JP6494374B2 - マグネトロン - Google Patents

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本発明は、マグネトロンに関するものであり、電子レンジ等のマイクロ波加熱機器に用いられる連続波マグネトロンに適用して好適なものである。
2450MHz帯の電波を発振する一般的な電子レンジ用マグネトロンは、発振部と入力部と出力部とを有している。発振部、入力部及び出力部は、マグネトロンの中心軸である管軸に沿って設けられている。具体的には、発振部の管軸方向の一端側に入力部が設けられ、他端側に出力部が設けられている。
発振部は、陽極部と陰極部とを有している。陽極部は、陽極円筒と、この陽極円筒の内周面から中心の管軸に向かって突出する複数のベインとを有している。陰極部は、螺旋状陰極(カソード)と、入力側エンドハット及び出力側エンドハット部と、陰極センターリードと陰極サイドリードとを有している。
カソードは管軸上に設けられ、入力側エンドハットはカソードの管軸方向の一端(入力側の端)に設けられ、出力側エンドハット部はカソードの管軸方向の他端(出力側の端)に設けられている。陰極センターリードは、カソードの内側を通って管軸方向に延び、カソードの他端に設けられた出力側エンドハット部を介してカソードと電気的に接続されている。一方、陰極サイドリードは、カソードの他端に設けられた入力側エンドハットを介してカソードと電気的に接続されている(例えば特許文献1参照)。
また、出力側エンドハット部としては、傘状のエンドハットと、これを支持する円筒状のエンドハットチップとの2つの部品で構成されたものがある。このような陰極部を組み立てるときには、陰極センターリードの外径よりも大きな内径を有する円筒状のエンドハットチップに陰極センターリードの出力側の端部を挿入してレーザー溶接することでエンドハットチップと陰極センターリードとを固定する。さらに、陰極センターリードとエンドハットチップとの隙間にロウ材を流し入れて凝固させることで陰極センターリードとエンドハットチップを固着する。
次に、エンドハットチップの外周にカソードの出力側の端がロウ材により固定されるとともに、カソードの入力側の端がロウ材により入力側エンドハットに固定される。
その後、陰極センターリードの外径よりも大きくエンドハットチップの外径よりも小さな孔を有するエンドハットに陰極センターリードの出力側の端部を挿入し、エンドハットをエンドハットチップに当接させてレーザー溶接することで、出力側エンドハット部を陰極センターリードに固定するようになっていた。
特開2013−206568号公報
ところで、出力側エンドハット部(特にエンドハット)は、管軸m方向の位置、すなわち陰極センターリードへの固定位置が重要であり、この位置がずれてしまうと、マグネトロンの特性にばらつきが出てしまう。この為、出力側エンドハット部を、陰極センターリードの所望位置に正確に固定する必要がある。
そこで、従来の組み立て工程では、まず、特殊な治具を用いて、陰極センターリードの所望位置にエンドハットチップが位置するように、エンドハットチップに陰極センターリードを挿入する。この状態で、レーザー溶接によってエンドハットチップを陰極センターリードの所望位置に固定する。そして最後に、エンドハットチップにエンドハットを当接させてレーザー溶接することで、出力側エンドハット部を陰極センターリードの所望位置に固定するようになっていた。
ここで、エンドハットチップを陰極センターリードの所望位置に位置させる為の特殊な治具などを用いることなく、出力側エンドハット部を陰極センターリードの所望位置に正確に固定することができれば、従来と比べて、より簡単に、エンドハットを陰極センターリードの所望位置に固定できるものと考えられる。
本発明は、上記課題を解決する為になされたものであり、従来と比べて、より簡単に、エンドハットをセンターリードの所望位置に固定できるようにすることを目的とする。
