JP2019007472A - アイシング防止装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ブローバイ配管を加温させる手段を採りながらも、大電力を必要とせず、しかもエンジン始動直後から機能させることが可能となるように、より改善されたアイシング防止装置を提供する。【解決手段】クランクケース内のブローバイガスを、ヘッドカバーのガス出口からブローバイ配管を通して吸気経路kに導くように構成され、ブローバイ配管hを排気ガスの熱により昇温させるガス加熱手段22と、ブローバイ配管hの温度を検出する温度検出手段23と、ガス加熱手段22へ排気ガスを送るON状態と送らないOFF状態との切換えが可能な開閉弁26とを有し、温度検出手段23による検出温度が所定温度未満であるときは開閉弁26をON状態とし、所定温度以上であるときは前記開閉弁26をOFF状態とする制御手段35が設けられているアイシング防止装置。【選択図】図1
Description
本発明は、産業用ディーゼルエンジンなど、ブローバイガス還流装置付エンジン全般におけるブローバイガス経路の凍結を防止する装置、即ち、アイシング防止装置に関するものである。
自動車、トラック・バス、農機、建機など、あらゆる動力機械にディーゼル式やガソリン式の各種エンジンが多用されており、排ガス規制を満たすために、ブローバイガスを吸気系に戻すブローバイガス還流装置を付設しているエンジンが一般的である。
ブローバイガス還流装置においては、ブローバイガスに含まれるオイルを除去してから吸気系に戻す必要があるので、オイルセパレータが設けられることが多い。専用のオイルセパレータがエンジンに付設される構造では、エンジンからオイルセパレータへの配管、オイルセパレータから吸気系への配管が必要であり、ブローバイガスの配管、即ちブローバイ配管が長くなる傾向にある。
配管が長くなると表面積も増えるため、寒冷地や冬季などでは配管が冷やされて、ブローバイガスに含まれる水分が凍結するおそれがある。水分が凍結してブローバイ配管が塞がれると、エンジン内圧が上昇して各部のオイルシール等が破損するとか、それによってオイルが漏れるため、ブローバイ配管に対するアイシング防止装置(凍結防止装置)が必要である。
従来のアイシング防止装置としては、ブローバイ配管に電気ヒータを追加して配管、即ちブローバイガス経路を加温させる手段、或いは、ブローバイ配管を、冷却水を用いて温める手段(例:特許文献1)を採る手段が採られていた。
電気ヒータを追加する手段では大きな電力消費が必要であり、バッテリーや電気系システムを増強改造するために大幅なコストアップを余儀なくされる問題があった。
また、冷却水を用いて加温させる手段では、コストアップする他に、冷却水が温まるのには時間が掛るため、エンジン始動後において機能するまでにタイムラグがあって使い勝手に芳しくないという問題があった。
また、冷却水を用いて加温させる手段では、コストアップする他に、冷却水が温まるのには時間が掛るため、エンジン始動後において機能するまでにタイムラグがあって使い勝手に芳しくないという問題があった。
本発明の目的は、ブローバイ配管を加温させる手段を採りながらも、大電力を必要とせず、しかもエンジン始動直後から機能させることが可能となるように、より改善されたアイシング防止装置を提供する点にある。
本発明は、アイシング防止装置において、
クランクケース1b内のブローバイガスを、エンジン本体3のガス出口3aからブローバイ配管hを通して吸気経路kに導くように構成され、
前記ガス出口3a又はその近傍箇所における前記ブローバイ配管hを排気ガスの熱により昇温させるガス加熱手段22が設けられていることを特徴とする。
クランクケース1b内のブローバイガスを、エンジン本体3のガス出口3aからブローバイ配管hを通して吸気経路kに導くように構成され、
前記ガス出口3a又はその近傍箇所における前記ブローバイ配管hを排気ガスの熱により昇温させるガス加熱手段22が設けられていることを特徴とする。
第2の本発明は、アイシング防止装置において、
クランクケース内のブローバイガスを、エンジン本体3のガス出口からブローバイ配管を通して吸気経路kに導くように構成され、
前記ブローバイ配管hを排気ガスの熱により昇温させるガス加熱手段22と、前記ブローバイ配管h又は吸気系配管19の温度を検出する温度検出手段23と、前記ガス加熱手段22へ排気ガスを送るON状態と送らないOFF状態との切換えが可能な開閉弁26とを有し、
前記温度検出手段23による検出温度が所定温度未満であるときは前記開閉弁26をON状態とし、かつ、検出温度が所定温度以上であるときは前記開閉弁26をOFF状態とする制御手段27が設けられていることを特徴とする。
