JP6504663B2 - 製本装置 - Google Patents

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Description

本発明は、製本装置、特に、くるみ製本等の無線綴じ製本を行うための製本装置に関するものである。
従来技術においては、無線綴じ製本処理時の本身の搬送距離を短くして製本装置のコンパクト化を図るべく、本身を直立した状態でクランプユニットによって挟持して、本身の背の幅方向に搬送しつつ、本身への糊付けおよび表紙付けをする形式の製本装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
この従来の製本装置は、水平な搬送路の一端の下側に配置された、本身の背に糊を塗布する糊付けユニットと、搬送路の他端の下側に配置された、本身の背に表紙を貼着する表紙付けユニットと、本身を直立した状態で挟持して、その背の幅方向に搬送路に沿って搬送するクランプユニットとを備えている。
糊付けユニットは、糊タンクと、糊タンク内に配置されて、本身の搬送方向に互いに間隔をあけてかつ搬送方向を横切って平行にのびる糊塗布ローラおよびスクレープローラを有している。
表紙付けユニットは、その上に表紙がセットされる昇降可能な押さえ板と、押さえ板の上面に設けられた一対のニップ板を有している。押さえ板は、上面が搬送路内に位置する上昇位置と、搬送路から下方に離間した下降位置との間で往復運動し得る。また、一対のニップ板は、搬送方向を横切って平行にのびるとともに、搬送方向に互いに近接および離間する向きに運動し得る。
そして、まず、表紙付けユニットの押さえ板が上昇位置に配置され、一対のニップ板間が本身の厚みに対応する量開かれるとともに、クランプユニットが表紙付けユニットの位置に停止せしめられ、その位置で、本身が、その下面を押さえ板によって支持されつつ、クランプユニットによって、その背を下向きにして挟持される。
その後、押さえ板が下降位置まで下降せしめられ、クランプユニットに挟持された本身は、背の幅方向に糊付けユニットに向けて搬送され、糊付けユニットを通過後、停止する。この停止中に、下降位置にある押さえ板上に表紙がセットされる。
次いで、本身は、当該停止位置から折り返して表紙付けユニットに向けて搬送される。そして、本身が糊付けユニットを往復通過する間に、回転する糊塗布ローラおよびスクレープローラによって本身の背に糊付けがなされる。
本身を挟持したクランプユニットは、その後、表紙付けユニットに到達すると停止し、押さえ板が上昇位置まで上昇し、それによって表紙が本身の背に押し付けられ、それと同時に、一対のニップ板が互いに近接する向きに移動して表紙が本身の両側に押し付けられ、製本物が完成する。
その後、一対のニップ板が本身から離間して押さえ板が下降位置まで下降し、クランプユニットによる挟持が解除されて、製本物が製本装置から取り出される。この製本物の取り出しは、製本物をクランプユニットから下向きに引き出した後、水平方向に引き出すことによってなされる。
そのため、表紙付けユニット上に位置するクランプユニットと、下降位置にある押さえ板との間に製本物の取り出しのための十分なスペースを確保すること、よって、押さえ板の上昇位置および下降位置間に十分な距離をとることが必要である。
ところで、表紙付けの際に本身と表紙の位置が僅かでもずれると、それが製本の仕上がりに大きな影響を及ぼすので、表紙付け時の本身に対する押さえ板(表紙)の位置合わせは高精度で行う必要がある。そして、この位置合わせの高い精度を維持しつつ、押さえ板を、大きな距離を隔てた下降位置と上昇位置との間で繰り返し往復運動させるには、構造強度に優れた、高価な押さえ板昇降機構が必要とされ、その結果、製本装置の製造コストがかかるという問題があった。
加えて、この構成によれば、製本物をクランプユニットから下向きに引き出した後、水平方向に引き出さねばならず、製本物の取り出しがスムーズに行えない。
この場合、押さえ板昇降機構の製造コストを下げ、製本物のスムーズな取り出しを可能にするために、例えば、クランプユニットを、表紙付け完了後、さらに水平方向に表紙付けユニットを越えて移動させて、表紙付けユニットの糊付けユニットと反対側に隣接する位置(表紙付けユニットを回避した位置)に停止させ、その位置でクランプユニットによる挟持を解除し、製本物をクランプユニットから落下させて製本物を取り出すことも考えられる。
しかし、この構成では、クランプユニットの移動距離を水平方向に延長し、製本物の取り出しのためのスペースを新たに設けなければならず、その結果、製本装置の設置スペースが増大するという問題があった。
特開2010−179459号公報
したがって、本発明の課題は、製本物の取り出しがスムーズに行え、しかもコンパクトかつ安価な製本装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明によれば、本身の搬送路を有するフレームと、前記フレームに取り付けられ、前記搬送路の一端の下側に配置された、前記本身の背に糊を塗布する糊付けユニットと、前記フレームに取り付けられ、前記搬送路の他端の下側に配置された、前記本身の背に表紙を貼着する表紙付けユニットと、前記フレームに設けられ、前記搬送路に沿ってのびる少なくとも1本のスライドガイドと、前記本身を直立した状態で挟持するとともに、前記スライドガイドによって案内されて、前記本身をその背の幅方向に前記搬送路に沿って搬送するクランプユニットと、前記フレームに取り付けられ、前記クランプユニットを前記スライドガイドに沿って移動させるクランプユニット駆動機構と、を有し、前記表紙付けユニットは、その上面に表紙がセットされるテーブルと、前記テーブルの上面に配置された前記本身の下端側面を挟持し得る一対のニップ板と、を有し、前記テーブルは、前記上面が前記搬送路から下方に離間した退避位置と、前記上面が前記搬送路内に水平にのびる作動位置との間で移動可能とされ、前記表紙付けユニットの位置で、前記作動位置にある前記テーブルに下面を支持されつつ、前記クランプユニットによって前記背を下向きにして挟持された前記本身が、前記糊付けユニットに向けて搬送され、前記糊付けユニットを通過せしめられた後、折り返して前記表紙付けユニットに向けて搬送され、前記糊付けユニットの通過の間に前記背に糊を塗布され、前記表紙付けユニットに達した時点で停止せしめられ、その後、前記表紙がセットされた前記表紙付けユニットの前記テーブルが前記退避位置から前記作動位置に移動するとともに、前記一対のニップ板が前記本身を前記表紙とともに挟持し、それによって前記本身の背に表紙が貼着され、さらに、前記一対のニップ板による挟持が解除されて前記テーブルが前記退避位置をとる製本装置において、前記表紙付けユニットの前記テーブルが前記退避位置にある状態で、前記クランプユニットを、前記表紙付けユニット上において、前記本身が前記直立した状態から鋭角または90°、上向きかつ前記糊付けユニットから遠ざかる向きに傾斜するまで旋回させるクランプユニット旋回手段を備えたものであることを特徴とする製本装置が提供される。
本発明の好ましい実施例によれば、前記クランプユニット旋回手段が、前記スライドガイドにおける前記搬送路の前記他端側の端から上向きに湾曲してのびる延長部分と、前記クランプユニットを前記スライドガイドの前記延長部分に沿って前記延長部分の先端に向けて移動させる前記クランプユニット駆動機構と、からなっている。
本発明によれば、表紙付けユニットによる本身への表紙付けが完了し、表紙付けユニットの一対のニップ板による本身の挟持を解除し、テーブルを退避位置まで移動させた時点で、クランプユニットをクランプ旋回手段によって旋回させ、表紙貼着後の本身(つまり、製本物)を直立した状態から鋭角または90°、上向きかつ糊付けユニットから遠ざかる向きに傾斜させる。
そして、製本物を直立した状態から鋭角傾斜させた場合は、その位置でクランプユニットによる挟持を解除することによって、製本物を、クランプユニットから、表紙付けユニットを回避した場所に滑り落として取り出すことができ、製本物を直立した状態から90°傾斜させた場合は、その位置でクランプユニットによる挟持を解除することによって、表紙付けユニット上において製本物を取り出すことができる。
こうして、本発明によれば、製本物の取り出しの際、表紙付けユニットのテーブルを退避位置まで移動させて、クランプユニットを表紙付けユニット上で旋回させるだけでよいので、クランプユニットの移動距離(特に、水平方向の移動距離)を最小限に留めることができる。さらに、表紙付けユニットのテーブルの作動位置および退避位置間に製本物取出しのためのスペースを設ける必要がないので、テーブルの作動位置および退避位置間の移動距離も短くすることができ、そのため、安価なテーブル移動機構を採用できる。それによって、コンパクトで安価な製本装置を実現することができる。
また本発明によれば、製本物のクランプユニットからの取り出しがスムーズに行える。
本発明の1実施例による製本装置の概略構成を示す側面図である。 図1の製本装置の動作を説明する図1に類似の側面図である。 図1の製本装置の動作を説明する図1に類似の側面図である。
以下、添付図面を参照しつつ、本発明の構成を好ましい実施例に基づいて説明する。
図1は、本発明の1実施例による製本装置の概略構成を示す側面図である。なお、図1の右側および左側がそれぞれ製本装置の正面側および後面側となっており、図1は、製本装置への本身の投入時の状態を示している。
また、図2および図3は、図1の製本装置の動作を説明する図1に類似の図である。
図1〜図3を参照して、本発明の製本装置は、本身Bの搬送路Fを有するフレーム1と、フレーム1に取り付けられて搬送路Fの一端側の下側に配置された、本身Bの背に糊Gを塗布する糊付けユニット2と、フレーム1に取り付けられて搬送路Fの他端側の下側に配置された、本身Bの背に表紙Kを貼着する表紙付ユニット3と、本身Bを直立した状態で挟持してその背の幅方向に搬送路Fに沿って搬送するクランプユニット4とを備えている。
糊付けユニット2は、フレーム1に取り付けられ、ホットメルト等の糊Gを収容する糊タンク5を有している。図示はしないが、糊タンク5はヒーターを内蔵している。
糊付けユニット2は、また、フレーム1に取り付けられて糊タンク5の領域に配置され、本身Bの搬送方向に互いに間隔をあけてかつ搬送方向を横切って平行にのびる糊塗布ローラ6およびスクレープローラ7と、フレーム1に取り付けられ、糊塗布ローラ6およびスクレープローラ7を回転させるローラ駆動機構(図示はしない)とを有している。
スクレープローラ7は、糊塗布ローラ6から本身Bの厚さよりも大きい間隔をあけて、糊塗布ローラ6よりも表紙付けユニット3に近い側に配置されている。
こうして、糊塗布ローラ6の下部が糊タンク5の糊Gに浸漬された状態で、糊塗布ローラ6およびスクレープローラ7が回転せしめられ、クランプユニット4に挟持された本身Bが糊付けユニット2上を通過する。
この場合、本身Bが糊付けユニット2上を通過するときは、常に、糊塗布ローラ6が本身Bの移動方向に一定の周速度で回転せしめられる一方、スクレープローラ7は本身Bの移動方向と反対向きに一定の周速度で回転せしめられるようになっている。
そして、この通過の間に、糊Gが付着した糊塗布ローラ6の頂面領域が本身Bの背に係合することによって本身Bの背に糊Gが塗布され、さらに、スクレープローラ7によって余分な糊Gが掻き落とされる。
表紙付けユニット3は、その上面に表紙Kがセットされるテーブル8と、テーブル8の上面に配置された本身Bの下端側面を挟持し得る一対のニップ板9a、9bとを有している。
テーブル8は、フレーム1に対し搬送路Fを横切る水平な軸10のまわりに搖動可能に取り付けられ、その上面が搬送路F内に水平にのびる作動位置と、当該上面が搬送路Fから下向きに傾斜する退避位置とを取り得る。テーブル8は、フレーム1に取り付けられたテーブル駆動機構(図示はしない)によって搖動せしめられる。
なお、この実施例では、テーブル8が作動位置および退避位置間において搖動するようにしたが、この構成に代えて、テーブル8を、その上面が搬送路F内に水平にのびる作動位置と、当該上面が搬送路Fから下方に離間した退避位置との間で昇降させてもよい。
一対のニップ板9a、9bは、それぞれ本身の搬送方向を横切って平行にのびるとともに、テーブル8の上面に対し、本身の搬送方向に互いに近接および離間する向きに運動可能に取り付けられている。一対のニップ板は、テーブルに取り付けられたニップ板駆動機構(図示はしない)によって運動せしめられる。
フレーム1における搬送路Fの両側には、搬送路Fに沿って各1本のスリット11が設けられている。スリット11は、糊付けユニット2および表紙付けユニット3間にのびる水平な本体部分11aと、本体部分11aの表紙付けユニット3側の端から上向きに湾曲してのびる延長部分11bとからなっている。
クランプユニット4は、搬送方向を横切って平行にのび、互いに近接および離間する向きに運動可能に配置された一対のクランプ板4a、4bと、これらのクランプ板4a、4bを運動させるクランプ板駆動機構(図示はしない)とを有している。
また、クランプユニット4の搬送方向に沿った両側壁には、それぞれ、搬送方向に間隔をあけて一対のローラ12a、12bが取り付けられ、これらのローラ12a、12bは対応するスリット11内に転動可能に嵌め込まれている。
こうして、クランプユニット4は、その一対のクランプ板4a、4b間に本身Bを直立した状態で挟持するとともに、スリット11によって案内されて、本身Bをその背の幅方向に搬送路Fに沿って移動し得る。
製本装置は、さらに、フレーム1に取り付けられ、クランプユニット4をスリット11に沿って移動させるクランプユニット駆動機構を備えている。
クランプユニット駆動機構は、この実施例では、スリット11の両端近傍において、フレーム1に対し搬送路Fを横切る水平軸のまわりに回転可能に取り付けられた第1および第2のプーリー13a、13bと、糊付けユニット2の後方においてフレーム1に取り付けられ、その駆動軸が第1および第2のプーリー13a、13bの回転軸に平行にのびるモータ14と、モータ14の駆動軸に取り付けられた第4のプーリー13dと、糊付けユニット2の後方において、フレーム1に対し第1および第2のプーリー13a、13bの回転軸に平行な軸のまわりに回転可能に取り付けられた第3および第5のプーリー13c、13eと、第1〜第5のプーリー13a〜13e間に掛け渡されたエンドレスベルト15とから構成されている。
そして、クランプユニット4がクランプユニット駆動機構のエンドレスベルト15に固定され、エンドレスベルト15がモータ14によって時計回りおよび反時計回りに回転せしめられることで、クランプユニット4がスリット11に案内されて搬送路Fに沿って往復運動し得る。
また、表紙付けユニット3の前方であって製本装置の前面側には、製本物排出部16が設けられている。
製本物排出部16は、表紙付けユニット3の前方において、フレーム1に取り付けられて搬送路Fから前方下向きに傾斜したすべり板17を有し、すべり板17の下端縁は、製本装置の前面に形成された排出口19に接続している。製本物排出部16は、さらに、製本装置の前面下部に突設され、すべり板17に直交してのびる受け板18を有している。
次に、本発明の製本装置の動作を説明する。
まず、図1に示すように、表紙付けユニット3のテーブル8が作動位置をとり、一対のニップ板9a、9b間が本身Bの厚みに対応する量開かれるとともに、クランプユニット4が表紙付けユニット2の位置に停止せしめられ、一対のクランプ板4a、4bが本身の厚みに対応する量開かれる。
そして、本身Bが背を下向きにして、一対のクランプ板4a、4b間に投入され、背をテーブル8によって支持されつつ、クランプユニット4(一対のクランプ板4a、4b)によって直立した状態で挟持される。
その後、テーブル8が退避位置をとり、本身Bを挟持したクランプユニット4は、背の幅方向に糊付けユニット2に向けて搬送される。
そして、図2(A)に示すように、クランプユニット4に挟持された本身Bは、表紙付けユニット3側から糊付けユニット2上を通過せしめられた後、停止せしめられ、この通過の間に、糊塗布ローラ6によって本身Bの背に糊Gが塗布される。また、本身Bの停止中に、退避位置にあるテーブル8上に表紙Kがセットされる。
その後、本身Bは、当該停止位置から折り返して再び糊付けユニット2上を通過せしめられ、表紙付けユニット3に向けて搬送される。この通過の間に、糊塗布ローラ6によって本身Bの背に糊Gが塗布され、スクレープローラ7によって本身Bの背から余分な糊Gが掻き落とされる。
そして、図2(B)に示すように、本身Bは表紙付けユニット3に到達すると停止し、次いで、テーブル8が作動位置まで搖動し、それによって、表紙Kが本身Bの背に押し付けられ、それと同時に、一対のニップ板9a、9bが本身Bを表紙Kとともに挟持し、それによって、表紙Kが本身Bの両側に押し付けられ、製本物が完成する。
その後、図3(A)に示すように、一対のニップ板9a、9bが挟持を解除してテーブル8が退避位置まで搖動し、さらに、クランプユニット4が、スリット11の延長部分11bに沿って製本装置の前面側へ移動せしめられ、本身Bが直立した状態から鋭角、上向きかつ糊付けユニット2から遠ざかる向きに傾斜するまで旋回した状態で停止せしめられる。
そしてこの位置で、クランプユニット4による挟持が解除され、製本物がすべり板17に沿って滑り落ち、排出口19を通って受け板18上に落下し、製本装置から取り出される。
こうして、本発明の製本装置においては、製本物の取り出しの際、表紙付けユニット3のテーブル8を退避位置まで移動させて、クランプユニット4を表紙付けユニット3上で旋回させるだけでよいので、クランプユニットの移動距離、特に水平方向の移動距離を最小限に留めることができる。
この点に関し、図3(B)には、スリット11’を表紙付けユニット3の位置からさらに水平方向に延長し、表紙付け完了後、クランプユニット4を水平に表紙付けユニット3を越えて移動させて、製本物排出部16’の位置で停止させ、その位置でクランプユニットによる挟持を解除して製本物を取り出す構成例を示したが、図3(A)と図3(B)との比較から、本発明によれば、クランプユニット4の水平方向の移動距離がdだけ短縮されることがわかる。この長さdの短縮は、前後の長さが短い小型製本機にとっては、そのコンパクト化に大きく寄与する。
さらに、本発明の製本装置においては、表紙付けユニット3のテーブル8の作動位置および退避位置間に製本物取出しのためのスペースを設ける必要がないので、テーブル8の作動位置および退避位置間の移動距離も短くすることができ、そのため、安価なテーブル移動機構を採用できる。
それによって、コンパクトかつ安価な製本装置が実現される。
また、本発明の製本装置においては、製本物のクランプユニットからの取出しがスムーズに行える。
1 フレーム
2 糊付けユニット
3 表紙付けユニット
4 クランプユニット
4a、4b クランプ板
5 糊タンク
6 糊塗布ローラ
7 スクレープローラ
8 テーブル
9a、9b ニップ板
10 水平な軸
11、11’ スリット
11a 本体部分
11b 延長部分
12a、12b ローラ
13a〜13e 第1〜第5のプーリー
14 モータ
15 エンドレスベルト
16、16’ 製本物排出部
17 すべり板
18 受け板
19 排出口
B 本身
F 搬送路
G 糊
K 表紙

Claims (2)

  1. 本身の搬送路を有するフレームと、
    前記フレームに取り付けられ、前記搬送路の一端の下側に配置された、前記本身の背に糊を塗布する糊付けユニットと、
    前記フレームに取り付けられ、前記搬送路の他端の下側に配置された、前記本身の背に表紙を貼着する表紙付けユニットと、
    前記フレームに設けられ、前記搬送路に沿ってのびる少なくとも1本のスライドガイドと、
    前記本身を直立した状態で挟持するとともに、前記スライドガイドによって案内されて、前記本身をその背の幅方向に前記搬送路に沿って搬送するクランプユニットと、
    前記フレームに取り付けられ、前記クランプユニットを前記スライドガイドに沿って移動させるクランプユニット駆動機構と、を有し、
    前記表紙付けユニットは、その上面に表紙がセットされるテーブルと、前記テーブルの上面に配置された前記本身の下端側面を挟持し得る一対のニップ板と、を有し、前記テーブルは、前記上面が前記搬送路から下方に離間した退避位置と、前記上面が前記搬送路内に水平にのびる作動位置との間で移動可能とされ、
    前記表紙付けユニットの位置で、前記作動位置にある前記テーブルに下面を支持されつつ、前記クランプユニットによって前記背を下向きにして挟持された前記本身が、前記糊付けユニットに向けて搬送され、前記糊付けユニットを通過せしめられた後、折り返して前記表紙付けユニットに向けて搬送され、前記糊付けユニットの通過の間に前記背に糊を塗布され、前記表紙付けユニットに達した時点で停止せしめられ、その後、前記表紙がセットされた前記表紙付けユニットの前記テーブルが前記退避位置から前記作動位置に移動するとともに、前記一対のニップ板が前記本身を前記表紙とともに挟持し、それによって前記本身の背に表紙が貼着され、さらに、前記一対のニップ板による挟持が解除されて前記テーブルが前記退避位置をとる製本装置において、
    前記表紙付けユニットの前記テーブルが前記退避位置にある状態で、前記クランプユニットを、前記表紙付けユニット上において、前記本身が前記直立した状態から鋭角または90°、上向きかつ前記糊付けユニットから遠ざかる向きに傾斜するまで旋回させるクランプユニット旋回手段を備えたものであることを特徴とする製本装置。
  2. 前記クランプユニット旋回手段が、
    前記スライドガイドにおける前記搬送路の前記他端側の端から上向きに湾曲してのびる延長部分と、
    前記クランプユニットを前記スライドガイドの前記延長部分に沿って前記延長部分の先端に向けて移動させる前記クランプユニット駆動機構と、からなっていることを特徴とする請求項1に記載の製本装置。
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