上記目的を達成する為に、本発明に係るマグネトロンは、入力側から出力側に向かう中心軸に沿って延びる円筒状の陽極円筒と、前記陽極円筒内に前記中心軸に沿って配置されたカソードと、前記カソードの内側を通り、前記中心軸に沿って延びる陰極センターリードと、前記陰極センターリードの出力側の端部に接続されるとともに、前記カソードの出力側の端部と接続する出力側エンドハット部と、前記カソードの入力側の端部と接続する入力側エンドハットとを具備し、前記陰極センターリードの出力側の端部には、出力側の端から前記陰極センターリードの中心軸方向に延び、前記出力側エンドハット部の当接部が入る溝が設けられ、前記出力側エンドハット部は、前記陰極センターリードの出力側の端部が挿入される貫通孔と、前記貫通孔に前記陰極センターリードが挿入される際に、前記陰極センターリードの溝に入り込み、前記出力側エンドハット部が、前記陰極センターリードに前記出力側エンドハット部を固定する所定位置まで到達したときに、前記溝の端に当接する前記当接部とを有することを特徴とする。
本発明によれば、特殊な治具などを用いずとも、陰極センターリードに出力側エンドハット部を押し入れていくだけで、出力側エンドハット部の当接部が陰極センターリードの溝の端に当接して陰極センターリードの所定位置に出力側エンドハット部を位置させることができ、かくして、従来と比べて、より簡単に、エンドハットをセンターリードの所望位置に固定できる。
本発明に係るマグネトロンの第1の実施の形態における全体の縦断面図である。 本発明に係るマグネトロンの第1の実施の形態における陰極部の構成を示す側面図である。 本発明に係るマグネトロンの第1の実施の形態における陰極センターリードとエンドハットチップの構成を示す図である。 本発明に係るマグネトロンの第2の実施の形態における陰極センターリードとエンドハットチップの構成を示す図である。 本発明に係るマグネトロンの他の実施の形態における陰極センターリードとエンドハットチップの構成を示す図である。 本発明に係るマグネトロンの他の実施の形態における陰極センターリードとエンドハットチップの構成を示す図である。 本発明に係るマグネトロンの他の実施の形態における陰極センターリードとエンドハットチップの構成を示す図である。
本発明に係るマグネトロンの一実施の形態を、図面を参照して説明する。尚、以下の実施の形態は、単なる例示であり、本発明はこれに限定されるものではない。
[1.第1の実施の形態]
[1−1.マグネトロンの構成]
まず、第1の実施の形態について説明する。図1は、本実施の形態のマグネトロン1の概略を示す縦断面図である。このマグネトロン1は、2450MHz帯の基本波を発生する電子レンジ用のマグネトロンである。マグネトロン1は、2450MHz帯のマイクロ波を発生する発振部2、発振部2の中心に位置するカソード3に電力を供給する入力部4、発振部2から発振されたマイクロ波を管外に取り出す出力部5を有している。発振部2、入力部4及び出力部5は、マグネトロン1の中心軸である管軸mに沿って設けられている。つまり、発振部2の管軸方向の一端側(図中下側)に入力部4が設けられ、他端側(図中上側)に出力部5が設けられている。
これら入力部4及び出力部5は、それぞれ発振部2に対し、入力側の金属封着体6及び出力側の金属封着体7によって真空機密に接合されている。
発振部2は、陽極部8と陰極部9とを有している。陽極部8は、陽極円筒10と、複数枚(例えば10枚)のベイン11を有している。陽極円筒10は、例えば銅からなり、円筒状に形成され、その中心軸が、マグネトロン1の中心軸である管軸mを通るように配置されている。
各ベイン11は、例えば銅からなり、板状に形成され、陽極円筒10の内側に管軸mを中心に放射状に配置されている。各ベイン11の外側の端部は陽極円筒10の内周面に接合され、内側の端部は遊端になっている。そして、複数枚のベイン11の遊端に囲まれた円筒状の空間が電子作用空間となっている。
陰極部9は、カソード3、エンドハット12、エンドハット部13、陰極センターリード14及び陰極サイドリード15を有している。カソード3は、タングステンなどでできた螺旋状の陰極であり、電子作用空間の管軸m上に設けられている。カソード3は、複数枚のベイン11の遊端と間隔を隔てて配置されている。
このカソード3の入力側の端部(下端部)と出力側の端部(上端部)とに、それぞれ電子の飛び出しを防ぐ為のエンドハット12、エンドハット部13が固定されている。以下、入力側のエンドハット12を入力側エンドハット12、出力側のエンドハット部13を出力側エンドハット部13と呼ぶこととする。
