JP6494374B2 - マグネトロン - Google Patents
マグネトロン Download PDFInfo
- Publication number
- JP6494374B2 JP6494374B2 JP2015072886A JP2015072886A JP6494374B2 JP 6494374 B2 JP6494374 B2 JP 6494374B2 JP 2015072886 A JP2015072886 A JP 2015072886A JP 2015072886 A JP2015072886 A JP 2015072886A JP 6494374 B2 JP6494374 B2 JP 6494374B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cathode
- output side
- center lead
- end hat
- side end
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 11
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 11
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 9
- 230000010355 oscillation Effects 0.000 description 8
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 8
- 238000005219 brazing Methods 0.000 description 6
- 239000000463 material Substances 0.000 description 6
- 238000000034 method Methods 0.000 description 4
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 4
- 239000000919 ceramic Substances 0.000 description 3
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 3
- RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N Copper Chemical compound [Cu] RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 229910052802 copper Inorganic materials 0.000 description 2
- 239000010949 copper Substances 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- ZOKXTWBITQBERF-UHFFFAOYSA-N Molybdenum Chemical compound [Mo] ZOKXTWBITQBERF-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 description 1
- 239000006185 dispersion Substances 0.000 description 1
- 239000000284 extract Substances 0.000 description 1
- 230000004907 flux Effects 0.000 description 1
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 1
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 1
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 1
- 230000009191 jumping Effects 0.000 description 1
- 229910052750 molybdenum Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000011733 molybdenum Substances 0.000 description 1
- 239000003870 refractory metal Substances 0.000 description 1
- WFKWXMTUELFFGS-UHFFFAOYSA-N tungsten Chemical compound [W] WFKWXMTUELFFGS-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229910052721 tungsten Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000010937 tungsten Substances 0.000 description 1
Images
Description
[1−1.マグネトロンの構成]
まず、第1の実施の形態について説明する。図1は、本実施の形態のマグネトロン1の概略を示す縦断面図である。このマグネトロン1は、2450MHz帯の基本波を発生する電子レンジ用のマグネトロンである。マグネトロン1は、2450MHz帯のマイクロ波を発生する発振部2、発振部2の中心に位置するカソード3に電力を供給する入力部4、発振部2から発振されたマイクロ波を管外に取り出す出力部5を有している。発振部2、入力部4及び出力部5は、マグネトロン1の中心軸である管軸mに沿って設けられている。つまり、発振部2の管軸方向の一端側(図中下側)に入力部4が設けられ、他端側(図中上側)に出力部5が設けられている。
次に、図2を用いて、陰極部9の構成についてさらに詳しく説明する。図2は、陰極部9周辺の側面図であり、図中左半分が断面図となっている。
ここまで説明したように、第1の実施の形態では、陰極センターリード14の出力側の端部に、中心軸方向に延びるスリット状溝32を設け、エンドハットチップ30の内壁に、スリット状溝32よりも幅の狭い2個の突起33を設けるようにした。そして、陰極センターリード14にエンドハットチップ30を嵌入していくと、エンドハットチップ30の突起33が陰極センターリード14のスリット状溝32の底に当接したときに、エンドハットチップ30の位置が所望位置(固定位置)となるようにした。換言すれば、エンドハットチップ30が所望位置(固定位置)まで到達したときに、エンドハットチップ30の突起33が陰極センターリード14のスリット状溝32の底に当接するようにした。
次に、第2の実施の形態について説明する。この第2の実施の形態は、第1の実施の形態とは陰極センターリードの構成のみが異なる。ゆえに、ここでは、主に、陰極センターリードの構成について説明することとする。