クランクケース内のブローバイガスを、エンジン本体3のガス出口からブローバイ配管を通して吸気経路kに導くように構成され、
前記ブローバイ配管hを排気ガスの熱により昇温させるガス加熱手段22と、前記ブローバイ配管h又は吸気系配管19の温度を検出する温度検出手段23と、前記ガス加熱手段22へ排気ガスを送るON状態と送らないOFF状態との切換えが可能な開閉弁26とを有し、
前記温度検出手段23による検出温度が所定温度未満であるときは前記開閉弁26をON状態とし、かつ、検出温度が所定温度以上であるときは前記開閉弁26をOFF状態とする制御手段27が設けられていることを特徴とする。
第3の本発明は、本発明又は第2の本発明によるアイシング防止装置において、
前記エンジン本体3はシリンダヘッドカバーであることを特徴とする。
前記エンジン本体3はシリンダヘッドカバーであることを特徴とする。
第4の本発明は、本発明〜第3の本発明の何れか一つのアイシング防止装置において、
前記ガス加熱手段22が、前記ガス出口3aに一体的に構成されていることを特徴とする。
前記ガス加熱手段22が、前記ガス出口3aに一体的に構成されていることを特徴とする。
第5の本発明は、本発明〜第4の本発明の何れか一つのアイシング防止装置において、
前記ガス加熱手段22に、前記ブローバイ配管hに排気ガスを取り入れ可能とする取込手段34が設けられていることを特徴とする。
前記ガス加熱手段22に、前記ブローバイ配管hに排気ガスを取り入れ可能とする取込手段34が設けられていることを特徴とする。
第6の本発明は、本発明〜第5の本発明の何れか一つのアイシング防止装置において、
前記ガス加熱手段22に、前記ブローバイ配管hに外接して周囲を取り囲む状態の排気ガス通路22Aが設けられるとともに、前記排気ガス通路22Aに排気ガスの導入部22aと搬出部22bとを形成することにより構成されていることを特徴とする。
前記ガス加熱手段22に、前記ブローバイ配管hに外接して周囲を取り囲む状態の排気ガス通路22Aが設けられるとともに、前記排気ガス通路22Aに排気ガスの導入部22aと搬出部22bとを形成することにより構成されていることを特徴とする。
本発明によれば、排気ガスの熱を利用してブローバイ配管を加熱して温めることにより、ブローバイ配管の凍結防止や解凍が行えるので、凍結によってブローバイ配管が塞がれることによる種々の不都合(シール破損など)が防止されるようになる。そして、加熱手段は排気ガスの熱を利用するものであるから、大電力や大改造を必要とせず、しかも、冷却水により加熱させる手段に比べて、エンジン始動直後から迅速に加熱させることができる利点がある。
その結果、ブローバイ配管を加温させる手段を採りながらも、大電力を必要とせず、しかもエンジン始動直後から機能させることが可能となるように、より改善されたアイシング防止装置を提供することができる。
その結果、ブローバイ配管を加温させる手段を採りながらも、大電力を必要とせず、しかもエンジン始動直後から機能させることが可能となるように、より改善されたアイシング防止装置を提供することができる。
以下に、本発明によるアイシング防止装置の実施の形態を、産業用ディーゼルエンジンに採用されている場合について図面を参照しながら説明する。なお、この産業用エンジンEにおいては、伝動ベルト9のある方を前、フライホイールハウジング16のある方を後、排気マニホルド10のある方を左、オイルフィルタ13のある方を右として定義する。また、エンジン本体3は、ヘッドカバー3のほか、シリンダヘッド2やシリンダブロック1などを含む概念である。
図1〜図3に示されるように、産業用ディーゼルエンジン(以下、単にエンジンと略称する)Eは、シリンダブロック1の上にシリンダヘッド2が組み付けられ、シリンダブロック1の下にオイルパン4が組み付けられている。シリンダブロック1の下部はクランクケース1bに、上部はシリンダ1aにそれぞれ形成されている。シリンダヘッド2の上にヘッドカバー(シリンダヘッドカバー)3が組み付けられている。シリンダブロック1の前には伝動ケース5が組み付けられている。
図1〜図3に示されるように、エンジンEの前部に、駆動プーリ6、冷却ファン(図示省略)駆動用のファンプーリ7、及びダイナモ(オルタネータ)8の受動プーリ8aに跨る伝動ベルト9が配備されている。エンジンEの左側には、排気マニホルド10、過給器(ターボ装置)11などが装備され、左上方にはエアクリーナ12が配置されている。エンジンEの右側にはオイルフィルタ13、吸気マニホルド(符記省略)などが装備され、右上方には排気管15が配置されている。20は過給器11を通過後の排気ガスをDPF装置17に送るための排気路である。