陰極センターリード14と陰極サイドリード15は、入力部4のセラミックステム16に中継板17を介して固定されている。陰極センターリード14は、カソード3の内側を通って管軸m方向に延び、カソード3の出力側の端部に設けられた出力側エンドハット部13を介してカソード3と電気的に接続されている。一方、陰極サイドリード15は、カソード3の入力側の端部に設けられた入力側エンドハット12を介してカソード3と電気的に接続されている。
さらに、発振部2には、陽極円筒10の入力側の端部(下端部)の内側と出力側の端部(上端部)の内側に、それぞれ一対のポールピース18、19が、入力側エンドハット12と出力側エンドハット部13の間の空間を挟むように対向して設けられている。
入力側のポールピース(これを入力側ポールピースと呼ぶ)18には、その中央部に、入力側エンドハット12よりわずかに大きな径を有する貫通孔が設けられ、この貫通孔を中心として、入力側(下方)に向かって広がる略漏斗状に形成されている。この入力側ポールピース18は、貫通孔の中心を管軸mが通るように配置される。
一方、出力側のポールピース(これを出力側ポールピースと呼ぶ)19は、その中央部に、出力側エンドハット部13よりわずかに大きな径を有する貫通孔が設けられ、この貫通孔を中心として、出力側(上方)に向かって広がる略漏斗状に形成されている。この出力側ポールピース19は、貫通孔の中心を管軸mが通るように配置される。
さらに、入力側ポールピース18には、外周部に、管軸m方向に延びる略筒状の金属封着体6の上端部が固着されている。この金属封着体6は、陽極円筒10の下端部にも接している。一方、出力側ポールピース19には、外周部に、管軸m方向に延びる略筒状の金属封着体7の下端部が固着されている。この金属封着体7は、陽極円筒10の上端部にも接している。
入力側の金属封着体6は、その下端部に、セラミックステム16が接合されている。つまり、セラミックステム16に植立された陰極センターリード14と陰極サイドリード15は、この金属封着体6の内側を通ってカソード3に接続されている。
一方、出力側の金属封着体7は、その上端部に、出力部5を構成する絶縁筒20が接合されていて、さらに絶縁筒20の上端には排気管21が接合されている。さらに、複数のベイン11のうちの1つから導出されたアンテナ22が、出力側ポールピース19を貫通し、金属封着体7の内側を通ってその上端側へと延び、先端が排気管21に挟持され固定されている。
金属封着体6、7の外側には、陽極円筒10を管軸m方向に挟むように、一対のリング状の磁石23、24が対向して設けられている。一対の磁石23、24は、管軸m方向に磁場を発生させるものである。
さらに、陽極円筒10と磁石23、24は、ヨーク25によって覆われていて、一対の磁石23、24とヨーク25によって磁気回路が形成されている。そして、この磁気回路の磁石23、24からの磁束が、入力側ポールピース18と出力側ポールピース19とによって、ベイン11の遊端とカソード3との間の電子作用空間に導かれるようになっている。
さらに、陽極円筒10とヨーク25の間には、ラジエータ26が設けられていて、発振部2が発振することで生じた熱を、マグネトロン1の外部に放出するようになっている。また、カソード3は、陰極センターリード14、陰極サイドリード15を介して、コイル及び貫通コンデンサを有するフィルター回路27に接続されている。フィルター回路27は、フィルターボックス28に収められている。マグネトロン1の構成の概略は、以上のようになっている。
[1−2.陰極部の構成]
次に、図2を用いて、陰極部9の構成についてさらに詳しく説明する。図2は、陰極部9周辺の側面図であり、図中左半分が断面図となっている。
この図2に示すように、陰極部9は、陰極センターリード14が、カソード3の入力側エンドハット12の中央の孔を通り、カソード3の内側を通って管軸m方向に延びている。この陰極センターリード14の出力側の端部(すなわち上端部)に、出力側エンドハット部13が固定されている。出力側エンドハット部13は、傘状のエンドハット31と、円筒状のエンドハットチップ30とで構成されている。
エンドハットチップ30は、エンドハット31を支持するとともに、カソード3の出力側の端部を固定する為の部品である。尚、陰極センターリード14とエンドハットチップ30は、例えば、ともに高融点金属であるモリブデンでできている。
