JP6493666B2 - ポリ(ジフルオロメチレン)鎖を有する化合物、液晶組成物および液晶表示素子 - Google Patents
ポリ(ジフルオロメチレン)鎖を有する化合物、液晶組成物および液晶表示素子 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6493666B2 JP6493666B2 JP2015056286A JP2015056286A JP6493666B2 JP 6493666 B2 JP6493666 B2 JP 6493666B2 JP 2015056286 A JP2015056286 A JP 2015056286A JP 2015056286 A JP2015056286 A JP 2015056286A JP 6493666 B2 JP6493666 B2 JP 6493666B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- formula
- carbons
- alkyl
- compound
- replaced
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 0 CC(C*(C)C*)*(C)C*C(C)N Chemical compound CC(C*(C)C*)*(C)C*C(C)N 0.000 description 3
Description
式(1)において、
R1は、炭素数3から15のアルキル、少なくとも1つの−CH2−が−O−で置き換えられた炭素数2から15のアルキル、または炭素数4から15のアルケニルであり、これらの基において、少なくとも1つの水素は、フッ素または塩素で置き換えられてもよく;
aは、2から12の整数であり;
R2は、式(1a)、式(1b)、または式(1c)で表される基であり:
式(1a)、式(1b)、および式(1c)において、
S1およびS2は独立して、単結合または炭素数1から10のアルキレンであり、このアルキレンにおいて、少なくとも1つの−CH2−は、−O−、−NH−、−CO−、−COO−、−OCO−、または−OCOO−で置き換えられてもよく、少なくとも1つの−(CH2)2−は、−CH=CH−で置き換えられてもよく、これらの基において、少なくとも1つの水素は、フッ素または塩素で置き換えられてもよく;
S3は、>CH−または>N−であり;
S4は、>C<または>Si<であり;
X1は、−OH、−NH2、−OR3、−N(R3)2、または−Si(R3)3で表される基であり、ここで、R3は、水素または炭素数1から10のアルキルであり、このアルキルにおいて、少なくとも1つの−CH2−は−O−で置き換えられてもよく、少なくとも1つの−(CH2)2−は−CH=CH−で置き換えられてもよく、これらの基において、少なくとも1つの水素は、フッ素または塩素で置き換えられてもよく;
式(1)において、R1、S1、S2、S3、およびS4の炭素数と、−(CF2)a−の炭素数との和は、少なくとも11であり;
ここで、R2が式(1a)で表される基であり、S1が−(CH2)2−であり、かつX1が−OHである場合には、aは2、3、5、7、9、10、11、または12であり;R2が式(1a)で表される基であり、S1が−(CH2)3−であり、かつX1が−OHである場合には、aは2、3、4、5、6、7、9、10、11、または12である。
式(1)において、
R1は、炭素数3から15のアルキル、少なくとも1つの−CH2−が−O−で置き換えられた炭素数2から15のアルキル、または炭素数4から15のアルケニルであり、これらの基において、少なくとも1つの水素は、フッ素または塩素で置き換えられてもよく;
aは、2から12の整数であり;
R2は、式(1a)、式(1b)、または式(1c)で表される基であり:
式(1a)、式(1b)、および式(1c)において、
S1およびS2は独立して、単結合または炭素数1から10のアルキレンであり、このアルキレンにおいて、少なくとも1つの−CH2−は、−O−、−NH−、−CO−、−COO−、−OCO−、または−OCOO−で置き換えられてもよく、少なくとも1つの−(CH2)2−は、−CH=CH−で置き換えられてもよく、これらの基において、少なくとも1つの水素は、フッ素または塩素で置き換えられてもよく;
S3は、>CH−または>N−であり;
S4は、>C<または>Si<であり;
X1は、−OH、−NH2、−OR3、−N(R3)2、または−Si(R3)3で表される基であり、ここで、R3は、水素または炭素数1から10のアルキルであり、このアルキルにおいて、少なくとも1つの−CH2−は−O−で置き換えられてもよく、少なくとも1つの−(CH2)2−は−CH=CH−で置き換えられてもよく、これらの基において、少なくとも1つの水素は、フッ素または塩素で置き換えられてもよく;
式(1)において、R1、S1、S2、S3、およびS4の炭素数と、−(CF2)a−の炭素数との和は、少なくとも11であり;
ここで、R2が式(1a)で表される基であり、S1が−(CH2)2−であり、かつX1が−OHである場合には、aは2、3、5、7、9、10、11、または12であり;R2が式(1a)で表される基であり、S1が−(CH2)3−であり、かつX1が−OHである場合には、aは2、3、4、5、6、7、9、10、11、または12である。
式(1−1)および式(1−2)において、
R1は、炭素数3から15のアルキル、炭素数2から14のアルコキシ、炭素数2から14のアルコキシアルキル、または炭素数4から15のアルケニルであり;
aは、2から7の整数であり;
S1およびS2は独立して、単結合または炭素数1から5のアルキレンであり、このアルキレンにおいて、1つの−CH2−は、−O−、または−NH−で置き換えられてもよく、1つの−(CH2)2−は、−CH=CH−で置き換えられてもよく;
X1は、−OH、−NH2、または−Si(R3)3で表される基であり、ここで、R3は、炭素数1から5のアルキルまたは炭素数1から4のアルコキシであり;
ここで式(1−1)において、R1およびS1の炭素数と、−(CF2)a−の炭素数との和は、少なくとも11であり;S1が−(CH2)2−であり、かつX1が−OHである場合には、aは2、3、5、または7であり;
ここで式(1−2)において、R1、S1、およびS2の炭素数と、−(CF2)a−の炭素数との和は、少なくとも10である。
式(1−3)および式(1−4)において、
R1は、炭素数3から10のアルキル、炭素数2から9のアルコキシ、炭素数2から9のアルコキシアルキル、または炭素数4から10のアルケニルであり;
aは、2から7の整数であり;
bは、1から3の整数であり;
X1は、−OH、−NH2、−Si(CH3)3、−Si(C2H5)3、−Si(OCH3)3、または−Si(OC2H5)3であり;
ここで式(1−3)において、R1の炭素数と、−(CF2)a−の炭素数と、−(CH2)b−の炭素数との和は、少なくとも11であり;bが2であり、かつX1が−OHである場合には、aは2、3、5、または7であり;
ここで式(1−4)において、R1の炭素数と、−(CF2)a−の炭素数と、−(CH2)b−の炭素数との和は、少なくとも8である。
式(1−5)から式(1−18)において、X1は、−OH、−Si(CH3)3、−Si(C2H5)3、−Si(OCH3)3、または−Si(OC2H5)3であり;式(1−5)において、R1は、炭素数6から10のアルキル、炭素数6から9のアルコキシアルキル、または炭素数6から10のアルケニルであり;式(1−6)において、R1は、炭素数5から10のアルキル、炭素数5から9のアルコキシアルキル、または炭素数5から10のアルケニルであり;式(1−7)から式(1−9)において、R1は、炭素数4から10のアルキル、炭素数4から9のアルコキシアルキル、または炭素数4から10のアルケニルであり;式(1−10)から式(1−12)において、R1は、炭素数3から10のアルキル、炭素数3から9のアルコキシアルキル、または炭素数4から10のアルケニルであり;式(1−13)から式(1−18)において、R1は、炭素数3から10のアルキル、炭素数2から9のアルコキシ、または炭素数4から10のアルケニルである。
式(1−19)において、R1は、炭素数6から10のアルキル、炭素数6から9のアルコキシアルキル、または炭素数6から10のアルケニルであり;式(1−20)において、R1は、炭素数5から10のアルキル、炭素数5から9のアルコキシアルキル、または炭素数5から10のアルケニルであり;式(1−21)から式(1−23)において、R1は、炭素数4から10のアルキル、炭素数4から9のアルコキシアルキル、または炭素数4から10のアルケニルであり;式(1−24)から式(1−26)において、R1は、炭素数3から10のアルキル、炭素数3から9のアルコキシアルキル、または炭素数4から10のアルケニルであり;式(1−27)から式(1−32)において、R1は、炭素数3から10のアルキル、炭素数2から9のアルコキシ、または炭素数4から10のアルケニルである。
式(1−33)において、R1は、炭素数6から10のアルキルまたは炭素数6から9のアルコキシアルキルであり;式(1−34)において、R1は、炭素数5から10のアルキルまたは炭素数5から9のアルコキシアルキルであり;式(1−35)から式(1−37)において、R1は、炭素数4から10のアルキルまたは炭素数4から9のアルコキシアルキルであり;式(1−38)および式(1−39)において、R1は、炭素数3から10のアルキルまたは炭素数3から9のアルコキシアルキルであり;式(1−40)から式(1−42)において、R1は、炭素数3から10のアルキルまたは炭素数2から9のアルコキシである。
式(1−43)において、R1は、炭素数6から10のアルキルであり;式(1−44)および式(1−45)において、R1は、炭素数4から10のアルキルであり;式(1−46)において、R1は、炭素数3から10のアルキルであり;式(1−47)において、R4は、炭素数5から8のアルキルであり;式(1−48)において、R4は、炭素数3から8のアルキルである。
式(2)から式(4)において、
R11およびR12は独立して、炭素数1から10のアルキルまたは炭素数2から10のアルケニルであり、このアルキルおよびアルケニルにおいて、少なくとも1つの−CH2−は−O−で置き換えられてもよく、少なくとも1つの水素はフッ素で置き換えられてもよく;
環B1、環B2、環B3、および環B4は独立して、1,4−シクロヘキシレン、1,4−フェニレン、2−フルオロ−1,4−フェニレン、2,5−ジフルオロ−1,4−フェニレン、またはピリミジン−2,5−ジイルであり;
Z11、Z12、およびZ13は独立して、単結合、−CH2CH2−、−CH=CH−、−C≡C−、または−COO−である。
式(5)から式(7)において、
R13は炭素数1から10のアルキルまたは炭素数2から10のアルケニルであり、このアルキルおよびアルケニルにおいて、少なくとも1つの−CH2−は−O−で置き換えられてもよく、少なくとも1つの水素はフッ素で置き換えられてもよく;
X11は、フッ素、塩素、−OCF3、−OCHF2、−CF3、−CHF2、−CH2F、−OCF2CHF2、または−OCF2CHFCF3であり;
環C1、環C2、および環C3は独立して、1,4−シクロヘキシレン、少なくとも1つの水素がフッ素で置き換えられてもよい1,4−フェニレン、テトラヒドロピラン−2,5−ジイル、1,3−ジオキサン−2,5−ジイル、またはピリミジン−2,5−ジイルであり;
Z14、Z15、およびZ16は独立して、単結合、−CH2CH2−、−CH=CH−、−C≡C−、−COO−、−CF2O−、−OCF2−、−CH2O−、または−(CH2)4−であり;
L11およびL12は独立して、水素またはフッ素である。
式(8)において、
R14は炭素数1から10のアルキルまたは炭素数2から10のアルケニルであり、このアルキルおよびアルケニルにおいて、少なくとも1つの−CH2−は−O−で置き換えられてもよく、少なくとも1つの水素はフッ素で置き換えられてもよく;
X12は−C≡Nまたは−C≡C−C≡Nであり;
環D1は、1,4−シクロヘキシレン、少なくとも1つの水素がフッ素で置き換えられてもよい1,4−フェニレン、テトラヒドロピラン−2,5−ジイル、1,3−ジオキサン−2,5−ジイル、またはピリミジン−2,5−ジイルであり;
Z17は、単結合、−CH2CH2−、−C≡C−、−COO−、−CF2O−、−OCF2−、または−CH2O−であり;
L13およびL14は独立して、水素またはフッ素であり;
iは、1、2、3、または4である。
式(9)から式(15)において、
R15およびR16は独立して、炭素数1から10のアルキルまたは炭素数2から10のアルケニルであり、このアルキルおよびアルケニルにおいて、少なくとも1つの−CH2−は−O−で置き換えられてもよく、少なくとも1つの水素はフッ素で置き換えられてもよく;
R17は、水素、フッ素、炭素数1から10のアルキル、または炭素数2から10のアルケニルであり、このアルキルおよびアルケニルにおいて、少なくとも1つの−CH2−は−O−で置き換えられてもよく、少なくとも1つの水素はフッ素で置き換えられてもよく;
環E1、環E2、環E3、および環E4は独立して、1,4−シクロヘキシレン、1,4−シクロヘキセニレン、少なくとも1つの水素がフッ素で置き換えられてもよい1,4−フェニレン,テトラヒドロピラン−2,5−ジイル、またはデカヒドロナフタレン−2,6−ジイルであり;
環E5および環E6は独立して、1,4−シクロヘキシレン、1,4−シクロヘキセニレン、1,4−フェニレン,テトラヒドロピラン−2,5−ジイル、またはデカヒドロナフタレン−2,6−ジイルであり;
Z18、Z19、Z20、およびZ21は独立して、単結合、−CH2CH2−、−COO−、−CH2O−、−OCF2−、または−OCF2CH2CH2−であり;
L15およびL16は独立して、フッ素または塩素であり;
S11は、水素またはメチルであり;
Xは、−CHF−または−CF2−であり;
j、k、m、n、p、q、r、およびsは独立して、0または1であり、k、m、n、およびpの和は、1または2であり、q、r、およびsの和は、0、1、2、または3であり、tは、1、2、または3である。
式(16)において、
環Fおよび環Iは独立して、シクロヘキシル、シクロヘキセニル、フェニル、1−ナフチル、2−ナフチル、テトラヒドロピラン−2−イル、1,3−ジオキサン−2−イル、ピリミジン−2−イル、またはピリジン−2−イルであり、これらの環において、少なくとも1つの水素は、ハロゲン、炭素数1から12のアルキル、炭素数1から12のアルコキシ、または少なくとも1つの水素がハロゲンで置き換えられた炭素数1から12のアルキルで置き換えられてもよく;
環Gは、1,4−シクロへキシレン、1,4−シクロヘキセニレン、1,4−フェニレン、ナフタレン−1,2−ジイル、ナフタレン−1,3−ジイル、ナフタレン−1,4−ジイル、ナフタレン−1,5−ジイル、ナフタレン−1,6−ジイル、ナフタレン−1,7−ジイル、ナフタレン−1,8−ジイル、ナフタレン−2,3−ジイル、ナフタレン−2,6−ジイル、ナフタレン−2,7−ジイル、テトラヒドロピラン−2,5−ジイル、1,3−ジオキサン−2,5−ジイル、ピリミジン−2,5−ジイル、またはピリジン−2,5−ジイルであり、これらの環において、少なくとも1つの水素は、ハロゲン、炭素数1から12のアルキル、炭素数1から12のアルコキシ、または少なくとも1つの水素がハロゲンで置き換えられた炭素数1から12のアルキルで置き換えられてもよく;
Z22およびZ23は独立して、単結合または炭素数1から10のアルキレンであり、このアルキレンにおいて、少なくとも1つの−CH2−は、−O−、−CO−、−COO−、または−OCO−で置き換えられてもよく、少なくとも1つの−CH2CH2−は、−CH=CH−、−C(CH3)=CH−、−CH=C(CH3)−、または−C(CH3)=C(CH3)−で置き換えられてもよく、これらの基において、少なくとも1つの水素は、フッ素または塩素で置き換えられてもよく;
P1、P2、およびP3は独立して、重合性基であり;
Sp1、Sp2、およびSp3は独立して、単結合または炭素数1から10のアルキレンであり、このアルキレンにおいて、少なくとも1つの−CH2−は、−O−、−COO−、−OCO−、または−OCOO−で置き換えられてもよく、少なくとも1つの−CH2CH2−は、−CH=CH−または−C≡C−で置き換えられてもよく、これらの基において、少なくとも1つの水素は、フッ素または塩素で置き換えられてもよく;
dは、0、1、または2であり;
e、f、およびgは独立して、0、1、2、3、または4であり、そしてe、f、およびgの和は1以上である。
式(P−1)から式(P−5)において、M1、M2、およびM3は独立して、水素、フッ素、炭素数1から5のアルキル、または少なくとも1つの水素がハロゲンで置き換えられた炭素数1から5のアルキルである。
式(16−1)から式(16−7)において、P4、P5、およびP6は独立して、式(P−1)から式(P−3)で表される基の群から選択された重合性基であり、ここでM1、M2、およびM3は独立して、水素、フッ素、炭素数1から5のアルキル、または少なくとも1つの水素がハロゲンで置き換えられた炭素数1から5のアルキルであり;
