JP6494649B2 - 血漿試料を割り当てるための方法およびデバイス - Google Patents

血漿試料を割り当てるための方法およびデバイス Download PDF

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Description

[0001]本発明は、あらかじめ決定したクラスのセットに由来する1つのクラスに血漿試料を割り当てるための方法およびデバイスに関し、血漿試料は、少なくとも部分的に透明な容器中に含有される。
[0002]血液試料はしばしば、特定の疾病を診断可能にするために、あるいは犯罪行為または法令違反、例えば薬物摂取またはアルコールの影響下での運転を検出可能にするために、用いられる。こうした血液試料は、典型的には、試験管と同様に構成される、プラスチックチューブの形の光透過性容器内に導入される。チューブ中で、試料は典型的にはさらなる分析工程の前に遠心分離され、血液試料のすべての細胞構成要素が濃縮された血液沈殿物がチューブの下端に形成される。次いで、典型的には、血液沈殿物上に、本質的に血液試料の液体構成要素を含有する血漿がある。血漿試料を形成する血漿は、一般的に続く分析工程で分析される。
[0003]しばしば、さらなる分析工程の前に、血漿試料が特定の病的状態を示すかどうか、または別の意味で特定の特徴を有するかどうかの少なくとも粗い決定を実行することが好適である。この目的に向けて、血漿試料を、あらかじめ決定したクラスのセットに由来する1つのクラスに割り当てることも可能であり、こうした割り当ては一般的に手動で行われる。これは、特に、血漿試料が通常、患者氏名または試料採取日などのデータを示す、詳細なラベルと共に提供されるためである。しかし、先の意見によれば、こうしたラベルは、光学的方法によって血漿試料の予備的分析を行うために容器の透明性が利用されることを妨げる。
[0004]本明細書に関連する段階で、血漿試料に割り当て可能な典型的なクラスは、例えば、脂質クラス、溶血クラス、黄疸クラスおよび優良クラスである。「優良」クラスは、脂質、溶血または黄疸クラスに割り当てられない試料を含有する。
[0005]試料が脂質クラスに割り当てられる場合、上昇したレベルの脂質を有するものが脂質試料である。これは、例えば、脂肪代謝障害の徴候でありうる。
[0006]試料が溶血クラスに割り当てられる場合、上昇したレベルのヘモグロビンを有するものが溶血試料である。これは、例えば、特定の貧血、輸血反応またはマラリアの徴候でありうる。
[0007]血漿試料が黄疸クラスに割り当てられる場合、上昇したレベルのビリルビンを有するものが黄疸試料である。これは、例えば、肝臓疾患の徴候でありうる。
[0008]本発明の目的は、あらかじめ決定したクラスのセットに由来する1つのクラスに血漿試料を割り当てるための方法を提供することであり、該方法は、ラベル付けされた容器の場合であっても、自動化された割り当てを可能にする。本発明のさらなる目的は、こうした方法を実行するデバイスを提供することである。
[0009]これは、請求項1に請求するような方法および請求項11に請求するようなデバイスによって、本発明にしたがって達成される。本発明の態様は、例えば、それぞれの従属請求項から見出されうる。請求項の内容は、明確な言及により説明の内容に含まれる。
[0010]本発明は、あらかじめ決定したクラスのセットに由来する1つのクラスに(血漿)試料を割り当てるための方法であって、血漿試料は、場合によって他の層状に配置された構成要素、例えば血液沈殿物、分離ゲル等とともに、少なくとも部分的に透明な容器中に含有される。該方法は、以下の工程を含む:血漿試料を光に曝露し、そのスペクトル組成は、異なる波長のセットに由来する波長を少なくとも含み、波長セットに由来するそれぞれの波長に関して、波長依存性測定値を形成し、それぞれの測定値は、それぞれの波長で、血漿試料および容器を透過した光パワーまたは透過した光強度に依存し、そして血漿試料を波長特異的測定値の関数としてクラスに割り当てる。
[0011]あらかじめ決定したクラスのセットは、溶血クラスを含む。波長セットは535nm〜547nmの範囲、好ましくは541nmの第一の溶血波長、および510nm〜520nmの範囲、好ましくは515nmの第二の溶血波長を含む。第一の溶血波長での測定値および第二の溶血波長での測定値の比が、第一の相対溶血閾値未満である場合、血漿試料を溶血クラスに割り当てる。