エンドハット31は、陰極センターリード14の外径よりも大きく且つエンドハットチップ30の外径よりも小さい径の貫通孔を有していて、この貫通孔に、陰極センターリード14の出力側の端部が挿入されて、エンドハットチップ30の出力側の端面(上端面)に当接して固定されている。
また、エンドハットチップ30の外径は、カソード3の内径とほぼ等しく、エンドハットチップ30の外側に、カソード3の出力側の端部が巻回されるようにしてカソード3が固定されている。つまり、陰極センターリード14は、エンドハットチップ30を介してカソード3と電気的に接続されている。
次に、図3を用いて、陰極センターリード14とエンドハットチップ30についてさらに詳しく説明する。尚、図3(A)は、エンドハットチップ30が嵌入された状態の陰極センターリード14を上側から見た上面図である。図3(B)は、エンドハットチップ30が嵌入された状態の陰極センターリード14の上端部の側面図であり、図中左半分が断面図となっている。図3(C)は、エンドハットチップ30の上面図であり、図3(D)は、陰極センターリード14の上面図である。
陰極センターリード14は、管軸m方向に延びる棒状でなり、出力側の端部(上端部)に、中心軸(すなわち管軸m)を通り、出力側の端面(上端面)から中心軸方向(下方)に延びるスリット状の溝(これをスリット状溝と呼ぶ)32が形成されている。このスリット状溝32の中心軸方向の長さ(すなわち深さ)L1は、エンドハットチップ30の固定位置に応じて設定されている。また、このスリット状溝32は、周方向の長さである幅L2が上端から下端まで一定となるように形成されている。
エンドハットチップ30は、陰極センターリード14の外径L3よりもわずかに小さい径L4でなる貫通孔30Aを有していて、この貫通孔30Aに陰極センターリード14の出力側の端部が挿入されるようになっている。
また、エンドハットチップ30の貫通孔30Aの内壁には、内側に向かって突出する2個の突起33が形成されている。2個の突起33は、中心軸(図示せず)を挟んで対向する位置に設けられ、それぞれ貫通孔30Aの内壁の出力側の端(中心軸方向の一端)から入力側の端(中心軸方向の他端)まで延びている。さらに、2個の突起33は、それぞれの周方向の長さである幅L5がスリット状溝32の幅L2よりも小さくなっている。
ここで、陰極部9の組み立て工程について説明する。まず、陰極センターリード14のスリット状溝32の位置と、エンドハットチップ30の突起33の位置とを合わせて、陰極センターリード14の出力側の端部に、エンドハットチップ30を嵌入していく。
このとき、陰極センターリード14の外径L3はエンドハットチップ30の内径L4よりも大きいが、陰極センターリード14のスリット状溝32とエンドハットチップ30の突起33との間に隙間が存在することにより、陰極センターリード14の出力側の端部が細くなるよう変形しながら、エンドハットチップ30が陰極センターリード14に嵌入されていく。
そして、陰極センターリード14のスリット状溝32の最深部となる底面に、エンドハットチップ30の突起33が当接すると、陰極センターリード14のエンドハットチップ30への嵌入が完了する。このときのエンドハットチップ30の位置が、陰極センターリード14への固定位置となる。
また、このとき、陰極センターリード14には、元の太さに戻ろうとする弾性力が働く為、エンドハットチップ30は、固定位置に保持された状態となる。ゆえに、この時点での、陰極センターリード14とエンドハットチップ30とのレーザー溶接は省略できる。
このようにして、エンドハットチップ30を陰極センターリード14の固定位置に保持した状態で、次に、例えば、陰極センターリード14のスリット状溝32から、エンドハットチップ30と陰極センターリード14との隙間にロウ材を流し入れて凝固させることで、陰極センターリード14とエンドハットチップ30を固着する。この時点で、エンドハットチップ30が陰極センターリード14に完全に固定された状態となる。
次に、エンドハットチップ30の外周にカソード3の出力側の端が嵌入されてロウ材により固定されるとともに、カソード3の入力側の端がロウ材により入力側エンドハット12に固定される。
その後、陰極センターリード14の出力側の端部に、エンドハット31を嵌入して、エンドハット31とエンドハットチップ30の出力側の端面とを当接させ、レーザー溶接により、陰極センターリード14にエンドハット31を固定する。陰極部9は、このような組み立て工程で組み立てることができるようになっている。
