JP6500865B2 - 超音波探傷方法および超音波探傷装置 - Google Patents

超音波探傷方法および超音波探傷装置 Download PDF

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Description

本発明は丸棒鋼の超音波探傷方法および超音波探傷装置に関する。
丸棒鋼の内部の欠陥は、その丸棒鋼を素材として製造された機械部品において疲労破壊の原因となる等により、後に有害となる場合がある。そのため、丸棒鋼の内部を超音波探傷し、内部欠陥を評価することが従来から行われている。
例えば特許文献1には、超音波探触子を走査しながら丸棒鋼の超音波探傷を行う方法が開示されている。また、特許文献2には、超音波探傷において、アレイ状の超音波探触子(以下、「アレイ探触子」という)による電子フォーカスを用いて焦点を形成することにより、検出能および分解能を向上させる方法が開示されている。
特開2015−099018号公報 特開2013−242220号公報
しかしながら、特許文献1で開示された探傷方法は、非集束超音波探触子を用いた場合は検出能および分解能が十分ではないという問題があった。また、集束超音波探触子を用いた場合においても、焦点が固定となるため、一定の深さの範囲しか検出能および分解能を高くできないという問題があった。さらに、特許文献1で開示された探傷方法は、直径が100mm以上あるような丸棒鋼の表面から離れた位置に超音波ビームを集束させることが難しいという問題もあった。
特許文献2で開示されたようなアレイ探触子を用いた探傷方法では、多数の素子を用いるため装置が複雑化して高コストになるという問題があった。特に、直径が100mm以上あるような丸棒鋼に対して、大きな開口を形成して焦点を形成しようとすると、使用する素子が大きすぎて装置を構成すること自体が困難であった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、装置構成を複雑化することなく、検出能および分解能を向上させることができる超音波探傷方法および超音波探傷装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る超音波探傷方法は、超音波探傷により丸棒鋼の内部の欠陥を検出する超音波探傷方法であって、非集束超音波探触子を前記丸棒鋼の円周方向に相対的に走査しながら、前記非集束超音波探触子によって超音波ビームを送受信し、前記丸棒鋼の円周方向における全周分の受信波形を記録する記録ステップと、前記丸棒鋼の直径をL、前記丸棒鋼の内部における前記超音波ビームの拡散角度をφ、前記丸棒鋼の表面から前記非集束超音波探触子までの距離をL、前記丸棒鋼の外部における前記超音波ビームの音速をV、前記丸棒鋼の内部における前記超音波ビームの音速をV、とした場合において、前記記録ステップで記録した受信波形の中から、下記式(1)を満たすような円周方向範囲θの受信波形を用いるとともに、開口合成により形成される前記超音波ビームの集束係数Jが下記式(3)を満たすように、開口合成処理を行う開口合成処理ステップと、を含むことを特徴とする。
Figure 0006500865
ただし、
Figure 0006500865
Figure 0006500865
また、本発明に係る超音波探傷方法は、上記発明において、前記記録ステップは、前記非集束超音波探触子を前記丸棒鋼の円周方向および軸方向に相対的に走査しながら、前記非集束超音波探触子によって超音波ビームを送受信し、前記丸棒鋼の円周方向における全周分、および前記丸棒鋼の軸方向における全長分の受信波形を記録し、前記開口合成処理ステップは、前記丸棒鋼の内部の軸方向における前記超音波ビームの拡散角度をφ1b、とした場合において、前記記録ステップで記録した受信波形の中から、前記式(1)を満たすような円周方向範囲θ、かつ下記式(4)を満たすような軸方向範囲Lの受信波形を用いるとともに、開口合成により形成される前記超音波ビームの集束係数Jが前記式(3)を満たすように、開口合成処理を行うことを特徴とする。
Figure 0006500865
ただし、
Figure 0006500865
