JP6498946B2 - ガス検知装置 - Google Patents

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Description

本発明は、一般に、ガス検知装置に関し、より詳細には、煙道内のガスに含まれる特定の成分を検知するガス検知装置に関する。
特許文献1には、従来のガス検知装置が開示されている。この特許文献1記載のガス検知装置は、先端が開口した筒状のプローブと、このプローブの先端の開口に取り付けられたセルユニットとを備えている。このセルユニットは、ジルコニア等の固体電解質からなるセルを有している。
セルユニットは、プローブの先端に、煙道内に露出するように設けられている。セルユニットは、プローブが煙道壁に取り付けられた状態で、煙道内を流通するガスに、直接、晒されるように構成されている。
特開平6−148127号公報
このように、従来のガス検知装置は、先端のセルユニットが、煙道のガスに直接晒されるため、劣化しやすいという問題がある。この点について、特許文献1記載のガス検知装置は、セルユニットが交換できるように構成されているが、固体電解質からなるセルは高価であるため、ランニングコストが高くなるという問題もある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、煙道に設置される検知装置において、センサの劣化を抑制することができるガス検知装置を提供することにある。
本発明のガス検知装置は、煙道内に挿入される部位に孔部が設けられた筒状のプローブと、前記プローブ内に設けられ、前記孔部から取り込まれたガスに含まれる特定の成分を検知する半導体式ガスセンサと、前記プローブ内において前記孔部と前記半導体式ガスセンサとの間に設けられたフィルタ部とを備えていることを特徴とする。
本発明のガス検知装置は、煙道に設置された状態では、プローブの孔部から取り込まれたガスが、フィルタ部を通過した後に、半導体式ガスセンサに接触する。つまり、本発明のガス検知装置によれば、フィルタ部によって検知対象ガス以外のガスや被毒物質を除去することができるので、半導体式ガスセンサの劣化を抑制することができる。この結果、センサの交換頻度を低くすることができる。
また、本発明のガス検知装置は、前記プローブは、その内部に前記半導体式ガスセンサが設けられた本体部と、この本体部に対し取り外し自在となるように取り付けられ、前記孔部が設けられた取り外し部とを備えることが好ましい。
本発明のガス検知装置によれば、例えば、孔部が設けられた取り外し部のみを交換することも可能である。
また、本発明のガス検知装置は、前記取り外し部を前記本体部に取り付けることで前記フィルタ部がプローブ内に保持され、前記取り外し部を前記本体部から取り外すことで前記フィルタ部の保持された状態が解除されるように構成されていることが好ましい。
本発明のガス検知装置によれば、取り外し部を取り外すだけで、フィルタ部を簡単に交換することができる。
また、本発明のガス検知装置は、前記孔部が、前記取り外し部の周面に設けられた複数の貫通孔を含むことが好ましい。
また、本発明の取り外し部は、前記本体部に対して回転して取り付けられるものであり、前記孔部は、前記取り外し部の回転方向に間隔をおいて設けられた複数の貫通孔を備えていることが好ましい。
本発明のガス検知装置によれば、貫通孔の位置を回転方向に微調整することができる。この結果、例えば、貫通孔を鉛直下方に開口させることができ、取り外し部の内部に生じた結露水を排出させやすくすることができる。
また、本発明のガス検知装置は、前記フィルタ部が、活性炭フィルタ及び防水シートのうち少なくとも1つを含み、前記防水シートは、前記孔部から取り込まれたガスがプローブ内を流通するのを許容し且つ液体がプローブ内を流通するのを妨げることが好ましい。
本発明のガス検知装置によれば、フィルタ部が活性炭フィルタを含む場合には、仮に煙道を通るガスに酸化性ガスである窒素酸化物(NO)が含まれていても、活性炭フィルタによって当該窒素酸化物(NO)の通過量が抑制されるから、半導体式フィルタの誤検知を抑制することができる。また、フィルタ部が防水シートを含む場合には、半導体式ガスセンサ側に蒸気が流れるのを抑制することができる。この結果、プローブが冷えても、プローブ内においてフィルタ部よりも半導体式ガスセンサ側の領域における結露の発生を抑制できる。従って、半導体式ガスセンサが結露水に接触するのを防ぐことができる。
また、本発明のガス検知装置は、前記半導体式ガスセンサが、一酸化炭素を検知するセンサであることが好ましい。
本発明のガス検知装置によれば、フィルタ部を通過するガスに含まれる窒素酸化物(NO)が低減されるため、誤検知が抑制され、バーナの燃焼不良を検知することができる。
本発明のガス検知装置によれば、煙道に設置される検知装置において、センサの劣化を抑制することができる。
本実施形態のガス検知装置の使用状態の側面図である。 本実施形態のガス検知装置の分解斜視図である。 本実施形態のガス検知装置のプローブ先端の分解断面図である。 変形例1のガス検知装置のプローブ先端の一部破断した分解図である。 変形例2のガス検知装置のプローブ先端の一部破断した分解図である。 図6Aは変形例3のガス検知装置のプローブ先端の分解図である。図6Bは取り外し部の後方側から見た図である。 変形例4のガス検知装置のプローブ先端の分解図である。
以下、本発明の実施形態について添付図面に基づいて説明する。
本実施形態のガス検知装置2は、図1に示すように、煙道1に取り付けられ、煙道1内を流通するガス(燃焼ガス)に含まれた一酸化炭素を検知する。このガス検知装置2は、一酸化炭素を検知することで、バーナの不完全燃焼の状態を検知する。
煙道1には、バーナによって生成された燃焼ガスが流通する。煙道1は、壁11と(以下、この壁を煙道壁11という)、この煙道壁11に囲まれたガス流路12とを有する。ガス流路12は、煙道壁11の内面を含む通路である。煙道壁11には、ガス検知装置2のプローブ3を挿入するための取付孔14が設けられる。また、煙道壁11の外面には、当該壁の外面を覆うようにして断熱材13が取り付けられる。
バーナは、例えば、ガス燃料や石油燃料を燃料とする産業用のバーナである。バーナに供給された燃料が燃焼することで、燃焼ガス(以下、ガスという)が生成される。このガスには、例えば、窒素酸化物(NO),二酸化硫黄(SO),一酸化炭素(CO),二酸化炭素(CO),酸素(O),未燃ガスが主に含まれる。このガスは、煙道1内を流通し、例えば、大気中に排出される。
ガス検知装置2は、図1に示すように、煙道壁11に固定されて設置される。ガス検知装置2は、半導体式ガスセンサ6を内蔵するセンサ付きプローブ20と、半導体式ガスセンサ6の出力から検知対象の成分を検知する検知回路ブロック9とを備えている。センサ付きプローブ20は、煙道壁11の取付孔14に挿入される筒状のプローブ3と、プローブ3内に配置された半導体式ガスセンサ6と、フィルタ部7とを備えている。以下、プローブ3において、煙道1の内部側を前側、検知回路ブロック9側を後側と定義する。
プローブ3は、中心軸方向に延びた円筒形状をしている。プローブ3の先端には孔部44が設けられている。孔部44とプローブ3の内部とは通じている。プローブ3の先端は煙道1内に挿入される。従って、煙道1内を流通するガスは、孔部44を介してプローブ3内に取り込まれる。このプローブ3は、例えば、ステンレスによって構成される。プローブ3は、図2に示すように、本体部31と、取り外し部41とを備えている。
