JP5699182B2 - 電解水生成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、装置本体に着脱可能な浄水カートリッジを備えた電解水生成装置に関する。
電解水生成装置では、一般的に、着脱可能な浄水カートリッジ(以下、純正カートリッジともいう)を備えており、浄水カートリッジは、浄水した積算水量や積算時間等に応じて定期的な交換が必要である。しかしながら、近年、電解水生成装置の製造メーカー以外の第三者が、その装置専用の浄水カートリッジと同様の形状および大きさで交換用の浄水カートリッジ(以下、交換用カートリッジともいう)を製造・販売している。このような交換用カートリッジを使用すると、電解水生成装置の正確な機能が損なわれたり、その安全性が確保できなかったりといった問題が生じる。
このような問題に関連して、特許文献1には、溶接作業に使用される産業用の排気装置、真空クリーナー等または循環中に液体がろ過される流体回路内で使用可能なろ過装置において、フィルタを交換した場合における取り付けが不正確だったり、間違った型式を取り付けたりするなどの問題を解決する技術が開示されている。具体的には、この特許文献1のろ過装置およびフィルタの組立体は、フィルタに設けられた電子ラベルと、ろ過装置に設けられた読み取り手段とを有しており、読み取り手段は、電子ラベルの保有するフィルタに関する情報を読み取り、適正な型式のフィルタが正確に取り付けられているか否かを点検し、これにより不適切なフィルタの取り付けを回避するものである。
また、特許文献2には、電解整水装置において、交換用カートリッジを使用できないようにできる技術が開示されている。具体的には、この特許文献2では、純正カートリッジのケーシングの任意の部分にICタグを設け、本体にこのICタグに対して情報の読み書きを行うリード・ライター装置を設けている。このリード・ライター装置は、ICタグに組込んでおいたUID(User Identifier)を識別可能に構成されており、これにより本体に取り付けられた浄水カートリッジが純正カートリッジであるか否かを検知するものである。
特許文献3には、保護外殻下に埋め込まれたRFIDタグを備えたろ過装置が開示されている。この特許文献3では、その内蔵型RFIDタグへのデータの書き込みおよび読み出しによって、ローディングマップの作成、並びに流体ろ過装置の監視、追加および交換を容易にしている。
特許文献4には、還元水素水生成装置において、下端部に通水用の孔を有する2つの突状部が設けられた浄水カートリッジホルダ(浄水カートリッジを含む)を装置本体の凹部に上から嵌合させて、浄水カートリッジを装置本体に取り付ける取付構造が開示されている(特許文献4の図10参照)。
特開2004−148299号公報 特開2012−16643号公報 特表2007−527318号公報 特許第4010453号公報
電解水生成装置の装置本体に取り付けられた浄水カートリッジが純正カートリッジか否かの識別を行う近距離無線通信用の無線タグとしてパッシブ型無線タグを使用する場合、無線タグは、読み書き装置からアンテナに受けた電波を電力に変換し、その電力によって制御回路や記憶回路等を動作させる。このようなパッシブ型無線タグは、例えば浄水カートリッジのケーシングの外表面等に設けられる。しかしながら、浄水カートリッジ内に水が流れると、水がない場合と比較してアンテナの共振点が変わるため、パッシブ型無線タグにおける受信電力が低下し、無線タグ内の回路の動作が不安定になることがある。そのため、カートリッジへの通水の有無(アンテナの共振点の変化)によらずに安定した受信電力を確保するには、無線タグと読み書き装置との距離をできるだけかつ安定的に近接させることが望まれる。また、アクティブ型無線タグや電池内蔵型の無線タグにおいても、無線通信の安定性を向上させるためには、無線タグと読み書き装置との距離をできるだけかつ安定的に近接させることが望ましい。
また、装置本体に着脱可能な浄水カートリッジおよび浄水カートリッジから排出された水を電気分解する電解槽が収容された電解水生成装置においては、水の電気分解用の電源として高電圧および高電流の電源を使用するため、例えば浄水カートリッジの着脱時に装置内に水漏れが発生した場合、漏水による漏電や故障等の恐れがあり、浄水カートリッジから装置本体への水漏れを確実に防止することが望まれる。
特許文献1および2には、無線タグを用いてカートリッジが純正であるか否かを検知する技術が開示されているが、通水の有無(アンテナの共振点の変化)によらずに安定した受信電力を確保するという課題、および課題解決のための具体的構成(例えば無線タグと読み書き装置との距離を近づけるための具体的構成等)については記載も示唆もされていない。
