JP6498100B2 - エンジン - Google Patents
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Description
特許文献1のものでは、寒冷時に分離液ドレイン通路が氷結で閉塞されることがある。その原因は次のように推定される。
寒冷時にエンジンを始動した後、短時間でエンジンを停止すると、エンジン運転中に発生したブローバイガス中の水分が、エンジン停止後にオイルセパレータの底部で凝縮し、エンジン停止中に氷結する。これが何度も繰り返されると、氷結が成長し、分岐液ドレイン通路が氷結で閉塞される。
この場合、オイルセパレータでブローバイガスから分離したオイルや水分を含む分離液がオイルセパレータから排出されず、再ミスト化され、オイルセパレータのオイルや水分の分離機能が低下する。
図2に例示するように、エンジン本体(1)とブローバイガス通路(4)とオイルセパレータ(5)と分離液ドレイン通路(6)を備え、ブローバイガス通路(4)はエンジン本体(1)から導出され、オイルセパレータ(5)はブローバイガス通路(4)に設けられ、分離液ドレイン通路(6)はオイルセパレータ(5)の底部(7)とエンジン本体(1)の間に設けられている、エンジンにおいて、
図1(A)〜(D),図4(A)〜(C),図5(A)〜(C)に例示するように、オイルセパレータ(5)はドレインヒータ(8)を備え、ドレインヒータ(8)はオイルセパレータ(5)の底部(7)に配置され、
図1(A)(E),図4(A),図5(A)に例示するように、ドレインヒータ(8)を構成するパイプ状ヒータ(18)は、放熱パイプ(38)を放熱体(22)とし、
パイプ状ヒータ(18)は、ホルダ(37)と放熱パイプ(38)と発熱部(39)を備え、ホルダ(37)は筒状に形成され、図3(A)〜(D)に例示するように、放熱パイプ(38)は外パイプ(38a)とこの外パイプ(38a)内の内パイプ(38b)で構成され、発熱部(39)の熱が外パイプ(38a)と内パイプ(38b)に伝達され、外パイプ(38a)内で内パイプ(38b)の内外を通過する分離液(6a)が、外パイプ(38a)と内パイプ(38b)からの放熱で加熱されるように構成され、
図1(A),図4(A),図5(A)に例示するように、放熱パイプ(38)の上端部は、ホルダ(37)からドレイン導出パイプ(17)内に突出されている、ことを特徴とするエンジン。
請求項1に係る発明は、次の効果を奏する。
《効果》 寒冷時に分離液ドレイン通路が氷結で閉塞される不具合を抑制することができる。
図1(A)〜(D),図4(A)〜(C),図5(A)〜(C)に例示するように、オイルセパレータ(5)はドレインヒータ(8)を備え、ドレインヒータ(8)はオイルセパレータ(5)の底部(7)に配置されているので、ブローバイガス(4a)中の水分がオイルセパレータ(5)の底部(7)に溜まっても、ドレインヒータ(8)の発熱により、氷結が成長せず、寒冷時に分離液ドレイン通路(6)が氷結で閉塞される不具合を抑制することができる。
《効果》 ドレイン導出パイプの氷結を抑制することができる。
図1(A)(D),図4(A),図5(A)に例示するように、オイルセパレータ(5)の底部(7)はドレイン導出パイプ(17)を備え、ドレインヒータ(8)の放熱体(22)はドレイン導出パイプ(17)に配置されているので、ドレイン導出パイプ(17)の氷結を抑制することができる。
請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明の効果に加え、次の効果を奏する。
《効果》 オイルセパレータの底部を効率的に加熱することができる。
図1(A)(B),図4(A)(B),図5(A)(B)に例示するように、ドレインヒータ(8)を構成するシート状のヒータ(15)の発熱体(9)はオイルセパレータ(5)の底壁(7a)に沿って配置されているので、広範囲に亘って発熱体(9)を配置することができ、オイルセパレータ(5)の底部(7)を効率的に加熱することができる。
