JP6495900B2 - レードルシュラウドをコレクタノズルに可逆的に連結するための連結装置、自立支持型レードルシュラウド、自立支持型レードルシュラウドのキット、及びレードルシュラウドをコレクタノズルに連結するための方法 - Google Patents

レードルシュラウドをコレクタノズルに可逆的に連結するための連結装置、自立支持型レードルシュラウド、自立支持型レードルシュラウドのキット、及びレードルシュラウドをコレクタノズルに連結するための方法 Download PDF

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Description

本発明は、レードルから流出してタンディッシュ内に流入する溶融金属が空気と接触するのを遮蔽するための、金属鋳型成形設備内のレードルに連結されるシュラウドノズルに関する。このようなノズルは、一般にレードルシュラウドと称される。本発明は特に、レードルの底面床から突き出たコレクタノズルに関して、一切の外部手段なしでレードルシュラウドを鋳込位置で保持するための連結装置に関する。本発明はまた、このような連結装置と併用されるレードルシュラウド、並びにレードルシュラウド及び連結装置の両方を備える金属鋳型成形設備にも関する。
金属成形工程においては、金属融液は、ある冶金容器から、別の冶金容器、鋳型、又は工具へと移送される。例えば、図1に示すとおり、レードル(11)は、炉(非図示)から出た金属融液で満たされており、レードルからタンディッシュの内部へと延びて、溶融金属を空気との接触から保護するレードルシュラウド(111)を通ってタンディッシュ(10)へと移送される。金属融液はその後、タンディッシュから、注湯ノズル(101)を通って、スラブ、ビレット、ビーム又はインゴットを形成するための鋳型(100)に流し込まれる。冶金容器から出た金属融液の流れは、重力によって移動し、この容器の底部にあるノズルシステム(101、111)を通る。
特に、レードル(11)の底面床の内側面には、内ノズル(113)が設けられている。その内ノズルは、その底面床の外側面から突き出たコレクタノズル(112)と整列しており、概してスライドゲート(直進式又は回転式)であるゲート(114)によってコレクタノズル(112)から分離されていることで、金属の流し込みを開始するため又は停止するための、内ノズルとコレクタノズルとの流体連通設定又は流体連通解除が、それぞれ可能となる。溶融金属がレードルからタンディッシュ(10)へと流れる際に溶融金属を酸化から守るために、コレクタノズルとタンディッシュに入っている溶融金属の最上面との間にレードルシュラウド(111)が介在されており、タンディッシュ内に深く浸漬している。レードルシュラウドは、中央口径を有する単なる長い管であり、その入口は、コレクタノズル(112)の外側面とレードルシュラウド(111)の口径入口オリフィスの内側面との間にシールが形成される鋳型成形構成に、コレクタノズルの外側面を隙間なく収めるのに適している。
実際には、レードルは、ゲート(114)が閉構成の状態で、新しい溶融金属バッチで満たされていた炉から、タンディッシュ又は鋳型の上方の、そのレードルの鋳込位置へと運ばれる。ただし、レードルシュラウドが長すぎることに加え、突き出ていて鉄鋼プラント内を往来するには危険すぎることから、レードルは、炉から鋳込位置への移動中、及びその逆の移動中、どのレードルシュラウドにも連結されていない。レードルが鋳込位置に来ると、コレクタノズル(112)がレードルシュラウドの口径入口に隙間なく収められた状態で、ロボット(20)又は他の取扱工具が、レードルシュラウド(111)を鋳型成形構成内に入れる(図1及び図2を参照)。従来の鋳型成形設備では、レードル内にある溶融金属バッチの流し込みの全ての間、ロボット(20)がレードルシュラウドも鋳型成形構成内に維持する。レードルが空になると、ゲートが閉じられ、ロボットがコレクタノズルからレードルシュラウドを引っ込めて空のレードル(11)を取り外し、新しい溶融金属バッチで満たされた別のレードルと交換することができる。ロボット(20)は、新しいレードルに対して上記動作を繰り返す。
ゲートが正常に作動していない状態だと、レードルを自身の鋳込位置から速やかに取り外し、溶融金属の中身を適切な緊急廃棄領域へと移して空にする必要のある緊急事態が発生し得る。ロボットがレードルを自身の鋳型成形構成内でしっかりと把持している状態でレードルシュラウドがレードルのコレクタノズルに連結されていると、レードルを緊急で取り外すことで、レードルシュラウド及びロボットの両方が一緒に引きずられ、設備に深刻な損傷を与える。実際には、ロボットをあまり遠くまで引きずることはできず、レードルが途中で阻止され得るため、作業場の不適切な領域で溶融金属を流し込むと、深刻な結果及び危険が生じ得る。
このような事故が発生するのを防ぐために、ロボットを必要とせずに自身を鋳型成形構成内で保持するための手段を備えるレードルシュラウドが当該技術において提案されてきた。この方法だと、レードルを速やかに取り外すことによってレードルシュラウドは確かに破損するが、緊急取り外し時に大型の(かつ高価な)ロボットによって引きずられ、止められることはない。
例えば、特開平第09−2011657号は、鋳型成形構成においてノズルを阻止するために、ノズルの長手方向軸線を中心とする回転を要するバイオネットを備える連結手段が設けられたノズルを提案している。しかし、凍結時にほんのわずかな量の金属融液がバイオネット内に流入してバイオネット機構をざらつかせた途端に、係る回転が非常に困難になり得る。代替として、特開平第09−1008825号は、2本の長いピンであって、そのピンを受けるための補助スロットを備える移動ブラケットによって鋳型成形構成内で保持されるのに適したピンをノズルのどちらかの側に備えるノズルを提案している。この機構が機能するためには、レードルの片側に広い余地が必要である上に、ブラケットのスロットへのレードルシュラウドノズルの搭載と締付構成におけるスロットの傾きとの間で高度な調整が求められる。
単純で経済的な競争力があり、調整をほとんど必要とせず、凝固した金属によるざらつきを防ぐために、可動部品がレードルシュラウドの口径の入口とコレクタノズルの外側面との間の界面から十分に離れており、ロボットの支援又はその他任意の外部支援を受けることなく、鋳型成形構成において自らを保持できるレードルシュラウドに対するニーズが当該技術において依然として存在することは確かである。以降のセクションには、これらの利点及び本発明の他の利点が提示されている。
本発明は、添付の独立請求項で定義される。従属請求項では、好適な実施形態が定義される。特に、本発明は、レードルシュラウドの入口オリフィスを、金属鋳型成形設備においてレードルの底面床の外側に固定されたコレクタノズルに可逆的に連結するための連結装置であって、
(a)開口部の重心を通過する長手方向軸線X1に対して直角であり、レードルシュラウドを受けるのに適している、中央開口部を有するヒンジフレームと、
(b)ヒンジフレームを、その中央開口部内に挿入されたレードルシュラウドに接続するためのシュラウド接続手段と、
(c)遠位端と近位端とを備える少なくとも第1の細長ラッチ及び第2の細長ラッチと、を備え、これら少なくとも第1のラッチ及び第2のラッチの各々が、
−ヒンジフレーム上にあるヒンジに、ラッチの近位端よりも遠位端に近い水準で枢動可能に搭載され、そのために、ラッチが固定位置からアイドル位置まで枢動できるようになっており、
−そのラッチを自身の固定位置まで動かすように自然に付勢された弾性手段に連結されており、
−ラッチの遠位端よりも近位端に近い箇所にあり、好ましくは、ラッチ内、又はラッチに対して横方向に延びているラグ内のどちらかに開口部を備える捕捉手段が設けられており、
そのために、少なくとも第1のラッチ及び第2のラッチのいずれか1つが、それぞれのヒンジを中心に自身のそれぞれのアイドル位置からそれぞれの固定位置へと枢動することにより、ラッチの捕捉手段を中央開口部の重心から分離する距離が縮まるようになっている連結装置に関する。
各ヒンジにより、対応ラッチがその長手方向軸線X1を含む平面内で、かつ長手方向軸線X1に対して直角のヒンジ軸を中心に枢動することができることが好ましい。本発明の第1の実施形態において、各ヒンジは、対応ラッチの遠位端に隣接する箇所にあるか、対応ラッチの遠位端にあり、各ラッチは、そのヒンジに対するそのスロットの長手方向軸線X1に対して平行な方向に沿った変位によってラッチのアイドル位置と固定位置との間でそのラッチが移動するようになっている形状のスロットと嵌合する。対応ラッチが嵌合する全てのスロットが、第1の位置と第2の位置との間で長手方向軸線X1に沿って移動できるスロットフレーム上に設けられるのが好ましい。スロットフレーム(34s)とヒンジフレーム(34h)との間の距離は、第2の位置よりも第1の位置において長く、弾性手段は、スロットフレームがラッチの固定位置に対応する自身の位置の方へと動かされるように付勢及び搭載される。ラッチの固定位置は、スロットフレームの第1の位置に対応するのが好ましい。
