JP6762827B2 - マグネトロン及びその製造方法 - Google Patents

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本発明の実施形態は、マグネトロン及びその製造方法に関する。
マグネトロンは、高周波を発生する電子管である。マグネトロンは、電子レンジ加熱源、半導体製造用プラズマ処理などに適用される。
マグネトロンを電子レンジなどに組み込む場合、ヨークから突出する部分を導波管内に挿入して、ヨークと導波管を固定している。このとき、金属線を編み込んだ弾力性のある導電性のガスケットをヨークの開口部に圧入し、導波管と接触することで、マイクロ波の漏洩を防止している。
電子レンジの導波管に導電性のガスケットを取り付けるこれまでの方法では、外部からの力や輸送での振動が加わり、導電性のガスケットが脱落するという問題点がある。導電性のガスケットがセットされていない状態で電子レンジを使用すると、導波管からの出力漏れが発生し、重大事故につながる可能性がある。
特開2005−197160号公報
本発明は、ガスケットの脱落を防止することができるマグネトロンを提供することにある。
一つの実施形態によれば、マグネトロンは、リング構造体のガスケット、リング状金属板を含む。リング状金属板は、ガスケットの内側に設けられ、ガスケットを支持する。
本実施形態に係るマグネトロンを示す断面図である。 図1の領域Aの拡大断面図である。 本実施形態に係るリング状金属板を示す図である。 本実施形態に係るガスケット及びリング状金属板が圧入されたアウトプットヨークを示す図である。 変形例のガスケット及びリング状金属板が圧入されたアウトプットヨークを示す図である。 比較例のマグネトロンを示す断面図である。 マグネトロンの製造工程を示すフローチャート。 本実施形態に係るガスケット使用量を示す比較図である。
理例を示す図である。
以下本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
(本実施形態)
まず、本発明の本実施形態に係るマグネトロン及びその製造方法について、図面を参照して説明する。図1は、マグネトロンを示す断面図である。図2は、図1の領域Aの拡大断面図である。本実施形態では、ガスケット内部にリング状金属板を設けて導電性ガスケットの脱落を防止している。
図1に示すように、マグネトロン100は、出力部10、ヨーク20、マグネット21、ラジエター22、アノード23、フィラメント24、フィルターボックス30、ステム31、チョークコイル32、端子40を含む。マグネトロン100は、例えば、電子レンジに適用される。
出力部10は、高周波を出力するアンテナである。出力部10は、ヨーク20の上側中央部に取り付けられている。
ヨーク20は、強磁性体からなり、マグネット21、ラジエター22、アノード23、フィラメント24を覆うように配置される。マグネット21は、磁界発生源であり、ヨーク20の内部に、例えばアノード23を挟み込むように上下2か所に配置される。ラジエター22は、冷却フィンであり、ヨーク20の内壁側に配置されアノードを冷却する。アノード23は、共振器であり、ヨーク20の内側に配置される。フィラメント24は、熱電子放出源であり、アノード23の内部に配置される。
フィルターボックス30は、高調波ノイズの抑制やパワー漏れのシールドとして機能し、内部にステム31、チョークコイル32が設けられる。ステム31は、フィラメントの保持と入力絶縁として機能する。チョークコイル32は、ラインノイズを抑制する。端子40は、フィルターボックス30の外壁側に設けられ、アノード・フィラメントに電圧を印可する。
図2に示すように、出力部10は、ガスケット1、アウトプットヨーク2、アウトプットスペーサ3、リング状金属板4、金属封着体5、出力アンテナ6、絶縁円筒7、金属キャップ8、排気管9を含む。
排気管9は、出力部10の上部に配置される。出力アンテナ6は、出力部10の内部に設けられ、一端が排気管9と接する。金属キャップ8は、排気管9の端部を覆うように設けられる。絶縁円筒7は、例えばセラミックからなり、一端が金属封着体5とロウ付けされ、もう一端は排気管9にロウ付けされる。
金属封着体5は、一端が絶縁円筒7とロウ付けされる。アウトプットスペーサ3は、内径部が金属封着体5に圧入される。アウトプットヨーク2は、アウトプットスペーサ3上に、端部がアウトプットスペーサ3と接するように配置される。アウトプットヨーク2とアウトプットスペーサ3との間に挟まれたリング状の凹みにガスケット1とリング状金属板4が圧入される。
導電性のガスケット1は、例えば網目状のリング構造体であり、アウトプットヨーク2の内側に配置される。導電性のガスケット1は、非磁性金属材であり、例えばステンレス鋼材SUS304(18Cr−8Ni)、真鍮等を用いるのが好ましい。
リング状金属板4は、非磁性金属であり、導電性のガスケット1の内部に配置される。リング状金属板4は、弾性がある材質であり、例えば、ステンレス鋼材等を用いるのが好ましい。リング状金属板4は、導電性のガスケット1の内部に配置され、アウトプットスペーサ3とは直接的には接していない。
ここで、リング状金属板4は、導電性のガスケット1の内部に挿入されている。リング状金属板4が挿入された導電性のガスケット1は、アウトプットヨーク2とアウトプットスペーサ3の凹部に圧入されている。導電性のガスケット1の内部のリング状金属板4は、ガスケット1を挟むようにアウトプットスペーサ3の端部に圧入されている。
次に、ガスケット1、リング状金属板4、及びアウトプットヨーク2の配置関係について図3及び図4を参照して説明する。図3は、リング状金属板を示す図であり、図3(a)は正面図、図3(b)は断面図である。図4は、リング状金属板4が挿入されたガスケット1が圧入されたアウトプットヨークを示す断面図である。
図3(a)に示すように、リング状金属板4は、外周部が円形形状を有し、内周側に等間隔に複数のスリット51が設けられる。リット51の間に凸部52が形成されている。図3(b)に示すように、凸部52は平坦な外周部側に対して上側に折れ曲がっている。
図4に示すように、導電性のガスケット1は、アウトプットヨーク2の内壁とアウトプットスペーサ3の外壁に接する。リング状金属板4は、アウトプットスペーサ3側がL字型に折れ曲がり、ガスケット1を挟むようにアウトプットスペーサ3の端部に圧入されている。リング状金属板4は、例えば、厚さが0.1〜0.3mmの範囲に設定するのが好ましい。
ここでは、リング状金属板4は、アウトプットスペーサ3側がL字型に折れ曲がっているが、図5に示す変形例にしてもよい。具体的には、リング状金属板4aをアウトプットスペーサ3側の断面がくの字状にしてもよい。また、円弧形状であってもよい。
次に、比較例のマグネトロンについて図6を参照して説明する。図6は、比較例のマグネトロンを示す断面図である。
図6に示すように、比較例のマグネトロン200は、ガスケット1、アウトプットヨーク2、アウトプットスペーサ3、金属封着体5、出力アンテナ6、絶縁円筒7、金属キャップ8、排気管9を有する出力部10aを含む。比較例のマグネトロン200は、本実施形態のマグネトロン100のリング状金属板4が設けられていない。他の構成は、本実施形態のマグネトロン100と同様である。
次に、マグネトロンの製造方法について、図7を参照して説明する。図7は、マグネトロンの製造工程を示すフローチャートである。
図7に示すように、金属性のガスケット1の内部にリング状金属板4を挿入する(ステップS1)。これはガスケットメーカー等で実施する。
次に、リング状金属板4が挿入された金属性のガスケット1をアウトプットスペーサ3の外壁とアウトプットヨーク2の内壁の間に圧入する(ステップS2)。これ以降は、周知の技術を用いてマグネトロン100が完成する。
次に、マグネトロンでのガスケット使用量について、図8を参照して説明する。図8は、ガスケット使用量を示す比較図である。
図8に示すように、本実施形態のマグネトロン100では、金属性のガスケット1の内部にリング状金属板4を設けて金属性のガスケット1の脱落を防止している。このため、アウトプットヨーク2の内部に圧入する金属性のガスケット1の長さを削減することができる。
したがって、本実施形態のマグネトロン100では、比較例のマグネトロン200よりもガスケットの使用量を7.3%削減することができる。
上述したように、本実施形態のマグネトロン100では、ガスケット1、アウトプットヨーク2、アウトプットスペーサ3、リング状金属板4、金属封着体5、出力アンテナ6、絶縁円筒7、金属キャップ8、排気管9が出力部10に設けられる。リング状金属板4は、導電性のガスケット1の内部に挿入されている。リング状金属板4が挿入された金属性のガスケット1は、アウトプットスペーサ3の外壁とアウトプットヨーク2の内壁の間に圧入されている。
このため、導電性のガスケットの脱落を防止することができる。導電性のガスケットなしの状態での電子レンジの使用における、導波管からの出力漏れを防止することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1 ガスケット
2 アウトプットヨーク
3 アウトプットスペーサ
4、4a、4b リング状金属板
5 金属封着体
6 出力アンテナ
7 絶縁円筒
8 金属キャップ
9 排気管
10、10a 出力部
20 ヨーク
21 マグネット
22 ラジエター
23 アノード
24 フィラメント
30 フィルターボックス
31 ステム
32 チョークコイル
40 端子
51 スリット
52 凸部
100、200 マグネトロン

