工した吊り手shと、が供給される。
なお、高純度の金属板を裁断して所定の寸法の種板を形成する方法は、バリが少なく平滑な板が得られる方法であればよく、とくに限定されない。
内部応力除去部2は、ローラーによって種板Sを挟んで、種板Sの内部応力を除去するものである。具体的には、内部応力除去部は、ローラーレベラーを備えている。ローラーレベラーは、種板Sに直接接触するワークローラーを備えたものである。ワークローラーは、上下に千鳥状に配置されており、上下ワークローラー間に種板Sが送り込まれる。すると、種板Sは多数のワークローラーで繰り返し板厚方向に曲げられるので、搬送方向における種板Sの反りや凹凸幅を小さくすることができる。なお、搬送方向は、種板Sの上下方向と一致している。
なお、ローラーレベラーは、ワークローラーを支えるバックアップローラーを備えていることが望ましい。
溝付け部10は、内部応力除去部によって内部応力を除去された種板Sに溝を形成するものである。具体的には、内部応力除去部における種板Sの搬送方向と平行な複数本の溝gを種板Sに形成する。この溝付け部10は、図4(A)に示すように、3対の溝付けローラ対11〜13を備えている。この3対の溝付けローラ対11〜13は、いずれも上下一対の溝付けローラ11A〜13Bを備えている。
図1(A)および図4(B)に示すように、各溝付けローラ対11〜13の溝付けローラ11A〜13Bは、その軸方向の所定の位置に鍔部15〜17が設けられたものである。鍔部15〜17は、溝付けローラ対11〜13ごとに設けられる位置が異なるが、対となる溝付けローラ(例えば溝付けローラ11A,11B)では同じ位置に設けられる。また、対となる溝付けローラ11A〜13Bでは、一方には谷鍔部が設けられ、他方には山鍔部が設けられる(図4(B)参照)。このため、対となる溝付けローラ11A〜13B間に種板Sが通されると、種板Sには、鍔部15〜17に挟まれた部分に谷鍔部側に凹んだ溝が形成される。
なお、各溝付けローラ11A〜13Bにおける鍔部15〜17を設ける位置については、後述する。
また、各溝付けローラ11A〜13Bの製造方法はとくに限定されない。たとえば、軸部aに略リング状に形成した鍔部15〜17を嵌め込み固定して各溝付けローラ11A〜13Bを製造してもよい。また、各溝付けローラ11A〜13Bは、一本の軸状の部材から削り出して製造してもよい。
吊り手形成部は、溝付け部によって溝がつけられた種板Sに吊り手shを取り付けるものである。具体的には、帯状の板を、輪状になるようにその両端を種板Sの両面に固定して吊り手shが形成される。例えば、一対の吊り手sh,shを取り付ける場合には、図3に示すような位置に取り付けられる。
カソードビーム取り付け部は、吊り手shにカソードビームBを取り付けるものである。具体的には、輪状になっている吊り手sh(例えば、一対の吊り手sh,sh)にカソードビームBを挿通する。このように、カソードビームBを吊り手shに取り付ければ、カソードCが完成する(図3参照)。
(溝付け部10)
以下では、溝付け部10を詳細に説明する。
まず、溝付け部10の3対の溝付けローラ対11〜13は、種板Sが搬送される方向における上流側から、溝付けローラ対11、溝付けローラ対12、溝付けローラ対13、の順で配設されている(図2(A)参照)。
まず、図2(A)に示すように、溝付けローラ対11は、種板Sにおける中央部に溝gを形成するものである。この溝付けローラ対11には、溝付けローラ対11の軸方向の中央部に鍔部15が複数設けられている。例えば、種板Sの幅方向の中央(種板Sを二等分する線)の鍔部15aと、この鍔部15aに両側に設けられる一対の鍔部15b,15bとを備えている。この鍔部15aと一対の鍔部15b,15bは、種板Sに形成する溝gの凹む方向が逆方向になっている。つまり、鍔部15aと各鍔部15bが、隣接する溝gを形成する鍔部となっているのである(図1(C)参照)。