本発明の第2の実施形態においては、各ヒンジが対応ラッチの近位端と遠位端との間にあり、そのために、ヒンジ軸及び長手方向軸線X1の両方に対して直角の力と、長手方向軸線X1の方向の力と、を各ヒンジの遠位端に印加することにより、そのラッチが自身の固定位置から自身のアイドル位置へとシーソーモードで枢動できるようになっている。
レードルシュラウドをレードルに固く連結するには、少なくとも2つのラッチが必要とされる。ただし、本発明によれば、3つ以上のラッチが連結装置に設けられ得ることが明らかである。例えば、連結装置は、ヒンジフレームの周囲に均等に分散配置された2つ、3つ又は4つのラッチを備え得る。
本発明は、上記のように定義された、連結装置に連結されるのに適したレードルシュラウドにも関する。本発明に係るレードルシュラウドは、
(a)ノズルの上流端にあり、
i)長手方向軸線X1に対して直角の上流面であって、上流周を画定し、レードルに連結されたコレクタノズルを隙間なく取り付けるのに適した入口オリフィスが設けられている上流面、及び
ii)その上流周を包囲し、その長手方向軸線X1に沿って延びている周壁であって、金属缶で少なくとも部分的に覆われている周壁、
を備える入口部分、
(b)その長手方向軸線X1に沿って、その入口部分から、上流端の反対側にある下流端へと延びている管状部分であって、出口オリフィスがある管状部分と、
(c)その入口オリフィスからその出口オリフィスへと、長手方向軸線X1に対して平行に延びている口径と、
を備える、レードルシュラウドにおいて、
上記のように定義された連結装置のシュラウド接続手段と接続するための装置接続手段であって、前記装置は、金属の一部であり、周壁の周囲に均一に分散配置することができ、かつ均一に分散配置されている少なくとも第1の別個の突出部及び第2の別個の突出部の形態である装置接続手段を更に備え、その少なくとも第1の突出部及び第2の突出部の各々が、周壁に対して接線方向かつ長手方向軸線X1に対して直角の方向の幅Wと、幅W及び長手方向軸線X1に対して直角の径方向の奥行きdと、を、d/W<1となるように有し、レードルシュラウドの上流端の方向を向いている上流突面と、レードルシュラウドの下流端の方向を向いている下流突面を画定し、下流突面は、レードルシュラウドの下流端の方を向いている頂部を有する凸型であり、突出部の幅Wの略中央にあることを特徴とする。下流突面は、山形又は円弧の形状であるのが好ましい。
本文において、「上流」及び「下流」という用語は、レードルシュラウドがコレクタノズルを有する鋳型成形構成内にあり、ゲートが開いている場合の溶融金属の流れ方向に関して定義されるものである。
本発明は、上記のように定義された連結装置及びレードルシュラウドを備えるパーツキットにも関し、連結装置のシュラウド接続手段は、連結装置の中心孔内にある少なくとも第1の凹型上流突面及び第2の凹型上流突面を備え、少なくとも第1の凹型上流突面及び第2の凹型上流突面は、上流入口の方を向いており、レードルシュラウドの入口部分が連結装置の中心孔に挿入されると、レードルシュラウドの突出部の凸型下流突面が連結装置のシュラウド接続手段の凹型上流突面上で適合関係で収まるように位置付けられ、かつそのような形状のである。好適な実施形態において、レードルシュラウドの突出部の凸型下流突面を、連結装置のシュラウド接続手段の凹型上流突面上で適合関係で収めるようにすることは、レードルシュラウドを連結装置の中央開口部内に挿入し、連結装置を、長手方向軸線に沿って出口オリフィスの方向に事前設定位置まで移動させることによって達成可能であり、その位置から、連結装置は、レードルシュラウドの突出部の凸型下流突面が向かい合い、連結装置のシュラウド接続手段の凹型上流突面上に収まるまで長手方向軸線を中心に回転する。
連結装置が上記のとおり定義されたヒンジフレーム及びスロットフレームを備える場合には、シュラウド接続手段の凹型上流突面がヒンジフレーム上に設けられ、スロットフレームが、ヒンジフレームの凹型上流突面の反対側にある下流突面を備え、レードルシュラウドの突出部の上流突面の形状に適合し、そのために、
(a)スロットフレームの下流突面がヒンジフレームに対する自身の第1の(つまりヒンジフレームから離れた)位置にあると、連結装置が長手方向軸線に沿って移動する終点となる事前設定位置が、レードルシュラウドの突出部が、ヒンジフレームの凹型上流突面とスロットフレームの下流突面との間に含まれる水準となる位置に対応し、これにより、レードルシュラウドの突出部がスロットフレームの下流突面とヒンジフレームの凹型上流突面との間の箇所に来るまで、長手方向軸線X1を中心とする連結装置の回転が可能となり、
(b)スロットフレーム(34s)がヒンジフレームに対する自身の第2の(即ち、ヒンジフレームに近い)位置にあると、レードルシュラウドの突出部(55b)がヒンジフレームの上流突面とスロットフレームの下流突面との間で締め付けられる、のが好ましい。
パーツキットは、コレクタノズルの一方端にある入口及び反対側の出口端にある開口部から延びる口径を備えるコレクタノズルも備えるのが好ましく、その出口端は、鋳型成形構成においてレードルシュラウドの入口オリフィス内に隙間なく嵌入するのに適しており、それにより、長手方向軸線X1に沿ってコレクタノズルの入口からレードルシュラウドの出口オリフィスへと延びる連続的な注湯孔が形成される。コレクタノズルは、ゲートフレームによってレードルに連結されており、そのゲートフレームは、少なくとも第1のラッチ及び第2のラッチの捕捉手段と整合する少なくとも第1の固定手段及び第2の固定手段を備え、レードルシュラウドの入口オリフィスがその鋳型成形構成においてコレクタノズル上に挿通されたときに、
−ラッチが自身のアイドル位置にあると固定手段がラッチの捕捉手段と干渉せず、そのために、レードルシュラウドがコレクタノズルから長手方向軸線に沿って自由に離れることができ、
−少なくとも第1のラッチ及び第2のラッチの捕捉手段が、自身の固定位置にあると、対応する固定手段と可逆的な連結関係で嵌合し、それによってレードルシュラウドがレードルのコレクタノズルに可逆的に連結される、ように配設される。
一実施形態においては、ラッチの捕捉手段が開口部を備え、ゲートフレームの固定手段が、対応ラッチが自身のアイドル位置から自身の固定位置へと枢動したときに開口部内に可逆的に嵌入するのに適したラグを備える。逆に、第2の実施形態においては、ラッチの捕捉手段が、ラッチに対して横方向に延びているラグを備え、ゲートフレームの固定手段が、対応ラッチが自身のアイドル位置から自身の固定位置へと枢動したときにラグを可逆的に受けるのに適した凹部を備える。
本発明のパーツキットは、
(a)連結装置の中央開口部を、レードルシュラウドの入口部分の上方で把持、嵌合、及び固定してレードルシュラウドアセンブリを形成し、
(b)ラッチを自身の固定位置からから自身のアイドル位置へと移動させ、係るアイドル位置に保持し、
(c)鋳型成形構成においてコレクタノズルの上方にあるレードルシュラウドアセンブリの入口オリフィスを、レードルシュラウドの口径がコレクタノズル上の口径と整合するように挿入し、
(d)ラッチが自身のアイドル位置から自身の固定位置へと戻れるようにし、それによって各々のラッチの捕捉手段を対応する固定手段に嵌入してレードルシュラウドをコレクタノズルに連結し、
(e)レードルシュラウド上での把持を解く、
のに適したロボットも備え得る。
ロボットは、ラッチを自身の固定位置から自身のアイドル位置へと移動させるための、枢動指又はピストンから選択された手段を備えることが好ましく、この手段は、弾性手段の自然付勢よりも大きく、弾性手段の自然付勢とは反対方向の力を印加するために油圧駆動になっている。
本発明は、レードルシュラウドをレードルのコレクタノズルに可逆的に連結する方法に関し、コレクタノズル及びロボットの両方を備える、上記のとおり定義されたパーツキットを提供することと、
(a)上記のとおり定義された連結装置の中央開口部を、上記のとおり定義されたレードルシュラウドの入口部分の上で把持、嵌合、及び固定してレードルシュラウドアセンブリを形成するステップ、
(b)連結装置のラッチを自身の固定位置から自身のアイドル位置へと移動させ、係るアイドル位置に保持するステップ、
(c)レードルシュラウドアセンブリの入口オリフィスを、レードルシュラウドの口径がコレクタノズルの口径と整合するように、鋳型成形構成におけるコレクタノズル上に挿入するステップ、
(d)ラッチが自身のアイドル位置から自身の固定位置へと戻れるようにし、それによって各々のラッチの捕捉手段を対応する固定手段に嵌入してレードルシュラウドをコレクタノズルに連結するステップ、