Claims (7)

  1. リング構造体のガスケットと、
    前記ガスケットの内側に設けられ、前記ガスケットを支持し、内周側に複数のスリットを有するリング状金属板と、
    を具備することを特徴とするマグネトロン。
  2. 内壁に接するように前記ガスケットが設けられたアウトプットヨーク
    を具備することを特徴とする請求項1に記載のマグネトロン。
  3. 前記リング状金属板は、ステンレス或いは真鍮から構成される
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のマグネトロン。
  4. 前記リング状金属板は、厚さが0.1〜0.3mmの範囲であり、ステンレスから構成される
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のマグネトロン
  5. リング構造体のガスケットと、
    前記ガスケットの内側に設けられ、前記ガスケットを支持し、端部がL字状、くの字形状、或いは平板形状に折れ曲がっているリング状金属板と、
    を具備することを特徴とするマグネトロン
  6. リング構造体のガスケットの内部に、内周側に複数のスリットを有するリング状金属板を挿入し、
    前記リング状金属板が挿入された前記ガスケットをアウトプットヨークの内部とアウトプットスペーサの端部の間に圧入する
    ことを特徴としたマグネトロンの製造方法
  7. 前記リング状金属板は、前記アウトプットスペーサとは離間配置される
    ことを特徴とする請求項6記載のマグネトロンの製造方法
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