図2(B)に示すように、溝付けローラ対12は、溝付けローラ対11によって溝gが形成された種板Sに、さらに溝gを形成するものである。この溝付けローラ対12は、溝付けローラ対11によってすでに種板Sに形成されている溝gの外方に溝gを形成するように配置されている。具体的には、溝付けローラ対12は、その軸方向における中央部よりも両端部側に、それぞれ一対の鍔部16a,16bを備えている。そして、この鍔部16aと鍔部16bは、種板Sに形成する溝gの凹む方向が逆方向になっている。つまり、鍔部16aと鍔部16bが、隣接する溝gを形成する鍔部となっているのである(図1(C)参照)。なお、中央部よりの鍔部16aは、溝付けローラ対11の鍔部15bが形成する溝gと逆向きに凹んだ溝gを形成するように設けられている。
しかも、一対の鍔部16a,16bは、種板Sに吊り手shを取り付ける際に、一対の鍔部16a,16bによって形成された溝g(隣接する溝g)の間に吊り手shが取り付けられるように設けられている。言い換えれば、種板Sに吊り手shを取り付けると、一対の鍔部16a,16bによって形成された溝gによって吊り手shが挟まれた状態となるように形成されている(図3参照)。
さらに、図2(C)に示すように、溝付けローラ対13は、溝付けローラ対11,12によって溝gが形成された種板Sに、さらに溝gを形成するものである。この溝付けローラ対13は、すでに溝付けローラ対11,12によって種板Sに形成されている溝gの外方に溝gを形成するように配置されている。具体的には、溝付けローラ対13は、その軸方向の両端部に、それぞれ一対の鍔部17a,17bを備えている。この鍔部17aと鍔部17bは、種板Sに形成する溝gの凹む方向が逆方向になっている。つまり、鍔部17aと鍔部17bが、隣接する溝gを形成する鍔部となっているのである(図1(C)参照)。なお、中央部よりの鍔部17aは、溝付けローラ対12の鍔部16bが形成する溝gと逆向きに凹んだ溝gを形成するように設けられている。
以上のように溝付け部10が形成されているので、隣接する一対の溝g,gが同時かつ逆方向に凹むように、複数の溝gを種板Sに形成することができる。このため、隣接する溝gを形成した際に加わる力に起因する反りや曲げを相殺することができる。しかも、中央の溝gから順番に凹む方向が逆になるように溝gが形成されているので、カソードCの種板Sのそりや曲がりをより効果的に抑制できる。すると、種板Sの幅方向の凹凸を小さくすることができるので、カソード歪を抑制することができる。
以上のように溝付け部10によって、カソード歪を抑制できる理由をより具体的に説明する。
まず、溝付けローラ対11〜13の鍔部15〜17によって溝gを形成する場合、鍔部15〜17から種板Sに対して、種板を挟んで変形させる力が加わる。この場合、種板Sは溝gが形成されるだけでなく、溝gの周囲の部分が傾いた状態となるように変形する(図1(C)のθ参照)。この傾きは、一方に凹んだ溝gの周囲と、他方に凹んだ溝の周囲で、逆方向に傾くことになる。すると、種板Sにおいて、隣接する溝gの凹む方向を逆方向にすれば、上述した溝gの周囲の傾きを相殺することができるので、カソード歪を小さくすることができる。
また、溝付け部10では、隣接する一対の溝g,gを、同一の溝付けローラ対11〜13によって形成するようになっている。種板Sは、その厚さや硬さが必ずしも均一ではないので、所望の深さや形状の溝gを形成するには、溝付けローラ対11〜13の鍔部15〜17によって種板Sを挟む力を調節する必要がある。この調節は溝付けローラ対11〜13毎に行うので、一の溝付けローラ対が種板Sを挟む力と他の溝付けローラ対が種板Sを挟む力を同じに調整することは難しい。すると、隣接する一対の溝g,gを異なる溝付けローラ対で形成した場合、隣接する一対の溝g,gにおいて、溝gを形成する際の力を適切に調整できない可能性が生じる。すると、隣接する一対の溝g,gを形成した際の変形を相殺することが難しくなってしまう。したがって、種板Sの変形を抑制しカソード歪をより小さくする上では、隣接する一対の溝g,gを、同一の溝付けローラ対11〜13によって形成することが望ましい。この場合、溝付けローラ対11〜13によって種板Sを挟む力を、隣接する一対の溝g,g同士で等しくすることもできるし、隣接する一対の溝g,g同士で一定量の差をつけることも可能となる。つまり、隣接する一対の溝g,gの形状等に合わせて、溝付けローラ対11〜13によって種板Sを挟む力を適切に調整できる。しかも、隣接する一対の溝g,gを同時に形成するので、溝gを形成する際の外乱(温度、気体雰囲気など)の影響を受けにくくなるので、カソード歪をより小さくすることが可能となる。
