JP2015118895A - マグネトロン - Google Patents
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Abstract
【課題】陰極とエンドハットとの固着強度を保ちつつエンドハットを小型化するマグネトロンを提供する。【解決手段】マグネトロン1は、陰極3の入力側陰極端部3i及び出力側陰極端部3oのピッチを、陰極中央部3cのピッチよりも狭くし、隣り合うフィラメント同士の間隔が密になるようにした。これにより、陰極3と出力側エンドハット12及び入力側エンドハット13との固着強度を保ちつつ出力側エンドハット12及び入力側エンドハット13を小型化するマグネトロン1を提供できる。【選択図】図2
Description
本発明は、マグネトロンに関するものであり、電子レンジ等のマイクロ波加熱機器に用いられる連続波マグネトロンに適用して好適なものである。
従来、2450MHz帯のマイクロ波を発振する電子レンジ用などの一般的なマグネトロンの陽極構体は、陽極円筒と、陽極円筒の内部に放射状に配設されたベインとを備えている。
ベインは、円周方向の一つおきに、ベインの上下両端部にそれぞれロー付けされた大小一対のストラップリングによって連結されている。
複数のベインの遊端に囲まれた電子作用空間には、螺旋状の陰極が陽極円筒の管軸に沿って配設されている。陰極の両端は、それぞれ出力側エンドハット及び入力側エンドハットに固着されている。これらの出力側エンドハット及び入力側エンドハットは陰極を支持し、電子作用空間をシールドする。
陰極としては、管軸に沿って上端から下端に亘ってピッチが等間隔に形成されたものがある(たとえば特許文献1参照)。
このようなマグネトロンにおける出力側エンドハット及び入力側エンドハットは、管軸に沿ってある程度の厚さを有することにより、陰極との接触面積を保ち、ロー付け強度を保っている。
通常、マグネトロンの動作中は陰極の温度が1800℃以上にもなるため、出力側エンドハット及び入力側エンドハットはモリブデン等の高融点金属が使用されている。
このような陰極に用いられるモリブデンは高価であるため、出力側エンドハット及び入力側エンドハットと陰極との固着強度を保ちつつ、出力側エンドハット及び入力側エンドハットを小型することが望まれている。
そこで、本発明は、このような課題を解決する為になされたものであり、陰極とエンドハットとの固着強度を保ちつつエンドハットを小型化するマグネトロンを提供することを目的とする。
このような目的を達成する為に、本発明に係るマグネトロンは、管軸に沿って円筒状に延び、一端を出力側とし他端をセンターサポートロッド及びサイドサポートロッドが植設されたステムのある入力側とした陽極円筒と、前記陽極円筒の内面から前記管軸に向かって延びる複数のべインと、前記管軸に沿って配置され前記ベインとの間に電子作用空間を形成する螺旋状の陰極と、前記陰極の一端に固着され前記センターサポートロッドで支持されて前記出力側に位置する出力側エンドハットと、前記陰極の他端に固着され前記サイドサポートロッドで支持されて前記入力側に位置する入力側エンドハットとを具備するマグネトロンにおいて、前記陰極は、少なくとも前記一端側又は前記他端側の何れか一方のピッチが、前記管軸に沿った管軸方向の中央部分のピッチよりも狭く形成されている、ことを特徴とする。
本発明によれば、陰極とエンドハットとの固着強度を保ちつつエンドハットを小型化するマグネトロンを提供できる。
本発明に係るマグネトロンの一実施の形態を、図面を参照して説明する。なお、以下の実施の形態は、単なる例示であり、本発明はこれに限定されるものではない。
図1は、本実施の形態のマグネトロン1の概略を示す縦断面図である。このマグネトロン1は、2450MHz帯の基本波を発生する電子レンジ用のマグネトロンである。
マグネトロン1は、2450MHz帯の基本波を発生する陽極構体2を中心に構成され、その下側に、陽極構体2の中心に位置する陰極3に電力を供給する入力部4が配置され、上側に、陽極構体2から発振されたマイクロ波を管外(マグネトロン1外)に取り出す出力部5が配置されている。