[1−3.まとめと効果]
ここまで説明したように、第1の実施の形態では、陰極センターリード14の出力側の端部に、中心軸方向に延びるスリット状溝32を設け、エンドハットチップ30の内壁に、スリット状溝32よりも幅の狭い2個の突起33を設けるようにした。そして、陰極センターリード14にエンドハットチップ30を嵌入していくと、エンドハットチップ30の突起33が陰極センターリード14のスリット状溝32の底に当接したときに、エンドハットチップ30の位置が所望位置(固定位置)となるようにした。換言すれば、エンドハットチップ30が所望位置(固定位置)まで到達したときに、エンドハットチップ30の突起33が陰極センターリード14のスリット状溝32の底に当接するようにした。
このように、第1の実施の形態では、特殊な治具などを用いずとも、陰極センターリード14にエンドハットチップ30を嵌入するだけで、陰極センターリード14の所望位置にエンドハットチップ30を位置させることができ、結果として、陰極センターリード14の所望位置に出力側エンドハット部13を位置させることができる。かくして、従来と比べて、より簡単に、出力側エンドハット部13を(すなわちエンドハット31を)陰極センターリード14の所望位置に固定できる。
また、陰極センターリード14のスリット状溝32の幅L2よりも、エンドハットチップ30の突起33の幅L5を小さくして、スリット状溝32と突起33との間に隙間が空くようにした。これにより、陰極センターリード14の外径L3よりも小さな内径L4でなるエンドハットチップ30を嵌入するときに、陰極センターリード14の出力側の端部が細くなるよう変形して、陰極センターリード14にエンドハットチップ30を容易に嵌入することができ、且つ陰極センターリード14に元の太さに戻ろうとする弾性力が働く為、陰極センターリード14の所望位置にエンドハットチップ30を固定することができる。
この為、従来必要であった、陰極センターリード14の所望位置にエンドハットチップ30を固定するときのレーザー溶接を省略できるので、組み立て時の作業効率が上がり、マグネトロン1の製造コストを低減することもできる。
また、従来のマグネトロンでは、エンドハットチップ30を陰極センターリード14にレーザー溶接による点接触で固定していたのに対し、本実施の形態のマグネトロン1では、陰極センターリード14の外周がエンドハットチップ30の内周を押圧するように密着して固定することになる為、陰極センターリード14の中心軸とエンドハットチップ30の中心軸がずれたり、陰極センターリード14の中心軸に対してエンドハットチップ30の中心軸が傾いたりしてしまうことなく、陰極センターリード14とエンドハットチップ30とを固定することができる。これにより、マグネトロン1の特性のばらつきを低減することもできる。
[2.第2の実施の形態]
次に、第2の実施の形態について説明する。この第2の実施の形態は、第1の実施の形態とは陰極センターリードの構成のみが異なる。ゆえに、ここでは、主に、陰極センターリードの構成について説明することとする。
[2−1.陰極センターリード及びエンドハットチップの構成]
図4を用いて、第2の実施の形態による、陰極センターリード100とエンドハットチップ30とについて詳しく説明する。尚、エンドハットチップ30は、第1の実施の形態と同一構成でなり、図4(A)は、エンドハットチップ30が嵌入された状態の陰極センターリード100を上側から見た上面図である。図4(B)は、エンドハットチップ30が嵌入された状態の陰極センターリード100の上端部の側面図であり、図中左半分が断面図となっている。図4(C)は、エンドハットチップ30の上面図であり、図4(D)は、陰極センターリード100の上面図である。
陰極センターリード100は、管軸m方向に延びる棒状でなり、出力側の端部(上端部)に、中心軸を通り、出力側の端面(上端面)から中心軸方向(下方)に延びる2本のスリット状溝101A、101Bが、直交するように形成されている。2本のスリット状溝101A、101Bは、それぞれの幅L2は第1の実施の形態のスリット状溝32と同一であり、中心軸方向の長さ(すなわち深さ)L10、L11が異なっている。