また、一対の鍔部16a,16bは、種板Sに吊り手shを取り付ける際に、一対の鍔部16a,16bによって形成された溝g(隣接する溝g)の間に取り付けられるように設けられている(図2および図3参照)。そして、一対の鍔部16a,16bによって、カソードビームBと種板Sを連結する吊り手shの両側に位置する一対の溝g,gを同時かつ逆方向に凹ませている。このため、一対の鍔部16a,16bによって形成された隣接する一対の溝gによって、吊り手shの両側に位置する領域における種板Sの曲がりを抑制することができる。つまり、吊り手shの右側の溝gによって吊り手shの右側領域の曲がりを抑制でき、吊り手shの左側の溝gは吊り手shの左側領域の曲がりを抑制できる。このため、吊り手shの近傍の曲がりを適切に抑制することができる。
種板Sは吊り手shで支えられているので、吊り手shの近傍は位置が決まるものの、吊り手shから遠くの部位は、種板Sを上から見ると位置のばらつきが大きく、このばらつきはカソード歪の増大に寄与する。吊り手shから遠くの部位は、種板Sの屈曲(溝gの周囲の傾き)に影響されて位置がばらつくが、屈曲の起点が支点となる吊り手shに近いほど、また、屈曲が大きいほど、吊り手shから遠くの位置は大きく左右される。つまり、カソード歪を小さくするためには、吊り手shの近傍では屈曲が小さいことが望ましい。このため、吊り手shに隣接する溝gについては、溝付けローラ対によって種板Sを挟む力が制約される。したがって、複数対の溝付けローラ対を使用する場合には、吊り手shを挟む溝gを同一の溝付けローラ対によって形成し、他の溝gは、他の溝付けローラ対によって形成することが望ましい。この場合、吊り手shを挟む溝gを形成する溝付けローラ対によって種板Sを挟む力を制限しても、他の溝gを形成する溝付けローラ対が種板Sを挟む力は自由に調整できるので、溝付けローラ対の本数が少なくてもカソード歪を小さくすることができるという利点が得られる。
なお、吊り手shを挟む溝gは互いに逆方向に凹んでいるが、同じ方向に凹ませるようにしてもよい。その場合でも、吊り手shを挟む各溝gと隣接する他の溝gが逆方向に凹んでいれば、カソード歪はある程度小さくすることができる。
(溝gの間隔)
種板Sに形成する隣接する溝gの間隔は、種板Sの幅方向の中央部分は広くして、幅方向の端部は狭くすることが望ましい。種板Sの幅方向の端部は、通電中に変形しやすい。しかし、溝g間隔を狭くしておけば、変形を抑制することができる。例えば、種板Sの幅方向の端部における溝gの間隔を、種板Sの幅方向の中央部分の半分程度にしておけば、通電中にカソードCの種板Sの曲がりやねじれを適確に抑制できる。
(溝形成の回数)
上記例では、種板Sに形成される溝gは、一つの溝gが一つの溝付けローラ対によって形成される場合を説明したが、複数の溝付けローラ対によって種板Sの同じ位置を複数回挟んで一つの溝gを成形してもよい。つまり、一つの溝gを複数の溝付けローラ対によって形成してもよい。しかし、一つの溝gを一つの溝付けローラ対だけで形成するようにした場合、各溝gには一回しか力が加わらないので、溝gに加わる力を一定に保つことが可能になる。すると、形成される溝gの溝深さや溝幅、溝の周囲の傾きなどのばらつきを抑えることができる。
(溝付けローラ対11〜13の配置について)
上記例では、溝付けローラ対11〜13によって、種板Sの幅方向の中央から側端縁に向かって順次溝gが形成される場合を説明した。このように複数の溝gを種板Sの中央部から順次両端縁に向かって形成すれば、種板Sに溝gを付けた際に発生する応力が中央部に残留することを防ぐことができる。すると、残留応力に起因する成形後の種板Sの変形を抑制できる。しかし、溝付けローラ対11〜13により種板Sに発生する応力が小さい場合などのように、残留応力に起因する成形後の種板Sの変形が小さいと考えられる場合には、溝付けローラ対11〜13によって溝gを形成する順番はとくに限定されない。