これら入力部4及び出力部5は、それぞれ陽極構体2の陽極円筒6に対し、入力側の金属封着体7及び出力側の金属封着体8によって真空気密に接合されている。
陽極構体2は、陽極円筒6と、複数枚(例えば10枚)のベイン10と、大小2本のストラップリング11を備えている。
陽極円筒6は、例えば銅からなり、円筒状に形成され、その中心軸が、マグネトロン1の中心軸である管軸mを通るように配置されている。
各ベイン10は、例えば銅からなり、板状に形成され、陽極円筒6の内側に管軸mを中心に放射状に配置されている。各ベイン10の外側の端部は陽極円筒6の内周面に接合され、内側の端部は遊端になっている。そして、複数枚のベイン10の遊端に囲まれた円柱状の空間が電子作用空間sとなっている。
大小2本のストラップリング11は、複数枚のベイン10の管軸mに沿った管軸方向dmの上下両端側に固定されている。
電子作用空間sには、管軸mに沿って、タングステン等の螺旋状のフィラメントである陰極3が設けられている。陰極3は、複数枚のベイン10の遊端と間隔を隔てて配置されている。陽極構体2及び陰極3が、マグネトロン1の共振部となっている。
また、陰極3の上端部と下端部とには、それぞれ電子の飛び出しを防ぐ出力側エンドハット12と入力側エンドハット13とが固定されている。出力側となる上端部側の出力側エンドハット12はディスク状に形成され、入力側となる下端部側の入力側エンドハット13はリング状に形成されている。なお出力側エンドハット12及び入力側エンドハット13をまとめてエンドハットとも呼ぶ。
陰極3は、横断面が円形状に形成されたフィラメントが、図2乃至図6に示すように管軸方向dmに沿って見たとき円形状となるよう螺旋状に巻回されている。
また陰極3は、管軸方向dmの上端部である出力側陰極端部3oのピッチである陰極端部ピッチP1と下端部である入力側陰極端部3iの陰極端部ピッチP1とが、中央部である陰極中央部3cのピッチである陰極ピッチP11よりも狭くなるように、すなわち管軸方向dmに沿って隣り合うフィラメント同士の間隔が密になるように巻回されている。この陰極中央部3cの陰極ピッチP11は、従来の陰極103の陰極中央部103cの陰極ピッチP11と同様となっている。ここでピッチとは、螺旋状に巻かれたフィラメントの中心間距離である。
また陰極3は、入力側陰極端部3iの下端面である入力側陰極端面3ieが、管軸方向dmに直交する管軸直交方向dmoと平行に形成されている。
入力側エンドハット13は、管軸mを中心として円筒形状に穿設された中心開口30が形成されており、当該中心開口30の電子作用空間s側である上面側に入力側陰極固着部32が円筒形状に凹設され、当該入力側陰極固着部32の内径は陰極3の螺旋形状のフィラメントの外径よりもわずかに大きく形成されている。
入力側陰極固着部32は、管軸方向dmに沿って陰極3の入力側陰極端部3iの外周面と平行に形成された平坦な内壁面である固着内壁面34と、当該固着内壁面34の下端から管軸直交方向dmoに沿って陰極3の入力側陰極端面3ieと平行に管軸mへ向かって形成された平坦な底面である固着底面36とが形成されている。
固着内壁面34には、当該固着内壁面34と平行に対向する陰極3の入力側陰極端部3iの外周面がほぼ隙間なく接触しロー材BRにより固着されている。また固着底面36には、当該固着底面36と平行に対向する陰極3の入力側陰極端面3ieがほぼ隙間なく接触しロー材BRにより固着されている。
出力側エンドハット12は、管軸mを中心として外径が陰極3の螺旋形状のフィラメントの内径よりもわずかに小さい円筒形状である出力側陰極固着部38が形成されている。出力側陰極固着部38は、管軸方向dmに沿って陰極3の出力側陰極端部3oの内周面と平行に形成された平坦な外壁面である固着外壁面40を有している。
また出力側エンドハット12は、固着外壁面40の上端から管軸直交方向dmoに沿って管軸mから離隔する方向へ向かって形成された平坦な底面である天井面42が形成されている。
固着外壁面40には、当該固着外壁面40と平行に対向する陰極3の出力側陰極端部3oの内周面がほぼ隙間なく接触しMo−Ru等のロー材BRにより固着されている。