[0012]この方法は、約515nmの波長での透過がヘモグロビンによってわずかしか影響を受けないことに基づく。したがって、この波長での測定値は、約541nmの波長での測定値に関する参照として使用可能である。絶対溶血閾値と測定値の絶対値の比較による決定とは対照的に、記載したばかりの比、すなわち相対値と、相対溶血閾値の比較において、信頼性を持って溶血試料であると決定可能にするために、脂質試料であることを除外する必要はない。これは、第一の溶血波長での測定値および第二の溶血波長での測定値の特に低い比は、溶血試料でしか生じないためである。
[0013]第一の溶血波長での測定値および第二の溶血波長での測定値の比は、以下のように計算可能である:
[0014]V=M1/M2、
[0015]式中、Vは測定値の比を示し、M1は第一の溶血波長での測定値を示し、そしてM2は第二の溶血波長での測定値を示す。M2は結果的に参照(値)として用いられる。
[0016]以下は、溶血クラスへの割り当てのために適用される:
[0017]V<S
[0018]式中、Sは第一の相対溶血閾値を示す。
[0019]第一の相対溶血閾値Sは、1未満、好ましくは0.75未満、特に好ましくは0.5未満であることも可能である。
[0020]これまでの支配的な意見とは対照的に、本発明は、容器上にラベルがあったとしても、透過光によって血漿試料の割り当てを実行することが可能であることに基づく。本発明にしたがった方法によって、信頼性があり、そして迅速な血漿試料の自動化試験が可能であり、特にハイスループット用に設定された分析系において、本発明の方法を用いることが可能になる。
[0021]波長特異的測定値の形成中、正確に1つの波長特異的測定値が形成可能であるか、または同じ波長で複数の波長特異的測定値を形成可能であるか、いずれかであり、例えば測定値の平均値を形成することも可能である。
[0022]それぞれの測定値は、血漿試料および容器を直線で透過した光パワーに依存することも可能である。この場合、一方の側から放出された光のどの分画が、直線で試料を通過し、そしてどの分画が試料内で吸収されるか、またはそうでなければ散乱するかの決定を行う。血漿試料をクラスに割り当てるために、この情報を用いることも可能である。
[0023]1つの態様にしたがって、あらかじめ決定したクラスのセットは脂質クラスを含む。波長セットは、610nm〜700nmの範囲、好ましくは650nmまたは685nmの脂質波長を含む。脂質波長での測定値が脂質閾値未満である場合、血漿試料を脂質クラスに割り当てる。
[0024]この態様は、脂質が、610〜700nmの範囲、そして特に650nmおよび685nmで、特に強く、血漿試料からの透過を減少させるという事実に基づく。したがって、適切に選択された脂質閾値と、対応する測定値を比較することによって、脂質試料を検出可能である。
[0025]1つの態様にしたがって、あらかじめ決定したクラスのセットは脂質クラスを含む。血漿試料によって散乱される光パワー、または散乱光強度に依存する散乱測定値を形成し、散乱測定値が脂質散乱閾値より大きい場合、血漿試料を脂質クラスに割り当てる。この散乱測定を透過測定と組み合わせてもよい。散乱測定値は、直線での伝播に対して、側方に、例えば90°の角度で散乱する光パワーに依存することも可能である。これは、例えば、対応する検出装置を配置することによって達成可能である。
[0026]散乱測定値は、弾性的に散乱される光パワーまたは弾性的に散乱される光強度に依存することも可能である。この背景において、「弾性的に」は、脂質波長が、散乱プロセスを通じて一定のままであることを意味する。
[0027]こうした散乱測定値の補助を伴う脂質試料の検出は、脂質が、特定の波長で、特に強く散乱するという発見に基づく。これは、血漿試料中で決定しようとする、本明細書で関連する他の物質いずれにも当てはまらない。したがって、散乱測定値の使用は、脂質試料の検出に特に適している。
[0028]1つの態様にしたがって、第一の溶血波長での測定値が絶対溶血閾値未満であり、そして血漿試料が脂質クラスに割り当てられない場合、血漿試料を溶血クラスに割り当てる。
[0029]この態様は、ヘモグロビン含有試料の場合、透過が、約541nmの波長で特に低いことに基づき、これは原理的には、溶血試料の検出に使用可能である。しかし、高い脂質含量の場合、脂質試料は同様に、前述の波長で低い透過しか持たない。したがって、約541nmの波長での測定値を考慮するだけでは、信頼性を持って溶血試料を検出するためには不十分であろう。したがって、脂質試料ではないことが確実である場合にのみ、絶対溶血閾値と、測定値の絶対値の比較に基づいて、血漿試料を溶血クラスに割り当てることが可能である。上述のように、はるかにより長い波長で、または散乱光によって、脂質試料を、信頼性を持って検出することが可能であるため、この方式で、溶血、脂質および優良試料を、互いに信頼性を持って区別することが可能である。脂質試料ではないことの確立は、必ずしも本発明記載の方法工程に基づく必要はなく、そして必ずしも光学測定に基づく必要はないと言及すべきである。これは、例えばまた、脂質試料が方法が実行される地点に到達していないという外部要因によって、例えば上流ソーティングデバイスによって、または試料が特定の医療部門のみからくるために、確実にされ得る。