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る超音波探傷装置は、超音波探傷により丸棒鋼の内部の欠陥を検出する超音波探傷装置であって、非集束超音波探触子を前記丸棒鋼の円周方向に相対的に走査しながら、前記非集束超音波探触子によって超音波ビームを送受信し、前記丸棒鋼の円周方向における全周分の受信波形を記録し、前記丸棒鋼の直径をL、前記丸棒鋼の内部における前記超音波ビームの拡散角度をφ、前記丸棒鋼の表面から前記非集束超音波探触子までの距離をL、前記丸棒鋼の外部における前記超音波ビームの音速をV、前記丸棒鋼の内部における前記超音波ビームの音速をV、とした場合において、前記記録した受信波形の中から、下記式(6)を満たすような円周方向範囲θの受信波形を用いるとともに、開口合成により形成される前記超音波ビームの集束係数Jが下記式(8)を満たすように、開口合成処理を行うことを特徴とする。
Figure 0006500865
ただし、
Figure 0006500865
Figure 0006500865
また、本発明に係る超音波探傷装置は、上記発明において、前記非集束超音波探触子を前記丸棒鋼の円周方向および軸方向に相対的に走査しながら、前記非集束超音波探触子によって超音波ビームを送受信し、前記丸棒鋼の円周方向における全周分、および前記丸棒鋼の軸方向における全長分の受信波形を記録し、前記丸棒鋼の内部の軸方向における前記超音波ビームの拡散角度をφ1b、とした場合において、前記記録した受信波形の中から、前記式(6)を満たすような円周方向範囲θ、かつ下記式(9)を満たすような軸方向範囲Lの受信波形を用いるとともに、開口合成により形成される前記超音波ビームの集束係数Jが前記式(8)を満たすように、開口合成処理を行うことを特徴とする。
Figure 0006500865
ただし、
Figure 0006500865
本発明によれば、超音波探触子を丸棒鋼に対して相対的に走査しながら受信波形を記録し、所定の走査範囲における受信波形を開口合成処理によって合成するため、少数の超音波探触子によって等価的に集束ビームを形成できるようになり、検出能および分解能が向上する。
図1は、本発明の実施形態に係る超音波探傷装置の構成を模式的に示す図である。 図2は、本発明の第1実施形態に係る超音波探傷方法において、超音波ビームが伝搬する領域を模式的に示す図である。 図3は、本発明の第1実施形態に係る超音波探傷方法において、丸棒鋼の内部で超音波ビームが伝搬する領域を模式的に示す図である。 図4は、図3におけるA部の拡大図である。 図5は、本発明の第1実施形態に係る超音波探傷方法において、丸棒鋼の内外で超音波ビームが伝搬する領域を模式的に示す図である。 図6は、本発明の第1実施形態に係る超音波探傷方法において、超音波探触子を丸棒鋼の円周方向に回転させて超音波ビームを送受信した際の、超音波ビームが伝搬する領域を模式的に示す図である。 図7は、本発明の第1実施形態に係る超音波探傷方法において、超音波探触子を丸棒鋼の円周方向に回転させて超音波ビームを送受信した際の、超音波ビームが伝搬する領域を模式的に示す図である。 図8は、本発明の第1実施形態に係る超音波探傷方法において、開口合成処理の方法を説明するための説明図である。 図9は、本発明の第2実施形態に係る超音波探傷方法において、超音波探触子の走査方法を説明するための、丸棒鋼の展開図である。 図10は、本発明の第2実施形態に係る超音波探傷方法において、丸棒鋼の内部で超音波ビームが伝搬する領域を模式的に示す図である。 図11は、本発明の第2実施形態に係る超音波探傷方法において、丸棒鋼の内部で超音波ビームが伝搬する領域を模式的に示す図である。 図12は、本発明の第1実施形態に係る超音波探傷方法において、開口合成処理の方法を説明するための説明図である。 図13は、本発明の第1実施形態に係る超音波探傷方法において、開口合成処理の方法を説明するための説明図である。 図14は、従来の超音波探傷方法を説明するための説明図である。 図15は、従来の超音波探傷方法を説明するための説明図である。 図16は、本発明の実施形態に係る超音波探傷方法と、従来の超音波探傷方法とにおいて、それぞれの超音波ビームのビーム幅を比較した図である。 図17は、本発明の実施形態に係る超音波探傷方法と、従来の超音波探傷方法とにおいて、それぞれの超音波ビームのビーム幅を比較したグラフである。