(e)レードルシュラウド上での把持を解ステップ、
をロボットで実行することとを備える。
本方法に係るロボットは、
(a)コレクタノズルに連結されたレードルシュラウドを把持するステップ、
(b)ラッチ(32)を自身の固定位置から自身のアイドル位置へと移動させ、係るアイドル位置に保持して、各々のラッチの捕捉手段(33、33a)を対応する固定手段(31、31a)から嵌合解除するステップ、
(c)レードルシュラウドをコレクタノズルから引き離すステップ、
を実行するのに適しているのが好ましい。
本発明の性質を更に十分に理解するために、以降の詳細な説明を、添付の図面と併せて参照する。
鋳型成形設備の概要図を表す。 先行技術に係るロボットによって鋳型成形構成に連結及び保持されたレードルシュラウドを示す。 本発明に係る連結装置を有するレードルシュラウドの第1の実施形態を示す。 本発明に係る連結装置を有するレードルシュラウドの第2の実施形態を示す。 本発明に係る連結装置を有するレードルシュラウドの第3の実施形態を示す。 本発明に係る連結装置を有するレードルシュラウドの第4の実施形態を示す。 本発明に係る連結装置を有するレードルシュラウドの第5の実施形態を示す。 第1の実施形態に係る連結装置のラッチを作動させるための手段を示す。 第2の実施形態に係る連結装置のラッチを作動させるための手段を示す。 第4の実施形態に係る連結装置のラッチを作動させるための手段を示す。 本発明に係る、(a)別々の、及び(b)互いに固定されたノズル及び連結装置の斜視図を示す。 本発明に係る連結装置を有するレードルシュラウドをレードルのコレクタノズルに連結する順序を示す。 ラッチが自身のそれぞれのアイドル位置から自身の固定位置へと動かされた際の、捕捉手段と中央開口部の重心との間の距離の短縮を示す。 本発明に係るレードルシュラウドの2つの実施形態、並びに装置接続手段の実施形態を示す。 連結装置を回転によってレードルシュラウドに連結する方法の一実施形態を示す。
図3から図13に示すとおり、本発明の骨子は、配送ラック(図11及び図12(a)を参照)に保管されている新しいレードルシュラウド(111)に容易に固定できる連結装置(34)である。この連結装置は、コレクタノズルをレードルに連結するゲートフレームに設けられた固定手段(31、31a)を可逆的に嵌合するのに適した捕捉手段(33、33a)を備える。固定手段(31、31a)への捕捉手段(33、33a)の嵌入は、レードルシュラウドが、コレクタノズル(112)の出口がレードルシュラウドの入口オリフィス内に密閉格納された鋳型成形構成内にある場合にのみ可能である(図12(d)及び図12(e)を参照)。連結装置(34)について詳述する前に、レードルシュラウド(111)及びレードル(11)を提示する。
図1及び図12に示すとおり、レードル(11)は、レードル内にあり、レードルの内部を覆う耐火材料(12)に部分的に組み込まれた内ノズル(113)を備える出口孔が設けられた底面床を備える大型容器である。コレクタノズル(112)は、ゲートフレームによって出口孔の外側に固定されている。ゲートフレームは、内ノズルと密接し、入口ノズルとの連続的な貫通口径を形成する口径を備える固定板を備える。ゲートフレームは、コレクタノズルと密接し、コレクタノズルとの連続的な貫通口径を形成する口径を備える第2のスライドプレート(114)を備える。第2のスライドプレート(114)は、固定板及び内ノズルによって形成された貫通口径を、スライドプレート及びコレクタノズルによって形成された貫通口径と位置合わせしたり、ずらしたりするなどの目的で第1の固定板に対して摺動的に移動可能であり、こうして内ノズル及びコレクタノズル(112)を通過する金属の流量の制御を可能にする(図12(e)及び図12(f)を参照)。冒頭で説明したとおり、コレクタノズルは短い管状部分を有し、レードルシュラウド(111)には、長い管状部分が設けられており、レードルシュラウド(111)は、レードルとタンディッシュ(10)との間で液体金属を空気との接触から保護するために、コレクタノズル上に密挿される必要がある。
本発明に係るレードルシュラウド(111)が、図11及び14に示されている。これは、
(a)入り口部分がノズルの上流端にあり、
i)長手方向軸線X1に対して直角の上流面であって、上流周を画定し、レードル(11)に連結されたコレクタノズル(112)を隙間なく取り付けるのに適した入口オリフィス(115a)が設けられている上流面、及び
ii)その上流周を包囲し、その長手方向軸線X1に沿って延びている周壁であって、金属缶(111m)で少なくとも部分的に覆われている周壁、
を備える入口部分と、
(b)その長手方向軸線X1に沿って、その入口部分から、上流端の反対側にある下流端へと延びている管状部分であって、出口オリフィス(115b)がある管状部分と、
(c)その入口オリフィス(115a)からその出口オリフィス(115b)へと、長手方向軸線X1に対して平行に延びている口径(115)と、
を備えるという点で、最先端のレードルシュラウドにかなり似ている。
ただし、以降で更に詳しく説明する方式で連結装置のシュラウド接続手段(55a)と接続するための装置接続手段(55b)を更に備えるという点で、最先端のレードルシュラウドとは異なる。その装置接続手段は、少なくとも第1の別個の突出部(55b)及び第2の別個の突出部(55b)の形態であり、これらの突出部は、金属缶(111m)の一部であり、周壁の周囲に均一に分散配置されている(図14(a)及び図14(b)を参照)。その少なくとも第1の突出部及び第2の突出部の各々は、周壁に対して接線方向かつ長手方向軸線X1に対して直角の方向の幅Wと、幅W及び長手方向軸線X1に対して直角の径方向の奥行きdと、を、d/W<1となるように有し、レードルシュラウドの上流端の方向を向いている上流突面(55u)と、レードルシュラウドの下流端の方向を向いている下流突面(55d)を画定し、下流突面(55d)は、頂部(55apx)がレードルシュラウドの下流端の方を向いた凸型で、突出部の幅の略中央にある。下流突面(55d)は、図14(c)及び図14(d)に示すとおり、山形又は円弧の形状であり得る。
図3から図10及び図14(d)に示すとおり、レードルシュラウドの周壁は、胴体形(trunconical)の凹部(56d)であって、その小径がレードルシュラウドの下流端の方を向いていることで逆向きの肩部を形成する胴体形の凹部(56d)を備えるのが好ましい。
連結装置(34)は、その開口部の重心を通る長手方向軸線X1に対して直角の中央開口部を有するヒンジフレーム(34h)を備える。この開口部は、上記のとおり定義されたレードルシュラウドを受けるのに適している必要がある。連結装置(34)は、このレードルシュラウドに設けられた装置接続手段(55b)と作用し合うのに適したシュラウド接続手段(55a)によってレードルシュラウド(111)に固定することができる。例えば、連結装置のシュラウド接続手段(55a)は、他方に対する一方の回転によってレードルシュラウドの装置接続手段(55b)に固定され得る。一例が図15に示されており、以降で更に詳しく論じる。本実施形態は、例えば、バイオネットタイプの例示的接続手段も含み得る。この接続手段は、本出願のいくつかの実施形態で有利であり得る。
(連結装置(34)が固定された)レードルシュラウド(111)を、コレクタノズルを保持し、ゲート機構を格納するフレームであるゲートフレームによってレードルに連結された固定手段(31、31a)に可逆的に連結するための少なくとも2つの捕捉手段(33、33a)が必要とされる。ゲート機構は、スライドゲート又は回転ゲートのどちらも、当該技術において周知のものであり、ここで詳細に説明する必要はない。これらは、口径が設けられた2つのプレートをスライドさせてそれぞれのプレートの口径を互いに合わせたり、ずらしたりすることにより、レードルから流出する液体金属の流量を制御する働きをする。スライドゲート(114)の一例が図12に概略的に示されている。図中、ステップ(a)から(e)では、レードルシュラウドがコレクタノズルに連結されているためゲートが閉じており、ステップ(f)ではゲートが開いており、レードルシュラウドが自身の鋳型成形構成内で固定されている。遠位端と近位端とを備える少なくとも第1の細長ラッチ及び第2の細長ラッチ(32)には、各々の捕捉手段(33、33a)が設けられている。各々のラッチ(32)は、ヒンジ(36)に枢動可能に搭載されている。ヒンジ(36)が、ヒンジフレーム(34h)に搭載され、近位端よりも遠位端に近い水準で対応ラッチに連結されているのに対し、捕捉手段(33、33a)は、ラッチの遠位端よりも近位端に近い箇所にある。各々のラッチは、対応するヒンジを中心に、固定位置からアイドル位置へと枢動することができる。各々のラッチは、そのラッチを自身の固定位置まで動かすように自然に付勢された弾性手段(35)に直接又は間接的に連結されている。弾性手段は、その位置を離れてもラッチを自身の固定位置の方へと繰り返し動かすための十分なばね力を生み出せる限り、コイルばね、ねじりばね、板ばね、タケノコばねなど、任意のタイプのばねであってよい。弾性手段によって生み出されたばね力は、ラッチを自身の固定位置からアイドル位置の方へと動かすためにロボット(20、21)などによって連結装置に印加できる力を下回るべきである。弾性手段の一方端がラッチ(32)に直接連結できるのに対し、他方端は、例えば図6、図7、及び図10に示すとおり、ヒンジフレーム(34h)に固定されている。代替として、弾性手段は、ラッチに間接的に連結することができ、それでもなお、図3〜図5、図8、図9、図12に示すとおり、例えば、一方端をヒンジフレーム(34h)に固定し、他方端をラッチと作用し合う構造体に固定することにより、ラッチを自身の固定位置へと自然に動かすことができる。その構造体はスロットフレーム(34s)であり、ラッチとの相互作用について以下で更に詳しく論じる。
