JP6505690B2 - クランクシャフト及びクランク部材を組み立てる方法、並びに、クランクシャフト及びクランク部材から成る組立体 - Google Patents

クランクシャフト及びクランク部材を組み立てる方法、並びに、クランクシャフト及びクランク部材から成る組立体 Download PDF

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Description

本発明は、クランクシャフト及びクランク部材を組み立てるための方法に関する。
出願人の先願である特許文献1は、クランクシャフトとクランクシャフトのクランクピンを中心として回転可能とされるクランク部材とを備えている往復式ピストン機構を開示している。先行技術に基づくクランクシャフトは、別々の部品から構成されており、クランク部材は、単一の部品としてクランクピンに取り付けられている。製造上の観点から、クランクシャフトを単一の部品として利用し、二分割式クランク部材を構成することが望ましい。
国際公開第2013/110700号
本発明の目的は、クランクシャフト及びクランク部材を組み立てるための改善された方法を提供することである。
当該目的を達成するために、本発明における方法は、請求項1に規定されるステップを備えている。
当該発明の利点は、クランク部材歯車の支持部分及び歯付面において、周方向に半体を互いに対して固定する必要がないことである。これにより、組立の際に支持部分の表面及び歯付表面が不慮に脱離するので、例えば機械的な後処理が必要とされる。それにも関わらず、例えば芯出し要素によって接触面を調整するステップの際には、半体は、クランクピン軸線に関するアキシアル方向及び/又はラジアル方向において、互いに対して固定されている。
組立状態において、クランク部材の内壁は、円筒状とされ、クランクピンの外壁に正確に装着されている。半体同士の間における接触面は、クランクピンの両側面において互いに対して平行に延在しており、共通する平面内に配置されている。支持部分は、アキシアル方向においてクランク部材歯車に隣り合っており、組立状態においてクランク部材歯車が支持部分とクランクアームとの間に配設されるように配置されている。クランク部材が2つのクランク部材歯車を備えている場合には、アキシアル方向において支持部分がクランク部材歯車同士の間に配置されている。クランク部材が2つのクランク部材歯車をクランク部材の側面それぞれに有している場合には、クランク部材のアキシアル方向外面の両方が、例えばクランク部材歯車の両側壁のような平行な表面によって形成されている。
好ましくは、固定位置が、少なくとも1つの接触面においてクランク部材のアキシアル方向外面に配置されている。クランク部材のラジアル方向周辺における固定を省略することができるからである。アキシアル方向外面は、クランク部材歯車の外面によって形成されている場合がある。
実際の実施例では、クランク部材が、両方の半体を共に維持するための4つの固定位置を有しており、2つの固定位置が、アキシアル方向外面それぞれに配置されており、残りの2つの固定位置が、接触面に配置されている。
クランクピンに対するクランク部材の回転位置が、固定を適用する前において、クランクピン軸線に関するラジアル方向において見ると、固定位置が隣り合うクランクアームを越えて配置されるように選定されている。これにより、例えば工具を固定に利用するために、固定位置に容易にアクセス可能となる。
固定位置が、クランクシャフト軸線及びクランクピン軸線を通過する平面内に配置されている。これにより、固定位置がクランクアームのラジアル方向端部を越えて配置されるように、クランクアームの端部分がクランクシャフト軸線に関するラジアル方向において同一平面上に配置された場合に、固定位置に容易に到達可能となる。
適用された固定が、固定位置において半体を溶接することを備えている。
代替的には、適用された固定が、固定位置において半体に形成されている凹所の内部にロック部材を挿入することを備えている。凹所が、ロック部材を挿入可能とされる共通する凹所を形成している。ロック部材は、I字状とされ、クランク部材の半体を共に維持するための単純な形状を提供する。
ロック部材と凹所とが、ロック部材が加圧されることによって挿入され、これにより半体が互いに対して同時に押圧されるように形成されている。このことは、例えばテーパ状のロック部材と相補的な凹所とによって実現可能とされる。代替的には、ロック部材は、例えば熱組立体の場合には、凹所に挿入され収縮される。
固定を固定位置に適用した後に、クランクピンを中心としてクランク部材を回転させ、これにより、クランクピン軸線に関するラジアル方向においてクランク部材のアキシアル方向外面における他方の接触面を隣り合うクランクアームを越えて配置させた後に、クランク部材のアキシアル方向外面における他方の接触面に第2の固定を適用させる。
クランク部材半体の凹所の寸法は、実際には製造誤差に起因して様々である。このような偏差を補償するために、及び/又は、テーパ状のロック部材と凹所との場合に半体同士の間に作用する一定のクランプ力を発生させるために、当該組立方法において中間ステップが適用される。相補的なロック部材が、凹所とロック部材との所定且つ所望の寸法的関係に基づいて、異なる寸法を有している一連のロック部材から選定されるように、ロック部材を挿入するステップを実施する前に、凹所の寸法が決定されている。凹所の寸法は、接触式計測装置又は例えばレーザー式計測装置のような非接触式計測装置によって決定される場合がある。好ましくは、当該寸法は、ロック部材を受容するための共通する凹所の寸法が計測されるように半体を互いに対して装着した後に決定される。組立の際に、作業員又は装置が、一連の異なる寸法を有するロック部材から相補的なロック部材を選定可能とされる。凹所とロック部材との寸法的関係は、範囲それぞれについての凹所及び対応するロック部材の大きさの寸法範囲を格納している単純なリストとされる。