以下、本発明の実施形態に係る超音波探傷方法および超音波探傷装置について、図面を参照しながら説明する。なお、本発明は以下の実施形態に限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
実施形態に係る超音波探傷方法は、鋳造された鋼片を圧延して形成される丸棒鋼(被検体)を、水侵探傷法(以下、「水侵法」という)を利用した超音波探傷によって探傷する方法である。以下では、まず本実施形態に係る超音波探傷方法を実施する際に利用する超音波探傷装置の構成について、図1を参照しながら説明する。
超音波探傷装置1は、図1に示すように、非集束超音波探触子10と、回転駆動装置20と、媒質槽30と、情報処理装置40と、表示装置50と、を備えている。なお、同図では本発明に関係する構成のみを図示し、その他の構成は図示を省略している。
非集束超音波探触子(以下、「超音波探触子」という)10は、超音波ビームを形成し、水侵法によって丸棒鋼Sの超音波探傷を行う。超音波探触子10は、丸棒鋼Sの表面から所定間隔だけ離れた位置に配置され、後記する回転駆動装置20によって回転される丸棒鋼Sの表面(周面)を走査する。なお、超音波探触子10は、図示しない駆動装置によって、丸棒鋼Sの軸方向にも移動可能に構成されている。
回転駆動装置20は、探傷対象である丸棒鋼Sをその中心軸(図1の一点鎖線参照)回りに回転させる。媒質槽30は、例えば水等の超音波伝搬媒質が満たされており、内部に丸棒鋼Sおよび超音波探触子10が配置される。
情報処理装置40は、超音波探触子10を制御し、当該超音波探触子10によって取得された受信波形を処理する。この情報処理装置40は、具体的にはCPU、ディスク装置、メモリ装置等を備える一般的なコンピュータで構成される。情報処理装置40は、機能的には、後記する実施形態に係る超音波探傷方法における記録ステップを実行する記録手段と、開口合成処理ステップを実行する開口合成処理手段と、を備えている。
表示装置50は、超音波探傷の結果を表示するものであり、具体的には液晶ディスプレイ等で構成される。表示装置50による表示内容および表示形式は特に限定されないが、表示装置50は、例えば後記する開口合成処理ステップを経て合成した受信波形の信号レベルを、チャート等によって表示する。
[第1実施形態]
以下、超音波探傷装置1を利用した超音波探傷方法の第1実施形態について、図1〜図8を参照しながら説明する。
本実施形態では、まず図1に示すように、丸棒鋼Sの円周方向に対して超音波探触子10を相対的に走査しながら、超音波ビームの送受信を行う。具体的には、回転駆動装置20によって回転速度Vφ(deg/s)で丸棒鋼Sを回転させることにより円周方向の走査を行う。
なお、丸棒鋼Sおよび超音波探触子10は超音波伝搬媒質(ここでは水とする)によって満たされた媒質槽30内に配置されているため、超音波探触子10と丸棒鋼Sの表面(周面)との間の超音波ビームが伝搬する領域は、水によって満たされている。
このとき、例えば以下の参考文献1によれば、超音波ビームが伝搬する領域の断面図は、図2に示すようなものとなる。すなわち、超音波探触子10から送信された超音波ビームは、当該超音波探触子10の1.6X以上遠方においては、角度φで拡散する。
参考文献1:「超音波探傷試験II」、一般社団法人日本非破壊検査協会、2000年版、p17
図2において、Xは近距離音場限界距離のことであり、下記式(11)のように示すことができる。また、角度φは、丸棒鋼Sの外部(超音波伝搬媒質内)における、丸棒鋼Sの径方向(図1のxy平面)を基準とした超音波ビームの拡散角度のことであり、下記式(12)のように示すことができる。
Figure 0006500865
Figure 0006500865
上記式(11)および上記式(12)において、λは超音波ビームの波長、Dは丸棒鋼Sの径方向(図1のxy平面)を基準とした超音波探触子10の幅、をそれぞれ示している。以下では、丸棒鋼Sの表面が超音波探触子10に対して1.6X以上遠方であることを前提に説明する。
超音波ビームの屈折を考慮したとき、丸棒鋼Sの内部において、1回の送受信で超音波ビームが伝搬する領域は、図3および図4に示すものとなる。すなわち、丸棒鋼Sの径方向(図1のxy平面)を基準とした超音波ビームの角度φは、下記式(13)のように示すことができる。
Figure 0006500865