つまり、陰極センターリード100は、これら2本のスリット状溝101A、101Bのどちらに、エンドハットチップ30の突起33を入れるかによって、エンドハットチップ30の固定位置が変わるようになっている。
実際、エンドハットチップ30の固定位置は、マグネトロン1の仕様などによって異なる場合がある為、第2の実施の形態では、陰極センターリード100に、長さの異なる2本のスリット状溝101A、101Bを形成するようになっている。尚、スリット状溝101Aの長さは、エンドハットチップ30の第1の固定位置に応じて設定され、スリット状溝101Bの長さは、エンドハットチップ30の第2の固定位置に応じて設定されている。
陰極部9の組み立て工程については、第1の実施の形態とほぼ同一の為、詳しい説明は省略するが、エンドハットチップ30の固定位置を第1の固定位置にする場合には、陰極センターリード100のスリット状溝101Aの位置と、エンドハットチップ30の突起33の位置とを合わせて、陰極センターリード100の出力側の端部に、エンドハットチップ30を嵌入ていく。
一方で、エンドハットチップ30の固定位置を第2の固定位置にする場合には、陰極センターリード100のスリット状溝101Bの位置と、エンドハットチップ30の突起33の位置とを合わせて、陰極センターリード100の出力側の端部に、エンドハットチップ30を嵌入していく。
[2−2.まとめと効果]
ここまで説明したように、第2の実施の形態では、陰極センターリード100の出力側の端部に、中心軸方向の長さが異なる2本のスリット状溝101A、101Bを設けるようにした。こうすることで、エンドハットチップ30の固定位置を、スリット状溝101Aに対応する第1の固定位置と、スリット状溝101Bに対応する第2の固定位置から選択することができる。これにより、例えば、エンドハットチップ30の固定位置が異なるマグネトロン1同士でエンドハットチップ30や陰極センターリード100などの部品を共有できるので、結果として、製造コストを低減することができる。
くわえて、この第2の実施の形態も、第1の実施の形態と同様、特殊な治具などを用いずとも、陰極センターリード100にエンドハットチップ30を嵌入するだけで、陰極センターリード100の所望位置にエンドハットチップ30を位置させることができ、結果として、陰極センターリード100の所望位置に出力側エンドハット部13を位置させることができる。かくして、従来と比べて、より簡単に、出力側エンドハット部13を(すなわちエンドハット31を)陰極センターリード100の所望位置に固定できる。また、第1の実施の形態と同様、レーザー溶接を省略して、マグネトロン1の製造コストを低減することもでき、マグネトロン1の特性のばらつきを低減することもできる。
[3.他の実施の形態]
[3−1.他の実施の形態1]
尚、上述した第1の実施の形態では、陰極センターリード14にスリット状溝32を設けるとともに、エンドハットチップ30にスリット状溝32よりも幅の狭い当接部としての突起33を設け、スリット状溝32に突起33が入り込むようにして、陰極センターリード14にエンドハットチップ30を嵌入するようにした。これに限らず、例えば図5に示すように、エンドハットチップ30に、貫通孔30Aの代わりに、陰極センターリード14のスリット状溝32を間に挟んだ一方の断面略半円状の部分が挿入される貫通孔110Aと、陰極センターリード14のスリット状溝32を間に挟んだ他方の断面略半円状の部分が挿入される貫通孔110Bとを形成するようにしてもよい。この場合、エンドハットチップ30の貫通孔110Aと貫通孔110Bの間の部分111が、陰極センターリード14のスリット状溝32に挿入されてスリット状溝32の底に当接する当接部111となる。
この場合も、エンドハットチップ30を陰極センターリード14に嵌入していくと、エンドハットチップ30の当接部111がスリット状溝32の底に当接したときに、エンドハットチップ30の位置が所望位置(固定位置)となる。また、エンドハットチップ30の当接部111の幅L20を、陰極センターリード14のスリット状溝32の幅L2よりも小さくすれば、陰極センターリード14の外径L3よりも小さな内径L21でなるエンドハットチップ30を嵌入するときに、陰極センターリード14の出力側の端部が細くなるよう変形して、陰極センターリード14をエンドハットチップ30を容易に嵌入することができ、且つ陰極センターリード14の所望位置にエンドハット13を固定することができる。第2の実施の形態についても、同様に、貫通孔30Aの代わりに貫通孔110A、110Bを有するエンドハットチップ30を用いてもよい。
[3−2.他の実施の形態2]
また、上述した第1の実施の形態では、陰極センターリード14に、幅L2が上端から下端まで一定のスリット状溝32を設けるようにした。これに限らず、図6に示すように、上端から下端に向かうにつれて、周方向の長さ(幅)が、段差状に狭くなっていくスリット状溝120を設けるようにしてもよい。この場合、複数の段差121(121A〜121C)のそれぞれの位置を、エンドハットチップ30の複数の固定位置のそれぞれに応じて設定するようにする。そして、エンドハットチップ30には、所望の段差121まで嵌入可能な幅L5の突起33を設けるようにする。このようにすれば、陰極センターリード14の形状は変更せずに、エンドハットチップ30の突起33の幅L5を変えるだけで、陰極センターリード14の複数の固定位置の中から所望の固定位置に、エンドハットチップ30を固定できるようになる。
[3−3.他の実施の形態3]
さらに、上述した第1の実施の形態では、エンドハットチップ30の貫通孔30Aの内壁に、貫通孔30Aの内壁の出力側の端(中心軸方向の一端)から入力側の端(中心軸方向の他端)まで延びる2個の突起33を設けるようにした。これに限らず、突起33の中心軸方向の長さ及び位置については、適宜、変更するようにしてもよい。例えば、突起33を、貫通孔30Aの内壁の中心軸方向の一端から中心軸方向の所定位置(例えば中央)まで延びる長さとしてもよい。このようにすれば、エンドハットチップ30を、陰極センターリード14に嵌入するときに、エンドハットチップ30の一端側の面を陰極センターリード14に対向させて嵌入する場合と、他端側の面を陰極センターリード14に対向させて嵌入する場合とで、突起33とスリット状溝32との当接位置が変わることにより、固定位置を変えることができる。また、このような構成でなるエンドハットチップ30を、第2の実施の形態で用いてもよく、この場合、スリットで2箇所、エンドハットチップ30の嵌入向きで2箇所の計4箇所の固定位置から所望の固定位置を選択できるようになる。
[3−4.他の実施の形態4]
さらに、上述した第1の実施の形態では、陰極センターリード14に、中心軸方向に延び、幅L2が一定でなるスリット状溝32を形成するようにした。これに限らず、スリット状溝32の幅L2については、一定でなくてもよく、例えば、図7に示すように、スリット状溝32が側面視で三角形状となるように、その幅L2を、陰極センターリード14の先端側から直線的に狭くなるようにしてもよい。
この場合、エンドハットチップ30の突起33についても、スリット状溝32の形状に合わせて、側面視で三角形状となるように、その幅L5を一端側から直線的に狭くなるようにすればよい。
また、これに限らず、陰極センターリード14に、スリット状溝32の代わりに、外周から中心軸方向に凹んだ凹状の溝を形成するようにしてもよい。この場合、凹状の溝の本数については、適宜選定すればよく、またエンドハットチップ30の突起33については、凹状の溝の位置と数に合わせて、位置及び数を選定すればよい。
[3−5.他の実施の形態5]
さらに、上述した各実施の形態では、出力側エンドハット部13が、傘状のエンドハット31と円筒状のエンドハットチップ30との2つの部品から構成されるようにした。これに限らず、エンドハット31とエンドハットチップ30を、一体成形するようにしてもよい。この場合、例えば、陰極センターリード14に、一体型の出力側エンドハット部13を嵌入することになり、一体型の出力側エンドハット部13の貫通孔30Aの内壁に設けられた突起33が、陰極センターリード14のスリット状溝32の底に当接したときに、一体型の出力側エンドハット部13の位置が所望の固定位置となる。
[3−6.他の実施の形態6]
さらに本発明は、上述した各実施の形態に限定されるものではなく、上述した各実施の形態の一部又は全部を任意に組み合わせた実施の形態や、一部を抽出した実施の形態にもその適用範囲が及ぶものである。