図4を用いて、第2の実施の形態による、陰極センターリード100とエンドハットチップ30とについて詳しく説明する。尚、エンドハットチップ30は、第1の実施の形態と同一構成でなり、図4(A)は、エンドハットチップ30が嵌入された状態の陰極センターリード100を上側から見た上面図である。図4(B)は、エンドハットチップ30が嵌入された状態の陰極センターリード100の上端部の側面図であり、図中左半分が断面図となっている。図4(C)は、エンドハットチップ30の上面図であり、図4(D)は、陰極センターリード100の上面図である。
ここまで説明したように、第2の実施の形態では、陰極センターリード100の出力側の端部に、中心軸方向の長さが異なる2本のスリット状溝101A、101Bを設けるようにした。こうすることで、エンドハットチップ30の固定位置を、スリット状溝101Aに対応する第1の固定位置と、スリット状溝101Bに対応する第2の固定位置から選択することができる。これにより、例えば、エンドハットチップ30の固定位置が異なるマグネトロン1同士でエンドハットチップ30や陰極センターリード100などの部品を共有できるので、結果として、製造コストを低減することができる。
[3−1.他の実施の形態1]
尚、上述した第1の実施の形態では、陰極センターリード14にスリット状溝32を設けるとともに、エンドハットチップ30にスリット状溝32よりも幅の狭い当接部としての突起33を設け、スリット状溝32に突起33が入り込むようにして、陰極センターリード14にエンドハットチップ30を嵌入するようにした。これに限らず、例えば図5に示すように、エンドハットチップ30に、貫通孔30Aの代わりに、陰極センターリード14のスリット状溝32を間に挟んだ一方の断面略半円状の部分が挿入される貫通孔110Aと、陰極センターリード14のスリット状溝32を間に挟んだ他方の断面略半円状の部分が挿入される貫通孔110Bとを形成するようにしてもよい。この場合、エンドハットチップ30の貫通孔110Aと貫通孔110Bの間の部分111が、陰極センターリード14のスリット状溝32に挿入されてスリット状溝32の底に当接する当接部111となる。
また、上述した第1の実施の形態では、陰極センターリード14に、幅L2が上端から下端まで一定のスリット状溝32を設けるようにした。これに限らず、図6に示すように、上端から下端に向かうにつれて、周方向の長さ(幅)が、段差状に狭くなっていくスリット状溝120を設けるようにしてもよい。この場合、複数の段差121(121A〜121C)のそれぞれの位置を、エンドハットチップ30の複数の固定位置のそれぞれに応じて設定するようにする。そして、エンドハットチップ30には、所望の段差121まで嵌入可能な幅L5の突起33を設けるようにする。このようにすれば、陰極センターリード14の形状は変更せずに、エンドハットチップ30の突起33の幅L5を変えるだけで、陰極センターリード14の複数の固定位置の中から所望の固定位置に、エンドハットチップ30を固定できるようになる。
さらに、上述した第1の実施の形態では、エンドハットチップ30の貫通孔30Aの内壁に、貫通孔30Aの内壁の出力側の端(中心軸方向の一端)から入力側の端(中心軸方向の他端)まで延びる2個の突起33を設けるようにした。これに限らず、突起33の中心軸方向の長さ及び位置については、適宜、変更するようにしてもよい。例えば、突起33を、貫通孔30Aの内壁の中心軸方向の一端から中心軸方向の所定位置(例えば中央)まで延びる長さとしてもよい。このようにすれば、エンドハットチップ30を、陰極センターリード14に嵌入するときに、エンドハットチップ30の一端側の面を陰極センターリード14に対向させて嵌入する場合と、他端側の面を陰極センターリード14に対向させて嵌入する場合とで、突起33とスリット状溝32との当接位置が変わることにより、固定位置を変えることができる。また、このような構成でなるエンドハットチップ30を、第2の実施の形態で用いてもよく、この場合、スリットで2箇所、エンドハットチップ30の嵌入向きで2箇所の計4箇所の固定位置から所望の固定位置を選択できるようになる。
さらに、上述した第1の実施の形態では、陰極センターリード14に、中心軸方向に延び、幅L2が一定でなるスリット状溝32を形成するようにした。これに限らず、スリット状溝32の幅L2については、一定でなくてもよく、例えば、図7に示すように、スリット状溝32が側面視で三角形状となるように、その幅L2を、陰極センターリード14の先端側から直線的に狭くなるようにしてもよい。
さらに、上述した各実施の形態では、出力側エンドハット部13が、傘状のエンドハット31と円筒状のエンドハットチップ30との2つの部品から構成されるようにした。これに限らず、エンドハット31とエンドハットチップ30を、一体成形するようにしてもよい。この場合、例えば、陰極センターリード14に、一体型の出力側エンドハット部13を嵌入することになり、一体型の出力側エンドハット部13の貫通孔30Aの内壁に設けられた突起33が、陰極センターリード14のスリット状溝32の底に当接したときに、一体型の出力側エンドハット部13の位置が所望の固定位置となる。
さらに本発明は、上述した各実施の形態に限定されるものではなく、上述した各実施の形態の一部又は全部を任意に組み合わせた実施の形態や、一部を抽出した実施の形態にもその適用範囲が及ぶものである。
Claims (9)
- 入力側から出力側に向かう中心軸に沿って延びる円筒状の陽極円筒と、
前記陽極円筒内に前記中心軸に沿って配置されたカソードと、
前記カソードの内側を通り、前記中心軸に沿って延びる陰極センターリードと、
前記陰極センターリードの出力側の端部に接続されるとともに、前記カソードの出力側の端部と接続する出力側エンドハット部と、
前記カソードの入力側の端部と接続する入力側エンドハットと
を具備し、
前記陰極センターリードの出力側の端部には、出力側の端から前記陰極センターリードの中心軸方向に延び、前記出力側エンドハット部の当接部が入る溝が設けられ、
前記出力側エンドハット部は、
前記陰極センターリードの出力側の端部が挿入される貫通孔と、
前記貫通孔に前記陰極センターリードが挿入される際に、前記陰極センターリードの溝に入り込み、前記出力側エンドハット部が、前記陰極センターリードに前記出力側エンドハット部を固定する所定位置まで到達したときに、前記溝の端に当接する前記当接部とを有する
ことを特徴とするマグネトロン。 - 前記陰極センターリードの溝は、
前記陰極センターリードの中心軸を通るスリット状の溝である
ことを特徴とする請求項1に記載のマグネトロン。 - 前記出力側エンドハット部の当接部は、
前記貫通孔の内壁から、前記貫通孔の内側に突出する突起である
ことを特徴とする請求項2に記載のマグネトロン。 - 前記出力側エンドハット部の突起の周方向の長さは、
前記陰極センターリードの溝の周方向の長さよりも小さく、
前記陰極センターリードは、
前記出力側エンドハット部の貫通孔に挿入される際に、出力側の端部が細くなるように変形する
ことを特徴とする請求項3に記載のマグネトロン。 - 前記陰極センターリードには、出力側の端からの長さが異なる複数の前記スリット状の溝が設けられ、