マグネトロン1の製造時においてこの出力側エンドハット12及び入力側エンドハット13と陰極3とを固着させる際は、当該出力側エンドハット12及び入力側エンドハット13と当該陰極3とを所定の位置に配置し、出力側エンドハット12及び入力側エンドハット13と陰極3とが接触する箇所にロー材BRを塗布し、高周波加熱を行うことによりロー付けを行う。
陽極円筒6(図1)の下方に位置する入力部4は、セラミックステム14と、このセラミックステム14に植立されたセンターサポートロッド15及びサイドサポートロッド16を備えている。
センターサポートロッド15は、陰極3の入力側エンドハット13の中心開口30(図2)を通り、陰極3の中心を管軸方向dmに貫通して陰極3の出力側エンドハット12に接合されており、この出力側エンドハット12を介して陰極3に電気的に接続されている。
一方サイドサポートロッド16は、陰極3の入力側エンドハット13に接合されており、この入力側エンドハット13を介して陰極3に電気的に接続されている。これらセンターサポートロッド15及びサイドサポートロッド16は、陰極3を支持すると共に、陰極3に電流を供給する。
さらに陽極円筒6の上端部(出力側の端部)の内側と下端部(入力側の端部)の内側とには、それぞれ一対の出力側ポールピース17と入力側ポールピース18とが、出力側エンドハット12と入力側エンドハット13との間の空間を挟むように対向して設けられている。
出力側ポールピース17は、その中央部に、出力側エンドハット12よりわずかに大きな径を有する貫通孔17Aが設けられ、この貫通孔17Aを中心として出力側(上方)に向かって広がる略漏斗状に形成されている。この出力側ポールピース17は、貫通孔17Aの中心を管軸mが通るように配置される。
一方入力側ポールピース18には、その中央部に、入力側エンドハット13よりわずかに大きな径を有する貫通孔18Aが設けられ、この貫通孔18Aを中心として入力側(下方)に向かって広がる略漏斗状に形成されている。この入力側ポールピース18は、貫通孔18Aの中心を管軸mが通るように配置される。
さらに出力側ポールピース17には、その上端部に、管軸方向dmに延びる略筒状の金属封着体8の下端部が固着されている。この金属封着体8は、陽極円筒6の上端部にも接している。また入力側ポールピース18には、その下端部に、管軸方向dmに延びる略筒状の金属封着体7の上端部が固着されている。この金属封着体7は、陽極円筒6の下端部にも接している。
出力側の金属封着体8は、その上端部に、出力部5を構成する絶縁筒19が接合されており、さらに絶縁筒19の上端には排気管20が接合されている。
さらに複数のベイン10のうちの1つから導出されたアンテナ21が、出力側ポールピース17を貫通して、金属封着体8の内側を通ってその上端側へと延び、先端が排気管20に挟持され固定されている。
一方入力側の金属封着体7は、その下端部に、入力部4を構成するセラミックステム14が接合されている。つまり、セラミックステム14に植立されたセンターサポートロッド15とサイドサポートロッド16は、この金属封着体8の内側を通って陰極3に接続されている。
金属封着体7及び8の外側には、陽極円筒6を管軸方向dmに挟むように、一対のリング状のマグネット22及び23が対向して設けられている。一対のマグネット22及び23は、管軸方向dmに磁場を発生させるものである。
さらに、陽極円筒6とマグネット22及び23は、ヨーク24によって覆われており、一対のマグネット22及び23とヨーク24とによって磁気回路が形成されている。そして、この磁気回路のマグネット22及び23からの磁束が、一対の出力側ポールピース17及び入力側ポールピース18によって、ベイン10の遊端と陰極3との間の電子作用空間sに導かれる。
さらに、陽極円筒6とヨーク24の間には、ラジエータ25が設けられており、陽極構体2が発振することで生じた熱を、マグネトロン1の外部に放出する。
ここで、図7及び図8に示すように従来の陰極103は、フィラメントの線径である陰極線径φが0.5mm、ピッチである陰極ピッチP11が1.04mmに設計されている。