代替的には、クランク部材のアキシアル方向外面が、2つの固定位置を接触面それぞれに有しているので、固定位置が、クランクピンの側面それぞれに配置されている一方、クランクピンに対するクランク部材の特定の回転位置において、両方の固定位置が隣り合うクランクアームを越えて配置されているように、隣り合うクランクアームは形成されている。2つの固定が一のアキシアル方向外面における2つの固定位置に同時に適用可能とされるので、このことは優位である。
固定位置が、支持部分と外部クランク部材歯車の歯付表面との間に配置されているクランク部材のアキシアル方向側面に配置されており、
適用された固定が、好ましくは溶接を備えている。例えば、クランク部材のアキシアル方向外面は、クランク部材歯車の前面によって形成されており、固定位置が、クランク部材歯車の反対側の後面によって形成されている場合がある。代替的には、フランジが、支持部分とクランク部材歯車との間に配置されている一方、固定位置が、クランク部材歯車の前面に対する法線の反対方向に方向づけられているフランジの側面に配置されている。
代替的には、固定位置が、支持部分と外部クランク部材歯車の歯付表面との間に配置されている。この場合には、適用された固定が、好ましくは半体同士の締付を備えている。クランプを固定するための実施可能な手段を多数想到することができる。クランプは、クランク部材の半体同士をクランクピンの周囲に装着した後に支持部分とクランク部材歯車との間に装着されている、円状のフランジの2つの半体を備えている。クランク部材の半体の周囲にフランジの半体を互いに対して装着した後に、フランジの半体が、例えば溶接によって互いに対して固定される。溶接位置は、接触面から所定の回転距離で、例えば接触面から90°で且つフランジの前面及び/又は後面に配置されている場合がある。
また、本発明は、請求項12におけるクランクシャフトとクランク部材とから成る組立体に関する。また、当該組立体は、上述の方法によって得られる製品とされる場合がある。当該組立体は、例えば圧縮率を変更可能な内燃機関のような往復ピストン機構で利用するのに適している。従って、支持部分が、クランクピンに対して偏心している場合がある。
特定の実施例では、クランク部材歯車が、後方クランク部材歯車とされ、固定位置が、後方クランク部材歯車に配置されており、クランク部材が、後方クランク部材歯車に対して反対側に位置するクランク部材の端部に配置されている前方クランク部材歯車とされ、前方クランク部材歯車が、後方クランク部材歯車より小さい直径を有しており、フランジが、前方クランク部材歯車と支持部分との間に取り付けられており、フランジが、クランク部材の半体にそれぞれ一体化されていると共に接触面の両方において周方向に互いに対して固定されている2つの部品によって形成されている。この場合には、前方クランク部材歯車の外側アキシアル方向側面の表面は、固定のための空間をほとんど有していない。前方クランク部材歯車において周方向にクランク部材の半体を互いに対して固定するために、固定がフランジに関するラジアル方向又はアキシアル方向においてフランジに適用される。
本発明について、例として本発明の実施例を表わす概略的な図面を参照しつつ説明する。
従来技術に基づく往復式ピストン機構の斜視図である。 従来技術に基づく往復式ピストン機構の斜視図である。 本発明の一の実施例における部分的に組み立てられたクランクシャフト及び2つのクランク部材の斜視図である。 図3に類似する、第2のクランク部材の拡大図である。 図4に表わす第2のクランク部材の分解図である。 図4に類似する、第2のクランク部材の代替的な実施例を表わす。 図4に類似する、第2のクランク部材の代替的な実施例を表わす。 図4に類似する、第1のクランク部材の実施例を表わす。 図5に類似する、第1のクランク部材の実施例を表わす。 図3の一部分の拡大図である。 異なる側面から見た図10に類似する、第1のクランク部材の代替的な実施例である。 異なる側面から見た図10に類似する、第1のクランク部材の代替的な実施例である。 本発明の一の実施例における組み立てられた代替的なクランクシャフト及びクランク部材の一部分の斜視図である。 図4に類似する、第2のクランクの代替的な実施例を表わす。 図5に類似する、第2のクランクの代替的な実施例を表わす。 組立前における単一の部品としての代替的なクランクシャフト及び第1のクランク部材の一部分の斜視図である。
図1及び図2はそれぞれ、特許文献1に開示されるような、先行技術に基づく往復式ピストン機構101の一部分を表わす異なる側面図である。往復式ピストン機構101は、圧縮比を変更することができる内燃機関に適している。往復式ピストン機構101は、クランクシャフト102を支持しているクランクケースを備えている。クランクシャフト102は、クランクピン104を含んでおり、クランクシャフト軸線105を中心としてクランクケースに対して回転可能とされる。
往復式ピストン機構101は、クランクピン104に回転可能に取り付けられているクランク部材106を備えている。クランク部材106は、図2に表わすように、クランクピン104に対して偏心して配置されている支持部分107を備えている。支持部分107は、接続ロッド109の大きい端部108を支持している外側周壁を有している。したがって、接続ロッド109は、接続ロッド109の大きい端部108を介して、クランク部材106に回転可能に取り付けられている。また、接続ロッド109は、ピストン111が回転可能に接続されている小さい端部110を含んでいる。図2において、明確にするために、クランクシャフト102及び接続ロッド109が省略されていることに留意すべきである。
クランク部材106は、クランク部材106を駆動するための外部クランク部材歯車112を備えている。外部クランク部材歯車112は、2つの中間歯車113と噛み合っている。中間歯車113は、クランクシャフト102に回転可能に取り付けられており、中間歯車113の回転軸線は、クランクシャフト軸線105に対して平行に延在している。また、中間歯車113それぞれが、補助歯車114と噛み合っている。補助シャフト115は、クランクシャフト102を貫通して同軸に延在しており、クランクシャフト軸線105を中心としてクランクシャフト102に対して回転可能とされる。従って、補助シャフト115は、クランク軸線105と略一致している補助シャフト軸線を中心として回転可能とされる。結論として、補助歯車114の中心線は、クランクシャフト軸線104と一致している。
歯車の寸法は、補助シャフト115がクランクケースに対して一定の角度位置に保持されている場合に、クランクケースから見ると、動作状態においてクランク部材106がクランクシャフト102の半分の速度でクランクシャフト102と同一の方向に回転するように選定される。補助シャフト115の角度位置は、往復式ピストン機構の実際の圧縮比を変更するように変化可能とされる。
図1及び図2に表わす往復式ピストン機構において、クランクシャフト102は別々の部品から組み立てられている。クランク部材106が、単一の部品としてクランクピン104に取り付けられた後に、クランクピン104は、圧接によってクランクシャフト102の残り部分に取り付けられる。
本発明は、クランクシャフト及びクランク部材を組み立てるための他の方法であって、クランク部材の2つの半体がクランクピンの周囲に取り付けられている方法にも関連する。
図3は、クランクシャフト軸線2と2つの異なるクランク部材すなわち第1のクランク部材3及び第2のクランク部材4とを含むクランクシャフト1の組立体の実施例を表わす。クランクシャフト1と第1のクランク部材3及び第2のクランク部材4とは、本発明における方法の一の実施例によって組み立てられる。クランクシャフト1の当該実施例は、それぞれがクランクアーム6同士の間において延在している4つのクランクピン5を備えている。当該組立体は、例えば4気筒の内燃機関のような、4つのピストンを具備する往復式ピストン機構に適している。それにも関わらず、組み立て方法は、様々な数量のクランクピンを具備するすべての種類のクランクシャフトに適用可能とされる。図3は、第1のクランク部材3及び第2のクランク部材4が関連するクランクピン5の周囲に取り付けられており、2つの残りのクランクピン5は依然としてクランク部材によって拘束されていないことを表わす。完全に組み立てられた状態では、他の2つのクランクピン5は、同一のさらなる第2のクランク部材4を備えている。クランクピン5それぞれが、クランクシャフト軸線2に対して平行に延在しているクランクピン軸線7を有している。
第1のクランク部材3は、外部前方クランク部材歯車8と外部後方クランク部材歯車9とを有している。外部前方クランク部材歯車8は、図1及び図2に表わす先行技術に基づく機構のように、中間歯車10と噛み合っている。中間歯車10は、補助シャフト11に固定されている補助歯車(図示しない)と噛み合っている。補助シャフト11は、クランクシャフト1を貫通して同軸に延在しており、クランクシャフト軸線2を中心としてクランクシャフト1に対して回転可能とされる。従って、補助シャフト11は、クランクシャフト軸線2と略一致する補助シャフト軸線を中心として回転可能とされる。
第1のクランク部材3は、接続ロッド(図示しない)の大きい端部を支持するための外周壁を有している支持部分12を備えている。支持部分12は、外部前方クランク部材歯車8と外部後方クランク部材歯車9との間において延在している。さらに、第1のクランク部材3は、外部前方クランク部材歯車8と支持部分12との間に配置されている円状フランジ13を備えている。円状フランジ13の中心線は、第1のクランク部材3が取り付けられている対応するクランクピン5のクランクピン軸線7と一致している。
また、第2のクランク部材4は、外部前方クランク部材歯車14と外部後方クランク部材歯車15とを有している。完全に組み立てられた製品では、外部前方クランク部材歯車14が、クランクシャフト1の中心に形成された穴16を貫通して延在しているシャフト(図示しない)を介して、第1のクランク部材3の外部後方クランク部材歯車9に結合されている。当該シャフトの両方の端部が、補助歯車(図示しない)を備えている。第2のクランク部材4の外部前方クランク部材歯車14及び第1のクランク部材3の外部後方クランク部材歯車9それぞれと噛み合っている。このような結合によって、第1のクランク部材3及び第2のクランク部材4とさらなるクランク部材とが、クランクシャフト1を回転させる際に第1のクランク部材3と同様に回転する。
また、第2のクランク部材4が、接続ロッドの大きい端部を支持するための外周壁を有している支持部分17を備えている。支持部分17は、外部前方クランク部材歯車14と外部後方クランク部材歯車15との間において延在している。
支持部分12,17は、関連するクランクピン5に対して偏心して配置されているので、組み立てられた製品は、圧縮比を変更することができる内燃機関のために利用することができる。
図4は、第2のクランク部材4を詳細に表し、図5は、組み立て前における第2のクランク部材4を表わす。図5に表わす状態において、第2のクランク部材4が2つの半体に分離されている。半体の内部は、クランクピン5の外面と協働する略半円筒状の壁によって形成されている。クランクシャフト1及び第2のクランク部材4の組み立ての際に、両方の半体がクランクピン5の周囲において互いに対して密着される。結論として、2つの接触面18,19が、半体同士の間においてクランクピン5の側部それぞれに形成されている。接触面18,19は、第2のクランク部材4のアキシアル方向外面同士の間において、この場合には外部前方クランク部材歯車14の前面と外部後方クランク部材歯車15との後面との間において延在している。当該実施例では、接触面18,19は共通する平面内において延在している。半体は、互いに対する半体の装着を容易にするために、芯出し要素(図示しない)を接触面18,19に備えている。芯出し要素は、例えば接触面18,19に形成された突起と相補的な凹所とによって半体が互いに対して装着された場合に、クランクピン5のアキシアル方向及びラジアル方向において半体が互いに対してロックされるように形成されている。また、芯出し要素は、第1のクランク部材3及び第2のクランク部材4を製造する際に利用される。例えば、第1のクランク部材3及び第2のクランク部材4は、支持部分12,17並びに/又は外部前方クランク部材歯車14及び外部後方クランク部材歯車15を製造する際に、芯出し要素を介して互いに対して装着可能とされる。
図4及び図5に表わす実施例では、半体が、I字状のロック部材20の形態をした固定具によって、第2のクランク部材4の周方向において互いに対して固定されている。ロック部材20は、組立の際に半体の相補的な凹所21に挿入される。半体をクランクピン5の周囲に装着した後に、凹所21が、4つの共通する凹所を4つの固定位置22に形成する。図4には、2つの固定位置22が表わされている。当該実施例では、固定位置22は、第2のクランク部材4のアキシアル方向外面において接触面18,19に配置されている。言い換えれば、固定位置22は、支持部分17と外部前方クランク部材歯車14及び外部後方クランク部材歯車15の歯付表面とから遠位に配置されている。半体は、支持部分17と外部前方クランク部材歯車14及び外部後方クランク部材歯車15の歯付表面とにおいて、周方向で互いに対して固定されていない。しかしながら、芯出し要素が接触面18,19に設けられている。
I字状のロック部材20を適用することの利点は、I字状のロック部材20が周方向において半体を固定することである。当該実施例では、第2のクランク部材4のアキシアル方向外面が、前方クランク部材歯車14及び後方クランク部材歯車15の側壁によって形成されていることに留意すべきである。前方クランク部材歯車14及び後方クランク部材歯車15の半体は、第2のクランク部材4の半体の残りと一体化されている。
I字状のロック部材20がクランクシャフト1のアキシアル方向において凹所21に挿入されるので、クランクピン軸線7に沿った方向において固定位置22に隣接する空間を設ける必要がある。クランクアーム6の形状及び/又は組立方法については、特別に留意すべきである。図3に表わす状態では、クランクピン5に対する第2のクランク部材4の回転位置は、後部クランク部材歯車15の後面における固定位置22が、クランクピン軸線7のラジアル方向で見ると、隣り合うクランクアーム6を越えて位置しているように選定される。これにより、ロック部材20をクランク部材4の半体の関連する隣り合う共通の凹所に挿入することができる。当該実施例では、固定位置22は、クランクシャフト軸線2及びクランクピン軸線7の両方が延在している位置に実質的に配置されている。
同様に、外部後方クランク部材歯車15の後面におけるロック部材20と同時に、外部前方クランク部材歯車14の前面において、ロック部材20が対応する共通の凹所21に挿入可能とされる。ロック部材20が、一方の接触面18において、第2のクランク部材4の端部それぞれの凹所21に挿入された後に、第2のクランク部材4は、他方の固定位置22又は凹所21がクランクアーム6を越えて配置されるまで、クランクピン5を中心として回転可能とされる。当該実施例では、隣り合うクランクアーム6が、アキシアル方向においてロック部材20を第2のクランク部材4の半体に挿入するための理想的な空間を提供するように、クランクピン軸線7から見ると、クランクピン5を越える高さに位置している。
I字状のロック部材20と相補的な凹所21とが、ロック部材20が押し込まれるように、且つ、クランク部材4の半体が互いに対して同時に押圧されるようにテーパ状になっている。さらに、ロック部材20は、ネジ付穴23を備えている。これにより、分解する場合にロック部材20を凹所21から引っ張り出すための工具によって、ロック部材20を係合することができる。ネジ付穴23は、ロック部材を共通の凹所から押し出すために、流体がロック部材20を介して共通の凹所21に押圧可能とされるように、液圧式プレス装置をロック部材20に固定するために利用される。
また、ロック部材20は、焼き嵌め又は加熱アセンブリによって共通の凹所19に挿入及び固定される場合があることに留意すべきである。
図6は、第2のクランク部材4の代替的な実施例を表わす。当該実施例は、外部前方クランク部材歯車14及び外部後方クランク部材歯車15、支持部分17、並びに組み立てられた第2のクランク部材4の半体同士の間の2つの接触面18,19に関連する図4及び図5に表わす実施例と若干類似している。半体が互いに対して嵌合された場合には、2つの固定位置22が、第2のクランク部材4のアキシアル方向外面それぞれの接触面18,19に配置されている。この場合には、適用可能な固定方法としては、固定位置22において半体同士を溶接することが挙げられる。溶接継ぎ目の局所的な突起を解消するために、凹所が固定位置22に設けられている。溶接継ぎ目は、凹所それぞれを充填している場合がある。図4及び図5に表わす実施例とは異なり、第2のクランク部材4を損傷させずに第2のクランク部材4を後方に分解することは、困難であるか又は不可能である。
図7は、組立方法が上述の態様に類似する態様で実施されることを表わす。第2のクランク部材4は、他の固定位置22が隣り合うクランクアーム6を越えて配置されるまで、クランクピン5を中心として回転可能とされる。これにより、溶接工具を配置するための空間が、固定位置22のアキシアル方向に形成される。また、固定位置22は、前方クランク部材歯車14及び後方クランク部材歯車15の両面に、すなわち前方クランク部材歯車14の後面及び/又は後方クランク部材歯車15の前面に配置されている場合があることに留意すべきである。
図8は、第1のクランク部材3の実施例の詳細図であり、図9は、組立前の第1のクランク部材3を表わす。図9に表わす状態では、第1のクランク部材3の2つの半体が分離している。クランクシャフト1及び第1のクランク部材3を組み立てる際に、両方の半体がクランクピン5の周りにおいて互いに対して嵌合される。上述の第2のクランク部材4と同様に、2つの接触面18,19がクランクピン5の両面に形成されている。接触面18,19は、第2のクランク部材4のアキシアル方向外面同士の間において、この場合には後方クランク部材歯車9の後面とフランジ13及び前方クランク部材歯車8の前面との間において延在している。フランジ13が前方クランク部材歯車8と支持部分12との間に配置されており、前方クランク部材歯車8の外周を越えて延在しているので、第1のクランク部材3の前面が平面でないことに留意すべきである。第2のクランク部材4と同様に、第1のクランク部材3の半体は、半体を互いに対して嵌合すると共にクランクピン5のラジアル方向及びアキシアル方向において半体をロックするために、芯出し要素を接触面18,19に備えている。
図9は、第1のクランク部材3の後面において、上述と同様のI字状のロック部材20によって、半体が互いに対して固定されていることを表わす。
第1のクランク部材3の前面において、2つの固定位置22が、フランジ13の接触面18,19に配置されている。また、固定位置22が支持部分12から並びに前方クランク部材歯車8及び後方クランク部材歯車9の歯付表面から遠位に配置されている。半体は、周方向において支持部分12で並びに前方クランク部材歯車8及び後方クランク部材歯車9の歯付表面で互いに対して固定されていないが、芯出し要素が接触面18,19に設けられている。
第1のクランク部材4の当該実施例の優位性は、比較的小さい前方クランク部材歯車8を利用可能となることである。図8及び図9に表わすように、前方クランク部材歯車8の直径は、後方クランク部材歯車9の直径より小さい。図3に表わすように支持部分12と調整クランクアーム6との間の平面に中間歯車10と補助歯車とを組み込むためには、直径が小さいことが望ましい。
図8は、I字状のロック部材の形態をした固定具を凹所に適用するためには、前方クランク部材歯車8の側壁が小さすぎることを表わす。また、円状フランジ13の固定位置22において第1のクランク部材3の半体を溶接することによって、前方クランク部材歯車8における半体は、周方向において互いに対して固定されている。第1のクランク部材3を組み立てるための方法は、第2のクランク部材4を組み立てるための方法に相当する。固定位置22がクランクピン軸線7からラジアル方向に見てクランクアーム6を越えて配置されるまで、第1のクランク部材3がクランクピン5を中心として回転可能とされるからである。
溶接工具を載置するための空間が十分に存在する場合には、円状フランジ13の固定位置22が反対側に配置されている場合もあることに留意すべきである。円状フランジ13が、支持部分12及び後方クランク部材歯車9の外周を越えて延在しているからである。また、溶接のための固定位置22が円状フランジ13の反対側に配置されていることも考えられる。
第1のクランク部材3が第2のクランク部材4と同一であることも考えられる。このことは、前方クランク部材歯車8の直径が比較的大きく、長行程往復式ピストン機構を得ることができることを意味する。
図10は、図3に表わすクランクシャフト1及び第1のクランク部材3を部分的に表わす。図10に表わすように、前方クランク部材歯車8が、中間歯車10と噛み合っている一方、中間歯車10が、補助シャフト11に固定されている補助歯車24と噛み合っている。一の中間歯車10において、カバーが対応するシャフトから取り外されると、ニードルベアリングが露呈する。補助歯車24と補助シャフト14との間に及び中間歯車10とそのシャフトとの間に十分な支持力を作用させるために、補助歯車24と中間歯車10とが、アキシアル方向に突出しているシャフトにおいて周方向に延在している。このことは、中間歯車10におけるニードルベアリングが比較的長く、補助歯車24における補助シャフト11のスプライン加工された端部分が比較的長いことを意味する。
また、図10は、第1のクランク部材3に円状フランジ13が設けられていることのさらなる優位性を示している。円状フランジ13が、中間歯車10及び補助歯車24を所定位置に維持するための阻止リングとして機能するからである。円状フランジ13の外径は、中間歯車10及び補助歯車24におけるシャフト及び場合によってはカバーがアキシアル方向において円状フランジ13を覆うように選定される。2つの半体から第1のクランク部材3を組み立てるための方法に依存しないで、円状フランジ13が支持部分12と前方クランク部材歯車13との間に設けられていることに留意すべきである。言い換えれば、円状フランジ13は、円状フランジ13がアキシアル方向において中間歯車10及び/又は補助歯車24を少なくとも阻止するように寸法決めされている。一体に作られているクランク部材の場合であっても、円状フランジ13は利用可能とされる。
図11及び図12は、第1のクランク部材3の代替的な実施例を表わす。当該実施例は、第1のクランク部材3の半体を円状フランジ13に固定することを除いて、図8〜図10に表わす実施例と略同一である。当該実施例では、円状フランジ13は、クランクピン軸線7に関するラジアル方向において接触面18,19における円状フランジ13の共通する凹所の内部に押圧されているロック部材25を備えている。ロック部材25及び相補的な凹所は、円状フランジ13の半体が組立の際に互いに対して押圧されるように形成されており、例えばテーパ状に形成されている。第1のクランク部材3のアキシアル方向外側ではなくラジアル方向外側に配置されている固定位置22に固定されるにも関わらず、円状フランジ13の固定位置22は、支持部分12並びに前方クランク部材歯車8及び後方クランク部材歯車9の歯付表面から遠位に配置されている。支持部分12並びに前方クランク部材歯車8及び後方クランク部材歯車9の歯付表面では、周方向において半体を互いに対して固定する必要は無いが、芯出し要素が、アキシアル方向及びラジアル方向において半体をロックするために接触面18,19に設けられている場合がある。
円状フランジ13に関する周方向において第1のクランク部材3の半体を互いに対して固定するための代替的な手段として、例えば円状フランジ13を中心として巻き付けられているクランクストリップを想到することができる。
図13は、クランクシャフト1の代替的な実施例の一部分を表わす。クランク部材26の実施例は、図3に表わす第2のクランク部材4との互換性を有している。当該実施例では、クランク部材26のアキシアル方向外面それぞれが、2つの固定位置22を接触面18,19それぞれに有しているので、固定位置22は、クランクピン5の側面それぞれに配置されている。一方、隣り合うクランクアーム6は、クランク部材26の所定の回転位置で4つの固定位置22すべてがクランクピン軸線のラジアル方向において当該隣り合うクランクアーム6の外方に配置されるように形成されている。図13に表わすように、図示の状態において、クランク部材26の一のアキシアル方向外面に設けられた2つの固定位置22が、クランクピン5のラジアル方向で見ると当該隣り合うクランクアーム6を越えて配置されている。このことは、クランク部材26のアキシアル方向外面の両方において、全体で4つのロック部材20が同時に挿入可能とされるので、組立時間を著しく低減させることができる。I字状のロック部材の代わりに、代替的な固定としては、例えば溶接が挙げられる。
図14及び図15は、第2のクランク部材4の代替的な実施例を表わす。また、当該実施例は、前方クランク部材歯車14及び後方クランク部材歯車15と支持部分17とを備えている。図15に表わすように、第2のクランク部材4の半体は、クランク部材4のアキシアル方向及びラジアル方向において半体を互いに対して固定するための接触面に芯出し要素27を備えている。図14及び図15に表わす実施例では、半体がクランクピン5の周囲において互いに対して装着された後に、4つの半体フランジ28が第2のクランク部材4の半体の周囲に装着されており、4つの半体フランジ28のうち2つの半体フランジ28が前方クランク部材歯車14と後方クランク部材歯車15との間に配置されており、残りの2つの半体フランジ28が後方クランク部材歯車15と支持部分17との間に配置されている。装着後に、半体フランジ28が2つの共通するフランジ29を形成している。フランジ29は、相補的な周方向スロット30によって、支持部分17と前方クランク部材歯車14及び後方クランク部材歯車15それぞれとの間に受容されている。図14に表わすように、当該実施例では、固定は、支持部分17に配置されていないフランジ29と、前方クランク部材歯車14及び後方クランク部材歯車15の歯付表面とを備えている。当該実施例では、固定位置が支持部分17と後方クランク部材歯車15との間に及び支持部分17と前方クランク部材歯車14との間に配置されていることを留意すべきである。固定として、フランジ半体28を溶接位置31に溶接しても良い。図示の実施例では、溶接位置31は、第2のクランク部材4のアキシアル方向外面の両方ではなく、互いに対して面しているフランジ29の側面の両方に配置されている。さらに、溶接位置31は、この場合にはクランクピン軸線を中心として接触面18,19から約90°の角度で、接触面18,19から遠位に配置されている。溶接継ぎ目の局所的な突出を防止するために、凹所が、溶接継ぎ目が当該凹所それぞれに充填されるように配置されている。組立方法は、上述の態様に類似する態様で実施される。図14に表わす実施例では、溶接位置31は、例えば接触面18,19や接触面18,19に対して90°回転された位置のような、第2のクランク部材4に対して異なる回転位置に配置されている。また、フランジ29がラジアル方向において前方クランク部材歯車14及び後方クランク部材歯車15を越えて延在している場合には、溶接位置31がフランジ29のアキシアル方向外面に配置されていても良い。
図3を参照すると、第1のクランク部材3が、2つの半体としてではなく、単一部品としてクランクシャフト1に適用可能である一方、クランクシャフト1の関連する部分が、別体部品から構成されている。クランクシャフト部分は、図16に表わすように加圧成形接続されている。第1のクランク部材37は、単一部品として準備されており、第1のクランク部材37のアキシアル方向においてクランクピン5全体に亘って第1のクランク部材37を滑動させることによって、クランクピン5の周囲に装着するようになっている。また、この場合には、図16に表わすように、中間歯車10の一部分が、クランクアーム6の凹所に配置されているので、当該機構をアキシアル方向において小型化することができる。組立前にクランクアーム6が隣り合うクランクピン5から分離されるので、当該凹所による小型化は容易である。
図16に表わす加圧成形接続では、クランクピン5の自由端と協働するクランクアーム6の受容穴38の内壁とが、相補的なテーパ状の突起39及び凹所40を有している。組立状態では、加圧成形接続は、クランクシャフト1の回転方向において高剛性を呈している。さらに、クランクピン5の自由端は、第1のクランク部材37に対して反対側のクランクアーム6の側面において、クランクピン5の周に沿ってクランクアーム6にレーザ溶接されている場合がある。好ましくは、レーザ溶接は、クランクピン5をクランクアーム6に圧入した後に且つ圧力を解放する前に実施される。代替的には、テーパ状要素が、クランクピン5を受容穴38に強く圧入するように、クランクピン5の自由端の中央凹所に圧入される。これにより、第1のクランク部材37及びクランクシャフト1を容易に分解することができる。
図16に表わす圧力嵌めは当該実施例に限定される訳ではない。言い換えれば、クランクシャフト及びクランク部材を組み立てるための革新的な方法は、第1のクランクアーム及びクランクピンを含む第1のクランクシャフト部分、クランク部材、クランクピンを受容するための貫通穴を有している第2のクランクアームを含む第2のクランクシャフト部分を準備するステップであって、クランク部材をクランクピンの周囲に装着した後に、クランクピンを第2のクランクアームの貫通穴に圧入し、その後に第1のクランクアームから離隔するように方向づけられている第2のクランクアームの側面においてクランクピンを第2のクランクアームに溶接するステップを備えている。好ましくは、溶接は圧力を解放する前に実施される。
上述の説明から明らかなように、本発明は、単一部品であるクランクシャフトとクランク部材が2つの半体から構成されているクランク部材とを組み立てるための適切な方法を提供する。
本発明は、図示した上述の実施例に限定される訳ではなく、特許請求の範囲によって規定される技術的範囲及びその均等な範囲において様々な態様に変化させることができる。例えば、当該方法は、クランク部材ごとに2つの偏心支持部分を有しているV型エンジンであって、両方の支持部分が最大偏心した状態においてクランクピン軸線を中心として互いに対して傾斜しているV型エンジンのクランクシャフトに適用可能である。
1 クランクシャフト
2 クランクシャフト軸線
3 第1のクランク部材
4 第2のクランク部材
5 クランクピン
6 クランクアーム
7 クランクピン軸線
8 外部前方クランク部材歯車
9 外部後方クランク部材歯車
10 中間歯車
11 補助シャフト
12 支持部分
13 円状フランジ
14 外部前方クランク部材歯車
15 外部後方クランク部材歯車
16 穴
17 支持部分
18 接触面
19 接触面
20 ロック部材
21 凹所
22 固定位置
23 ネジ付穴
24 補助歯車
25 ロック部材
26 クランク材
27 芯出し要素
28 半体フランジ
29 フランジ
30 周方向スロット
31 溶接位置
37 第1のクランク部材
38 受容穴
39 突起
40 凹所
101 往復式ピストン機構
102 クランクシャフト
104 クランクピン
105 クランクシャフト軸線
106 クランク部材
107 軸受部分
108 (接続ロッド109の)大きい端部
109 接続ロッド
110 (接続ロッド109の)小さい端部
111 ピストン
112 外部クランク部材歯車
113 中間歯車
114 補助歯車
115 補助シャフト

Claims (10)

  1. クランクシャフト(1)とクランク部材(3,4)とを組み立てるための方法であって、
    クランクアーム(6)同士の間に延在しているクランクピン(5)を含んでいるクランクシャフト(1)を準備するステップであって、前記クランクシャフト(1)が、クランクシャフト軸線(2)を有しており、前記クランクピン(5)が、クランクピン軸線(7)を有している、前記ステップと、
    前記クランク部材(3,4)の2つの半体を準備するステップであって、組立状態において、前記クランク部材(3,4)が、前記クランクピン(5)を中心として回転可能とされるように、且つ、接続ロッドの大きい端部を支持するための外周壁と、前記クランクピン(5)を中心として前記クランク部材(3,4)を駆動させるための外部クランク部材歯車(8,9,14,15)とを備えているように、前記クランク部材(3,4)の2つの前記半体が、前記クランクピン(5)の周囲において互いに対して固定されている、前記ステップと、
    を備えている前記方法において、
    前記半体が、前記クランクピン(5)の周囲において互いに対して装着され、前記クランクピン(5)の両方の側面に接触面(18,19)を形成し、前記半体を前記クランク部材(3,4)のアキシアル方向外面同士の間に延在した後に、支持部分(12,17)及び前記外部クランク部材歯車(8,9,14,15)の歯付表面から遠位に配置されている固定位置(22)に少なくとも固定(20)を適用することによって、両方の前記半体が周方向において互いに対して固定されており、
    前記固定位置(22)が、少なくとも1つの前記接触面(18,19)において前記クランク部材(3,4)の前記アキシアル方向外面に配置されており、適用された前記固定(20)が、前記固定位置(22)において前記半体に形成されている凹所(21)の内部にI字状のロック部材(20)を挿入することを備えており、前記凹所は、その中に前記ロック部材(20)が前記クランクシャフト(1)のアキシアル方向に挿入される共通の凹所を形成することを特徴とする方法。
  2. 前記クランクピン(5)に対する前記クランク部材(3,4)の回転位置が、前記固定(20)を適用する前において、前記クランクピン軸線(7)に関するラジアル方向において見ると、前記固定位置(22)が隣り合うクランクアーム(6)を越えて配置されるように選定されていることを特徴とする請求項に記載の方法。
  3. 前記固定位置(22)が、前記クランクシャフト軸線(2)及び前記クランクピン軸線(7)が延在している平面内に配置されていることを特徴とする請求項に記載の方法。
  4. 前記ロック部材(20)と前記凹所(21)とが、前記ロック部材(20)が加圧されることによって挿入され、これにより前記半体が互いに対して同時に押圧されるように形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の方法。
  5. 相補的なロック部材(20)が、前記凹所(21)と前記ロック部材(20)との所定且つ所望の寸法的関係に基づいて、異なる寸法を有している一連のロック部材から選定されるように、前記ロック部材(20)を挿入するステップを実施する前に、前記凹所(21)の寸法が決定されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の方法。
  6. テーパ状のロック部材(20)及び相補的な凹所(21)が適用されることを特徴とする請求項4に記載の方法。
  7. 例えば熱組立の場合に、前記ロック部材(20)が前記凹所(21)内に挿入され、収縮させられることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の方法。
  8. 前記固定(20)を前記固定位置(22)に適用した後に、前記クランク部材(3,4)が、前記クランクピン(5)を中心として回転され、これにより、前記クランク部材(3,4)の前記アキシアル方向外面における他方の前記接触面(18,19)が、前記クランクピン軸線(7)に関するラジアル方向において前記隣り合うクランクアーム(6)を越えて配置された後に、第2の固定(20)が、前記クランク部材(3,4)の前記アキシアル方向外面における他方の前記接触面(18,19)に適用されることを特徴とする請求項1〜のいずれか一項及び請求項に記載の方法。
  9. クランクシャフト(1)とクランク部材(3,4)とから成る組立体において、
    前記クランクシャフト(1)が、クランクアーム(6)同士の間に延在しているクランクピン(5)を含んでおり、
    前記クランクシャフト(1)が、クランクシャフト軸線(2)を有しており、
    前記クランクピン(5)が、クランクピン軸線(7)を有しており、
    前記クランク部材(3,4)が、前記クランクピン(5)に回転可能に取り付けられており、前記クランク部材(3,4)が、接続ロッドの大きい端部を支持するための外周壁と、前記クランクピン(5)を中心として前記クランク部材(3,4)を駆動させるための外部クランク部材歯車(8,9,14,15)とを有する支持部分(12,17)を有しており
    前記クランク部材(3,4)が、前記クランク部材(3,4)のアキシアル方向外面同士の間に延在している半体同士の間において2つの接触面(18,19)で互いに対して固定されている2つの前記半体を備えており、
    少なくとも一の接触面(18,19)において、周方向において前記半体の両方を前記接触面に固定するための固定が、前記クランク部材(3,4)のアキシアル方向外面に配置されている固定位置(22)に適用され、前記固定が、前記固定位置(22)において前記半体に形成されていると共にその中にロック部材(20)が前記クランクシャフト(1)のアキシアル方向に挿入される共通の凹所を形成する凹所(21)に挿入されるI字状の前記ロック部材(20)を備えることを特徴とする組立体。
  10. 前記支持部分(12,17)が、前記クランクピンに対して偏心していることを特徴とする請求項に記載のクランクシャフト(1)とクランク部材(3,4)とから成る組立体
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