L21、L22、L23、L24、L25、L26、L27、およびL28は独立して、水素、フッ素、またはメチルであり;Sp1、Sp2、およびSp3は独立して、単結合または炭素数1から10のアルキレンであり、このアルキレンにおいて、少なくとも1つの−CH2−は、−O−、−COO−、−OCO−、または−OCOO−で置き換えられてもよく、少なくとも1つの−CH2CH2−は、−CH=CH−または−C≡C−で置き換えられてもよく、これらの基において、少なくとも1つの水素は、フッ素または塩素で置き換えられてもよい。
本発明の化合物(1)は、ヒドロキシ、アミノ、シリルのような極性基とジフルオロメチレン(−CF2−)とを有することを特徴とする。化合物(1)は、極性基がガラス(または金属酸化物)の基板表面と非共有結合的に相互作用するので有用である。用途の一つは、液晶表示素子に使われる液晶組成物用の添加物である。化合物(1)は,
液晶分子の配向を支援する目的で添加される。このような添加物は、素子に密閉された条件下では化学的に安定であり、液晶組成物への高い溶解度を有し、そして液晶組成物の液晶性を低下させないことが好ましい。化合物(1)は、このような特性をかなりの程度で充足する。上限温度のような液晶性に関しては、比較例1を参照のこと。
化合物(1)の合成法について説明する。化合物(1)は、有機合成化学の方法を適切に組み合わせることにより合成できる。合成法を記載しなかった化合物は、「オーガニック・シンセシス」(Organic Syntheses, John Wiley & Sons, Inc)、「オーガニック・リアクションズ」(Organic Reactions, John Wiley & Sons, Inc)、「コンプリヘンシブ・オーガニック・シンセシス」(Comprehensive Organic Synthesis, Pergamon Press)、「新実験化学講座」(丸善)などの成書に記載された方法によって合成する。
本発明の液晶組成物は、化合物(1)を成分Aとして含む。化合物(1)は、素子の基板との非共有結合的な相互作用によって、液晶分子の配向を支援することができる。この組成物は、化合物(1)を成分Aとして含み、下に示す成分B、C、D、およびEから選択された液晶性化合物をさらに含むことが好ましい。成分Bは、化合物(2)から(4)である。成分Cは化合物(5)から(7)である。成分Dは、化合物(8)である。成分Eは、化合物(9)から(15)である。この組成物は、化合物(2)から(15)とは異なる、その他の液晶性化合物を含んでもよい。この組成物を調製するときには、正または負の誘電率異方性の大きさなどを考慮して成分B、C、D、およびEを選択することが好ましい。成分を適切に選択した組成物は、高い上限温度、低い下限温度、小さな粘度、適切な光学異方性(すなわち、大きな光学異方性または小さな光学異方性)、正または負に大きな誘電率異方性、大きな比抵抗、熱または紫外線に対する安定性、および適切な弾性定数(すなわち、大きな弾性定数または小さな弾性定数)を有する。
液晶組成物は、PC、TN、STN、OCB、PSAなどの動作モードを有し、アクティブマトリックス方式で駆動する液晶表示素子に使用できる。この組成物は、PC、TN、STN、OCB、VA、IPSなどの動作モードを有し、パッシブマトリクス方式で駆動する液晶表示素子にも使用することができる。これらの素子は、反射型、透過型、半透過型のいずれのタイプにも適用ができる。
化合物(1)は、実施例に示す手順により合成した。特に記載のないかぎり、反応は窒素雰囲気下で行った。化合物(1)は、実施例1などに示した手順により合成した。合成した化合物は、NMR分析などの方法により同定した。化合物(1)、液晶性化合物、組成物、素子の特性は、下記の方法により測定した。
偏光顕微鏡を備えた融点測定装置のホットプレート(メトラー社FP−52型ホットステージ)に試料を置いた。この試料を、3℃/分の速度で加熱しながら相状態とその変化を偏光顕微鏡で観察し、相の種類を特定した。
測定には、パーキンエルマー社製の走査熱量計、Diamond DSCシステムまたはエスエスアイ・ナノテクノロジー社製の高感度示差走査熱量計、X−DSC7000を用いた。試料は、3℃/分の速度で昇降温し、試料の相変化に伴う吸熱ピークまたは発熱ピークの開始点を外挿により求め、転移温度を決定した。化合物の融点、重合開始温度もこの装置を使って測定した。化合物が固体からスメクチック相、ネマチック相などの液晶相に転移する温度を「液晶相の下限温度」と略すことがある。化合物が液晶相から液体に転移する温度を「透明点」と略すことがある。
偏光顕微鏡を備えた融点測定装置のホットプレートに試料を置き、1℃/分の速度で加熱した。試料の一部がネマチック相から等方性液体に変化したときの温度を測定した。ネマチック相の上限温度を「上限温度」と略すことがある。試料が化合物(1)と母液晶との混合物であるときは、TNIの記号で示した。試料が化合物(1)と成分B、C、Dのような化合物との混合物であるときは、NIの記号で示した。
ネマチック相を有する試料を0℃、−10℃、−20℃、−30℃、および−40℃のフリーザー中に10日間保管したあと、液晶相を観察した。例えば、試料が−20℃ではネマチック相のままであり、−30℃では結晶またはスメクチック相に変化したとき、TCを≦−20℃と記載した。ネマチック相の下限温度を「下限温度」と略すことがある。
測定には、東京計器株式会社製のE型回転粘度計を用いた。
測定は、波長589nmの光を用い、接眼鏡に偏光板を取り付けたアッベ屈折計により行なった。主プリズムの表面を一方向にラビングしたあと、試料を主プリズムに滴下した。屈折率(n‖)は偏光の方向がラビングの方向と平行であるときに測定した。屈折率(n⊥)は偏光の方向がラビングの方向と垂直であるときに測定した。光学異方性(Δn)の値は、Δn=n‖−n⊥、の式から計算した。
電極を備えた容器に試料1.0mLを注入した。この容器に直流電圧(10V)を印加し、10秒後の直流電流を測定した。比抵抗は次の式から算出した。(比抵抗)={(電圧)×(容器の電気容量)}/{(直流電流)×(真空の誘電率)}。
測定に用いたTN素子はポリイミド配向膜を有し、そして2枚のガラス基板の間隔(セルギャップ)は5μmであった。この素子は試料を入れたあと紫外線で硬化する接着剤で密閉した。この素子にパルス電圧(5Vで60マイクロ秒)を印加して充電した。減衰する電圧を高速電圧計で16.7ミリ秒のあいだ測定し、単位周期における電圧曲線と横軸との間の面積Aを求めた。面積Bは減衰しなかったときの面積であった。電圧保持率は面積Bに対する面積Aの百分率で表した。
25℃の代わりに、80℃で測定した以外は、上記の方法で電圧保持率を測定した。得られた結果をVHR−2の記号で示した。
正の誘電率異方性:測定は、M. Imai et al., Molecular Crystals and Liquid Crystals, Vol. 259, 37 (1995) に記載された方法に従った。ツイスト角が0度であり、そして2枚のガラス基板の間隔(セルギャップ)が5μmであるTN素子に試料を入れた。この素子に16Vから19.5Vの範囲で0.5V毎に段階的に印加した。0.2秒の無印加のあと、ただ1つの矩形波(矩形パルス;0.2秒)と無印加(2秒)の条件で印加を繰り返した。この印加によって発生した過渡電流(transient current)のピーク電流(peak current)とピーク時間(peak time)を測定した。これらの測定値とM.Imaiらの論文、40頁の計算式(8)とから回転粘度の値を得た。この計算で必要な誘電率異方性の値は、この回転粘度を測定した素子を用い、下に記載した方法で求めた。
負の誘電率異方性:測定は、M. Imai et al., Molecular Crystals and Liquid Crystals, Vol. 259, 37 (1995) に記載された方法に従った。2枚のガラス基板の間隔(セルギャップ)が20μmのVA素子に試料を入れた。この素子に39ボルトから50ボルトの範囲で1ボルト毎に段階的に印加した。0.2秒の無印加のあと、ただ1つの矩形波(矩形パルス;0.2秒)と無印加(2秒)の条件で印加を繰り返した。この印加によって発生した過渡電流(transient current)のピーク電流(peak current)とピーク時間(peak time)を測定した。これらの測定値とM.Imaiらの論文、40頁の計算式(8)とから回転粘度の値を得た。この計算に必要な誘電率異方性は、下記の誘電率異方性の項で測定した値を用いた。
正の誘電率異方性:2枚のガラス基板の間隔(セルギャップ)が9μmであり、そしてツイスト角が80度であるTN素子に試料を入れた。この素子にサイン波(10V、1kHz)を印加し、2秒後に液晶分子の長軸方向における誘電率(ε‖)を測定した。この素子にサイン波(0.5V、1kHz)を印加し、2秒後に液晶分子の短軸方向における誘電率(ε⊥)を測定した。誘電率異方性の値は、Δε=ε‖−ε⊥、の式から計算した。
負の誘電率異方性:誘電率異方性の値は、Δε=ε‖−ε⊥、の式から計算した。誘電率(ε‖およびε⊥)は次のように測定した。
1)誘電率(ε‖)の測定:よく洗浄したガラス基板にオクタデシルトリエトキシシラン(0.16mL)のエタノール(20mL)溶液を塗布した。ガラス基板をスピンナーで回転させたあと、150℃で1時間加熱した。2枚のガラス基板の間隔(セルギャップ)が4μmであるVA素子に試料を入れ、この素子を紫外線で硬化する接着剤で密閉した。この素子にサイン波(0.5V、1kHz)を印加し、2秒後に液晶分子の長軸方向における誘電率(ε‖)を測定した。
2)誘電率(ε⊥)の測定:よく洗浄したガラス基板にポリイミド溶液を塗布した。このガラス基板を焼成した後、得られた配向膜にラビング処理をした。2枚のガラス基板の間隔(セルギャップ)が9μmであり、ツイスト角が80度であるTN素子に試料を入れた。この素子にサイン波(0.5V、1kHz)を印加し、2秒後に液晶分子の短軸方向における誘電率(ε⊥)を測定した。
正の誘電率異方性:測定には横河・ヒューレットパッカード株式会社製のHP4284A型LCRメータを用いた。2枚のガラス基板の間隔(セルギャップ)が20μmである水平配向素子に試料を入れた。この素子に0ボルトから20ボルト電荷を印加し、静電容量および印加電圧を測定した。測定した静電容量(C)と印加電圧(V)の値を「液晶デバイスハンドブックク」(日刊工業新聞社)、75頁にある式(2.98)、式(2.101)を用いてフィッティングし、式(2.99)からK11およびK33の値を得た。次に171頁にある式(3.18)に、先ほど求めたK11およびK33の値を用いてK22を算出した。弾性定数Kは、このようにして求めたK11、K22およびK33の平均値で表した。
負の誘電率異方性:測定には株式会社東陽テクニカ製のEC−1型弾性定数測定器を用いた。2枚のガラス基板の間隔(セルギャップ)が20μmである垂直配向素子に試料を入れた。この素子に20ボルトから0ボルト電荷を印加し、静電容量および印加電圧を測定した。静電容量(C)と印加電圧(V)の値を、「液晶デバイスハンドブック」(日刊工業新聞社)、75頁にある式(2.98)、式(2.101)を用いてフィッティングし、式(2.100)から弾性定数の値を得た。
正の誘電率異方性:測定には大塚電子株式会社製のLCD5100型輝度計を用いた。光源はハロゲンランプであった。2枚のガラス基板の間隔(セルギャップ)が0.45/Δn(μm)であり、ツイスト角が80度であるノーマリーホワイトモード(normally white mode)のTN素子に試料を入れた。この素子に印加する電圧(32Hz、矩形波)は0Vから10Vまで0.02Vずつ段階的に増加させた。この際に、素子に垂直方向から光を照射し、素子を透過した光量を測定した。この光量が最大になったときが透過率100%であり、この光量が最小であったときが透過率0%である電圧−透過率曲線を作成した。しきい値電圧は透過率が90%になったときの電圧で表した。
負の誘電率異方性:測定には大塚電子株式会社製のLCD5100型輝度計を用いた。光源はハロゲンランプであった。2枚のガラス基板の間隔(セルギャップ)が4μmであり、ラビング方向がアンチパラレルであるノーマリーブラックモード(normally black mode)のVA素子に試料を入れ、この素子を紫外線で硬化する接着剤を用いて密閉した。この素子に印加する電圧(60Hz、矩形波)は0Vから20Vまで0.02Vずつ段階的に増加させた。この際に、素子に垂直方向から光を照射し、素子を透過した光量を測定した。この光量が最大になったときが透過率100%であり、この光量が最小であったときが透過率0%である電圧−透過率曲線を作成した。しきい値電圧は透過率が10%になったときの電圧で表した。
正の誘電率異方性:測定には大塚電子株式会社製のLCD5100型輝度計を用いた。光源はハロゲンランプであった。ローパス・フィルター(Low-pass filter)は5kHzに設定した。2枚のガラス基板の間隔(セルギャップ)が5.0μmであり、ツイスト角が80度であるノーマリーホワイトモード(normally white mode)のTN素子に試料を入れた。この素子に矩形波(60Hz、5V、0.5秒)を印加した。この際に、素子に垂直方向から光を照射し、素子を透過した光量を測定した。この光量が最大になったときが透過率100%であり、この光量が最小であったときが透過率0%であるとみなした。立ち上がり時間(τr:rise time;ミリ秒)は、透過率が90%から10%に変化するのに要した時間である。立ち下がり時間(τf:fall time;ミリ秒)は透過率10%から90%に変化するのに要した時間である。応答時間は、このようにして求めた立ち上がり時間と立ち下がり時間との和で表した。
負の誘電率異方性:測定には大塚電子株式会社製のLCD5100型輝度計を用いた。光源はハロゲンランプであった。ローパス・フィルター(Low-pass filter)は5kHzに設定した。2枚のガラス基板の間隔(セルギャップ)が3.2μmであり、ラビング方向がアンチパラレルであるノーマリーブラックモード(normally black mode)のPVA素子に試料を入れた。この素子を紫外線で硬化する接着剤を用いて密閉した。この素子にしきい値電圧を若干超える程度の電圧を1分間印加し、次に5.6Vの電圧を印加しながら23.5mW/cm2の紫外線を8分間照射した。この素子に矩形波(60Hz、10V、0.5秒)を印加した。この際に、素子に垂直方向から光を照射し、素子を透過した光量を測定した。この光量が最大になったときが透過率100%であり、この光量が最小であったときが透過率0%であるとみなした。応答時間は透過率90%から10%に変化するのに要した時間(立ち下がり時間;fall time;ミリ秒)で表した。
ソルミックス(登録商標)A−11は、エタノール(85.5%)、メタノール(13.4%)とイソプロパノール(1.1%)の混合物であり、日本アルコール販売(株)から入手した。
化合物(T−1)(14.9g)、化合物(T−2)(4.61ml)、およびアセトニトリル(220ml)を反応器に入れ、0℃に冷却した。そこへ亜ジチオン酸ナトリウム(3.81g)と炭酸水素ナトリウム(1.38g)の水(38.0ml)溶液をゆっくりと滴下し、さらに1時間攪拌した。化合物(T−3)(2.24ml)を加えた後、亜ジチオン酸ナトリウム(7.62g)と炭酸水素ナトリウム(2.76g)の水(76.0ml)溶液をゆっくりと滴下し、反応混合物を室温に戻しつつ2時間攪拌した。反応混合物を氷水に注ぎ込み、水層を酢酸エチルで抽出した。一緒にした有機層を食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。この溶液を減圧下で濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(体積比、トルエン:酢酸エチル=10:1)で精製して、化合物(T−4)(6.68g;33%)を得た。
水素化アルミニウムリチウム(0.699g)およびTHF(80ml)を反応器に入れ、−10℃に冷却した。そこへ化合物(T−4)(3.21g)のTHF(20ml)溶液をゆっくりと滴下し、反応混合物を室温に戻しつつ8時間攪拌した。反応混合物を飽和塩化アンモニウム水溶液に注ぎ込み、不溶物を濾別した後、水層を酢酸エチルで抽出した。一緒にした有機層を水で洗浄して、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。この溶液を減圧下で濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(体積比、トルエン:酢酸エチル=10:1)で精製した。さらにヘプタンとトルエンとの混合溶媒(体積比、1:1)からの再結晶により精製して、化合物(No.24)(1.16g;61%)を得た。
1H−NMR:化学シフトδ(ppm;CDCl3):3.74(t,J=6.2Hz,2H)、2.27−2.13(m,2H)、2.10−1.97(m,2H)、1.91−1.82(m,2H)、1.64−1.54(m,2H)、1.42−1.24(m,8H)、0.89(t,J=7.2Hz,3H).
化合物(T−5)(25.0g)を原料として用い、合成例1の第1工程と同様の手法により、化合物(T−6)(9.88g;31%)を得た。
化合物(T−6)(9.88g)を原料として用い、合成例1の第2工程と同様の手法により、化合物(No.105)(5.01g;79%)を得た。
1H−NMR:化学シフトδ(ppm;CDCl3):3.75(t,J=6.1Hz,2H)、2.28−2.14(m,2H)、2.12−1.98(m,2H)、1.92−1.82(m,2H)、1.64−1.53(m,2H)、1.42−1.23(m,8H)、0.89(t,J=7.0Hz,3H).