また、特許文献4記載の技術では、浄水カートリッジホルダを嵌合するための凹部が装置本体に形成されているが、例えば下端部に通水口を有する浄水カートリッジを通水後の交換時に取り外すことを考えた場合、必ずしも水漏れ防止のために十分な貯水容量を有しているとはいえない。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その主な目的は、無線タグと読み書き装置とを安定して近接配置することを可能にし、かつ浄水カートリッジの着脱時等における水漏れを確実に防止することを可能にした電解水生成装置を提供することにある。
上記の目的を達成するため、本発明では、電解水生成装置において、装着部に装着された浄水カートリッジの外周を囲むように装着部から上方に向かって延びるガイド部を設け、このガイド部により無線タグと読み書き装置との距離が一定範囲に保たれるように浄水カートリッジの傾倒を規制することをした。
すなわち、本発明の第1態様では、装置本体の装着部に着脱可能な浄水カートリッジと、浄水カートリッジから吐出された水を電気分解する電解槽とを備えた電解水生成装置であって、この電解水生成装置は、浄水カートリッジの周壁部に設けられた近距離無線通信用の無線タグと、装置本体に、前記装着部に装着された浄水カートリッジの無線タグと近接して対向するように設けられ、無線タグとの間で通信する読み書き装置とを備えている。装置本体には、装着部に装着された浄水カートリッジの外周を囲むように装着部から上方に向かって延び、無線タグと読み書き装置との距離が一定範囲に保たれるように浄水カートリッジの傾倒を規制するガイド部が設けられており、前記ガイド部は、前記装着部に装着された浄水カートリッジの無線タグと前記読み書き装置との間において該浄水カートリッジの外周の一部を囲み、かつ、前記装置本体内の空間を分割するように上下方向に延びる壁部と、前記装着部に装着された浄水カートリッジの外周の残部を囲むように該装着部から上方に向かって延び、該浄水カートリッジの外周に沿った周方向の両端部がそれぞれ前記壁部の幅方向両端部に接続され、前記壁部より低いガイドプレートとを有し、前記壁部と前記ガイドプレートとによって前記浄水カートリッジの外周を囲んでその傾倒を規制するように構成されている。
この態様によると、装置本体のガイド部によって、装着部に装着された浄水カートリッジの傾倒が規制され、無線タグと読み書き装置との距離が一定範囲に保たれるため、浄水カートリッジが装着部に装着された状態においては無線タグと読み書き装置との距離を安定的に近接状態に保持することができる。また、このガイド部は、浄水カートリッジの外周を囲むように装着部から上方に向かって延びているため、例えば浄水カートリッジの着脱時において、浄水カートリッジに残留していた水や装置本体側(例えば電解槽)に残留していた水が着脱のための接続部分から排出された場合においても、その水はガイド部によって外部への流出がせき止められる。これにより、水がガイド部の囲いの外に漏出することがない。したがって、無線タグと読み書き装置とを安定して近接配置することができ、かつ浄水カートリッジの着脱等による装置本体等への水漏れを確実に防止することができる。
本発明の第2態様では、第1態様記載の電解水生成装置において、無線タグは、電力伝送および無線通信を行うための平面型アンテナを有しており、ガイドプレートの高さは、装着部に装着された前記浄水カートリッジにおける平面型アンテナの上端位置よりも低いことを特徴とする。
この態様によると、仮にガイド部内に水が一杯に溜まった場合においても、無線タグの平面型アンテナの少なくとも一部(上部)は水面よりも高い位置に位置していることになる。これにより、ガイド部内が浸水した場合において、平面型アンテナの水による受信電力の低下の影響を軽減することができる。
本発明の第3態様では、第2態様記載の電解水生成装置において、ガイドプレートの高さは、装着部に装着された浄水カートリッジにおける平面型アンテナの下端位置よりも低いことを特徴とする。
この態様によると、仮にガイド部内に水が一杯に溜まった場合においても、無線タグの平面型アンテナの全体が水面よりも高い位置に位置していることになる。これにより、ガイド部内が浸水した場合において、平面型アンテナの水による受信電力の低下の影響を排除することができる。
本発明の第態様では、第1態様記載の電解水生成装置において、浄水カートリッジの下端部には、水の流入口および流出口のうちの少なくともいずれか一方が、浄水カートリッジ底面の中心以外の部位に設けられており、装置本体の装着部には、水の流入口および流出口のうちの少なくともいずれか一方と対応するように連通孔が設けられている。