[0030]1つの態様にしたがって、波長セットは、610nm〜700nmの範囲、好ましくは650nmまたは685nmの第三の溶血波長を含む。第一の溶血波長での測定値および第三の溶血波長での測定値の比が、第二の相対溶血閾値未満である場合、血漿試料を溶血クラスに割り当てる。
[0031]この態様は、610nm〜700nmの、好ましくは650nmまたは685nmの波長での測定値もまた、約515nmの上述の波長の代わりに、参照値として使用可能であるという事実に基づく。第一の溶血波長での測定値および第三の溶血波長での測定値の記載する比の特に低い値は、溶血試料の場合にのみ生じ、したがってこの比はまた、溶血試料の検出のため、それ自体、信頼性を持って使用可能である。上述のように、第三の溶血波長での測定値は、脂質試料の場合、特に低く、したがって、本明細書に記載する比は増加するであろうことに言及すべきである。
[0032]第一の溶血波長での測定値および第三の溶血波長での測定値の比は、以下のように計算可能である:
[0033]V2=M1/M3、
[0034]式中、V2は測定値の比を示し、M1は第一の溶血波長での測定値を示し、そしてM3は第三の溶血波長での測定値を示す。M3は結果的に参照(値)として用いられる。
[0035]以下は、溶血クラスへの割り当てのために適用される:
[0036]V2<S2
[0037]式中、S2は第二の相対溶血閾値を示す。
[0038]第二の相対溶血閾値S2は、1未満、好ましくは0.25未満、特に好ましくは0.1未満であることも可能である。
[0039]1つの態様にしたがって、あらかじめ決定したクラスのセットは黄疸クラスを含む。波長セットは、450nm〜485nmの範囲、好ましくは470nmの第一の黄疸波長を含む。第一の黄疸波長での測定値が絶対黄疸閾値未満であり、そして血漿試料が脂質クラスに割り当てられず、そして溶血クラスに割り当てられない場合、血漿試料を黄疸クラスに割り当てる。
[0040]この方法は、450nm〜485nmの範囲、特に470nmでの特に低い透過が、黄疸試料において、含有されるビリルビンのために生じるという事実に基づく。しかし、この波長範囲における低い透過は、脂質試料または溶血試料において、特に、脂質またはヘモグロビン濃度が特に高い場合にもまた、起こりうる。したがって、脂質試料または溶血試料であることが除外可能である場合にのみ、第一の黄疸波長での測定値の絶対値と、絶対黄疸閾値の比較に基づいて、血漿試料を黄疸クラスに割り当てることが好ましい。これは、上述のように、450nm〜485nmの範囲の外で行うことも可能である。この方式で、黄疸、溶血、脂質および優良試料を、互いに信頼性を持って区別可能である。
[0041]この場合もまた、上述のように、外部測定によって、脂質試料または溶血試料であることを除外することが可能である。
[0042]1つの態様にしたがって、あらかじめ決定したクラスのセットは黄疸クラスを含む。波長セットは、450nm〜485nmの範囲、好ましくは470nmの第一の黄疸波長、および510nm〜520nmの範囲、好ましくは515nmの第二の黄疸波長を含む。第一の黄疸波長での測定値および第二の黄疸波長での測定値の比が、第一の相対黄疸閾値未満である場合、血漿試料を黄疸クラスに割り当てる。第一の相対黄疸閾値は、例えば0.1であってもよい。
[0043]この方法は、すでに溶血試料に関して上に説明したのと同じ方式で、黄疸試料の決定のための参照として、510nm〜520nmの範囲、そして特に515nmでの血漿試料を通じた透過を使用可能であるという事実に基づく。第一の黄疸波長での測定値および第二の黄疸波長での測定値の特に低い比は、黄疸試料の場合にのみ起こるため、溶血試料または脂質試料ではないという別のセーフガードは省略可能である。
[0044]第二の黄疸波長は、第二の溶血波長と等しくてもよい。これは、1つの波長を、次いで、両方のクラスへの割り当てに使用可能であるため、あらかじめ決定したクラスのセットが黄疸クラスおよび溶血クラスの両方を含む場合に好ましい。それによって、装置に関する支出が減少する。