化合物(T−7)(10.0g)および1,4−ジオキサン(500ml)を反応器に入れ、0℃に冷却した。そこへ水素化ナトリウム(1.83g)をゆっくりと加え、50℃でさらに3時間攪拌した。次に室温で化合物(T−8)(9.64ml)をゆっくりと加え、10時間加熱還流を行った。反応混合物を飽和塩化アンモニウム水溶液に注ぎ込み、水層を酢酸エチルで抽出した。一緒にした有機層を食塩水で洗浄して、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。この溶液を減圧下で濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(体積比、トルエン:酢酸エチル=10:1)で精製した。さらにヘプタンからの再結晶により精製して、化合物(No.10)(4.90g;36%)を得た。
1H−NMR:化学シフトδ(ppm;CDCl3):4.08(td,J=14.3Hz,J=7.5Hz,2H)、3.91(t,J=14.2Hz,2H)、3.59(t,J=6.6Hz,2H)、2.03(t,J=7.5Hz,1H)、1.64−1.56(m,2H)、1.38−1.23(m,8H)、0.88(t,J=7.0Hz,3H).
比較するために、化合物(S−1)を選び、特性を測定した。この化合物は、国際公開第2012/104008号パンフレットに記載されており、本発明の化合物に類似しているからである。なお、化合物(S−1)は市販品(東京化成工業株式会社製)をそのまま用いた。
実施例における化合物は、下記の表3の定義に基づいて記号により表した。表3において、1,4−シクロヘキシレンに関する立体配置はトランスである。記号の後にあるかっこ内の番号は化合物の番号に対応する。(−)の記号はその他の液晶性化合物を意味する。液晶性化合物の割合(百分率)は、液晶組成物の重量に基づいた重量百分率(重量%)である。最後に、液晶組成物の特性値をまとめた。特性は、先に記載した方法にしたがって測定し、測定値を(外挿することなく)そのまま記載した。
3−HB−O2 (2−5) 13%
5−HB−CL (5−2) 10%
3−HBB(F,F)−F (6−24) 7%
3−PyB(F)−F (5−15) 10%
5−PyB(F)−F (5−15) 10%
3−PyBB−F (6−80) 10%
4−PyBB−F (6−80) 10%
5−PyBB−F (6−80) 10%
5−HBB(F)B−2 (4−5) 10%
5−HBB(F)B−3 (4−5) 10%
上記の組成物に下記の化合物(No.24)を3重量%の割合で添加した。
NI=100.0℃;η=39.6mPa・s;Δn=0.191;Δε=7.9.
7−HB(F,F)−F (5−4) 3%
3−HB−O2 (2−5) 7%
2−HHB(F)−F (6−2) 10%
3−HHB(F)−F (6−2) 10%
5−HHB(F)−F (6−2) 10%
2−HBB(F)−F (6−23) 10%
3−HBB(F)−F (6−23) 10%
5−HBB(F)−F (6−23) 14%
2−HBB−F (6−22) 4%
3−HBB−F (6−22) 4%
5−HBB−F (6−22) 3%
3−HBB(F,F)−F (6−24) 5%
5−HBB(F,F)−F (6−24) 10%
上記の組成物に下記の化合物(No.105)を3重量%の割合で添加した。
NI=84.8℃;η=25.0mPa・s;Δn=0.115;Δε=5.8.
2−HB−C (8−1) 7%
3−HB−C (8−1) 10%
3−HB−O2 (2−5) 15%
2−BTB−1 (2−10) 3%
3−HHB−F (6−1) 4%
3−HHB−1 (3−1) 8%
3−HHB−O1 (3−1) 5%
3−HHB−3 (3−1) 14%
3−HHEB−F (6−10) 4%
5−HHEB−F (6−10) 4%
2−HHB(F)−F (6−2) 7%
3−HHB(F)−F (6−2) 7%
5−HHB(F)−F (6−2) 7%
3−HHB(F,F)−F (6−3) 5%
上記の組成物に下記の化合物(No.10)を1重量%の割合で添加した。
NI=99.7℃;η=17.9mPa・s;Δn=0.099;Δε=4.6.
3−HB−CL (5−2) 5%
5−HB−CL (5−2) 3%
3−HHB−OCF3 (6−1) 5%
3−H2HB−OCF3 (6−13) 5%
5−H4HB−OCF3 (6−19) 15%
V−HHB(F)−F (6−2) 5%
3−HHB(F)−F (6−2) 6%
5−HHB(F)−F (6−2) 6%
3−H4HB(F,F)−CF3 (6−21) 8%
5−H4HB(F,F)−CF3 (6−21) 10%
5−H2HB(F,F)−F (6−15) 5%
5−H4HB(F,F)−F (6−21) 7%
2−H2BB(F)−F (6−26) 5%
3−H2BB(F)−F (6−26) 10%
3−HBEB(F,F)−F (6−39) 5%
上記の組成物に下記の化合物(No.90)を3重量%の割合で添加した。
NI=72.2℃;η=26.0mPa・s;Δn=0.097;Δε=8.3.
5−HB−CL (5−2) 16%
3−HH−4 (2−1) 12%
3−HH−5 (2−1) 4%
3−HHB−F (6−1) 4%
3−HHB−CL (6−1) 3%
4−HHB−CL (6−1) 4%
3−HHB(F)−F (6−2) 10%
4−HHB(F)−F (6−2) 9%
5−HHB(F)−F (6−2) 9%
7−HHB(F)−F (6−2) 8%
5−HBB(F)−F (6−23) 4%
1O1−HBBH−5 (4−1) 3%
3−HHBB(F,F)−F (7−6) 2%
4−HHBB(F,F)−F (7−6) 3%
5−HHBB(F,F)−F (7−6) 3%
3−HH2BB(F,F)−F (7−15) 3%
4−HH2BB(F,F)−F (7−15) 3%
上記の組成物に下記の化合物(No.68)を1重量%の割合で添加した。
NI=115.0℃;η=19.4mPa・s;Δn=0.091;Δε=3.8.
5−HB−F (5−2) 12%
6−HB−F (5−2) 9%
7−HB−F (5−2) 7%
2−HHB−OCF3 (6−1) 7%
3−HHB−OCF3 (6−1) 7%
4−HHB−OCF3 (6−1) 7%
5−HHB−OCF3 (6−1) 5%
3−HH2B−OCF3 (6−4) 4%
5−HH2B−OCF3 (6−4) 4%
3−HHB(F,F)−OCF2H (6−3) 4%
3−HHB(F,F)−OCF3 (6−3) 7%
3−HH2B(F)−F (6−5) 3%
3−HBB(F)−F (6−23) 8%
5−HBB(F)−F (6−23) 10%
5−HBBH−3 (4−1) 3%
3−HB(F)BH−3 (4−2) 3%
上記の組成物に下記の化合物(No.84)を1重量%の割合で添加した。
NI=85.1℃;η=15.1mPa・s;Δn=0.091;Δε=4.6.
3−HHB(F,F)−F (6−3) 10%
3−H2HB(F,F)−F (6−15) 8%
4−H2HB(F,F)−F (6−15) 8%
5−H2HB(F,F)−F (6−15) 8%
3−HBB(F,F)−F (6−24) 20%
5−HBB(F,F)−F (6−24) 20%
3−H2BB(F,F)−F (6−27) 10%
5−HHBB(F,F)−F (7−6) 3%
5−HHEBB−F (7−17) 2%
3−HH2BB(F,F)−F (7−15) 3%
1O1−HBBH−4 (4−1) 4%
1O1−HBBH−5 (4−1) 4%
上記の組成物に下記の化合物(No.33)を1重量%の割合で添加した。
NI=98.1℃;η=34.9mPa・s;Δn=0.116;Δε=9.0.
3−HH−V1 (2−1) 12%
3−HHEH−5 (3−13) 3%
V2−BB(F)B−1 (3−6) 3%
1V2−BB―F (5−1) 3%
5−HB−CL (5−2) 16%
3−HH−5 (2−1) 4%
3−HHB−F (6−1) 4%
4−HHB−CL (6−1) 4%
3−HHB(F)−F (6−2) 10%
4−HHB(F)−F (6−2) 6%
5−HHB(F)−F (6−2) 9%
7−HHB(F)−F (6−2) 5%
5−HBB(F)−F (6−23) 4%
1O1−HBBH−5 (4−1) 3%
3−HHBB(F,F)−F (7−6) 2%
4−HHBB(F,F)−F (7−6) 3%
5−HHBB(F,F)−F (7−6) 3%
3−HH2BB(F,F)−F (7−15) 3%
4−HH2BB(F,F)−F (7−15) 3%
上記の組成物に下記の化合物(No.24)を1重量%の割合で添加した。
さらに、下記の化合物(16−1−1−1)を0.3重量%の割合で添加した。
NI=114.3℃;η=18.2mPa・s;Δn=0.100;Δε=3.7.
