JP6503175B2 - 半導体レーザ発振器及びレーザ加工機 - Google Patents

半導体レーザ発振器及びレーザ加工機 Download PDF

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Description

本発明は、レーザを射出する半導体レーザ発振器、及び、半導体レーザ発振器より射出されたレーザによって被加工材を加工するレーザ加工機に関する。
半導体レーザ発振器より射出されたレーザを用いて、金属の板材等の被加工材を加工するレーザ加工機が普及している。半導体レーザ発振器は、複数のレーザダイオードモジュールを搭載することがある。
レーザダイオードモジュールにアナログ電圧を印加すると、レーザダイオードモジュールは印加されたアナログ電圧に応じたパワーのレーザを射出する。具体的には、レーザダイオードモジュール内のレーザダイオードには、アナログ電圧に応じた電流値が供給され、レーザダイオードが射出するレーザのパワーは供給される電流値によって決まることになる。
特開2012−174720号公報 特開2005−166237号公報
半導体レーザ発振器が複数のレーザダイオードモジュールを搭載しているとき、個々のレーザダイオードで特性が異なるため、全てのレーザダイオードモジュールに同じアナログ電圧を印加しても、出力されるパワーが同じになるとは限らない。
よって、半導体レーザ発振器に対する指令出力値を例えば2000Wとし、指令出力値2000Wに対応したアナログ電圧を複数のレーザダイオードモジュールに印加しても、半導体レーザ発振器が射出するレーザの実出力値は、2000Wとならないことがある。
レーザ発振器より射出されたレーザによって被加工材を加工するレーザ加工機において、加工する被加工材の厚さや材質等に応じて必要なパワーは異なる。レーザの実出力値がばらつけば、加工品質に悪影響を及ぼしてしまう。
本発明は、射出するレーザの実出力値のばらつきを抑え、実出力値を指令出力値に近付けることができる半導体レーザ発振器、及び、良好な加工品質を得ることができるレーザ加工機を提供することを目的とする。
本発明は、上述した従来の技術の課題を解決するため、レーザを射出するレーザダイオードモジュールと、前記レーザダイオードモジュールがレーザを射出するよう、前記レーザダイオードモジュールにアナログ電圧を印加するアナログ電圧出力部と、前記レーザダイオードモジュールによって射出させるレーザのパワーを指令するための複数ポイントの指令出力値と、前記レーザダイオードモジュールによって前記複数ポイントの指令出力値それぞれでレーザを射出させたときに、前記レーザダイオードモジュールによって実際に射出されるレーザのパワーを示す実出力値と、前記複数ポイントの指令出力値それぞれに対応して、前記アナログ電圧出力部が出力すべきアナログ電圧との対応を示し、さらに、前記複数ポイントにおける少なくとも1つの隣接するポイント間の実出力値をオフセットさせるための中間オフセット値が設定された特性データを保持する保持部とを備え、前記複数ポイントまたは前記複数ポイント以外の所定の指令出力値が入力されたとき、前記アナログ電圧出力部は、前記特性データに基づいて、前記所定の指令出力値が実出力値となる補正アナログ電圧を計算して、前記補正アナログ電圧を前記レーザダイオードモジュールに印加する半導体レーザ発振器を提供する。
上記の半導体レーザ発振器において、前記アナログ電圧出力部は、隣接するポイント間に中間オフセット値が設定されていない場合には、隣接するポイントそれぞれの実出力値を結ぶ直線によって決まる演算式を用いて、前記補正アナログ電圧を計算し、隣接するポイント間に中間オフセット値が設定されている場合には、隣接するポイントの一方の実出力値と、隣接するポイントそれぞれの実出力値を結ぶ直線によって決まる中間の実出力値を前記中間オフセット値だけオフセットしたオフセット中間値とを結ぶ第1の直線と、前記オフセット中間値と、隣接するポイントの他方の実出力値とを結ぶ第2の直線とのそれぞれで決まる演算式を用いて、前記補正アナログ電圧を計算することが好ましい。
本発明は、上述した従来の技術の課題を解決するため、上記の半導体レーザ発振器より射出されたレーザを用いて被加工材を加工するレーザ加工ユニットを備えることを特徴とするレーザ加工機を提供する。
本発明の半導体レーザ発振器によれば、射出するレーザの実出力値のばらつきを抑え、実出力値を指令出力値に近付けることができる。本発明のレーザ加工機によれば、良好な加工品質を得ることができる。
一実施形態のレーザ加工機の全体的な構成を示す斜視図である。 一実施形態の半導体レーザ発振器を示すブロック図である。 図2中のレーザダイオードモジュール113の具体的な構成例を示すブロック図である。 個々のレーザダイオードモジュール1131〜113nのさらに具体的な構成例を示すブロック図である。 図2において、パーソナルコンピュータ10から半導体レーザ発振器11へと供給される特性データの一例を示す図である。 図2中のアナログ電圧出力部112が補正アナログ電圧を計算する動作を説明するための特性図である。 隣接するポイント間の中間ポイントのオフセット機能を説明するための第1の例を示す図である。 隣接するポイント間の中間ポイントのオフセット機能を説明するための第2の例を示す図である。 中間オフセット値が設定された特性データの一例を示す図である。
以下、一実施形態の半導体レーザ発振器及びレーザ加工機について、添付図面を参照して説明する。本実施形態のレーザ加工機100は、レーザによって被加工材を切断加工するレーザ切断加工機である場合を例とする。
レーザ加工機は、レーザによって被加工材を溶接加工するレーザ溶接加工機、レーザによって被加工材の表面を改質する表面改質装置、レーザによって被加工材にマーキングするマーキング装置であってもよい。
図1を用いて、レーザ加工機100の全体的な構成及び動作を説明する。レーザ加工機100は、レーザLBを生成して射出する半導体レーザ発振器(以下、レーザ発振器)11と、レーザ加工ユニット15と、レーザLBをレーザ加工ユニット15へと伝送するプロセスファイバ12とを備える。
プロセスファイバ12は、レーザ加工ユニット15に配置されたX軸及びY軸のケーブルダクト(図示せず)に沿って装着されている。
レーザ加工ユニット15は、被加工材Wを載せる加工テーブル21と、加工テーブル21上でX軸方向に移動自在である門型のX軸キャリッジ22と、X軸キャリッジ22上でX軸に垂直なY軸方向に移動自在であるY軸キャリッジ23とを有する。また、レーザ加工ユニット15は、Y軸キャリッジ23に固定されたコリメータユニット29を有する。
コリメータユニット29は、プロセスファイバ12の出力端から射出されたレーザLBを略平行光束とするコリメータレンズ28と、略平行光束に変換されたレーザLBをX軸及びY軸に垂直なZ軸方向下方に向けて反射させるベンドミラー25とを有する。また、コリメータユニット29は、ベンドミラー25で反射したレーザLBを集光させる集光レンズ27と、加工ヘッド26とを有する。
コリメータレンズ28、ベンドミラー25、集光レンズ27、加工ヘッド26は、予め光軸が調整された状態でコリメータユニット29内に固定されている。焦点位置を補正するために、コリメータレンズ28がX軸方向に移動するように構成されていてもよい。
コリメータユニット29は、Y軸方向に移動自在のY軸キャリッジ23に固定され、Y軸キャリッジ23は、X軸方向に移動自在のX軸キャリッジ22に設けられている。よって、レーザ加工ユニット15は、加工ヘッド26をX軸方向及びY軸方向に移動させて、被加工材W上の所望の位置にレーザLBを照射させることができる。
以上の構成によって、レーザ加工機100は、レーザ発振器11より射出されたレーザLBをプロセスファイバ12によってレーザ加工ユニット15へと伝送させ、高エネルギ密度の状態で被加工材Wに照射して被加工材Wを切断加工することができる。
なお、被加工材Wを切断加工するとき、被加工材Wには溶融物を除去するためのアシストガスが噴射される。図1では、アシストガスを噴射する構成については図示を省略している。
次に、レーザ発振器11の具体的な構成及び動作を説明する。
図2に示すように、レーザ発振器11には、パーソナルコンピュータ(以下、PC)10が接続されている。図1では、PC10の図示が省略されている。PC10は、レーザ発振器11が射出するレーザLBのパワーを指令する。PC10が指令するパワーが指令出力値である。PC10には、実出力値を指令出力値に近付けるための特性データが設定される。特性データの詳細については後述する。
レーザ発振器11は、レーザ発振器11を制御する発振器制御部111と、アナログ電圧出力部112と、レーザダイオードモジュール113と、電力供給部114とを有する。発振器制御部111は、例えば、プログラマブルロジックコントローラによって構成することができる。電力供給部114は、レーザ発振器11の電力が必要な各部に電力を供給する。
PC10とレーザ発振器11とは、ネットワーク13aで接続されている。発振器制御部111とアナログ電圧出力部112とは、ネットワーク13bで接続されている。ネットワーク13aとネットワーク13bとは同じネットワークであってもよい。
PC10に設定されている特性データは発振器制御部111に転送され、発振器制御部111は特性データを保持する。発振器制御部111は、特性データを保持する保持部である。
アナログ電圧出力部112は、発振器制御部111に保持されている特性データを参照して、指令出力値に対応するアナログ電圧Vaを出力する。レーザダイオードモジュール113には、アナログ電圧Vaが印加される。なお、厳密には、レーザダイオードモジュール113に印加されるアナログ電圧Vaは、後述する補正アナログ電圧である。
レーザダイオードモジュール113は、印加されたアナログ電圧Vaに応じた電流値に基づく所望のパワーのレーザLBを射出して、プロセスファイバ12に供給する。
詳細には、図3に示すように、レーザダイオードモジュール113は、レーザダイオードモジュール1131〜113nで示すn個のレーザダイオードモジュールにより構成されている。レーザダイオードモジュール1131〜113nそれぞれより射出されたレーザは、コンバイナ115で合成されて、プロセスファイバ12に供給される。図2では、コンバイナ115の図示が省略されている。
アナログ電圧出力部112より出力されたアナログ電圧Vaは、レーザダイオードモジュール1131〜113nに共通に印加される。
図4に示すように、レーザダイオードモジュール1131〜113nは、印加されたアナログ電圧Vaに応じた駆動電流Idriveを出力する電流生成部1113と、駆動電流Idriveが入力されることによってレーザを射出するレーザダイオード2113とを含む。
ところで、レーザダイオードモジュール1131〜113nは、例えばファイバレーザである。この場合、レーザ発振器11が射出するレーザLBの波長は、例えば1060nm〜1080nmである。
レーザダイオードモジュール1131〜113nは、ダイレクトダイオードレーザ(DDL)であってもよい。この場合、レーザ発振器11が射出するレーザLBの波長は、例えば400nm〜1500nmである。レーザ発振器11がDDLである場合、2波長以上のレーザLBを射出してもよい。
引き続き、レーザ発振器11が射出するレーザLBの実出力値のばらつきを抑え、実出力値を指令出力値に近付けるための手法を説明する。
まず、オペレータは、準備1として、PC10に、レーザ発振器11の指令出力値と、レーザダイオードモジュール113に印加するアナログ電圧との関係を設定する。指令出力値とアナログ電圧との関係は、レーザ発振器11の仕様に合わせて設定すればよい。
例えば、レーザ発振器11の仕様は、最大指令出力値が2000Wでアナログ電圧が10V、指令出力値が1000Wでアナログ電圧が5V、または、最大指令出力値が4000Wでアナログ電圧が10V、指令出力値が2000Wでアナログ電圧が5Vのようになっている。本実施形態では、最大指令出力値を4000Wとする。
最大指令出力値をPmax、所定の指令出力値をP、指令出力値Pに対応したアナログ電圧をVaとすると、アナログ電圧Vaは、Va=(10×P)/Pmaxで計算することができる。PC10に、指令出力値P(Pmaxを含む)とアナログ電圧Vaとの対応関係を示すデータを予め設定しておく。
次に、オペレータは、準備2として、複数の指令出力値に対する実出力値を測定して、PC10に、指令出力値と実出力値との対応関係を設定する。本実施形態においては、指令出力値と実出力値との対応関係を10ポイントで設定する。なお、実出力値は、図1におけるプロセスファイバ12の出力端でのパワーとする。
以上の準備1,2によって、PC10には、図5に示すような特性データが設定される。図5に示す例では、指令出力値を、200W,400W,600W,800W,1000W,1500W,2000W,2500W,3000W,4000Wの10ポイントとしたときのそれぞれの実出力値と、アナログ電圧出力部112が出力するアナログ電圧との関係を示している。
図5に示す例では、指令出力値が比較的小さい領域では実出力値が指令出力値よりも小さくなる傾向にあり、指令出力値が比較的大きい領域では実出力値が指令出力値よりも大きくなる傾向にある。この特性は一例であり、図5に示す実出力値の数値も一例である。
特性データには、最大指令出力値以下の範囲を適宜の間隔で設定した複数ポイントの指令出力値と、それぞれの指令出力値に対応する実出力値とアナログ電圧とを設定すればよい。
レーザ加工機100の動作時に、図5に示す特性データは、PC10から発振器制御部111に供給されて保持される。アナログ電圧出力部112は、発振器制御部111に保持されている特性データに基づいて、指令出力値が得られるアナログ電圧を計算する。アナログ電圧出力部112が計算によって求めた指令出力値が得られるアナログ電圧を補正アナログ電圧と称することとする。
補正アナログ電圧の求め方は次のとおりである。アナログ電圧出力部112は、特性データに基づいて、図6に示すような、指令出力値と実出力値との関係を示す折れ線グラフを作成する。隣接する2点を結ぶ直線は、指令出力値をx、実出力値をyとして、1次式y=ax+bで表すことができる。
アナログ電圧出力部112は、それぞれの2点間の直線の傾きaと切片bを求めることによって、補正アナログ電圧を求めるための演算式を生成する。それぞれの実出力値yを得るための指令出力値xは、x=(y−b)/aで計算される。
一例として、実出力値3000Wを得たい場合で説明する。図6に示すように、実出力値3000Wに対応する指令出力値が決まり、その指令出力値に対応する補正アナログ電圧が7.02Vと決まる。
アナログ電圧出力部112が補正アナログ電圧7.02Vをレーザダイオードモジュール113に印加すれば、実出力値3000Wが得られることになる。
即ち、オペレータがPC10によってレーザ発振器11に対して指令出力値3000Wを指定したとすると、アナログ電圧出力部112は、図5に示す指令出力値3000Wに対応したアナログ電圧7.50Vをレーザダイオードモジュール113に印加しない。アナログ電圧出力部112は、実出力値3000Wが得られる補正アナログ電圧7.02Vを計算し、補正アナログ電圧7.02Vをレーザダイオードモジュール113に印加する。
このように、アナログ電圧出力部112は、PC10によって入力された指令出力値が得られる実出力値に対応した補正アナログ電圧を、得ようとする実出力値が位置する区間の演算式を用いて求めればよい。
本実施形態は、実出力値を指令出力値にさらに近付けるために、次のような中間ポイントのオフセット機能を有する。いずれかの区間で、補正アナログ電圧をレーザダイオードモジュール113に印加しても指令出力値と実出力値とに差が生じる場合に、中間ポイントのオフセット機能を用いればよい。
図7に示す第1の例は、図5のポイント7,8間の中間ポイントをオフセットさせる場合を示している。図7の(a)において、実出力値2100Wと2660Wとの中間ポイントである2380Wを指令出力値としたとする。
前述のように、アナログ電圧出力部112は、実出力値2380Wが得られる補正アナログ電圧Q0を計算して、レーザダイオードモジュール113に印加する。このとき、実際に得られた実出力値が2280Wであったとする。
このとき、ポイント7,8間の中間オフセット値を−100Wと設定すると、図7の(b)に示すように、ポイント7,8間の直線を、実出力値2100Wと実出力値2280Wとを結ぶ直線と、実出力値2280Wと実出力値2660Wとを結ぶ直線とに分割することができる。図6の折れ線グラフは、ポイント7,8間では図7の(b)に示すように変更される。
隣接するポイント7,8間に中間オフセット値が−100Wと設定されていれば、ポイント7,8の実出力値を結ぶ直線によって決まる中間の実出力値を−100Wだけオフセットした実出力値が白丸で示すオフセット中間値となる。
この場合、アナログ電圧出力部112は、隣接するポイント7,8の一方の実出力値2100Wとオフセット中間値とを結ぶ第1の直線と、オフセット中間値と隣接するポイント7,8の他方の実出力値2660Wとを結ぶ第2の直線とのそれぞれで決まる演算式を用いて、補正アナログ電圧を計算する。
よって、オペレータがPC10によってレーザ発振器11に対して指令出力値2380Wを指定したとすると、アナログ電圧出力部112は、図7の(a)の場合のアナログ電圧Q0よりも高いアナログ電圧Q1を補正アナログ電圧として出力する。これによって、実出力値を指令出力値の2380Wにさらに近付けることができる。
図8に示す第2の例は、図5のポイント8,9間の中間ポイントをオフセットさせる場合を示している。図8の(a)において、実出力値2660Wと3210Wとの中間ポイントである2935Wを指令出力値としたとする。
アナログ電圧出力部112は、実出力値2935Wが得られる補正アナログ電圧Q0を計算して、レーザダイオードモジュール113に印加する。このとき、実際に得られた実出力値が3035Wであったとする。
このとき、ポイント8,9間の中間オフセット値を+100Wと設定すると、図8の(b)に示すように、ポイント8,9間の直線を、実出力値2280Wと実出力値3035Wとを結ぶ直線と、実出力値3035Wと実出力値3210Wとを結ぶ直線とに分割することができる。図6の折れ線グラフは、ポイント8,9間では図8の(b)に示すように変更される。
隣接するポイント8,9間に中間オフセット値が+100Wと設定されていれば、ポイント8,9の実出力値を結ぶ直線によって決まる中間の実出力値を+100Wだけオフセットした実出力値が白丸で示すオフセット中間値となる。
この場合、アナログ電圧出力部112は、隣接するポイント8,9の一方の実出力値2660Wとオフセット中間値とを結ぶ第1の直線と、オフセット中間値と隣接するポイント8,9の他方の実出力値3210Wとを結ぶ第2の直線とのそれぞれで決まる演算式を用いて、補正アナログ電圧を計算する。
よって、オペレータがPC10によってレーザ発振器11に対して指令出力値2935Wを指定したとすると、アナログ電圧出力部112は、図8の(a)の場合のアナログ電圧Q0よりも低いアナログ電圧Q1を補正アナログ電圧として出力する。これによって、実出力値を指令出力値の2935Wにさらに近付けることができる。
中間ポイントのオフセット機能を用いることよって、図9に示すように、特性データに対して、中間オフセット値が追加される。図9では、ポイント7,8間及びポイント8,9間に中間オフセット値を設定した例を示している。残りの7か所の隣接するポイント間にも必要に応じて中間オフセット値を設定することが可能である。
オペレータは、PC10に、中間オフセット値が追加された特性データを設定する。同様に、中間オフセット値を含む特性データは発振器制御部111に転送され、発振器制御部111は中間オフセット値を含む特性データを保持する。
アナログ電圧出力部112が、中間オフセット値を含む特性データに基づいて指令出力値に対応する補正アナログ電圧Vaを出力することにより、実出力値を指令出力値にさらに近付けることができる。
本実施形態のように、特性データに中間オフセット値を追加する構成では、必要な場合に、必要なポイント間に中間オフセット値を設定すればよい。よって、予め特性データとして設定する複数ポイントを必要以上に多く設定する必要がなく、最小限とすることができる。
本発明は以上説明した本実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能である。
11 半導体レーザ発振器
15 レーザ加工ユニット
100 レーザ加工機
111 発振器制御部
112 アナログ電圧出力部
113,1131〜113n レーザダイオードモジュール

Claims (2)

  1. レーザを射出するレーザダイオードモジュールと、
    前記レーザダイオードモジュールがレーザを射出するよう、前記レーザダイオードモジュールにアナログ電圧を印加するアナログ電圧出力部と、
    前記レーザダイオードモジュールによって射出させるレーザのパワーを指令するための複数ポイントの指令出力値と、前記レーザダイオードモジュールによって前記複数ポイントの指令出力値それぞれでレーザを射出させたときに、前記レーザダイオードモジュールによって実際に射出されるレーザのパワーを示す実出力値と、前記複数ポイントの指令出力値それぞれに対応して、前記アナログ電圧出力部が出力すべきアナログ電圧との対応を示し、さらに、前記複数ポイントにおける少なくとも1つの隣接するポイント間の実出力値をオフセットさせるための中間オフセット値が設定された特性データを保持する保持部と、
    を備え、
    前記複数ポイントまたは前記複数ポイント以外の所定の指令出力値が入力されたとき、前記アナログ電圧出力部は、前記特性データに基づいて、前記所定の指令出力値が実出力値となる補正アナログ電圧を計算して、前記補正アナログ電圧を前記レーザダイオードモジュールに印加し、
    前記アナログ電圧出力部は、
    隣接するポイント間に中間オフセット値が設定されていない場合には、隣接するポイントそれぞれの実出力値を結ぶ直線によって決まる演算式を用いて、前記補正アナログ電圧を計算し、
    隣接するポイント間に中間オフセット値が設定されている場合には、隣接するポイントの一方の実出力値と、隣接するポイントそれぞれの実出力値を結ぶ直線によって決まる中間の実出力値を前記中間オフセット値だけオフセットしたオフセット中間値とを結ぶ第1の直線と、前記オフセット中間値と、隣接するポイントの他方の実出力値とを結ぶ第2の直線とのそれぞれで決まる演算式を用いて、前記補正アナログ電圧を計算する
    導体レーザ発振器。
  2. 請求項に記載された半導体レーザ発振器より射出されたレーザを用いて被加工材を加工するレーザ加工ユニットを備えるレーザ加工機。
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