JP6504871B2 - 浴室折戸 - Google Patents
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Description
この問題は、浴室内で押し込まれた空気を脱衣室側に逃がせれば解消する。その簡易な解決策としては、例えば扉体(折戸障子部)にガラリを設けることが考えられる。しかし、扉体にガラリを設けると折戸の意匠が大幅に変更されるため、この解決方法は意匠の変更を嫌う場合には適用できない。
この浴室用の折戸は、図9に示すように、折り戸上枠141の上部上枠141aと下部上枠141bの間にエアー開放口181を設け、このエアー開放口181に、2枚折戸体101の開閉に連動して開閉するダンパーブレード182を備えたエアー開放機構110を有している。2枚の折戸の扉体の閉塞状態からの開放時に、その開放動作に連動してダンパーブレード182を開き、エアー開放口181を開放して、空気を脱衣室側に逃がすようにしている。
以下、本発明をその実施形態について図面を参照して説明する。
まず、本発明の実施形態に係る折戸の全体構造を概略的に説明する。
図1は、浴室折戸の姿図であり、図1Aは、浴室折戸を脱衣室側からみた姿図、図1Bは、浴室側からみた姿図である。
浴室折戸(以下、単に折戸という)1は、浴室折戸枠(以下、単に折戸枠という)2と、扉体3と、連結部材4で構成されている。
折戸枠2は、アルミニウムの形材で構成された上枠12、下枠14および両縦枠16、16を枠組みして構成され、浴室の開口部に取り付けられる。
扉体3は、ここでは2枚の扉体、即ち、連結部材4を介して折曲げ自在に連結された戸先側扉体3aと戸尻側扉体3bで構成され、折戸枠2に組み込まれ、即ち、開閉自在に支持されて、図示のように互いに突き合わせた状態になる。
折戸1は、戸先側、戸尻側の両扉体3a、3bを浴室A側に折り込むことにより開放し、折り込んだ両扉体3a、3bを開いて脱衣室B側に展開することで閉塞する。なお、図中18は、浴室側引手である。
折戸1において、上枠12は、間隔をおいて相互に平行に配設した上部上枠12aと下部上枠12bとから構成されており、この間隔に通気路(又は換気経路)10が設けられている。
なお、換気弁12a(5)は、脱衣室Bからの空気の流入を許容しつつ、浴室Aからの湯気などを含んだ空気の流出を遮断するために設けたものであり、後述の連結部材4に設ける空気の通気路とは目的が相違する。
下枠14は、図示のように中空部14(1)と、中空部14(1)の脱衣室B側上端部から脱衣室B側に延在する床固定部14(2)を一体に備えている。
図3は、折戸を閉塞した状態を示す横断面図、図4は、浴室折戸の連結部材及び扉体の突合せ部分近傍を拡大して示す横断面図である。
左右の扉体3a、3bは、上下框(図示せず)と縦框32(1)、32(2)で構成する扉枠体と、扉枠体に装着されたパネル30a、30bで構成されている。両扉体3a、3bの互いに隣接した縦框(縦中框という)32(1)は、両扉体3a、3bの突合せ部(対向部分)34となる端部が開放された断面略コ字状に形成されている。連結部材4は両縦中框32(1)の略コ字状部分の内部に取り付けられており、それによって両扉体3a、3bを連結する。
一方、脱衣室B側の端部片34bの先端部には、軸受け部材41cに回動自在に軸支される折曲げ軸部36が一体に形成されている。折曲げ軸部36は、円弧状部分36aと平板状部分36bから成る断面略「フ」字状に形成され、各軸受け部材41cの軸受け部43内に配置されて、両扉体3a、3bのヒンジ機構を構成している。
扉体3a、3bを折り曲げて回動する際には、平板状部分36bの先端部36cがその回動支点となり、円弧状部分36aの外面は、軸受け部材41cの内面に当接しつつ摺動する。