1……マグネトロン、2……発振部、3……カソード、4…入力部、5……出力部、8……陽極部、9……陰極部、10……陽極円筒、11……ベイン、12……入力側エンドハット、13……出力側エンドハット部、14、100……陰極センターリード、15……陰極サイドリード、30……エンドハットチップ、30A、110A、110B……貫通孔、31……エンドハット、32、101A、101B、120……スリット状溝、33……突起、111……当接部。

Claims (9)

  1. 入力側から出力側に向かう中心軸に沿って延びる円筒状の陽極円筒と、
    前記陽極円筒内に前記中心軸に沿って配置されたカソードと、
    前記カソードの内側を通り、前記中心軸に沿って延びる陰極センターリードと、
    前記陰極センターリードの出力側の端部に接続されるとともに、前記カソードの出力側の端部と接続する出力側エンドハット部と、
    前記カソードの入力側の端部と接続する入力側エンドハットと
    を具備し、
    前記陰極センターリードの出力側の端部には、出力側の端から前記陰極センターリードの中心軸方向に延び、前記出力側エンドハット部の当接部が入る溝が設けられ、
    前記出力側エンドハット部は、
    前記陰極センターリードの出力側の端部が挿入される貫通孔と、
    前記貫通孔に前記陰極センターリードが挿入される際に、前記陰極センターリードの溝に入り込み、前記出力側エンドハット部が、前記陰極センターリードに前記出力側エンドハット部を固定する所定位置まで到達したときに、前記溝の端に当接する前記当接部とを有する
    ことを特徴とするマグネトロン。
  2. 前記陰極センターリードの溝は、
    前記陰極センターリードの中心軸を通るスリット状の溝である
    ことを特徴とする請求項1に記載のマグネトロン。
  3. 前記出力側エンドハット部の当接部は、
    前記貫通孔の内壁から、前記貫通孔の内側に突出する突起である
    ことを特徴とする請求項2に記載のマグネトロン。
  4. 前記出力側エンドハット部の突起の周方向の長さは、
    前記陰極センターリードの溝の周方向の長さよりも小さく、
    前記陰極センターリードは、
    前記出力側エンドハット部の貫通孔に挿入される際に、出力側の端部が細くなるように変形する
    ことを特徴とする請求項3に記載のマグネトロン。
  5. 前記陰極センターリードには、出力側の端からの長さが異なる複数の前記スリット状の溝が設けられ、
    前記出力側エンドハット部の突起を、複数の前記スリット状の溝のうちのどの溝に入れるかによって、前記出力側エンドハット部を固定する位置を変えることができる
    ことを特徴とする請求項3又は4に記載のマグネトロン。
  6. 前記陰極センターリードのスリット状の溝は、出力側の端から段差状に周方向の幅が狭くなるように形成され、
    前記出力側エンドハット部の突起の周方向の幅を、前記溝の異なる幅のうちのどの幅に合わせた大きさとするかによって、前記出力側エンドハット部を固定する位置を変えることができる
    ことを特徴とする請求項3又は4に記載のマグネトロン。
  7. 前記出力側エンドハット部の突起は、
    前記出力側エンドハット部の内壁の中心軸方向の一端から中心軸方向の所定位置まで延びている
    ことを特徴とする請求項3から6のいずれかに記載のマグネトロン。
  8. 前記陰極センターリードのスリット状の溝は、出力側の端から直線的に周方向の幅が狭くなるように形成され、
    前記出力側エンドハット部の突起は、出力側エンドハット部の内壁の中心軸方向の一端から他端まで延び、且つ周方向の幅が中心軸方向の一端から直線的に狭くなるように形成されている
    ことを特徴とする請求項3又は4に記載のマグネトロン。
  9. 前記出力側エンドハット部は、
    傘状のエンドハットと、筒状のエンドハットチップとでなり、
    前記エンドハットチップに、前記貫通孔と前記当接部が設けられ、
    前記エンドハットチップの前記貫通孔に前記陰極センターリードを挿入して、前記エンドハットチップを前記所定位置に固定した後、前記エンドハットを、前記陰極センターリードに嵌入して前記エンドハットチップに当接させた状態で前記陰極センターリードに固定する
    ことを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載のマグネトロン。
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