JP2016056763A - エンジンのブリーザ装置 - Google Patents

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睦久 石原
Mutsuhisa Ishihara
睦久 石原
隆行 市川
Takayuki Ichikawa
隆行 市川
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Abstract

【課題】ブローバイガス還流通路の閉塞によるクランク室の内圧の異常上昇を防止することができるエンジンのブリーザ装置を提供する。【解決手段】ブローバイガス3がブローバイガス還流経路2を介して吸気経路4に還流されるエンジンのブリーザ装置において、圧抜き通路5を備え、クランク室6の内圧が所定圧を越えた場合には、クランク室6の内圧が圧抜き通路5から抜けるように構成され、圧抜き通路5にヒータ7が設けられている。ブローバイガス還流経路2は、オイル分離器8を備え、圧抜き通路5は、ブローバイガス還流経路2よりも短く構成され、圧抜き通路5を介してブローバイガス3が吸気経路4に還流されるように構成されている。【選択図】 図1

Description

本発明は、エンジンのブリーザ装置に関し、詳しくは、ブローバイガス還流通路の閉塞によるクランク室の内圧の異常上昇を防止することができるエンジンのブリーザ装置に関する。
従来、エンジンのブリーザ装置として、ブローバイガスがブローバイガス還流経路を介して吸気経路に還流されるものがある(例えば、特許文献1参照)。
この種のブリーザ装置によれば、吸気経路に還流されたブローバイガスが燃焼室で再燃焼され、大気の汚染を抑制することができる利点がある。
しかし、特許文献1のものでは、ブローバイガス還流経路以外にクランク室の内圧を逃がす手段を備えていないため、問題がある。
特開2006−170164号公報(図1参照)
《問題点》 クランク室の内圧が異常上昇することがある。
特許文献1のものでは、ブローバイガス還流経路以外にクランク室の内圧を逃がす手段を備えていないため、寒冷時に比較的長いブローバイガス還流経路のどこかが、ブローバイガスに含まれる水分の凍結等で閉塞された場合には、クランク室の内圧が異常上昇することがある。
本発明の課題は、ブローバイガス還流経路の閉塞によるクランク室の内圧の異常上昇を防止することができるエンジンのブリーザ装置を提供することにある。
本発明の発明者らは、研究の結果、圧抜き通路を設け、クランク室の内圧が所定圧を越えた場合には、クランク室の内圧が圧抜き通路から抜けるように構成すれば、ブローバイガス還流経路の閉塞によるクランク室の内圧の異常上昇を防止することができる点に着目し、この発明に至った。
請求項1に係る発明の発明特定事項は、次の通りである。
図1に例示するように、ブローバイガス(3)がブローバイガス還流経路(2)を介して吸気経路(4)に還流されるエンジンのブリーザ装置において、
図1に例示するように、圧抜き通路(5)を備え、クランク室(6)の内圧が所定圧を越えた場合には、クランク室(6)の内圧が圧抜き通路(5)から抜けるように構成され、
圧抜き通路(5)にヒータ(7)が設けられている、ことを特徴とするエンジンのブリーザ装置。
(請求項1に係る発明)
請求項1に係る発明は、次の効果を奏する。
《効果》 クランク室の内圧の異常上昇を防止することができる。
図1に例示するように、圧抜き通路(5)を備え、クランク室(6)の内圧が所定圧を越えた場合には、クランク室(6)の内圧が圧抜き通路(5)から抜けるように構成されているため、寒冷時に比較的長いブローバイガス還流経路(2)のどこかが、ブローバイガス(3)に含まれる水分の凍結等で閉塞された場合にも、クランク室(6)の内圧が圧抜き通路(5)から抜け、クランク室(6)の内圧の異常上昇を防止することができる。
《効果》 寒冷時の圧抜きを確実に行うことができる。
図1に例示するように、圧抜き通路(5)にヒータ(7)が設けられているため、寒冷時にブローバイガス還流経路(2)が、ブローバイガス(3)に含まれる水分の凍結等で閉塞された場合であっても、圧抜き通路(5)はヒータ(7)によって水分等の凍結による閉塞を免れ、寒冷時の圧抜きを確実に行うことができる。
(請求項2に係る発明)
請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明の効果に加え、次の効果を奏する。
《効果》 圧抜き通路によるクランク室の圧抜き機能の有効性が高い。
図1に例示するように、ブローバイガス還流経路(2)はオイル分離器(8)を備えているため、寒冷時にオイル分離器(8)でブローバイガス(3)に含まれた水分の凍結が起こり易く、圧抜き通路(5)によるクランク室(6)の圧抜き機能の有効性が高い。
(請求項3に係る発明)
請求項3に係る発明は、請求項1または請求項2に係る発明の効果に加え、次の効果を奏する。
《効果》 ヒータの設置距離を短くすることができる。
図1に例示するように、圧抜き通路(5)は、ブローバイガス還流経路(2)よりも短く構成されているため、ヒータ(7)の設置距離を短くすることができる。
《効果》 大気の汚染を抑制することができる。
図1に例示するように、圧抜き通路(5)を介してブローバイガス(3)が吸気経路(4)に還流されるように構成されているため、ブローバイガス還流経路(2)が閉塞された場合には、圧抜き通路(5)から吸気経路(4)に還流されたブローバイガス(3)が燃焼室(11)で再燃焼され、大気の汚染を抑制することができる。
(請求項4に係る発明)
請求項4に係る発明は、請求項1または請求項2に係る発明の効果に加え、次の効果を奏する。
《効果》 圧抜き通路の構成を簡素化することができる。
圧抜き通路(5)は大気に開放されているため、圧抜き通路(5)の構成を簡素化することができる。
(請求項5に係る発明)
請求項5に係る発明は、請求項1から請求項4に係る発明の効果に加え、次の効果を奏する。
《効果》 ヒータの通電回路を簡素化することができる。
ヒータ(7)に自己温度制御特性を備えたPTCヒータが用いられているため、ヒータ(7)の通電回路を簡素化することができる。
本発明の実施形態に係るエンジンのブリーザ装置の模式図である。
図1は本発明の実施形態に係るエンジンのブリーザ装置を説明する図であり、この実施形態では、水冷の立形多気筒ディーゼルエンジンのブリーザ装置について説明する。
このエンジンの概要は、次の通りである。
シリンダブロック(12)の上部にシリンダヘッド(13)が組み付けられ、シリンダヘッド(13)の上部にシリンダヘッドカバー(14)が組み付けられ、シリンダブロック(12)の前部に調時伝動ケース(15)が組み付けられ、調時伝動ケース(15)の前部に水ポンプ(16)が配置され、水ポンプ(16)の前方にエンジン冷却ファン(17)が配置されている。シリンダブロック(12)の下部にはクランク室(6)が設けられ、クランク室(6)内にクランク軸(6a)が架設され、クランク室(6)の後方にフライホイール(30)が配置され、クランク室(6)の下部にオイルパン(18)が組み付けられ、オイルパン(18)内にはエンジンオイル(19)が溜められている。
シリンダヘッド(13)の横一側には吸気マニホルド(20)が組付けられ、横他側には排気マニホルド(図外)が組み付けられている。
このエンジンのブリーザ装置の構成は、次の通りである。
図1に示すように、ブリーザ装置は、ブローバイガス(3)がブローバイガス還流経路(2)を介して吸気経路(4)に還流されるように構成されている。
ブローバイガス還流経路(2)は、シリンダヘッドカバー(14)に形成されたブリーザ室(1)から導出されている。ブローバイガス還流経路(2)は、クランク室(6)から導出されたものであってもよい。
吸気経路(4)は、エアクリーナ(28)と吸気供給通路(29)と吸気マニホルド(20)とを備え、吸気供給通路(29)の途中にブローバイガス還流経路(2)の終端が接続されている。
図1に示すように、ブリーザ装置は、圧抜き通路(5)を備え、クランク室(6)の内圧が所定圧を越えた場合には、クランク室(6)の内圧が圧抜き通路(5)から抜けるように構成されている。
圧抜き通路(5)にヒータ(7)が設けられている。
圧抜き通路(5)にリリーフ弁(21)が設けられ、クランク室(6)の内圧が所定圧を越えた場合には、リリーフ弁(21)が開弁し、クランク室(6)の内圧が圧抜き通路(5)から抜けるように構成されている。
圧抜き通路(5)はブリーザ室(1)と吸気経路(4)の吸気供給通路(29)との間に介設され、クランク室(6)の内圧は、ブリーザ室(1)を介して吸気供給通路(29)に抜ける。
図1に示すように、ブローバイガス還流経路(2)は、オイル分離器(8)を備えている。
オイル分離器(8)は内部に邪魔板(8a)を備え、邪魔板(8a)にブローバイガス(3)を衝突させ、邪魔板(8a)の表面にブローバイガス(3)に含まれるエンジンオイル(19)を凝集させ、ブローバイガス(3)からエンジンオイル(19)を分離させるものである。オイル分離器(8)は、内部にフィルタ(図外)を備えたものであってもよい。
オイル分離器(8)でオイル分離されたブローバイガス(3)は、吸気経路(4)の吸気供給通路(29)に流出し、吸気供給通路(29)を通過する吸気(31)と混合され、吸気マニホルド(20)に送られる。
オイル分離器(8)で分離されたエンジンオイル(19)はオイルドレンパイプ(8b)からオイルパン(18)に戻される。
図1に示すように、圧抜き通路(5)は、ブローバイガス還流経路(2)よりも短く構成され、圧抜き通路(5)を介してブローバイガス(3)が吸気経路(4)に還流されるように構成されているクローズドタイプのものである。
圧抜き通路(5)はシリンダヘッドカバー(14)に形成されたブリーザ室(1)からシリンダヘッドカバー(14)外に導出されている。
圧抜き通路(5)は大気に開放されているオープンタイプのものであってもよい。
ヒータ(7)には、PTCヒータが用いられている。
PTCヒータとは、PTC特性を持ったヒータをいう。PTCとは正温度係数の略称で、PTC特性とは、温度が上がるにつれ、電気抵抗値が正の係数を持って変化する性質のことをいう。PTCヒータは、ある一定の温度(キュリー温度)を超えると急減に抵抗値が増大するために外部から温度制御をしなくても一定の温度を保とうとする働きがあり、冷えている時は大電流を流して急減に発熱し、温度が上がると自己の特性で電流を制御して過熱しすぎない特性がある。
ヒータ(7)は、キースイッチ(9)と連携されている。
ヒータ(7)は、キースイッチ(9)のオン位置(25)に電気的に接続されている。ヒータ(7)の電源はバッテリ(23)である。
キースイッチ(9)には、オン位置(25)の他、グロー位置(10)、オフ位置(24)、スタート位置(26)がある。オン位置(25)には、ヒータ(7)の他、オイルスイッチ(図示せず)等が接続されている。グロー位置(10)には、燃焼室(11)に差し込まれたグロープラグ(22)が電気的に接続されている。グロープラグに代えて、吸気ヒータを用いてもよい。燃焼室(11)は、シリンダ(32)に内嵌されたピストン(33)とシリンダヘッド(13)との間に形成されている。スタート位置(26)には、スタータ(27)が電気的に接続されている。
グロープラグ(22)、オイルスイッチ、スタータ(27)の電源は、バッテリ(23)である。
キースイッチ(9)がオフ位置に投入されている間は、バッテリ(23)からエンジン各部への通電はなされず、キースイッチ(9)がグロー位置(10)に投入されると、グロープラグ(22)に通電され、グロープラグ(22)が発熱し、キースイッチ(9)がオン位置(25)に投入されると、スタータ(27)を除き、ヒータ(7)やオイルスイッチ等に通電がなされ、キースイッチ(9)がスタート位置(26)に投入されると、スタータ(27)に通電がなされ、クランキングによりエンジンが始動される。
(1) ブリーザ室
(2) ブローバイガス還流経路
(3) ブローバイガス
(4) 吸気経路
(5) 圧抜き通路
(6) クランク室
(7) ヒータ
(8) オイル分離器

Claims (5)

  1. ブローバイガス(3)がブローバイガス還流経路(2)を介して吸気経路(4)に還流されるエンジンのブリーザ装置において、
    圧抜き通路(5)を備え、クランク室(6)の内圧が所定圧を越えた場合には、クランク室(6)の内圧が圧抜き通路(5)から抜けるように構成され、
    圧抜き通路(5)にヒータ(7)が設けられている、ことを特徴とするエンジンのブリーザ装置。
  2. 請求項1に記載されたエンジンのブリーザ装置において、
    ブローバイガス還流経路(2)は、オイル分離器(8)を備えている、ことを特徴とするエンジンのブリーザ装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載されたエンジンのブリーザ装置において、
    圧抜き通路(5)は、ブローバイガス還流経路(2)よりも短く構成され、圧抜き通路(5)を介してブローバイガス(3)が吸気経路(4)に還流されるように構成されている、ことを特徴とするエンジンのブリーザ装置。
  4. 請求項1または請求項2に記載されたエンジンのブリーザ装置において、
    圧抜き通路(5)は、大気に開放されている、ことを特徴とするエンジンのブリーザ装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれかに記載されたエンジンのブリーザ装置において、
    ヒータ(7)にPTCヒータが用いられている、ことを特徴とするエンジンのブリーザ装置。
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