請求項3に係る発明は、請求項1または請求項2に係る発明の効果に加え、次の効果を奏する。
《効果》 逆流抑制装置の氷結を抑制することができる。
図1(A)〜(C),図4(A)〜(C),図5(A)〜(C)に例示するように、ドレインヒータ(8)を構成するシート状のヒータ(15)(16)の発熱体(9)は逆流抑制装置(11)に配置されているので、逆流抑制装置(11)の氷結を抑制することができる。
請求項4に係る発明は、請求項3に係る発明の効果に加え、次の効果を奏する。
《効果》 逆流抑制装置を効率的に加熱することができる。
図4(A)(B)に例示するように、ドレインヒータ(8)を構成するシート状のヒータ(15)の発熱体(9)は逆止弁室周壁(12)の外周面に沿って配置されているので、広範囲に亘って発熱体(9)を配置することができ、逆流抑制装置(11)を効率的に加熱することができる。
請求項5に係る発明は、請求項3または請求項4に係る発明の効果に加え、次の効果を奏する。
《効果》 フロート部の氷結を抑制することができる。
図5(A)〜(C)に例示するように、ドレインヒータ(8)を構成するシート状のヒータ(16)の発熱体(9)は逆止弁(13)のフロート部(13b)に配置されているので、フロート部(13b)の氷結を抑制することができる。
請求項6に係る発明は、請求項1から請求項5のいずれかに係る発明の効果に加え、次の効果を奏する。
《効果》 発熱体の汚染を防止することができる。
図1(A)〜(C),図4(A)〜(C),図5(A)〜(C)に例示するように、オイルセパレータ(5)は樹脂層(14)を備え、ドレインヒータ(8)を構成するシート状のヒータ(15)の発熱体(9)は樹脂層(14)内に埋設されているので、ブローバイガス(4a)等の接触による発熱体(9)の汚染を防止することができる。
請求項7に係る発明は、請求項1から請求項6のいずれかに係る発明の効果に加え、次の効果を奏する。
《効果》 オイルセパレータの内底部を効率的に加熱することができる。
図1(A)(B),図4(A)(B),図5(A)(B)に例示するように、オイルセパレータ(5)は放熱板(10)を備え、放熱板(10)はオイルセパレータ(5)の内底部に配置され、ドレインヒータ(8)を構成するシート状のヒータ(15)の発熱体(9)の熱が放熱板(10)でオイルセパレータ(5)の内底部に放熱されるように構成されているので、オイルセパレータ(5)の内底部を効率的に加熱することができる。
請求項8に係る発明は、請求項1から請求項7のいずれかに係る発明の効果に加え、次の効果を奏する。
《効果》 既存のエンジンへのドレインヒータの追加を容易に行うことができる。
図1(A)〜(C),図4(A)〜(C)に例示するように、ドレインヒータ(8)を構成するシート状のヒータ(15)はPTCヒータ(15)で構成されているので、既存のエンジンにドレインヒータ(8)を追加しても、PTCヒータ(15)のPTC特性により、センサーやマイコン等による外部的制御を必要とせず、既存のエンジンへのドレインヒータ(8)の追加を容易に行うことができる。
請求項9に係る発明は、請求項1から請求項8のいずれかに係る発明の効果に加え、次の効果を奏する。
《効果》 発熱体の配置の自由度を高めることができる。
図5(A)〜(C)に例示するように、ドレインヒータ(8)を構成するシート状のヒータ(16)はIHヒータ(16)で構成されているので、発熱体(9)にワイヤを接続する必要がなく、発熱体(9)の配置の自由度を高めることができる。
請求項10に係る発明は、請求項1から請求項9のいずれかに係る発明の効果に加え、次の効果を奏する。
《効果》 寒冷時に分離液ドレイン通路が氷結で閉塞される不具合を抑制することができる。