[0045]1つの態様にしたがって、あらかじめ決定したクラスのセットは黄疸クラスを含む。波長セットは、450nm〜485nmの範囲、好ましくは470nmの第一の黄疸波長、および610nm〜700nm、好ましくは650nmまたは685nmの第三の黄疸波長を含む。第一の黄疸波長での測定値および第三の黄疸波長での測定値の比が、第二の相対黄疸閾値未満である場合、血漿試料を黄疸クラスに割り当てる。第二の相対黄疸閾値は、例えば、0.1であってもよい。
[0046]この方法は、610nm〜700nmの範囲、そして特に650nmまたは685nmの波長は、510nm〜520nmの上述の波長範囲と同様に、黄疸試料の決定のための参照として同様に使用可能であるという事実に基づく。これは、この波長範囲の測定値が、黄疸試料においては減少しないか、またはわずかしか減少しないという事実に頼る。
[0047]第三の黄疸波長は、第三の溶血波長と等しくてもよい。これは、特に、クラスのセットが黄疸クラスおよび溶血クラスの両方を含む場合に好ましい。すでに上述したように、こうした方法によって、装置に関する支出が減少しうる。
[0048]1つの態様にしたがって、あらかじめ決定したクラスのセットは優良クラスを含む。血漿試料が脂質クラスに割り当てられず、溶血クラスに割り当てられず、そして黄疸クラスに割り当てられない場合、血漿試料を優良クラスに割り当てる。
[0049]記載する方法は、例えば、脂質試料であるかどうか、溶血試料であるかどうか、そして黄疸試料であるかどうかに関して、チェックを行うことを意味しうる。脂質試料ではなく、溶血試料ではなく、そして黄疸試料ではないことが確立された場合にのみ、血漿試料を優良クラスに割り当てる。しかし、これはまた、1または2の記載するクラスがチェックされず、そしてしたがって、試料のチェックされたクラスの1つではないことが確立された場合に、血漿試料がすでに優良クラスに割り当てられていることもまた意味しうる。これは例えば、方法を実行するために用いられた試験系の外にある、影響を及ぼす要因のため、すなわち外部測定値によって、試料の特定のクラスが生じるか、またはさらに試料の特定の2つのクラスが生じることが保証されるかまたは少なくとも可能性が低い場合に、好ましい可能性がある。
[0050]1つの態様にしたがって、血漿試料が少なくとも2つの異なるクラスに割り当てられる場合、エラー・メッセージを発する。エラーメッセージは、例えば聴覚的警告音および/またはディスプレイ上のエラー表示であってもよい。これは、この場合、試料の特定のクラスに関する少なくとも1つの検出法が失敗し、そして血漿試料のクラスの手動決定またはさらなる分析工程の終結が推奨される可能性が高いという事実を調整する。
[0051]1つの好ましい態様にしたがって、方法は、容器上にラベルがあるかどうか、そして好ましくはまた、どの位置にあるかを検出し、その関数として、閾値のいくつかを修飾する工程を含む。特定の状況下では、透過光が通過する必要があるラベル層が可能な限り少なくなるように、試料の回転もまた行ってもよい。
[0052]これは、測定のために用いる光ビームがこのラベルを通過する際、すべての波長での透過が修飾されるという事実を調整する。この場合、光ビームが入口または出口でのみ、あるいは入口および出口の両方で、ラベルを通過するかどうかを区別することもまた可能である。こうした検出の関数として、閾値を適応させることによって、こうした閾値との比較に基づいて、試料のクラスへの割り当てを行う方法工程の信頼性が増加しうる。
[0053]原理的に、用いるすべての閾値を修飾してもよい。用いる閾値のサブグループを修飾することもまた可能である。特に、上述の閾値を修飾することも可能である。
[0054]絶対値の比較の場合、同様にラベルの影響に供される参照値による補正がないため、絶対閾値を修飾することが好適でありうる。したがって、絶対脂質閾値、脂質散乱閾値、絶対溶血閾値および絶対黄疸閾値からなる閾値群由来の1つの閾値または複数の閾値を修飾することも可能である。しかし、同様に、相対閾値、すなわち例えば、第一の相対溶血閾値、第二の相対溶血閾値、第一の相対黄疸閾値および第二の相対黄疸閾値からなる閾値群由来の1つの閾値または複数の閾値もまた修飾してもよい。
[0055]1つの改善にしたがって、光ビームが、複数のラベルを、すなわち単に1つのラベルではなく、通過するかどうかを検出することもまた可能である。前述の閾値はまた、その関数として適切な方式で修飾可能である。