本体部31は、プローブ3の主体を構成する。本体部31は、筒体32と、煙道壁11に固定される取付フランジ37と、検知回路ブロック9を固定するための固定板39とを備えている。筒体32は、円筒状をなしており、前後方向(中心軸方向)の両端が開口している。筒体32の前側の開口端部には、取り外し部41を取り付けるための取着部33が設けられている。取着部33は、筒体32の内周面に設けられた雌ねじ部34により構成される。また、筒体32において取着部33の後方には、図3に示すように、フィルタ部7を収容するためのフィルタ収容部35が形成されている。
フィルタ収容部35は、筒体32の内径(つまり、筒体32において取着部33およびフィルタ収容部35以外の部分)よりも大径となるように形成されている。フィルタ収容部35の後端は、パッキン受け部36を介して、筒体32の後側の内周面(取着部33およびフィルタ収容部35以外の内周面)に連続している。パッキン受け部36は、筒体32の前側に臨む面により構成されており、取り外し部41を取着部33に取り付けると、取り外し部41の後端面との間で、フィルタ部7とOリング81とを挟む。
取付フランジ37は、図2に示すように、筒体32の前後方向の中間に固定されている。取付フランジ37は、筒体32に取り外し部41を取り付けた状態で、取り外し部41の前端面から所定の寸法後側に位置する箇所(例えば、100mm)に固定されている。取付フランジ37には、複数の固着具挿通孔38が設けられている。取付フランジ37は、その前面を煙道1の外面に当てた状態で、固着具挿通孔38の後側からねじ等の固着具をねじ込むことで、煙道壁11に固定される。
固定板39は、筒体32の後方の端部に固定されている。固定板39は、検知回路ブロック9を固定する。固定板39の中央には、筒体32の開口に通じる透孔40が形成されており、この透孔40に半導体式ガスセンサ6のリード線が通される。固定板39は、矩形板状をなしており、その角部に固着具挿通孔が設けられている。検知回路ブロック9は、この固着具挿通孔に通された固着具によって、固定板39に固定される。
固定板39は、取付フランジ37に対し、前後方向に離れて配置されている。この固定板39と取付フランジ37との間には、図1に示すように、煙道1の外面を覆う断熱材13が収まるように構成されている。
取り外し部41は、本体部31の前側の開口端部に取り外し自在に取り付けられる。取り外し部41は、図2に示すように、円筒状をなしており、前後方向に開口している。取り外し部41は、孔部44と、被取着部42とを備えている。
被取着部42は、本体部31の取着部33に取り付けられる。本実施形態の被取着部42は、取り外し部41の後端部の外周面に設けられた雄ねじ部43により構成されている。雄ねじ部43は、筒体32の内側に挿入される。取り外し部41は、筒体32に対して中心軸廻りに回転することで、雄ねじ部43が雌ねじ部34に螺合し、本体部31に取り付けられる。
孔部44は、プローブ3内に煙道1内のガスを取り込む。孔部44は、取り外し部41の前側の端面に設けられた前開口45と、取り外し部41の外周面に間隔をおいて設けられた複数の貫通孔46とを備えている。複数の貫通孔46は、取り外し部41の回転方向(ねじ込むための回転方向)に間隔をおいて配置されている。具体的に、複数の貫通孔46は、回転方向に90°ごとに設けられている。また、複数の貫通孔46は、前後方向に所定の間隔(例えば、約12mm)離れて設けられている。
半導体式ガスセンサ6は、ガスに含まれる特定の成分を検知する。本実施形態の半導体式ガスセンサ6は、一酸化炭素(CO)を検知するセンサである。この半導体式ガスセンサ6は、例えば、酸化スズ半導体式ガスセンサである。酸化スズ半導体式ガスセンサの感ガス素子は、酸化第二スズ(SnO)を主材とし、この主材にヒータコイルと電極が埋設されて構成されている。
半導体式ガスセンサ6は、図3に示すように、筒体32の内部に弾性体61を介して固定されている。弾性体61は、例えば、リング状のゴムによって構成されている。半導体式ガスセンサ6は、弾性体61の内部に嵌め込まれ、この状態で筒体32の内部に押し込まれて取り付けられる。半導体式ガスセンサ6は、リード線を介して検知回路ブロック9に電気的に接続されており、当該検知回路ブロック9によって制御される。