この態様によると、浄水カートリッジの水の流入口および流出口のうちの少なくともいずれか一方(以下、通水口ともいう)は、浄水カートリッジ底面の中心以外の部位に配置されているため、無線タグを設ける位置を決定するための基準にすることができる。具体的には、浄水カートリッジが装置本体の装着部に装着された状態において、通水口の位置を基準にして、読み書き装置と近接対向するように無線タグを設けることができる。これにより、浄水カートリッジを装着部に装着すると自助的に無線タグが読み書き装置と近接して対向するように位置決めされ、より安定的に無線タグと読み書き装置とを近接配置することができる。
本発明によれば、電解水生成装置において、浄水カートリッジに設けられた無線タグと読み書き装置とを安定して近接配置することができ、かつ浄水カートリッジから装置本体等への水漏れを確実に防止することができる。
実施形態に係る電解水生成装置を斜め後方上側から見た斜視図である。 実施形態に係る電解水生成装置の内部構成を示す概略図である。 実施形態に係る電解水生成装置の分解斜視図である。 (a)は浄水カートリッジ斜視図であり、(b)は無線通信タグの構成を示す概略図である。 装置本体に浄水カートリッジを装着した状態を示す斜視図である。 装置本体に浄水カートリッジを装着した状態を示す斜視図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用範囲あるいはその用途を制限することを意図するものではない。
図1〜5は、実施形態に係る電解水生成装置Aを示した図であり、電解水生成装置Aは装置本体40を収容するためのハウジング10を備える。
ハウジング10は、図1および図3に示すように、互いに対向して配置された上下方向に延びる対向パネル11,12と、両対向パネル11,12の上端および下端間をそれぞれ一体に接続する上パネル14および底パネル16と、両対向パネル11,12の前端(図1で左側)間を一体に接続し、かつハウジング10の外方に向かって断面円弧形状に突出するように形成された接続パネル13とを備えている。このハウジング10には、電解水生成装置Aの後方に配置された収容カバー15が、装置本体40に装着される浄水カートリッジ80を収容するように接続されており、装置本体40に取り外し可能に取り付けられている。上パネル14には、厚さ方向に貫通する通水用の貫通孔14aが形成されている。なお、以下の説明において、「前」とは接続パネル13側を、「後」とは収容カバー15側を指すものとする。また、「右」とは対向パネル11側を、「左」とは対向パネル12側を指すものとする。
電解水生成装置Aは、さらに、ハウジング10の上パネル14の上面から上方に突出する円筒状のキャップ21と、キャップ21の外周側面に水平方向に向かって延びるように接続され、かつ吐水方向が変更可能なフレキシブル管からなる吐水管22と、吐水管22の先端に取り付けられた吐水ノズル23とを備えている。
装置本体40は、図2および図3に示すように、周壁部としての下端部寄りの外周面に無線タグとしてのRFIDタグ90が貼り付けられた水道水を浄水するための浄水カートリッジ80と、浄水カートリッジ80で浄水した水を電気分解することによって電解水を生成する電解槽51と、電解槽51に電解用電源を供給する電源回路等が搭載された制御基板50と、ハウジング10内において浄水カートリッジ80、電解槽51及び制御基板50をそれぞれ収容する空間を分割する分割フレーム30と、装置本体40に浄水カートリッジ80を着脱可能に取り付けるカートリッジ取付部60と、RFIDタグ90との間で無線通信する読み書き装置70とを備えている。
電解槽51で生成された電解水素水(電解還元水)は、流水管26、接続部25およびハウジング10のキャップ21を介して吐水管22に接続されている。具体的には、流水管26の一端は、電解槽51のケースに取り付けられ、流水管26の他端は、接続部25の一端に接続されている。これにより、電解水生成装置Aからは、例えば使用者の外部からの操作に応じて選択された吐水状態の水が吐水ノズル23から吐水される。吐水状態とは、例えば、水素水(還元水)、酸性水および浄水のように吐水ノズル23から吐水する水の種別およびそのpHの高低の状態等のことを指す。また、接続部25の他端は、キャップ21を介して吐水管22に接続されている。