[0056]閾値の記載する修飾は、特に、比較的低い光パワーを用いる際に特に好適である。高い光パワーの場合、ラベルの影響はまた、十分に低い可能性もあり、閾値修飾を省略してもよい。
[0057]容器上にラベルがあるかどうか、そして好ましくはまた、どの位置にあるか、検出する工程は、好ましくは、カメラによって行われる。しかし、他の測定装置、例えば光検出装置を用いることもまた可能である。
[0058]本発明はさらに、前述の方法を用いることによって、少なくとも部分的に透明な容器中に含有される血漿試料を割り当てるためのデバイスに関する。該デバイスは:容器上に光を放出する光源であって、そのスペクトル組成が、本発明の方法にしたがってあらかじめ決定した波長のセット由来の少なくとも1つの波長を含む、前記光源、検出装置配置であって、血漿試料および容器を(直線で)透過した光を受け取り、そして波長セット由来の波長各々に関して、透過光パワーまたは透過光強度に依存する測定値を測定する、前記配置、ならびに制御デバイスであって、測定された測定値を記録するため、検出装置配置に連結されており、そして本発明記載の方法を実行するために設定されている、前記制御デバイスを含む。制御デバイスは、例えば、慣用的なパーソナルコンピュータであってもよく、この上で、本発明記載の方法を行う、プログラムを実行する。
[0059]本発明記載の方法を、こうしたデバイスを用いて実行してもよい。該デバイスはしたがって、特に、容器上にラベルがあったとしても、手動介入をそのために必要とすることなく、血漿試料のクラスを検出することを可能にし、または言い換えると、血漿試料をクラスに割り当てることを可能にする。
[0060]本発明記載のデバイスで、本発明記載の方法を実行する場合、方法のすべての上述の設定は、任意の望ましい組み合わせで使用可能である。説明する利点は、適宜適用される。
[0061]1つの態様にしたがって、検出装置配置は、波長セット由来の各波長に関して、検出装置、検出装置の上流に配置されたフィルター、ならびに試料および容器から透過した光を受け取るための光ガイドファイバーを含む。
[0062]検出装置は、例えば慣用的な光検出装置、例えば半導体検出装置であってもよい。
[0063]フィルターは、例えば、光学フィルターまたは干渉フィルターであってもよい。こうしたフィルターは、慣用的に、狭い透過範囲しか持たず、したがって、わずか1ナノメーターまたはわずか数ナノメーターの波長範囲がフィルターを通じてナローバンドで透過される。こうしたフィルターはまた、バンドパスフィルターと称されることも可能である。したがって、下流検出装置が測定値を記録する波長または波長範囲を決定することが可能である。
[0064]光ガイドファイバーを使用すると、検出装置が位置する場所に信頼性を持って光をガイドすることが可能になり、これにより、検出装置を配置する際の自由度が増加する。さらに、したがって、検出装置を直接容器上にフィットさせる必要がある場合に問題となりうるような複数の検出装置の使用が容易に可能になる。
[0065]デバイスは、直線での伝播に対して、血漿試料によって、側方に、好ましくは90°の角度で散乱する光を受け取る、さらなる検出装置配置を含むことも可能であり、そして散乱光パワーまたは散乱光強度に依存してさらなる測定値を決定し、制御デバイスは、さらなる測定値を記録するため、さらなる検出装置配置に連結される。
[0066]したがって、脂質クラスへの血漿試料の割り当てに関して上に説明するように、散乱光の測定に基づいて、方法を実行することが可能である。
[0067]制御デバイスは、例えば、慣用的なコンピュータ、またはプロセッサ、記憶媒体および適切なインターフェースを有する別の電子デバイスであることも可能である。
[0068]デバイスは、容器上のラベルが検出可能であるカメラを含むことも可能である。この目的に向けて、適切な既知の画像認識アルゴリズムを用いてもよい。これは、光ビームがラベルを通過するかまたは複数のラベルを通過するかどうかの関数としての、閾値の上記変動に関して特に適切である。
[0069]本発明は、図式的に示す図を参照しながら、以下に詳細に記載されるであろう:
[0070]図1は、試料の異なるクラスに関する可視波長範囲の典型的な透過スペクトルを示す。 [0071]図2は、血漿試料をクラスに割り当てるための方法を実行する、血漿試料を割り当てるためのデバイスを示す。
[0072]図1は、優良、黄疸、溶血および脂質試料の、典型的な透過スペクトル模式図を示す。この場合、450nm〜700nmの範囲、すなわちほぼ可視スペクトルの波長(λ)を、水平軸上に示す。0%〜100%の値の透過(T)を、垂直軸上に示す。