図1(A),図2に例示するように、ブローバイガス通路(4)はブローバイガスヒータ(19)を備えているので、ブローバイガス(4a)が加熱され、ブローバイガス(4a)中の水分がオイルセパレータ(5)内で凝縮し難く、分離液ドレイン通路(6)が氷結で閉塞される不具合を抑制することができる。
請求項11に係る発明は、請求項10に係る発明の効果に加え、次の効果を奏する。
《効果》 寒冷時に分離液ドレイン通路が氷結で閉塞される不具合を抑制することができる。
図1(A)に例示するように、キースイッチ(20)がエンジン運転位置(20a)に投入されたエンジン運転中は、キースイッチ(20)を介した電源(23)からの通電でブローバイガスヒータ(19)が発熱され、キースイッチ(20)がエンジン停止位置(20b)に投入されたエンジン停止後の所定時間は、キースイッチ(20)とタイマ(21)を介した電源(23)からの通電でドレインヒータ(8)が発熱されるように構成されているので、ブローバイガス(4a)中の水分がオイルセパレータ(5)の底部(7)に溜まっても、ドレインヒータ(8)の発熱により、氷結が成長せず、寒冷時に分離液ドレイン通路(6)が氷結で閉塞される不具合を抑制することができる。
エンジンの概要は、次の通りである。
図2に示すように、エンジン本体(1)とブローバイガス通路(4)とオイルセパレータ(5)と分離液ドレイン通路(6)を備え、ブローバイガス通路(4)はエンジン本体(1)から導出され、オイルセパレータ(5)はブローバイガス通路(4)に設けられ、分離液ドレイン通路(6)はオイルセパレータ(5)の底部(7)とエンジン本体(1)の間に設けられている。
シリンダブロック(25)はクランクケース(25a)とシリンダ部(25b)を備え、クランクケース(25a)の上部にシリンダ部(25b)が設けられている。シリンダヘッド(26)はシリンダ部(25b)の上部に組み付けられ、シリンダヘッドカバー(27)はシリンダヘッド(26)の上部に組み付けられ、ブリーザ室(28)はシリンダヘッドカバー(27)に設けられている。オイルパン(29)はクランクケース(25a)の下部に組み付けられている。吸気通路(31)はエアクリーナ(30)とシリンダヘッド(26)との間に設けられ、排気通路(32)はシリンダヘッド(26)から導出されている。ブローバイガス通路(4)はブリーザ室(28)と吸気通路(31)の間に設けられている。オイルセパレータ(5)はブローバイガス通路(4)の途中に設けられている。
この第1実施形態は、3個のドレインヒータ(8)を備えている。
第1のドレインヒータ(8)は、シート状のPTCヒータ(15)で、オイルセパレータ(5)の底部(7)の底壁(7a)に配置され、第2のドレインヒータ(8)は、シート状のPTCヒータ(15)で、オイルセパレータ(5)の底部(7)の逆流抑制装置(11)に配置され、第3のドレインヒータ(8)は、パイプ状ヒータ(18)で、オイルセパレータ(5)の底部(7)のドレイン導出パイプ(17)に配置されている。
第1のドレインヒータ(8)の発熱体(9)は、シート状で、オイルセパレータ(5)の底壁(7a)の内面及び/又は外面に沿って配置することができる。この第1実施形態では、第1のドレインヒータ(8)の発熱体(9)は、オイルセパレータ(5)の底壁(7a)の内面に沿って配置されている。
第2のドレインヒータ(8)の発熱体(9)はシート状で、逆止弁室周壁(12)の内面、外面、逆止弁(13)の弁体(13a)、フロート部(13b)、弁座(13c)のうち、1以上の部分に配置することができる。この第1実施形態では、第2のドレインヒータ(8)の発熱体(9)は逆止弁室周壁(12)の内面に沿って配置されている。
樹脂層(14)はウレタン樹脂製のポッテング材で、オイルセパレータ(5)の底壁(7a)の内面に沿う第1のドレインヒータ(8)のシート状の発熱体(9)と、逆止弁室周壁(12)の内面に沿う第2のドレインヒータ(8)のシート状の発熱体(9)が樹脂層(14)内に埋設されて、固定されている。
放熱板(10)は円環状の銅板で構成され、第1のドレインヒータ(8)の発熱体(9)の発熱面よりも広い面積の受熱面と放熱面を備え、樹脂層(14)の上面に接触している。
パイプ状ヒータ(18)は、ホルダ(37)と放熱パイプ(38)と発熱部(39)を備え、ホルダ(37)は筒状に形成され、放熱パイプ(38)は外パイプ(38a)とこの外パイプ(38a)内の内パイプ(38b)で構成され、発熱部(39)の熱が外パイプ(38a)と内パイプ(38b)に伝達され、外パイプ(38a)内で内パイプ(38b)の内外を通過する分離液(6a)が、外パイプ(38a)と内パイプ(38b)からの放熱で加熱されるように構成されている。
パイプ状ヒータ(18)では、外パイプ(38a)の内周面に内パイプ(38b)の外周面が接触し、発熱部(39)の熱が外パイプ(38a)を介して内パイプ(38b)に伝達されるように構成されている。
放熱パイプ(38)の上端部は、ホルダ(37)からドレイン導出パイプ(17)内に突出されている。
図3(B)(C)(D)に示すように、放熱パイプ(38)は第1〜第3変形例のように変形して用いることができる。
また、図3(C)に示す第2変形例では、複数の内パイプ(38b)は外パイプ(38a)の中心軸線(38c)と平行に向きであるが、図3(D)に示す第3変形例では、複数の内パイプ(38b)は外パイプ(38a)の中心軸線(38c)と平行な向きに対し、傾斜状に交差している。放熱パイプ(38)の第1〜第3変形例では、基本例と同様、外パイプ(38a)を内パイプ(38b)よりも突出させ、或いは、外パイプ(38a)を内パイプ(38b)よりも突出させて用いることができる。
ブローバイガスヒータ(19)は第3のドレインヒータ(8)を構成するパイプ状ヒータ(18)と同じ構造で、オイルセパレータ(5)の入口パイプ(35)と出口パイプ(36)にそれぞれ配置され、ブローバイガスヒータ(19)の放熱パイプ(38)の一端部は、ホルダ(37)からオイルセパレータ(5)の入口パイプ(35)内と出口パイプ(36)内に突出している。
キースイッチ(20)がエンジン運転位置(20a)に投入されたエンジン運転中は、キースイッチ(20)を介した電源(23)からの通電でブローバイガスヒータ(19)が発熱され、キースイッチ(20)がエンジン停止位置(20b)に投入されたエンジン停止後の所定時間は、キースイッチ(20)とタイマ(21)を介した電源(23)からの通電でドレインヒータ(8)が発熱されるように構成されている。
電源(23)はバッテリである。
この第2実施形態では、第1のドレインヒータ(8)の発熱体(9)はオイルセパレータ(5)の底壁(7a)の外面に沿って配置され、第2のドレインヒータ(8)の発熱体(9)は逆止弁室周壁(12)の外周面に沿って配置されている。これらのシート状の発熱体(9)は、いずれも樹脂層(14)内に埋設され、固定されている。
他の構成及び機能は、図1(A)〜(E)に示す第1実施形態と構成及び機能と同じで、図4(A)〜(C)中、第1実施形態と同一の要素には、図1(A)〜(E)と同一の符号を付しておく。
この第3実施形態では、第1のドレインヒータ(8)と第2のドレインヒータ(8)はシート状のIHヒータ(16)で構成されている。
第1のドレインヒータ(8)の発熱体(9)は、オイルセパレータ(5)の底壁(7a)に沿って配置されている。
第1のドレインヒータ(8)の発熱体(9)は、シート状で、オイルセパレータ(5)の底壁(7a)の内面及び/又は外面に沿って配置することができる。この第3実施形態では、第1のドレインヒータ(8)の発熱体(9)は、オイルセパレータ(5)の底壁(7a)の内面に沿って配置されている。
第2のドレインヒータ(8)の発熱体(9)はシート状で、逆止弁室周壁(12)の内面、外面、或いは逆止弁(13)の弁部(13a)、フロート部(13b)、弁座(13c)のうち、1以上の部分に配置することができる。この第3実施形態では、第2のドレインヒータ(8)の発熱体(9)は逆止弁(13)のフロート部(13b)の外面に沿って配置されている。
第1と第2のドレインヒータ(8)の発熱体(9)は鉄製のシートである。
第1のドレインヒータ(8)のIHコイル(41)は、シート状で、オイルセパレータ(5)の底壁(7a)の内面及び/又は外面に沿って配置することができる。この第3実施形態では、第1のドレインヒータ(8)の発熱体(9)は、オイルセパレータ(5)の底壁(7a)の外面に沿って配置されている。
第2のドレインヒータ(8)のIHコイル(41)はシート状で、逆止弁室周壁(12)の内面、外面、或いは逆止弁(13)の弁部(13a)、フロート部(13b)、弁座(13c)のうち、1以上の部分に配置することができる。この第3実施形態では、第2のドレインヒータ(8)のIHコイル(41)は、逆止弁室周壁(12)の外面に沿って配置されている。
キースイッチ(20)がエンジン運転位置(20a)に投入されたエンジン運転中は、キースイッチ(20)を介した電源(23)からの通電でブローバイガスヒータ(19)が発熱され、キースイッチ(20)がエンジン停止位置(20b)に投入されたエンジン停止後の所定時間は、キースイッチ(20)とタイマ(21)とIH制御回路(42)を介した電源(23)からの通電でドレインヒータ(8)が発熱されるように構成されている。
IH制御回路(42)は高周波電力をIHコイル(41)に送るインバータ回路部とインバータ回路部を制御する制御部を備えている。
他の構成及び機能は、図1(A)〜(E)に示す第1実施形態と構成及び機能と同じで、図5(A)〜(C)中、第1実施形態と同一の要素には、図1(A)〜(E)と同一の符号を付しておく。
(2) ブリーザ室
(3) 吸気通路
(4) ブローバイガス通路
(5) オイルセパレータ
(6) 分離液ドレイン通路
(6a) 分離液
(7) 底部
(7a) 底壁
(8) ドレインヒータ
(9) 発熱体
(10) 放熱板
(11) 逆流抑制装置
(12) 逆止弁室周壁
(13) 逆止弁
(13a) 弁部
(13b) フロート部
(13c) 弁座
(14) 樹脂層
(15) PTCヒータ
(16) IHヒータ
(17) ドレイン導出パイプ
(18) 放熱体
(19) ブローバイガスヒータ
(20) キースイッチ
(20a) エンジン運転位置
(20b) エンジン停止位置
(21) タイマ
(22) 放熱体
(23) 電源
Claims (11)
- エンジン本体(1)とブローバイガス通路(4)とオイルセパレータ(5)と分離液ドレイン通路(6)を備え、ブローバイガス通路(4)はエンジン本体(1)から導出され、オイルセパレータ(5)はブローバイガス通路(4)に設けられ、分離液ドレイン通路(6)はオイルセパレータ(5)の底部(7)とエンジン本体(1)の間に設けられている、エンジンにおいて、
オイルセパレータ(5)はドレインヒータ(8)を備え、ドレインヒータ(8)はオイルセパレータ(5)の底部(7)に配置され、
オイルセパレータ(5)の底部(7)はドレイン導出パイプ(17)を備え、ドレインヒータ(8)の放熱体(22)はドレイン導出パイプ(17)に配置され、
ドレインヒータ(8)を構成するパイプ状ヒータ(18)は、放熱パイプ(38)を放熱体(22)とし、
パイプ状ヒータ(18)は、ホルダ(37)と放熱パイプ(38)と発熱部(39)を備え、ホルダ(37)は筒状に形成され、放熱パイプ(38)は外パイプ(38a)とこの外パイプ(38a)内の内パイプ(38b)で構成され、発熱部(39)の熱が外パイプ(38a)と内パイプ(38b)に伝達され、外パイプ(38a)内で内パイプ(38b)の内外を通過する分離液(6a)が、外パイプ(38a)と内パイプ(38b)からの放熱で加熱されるように構成され、
放熱パイプ(38)の上端部は、ホルダ(37)からドレイン導出パイプ(17)内に突出されている、ことを特徴とするエンジン。 - 請求項1に記載されたエンジンにおいて、
ドレインヒータ(8)を構成するシート状のヒータ(15)の発熱体(9)はオイルセパレータ(5)の底壁(7a)に沿って配置されている、ことを特徴とするエンジン。 - 請求項1または請求項2に記載されたエンジンにおいて、
オイルセパレータ(5)の底部(7)は逆流抑制装置(11)を備え、逆流抑制装置(11)は逆止弁室周壁(12)と逆止弁(13)を備え、逆止弁室周壁(12)はオイルセパレータ(5)の底壁(7a)から下向きに突設され、逆止弁(13)は逆止弁室周壁(12)内に収容され、分離液ドレイン通路(6)からオイルセパレータ(5)への分離液(6a)の逆流を抑制するように構成され、
ドレインヒータ(8)を構成するシート状のヒータ(15)(16)の発熱体(9)は逆流抑制装置(11)に配置されている、ことを特徴とするエンジン。 - 請求項3に記載されたエンジンにおいて、
ドレインヒータ(8)を構成するシート状のヒータ(15)の発熱体(9)は逆止弁室周壁(12)の外周面に沿って配置されている、ことを特徴とするエンジン。 - 請求項3または請求項4に記載されたエンジンにおいて、
ドレインヒータ(8)を構成するシート状のヒータ(16)の発熱体(9)は逆止弁(13)のフロート部(13b)に配置されている、ことを特徴とするエンジン。 - 請求項1から請求項5のいずれかに記載されたエンジンにおいて、
オイルセパレータ(5)は樹脂層(14)を備え、ドレインヒータ(8)を構成するシート状のヒータ(15)の発熱体(9)は樹脂層(14)内に埋設されている、ことを特徴とするエンジン。 - 請求項1から請求項6のいずれかに記載されたエンジンにおいて、
オイルセパレータ(5)は放熱板(10)を備え、放熱板(10)はオイルセパレータ(5)の内底部に配置され、ドレインヒータ(8)を構成するシート状のヒータ(15)の発熱体(9)の熱が放熱板(10)でオイルセパレータ(5)の内底部に放熱されるように構成されている、ことを特徴とするエンジン。 - 請求項1から請求項7のいずれかに記載されたエンジンにおいて、
ドレインヒータ(8)を構成するシート状のヒータ(15)はPTCヒータ(15)で構成されている、ことを特徴とするエンジン。 - 請求項1から請求項8のいずれかに記載されたエンジンにおいて、
ドレインヒータ(8)を構成するシート状のヒータ(16)はIHヒータ(16)で構成されている、ことを特徴とするエンジン。 - 請求項1から請求項9のいずれかに記載されたエンジンにおいて、
ブローバイガス通路(4)はブローバイガスヒータ(19)を備えている、ことを特徴とするエンジン。 - 請求項10に記載されたエンジンにおいて、
キースイッチ(20)とタイマ(21)と電源(23)を備え、キースイッチ(20)を介して電源(23)にブローバイガスヒータ(19)が連携され、キースイッチ(20)とタイマ(21)を介して電源(23)にドレインヒータ(8)が連携され、
キースイッチ(20)がエンジン運転位置(20a)に投入されたエンジン運転中は、キースイッチ(20)を介した電源(23)からの通電でブローバイガスヒータ(19)が発熱され、キースイッチ(20)がエンジン停止位置(20b)に投入されたエンジン停止後の所定時間は、キースイッチ(20)とタイマ(21)を介した電源(23)からの通電でドレインヒータ(8)が発熱されるように構成されている、ことを特徴とするエンジン。
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