図1〜図3に示されるように、エンジンEの後部には、フライホイールハウジング16、DPF装置17などが装備されている。30はブローバイガスからオイル成分を分離するオイルセパレータ、31はオイルセパレータ30からのブローバイガスを吸気系に戻す還元路、32はヘッドカバー3からのブローバイガスをオイルセパレータ30に送る送流路である。つまり、クランクケース1b内のブローバイガスを、ヘッドカバー3のガス出口3aからブローバイ配管hを通して吸気ダクト18などの吸気経路kに導くように構成されたブローバイガス還流装置(符記省略)が設けられている。
図1〜図3に示されるように、吸気ダクト18は、過給器11のコンプレッサハウジング11Aとエアクリーナ12とを繋ぐ空気経路であり、第1エルボ21、J字管24、吸気流量センサ25などを備えて構成されている。19は、コンプレッサハウジング11Aと吸気マニホルド14とを連通接続する過給ダクト(吸気系配管)である。次に、このエンジンに採用されているアイシング防止装置について説明する。
図1に示されるように、アイシング防止装置Aは、ブローバイの配管を排気ガスの熱により昇温させるガス加熱手段22と、ブローバイ配管hの温度(又は内部温度)を検出する温度検出手段23と、ガス加熱手段22へ排気ガスを送るON状態と送らないOFF状態との切換えが可能な開閉弁26と、制御装置(制御手段の一例)27とを有して構成されている。
ガス加熱手段22は、ブローバイ配管hである送流路32の始端部、即ちヘッドカバー(エンジン本体の一例)3のガス出口3aの近傍に配置されており、例えば、送流路32を囲繞する太い鋼管や金属製箱体でなる排気ガス通路22Aを設けて構成されている。排気ガス通路22Aには、排気ガスの導入部22aと搬出部22bとが形成されている。
排気管20におけるタービンハウジング11Bの近傍箇所20aと導入部22aとを連通接続する排気導入管28、及び排気管20における近傍箇所20aよりも下流側部位20bと搬出部22bとを連通接続する排気搬出管29が設けられている。
排気管20におけるタービンハウジング11Bの近傍箇所20aと導入部22aとを連通接続する排気導入管28、及び排気管20における近傍箇所20aよりも下流側部位20bと搬出部22bとを連通接続する排気搬出管29が設けられている。
ガス加熱手段22に、ブローバイ配管hに排気ガスを取り入れ可能とする取込手段34が設けられていると好都合である。例えば、排気ガス通路22Aと送流路32とを連通させる開き状態と両者22A,32の連通を遮断する閉じ状態とを切換える切換弁34により取込手段34が形成されている。制御装置27に電気的に接続される切換弁34を開き状態にすれば、排気ガスを吸気経路に戻すEGR(エキゾースト・ガス・リサーキュレーション)として機能させることができる効果がある。
開閉弁26は、排気導入管28の排気管20に近い箇所を開閉させる電磁開閉弁によりなり、その開閉駆動部26aが制御装置27に電気的に接続されている。温度検出手段23は、還元路31の配管温度を検出するブローバイ温度センサによりなり、電気的に制御装置27に接続されている。なお、過給ダクト19の配管温度を検出する吸気温度センサ33を設けてもよい。
図1に示されるように、制御装置27は、ブローバイ温度センサ23と電磁開閉弁26とを連係させる凍結防止制御手段(制御手段の一例)35と、切換弁34を手動により或いは各種センサ(図示及び説明省略)に基づいて自動で開閉操作するEGR制御手段36とを備えている。また、制御装置27には、凍結防止スイッチ37とEGRスイッチ38とが電気的に接続されている。
凍結防止スイッチ37をON操作すると凍結防止制御手段35が機能し、ブローバイ温度センサである温度検出手段23による検出温度が所定温度未満であるときは電磁開閉弁26がON状態とされ、前記検出温度が所定温度以上であるときは電磁開閉弁26がOFF状態とされるように制御される。なお、図示は省略するが、開閉弁26や排気導入管28に、オリフィスなどの流量調節手段を設けて、排気ガスのON−OFFだけでなく、排気ガスの流量調節が行えるように制御させてもよい。
そして、切換弁34が装備されている場合に、EGRスイッチ38をON操作するとEGR制御手段36が機能し、各種センサに基づいて切換弁34が開閉制御される。
アイシング防止装置Aにより、寒冷地や冬季などにおいて外気温度がマイナス温度などの所定温度未満であるときには、排気ガスによりブローバイ配管hが温められ、凍結を未然に塞いだり、凍結している場合には迅速に解凍させることができる。ブローバイ配管hの加熱手段として排気ガスを用いているので、冷却水を用いる場合などに比べて、エンジン始動直後から温め可能といった具合に迅速に加熱することができる利点がある。
ガス加熱手段22は、ヘッドカバー3のガス出口3a又はその近傍箇所のブローバイ配管hに配備されているから、ブローバイガス流れ方向の最も上流側又はその付近に排気ガスの熱が付与されることになり、下流側に配される場合に比べて、ブローバイ配管hのどの箇所に低温箇所や凍結が生じても円滑に昇温又は解凍できる利点がある。また、吸気温度センサ33を設けた場合には、吸気温度センサ33と温度検出手段23との何れかの検出温度が所定温度未満であると加熱させる制御を行わせることが可能になる利点がある。
そして、切換弁34を備えたEGR制御手段36を設ける場合では、簡易にEGRによる効果を得ることができる利点が追加される。この場合、ガス加熱手段22に切換弁34も設ける兼用構成化が可能であり、配置スペースの削減やコストダウンが可能となる。また、ガス出口3a自体にガス加熱手段22を設ける構成を採れば、更なる配置スペース削減やコスト削減が図れる利点がある。
本発明によるアイシング防止装置Aに関する課題、目的、作用、効果としては、次のようなものが考えられる。
排気ガス規制により現在のエンジンではほぼ全てブローバイガスを吸気に還流させて燃焼させるようになっており、寒冷地では吸気に含まれる水分が凍結してブローバイ配管を塞ぐことがある。ブローバイ配管が閉塞するとブローバイガスが排出できなくなってエンジン内圧が上昇し、オイルレベルゲージやオイルシールが抜けるトラブルを発生させる原因になる。
排気ガス規制により現在のエンジンではほぼ全てブローバイガスを吸気に還流させて燃焼させるようになっており、寒冷地では吸気に含まれる水分が凍結してブローバイ配管を塞ぐことがある。ブローバイ配管が閉塞するとブローバイガスが排出できなくなってエンジン内圧が上昇し、オイルレベルゲージやオイルシールが抜けるトラブルを発生させる原因になる。
ブローバイガスを吸気に還流させるブローバイ配管内でブローバイガスに含まれる水分が凍結し、ブローバイガス配管を閉塞させることにより発生する種々の問題(ブローバイガス還流装置の機能不全、エンジン内圧上昇によるエンジン内部抵抗の増加、ガスケット・シールなどの抜けなど)を解決させる。
エンジンの排気ガスは、アイドル時でも数百度となるうえに背圧もあるため、ブローバイガス還流ラインに排気ガスを配管し、かつ、その配管を開閉するソレノイド弁等を設ければ、開弁により高温の排気ガスをブローバイガス還流ラインに流せて還流ラインが加熱され、凍結が防止される。また、オリフィス等で流量をコントロールして入れることも可能である。ブローバイガス還流ラインへの排気ガスの流量コントロールは、温度センサからの信号などで制御することができる。
ブローバイガス還流ラインの凍結により発生する種々のトラブル(前述)を防止することができる。電気ヒータの追加による大きな電力消費を無くせる。例えば、排気ガスの導入をON−OFFする電磁弁1つと配管継手程度とによる必要最小限の構成により、簡単廉価にブローバイガス還流ラインの凍結防止が行えるアイシング防止装置も可能である。また、排気ガスをブローバイ配管に加入可能とする構成を採れば、簡易なEGR効果も期待できる。
〔別実施形態〕
・凍結防止制御手段35を、温度検出手段23の検出結果に基づいて開閉弁26を開閉操作する構成のアイシング防止装置Aとしてもよい。
・ガス加熱手段22に、EGR効果を可能とする取込手段34が無くてもよい。
・また、単純に排気管(排気管20など)をブローバイ配管hに複数回螺旋状に巻き付けてなるアイシング防止装置も可能である。
・本発明は、過給器(ターボ)無しエンジンなど、あらゆるエンジンに適用可能である。
・凍結防止制御手段35を、温度検出手段23の検出結果に基づいて開閉弁26を開閉操作する構成のアイシング防止装置Aとしてもよい。
・ガス加熱手段22に、EGR効果を可能とする取込手段34が無くてもよい。
・また、単純に排気管(排気管20など)をブローバイ配管hに複数回螺旋状に巻き付けてなるアイシング防止装置も可能である。
・本発明は、過給器(ターボ)無しエンジンなど、あらゆるエンジンに適用可能である。
1b クランクケース
3 ヘッドカバー
3a ガス出口
19 吸気系配管
22 ガス加熱手段
22A 排ガス通路
22a 導入部
22b 搬出部
23 温度検出手段
26 開閉弁
27 制御手段
34 取込手段
A アイシング防止装置
h ブローバイ配管
k 吸気経路
3 ヘッドカバー
3a ガス出口
19 吸気系配管
22 ガス加熱手段
22A 排ガス通路
22a 導入部
22b 搬出部
23 温度検出手段
26 開閉弁
27 制御手段
34 取込手段
A アイシング防止装置
h ブローバイ配管
k 吸気経路
Claims (6)
- クランクケース内に生じたブローバイガスを、エンジン本体のガス出口からブローバイ配管を通して吸気経路に導くように構成され、
前記ガス出口又はその近傍箇所における前記ブローバイ配管を排気ガスの熱により昇温させるガス加熱手段が設けられているアイシング防止装置。 - クランクケース内に生じたブローバイガスを、エンジン本体のガス出口からブローバイ配管を通して吸気経路に導くように構成され、
前記ブローバイ配管を排気ガスの熱により昇温させるガス加熱手段と、前記ブローバイ配管又は吸気系配管の温度を検出する温度検出手段と、前記ガス加熱手段へ排気ガスを送るON状態と送らないOFF状態との切換えが可能な開閉弁とを有し、
前記温度検出手段による検出温度が所定温度未満であるときは前記開閉弁をON状態とし、かつ、検出温度が所定温度以上であるときは前記開閉弁をOFF状態とする制御手段が設けられているアイシング防止装置。 - 前記エンジン本体はシリンダヘッドカバーである請求項1又は2に記載のアイシング防止装置。
- 前記ガス加熱手段が、前記ガス出口に一体的に構成されている請求項1〜3の何れか一項に記載のアイシング防止装置。
- 前記ガス加熱手段に、前記ブローバイ配管に排気ガスを取り入れ可能とする取込手段が設けられている請求項1〜4の何れか一項に記載のアイシング防止装置。
- 前記ガス加熱手段に、前記ブローバイ配管に外接して周囲を取り囲む状態の排気ガス通路が設けられるとともに、前記排気ガス通路に排気ガスの導入部と搬出部とを形成することにより構成されている請求項1〜5の何れか一項に記載のアイシング防止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017126730A JP2019007472A (ja) | 2017-06-28 | 2017-06-28 | アイシング防止装置 |
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JP2017126730A JP2019007472A (ja) | 2017-06-28 | 2017-06-28 | アイシング防止装置 |
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ID=65029443
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JP2017126730A Pending JP2019007472A (ja) | 2017-06-28 | 2017-06-28 | アイシング防止装置 |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020148176A (ja) * | 2019-03-15 | 2020-09-17 | いすゞ自動車株式会社 | 内燃機関の診断装置 |
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CN114198180A (zh) * | 2021-12-06 | 2022-03-18 | 潍柴动力股份有限公司 | 一种闭式呼吸系统、发动机及车辆 |
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2017
- 2017-06-28 JP JP2017126730A patent/JP2019007472A/ja active Pending
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US11549412B2 (en) | 2019-03-15 | 2023-01-10 | Isuzu Motors Limited | Diagnosis device for internal combustion engine |
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JP2021008838A (ja) * | 2019-06-28 | 2021-01-28 | コベルコ建機株式会社 | ブローバイガスの凍結抑制方法及び制御システム |
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