前記出力側エンドハット部の突起を、複数の前記スリット状の溝のうちのどの溝に入れるかによって、前記出力側エンドハット部を固定する位置を変えることができる
ことを特徴とする請求項3又は4に記載のマグネトロン。 - 前記陰極センターリードのスリット状の溝は、出力側の端から段差状に周方向の幅が狭くなるように形成され、
前記出力側エンドハット部の突起の周方向の幅を、前記溝の異なる幅のうちのどの幅に合わせた大きさとするかによって、前記出力側エンドハット部を固定する位置を変えることができる
ことを特徴とする請求項3又は4に記載のマグネトロン。 - 前記出力側エンドハット部の突起は、
前記出力側エンドハット部の内壁の中心軸方向の一端から中心軸方向の所定位置まで延びている
ことを特徴とする請求項3から6のいずれかに記載のマグネトロン。 - 前記陰極センターリードのスリット状の溝は、出力側の端から直線的に周方向の幅が狭くなるように形成され、
前記出力側エンドハット部の突起は、出力側エンドハット部の内壁の中心軸方向の一端から他端まで延び、且つ周方向の幅が中心軸方向の一端から直線的に狭くなるように形成されている
ことを特徴とする請求項3又は4に記載のマグネトロン。 - 前記出力側エンドハット部は、
傘状のエンドハットと、筒状のエンドハットチップとでなり、
前記エンドハットチップに、前記貫通孔と前記当接部が設けられ、
前記エンドハットチップの前記貫通孔に前記陰極センターリードを挿入して、前記エンドハットチップを前記所定位置に固定した後、前記エンドハットを、前記陰極センターリードに嵌入して前記エンドハットチップに当接させた状態で前記陰極センターリードに固定する
ことを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載のマグネトロン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015072886A JP6494374B2 (ja) | 2015-03-31 | 2015-03-31 | マグネトロン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015072886A JP6494374B2 (ja) | 2015-03-31 | 2015-03-31 | マグネトロン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016192373A JP2016192373A (ja) | 2016-11-10 |
JP6494374B2 true JP6494374B2 (ja) | 2019-04-03 |
Family
ID=57247040
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015072886A Active JP6494374B2 (ja) | 2015-03-31 | 2015-03-31 | マグネトロン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6494374B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5654740A (en) * | 1979-10-11 | 1981-05-14 | Hitachi Ltd | Magnetron |
JPS5732547A (en) * | 1980-08-01 | 1982-02-22 | Hitachi Ltd | Cathode section structure of magnetron |
-
2015
- 2015-03-31 JP JP2015072886A patent/JP6494374B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2016192373A (ja) | 2016-11-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4503639B2 (ja) | 電子レンジ用マグネトロン | |
JP5676980B2 (ja) | マグネトロンおよびその製造方法 | |
JP6494374B2 (ja) | マグネトロン | |
JP6723043B2 (ja) | マグネトロン | |
US20110234093A1 (en) | Magnetron and microwave oven therewith | |
JP6316160B2 (ja) | マグネトロン | |
US9852872B2 (en) | Magnetron | |
US2466059A (en) | Laminated magnetron | |
US10090130B2 (en) | Magnetron and method of adjusting resonance frequency of magnetron | |
JP5361307B2 (ja) | マグネトロン | |
JP6661442B2 (ja) | マグネトロン | |
JP6494353B2 (ja) | マグネトロン | |
WO2017199272A1 (ja) | マグネトロン | |
JP2016171024A (ja) | マグネトロン | |
JP2015118895A (ja) | マグネトロン | |
JP6762827B2 (ja) | マグネトロン及びその製造方法 | |
JP4969084B2 (ja) | 電子レンジ用マグネトロン | |
JP5723126B2 (ja) | マグネトロンおよび電子レンジ | |
JP2002163993A (ja) | マグネトロン | |
JP2006331837A (ja) | マグネトロン | |
JPH0574338A (ja) | マグネトロンの製造方法 | |
JPH0817353A (ja) | マグネトロン | |
KR20040061408A (ko) | 마그네트론의 냉각핀 조립구조 | |
JP2013065406A (ja) | マグネトロン、その設計方法および製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20180309 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20190115 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20190208 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20190219 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20190305 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6494374 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |