JP2015161227A - ターボ過給機付きエンジン - Google Patents

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英也 堀井
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博明 出口
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潤司 梅村
傑 福井
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傑 福井
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和也 新居田
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裕司 小島
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Abstract

【課題】吸気通路に接続されたEGR通路やブローバイガス通路の開口部において氷結やオイル付着が発生することを効果的に抑制する。【解決手段】ディーゼルエンジンは、ターボ過給機60と、そのタービン62bよりも下流側の位置で主排気管30bから排気ガスの一部を導出してコンプレッサ62aよりも上流側の位置で上流側吸気配管20aに還流させるEGR配管55aと、ブローバイガスを上流側吸気配管20aに導入するブローバイガス配管58aとを備える。EGR配管55aおよびブローバイガス配管58aは、吸気の流れ方向おける同じ位置で、かつ上流側吸気配管20aの中心線と直交する断面内においてEGRガスの導入方向とブローバイガスの導入方向とが交差するように各々上流側吸気配管20aに接続されている。【選択図】図3

Description

本発明は、ターボ過給機付きエンジンに関し、特に、排気ガスの一部を吸気通路に還流させるEGRシステムを備えたターボ過給機付きエンジンに関する。
排気ガスの一部を吸気通路に還流させるEGRシステムを組み込んだターボ過給機付きエンジンが知られている。例えば特許文献1には、タービン下流側の排気通路からコンプレッサ上流側の吸気通路に排気ガスを還流する、いわゆる低圧EGRシステムを備えたエンジンが開示されている。
エンジンでは、その内部で発生したブローバイガスを吸気通路に導入し、新気に混ぜて燃焼させることが一般に行われるのであるが、上記特許文献1に開示されるエンジンでは、このブローバイガスを吸気通路に導入するためのブローバイガス通路と、排気ガスを還流するためのEGR通路とが、コンプレッサ上流側の吸気通路の同じ位置(吸気の流れ方向の同じ位置)で当該吸気通路に対して互いに向かい合わせに接続された構成となっている。
特許第4225313号公報
しかしながら、吸気通路に対してEGR通路とブローバイガス通路とが向かい合わせに接続される上記従来の構成では、寒冷時、EGR通路から吐出されるEGRガス(還流される排気ガス)中の水分が対向するブローバイガス通路の開口部に付着し易く、これが氷結して目詰まりを誘発したり、さらにその氷が離脱してコンプレッサを破損することが考えられる。同様に、ブローバイガス通路から吸気通路内に導入されるブローバイガス中に含まれるオイルもEGR通路の開口部に付着し易く、目詰まりをもたらすことが考えられる。従って、このような不都合を改善することが望まれる。
この場合、吸気通路に対するEGR通路およびブローバイガス通路の各接続位置を互いに吸気の流れ方向にオフセットすることが考えられる。しかしこの場合には、EGR通路およびブローバイガス通路のうち、上流側に位置する通路から吸気通路内に導入される水分やオイルが吸気に乗って下流側に位置する通路の開口部に付着することが考えられるため、根本的な解決策にはならない。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、吸気通路に接続されたEGR通路やブローバイガス通路の開口部において氷結やオイル付着が発生することを効果的に抑制する技術を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明は、吸気通路に設けられるコンプレッサと排気通路に設けられるタービンとを含むターボ過給機を備えたエンジンであって、前記タービンよりも下流側の位置で前記排気通路である排気配管から排気ガスの一部を導出して前記コンプレッサよりも上流側の位置で前記吸気通路である吸気配管内に還流させるEGR配管と、当該エンジンの内部で発生するブローバイガスを前記コンプレッサよりも上流側の位置で前記吸気配管内に導入するブローバイガス配管と、を備え、前記EGR配管および前記ブローバイガス配管は、吸気の流れ方向における前記吸気配管の同じ位置で、かつ当該吸気配管の中心線と直交する断面内において排気ガスの導入方向とブローバイガスの導入方向とが交差するように各々当該吸気配管に接続されているものである。