即ち、閉塞部材41の浴室A側の半円部41aは、浴室A側の端部片34aに隙間Gを存して対向し、折曲げ軸部36を中心に回動する浴室A側の端部片34aの先端部の回動軌跡に合致する円弧に形成されており、折戸の折り曲げ位置に関わらず隙間Gが維持される。
ここで、側壁37a、37bには、その壁面にそれぞれ浴室A側の端部片34aと閉塞部材41との間の隙間Gと連通する開放口(気泡口とも云う)38a(浴室側開放口)、38b(脱衣室側開放口)が設けられており、浴室Aと脱衣室Bはこの隙間Gと各開放口38a、38bを通して連通している。
また、浴室側開放口38a、脱衣室開放口38bは、それぞれ1個でも或いは下流側への水滴などの進入が防止できる限り、複数個であってもよい。
脱衣室側引手40は、その見付け方向幅により側壁37bの脱衣室側開放口38bを覆い、脱衣室側から見えないよう目隠しの役割を果している。したがって、折戸1を脱衣室B側からみたとき、意匠上は従来の折戸と格別変わらず、外観を損なうことがない。加えて脱衣室側引手40は、縦中框32(1)の上下全長に渡って延設されているため、脱衣室側開放口38bは上下方向どの位置にあっても露出することがない。そのため、脱衣室側開放口38bの設置位置を自由に設定することができる。加えて、脱衣室側引手40は形材で形成されているため、従来の把手部品よりも安価な仕様とすることができる。
これらの作用効果は、以下で説明する他の実施形態においても共通に得ることができる。
図5は、第2の実施形態に係る折戸の突合せ部近傍を示す図4と同様の図である。
第1の実施形態の折戸と第2の実施形態の折戸との違いは、第1の実施形態の折戸ではその縦中框は断面矩形の中空の形材で構成されているが、第2の実施形態では、板状の形材(側壁)42で構成されており、側壁42に設けた開放口42aにフィルタ45を設置した点である。その他の点では同じであるため、ここでは、相違する部分について説明する。
本実施形態において、フィルタ45は、例えば不織布や発泡性合成樹脂材など適宜の材料でできたそれ自体公知の通気性の防水フィルタであり、図示のように、開放口42aに設定される。
したがって、本実施形態の折戸1においても、第1の実施形態の折戸1と同様に、折戸1を浴室A側に折り込んだ時に重くなることがなく、スムーズに開放することができる等の効果が得られる。
なお、本実施形態のフィルタ45は、例えば、縦中框が中空枠である場合にように、縦中框を構成する横壁が複数あり、開放口が通気路に沿って複数ある場合には、その脱衣室側の開放口に取り付けることができる。
図6は、第3の実施形態に係る折戸1の突合せ部分近傍を示す図5と同様の図である。但し、ここでは、図5に示す防水用のフィルタ45の代わりに、シャッタ50が設けられている。図6Aはシャッタ50を開いた状態、図6Bはシャッタ50が閉じた状態を示す。
第3の実施形態の折戸において、図4と同じ部分についてはその説明を省略する。
シャッタ50は、例えば樹脂又はアルミニウム合金等の金属でできた板状のシャッタ部材52と、シャッタ部材52を開放口42aに当接する閉鎖位置と、開放口42aから離隔した開放位置に移動させる操作部材54とから成っている。
折戸1が開放されたときは、操作つまみ54bをつまんで開放時とは逆の方向に移動させ、シャッタ部材52を開放口42aに当接して閉塞する。それによって、浴室A内で生じた水滴などはシャッタ50で遮断されるため、脱衣室B側に流入することはない。
なお、この折戸1では、シャッタ50を開いたまま浴室を使用すると、浴室Aからの水滴等が空気流と一緒に隙間Gから流入するが、板状のシャッタ部材52の表面に一旦当たり大部分はシャッタ部材52の表面を流下する。また、空気流もシャッタ部材52により蛇行するため、水滴が直接更衣室側に流出することはない。
なお、本実施形態のシャッタ50は、例えば、縦中框が中空枠である場合のように、縦中框を構成する横壁が複数あり、開放口が通気路に沿って複数ある場合には、その脱衣室側の開放口に取り付けることができる。
図7は、第4の実施形態に係る折戸の突合せ部近傍を示す図4と同様の図であり、図7Aは回転弁が開いた位置を、また図7Bは回転弁が閉じた位置を示す図である。また、図8は、図7に示す折戸の突合せ部の縦断面図であり、図8Aは図7のA−A断面図で回転弁が開いた状態を、また、図8Bは図7のB−B断面図で回転弁が閉じた状態を示している。
本実施形態の折戸1は、図4に示す折戸1の縦中框32(1)内にさらに回転弁60を備えた点で、第1の実施形態と相違し、その他の点では第1の実施形態と同じである。したがって、ここでは縦中框32(1)の部分のみを実線で示し、その他の共通部分は破線で示している。
即ち、回転弁60の弁体62は、図8A、8Bに示すように、翼板状に構成されており、弁体62の上端及び下端部に、縦中框32(1)の上端及び下端部に設けられた軸65a、65bが挿入される。また、弁体62の下端部は縦中框32(1)の底板上に配置されており、縦中框32(1)の底板の一部には弧状のテーパ―面つまりせり上がり部分64が軸65aに対して対称に設けられている。
その状態で、折戸1を浴室A側に折り込むと、押し込んだ空気により浴室A側の端部片34aと閉塞部材41との間の隙間Gから空気が縦中框32(1)内に流入する。
この空気流が回転弁60の弁体62に当たり弁体62を軸65a、65bの回りで回動させる。その際、弁体62はその底面が縦中框32(1)の底板のせり上がり部分64に案内されて上昇する。
本実施形態によれば、第1の実施形態の構成に加えて、縦中框32(1)内に回転弁60を配置したため、浴室Aから開放口38aに流入する水滴などは開放口38bに流入する前に回転弁60により遮断できる。そのため、脱衣室Bに水滴などが流入するのをより完全に防止することができる。
Claims (6)
- 折戸枠と、前記折戸枠に開閉自在に支持された折戸とから成り、前記折戸が、浴室内に向かって折曲げ自在に連結された少なくとも2枚の扉体を有する浴室折戸であって、
前記折戸は、隣接する扉体の互いに隣接する縦中框に跨って配設されて前記扉体同士を折曲げ自在に連結する連結部材を備え、前記連結部材と少なくとも一方の縦中框の浴室側間に隙間を設け、前記少なくとも一方の縦中框には、前記隙間を介して浴室内と脱衣室内とを連通する通気路を形成する開放口が形成され、
前記縦中框の脱衣室側に、脱衣室側から前記開放口を遮る位置に引手を設けた浴室折戸。 - 請求項1に記載された浴室折戸において、
前記開放口は前記縦中框を構成する側壁に設けられ、前記開放口に通気性の防水フィルタを備えた浴室折戸。 - 請求項1に記載された浴室折戸において、
前記開放口は前記縦中框を構成する側壁に設けられ、前記開放口に前記開放口を閉塞又は開放するシャッタを備えた浴室折戸。 - 請求項1に記載された浴室折戸において、
前記開放口は前記縦中框を構成する対向する側壁に設けられており、両側壁には、それぞれ前記隙間に連通する通気路を形成する浴室側開放口と脱衣室側開放口が形成され、前記脱衣室側開放口が前記浴室側開放口よりも高い位置に形成されている浴室折戸。 - 請求項4に記載された浴室折戸において、
前記対向する側壁間に回転弁が配置されており、
前記回転弁は、前記隙間及び浴室側開放口を通して流入する空気流により回転して前記脱衣室側開放口を開放し、浴室側からの空気流の停止により前記脱衣室側開放口を閉塞する位置に戻る浴室折戸。 - 請求項1ないし5のいずれかに記載された浴室折戸において、
前記引手は、前記縦中框に一体に形成されている浴室折戸。
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