(溝付けローラ対の数について)
上記例では、3対の溝付けローラ対11〜13によって溝gを形成する場合を説明した。溝付けローラ対は、一対でもよいし、4対以上あってもよい。形成する溝gの数や種板Sの性質に合わせて、カソード歪が小さくなるように適宜設定すればよい。なお、溝付けローラ対を複数対設ければ、各溝付けローラ対が種板Sを挟む力を、溝毎に微調整することも可能となるので好ましい。
本発明のカソード仕上機を使用することによって、種板の変形を抑制できることを確認した。
実験は、図4(A)に示す構造のカソード仕上機を使用し、使用する溝付けローラのみを変更して、カソードを形成し、そのカソードのカソード歪を確認した。
溝付けローラ対は3対であり(図1参照)、各溝付けローラ対における隣接する鍔部は、11本の溝を、以下の位置に形成することができるように配置した。つまり、溝を、種板を8等分する位置に7本、16等分する位置に両端辺から1本ずつ計2本、40等分する位置に両端辺から1本ずつ計2本、の計11本形成できるように鍔部を設けた。また、溝付けローラ対は、鍔部によって形成される各溝gの幅が5〜20mm、深さが5mm以下となるように調節した。
種板には、純度99.99%の電気銅によって形成された種板を使用した。種板の寸法は、縦1050mm×横1070mm×厚さ0.6〜1.0mmの平板状であった。
吊り手も、純度99.99%の電気銅によって形成された板を使用した。板の寸法は、縦300mm×横100mm×厚さ0.6〜1.0mmの帯状のものを使用した。
なお、カソードビームは、30×30×1400mmのものを使用した。
カソード歪は、吊り手が取り付けられた種板にカソードビームを通し、カソードビームを保持してカソードを吊り下げた状態で測定した。カソード歪は、図5に示すXの値である。つまり、種板を板の端縁から見たときにおける種板の幅をレーザー式距離測定器(オムロン製 型番3Z4M−J)によって測定し、カソード歪とした。
(実施例1)
実施例1では、図1に示す溝付けローラ対(3本の溝付けローラ対)を使用した。この溝付けローラ対では、鍔部は、3対の溝付けローラ対によって形成される溝が、種板の中央から外側へ向かって順次溝を形成するように溝付けローラ対に配置されている。しかも、各溝付けローラ対において、種板の中央に対して略線対称な位置に配置され、隣接する溝を形成するように複数の鍔部が並んで配置されている。
この溝付けローラ対を使用して、種板100枚に溝を形成し、この100枚の種板を用いて製造された100枚のカソードについて、カソード歪Xを測定した。100枚のカソード歪Xの平均値は11.6mmであった。
なお、種板における溝の周囲の曲がり角度θの大きさを観察したところ、各溝において、その曲がり角度θの大きさにはばらつきが見られた。しかし、吊り手の両側に形成されている2本の溝を比較したところ、一方の溝の曲がり角度θが大きいカソードは、例外なく、他方の溝も曲がり角度θが大きいことが確認された。したがって、吊り手の両側で、曲がりが相殺されて、変形を抑制できることが確認できた。
(実施例2)
実施例1に対して、種板に最初に接触する溝付けローラと最後に接触する溝付けローラを入れ替えた点以外は、実施例1と同様の方法でカソードを100枚製造した。
得られたカソードについて、カソード歪Xを測定したところ、100枚のカソード歪Xの平均値は12.5mmであった。
このことから、3つの溝を同じ面へ打ち出す条件、つまり、カソード歪Xが大きくなる条件で測定をおこなっても、2本目の溝付けローラによる溝の形成が、カソード歪Xの抑制に適していることが推測された。
(実施例3)
実施例1に対して、1本目の溝付けローラが3つの溝を同じ面へ打ち出すようにした点のみを変更した。つまり、図1(C)において、下面に突起が形成されるように1本目の溝付けローラで3つの溝を形成した以外は、実施例1と同様の方法でカソードを100枚製造した。
得られたカソードについて、カソード歪Xを測定したところ、100枚のカソード歪Xの平均値は、14.2mmであった。