この構成によれば、吸気の流れ方向における同じ位置で、吸気配管に対してEGR配管とブローバイガス配管とが接続されるものの、各ガス導入方向が交差するようにEGR配管とブローバイガス配管が吸気配管に対して接続されているので、EGR配管から吐出されるEGRガス中の水分がブローバイガス配管の開口部に付着して氷結したり、ブローバイガス通路により導入されるブローバイガス中に含まれるオイルがEGR通路の開口部に付着することが抑制される。
この場合、前記EGR配管および前記ブローバイガス配管は、排気ガスの前記導入方向とブローバイガスの前記導入方向とがほぼ直交するように各々当該吸気配管に接続されているのが好適である。
この構成によれば、ブローバイガス配管の開口部への水分の付着やEGR通路の開口部へのオイルの付着をより一層効果的に抑制することが可能となる。
上記構成において、EGR配管およびブローバイガス配管は、前記吸気配管に対して上方から各ガスを導入するものであるのが好適である。
この構成によれば、EGRガスに含まれる水分の逆流や、ブローバイガス中に含まれるオイルや水分の逆流を抑制することが可能となり、例えばEGRガスに含まれる水分が逆流してEGRバルブ等に溜まって当該バルブを腐食させるといったトラブルが発生することを抑制することができる。
また、上記構成において、前記ブローバイガス配管は、その先端が前記吸気配管の内側に突出する状態で当該吸気配管に接続され、かつ当該先端が当該ブローバイガス配管の中心線に対して斜めに傾斜しているのが好適である。
この構成によれば、吸気配管中心の比較的流速の速い位置でブローバイガスを吸気に合流させることが可能となるため、吸気に対するブローバイガスの分散性が向上する。また、先端が斜めに傾斜しているため水分が付着し難く、仮に付着した場合でも吸気の圧力により速やかに除去される。そのため、ブローバイガス配管の先端が寒冷時に氷結して目詰まりを起こすことを効果的に抑制することができる。
また、上記構成において、前記EGR配管は、その先端が前記吸気配管の内側に突出する状態で当該吸気配管に接続され、かつ当該先端部分に周方向に並ぶ複数のスリットを備えているのが好適である。
この構成によれば、吸気配管中心の比較的流速の速い位置でブローバイガスを吸気に合流させることが可能となることに加え、EGR配管の先端開口部および各スリットからEGRガスが吸気配管内に導入されることで、吸気に対するEGRガスの分散性が向上し、吸気に温度ムラが生じることが抑制される。そのため、温度ムラの大きい吸気がターボ過給機に導入されてコンプレッサにダメージを与えることが効果的に抑制される。
また、上記構成において、前記ブローバイガス配管は、その先端を発熱させるヒータを備えているのが好適である。
この構成よれば、ブローバイガス配管の先端が氷結することをより確実に抑制することができる。
以上説明したように、本発明のターボ過給機付きエンジンによれば、吸気通路に接続されたEGR通路やブローバイガス通路の開口部において氷結やオイル付着が発生することを効果的に抑制することができる。
本発明にかかるターボ過給機付きエンジン(ディーゼルエンジン)の全体構成を示す概略図である。 エンジンの排気側の概略側面図である。 図2のIII−III線断面図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明の好ましい実施の一形態について詳述する。
図1は、本発明が適用されるディーゼルエンジンの全体構成を示す概略図である。同図に示されるディーゼルエンジンは、走行用の動力源として車両に搭載される4サイクルのターボ過給機付きディーゼルエンジンである。
このディーゼルエンジン(以下、エンジンと略す)のエンジン本体1は、直列多気筒型のものであり、複数の気筒2a(図1では1つのみ図示)を有するシリンダブロック2と、このシリンダブロック2上に配設されるシリンダヘッド3と、シリンダブロック2の下側に配設され、潤滑油が貯溜されるオイルパン4と、シリンダヘッド3の上部を覆うシリンダヘッドカバー5とを有している。