2−HH−3 (2−1) 3%
5−HB−CL (5−2) 11%
3−HH−4 (2−1) 4%
3−HHB−1 (3−1) 6%
3−HHB(F,F)−F (6−3) 8%
3−HBB(F,F)−F (6−24) 20%
5−HBB(F,F)−F (6−24) 15%
3−HHEB(F,F)−F (6−12) 10%
4−HHEB(F,F)−F (6−12) 3%
5−HHEB(F,F)−F (6−12) 3%
2−HBEB(F,F)−F (6−39) 3%
3−HBEB(F,F)−F (6−39) 5%
5−HBEB(F,F)−F (6−39) 3%
3−HHBB(F,F)−F (7−6) 6%
上記の組成物に、下記の化合物(No.105)を0.5重量%の割合で添加した。
さらに、下記の化合物16−1−1−2を0.3重量%の割合で添加した。
NI=80.1℃;η=22.3mPa・s;Δn=0.103;Δε=8.7.
5−HB−CL (5−2) 3%
7−HB(F)−F (5−3) 7%
3−HH−4 (2−1) 10%
3−HH−EMe (2−2) 22%
3−HHEB−F (6−10) 8%
5−HHEB−F (6−10) 8%
3−HHEB(F,F)−F (6−12) 10%
4−HHEB(F,F)−F (6−12) 5%
4−HGB(F,F)−F (6−103) 5%
5−HGB(F,F)−F (6−103) 6%
2−H2GB(F,F)−F (6−106) 4%
3−H2GB(F,F)−F (6−106) 5%
5−GHB(F,F)−F (6−109) 7%
上記の組成物に下記の化合物(No.10)を0.5重量%の割合で添加した。
さらに、下記の化合物(16−1−1−1)を0.3重量%の割合で添加した。
NI=79.3℃;η=19.7mPa・s;Δn=0.064;Δε=5.7.
5−HB−CL (5−2) 17%
7−HB(F,F)−F (5−4) 3%
3−HH−4 (2−1) 10%
3−HH−5 (2−1) 5%
3−HB−O2 (2−5) 15%
3−HHB−1 (3−1) 8%
3−HHB−O1 (3−1) 5%
2−HHB(F)−F (6−2) 6%
3−HHB(F)−F (6−2) 9%
5−HHB(F)−F (6−2) 6%
3−HHB(F,F)−F (6−3) 6%
3−H2HB(F,F)−F (6−15) 5%
4−H2HB(F,F)−F (6−15) 5%
上記の組成物に下記の化合物(No.90)を1重量%の割合で添加した。
さらに、下記の化合物(16−1−1−1)および(16−1−1−2)をそれぞれ0.15重量%の割合で添加した。
NI=71.2℃;η=13.5mPa・s;Δn=0.074;Δε=2.8.
1V2−BEB(F,F)−C (8−15) 6%
3−HB−C (8−1) 18%
2−BTB−1 (2−10) 10%
5−HH−VFF (2−1) 30%
3−HHB−1 (3−1) 4%
VFF−HHB−1 (3−1) 7%
VFF2−HHB−1 (3−1) 11%
3−H2BTB−2 (3−17) 6%
3−H2BTB−3 (3−17) 4%
3−H2BTB−4 (3−17) 4%
上記の組成物に下記の化合物(No.24)を1重量%の割合で添加した。
さらに加えて、下記の化合物(16−1−1−2)を0.3重量%の割合で添加した。
NI=81.6℃;η=11.7mPa・s;Δn=0.131;Δε=6.5.
1V2−BEB(F,F)−C (8−15) 6%
3−HB−C (8−1) 18%
2−BTB−1 (2−10) 10%
5−HH−VFF (2−1) 30%
3−HHB−1 (3−1) 4%
VFF−HHB−1 (3−1) 7%
VFF2−HHB−1 (3−1) 11%
3−H2BTB−2 (3−17) 6%
3−H2BTB−3 (3−17) 4%
3−H2BTB−4 (3−17) 4%
上記の組成物に下記の化合物(No.105)を3重量%の割合で添加した。
さらに、下記の化合物(16−1−1−1)を0.3重量%の割合で添加した。
NI=81.6℃;η=11.7mPa・s;Δn=0.131;Δε=6.5.
1−BB−3 (2−8) 10%
3−HH−V (2−1) 29%
3−BB(2F,3F)−O2 (9−3) 13%
2−HH1OB(2F,3F)−O2 (10−5) 20%
3−HH1OB(2F,3F)−O2 (10−5) 14%
3−HHB−1 (3−1) 8%
5−B(F)BB−2 (3−8) 4%
2−BB(2F,3F)B−3 (11−1) 2%
上記の組成物に下記の化合物(No.24)を3重量%の割合で添加した。
NI=74.0℃;η=14.8mPa・s;Δn=0.105;Δε=−3.0.
3−HB−O1 (2−5) 15%
3−HH−4 (2−1) 5%
3−HB(2F,3F)−O2 (9−1) 12%
5−HB(2F,3F)−O2 (9−1) 12%
2−HHB(2F,3F)−1 (10−1) 12%
3−HHB(2F,3F)−1 (10−1) 12%
3−HHB(2F,3F)−O2 (10−1) 12%
5−HHB(2F,3F)−O2 (10−1) 13%
3−HHB−1 (3−1) 7%
上記の組成物に下記の化合物(No.105)を5重量%の割合で添加した。
NI=86.5℃;η=35.0mPa・s;Δn=0.090;Δε=−3.3.
2−HH−3 (2−1) 16%
1−BB−3 (2−8) 2%
7−HB−1 (2−5) 8%
5−HB−O2 (2−5) 8%
3−HB(2F,3F)−O2 (9−1) 17%
5−HB(2F,3F)−O2 (9−1) 16%
3−HHB(2F,3CL)−O2 (10−12) 3%
4−HHB(2F,3CL)−O2 (10−12) 3%
5−HHB(2F,3CL)−O2 (10−12) 2%
3−HH1OCro(7F,8F)−5 (13−6) 5%
5−HBB(F)B−2 (4−5) 10%
5−HBB(F)B−3 (4−5) 10%
上記の組成物に下記の化合物(No.10)を3重量%の割合で添加した。
NI=75.9℃;η=22.9mPa・s;Δn=0.106;Δε=−2.5.
3−HB−O1 (2−5) 15%
3−HH−4 (2−1) 5%
3−HB(2F,3F)−O2 (9−1) 12%
5−HB(2F,3F)−O2 (9−1) 12%
2−HHB(2F,3F)−1 (10−1) 12%
3−HHB(2F,3F)−1 (10−1) 12%
3−HHB(2F,3F)−O2 (10−1) 14%
5−HHB(2F,3F)−O2 (10−1) 12%
6−HEB(2F,3F)−O2 (9−6) 6%
上記の組成物に下記の化合物(No.90)を5重量%の割合で添加した。
さらに加えて、下記の化合物(16−1−1−1)を0.3重量%の割合で添加した。
NI=81.7℃;η=34.2mPa・s;Δn=0.087;Δε=−3.7.
2−HH−5 (2−1) 3%
3−HH−4 (2−1) 15%
3−HH−5 (2−1) 4%
3−HB−O2 (2−5) 8%
5−HB−O2 (2−5) 4%
3−H2B(2F,3F)−O2 (9−4) 15%
5−H2B(2F,3F)−O2 (9−4) 15%
3−HHB(2F,3CL)−O2 (10−12) 5%
2−HBB(2F,3F)−O2 (10−7) 3%
3−HBB(2F,3F)−O2 (10−7) 9%
5−HBB(2F,3F)−O2 (10−7) 9%
3−HHB−1 (3−1) 3%
3−HHB−3 (3−1) 4%
3−HHB−O1 (3−1) 3%
上記の組成物に下記の化合物(No.68)を0.5重量%の割合で添加した。
さらに加えて、下記の化合物(16−1−1−2)を0.3重量%の割合で添加した。
NI=76.2℃;η=19.4mPa・s;Δn=0.093;Δε=−4.0.
2−HH−3 (2−1) 21%
3−HH−4 (2−1) 9%
1−BB−3 (2−8) 9%
5−HB−O2 (2−5) 2%
3−BB(2F,3F)−O2 (9−3) 9%
5−BB(2F,3F)−O2 (9−3) 6%
2−HH1OB(2F,3F)−O2 (10−5) 13%
3−HH1OB(2F,3F)−O2 (10−5) 21%
3−HHB−1 (3−1) 5%
3−HHB−O1 (3−1) 3%
5−B(F)BB−2 (3−8) 2%
上記の組成物に下記の化合物(No.84)を1重量%の割合で添加した。
さらに、下記の化合物(16−1−1−1)を0.3重量%の割合で添加した。
NI=74.6℃;η=15.4mPa・s;Δn=0.097;Δε=−3.2.