[0073]実線の曲線は、優良試料の典型的な透過スペクトルを示す。透過値が、450nm〜700nmの示す波長範囲に渡って、約0%〜100%に上昇することがわかる。550nm〜600nmの間で、曲線は、特に最大値および最小値を伴って構築される。
[0074]破線の曲線は、黄疸試料の典型的な透過スペクトルを示す。約600nm未満の範囲で、透過は優良試料の下にあることがわかる。これは黄疸試料を検出するために使用可能である。特に、470nmの波長での透過値は、優良試料の場合より低い。
[0075]点線の曲線は、溶血試料の典型的な透過スペクトルを示す。こうした溶血試料における透過は、本質的に、優良試料の透過の下にあることがわかる。さらに、こうした溶血試料は、541nmの波長(ならびに約580nm)で、透過曲線においてさらなる最小値を有する。これはこうした溶血試料を検出するために使用可能である。
[0076]点線および破線で示す曲線は、脂質試料の典型的な透過スペクトルを示す。こうした脂質試料は、本質的に優良試料の透過の下にあることがわかる。特に、これは、610nm〜700nmの範囲に当てはまり、これは、こうした脂質試料を検出するために使用可能である。
[0077]図2は、血漿試料を、あらかじめ決定したクラスのセットに由来する1つのクラスに割り当てるためのデバイス10を示す。
[0078]デバイス10は、ブロードバンドスペクトルを持つ光ビーム25を放出する、ハロゲンランプ20の形の光源を含む。用語、光ビームにはまた、スプリットビームも含まれる。
[0079]デバイス10は、試料ホルダー30を含み、この中に、少なくとも部分的に透明な容器35が受け入れられることも可能である。容器35中、遠心分離された血液試料または血漿試料がある。
[0080]光ビーム25は、容器35にぶつかり、そして容器35を通過する。容器35は、光ビーム25が血漿を通過するように、光源20に対して配向されている。
[0081]ハロゲンランプ20と反対に、試料ホルダー30と並んで提供されるのは、光収集装置40であり、これは、容器35を、そしてしたがって試料もまた透過した光ビーム25の一部を受け取る。第一のガラスファイバーケーブル41、第二のガラスファイバーケーブル42、第三のガラスファイバーケーブル43および第四のガラスファイバーケーブル44の形の光ガイドファイバーが、光収集装置40から伸長する。
[0082]第一のガラスファイバーケーブル41は、第一のバンドパスフィルター51につながり、その後ろには、第一の光ダイオード61がある。第二のガラスファイバーケーブル42は、第二のバンドパスフィルター52につながり、その後ろには、第二の光ダイオード62がある。第三のガラスファイバーケーブル43は、第三のバンドパスフィルター53につながり、その後ろには、第三の光ダイオード63がある。第四のガラスファイバーケーブル44は、第四のバンドパスフィルター54につながり、その後ろには、第四の光ダイオード64がある。
[0083]さらに、散乱光を検出するさらなる光ダイオード60は、光ビーム25の経路に対して側方に配置される。光収集装置40、ガラスファイバーケーブル41、42、43、44、バンドパスフィルター51、52、53、54、さらなる光ダイオード60,ならびに第一、第二、第三、および第四の光ダイオード61、62、63、64は、一緒に、検出装置配置65を形成する。対応するさらなる波長のため、さらなるガラスファイバーケーブルおよび関連する光ダイオードを提供可能であることが理解されるものとする。
[0084]デバイス10は、試料ホルダー30中の容器35を記録するカメラ68をさらに含む。この方式で、例えば容器35上のラベルおよびラベルの位置を検出可能である。
[0085]光ダイオード60、61、62、63、64およびカメラ68は、電子制御デバイス70に連結される。後者は、本発明記載の方法によって、容器35に含有される試料を、あらかじめ決定したクラスのセット由来のクラスの1つに割り当てるため、光ダイオード60、61、62、63、64およびカメラ68のシグナルを記録する。これらのクラスは、脂質クラス、溶血クラス、黄疸クラスおよび優良クラスである。
[0086]第一のバンドパスフィルター51は、脂質波長に対応する685nmで透過最大値を有する。第一の光ダイオード61によって決定される測定値があらかじめ決定した脂質閾値未満である場合、電子制御デバイス70は、試料を脂質クラスに割り当てる。さらに、散乱光を検出するさらなる光ダイオード60の測定値が脂質散乱閾値より大きい場合、試料を同様に、脂質クラスに割り当てる。脂質クラスに試料を割り当てるための2つの記載する可能性が、異なる結果を導く場合、エラー・メッセージを発する。