ラッチ(32)は、少なくとも第1のラッチ及び第2のラッチ(32)のいずれか1つが、それぞれのヒンジ(36)を中心に自身のそれぞれのアイドル位置から自身のそれぞれの固定位置へと枢動することにより、ラッチの捕捉手段(33、33a)を連結装置の中央開口部の重心から分離する距離が縮まるように、ヒンジフレームに枢動可能に搭載されている。図13は、(鎖線によって表された)ヒンジ軸(36a)が、その軸の中心から中央開口部の(そして、連結装置に連結された場合にはレードルシュラウドの口径(115)の)重心へと延びる半径に対して(a)直角及び(b)平行である2つの実施形態についての、アイドル位置didle(破線)及び固定位置dfix(実線)における中央開口部とラッチ(32)の捕捉手段との間の距離を比較している。ラッチ(32)のそれぞれのアイドル位置から、ラッチ(32)のそれぞれの固定位置へと枢動することにより、中央開口部の重心までの2つの捕捉手段捕捉手段の距離が、距離didleから、距離dfix<didleへと縮まる。
各々のラッチの近位端に近い箇所にある捕捉手段は、異なる形状を有し得る。特に、アイドル位置から固定位置へと枢動する場合、これらは、レードルゲート機構及びコレクタノズルを保持するゲートフレームの固定手段を形成する対応ラグ又はフック(31)を可逆的に嵌合するのに適した開口部(33)の形態であり得る。本実施形態は、図3、図4、図6、図7、図12、及び図13、更には図11の斜視図に概略的に示されている。代替として、捕捉手段は、各々のラッチが自身のアイドル位置から自身の固定位置へと枢動する場合、ゲートフレームの固定手段(31a)を形成する開口部に可逆的に嵌入するのに適したラグ又はフック(33a)の形態であり得る。本実施形態は、図5に概略的に示されている。
好適な実施形態において、各々のラッチのヒンジ軸(36a)は、連結装置(34)がレードルシュラウド(111)に固定されたとき、軸(36a)の中央から入口オリフィス(115a)の重心へと延びる半径に対して略直角である。この形状により、長手方向軸線X1及びその半径によって画定された平面内で各々のラッチ(32)が枢動することが可能となる。例えば、図13(a)は、「半径方向の」又は「中心への(converging)」枢動と定義できる枢動を可能にする係る実施形態を示す。代替として、各々のラッチ(32)の軸(36a)は、連結装置(34)がレードルシュラウド(111)に固定されたとき、軸(36a)の中央から入口オリフィス(115a)の重心へと延びる半径に対して平行であり得る。図7及び図13(b)に示すこの形状により、「接線方向の」枢動と定義できる枢動が可能となる。ただし、「中心への」枢動が好適である。
中心への枢動である、図3から図5及び図15(a)及び図15(b)に示す一実施形態において、各々のラッチ(32)のヒンジ(36)は、対応ラッチ(32)に隣接する箇所にあるか、対応するラッチ(32)の遠位端にある。連結装置は、スロットフレーム(34s)と称される第2のフレームを備え、このフレームは、ヒンジフレーム(34s)から連結装置を分離する距離を変えるなどの目的で長手方向軸線X1に対して平行な方向に沿ってヒンジフレーム(34h)に対して接近及び離遠する動きができ、かつ各々のラッチ用の1つのスロットを備える。各々のラッチは、各々のラッチのヒンジと捕捉手段との間の長さに沿って自由に移動できる対応スロットに挿入される。スロットの形状は、ヒンジフレーム(34h)に対するスロットフレーム(34s)の長手方向軸線X1に対して平行な方向に沿った変位が生じると、各々のスロットが対応ラッチの長さに沿って移動し、ラッチの傾きを自身のアイドル位置から自身の固定位置へと動かすようになっている。特に、各々のスロットは、長手方向軸線X1に対して斜めである1つの壁を備え、その上にラッチが載っている。スロットフレームを長手方向に沿って移動させると、その傾斜壁により、ラッチの角度枢動が強制的に行われる。図3及び図4に示す最も好適な実施形態においては、係る壁の代替として、或いは係る壁に随伴して、各々のラッチが、ヒンジ軸(36a)に対して平行に延び、対応するヒンジ(36)と捕捉手段(33、33a)との間でラッチの片側(好ましくは両側)から突出している少なくとも1本(好ましくは2本)のピン(32p)を備える。そのピンは、ヒンジ軸(36a)に対して直角である対応スロットの壁に設けられた豆形チャネル(34b)に嵌入される。ヒンジフレームに対して長手方向軸線に沿ってスロットフレームが移動することにより、豆形チャネルに沿ってピンがスライドし、こうして対応ラッチが、自身の対応アイドル位置又は固定位置への強制的な移動を引き起こす。各々のラッチの固定位置からアイドル位置への枢動は、
(a)
i)ヒンジフレーム(34h)をレードルシュラウド(111)に対する固定位置に保持し、スロットフレーム(34s)をヒンジフレームの方へと移動させること(図3及び図5を参照)、
ii)スロットフレーム(34s)をレードルシュラウド(111)に対する固定位置に保持し、ヒンジフレーム(34h)をスロットフレームの方へと移動させること(図4及び図12を参照)、又は
iii)ヒンジフレーム(34h)及びスロットフレーム(34s)の両方をレードルシュラウド(111)に対して互いに接近させること(図15(a)及び図15(b)を参照)、
のいずれかによって、スロットフレーム(34s)とヒンジフレーム(34h)との間の長手方向X1沿いの距離を縮めること(図3〜図5に図示)と、
(b)
i)ヒンジフレーム(34h)をレードルシュラウド(111)に対する固定位置に保持し、スロットフレーム(34s)をヒンジフレームから離遠させること、
ii)スロットフレーム(34s)をレードルシュラウド(111)に対する固定位置に保持し、ヒンジフレーム(34h)をスロットフレームから離遠させること、又は
iii)ヒンジフレーム(34h)及びスロットフレーム(34s)の両方をレードルシュラウド(111)に対して互いに離遠させること、
のいずれかによって、スロットフレーム(34s)とヒンジフレーム(34h)との間の長手方向X1沿いの距離を伸ばすこと(非図示)と、によって実行することができる。
スロットフレームを使用する上述の実施形態においては、弾性手段の自然付勢によって、2つのフレームがラッチ(32)の固定位置に対応する自身のそれぞれの位置の方へと動くように、弾性手段(35)の一方端がヒンジフレーム(34h)に接続され、他方端がスロットフレーム(34s)に接続されるのが好ましい。図3は、係る形状の最も好適な実施形態を示しており、ラッチの固定位置が、ヒンジフレーム(34h)から最も遠く離れたスロットフレーム(34s)に対応する。
図3に示す実施形態において、ヒンジ(36)は、ラッチ(32)の遠位端にあり、ラッチは、ヒンジフレーム(34h)に対して接近及び離遠する動きのできるスロットフレーム(34s)に設けられた対応スロットに嵌入しており、こうして、対応スロットに嵌入している対応ラッチの長さに沿ってスロットをスライドさせる。コイルばねとして明示された弾性手段(35)は、スロットフレーム(34s)及びヒンジフレーム(34h)を互いに遠ざけるなどの目的で付勢される。その後、外部の力がなければ、ヒンジフレーム(34h)及びスロットフレーム(34s)の分離距離はHfであり、ラッチは自身の固定位置にあるはずである。ヒンジフレーム(34h)とスロットフレーム(34s)との間で弾性手段(35)のばね力よりも大きな圧縮力が印加されると、2つのフレーム間の距離が縮まり、必然的にラッチが自身のアイドル位置の方へと枢動する。これは次のような流れで行われる。
スロットの外壁は、各々のスロットが、ヒンジフレームに面する側で、レードルに面する反対側よりも狭くなるように傾斜している。この形状により、
−ヒンジフレーム(34h)及びスロットフレーム(34s)が互いに分離している場合には、互いの距離がHfに達するまで、ラッチが自身の固定位置に対して長手方向軸線X1と共に形成する角度を狭める、
−ヒンジフレーム(34h)及びスロットフレーム(34s)が互いに接近した場合には、ラッチが自身のアイドル位置に対して長手方向軸線X1と共に形成する角度を広げて互いの距離を縮める、
などの目的で、ラッチ(32)がそれぞれのヒンジ(36)を中心に枢動することが可能となる。
なお、ラッチ(32)は、自身のアイドル位置と自身の固定位置との間で、より正確に、かつ繰り返しラッチを動かすために、上述のとおり、かつ図3及び図4に示すとおり、豆形チャネル(34b)に嵌入するピン(32p)を更に備えるのが好ましいという点に留意されたい。
スロットフレーム(34s)及びヒンジフレーム(34h)を長手方向X1に互いに近づけるために、弾性手段(35)のばね力を上回る力Fを印加すると、スロットが、自身に嵌入しているそれぞれのラッチを下げる。スロットの傾斜外壁及び豆形チャネル(34b)に嵌入しているピン(32p)のために、ラッチはそれぞれのヒンジ(36)を中心に、スロットフレーム(34s)及びヒンジフレームが互いに徐々に近づきながら、ヒンジフレーム(34h)に最も近く、好ましくは接触しているスロットフレームに対応する自身のアイドル位置に達するまで枢動することができる(図3(b)を参照)。スロットフレーム及びヒンジフレームを近づけた状態に維持しながら、かつラッチ(32)が自身のアイドル位置にある間は、ゲートフレームの固定手段(31、31a)がラッチの捕捉手段(33、33a)に干渉することなく、コレクタノズルを中心にレードルシュラウドを自身の鋳型成形構成内へと挿入することができる(図3(c)を参照)。
レードルシュラウドが自身の鋳型成形構成内にあると、ラッチは、枢動して自身のアイドル位置から固定位置へと戻ることができ、それにより、スロットフレーム(34s)に印加された力Fを解放するだけでゲートフレームの適合固定手段と嵌合し、その後、弾性手段(35)のばね力の作用によってヒンジフレーム(34h)から離れる。レードルシュラウドは、このようにして、レードルの鋳込動作の全ての間自身の鋳型成形構成を保持するためのロボット(20)等を必要とせずに、固く、かつ可逆的にコレクタノズルに連結される(図3(d)を参照)。
空のレードルを自身の鋳込位置から離遠させる前にレードルシュラウドへアンロードするために、上述のとおり、スロットフレーム(34s)に力Fを印加することにより、連結装置(34)の捕捉手段(33、33a)は、ゲートフレームの固定手段(31、31a)から外れる。その後、レードルシュラウドを長手方向軸線X1に沿って下方に動かし、その後に離遠させることによって、レードルシュラウドをコレクタノズルから取り外すことができる。レードルは、このようにして、レードルの下にある長いレードルシュラウドから支障なく取り外すことができる。
図3に示す実施形態は、連結装置がレードルシュラウドに連結される方法として特に好適である。まず、ヒンジフレーム(34h)は、レードルシュラウド(111)の突出部(55b)の凸型下流突面の形状に適合する形状の凹型上流突面(55a)を備える(図3においては、その凹型上流突面が、その上にある突出部の下流突面によって隠れているため視認できない)。この段階において、レードルシュラウドは、連結装置の装置接続手段(55a)の上流突面上に存在する。レードルシュラウドの周壁の一部分が、逆向きの肩部を形成する胴体形の凹部(56d)を形成する。その後スロットフレームが、レードルシュラウドの胴体形の凹部が隙間なく固定される胴体形の上流支持突面を備えるのが有利である。この場合、レードルシュラウドは、スロットフレーム(34s)の胴体形の上流支持突面上にも存在する(図3(a)を参照)。スロットフレームは、レードルシュラウドの突出部(55b)の上流突面(55u)と向かい合った箇所にあり、この面と適合する形状を有する下流突面も備える。スロットフレームをヒンジフレームの方に押し付けると、突出部(55b)が、ヒンジフレーム(34h)の上流突面とスロットフレーム(34s)の下流突面との間でバイスジョーのように締め付けられる(図3(b)を参照)。この段階で、レードルシュラウド(111)及び連結装置(34)が固く締め付けられる。同時に、ラッチが自身のアイドル位置まで枢動したため、連結装置の捕捉手段(33、33a)とゲートフレームの固定手段(31、31a)との間で干渉することなく、レードルシュラウドを自身の鋳込位置までコレクタノズル(112)上に挿入することができる(図3(c)を参照)。その後、スロットフレーム及びヒンジフレームに印加された圧縮力を解放すると、ばね力によってスロットフレーム及びヒンジフレームが離れて距離Hfまで分離し、この段階で、連結装置の捕捉手段(33、33a)は、スライドゲートの固定手段(31、31a)と嵌合する。同時に、スロットフレーム(34s)の下流突面がレードルシュラウドの突出部(55b)から分離し、このスロットフレームの胴体形の上流支持突面がレードルシュラウドの胴体形の凹部を隙間なく収める。そのため、レードルシュラウド(111)は、スロットフレーム(34s)の胴体形の上流支持突面上及びヒンジフレーム(34h)の上流突面上の両方に存在することになり、システムに大きな安定性を付与する。
一方で、スロットフレーム上流支持突面(56u)及び周壁凹部(56d)の胴体形形状により、他方では、ヒンジフレームの上流突面の凹型形状に適合する凸型形状を有するレードルシュラウドの突出部(55b)の下流突面(55d)により、レードルシュラウド及び連結装置が、システムのあらゆる不整合に対応し、こうしてどのような場合でも、コレクタノズルとレードルシュラウドとの間で密接が確保されることから、レードルシュラウド(111)とコレクタノズル(112)との整合を容易に行うことができる。
長手方向軸線X1を中心とする、レードルシュラウド(111)に対する連結装置の角度配向の制御、その後はゲートフレームの固定手段(31、31a)に対する連結装置の角度配向の制御が、動作の成功に不可欠である。ロボット(20)が常に連結装置を正しい角度位置でレードルシュラウドの上に位置付け、その後、レードルシュラウドの突出部(55b)がヒンジフレーム(34h)の上流突面と向かい合う(図15を参照)ように連結装置を回転させるための1つの方法は、適切な目印を特定できる視認手段(カメラ)をロボットに設けることである。より安価な代替解決策は、レードルシュラウドの周囲に均一に分散配置したいくつかの基準タブ(17)(好ましくは金属缶(111m)をレードルシュラウドに設けることである。これらのタブが保管ラック(非図示)内の適合する配向インジケータと嵌合することで、レードルシュラウドが常に、ロボットにとって既知の所定配向でラック内に保管される。
図4に示す実施形態は、スロットフレームがレードルシュラウドに固定され、スロットフレーム及びレードルシュラウドに対し、ヒンジフレームだけが長手方向軸線X1に沿って自由に移動できるという点で、図3に示す上記実施形態とは異なる。ラッチ(32)が固定位置にあるとき、レードルシュラウドは、スロットフレームの胴体形空洞に収まっており、ヒンジフレームの上流突面上にはない(ここでは空洞の底部に表示)。ヒンジフレームに対して圧縮力が印加されると、ヒンジフレーム(34h)とスロットフレーム(34s)との間の距離が縮まり、ヒンジフレーム(34h)の上流突面とスロットフレーム(34s)の下流突面との間でレードルシュラウドの突出部(55b)が締め付けられる。こうして、連結装置(34)及びレードルシュラウドが互いに強く締め付けられる。同時に、ラッチ(32)が自身のアイドル位置の方へと枢動することで、自身の鋳型成形構成においてレードルシュラウドがコレクタノズル上に挿入される(図4(b)及び図4(c)を参照)。ヒンジフレームに印加された力の解放により、ヒンジフレームがスロットフレームから離れ、ラッチ(32)が自身の固定位置へと枢動した際にゲートフレームの固定手段(31)に嵌入する。
図5に示す実施形態は、図3に示す上記の実施形態と類似しており、(a)連結装置(34)の捕捉手段(33a)がラグ又はフックの形状である一方で、ゲートフレームの固定手段(31a)が開口部の形態であり、(b)スロットフレームが、レードルシュラウドが収まることのできる胴体形の上流支持突面を備えないという点が異なる。他の方法であっても、原理は図3で説明したものと同じである(図の簡略化のため、装置及びシュラウド接続手段(55a、55b)は明示されていない。
図6は代替実施形態を示しており、スロットフレーム(34s)を備えていないという点、及びヒンジ(36)が対応ラッチの近位端と遠位端との間にあるために、対応ラッチの遠位端に対し、ヒンジ軸及び長手方向軸線X1の両方に対して直角であり、かつ長手方向軸線X1の方向の力を印加することにより、そのラッチが、自身の固定位置から自身のアイドル位置へとシーソーモードで枢動できるという点が、図3から図5を参照して論じた上記実施形態と異なる。突出部(55b)の締め付けを可能にするスロットフレームがない場合には、連結装置とレードルシュラウドとの間の接続手段がバイオネットであるのが好ましい。図6において、弾性手段(35)は、一方端がヒンジとヒンジの近位端との間にあるラッチに固定され、他方端がヒンジフレーム(34h)に固定されたコイルばねとして明示されているが、ヒンジ自体に位置付けられたねじりばねであってもよいのは明らかである。これらのラッチは、ラッチの遠位端に対する力の印加によって自身のアイドル位置へと枢動することができ、その力を解放し、付勢された弾性手段のばね力を作用させることによって自身の固定位置へと枢動復帰することができる。上記実施形態に言及しながら論じているとおり、レードルシュラウドは、ラッチが自身のアイドル位置(図6(c)を参照)にあるときに鋳込位置内に持ってくることができ、ラッチを自身の固定位置へと枢動復帰させることによってコレクタノズルに固定することができ、これにより、ゲートフレームの固定手段(31、31a)(図6(d)を参照)と嵌合する。
図7は、更に別の実施形態を示しており、ヒンジ(36)の枢軸(36a)が、軸(36a)の中心からレードルシュラウド(111)の口径(115)の重心へと延びる半径に対して平行の向きであるという点が、図3から図6を参照しながら論じた実施形態とは異なる(上述の実施形態においては、ヒンジの枢軸がその半径に対して直角である)。ただし、適切な力の印加によってラッチが自身の固定位置から自身のアイドル位置へと枢動することができ、その力を解放し、弾性手段を作用させることによって自身の固定位置に復帰できるという点で、原理は先述の実施形態と非常に似ている。図7は、図6の実施形態と同じく、スロットフレームを有しないシステムを示す。図3から図5を参照しながら論じたとおり、ラッチの枢動が、ヒンジフレームに関して移動し、スロット及び豆形チャネル(34b)を備えるスロットフレーム(34s)によって実現可能であることは明らかである。
ラッチを自身の固定位置から自身のアイドル位置へと動かすための外部の力Fの印加は、レードルシュラウドを自身の鋳込位置内に持ってくる目的で使用されるロボット(20)によって実行することができる。例として、かつ図8から図10に示すとおり、ロボットは、ラッチ(32)を自身の固定位置から自身のアイドル位置へと移動させるための手段(21)を備える。図8及び図10において、その手段(21)は枢動指を備え、図9においては、油圧又は空気圧で駆動するピストンを備える。上述のとおり、手段(21)によって印加された外部の力は、ラッチの枢動を可能にするために、弾性手段のばね力を上回る必要がある。連結装置(34)は、ロボット把持手段(22b)が連結装置を固く保持し、取り扱えるようにするのに適した保持手段(22a)も備える。
図11に示すとおり、連結装置(34)は、レードルシュラウドの入口部分に連結することができる。実用上の理由で、連結装置(34)は、レードルシュラウドの最上部(上流端)からレードルシュラウドの入口部分付近に挿入されるのが好ましい。実際、第一に、ロボット(20)にとっては、鋳型成形設備の隣にあるラックに保管されたレードルシュラウドの最上部から連結装置(34)と嵌合する方が容易である。第二に、流体力学的な理由で、レードルシュラウドの管状部分は、出口の方へと放射する変断面を有することが多い。レードルシュラウドの下流端から連結装置と嵌合するには、連結装置(34)の中央開口部が、レードルシュラウド(111)の入口部分の寸法によって必要とされる大きさを上回る必要がある。図15は、図3を参照しながら論じた実施形態に係る、本発明に係る連結装置の側面図を示しており、ヒンジフレーム(34h)(a)は、自身の第1の位置においてスロットフレーム(34s)から分離していてラッチ(32)は固定位置にあり、(b)自身の第2の位置においては、スロットフレーム(34s)と近接していてラッチは自身のアイドル位置にある。ヒンジフレームとスライドフレームとを互いに近づけることにより、レードルシュラウドの突出部(55b)がヒンジフレーム(34h)の上流突面とスロットフレーム(34s)下流突面のとの間で締め付けられる。連結装置の2つのフレーム(34h、34s)を近接させてレードルシュラウドの突出部(55b)を締め付けることによって連結装置(34)をレードルシュラウドに把持することは、この作用によって、自身の固定位置から自身のアイドル位置へとラッチを枢動させるという付加的な利点がなくても、相当に画期的であるということを理解する必要がある。実際、この枢動は、2つのフレームを近接させること以外のロボットの代替動作によって起こすことができる。図15(c)は、図14(b)並びに図15(a)及び図15(b))に示すタイプのレードルシュラウドの上面図を示す。そのため、本発明の態様の別の態様によれば、本発明は特に、係るレードルシュラウドと、係るレードルシュラウドを把持するように適合させた把持装置と、に関する。図15及び図14(b)のレードルシュラウドは、上流周が欠損した(broken)(丸みを帯びた)角を有する正方形の形状であるという点で、図14(a)のレードルシュラウドとは異なる。4つの欠損した隅の水準において、周壁は、レードルシュラウドの下流端の方に、4つの凹型胴体部(56d)を形成するまで真っ直ぐ下に延びている。これらは、方向X1に沿って突出部(55b)から直接上流に整列している。
シュラウド接続手段(55a)の上流突面を分離する距離D55a、及び連結装置(34)の胴体形の上流支持突面(56u)を分離する距離D56uは共に、レードルシュラウドの正方形上流周のバイメジアン(bimedian)Dm(=2つの対向辺の中点を接続する線分)よりも長い。これにより、レードルシュラウド(111)の角度配向が図15(a1)及び図15(a2)に示すような状態になっており、シュラウド接続手段(55a)の上流突面及び連結装置(34)の胴体形の上流支持突面(56u)が正方形上流周の直線側と向かい合っている場合に、レードルシュラウド(111)の入口部分上に連結装置(34)を挿入することができる。
逆に、シュラウド接続手段(55a)の上流突面を分離する距離D55a、及び連結装置(34)の胴体形の上流支持突面(56u)を分離する距離D56uは、それぞれ、突出部(55b)に外接する円の直径D55b、及びレードルシュラウドの下流胴体形凹部(56d)に外接する円の直径D56dよりも共に長い。つまり、連結装置がレードルシュラウドに対して45°回転することにより、連結装置を、図15(c1)及び図15(c2)に示すようにレードルシュラウドに連結することができる。45°という角度は、図15に示す実施形態に係る具体的な形状に該当するものであり、形状、及びレードルシュラウドの周壁における突出部の分散配置が異なれば、他の回転角度が該当することは明らかである。
図15(a1)から図15(c1)までの連続図は、ヒンジフレーム(34h)に関する、レードルシュラウド(111)に対する連結装置の挿入及び回転の一連の上面図であり、図15(a2)から図15(c2)までの連続図も同じ流れを示しているが、こちらはスロットフレーム(34s)に関するものである。
連結装置(34)は、適切な向き及び指定された深さで長手方向軸線X1に沿ってレードルシュラウド(111)上に挿入された(図15(b1)及び図15(b2)を参照)後、連結装置の接続手段(55a)の上流突面を、レードルシュラウドの対応突出部(55b)の下流突面(55d)の下へと移し、向き合わせるために、長手方向軸線X1を中心に回転する(図15(c1)を参照)。レードルシュラウド(111)の周壁の凹型胴体形部分(56d)も、図15(c2)に示すとおり、その回転によって対応する胴体形の上流支持突面(56u)と位置合わせされる。
本発明の主な利点は、タンディッシュ等において複数の対応バッチの液体金属を注湯するための複数のレードル(11)に異なるレードルシュラウド(111)を連結するのに、単一の連結装置(34)を複数(数百)回使用できるということである。レードルが空になって自身の鋳込位置から取り外す準備が整うと、ロボット(20)が、そのレードルを空にする目的で使用された、レードルシュラウド(111)に固定された連結装置(34)を保持し、捕捉手段(33、33a)を、上記説明のとおり、自身の固定位置から自身のアイドル位置へと枢動し、レードルシュラウド(111)を、長手方向軸線に沿ってコレクタノズル及びレードルから下に引くことによって取り外し、移動して分注ラックに入れ、こうして連結装置が使用済みのレードルシュラウド(111)から取り外される。依然として連結装置(34)を保持しながらも、レードルシュラウドがなくなったロボットは、複数の新しいレードルシュラウド(111)が保管されている保管ラックへと連結装置(34)を移動させ、連結装置(34)を新しいレードルシュラウド(111)に固定する(図12(a)を参照)。連結装置(34)が新しいレードル(111)上に嵌合した後、この2つは、典型的には、上記のような他方に対する一方の回転により、又はバイヨネットタイプの接続手段を用いてシュラウド接続手段(55a)及び装置接続手段(55b)を作動させることにより、互いに固定することができる。ロボットが連結装置(34)に対して上記全ての動作を実行できるように、連結装置(34)には、ロボットが固く把持できる保持手段(22a)が設けられている必要がある。当業者であれば、所与のモデルのロボットで保持手段(22a)が必要であることを知っており、この保持手段については、本発明に影響しないことから、詳述する必要がない。図11において、保持手段(22a)は、ヒンジフレーム(34h)及びスロットフレーム(34s)の両方に対して径方向に対向する位置に設けられたフックとして描かれている。ただし、ロボットが連結装置を固く保持できる、当業者にとって既知であるその他任意の手段が本発明に適しており、本発明に影響しない。
連結装置が新しいレードルシュラウド(111)に固く固定されると、ロボットは、上記のとおり、かつ図12(b)〜図12(d)に示すとおり、まずラッチ(32)を自身の固定位置から自身のアイドル位置へと枢動させることによってレードルシュラウドをコレクタノズル上に係合することにより、レードルシュラウド及び連結装置を鋳型成形構成内に持ってくる。なお、この間はずっと、液体金属がロボット(20)及び連結装置(34)の上にこぼれるのを防ぐために、レードルからの液体金属の流出を制御するゲート(114)が閉位置にある。鋳型成形構成において、ラッチ(32)が枢動して自身の固定位置に戻り、ラッチ(32)の捕捉手段(33、33a)がゲートフレームの固定手段(31、31a)に嵌入すると、ロボットが取り外され、ゲートが開かれて、液体金属がレードルから流出し、内ノズル(113)、コレクタノズル(112)、及びレードルシュラウド(111)によって形成された連通口径を通じて、タンディッシュ等の中へと流入する(図12(e)及び図12(f)を参照)。開位置又は閉位置からのゲートプレートのスライド又は回転は、当該技術において周知である油圧アームによって行われるため、ここでは詳述する必要がない。レードルが空になると、ロボット(20)は使用済みのレードルシュラウドを適切な廃棄ラックに入れ、そこで連結装置がレードルシュラウドから分離される。使用済みのレードルシュラウドは、再利用のために清掃されるか、又は廃棄される。その後ロボットは、上記のとおり、かつ図12に示すとおり、連結装置(34)を、新しいレードルに連結するための新しいレードルシュラウド(111)へと持ってくる。
連結装置(34)を、ゲートフレーム内に設けられた適切なレードルシュラウド(111)及び固定手段(31、31a)と組み合わせることは、鋳込動作の全ての間に、外部支持手段を必要とせずにレードルシュラウドをレードル(11)に連結するための最適かつ最安の方策である。実際、新しい溶融金属バッチで満たされた多数のレードルに多数のレードルシュラウドを連結するのに、1台の連結装置(34)を何百回と再利用することができる。本発明に係るレードルシュラウドは、上記のとおり定義された突出部(55b)を備えるという点だけが先行技術によるレードルシュラウドとの違いであることから、先行技術によるレードルシュラウドよりも安価である。本発明の連結装置は、かさばらず、最先端のロボット(20)によって非常に扱い易い。

Claims (14)

  1. レードルシュラウド(111)の入口オリフィス(115a)を、金属鋳型成形設備においてレードル(11)の底面床の外側に固定されたコレクタノズル(112)に可逆的に連結するための連結装置(34)であって、
    a)中央開口部を有し、前記中央開口部の重心を通過する長手方向軸線X1に対して直角であり、レードルシュラウドを受けるのに適している、ヒンジフレーム(34h)と、
    b)前記ヒンジフレーム(34h)を、前記中央開口部内に挿入されたレードルシュラウドに接続するためのシュラウド接続手段(55a)と、
    c)固定手段に対して遠位である遠位端と固定手段に対して近位である近位端とを有する少なくとも第1の細長ラッチ及び第2の細長ラッチ(32)と、
    を備え、前記少なくとも第1の細長ラッチ及び第2の細長ラッチの各々が、
    −前記ヒンジフレーム(34h)上にあるヒンジ(36)上に、前記ラッチの前記近位端よりも前記遠位端に近い水準で枢動可能に搭載され、そのために、前記ラッチが固定位置からアイドル位置まで枢動できるようになっており、
    −前記ラッチを自身の固定位置まで動かすように自然に付勢された弾性手段(35)に連結されており、
    −前記ラッチの前記遠位端よりも前記近位端に近い箇所にある捕捉手段(33、33a)が設けられており、
    そのために、前記少なくとも第1の細長ラッチ及び第2の細長ラッチ(32)のいずれか1つが、自身のそれぞれのヒンジ(36)を中心に自身のそれぞれのアイドル位置から自身のそれぞれの固定位置へと前記枢動することにより、前記細長ラッチの前記捕捉手段(33、33a)を前記中央開口部の前記重心から分離する前記距離が縮まるようになっており、
    前記捕捉手段が、前記細長ラッチ内の開口部(33)か、又は前記細長ラッチに対して横方向に延びているラグ(33a)のどちらかを有する連結装置。
  2. 各々のヒンジ(36)により、前記第1の細長ラッチ及び第2の細長ラッチ(32)が、前記長手方向軸線X1を含む平面内で、かつ前記長手方向軸線X1に対して直角のヒンジ軸を中心に枢動できる、請求項1に記載の連結装置。
  3. 各々のヒンジ(36)が、前記第1の細長ラッチ及び第2の細長ラッチ(32)の前記遠位端に隣接する箇所にあるか、前記第1の細長ラッチ及び第2の細長ラッチ(32)の前記遠位端にあり、各々のラッチが、スロットであって、前記ヒンジに対する前記スロットの前記長手方向軸線X1に対して平行な方向に沿った変位によってラッチの前記アイドル位置と前記固定位置との間で前記ラッチが移動するようになっている形状のスロットと嵌合する、請求項2に記載の連結装置。
  4. 前記第1の細長ラッチ及び第2の細長ラッチ(32)が嵌合している前記スロット全てが、前記ヒンジフレーム(34h)に対する位置が第1の位置と第2の位置との間で前記長手方向軸線X1に沿って様々であり得るスロットフレーム(34s)上に設けられ、前記スロットフレーム(34s)とヒンジフレーム(34h)との間の前記距離が、前記第2の位置よりも前記第1の位置において長く、前記ラッチの前記固定位置に対応する前記スロットフレーム(34s)の位置の方へと前記スロットフレーム(34s)が動かされるように前記弾性手段(35)が付勢及び搭載されており、前記ラッチの前記固定位置が、好ましくは、前記ヒンジフレームに対して前記スロットフレーム(34s)の前記第1の位置に対応する、請求項3に記載の連結装置。
  5. 各々のヒンジ(36)が、前記第1の細長ラッチ及び第2の細長ラッチ(32)の前記近位端と前記遠位端との間にあり、そのために、前記ヒンジ軸及び前記長手方向軸線X1の両方に対して直角の力と、前記長手方向軸線X1の方向の力と、を自身の遠位端に印加することにより、前記ラッチが、自身の固定位置から自身のアイドル位置へとシーソーモードで枢動できるようになっている、請求項2に記載の連結装置。
  6. 請求項1から5のいずれか一項に記載の連結装置(34)と共に使用するためのレードルシュラウド(111)であって、
    a)前記レードルシュラウド(111)の上流端にあり、
    i)長手方向軸線X1に対して直角の上流面であって、上流周を画定し、レードル(11)に連結されたコレクタノズル(112)を隙間なく取り付けるのに適した入口オリフィス(115a)が設けられている前記上流面、及び
    ii)前記上流周を包囲し、前記長手方向軸線X1に沿って延びている周壁であって、金属缶(111m)で少なくとも部分的に覆われている周壁、
    を含む入口部分と、
    b)前記長手方向軸線X1に沿って、前記入口部分から、前記上流端の反対側にある下流端へと延びている管状部分であって、出口オリフィス(115b)がある管状部分と、
    c)前記長手方向軸線X1に対して平行に、前記入口オリフィス(115a)から前記出口オリフィス(115b)へと延びている口径(115)と、
    を備え、前記レードルシュラウド(111)は、前記シュラウド接続手段(55a)と接続するための装置接続手段(55b)であって、前記金属缶(111m)の一部であり、かつ前記周壁の周囲に均一に分散配置されている少なくとも第1の別個の突出部及び第2の別個の突出部(55b)の形態である前記装置接続手段を更に有する装置接続手段(55b)を更に備え、
    前記少なくとも第1の突出部及び第2の突出部の各々が、前記周壁に対して接線方向かつ前記長手方向軸線X1に対して直角の方向の幅Wと、前記幅W及び前記長手方向軸線X1に対して直角の径方向の奥行きdと、を、d/W<1となるように有し、
    前記レードルシュラウドの前記上流端の方向を向いている上流突面(55u)と、前記レードルシュラウドの前記下流端の方向を向いている下流突面(55d)とを画定し、前記下流突面(55d)は、頂部(55apx)が前記レードルシュラウドの前記下流端の方を向いた凸型で、前記突出部の幅の略中央にある、レードルシュラウド(111)。
  7. 前記下流突面(55d)が山形又は円弧の形状である、請求項6に記載のレードルシュラウド。
  8. 請求項1から5のいずれか一項に記載の連結装置(34)と、請求項又はに記載のレードルシュラウド(111)と、を備えるパーツキットであって、
    前記連結装置の前記シュラウド接続手段(55a)が、前記連結装置の前記中心孔内にある少なくとも第1の凹型上流突面及び第2の凹型上流突面を有し、
    前記第1の凹型上流突面及び前記第2の凹型上流突面は、
    前記上流入口(115a)の方を向いており、
    前記レードルシュラウドの前記入口部分が前記連結装置の前記中心孔に挿入されると、前記レードルシュラウドの前記突出部(55b)の前記凸型下流突面(55d)が前記連結装置(34)の前記シュラウド接続手段(55a)の前記凹型上流突面上で適合関係で収まるように位置付けられ、かつそのような形状である、パーツキット。
  9. 前記レードルシュラウドの前記突出部(55b)の前記凸型下流突面(55d)を、前記連結装置(34)の前記シュラウド接続手段(55a)の前記凹型上流突面上で適合関係で収めるようにすることが、前記レードルシュラウドを前記連結装置の前記中央開口部内に挿入し、前記連結装置を、前記長手方向軸線に沿って前記出口オリフィス(115b)の方向に事前設定位置まで移動させることによって達成可能であり、
    前記事前設定位置から、前記連結装置が、前記長手方向軸線を中心に、前記レードルシュラウドの前記突出部(55b)の前記凸型下流突面(55d)が向かい合い、前記連結装置(34)の前記シュラウド接続手段(55a)の前記凹型上流突面上に収まるまで回転する、請求項8に記載のパーツキット。
  10. 前記連結装置が請求項4に記載のものであり、
    前記シュラウド接続手段(55a)の前記凹型上流突面が前記ヒンジフレーム(34h)上に設けられており、
    前記スロットフレーム(34s)が、前記ヒンジフレーム(34h)の前記凹型上流突面の反対側にある下流突面を有し、前記レードルシュラウドの前記突出部(55b)の前記上流突面の前記形状と適合し、そのために、
    a)前記スロットフレームの前記下流突面が前記ヒンジフレームに対する自身の第1の(=前記ヒンジフレームから離れた)位置にあると、前記連結装置が前記長手方向軸線に沿って移動する終点となる前記事前設定位置が、前記レードルシュラウドの前記突出部(55b)が前記ヒンジフレーム(34h)の前記凹型上流突面と前記スロットフレームの前記下流突面との間に含まれる水準となる位置に対応し、
    これにより、前記レードルシュラウドの前記突出部(55b)が前記スロットフレーム(34s)の前記下流突面と前記ヒンジフレーム(34h)の前記凹型上流突面との間の箇所に来るまで、前記長手方向軸線X1を中心とする前記連結装置の前記回転が可能となり、
    b)前記スロットフレーム(34s)が前記ヒンジフレーム(に対する自身の第2の(=前記ヒンジフレームに近い)位置にあると、前記レードルシュラウドの前記突出部(55b)が前記ヒンジフレームの前記上流突面と前記スロットフレームの前記下流突面との間で締め付けられる、請求項9に記載のパーツキット。
  11. 前記コレクタノズルの一方端にある入口及び反対側の出口端にある開口部から延びる口径を有するコレクタノズル(112)を更に備え、前記出口端が、鋳型成形構成における前記レードルシュラウド(111)の前記入口オリフィス(115a)に隙間なく取り付けるのに適しており、それにより、前記コレクタノズル(112)の前記入口から前記長手方向軸線X1に沿って前記レードルシュラウド(111)の前記出口オリフィス(115b)へと延びる連続的な注湯孔が形成され、前記コレクタノズル(112)が、ゲートフレームによってレードル(11)に連結されており、前記ゲートフレームが、前記少なくとも第1の細長ラッチ及び第2の細長ラッチ(32)の前記捕捉手段(33、33a)と適合する少なくとも第1の固定手段及び第2の固定手段(31、31a)を有し、前記レードルシュラウド(111)の前記入口オリフィス(115a)が前記鋳型成形構成において前記コレクタノズル上に挿入されると、
    −前記ラッチが自身のアイドル位置にあると前記固定手段(31、31a)が前記ラッチの前記捕捉手段(33、33a)と干渉せず、そのために、前記レードルシュラウド(111)が前記コレクタノズルから前記長手方向軸線に沿って自由に離れることができ、
    −前記少なくとも第1の細長ラッチ及び第2の細長ラッチの前記捕捉手段(33、33a)が、自身の固定位置にあると、前記対応する固定手段(31、31a)と可逆的な連結関係で嵌合し、
    それによって前記レードルシュラウド(111)が前記レードル(11)の前記コレクタノズル(112)に可逆的に連結される、ように前記少なくとも第1の固定手段及び第2の固定手段(31、31a)が配設されている、請求項9又は10に記載のパーツキット。
  12. a)前記ラッチ(32)の前記捕捉手段が開口部(33)を有し、前記ゲートフレームの前記固定手段が、対応ラッチが自身のアイドル位置から自身の固定位置へと枢動したときに前記開口部(33)内に可逆的に嵌入するのに適したラグ(31)を有する、又は
    b)前記ラッチ(32)の前記捕捉手段が、前記ラッチに対して横方向に延びているラグ(33a)を有し、前記ゲートフレームの前記固定手段が、対応ラッチが自身のアイドル位置から自身の固定位置へと枢動したときに前記ラグ(33a)を可逆的に受けるのに適した凹部(31a)を有する、請求項11に記載のパーツキット。
  13. a)連結装置(34)の前記中央開口部をレードルシュラウド(111)の前記入口部分の上で把持、嵌合、及び固定してレードルシュラウドアセンブリを形成し、
    b)前記ラッチ(32)を自身の固定位置から自身のアイドル位置へと移動させ、このようなアイドル位置に保持し、
    c)前記レードルシュラウドアセンブリの前記入口オリフィスを、レードルシュラウドの口径(115)が前記コレクタノズル(111)の口径と整合するように、鋳型成形構成における前記コレクタノズル(112)上に挿入し、
    d)前記ラッチが自身のアイドル位置から自身の固定位置へと戻れるようにし、それによって各々のラッチの前記捕捉手段(33、33a)を前記対応する固定手段(31、31a)に嵌入して前記レードルシュラウドを前記コレクタノズルに連結し、
    e)前記レードルシュラウド上で前記把持を解く、
    のに適したロボット(20)を更に備える、請求項11又は12に記載のパーツキット。
  14. レードルシュラウド(111)をレードル(11)のコレクタノズル(112)に可逆的に連結する方法であって、請求項13に記載のパーツキットを提供することと、
    a)請求項1から7のいずれか一項に記載の固定連結装置(34)の前記中央開口部を、請求項8に記載のとおりにレードルシュラウド(111)の前記入口部分の上で把持、嵌合、及び固定してレードルシュラウドアセンブリを形成するステップ、
    b)前記連結装置の前記ラッチ(32)を自身の固定位置から自身のアイドル位置へと移動させ、このようなアイドル位置に保持するステップ、
    c)前記レードルシュラウドアセンブリの前記入口オリフィスを、前記レードルシュラウドの口径(115)が前記コレクタノズル(111)の前記口径と整合するように、鋳型成形構成における前記コレクタノズル(112)に挿入するステップ、
    d)前記ラッチが自身のアイドル位置から自身の固定位置へと戻れるようにし、それによって各々のラッチの前記捕捉手段(33、33a)を前記対応する固定手段(31、31a)に嵌入して前記レードルシュラウドを前記コレクタノズルに連結するステップ、及び
    e)前記レードルシュラウド上で前記把持を解くステップ、
    をロボットで実行することと、
    を含む方法。
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