上記エンジン本体1の各気筒2aには、ピストン8が往復動可能に嵌挿されており、このピストン8の頂面には、燃焼室8aを区画するキャビティが形成されている。
ピストン8は、コンロッド9を介してクランクシャフト10と連結されており、このピストン8の往復運動に応じて上記クランクシャフト10が中心軸回りに回転する。
上記シリンダヘッド3には、各気筒2aの燃焼室8aに開口する吸気ポート12および排気ポート13が形成されているとともに、これら吸気ポート12および排気ポート13を開閉するための吸気弁16および排気弁17が設けられている。
上記シリンダヘッド12には、軽油を主成分とする燃料を噴射するインジェクタ18が、各気筒2aにつき1つずつ設けられている。インジェクタ18は、その先端に備わる噴口(燃料の噴射口)がピストン14頂面のキャビティに臨むように配置されており、圧縮上死点(圧縮行程の終了時)の前後にかけた適宜のタイミングで燃焼室14aに向けて燃料を噴射する。
気筒2aの配列方向(気筒列方向)と直交するエンジン幅方向(図1では左右方向)において、上記エンジン本体1の一側面には、各気筒2aの吸気ポート12に連通するように吸気通路20が接続され、上記エンジン本体1の他側面には、各気筒2aの排気ポート13に連通するように排気通路30が接続されている。すなわち、外部からの吸入空気が上記吸気通路20および吸気ポート12を通じて燃焼室8aに導入されるとともに、燃焼室8aで生成された排気ガス(燃焼ガス)が上記排気ポート13および吸気通路20を通じて外部に排出されるようになっている。
上記吸気通路20および排気通路30にはターボ過給機60が設けられている。
ターボ過給機60は、吸気通路20に配設されるコンプレッサ62aと、コンプレッサ62aと連結軸を介して連結され、かつ排気通路30に配設されるタービン62bとを有している。
ターボ過給機60は、排気エネルギーにより駆動されて吸入空気を圧縮する。すなわち、エンジンの運転中、排気通路30を高温・高速の排気ガスが通過すると、その排気ガスのエネルギーを受けてターボ過給機60のタービン62bが回転するとともに、これに連結軸を介して一体に連結されたコンプレッサ62aも同時に回転する。これにより、吸気通路20を通過する空気(吸入空気)が圧縮されて高圧化され、エンジン本体1の各気筒2aへと圧送される。
上記吸気通路20の上流端部には、吸入空気を濾過するためのエアクリーナ21が設けられており、吸気通路20の下流端付近(エンジン本体1の近傍)には、サージタンク24が設けられている。サージタンク24よりも下流側の吸気通路20は、気筒2aごとに分岐した独立通路とされ、各独立通路の下流端が各気筒2aの吸気ポート12にそれぞれ接続されている。
上記吸気通路20におけるエアクリーナ21とサージタンク24との間には、上流側から順に、ターボ過給機60のコンプレッサ62aと、吸気通路20の通路断面積を調節するための開閉可能なスロットルバルブ23と、コンプレッサ62aにより圧縮された空気を冷却するためのインタークーラ22とが設けられている。なお、スロットルバルブ23は、エンジンの運転中は基本的に全開もしくはこれに近い高開度に維持されており、エンジンの停止時等の必要時にのみ閉弁されて吸気通路20を遮断する。
上記排気通路30の上流端は、各気筒2aの排気ポート13に連続する独立通路と各独立通路が集合する集合部とを含む排気多枝通路、つまり、排気マニホールドとされている。図1では明確にされていないが、この排気マニホールドは、上記シリンダヘッド3の内部に一体に成型されている。シリンダヘッド3の一側面には、上記集合部となる集合排気口3a(図2参照)が形成されており、この集合排気口に連通するように上記排気通路30が設けられている。
上記排気通路30における排気マニホールドよりも下流側には、上流側から順に、ターボ過給機60のタービン62bと、排気ガス中の有害成分を除去するための複数種類の排気浄化装置と、排気音を低減するためのサイレンサ34とが設けられている。
上記排気浄化装置としては、上流側から順にDOC(酸化触媒)31とDPF(ディーゼルパティキュレートフィルタ)32とが設けられている。
上記DOC31は、エンジン本体1から排出される排気ガス中のCOおよびHCを酸化することにより無害化するものである。一方、上記DPF32は、エンジン本体1から排出される排気ガス中に含まれる煤等の微粒子を捕集するものである。
上記吸気通路20と排気通路30との間には、エンジン本体1から排出された高圧の排気ガスの一部を吸気通路20のうち比較的高圧力の部位に還流するHP−EGR通路51と、低圧の排気ガスの一部を吸気通路20のうち比較的低圧力の部位に還流するLP−EGR通路55とが設けられている。
HP−EGR通路51は、スロットルバルブ23とサージタンク24との間の吸気通路20と排気マニホールドとターボ過給機60のタービン62bとの間の排気通路30とを互いに接続する。HP−EGR通路51には、吸気通路20への排気ガスの還流量を調整するための開閉可能なEGRバルブ52が設けられている。
一方、LP−EGR通路55は、エアクリーナ21とターボ過給機60のコンプレッサ62aとの間の吸気通路20とDPF32とサイレンサ34との間の排気通路30とを互いに接続する。LP−EGR通路55には、吸気通路20への排気ガスの還流量を調整するための開閉可能なEGRバルブ56と、還流されるEGRガスをエンジンの冷却水によって冷却するEGRクーラ57とが設けられている。当例では、このLP−EGR通路55(後記EGR配管55a)が本発明のEGR配管に相当する。
なお、エンジン本体1の上記シリンダヘッドカバー5と、上記コンプレッサ62aとエアクリーナ21との間の吸気通路20とはブローバイガス通路58により互いに接続されている。このブローバイガス通路58は、エンジン本体1内で発生したブローバイガスを導出して吸気通路20(後記上流側吸気配管20a)に導入するものであり、これによりブローバイガスを新気に混ぜて燃焼させるようになっている。
次に、上記エンジンのより具体的な構造について図2及び図3を参照しつつ説明する。
図2は、上記エンジンの排気側の側面図であり、図3は、図2のIII−III線断面図である。なお、以下の説明中では、気筒2aの配列方向(気筒列方向)をエンジンの前後方向として、特に言及しない限り、各部の「前」、「後」はこのエンジンの前後を基準とする。また、エンジンの前後方向と直交する方向をエンジンの幅方向とする。
同図に示すように、エンジン本体1のシリンダヘッド3の排気側の側面には、上記排気マニホールドの集合排気口3aが形成されており、この集合排気口3aに対応する位置に上記ターボ過給機60が設けられている。
このターボ過給機60のエンジン前側の位置にはDOC31が配置されており、これらターボ過給機60およびDOC31の下方にEGRバルブ56及びEGRクーラ57とDPF32とが配置されている。
DPF32は、DOC31のほぼ真下の位置に当該DOC31に近接して配置されている。DPF32は、その前端がU字状配管30a(排気通路30の一部)を介してDOC31の前端に接続されている。
DPF32の後端には、上記サイレンサ34に繋がる主排気管30b(排気通路30の一部/本発明の排気配管に相当する)が接続されている。主排気管30bは、DPF32の後端部からエンジン本体1の幅方向外側に向かってやや斜め下向きに伸びている。
そして、この主排気管30bのうち後側の側面(つまり、反DPF32側の側面)に設けられた取付部(図示省略)にEGRクーラ57が固定され、このEGRクーラ57の後側にEGRバルブ56が固定されている。
EGRバルブ56の後側には、上記LP−EGR通路55を構成するEGR配管55aの上流側端部が接続されている。そしてこのEGR配管55aの下流側端部が上流側吸気配管20a(吸気通路20の一部/本発明の吸気配管に相当する)に接続されている。上流側吸気配管20aは、エアクリーナ21とターボ過給機60のコンプレッサ62aとの間の吸気通路20を構成するものであり、ターボ過給機60のコンプレッサケーシング61aに接続されている。EGR配管55aは、この上流側吸気配管20aとコンプレッサケーシング61aとの接続部分の近傍位置において当該上流側吸気配管20aの途中部分に接続されている。なお、図2中の符号20bは、ターボ過給機60のコンプレッサケーシング61aに接続された下流側吸気配管である。この下流側吸気配管20bは、上記インタークーラ22とターボ過給機60のコンプレッサ62aとの間の吸気通路20を構成するものである。
上記上流側吸気配管20aには、さらにブローバイガス通路58を構成するブローバイガス配管58aの下流側端部が接続されている。このブローバイガス配管58aおよび上記EGR配管55aは、吸気の流れ方向における同じ位置で上流側吸気配管20に接続されている。図3に示すように、これらEGR配管55aおよびブローバイガス配管58aは、上流側吸気配管20aの断面内(中心線と直交する断面内)においてEGRガスの導入方向とブローバイガスの導入方向とが所定角度θを成して交差するように、各々上流側吸気配管20aの略中心に向かって接続されている。当例では、上記角度θはほぼ90°に設定されている。
ブローバイガス配管58aは、同図に示すように、上流側吸気配管20aに対して略真上から接続されている。ブローバイガス配管58aは、その先端部74が上流側吸気配管20aの内側に突出する状態で当該上流側吸気配管20aに接続されている。ブローバイガス配管58aの先端部74は先細りの断面円形でかつその末端は当該ブローバイガス配管58aの中心線に対して斜めに傾斜している。つまり、先端部74の末端は斜めに傾斜したカット面とされている。
なお、ブローバイガス配管58aのうち、前記先端部74を含む一定領域は、銅などの熱伝導性に優れた金属材料によって構成されており、当該一定領域のうち、上流側吸気配管20aより外側の外周面上には、図外のECUによりオンオフ制御される電気ヒータ76が固定されている。当例では、外気温度が0°以下になると電気ヒータ76がオンされ、これにより、寒冷時には、当該ブローバイガス配管58aの先端部74が発熱させるように構成されている。
EGR配管55aは、同図に示すように、水平よりも若干上側から上流側吸気配管20aに接続されている。このEGR配管55aも、ブローバイガス通路58と同様に、先端部71が上流側吸気配管20aの内側に突出する状態で当該上流側吸気配管20aに接続されている。EGR配管55aの先端部74は、断面円形でありその周壁部には厚み方向に貫通する複数のスリット72が周方向に所定間隔で並んでいる。
なお、図3中の符号80は、上記EGR配管55a及びブローバイガス配管58aを上流側吸気配管20aに固定する固定部材である。
以上のようなエンジンによれば、吸気の流れ方向における同じ位置で、上流側吸気配管20aに対してEGR配管55aとブローバイガス配管58aとが接続される。しかし、上記の通り、互いにガス導入方向が交差するようにEGR配管55aとブローバイガス配管58aが上流側吸気配管20aに対して接続されているので、吸気配管に対してEGR配管とブローバイガス配管とが向かい合わせに接続される従来構成(背景技術の特許文献1に記載の構成)に比べ、寒冷時にEGRガス中の水分がブローバイガス配管58aの先端部74に付着して氷結したり、ブローバイガス中に含まれるオイルがEGR配管55aの先端部71に付着することが抑制される。そのため、EGR配管55aやブローバイガス配管58aが目詰まりを起こすことが効果的に抑制される。
また、このようにブローバイガス配管58aの氷結が抑制されることで、ブローバイガス配管58aから氷が離脱してコンプレッサを破損するというトラブルの発生も防止される。特に、上記構成によれば、ブローバイガス配管58aの先端部74が上流側吸気配管20a内に突出して吸気流の比較的速い位置に配置されており、しかも、先端部74は先細りでかつ末端(先端)が斜めに傾斜した形状を有しているので、水分が非常に付着し難く、仮に付着した場合でも吸気圧力により除去され易い。加えて、ブローバイガス配管58aには電気ヒータ76が備えられており、寒冷時(外気温度が0°以下)には、この電気ヒータ76がオンされて先端部74が発熱することで氷結が抑制される。従って、このエンジンによれば、ブローバイガス配管58aの先端部74が氷結し、その氷が離脱してコンプレッサを破損するといったトラブルの発生を高度に防止することができる。
また、ブローバイガス配管58aの先端部74およびEGR配管55aの先端部71が上流側吸気配管20aの内側に突出していることで、ブローバイガス及びEGRガスは、上流側吸気配管20aの中心に近い比較的流速の速い位置で吸気に合流することとなる。そのため、吸気に対するブローバイガス及びEGRガスの分散性が良いという利点もある。特に、EGR配管55aについては、周方向に並ぶ複数のスリット72が先端部71に形成されており、先端開口部に加えて各スリット72からもEGRガスが上流側吸気配管20a内に導入される結果、吸気に対するEGRガスの分散性が非常に良く、これにより各気筒2aにおける燃焼性能が向上することは勿論のこと、吸気に温度ムラが生じることが効果的に抑制される。従って、温度ムラを伴う吸気が導入されることによりコンプレッサ62aがダメージを受けることを抑制できるという利点もある。
また、上記エンジンによれば、ブローバイガス配管58aおよびEGR配管55aは、何れも上流側吸気配管20aに対して上方からガスを導入するように当該上流側吸気配管20aに接続されているため、EGRガスに含まれる水分やブローバイガス中に含まれるオイルの逆流が抑制されるという利点もある。当例では、図2に示すように、上流側吸気配管20aよりもEGRバルブ56が下方に配置されるため、EGRガスに含まれる水分等が逆流すると、EGRバルブ56に溜まって腐食を招くことが考えられるが、上記構成によれば、このようなトラブルの発生を未然に防止することが可能となる。
なお、以上説明したエンジンは、本発明に係るターボ過給機付きエンジンの好ましい実施形態の例示であって、エンジンの具体的な構成は、本発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、上記実施形態では、EGR配管55aおよびブローバイガス配管58aは、上流側吸気配管20aの断面において互いのガス導入方向がほぼ直交(θ=90°)するように当該上流側吸気配管20aに接続されているが、当該接続角度は、直交に限定されるものではなく鋭角又は鈍角であってよい。
また、上記実施形態中では言及していないが、図2に示すように、EGR配管55aは、EGRガスの導入方向が吸気の流れ方向に対して直交するように吸気通路20に接続されており、ブローバイガス配管58aも同様に、ブローバイガスの導入方向が吸気の流れ方向に対して直交するように吸気通路20に接続されている。しかし、例えば吸気の流れ方向に対してやや下流側に向かって各ガスが導入されるように、上流側吸気配管20aの中心線とEGR配管55aおよびブローバイガス配管58aの各中心線が鋭角(例えば85°程度)に交わるように、当該配管55a、58aが上流側吸気配管20aに接続されていてもよい。この構成によれば、各ガスの分散性を保ちつつより円滑にEGRガスおよびブローバイガスを吸気に合流させることが可能になる、という利点がある。
なお、上記実施形態では、本発明をディーゼルエンジンに適用したが、これに限らず、ガソリンエンジンに適用してもよい。
1 エンジン本体
2 シリンダブロック
3 シリンダヘッド
3a 集合排気口
4 オイルパン
5 シリンダヘッドカバー
20 吸気通路
20a 上流側吸気配管
20b 下流側吸気配管
30 排気通路
51 HP−EGR通路
55 LP−EGR通路
55a EGR配管
58 ブローバイガス通路
58a ブローバイガス配管
60 ターボ過給機
62a コンプレッサ
62b タービン
71、74 先端部

Claims (6)

  1. 吸気通路に設けられるコンプレッサと排気通路に設けられるタービンとを含むターボ過給機を備えたエンジンであって、
    前記タービンよりも下流側の位置で前記排気通路である排気配管から排気ガスの一部を導出して前記コンプレッサよりも上流側の位置で前記吸気通路である吸気配管内に還流させるEGR配管と、
    当該エンジンの内部で発生するブローバイガスを前記コンプレッサよりも上流側の位置で前記吸気配管内に導入するブローバイガス配管と、を備え、
    前記EGR配管および前記ブローバイガス配管は、吸気の流れ方向における前記吸気配管の同じ位置で、かつ当該吸気配管の中心線と直交する断面内において排気ガスの導入方向とブローバイガスの導入方向とが交差するように各々当該吸気配管に接続されている、ことを特徴とするターボ過給機付きエンジン。
  2. 請求項1に記載のターボ過給機付きエンジンにおいて、
    前記EGR配管および前記ブローバイガス配管は、排気ガスの前記導入方向とブローバイガスの前記導入方向とがほぼ直交するように各々当該吸気配管に接続されている、ことを特徴とするターボ過給機付きエンジン。
  3. 請求項1又は2に記載のターボ過給機付きエンジンにおいて、
    前記EGR配管および前記ブローバイガス配管は、前記吸気配管に対して上方から各ガスを導入することを特徴とするターボ過給機付きエンジン。
  4. 請求項1乃至3の何れか一項に記載のターボ過給機付きエンジンにおいて、
    前記ブローバイガス配管は、その先端が前記吸気配管の内側に突出する状態で当該吸気配管に接続され、かつ当該先端が当該ブローバイガス配管の中心線に対して斜めに傾斜している、ことを特徴とするターボ過給機付きエンジン。
  5. 請求項1乃至4の何れか一項に記載のターボ過給機付きエンジンにおいて、
    前記EGR配管は、その先端が前記吸気配管の内側に突出する状態で当該吸気配管に接続され、かつ当該先端部分に周方向に並ぶ複数のスリットを備えている、ことを特徴とするターボ過給機付きエンジン。
  6. 請求項1乃至5の何れか一項に記載のターボ過給機付きエンジンにおいて、
    前記ブローバイガス配管は、その先端を発熱させるヒータを備えている、ことを特徴とするターボ過給機付きエンジン。
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