[0087]第二のバンドパスフィルター52は、第一の溶血波長に対応する541nmで透過最大値を有する。第二の光ダイオード62によって検出される測定値が、あらかじめ決定した絶対溶血閾値未満であり、そして同時に、試料が脂質クラスに割り当てられていない場合、電子制御デバイス70は、試料を溶血クラスに割り当てる。さらに、電子制御デバイス70はまた、第二の検出装置62および第一の検出装置61によって測定される測定値の比も計算する。この比が、相対溶血閾値未満である場合、電子制御デバイス70は、同様に、試料を溶血クラスに割り当てる。溶血クラスに試料を割り当てるための2つの記載する可能性が、異なる結果を導く場合、エラー・メッセージを発する。
[0088]第三のバンドパスフィルター53は、第二の黄疸波長に対応する515nmで透過最大値を有する。第四のバンドパスフィルター54は、第一の黄疸波長に対応する470nmで透過最大値を有する。第四の光ダイオード64によって測定される測定値が絶対黄疸閾値未満であり、そして同時に、血漿試料が脂質クラスにもまた溶血クラスにもいずれにも割り当てられていない場合、電子制御デバイス70は、試料を黄疸クラスに割り当てる。さらに、電子制御デバイス70はまた、第四の検出装置64および第三の検出装置63によって測定される測定値の比も計算する。この比が、相対黄疸閾値未満である場合、電子制御デバイス70は、同様に、試料を黄疸クラスに割り当てる。黄疸クラスに試料を割り当てるための2つの記載する可能性が、異なる結果を導く場合、エラー・メッセージを発する。
[0089]制御デバイス70が、試料を脂質クラス、溶血クラス、または黄疸クラスに割り当てない場合、該デバイスは試料を優良クラスに割り当てる。
[0090]カメラ68によって送達される画像によって、電子制御デバイス70は、光ビーム25が容器35およびその中に含有される試料またはその中に含有される血漿を通じた経路を妨げられずに進行可能であるかどうかを決定するか、あるいは1またはそれより多いラベルを通過しなければならないかを決定する。妨げられない進行は、特に、光ビーム25が、試料またはその中に含有される血漿を通過し、そして容器35の透明な部分を通過するのみであることを意味するよう意図される。その関数として、電子制御デバイス70は、あらかじめ決定した方式で、前述の閾値を修飾する。特に、光ビーム25が少なくとも1つのラベルを通過しなければならないことが発見された場合、この場合、光ビームは、部分的にラベルによって吸収されるため、絶対閾値を減少させる。
[0091]制御デバイス70において実行され、そしてちょうど記載した、試料のクラスへの割り当てによって、続く分析工程を、例えば、単純化するかまたはよりよく計画することも可能である。記載するように、エラー・メッセージが発せられる場合、正しくない分析を防止するため、手動の介入を開始してもよい。

Claims (13)

  1. あらかじめ決定したクラスのセットに由来する1つのクラスに血漿試料を割り当てるための方法であって、血漿試料は、少なくとも部分的に透明な容器(35)中に含有され:
    −該血漿試料を光(25)に曝露し、そのスペクトル組成は、あらかじめ決定した波長セットに由来する波長を少なくとも含み、
    −該波長セットに由来するそれぞれの波長に関して、波長特異的測定値を形成し、それぞれの測定値は、それぞれの波長で、該血漿試料および容器(35)を透過した光パワーに依存し、そして
    −該血漿試料を波長特異的測定値の関数としてクラスに割り当てる、
    工程を含み、
    −ここで、該あらかじめ決定したクラスのセットは、溶血クラスを含み、
    −ここで、該波長セットは535nm〜547nmの範囲、または541nmの第一の溶血波長、および510nm〜520nmの範囲、または515nmの第二の溶血波長を含み、そして
    −該第一の溶血波長での測定値および該第二の溶血波長での測定値の比が、第一の相対溶血閾値未満である場合、該血漿試料を溶血クラスに割り当てる、
    前記方法。
  2. −前記あらかじめ決定したクラスのセットが脂質クラスを含み、
    −前記波長セットが、610nm〜700nmの範囲650nmまたは685nmの脂質波長を含み、そして
    −該脂質波長での測定値が脂質閾値未満である場合、前記血漿試料を脂質クラスに割り当てる、
    ことで特徴付けられる、請求項1に記載の方法。
  3. −前記あらかじめ決定したクラスのセットが脂質クラスを含み、そして