このことから、3つの溝を同じ面へ打ち出す条件、つまり、カソード歪Xが大きくなる条件で測定をおこなっても、2本目の溝付けローラによる溝の形成が、カソード歪Xの抑制に寄与していることが確認された。
(比較例1)
実施例1に対して、溝付けローラRが図6の形状である点のみ(つまり、鍔部の配置のみ)を変更して、他は実施例1と同様の方法でカソードを100枚製造した。
得られたカソードについて、カソード歪Xを測定したところ、100枚のカソード歪Xの平均値は15.5mmであった。
また、得られたカソードの溝の周囲の曲がり角度θの大きさを観察したところ、ばらつきが見られた点は実施例1と同様であるが、吊り手の両側の溝の曲がり角度θに関して、関連性は見られなかった。つまり、一方の溝について曲がり角度θが大きい場合でも、他方の溝については、曲がり角度θにはばらつきがあった、
以上の結果より、本発明のカソード仕上機のように、吊り手の両側の溝を一本の溝付けローラで同時に形成することによって、カソード歪Xを効果的に抑制できることが確認された。
本発明のカソード仕上機は、銅やニッケル等の薄い平板状の種板の変形抑制に適している。
1 カソード仕上機
2 内部応力除去部
10 溝付け部
11 溝付けローラ
12 溝付けローラ
13 溝付けローラ
15 鍔部
16 鍔部
17 鍔部
C カソード
S 種板
B カソードビーム
sh 吊り手
X カソード歪
g 溝
θ 溝の周囲の曲がり角度


Claims (5)

  1. 複数本の溝が形成された種板を有するカソードを形成するカソード仕上機であって、
    該カソード仕上機は、
    前記種板を挟んで溝を形成する鍔部を備えた一対の溝付けローラを有する溝付けローラ対を備えた溝付け部を備えており、
    該溝付け部の溝付けローラ対における一対の溝付けローラは、前記種板に複数本の溝を同時に形成する複数の鍔部を備えており、
    前記鍔部は、
    前記種板に形成される隣接する一対の溝間の部分が該種板において吊り手が取り付けられる部分となり、かつ、吊り手を挟む一対の溝が同時に形成されるように、前記一対の溝付けローラに設けられており、
    前記鍔部は、
    前記隣接する一対の溝を同時かつ両者が互いに逆方向に凹むように形成するものである
    ことを特徴とするカソード仕上機。
  2. 前記溝付け部が、
    溝付けローラ対を複数備えており、
    各溝付けローラ対における一対の溝付けローラは、
    前記種板において、他の溝付けローラ対によって形成された溝と異なる位置に溝を形成するように鍔部が設けられている
    ことを特徴とする請求項1記載のカソード仕上機。
  3. 前記複数の溝付けローラ対は、
    前記種板に形成される溝が、該種板の中央から側端縁に向かって順次形成されるように設けられている
    ことを特徴とする請求項2記載のカソード仕上機。
  4. 複数本の溝が形成された種板を有するカソードを形成するカソード仕上機であって、
    該カソード仕上機は、
    前記種板を挟んで溝を形成する鍔部を備えた一対の溝付けローラを有する溝付けローラ対を備えた複数の溝付け部を備えており、
    該溝付け部の溝付けローラ対における一対の溝付けローラは、前記種板に複数本の溝を同時に形成する鍔部を備えており、
    該一対の溝付けローラに設けられた鍔部は、
    隣接する溝を同時かつ両者が互いに逆方向に凹むように形成するように設けられており、
    各溝付けローラ対における一対の溝付けローラは、
    前記種板において、他の溝付けローラ対によって形成された溝と異なる位置に溝を形成し、かつ、各溝を一回だけ溝付けするように鍔部が設けられている
    ことを特徴とするカソード仕上機。
  5. 前記複数の溝付け部は、
    前記種板に形成される溝が、該種板の中央から側端縁に向かって順次形成されるように設けられている
    ことを特徴とする請求項4記載のカソード仕上機。
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