分割フレーム30は、図2及び図3に示すように、制御基板50と電解槽51との間に立設された板状の第1中間フレーム31と、電解槽51と浄水カートリッジ80との間に立設されかつ第1中間フレーム31よりも高い第2中間フレーム32とを備えている。また、第1中間フレーム31の上端と第2中間フレーム32との上端とは、段部を有する板状の連結フレーム33によって一体に接続されている。さらに、連結フレーム33の第2フレーム側(上段部分)の前後方向の中程には、図3に示すように、左側端部から内方に向かって延びるU字形状の切欠部33aが形成されており、接続部25はこの切欠部33aに嵌め込まれて装置本体40に固定されている。また、第1中間フレーム31の下端部には左右両側において前側に延びかつその中央に厚さ方向の貫通孔が形成された板状の固定片36,36が一体形成され、底パネル16の対応する位置に形成された係合孔16a,16aにネジ等によって固定される。
カートリッジ取付部60は、第2中間フレーム32の下端部から後方に延びるように、かつ後側が円弧形状に一体形成された装着部としての装着パネル61と、装着パネル61の後側の外周縁から浄水カートリッジ80の外周を囲むように上方に延びる板状のガイド部としてのガイドプレート62とをさらに備えている。装着パネル61には、浄水カートリッジ80における後述する水の流入部83および流出部84と対応した位置にそれぞれ上下方向に貫通する連通孔からなる流入孔61aおよび流出孔61bが形成されている。具体的には、流出孔61bは装着パネル61の略中央部分に、また流入孔61aは流出孔61bよりも左前方にそれぞれ形成されている。また、装着パネル61の左右両後側には厚さ方向に貫通孔61c,61cが形成され、底パネル16の対応する位置に形成された係合孔16b,16bにネジ等によって固定される。
このようなガイドプレート62を設けることによって、例えば浄水カートリッジ80の着脱時において、浄水カートリッジ80に残留していた水が流入部83や流出部84から排出されたり、装置本体40側(例えば電解槽51)に残留していた水が流出孔61bを介して吐出したりする場合においても、水の外部への流出がガイドプレート62によってせき止められる。これにより、水がガイドプレート62の外に漏出することがない。また、ガイドプレート62は、その高さが装着パネル61に装着された浄水カートリッジ80の上下中央位置よりも低くなるように設けられている。これにより、浄水カートリッジ80上下中央位置に比べて、ガイドプレート62の方が高い場合(例えば、ガイドプレート62が浄水カートリッジ80の上端近くまで延びる場合)と比較して、浄水カートリッジ80の着脱時に、浄水カートリッジ80をよりスムーズに傾倒させつつまたは傾倒させることなく取出方向にスライドさせることができるようになる。したがって、浄水カートリッジ80の着脱が容易になる。
なお、第2中間フレーム32は、浄水カートリッジ80が装着パネル61に取り付けられた状態において、浄水カートリッジ80と対向する面がカートリッジ本体81およびカートリッジキャップ82の側面の形状に応じて丸みを帯びた形状に形成されていてもよい。
読み書き装置70は、第2中間フレーム32の前側において、底パネル16の表面から上下方向に立設された矩形板状の支持部71と、支持部71の上端に上下方向に一体に接続され、支持部71よりも左右方向に幅広に形成された矩形板状の読み書き部72とを備えている。読み書き部72には、第2中間フレーム32と対向する側にRFIDタグ90との間で電力伝送および無線通信を行うためのアンテナ(図示しない)が設けられている。
浄水カートリッジ80は、図3および図4に示すように、上端が開口されかつフィルタを収容するための有底円筒形状のカートリッジ本体81と、カートリッジ本体81の上端部にネジによって螺合締結されて浄水カートリッジ80の上端開口を密閉するカートリッジキャップ82と、カートリッジ本体81の下端部に下側に突出するように一体形成され、カートリッジ本体81内に連結する流入口を有する流入部83および同様の流出口を有する流出部84とを備えている。流出部84は、浄水カートリッジ80の下端部の略中心に装着パネル61の流出孔61bと対応するように形成されており、流入部83は、浄水カートリッジ80が装着パネル61に取り付けられた状態において流出部84より左前側であり、かつ装着パネル61の流入孔61aと対応する位置に形成されている。
このように、流入部83を浄水カートリッジ80の底面の中心以外の場所に設けることによって、流入部83の位置を基準にして、読み書き装置70の位置に近接対向するようにRFIDタグ90を設ける(貼りつける)ことができる。
RFIDタグ90は、外周縁に沿って形成された平面型アンテナ91と、平面型アンテナ91の両端部と接続された記憶回路等が搭載されたIC(Iintegrated Ccircuit )92とを備え、浄水カートリッジ80の下端部寄りの外周面に貼り付けられている。具体的には、流入部83の位置を基準として、流入部83側の外周面に貼り付けられている。
これにより、図5に示すように、浄水カートリッジ80が装着パネル61に装着されたとき、RFIDタグ90と読み書き装置70とが近接対向する。このとき、ガイドプレート62が浄水カートリッジ80の下部周辺を囲んでいるため、装着された浄水カートリッジ80が傾倒することはない。これにより、RFIDタグ90と読み書き装置70とを安定して近接配置することができる。また、浄水カートリッジ80が装着パネル61に装着された状態において、RFIDタグ90の平面型アンテナ91の上端位置は、ガイドプレート62の上端位置よりも高い。これにより、仮にガイドプレート62内に水が一杯になるように浸水した場合においても、RFIDタグ90の平面型アンテナ91の少なくとも上部は水面よりも高い位置にある。したがって、ガイドプレート62内が浸水した場合において、平面型アンテナ91の水による受信電力の低下の影響を軽減することができる。さらに、ガイドプレート62の高さは、装着パネル61に装着された浄水カートリッジ80の全長の1/10よりも高くなっている。これにより、浄水カートリッジ80を取り外す場合において、浄水カートリッジ80や装置本体40側(例えば電解槽51)に残水があったときでも、漏水をほぼ確実に防ぐことができる。
なお、平面型アンテナ91およびIC92の表面は、RFIDタグ90が浸水した場合でも濡れないように耐水性のシート(図示しない)で覆われている。
IC92の記憶回路(図示しない)には、あらかじめUID(User Identifier)が記憶されており、このUIDを読み書き装置70が読み取って、適正な浄水カートリッジが取り付けられているか否かを点検する。具体的には、制御基板50に搭載された制御回路(図示しない)が読み書き装置70で読み取られたUIDを受け取り、適正な浄水カートリッジが取り付けられているか否かを判定する。制御回路は、例えば中央演算装置(CPU)やマイクロコンピュータなどで実現できる。なお、上記の点検の結果、不適正な浄水カートリッジが取り付けられていた場合に、制御基板50の制御回路は、電解槽51による水の電気分解を停止したり、吐水ノズル23からの吐水を停止したり、不適正な浄水カートリッジへの水の流入を阻止するように制御してもよい。このように不適正な浄水カートリッジへの水の流入を阻止することにより、仮に浄水カートリッジが粗悪なもの(例えば、浄水が十分に行われないものや浄水カートリッジから有害な物質等が排出されるもの)であった場合に、浄水カートリッジから電解水生成装置内の構成物(例えば電解槽等)に有害な物質等が流入することを阻止することができる。
また、IC92には、読み書き装置70から各種情報の書き込みおよび読み出しが可能である。例えば、浄水カートリッジ80を通水した積算の水量、浄水カートリッジ80を交換してからの積算時間、浄水カートリッジ80の時間および水量による寿命等を書き込み/読み出ししてもよい。さらに、水素水、酸性水および浄水のような吐水状態ごとの積算時間を記録するようにしてもよい。また、所定の水量を使用するまでの積算時間を所定の水量毎に記録するようにしてもよい。このような記憶情報は、例えば浄水カートリッジの交換時期の報知に加えて、電解水生成装置Aや浄水カートリッジ80の不具合が発生した際の解析などに用いることができる。さらに上記のように積算水量を記憶することにより、浄水カートリッジ80を使用している途中で装着先の機器を変更したときでも、積算途中の水量から再カウントし、その再カウント結果に基づいて、浄水カートリッジ80の交換時期を報知することができる。
また、浄水カートリッジ80の出荷前検査において、検査した回数を検査装置からIC92の記憶回路に書込むようにしてもよい。このように検査回数を記憶することにより、未検査の状態で出荷されることを防ぐことができる。
以上のように、本実施形態によると、装置本体40の装着パネル61の後側の外周縁から浄水カートリッジ80の外周を囲むように上方に延びる板状のガイドプレート62を設けることによって、装置本体40や浄水カートリッジ80の残留水等のガイドプレート62外への漏水が防がれる。さらに、ガイドプレート62は、装着された浄水カートリッジ80を囲むように上下方向に延びているため、装着された浄水カートリッジ80が傾倒することはない。すなわち、RFIDタグ90と読み書き装置70とを安定して近接配置することができ、かつ浄水カートリッジ80から装置本体40等への水漏れを確実に防止することができる。
[その他の実施形態]
以上、本発明を好ましい実施形態により説明してきたが、種々の改変が可能である。
例えば、上記の実施形態において、RFIDタグ90は浄水カートリッジ80の下端部寄りの外周に貼りつけられているものとしたが、これに限られるものではない。例えば、図6に示すように、浄水カートリッジ80が装着パネル61に装着された状態において、RFIDタグ90は、平面型アンテナ91の下端位置が、ガイドプレート62の上端位置よりも高くなるように、浄水カートリッジ80に貼りつけられてもよい。このとき、支持部71の高さもRFIDタグ90の貼り付け位置に応じて上方向に延ばすようにする。これにより、ガイドプレート62内が浸水した場合においても、RFIDタグ90の平面型アンテナ91は全体が水の影響を受けない。これにより、ガイドプレート62内が浸水した場合において、平面型アンテナ91の浸水による受信電力の低下の影響を排除することができる。また、ガイドプレート62の高さを変えることによって、RFIDタグ90の平面型アンテナ91の位置とガイドプレート62上端の位置を調整してもかまわない。
また、上記の実施形態では、近距離無線通信用の無線タグとして、パッシブ型のRFIDタグを用いる例について説明したが、他の無線タグを用いてもかまわない。例えば、アクティブ型のRFIDタグや電池内蔵型のRFIDタグを用いてもよいし、他の無線タグを用いてもかまわない。
また、本実施形態では、浄水カートリッジ80の水の流入部83は、浄水カートリッジ80の下端に設けられているものとしたが、下端以外の部分(例えば上端)に設けられていてもかまわない。
A 電解水生成装置(飲用水処理装置)
40 装置本体
51 電解槽
61 装着パネル(装着部)
61a 流入孔(連通孔)
61b 流出孔(連通孔)
62 ガイドプレート(ガイド部)
70 読み書き装置
80 浄水カートリッジ
90 RFIDタグ(無線タグ)
91 平面型アンテナ

Claims (4)

  1. 装置本体の装着部に着脱可能な浄水カートリッジと、前記浄水カートリッジから吐出された水を電気分解する電解槽とを備えた電解水生成装置であって、
    前記浄水カートリッジの周壁部に設けられた近距離無線通信用の無線タグと、
    前記装置本体に、前記装着部に装着された前記浄水カートリッジの前記無線タグと近接して対向するように設けられ、前記無線タグとの間で通信する読み書き装置とを備えており、
    前記装置本体には、前記装着部に装着された前記浄水カートリッジの外周を囲むように該装着部から上方に向かって延び、前記無線タグと前記読み書き装置との距離が一定範囲に保たれるように該浄水カートリッジの傾倒を規制するガイド部が設けられており、
    前記ガイド部は、
    前記装着部に装着された浄水カートリッジの無線タグと前記読み書き装置との間において該浄水カートリッジの外周の一部を囲み、かつ、前記装置本体内の空間を分割するように上下方向に延びる壁部と、
    前記装着部に装着された浄水カートリッジの外周の残部を囲むように該装着部から上方に向かって延び、該浄水カートリッジの外周に沿った周方向の両端部がそれぞれ前記壁部の幅方向両端部に接続され、前記壁部より低いガイドプレートとを有し、
    前記壁部と前記ガイドプレートとによって前記浄水カートリッジの外周を囲んでその傾倒を規制するように構成されている
    ことを特徴とする電解水生成装置。
  2. 請求項1記載の電解水生成装置において、
    前記無線タグは、電力伝送および無線通信を行うための平面型アンテナを有しており、
    前記ガイドプレートの高さは、前記装着部に装着された前記浄水カートリッジにおける前記平面型アンテナの上端位置よりも低い
    ことを特徴とする電解水生成装置。
  3. 請求項2記載の電解水生成装置において、
    前記ガイドプレートの高さは、前記装着部に装着された前記浄水カートリッジにおける前記平面型アンテナの下端位置よりも低い
    ことを特徴とする電解水生成装置。
  4. 請求項1記載の電解水生成装置において、
    前記浄水カートリッジの下端部には、水の流入口および流出口のうちの少なくともいずれか一方が、該浄水カートリッジ底面の中心以外の部位に設けられており、
    前記装置本体の装着部には、前記水の流入口および流出口のうちの少なくともいずれか一方と対応するように連通孔が設けられている
    ことを特徴とする電解水生成装置。
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