    −前記血漿試料によって散乱される光パワーに依存する散乱測定値を形成し、該散乱測定値が脂質散乱閾値より大きい場合、該血漿試料を脂質クラスに割り当てる、
    ことで特徴付けられる、請求項1または2に記載の方法。
  4. −前記第一の溶血波長での測定値が絶対溶血閾値未満であり、そして前記血漿試料が脂質クラスに割り当てられない場合、該血漿試料を前記溶血クラスに割り当てる、
    ことで特徴付けられる、請求項1〜3のいずれか1項に記載の方法。
  5. −前記波長セットが、610nm〜700nmの範囲650nmまたは685nmの第三の溶血波長を含み、そして
    −前記第一の溶血波長での測定値および該第三の溶血波長での測定値の比が、第二の相対溶血閾値未満である場合、前記血漿試料を前記溶血クラスに割り当てる、
    ことで特徴付けられる、請求項1〜4のいずれか1項に記載の方法。
  6. −前記あらかじめ決定したクラスのセットが黄疸クラスを含み、
    −前記波長セットが450nm〜485nmの範囲、または470nmの第一の黄疸波長を含み、そして
    −該第一の黄疸波長での測定値が絶対黄疸閾値未満であり、そして前記血漿試料が脂質クラスに割り当てられず、そして溶血クラスに割り当てられない場合、該血漿試料を該黄疸クラスに割り当てる、
    ことで特徴付けられる、請求項1〜5のいずれか1項に記載の方法。
  7. −前記あらかじめ決定したクラスのセットが黄疸クラスを含み、
    −前記波長セットが、450nm〜485nmの範囲、または470nmの第一の黄疸波長、および510nm〜520nmの範囲、または515nmの第二の黄疸波長を含み、そして
    −該第一の黄疸波長での測定値および該第二の黄疸波長での測定値の比が、第一の相対黄疸閾値未満である場合、前記血漿試料を該黄疸クラスに割り当てる、
    ことで特徴付けられる、請求項1〜6のいずれか1項に記載の方法。
  8. −前記あらかじめ決定したクラスのセットが優良クラスを含み、そして
    −前記血漿試料が脂質クラスに割り当てられず、溶血クラスに割り当てられず、そして黄疸クラスに割り当てられない場合、該血漿試料を優良クラスに割り当てる、
    ことで特徴付けられる、請求項1〜7のいずれか1項に記載の方法。
  9. −前記血漿試料が少なくとも2つの異なるクラスに割り当てられる場合、エラー・メッセージを発する、
    ことで特徴付けられる、請求項1〜8のいずれか1項に記載の方法。
  10. −容器上にラベルがあるかどうか、そしてどの位置にあるかを検出し、その関数として、閾値のいくつかを修飾する、
    工程によって特徴付けられる、請求項1〜9のいずれか1項に記載の方法。
  11. 少なくとも部分的に透明な容器(35)中に含有される血漿試料を、あらかじめ決定したクラスのセットに割り当てるためのデバイス(10)であって、請求項1〜10のいずれか1項に記載の方法を実行するために設定されており、そして:
    −容器(35)上に光を放出する光源(20)であって、そのスペクトル組成が、方法においてあらかじめ決定した波長のセット由来の波長を少なくとも含む、該光源、
    −検出装置配置(65)であって、血漿試料および容器(35)を透過した光を受け取り、そして波長セット由来の波長各々に関して、透過した光パワーに依存する測定値を測定する、該配置、および
    −制御デバイス(70)であって、測定された測定値を記録するため、検出装置配置(65)に連結されており、そして請求項1〜10のいずれか1項に記載の方法を実行する、
    該制御デバイス、
    を含む、前記デバイス。
  12. −前記検出装置配置(65)が、波長セット由来の各波長に関して、検出装置(61、62、63、64)、該検出装置(61、62、63、64)の上流に配置されたフィルター(51、52、53、54)、ならびに前記試料および前記容器(35)から透過した光を受け取るための光ガイドファイバー(41、42、43、44)を含む、
    ことで特徴付けられる、請求項11に記載のデバイス(10)。
  13. −直線での伝播に対して、前記血漿試料によって、側方にまたは90°の角度で散乱する光を受け取り、そして散乱光パワーに依存した測定値を測定する、さらなる検出装置(60)であって、測定された測定値を記録するため、前記制御デバイス(70)が該さらなる検出装置(60)に連結されている、
    によって特徴付けられる、請求項11または12に記載のデバイス(10)。
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