上記式(13)において、Vは丸棒鋼Sの内部における超音波ビームの音速、Vは丸棒鋼Sの外部(超音波伝搬媒質内)における超音波ビームの音速、である。
なお、図3は、丸棒鋼Sの径方向における断面を模式的に示しており、図中のLは丸棒鋼Sの表面から超音波探触子10までの距離、Lは丸棒鋼Sの直径、をそれぞれ示している。また、図4は、図3のA部を拡大したものである。同図では、丸棒鋼Sの円周方向の曲率による、丸棒鋼Sの表面の方線方向の変化は無視し、丸棒鋼Sの周面を直線で図示している。
このとき、超音波ビームの屈折の影響を考慮すると、丸棒鋼Sの内部で超音波ビームが伝搬する領域は、図5における点Pを起点に角度φで拡がる。ここで、同図における点Pは、丸棒鋼Sの内部において角度φで拡散する超音波ビームを、送信元の超音波探触子10に向かって遡った場合の起点(丸棒鋼Sの内部を拡散する超音波ビームの原点)であり、丸棒鋼Sの表面と超音波探触子10との間に存在する。また、同図におけるXは、点Pから丸棒鋼Sの表面までの距離を示している。
ここで、丸棒鋼Sに入射する超音波ビームの幅は、下記式(14)のように示すことができる。
Figure 0006500865
そして、上記式(14)は、「cosφ=cosφ=1」と近似して式変形すると、下記式(15)となる。さらに、下記式(16)に示した超音波ビームの屈折におけるスネルの法則を考慮すると、下記式(15)は下記式(17)のように示すことができる。
Figure 0006500865
Figure 0006500865
Figure 0006500865
図6は、超音波探触子10が丸棒鋼Sの円周方向に角度θだけ回転した後に超音波ビームを送受信した場合の、超音波ビームが伝搬する領域を模式的に示している。このとき、丸棒鋼Sの中心点Pと、水平方向の中心線L上において超音波ビームが伝搬する限界範囲である点Pとの距離yは、図7に示した三角関数を用いた計算により、下記式(18)のように示すことができる。
Figure 0006500865
上記式(18)では、「0deg<θ−φ<90deg」を仮定している。そして、上記式(18)は、下記式(19)のように式変形することができる。
Figure 0006500865
上記式(18)および式(19)において、Lは点P(図5参照)から丸棒鋼Sの中心点Pまでの距離であり、下記式(20)のように示すことができる。
Figure 0006500865
本実施形態では、以上を考慮した上で開口合成処理を行う。まず、図8の矢印Bに示すように、超音波探触子10を丸棒鋼Sの円周方向に相対的に走査しながら、当該超音波探触子10によって超音波ビームを送受信する。これにより、丸棒鋼Sの円周方向における全周分の受信波形を記録する(記録ステップ)。そして、1回の開口合成処理ごとに、前記記録した波形から開口合成処理に用いる波形を選択し、伝搬時間に基づいた位相整合を取った上で、丸棒鋼Sの全周分の波形を合成する(開口合成処理ステップ)。
本実施形態における開口合成処理では、開口合成によって焦点を形成する領域(図8の符号A参照)に超音波ビームが伝搬しているような配置での受信波形のみを用いる。すなわち、本実施形態では、開口合成に用いる波形を取得する際に、丸棒鋼Sの中心点Pから点Pまでの各点で超音波ビームが伝搬しているようにする。なお、図8における点Pは、開口合成の基準となる超音波探触子10(同図のハッチング参照)が存在する側と反対側の表面、すなわち超音波探触子10から最も離れた丸棒鋼Sの表面の点のことを示している。
これは、開口合成の際の超音波探触子10の位置の両端において、点Pに超音波ビームが届いているという条件であり、上記式(19)等から、この条件は下記式(21)のように示すことができる。
Figure 0006500865
また、開口合成により等価的に形成される超音波ビームは、検出能向上のために集束効果が得られるような条件でなければならない。すなわち、超音波ビームは、開口合成により合成される等価的な開口幅(合成開口の幅)をD’、焦点距離をFop、でそれぞれ表した場合において、下記式(22)で定義される集束係数Jについて、J≧1でなければならない。
Figure 0006500865
また、上記式(22)における開口幅D’は、下記式(23)のように示すことができる。
Figure 0006500865
また、上記式(22)における焦点距離Fopは、点Pに焦点を置いたとき、かつ屈折に関して平面に対する垂直入射を仮定し、下記式(24)とした上で、下記式(25)が満たされるようにする必要がある。
Figure 0006500865
Figure 0006500865
なお、ここでは点Pに対する集束のみを考慮したが、点Pで上記式(25)が成り立てば、中心点Pから点Pに至る各点で上記式(25)が成り立つ。なぜなら、点Pよりも超音波探触子10に近い場所に超音波ビームを集束させると、点Pに集束させた場合よりも焦点距離Fopが小さくなり、上記式(22)により、集束係数Jが大きくなるためである。
以上を踏まえて、本実施形態では、前記した記録ステップで記録した受信波形の中から、上記式(21)を満たすような円周方向範囲θの受信波形を用いて開口合成処理を行う。すなわち、本実施形態では、図8に示すように、基準位置(同図のハッチング参照)から±θの範囲内の受信波形を選択して開口合成することにより、中心点Pから点Pに至る各点の受信波形を取得する。そして、このような処理を、基準位置を変えながら丸棒鋼Sの全周について行うことにより、丸棒鋼Sの径方向の断面全体の受信波形を取得する。また、その際に、開口合成により形成される超音波ビームの集束係数Jが上記式(25)を満たすように、開口合成処理を行う。
本実施形態に係る超音波探傷方法によれば、超音波探触子10を丸棒鋼Sに対して相対的に走査しながら受信波形を記録し、所定の走査範囲における受信波形を開口合成処理によって合成するため、少数の超音波探触子10によって等価的に集束ビームを形成できるようになり、検出能および分解能が向上する。また、丸棒鋼Sの円周方向に集束ビームを形成するようにしたため、圧延により延伸された欠陥の検出を効果的に行うことが可能となる。
[第2実施形態]
以下、超音波探傷装置1を用いた超音波探傷方法の第2実施形態について、図9〜図13を参照(適宜図2、図5、図8も参照)しながら説明する。
本実施形態では、まず図9に示すように、丸棒鋼Sの円周方向および軸方向に対して超音波探触子10を相対的に走査しながら、超音波ビームの送受信を行う。具体的には、回転駆動装置20によって回転速度Vφ(deg/s)で丸棒鋼Sを回転させることにより円周方向の走査を行うとともに、図示しない駆動装置によって超音波探触子10を丸棒鋼Sの軸方向に速度V(mm/s)で動かすことにより軸方向の走査を行う。なお、この際の丸棒鋼Sに対する超音波探触子10の相対的な動きとしては、図9に示すように、丸棒鋼Sの表面に対してらせん状の動きとなる。
このとき、超音波ビームが伝搬する領域の断面図は、前記したように、図2に示したものとなり、超音波探触子10から送信された超音波ビームは、当該超音波探触子10に対して、1.6X以上遠方においては、角度φで拡散する。また、丸棒鋼Sの外部(超音波伝搬媒質内)における超音波ビームの拡散角度φは、前記したように、上記式(12)のように示すことができる。なお、以下においても、丸棒鋼Sの表面が、超音波探触子10に対して1.6X以上遠方である(図2参照)ことを前提に説明する。
ここで、上記式(12)において、丸棒鋼Sの径方向を基準とした超音波探触子10の幅(以下、「径方向の幅」という)と、丸棒鋼Sの軸方向を基準とした超音波探触子10の幅(以下、「軸方向の幅」という)とが異なる場合、丸棒鋼S(超音波伝搬媒質内)の外部における超音波ビームの拡散の仕方も異なる。
すなわち、超音波探触子10における径方向の幅をDとした場合、丸棒鋼Sの径方向(図1のxy平面)を基準とした超音波ビームの拡散角度φ0aは、下記式(26)のように示すことができる。また、超音波探触子10における軸方向の幅をDとした場合、丸棒鋼Sの軸方向(図1のyz平面)を基準とした超音波ビームの拡散角度φ0bは、下記式(27)のように示すことができる。
Figure 0006500865
Figure 0006500865
また、超音波ビームの屈折を考慮したとき、丸棒鋼Sの内部において、1回の送受信で超音波ビームが伝搬する領域は、図10および図11に示すものとなる。すなわち、丸棒鋼Sの径方向(図1のxy平面)を基準とした超音波ビームの拡散角度φ1aは、下記式(28)のように示すことができる。また、丸棒鋼Sの軸方向(図1のyz平面)を基準とした超音波ビームの拡散角度φ1bは、下記式(29)のように示すことができる。
Figure 0006500865
Figure 0006500865
なお、図10は、丸棒鋼Sの径方向における断面を模式的に示しており、図中のA部は図4と同様である。また、図11は、丸棒鋼Sの軸方向における断面を模式的に示している。
このとき、超音波ビームの屈折の影響を考慮すると、丸棒鋼Sの内部で超音波ビームが伝搬する領域は、前記した図5における点Pを起点に角度φで拡がる。また、同図に示すように、丸棒鋼Sに入射する超音波ビームの幅は上記式(14)のように示すことができる。そして、上記式(14)は、上記式(17)へと式変形することができる。
ここで、上記式(14)〜上記式(16)において、拡散角度φ,φは、丸棒鋼Sの径方向と軸方向とでそれぞれ異なる。しかしながら、上記式(17)においてこの違いはキャンセルされているため、点Pおよび距離Xは、丸棒鋼Sを径方向と軸方向のどちらの断面で見ても同じとなる。
本実施形態では、以上を考慮した上で開口合成処理を行う。まず、図8の矢印Bに示すように、超音波探触子10を丸棒鋼Sの円周方向に相対的に走査すると同時に、図12の矢印Cに示すように、超音波探触子10を丸棒鋼Sの軸方向に相対的に走査し、当該超音波探触子10によって超音波ビームを送受信する。これにより、丸棒鋼Sの円周方向における全周分、および丸棒鋼Sの軸方向における全長分の受信波形を記録する(記録ステップ)。そして、1回の開口合成処理ごとに、前記記録した波形から開口合成処理に用いる波形を選択し、伝搬時間に基づいた位相整合を取った上で、丸棒鋼Sの全周分および全長分の波形を合成する(開口合成処理ステップ)。
本実施形態において、丸棒鋼Sの円周方向における開口合成処理では、開口合成によって焦点を形成する領域(図8の符号A参照)に超音波ビームが伝搬しているような配置での受信波形のみを用いる。すなわち、前記した記録ステップで記録した受信波形の中から、上記式(21)を満たすような円周方向範囲θの受信波形を用いて開口合成処理を行う。
より具体的には、図8に示すように、基準位置(同図のハッチング参照)から±θの範囲内の受信波形を選択して開口合成することにより、中心点Pから点Pに至る各点の受信波形を取得する。そして、このような処理を、基準位置を変えながら丸棒鋼Sの全周について行うことにより、丸棒鋼Sの径方向の断面全体の受信波形を取得する。なお、図8において、超音波探触子10は実際には丸棒鋼Sの軸方向にも同時に移動するが、軸方向には射影してみているものとする。
また、本実施形態において、丸棒鋼Sの軸方向における開口合成処理では、開口合成によって焦点を形成する領域(図12および図13の符号A参照)に超音波ビームが伝搬しているような配置での受信波形のみを用いる。すなわち、前記した記録ステップで記録した受信波形の中から、下記式(30)を満たすような軸方向範囲Lの受信波形を用いて開口合成を行う。
より具体的には、図12および図13に示すように、基準位置(図12のハッチング参照)を中心とした軸方向範囲Lの範囲内の受信波形を選択して開口合成することにより、中心点Pから点Pに至る各点の受信波形を取得する。そして、このような処理を、基準位置を変えながら丸棒鋼Sの全長について行うことにより、丸棒鋼Sの軸方向の断面全体の受信波形を取得する。なお、図13において、超音波探触子10は実際には丸棒鋼Sの円周方向にも同時に移動するが、円周方向には円筒状に射影してみているものとする。
Figure 0006500865
ただし、
Figure 0006500865
また、ここでは中心点Pに対する開口合成のみを考慮したが、図13等から明らかなように、中心点Pで超音波ビームが届いていれば、中心点Pから点Pに至る各点で超音波ビームが届く。
以上を踏まえて、本実施形態では、前記した記録ステップで記録した受信波形の中から、上記式(21)および上記式(30)を満たすような円周方向範囲θおよび軸方向範囲Lの受信波形を用いて開口合成処理を行う。そして、その際に、開口合成により形成される超音波ビームの集束係数Jが上記式(25)を満たすように、開口合成処理を行う。
本実施形態に係る超音波探傷方法によれば、超音波探触子10を丸棒鋼Sに対して相対的に走査しながら受信波形を記録し、所定の走査範囲における受信波形を開口合成処理によって合成するため、少数の超音波探触子10によって等価的に集束ビームを形成できるようになり、検出能および分解能が向上する。また、丸棒鋼Sの円周方向および軸方向に集束ビームを形成するようにしたため、圧延により延伸された欠陥の検出を効果的に行うことが可能となる。
以下、本発明による具体的な実施例における効果を、従来の方法と比較しながら説明する。ここで、本発明と対比される従来方法1は、図14に示すように、開口合成処理を行うことなく、超音波探触子10によって丸棒鋼Sの探傷を行う超音波探傷方法である。また、従来方法2は、図15に示すように、アレイ探触子110による開口合成処理により丸棒鋼Sの探傷を行う超音波探傷方法である。
まず、本発明の第1実施形態と同様に、丸棒鋼Sの円周方向のみの探傷を行った場合について説明する。本発明、従来方法1および従来方法2に共通する条件を表1に示し、それ以外の条件を表2に示す。なお、表2の「開口合成」欄において、「±10°」とは円周方向範囲θ=±10°で開口合成を行うことを、「なし」とは開口合成を行わないことを、「16ch」とは16個の素子からなるアレイ探触子110によって開口合成を行うことを示している。
Figure 0006500865
Figure 0006500865
ここで、本発明は、以下に示すように、上記式(21)および上記式(25)をそれぞれ満たしている。
Figure 0006500865
Figure 0006500865
一方、従来方法1および従来方法2は、円周方向範囲θで開口合成を行っていないため、上記式(21)および上記式(25)をともに満たさない。
そのため、図16および図17に示すように、本発明における点Pの位置のおけるビーム幅WB1は、従来方法1のビーム幅WB2および従来方法2のビーム幅WB3よりも小さくなる。ここで、超音波探傷の際の分解能および検出能は、超音波ビームのビーム幅と反比例する。従って、ビーム幅WB1が最も小さい本発明は、集束の効果により、従来方法1,2よりも分解能および検出能が高くなる。なお、図16において、中心点Pcから点Pまでの間に示したハッチングは、各探触子による測定範囲を示している。
続いて、本発明の第2実施形態と同様に、丸棒鋼Sの円周方向および軸方向の探傷を行った場合について説明する。本発明、従来方法1および従来方法2に共通する条件を表1に示し、それ以外の条件を表3に示す。なお、表3の「開口合成」欄において、「円周方向±10° 軸方向5.6mm」とは、円周方向範囲θ=±10°かつ軸方向範囲Lで開口合成を行うことを示している。
Figure 0006500865
ここで、本発明は、以下に示すように、上記式(25)および上記式(30)をそれぞれ満たしている。
Figure 0006500865
Figure 0006500865
一方、従来方法1および従来方法2は、円周方向範囲θおよび軸方向範囲Lで開口合成を行っていないため、上記式(25)および上記式(30)をともに満たさない。
そのため、図16および図17に示すように、本発明における点Pの位置のおけるビーム幅WB1は、従来方法1のビーム幅WB2および従来方法2のビーム幅WB3よりも小さくなる。従って、ビーム幅WB1が最も小さい本発明は、集束の効果により、従来方法1,2よりも分解能および検出能が高くなる。
以上、本発明に係る超音波探傷方法および超音波探傷装置について、発明を実施するための形態および実施例により具体的に説明したが、本発明の趣旨はこれらの記載に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載に基づいて広く解釈されなければならない。また、これらの記載に基づいて種々変更、改変等したものも本発明の趣旨に含まれることはいうまでもない。
例えば第1実施形態および第2実施形態に係る超音波探傷方法では、超音波探触子10に対して丸棒鋼Sを回転(丸棒鋼Sを自転)させることにより、丸棒鋼Sの円周方向を走査していたが、それとは反対に、丸棒鋼Sに対して超音波探触子10を回転(超音波探触子10が丸棒鋼Sの周囲を公転)させることにより丸棒鋼Sの円周方向を走査しても構わない。
また、第2実施形態に係る超音波探傷方法では、丸棒鋼Sに対して超音波探触子10を軸方向に移動させることにより、丸棒鋼Sの軸方向を走査していたが、それとは反対に、超音波探触子10に対して丸棒鋼Sを軸方向に移動させることにより、丸棒鋼Sの軸方向を走査しても構わない。
1 超音波探傷装置
10 非集束超音波探触子(超音波探触子)
20 回転駆動装置
30 媒質槽
40 情報処理装置
50 表示装置
110 アレイ探触子
S 丸棒鋼

Claims (4)

  1. 超音波探傷により丸棒鋼の内部の欠陥を検出する超音波探傷方法であって、
    非集束超音波探触子を前記丸棒鋼の円周方向に相対的に走査しながら、前記非集束超音波探触子によって超音波ビームを送受信し、前記丸棒鋼の円周方向における全周分の受信波形を記録する記録ステップと、
    前記丸棒鋼の直径をL、前記丸棒鋼の内部における前記超音波ビームの拡散角度をφ、前記丸棒鋼の表面から前記非集束超音波探触子までの距離をL、前記丸棒鋼の外部における前記超音波ビームの音速をV、前記丸棒鋼の内部における前記超音波ビームの音速をV、とした場合において、前記記録ステップで記録した受信波形の中から、下記式(1)を満たすような円周方向範囲θの受信波形を用いるとともに、開口合成により形成される前記超音波ビームの集束係数Jが下記式(3)を満たすように、開口合成処理を行う開口合成処理ステップと、
    を含むことを特徴とする超音波探傷方法。
    Figure 0006500865
    ただし、
    Figure 0006500865
    Figure 0006500865
  2. 前記記録ステップは、前記非集束超音波探触子を前記丸棒鋼の円周方向および軸方向に相対的に走査しながら、前記非集束超音波探触子によって超音波ビームを送受信し、前記丸棒鋼の円周方向における全周分、および前記丸棒鋼の軸方向における全長分の受信波形を記録し、
    前記開口合成処理ステップは、前記丸棒鋼の内部の軸方向における前記超音波ビームの拡散角度をφ1b、とした場合において、前記記録ステップで記録した受信波形の中から、前記式(1)を満たすような円周方向範囲θ、かつ下記式(4)を満たすような軸方向範囲Lの受信波形を用いるとともに、開口合成により形成される前記超音波ビームの集束係数Jが前記式(3)を満たすように、開口合成処理を行うことを特徴とする請求項1に記載の超音波探傷方法。
    Figure 0006500865
    ただし、
    Figure 0006500865
  3. 超音波探傷により丸棒鋼の内部の欠陥を検出する超音波探傷装置であって、
    非集束超音波探触子を前記丸棒鋼の円周方向に相対的に走査しながら、前記非集束超音波探触子によって超音波ビームを送受信し、前記丸棒鋼の円周方向における全周分の受信波形を記録し、
    前記丸棒鋼の直径をL、前記丸棒鋼の内部における前記超音波ビームの拡散角度をφ、前記丸棒鋼の表面から前記非集束超音波探触子までの距離をL、前記丸棒鋼の外部における前記超音波ビームの音速をV、前記丸棒鋼の内部における前記超音波ビームの音速をV、とした場合において、前記記録した受信波形の中から、下記式(6)を満たすような円周方向範囲θの受信波形を用いるとともに、開口合成により形成される前記超音波ビームの集束係数Jが下記式(8)を満たすように、開口合成処理を行うことを特徴とする超音波探傷装置。
    Figure 0006500865
    ただし、
    Figure 0006500865
    Figure 0006500865
  4. 前記非集束超音波探触子を前記丸棒鋼の円周方向および軸方向に相対的に走査しながら、前記非集束超音波探触子によって超音波ビームを送受信し、前記丸棒鋼の円周方向における全周分、および前記丸棒鋼の軸方向における全長分の受信波形を記録し、
    前記丸棒鋼の内部の軸方向における前記超音波ビームの拡散角度をφ1b、とした場合において、前記記録した受信波形の中から、前記式(6)を満たすような円周方向範囲θ、かつ下記式(9)を満たすような軸方向範囲Lの受信波形を用いるとともに、開口合成により形成される前記超音波ビームの集束係数Jが前記式(8)を満たすように、開口合成処理を行うことを特徴とする請求項3に記載の超音波探傷装置。
    Figure 0006500865
    ただし、
    Figure 0006500865
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