この半導体式ガスセンサ6と孔部44との間には、フィルタ部7が配置されている。フィルタ部7には、孔部44から取り込まれたガスが流通する。フィルタ部7は、図2に示すように、活性炭を含む複数の活性炭フィルタ71と、この活性炭フィルタ71の前側に配置された防水シート72とが積層されている。フィルタ部7は、半導体式ガスセンサ6よりも前側に配置されることで、半導体式ガスセンサ6が煙道1内のガスに直接触れるのを防ぐことができる。なお、活性炭フィルタ71は複数でなくてもよく、1枚であってもよい。
活性炭フィルタ71は、活性炭を含んでいる。活性炭フィルタ71は、窒素酸化物(NO)の通過量を抑制する。ここで、本実施形態の半導体式ガスセンサ6は、酸化性ガスである窒素酸化物(NO)を検知すると抵抗値が増加するのに対し、還元性ガスである一酸化炭素(CO)を検知すると抵抗値が低下する。このため、一般に、煙道1内のガスに含まれた一酸化炭素を検知するために半導体式ガスセンサ6を用いても、窒素酸化物(NO)の影響で、正確な一酸化炭素(CO)の検出ができないことがある。しかし、本実施形態のフィルタ部7は活性炭を含んでおり、窒素酸化物(NO)を除去することができる。このため、半導体式ガスセンサ6の窒素酸化物(NO)による影響を抑制することができ、一酸化炭素(CO)の検出の精度を向上させることができる。
また、煙道1内のガスには水蒸気が多く含まれる。このため、バーナが停止した後、プローブ3が冷えると、プローブ3に結露が生じやすい。この結露水が、取り外し部41の内部に生じると、フィルタ部7を濡らすことになる。このため、本実施形態のフィルタ部7は、活性炭フィルタ71の前側に防水シート72が重ねられて構成されている。
防水シート72は、孔部44から取り込まれたガスがプローブ3内を流通するのを許容し、且つ液体(蒸気を含む)がプローブ3内を流通するのを妨げる。防水シート72は、例えば、ゴアテックス(登録商標)オレオベントフィルター(ジャパンゴアテックス株式会社製)とポリエステル不織布とを積層して構成されている。なお、ポリエステル不織布は、支持材として機能するほか、埃除去用のフィルタとしても機能する。
このような構成のフィルタ部7は、次のようにして、プローブ3のフィルタ収容部35に収容される。施工者は、プローブ3の本体部31のパッキン受け部36にOリング81が当接するように配置する。次いで、Oリング81に当接するように、当該Oリング81の前方にフィルタ部7を配置する。この状態で、取り外し部41を本体部31に取り付ける。すると、本体部31のパッキン受け部36と取り外し部41の後端面との間で、フィルタ部7とOリング81とが挟持され、これにより、フィルタ部7がプローブ3内に保持される。
また、本体部31から取り外し部41を取り外すと、フィルタ部7から取り外し部41の後端面が離れ、フィルタ部7の保持状態が解除される。これにより、ユーザは、フィルタ部7が目詰まりを起こしたり、劣化したりした場合等に、簡単にフィルタ部7を交換することができる。この結果、フィルタ部7の性能が維持されて、半導体式ガスセンサ6が劣化しにくくなり、半導体式ガスセンサ6の交換頻度を低くすることができる。
本実施形態のガス検知装置2には検知回路ブロック9が設けられている。検知回路ブロック9は、半導体式ガスセンサ6を制御する。検知回路ブロック9は、半導体式ガスセンサ6と電気的に接続された制御基板と、制御基板を収納する制御ボックス91とを備えている。制御ボックス91の前面には、固定板39が当接した状態で固定されている。
なお、制御ボックス91と固定板39との間には、透孔40を囲むようにしてパッキンが設けられており、また、プローブ3の内部は防水シート72によって閉塞されている。すなわち、ガス検知装置2は、半導体式ガスセンサ6が取り付けられている箇所に水蒸気が入り込みにくい構造となっている。このため、バーナ停止後、プローブ3が冷えても、半導体式ガスセンサ6が配置される箇所には結露が生じにくい。
(本実施形態のガス検知装置の特徴)
本実施形態のガス検知装置2は、孔部44が設けられた筒状のプローブ3と、プローブ3内に設けられた半導体式ガスセンサ6とを備えている。プローブ3は、煙道1内に挿入される部分に孔部44が設けられる。半導体式ガスセンサ6は、孔部44から取り込まれたガスに含まれる特定の成分を検知する。このガス検知装置2は、プローブ3内において孔部44と半導体式ガスセンサ6との間に設けられている。
このように、プローブ3の孔部44から取り込まれたガスは、フィルタ部7を通過した後に、半導体式ガスセンサ6に接触する。このため、本実施形態のガス検知装置2によれば、フィルタ部7によって検知対象ガス以外のガスや被毒物質を除去することができるので、半導体式ガスセンサ6の劣化を抑制することができる。この結果、本実施形態のガス検知装置2は、センサの交換頻度を低くすることができる。
また、本実施形態のプローブ3は、本体部31と、孔部44が設けられた取り外し部41とを備えている。本体部31の内部には、半導体式ガスセンサ6が設けられている。取り外し部41は、本体部31に対して、取り外し自在となるように取り付けられている。そして、取り外し部41を本体部31に取り付けることで、フィルタ部7がプローブ3内に保持される。また、取り外し部41を本体部31から取り外すことで、フィルタ部7の保持された状態が解除される。
このため、本実施形態のガス検知装置2によれば、フィルタ部7を簡単に交換することができるため、フィルタ部7が目詰まりすることによる半導体式ガスセンサ6の誤作動を抑制することができる。
また、本実施形態の取り外し部41は、本体部31に対して回転して取り付けられる。孔部44は、取り外し部41の回転方向に間隔をおいて設けられた複数の貫通孔46を備えている。
このため、本実施形態のガス検知装置2によれば、貫通孔46の位置を回転方向に微調整することができる。この結果、例えば、貫通孔46を鉛直下方に開口させることができ、取り外し部41の内部に生じた結露水を排出させやすくすることができる。
また、本実施形態のフィルタ部7は、活性炭フィルタ71を含むものである。
このため、本実施形態のガス検知装置2によれば、仮に、煙道1を通るガスに酸化性ガスである窒素酸化物(NO)が含まれていても、活性炭フィルタ71によって除去することができ、半導体式フィルタの誤検知を抑制することができる。
また、本実施形態の半導体式ガスセンサ6は、一酸化炭素を検知するセンサである。
このため、本実施形態のガス検知装置2によれば、煙道1を通るガスの窒素酸化物(NO)を除去した上で、一酸化炭素を検知することができるため、バーナの燃焼不良を検知することができる。
また、本実施形態のフィルタ部7は、防水シート72を含む。防水シート72は、孔部44から取り込まれたガスがプローブ3内を流通するのを許容し、且つ、液体がプローブ3内を流通するのを妨げる。
このため、本実施形態のガス検知装置2によれば、半導体式ガスセンサ6側に蒸気が流れるのを抑制することができる。この結果、プローブ3が冷えても、プローブ3内においてフィルタ部7よりも半導体式ガスセンサ6側の領域における結露の発生を抑制できる。従って、半導体式ガスセンサ6が結露水に接触するのを防ぐことができる。
また、本実施形態の防水シート72は、活性炭フィルタ71よりも孔部44側に設けられている。
このため、本実施形態のガス検知装置2によれば、活性炭フィルタ71が水蒸気等の液体によって目詰まりしてしまうのを防ぐことができる。
(本実施形態の変形例1)
本実施形態の取り外し部41は、本体部31に対して、ねじ込み(螺合)によって回転して取り付けるものであったが、図4のような構造であってもよい(以下、この態様を変形例1という)。なお、変形例1の取着部33aおよび被取着部42a以外の構成は、本実施形態の構成と同じであるため、説明を省略する。
変形例1の被取着部42aは、複数の突起47aと、各突起47aを被取着部42aの表面から突没自在に突出させる付勢部材49aとにより構成されている。突起47aは、例えば、ハット状をなしており、下端部に抜け止め部48aが設けられている。付勢部材49aは、取り外し部41aの内部から外方に向かって各突起47aを弾性的に付勢する。付勢部材49aは、例えば、ステンレス製のばねにより構成される。また、本体部31aの取着部33aは、突起47aが入り込む複数の孔50aにより構成される。
施工者は、フィルタ収容部35にOリング81とフィルタ部7を収容した状態で、本体部31aの取着部33aに取り外し部41aの被取着部42aを取り付ける。このとき、施工者は、取り外し部41aの内部側に向かって突起47aを押し込んだ状態で、取り外し部41aの後端を本体部31aの前側の開口端部に挿入し、突起47aを孔50aに挿入させる。この状態で、取り外し部41aに設けられた複数の貫通孔46aのうちの少なくとも1つ(本実施形態では2つ)は、鉛直方向下方に開口するように配置される。
変形例1の取り外し部41aによれば、取り外し部41aを本体部31aに取り付けるだけで、貫通孔46aの開口方向を、常に下方に向けることができる。これにより、確実に、少なくとも1つの貫通孔46aが水抜き孔として機能する。
(本実施形態の変形例2)
また、本実施形態の変形例として、図5のような構造であってもよい(以下、この態様を変形例2という)。なお、変形例2の取着部33bおよび被取着部42b以外の構成は、本実施形態の構成と同じであるため、説明を省略する。
変形例2の被取着部42は、複数のねじ孔47bが設けられている。各ねじ孔47bは、取り外し部41bの径方向(回転中心となる軸に直角な方向)に貫通している。本体部31bの取着部33bは、ねじ孔47bに対応する箇所に、挿入孔48bが形成される。
施工者は、取り外し部41bの後端を、本体部31bの前側の開口端部に挿入し、この状態で挿入孔48bにビス49bをねじ込む。これによって、取り外し部41bは、本体部31bに固定される。
(本実施形態の変形例3)
また、本実施形態の変形例として、図6のような構造であってもよい(以下、この態様を変形例3という)。なお、変形例3の取着部33cおよび被取着部42c以外の構成は、本実施形態の構成と同じであるため、説明を省略する。
変形例3の被取着部42cは、取り外し部41cの外面に設けられた複数の係止突起47cにより構成される。係止突起47cは、軸部48cと、軸部48cの先端に設けられて当該軸部48cよりも大きく形成された膨大部49cとで構成される。係止突起47cは、例えば、ビスを取り外し部41cにねじ込み、取り外し部41cの外面と膨大部49cとの間に距離をおいた状態でビスを固定することで構成される。
被取着部42cは、本体部31cの前側の開口端部において、前側に向かって開口するスリット部50cにより構成される。スリット部50cは、取り外し部41cの挿入方向(つまり、プローブ3の中心軸方向)に延びた横孔部51cと、横孔部51cの後端から取り外し部41cの回転方向に延びた周孔部52cとで構成されている。横孔部51cと周孔部52cとは連続している。
施工者は、係止突起47cを横孔部51cに挿入するようにして、取り外し部41cを本体部31cの前側の開口端部に挿入し、係止突起47cが横孔部51cの後端にまで位置させ、この状態で、取り外し部41cを回転させる。これによって、取り外し部41cは、本体部31cに固定される。
(本実施形態の変形例4)
本実施形態の取り外し部41は、貫通孔46が前後方向に複数設けられており、前後方向に見て同じ位置に設けられていたが、例えば、図7の変形例の貫通孔46dのように、45°ずらして配置してもよい。
すなわち、変形例4の取り外し部41dは、本体部31dに対して回転して取り付けられる。取り外し部41dは、その回転方向に間隔をおいて複数の貫通孔46dが設けられている。回転方向に並ぶ貫通孔46dは、取り外し部41dの回転軸方向にも離れて配置されている(回転軸方向にずれている)。
このように、貫通孔46dが回転方向に間隔をおいて設けられていれば、複数の貫通孔46dのうちのいずれか1つの貫通孔46dを鉛直下方に位置させやすくすることができる。
なお、上記実施形態および変形例1〜4においては、取り外し部の後端は、本体部の筒体の内部に挿入される態様であったが、本発明のガス検知装置は、取り外し部の後端の内部に、本体部の筒体の先端が入り込むような構造であってもよい。この場合、フィルタ部は、取り外し部の内部に配置される。
また、本実施形態のフィルタ部7は、活性炭フィルタ71と防水シート72とが積層されたものであったが、本発明のフィルタ部は、活性炭フィルタ71と防水シート72とのいずれか一方だけで構成されてもよい。
また、本実施形態のガス検知装置2は、プローブ3の固定板39に検知回路ブロック9が固定されていたが、この検知回路ブロック9は、プローブ3に固定されていなくてもよい。また、本発明のガス検知装置として、検知回路ブロック9が設けられなくてもよく、つまり、センサ付きプローブ20だけで構成されてもよい。
また、本実施形態のフィルタ部7は、本体部31と取り外し部41との間で保持され、フィルタ部7のみを交換する構造であったが、例えば、フィルタ部7を取り外し部41に固定的に設け、当該取り外し部41を取り換えることでフィルタ部を交換するように構成されてもよい。
1 煙道
11 煙道壁
12 ガス流路
13 断熱材
2 ガス検知装置
20 センサ付きプローブ
3 プローブ
31 本体部
32 筒体
33 取着部
34 雌ねじ部
35 フィルタ収容部
36 パッキン受け部
41 取り外し部
42 被取着部
43 雄ねじ部
44 孔部
45 前開口
46 貫通孔
6 半導体式ガスセンサ
7 フィルタ部
71 活性炭フィルタ
72 防水シート
9 検知回路ブロック

Claims (6)

  1. 煙道内に挿入される部位に孔部が設けられた筒状のプローブと、
    前記プローブ内に設けられ、前記孔部から取り込まれたガスに含まれる特定の成分を検知する半導体式ガスセンサと、
    前記プローブ内において前記孔部と前記半導体式ガスセンサとの間に設けられたフィルタ部とを備え
    前記フィルタ部は、防水シートを含む、ガス検知装置。
  2. 前記フィルタ部は、活性炭フィルタを更に含む、請求項1記載のガス検知装置。
  3. 前記半導体式ガスセンサが一酸化炭素を検知するセンサである、請求項1または請求項2記載のガス検知装置。
  4. 煙道内に挿入される部位に孔部が設けられた筒状のプローブと、
    前記プローブ内に設けられ、前記孔部から取り込まれたガスに含まれる特定の成分を検知する半導体式ガスセンサと、
    前記プローブ内において前記孔部と前記半導体式ガスセンサとの間に設けられたフィルタ部とを備え、
    前記プローブは、
    その内部に前記半導体式ガスセンサが設けられた本体部と、
    この本体部に対し取り外し自在となるように取り付けられ、前記孔部が設けられた取り外し部と
    を含む、ガス検知装置。
  5. 前記取り外し部を前記本体部に取り付けることで前記フィルタ部がプローブ内に保持され、前記取り外し部を前記本体部から取り外すことで前記フィルタ部の保持された状態が解除されるように構成された、請求項4記載のガス検知装置。
  6. 前記孔部は、前記取り外し部の周面に設けられた複数の貫通孔を含む、請求項4または請求項5記載のガス検知装置。
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