2−HH−3 (2−1) 6%
3−HH−V1 (2−1) 10%
1V2−HH−1 (2−1) 8%
1V2−HH−3 (2−1) 7%
3−BB(2F,3F)−O2 (9−3) 8%
5−BB(2F,3F)−O2 (9−3) 4%
3−H1OB(2F,3F)−O2 (9−5) 7%
2−HH1OB(2F,3F)−O2 (10−5) 7%
3−HH1OB(2F,3F)−O2 (10−5) 20%
3−HDhB(2F,3F)−O2 (10−3) 7%
3−HHB−1 (3−1) 3%
3−HHB−3 (3−1) 2%
2−BB(2F,3F)B−3 (11−1) 11%
上記の組成物に下記の化合物(No.33)を3重量%の割合で添加した。
さらに加えて、下記の化合物(16−1−1−1)および(16−1−1−2)を0.15重量%の割合で添加した。
NI=85.1℃;η=21.3mPa・s;Δn=0.108;Δε=−4.4.
3−HH−4 (2−1) 8%
3−H2B(2F,3F)−O2 (9−4) 22%
5−H2B(2F,3F)−O2 (9−4) 22%
2−HHB(2F,3CL)−O2 (10−12) 2%
3−HHB(2F,3CL)−O2 (10−12) 3%
4−HHB(2F,3CL)−O2 (10−12) 2%
5−HHB(2F,3CL)−O2 (10−12) 2%
3−HBB(2F,3F)−O2 (10−7) 9%
5−HBB(2F,3F)−O2 (10−7) 9%
V−HHB−1 (3−1) 5%
3−HHB−3 (3−1) 7%
3−HHEBH−3 (4−6) 3%
3−HHEBH−4 (4−6) 3%
3−HHEBH−5 (4−6) 3%
上記の組成物に下記の化合物(No.24)を3重量%の割合で添加した。
さらに、下記の化合物(16−1−1−2)を0.3重量%の割合で添加した。
NI=91.6℃;η=29.3mPa・s;Δn=0.100;Δε=−4.1.
Claims (10)
- 式(1−19)から式(1−32)のいずれか1つで表される化合物。
式(1−19)において、R1は、炭素数6から10のアルキル、炭素数6から9のアルコキシアルキル、または炭素数6から10のアルケニルであり;式(1−20)において、R1は、炭素数5から10のアルキル、炭素数5から9のアルコキシアルキル、または炭素数5から10のアルケニルであり;式(1−21)から式(1−23)において、R1は、炭素数4から10のアルキル、炭素数4から9のアルコキシアルキル、または炭素数4から10のアルケニルであり;式(1−24)から式(1−26)において、R1は、炭素数3から10のアルキル、炭素数3から9のアルコキシアルキル、または炭素数4から10のアルケニルであり;式(1−27)から式(1−32)において、R1は、炭素数3から10のアルキル、炭素数2から9のアルコキシ、または炭素数4から10のアルケニルである。 - 式(1−33)から式(1−42)のいずれか1つで表される、請求項1に記載の化合物。
式(1−33)において、R1は、炭素数6から10のアルキルまたは炭素数6から9のアルコキシアルキルであり;式(1−34)において、R1は、炭素数5から10のアルキルまたは炭素数5から9のアルコキシアルキルであり;式(1−35)から式(1−37)において、R1は、炭素数4から10のアルキルまたは炭素数4から9のアルコキシアルキルであり;式(1−38)および式(1−39)において、R1は、炭素数3から10のアルキルまたは炭素数3から9のアルコキシアルキルであり;式(1−40)から式(1−42)において、R1は、炭素数3から10のアルキルまたは炭素数2から9のアルコキシである。 - 請求項1から3のいずれか1項に記載の化合物の少なくとも1つを第一添加物として含有する液晶組成物。
- 式(2)から式(4)で表される化合物の群から選択される少なくとも1つの化合物をさらに含有する、請求項4に記載の液晶組成物。
式(2)から式(4)において、
R11およびR12は独立して、炭素数1から10のアルキルまたは炭素数2から10のアルケニルであり、このアルキルおよびアルケニルにおいて、少なくとも1つの−CH2−は−O−で置き換えられてもよく、少なくとも1つの水素はフッ素で置き換えられてもよく;
環B1、環B2、環B3、および環B4は独立して、1,4−シクロヘキシレン、1,4−フェニレン、2−フルオロ−1,4−フェニレン、2,5−ジフルオロ−1,4−フェニレン、またはピリミジン−2,5−ジイルであり;
Z11、Z12、およびZ13は独立して、単結合、−CH2CH2−、−CH=CH−、−C≡C−、または−COO−である。 - 式(5)から式(7)で表される化合物の群から選択される少なくとも1つの化合物をさらに含有する、請求項4または5に記載の液晶組成物。
式(5)から式(7)において、
R13は炭素数1から10のアルキルまたは炭素数2から10のアルケニルであり、このアルキルおよびアルケニルにおいて、少なくとも1つの−CH2−は−O−で置き換えられてもよく、少なくとも1つの水素はフッ素で置き換えられてもよく;
X11は、フッ素、塩素、−OCF3、−OCHF2、−CF3、−CHF2、−CH2F、−OCF2CHF2、または−OCF2CHFCF3であり;
環C1、環C2、および環C3は独立して、1,4−シクロヘキシレン、少なくとも1つの水素がフッ素で置き換えられてもよい1,4−フェニレン、テトラヒドロピラン−2,5−ジイル、1,3−ジオキサン−2,5−ジイル、またはピリミジン−2,5−ジイルであり;
Z14、Z15、およびZ16は独立して、単結合、−CH2CH2−、−CH=CH−、−C≡C−、−COO−、−CF2O−、−OCF2−、−CH2O−、または−(CH2)4−であり;
L11およびL12は独立して、水素またはフッ素である。 - 式(8)で表される化合物の群から選択される少なくとも1つの化合物をさらに含有する、請求項4または5に記載の液晶組成物。
式(8)において、
R14は炭素数1から10のアルキルまたは炭素数2から10のアルケニルであり、このアルキルおよびアルケニルにおいて、少なくとも1つの−CH2−は−O−で置き換えられてもよく、少なくとも1つの水素はフッ素で置き換えられてもよく;
X12は−C≡Nまたは−C≡C−C≡Nであり;
環D1は、1,4−シクロヘキシレン、少なくとも1つの水素がフッ素で置き換えられてもよい1,4−フェニレン、テトラヒドロピラン−2,5−ジイル、1,3−ジオキサン−2,5−ジイル、またはピリミジン−2,5−ジイルであり;
Z17は、単結合、−CH2CH2−、−C≡C−、−COO−、−CF2O−、−OCF2−、または−CH2O−であり;
L13およびL14は独立して、水素またはフッ素であり;
iは、1、2、3、または4である。 - 式(9)から式(15)で表される化合物の群から選択される少なくとも1つの化合物をさらに含有する、請求項4または5に記載の液晶組成物。
式(9)から式(15)において、
R15およびR16は独立して、炭素数1から10のアルキルまたは炭素数2から10のアルケニルであり、このアルキルおよびアルケニルにおいて、少なくとも1つの−CH2−は−O−で置き換えられてもよく、少なくとも1つの水素はフッ素で置き換えられてもよく;
R17は、水素、フッ素、炭素数1から10のアルキル、または炭素数2から10のアルケニルであり、このアルキルおよびアルケニルにおいて、少なくとも1つの−CH2−は−O−で置き換えられてもよく、少なくとも1つの水素はフッ素で置き換えられてもよく;
環E1、環E2、環E3、および環E4は独立して、1,4−シクロヘキシレン、1,4−シクロヘキセニレン、少なくとも1つの水素がフッ素で置き換えられてもよい1,4−フェニレン,テトラヒドロピラン−2,5−ジイル、またはデカヒドロナフタレン−2,6−ジイルであり;
環E5および環E6は独立して、1,4−シクロヘキシレン、1,4−シクロヘキセニレン、1,4−フェニレン,テトラヒドロピラン−2,5−ジイル、またはデカヒドロナフタレン−2,6−ジイルであり;
Z18、Z19、Z20、およびZ21は独立して、単結合、−CH2CH2−、−COO−、−CH2O−、−OCF2−、または−OCF2CH2CH2−であり;
L15およびL16は独立して、フッ素または塩素であり;
S11は、水素またはメチルであり;
Xは、−CHF−または−CF2−であり;
j、k、m、n、p、q、r、およびsは独立して、0または1であり、k、m、n、およびpの和は、1または2であり、q、r、およびsの和は、0、1、2、または3であり、tは、1、2、または3である。 - 第二添加物として、式(16)で表される化合物の群から選択された少なくとも1つの重合性化合物を含有する、請求項4から8のいずれか1項に記載の液晶組成物。
式(16)において、
環Fおよび環Iは独立して、シクロヘキシル、シクロヘキセニル、フェニル、1−ナフチル、2−ナフチル、テトラヒドロピラン−2−イル、1,3−ジオキサン−2−イル、ピリミジン−2−イル、またはピリジン−2−イルであり、これらの環において、少なくとも1つの水素は、ハロゲン、炭素数1から12のアルキル、炭素数1から12のアルコキシ、または少なくとも1つの水素がハロゲンで置き換えられた炭素数1から12のアルキルで置き換えられてもよく;
環Gは、1,4−シクロへキシレン、1,4−シクロヘキセニレン、1,4−フェニレン、ナフタレン−1,2−ジイル、ナフタレン−1,3−ジイル、ナフタレン−1,4−ジイル、ナフタレン−1,5−ジイル、ナフタレン−1,6−ジイル、ナフタレン−1,7−ジイル、ナフタレン−1,8−ジイル、ナフタレン−2,3−ジイル、ナフタレン−2,6−ジイル、ナフタレン−2,7−ジイル、テトラヒドロピラン−2,5−ジイル、1,3−ジオキサン−2,5−ジイル、ピリミジン−2,5−ジイル、またはピリジン−2,5−ジイルであり、これらの環において、少なくとも1つの水素は、ハロゲン、炭素数1から12のアルキル、炭素数1から12のアルコキシ、または少なくとも1つの水素がハロゲンで置き換えられた炭素数1から12のアルキルで置き換えられてもよく;
Z22およびZ23は独立して、単結合または炭素数1から10のアルキレンであり、このアルキレンにおいて、少なくとも1つの−CH2−は、−O−、−CO−、−COO−、または−OCO−で置き換えられてもよく、少なくとも1つの−CH2CH2−は、−CH=CH−、−C(CH3)=CH−、−CH=C(CH3)−、または−C(CH3)=C(CH3)−で置き換えられてもよく、これらの基において、少なくとも1つの水素は、フッ素または塩素で置き換えられてもよく;
P1、P2、およびP3は独立して、重合性基であり;
Sp1、Sp2、およびSp3は独立して、単結合または炭素数1から10のアルキレンであり、このアルキレンにおいて、少なくとも1つの−CH2−は、−O−、−COO−、−OCO−、または−OCOO−で置き換えられてもよく、少なくとも1つの−CH2CH2−は、−CH=CH−または−C≡C−で置き換えられてもよく、これらの基において、少なくとも1つの水素は、フッ素または塩素で置き換えられてもよく;
dは、0、1、または2であり;
e、f、およびgは独立して、0、1、2、3、または4であり、そしてe、f、およびgの和は1以上である。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US14/951,954 US9850428B2 (en) | 2014-11-27 | 2015-11-25 | Compound having poly (difluoromethylene) chain, liquid crystal composition and liquid crystal display device |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014239785 | 2014-11-27 | ||
JP2014239785 | 2014-11-27 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016108310A JP2016108310A (ja) | 2016-06-20 |
JP6493666B2 true JP6493666B2 (ja) | 2019-04-03 |
Family
ID=56123052
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015056286A Active JP6493666B2 (ja) | 2014-11-27 | 2015-03-19 | ポリ(ジフルオロメチレン)鎖を有する化合物、液晶組成物および液晶表示素子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6493666B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6671508B2 (ja) * | 2017-05-18 | 2020-03-25 | Dic株式会社 | 液晶組成物及びそれを使用した液晶表示素子 |
WO2019124093A1 (ja) * | 2017-12-21 | 2019-06-27 | Dic株式会社 | 液晶組成物 |
JP7119640B2 (ja) | 2018-06-26 | 2022-08-17 | Jnc株式会社 | 重合性極性化合物、液晶組成物、および液晶表示素子 |
Family Cites Families (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2341559A1 (fr) * | 1976-02-20 | 1977-09-16 | Anvar | Procede de preparation de derives fluores fonctionnels par transformation d'un groupe 1 h-perfluoroalkyle |
AU8763991A (en) * | 1990-12-04 | 1992-07-08 | Allied-Signal Inc. | Partially fluorinated alkanols having a tertiary structure |
DE10018086A1 (de) * | 1999-04-21 | 2001-02-22 | Merck Patent Gmbh | Flüssigkristallines Medium |
ATE523529T1 (de) * | 2006-06-12 | 2011-09-15 | Asahi Glass Co Ltd | Härtbare zusammensetzung und fluorhaltiges gehärtetes produkt |
JP5954017B2 (ja) * | 2011-08-25 | 2016-07-20 | Jnc株式会社 | ペルフルオロアルキル鎖を有する液晶化合物、液晶組成物および液晶表示素子 |
JP2013076061A (ja) * | 2011-09-15 | 2013-04-25 | Jnc Corp | 液晶組成物および液晶表示素子 |
WO2013077343A1 (ja) * | 2011-11-24 | 2013-05-30 | Jnc株式会社 | 重合性化合物 |
JP2014024888A (ja) * | 2012-07-24 | 2014-02-06 | Jnc Corp | 液晶組成物および液晶表示素子 |
JP6102423B2 (ja) * | 2013-03-29 | 2017-03-29 | Dic株式会社 | 重合性化合物及び光学素子 |
-
2015
- 2015-03-19 JP JP2015056286A patent/JP6493666B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2016108310A (ja) | 2016-06-20 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6627515B2 (ja) | 3,6−ジヒドロ−2h−ピランを有する誘電率異方性が負の液晶性化合物、液晶組成物および液晶表示素子 | |
WO2016114093A1 (ja) | 重合性基を有する化合物、液晶組成物および液晶表示素子 | |
WO2017047177A1 (ja) | 重合性極性化合物、液晶組成物および液晶表示素子 | |
JP6557977B2 (ja) | 含窒素環化合物を含有する液晶組成物および液晶表示素子 | |
JP2016185913A (ja) | アルケニルジオキサン化合物、液晶組成物および液晶表示素子 | |
JP6524699B2 (ja) | ビニレン基を有する液晶性化合物、液晶組成物および液晶表示素子 | |
JP6578690B2 (ja) | ハロゲン化されたアルキルを有する液晶化合物、液晶組成物および液晶表示素子 | |
WO2017064892A1 (ja) | ベンゾチオフェンを有する液晶性化合物、液晶組成物および液晶表示素子 | |
JP6879207B2 (ja) | 重合性極性化合物、液晶組成物および液晶表示素子 | |
JP6699126B2 (ja) | テトラヒドロピラン環を有する化合物、液晶組成物および液晶表示素子 | |
JP6900852B2 (ja) | フルオロビフェニルを有する誘電率異方性が負の液晶性化合物、液晶組成物および液晶表示素子 | |
JP2017132693A (ja) | ジフルオロシクロヘキサン環を有する化合物、液晶組成物及び液晶表示素子 | |
JP6617596B2 (ja) | シクロヘキセン環を有する液晶性化合物、液晶組成物および液晶表示素子 | |
JP6493677B2 (ja) | 極性化合物、液晶組成物および液晶表示素子 | |
JP6728637B2 (ja) | ジフルオロメトキシ基を有する酸化防止剤、液晶組成物および液晶表示素子 | |
JP6402919B2 (ja) | ペルフルオロアルキル末端基とcf2o結合基とを有する化合物、液晶組成物および液晶表示素子 | |
JP6638814B2 (ja) | 重合性極性化合物、液晶組成物および液晶表示素子 | |
JP6493666B2 (ja) | ポリ(ジフルオロメチレン)鎖を有する化合物、液晶組成物および液晶表示素子 | |
JP6708042B2 (ja) | ジフルオロメチレンオキシ基を有する液晶性化合物、液晶組成物および液晶表示素子 | |
JP6555144B2 (ja) | 液晶性化合物、液晶組成物および液晶表示素子 | |
WO2020080120A1 (ja) | 化合物、液晶組成物、および液晶表示素子 | |
JP7119640B2 (ja) | 重合性極性化合物、液晶組成物、および液晶表示素子 | |
WO2020026583A1 (ja) | ベンゾチアゾール環とcf2o結合基とを有する液晶性化合物、液晶組成物、および液晶表示素子 | |
JP6863406B2 (ja) | ハロゲン化されたアルキルを有する液晶化合物、液晶組成物および液晶表示素子 | |
JP2018052835A (ja) | 液晶性化合物、液晶組成物および液晶表示素子 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20171005 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20180531 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20180620 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20180727 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20181002 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20181204 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20190118 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20190206 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20190219 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6493666 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |