JP6504157B2 - 体感導入装置、体感導入システム、及び体感導入方法 - Google Patents

体感導入装置、体感導入システム、及び体感導入方法 Download PDF

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Description

本開示は、体感導入装置、体感導入システム、及び体感導入方法に関する。
多様なデジタルデバイスに対してスピーカやアクチュエータを内蔵し、当該スピーカからの音響出力や、当該アクチュエータの振動による疑似的な触覚または力覚(以降では、総じて「触覚」と呼ぶ場合がある)の提示により、ユーザに対して体感をフィードバックして臨場感を高める技術がある。
ユーザに対して体感をフィードバックするデバイスの具体的な一例としては、ゲーム機等の情報処理装置に用いられるコントローラが挙げられる。例えば、コントローラに対するユーザの操作内容に基づき、当該コントローラ内のアクチュエータを駆動させることで、当該ユーザに対して、ゲーム内のオブジェクトを実際に操作しているような臨場感や没入を提示することが可能となる。なお、以降では、ユーザに対して体感をフィードバックするデバイスを「体感導入装置」と呼ぶ場合がある。
特開2009−72600号公報
一方で、ユーザに対して体感をフィードバックする技術として、触覚の提示に係る振動出力と音響出力とを連動させることで、より直感的な体感をフィードバックし、臨場感を向上させることが可能な技術が求められている。
そこで、本開示では、音響出力と振動出力とを連動させることで臨場感を向上させることが可能な、新規かつ改良された体感導入装置、体感導入システム、及び体感導入方法を提案する。
本開示によれば、複数のアクチュエータと、複数のスピーカと、を備え、前記複数のアクチュエータのうち1以上のアクチュエータと、前記複数のスピーカのうち1以上のスピーカとが互いに関連付けられた組を複数含み、互いに関連付けられた前記アクチュエータと前記スピーカとの組ごとに、当該アクチュエータからの出力と、当該スピーカからの出力とが連動するように制御される、体感導入装置が提供される。
また、本開示によれば、複数のアクチュエータと複数のスピーカとを備え、前記複数のアクチュエータのうち1以上のアクチュエータと、前記複数のスピーカのうち1以上のスピーカとが互いに関連付けられた組を複数含む体感導入装置と、前記体感導入装置の動作を制御するための制御信号を出力する情報処理装置と、前記制御信号に基づき、互いに関連付けられた前記アクチュエータと前記スピーカとの組ごとに、当該アクチュエータからの出力と、当該スピーカからの出力とが連動するように制御する制御部と、を備えた、体感導入システムが提供される。
また、本開示によれば、複数のアクチュエータと複数のスピーカとを備え、前記複数のアクチュエータのうち1以上のアクチュエータと、前記複数のスピーカのうち1以上のスピーカとが互いに関連付けられた組を複数含む体感導入装置における、当該互いに関連付けられた前記アクチュエータと前記スピーカとの組ごとに、当該アクチュエータからの出力と、当該スピーカからの出力とが連動するように制御するための制御信号を生成する信号処理部と、生成された制御信号を前記体感導入装置に出力する出力部と、を備えた、制御装置が提供される。
また、本開示によれば、複数のアクチュエータと複数のスピーカとを備え、前記複数のアクチュエータのうち1以上のアクチュエータと、前記複数のスピーカのうち1以上のスピーカとが互いに関連付けられた組を複数含む体感導入装置の動作を制御するための制御信号を出力することと、前記制御信号に基づき、互いに関連付けられた前記アクチュエータと前記スピーカとの組ごとに、当該アクチュエータからの出力と、当該スピーカからの出力とが連動するように制御することと、を含む、体感導入方法が提供される。
以上説明したように本開示によれば、音響出力と振動出力とを連動させることで臨場感を向上させることが可能な体感導入装置、体感導入システム、及び体感導入方法が提供される。
なお、上記の効果は必ずしも限定的なものではなく、上記の効果とともに、または上記の効果に代えて、本明細書に示されたいずれかの効果、または本明細書から把握され得る他の効果が奏されてもよい。
本開示の実施形態に係る体感導入システムの概略的なシステム構成の一例について説明するための説明図である。 同実施形態に係る体感導入装置の概略的な構成について説明するための説明図である。 アクチュエータの一例について説明するための図である。 アクチュエータの一例について説明するための図である。 同実施形態に係る体感導入装置の各スピーカと各アクチュエータとを連動させる制御の一例について説明するための説明図である。 体感導入装置の各スピーカからの音響出力と、各アクチュエータからの振動出力との制御の一例について説明するための説明図である。 体感導入装置の各スピーカからの音響出力と、各アクチュエータからの振動出力との制御の一例について説明するための説明図である。 同実施形態に係る体感導入装置のハードウェア構成の一例を示している。 同実施形態に係る体感導入システムの機能構成の一例を示したブロック図である。 互いに関係づけられたスピーカ及びアクチュエータのそれぞれから出力される信号の波形の一例を示している。 図10に示した信号波形それぞれの、周波数成分の分布を示している。 同実施形態に係る体感導入システムの一連の動作の流れについて説明するための説明図である。 同実施形態に係る体感導入システムの一連の動作の流れの一例を示している。 映像、音響出力、触覚フィードバック、及びユーザ操作の定位をあわせるように制御した場合の一例について説明するための説明図である。 実施例1に係る体感導入装置の概略的な構成について説明するための説明図である。 実施例1に係るアクチュエータの一例について説明するための説明図である。 実施例2に係る体感導入装置の概略的な構成について説明するための説明図である。 実施例3に係る体感導入装置の概要について説明するための説明図である。 実施例3に係る体感導入装置の概略的な構成の一例について説明するための説明図である。 実施例3に係る体感導入装置の概略的な構成の一例について説明するための説明図である。 実施例3に係る体感導入装置の概略的な構成の一例について説明するための説明図である。 実施例4に係る体感導入装置の概略的な構成の一例について説明するための説明図である。 実施例4に係る体感導入装置の概略的な構成の一例について説明するための説明図である。 実施例5に係る体感導入装置の概要について説明するための説明図である。 実施例5に係る体感導入装置の概略的な構成の一例について説明するための説明図である。
以下に添付図面を参照しながら、本開示の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
なお、説明は以下の順序で行うものとする。
1.実施の形態
1.1.概略的な構成
1.2.スピーカ及びアクチュエータからの出力の制御
1.3.ハードウェア構成
1.4.機能構成
1.5.処理
2.実施例
2.1.実施例1:アクチュエータ及びスピーカの構成例1
2.2.実施例2:アクチュエータ及びスピーカの構成例2
2.3.実施例3:携帯型端末への適用例
2.4.実施例4:体感導入装置の一例
2.5.実施例5:コントローラへの適用例
3.まとめ
<1.実施の形態>
[1.1.概略的な構成]
まず、図1を参照しながら、本開示の実施形態に係る体感導入システムの概要について説明する。図1は、本開示の実施形態に係る体感導入システムの概略的なシステム構成の一例について説明するための説明図である。
図1に示すように、本開示の実施形態に係る体感導入システムは、例えば、体感導入装置10と、制御装置20と、表示装置90とを含む。
例えば、図1は、制御装置20が、ビデオゲームや映像作品を再生するための機器(例えば、ゲーム機器)として構成され、体感導入装置10が、当該機器を操作するためのコントロール装置(以降では、「コントローラ」と呼ぶ場合がある)として構成されている場合の一例を示している。
体感導入装置10は、ユーザがゲーム機器の操作(例えば、起動中のゲームに対する入力操作)を行うためのボタン等の入力デバイスを含む。また、体感導入装置10は、加速度センサやジャイロセンサ(角速度センサ)等のような、体感導入装置10の筐体の動きや向きの変化を検出するためのセンサ類を含んでもよい。このようなセンサを体感導入装置10に設けることで、ユーザは、体感導入装置10の筐体自体を動かす動作により、制御装置20(例えば、ゲーム機器)に対する操作を行うことが可能となる。なお、上記に説明したユーザが体感導入装置10を介して操作を行う方法及び構成はあくまで一例であり、上記に示す例に限定するものではない。例えば、体感導入装置10に対して、入力デバイスとして、タッチパネルやアナログスティック等を設けてもよい。また、カメラなどの撮像デバイスにより、ユーザの動きをセンシングし、センシングされたユーザの動きを操作内容として認識するような構成を適用してもよい。
また、本実施形態に係る体感導入装置10は、スピーカ及びアクチュエータを内蔵しており、当該スピーカからの音響出力と、当該アクチュエータの振動とにより疑似的な触覚をユーザにフィードバックする。
例えば、図1に示す例の場合には、制御装置20は、コントローラとして構成された体感導入装置10からのユーザ入力に基づき、表示装置90の表示部91に表示されたオブジェクトの動作を制御する。また、このとき、制御装置20は、オブジェクトの動作に基づき、体感導入装置10のスピーカから音響を出力させ、当該体感導入装置10のアクチュエータを振動させることで、当該オブジェクトの動作に応じた触覚をユーザにフィードバックする。このような構成により、図1に示す体感導入システムは、ユーザに対して、臨場感の高い操作感を提供することが可能である。なお、以降では、アクチュエータの振動を「振動出力」と呼び、当該振動出力によりユーザに提示(フィードバック)される疑似的な触覚を「触覚フィードバック」と呼ぶ場合がある。
ここで、図2を参照しながら、本実施形態に係る体感導入装置10の構成の一例について説明する。図2は、本実施形態に係る体感導入装置10の概略的な構成について説明するための説明図であり、体感導入装置10をユーザが保持した場合に、当該ユーザとは逆側から見た場合の当該体感導入装置10の構成(即ち、体感導入装置10の背面側の構成)を示している。具体的には、ユーザが体感導入装置10の前面、即ち、ボタン等の入力デバイスが設けられた面と対面するように当該体感導入装置10を保持した場合に、図面の左側が、ユーザから見た右側(R)に相当し、図面の右側が、ユーザから見た左側(L)に相当する。なお、以降では、ユーザが体感導入装置10の前面と対面するように当該体感導入装置10を保持した場合を、「ユーザが体感導入装置10と正対した場合」と記載する場合がある。
図2に示すように、体感導入装置10の筐体の背面には、スピーカ11R及び11Lが設けられている。具体的には、ユーザが体感導入装置10と正対した場合に、体感導入装置10の筐体の右側背面にはスピーカ11Rが設けられ、体感導入装置10の筐体の左側背面にはスピーカ11Lが設けられている。
スピーカ11Rは、主にユーザの右耳に向けて音響を出力するためのスピーカである。同様に、スピーカ11Lは、主にユーザの左耳に向けて音響を出力するためのスピーカである。なお、以降では、スピーカ11R及び11Lを特に区別しない場合には、単に「スピーカ11」と記載する場合がある。
また、本実施形態に係る体感導入装置10は、互いに逆側に位置する筐体の両端部近傍に、ユーザが当該筐体を保持するための保持部101R及び101Lを備える。図2に示す例では、ユーザが体感導入装置10と正対した場合において、保持部101Rは、体感導入装置10の筐体の右側に設けられ、ユーザが体感導入装置10の筐体を右手で保持する部分に相当する。同様に、保持部101Lは、体感導入装置10の筐体の左側に設けられ、ユーザが体感導入装置10の筐体を左手で保持する部分に相当する。
保持部101Rの内部には、供給される制御信号に基づき振動するアクチュエータ13Rが内蔵されている。同様に、保持部101Lの内部には、アクチュエータ13Lが内蔵されている。なお、以降では、アクチュエータ13R及び13Lを特に区別しない場合には、単に「アクチュエータ13」と記載する場合がある。
図3は、アクチュエータ13の一例について説明するための図である。例えば、図は、互いに直交するx軸、y軸、及びz軸の各軸に沿った方向(以降では、「x方向」、「y方向」、及び「z方向」と呼ぶ場合がある)に振動可能に構成されたアクチュエータの一例を示している。このように互いに異なる複数の方向に振動するアクチュエータを適用し、振動する方向ごとに当該振動の振幅や位相を調整することで、体感導入装置10は、ユーザに対して多様な触覚をフィードバックすることが可能となる。
また、本実施形態に係る体感導入装置10は、図2に示すように複数のアクチュエータ13(例えば、アクチュエータ13R及び13L)を備えている。そのため、体感導入装置10は、複数のアクチュエータそれぞれの振動の振幅や位相を調整することで、ユーザに対して多様な触覚を提示することが可能である。具体的な一例として、体感導入装置10は、図3に示すアクチュエータ13R及び13L間で、振動の振幅を偏らせることで、ユーザに提示する力覚に方向性を持たせることが可能となる。
また、体感導入装置10は、複数のアクチュエータそれぞれの振動の出力に時間差を設けて制御してもよい。具体的な一例として、体感導入装置10は、図3に示すアクチュエータ13R及び13L間で、振動を出力するタイミング(換言すると、位相)をずらすことで、ユーザに提示する力覚に方向性を持たせることが可能となる。もちろん、体感導入装置10は、各アクチュエータの振幅の制御(例えば、ゲインやボリュームの制御)と、各アクチュエータをそれぞれの振動の出力タイミングの制御とを組み合わせてもよいことは言うまでもない。
なお、図3に示すアクチュエータ13は、あくまで一例であり、当該アクチュエータ13の構成は、図3に示す例には限定されない。例えば、アクチュエータ13は、一方向にのみ振動可能に構成されていてもよい。また、アクチュエータ13が振動する方向は、必ずしも直線方向には限定されない。例えば、図4は、アクチュエータ13の他の一例について説明するための図である。図4に示すように、アクチュエータ13は、所定の平面上の円周方向(図4に示す例の場合には、xz平面上の円周方向)に沿って振動するように構成されていてもよい。もちろん、図3に示すアクチュエータ13の、x方向及びy方向に沿った振動それぞれの振幅及び位相を調整することで、図4に示すようなアクチュエータ13と同様の振動を再現してもよいことは言うまでもない。
次に、本実施形態に係る体感導入装置10における、各スピーカからの音響出力と、各アクチュエータからの振動出力との制御の概要について説明する。
本実施形態に係る体感導入装置10では、各スピーカからの音響出力の定位と、各アクチュエータの振動に基づく触覚フィードバックの定位とをあわせることで、より臨場感の高い触覚の提示を実現する。具体的には、体感導入装置10は、複数のアクチュエータのうち1以上のアクチュエータと、複数のスピーカのうち1以上のスピーカとが互いに関連付けられた組を複数含むように構成される。そして、体感導入装置10の各スピーカからの音響出力と、各アクチュエータからの振動出力とは、互いに関連付けられたアクチュエータとスピーカとの組ごとに連動するように制御される。
例えば、図2に示す例の場合には、体感導入装置10の右側(R)に位置するスピーカ11Rと、ユーザが右手で保持する保持部101R内に設けられたアクチュエータ13Rとが、あらかじめ関連付けられている。そして、スピーカ11Rからの音響出力と、アクチュエータ13Rからの振動出力とは、互いに連動するように制御される。
具体的な一例として、スピーカ11Rからの音響出力の振幅が増加するように制御された場合はに、当該スピーカ11Rに関連付けられているアクチュエータ13Rからの振動出力の振幅があわせて増加するように制御させる。
なお、スピーカ11からの音響出力と、アクチュエータ13からの振動出力の制御主体は特に限定されない。例えば、体感導入装置10が、スピーカ11からの音響出力と、アクチュエータ13からの振動出力とが連動するように制御してもよい。また、他の一例として、制御装置20が、スピーカ11からの音響出力と、アクチュエータ13からの振動出力とが連動するように制御してもよい。なお、スピーカ11とアクチュエータ13との連動に係る制御の詳細については、別途後述する。また、制御装置20が、体感導入装置の動作を制御するための制御信号を出力する「情報処理装置」の一例に相当する。
同様に、体感導入装置10の左側(L)に位置するスピーカ11Lと、ユーザが左手で保持する保持部101L内に設けられたアクチュエータ13Lとが、あらかじめ関連付けられている。そして、スピーカ11Lからの音響出力と、アクチュエータ13Lからの振動出力とは、互いに連動するように制御される。
このような構成により、本実施形態に係る体感導入システムでは、体感導入装置10のスピーカ11からの音響出力と、アクチュエータ13からの振動出力に基づく触覚フィードバックの定位とをあわせている。具体的には、スピーカ11R及び11Lから音響が出力される場合に、当該音響出力と同様にアクチュエータ13R及び13Lが振動することで、ユーザに触覚がフィードバックされる。このとき、例えば、スピーカ11R及び11Lから音響出力の振幅の比率(即ち、左右での音響出力の振幅の比率)にあわせて、アクチュエータ13R及び13Lによる触覚フィードバックの振幅の比率が調整される。このような制御により、本実施形態に係る体感システムでは、体感導入装置10を介した触覚フィードバックの臨場感を飛躍的に向上させることが可能となる。
[1.2.スピーカ及びアクチュエータからの出力の制御]
次に、図5及び図6を参照して、本実施形態に係る体感導入システムにおける、体感導入装置10の各スピーカ11と各アクチュエータ13とを連動させる制御の一例について、当該体感導入装置10が、図2に示すように構成されている場合を例に説明する。図5は、本実施形態に係る体感導入装置10の各スピーカ11と各アクチュエータ13とを連動させる制御の一例について説明するための説明図であり、当該体感導入装置10を、ゲーム機器等のコントローラとして構成した場合の操作イメージの一例を示している。
例えば、図5は、ユーザが体感導入装置10を左右に傾けることで、表示装置90の表示部91に表示されたオブジェクトv10を、左右に操作する場合の操作イメージを示している。具体的には、ユーザが体感導入装置10を左に傾けると、制御装置20(図示しない)により、表示部91に表示されたオブジェクトv10が左に移動するように表示装置90の表示が制御される。
このとき、制御装置20からの指示に基づき、表示部91上のオブジェクトv10の動作にあわせて、体感導入装置10のスピーカ11R及び11Lからの音響出力の振幅と、アクチュエータ13R及び13Lからの振動出力(即ち、触覚フィードバック)の振幅とが制御される。例えば、図6は、体感導入装置10の各スピーカ11からの音響出力と、各アクチュエータ13からの振動出力との制御の一例について説明するための説明図である。
図6の上部に示すグラフg11R及びg11Lは、スピーカ11R及び11Lからの音響出力と、表示部91上に表示されたオブジェクトv10の当該表示部91上における横方向の位置との関係の一例を示している。縦軸は、スピーカ出力、即ち、スピーカ11R及び11Lからの音響出力の振幅(相対値)を示している。また、横軸は、表示部91上におけるオブジェクトv10の横方向の座標xを示しており、当該グラフの右側が表示部91上の右側に対応し、当該グラフの左側が表示部91上の左側に対応している。また、グラフg11Rは、スピーカ11Rからの音響出力の振幅と、表示部91上におけるオブジェクトv10の横方向の座標xとの関係を示したグラフである。同様に、グラフg11Lは、スピーカ11Lからの音響出力の振幅と、表示部91上におけるオブジェクトv10の横方向の座標xとの関係を示したグラフである。
また、図6の下部に示すg13R及びg13Lは、アクチュエータ13R及び13Lからの振動出力と、表示部91上に表示されたオブジェクトv10の当該表示部91上における横方向の位置との関係の一例を示している。縦軸は、アクチュエータ出力、即ち、アクチュエータ13R及び13Lからの振動出力の振幅(相対値)を示している。なお、横軸は、図6の上部に示した、スピーカ11R及び11Lからの音響出力に係るグラフと同様である。また、グラフg13Rは、アクチュエータ13Rからの振動出力の振幅と、表示部91上におけるオブジェクトv10の横方向の座標xとの関係を示したグラフである。同様に、グラフg13Lは、アクチュエータ13Lからの振動出力の振幅と、表示部91上におけるオブジェクトv10の横方向の座標xとの関係を示したグラフである。
図6に示す例では、オブジェクトv10が表示部91上の左側から右側に向けて移動した場合には、グラフg11Rが示すように、スピーカ11Rからの音響出力の振幅が線形的に増大するように制御される。このとき、アクチュエータ13Rからの振動出力の振幅は、グラフg13Rに示すように、スピーカ11Rからの音響出力の振幅(グラフg11R)に連動して、線形的に増大するように制御される。
また、オブジェクトv10が表示部91上の左側から右側に向けて移動した場合には、グラフg11Lが示すように、スピーカ11Lからの音響出力の振幅が線形的に減少するように制御される。このとき、アクチュエータ13Lからの振動出力の振幅は、グラフg13Lに示すように、スピーカ11Lからの音響出力の振幅(グラフg11L)に連動して、線形的に減少するように制御される。
また、図6では、スピーカ11の音響出力に連動して、アクチュエータ13からの振動出力が線形的に変化するように制御される例について説明したが、音響出力と振動出力とが連動していれば、必ずしも各出力が線形的に変化するように制御される必要はない。
例えば、図7は、体感導入装置10の各スピーカ11からの音響出力と、各アクチュエータ13からの振動出力との制御の他の一例について説明するための説明図である。図7の上部に示すグラフg21R及びg21Lは、図6の上部に示すグラフg11R及びg11Lと同様にスピーカ11R及び11Lからの音響出力に対応している。そのため、グラフg21R及びg21Lの縦軸及び横軸は、図6の上部に示すグラフg11R及びg11Lと同様である。また、図7の下部に示すグラフg23R及びg23Lは、図6の下部に示すグラフg13R及びg13Lと同様にアクチュエータ13R及び13Lからの振動出力に対応している。そのため、グラフg23R及びg23Lの縦軸及び横軸は、図6の下部に示すグラフg13R及びg13Lと同様である。
図7に示す例では、オブジェクトv10が表示部91上の左側から右側に向けて移動した場合には、グラフg21Rが示すように、スピーカ11Rからの音響出力の振幅が線形的に増大するように制御される。これに対して、アクチュエータ13Rからの振動出力の振幅は、グラフg23Rに示すように、スピーカ11Rからの音響出力の振幅(グラフg21R)に連動して増大するが、振動出力の振幅が非線形的に変化するように制御される。具体的な一例として、グラフg23Rに示すように、オブジェクトv10が表示部91上の左側の所定の座標を超えて右側に向けて移動した場合に、アクチュエータ13Rからの振動出力の振幅が増大するように制御される。
また、オブジェクトv10が表示部91上の左側から右側に向けて移動した場合には、グラフg21Lが示すように、スピーカ11Lからの音響出力の振幅が線形的に減少するように制御される。これに対して、アクチュエータ13Lからの振動出力の振幅は、グラフg23Lに示すように、スピーカ11Lからの音響出力の振幅(グラフg21L)に連動して減少するが、振動出力の振幅が非線形的に変化するように制御される。具体的な一例として、グラフg23Lに示すように、オブジェクトv10が表示部91上の左側の所定の座標を超えて右側に向けて移動した場合に、アクチュエータ13Lからの振動出力の振幅が減少するように制御される。
なお、図6及び図7に基づき上述した制御はあくまで一例であり、あらかじめ関連付けられたスピーカ11及びアクチュエータ13(例えば、スピーカ11R及びアクチュエータ13Rや、スピーカ11L及びアクチュエータ13L)それぞれの出力が連動するように制御されれば、その制御方法は特に限定されない。
このように、本実施形態に係る体感導入システムでは、体感導入装置10のスピーカ11とアクチュエータ13とを関連付け、互いに関連付けられたスピーカ11及びアクチュエータ13の組を複数設ける。そして、本実施形態に係る体感導入システムは、互いに関連付けられたスピーカ11及びアクチュエータ13それぞれからの出力(即ち、音響出力及び振動出力)を連動させる。このような構成及び制御に基づき、本実施形態に係る体感導入システムは、スピーカ11からの音響出力の定位と、アクチュエータ13からの振動出力に基づく触覚フィードバックの定位とをあわせ、触覚フィードバックの臨場感を飛躍的に向上させることが可能となる。
[1.3.ハードウェア構成]
次に、図8を参照して、本実施形態に係る体感導入装置10のハードウェア構成の一例について説明する。図8は、本実施形態に係る体感導入装置10のハードウェア構成の一例を示している。
図8に示すように、例えば、本実施形態に係る体感導入装置10は、プロセッサ901と、メモリ903と、ストレージ905と、スピーカ907と、アクチュエータ909と、通信デバイス911と、操作デバイス913と、加速度センサ915とを含む。
プロセッサ901は、例えばCPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)又はSoC(System on Chip)であってよく、体感導入装置10の様々な処理を実行する。プロセッサ901は、例えば、各種演算処理を実行するための電子回路により構成することが可能である。メモリ903は、RAM(Random Access Memory)及びROM(Read Only Memory)を含み、プロセッサ901により実行されるプログラム及びデータを記憶する。ストレージ905は、半導体メモリ又はハードディスクなどの記憶媒体を含み得る。
スピーカ907は、音響信号を出力するための出力デバイスである。本実施形態に係る体感導入装置10は、スピーカ907を複数含む。なお、スピーカ907は、図2に示したスピーカ11R及び11Lに対応している。
アクチュエータ909は、入力される制御信号により振動することで、疑似的な触覚をユーザにフィードバックするためのデバイスである。本実施形態に係る体感導入装置10は、アクチュエータ909を複数含み、各アクチュエータ909は、複数のスピーカ907のいずれかと関連付けられている。なお、アクチュエータ909は、図2に示したアクチュエータ13R及び13Lに対応している。
通信デバイス911は、体感導入装置10が備える通信手段であり、ネットワークを介して外部装置(例えば、図1に示した制御装置20)と通信する。通信デバイス911は、無線または有線通信用のインタフェースとして構成され得る。なお、通信デバイス911を無線通信用のインタフェースとして構成する場合には、当該通信デバイス911は、通信アンテナ、RF(Radio Frequency)回路、ベースバンドプロセッサなどを含んでもよい。具体的な一例として、通信デバイス911は、ブルートゥース(登録商標)のような所定の通信エリア内に存在する1以上の外部装置との間で無線通信を確立することが可能な通信デバイスであってもよい。
通信デバイス911は、外部装置から受信した信号に各種の信号処理を行う機能を有し、受信したアナログ信号から生成したデジタル信号をプロセッサ901に供給することが可能である。
操作デバイス913は、ユーザが所望の操作を行うための入力信号を生成する機能を有する。操作デバイス913は、例えばボタン及びスイッチなどユーザが情報を入力するための入力デバイスと、ユーザによる入力に基づいて入力信号を生成し、プロセッサ901に供給する入力制御回路などから構成されてよい。
加速度センサ915は、加速度を電圧値として検出するセンサである。加速度センサ915は、X軸方向に沿った加速度、Y軸方向に沿った加速度、及びZ軸方向に沿った加速度をそれぞれ検出する3軸加速度センサであってよい。加速度センサ915は、検出した加速度データをプロセッサ901に供給することができる。
また、加速度センサ915に替えて、ジャイロセンサを設けてもよいし、当該加速度センサ915と当該ジャイロセンサとの双方を設けてもよい。当該ジャイロセンサは、物体の角度や角速度を検出する計測器の一種である。このジャイロセンサは、X軸、Y軸、及びZ軸周りの回転角の変化する速度(角速度)を電圧値として検出する3軸ジャイロセンサであってよい。ジャイロセンサは、検出した角速度データをプロセッサ901に供給することができる。
バス917は、プロセッサ901、メモリ903、ストレージ905、スピーカ907、アクチュエータ909、通信デバイス911、操作デバイス913、及び加速度センサ915を相互に接続する。バス917は、複数の種類のバスを含んでもよい。
[1.4.機能構成]
次に、図9を参照して、本実施形態に係る体感導入システムの機能構成の一例について、特に、体感導入装置10と、制御装置20とに着目して説明する。図9は、本実施形態に係る体感導入システムの機能構成の一例を示したブロック図である。
まず、制御装置20に着目して説明する。図9に示すように、制御装置20は、制御部21と、通信部23と、信号データ記憶部25とを含む。また、制御部21は、演算部211と、信号処理部213と、表示制御部215とを含む。
通信部23は、制御装置20内の各構成が、ネットワークn1を介して体感導入装置10や表示装置90(図示しない)と通信を行うための通信インタフェースである。ネットワークn1は、例えば、異なる機器を接続するための無線または有線の伝送路である。ネットワークn1を無線の伝送路として構成する場合には、具体的な一例としてブルートゥース(登録商標)規格に基づく無線通信ネットワークが挙げられる。なお、以降では、制御装置20内の各構成が、体感導入装置10や表示装置90との間でデータを送受信する場合には、特に説明がない場合においても、通信部23を介して当該データの送受信を行うものとする。
また、通信部23は、インターネットのような通信経路を介して外部のサーバと通信可能に構成されていてもよい。この場合には、通信部23は、例えば、インターネットのような通信経路を介して通信を確立するデバイスであり得る。なお、以降では、説明をわかりやすくするために、通信部23が、体感導入装置10、表示装置90、及び外部のサーバのそれぞれと通信可能なものとして説明するが、必ずしも、当該構成に限定されない。例えば、体感導入装置10、表示装置90、及び外部のサーバのうち、いずれか一部との間で通信を行う通信インタフェースと、他の一部との間で通信を行う通信インタフェースとを互いに異なるデバイスとして設けてもよい。
制御部21は、ビデオゲームや映像作品などの一連のコンテンツを取得し、当該コンテンツに含まれる映像データ、音響データ、及び触覚データを基に、映像、音響、及び触覚を、体感導入装置10や表示装置90を介してユーザに提示するための各種制御を行う。なお、コンテンツの取得元は特に限定されない。例えば、制御部21は、制御装置20内の記憶部(図示しない)に記憶されたコンテンツを取得してもよいし、インターネットなどのネットワークを介して外部からコンテンツを取得してもよい。
以下に、制御部21の各構成について、図5に示すように、表示装置90の表示部91に表示されたオブジェクトv10を、ユーザが、コントローラとして構成された体感導入装置10を介して操作する場合を例に説明する。
演算部211は、ユーザが体感導入装置10に対して行った操作の内容を示す制御信号を、ネットワークn1を介して、当該体感導入装置10から取得する。演算部211は、取得した制御信号に基づき、ユーザが行った操作の内容、即ち、操作の方向や操作量を特定し、特定した当該操作の内容を入力とした物理演算に基づき、オブジェクトv10の動きを算出する。
具体的な一例として、演算部211は、操作の方向に基づきオブジェクトv10に働く力の方向を特定し、操作量に基づき当該オブジェクトv10に働く力の大きさを特定してもよい。これにより、演算部211は、例えば、オブジェクトv10の重さや、当該オブジェクトv10に働く重力を仮想的に設定しておくことで、ユーザ操作に基づき算出した当該オブジェクトv10に働く力の大きさや方向により、当該オブジェクトv10の運動方向や運動速度(ひいては、当該オブジェクトv10の時系列に沿った動作)を算出することが可能となる。
なお、演算部211は、上記に示すように、ユーザ操作に基づきオブジェクトv10が運動する例に限らず、各種オブジェクトの動作を物理演算に基づきシミュレートしてもよい。具体的な一例として、演算部211は、コンテンツとして再生された、あるオブジェクトが運動する映像を解析することで、当該オブジェクトの運動方向や運動速度を算出してもよい。
また、物理演算の内容は必ずしもオブジェクトの運動には限定されない。例えば、演算部211は、コンテンツとして再生された、あるオブジェクトの映像を解析することで、当該オブジェクトの表面の形状及び粗さのうち少なくともいずれかを算出し、算出された表面の形状または粗さに基づき当該表面との間で発生する摩擦力を算出してもよい。このようにして算出された摩擦力からは、例えば、ユーザが当該オブジェクトを触った場合の感触を触覚フィードバックとして模擬的に再現することも可能となる。
演算部211は、物理演算の結果、例えば、算出したオブジェクトv10の運動方向や運動速度を示す情報を、信号処理部213と、表示制御部215とに通知する。
表示制御部215は、取得されたコンテンツに含まれる映像を、表示装置90の表示部91に表示させる。これにより、例えば、図5に示すように、表示装置90の表示部91にオブジェクトv10が表示される。
また、表示制御部215は、物理演算の結果、例えば、オブジェクトv10の運動方向や運動速度を示す情報を、演算部211から取得する。表示制御部215は、取得したオブジェクトv10の運動方向や運動速度に基づき、当該オブジェクトv10の表示位置や表示態様(例えば、形状の変化等)を算出する。そして、表示制御部215は、算出したオブジェクトv10の表示位置や表示態様に基づき、表示部91に表示されたオブジェクトv10の映像を表示装置90に更新させる。
信号処理部213は、演算部211による物理演算の結果に基づき、体感導入装置10のスピーカ11R及び11から出力される音響信号に対して信号処理を施す。また、信号処理部213は、当該物理演算の結果に基づき、アクチュエータ13R及び13Lを振動させるための制御信号を生成する。
例えば、信号処理部213は、再生されたコンテンツから、スピーカ11R及び11Lそれぞれから出力される音響信号を読み出し、各音響信号の振幅を、図6や図7に基づき前述したように、オブジェクトv10の運動方向や運動速度に応じて制御してもよい。
また、信号処理部213は、再生されたコンテンツから触覚を再現するための触覚データ(例えば、振動を示す振動信号)を読み出し、アクチュエータ13R及び13Lのそれぞれを駆動するための制御信号を生成する。具体的な一例として、信号処理部213は、アクチュエータ13Rからの振動出力が、スピーカ11Rからの音響出力と連動するように、コンテンツから読み出した振動信号を加工または制御することで、アクチュエータ13Rを駆動するための制御信号を生成してよい。同様に、信号処理部213は、アクチュエータ13Lからの振動出力が、スピーカ11Lからの音響出力と連動するように、コンテンツから読み出した振動信号を加工または制御することで、アクチュエータ13Lを駆動するための制御信号を生成してよい。以上のような制御に基づき、信号処理部213は、アクチュエータ13R及び13Lのそれぞれを駆動するための制御信号を生成する。
また、信号処理部213は、アクチュエータ13R及び13Lのそれぞれを駆動するための制御信号を生成する際に、例えば、信号データ記憶部25に記憶された基準信号を加工することで、当該制御信号を生成してもよい。
信号データ記憶部25に記憶された基準信号とは、例えば、各種触覚フィードバックを実現するためにアクチュエータ13を駆動する制御信号の生成元となる信号である。信号データ記憶部25には、例えば、再現される触覚フィードバックの種別ごとにあらかじめ生成された基準信号が記憶されている。信号処理部213は、再現する触覚フィードバック(例えば、コンテンツに含まれる触覚データが示す触覚フィードバック)に応じて対応する基準信号を信号データ記憶部25から読み出し、読み出した基準信号の振幅や位相を調整することで、アクチュエータ13を駆動するための制御信号を生成する。なお、基準信号や、コンテンツに含まれる音響データ及び触覚データが示す信号(例えば、音響信号及び振動信号)が、「体感導入装置の動作を制御するための制御信号」の一例に相当する。
また、再生されるコンテンツによっては、必ずしも、触覚を再現するための触覚データが含まれているとは限らない。そのため、信号処理部213は、音響データ、もしくは、当該音響データに基づく音響信号を元に、触覚フィードバックを疑似的に再現し、当該触覚フィードバックが提示されるようにアクチュエータ13を駆動するための制御信号を生成してもよい。
具体的な一例として、信号処理部213は、音響信号に対してローパスフィルタを適用することで、当該音響信号の低周波帯域(例えば、1000Hz以下の帯域)の信号(振動信号)を抽出し、抽出した低周波帯域の信号を元に触覚フィードバックを疑似的に再現してもよい。このような処理により、例えば、時系列に沿って緩やかに変動する振動を再現することが可能となる。また、信号処理部213は、音響信号に対してハイパスフィルタを適用し、当該音響信号の高周波帯域(例えば、300Hz以上の帯域)の信号を抽出し、抽出した高周波帯域の信号を、出力対象となる音響信号としてもよい。
また、信号処理部213は、抽出した低周波帯域の信号を解析することで、当該信号の立ち上がりを検知し、当該立ち上がりを示す短パルスを含む信号を元に触覚フィードバックを疑似的に再現してもよい。このような処理により、例えば、衝突時の衝撃のように、急激に変動する振動を再現することが可能となる。
また、音響信号から触覚フィードバックを疑似的に再現する場合には、信号処理部213は、抽出した信号(例えば、低周波帯域の信号)に対して、さらに信号処理を施してもよいことは言うまでもない。信号処理の具体的な一例としては、各種フィルタ(ローパスフィルタ、ハイパスフィルタ、またはバンドパスフィルタ)の適用や、ピッチシフトなど処理の適用のいずれか、もしくは複数の組み合わせが挙げられる。
また、信号処理部213は、制御装置20に無線または有線で接続されている体感導入装置10のアクチュエータ13の振動方向の次元にあわせて、当該アクチュエータ13Lを駆動する制御信号を生成してもよい。
具体的な一例として、コンテンツに含まれた触覚を再現するための触覚データが、図3に示すようなx方向、y方向、及びz方向に振動するアクチュエータ13を想定して生成されているものとする。これに対して、体感導入装置10のアクチュエータ13が、x方向、y方向、及びz方向のうちのいずれか一方向にのみ振動可能に構成されている場合がある。この場合には、信号処理部213は、例えば、体感導入装置10から当該アクチュエータ13の情報(即ち、振動可能な方向に関する情報)を事前に取得し、当該情報に基づき、当該アクチュエータ13の振動方向の次元にあわせて制御信号を生成してもよい。
例えば、体感導入装置10のアクチュエータ13がx方向にのみ振動可能に構成されているものとする。この場合には、信号処理部213は、コンテンツに含まれた触覚データが示す、x方向、y方向、及びz方向の振動のうち、x方向の振動のみを再現するように制御信号を生成してもよい。
また、他の一例として、信号処理部213は、コンテンツに含まれた触覚データが示す、x方向、y方向、及びz方向の振動成分に基づくベクトル演算により、体感導入装置10のアクチュエータ13の振動の振幅を決定してもよい。具体的な一例として、コンテンツに含まれた触覚データが示す、x方向、y方向、及びz方向の振動成分の振幅それぞれを、Vx、Vy、及びVzとする。この場合に、信号処理部213は、例えば、以下に示す数式1に基づき、体感導入装置10のアクチュエータ13の振動の振幅Vを決定してもよい。
Figure 0006504157
なお、上記はあくまで一例であり、コンテンツに含まれた触覚データが示す振動方向の次元が、体感導入装置10のアクチュエータ13が振動可能な方向の次元よりも大きい場合における、アクチュエータ13の振動の振幅を算出する方法は特に限定されない。例えば、信号処理部213は、触覚データが示す、x方向、y方向、及びz方向の振動成分それぞれの振幅の平均に基づき、体感導入装置10のアクチュエータ13の振動の振幅を決定してもよい。
以上のようにして、信号処理部213は、スピーカ11R及び11Lのそれぞれから出力される音響信号に信号処理を施し、アクチュエータ13R及び13Lそれぞれを駆動する制御信号を生成する。このとき、スピーカ11Rからの音響出力とアクチュエータ13Rからの振動出力とが連動するように、当該アクチュエータ13Rを駆動する制御信号が生成される。このとき、信号処理部213は、スピーカ11Rから出力される音響信号の振幅や位相を制御してもよい。同様に、スピーカ11Lから音響出力とアクチュエータ13Lからの振動出力とが連動するように、当該アクチュエータ13Lを駆動する制御信号が生成される。また、信号処理部213は、スピーカ11Lから出力される音響信号の振幅や位相を制御してもよいことは言うまでもない。
信号処理部213は、スピーカ11R及び11Lのそれぞれから出力される音響信号と、アクチュエータ13R及び13Lそれぞれを駆動する制御信号とを、体感導入装置10に送信する。これにより、体感導入装置10のスピーカ11R及び11Lからの音響出力と、アクチュエータ13R及び13Lからの振動出力とが制御される。なお、信号処理部213のうち、音響信号及び制御信号を体感導入装置10に出力する部分が「出力部」の一例に相当する。
次に、体感導入装置10に着目する。図9に示すように、体感導入装置10は、スピーカ11R及び11Lと、アクチュエータ13R及び13Lと、制御部14と、通信部12と、入力部19とを含む。スピーカ11R及び11Lと、アクチュエータ13R及び13Lとは、図2に示した、スピーカ11R及び11Lと、アクチュエータ13R及び13Lとにそれぞれ対応している。また、入力部19は、操作部191と、検知部193とを含む。
通信部12は、体感導入装置10内の各構成が、ネットワークn1を介して制御装置20と通信を行うための通信インタフェースである。通信部12は、例えば、図8に示した通信デバイス911により構成され得る。なお、以降では、体感導入装置10内の各構成が、制御装置20との間でデータを送受信する場合には、特に説明がない場合においても、通信部12を介して当該データの送受信を行うものとする。
操作部191は、例えば、ボタン及びスイッチなどのような、ユーザが情報を入力するための入力デバイスである。操作部191は、例えば、図8に示した操作デバイス913により構成され得る。操作部191は、ユーザからの操作を受け付けると、当該操作の内容を示す制御信号を、制御部14を介して制御装置20に通知する。
また、検知部193は、加速度センサやジャイロセンサ(角速度センサ)等のような、体感導入装置10の筐体の動きや向きの変化を検出するためのセンサ類に相当する。検知部193は、例えば、図8に示した加速度センサ915により構成され得る。ユーザが体感導入装置10の筐体を動かすことで当該体感導入装置10を操作した場合に、検知部193は、当該操作の内容を(即ち、当該筐体の動きや向きの変化)を示す制御信号を、制御部14を介して制御装置20に通知する。
制御部14は、操作部191または検知部193から操作の内容を示す制御信号を受け付けると、当該制御信号を制御装置20に通知する。これにより、制御装置20は、ユーザが体感導入装置10に対して行った操作の内容を認識することが可能となる。
また、制御部14は、スピーカ11R及び11Lのそれぞれから出力するための音響信号と、アクチュエータ13R及び13Lそれぞれを駆動するための制御信号とを、制御装置20から受信する。
制御部14は、制御装置20から受信した音響信号をスピーカ11R及び11Lから出力し、受信した制御信号に基づきアクチュエータ13R及び13Lそれぞれを駆動する。制御部14は、例えば、図8に示したプロセッサ901により構成され得る。
以上、本実施形態に係る体感導入システムについて、特に、体感導入装置10及び制御装置20に着目して説明した。
なお、体感導入装置10のスピーカ11R及び11Lからの音響出力と、アクチュエータ13R及び13Lからの振動出力とが連動すれば、当該音響出力及び振動出力は、必ずしも図5に示すように表示部91に表示された映像と連動していなくてもよい。
また、上記で説明した図9に示す例では、信号処理部213が、制御装置20側に設けられている例について説明したが、必ずしも図9に示す構成には限定されない。例えば、信号処理部213を体感導入装置10側に設けることで、スピーカ11R及び11Lから出力する音響信号に対する信号処理や、アクチュエータ13R及び13Lを駆動するための制御信号の生成を、体感導入装置10側で実行してもよい。
この場合には、例えば、制御装置20側の制御部21は、演算部211による演算結果を体感導入装置10側に通知する。この通知を受けて、当該体感導入装置10側に設けられた信号処理部213は、通知された演算結果に基づき、スピーカ11R及び11Lから出力される音響信号に対する信号処理や、アクチュエータ13R及び11Lを駆動するための制御信号の生成を行えばよい。
また、信号処理部213の一部の処理のみを、体感導入装置10側で実行するようにしてもよい。具体的な一例として、スピーカ11R及び11Lから出力される音響信号に対する信号処理を制御装置20側で実行し、アクチュエータ13R及び13Lを駆動するための制御信号の生成を体感導入装置10側で実行するようにしてもよい。また、他の一例として、スピーカ11R及び11Lからの音響出力の振幅の制御(例えば、ゲインやボリュームの制御)や、アクチュエータ13R及び13Lからの振動出力の振幅の制御のみを、体感導入装置10側で実行するようにしてもよい。
なお、本実施形態に係る信号処理部213は、互いに関連付けられたスピーカ11及びアクチュエータ13それぞれからの出力(即ち、音響出力及び振動出力)が重複する周波数帯域において、少なくともいずれか一方の出力の振幅を他方の出力の振幅に基づき制御してもよい。
具体的な一例として、音響出力と振動出力とが重複する周波数帯域では、ユーザは、振動出力を音響として知覚する場合がある。そのため、ユーザは、アクチュエータ13からの触覚フィードバック(振動出力)により、スピーカ11から出力される音響のうち、音響出力と振動出力とが重複する周波数帯域の音響を、他の周波数帯域の音響に比べて出力が増大したように感じる場合がある。
例えば、図10は、互いに関係づけられたスピーカ11及びアクチュエータ13のそれぞれから出力される信号(即ち、音響信号及び振動信号)の波形の一例を示している。図10の上部及び下部それぞれに示す信号波形g31及びg32は、縦軸が当該信号波形の振幅(V)、即ち、電圧値の変動を振幅として示しており、横軸が時間を示している。図10の上部に示した信号波形g31は、スピーカ11から出力される音響信号の波形の一例を示している。また、図10の下部に示した信号波形g32は、アクチュエータ13から出力される振動信号の波形の一例を示している。
また、図11は、図10に示した信号波形g31及びg32それぞれの、周波数成分の分布を示している。図11の上部及び下部それぞれに示す信号波形g33及びg34は、縦軸が当該信号波形のゲインを示しており、横軸が周波数を示している。
具体的な一例として、図11に示す例では、参照符号g35で示された周波数帯域において、参照符号g331で示された音響信号と、参照符号g341で示された振動信号とが重複している。この場合には、参照符号g35で示された周波数帯域において、音響信号g331と振動信号g341とが重畳し、ユーザは、当該周波数帯域g35の音響を、他の周波数帯域の音響に比べて出力が増大したように感じることとなる。
そのため、信号処理部213は、スピーカ11及びアクチュエータ13それぞれからの出力が重複する周波数帯域において、少なくともいずれか一方の出力の振幅を制限してもよい(換言すると、ゲインまたはボリュームを制限してもよい)。具体的な一例として、信号処理部213は、音響出力と振動出力との出力比をあらかじめ決めておき、当該出力比に応じて音響出力及び振動出力それぞれを減衰させる減衰量を決定してもよい。例えば、音響出力と振動出力との出力比を1:1とした場合には、信号処理部213は、音響出力及び振動出力それぞれの振幅を1/2に減衰させればよい。また、他の一例として、音響出力と振動出力との出力比を2:1とした場合には、信号処理部213は、音響出力の振幅を2/3に減衰させ、振動出力の振幅を1/3に減衰させればよいこととなる。
また、他の一例として、信号処理部213は、スピーカ11からの音響出力の振幅と、アクチュエータ13からの振動出力の振幅との比率に基づき重み付けを行い、当該重み付けに応じて音響出力及び振動出力の振幅を減衰させてもよい。
[1.5.処理]
次に、図12及び図13を参照して、本実施形態に係る体感導入システムの一連の動作の流れについて、特に、体感導入装置10及び制御装置20の動作に着目して説明する。図12は、本実施形態に係る体感導入システムの一連の動作の流れについて説明するための説明図であり、当該体感導入装置10を、ゲーム機器等のコントローラとして構成した場合の操作イメージの一例を示している。また、図13は、本実施形態に係る体感導入システムの一連の動作の流れの一例を示している。
本説明では、図12に示すように、ユーザが体感導入装置10を左右に傾けることで、表示装置90の表示部91に表示された箱状のオブジェクトv20を操作し、当該操作に応じてオブジェクトv20内のオブジェクトv21が動作する場合を例に説明する。
(ステップS101)
例えば、図12の左側の図に示す例では、オブジェクトv21は、箱状のオブジェクトv20の右側の側面v201の内面近傍に位置している。この状態から、図12の右側の図に示すように、ユーザが体感導入装置10を左側に傾けるように操作を行ったものとする。
このとき、ユーザによる、体感導入装置10を左側に傾ける操作は、当該体感導入装置10内の検知部193(図9参照)により検知される。
(ステップS103)
検知部193は、検知した操作内容、即ち、操作の種別(例えば、体感導入装置10を傾ける操作を示す種別)、操作方向、及び操作量を示す制御信号を、制御部14を介して制御装置20に通知する。
(ステップS105)
演算部211は、ユーザが体感導入装置10に対して行った操作の内容を示す制御信号を、ネットワークn1を介して、当該体感導入装置10から取得する。演算部211は、取得した制御信号に基づき、操作の種別、操作方向、及び操作量を認識する。例えば、図12に示す例の場合には、演算部211は、ユーザが、体感導入装置10を、どのくらいの量(例えば、角度)だけ左方向に向けて傾けたかを認識することとなる。
演算部211は、例えば、操作の種別及び操作の方向に基づきオブジェクトv20に働く力の方向を算出し、操作量に基づき当該オブジェクトv20に働く力の大きさを算出する。そして、演算部211は、算出した、オブジェクトv20に働く力の方向と、当該力の量とに基づき、当該オブジェクトv20の移動方向及び移動量を算出する。
また、演算部211は、オブジェクトv20の移動に伴い、当該オブジェクトv20内に位置するオブジェクトv21の運動方向及び運動量を算出する。ここでは、オブジェクトv21は、仮想的に設定された重力の影響で、オブジェクトv20の側面v203側に向けて左側に移動し、当該側面v203の内面に衝突したものとして説明する。
演算部211は、物理演算の結果、例えば、算出したオブジェクトv20及びv21の運動方向や運動速度を示す情報を、信号処理部213と、表示制御部215とに通知する。これにより、信号処理部213及び表示制御部215は、箱状のオブジェクトv20が左に向けて傾き、当該オブジェクトv20の移動に伴い、オブジェクトv21が、側面v203側に向けて左側に移動し、当該側面v203の内面に衝突したことを認識する。
(ステップS107)
信号処理部213は、演算部211による物理演算の結果に基づき、体感導入装置10のスピーカ11R及び11から出力される音響信号に対して信号処理を施し、アクチュエータ13R及び13Lを振動させるための制御信号を生成する。
例えば、信号処理部213は、再生されたコンテンツから、オブジェクトv21が移動する動作に対応した音響信号を読み出し、オブジェクトv21の移動に応じて、スピーカ11R及び11Lのそれぞれから出力される音響信号の振幅を制御する。具体的な一例として、信号処理部213は、オブジェクトv21の画面右側から左側に向けた移動に応じて、スピーカ11Rからの音響出力の振幅を時系列に沿って減衰させ、スピーカ11Lからの音響出力の振幅を増幅させる。
また、信号処理部213は、スピーカ11Rからの音響出力とアクチュエータ13Rからの振動出力とが連動するように、当該アクチュエータ13Rを駆動させるための制御信号を生成する。即ち、信号処理部213は、スピーカ11Rから音響出力の減衰に連動して、アクチュエータ13Rからの振動出力が時系列に沿って減衰するように、当該アクチュエータ13Rを動作させるための制御信号を生成する。
同様に、信号処理部213は、スピーカ11Lからの音響出力とアクチュエータ13Lからの振動出力とが連動するように、当該アクチュエータ13Lを駆動させるための制御信号を生成する。即ち、信号処理部213は、スピーカ11Lから音響出力の増幅に連動して、アクチュエータ13Lからの振動出力が時系列に沿って増幅するように、当該アクチュエータ13Lを動作させるための制御信号を生成する。
また、信号処理部213は、再生されたコンテンツから、オブジェクトv21がオブジェクトv20の内壁に衝突した場合の動作に対応した音響信号を読み出し、衝突した位置に応じて、スピーカ11R及び11Lのそれぞれから出力される音響信号の振幅を制御する(換言すると、音響信号のゲインやボリュームを制御する)。例えば、図12に示す例では、オブジェクトv21は、画面左側に位置する側面v203の内壁に衝突したため、信号処理部213は、当該衝突に対応する音響信号が、左側のスピーカ11Lから出力されるように制御する。
信号処理部213は、衝突に対応する音響信号が、オブジェクトv21が側面v203の内壁に衝突したタイミングに同期してスピーカ11Lから出力されるように、当該音響信号の出力タイミングを制御する。
また、信号処理部213は、スピーカ11Lから音響出力とアクチュエータ13Lからの振動出力とが連動するように、当該アクチュエータ13Lを駆動させるための制御信号を生成する。即ち、信号処理部213は、スピーカ11Lからの衝突に対応する音響信号の出力に連動して、当該衝突に対応した触覚フィードバックを提示されるようにアクチュエータ13Lを駆動するための制御信号を生成する。具体的な一例として、まず、信号処理部213は、あらかじめ生成された、物体どうしの衝突を提示するための基準信号を信号データ記憶部25から読み出す。そして、信号処理部213は、演算部211による物理演算の結果や、音響信号の振幅に基づき、読み出した基準信号の振幅や位相を制御することで、アクチュエータ13Lを駆動するための制御信号を生成する。
(ステップS109)
信号処理部213は、スピーカ11R及び11Lのそれぞれから出力される音響信号と、アクチュエータ13R及び13Lそれぞれを駆動する制御信号とを、体感導入装置10に送信する。
(ステップS111)
信号処理部213から送信された、スピーカ11R及び11Lのそれぞれから出力するための音響信号と、アクチュエータ13R及び13Lそれぞれを駆動するための制御信号とは、体感導入装置10の制御部14に受信される。
制御部14は、制御装置20から受信した音響信号をスピーカ11R及び11Lから出力し、受信した制御信号に基づきアクチュエータ13R及び13Lそれぞれを駆動する。
(ステップS113)
また、表示制御部215は、演算部211による物理演算の結果に基づき、オブジェクトv20及びv21の運動方向や運動速度を認識し、当該オブジェクトv20及びv21の表示位置や表示態様(例えば、向きや形状の変化等)を算出する。そして、表示制御部215は、算出したオブジェクトv20及びv21の表示位置や表示態様に基づき、表示部91に表示されたオブジェクトv20及びv21の映像を表示装置90に更新させる。
以上により、ユーザによる体感導入装置10の操作に基づき、表示装置90の表示部91に表示されたオブジェクトv20及びv21の動作が、制御装置20により制御される。また、制御装置20からの制御に基づき、表示部91に表示されたオブジェクトv20及びv21の動作と、体感導入装置10のスピーカ11R及び11Lからの音響出力と、アクチュエータ13R及び13Lからの振動出力とが連動する。このような構成により、本実施形態に係る体感導入装置システムは、表示部91に表示された映像と、スピーカ11R及び11Lからの音響出力と、アクチュエータ13R及び13Lの振動に基づく触覚フィードバックとの間でそれぞれの定位を一致させる。そのため、本実施形態に係る体感導入システムは、より臨場感の高い触覚フィードバックの提示を実現することが可能となる。
また、制御装置20は、表示部91に表示された映像と、スピーカ11R及び11Lからの音響出力と、アクチュエータ13R及び13Lの振動に基づく触覚フィードバックとに加えて、ユーザの操作の定位をあわせるように制御してもよい。例えば、図14は、映像、音響出力、触覚フィードバック、及びユーザ操作の定位をあわせるように制御した場合の一例について説明するための説明図である。
図14に示す例では、コントローラとして構成された体感導入装置10の筐体の右側に設けられた操作デバイス191Rをユーザが操作した場合について示している。この場合には、例えば、制御装置20(図示しない)は、ユーザの操作デバイス191Rに対する操作に基づき、表示装置90の表示部91の右側にオブジェクトv30を表示させる。また、このとき制御装置20は、体感導入装置10の右側に設けられたスピーカ11Rから音響を出力するとともに、当該音響出力に連動して、体感導入装置10の右側に設けられたアクチュエータ13Rを振動させることで、ユーザの右手に触覚をフィードバックする。
このように、図14に示す体感導入システムでは、ユーザ操作、映像、音響出力、及び触覚フィードバックの定位をあわせることで、より臨場感の高い触覚フィードバックの提示を実現し、ひいては、操作時の没入をより向上させることが可能となる。
また、他の一例として、画面上に表示されるUI(ユーザインタフェース)を操作する場合に、操作対象に応じて、スピーカ11R及び11Lからの音響出力と、アクチュエータ13R及び13Lの振動に基づく触覚フィードバックとを制御してもよい。
この場合には、例えば、制御装置20(図示しない)は、ボタンやコントロールバーのような所定の操作を行うためのオブジェクトを含むUI(画面)を表示部91に表示させ、ユーザ操作の内容に応じて、操作対象となるUI中のオブジェクトを特定する。そして、制御装置20は、UI中の所定のオブジェクトが操作対象となった場合に、スピーカ11R及び11Lのいずれかから音響を出力し、当該音響出力に連動してアクチュエータ13R及び13Lのいずれかの振動に基づく触覚をフィードバックする。
このとき、制御装置20は、ユーザの操作方向と、音響出力及び触覚フィードバックとの定位をあわせるように、スピーカ11R及び11Lからの音響出力と、アクチュエータ13R及び13Lの振動に基づく触覚フィードバックとを制御してもよい。具体的には、制御部20は、例えば、ユーザが画面の右方向に向けて操作を行うことで所定のオブジェクトが操作対象となった場合には、体感導入装置10のスピーカ11Rから音響を出力し、アクチュエータ13Rを駆動させることで振動をフィードバックしてもよい。
また、制御装置20は、操作対象となるオブジェクトの画面上の位置と、音響出力及び触覚フィードバックとの定位をあわせるように、スピーカ11R及び11Lからの音響出力と、アクチュエータ13R及び13Lの振動に基づく触覚フィードバックとを制御してもよい。具体的には、制御部20は、例えば、ユーザ操作の結果、画面の右側に位置するオブジェクトが操作対象となった場合には、体感導入装置10のスピーカ11Rから音響を出力し、アクチュエータ13Rを駆動させることで振動をフィードバックしてもよい。
<2.実施例>
次に、本実施形態に係る体感導入装置10の実施例について説明する。前述したように、本実施形態に係る体感導入システムでは、体感導入装置10は、複数のアクチュエータと、複数のスピーカとを含む。また、体感導入装置10は、複数のアクチュエータのうち1以上のアクチュエータと、複数のスピーカのうち1以上のスピーカとが互いに関連付けられた組を複数含むように構成される。そして、体感導入装置10の各スピーカからの音響出力と、各アクチュエータからの振動出力とは、互いに関連付けられたアクチュエータとスピーカとの組ごとに連動するように制御される。このような構成により、本実施形態に係る体感導入装置システムは、各スピーカからの音響出力の定位と、各アクチュエータの振動に基づく触覚フィードバックの定位とを一致させ、臨場感の高い触覚フィードバックの提示を実現する。
一方で、各スピーカからの音響出力の定位と、各アクチュエータの振動に基づく触覚フィードバックの定位とを一致させることが可能であれば、互いに関連付けられたスピーカ及びアクチュエータそれぞれの数や設置される位置は特に限定されない。例えば、体感導入装置10の筐体の形状や、用途等に応じて、互いに関連付けられたスピーカ及びアクチュエータそれぞれの数や設置される位置を適宜変更してもよい。そこで、以降では、本実施形態に係る体感導入装置10の構成に着目して各実施例として説明する。
[2.1.実施例1:アクチュエータ及びスピーカの構成例1]
まず、図15を参照しながら、実施例1に係る体感導入装置10の構成について説明する。図15は、実施例1に係る体感導入装置10の概略的な構成の一例について説明するための説明図である。なお、図15は、図2と同様に、体感導入装置10をユーザが保持した場合に、当該ユーザとは逆側から見た場合の当該体感導入装置10の構成(即ち、体感導入装置10の背面側の構成)を示している。
前述した実施形態では、図2に示したように、コントローラとして構成された体感導入装置10は、互いに関連付けられた1つのスピーカ11と1つのアクチュエータ13との組が、当該体感導入装置10の左右にそれぞれ設けられた場合について説明した。これに対して、本実施例に係る体感導入装置10では、1つのスピーカ11に対して複数のアクチュエータ13が関連付けられている。
例えば、図15に示すように、本実施例に係る体感導入装置10の筐体の背面には、スピーカ11R及び11Lが設けられている。具体的には、ユーザが体感導入装置10と正対した場合に、体感導入装置10の筐体の右側背面にはスピーカ11Rが設けられ、体感導入装置10の筐体の左側背面にはスピーカ11Lが設けられている。なお、図15に示すスピーカ11R及び11Lは、図2におけるスピーカ11R及び11Lに対応している。
また、本実施例に係る体感導入装置10は、図2に示す例と同様に、互いに逆側に位置する筐体の両端部近傍に、ユーザが当該筐体を保持するための保持部101R及び101Lを備える。
また、本実施例に係る体感導入装置10は、アクチュエータ131R、133R、131L、133Lを備えている。
アクチュエータ131R及び133Rは、ユーザが体感導入装置10と正対した場合において、当該体感導入装置10の筐体の右側に設けられる。具体的な一例として、図15に示す例では、アクチュエータ131Rは、保持部101R内に設けられている。また、アクチュエータ133Rは、体感導入装置10の筐体の右側における、アクチュエータ131Rとは異なる位置、例えば、スピーカ11Rの近傍に設けられている。
同様に、アクチュエータ131L及び133Lは、ユーザが体感導入装置10と正対した場合において、当該体感導入装置10の筐体の左側に設けられる。具体的な一例として、図15に示す例では、アクチュエータ131Lは、保持部101L内に設けられている。また、アクチュエータ133Lは、体感導入装置10の筐体の左側における、アクチュエータ131Lとは異なる位置、例えば、スピーカ11Lの近傍に設けられている。
本実施例に係る体感導入システムでは、体感導入装置10のスピーカ11Rからの音響出力と、アクチュエータ131R及び133Rそれぞれからの振動出力とが連動するように制御される。同様に、体感導入装置10のスピーカ11Lからの音響出力と、アクチュエータ131L及び133Lそれぞれからの振動出力とが連動するように制御される。なお、以降では、アクチュエータ131R及び131Lを特に区別しない場合には、単に「アクチュエータ131」と記載する場合がある。同様に、アクチュエータ133R及び133Lを特に区別しない場合には、単に「アクチュエータ133」と記載する場合がある。
また、アクチュエータ131と、アクチュエータ133とに、種別や振動方向の異なるアクチュエータを適用してもよい。
例えば、図16は、本実施例に係るアクチュエータ131及び133の一例について説明するための説明図である。例えば、図16に示す例では、アクチュエータ131は、互いに直交するx方向、y方向、及びz方向のうち、z方向に沿って振動するように構成または配置されている。また、アクチュエータ133は、アクチュエータ131と異なる方向、例えば、x方向に沿って振動するように構成または配置されている。
このように、アクチュエータ131と、アクチュエータ133とを、互いに異なる方向に振動するように構成または配置し、アクチュエータ131及び133それぞれの振動の振幅を個別に調整できるようにしてもよい。これにより、本実施例に係る体感導入装置10は、アクチュエータ131及び133として、所定の一方向にのみ振動するアクチュエータを適用した場合においても、それぞれの振幅の比率や位相を調整することで、多様な振動(即ち、触覚フィードバック)を実現することが可能となる。即ち、本実施例に係る体感導入装置10は、アクチュエータ131及び133からの振動出力の制御により多様な触覚フィードバックを実現することで、さらに臨場感を向上させることが可能となる。
また、互いに関連付けられた、スピーカ11の音響出力と、アクチュエータ131及び133それぞれからの振動出力とが連動すれば、各出力を制御する方法は特に限定されないことは言うまでもない。具体的な一例として、アクチュエータ131及び133の振動出力のうち、一方が、図6に示すように線形的に変動するように制御され、他方が、図7に示すように非線形的に変動するように制御されてもよい。このような構成により、本実施例に係る体感導入装置10は、さらに多様な振動(即ち、触覚フィードバック)を実現することが可能となる。
[2.2.実施例2:アクチュエータ及びスピーカの構成例2]
次に、実施例2に係る体感導入装置10について説明する。前述した実施形態及び実施例では、スピーカ11とアクチュエータ13とが異なるデバイスとして構成されている例について説明した。一方で、前述したスピーカ11及びアクチュエータ13に替えて、例えば、ボイスコイルモータなどのように、スピーカとアクチュエータとが一体的に構成されたデバイスを設けてもよい。
例えば、図17は、本実施例に係る体感導入装置10の概略的な構成の一例を示しており、ボイスコイルモータのようにスピーカとアクチュエータとが一体的に構成されたデバイスを適用した場合の一例を示している。なお、図17は、図2と同様に、体感導入装置10をユーザが保持した場合に、当該ユーザとは逆側から見た場合の当該体感導入装置10の構成(即ち、体感導入装置10の背面側の構成)を示している。
図17に示すように、本実施例に係る体感導入装置10の筐体の背面には、ボイスコイルモータ15R及び15Lが設けられている。具体的には、ユーザが体感導入装置10と正対した場合に、体感導入装置10の筐体の右側背面にはボイスコイルモータ15Rが設けられ、体感導入装置10の筐体の左側背面にはボイスコイルモータ15Lが設けられている。
ボイスコイルモータ15Rは、図2に基づき説明した例における、スピーカ11R及びアクチュエータ13Rと同様の役割を果たす。また、ボイスコイルモータ15Lは、図2に基づき説明した例における、スピーカ11L及びアクチュエータ13Lと同様の役割を果たす。なお、以降では、ボイスコイルモータ15R及び15Lを特に区別しない場合には、単に「ボイスコイルモータ15」と記載する場合がある。
スピーカ11及びアクチュエータ13に替えて、ボイスコイルモータ15を設ける場合には、例えば、制御装置20は、振動を示す振動信号を音響信号に合成した合成信号に基づき、ボイスコイルモータ15を駆動させてもよい。この場合には、ボイスコイルモータ15は、例えば、合成信号中の、所定の周波数以上(例えば、300Hz以上)の高周波帯域の信号を音響信号として出力し、所定の周波数以下(例えば、1000Hz以下)の低周波帯域の信号を振動信号として出力するように構成されていてもよい。
なお、ボイスコイルモータ15は、いずれか一方向にのみ振動可能に構成されている場合がある。その場合には、制御装置20は、前述したように、当該ボイスコイルモータ15の次元にあわせて、振動出力の次元をあわせて振動信号を生成し、当該振動信号を音響信号と合成することで合成信号を生成すればよい。
以上、実施例2に係る体感導入装置10のように、スピーカ及びアクチュエータに替えて、当該スピーカ及びアクチュエータが一体的に構成されたボイスコイルモータのようなデバイスを適用することも可能である。
[2.3.実施例3:携帯型端末への適用例]
次に、実施例3として、本実施形態に係る体感導入装置10を、スマートフォンのような携帯型の端末として構成した場合の構成の一例について説明する。なお、以降では、本実施例に係る体感導入装置を、「体感導入装置30」と呼ぶ場合がある。
まず、図18を参照して、本実施例に係る体感導入装置30の概要について説明する。図18は、本実施例に係る体感導入装置30の概要について説明するための説明図である。図18の左側の図は、体感導入装置30の筐体を縦向きに保持した場合を示しており、図18の右側の図は、体感導入装置30の筐体を横向きに保持した場合を示している。このように、本実施例では、体感導入装置30は、筐体の向きを切り替えて保持可能に構成されているものとして説明する。
例えば、図19は、本実施例に係る体感導入装置30の概略的な構成の一例を示している。なお、以降では、図19に示す体感導入装置30を、他の構成と特に区別する場合には、「体感導入装置30a」と呼ぶ場合がある。
図19に示す例では、ユーザが体感導入装置30aの前面と対面するように(即ち、ユーザが体感導入装置30aと正対するように)当該体感導入装置30を縦向きに保持した場合に、ユーザ側から見た体感導入装置30aの構成を示している。具体的には、ユーザが体感導入装置30aの前面、即ち、ディスプレイ等の表示部が設けられた面と対面するように当該体感導入装置30aを保持した場合に、図面の右側が、ユーザから見た右側(R)に相当し、図面の左側が、ユーザから見た左側(L)に相当する。
図19に示すように、本実施例に係る体感導入装置30aは、当該体感導入装置30aの前面に表示部39(即ち、ディスプレイ)が設けられている。なお、表示部39は、タッチパネルとして構成されていてもよい。
また、以降では、説明をわかりやすくするために、体感導入装置30aの筐体の前面の周囲に沿って設けられた端部を、「端部301」と呼ぶ場合がある。また、端部301のうち、体感導入装置30aを縦向きに保持した場合の、端部301を構成する、左側、右側、上側、及び下側の各端部を、端部301a、301b、301c、及び301dとそれぞれ呼ぶ場合がある。
図19に示すように、本実施例に係る体感導入装置30aには、スピーカ31R及び31Lが設けられている。スピーカ31Lは、体感導入装置30aの左側の端部301a近傍における、当該体感導入装置30aの背面側に設けられている。同様に、スピーカ31Rは、体感導入装置30aの右側の端部301b近傍における、当該体感導入装置30aの背面側に設けられている。
また、本実施例に係る体感導入装置30aには、アクチュエータ33R及び33Lが設けられている。アクチュエータ33Lは、体感導入装置30aの左側の端部301a近傍における、当該体感導入装置30aの筐体内に設けられている。同様に、アクチュエータ33Rは、体感導入装置30aの右側の端部301b近傍における、当該体感導入装置30aの筐体内に設けられている。
本実施例に係る体感導入装置30aは、スピーカ31Rからの音響出力と、アクチュエータ33Rからの振動出力とを連動するように制御する。同様に、体感導入装置30aは、スピーカ31Lからの音響出力と、アクチュエータ33Lからの振動出力とを連動するように制御する。
なお、図19に示すように、端部301cがユーザから見て上側に位置する場合には、スピーカ31L及びアクチュエータ33Lが、ユーザに対して左側に位置し、スピーカ31R及びアクチュエータ33Rが右側に位置する。このような向きにおいて、体感導入装置30aは、ユーザに対して左側に触覚をフィードバックする場合には、スピーカ31Lからの音響を出力させ、当該音響出力に連動するようにアクチュエータ33Lを振動させる。同様に、体感導入装置30aは、ユーザに対して右側に触覚をフィードバックする場合には、スピーカ31Rからの音響を出力させ、当該音響出力に連動するようにアクチュエータ33Rを振動させる。
一方で、端部301dがユーザから見て上側に位置する場合には、スピーカ31L及びアクチュエータ33Lが、ユーザに対して右側に位置し、スピーカ31R及びアクチュエータ33Rが左側に位置することとなる。この場合には、例えば、体感導入装置30aは、各スピーカ31からの音響出力と、各アクチュエータ33からの振動出力とを、端部301cがユーザから見て上側に位置する場合とは反対となるように制御してもよい。
具体的には、体感導入装置30aは、ユーザに対して左側に触覚をフィードバックする場合には、スピーカ31Rからの音響を出力させ、当該音響出力に連動するようにアクチュエータ33Rを振動させればよい。同様に、体感導入装置30aは、ユーザに対して右側に触覚をフィードバックする場合には、スピーカ31Lからの音響を出力させ、当該音響出力に連動するようにアクチュエータ33Lを振動させればよい。
なお、体感導入装置10aは、例えば、加速度センサを内蔵することで、自身(即ち、体感導入装置10aの筐体)がどのような向きでユーザに保持されているかを認識できることは言うまでもない。
次に、図20を参照して、本実施例に係る体感導入装置30の他の一例について説明する。図20は、本実施例に係る体感導入装置30の概略的な構成の他の一例を示している。なお、以降では、図20に示す体感導入装置30を、他の構成と特に区別する場合には、「体感導入装置30b」と呼ぶ場合がある。
図20に示した体感導入装置30bは、アクチュエータ33が設けられている位置が、図19に基づき前述した体感導入装置30aと異なる。そのため、以下では、体感導入装置30bの構成について、図19に示した体感導入装置30aと異なる構成、即ち、アクチュエータ33の構成に着目して説明する。
図20に示すように、本実施例に係る体感導入装置30bに、アクチュエータ33a及び33bが設けられている。アクチュエータ33aは、体感導入装置30bの上側の端部301c近傍の、当該体感導入装置30bの筐体内に設けられている。同様に、アクチュエータ33bは、体感導入装置30bの下側の端部301d近傍の、当該体感導入装置30bの筐体内に設けられている。
本実施例に係る体感導入装置30bは、自身(即ち、体感導入装置30bの筐体)が縦向きに保持されている場合には、アクチュエータ33a及び33bのうちいずれか一方の振動出力がスピーカ31Rからの音響出力と連動し、他方の振動出力がスピーカ31Lからの音響出力と連動する。
また、体感導入装置30bは、自身が横向きに保持されている場合には、アクチュエータ33a及び33bのうち、ユーザから見て右側に位置するアクチュエータ33からの振動出力を、スピーカ31Rからの音響出力(即ち、ユーザの右耳に向けた音響出力)に連動させる。同様に、体感導入装置30bは、アクチュエータ33a及び33bのうち、ユーザから見て左側に位置するアクチュエータ33からの振動出力を、スピーカ31Lからの音響出力(即ち、ユーザの左耳に向けた音響出力)に連動させる。
以上説明したように、本実施例に係る体感導入装置30は、自身(即ち、体感導入装置30bの筐体)が保持される向きに応じて、スピーカ31とアクチュエータ33との組み合わせを適宜変更してもよい。
また、図19に示す例と、図20に示す例とを組み合わせてもよい。例えば、図21は、本実施例に係る体感導入装置30の概略的な構成の他の一例を示している。なお、以降では、図21に示す体感導入装置30を、他の構成と特に区別する場合には、「体感導入装置30c」と呼ぶ場合がある。
図21に示すように、体感導入装置30cには、図19に基づき説明したアクチュエータ33R及び33Lと、図20に基づき説明したアクチュエータ33a及び33bの双方が設けられている。なお、体感導入装置30cに設けられたアクチュエータ33R、33L、33a、及び33bそれぞれは、図19及び図20に基づき前述した内容と同様に制御することが可能である。
また、他の一例として、体感導入装置30cは、アクチュエータ33R、33L、33a、及び33bそれぞれからの振動出力のうち、同じスピーカ31からの音響出力に関連付けられた振動出力の振幅を、当該音響出力に連動するようにそれぞれ制御してもよい。具体的な制御内容については、図15に基づき説明した実施例1に係る体感導入装置10と同様である。
以上、実施例3として説明したように、本実施形態に係る体感導入装置を、スマートフォンのような携帯型の端末に適用することも可能である。また、本実施例に係る体感導入装置30は、自身(即ち、体感導入装置30bの筐体)が保持される向きに応じて、スピーカ31とアクチュエータ33との組み合わせを適宜変更してもよい。なお、上記では、スマートフォンの場合を例に説明したが、必ずしもスマートフォンに限定するものではないことは言うまでもない。例えば、ディスプレイや操作手段が設けられた携帯型のゲーム端末に対しても、同様に、実施例3として説明した体感導入装置を適用することが可能である。
[2.4.実施例4:体感導入装置の一例]
次に、実施例4として、本実施形態に係る体感導入装置における、当該体感導入装置の形状や用途と、スピーカ及びアクチュエータの配置との関係の一例について説明する。まず、図22を参照して、実施例4に係る体感導入装置の一例について説明する。図22は、本実施例に係る体感導入装置の概略的な構成の一例について説明するための説明図である。なお、以降では、図22に示す体感導入装置を、「体感導入装置40」と呼ぶ場合がある。
図22に示すように、体感導入装置40は、筐体が、円形の上面及び底面と、当該上面及び底面の円周に沿って設けられた側面401とを有する円筒状に形成されている。当該体感導入装置40は、例えば、図22に示すように、体感導入装置40の底面を下から支えるように、ユーザに保持される。
また、体感導入装置40は、筐体内部の底面に、側面401の内面に沿って、ボイスコイルモータ45a〜45fが、この順序で並べられるように設けられている。なお、ボイスコイルモータ45a〜45fそれぞれを特に区別しない場合には、単に「ボイスコイルモータ45」と記載する場合がある。
ボイスコイルモータ45a〜45fのそれぞれは、例えば、体感導入装置40の底面から外部に向けて音響を出力するように配置されている。また、ボイスコイルモータ45a〜45fそれぞれは、例えば、体感導入装置40の底面から上面に向けた方向に沿って振動するように配置されている。なお、ボイスコイルモータ45a〜45fそれぞれからの音響出力及び振動出力は、ボイスコイルモータ45ごとに連動するように制御されることは、前述した実施形態及び各実施例に係る体感導入装置と同様である。
このような構成に基づき、体感導入装置40は、ユーザに提示する力覚に方向性を持たせることが可能となる。具体的な一例として、体感導入装置40は、側面401の内面に沿って、ボイスコイルモータ45a〜45fの順で、音響と、振動に基づく触覚フィードバックとを出力してもよい。このような制御により、体感導入装置40は、自身の筐体内を、側面401の内面に沿って球体が転がっているような状態を模擬した触覚を、ユーザにフィードバックすることが可能となる。
もちろん、図22に示す、ボイスコイルモータ45それぞれを、互いの出力が連動するように関連付けられたスピーカ及びアクチュエータの組に置き換えてもよいことは言うまでもない。
また、本実施例に係る体感導入装置の他の一例について、図23を参照して説明する。図23は、本実施例に係る体感導入装置の概略的な構成の一例について説明するための説明図である。なお、以降では、図23に示す体感導入装置を、「体感導入装置50」と呼ぶ場合がある。
図23に示すように、体感導入装置50は、筐体が、円形の上面及び底面と、当該上面及び底面の円周に沿って設けられた側面501とを有する円筒状(棒状)に形成されている。当該体感導入装置50は、例えば、図23に示すように、体感導入装置50の側面501を握るように、ユーザに保持される。
また、体感導入装置50は、側面501の内面に沿って、ボイスコイルモータ55a〜55cが、この順序で並べられるように設けられている。なお、ボイスコイルモータ55a〜55cそれぞれを特に区別しない場合には、単に「ボイスコイルモータ55」と記載する場合がある。
ボイスコイルモータ55a〜55cのそれぞれは、例えば、体感導入装置50の側面501から外部に向けて音響を出力するように配置されている。また、ボイスコイルモータ55a〜55cそれぞれは、例えば、体感導入装置50の上面及び底面の半径方向に沿って振動するように配置されている。なお、ボイスコイルモータ55a〜55cそれぞれからの音響出力及び振動出力は、ボイスコイルモータ55ごとに連動するように制御されることは、前述した実施形態及び各実施例に係る体感導入装置と同様である。
このような構成に基づき、体感導入装置50は、ユーザに提示する力覚に方向性を持たせることが可能となる。具体的な一例として、体感導入装置50は、側面501の内面に沿って、ボイスコイルモータ55a〜55cの順で、音響と、振動に基づく触覚フィードバックとを出力するとともに、ボイスコイルモータ55a〜55c間で音響出力及び振動出力の振幅の制御量(例えば、ゲインやボリュームの制御量)を偏らせてもよい。また、このとき、体感導入装置50は、ボイスコイルモータ55a〜55cからの音響出力及び振動出力の位相を制御してもよい。このような制御により、体感導入装置50は、自身の筐体を基準として所望の方向に向けてユーザを誘導するように、当該ユーザに対して方向性をもった力覚を提示することが可能となる。
もちろん、図23に示す、ボイスコイルモータ55それぞれを、互いの出力が連動するように関連付けられたスピーカ及びアクチュエータの組に置き換えてもよいことは言うまでもない。
以上、説明したように、本実施形態に係る体感導入装置の筐体の形状は特に限定されず、当該筐体の形状や用途に応じて、各スピーカ及び各アクチュエータ(もしくは、各ボイスコイルモータ)を配置する位置や向きを適宜変更してもよい。また、図22及び図23に示した例からも明らかなように、各スピーカ及び各アクチュエータ(もしくは、各ボイスコイルモータ)は、3次元的に配置されてもよいことは言うまでもない。
[2.5.実施例5:コントローラへの適用例]
次に、図24及び図25を参照して、実施例5に係る体感導入装置について説明する。図24は、本実施例に係る体感導入装置の概要について説明するための説明図である。また、図25は、本実施例に係る体感導入装置の概略的な構成の一例について説明するための説明図である。
図24に示すように、本実施例に係る体感導入装置60は、互いに異なる筐体60L及び60Rが互いに連動して動作するように構成されている。例えば、図24に示す例では、筐体60Lは、ユーザにより左手で保持されるように構成されており、筐体60Rは、ユーザにより右手で保持されるように構成されている。筐体60R及び60Lのそれぞれには、ユーザが操作を行うための入力デバイスや、当該筐体自体の向きや位置の変化を検出するためのセンサ(例えば、加速度センサやジャイロセンサ(角速度センサ))が設けられていてもよい。
筐体60Rには、スピーカ61Rと、アクチュエータ63Rとが設けられている。例えば、スピーカ61Rは、ユーザが筐体60Rを保持したときに、ユーザの身体に近い側の位置(例えば、手元に相当する位置)に設けられている。また、アクチュエータ63Rは、筐体60Rをユーザが保持したときに、当該保持部の近傍の筐体60Rの内部に設けられている。
同様に、筐体60Lには、スピーカ61Lと、アクチュエータ63Lとが設けられている。例えば、スピーカ61Lは、ユーザが筐体60Lを保持したときに、ユーザの身体に近い側の位置(例えば、手元に相当する位置)に設けられている。また、アクチュエータ63Lは、筐体60Lをユーザが保持したときに、当該保持部の近傍の筐体60Lの内部に設けられている。
スピーカ61Rは、主にユーザの右耳に向けて音響を出力するためのスピーカである。同様に、スピーカ61Lは、主にユーザの左耳に向けて音響を出力するためのスピーカである。
また、アクチュエータ63Rは、振動することで、筐体60Rを保持するユーザの手(即ち、ユーザの右手)に対して触覚をフィードバックする。同様に、アクチュエータ63Lは、振動することで、筐体60Lを保持するユーザの手(即ち、ユーザの左手)に対して触覚をフィードバックする。
筐体60Rに設けられたアクチュエータ63Rからの振動出力は、当該筐体60Rに設けられたスピーカ61Rからの音響出力と連動するように制御される。同様に、筐体60Lに設けられたアクチュエータ63Lからの振動出力は、当該筐体60Lに設けられたスピーカ61Lからの音響出力と連動するように制御される。なお、各スピーカ61からの音響出力と各アクチュエータ63からの振動出力とを連動させる制御は、前述した実施形態及び各実施例と同様である。
以上、実施例5として説明したように、本実施形態に係る体感導入装置は、複数の筐体が連動するように構成されていてもよい。なお、この場合には、少なくとも、図23に基づき説明したように、同一筐体に設けられたスピーカとアクチュエータとの間で、各出力(即ち、音響出力及び振動出力)が連動するように制御されることが望ましい。
<3.まとめ>
以上、説明したように、本実施形態に係る体感導入システムでは、体感導入装置は、複数のアクチュエータと、複数のスピーカとを含む。そして、当該体感導入装置は、複数のアクチュエータのうち1以上のアクチュエータと、複数のスピーカのうち1以上のスピーカとが互いに関連付けられた組を複数含むように構成される。また、体感導入装置の各スピーカからの音響出力と、各アクチュエータからの振動出力とは、互いに関連付けられたアクチュエータとスピーカとの組ごとに連動するように制御される。このような構成に基づき、本実施形態に係る体感導入装置システムは、各スピーカからの音響出力の定位と、各アクチュエータの振動に基づく触覚フィードバックの定位とを一致させる。これにより、本実施形態に係る体感導入装置システムは、臨場感や没入をより高めることが可能となる。

以上、添付図面を参照しながら本開示の好適な実施形態について詳細に説明したが、本開示の技術的範囲はかかる例に限定されない。本開示の技術分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。
また、本明細書に記載された効果は、あくまで説明的または例示的なものであって限定的ではない。つまり、本開示に係る技術は、上記の効果とともに、または上記の効果に代えて、本明細書の記載から当業者には明らかな他の効果を奏しうる。
なお、以下のような構成も本開示の技術的範囲に属する。
(1)
複数のアクチュエータと、
複数のスピーカと、
を備え、
前記複数のアクチュエータのうち1以上のアクチュエータと、前記複数のスピーカのうち1以上のスピーカとが互いに関連付けられた組を複数含み、
互いに関連付けられた前記アクチュエータと前記スピーカとの組ごとに、当該アクチュエータからの出力と、当該スピーカからの出力とが連動するように制御される、体感導入装置。
(2)
複数のアクチュエータと、前記複数のスピーカとを内蔵する筐体を備え、
互いに異なる組に含まれる前記スピーカに関連付けられた前記アクチュエータそれぞれは、互いに離間するように前記筐体に設けられている、前記(1)に記載の体感導入装置。
(3)
前記筐体は、端部を備え、
互いに異なる組に含まれる前記スピーカに関連付けられた前記アクチュエータそれぞれは、互いに離間するように前記端部近傍に設けられている、前記(2)に記載の体感導入装置。
(4)
前記筐体は、異なる複数の前記端部を備え、
互いに異なる組に含まれる前記スピーカに関連付けられた前記アクチュエータそれぞれは、互いに異なる前記端部の近傍に設けられている、前記(3)に記載の体感導入装置。
(5)
前記筐体は、当該筐体を保持するための複数の保持部を備え、
互いに異なる組に含まれる前記スピーカに関連付けられた前記アクチュエータそれぞれは、互いに異なる前記保持部の内部または近傍に設けられている、前記(2)に記載の体感導入装置。
(6)
互いに異なる組に含まれる前記アクチュエータに関連付けられた前記スピーカそれぞれは、互いに離間するように前記筐体に設けられている、前記(2)〜(5)のいずれか一項に記載の体感導入装置。
(7)
前記筐体の位置または向きの変化を検知する検知部を備え、
前記筐体の位置または向きの変化に連動して、互いに関連付けられた前記スピーカと前記アクチュエータとの組ごとに、当該アクチュエータからの出力と、当該スピーカからの出力とが連動するように制御される、前記(2)〜(6)のいずれか一項に記載の体感導入装置。
(8)
少なくとも一の前記スピーカに対して複数の前記アクチュエータが関連付けられ、
当該複数のアクチュエータそれぞれは、相対的に互いに異なる方向に振動する、前記(1)〜(7)のいずれか一項に記載の体感導入装置。
(9)
前記スピーカに関連付けられた前記アクチュエータは、当該スピーカの近傍に設けられている、前記(1)〜(8)のいずれか一項に記載の体感導入装置。
(10)
互いに関連付けられた前記アクチュエータと前記スピーカとが一体的に構成された、前記(1)〜(9)のいずれか一項に記載の体感導入装置。
(11)
互いに関連付けられた前記アクチュエータと前記スピーカとのうち、いずれか一方からの出力は、他方からの出力を制御するための制御信号を基に生成された他の制御信号に基づき制御される、前記(1)〜(10)のいずれか一項に記載の体感導入装置。
(12)
互いに関連付けられた前記アクチュエータと前記スピーカとのそれぞれからの出力は、ユーザに対して体感をフィードバックするための物理演算の結果に基づき制御される、前記(1)〜(10)のいずれか一項に記載の体感導入装置。
(13)
互いに関連付けられた前記アクチュエータと前記スピーカとのそれぞれからの出力は、映像の解析結果に基づき算出された当該映像中のオブジェクトの表面の形状及び粗さのうちの少なくともいずれかに基づき制御される、前記(1)〜(10)のいずれか一項に記載の体感導入装置。
(14)
互いに関連付けられた前記アクチュエータ及び前記スピーカそれぞれからの出力が重複する周波数帯域において、当該それぞれからの出力のうち少なくとも一方の出力の振幅が制限される、前記(1)〜(13)のいずれか一項に記載の体感導入装置。
(15)
互いに関連付けられた前記アクチュエータ及び前記スピーカそれぞれからの出力が連動するように、当該前記アクチュエータ及び前記スピーカそれぞれからの出力を制御する制御部を備えた、前記(1)〜(14)のいずれか一項に記載の体感導入装置。
(16)
互いに関連付けられた前記アクチュエータ及び前記スピーカそれぞれからの出力は、表示部に表示された映像出力と連動するように制御される、前記(1)〜(15)のいずれか一項に記載の体感導入装置。
(17)
前記表示部を備えた、前記(16)に記載の体感導入装置。
(18)
互いに関連付けられた前記アクチュエータ及び前記スピーカそれぞれからの出力は、操作部を介して入力されたユーザ入力と連動するように制御される、前記(1)〜(17)のいずれか一項に記載の体感導入装置。
(19)
前記操作部を備えた、前記(18)に記載の体感導入装置。
(20)
互いに関連付けられた前記アクチュエータ及び前記スピーカそれぞれからの出力は、操作部を介して入力されたユーザ入力と、表示部に表示された映像出力とに基づき、互いに連動するように制御される、前記(1)〜(14)のいずれか一項に記載の体感導入装置。
(21)
互いに関連付けられた前記アクチュエータ及び前記スピーカそれぞれからの出力は、前記ユーザ入力に基づき決定される、前記映像出力中の操作対象に応じて、互いに連動するように制御される、前記(20)に記載の体感導入装置。
(22)
複数のアクチュエータと複数のスピーカとを備え、前記複数のアクチュエータのうち1以上のアクチュエータと、前記複数のスピーカのうち1以上のスピーカとが互いに関連付けられた組を複数含む体感導入装置と、
前記体感導入装置の動作を制御するための制御信号を出力する情報処理装置と、
前記制御信号に基づき、互いに関連付けられた前記アクチュエータと前記スピーカとの組ごとに、当該アクチュエータからの出力と、当該スピーカからの出力とが連動するように制御する制御部と、
を備えた、体感導入システム。
(23)
複数のアクチュエータと複数のスピーカとを備え、前記複数のアクチュエータのうち1以上のアクチュエータと、前記複数のスピーカのうち1以上のスピーカとが互いに関連付けられた組を複数含む体感導入装置における、当該互いに関連付けられた前記アクチュエータと前記スピーカとの組ごとに、当該アクチュエータからの出力と、当該スピーカからの出力とが連動するように制御するための制御信号を生成する信号処理部と、
生成された制御信号を前記体感導入装置に出力する出力部と、
を備えた、制御装置。
(24)
複数のアクチュエータと複数のスピーカとを備え、前記複数のアクチュエータのうち1以上のアクチュエータと、前記複数のスピーカのうち1以上のスピーカとが互いに関連付けられた組を複数含む体感導入装置の動作を制御するための制御信号を出力することと、
前記制御信号に基づき、互いに関連付けられた前記アクチュエータと前記スピーカとの組ごとに、当該アクチュエータからの出力と、当該スピーカからの出力とが連動するように制御することと、
を含む、体感導入方法。
10 体感導入装置
101R、101L 保持部
11、11R、11L スピーカ
12 通信部
13、13R、13L アクチュエータ
131、131R、131L アクチュエータ
14 制御部
15、15R、15L ボイスコイルモータ
19 入力部
191 操作部
193 検知部
20 制御装置
21 制御部
211 演算部
213 信号処理部
215 表示制御部
23 通信部
25 信号データ記憶部
30、30a〜30c 体感導入装置
31、31R、31L スピーカ
33、33R、33L、33a、33b アクチュエータ
39 表示部
40 体感導入装置
45、45a〜45f ボイスコイルモータ
50 体感導入装置
55、55a〜55c ボイスコイルモータ
60 体感導入装置
60R、60L 筐体
61、61R、61L スピーカ
63、63R、63L アクチュエータ
90 表示装置
91 表示部

Claims (23)

  1. 複数のアクチュエータと、
    複数のスピーカと、
    を備え、
    前記複数のアクチュエータのうち1以上のアクチュエータと、前記複数のスピーカのうち1以上のスピーカとが互いに関連付けられた組を複数含み、
    互いに関連付けられた前記アクチュエータと前記スピーカとの組ごとに、当該アクチュエータからの出力と、当該スピーカからの出力とが連動するように制御され
    互いに関連付けられた前記アクチュエータ及び前記スピーカそれぞれからの出力が重複する周波数帯域において、当該それぞれからの出力のうち少なくとも一方の出力の振幅が、当該アクチュエータからの出力の振幅と、当該スピーカからの出力の振幅と、の比率に基づき制限される、
    体感導入装置。
  2. 複数のアクチュエータと、前記複数のスピーカとを内蔵する筐体を備え、
    互いに異なる組に含まれる前記スピーカに関連付けられた前記アクチュエータそれぞれは、互いに離間するように前記筐体に設けられている、請求項1に記載の体感導入装置。
  3. 前記筐体は、端部を備え、
    互いに異なる組に含まれる前記スピーカに関連付けられた前記アクチュエータそれぞれは、互いに離間するように前記端部近傍に設けられている、請求項2に記載の体感導入装置。
  4. 前記筐体は、異なる複数の前記端部を備え、
    互いに異なる組に含まれる前記スピーカに関連付けられた前記アクチュエータそれぞれは、互いに異なる前記端部の近傍に設けられている、請求項3に記載の体感導入装置。
  5. 前記筐体は、当該筐体を保持するための複数の保持部を備え、
    互いに異なる組に含まれる前記スピーカに関連付けられた前記アクチュエータそれぞれは、互いに異なる前記保持部の内部または近傍に設けられている、請求項2に記載の体感導入装置。
  6. 互いに異なる組に含まれる前記アクチュエータに関連付けられた前記スピーカそれぞれは、互いに離間するように前記筐体に設けられている、請求項2〜5のいずれか一項に記載の体感導入装置。
  7. 前記筐体の位置または向きの変化を検知する検知部を備え、
    前記筐体の位置または向きの変化に連動して、互いに関連付けられた前記スピーカと前記アクチュエータとの組ごとに、当該アクチュエータからの出力と、当該スピーカからの出力とが連動するように制御される、請求項2〜6のいずれか一項に記載の体感導入装置。
  8. 少なくとも一の前記スピーカに対して複数の前記アクチュエータが関連付けられ、
    当該複数のアクチュエータそれぞれは、相対的に互いに異なる方向に振動する、請求項1〜7のいずれか一項に記載の体感導入装置。
  9. 前記スピーカに関連付けられた前記アクチュエータは、当該スピーカの近傍に設けられている、請求項1〜8のいずれか一項に記載の体感導入装置。
  10. 互いに関連付けられた前記アクチュエータと前記スピーカとが一体的に構成された、請求項1〜9のいずれか一項に記載の体感導入装置。
  11. 互いに関連付けられた前記アクチュエータと前記スピーカとのうち、いずれか一方からの出力は、他方からの出力を制御するための制御信号を基に生成された他の制御信号に基づき制御される、請求項1〜10のいずれか一項に記載の体感導入装置。
  12. 互いに関連付けられた前記アクチュエータと前記スピーカとのそれぞれからの出力は、ユーザに対して体感をフィードバックするための物理演算の結果に基づき制御される、請求項1〜10のいずれか一項に記載の体感導入装置。
  13. 互いに関連付けられた前記アクチュエータと前記スピーカとのそれぞれからの出力は、映像の解析結果に基づき算出された当該映像中のオブジェクトの表面の形状及び粗さのうちの少なくともいずれかに基づき制御される、請求項1〜10のいずれか一項に記載の体感導入装置。
  14. 互いに関連付けられた前記アクチュエータ及び前記スピーカそれぞれからの出力が連動するように、当該前記アクチュエータ及び前記スピーカそれぞれからの出力を制御する制御部を備えた、請求項1〜13のいずれか一項に記載の体感導入装置。
  15. 互いに関連付けられた前記アクチュエータ及び前記スピーカそれぞれからの出力は、表示部に表示された映像出力と連動するように制御される、請求項1〜14のいずれか一項に記載の体感導入装置。
  16. 前記表示部を備えた、請求項15に記載の体感導入装置。
  17. 互いに関連付けられた前記アクチュエータ及び前記スピーカそれぞれからの出力は、操作部を介して入力されたユーザ入力と連動するように制御される、請求項1〜16のいずれか一項に記載の体感導入装置。
  18. 前記操作部を備えた、請求項17に記載の体感導入装置。
  19. 互いに関連付けられた前記アクチュエータ及び前記スピーカそれぞれからの出力は、操作部を介して入力されたユーザ入力と、表示部に表示された映像出力とに基づき、互いに連動するように制御される、請求項1〜13のいずれか一項に記載の体感導入装置。
  20. 互いに関連付けられた前記アクチュエータ及び前記スピーカそれぞれからの出力は、前記ユーザ入力に基づき決定される、前記映像出力中の操作対象に応じて、互いに連動するように制御される、請求項19に記載の体感導入装置。
  21. 複数のアクチュエータと複数のスピーカとを備え、前記複数のアクチュエータのうち1以上のアクチュエータと、前記複数のスピーカのうち1以上のスピーカとが互いに関連付けられた組を複数含む体感導入装置と、
    前記体感導入装置の動作を制御するための制御信号を出力する情報処理装置と、
    前記制御信号に基づき、互いに関連付けられた前記アクチュエータと前記スピーカとの組ごとに、当該アクチュエータからの出力と、当該スピーカからの出力とが連動するように制御する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、互いに関連付けられた前記アクチュエータ及び前記スピーカそれぞれからの出力が重複する周波数帯域において、当該それぞれからの出力のうち少なくとも一方の出力の振幅が、当該アクチュエータからの出力の振幅と、当該スピーカからの出力の振幅と、の比率に基づき制限する、
    体感導入システム。
  22. 複数のアクチュエータと複数のスピーカとを備え、前記複数のアクチュエータのうち1以上のアクチュエータと、前記複数のスピーカのうち1以上のスピーカとが互いに関連付けられた組を複数含む体感導入装置における、当該互いに関連付けられた前記アクチュエータと前記スピーカとの組ごとに、当該アクチュエータからの出力と、当該スピーカからの出力とが連動するように制御するための制御信号を生成する信号処理部と、
    生成された制御信号を前記体感導入装置に出力する出力部と、
    を備え
    前記信号処理部は、互いに関連付けられた前記アクチュエータ及び前記スピーカそれぞれからの出力が重複する周波数帯域において、当該それぞれからの出力のうち少なくとも一方の出力の振幅が、当該アクチュエータからの出力の振幅と、当該スピーカからの出力の振幅と、の比率に基づき制限されるように、前記制御信号を生成する、
    制御装置。
  23. 複数のアクチュエータと複数のスピーカとを備え、前記複数のアクチュエータのうち1以上のアクチュエータと、前記複数のスピーカのうち1以上のスピーカとが互いに関連付けられた組を複数含む体感導入装置の動作を制御するための制御信号を出力することと、
    前記制御信号に基づき、互いに関連付けられた前記アクチュエータと前記スピーカとの組ごとに、当該アクチュエータからの出力と、当該スピーカからの出力とが連動するように制御することと、
    を含み、
    互いに関連付けられた前記アクチュエータ及び前記スピーカそれぞれからの出力が重複する周波数帯域において、当該それぞれからの出力のうち少なくとも一方の出力の振幅が、当該アクチュエータからの出力の振幅と、当該スピーカからの出力の振幅と、の比率に基づき制限される、
    体感導入方法。
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