また入力側エンドハット113及び出力側エンドハット112の高さ(入力側エンドハット113は陰極103が入り込まない箇所を除く)であるエンドハット高さH11は1.6mmであり、そのうち陰極103が接触する部分の高さであるエンドハット接触高さH12は、陰極103のうち管軸方向dmの両端部において、陰極線径φ0.5mmのうちの半分である陰極線半径Rの0.25mmは入力側エンドハット113及び出力側エンドハット112に接触しないため、エンドハット高さH11(1.6mm)−陰極線半径R(0.25mm)=1.35mmとなる。
また陰極103は、1周分で陰極ピッチP11が1.04mmであるため、当該陰極103が入力側エンドハット113及び出力側エンドハット112と接触する周回数である接触周回数O11は、エンドハット接触高さH12(1.35mm)/陰極ピッチP11(1.04mm)≒1.3周となる。
一方、図6に示すように本実施の形態による陰極3の入力側エンドハット13及び出力側エンドハット12のエンドハット接触高さH2は、陰極103のエンドハット接触高さH12の半分(1.35mm/2)の0.675mmに削減されていると共に、陰極3の入力側陰極端部3i及び出力側陰極端部3oにおけるピッチである陰極端部ピッチP1は、陰極103の陰極ピッチP11の半分(1.04mm/2)の0.52mmへ変更されている。
このとき接触周回数O1は、エンドハット接触高さH2(0.675mm)/陰極端部ピッチP1(0.52mm)≒1.3周となる。このため陰極3は、エンドハット接触高さH2がエンドハット接触高さH12から低くなったとしても、陰極端部ピッチP1を陰極ピッチP11よりも狭くすることにより、陰極3の入力側陰極端部3i及び出力側陰極端部3oそれぞれの入力側エンドハット13及び出力側エンドハット12に対する接触周回数O1として、陰極103と同様に1.3周分の接触を確保できる。
これにより陰極3は、陰極103の出力側エンドハット112及び入力側エンドハット113に対し、図6中にハッチングで示した削減可能箇所PRの分だけ出力側エンドハット12及び入力側エンドハット13の高さを抑えることができる。
このようにマグネトロン1は、陰極3の入力側陰極端部3i及び出力側陰極端部3oのピッチを、陰極中央部3cのピッチよりも狭くし、隣り合うフィラメント同士の間隔が密になるようにした。
このためマグネトロン1は、出力側エンドハット12及び入力側エンドハット13と陰極3との接触面積を従来のマグネトロンとほぼ同等に保つことによりロー付け強度(すなわち固着強度)を保ちつつ、出力側エンドハット12及び入力側エンドハット13の厚さを出力側エンドハット112及び入力側エンドハット113よりも薄くできる。
これによりマグネトロン1は、出力側エンドハット12及び入力側エンドハット13を出力側エンドハット112及び入力側エンドハット113よりも小型化し、高価なマグネトロン等の材料の使用量を削減でき、低コスト化することができる。
また、従来の陰極103は、入力側陰極端面103ieが入力側エンドハット113の固着底面136に対し斜めに形成されていたため、当該固着底面136とロー付けされるのは、入力側陰極端面103ieの最下端部のみであった。
これに対しマグネトロン1は、管軸直交方向dmoに沿って形成された入力側エンドハット13の固着底面36に対向する陰極3の入力側陰極端面3ieを、管軸直交方向dmoに沿って形成し、当該固着底面36と入力側陰極端面3ieとをロー付けするようにした。
これによりマグネトロン1は、陰極3の入力側陰極端面3ieが全周に亘って入力側エンドハット13の固着底面36とほぼ隙間なく対向するため、入力側陰極端面3ieと固着底面36とがほぼ全周に亘ってロー付けされ、陰極3と入力側エンドハット13との接触面積を増加させることができ、ロー付け強度を高めることができる。
なお上述したマグネトロン1においては、管軸直交方向dmoに沿って形成された入力側エンドハット13の固着底面36に対向する陰極3の入力側陰極端面3ieを、管軸直交方向dmoに沿って形成したが、これに限らず、陰極3の入力側陰極端面3ieを、種々の形状に形成された入力側エンドハット13の固着底面36に沿う形状としても良い。
また、少なくとも陰極3の入力側陰極端部3i及び出力側陰極端部3oのピッチを陰極中央部3cのピッチよりも狭くすれば良く、陰極3の入力側陰極端面3ieを管軸直交方向dmoに沿って形成しなくとも良い。
また上述したマグネトロン1においては、管軸直交方向dmoに沿って形成された出力側エンドハット12の天井面42に対向する陰極3の出力側陰極端部3oの上端面である出力側陰極端面3oeを、管軸直交方向dmoに沿って形成し、当該出力側陰極端面3oeと出力側エンドハット12の天井面42とをロー付けしても良い。この場合、出力側エンドハット12と陰極3とのロー付け強度をさらに高めることができる。
さらに上述したマグネトロン1においては、陰極3の陰極中央部3cのピッチを陰極103と同等にするようにしたが、これに限らず、隣り合うフィラメントが接触しなければ、陰極3の陰極中央部3cのピッチは陰極103よりも狭くても良い。
さらに上述したマグネトロン1においては、陰極3の入力側陰極端部3i及び出力側陰極端部3o両方のピッチを、陰極中央部3cのピッチよりも狭くするようにしたが、これに限らず、少なくとも入力側陰極端部3i又は出力側陰極端部3o何れか一方のピッチを、陰極中央部3cのピッチよりも狭くすれば良い。
さらに上述した実施の形態では、マグネトロン1の各部の寸法の単位をmm(ミリメートル)としたが、これは電子レンジ等で用いられる場合の一例であり、例えばより大きなマグネトロンの場合には、各部の寸法がより大きなものであっても構わない。ただし、この場合でも、各部の相対的な寸法については、マグネトロン1と変わらないものとする。
1……マグネトロン、2……陽極構体、3、103……陰極、3i、103i……入力側陰極端部、3o、103o……出力側陰極端部、3c、103c……陰極中央部、3ie、103ie……入力側陰極端面、3oe、103oe……出力側陰極端面、4……入力部、5……出力部、6……陽極円筒、7……金属封着体、8……金属封着体、10……ベイン、11……ストラップリング、12、112……出力側エンドハット、13、113……入力側エンドハット、14……セラミックステム、15……センターサポートロッド、16……サイドサポートロッド、17……出力側ポールピース、18……入力側ポールピース、19……絶縁筒、20……排気管、21……アンテナ、22……マグネット、23……マグネット、24……ヨーク、25……ラジエータ、30……中心開口、32……入力側陰極固着部、34、134……固着内壁面、36、136……固着底面、38……出力側陰極固着部、40……固着外壁面、42……天井面、PR……削減可能箇所、m……管軸、dm……管軸方向、dmo……管軸直交方向、BR……ロー材、s……電子作用空間。
Claims (5)
- 管軸に沿って円筒状に延び、一端を出力側とし他端をセンターサポートロッド及びサイドサポートロッドが植設されたステムのある入力側とした陽極円筒と、
前記陽極円筒の内面から前記管軸に向かって延びる複数のべインと、
前記管軸に沿って配置され前記ベインとの間に電子作用空間を形成する螺旋状の陰極と、
前記陰極の一端に固着され前記センターサポートロッドで支持されて前記出力側に位置する出力側エンドハットと、
前記陰極の他端に固着され前記サイドサポートロッドで支持されて前記入力側に位置する入力側エンドハットと
を具備するマグネトロンにおいて、
前記陰極は、少なくとも前記一端側又は前記他端側の何れか一方のピッチが、前記管軸に沿った管軸方向の中央部分のピッチよりも狭く形成されている
ことを特徴とするマグネトロン。 - 前記陰極は、前記一端側及び前記他端側のピッチが、前記管軸方向の中央部分のピッチよりも狭く形成されている
ことを特徴とする請求項1に記載のマグネトロン。 - 前記陰極は、前記他端側の端面が、前記入力側エンドハットにおいて対向する面とほぼ平行に形成されている
ことを特徴とする請求項1に記載のマグネトロン。 - 前記陰極は、前記他端側の端面が、前記管軸方向に直交する方向に沿う前記入力側エンドハットの前記面とほぼ平行に形成されている
ことを特徴とする請求項3に記載のマグネトロン。 - 前記陰極は、前記一端が前記出力側エンドハットに、前記他端が前記入力側エンドハットにそれぞれロー付けにより固着されている
ことを特徴とする請求項1に記載のマグネトロン。
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