JP6504945B2 - 脱穀装置 - Google Patents

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Description

本発明は、穀稈を扱室の扱口に沿って機体後方に挟持搬送するフィードチェーンと、扱室に回転可能に設けられてフィードチェーンに挟持搬送される穀稈を扱ぎ処理する扱胴と、扱胴の下方に設けられる受網と、が備えられた脱穀装置に関する。
上記のような脱穀装置として、例えば、特許文献1に記載の脱穀装置が既に知られている。特許文献1に記載の脱穀装置では、穀稈がフィードチェーンによって扱室の扱口に沿って機体後方へ挟持搬送されながら、扱胴によって扱ぎ処理される。そして、脱穀処理物が受網に受け止められて、受網と扱胴の相互作用によって、穀粒等が受網から漏下される。
特開2012−205532号公報
特許文献1に記載の脱穀装置では、穀粒が切れ藁に混じって塊になると、穀粒混じりの切れ藁塊体が受網から漏下されずに扱室内に残留し易い。そして、穀粒混じりの切れ藁塊体が受網から漏下されずにいると、扱胴に連れ回され続けることになる。この結果、穀粒混じりの切れ藁塊体から解れた穀粒が脱穀処理後の穀稈に刺さり込んで、刺さり粒が発生し易くなる。そして、刺さり粒が発生すると、穀粒が脱穀処理後の穀稈と共に機外に排出されて、穀粒の損失を招くことになる。
上記状況に鑑み、刺さり粒の発生を抑制することができる脱穀装置が要望されている。
本発明の特徴は、
穀稈を扱室の扱口に沿って機体後方に挟持搬送するフィードチェーンと、
前記扱室に回転可能に設けられて前記フィードチェーンに挟持搬送される穀稈を扱ぎ処理する扱胴と、
前記扱胴の下方に設けられる受網と、が備えられ、
前記受網に、前記扱胴の周方向に延びて前記扱胴の回転軸心方向に沿って配置される複数の桟部材と、前記扱胴の回転軸心方向に延びて複数の前記桟部材を連結支持する複数の支持部材と、前記扱胴の回転軸心方向に延びて複数の前記桟部材に亘る多数の線状部材と、が備えられ、
前記受網に、前記扱胴による脱穀処理物を漏下選別する受網部と、前記受網部の後部に連続して設けられると共に前記受網部の網目よりも網目が大きく形成されて穀粒混じりの切れ藁塊体の落下を促進する切れ藁落下部と、が備えられ、
前記切れ藁落下部における複数の前記桟部材の間隔を、前記受網部における複数の前記桟部材の間隔よりも大きくすることにより、前記切れ藁落下部の網目を大きくしており、
前記切れ藁落下部に、ワラ切刃が設けられていることにある。
本特徴構成によれば、穀粒混じりの切れ藁塊体を切れ藁落下部から落下させることにより、穀粒混じりの切れ藁塊体が扱胴に連れ回され続け難くなって、刺さり粒の発生を抑制することができる。しかも、切れ藁落下部における複数の桟部材の間隔が、受網部における複数の桟部材の間隔よりも大きいことから、穀粒混じりの切れ藁塊体が扱胴に連れ回されながら扱胴の回転軸心方向に沿って移送されても、切れ藁落下部の一つの網目から落下する機会が複数回確保される可能性が高くなって、切れ藁落下部からの落下の確実性が高まる。
本特徴構成によれば、穀粒混じりの切れ藁塊体をワラ切刃によって解して、穀粒混じりの切れ藁塊体を切れ藁落下部から落下させ易い。
さらに、本発明において、
前記受網部の網目は、前記桟部材と前記支持部材と前記線状部材によって構成され、
前記切れ藁落下部の網目は、前記桟部材と前記支持部材によって構成されていると好適である。
本特徴構成によれば、切れ藁落下部の網目が大きくなって、穀粒混じりの切れ藁塊体を切れ藁落下部の網目から落下させ易い。
さらに、本発明において、
前記切れ藁落下部は、前記受網のうち前記扱胴の周方向における前記フィードチェーンとは反対側の箇所に設けられていると好適である。
本特徴構成によれば、穀粒混じりの切れ藁塊体がフィードチェーンに近付く前に切れ藁落下部から落下することになって、刺さり粒の発生を大幅に抑制することができる。
さらに、本発明において、
前記受網に、前記切れ藁落下部の後部に連続して設けられて前記脱穀処理物に対して前記切れ藁落下部よりも大きな抵抗を付与可能なブレーキ部が備えられていると好適である。
本特徴構成によれば、脱穀処理物の流動がブレーキ部によって抑制されて、ブレーキ部の手前側の切れ藁落下部から穀粒混じりの切れ藁塊体を落下させ易い。
さらに、本発明において、
前記ブレーキ部における複数の前記桟部材の間隔は、前記切れ藁落下部における複数の前記桟部材の間隔よりも小さいと好適である。
本特徴構成によれば、脱穀処理物に対して桟部材が抵抗を付与することになって、脱穀処理物の流動を桟部材によって抑制することができる。
さらに、本発明において、
前記ブレーキ部における複数の前記支持部材の間隔は、前記切れ藁落下部における複数の前記支持部材の間隔よりも大きいと好適である。
本特徴構成によれば、脱穀処理物の流動をブレーキ部によって抑制しつつ、ブレーキ部からも穀粒混じりの切れ藁塊体を落下させ易い。
さらに、本発明において、
前記ワラ切刃は、前記扱胴の周方向に複数設けられていると好適である。
本特徴構成によれば、扱胴に連れ回る穀粒混じりの切れ藁塊体に対して、複数のワラ切り刃が扱胴の周方向において連続的に作用することになって、穀粒混じりの切れ藁塊体をワラ切刃によって速やかに細かく解すことができる。
さらに、本発明において、
前記ワラ切刃は、前記扱胴の回転軸心方向に複数設けられていると好適である。
本特徴構成によれば、穀粒混じりの切れ藁塊体が扱胴の回転軸心方向に沿って次々に発生しても、穀混じりの切れ藁塊体をワラ切刃によって確実に解すことができる。
さらに、本発明において、
前記ワラ切刃は、前記支持部材に取り付けられていると好適である。
本特徴構成によれば、支持部材をワラ切刃の取付けに利用することにより、ワラ切刃を取り付ける専用の部材を設けずに済み、部品点数を抑えることができる。
脱穀装置を示す左側面断面図である。 脱穀装置を示す正面断面図である。 受網を示す平面展開図である。 右受網体を示す平面図である。 図4におけるV−V断面図である。 図4におけるVI−VI断面図である。 図4におけるVII−VII断面図である。 図4におけるVIII−VIII断面図である。
本発明を実施するための形態について、図面に基づき説明する。
〔脱穀装置の全体構成〕
図1及び図2に示すように、本実施形態に係る脱穀装置は、自脱型コンバインに備えられており、脱穀装置には、穀稈を脱穀処理する脱穀部1と、脱穀処理物を選別処理する選別部2と、が備えられている。
脱穀部1には、扱室3が形成されている。扱室3には、扱胴4が設けられている。扱胴4には、前扱胴体4Aと、後扱胴体4Bと、が備えられている。前扱胴体4Aの下方には、受網5が設けられている。
脱穀部1の左側部には、フィードチェーン6が設けられている。フィードチェーン6は、刈取部(図示省略)によって刈り取られた穀稈を、扱室3の扱口3aに沿って機体後方に挟持搬送する。
前扱胴体4A及び後扱胴体4Bは、機体前後方向に延びる回転軸心Y1周りで矢印A方向に回転駆動されるように構成されている。前扱胴体4Aを低速で回転させて、千切れ穀稈やワラ屑等の発生を抑制すると共に、後扱胴体4Bを高速で回転させて、扱ぎ残しや刺さり損失等の発生を抑制するようにしている。
扱室3の後方には、排藁を機体後方に搬送する排藁チェーン7、選別対象物を解して単粒化穀粒等の流下を促進させる拡散胴8、及び塵埃を外部に排出する排塵ファン9等が設けられている。
選別部2には、選別対象物を機体後方に移送しながら篩い選別する揺動選別装置10と、揺動選別装置10の下部側の領域に選別風を送風する主唐箕11と、揺動選別装置10の上部側の領域に選別風を送風する第一副唐箕12と、揺動選別装置10の後部側の領域に選別風を送風する第二副唐箕13と、一番物の穀粒(単粒化穀粒等)を回収する一番回収部14と、二番物の穀粒(枝梗付き穀粒等)を回収する二番回収部15と、が備えられている。
一番回収部14には、一番物の穀粒を右方に搬送する一番スクリュ16が設けられている。一番スクリュ16の右端部には、一番物の穀粒をグレンタンク(図示省略)に揚穀搬送する揚穀装置17が連設されている。
二番回収部15には、二番物の穀粒を右方に搬送する二番スクリュ18が設けられている。二番スクリュ18の右端部には、二番物の穀粒を揺動選別装置10に還元する二番還元装置19が連設されている。
〔脱穀装置の作用〕
脱穀装置では、前記刈取部によって刈り取られた穀稈がフィードチェーン6によって扱室3の扱口3aに沿って機体後方に搬送されながら、扱胴4によって扱ぎ処理される。そして、扱胴4による脱穀処理物が受網5に受け止められて、受網5と扱胴4の相互作用によって、穀粒等が受網5から漏下される。そして、受網5から漏下された穀粒等に対して、揺動選別装置10による揺動選別が施されると共に、主唐箕11、第一副唐箕12及び第二副唐箕13による風選別が施される。これにより、比重が大きい単粒化穀粒は、一番回収部14によって一番物の穀粒として回収されると共に、一番スクリュ16によって右方に搬送されて、揚穀装置17によって前記グレンタンクに揚穀搬送される。一方、比重が小さい枝梗付き穀粒は、二番回収部15によって二番物に穀粒として回収されると共に、二番スクリュ18によって右方に搬送されて、二番還元装置19によって揺動選別装置10に還元される。
〔受網〕
図2及び図3に示すように、受網5は、扱胴4の回転軸心Y1に対して左側に位置する左端部が、扱口3aに接続され、回転軸心Y1に対して右側に位置する右端部が、扱胴4の回転軸心Y1よりも上側に位置するように設けられている。受網5には、複数の桟部材20及び多数の線状部材21等が備えられている。受網5は、左受網体5Lと右受網体5Rに機体左右方向に二分割されて構成されている。左受網体5Lと右受網体5Rの分割箇所Pは、扱胴4の回転軸心Y1よりも右側の位置に設定されている。
〔右受網体〕
図4から図8に示すように、右受網体5Rには、前側から順に受網部5Ra、切れ藁落下部5Rb及びブレーキ部5Rcが設けられている。本実施形態では、左受網体5L及び右受網体5Rのうち右受網体5Rのみに、切れ藁落下部5Rbが備えられている。すなわち、切れ藁落下部5Rbは、受網5のうち扱胴4の周方向におけるフィードチェーン6とは反対側の箇所に設けられている。
扱胴4の回転軸心Y1方向において、受網部5Raが最も長く、切れ藁落下部5Rbが次いで長く、ブレーキ部5Rcが最も短い。右受網体5Rには、複数の桟部材20と、複数の第一支持部材22と、複数の第二支持部材23と、複数の第三支持部材24と、多数の線状部材21と、左取付け部材25と、右取付け部材26と、が備えられている。第一支持部材22、第二支持部材23、第三支持部材24、左取付け部材25及び右取付け部材26は、本発明に係る「支持部材」に相当する。
〔桟部材〕
桟部材20は、扱胴4の周方向に延びて扱胴4の回転軸心Y1方向に沿って配置されている。桟部材20は、前後面を有する略円弧形状の板状部材によって構成されている。
複数の桟部材20のうち、受網部5Raと切れ藁落下部5Rbの境界に位置する桟部材20、及び切れ藁落下部5Rbとブレーキ部5Rcとの境界に位置する桟部材20には、他の桟部材20よりも扱胴4側に突出する突出部20aが形成されている。突出部20aは、左取付け部材25と右取付け部材26に亘るように形成されている。
〔第一支持部材〕
第一支持部材22は、受網部5Raにおいて、扱胴4の回転軸心Y1方向に延びて複数の桟部材20を連結支持している。第一支持部材22は、棒状部材(例えば、丸棒状部材)によって構成されている。本実施形態では、第一支持部材22が二つ設けられているが、三つ以上設けられていてもよい。
〔第二支持部材〕
第二支持部材23は、切れ藁落下部5Rbとブレーキ部5Rcに亘って、扱胴4の回転軸心Y1方向に延びて複数の桟部材20(本実施形態では、四つの桟部材20)を連結支持している。第二支持部材23は、棒状部材(例えば、丸棒状部材)によって構成されている。本実施形態では、第二支持部材23が二つ設けられているが、三つ以上設けられていてもよい。
〔第三支持部材〕
第三支持部材24は、切れ藁落下部5Rbにおいて、扱胴4の回転軸心Y1方向に延びて複数の桟部材20(本実施形態では、二つの桟部材20)を連結支持している。第三支持部材24は、溝型状部材によって構成されて、扱胴4側に開口する姿勢で設けられている。第三支持部材24は、右取付け部材26と第二支持部材23の間、隣接する第二支持部材23の間、左取付け部材25と第二支持部材23の間に、夫々設けられている。本実施形態では、第三支持部材24が三つ設けられているが、二つ又は四つ以上設けられていてもよい。
〔線状部材〕
線状部材21は、受網部5Raにおいて、扱胴4の回転軸心Y1方向に延びて複数の桟部材20に亘るように設けられている。線状部材21は、金属製の線状部材(例えば、超硬ピアノ線)によって構成されている。
〔左取付け部材〕
左取付け部材25は、受網部5Raと切れ藁落下部5Rbとブレーキ部5Rcに亘って、扱胴4の回転軸心Y1方向に延びて複数の桟部材20の左端部を連結支持している。左取付け部材25は、脱穀部1のフレーム(図示省略)に取付け可能に構成されている。
〔右取付け部材〕
右取付け部材26は、受網部5Raと切れ藁落下部5Rbとブレーキ部5Rcに亘って、扱胴4の回転軸心Y1方向に延びて複数の桟部材20の右端部を連結支持している。右取付け部材26は、脱穀部1のフレーム(図示省略)に取付け可能に構成されている。
〔受網部〕
受網部5Raは、扱胴4による脱穀処理物を漏下選別するように構成されている。受網部5Raの網目は、桟部材20と第一支持部材22と線状部材21と左取付け部材25と右取付け部材26によって構成されている。
〔切れ藁落下部〕
切れ藁落下部5Rbは、受網部5Raの後部に連続して、二つの桟部材20に亘って(桟部材20の間隔が1ピッチ)設けられている。切れ藁落下部5Rbの網目は、桟部材20と第二支持部材23と第三支持部材24と左取付け部材25と右取付け部材26によって構成されて、受網部5Raの網目よりも大きく形成されている。扱胴4の回転軸心Y1方向において、切れ藁落下部5Rbにおける桟部材20の間隔は、受網部5Raにおける桟部材20の間隔よりも大きい。切れ藁落下部5Rbには、複数のワラ切刃27が設けられている。
〔ブレーキ部〕
ブレーキ部5Rcは、切れ藁落下部5Rbの後部に連続して、三つの桟部材20に亘って(桟部材20の間隔が2ピッチ)設けられている。ブレーキ部5Rcは、脱穀処理物に対して切れ藁落下部5Rbよりも大きな抵抗を付与可能に構成されている。ブレーキ部5Rcの網目は、桟部材20と第二支持部材23と左取付け部材25と右取付け部材26によって構成されて、受網部5Raの網目よりも大きく形成されている。
扱胴4の回転軸心Y1方向において、ブレーキ部5Rcにおける桟部材20の間隔は、受網部5Raにおける桟部材20の間隔よりも大きく、かつ、切れ藁落下部5Rbにおける桟部材20の間隔よりも小さい。扱胴4の周方向において、ブレーキ部5Rcにおける左取付け部材25と第二支持部材23の間隔、隣接する第二支持部材23の間隔、右取付け部材26と第二支持部材23の間隔は、切れ藁落下部5Rbにおける左取付け部材25と第三支持部材24の間隔、第二支持部材23と第三支持部材24の間隔、右取付け部材26と第三支持部材24の間隔よりも大きい。これら構成によって、脱穀処理物の流動をブレーキ部5Rcによって抑制しつつ、ブレーキ部5Rcからも穀粒混じりの切れ藁塊体を落下させ易い。
〔ワラ切刃〕
ワラ切刃27は、扱胴4の周方向及び扱胴4の回転軸心Y1方向に複数設けられている。具体的には、ワラ切刃27は、扱胴4の周方向に三つ、扱胴4の回転軸心Y1方向に三つ、合計九つ設けられている。各第三支持部材24には、ワラ切刃27が三つずつ取り付けられている。三つのワラ切刃27のうち最も前側のワラ切刃27は、第三支持部材24の前部に取り付けられ、三つのワラ切刃27のうち真ん中のワラ切刃27とワラ切刃27と最も後側のワラ切刃27は、第三支持部材24の後部に隣接する状態で取り付けられている。
ワラ切刃27のうち扱胴4の回転方向に対向する側には、鋸刃27aが形成されている。ワラ切刃27は、第三支持部材24の溝内に入り込む状態で、ボルト28とナット29によって第三支持部材24に固定されている。ボルト28は、第三支持部材24に対して扱胴4側から第三支持部材24のボルト孔に差し込まれている。
〔右受網体の作用〕
右受網体5Rでは、脱穀処理物が受網部5Raに受け止められて、受網部5Raと扱胴4の相互作用によって、穀粒等が受網部5Raから漏下される。そして、穀粒混じりの切れ藁塊体を切れ藁落下部5Rbから落下させることにより、穀粒混じりの切れ藁塊体が扱胴4に連れ回され続け難くなって、刺さり粒の発生を抑制することができる。その際、穀粒混じりの切れ藁塊体をワラ切刃27によって解して、切れ藁落下部5Rbから落下させ易い。しかも、脱穀処理物の流動がブレーキ部5Rcによって抑制されて、ブレーキ部5Rcの手前側の切れ藁落下部5Rbから穀粒混じりの切れ藁塊体を落下させ易いと共に、脱穀処理物の流動をブレーキ部5Rcによって抑制しつつ、ブレーキ部5Rcからも穀粒混じりの切れ藁塊体を落下させ易い。
〔別実施形態〕
(1)上記実施形態では、扱胴4に、前扱胴体4Aと、後扱胴体4Bと、が備えられているが、後扱胴体4Bが備えられていなくてもよい。すなわち、扱胴4が単一の扱胴体によって構成されていてもよい。
(2)上記実施形態では、左受網体5L及び右受網体5Rのうち右受網体5Rのみに切れ藁落下部5Rbが備えられているが、本発明はこれに限定されない。例えば、本発明に係る「切れ藁落下部」が、左受網体5L及び右受網体5Rのうち左受網体5Lのみに備えられていてもよいし、左受網体5L及び右受網体5Rに備えられていてもよい。
(3)上記実施形態では、受網5が左受網体5Lと右受網体5Rに、機体左右方向に二分割されて構成されているが、機体左右方向に三分割以上されていてもよいし、分割されていなくてもよい。また、受網5は、機体前後方向には分割されていないが、機体前後方向に分割されていてもよい。また、受網5の機体左右方向と機体前後方向の分割数は、適宜組み合わせることができる。
(4)上記実施形態では、切れ藁落下部5Rb及びブレーキ部5Rcに、線状部材21が備えられていないが、線状部材21が備えられていてもよい。
(5)上記実施形態において、切れ藁落下部5Rbは、桟部材20の間隔が1ピッチで構成されているが、2ピッチ以上で構成されていてもよい。また、ブレーキ部5Rcは、桟部材20の間隔が2ピッチで構成されているが、1ピッチ又は3ピッチ以上で構成されていてもよい。
(6)上記実施形態では、ブレーキ部5Rcからも穀粒混じりの切れ藁塊体を落下させているが、ブレーキ部5Rcの網目を塞いでブレーキ部5Rcをブレーキ機能のみを有するように構成してもよい。
(7)上記実施形態では、ワラ切刃27が第三支持部材24に取り付けられているが、これに代えて又はこれと共に、第二支持部材23に取り付けられていてもよい。また、切れ藁落下部5Rbに、ワラ切刃27が設けられていなくてもよい。
本発明は、例えば、自脱型コンバインの脱穀装置に利用可能である。
3 扱室
3a 扱口
4 扱胴
5 受網
5Ra 受網部
5Rb 切れ藁落下部
5Rc ブレーキ部
6 フィードチェーン
20 桟部材
21 線状部材
22 第一支持部材(支持部材)
23 第二支持部材(支持部材)
24 第三支持部材(支持部材)
25 左取付け部材(支持部材)
26 右取付け部材(支持部材)
27 ワラ切刃
Y1 回転軸心

Claims (9)

  1. 穀稈を扱室の扱口に沿って機体後方に挟持搬送するフィードチェーンと、
    前記扱室に回転可能に設けられて前記フィードチェーンに挟持搬送される穀稈を扱ぎ処理する扱胴と、
    前記扱胴の下方に設けられる受網と、が備えられ、
    前記受網に、前記扱胴の周方向に延びて前記扱胴の回転軸心方向に沿って配置される複数の桟部材と、前記扱胴の回転軸心方向に延びて複数の前記桟部材を連結支持する複数の支持部材と、前記扱胴の回転軸心方向に延びて複数の前記桟部材に亘る多数の線状部材と、が備えられ、
    前記受網に、前記扱胴による脱穀処理物を漏下選別する受網部と、前記受網部の後部に連続して設けられると共に前記受網部の網目よりも網目が大きく形成されて穀粒混じりの切れ藁塊体の落下を促進する切れ藁落下部と、が備えられ、
    前記切れ藁落下部における複数の前記桟部材の間隔を、前記受網部における複数の前記桟部材の間隔よりも大きくすることにより、前記切れ藁落下部の網目を大きくしており、
    前記切れ藁落下部に、ワラ切刃が設けられている脱穀装置。
  2. 前記受網部の網目は、前記桟部材と前記支持部材と前記線状部材によって構成され、
    前記切れ藁落下部の網目は、前記桟部材と前記支持部材によって構成されている請求項1に記載の脱穀装置。
  3. 前記切れ藁落下部は、前記受網のうち前記扱胴の周方向における前記フィードチェーンとは反対側の箇所に設けられている請求項1又は2に記載の脱穀装置。
  4. 前記受網に、前記切れ藁落下部の後部に連続して設けられて前記脱穀処理物に対して前記切れ藁落下部よりも大きな抵抗を付与可能なブレーキ部が備えられている請求項1から3の何れか一項に記載の脱穀装置。
  5. 前記ブレーキ部における複数の前記桟部材の間隔は、前記切れ藁落下部における複数の前記桟部材の間隔よりも小さい請求項4に記載の脱穀装置。
  6. 前記ブレーキ部における複数の前記支持部材の間隔は、前記切れ藁落下部における複数の前記支持部材の間隔よりも大きい請求項4又は5に記載の脱穀装置。
  7. 前記ワラ切刃は、前記扱胴の周方向に複数設けられている請求項1から6の何れか一項に記載の脱穀装置。
  8. 前記ワラ切刃は、前記扱胴の回転軸心方向に複数設けられている請求項1から7の何れか一項に記載の脱穀装置。
  9. 前記ワラ切刃は、前記支持部材に取り付けられている請求項1から8の何れか一項に記載の脱穀装置。
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