JP2000119892A - 電気銅の製造方法およびこの方法により得られた電気銅 - Google Patents

電気銅の製造方法およびこの方法により得られた電気銅

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JP2000119892A JP10289726A JP28972698A JP2000119892A JP 2000119892 A JP2000119892 A JP 2000119892A JP 10289726 A JP10289726 A JP 10289726A JP 28972698 A JP28972698 A JP 28972698A JP 2000119892 A JP2000119892 A JP 2000119892A
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Yoshiaki Ihara
義昭 井原
Yukihisa Moriya
幸久 守谷
Hidenori Sasaki
秀紀 佐々木
Hiroshi Kawakami
博史 川上
Koichiro Maki
孝一郎 槙
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 設備投資コストや物流コストを増加させるこ
となく、積重ねた時の相互の側面間における空隙率の高
い電気銅を製造するための方法を提供する。 【解決手段】 粗銅アノ一ドを陽極に、純銅製種板をカ
ソードに用いて電気分解を行い、該カソード上に銅を電
着させて電気銅を製造する方法において、相対する側面
で互い違いになるように相互に平行な列状に突出し、か
つ隣接する各列において縦方向の位相がずれて設けられ
た複数の凸部を有する種板をカソードとして電気分解を
実施することを特徴とし、またロール成形によって前記
種板に、相対する側面で互い違いになるように相互に平
行な列状に突出し、かつ隣接する各列において縦方向の
位相がずれて設けられた複数の凸部を形成し、該凸部を
形成された種板をカソードとして電気分解を実施する電
気銅の製造方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、積重ねた時に相互
の側面間で高い空隙率を有する形状を具備する電気銅の
製造方法およびこの方法により得られた電気銅に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来の銅などの金属の電解精製または、
電解採取に際して行われる電解においては、目的となる
金属を電着させるカソードとして、種板と称する金属薄
板が使用され、また銅の電解精製プロセスで用いられる
種板は、ステンレスなどの母板に銅を薄く電着させて、
これを母板から剥ぎ取ることにより製造されるものであ
った。このようにして得られた種板は、銅の電解精製プ
ロセスでは、ショートの発生を防止して電流効率を向上
させ、生産効率をアップして製造コストを低下させた
り、また主に電気銅への不純物の汚染を防止するという
観点から、カソード表面への粒状の電析物の発生を防止
するためにレベラーを通過させて歪みの除去を行った
り、さらに種板をプレスまたはローラーによって成形し
て若干の凹凸を付け、懸垂性が高く腰の強い種板にして
から吊り手を取り付けクロスビームを通してカソードを
作製して電解槽に装入して電気分解を行っている。
【0003】しかし種板をプレスによって成形する場合
は、装置上の制約などから全ての種板は同一の形状とな
る。またローラーによる成形の場合も、ローラー成形後
の種板は縦方向(懸垂した状態での上下方向)に直線状
に溝が付いた形状となるため、プレスと同様に全ての種
板が同一の形状となる。したがってこれらの種板を用い
て製造された電気銅についても全てが同一の形状になっ
ている。
【0004】一方で製品の電気銅は、通常10〜30枚
程度を同一方向に積重ねたものを1荷造単位として、販
売、出荷、ハンドリングされている。この1荷造単位を
「山」と呼んでいるが、例えば大型熔解炉への電気銅の
装入作業なども、この1山毎に行われている。そして現
状では図4に示す通り、同一形状の電気銅11、11
a、11b、…11nを同一方向に積重ねているため、
電気銅同士が密着して相互の側面間に隙間C′が少ない
という特徴がある。このように隙間C′が少なく空隙率
が低いという特徴には、1山の見掛け密度が高くコンパ
クトになるという効果があり、例えば置き場スペースの
縮小やハンドリング効率の向上という点では有利となっ
ている。
【0005】しかしながら空隙率が低いという特徴には
その反面、製品の電気銅の山の見掛けの表面積が小さい
ために、また大型熔解炉中での熱の伝播や流動を阻害す
るために、熔解速度が遅く熔解用エネルギー原単位が高
いという問題点がある。特にステンレスなどの母板に銅
を電着させて剥ぎ取って製品とする、いわゆるISAプ
ロセスなどにより製造された電気銅では、電気銅1枚1
枚が薄く完全な平板状に近い形状であるので、電気銅同
士が密着し易く、上述のような問題点が顕著となり、こ
れを防ぐためこのプロセスで製造された電気銅の一部な
どでは、電気銅を1枚おきに波形状にプレスして積重ね
ることによって、電気銅荷造の山の中で電気銅同士が密
着しないような対策が講じられている。その波形状にプ
レスした電気銅は、通称「コルゲート電気銅」と呼ばれ
ている。このISAプロセス産電気銅は、通常の純銅製
のカソードを使用する電解精製プロセス産電気銅と比較
すると、1枚当たりの重量が軽く、また完全な平板状で
あるために電気銅同士が密着し易いという特徴があるた
め、ISAプロセス産電気銅を波形状にプレスすること
に関しては、理にかなっているといえる。
【0006】一方通常の銅カソードを使用する銅電解精
製プロセスでは、前述のようにレベラーを通過させた平
板状のカソード、もしくはプレス、ローラー加工により
得られた波型形状または溝付きカソードなどが使用され
ている。このようなカソードを用いる電解精製プロセス
産電気銅では、得られた電気銅が厚肉となり、波形状に
プレスするためには大型のプレス機械を必要とし、した
がって設備投資コストの増加を招くこととなる。また電
気銅荷造設備のライン上に大型プレス機械の増設スペー
スが確保できない場合には、大型プレス機械がオフライ
ンとなることによって電気銅のハンドリングのために、
物流効率が悪化して物流コストが増加することになり、
合理的な対策を採ることができなかった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、銅の
電解精製プロセスにおける種板の成形時における種板形
状に着目し、その形状を改善することによって設備投資
コストや物流コストを増加させることなく、積重ねた時
の相互の側面間における空隙率の高い電気銅を製造する
ための方法およびこの方法により得られた空隙率の高い
形状を有する電気銅を提供することを目的とするもので
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明の第1の実施態様は、粗銅アノ一ドを陽極に、純
銅製種板をカソードに用いて電気分解を行い、該カソー
ド上に銅を電着させて電気銅を製造する方法において、
相対する側面で互い違いになるように相互に平行な列状
に突出し、かつ隣接する各列において縦方向の位相がず
れて設けられた複数の凸部を有する種板をカソードとし
て電気分解を実施することを特徴とし、またロール成形
によって前記種板に、相対する側面で互い違いになるよ
うに相互に平行な列状に突出し、かつ隣接する各列にお
いて縦方向の位相がずれて設けられた複数の凸部を形成
し、該凸部を形成された種板をカソードとして電気分解
を実施することを特徴とする電気銅の製造方法である。
【0009】また本発明の第2の実施態様は、粗銅アノ
一ドを陽極に、純銅製種板をカソードに用いて電気分解
を行い、銅をカソード上に電着させて得られる電気銅で
あって、前記第1の実施態様に係る種板をカソードとし
て用いて電気分解することによって得られ、かつ一表面
に相互に平行で列状に間隔をおいて突出した複数の突出
部を有し、また積重ねた時に相互の側面間で高い空隙率
を有する電気銅を特徴とするものである。
【0010】具体的には本発明は、転炉などの乾式製錬
設備を用いて精製された粗銅を鋳造することにより得ら
れた粗銅アノードを陽極に、純粋な銅板、いわゆる種板
に吊り手を取付けクロスビームを通して作製したものを
カソードに用いて電気分解を行い、粗銅アノードから銅
を電解液中に電気溶解させ、該電解液中の銅をカソード
に電着させて99.99%以上の純度にまで精製された
電気銅を製造する、いわゆる銅の電解精製プロセスに関
連するものである。
【0011】そして本発明では前記した電気銅の製造の
際に、相対する側面で互い違いになるように相互に平行
な列状に突出し、かつ隣接する各列において縦方向の位
相がずれて設けられた複数の凸部を有する種板をカソー
ドとすることによって電気分解を行う電気銅の製造方法
を特徴とし、前記凸部をロール成形により例えば平面で
矩形状に形成することが好ましい。このような方法を実
施することにより得られた電気銅は、一表面に相互に平
行で列状に縦方向に間隔をおいた突出部を有し、積重ね
た時に該突出部により相互の側面間の空隙率の高い形状
を有するものとすることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下本発明を添付図面に基いて説
明する。図1は本発明で用いることができるロール成形
装置の一実施例を示す図で、(a)は全体側面図、
(b)は(a)のB−B線上の断面図、(c)は(a)
のC−C線上の断面図、(d)は(a)のD−D線上の
断面図、図2は本発明で用いた種板の一実施例の平面模
式図、図3は本発明で得られた電気銅を積重ねた状態を
示す図で、(a)は斜視図、(b)は(a)のA−A線
上の断面図である。
【0013】本発明で用いる種板は、まずステンレスな
どの母板に銅を薄く電着させて、これを母板から剥ぎ取
り、通常の銅の電解精製プロセスで使用するのと同様の
種板とすることにより製造する。
【0014】このようにして得られた種板は従来、例え
ば本出願人が提案した特開平10−88383号公報記
載のようなローラーレベラーと溝付けローラーを有する
種板矯正装置で処理されていた。一方本発明では特開平
10−88383号公報に開示した溝付けローラーを、
図1に示すような縦方向に間隔をおいて平面で矩形の凸
部を形成できるように構成した一対の成形ローラーとし
てロール成形により種板を処理したものである。すなわ
ち一対の成形ローラー1、2は両者の外周面に種板の厚
さと同等もしくはやや大きい間隙をもって対向して設け
られ、一方の成形ローラー1の外周面には複数の円板状
のフランジ1−1を該成形ローラー1の軸芯方向に間隔
をおいて一体に設ける。
【0015】そしてその外周面に環状の凹溝1−2を設
けたフランジ1−1′と、周方向に間隔をおいて複数個
(図示の実施例では3個)の突起1−3を設けたフラン
ジ1−1″とを交互に配設する。これに対し他方の成形
ローラー2の外周面にも一方の成形ローラー1のフラン
ジ1−1の位置に対応しかつ該フランジ1−1と同様の
寸法、形状のフランジ2−1を設けるが、外周面に凹溝
1−2を設けたフランジ1−1′に対応しては外周面に
周方向に間隔をおいて複数個(図示の実施例では3個)
の突起2−3を設けたフランジ2−1″を、また外周面
に突起1−3を設けたフランジ1−1″に対応しては環
状の凹溝2−2を設けたフランジ2−1′をそれぞれ配
置するとともに、突起1−3を環状の凹溝2−2内に、
また突起2−3を凹溝1−2内に嵌合せしめる。
【0016】このように構成された一対の成形ローラー
1、2間に種板3を通過させて搬送することにより該種
板3の相対する側面に縦方向に間隔をおいて平面で矩形
状の凸部4、4′を形成することができるのである。こ
の成形ローラーによって加工された成形後の種板3の形
状の一実施例は図2に示す通りである。
【0017】図2の模式図において黒色の矩形は、紙面
の裏面側に突出した列状に縦方向に間隔をおいた凸部4
を、一方白抜きの矩形は紙面の表面側に突出した列状に
縦方向に間隔をおいた凸部4′を表わしているが、該凸
部4、4′は前記した通り一対の成形ローラー1、2に
より成形されているので各凸部4、4′における裏面側
では凹部ないしは窪みとなっている。すなわち種板3に
は平面で矩形状の複数の凸部4、4′が成形されてお
り、一側面側に突出した列状に縦方向に間隔をおいた一
方の凸部4と、他側面側に突出した列状に縦方向に間隔
をおいた他方の4′とは、各列が相互に平行となり、か
つ互い違いになるよう配設されており、また隣接する各
列において凸部4と凸部4′とは縦方向の位相がずれて
設けられているものである。
【0018】そして図示した凸部4、4′は平面で矩形
状となっているが、成形ローラー1、2のフランジ1−
1、2−1の外周面に設けられた突起や凹溝の形状を替
えれば長円状、楕円状や円形状などの凸部を適宜成形す
ることができ、また凸部4、4′の数や該凸部の列の数
も吊り手によりクロスビームに懸垂する場合のバランス
を考慮しつつ所望に応じ替えることができる。
【0019】もちろん一対の成形ローラー1、2に種板
3が送り込まれるタイミングは、成形ローラー1、2の
絶対角度と強制的に同期させない限りランダムになるた
めに、連続した1枚1枚の種板3に関して縦方向の凸部
4、4′の位置もランダムにずれて成形される。なお図
2において矢印は成形ローラー1、2の間に種板3を送
り込む方向を示し、また7は電解槽内で電気分解する際
に該種板3をクロスビームに懸垂するために取付けられ
る吊り手を示す。
【0020】このような構成を有する種板3をカソード
として用いて電気分解して、前記カソードの両側面に電
着して得られた電気銅5、5a、5b、…5nには、そ
の一側面に種板3の凸部4、4′に対応して列状に間隔
をおいて突出部6が形成され、このような突出部6が形
成された電気銅を積重ねた際の模式図を図3に示す。図
3のように電気銅を積重ねると、各電気銅5、5a、5
b、…5nの側面間に前記突出部6によって大きな隙間
Cを得ることができる。また各電気銅5、5a、5b、
…5nにおける突出部6は各種板3に形成された凸部
4、4′の位置がランダムであることに起因してその位
置がランダムであるために前記大きな隙間Cを常に確保
することが可能となる。なお前記種板3の凸部4、4′
の高さは種板3の厚さや材質などにより異なるが、製品
の電気銅の積重ね時の空隙率から一般的には2mm以上
とすることが好ましく、一方8mmを超えて成形すると
凸部に粒状の電着部が生成して、その部分の不純物含有
率が上昇したり電気銅の山の姿勢が安定せず好ましくな
く、また積重ねた電気銅の空隙率は、置き場スペースの
縮小やハンドリング効果、および熔解速度の向上や熔解
用エネルギー原単位の低下などを総合的に判断して20
〜50%程度とすることが好ましい。
【0021】
【実施例】以下本発明の実施例を比較例とともに説明す
る。 [実施例]図1に示す一対の成形ローラーを用いたロー
ル成形により得られた、図2のように一側面で6列状、
他側面で5列状に縦方向に間隔をおき平面で矩形状の複
数の凸部を成形した縦方向1050mm、横方向107
0mm、厚さ0.7〜0.8mmの種板をカソードとし
て、電解槽に1槽当たり26枚装入し、電流密度238
A/m、電解液流量15リットル/分、電解液温度6
2℃、電解液Cu濃度50g/リットル、電解液フリー
硫酸濃度200g/リットルの条件で電気分解を行っ
て、種板の両側面に銅を電着させて一側面に縦方向に間
隔をおき6列状と5列状に配列された高さ2mmの複数
の突出部を有する電気銅を製造した。得られた電気銅を
17枚積重ねた際に、この電気銅山の空隙率は25%で
あった。また電気銅1山17枚を重ねた際の4隅の高さ
のうち最高のものと最低のものの差は25mmであっ
た。
【0022】[比較例]従来の成形ロールにより深さ2
mmの直線状の11本の溝を縦方向に成形した実施例と
同様の寸法の種板をカソードとして用いて実施例と同様
に電気分解を行って電気銅を製造した。得られた電気銅
を17枚積重ねた際に、この電気銅山の空隙率は15%
であった。また電気銅1山17枚を重ねた際の4隅の高
さのうち最高のものと最低のものの差は、50mmであ
った。以上のように本発明の方法によれば、従来品に比
べ積重ねた際に空隙率が高く、かつ荷山の傾きの少ない
電気銅が得られた。念のため不純物濃度の上昇し易い実
施例で得られた電気銅の突出部の不純物品位を分析した
が、通常品と何ら変化がないことが確認できた。
【0023】
【発明の効果】以上述べた通り本発明によれば、積重ね
た際に空隙率が高く、かつ荷山の4隅における差の少な
い電気銅を簡単かつ安価に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明で用いることができるロール成形装置の
一実施例を示す図で、(a)は全体側面図、(b)は
(a)のB−B線上の断面図、(c)は(a)のC−C
線上の断面図、(d)は(a)のD−D線上の断面図で
ある。
【図2】本発明で用いた種板の一実施例の平面模式図で
ある。
【図3】本発明で得られた電気銅を積重ねた状態を示す
図で、(a)は斜視図、(b)は(a)のA−A線上の
断面図である。
【図4】従来の方法で得られた電気銅を積重ねた状態を
示す図で、(a)は斜視図、(b)は(a)のA−A線
上の断面図である。
【符号の説明】
1、2 成形ローラー 1−1、1−1′、1−1″、2−1、2−1′、2−
1″ フランジ 1−2、2−2 環状凹溝 1−3、2−3 突起 3 種板 4、4′ 凸部 5、5a、5b、…5n 電気銅 6 突出部 7 吊り手 C 隙間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐々木 秀紀 愛媛県新居浜市西原町3−5−3 住友金 属鉱山株式会社別子事業所内 (72)発明者 川上 博史 千葉県市川市中国分3−18−5 住友金属 鉱山株式会社中央研究所内 (72)発明者 槙 孝一郎 千葉県市川市中国分3−18−5 住友金属 鉱山株式会社中央研究所内 Fターム(参考) 4K058 AA04 AA11 BA21 BB03 EB02 EB13 FA10

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粗銅アノ一ドを陽極に、純銅製種板をカ
    ソードに用いて電気分解を行い、該カソード上に銅を電
    着させて電気銅を製造する方法において、相対する側面
    で互い違いになるように相互に平行な列状に突出し、か
    つ隣接する各列において縦方向の位相がずれて設けられ
    た複数の凸部を有する種板をカソードとして電気分解を
    実施することを特徴とする電気銅の製造方法。
  2. 【請求項2】 ロール成形によって前記種板に、相対す
    る側面で互い違いになるように相互に平行な列状に突出
    し、かつ隣接する各列において縦方向の位相がずれて設
    けられた複数の凸部を形成し、該凸部を形成された種板
    をカソードとして電気分解を実施することを特徴とする
    請求項1記載の電気銅の製造方法。
  3. 【請求項3】 粗銅アノ一ドを陽極に、純銅製種板をカ
    ソードに用いて電気分解を行い、銅をカソード上に電着
    させて得られる電気銅であって、請求項1記載の種板を
    カソードとして用いて電気分解することによって得ら
    れ、かつ一表面に相互に平行で列状に間隔をおいて突出
    した複数の突出部を有し、また積重ねた時に該突出部に
    より相互の側面間で高い空隙率を有することを特徴とす
    る電気銅。
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